JPH0852885A - インクジェット記録装置および予備吐出方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および予備吐出方法

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JPH0852885A
JPH0852885A JP6190315A JP19031594A JPH0852885A JP H0852885 A JPH0852885 A JP H0852885A JP 6190315 A JP6190315 A JP 6190315A JP 19031594 A JP19031594 A JP 19031594A JP H0852885 A JPH0852885 A JP H0852885A
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ink
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武志 布施
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予備吐出パターンを自由に選択可能とすると
ともに予備吐出パターンの追加変更が容易にでき、ヘッ
ド状態に応じた最適な予備吐出パターンで効率良くヘッ
ドの予備駆動を行うことができるインクジェット記録装
置を提供する。 【構成】 記録媒体と相対的に移動するキャリッジ上に
複数のノズルを一列に配置したインクジェットヘッドを
搭載し、前記ノズル群からインクを吐出させてノズル配
列方向に1ラインの印字記録を行うインクジェット記録
装置において、ヘッドを予備的に駆動するための複数の
予備吐出データを記憶する第1の記憶手段31と、前記
複数の予備吐出データの内から選択された特定の予備吐
出パターンデータを記憶する第2の記憶手段38を有す
ることを特徴とするインクジェット記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、特に、記録ヘッドから記録媒体に対してイン
ク液を吐出して記録を行うインクジェット記録装置にお
いて、インクの予備吐出をするようにしたインクジェッ
ト記録装置に関する。さらに、本発明は、記録媒体と相
対的に移動するキャリッジ上に複数のノズルを有するイ
ンクジェットヘッドを搭載して印字記録を行うマルチノ
ズルインクジェット記録装置およびそのヘッド予備吐出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置では、非印字時
にノズル部に存在するインクが乾燥することを防止する
目的で、ヘッドノズル部を覆うキャップ機構を設けて外
気から遮断している。しかし、このようなキャップ機構
を設けても、キャップ内の機密性を長期間一定に保つの
は非常に難しく、長期間放置されるにつれてノズル吐出
口付近にあるインクは、その水分や揮発成分が徐々に外
気中へ蒸発していってしまい、インクの物性、特にその
粘性が高くなってインクが吐出しにくい状態となる。
【0003】このような状態で通常の印字動作を行う
と、通常のノズル駆動条件ではノズル吐出口付近の粘度
が高くなったインクは吐出しなかったり、吐出したとし
てもその方向性が不安定となって、結果として印字不良
や画質不良を発生するという問題があった。このような
印字不良の問題を解決することを目的として、印字記録
動作前にヘッドを予備的に駆動して、インクを吐出しや
すい状態にしてから印字動作を行う方法が提案されてい
る。すなわち、インクジェット記録装置の記録ヘッドの
予備駆動について、印刷状態を速やかにかつ簡便に最適
化できるようにするために、ヘッドの駆動パルス周期お
よび駆動パルス幅をクロックの周期に換算して設定する
とともに、駆動パルスの数を設定することによってヘッ
ドを予備駆動する方法が、特開昭62−179945号
公報に記載されている。これは、予備駆動するための制
御回路を提供し、ソフトウェアの負荷を減らして高速に
予備駆動できるハードウェア構成を提案するものであ
る。
【0004】また、ノズルに粘度の高いインクがあると
判断されたり、ヘッド温度が所定温度より低い場合に、
記録ヘッドの温度を検知してプリンタ制御部へフィード
バックして記録ヘッドの温度をほぼ所定値に保つ方法
が、特開昭64−38246号公報に記載されている。
この方法は、検知した記録ヘッドの温度やヘッド内のイ
ンクの色彩および記録ヘッドの使用プロファイルに関す
る情報などを用いて、噴射されるインク滴の均一性を保
つように、インク滴の噴射を誘発するしきい値以下のパ
ルスを印加して記録ヘッドを加熱し、あるいはノズルか
らインク滴のいくつかを噴射させている。すなわち、イ
ンクが吐出しない程度にノズルを駆動したり、インクを
吐出させる予備的駆動を行っており、これらの判断およ
び動作は、常に後続の印字動作に先立って行われ、印字
不良を回避している。
【0005】また、電源投入後の記録ヘッドの温度が記
録可能な所定温度に達するまでの待ち時間を短縮するた
め、記録周波数よりも高い周波数の電気信号を印加する
方法が、特開平4−44856号公報に記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
2−179945号公報に記載された手法は以下の問題
がある。すなわち、この手法は、ハードウェア構成や予
備吐出動作フリーからすると、予備吐出動作時に予備吐
出データの取り込み動作を行っておらず、印字起動信号
が入力された構成であったり、1ノズルおきにインクを
吐出するようなデータに変換するハードウェア構成であ
るといえる。つまり、ハードウェアの構成上、設定され
る予備吐出パターンは、あらかじめ固定されているデー
タでしか駆動できないことになる。このような構成で
は、上記のように全ノズルが吐出するようなデータに変
換したり、1ノズルおきにインクを吐出するようなデー
タに変換したりすることは、比較的簡単にそのハードウ
ェアを構成できるが、種々の予備吐出データに対応しよ
うとするとハードウェア構成が複雑になり、コストアッ
プを招く場合がある。
【0007】また、この構成では印字動作中に一時印字
動作を中断し予備吐出動作を起動することも可能であ
る。このような予備吐出動作を行うのは、ノズル部のイ
ンクが、長時間吐出されないことによって、その水分、
揮発成分が徐々に蒸発してしまいその粘度が高くなり吐
出しにくい状態となり、さらにこのような状態で印字動
作を行った場合には、ノズルからのインクの不吐出によ
る白スジや、インク吐出の方向性不良等により画質不良
が発生するのを防ぐためである。しかしながら、この場
合の予備吐出データも、上述したように、予め設定され
ている予備吐出データに基づいてヘッドの予備吐出動作
が行われるので、例えば、全ノズルからインクを吐出し
たり、1ノズルおきにインクを吐出したりの動作しか行
えない。このことは、たとえば、一時印字動作を中断す
る直前までインクを吐出しているノズル群については、
上記のインクの水分や揮発成分が徐々に蒸発することに
よって生じる粘度が高くなるという現象は生じないの
で、これらのノズル群においては予備吐出動作を行う必
要はないといえる。また、これらの予備吐出動作を必要
としないノズル群について予備吐出動作を行うときに
は、インクが無駄に消費されてしまう欠点を有してい
る。
【0008】さらに、この手法は、ノズル駆動回数設定
手段を有しているが、ひとつのヘッドチップで複数色、
例えばシアン,マゼンタ,イエローの3色が一体に構成
されたヘッドカートリッジや、さらにブラックを含めた
4色が一体に構成されたヘッドカートリッジを使用する
場合、ノズル予備駆動回数は3色または4色のうち、最
も予備駆動回数の多く必要とするインクにより設定され
