JPH0852413A - 被塗物の乾燥方法および乾燥装置 - Google Patents

被塗物の乾燥方法および乾燥装置

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JPH0852413A
JPH0852413A JP20930494A JP20930494A JPH0852413A JP H0852413 A JPH0852413 A JP H0852413A JP 20930494 A JP20930494 A JP 20930494A JP 20930494 A JP20930494 A JP 20930494A JP H0852413 A JPH0852413 A JP H0852413A
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coated
irradiation device
coating film
drying
furnace
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Setsuo Tate
節男 楯
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば建設機械の車体等、大型の被塗物と、
前記車体に予め内装された精密制御機器等の被塗物と
を、熱に弱い精密制御機器等に乾燥温度による悪影響を
与えずに、塗膜を均等にかつ短時間で乾燥硬化でき、さ
らに燃費を低減でき、しかも設備の小型化を図り得る被
塗物の乾燥方法および乾燥装置を提供する。 【構成】 被塗物8を塗膜乾燥炉1に入れ、その被塗物
8を炉体搬入部Aから炉体搬出部Cに向かって所定速度
で移動させ、前記炉体搬入部Aで近赤外線照射装置10
のランプ15に点灯しかつ近赤外線照射装置10を被塗
物8と同時に発進させるとともに、近赤外線照射装置1
0を被塗物8の移動速度よりも遅い速度で追従させ、被
塗物8の塗膜を乾燥硬化させた後、近赤外線照射装置1
0のランプ15を消灯したうえで炉体搬入部Aに回送す
る被塗物の乾燥方法および乾燥装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブルドーザやパワーシ
ャベル、クレーンなどの大型建設機械の車体等、大型被
塗物であって、内部に精密制御機器等を組み込んだ被塗
物の塗膜を乾燥硬化させるために適する被塗物の乾燥方
法および乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型建設機械製造工程では、外形
寸法が幅3m、高さ3.5m、全長7mにも及び、重量
も20tを超えるブルドーザやパワーシャベルなどの車
体にエンジンや精密制御機器を内装した後で、車体の塗
装および塗膜の乾燥を行っている。
【0003】この塗装および塗膜の乾燥工程は、床面に
敷設されたトウコンベアで移動する車輪付きの台車に、
完成に近い車体を乗せて、大型の塗装室内の昇降装置上
の塗装作業者が連続して移動する被塗物を追跡しながら
塗装し、そのまま連続して乾燥炉内に移動させ、塗膜を
乾燥させている。
【0004】また、従来は熱風を利用して70℃位の比
較的低温で60分以上乾燥させ、その後乾燥炉から送り
出された車体を、一定時間冷却してから次工程に送付す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで問題となるの
は、前記ブルドーザやパワーシャベル等の車体に使用さ
れる鋼材の板厚が薄い物で3.2mm、厚い物では60
mmもあり、熱容量に大きな差があるため、乾燥時に乾
燥ムラの発生を防止することが非常に困難である。
【0006】また、車体に内装される精密制御機器類に
は、合成ゴム、多種の樹脂成形品、コンピュータ用の配
線基板等が使用されていて、これらの素材が塗膜の乾燥
条件を一層困難にしている。つまり、前記合成ゴムや樹
脂成形品、配線基板は熱に弱く、塗膜乾燥の際、一般に
物体温度が70〜100℃を超えると、熱による変形
や、時には機能が失われる危険がある。
【0007】一方、塗膜性能に対しては一層の美化は勿
論のこと、近年は耐候性や耐蝕性、耐衝撃性等の点で高
い性能が求められており、これらの要求を満足させるた
めに使用塗料も、速乾性フタルサン塗料等から熱硬化型
の尿素樹脂塗料や触媒反応型のウレタン樹脂塗料等、加
熱反応したり反応速度を短縮させる塗料が使用されるよ
うになった。
【0008】したがって、車体の塗装乾燥のみを取り上
げても熱の吸収条件が異なるので、乾燥に要する時間と
温度により塗膜性能に著しい差違が生じてしまい、その
対策には苦慮してきている。
【0009】そのうえ、前述のごとく、車体に内装され
た精密制御機器類は、概ね100℃を超えると、使用素
材に影響が生じるために、精密制御機器類の物体温度を
70℃以下に押さえる必要があり、これがためには炉内
雰囲気温度を100℃以下の条件で乾燥を行わなければ
ならなかった。
【0010】しかし、これらの条件を全て満足させるこ
とは極めて困難で、多くの場合、熱風乾燥炉を用いて7
0〜80℃程度の低い温度で60分以上の乾燥時間を掛
けて塗膜を乾燥させていた。
