JPH0852673A - 探針付き超小型グリッパー - Google Patents
探針付き超小型グリッパーInfo
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- JPH0852673A JPH0852673A JP6190625A JP19062594A JPH0852673A JP H0852673 A JPH0852673 A JP H0852673A JP 6190625 A JP6190625 A JP 6190625A JP 19062594 A JP19062594 A JP 19062594A JP H0852673 A JPH0852673 A JP H0852673A
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- gripper
- ultra
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 把持対称を把持した状態で把持対称の電気的
特性を測定する 【構成】 2つの可撓性フィンガー2と2つの可撓性フ
ィンガー2を間隔をおいて対向に支持する支持体1と可
撓性フィンガー2を開閉させる開閉駆動手段とからなる
超小型グリッパーにおいて、可撓性フィンガー2先端部
に、導体からなる探針3を設ける。
特性を測定する 【構成】 2つの可撓性フィンガー2と2つの可撓性フ
ィンガー2を間隔をおいて対向に支持する支持体1と可
撓性フィンガー2を開閉させる開閉駆動手段とからなる
超小型グリッパーにおいて、可撓性フィンガー2先端部
に、導体からなる探針3を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超小型機械部品、或い
は生体等を掴む(把持する)ことを目的とした超小型グ
リッパーに関し、更に詳しくは、把持対象の電気的性質
を計測することが可能な探針付き超小型グリッパーに関
する。
は生体等を掴む(把持する)ことを目的とした超小型グ
リッパーに関し、更に詳しくは、把持対象の電気的性質
を計測することが可能な探針付き超小型グリッパーに関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造技術の進展に伴い、これらの
技術を用いて歯車、静電気モーター、マイクロポンプ等
の微小な機械要素或いは微小機械が得られるようになっ
た。本発明者は、半導体製造技術を用いて、低電圧駆動
で大きな駆動変位が得られる超小型グリッパーを発明
し、顕微鏡下にて原生体や微小機械素子の把持、移動、
組立、細胞融合等の微細作業にこれを用いてきた。この
超小型グリッパーについては特開平5−253870号
公報に詳述に開示されている。図6はこの超小型グリッ
パーを示す概略構成図である。以下にその動作を説明す
る。
技術を用いて歯車、静電気モーター、マイクロポンプ等
の微小な機械要素或いは微小機械が得られるようになっ
た。本発明者は、半導体製造技術を用いて、低電圧駆動
で大きな駆動変位が得られる超小型グリッパーを発明
し、顕微鏡下にて原生体や微小機械素子の把持、移動、
組立、細胞融合等の微細作業にこれを用いてきた。この
超小型グリッパーについては特開平5−253870号
公報に詳述に開示されている。図6はこの超小型グリッ
パーを示す概略構成図である。以下にその動作を説明す
る。
【0003】金属からなるマイクロコイル26を持つ可
撓性フィンガー24を外部磁場下に設置する。その後、
可撓性フィンガー24に形成されているマイクロコイル
26に電流を流す事により、可撓性フィンガー24にロ
ーレンツ力が働き、このローレンツ力で可撓性フィンガ
ー26が開閉動作をする。実際の作業においては、図6
に示される超小型グリッパーを3次元の油圧駆動型マニ
ピュレータの先端に設置し、該油圧駆動型マニピュレー
タのマスター入力装置(ジョイスティック)に、人間
(オペレータ)の指で駆動する可撓性フィンガー駆動用
のマスター入力装置を取り付け、把持対象と超小型グリ
ッパーの2本の可撓性フィンガー24を、顕微鏡下或い
はテレビモニターに映し出した顕微イメージで観察しな
がら作業を行っていた。
撓性フィンガー24を外部磁場下に設置する。その後、
可撓性フィンガー24に形成されているマイクロコイル
26に電流を流す事により、可撓性フィンガー24にロ
ーレンツ力が働き、このローレンツ力で可撓性フィンガ
ー26が開閉動作をする。実際の作業においては、図6