ることから、比較的少ない予備駆動回数で回復するイン
クに対しては、無駄なインクを消費してしまう欠点があ
る。さらに、低温環境下では、所定温度までヘッド温度
を上昇させるためには、かなりの回数のノズル駆動を行
うことが必要であり、色によってはさらにインクを無駄
に消費してしまう欠点がある。通常このような印字開始
準備を行っている間は、他の処理制御は殆どないことか
ら、記録装置全体の動作を司るCPUはノズル駆動回数
管理を十分に行えるといえるし、CPUがこの管理を行
った方がコストの面でも有利である。
【0009】また、特開昭64−38246号公報に示
される手法は、インクが吐出しない程度にノズルを駆動
するか、インクを吐出させるよう駆動する方法のどちら
か一方を使用する場合と、インクが吐出しない程度にノ
ズルを駆動し引き続きインクを吐出させるよう駆動する
制御方法を採用している。この駆動方法は、前述特開昭
62−179945号公報の回路構成で、容易に達成す
ることが可能な方法でもある。この方法も前述の方法と
同様にノズルを予備的に駆動してインクを吐出するにあ
たって、最も予備駆動回数を多く必要とするインクを基
にして予備吐出動作回数を設定するので、無駄なインク
を消費してしまう欠点がある。
【0010】上に述べた従来の方式では、一列に配され
た全ノズルを複数のノズル群に分割するとともに分割さ
れたそれぞれのノズル群に異なる色のインクが充填され
ている記録ヘッドを使用してカラー印字記録を行うイン
クジェット記録装置では、インクの種類によって、乾き
易いインクと乾きにくいインクといった差があり、イン
クの揮発性溶媒の蒸発などによるインクの粘度の増加に
も差が生じてくる。このインクの粘度の増加は、吐出不
良の原因となることから、印字動作前に各インク色のノ
ズルに対して予備的な吐出動作を行うことになるが、こ
のとき乾き易いインクつまりインクの粘度の増加が多い
ものを基準にして各インク色のノズル全てに対して同じ
回数の予備吐出を行うと、インクの粘度の増加が少ない
乾きにくいインクでは不必要なインクの吐出を行うこと
になる。また、逆に乾きにくいインクを基準にして各イ
ンク色のノズル全てに対して同じ回数の予備吐出を行う
と、インクの粘度の増加が多い乾きやすいインクでは、
インクの吐出不良が起きやすくなるといった問題があっ
た。
【0011】また、上記予備的な吐出動作が、各インク
色で別々に終了するようにしたインクジェット記録装置
においては、吐出動作を行なっているインク色のノズル
から吐出動作を行なっていない別のインク色のノズルへ
インクが飛散することなどによって混色を生じるという
問題があった。
【0012】さらに、上記予備的な吐出動作を行うに当
たって、記録周波数よりも高い周波数の電気信号を印加
して予備吐出を行う方法では、周波数を高くするにも限
界があり、周波数を高くすることによる記録ヘッドなど
への負担も大きくなり、また電源の消費電流が大きくな
って小型機などでは対応しきれなくなってしまうという
問題がある。予備駆動時間を短縮すれば、速やかに安定
した印字を行うことができるが、予備駆動時間の短縮の
程度によっては電源の消費電流が大きくなり電源のコス
トアップへつながるという問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決し、予備吐出
パターンを自由に選択可能とするとともに予備吐出パタ
ーンの追加変更をも容易にでき、ヘッド状態に応じた最
適な予備吐出パターンで効率良くヘッドの予備駆動を行
うことができるインクジェット記録装置を提供すること
を目的とする。さらに、本発明は、予備吐出データにし
たがってヘッド予備駆動を実行している最中でも印字デ
ータをメモリへ記憶させることができ、スループットを
向上させたインクジェット記録装置を提供することを目
的とする。
【0014】本発明は、CPU3での処理の負担を減ら
して、システムの動作の高速化を達成できるインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。
【0015】さらに、本発明は、予備吐出動作に消費さ
れる無駄なインクを低減可能なインクジェット記録装置
を提供することを目的とする。また、本発明は、1つの
ヘッドチップに複数色のインクを充填したヘッドカート
リッジのヘッドを予備駆動するときに、複数色のインク
それぞれの予備吐出回数を独立に設定することが可能な
ヘッド予備駆動によりインクの無駄な消費を抑えること
ができるインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。
【0016】さらに本発明は、インクジェット記録装置
において、記録ヘッドを予備駆動するときに、各インク
ごとの予備的な吐出動作の回数を異ならせるとともに、
各インクの予備的な吐出動作を同時に終了させ、乾きに
くいインクの不必要な吐出を防ぎ、目づまり回復動作で
のインクの消費を最小にすることができる予備吐出方法
を提供することを目的とする。さらに、複数色のインク
の予備的な吐出動作において生じるインクの混色を防ぐ
ことができ、予備吐出を高速に行うことができる予備吐
出方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、記録
媒体と相対的に移動するキャリッジ上に複数のノズルを
一列に配置したインクジェットヘッドを搭載し、前記ノ
ズル群からインクを吐出させてノズル配列方向に1ライ
ンの印字記録を行うインクジェット記録装置において、
ヘッドを予備的に駆動するための複数の予備吐出データ
を記憶する第1の記憶手段と、前記複数の予備吐出デー
タの内から選択された特定の予備吐出パターンデータを
記憶する第2の記憶手段を具備させた。
【0018】さらに第2の発明では、記録媒体と相対的
に移動するキャリッジ上に複数のノズルを一列に配置し
たインクジェットヘッドを搭載し、前記複数のノズルの
それぞれを数ノズル毎に分割して複数のノズル群を形成
し、各ノズル群を順次所定の時間ずつ遅延させ分割同時
駆動して前記ノズル群からインクを吐出させて、ノズル
配列方向に1ラインの印字記録を行うインクジェット記
録装置において、入力画像データに基づいてヘッドを予
備的に駆動するための予備吐出データを生成し格納する
予備吐出データ記憶制御手段と、画像記録のための印字
データまたは前記予備吐出データ記憶制御手段からの予
備吐出データを選択して出力する第1の選択手段と、入
力画像データまたはヘッドノズル吐出データパターンを
選択して出力する第2の選択手段とを備え、インクジェ
ットヘッドのノズルを駆動するための駆動データは、ヘ
ッドを予備的に駆動するための予備吐出データまたは画
像記録のための印字データのどちらかを選択する第一の
選択手段を通過して前記インクジェットヘッドに供給さ
れるようにした。
【0019】また、第3の発明は、記録媒体と相対的に
移動するキャリッジ上に複数のノズルを一列に配置した
インクジェットヘッドを搭載し、前記ノズルからインク
を吐出させてノズル配列方向に1ラインの印字記録を行
うインクジェット記録装置において、全ノズルを複数の
ノズル群に分割し、分割されたノズル群毎にインクを予
備的に吐出させるよう制御する制御手段を具備した。
【0020】さらに第4の発明は、一列に配された全ノ
ズルを複数のノズル群に分割するとともに分割されたそ
れぞれのノズル群に異なる色のインクが充填されている
記録ヘッドを使用してカラー印字記録を行うインクジェ
ット記録装置の予備吐出方法において、各インクごとに
予備的な吐出動作の回数を異ならせて予備駆動を行うよ
うにした。
【0021】
【作用】第1の発明においては、記録媒体と相対的に移
動するキャリッジ上に複数のノズルを一列に配置したイ
ンクジェットヘッドを搭載し、前記ノズル群からインク
を吐出させてノズル配列方向に1ラインの印字記録を行