【0011】しかしながら、それでも未乾燥や過乾燥等
によるバラツキがあり、使用塗料本来の塗膜性能を発揮
するとは言い難い。
【0012】さらに、低温で60分以上にも及ぶ乾燥時
間を掛ける仕様では、長い乾燥炉を必要とし、その結果
大きな占有面積が必要であった。また、長時間乾燥処理
することにより、素材の熱吸収が進み、被塗物全体の温
度が上昇するため、乾燥後に被塗物を常温までに下げて
次工程に送付するまで冷却時間が長く掛かり、作業効率
が低下する問題もあった。
【0013】本発明の目的は、前記従来技術の課題を解
決し、例えば建設機械の車体等、大型の被塗物と、例え
ば前記車体に予め内装された精密制御機器等の被塗物と
を、熱に弱い精密制御機器等に乾燥温度による悪影響を
与えずに、塗膜を均等にかつ短時間で乾燥硬化でき、さ
らに燃費を低減でき、しかも設備の小型化を図り得る被
塗物の乾燥方法を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は塗膜をより一層
均等にかつ短時間で乾燥硬化させ得る被塗物の乾燥方法
を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は多品種少量生産
にも対応し得る被塗物の乾燥方法を提供することにあ
る。
【0016】また、本発明の他の目的は前記本発明の被
塗物の乾燥方法を的確に実施し得る被塗物の乾燥装置を
提供することにある。
【0017】さらに、本発明の他の目的は被塗物をより
一層周囲均等に乾燥処理し得る被塗物の乾燥装置を提供
することにある。
【0018】そして、本発明の他の目的はより一層燃費
を低減でき、効率を高め得る被塗物の乾燥装置を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の被塗物の乾燥方法では被塗物を塗膜乾燥炉
に入れ、その被塗物を炉体搬入部から炉体搬出部に向か
って所定速度で移動させ、前記炉体搬入部で近赤外線照
射装置のランプに点灯しかつ近赤外線照射装置を被塗物
と同時に発進させるとともに、近赤外線照射装置を被塗
物の移動速度よりも遅い速度で追従させ、被塗物の塗膜
を乾燥硬化させた後、近赤外線照射装置のランプを消灯
したうえで炉体搬入部に回送するようにしたものであ
る。
【0020】また、前記目的を達成するため、本発明の
被塗物の乾燥方法では前記被塗物を熱風雰囲気下の塗膜
乾燥炉に入れ、被塗物に熱風雰囲気下で近赤外線を照射
するようにしたものである。
【0021】また、前記目的を達成するため、本発明の
被塗物の乾燥方法では前記被塗物の種類に応じて、被塗
物の移動速度に対する近赤外線照射装置の追従速度を調
整するようにしたものである。
【0022】また、前記目的を達成するため、本発明の
被塗物の乾燥装置では近赤外線照射装置を備えた塗膜乾
燥炉と、被塗物を搭載し、塗膜乾燥炉内を移動可能に配
置された台車と、前記台車を塗膜乾燥炉の炉体搬入部か
ら炉体搬出部に向かって所定速度で移動させる台車移動
手段と、前記近赤外線照射装置を前記炉体搬入部と炉体
搬出部間を折り返し移動させる近赤外線照射装置移動手
段と、前記炉体搬入部で近赤外線照射装置のランプに点
灯するとともに近赤外線照射装置を台車と同時に発進さ
せ、かつ台車の移動速度よりも遅い速度で台車に近赤外
線照射装置を追従させ、しかも前記炉体搬出部で近赤外
線照射装置のランプを消灯するとともに同近赤外線照射
装置を炉体搬入部に回送操作する制御装置とを装備した
ものである。
【0023】また、前記目的を達成するため、本発明の
被塗物の乾燥装置では前記近赤外線照射装置を、正面か
ら見て門型に形成したパネルと、このパネルの両側板の
内側および天井板の内側に取り付けられた反射板と、各
反射板の内側に取り付けられたランプとを備えて構成し
たものである。
【0024】さらに、前記目的を達成するため、本発明
の被塗物の乾燥装置では前記塗膜乾燥炉に、近赤外線照
射装置のほかに熱風供給装置を装備したものである。
【0025】そして、前記目的を達成するため、本発明
の被塗物の乾燥装置では前記熱風供給装置に、塗膜乾燥
炉内の使用済みの熱風を取り込み、再生して塗膜乾燥炉
内に供給する熱風循環系統を付設したものである。
【0026】
【作用】本発明の被塗物の乾燥方法では、被塗物を塗膜
乾燥炉に入れ、その被塗物を炉体搬入部から炉体搬出部
に向かって所定速度で移動させる。一方、炉体搬入部で
近赤外線照射装置のランプに点灯する。
【0027】また、前記近赤外線照射装置を被塗物と同
時に発進させるとともに、近赤外線照射装置を被塗物の
移動速度よりも遅い速度で被塗物に追従させる。次い
で、被塗物の塗膜を乾燥硬化後、近赤外線照射装置のラ
ンプを消灯したうえで炉体搬入部に回送する。
【0028】このように、本発明の被塗物の乾燥方法で
は被塗物に近赤外線を照射し、塗膜を乾燥させるように
している。実験の結果、波長ピークが1.2〜1.5μ
mの近赤外線が塗膜に対する浸透性がよく、塗膜と被塗
物の金属素材の界面で吸収されて界面が急速に昇温し、
塗膜の内部から良好に乾燥処理されることが分かってい
る。
【0029】また、本発明では近赤外線照射装置のラン
プに点灯し、近赤外線照射装置と被塗物を同時に発進さ