に示される超小型グリッパーを3次元の油圧駆動型マニ
ピュレータの先端に設置し、該油圧駆動型マニピュレー
タのマスター入力装置(ジョイスティック)に、人間
(オペレータ)の指で駆動する可撓性フィンガー駆動用
のマスター入力装置を取り付け、把持対象と超小型グリ
ッパーの2本の可撓性フィンガー24を、顕微鏡下或い
はテレビモニターに映し出した顕微イメージで観察しな
がら作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超小型グリッパーでは把持対称を把持しながら電気的特
性を測定することができないという問題点があった。本
発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、超小型
グリッパーにおいて把持対称を把持した状態で把持対称
の電気的特性を測定することが可能な超小型グリッパー
を提供することを目的とする。
超小型グリッパーでは把持対称を把持しながら電気的特
性を測定することができないという問題点があった。本
発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、超小型
グリッパーにおいて把持対称を把持した状態で把持対称
の電気的特性を測定することが可能な超小型グリッパー
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、2
つの可撓性フィンガーと2つの可撓性フィンガーを間隔
をおいて対向に支持する支持体と可撓性フィンガーを開
閉させる開閉駆動手段とからなる超小型グリッパーにお
いて、可撓性フィンガー先端部に、導体からなる探針を
設ける(請求項1)。
つの可撓性フィンガーと2つの可撓性フィンガーを間隔
をおいて対向に支持する支持体と可撓性フィンガーを開
閉させる開閉駆動手段とからなる超小型グリッパーにお
いて、可撓性フィンガー先端部に、導体からなる探針を
設ける(請求項1)。
【0006】この場合(請求項1)に、探針は絶縁体
と、絶縁体の頂点部のみで露出した導体とから構成する
ことは好ましい(請求項2)。この場合(請求項2)
に、絶縁体は窒化珪素とし、導体は金属とすることは好
ましい(請求項3)。これらの場合(請求項1、2、
3)に、開閉駆動手段は2つの可撓性フィンガーのそれ
ぞれに形成されたマイクロコイルとすることは好ましい
(請求項4)。
と、絶縁体の頂点部のみで露出した導体とから構成する
ことは好ましい(請求項2)。この場合(請求項2)
に、絶縁体は窒化珪素とし、導体は金属とすることは好
ましい(請求項3)。これらの場合(請求項1、2、
3)に、開閉駆動手段は2つの可撓性フィンガーのそれ
ぞれに形成されたマイクロコイルとすることは好ましい
(請求項4)。
【0007】これらの場合(請求項1、2、3)に、開
閉駆動手段は2つの可撓性フィンガーのそれぞれに設け
られた少なくとも2つの金属層からなり、少なくとも2
つの金属層は異なる熱膨張係数を有することは好ましい
(請求項5)。
閉駆動手段は2つの可撓性フィンガーのそれぞれに設け
られた少なくとも2つの金属層からなり、少なくとも2
つの金属層は異なる熱膨張係数を有することは好ましい
(請求項5)。
【0008】
【作用】本発明では、把持対象を把持する2つの可撓性
フィンガーの先端にそれぞれ導体からなる探針を設けた
ため、前記2つの探針間で把持される把持対象の電気的
特性を測定することが可能となる。
フィンガーの先端にそれぞれ導体からなる探針を設けた
ため、前記2つの探針間で把持される把持対象の電気的
特性を測定することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれに限るものではない。図1は本
発明の第1実施例による超小型グリッパーを示す概略斜
視図であり、図2はその概略断面図である。
明するが、本発明はこれに限るものではない。図1は本
発明の第1実施例による超小型グリッパーを示す概略斜
視図であり、図2はその概略断面図である。
【0010】第1実施例による超小型グリッパーは支持
体1と、可撓性フィンガー2と、2つの可撓性フィンガ
ー2の先端部に形成されていて全体が金属(導体)から
なる探針3と、2つの可撓性フィンガー2のそれぞれに
設けられたマイクロコイル4と、探針3に接続される金
属配線5と、金属配線5と電気的に接続されている電極
層6とを備えている。尚、支持体1の上下に設けられて