うインクジェット記録装置において、ヘッドを予備的に
駆動するための複数の予備吐出データを記憶する第1の
記憶手段と、前記複数の予備吐出データの内から選択さ
れた特定の予備吐出パターンデータを記憶する第2の記
憶手段を具備することによって、ヘッド状況に応じた最
適な予備吐出データを選択してヘッド駆動ができる。
【0022】第2の発明においては、記録媒体と相対的
に移動するキャリッジ上に複数のノズルを一列に配置し
たインクジェットヘッドを搭載し、前記複数のノズルの
それぞれを数ノズル毎に分割して複数のノズル群を形成
し、各ノズル群を順次所定の時間ずつ遅延させ分割同時
駆動して前記ノズル群からインクを吐出させて、ノズル
配列方向に1ラインの印字記録を行うインクジェット記
録装置において、入力画像データに基づいてヘッドを予
備的に駆動するための予備吐出データを生成し格納する
予備吐出データ記憶制御手段と、画像記録のための印字
データまたは前記予備吐出データ記憶制御手段からの予
備吐出データを選択して出力する第1の選択手段と、入
力画像データまたはヘッドノズル吐出データパターンを
選択して出力する第2の選択手段とを備え、インクジェ
ットヘッドのノズルを駆動するための駆動データは、ヘ
ッドを予備的に駆動するための予備吐出データまたは画
像記録のための印字データのどちらかを選択する第一の
選択手段を通過して前記インクジェットヘッドに供給す
る。
【0023】第3の発明は、記録媒体と相対的に移動す
るキャリッジ上に複数のノズルを一列に配置したインク
ジェットヘッドを搭載し、前記ノズルからインクを吐出
させてノズル配列方向に1ラインの印字記録を行うイン
クジェット記録装置において、全ノズルを複数のノズル
群に分割し、分割されたノズル群毎にインクを予備的に
吐出させるよう制御する制御手段を有することによっ
て、インクジェットヘッドの状況にあった予備吐出を行
うことができる。
【0024】第4の発明は、一列に配された全ノズルを
複数のノズル群に分割するとともに分割されたそれぞれ
のノズル群に異なる色のインクが充填されている記録ヘ
ッドを使用してカラー印字記録を行うインクジェット記
録装置の予備吐出方法において、各インクごとに予備的
な吐出動作の回数を異ならせて予備駆動を行うことによ
り無駄なインクの吐出をなくすことができる。
【0025】
【実施例】
[実施例1]
【0026】図1は、本発明に係るインクジェット記録
装置の第1の一実施例を示すシステム構成図である。本
発明に係るインクジェット記録装置1は、CPU3と、
ワークRAM4と、フォントROM5と、プログラムR
OM6と、EEPROM7と、インターフェース8と、
操作パネル9と、メモリ制御部10と、イメージRAM
11と、ヘッド制御部12と、記録ヘッド13と、モー
タ制御部14と、モータ15と、I/O制御部16と、
センサ17と、共通バス18から構成される。
【0027】インクジェット記録装置1は、ホストコン
ピュータ2と接続され、両者の間でデータのやりとりを
行う。CPU3は、ワークRAM4,フォントROM
5,プログラムROM6およびEEPROM7と接続さ
れており、プログラムROM6に格納されたプログラム
に従って、EEPROM7に格納されている設定値、た
とえば、高画質化のための補正データ等を参照しながら
動作する。また、CPU3は、共通バス18にも接続さ
れており、共通バス18を通じてインクジェット記録装
置1内の各部を制御する。ワークRAM4は、CPU3
の作業用の記録領域として用いられ、種々のシステム内
の情報等の記憶にも使用される。フォントROM5に
は、印字すべき文字のイメージ形式のデータが格納され
ている。
【0028】プログラムROM6には、CPU3の動作
を指示するプログラムが格納されている。EEPROM
7は不揮発性のメモリであって、電源を遮断しても内容
は保持されるので、高画質化のための補正データや、シ
ステムの動作モードなどの各種の設定知等が格納され
る。これらのデータは、操作パネル9を用いて設定され
る場合もある。
【0029】インターフェース8は、共通バス18とホ
ストコンピュータ2に接続され、ホストコンピュータ2
とのデータの送受を直接行う。操作パネル9は、共通バ
ス18に接続され、ユーザから各種の入力を受けつけた
り、ユーザーに対して各種の状態やメッセージを表示す
る。
【0030】メモリ制御部10は、イメージRAM1
1、共通バス18およびヘッド制御部12に接続され、
イメージRAM11を制御する。イメージRAM11に
は、記録すべきデータがイメージの形式で蓄積される。
このイメージRAM11内は、各記録ヘッドに対応する
領域に分けておくことができる。
【0031】ヘッド制御部12は、記録ヘッド13、共
通バス18およびメモリ制御部10に接続され、記録ヘ
ッド13の制御を行う。記録ヘッド13の制御は、少な
くとも各記録ヘッドの各ノズルからのインクの吐出タイ
ミングやインクの温度等の制御を含んでいる。
【0032】記録ヘッド13は、N本のノズルを有する
複数のヘッドからなっている。例えば、カラー印字の場
合であれば、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の4個の記録ヘッドから構成さ
れる。また、前記シアン,マゼンタ,イエローを1つの
記録ヘッドを3つのノズル群に分割して割当て、ブラッ
クを1つの記録ヘッドとすることによって、2個の記録
ヘッドで構成することもできる。
【0033】モーター制御部14は、モータ15および
共通バス18に接続され、モータ15の制御を行う。モ
ータ15は、記録ヘッド13が搭載されたキャリッジ
と、記録媒体、例えば、記録用紙との相対移動を行う。
【0034】I/O制御部16は、各種のセンサ17お
よび共通バス18に接続され、各種のセンサ17の制御
並びに検出データの取得を行う。
【0035】センサ17には、例えば用紙端検出や用紙
幅検出もしくはインク量検出などがある。共通バス18
は、CPU3、インターフェース8、操作パネル9、メ
モリ制御部10、ヘッド制御部12、モーター制御部1
4およびI/O制御部16を接続し、各種のデータや制
御信号を伝送する。
【0036】これら上述した機能は、機能的に分けてい
るが、イメージRAM11とワークRAM4を同じRA
Mとするなどの変形も可能である。
【0037】図1のシステムの動作を説明する。CPU
3は、プログラムROM6に格納されているプログラム
に従って、EEPROM7に格納されている設定値など
を参照しながら動作する。その際、必要に応じてワーク
RAM4を用いる。EEPROM7に格納されている設
定値等は、操作パネル9を用いて設定される。また、C
PU3は、I/O制御部16を介してセンサ17からの
情報を得て、記録可能か否かのチェックをしたり、モー
ター制御部14に対してキャリッジの移動や記録用紙の
搬送などを指示して、記録位置合わせ等を行う。
【0038】ホストコンピュータ2から記録するデー
タ、例えば、画像情報や文字コード等が送られてくる
と、インターフェース部8でその情報を受信し、受信デ
ータをCPU3へ転送する。CPU3では、印字フォー
マットに従い、受信データを記録できるイメージデー
タ、例えばビットマップに変換する。例えば、受信した
データが文字コードであれば、フォントROM5を用い
て、当該文字のイメージデータに変換する。変換された
イメージデータは、メモリ制御部10を介してイメージ
RAM11に格納される。
【0039】イメージデータが格納されると、プリンタ
本体と、各ヘッドにそれぞれ内蔵された温度検出素子に
より検出された温度をもとに、ヘッド駆動パルス幅と駆
動動作モードを決定し、各種の設定値をヘッド制御部1
2へ設定する。特に、印字直前にヘッド温度が低いと、
インク吐出特性に悪影響を及ぼすので、インク吐出特性