せ、しかも近赤外線照射装置の被塗物の移動速度よりも
遅い速度で追従させる。したがって、相対的に短時間の
近赤外線照射で、塗膜を良好に乾燥処理することができ
る。
【0030】そして、前述のごとく被塗物に近赤外線照
射装置を追従させて移動させ、相対的に近赤外線照射時
間を長く確保することができるので、高温の近赤外線照
射により短時間で乾燥処理する必要がなく、70℃以下
の低温により短時間で乾燥処理することが可能となり、
したがって例えばブルドーザやパワーシャベル等の肉厚
のバラツキの大きい車体と、熱に弱い精密制御機器類と
が一体をなす被塗物であっても、前記精密制御機器類に
熱による悪影響を与えず、それぞれの塗膜を良好にかつ
短時間で乾燥処理することができる。
【0031】さらに、低温の乾燥温度で短時間に塗膜を
乾燥処理できるので、塗膜乾燥炉の小型化を図ることが
できるし、長時間乾燥処理することに伴い被塗物全体の
温度が上昇する不具合をも解消することができる。
【0032】しかも、本発明の被塗物の乾燥方法では被
塗物に近赤外線照射装置を追従させて移動させることに
より、相対的に長い近赤外線照射時間を確保でき、した
がって近赤外線の実照射時間を短縮できること、被塗物
の塗膜を乾燥硬化後、近赤外線照射装置のランプを消灯
したうえで炉体搬入部に回送するようにしていることと
が相俟ち、燃費を低減することができる。
【0033】また、本発明の被塗物の乾燥方法では被塗
物を熱風雰囲気下の塗膜乾燥炉に入れ、そのうえで近赤
外線を照射し、被塗物の塗膜を乾燥させるようにしてい
る。このように、塗膜の乾燥処理に熱風と近赤外線とを
併用することにより、熱風によって近赤外線照射による
塗膜表面温度の過温を防ぎ、塗膜をより一層短い乾燥時
間で、しかも良好に乾燥処理することが可能となる。
【0034】また、本発明の被塗物の乾燥方法では被塗
物の種類によって、被塗物の移動速度に対する近赤外線
照射装置の追従速度を調整する。
【0035】一般に、被塗物の厚さによって熱容量が変
化するので、被塗物の種類によってその移動速度に対す
る近赤外線照射装置の追従時間を変えることにより、被
塗物を適正な乾燥時間で乾燥処理できるので、多品種少
量生産にも直ちに対応することが可能となる。
【0036】ところで、本発明の被塗物の乾燥装置は塗
膜乾燥炉と、近赤外線照射装置と、被塗物を搭載する台
車と、台車移動手段と、近赤外線照射装置移動手段と、
これらの制御装置とを装備している。そこで、制御装置
は被塗物を搭載した台車が塗膜乾燥炉の炉体搬入部に移
動して来たとき、近赤外線照射装置のランプに点灯する
とともに近赤外線照射装置を、被塗物を搭載した台車と
一緒に炉体搬出部に向かって同時に発進させ、かつ台車
の移動速度よりも遅い速度で台車に近赤外線照射装置を
追従させ、台車上の被塗物に近赤外線を照射する。
【0037】これにより、台車上の被塗物の塗膜が近赤
外線により内部から加熱され、乾燥処理される。
【0038】その後、被塗物を搭載した台車が炉体搬出
部に到達したとき、制御装置は近赤外線照射装置のラン
プを消灯するとともに、その近赤外線照射装置を炉体搬
入部に回送し、次の被塗物を搭載した台車の搬入に備え
て待機させる。
【0039】以上の作用により、本発明の被塗物の乾燥
装置によれば前記本発明の被塗物の乾燥方法を的確に実
施することができる。
【0040】また、本発明の被塗物の乾燥装置では前記
近赤外線照射装置を、正面から見て門型に形成したパネ
ルと、このパネルの両側板の内側および天井板の内側に
取り付けられた反射板と、各反射板の内側に取り付けら
れたランプとを備えて構成している。このように、近赤
外線照射装置のパネルを門型に形成し、このパネルにラ
ンプを装着しているので、台車上の被塗物にその底面を
除く周囲からほぼ均等に近赤外線を照射し、塗膜を均等
に乾燥処理することができる。
【0041】しかも、前記パネルの両側板の内側および
天井板の内側に反射板を取り付け、この反射板の内側に
ランプを取り付けているので、台車上の被塗物に近赤外
線を効率よくかつより均等に照射することができる。
【0042】さらに、本発明の被塗物の乾燥装置では前
記塗膜乾燥炉に、近赤外線照射装置のほかに熱風供給装
置を装備している。このように、近赤外線と熱風を併用
することにより、台車上の被塗物の塗膜をより一層均等
にかつ短時間で良好に乾燥処理することができる。
【0043】そして、本発明の被塗物の乾燥装置では前
記熱風供給装置に、塗膜乾燥炉内の使用済みの熱風を取
り込み、再生して塗膜乾燥炉内に供給する熱風循環系統
を付設している。これにより、熱風を熱風供給装置と塗
膜乾燥炉間に循環させて使用できるので、より一層燃費
を低減でき、効率を高めることが可能となる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0045】図1〜図3は本発明の被塗物の乾燥方法を
実施するための装置の一例を示すもので、図1は縦断側
面図、図2は縦断正面図、図3は横断平面図である。そ
して、図4は台車に搭載された被塗物の移動速度と、近
赤外線照射装置の移動速度から近赤外線照射時間の計算
式を求めるための諸元の説明図、図5は前記台車に搭載