いる2つの電極層6は把持対象の電気的特性を測定する
ための測定装置7と電気的に接続されている(図2)。
また、2つのマイクロコイル4にはマイクロコイル4に
電流を流すための電流源(不図示)が接続されている。
体1と、可撓性フィンガー2と、2つの可撓性フィンガ
ー2の先端部に形成されていて全体が金属(導体)から
なる探針3と、2つの可撓性フィンガー2のそれぞれに
設けられたマイクロコイル4と、探針3に接続される金
属配線5と、金属配線5と電気的に接続されている電極
層6とを備えている。尚、支持体1の上下に設けられて
いる2つの電極層6は把持対象の電気的特性を測定する
ための測定装置7と電気的に接続されている(図2)。
また、2つのマイクロコイル4にはマイクロコイル4に
電流を流すための電流源(不図示)が接続されている。
【0011】この超小型グリッパーで把持対象を把持す
る方法としては、特開平5−253870号公報に開示
されているように、可撓性フィンガー2の長手方向と平
行に磁場を印加し、マイクロコイル4に流す電流の大き
さ及び向きを制御すれば良い。また、把持対象8の電気
的特性を測定するためには、上記の方法を用いて図2の
ように把持対象8を把持した後に測定装置7で抵抗測定
等の電気的特性を測定する。
る方法としては、特開平5−253870号公報に開示
されているように、可撓性フィンガー2の長手方向と平
行に磁場を印加し、マイクロコイル4に流す電流の大き
さ及び向きを制御すれば良い。また、把持対象8の電気
的特性を測定するためには、上記の方法を用いて図2の
ように把持対象8を把持した後に測定装置7で抵抗測定
等の電気的特性を測定する。
【0012】次に、図1の超小型グリッパーの製造過程
を図3に基づいて説明する。まず、(100)面方位の
単結晶シリコン基板9を用意する。そして、CVD装置
に原料ガスとしてジクロルシラン(SiH2Cl2)とア
ンモニアガス(NH3)を導入して、気相成長法により
基板9の両面に窒化珪素(SiNX)膜10を厚さ0.1〜
2.0μmで成膜した。第1実施例では、この窒化珪素膜
10が図1、2における可撓性フィンガー2になる。
尚、窒化珪素の代わりにけい素を含む絶縁材料(例え
ば、SiOXやSiOXNY等)を用いても良い。この
後、CF4、SF6等のガスを用いたドライエッチング法
により窒化珪素膜10の一部をほぼ正方形状に除去し
て、シリコン基板9の表面が露出する部分を設ける。更
に、窒化珪素膜10をマスクとして水酸化カリウム(K
OH)溶液等を用いた異方性エッチングを行い、シリコ
ン基板9に四角錐状の窪みを形成した〔図2(a)〕。
を図3に基づいて説明する。まず、(100)面方位の
単結晶シリコン基板9を用意する。そして、CVD装置
に原料ガスとしてジクロルシラン(SiH2Cl2)とア
ンモニアガス(NH3)を導入して、気相成長法により
基板9の両面に窒化珪素(SiNX)膜10を厚さ0.1〜
2.0μmで成膜した。第1実施例では、この窒化珪素膜
10が図1、2における可撓性フィンガー2になる。
尚、窒化珪素の代わりにけい素を含む絶縁材料(例え
ば、SiOXやSiOXNY等)を用いても良い。この
後、CF4、SF6等のガスを用いたドライエッチング法
により窒化珪素膜10の一部をほぼ正方形状に除去し
て、シリコン基板9の表面が露出する部分を設ける。更
に、窒化珪素膜10をマスクとして水酸化カリウム(K
OH)溶液等を用いた異方性エッチングを行い、シリコ
ン基板9に四角錐状の窪みを形成した〔図2(a)〕。
【0013】次に、CVD装置に原料ガスとして六フッ
化タングステン(WF6)ガスを導入して、シリコンの
還元反応を応用した選択CVD法により基板9のシリコ
ンが露出した部分(前記窪み部分)だけにタングステン
(W)11を堆積させた〔図2(b)〕。第1実施例で
は、この四角錘状のタングステン11が図1、2におけ
る探針3となる。探針3は底辺の1辺が約5μm、高さ
が約3.5μm、となるように形成した。尚、第1実施
例では探針3を1つのみ形成したが、探針3の形状、大
きさ及び数量は把持する把持対称に合わせて任意に設定
することが可能である。
化タングステン(WF6)ガスを導入して、シリコンの
還元反応を応用した選択CVD法により基板9のシリコ
ンが露出した部分(前記窪み部分)だけにタングステン
(W)11を堆積させた〔図2(b)〕。第1実施例で
は、この四角錘状のタングステン11が図1、2におけ
る探針3となる。探針3は底辺の1辺が約5μm、高さ