が比較的安定している最適温度域までヘッドを昇温させ
る動作を行う。次に、CPU3は、モーター制御部14
に対してキャリッジの移動を要求し、走査を行う。記録
ヘッド13を搭載するキャリッジには、印字タイミング
を生成するエンコーダーが取付けられており、キャリッ
ジの走査速度に応じた印字タイミングがCPUおよびヘ
ッド制御部12に入力される。CPU3は、この印字タ
イミングにより印字位置を決定し、ヘッド制御部12に
印字許可のゲート信号を供給する。
【0040】この印字許可のゲート信号と印字タイミン
グ信号によって、ヘッド制御部12は、ヘッド駆動信号
を記録ヘッド13へ出力する。メモリ制御部10から割
り込みが発生し、CPU3に入力される。この割り込み
信号を受け、CPU3は、モーター制御部14に対して
印字記録幅分の記録媒体の搬送、キャリッジの再走査を
要求する。キャリッジの1回のスキャン動作が終了する
と、トランスポートローラーによって、所定量だけ記録
媒体23が搬送される。このようにして、記録媒体の搬
送方向の印字記録動作が終了するまで、1スキャンの印
字を複数回行うことになる。ここでは、1スキャンの印
字開始前ごとに、ヘッド温度や環境温度を検出して、ヘ
ッド駆動パルスや駆動動作モードをその都度決定してい
く。
【0041】このように1枚の記録媒体への印字動作が
終了すると、CPU3は、モーター制御部14に対して
記録媒体の排出を要求すると共に、キャリッジを、再び
キャップ機構部の位置に移動させ、記録ヘッドユニット
をキャップしてインクの渇きを防止し、次の印字まで待
機する。
【0042】図2にインクジェット記録装置のキャリッ
ジ周辺の概略を示す。例えば、ブラック、シアン、マゼ
ンタ、イエローの4個の記録ヘッドからなる記録ヘッド
ユニット21は、キャリッジ22に搭載され、記録媒体
23の送り方向に直交して走査される。トランスポート
ローラー24は、記録媒体23を送り方向に移動させ
る。キャリッジ22の移動範囲であって記録媒体23の
範囲外にキャップ機構部25が位置している。記録ヘッ
ド21は、それぞれが、または、複数個が一体となって
キャリッジ22に着脱可能に構成されている。また、記
録ヘッドユニット21には、複数本のノズルが設けられ
ている。
【0043】キャリッジ22を左右にスキャン動作させ
ながら、ノズルからインクを吐出させて印字を行う。こ
の印字は、キャリッジ22に複数個の記録ヘッドユニッ
ト21が搭載されている場合は、各記録ヘッドユニット
21からインクを吐出させ、インクのドットを重ね合わ
せて、画像を形成していく。
【0044】複数の記録ヘッドユニット21として、例
えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4個の
記録ヘッドを用いることにより、カラー画像を形成する
ことができる。
【0045】キャリッジ22の1回のスキャン動作が終
了すると、トランスポートローラー24により、所定量
だけ記録媒体23が搬送される。この動作を繰り返し、
1枚の記録紙への印字を終了する。1枚の記録媒体23
への印字が終了すると、キャリッジ22は、再びキャッ
プ機構部25の位置に移動し、記録ヘッドユニット21
をキャップし、次の印字まで待機する。
【0046】この実施例では、記録媒体とヘッドユニッ
トとの相対的な移動による副走査は、記録媒体の側を移
動したが、キャリッジ22を移動させて構成することも
可能である。また、この移動量は、1回の印字幅や所定
の改行幅の分だけ行ったり、また空白のみのスキャンの
分も一括して送ることもできる。さらに、例えば、記録
媒体のフィード時や、あらかじめ決まったフォーマット
に従って記録する際の記録媒体の位置決め時などは、C
PU3からの指示に従った記録媒体の移送が可能である
し、ホストコンピュータ2からの指示によって移動量を
変えることも可能である。
【0047】図3は、本発明のインクジェット記録装置
1のヘッドの駆動を制御するヘッド制御部12の第1の
実施例を示す構成図である。ヘッド制御部12は、隣接
ノズル群印字周期値記憶手段31と、隣接ノズル群印字
周期設定カウンタ32と、印字タイミング制御部33
と、印字駆動パルス発生部34と、印字ドット数カウン
タ制御部35と、印字駆動パルス幅設定カウンタ36
と、印字駆動パルス幅設定値記憶手段37と、印字デー
タ加工処理部38から構成される。
【0048】このヘッド駆動制御動作部は、図1のヘッ
ド制御部12の一部を構成するものである。図6に示す
ように、ヘッドは、複数のノズルを数個ずつのノズル群
に分割したものであり、ヘッドに設けられている複数の
ノズル駆動は、複数に分割されたノズル群内の各ノズル
は同時に駆動し、各ノズル群は、どちらか一端側から順
次駆動する方式を採用している。以下の説明では、この
ノズル群を、分割同時駆動ノズル群と呼ぶことにする。
【0049】隣接ノズル群周期値記憶手段31は、分割
同時駆動ノズル群間を駆動する時間に対応する隣接ノズ
ル群印字周期値を保持する。この値はCPU3等からデ
ータが送られ、信号WRにより設定される。隣接ノズル
群印字周期設定カウンタ32は、隣接ノズル群印字周期
値記憶手段31に保持されている隣接ノズル群印字周期
値Tcに基づき、印字タイミング制御部33の指示に従
って、隣接ノズル群間の周期時間信号を生成し、印字タ
イミング制御部33および印字ドット数カウンタ制御部
35に入力する。印字ドット数カウンタ制御部35は、
隣接ノズル群印字周期設定カウンタ32からの周期時間
信号を受けて、ノズル群の数をカウントし、全ノズル数
に達すると、印字タイミング制御部33に対し、その旨
を示す印字ノズル群数の信号を通知する。
【0050】印字タイミング制御部33は、さまざまな
タイミング信号を生成する。他の制御部からのクロック
信号およびゲート信号、隣接ノズル群印字周期設定カウ
ンタ32からの周期時間信号、印字ドット数カウンタ制
御部35からの印字ノズル群数の信号を受け、隣接ノズ
ル群印字周期設定カウンタ32および印字駆動パルス幅
設定カウンタ36に対して、カウント値の取り込み指示
とカウントクロックの供給を行い、印字駆動パルス発生
部34に対して、駆動開始を指示し、印字データ加工処
理部38に対して、印字データ転送クロックを供給する
と共に、同一信号を記録ヘッド13に対して出力する。
【0051】印字駆動パルス発生部34は、印字タイミ
ング制御部33からの駆動開始の指示と、印字駆動パル
ス幅設定カウンタ36のカウント終了信号を受けて、印
字ヘッドに対する駆動パルスのオンオフ制御を行う。印
字駆動パルス幅設定カウンタ36は、印字タイミング制
御部33からの供給されるカウントクロックに基づき、
駆動パルス幅データに達するまでカウントを行って、終
了信号を印字駆動パルス発生部34に供給する。
【0052】印字駆動パルス幅設定値記憶手段37に
は、印字駆動パルス幅設定カウンタ36に設定される駆
動パルス幅データTpを記憶する。このデータは、CP
U3等から送られ、信号WRより記憶される。
【0053】図4は、本発明のインクジェット記録装置
の記録ヘッド13の内部回路の一実施例を示す構成図で
ある。記録ヘッド13の内部回路は、4ビットシフトレ
ジスタ50と、4ビットラッチ51と、32ビットシフ
トレジスタ52と、ヒーターR1〜R128と、スイッ
チングトランジスタT1〜T128と、インバータIV1〜
IV128と、NAND回路NA1〜NA128が図示のよう
に接続されて構成される。
【0054】図4では、ヘッド全体のノズル数を128
本とし、1つのノズル群内のノズル数を4本として、3
2のノズル群に分割して駆動する。各ノズルには、ヒー
ターR1〜R128が設けられており、ヒーターR1〜R128
の一端は、共通の電源に接続され電圧Vhが印加されて
いる。他端は、それぞれのスイッチングトランジスタT
1〜T128を介して、アースに接続されており、スイッチ