された被塗物の移動速度と、近赤外線照射装置の移動速
度と、近赤外線照射時間との関係を示すグラフである。
【0046】まず、図1〜図3に示す実施例の乾燥装置
は、塗膜乾燥炉1と、被塗物8を搭載する台車4と、台
車移動手段である第1のトウコンベア9と、近赤外線照
射装置10と、近赤外線照射装置移動手段である第2の
トウコンベア27と、これらの制御装置35と、熱風供
給装置36とを装備している。
【0047】前記塗膜乾燥炉1は、図1および図3に示
すように、炉体搬入部Aと、炉体有効部Bと、炉体搬出
部Cとを有している。前記炉体搬入部Aおよび炉体搬出
部Cには、エアカーテン2、3が設置され、炉内の熱が
外部へ流出するのを防止し、炉内温度の低下を防いでい
る。
【0048】前記台車4は、図1〜図3に示すように、
台車本体5と、車輪6と、トウ(図示せず)と、近赤外
線照射装置10に設けられた第1、第2の接触部16、
17に接触してこれらを打つストライカ(図示せず)と
を備えている。そして、この台車4は台車本体5上に被
塗物8を搭載し、レール7に沿って塗膜乾燥炉1の前記
炉体搬入部A、炉体有効部B、炉体搬出部Cを経て次工
程に移動可能に構成されている。なお、この実施例にお
いて取り扱う被塗物8は、例えばブルドーザやパワーシ
ャベル、クレーン等の大型建設機械の車体と、これに予
め組み込まれたエンジンや精密制御機器類である。
【0049】前記台車移動手段である第1のトウコンベ
ア9は、台車4に設けられたトウを係合するアタッチメ
ント(いずれも図示せず)を有するチェーンコンベアで
構成されており、台車4を一方向に移動させ、台車4上
に搭載された被塗物8を塗膜乾燥炉1の炉体搬入部A、
炉体有効部B、炉体搬出部Cを経て次工程へ搬送するよ
うにしている。
【0050】前記近赤外線照射装置10は、図1〜図3
に示すように、パネル11と、車輪12と、反射板13
と、ランプ15と、第1、第2の接触部16、17と、
レール18と、トウ(図示せず)とを備えている。前記
パネル11は、骨格と外板とにより図2に示すように、
正面から見て門型に形成されている。
【0051】前記骨格は、アングルまたはチャンネル等
の型鋼で形成されている。前記外板には、加工しやすい
例えば鉄板、アルミ板、ステンレス板等の金属板が用い
られている。前記車輪12は、前記パネル11の下部に
おける両側部および前後部に設けられている。
【0052】前記反射板13は、図1、図2から分かる
ように、パネル11の両側板の内側および天井板の内側
に複数枚並べて取り付けられている。各反射板13は、
加工しやすくかつ反射効果の大きい例えばアルタイト鋼
板により形成され、このアルタイト鋼板等を鏡面に仕上
げて用いられている。前記ランプ15は、この実施例で
は各反射板13にレセプタクル14を介して3本宛取り
付けられている。
【0053】前記第1、第2の接触部16、17は、パ
ネル11の一方の側板の下部の内側に所定の間隔をおい
て取り付けられ、炉体搬入部Aに進入して来た台車4の
ストライカにより第1の接触部16が打たれ、炉体搬出
部Cを通過して行く台車4のストライカにより第2の接
触部17が打たれるようになっている。
【0054】前記レール18は、塗膜乾燥炉1の床面に
2条並列に敷設されており、このレール18にはパネル
11に設けられた車輪12が載置されている。前記レー
ル18の前後部にはパネル用のハードストッパ19、2
0が設けられている。
【0055】一方のハードストッパ19は炉体搬出部C
から炉体搬入部Aに向かって移動して来た近赤外線照射
装置10を所定位置に停止させ、他方のハードストッパ
20は炉体搬入部Aから炉体搬出部Cに向かって移動し
て来た近赤外線照射装置10の逸走を防止する。前記ト
ウは、パネル11の下部の両側部に付設されていて、近
赤外線照射装置移動手段である第2のトウコンベアに係
合し得るようになっている。
【0056】そして、前記近赤外線照射装置10は台車
4に設けられたストライカにより炉体搬入部Aで第1の
接触部16が打たれたとき、ランプ15に点灯されると
ともにレール18に沿い炉体搬出部Cに向かって移動操
作され、また同ストライカにより炉体搬出部Cで第2の
接触部17が打たれたとき、ランプ15が消灯されると
ともにレール18に沿い炉体搬入部Aに向かって移動操
作されるようになっている。
【0057】また、前記近赤外線照射装置10のランプ
15は、耐熱ケーブル21と、これをまとめたケーブル
22とを通じて電源23に接続されている。この電源2
3には、図3に示すスイッチ24が設けられている。前
記ケーブル22の途中は、ケーブル巻き取り装置26に
巻き取られ、かつケーブルガイド25により各ランプ1
5にガイドされている。
【0058】前記近赤外線照射装置移動手段である第2
のトウコンベア27は、図2、図3から分かるように、
駆動装置28と、これに連結されかつ炉体搬出部C側に
設置された駆動スプロケットホイール32と、これと所
定の間隔をおいて炉体搬入部A側に設置された被動スプ
ロケットホイール33と、駆動、被動両スプロケットホ
イール32、33間に掛け渡されかつ前記トウと係合す
るアタッチメント(図示せず)を有するチェーン34と
を備えて構成されている。