が約3.5μm、となるように形成した。尚、第1実施
例では探針3を1つのみ形成したが、探針3の形状、大
きさ及び数量は把持する把持対称に合わせて任意に設定
することが可能である。
【0014】更に、窒化珪素膜10上にレジストを塗布
し、これを所定の配線の形状にパターニングした。そし
て、レジスト上にアルミニウム薄膜を形成した後、前記
レジストを除去することで(いわゆるリフトオフ法)厚
さ200μmのアルミニウム薄膜の配線12を形成した
〔図2(c)〕。この配線12は、図1に示されるマイ
クロコイル4、配線5及び電極層6を同時に形成してい
る。
し、これを所定の配線の形状にパターニングした。そし
て、レジスト上にアルミニウム薄膜を形成した後、前記
レジストを除去することで(いわゆるリフトオフ法)厚
さ200μmのアルミニウム薄膜の配線12を形成した
〔図2(c)〕。この配線12は、図1に示されるマイ
クロコイル4、配線5及び電極層6を同時に形成してい
る。
【0015】その後、可撓性プレート2の所望の形状
(図1参照)に応じて、窒化珪素膜10の不要な部分を
CF4SF6等のガスを用いたドライエッチングにより除
去した〔図2(d)〕。次に、露出したシリコン部分を
水酸化カリウム溶液等で溶出させることで、可撓性フィ
ンガー3を有する構造体を1つ作成した〔図2
(e)〕。
(図1参照)に応じて、窒化珪素膜10の不要な部分を
CF4SF6等のガスを用いたドライエッチングにより除
去した〔図2(d)〕。次に、露出したシリコン部分を
水酸化カリウム溶液等で溶出させることで、可撓性フィ
ンガー3を有する構造体を1つ作成した〔図2
(e)〕。
【0016】このような構造体を2つ作成し、2つの構
造体の金属パターン等を施していない面(支持体1の
面)を互いに接着剤或いは陽極接合法を用いて接合す
る。このようにして図1、2に示される超小型グリッパ
ーを作成することができる。このようにして得た本発明
の超小型グリッパーを用いて、ツリガネムシ等の原生動
物を探針部3で接触把持し、抵抗測定を行ったところ、
ツリガネムシの抵抗を測定することが確認された。尚、
把持対象の電気的測定は抵抗測定のみならず探針3間の
電気容量測定をする等種々の測定をすることができるこ
とは言うまでもない。
造体の金属パターン等を施していない面(支持体1の
面)を互いに接着剤或いは陽極接合法を用いて接合す
る。このようにして図1、2に示される超小型グリッパ
ーを作成することができる。このようにして得た本発明
の超小型グリッパーを用いて、ツリガネムシ等の原生動
物を探針部3で接触把持し、抵抗測定を行ったところ、
ツリガネムシの抵抗を測定することが確認された。尚、
把持対象の電気的測定は抵抗測定のみならず探針3間の
電気容量測定をする等種々の測定をすることができるこ
とは言うまでもない。
【0017】図4は本発明の第2実施例による超小型グ
リッパーを示す概略断面図である。尚、第2実施例では
第1実施例と比べて探針の形状が異なるが、他の構成は
第1実施例とほぼ同じであり、可撓性フィンガーの開閉
動作も第1実施例と同様にして行うことができるため、
第1実施例と同様なことについては説明を省略する。
リッパーを示す概略断面図である。尚、第2実施例では
第1実施例と比べて探針の形状が異なるが、他の構成は
第1実施例とほぼ同じであり、可撓性フィンガーの開閉
動作も第1実施例と同様にして行うことができるため、
第1実施例と同様なことについては説明を省略する。
【0018】第2実施例では、探針15の形状は先端部
のみに導体(金属)が突出しており、他の部分は絶縁体
で覆われている。以下に、第2実施例による超小型グリ
ッパーの製造方法を図5を用いて説明する。3インチ直
径、厚さ250μm、(100)面方位のn型シリコン
基板19に低圧気相成長法によりジクロルシランとアン
モニアガスを原料として窒化珪素膜20を700nm成
膜した。さらに、基板19上の窒化珪素膜20を部分的
にフォトリソグラフィ法及びドライエッチング法により
除去した。除去した形状は一辺が約5μmから10μm
の四角形状とした。これらのパターン形状、大きさ、数
量は把持する対象に合わせて任意に設定する事が可能で
ある。その後、この基板19を、水酸化カリウム(KO
H)水溶液またはテトラメチルアンモニウムハイドロオ
キサイド(TMAH)水溶液等のシリコンのエッチング
液に浸漬し、露出したシリコン部分を四角錘状にエッチ
ングして凹溝を設けた〔図5(a)〕。