ングトランジスタが“ON”となると、ヒーターに電流
が流れ、ノズルが駆動されることになる。各スイッチト
ランジスタT1〜T128の“ON”,“OFF”は、NA
ND回路NA1〜NA128に入力される駆動パルスと印字
データの論理積の信号によって行われる。論理積の信号
は、NAND回路NA1〜NA128およびインバータIV
1〜IV128により作成される。
【0055】図5は、図4に示した記録ヘッド13の内
部回路を駆動するタイミングの例を示すものである。こ
こでは、隣接ノズル群印字周期tc(sec)、ノズル駆動
パルス幅はtp(sec)となるようなデータが、それぞれ
隣接ノズル群印字周期値記憶手段31、印字駆動パルス
幅設定値記憶手段37に記憶されている。
【0056】4ビットシフトレジスタ50は、印字デー
タ加工処理部38から送られてくる印字データDpを印
字タイミング制御部33から出力される印字データ転送
クロックTcに同期して順次受け取り、1つのノズル群
内の4本のノズルに対応したパラレルの印字データを出
力する。4ビットラッチ51は、印字駆動パルス発生部
34から送出される駆動パルスTpに同期して、4ビッ
トシフトレジスタ50から出力される印字データを一時
保持し、ノズルに対して印字データを出力する。4ビッ
トラッチ51から出力される印字データは、各ノズル群
内のそれぞれに対応したNAND回路に入力される。す
なわち、4ビットラッチ51から出力される1番目のデ
ータ線は、第1ノズル群の1番目のノズルに対応したN
AND回路NA1,第2ノズル群の1番目のノズルに対
応したNAND回路NA5,・・・,第32ノズル群の
1番目のノズルに対応したNAND回路NA125に接
続される。2番目のデータ線は、各ノズル群の2番目の
ノズルに対応したNAND回路に接続される。3、4番
目のデータ線についても同様である。32ビットシフト
レジスタ52は、各ノズル群に対応した出力線Bnを有
し、順次この出力線をシフト動作により切り替え、32
個のノズル群のうちから駆動するノズル群を順に選択
し、駆動されるノズル群内の各ノズルに対応するNAN
D回路に駆動パルスを入力する。この32ビットシフト
レジスタ52には、印字駆動パルス発生部34より駆動
パルスTpが入力されており、駆動パルスTpが“Hレベ
ル”のときに、その期間だけ選択されたノズル群への信
号が“Hレベル”となる。また、駆動パルスTpが“L
レベル”となると、それを検出して、選択される出力線
の位置がシフトされ、隣接する次のノズル群が駆動され
るようになる。
【0057】このようにして、128本のノズルは、4
本ごとのノズル群に分割され、画像データに応じて最大
4本のノズルが同時に駆動される。また、各ノズル群は
駆動パルスTpに従って順次駆動され、32回のノズル
群の駆動により、128本分のノズルの駆動が行われ、
ノズル配列方向の画像記録が行われる。
【0058】次に、記録ヘッド13の予備吐出動作につ
いて説明する。前述したように、インクジェット記録装
置1の非印字時間が長くなると、記録ヘッド13のノズ
ル部のインク粘度が高くなる。このような状態で印字を
行うと、印字開始時に、インクが吐出しなかったり、イ
ンクの吐出方向が乱れ、画質低下を招いていた。
【0059】このような不具合に対しては、印字開始前
に予備的にヘッドを駆動して、前記粘度の高いインクを
吐出させることによって、画質低下を防止している。
【0060】また、記録ヘッド13のノズル部に、紙粉
やゴミ等が付着した場合でも、インクの吐出不良が発生
し、前述したような画質不良が起こるため、印字動作時
においても、定期的にヘッドの予備吐出を行うことが一
般的に行われている。
【0061】さらに、記録ヘッド13として、複数本の
ノズルを所定数毎のノズル群に分け、その分けられたそ
れぞれのノズル群に、それぞれ異なる色のインクが充填
されているような構成のヘッドを使用している場合に
は、キャリッジ走査時の振動や衝撃等によりインクがノ
ズルからノズル面に流出し、隣接する他の異なるインク
と混色する場合がある。これは、色再現性の観点で問題
が発生し、画質不良を招くおそれがある。したがって、
上述のような構成における印字動作中においても、定期
的にヘッドの予備吐出が行われる。
【0062】このように、さまざまな場合において、記
録ヘッド13の予備吐出が行われる。それぞれの場合に
行われる予備吐出は、場合に対応してその目的が異なる
ので、予備吐出パターンは、ヘッドの置かれている状況
に応じて、さまざまな予備吐出パターンの中から、最適
なパターンを選択できる構成としている。
【0063】図6に、ヘッド予備吐出パターンの例を示
す。ヘッドは、例えば縦方向に配列された128個のノ
ズルからなり、各ノズルは4個ずつの計32のノズル群
に分割されている。黒丸は吐出させるノズルを、白丸は
吐出させないノズルを示している。構成番号(1)は、
1ノズルおきにインクを吐出させるパターンを示してい
る。1番目および3番目のノズルからインクを吐出させ
ているが、2番目および3番目のノズルから吐出させる
逆のパターンとすることも可能である。構成番号(2)
は、4ノズルおき、すなわち、1ノズル群ごとにインク
を吐出させるパターンを示している。こもパターンも前
述同様逆のパターンとすることも可能である。構成番号
(3)は、全てのノズルからインクを吐出させるパター
ンを示している。
【0064】構成番号(1)および構成番号(2)は、
印字動作中の予備吐出パターンに使われたり、構成番号
(3)は、例えば、低温環境下での目づまり回復動作で
のヘッド予備吐出パターンとして使われる。また、ここ
には図示していないが、記録ヘッド13として、複数本
のノズルを所定数毎に分け、その分けられたそれぞれの
ノズル群に、それぞれ異なる色のインクが充填されてい
るような構成のヘッドを使用している場合には、特に他
色のインクとの隣接しているノズル部が、インクの混色
を招きやすいことから、他色のインクが充填されている
ノズルとの隣接ノズル部のみ予備吐出させるような予備
吐出パターンが使用される。
【0065】このような、さまざまなヘッド予備吐出パ
ターンデータが、プログラムROM6等に予め記憶され
ている。
【0066】図7は、ヘッド予備吐出制御動作のフロー
図である。まず、ヘッド制御部12は、例えば、電源投
入直後であったり、複数本のノズルを所定数毎に分け、
その分けられたそれぞれのノズル群にそれぞれ異なる色
のインクが充填されているような記録ヘッド13を使用
している場合や、環境温度が低温下であったり、長期の
印字待機中である場合などの、記録ヘッド13のおかれ
ている状態を確認する(S1)。次いで、ヘッド制御部
12は、ステップS1で把握したヘッド状態のデータに
基づいて、プログラムROM6内の種々のヘッド予備吐
出パターンの中から最適な予備吐出パターンを選択する
(S2)。
【0067】ステップS2で選択された最適な予備吐出
パターンデータの格納されている領域のデータを、イメ
ージRAM11内へ転送する(S3)。イメージRAM
11は、通常の印字動作を行う場合にはイメージデータ
が格納される記憶素子であり、キャリッジ走査方向の最
大幅分とノズル幅分の記憶領域が確保されているので、
例えば、1ライン分のみの予備吐出パターンデータを転
送したり、複数ライン分の予備吐出パターンデータを転
送することが可能である。複数ライン分の予備吐出パタ
ーンデータを転送する場合には、ライン毎に、異なる予
備吐出パターンデータを転送することももちろん可能で
ある。ステップS3の予備吐出パターンデータの転送作
業が終了するのを待って、ヘッド予備吐出の起動操作を
行なう(S4)。
【0068】次いで、ステップS4において予備吐出の
起動操作が実行された後のヘッド状態を確認する(S
5)。次いで、ヘッド予備吐出回数が不十分であると判