【0059】前記駆動装置28は、図3に示すように、
可逆モータ29と、正逆切り替え部30と、減速部31
とを有している。そして、この第2のトウコンベア27
は駆動装置28の可逆モータ29が正転側に切り替えら
れたとき、駆動スプロケットホイール32、被動スプロ
ケットホイール33、チェーン34、アタッチメントお
よびトウにわたる伝動系を介して近赤外線照射装置10
を炉体搬入部A、炉体有効部B、炉体搬出部Cに移動さ
せ、可逆モータ29が逆転側に切り替えられたとき、前
記伝動系を介して近赤外線照射装置10を炉体搬出部
C、炉体有効部B、炉体搬入部Aに移動させるように構
成されている。
【0060】前記制御装置35は、この実施例では次の
ような機能を有している。
【0061】 台車4が炉体搬入部Aに進入し、この
台車4に設けられたストライカにより、近赤外線照射装
置10のパネル11に設けられた第1の接触部16が打
たれたとき、この第1の接触部16からの信号により電
源用のスイッチ24をONに操作し、電源23を投入
し、近赤外線照射装置10のランプ15に点灯するとと
もに、第2のトウコンベア27の駆動装置28の正逆切
り替え部30を正転側に切り替え、可逆モータ29を正
転側に駆動し、第2のトウコンベア27を介して近赤外
線照射装置10を炉体搬入部Aで台車4と同時に炉体搬
出部Cに向かって発進させ、かつ台車4の移動速度より
も遅い速度で台車4に追従させて移動制御する。
【0062】 台車4が炉体搬出部Cに移動し、台車
4に設けられたストライカにより、近赤外線照射装置1
0のパネル11に設けられた第2の接触部17が打たれ
たとき、かかる第2の接触部17からの信号により電源
用のスイッチ24をOFFに操作し、電源23を遮断
し、近赤外線照射装置10のランプ15を消灯するとと
もに、第2のトウコンベア27の駆動装置28の正逆切
り替え部30を逆転側に切り替え、可逆モータ29を逆
転側に駆動し、第2のトウコンベア27を介して近赤外
線照射装置10を炉体搬出部Cから炉体搬入部Aの所定
位置へ回送制御する。
【0063】 塗膜を乾燥処理すべき被塗物8の種類
が変わったときは、予め実験により求めた近赤外線照射
時間を、キーボード等の入力装置を通じて入力し、記憶
し、その近赤外線照射時間に基づいて第2のトウコンベ
ア27の駆動装置28の減速部31に出力し、炉体搬入
部Aから炉体搬出部Cに向かって移動するときの、台車
4の移動速度に対する近赤外線照射装置10の追従速度
を制御する。
【0064】前記熱風供給装置36は、図1、図2に示
すように、熱風発生機37と、熱風供給ダクト38と、
熱風循環ダクト39と、循環ファン40とを配備してい
る。前記熱風発生機37は、熱風を生成し、熱風供給ダ
クト38に送る。
【0065】前記熱風供給ダクト38は、前記熱風を炉
体有効部Bがほぼ均一な熱風雰囲気になるように配分し
て供給する。前記熱風循環ダクト39は、塗膜乾燥炉1
で使用した熱風を取り込み、循環ファン40に送入す
る。
【0066】前記循環ファン40は、使用済みの熱風を
フィルタ41により浄化した後、熱風発生機37に送
る。
【0067】次に、前記実施例の乾燥装置の作用に関連
して、本発明乾燥方法の一例を説明する。
【0068】まず、熱風供給装置36の熱風発生機37
により熱風を生成し、その熱風を熱風供給ダクト38を
通じて塗膜乾燥炉1内に供給し、炉体有効部Bをほぼ均
一な熱風雰囲気に形成する。また、炉体搬入部Aに設置
されたエアカーテン2および炉体搬出部Cに設置された
エアカーテン3を作動させ、炉内温度の低下を防止す
る。
【0069】そして、初期状態では炉体搬入部Aで近赤
外線照射装置10が待機している。この状態では、近赤
外線照射装置10のランプ15が消灯している。
【0070】一方、塗膜乾燥炉1の外部で、台車4上に
被塗物8を搭載する。そして、被塗物8を搭載した台車
4を第1のトウコンベア9により、塗膜乾燥炉1内に搬
入する。
【0071】なお、被塗物8は台車4上に搭載され、塗
膜乾燥炉1内に任意の搬送タクトで間欠的に送り込まれ
て来る。
【0072】前記被塗物8を搭載した台車4が炉体搬入
部Aに進入して来ると、この台車4に設けられたストラ
イカが、待機中の近赤外線照射装置10のパネル11に
設けられた第1の接触部16に接近し、これを打つ。
【0073】また、台車4はレール7に沿い、予め決め
られた一定の移動速度で炉体搬出部Cに向かって移動す
る。
【0074】前述のごとく、台車4に設けられたストラ
イカにより、近赤外線照射装置10のパネル11に設け
られた第1の接触部16が打たれると、この第1の接触
部16から制御装置35に信号が送り込まれる。
【0075】そこで、制御装置35は電源用のスイッチ
24をON操作し、電源23を投入し、近赤外線照射装
置10のランプ15に点灯する。これと同時に、制御装
置35は第2のトウコンベア27の駆動装置28の正逆
切り替え部30を正転側に切り替え、可逆モータ29を
正転側に駆動し、かかる駆動装置28を介して第2のト
ウコンベア27を往き側に制御し、近赤外線照射装置1
0を炉体搬入部Aで台車4と同時に炉体搬出部Cに向か
って発進させる。
【0076】しかも、近赤外線照射装置10を台車4の