のみに導体(金属)が突出しており、他の部分は絶縁体
で覆われている。以下に、第2実施例による超小型グリ
ッパーの製造方法を図5を用いて説明する。3インチ直
径、厚さ250μm、(100)面方位のn型シリコン
基板19に低圧気相成長法によりジクロルシランとアン
モニアガスを原料として窒化珪素膜20を700nm成
膜した。さらに、基板19上の窒化珪素膜20を部分的
にフォトリソグラフィ法及びドライエッチング法により
除去した。除去した形状は一辺が約5μmから10μm
の四角形状とした。これらのパターン形状、大きさ、数
量は把持する対象に合わせて任意に設定する事が可能で
ある。その後、この基板19を、水酸化カリウム(KO
H)水溶液またはテトラメチルアンモニウムハイドロオ
キサイド(TMAH)水溶液等のシリコンのエッチング
液に浸漬し、露出したシリコン部分を四角錘状にエッチ
ングして凹溝を設けた〔図5(a)〕。
【0019】その後、基板19を電気炉に設置し、露出
したシリコン溝部分に酸化珪素膜21を成長させた〔図
5(b)〕。周知のように、酸化珪素膜21の成長速度
は平坦な部分では速く、角の部分では遅いという性質を
有しているので、前記溝に成長した酸化珪素膜の断面形
状は図5(b)のようになり、底部の厚みが薄いことに
なる。
したシリコン溝部分に酸化珪素膜21を成長させた〔図
5(b)〕。周知のように、酸化珪素膜21の成長速度
は平坦な部分では速く、角の部分では遅いという性質を
有しているので、前記溝に成長した酸化珪素膜の断面形
状は図5(b)のようになり、底部の厚みが薄いことに
なる。
【0020】その後、基板の表面側に形成されている窒
化珪素膜20の表面を可撓性フィンガーの形状にパター
ニングし、基板裏面側に形成されている窒化珪素膜20
の表面を支持体の形状にパターニングした。さらに、基
板の表面側に、リフトオフ法を用いて、金、白金等の金
属膜22をパターニングし、駆動用のマイクロコイル及
び金属配線22を同時に形成した〔図5(d)〕。
化珪素膜20の表面を可撓性フィンガーの形状にパター
ニングし、基板裏面側に形成されている窒化珪素膜20
の表面を支持体の形状にパターニングした。さらに、基
板の表面側に、リフトオフ法を用いて、金、白金等の金
属膜22をパターニングし、駆動用のマイクロコイル及
び金属配線22を同時に形成した〔図5(d)〕。
【0021】その後、該試料をテトラメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイドに浸漬し、不要なシリコン部のみ
を溶出し片持ち梁状態の可撓性フィンガーを有する構造
体を形成した〔図5(e)〕。該試料はこの後、水酸化
カリウム水溶液に浸漬され、探針部の酸化珪素膜をごく
僅かにエッチング除去し、酸化珪素膜21の先端部から
金属が露出した探針を形成する〔図5(f)〕。
ムハイドロオキサイドに浸漬し、不要なシリコン部のみ
を溶出し片持ち梁状態の可撓性フィンガーを有する構造
体を形成した〔図5(e)〕。該試料はこの後、水酸化
カリウム水溶液に浸漬され、探針部の酸化珪素膜をごく
僅かにエッチング除去し、酸化珪素膜21の先端部から
金属が露出した探針を形成する〔図5(f)〕。
【0022】このような構造体を2つ作成し、2つの構
造体の金属配線等を施していない面を互いに接着剤ある
いは陽極接合法を用いて接合する。このようにして、酸
化珪素膜21の先端部から金属が露出した探針を備えた
超小型グリッパーを作成することができた。上記した第
1実施例では、探針3の全体が導体であるため、把持対
象が柔らかいものである場合等は、探針3が把持対象に
進入する深さが一定にならない。従って、把持対象と金
属からなる探針3との接触面積が一定にならないため、
同じ把持対象の電気的特性を安定して検出することがで
きないことがある。従って、把持対象が柔らかいものに
ついては、第2実施例のような探針の頂点部のみに導体
を持つ超小型グリッパーを用いると、導体部分と把持対
象の接触面積が一定になるので把持対象の電気的特性を
安定して検出することができる。
造体の金属配線等を施していない面を互いに接着剤ある
いは陽極接合法を用いて接合する。このようにして、酸
化珪素膜21の先端部から金属が露出した探針を備えた
超小型グリッパーを作成することができた。上記した第
1実施例では、探針3の全体が導体であるため、把持対
象が柔らかいものである場合等は、探針3が把持対象に
進入する深さが一定にならない。従って、把持対象と金