断された場合には、ステップS2に戻り再び同様な制御
動作を実行する。また、ヘッド予備吐出が十分であると
判断された場合には、次の制御に移行する(S6)。
【0069】本発明では、イメージRAM11を第2の
記憶手段として使用しているが、例えば、第2の記憶手
段を使用せず、第1の記憶手段であるプログラムROM
6から、直接ヘッド制御部12に予備吐出パターンデー
タを転送して予備吐出動作を行っても良い。この場合
は、CPU3がデータの転送を行う。しかし、このよう
な構成では、常時CPU3が、ヘッド駆動動作に合わせ
て高速に予備吐出データを転送する必要があり、他の制
御が十分に行えなくなるという問題がある。
【0070】本発明では、第2の記憶手段としてイメー
ジRAM11を使用し、メモリ制御部10と、イメージ
RAM11と、ヘッド制御部12との間で、自動的に予
備吐出動作を行うよう構成されているので、プログラム
ROM6は、CPU3に対して解放されるようになり、
CPU3は、プログラムROM6のプログラムに従っ
て、他の制御動作を前述したヘッド予備吐出動作と並列
に行うことができるので、CPU3の負荷を減らし、イ
ンクジェット記録装置動作の高速化を図ることができ
る。
【0071】[実施例2]
【0072】図8は、本発明に係るインクジェット記録
装置1のヘッド駆動制御部の第2の実施例を示す構成図
である。本実施例のヘッド駆動制御部12Bは、図3に
示された第1の実施例の駆動制御部12に比較して、パ
ラレル−シリアル交換手段39と、第二の選択手段40
と、予備吐出データ記録制御部41と、第一の選択手段
42を備えた点で相違し、その他の点では同じ構成と動
作をする。よって、共通する動作の説明を省略し、以
下、本実施例に特有の部分の動作を説明する。
【0073】CPU3からのデータは、パラレル−シリ
アル変換手段39に入力されシリアルデータに変換され
て第2の選択手段40へ出力される。メモリ制御部10
からの画像データDiは、印字データ加工処理部38へ
入力されるとともに、第2の選択手段40へ入力され
る。第2の選択手段40は、メモリ制御部10からの画
像データDiまたはCPU3からのシリアルデータのい
ずれかを選択して予備吐出データ記憶制御部41へ出力
する。どちらを選択するかの設定データは、CPU3等
から送られ、信号WRにより記憶される。
【0074】予備吐出データ記憶制御部41は、第二の
選択手段40から出力されるデータを記憶し、画像処理
を行ったりする。ここに記憶されたデータは、印字デー
タ転送クロックTcに同期して第一の選択手段42へ出
力される。第一の選択手段42は、印字データ加工処理
部38から出力されるデータか、予備吐出データ記憶制
御部41から出力されるデータのどちらかを選択して印
字データDpとして出力する動作を行う。どちらを選択
するかの設定データは、CPU3等から送られ、信号W
Rにより記憶される。
【0075】図9は、予備吐出を、行っているときのタ
イミングチャートである。予備吐出を行っているときに
は、画像データはないので、画像データリードクロッ
ク、画像データの信号は出力されていない。この例で
は、全ノズルで予備吐出を行うものであるので、印字デ
ータは転送クロックに同期して全て“ハイレベル”とな
っており、駆動パルスに応じて全てのノズルから予備吐
出が行われる。
【0076】図10〜図12の動作フローを基に、パラ
レル−シリアル変換手段39と、第二の選択手段40
と、予備吐出データ記憶制御部41と、第一の選択手段
42の制御動作を具体的に説明する。
【0077】インクジェット記録装置1のシステムに電
源が投入されると、記録ヘッド13の目づまり回復制御
動作モードがスタートする。このモードは、記録ヘッド
13のノズル部に粘度の高いインクか存在することによ
る印字不良を防止するために、記録ヘッド13を予備的
に駆動するものである。まず、CPU3は、第一の選択
手段42が予備吐出データ記憶制御部41の出力を選択
して出力するように、第一の選択手段42に対して選択
データを設定する(S10)。次に、第二の選択手段4
0がパラレル−シリアル変換手段39の出力を選択して
出力するように、第二の選択手段40に対して選択デー
タを設定する(S11)。
【0078】CPU3は、ヘッドの放置時間やインクジ
ェット記録装置1のシステムの環境条件等の種々のヘッ
ド状態を確認する(S12)。このステップS12で確
認されたヘッド状態をもとに、プログラムROM6に記
憶されているさまざまなヘッド状態に対応したヘッド駆
動パラメータ、例えば、ヘッド駆動パルス幅や印字周波
数やヘッドノズル吐出データパターン、例えば、全ノズ
ル吐出データまたは1ノズルおきの吐出データ等の中か
ら、最適なデータを選択する操作を行う(S13)。
【0079】この選択されたデータに基づき、ヘッド予
備駆動時の隣接ノズル群印字周期値tcを隣接ノズル群
印字周期値記憶手段31に記憶させる(S14)。次い
でヘッド予備駆動時の印字駆動パルス幅値tpを印字駆
動パルス幅設定記憶手段37に記憶させる(S15)。
CPU3は、パラレル−シリアル変換手段39に対し
て、ステップS13において選択されたヘッドノズル吐
出データパターンを出力する(S16)。パラレル−シ
リアル変換手段39は、このデータが書き込まれるごと
に、ワード分のシリアルデータ転送クロックも出力す
る。ステップS11において、第二の選択手段40がパ
ラレル−シリアル変換手段39の出力を選択して出力す
るように設定されているので、シリアルデータ転送クロ
ックと同期をとりながらこのシリアルデータからなる1
28個のヘッドノズル吐出データパターンが予備吐出デ
ータ記憶制御部41に記憶される(S17)。ここで
は、予備吐出データ記憶制御部41のデータ記憶部は、
128個のデータを記憶できるが、例えば、4ノズル同
時駆動であれば、最低4個のヘッドノズル吐出データパ
ターンを記憶できる記憶部であっても良い。この場合
は、この4個のデータを繰り返しヘッドに印字データと
して出力することになる。
【0080】予備駆動するための条件が全て設定された
ので、CPU3は、図9(b)に示す予備駆動のトリガ
を発行する(S18)。ここでの予備駆動は、このトリ
ガ1回につき1ノズル当たり1回のノズル駆動が実行さ
れる動作を行う。
【0081】図9にヘッド予備駆動動作を行っていると
きのタイミングの一実施例を示す。ここでの隣接ノズル
群印字周期をtc(sec)、ノズル駆動パルスTp(図9
(g))のパルス幅をtp(sec)としている。ここで、
ヘッド13への転送クロックTc(図9(e))に同期
して、予備吐出データ記憶制御部41の128個のデー
タがシリアルデータからなる印字データDp(図9
(f))として出力される。ここでは、全ノズル駆動す
る予備駆動のパターンであるから印字データDpは“ハ
イレベル”のデータとなっている。引き続き行われる予
備駆動での予備駆動周波数は、上記したようにステップ
S13で選択されたヘッド駆動パラメータに従うもので
ある。
【0082】次いで、予備吐出データ記憶制御部41に
設定されたデータに従って、所定回数の予備吐出が実行
されたか否かを判断する(S19)。所定回数の予備吐
出が実行されていない場合は、ステップS18に戻り、
引き続きノズル駆動が実行される。つぎに、所定回数の
予備吐出が終了したとき、ヘッドの状態を再度確認し、
別途吐出データを必要とするか否かの判断、すなわち、
予備駆動動作を再度実行するか終了するかの判断を行う
(S20)。ヘッドの状態が予備駆動動作を再度実行す
る必要がある状態のときには、再びステップS13に戻
りヘッドの状態に応じた新たなデータを設定して同様な
予備吐出駆動制御を行なう。予備駆動動作の再実行が必
要ないときには目づまり回復制御動作モードを終了し、
印字モードに移行する。
【0083】以上のパラレル−シリアル変換手段39