移動速度よりも遅い速度で、台車4に追従させて移動さ
せる。
【0077】なお、図1および図3中では分かりやすく
するため、被塗物8を搭載した台車4と、近赤外線照射
装置10とを離して示している。
【0078】前述のごとく、この実施例では塗膜乾燥炉
1を熱風雰囲気下に保ち、被塗物8に近赤外線を照射
し、被塗物8の塗膜を乾燥させるようにしている。前記
熱風による炉内雰囲気温度は、例えば車体に精密制御機
器類を内装した被塗物8の塗膜を乾燥処理する場合には
使用素材に悪影響を与えないため、100℃以下にす
る。
【0079】また、近赤外線には、例えば波長ピークが
1.2〜1.5μmのものを用いる。実験の結果、かか
る波長ピークの近赤外線は、塗膜への浸透性がよく、塗
膜と被塗物8の金属素材の界面で吸収されて界面が急速
に昇温し、塗膜を内部から加熱する性質があることが分
かっている。
【0080】しかも、熱風雰囲気下で近赤外線照射を行
うことによって、塗膜の表面温度の過温を防ぎ得る効果
もある。
【0081】したがって、近赤外線と熱風を併用するこ
とにより、塗膜を短時間で乾燥でき、かつ被塗物8の例
えば車体の素材温度を80℃以下、精密制御機器類の物
体温度を70℃以下の良好な乾燥温度で乾燥処理するこ
とができる。
【0082】ところで、近赤外線照射時間は台車4の移
動速度(一定)に近赤外線照射装置10の追従速度を近
づければ近づける程、相対的に長くなる。いま、近赤外
線照射装置10の追従速度(移動速度)と近赤外線照射
時間との関係について、計算の諸元を図4および次のよ
うに規定すると、次の計算式が成立する。
【0083】Vw:台車(被塗物)の移動速度[単位:
m/min.] Vl:近赤外線照射装置の追従(移動)速度[単位:m
/min.] Vl′:近赤外線照射装置の帰り側の移動速度[単位:
m/min.] lw:被塗物の長さ[単位:m] lo:ランプの有効照射範囲[単位:m] L:台車の走行距離[単位:m] l:近赤外線照射装置の走行距離[単位:m] H:ランプの照射加熱時間[単位:min.] Lf:塗膜乾燥炉の炉体有効部の全長[単位:m] ht:被塗物搬送のタクト間隔[単位:min.]
【0084】
【数1】
【0085】
【数2】
【0086】
【数3】
【0087】前記数1より、近赤外線照射装置を固定
(Vl=0)のとき、
【0088】
【数4】 とおくと、
【0089】
【数5】 となる。
【0090】これらの関係を図5および表1に示す。
【0091】
【表1】
【0092】しかして、これらの計算式およびグラフな
らびに表から、近赤外線照射装置の追従(移動)速度V
lが台車(被塗物)の移動速度Vwに近い程、ランプの
照射加熱時間Hが長くなり、より急速な加熱が得られる
ことが分かる。
【0093】ただし、ランプによる照射加熱工程は、塗
膜乾燥炉の炉体有効部の長さの範囲内で完了しなければ
ならないから、
【0094】
【数6】 で制約される。
【0095】したがって、数5、数2、数3より、
【0096】
【数7】 ゆえに、
【0097】
【数8】 でなければならない。
【0098】また、被塗物の搬送タクトについて、近赤
外線照射装置を、次の被塗物が進入するまでに炉体搬入
部の位置に戻っていなければならない。
【0099】したがって、次の数9としなければならな
い。
【0100】
【数9】 ha:移動手段上の余裕時間
【0101】前述のごとく、台車4上の被塗物8は塗膜
乾燥炉1の炉体搬入部A、炉体有効部Bを経て炉体搬出
部Cに移動する間に、熱風雰囲気下で近赤外線照射装置
10のランプ15により近赤外線が照射され、熱風と近
赤外線とにより乾燥処理される。
【0102】そして、台車4が炉体搬出部Cに差し掛か
り、台車4に遅れて移動して来た近赤外線照射装置10
のパネル11に設けられた第2の接触部17を、台車4
に設けられたストライカが打つと、第2の接触部17か
ら制御装置35に信号が送り込まれる。
【0103】そこで、制御装置35は電源用のスイッチ
24をOFFに操作し、電源23を遮断し、近赤外線照
射装置10のランプ15を消灯する。これと同時に、第
2のトウコンベア27の駆動装置28の正逆切り替え部
30を逆転側に切り替え、可逆モータ29を逆転側に駆
動し、前記駆動装置28を介して第2のトウコンベア2
7を帰り側に制御する。
【0104】これにより、近赤外線照射装置10は炉体
搬出部Cから炉体搬入部Aに向かって移動し、炉体搬入
部Aの定位置に回送され、次の被塗物を搭載した台車の
進入に備えて待機する。
【0105】一方、前記炉体搬出部Cに到達した台車4
と乾燥処理された製品とは、そのまま第1のトウコンベ
ア9により移動し、炉体搬出部Cを通過して次工程に送
付される。
【0106】この実施例では近赤外線照射装置10のパ
ネル11を門型に形成し、その内面にランプ15を複数
本ずつ適正に配置しているので、台車4に搭載された被
塗物8の底面を除く周囲からほぼ均等に近赤外線を照射
することができる。
【0107】また、前記パネル11に反射板13を取り
付け、この反射板13にランプ15を取り付けているの
で、被塗物8に近赤外線を効率よく照射することができ
る。さらに、近赤外線照射装置10を帰り側に移動させ
るときから次の被塗物8が進入して来るまでランプ15