属からなる探針3との接触面積が一定にならないため、
同じ把持対象の電気的特性を安定して検出することがで
きないことがある。従って、把持対象が柔らかいものに
ついては、第2実施例のような探針の頂点部のみに導体
を持つ超小型グリッパーを用いると、導体部分と把持対
象の接触面積が一定になるので把持対象の電気的特性を
安定して検出することができる。
【0023】このようにして得た第2実施例による超小
型グリッパーを用いて、ツリガネムシ等の原生動物を探
針部で接触把持し、抵抗測定を繰り返したところ、測定
のばらつきを半減する事ができた。尚、第1、2実施例
では可撓性フィンガーを開閉させるための開閉駆動手段
はマイクロコイルから構成し、前記マイクロコイルに流
す電流を制御したが、他の手段を用いても良いことは言
うまでもない。このような手段としては、例えば、可撓
性フィンガーの外側または内側の面に熱膨張係数の異な
る2つの金属層を設けた(バイメタルまたはバイモルフ
構造と言う)構成とし、この2つの金属層に加える熱を
制御しても良い。
型グリッパーを用いて、ツリガネムシ等の原生動物を探
針部で接触把持し、抵抗測定を繰り返したところ、測定
のばらつきを半減する事ができた。尚、第1、2実施例
では可撓性フィンガーを開閉させるための開閉駆動手段
はマイクロコイルから構成し、前記マイクロコイルに流
す電流を制御したが、他の手段を用いても良いことは言
うまでもない。このような手段としては、例えば、可撓
性フィンガーの外側または内側の面に熱膨張係数の異な
る2つの金属層を設けた(バイメタルまたはバイモルフ
構造と言う)構成とし、この2つの金属層に加える熱を
制御しても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、超小型グリッパーを用
いて把持対象を把持した状態で把持対象の電気的特性を
測定することができる。
いて把持対象を把持した状態で把持対象の電気的特性を
測定することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係わる超小型グリッパー
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係わる超小型グリッパー
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係わる超小型グリッパー
の製造方法を示す図である。
の製造方法を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例に係わる超小型グリッパー
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係わる超小型グリッパー
の製作方法を示す図である。
の製作方法を示す図である。
【図6】従来の超小型グリッパーを示す概略斜視図であ
る。
る。
1、13・・・支持体 2、14・・・可撓性フィンガー 3、15・・・探針 4・・・マイクロコイル 5、16・・・金属配線 6・・・電極層 7、17・・・測定装置 8、18・・・把持対象 9、19・・・シリコン基板 10、20・・・窒化珪素膜 11・・・タングステン 12、22・・・配線
Claims (5)
- 【請求項1】 2つの可撓性フィンガーと該2つの可撓
性フィンガーを間隔をおいて対向に支持する支持体と前
記可撓性フィンガーを開閉させる開閉駆動手段とからな
る超小型グリッパーにおいて、 前記可撓性フィンガー先端部に、導体からなる探針を設
けたことを特徴とする探針付き超小型グリッパー。 - 【請求項2】 前記探針は絶縁体と、該絶縁体の頂点部
のみで露出した導体とからなることを特徴とする請求項
1に記載の探針付き超小型グリッパー。 - 【請求項3】 前記絶縁体は窒化珪素からなり、前記導
体は金属であることを特徴とする請求項2に記載の探針
付き超小型グリッパー。 - 【請求項4】 前記開閉駆動手段は前記2つの可撓性フ
ィンガーのそれぞれに形成されたマイクロコイルである
ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の探針付き超小
型グリッパー。 - 【請求項5】 前記開閉駆動手段は前記2つの可撓性フ
ィンガーのそれぞれに設けられた少なくとも2つの金属
層からなり、該少なくとも2つの金属層は異なる熱膨張
係数を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の