と、第二の選択手段40と、予備吐出データ記憶制御部
41と、第一の選択手段42との制御動作によって、記
録ヘッド13の目づまり回復制御動作モードによる予備
吐出が行われる。
【0084】次に印字動作時のパラレル−シリアル変換
手段39、第二の選択手段40、予備吐出データ記憶制
御部41、第一の選択手段42の制御動作を図8と図1
0および図12の動作フローを基に説明する。
【0085】まず、CPU3は、印字駆動での隣接ノズ
ル群印字周期値tcを、隣接ノズル群印字周期値記憶手
段31に設定する(S21)。次いで、CPU3は、印
字駆動モードでの印字駆動パルス幅tpを、印字駆動パ
ルス幅値記憶手段37に設定する(S22)。この隣接
ノズル群印字周期値tcと印字駆動パルス幅tpのヘッド
駆動パラメータは、ヘッド予備駆動時のパラメータと同
一でも良い。次に、第一の選択手段42が印字データ加
工処理部38のデータを選択して出力するように、第一
の選択手段42に対して選択データを設定する(S2
3)。
【0086】以上のデータの設定が行われると、印字動
作が開始され、記録媒体23のフィードが行われ、記録
媒体が所定の位置に設定される(S24)。印字データ
が設定され次第1スキャンの印字動作が行われる(S2
5)。1スキャンの印字が終了すると次スキャンの印字
データがあるか否かを判定し(S26)、次スキャン印
字データがあるときには予備吐出モード終了からの経過
時間がt2を越えたか否かを判断する(S27)。この
判断の結果、時間t2を越えていないときにはステップ
S24に戻って次スキャンの印字を開始する。
【0087】この印字動作と平行して予備吐出動作の最
終時点からの時間t1の計測が開始される(S28)。
この計測動作はCPU3等が行う。計測開始から所定時
間t1未満の間は、計測動作を連続して実行し、計測開
始から所定時間t1が経過した時点で、第二の選択手段
40が画像データを選択して出力するように、第二の選
択手段40に対して選択データが設定される(S2
9)。次いで、予備吐出データ記憶制御部41は、ヘッ
ド13への転送クロックと同期をとりながら、各ノズル
に対応する印字データのサンプリングを行なう(S3
0)。上記ステップS30で得たサンプリングデータに
基づいて、それぞれのノズルがインクを吐出するノズル
であるか吐出しないノズルであるかを検出しながら、吐
出ノズルに対しては印字しないような不吐出データを記
憶し、不吐出ノズルに対しては印字するような吐出デー
タを記憶するデータの置換制御を行う(S31)。この
サンプリング動作は、予備吐出データ記憶制御部41に
おいて行われ、ステップS27の予備吐出時間t2経過
まで連続的に行われる(S27)。この結果、予備吐出
動作少量後t1時間経過の後からt2までの間に一度もイ
ンクの吐出が行われなかったノズルに対応したデータは
吐出データが記憶されるとともに、この間に一度でもイ
ンクの吐出がなされたノズルに対応したデータは不吐出
データが記憶される。
【0088】ステップS27において用いる予備吐出時
間t2は、ヘッドノズル部のインクの渇くまでの時間を
規定したものである。これは、一枚の印字記録にを越え
る状況がある場合、時間t2を越えるまで1回もインク
吐出動作が行われないノズルでは、それ以後の印字でイ
ンクの渇きによって吐出不能となるノズルが発生した
り、インクの方向性が乱れてしまう等の不具合を生じ、
著しく印字品質の低下を招く問題がある。この問題に対
処するため、t2の時間が経過しても印字動作を行って
いる場合は、一時印字動作を中止し、予備吐出制御動作
に移行してノズルの不具合を取り除くようにする。
【0089】もし、次スキャン印字データを検出判断す
るステップS26で、次スキャン印字のデータが無いと
判断された場合は予備吐出モード制御(予備駆動モー
ド)に移行する(S32)。この予備吐出モード制御
は、前述したヘッド予備吐出制御に従って図10の動作
フローに従った動作が実行される。ここでCPU3は、
印字終了時の印字パターンをプログラムROM6から検
索し、予備吐出データ記憶制御部41に記憶する操作を
行い、以後同様に、第一の選択手段42と第二の選択手
段40の選択を行う。
【0090】ステップS27において予備吐出時間t2
の時間経過を計測した結果、経過したと判断された場合
には、第一の選択手段42が予備吐出データ記憶制御部
41の出力を選択して出力するよう、第一の選択手段4
2に対して選択データを設定する(S33)。以下、図
12に示されるように、予備吐出動作のトリガが発行さ
れ、ヘッド予備駆動モードへ移行し、ヘッドの予備駆動
が実行される(S34)。記録ヘッド13に出力される
印字データは、予備吐出データ記憶制御部41に格納さ
れたデータであるが、このデータは、(t2−t1)時
間の印字動作中に、一度も印字が行われなかったノズル
を駆動するためのデータである。次いで、1回の予備駆
動が終了するとこの予備吐出動作回数が所定回数なされ
たか否かを判断し(S35)、予備駆動動作回数が所定
回数終了するまでステップS34戻ってヘッド予備吐出
動作が行われる。さらに、所定の駆動パターンにより引
き続き予備吐出動作を行ってもよい。このような構成と
することにより、印字動作中の予備駆動によって消費さ
れるインクは、前記(t2−t1)時間の印字動作中
に、一度も印字が行われなかったノズルから吐出される
インクであるので、通常の全ノズルからインクを吐出さ
せるような予備駆動に比較して、無駄に消費されるイン
ク量を低減することが可能になる。
【0091】この予備駆動動作が終了すると、次スキャ
ンの印字データの有無を判定する(S36)。判定の結
果、次スキャンの印字データが無いときには、図11の
ステップS32の予備駆動モードに移行し、一連の動作
が終了する。ステップS36で印字データがあると判断
されたときには、第一の選択手段42が印字データ加工
処理部38の出力を選択して出力するように、第一の選
択手段42に対して選択データを設定する(S37)。
【0092】次いで、予備吐出データ記憶制御部41内
に格納された吐出データをクリアにする動作が行われ
(S38)た後、印字動作を再開するために図11のス
テップS24に移行して、以後同様な一連の制御動作が
行われる。
【0093】この一連の動作において、時間t1および
時間t2の計測は、前記したステップS34で行われた
予備吐出動作終了後から開始される。このように予備吐
出動作終了毎に時間計測の開始が行われる。
【0094】これまで述べてきたように、ヘッド制御部
12内部に、第一の選択手段および第二の選択手段なら
びに最大ノズル数に対応する予備吐出データ記憶制御部
を具備することによって、種々の予備吐出パターンに対
応することが可能となる。予備吐出パターンを基準パタ
ーンから、ハードウエアによって生成することも可能で
あるが、種々のパターンに対応するために、ハードウエ
ア構成が煩雑になってしまう場合があり、問題も多い。
【0095】また、前記予備吐出データ記憶制御部に、
印字動作実行中に印字データの記憶動作を行って非印字
ノズルを検出し、予備吐出動作時にそのノズルのみを駆
動するモードを追加したので、予備吐出動作に消費され
る無駄なインクを低減することが可能になった。さらに
は、予備吐出パターン記憶制御部を、ヘッド制御部12
内に具備する構成としたので、ヘッド13の予備吐出駆
動中でも、イメージRAM11に印字データの展開が行
え、プリンタ−システム1のスループットを向上させる
ことができる。
【0096】[実施例3]
【0097】図13は、本発明に係るインクジェット記
録装置1におけるヘッド駆動制御部の予備駆動動作態様
の1つの例を示す図である。図13の(a)は記録ヘッ
ドの構成を、(b)は駆動パルスTpを、(c)はブロ
ック1のみを予備駆動する印字パルスを、(d)はブロ