を消灯しているので、消費電力を節減することができ
る。これらの相乗作用により、被塗物8の塗膜をより一
層良好に、かつ効率よく乾燥処理することが可能とな
る。
【0108】前記塗膜乾燥炉1に供給され、使用された
熱風は、熱風循環ダクト39を通じて循環ファン40に
吸引され、循環ファン40に付設されたフィルタ41に
より浄化された後、熱風発生機37に送入され、再利用
される。これにより、燃費を低減でき、熱効率を高める
ことができる。
【0109】取り扱う被塗物8の種類が変わったとき、
つまり例えば被塗物8の大きさ、素材の肉厚の差、塗膜
の厚さ、塗料、内装された精密制御機器類が異なる場合
には、予め実験等により近赤外線の適正な照射時間を求
める。
【0110】そして、求めた照射時間を制御装置35に
入力し、記憶させ、前記照射時間に基づいて第2のトウ
コンベア27の駆動装置28の減速部31に制御信号を
送り、炉体搬入部Aから炉体搬出部Cに向かって移動さ
せる近赤外線照射装置10の追従速度を調整する。これ
により、多品種少量生産に直ちに対応することができ
る。
【0111】なお、本発明では各部の具体的な構造は、
図面に示す実施例に限らず、所期の機能を発揮する構造
であればよい。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明では、被塗物を塗膜乾燥炉に入れ、その被塗
物を炉体搬入部から炉体搬出部に向かって所定速度で移
動させ、前記炉体搬入部で近赤外線照射装置のランプに
点灯しかつ近赤外線照射装置を被塗物と同時に発進させ
るとともに、近赤外線照射装置を被塗物の移動速度より
も遅い速度で追従させ、被塗物の塗膜を乾燥硬化させた
後、近赤外線照射装置のランプを消灯したうえで炉体搬
入部に回送するようにしているので、例えば建設機械の
車体等、大型の被塗物と、例えば前記車体に予め内装さ
れた精密制御機器等の被塗物とを、熱に弱い精密制御機
器等に乾燥温度による悪影響を与えずに、塗膜を均等に
かつ短時間で乾燥硬化し得る効果があり、さらに燃費の
低減を図り得る効果があり、しかも設備の小型化を図り
得る効果がある。
【0113】また、本発明の請求項2記載の発明では、
前記被塗物を熱風雰囲気下の塗膜乾燥炉に入れ、被塗物
に熱風雰囲気下で近赤外線を照射するようにしており、
前記熱風と近赤外線とを併用することにより、熱風によ
って近赤外線照射による塗膜表面温度の過温を防ぎつつ
塗膜を乾燥できるので、塗膜をより一層短い乾燥時間
で、しかも良好に乾燥処理し得る効果がある。
【0114】また、本発明の請求項3記載の発明では、
前記被塗物の種類に応じて、被塗物の移動速度に対する
近赤外線照射装置の追従速度を調整するようにしている
ので、多品種少量生産にも対応し得る効果がある。
【0115】また、本発明の請求項4記載の発明では、
近赤外線照射装置を備えた塗膜乾燥炉と、被塗物を搭載
し、塗膜乾燥炉内を移動可能に配置された台車と、前記
台車を塗膜乾燥炉の炉体搬入部から炉体搬出部に向かっ
て所定速度で移動させる台車移動手段と、前記近赤外線
照射装置を前記炉体搬入部と炉体搬出部間を折り返し移
動させる近赤外線照射装置移動手段と、前記炉体搬入部
で近赤外線照射装置のランプに点灯するとともに近赤外
線照射装置を台車と同時に発進させ、かつ台車の移動速
度よりも遅い速度で台車に近赤外線照射装置を追従さ
せ、しかも前記炉体搬出部で近赤外線照射装置を消灯す
るとともに同近赤外線照射装置を炉体搬入部に回送操作
する制御装置とを装備しているので、前記本発明の被塗
物の乾燥方法を的確に実施し得る効果がある。
【0116】また、本発明の請求項5記載の発明では、
前記近赤外線照射装置を、正面から見て門型に形成した
パネルと、このパネルの両側板の内側および天井板の内
側に取り付けられた反射板と、各反射板の内側に取り付
けられたランプとを備えて構成しているので、被塗物を
より一層周囲均等にかつ効率よく乾燥処理し得る効果が
ある。
【0117】さらに、本発明の請求項6記載の発明で
は、前記塗膜乾燥炉に、近赤外線照射装置のほかに熱風
供給装置を装備しており、被塗物を熱風雰囲気下に入
れ、被塗物に近赤外線を照射するようにしているので、
前記熱風と近赤外線とを併用することにより、熱風によ
って近赤外線照射による塗膜表面温度の過温を防ぎ、塗
膜をより一層短い乾燥時間で、しかも良好に乾燥処理し
得る効果がある。
【0118】そして、本発明の請求項7記載の発明によ
れば、前記熱風供給装置に、塗膜乾燥炉内の使用済みの
熱風を取り込み、再生して塗膜乾燥炉内に供給する熱風
循環系統を付設しているので、より一層燃費を低減で
き、効率を高め得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被塗物の乾燥方法を実施するための装
置の一例を示す縦断側面図である。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】図1の横断平面図である。
【図4】台車に搭載された被塗物の移動速度と、近赤外
線照射装置の移動速度から近赤外線照射時間の計算式を
求めるための諸元の説明図である。
【図5】前記台車に搭載された被塗物の移動速度と、近