探針付き超小型グリッパー。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190625A JPH0852673A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 探針付き超小型グリッパー |
| EP19950103418 EP0696497B1 (en) | 1994-08-12 | 1995-03-09 | Micro gripper |
| DE69506050T DE69506050T2 (de) | 1994-08-12 | 1995-03-09 | Mikro-Greifer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190625A JPH0852673A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 探針付き超小型グリッパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0852673A true JPH0852673A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16261189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6190625A Pending JPH0852673A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 探針付き超小型グリッパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0852673A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003059761A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-28 | Murata Mfg Co Ltd | 可変容量コンデンサ及び共振器 |
| JP2004160650A (ja) * | 2002-11-13 | 2004-06-10 | Eastman Kodak Co | 先細の多層熱アクチュエータ及びその動作方法 |
| JP2009083012A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nec Corp | 挟持装置及びこの挟持装置を有する設備 |
| JP2010217120A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | Memsの技術による温度センサ及びその製造方法 |
| CN108202298A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-26 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 用于显示屏测试的对接装置 |
| JP2020517475A (ja) * | 2017-04-23 | 2020-06-18 | フランカ エミカ ゲーエムベーハーFRANKA EMIKA GmbH | 電気部品の電気試験を行う装置および方法 |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6190625A patent/JPH0852673A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US11845185B2 (en) | 2017-04-23 | 2023-12-19 | Franka Emika Gmbh | Device and method for the electrical testing of an electrical component |
| CN108202298A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-26 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 用于显示屏测试的对接装置 |
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