赤外線照射装置の移動速度と、近赤外線照射時間との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…塗膜乾燥炉 A…炉体搬入部 B…炉体有効部 C…炉体搬出部 4…台車 8…被塗物 9…台車移動手段である第1のトウコンベア 10…近赤外線照射装置 11…近赤外線照射装置のパネル 13…同反射板 14…同レセプタクル 15…同ランプ 16…パネルに設けられた第1の接触部 17…同第2の接触部 23…ランプの電源 24…電源用のスイッチ 27…近赤外線照射装置移動手段である第2のトウコン
ベア 28…第2のトウコンベアの駆動装置 29…同可逆モータ 30…同正逆切り替え部 31…同減速部 35…制御装置 36…熱風供給装置 37…熱風発生機 38…熱風供給ダクト 39…熱風循環ダクト 40…循環ファン 41…フィルタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物を塗膜乾燥炉に入れ、その被塗物
    を炉体搬入部から炉体搬出部に向かって所定速度で移動
    させ、前記炉体搬入部で近赤外線照射装置のランプに点
    灯しかつ近赤外線照射装置を被塗物と同時に発進させる
    とともに、近赤外線照射装置を被塗物の移動速度よりも
    遅い速度で追従させ、被塗物の塗膜を乾燥硬化させた
    後、近赤外線照射装置のランプを消灯したうえで炉体搬
    入部に回送することを特徴とする被塗物の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記被塗物を熱風雰囲気下の塗膜乾燥炉
    に入れ、被塗物に熱風雰囲気下で近赤外線を照射するこ
    とを特徴とする請求項1記載の被塗物の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記被塗物の種類に応じて、被塗物の移
    動速度に対する近赤外線照射装置の追従速度を調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の被塗物の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 近赤外線照射装置を備えた塗膜乾燥炉
    と、被塗物を搭載し、塗膜乾燥炉内を移動可能に配置さ
    れた台車と、前記台車を塗膜乾燥炉の炉体搬入部から炉
    体搬出部に向かって所定速度で移動させる台車移動手段
    と、前記近赤外線照射装置を前記炉体搬入部と炉体搬出
    部間を折り返し移動させる近赤外線照射装置移動手段
    と、前記炉体搬入部で近赤外線照射装置のランプに点灯
    するとともに近赤外線照射装置を台車と同時に発進さ
    せ、かつ台車の移動速度よりも遅い速度で台車に近赤外
    線照射装置を追従させ、しかも前記炉体搬出部で近赤外
    線照射装置のランプを消灯するとともに同近赤外線照射
    装置を炉体搬入部に回送操作する制御装置とを装備した
    ことを特徴とする被塗物の乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記近赤外線照射装置を、正面から見て
    門型に形成したパネルと、このパネルの両側板の内側お
    よび天井板の内側に取り付けられた反射板と、各反射板
    の内側に取り付けられたランプとを備えて構成したこと
    を特徴とする請求項4記載の被塗物の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記塗膜乾燥炉に、近赤外線照射装置の
    ほかに熱風供給装置を装備したことを特徴とする請求項
    4記載の被塗物の乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記熱風供給装置に、塗膜乾燥炉内の使
    用済みの熱風を取り込み、再生して塗膜乾燥炉内に供給
    する熱風循環系統を付設したことを特徴とする請求項6
    記載の被塗物の乾燥装置。
JP20930494A 1994-08-10 1994-08-10 被塗物の乾燥方法および乾燥装置 Pending JPH0852413A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017116112A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 日本碍子株式会社 赤外線処理方法及び処理体の製造方法
CN111167680A (zh) * 2020-02-26 2020-05-19 惠州市晶悦软装饰品有限公司 树脂工艺品表面处理装置

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JP2017116112A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 日本碍子株式会社 赤外線処理方法及び処理体の製造方法
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