ック2のみを予備駆動する印字パルスを、(e)はブロ
ック3のみを予備駆動する印字パルスを、(f)はブロ
ック4のみを予備駆動する印字パルスを、(g)はブロ
ック1とブロック4を予備駆動する印字パルスを、
(h)はブロック2とブロック3のみを予備駆動する印
字パルスを、(i)は全てのブロックを予備駆動する印
字パルスを示している。
【0098】図13(a)に示すように本実施例の動作
態様が適用される記録ヘッド13は、ヘッド13の12
8個のノズルを4つのブロックに分割し、1ブロック3
2ノズルとしたことを特徴とする。すなわち、本実施例
において使用する記録ヘッド13は、ノズル番号1から
32までをブロック1とし、ノズル番号33から64ま
でをブロック2とし、ノズル番号65から96までをブ
ロック3とし、ノズル番号97から128までをブロッ
ク4として構成している。
【0099】すなわち、本実施例は、図3または図8に
示されたヘッド制御部12,12Bを用いて、上述した
4つに分割された記録ヘッド13を制御する方法であ
る。例えば、CPU3は、ヘッド予備駆動動作時に、ブ
ロック1のみを動作させるときは、ノズル1からノズル
32のみを吐出させるためのブロックデータを、印字ド
ット数カウンタ制御部35へ設定する。このデータに基
づいて、ヘッド予備駆動動作が開始されると、ブロック
1を駆動している間のみ印字ドット数カウンタ制御部3
5から“ハイレベル”の出力信号が印字データ加工処理
部38に出力される。
【0100】印字データ加工処理部38は、ヘッド予備
駆動時入力される前記データが予備吐出動作のためのデ
ータであることを確認しているので、このデータを印字
データとして記録ヘッド13に供給する。このようにし
て、図13(c)のように、ブロック1のノズル1から
ノズル32までのノズルを駆動する印字データが出力さ
れ、ノズル1からノズル32までのインクの予備吐出動
作が実行される。
【0101】同様に、例えば、CPU3から印字ドット
数カウンタ制御部35へ予備駆動させるブロックデータ
を設定することによって、ブロック2、ブロック3、ブ
ロック4のみのヘッド予備駆動制御も可能となる。図1
3(d)はブロック2、(e)はブロック3、(f)は
ブロック4のそれぞれのブロックのみを駆動するための
印字データとなる。
【0102】さらに、複数のブロックを組み合わせて予
備吐出動作を行うことも可能であり、図13(g)はブ
ロック1とブロック4、図13(h)はブロック2とブ
ロック3を予備駆動するための印字データとなる。さら
に、図13(i)は、ブロック1からブロック4、つま
り全ノズルを予備駆動するための印字データであり、前
ブロックを予備駆動するためのブロックデータが印字ド
ット数カウンタ制御部35へ設定されている場合の動作
例である。
【0103】このように、ブロック毎に印字データを任
意に生成することが可能な構成をヘッド制御部に有する
ことによって、例えば、図13(a)に示したブロック
1にイエローインクを、ブロック2にマゼンタインク
を、ブロック3にシアンインクを、ブロック4にブラッ
クインクのように同一ヘッドチップに異なる複数色のイ
ンクが充填されたヘッドカートリッジを使用する場合に
有利となる。このようなヘッドで全ノズルを駆動する制
御動作しかできない場合には、ノズルの予備吐出回数
は、それぞれのインクの目づまり回復に要する必要な予
備吐出回数の最大の値に設定されることになり、このこ
とは比較的少ない予備吐出回数で回復するインクにとっ
てはインクを無駄に消費してしまう欠点を有していた。
しかし、本実施例の構成を用いることによって、各々の
インクに必要な予備吐出回数を独立に制御するので、ヘ
ッド予備駆動によるインクの無駄な消費を極力抑えるこ
とが可能となる。
【0104】[実施例4]
【0105】実施例3に示したように、一列に配された
全ノズルを複数のノズル群に分割し、分割されたそれぞ
れのノズル群に異なる色のインクが充填されている記録
ヘッドを使用してカラー印字記録を行う場合、例えば、
乾きやすいインクと乾きにくいインクといったようにイ
ンクの種類によって乾きやすさに差があると、インクの
揮発性溶媒の蒸発などによるインクの粘度の増加にも差
が生じてくる。このインクの粘度の増加は吐出不良の原
因となるので、印字動作前に各インク色のノズルに対し
て予備的な吐出動作を行うが、乾きやすいインクつまり
インクの粘度の増加が多いものを基準にして各インク色
のノズル全てに対して同じ回数の予備吐出を行うと、イ
ンクの粘度の増加が少ない乾きにくいインクでは不必要
なインクの吐出を行うことになる。また、逆に乾きにく
いインクを基準にして各インク色のノズル全てに対して
同じ回数の予備吐出を行うと、インクの粘度の増加が多
い乾きやすいインクではインクの吐出不良が起きやすく
なるといった問題があった。
【0106】予備的な吐出動作を行うとき、予備的な吐
出動作回数が異なる3色のインクを用いて予備的な吐出
動作を同時に開始すると、3色のインクがそれぞれ別々
に吐出動作を終了する。このとき、吐出動作を行なって
いるインク色のノズルから、吐出動作を終了した別のイ
ンク色のノズルへインクが飛散することなどによって混
色が生じる問題がある。
【0107】さらに、予備的な吐出動作を行うとき、記
録周波数よりも高い周波数の電気信号を印加する方法で
は、周波数を高くするにも限界があるとともに、記録ヘ
ッドなどへの負担も大きくなり、また電源の消費電流が
大きくなって小型機などでは対応しきれなくなってしま
う。予備駆動時間を短縮すれば、速やかに安定した印字
を行うことができるのだが、その程度によっては電源で
の消費電流が大きくなり電源のコストアップへつながる
という問題があった。
【0108】一列に配された全ノズルを複数のノズル群
に分割し、分割されたそれぞれのノズル群に異なる色の
インクが充填されている記録ヘッド13を使用して、カ
ラー印字記録を行う方法では、分割された複数のノズル
群に充填されている複数色のインクが、例えば、シア
ン、マゼンタ、イエローの3色であると、予備的な吐出
動作の回数をシアンが充填されているノズル群に対して
はNc回、マゼンタが充填されているノズル群に対して
はNm回、イエローが充填されているノズル群に対して
はNy回と設定する。ここで、例えば、シアンが基も乾
きやすいインクであり、以下、マゼンタが次ぎに乾きや
すく、イエローがもっとも乾きにくいインクであると
き、最も乾きやすいインクであるシアンを基準として予
備吐出の回数を、Nc>Nm>Nyとして設定する。この
ようにしてインクを予備的に吐出させる回数がCPU3
等により管理され、記録ヘッド13を予備吐出させる動
作を行う。
【0109】図14の設定された予備吐出回数による予
備吐出動作のフローチャートを用いて本発明の第4の実
施例を説明する。本実施例は、実施例3に示されたよう
な3色のインクを用いた記録ヘッドの予備吐出動作に関
する。
【0110】予備吐出動作モードに入ると、シアンおよ
びマゼンタならびにイエローの各インクごとに、予備吐
出回数をそれぞれNc回、Nm回、Ny回と設定する(S
40)。次いで、上記3色のインクの内、予備吐出の回
数を最も多く必要とするシアンから予備的な吐出動作を
開始する(S41)。このとき、吐出動作を行なうの
は、シアンの充填されたノズル群のみなので、マゼン
タ、イエローの予備吐出を行なっていない分、全ノズル
で予備吐出を行う場合よりも高い駆動周波数f1(kH
z)でシアンの予備吐出を行う。次いで、シアンの予備
吐出回数がマゼンタに対して設定した予備吐出回数との
差回数(Nc−Nm回終了したか否かを判定する(S4
2)。
【0111】シアンの吐出回数が前記差回数(Nc−N
m)に達すると、マゼンタの予備的な吐出動作を開始
し、シアンとマゼンタの予備的な吐出動作を同時に行う
(S43)。このとき、吐出動作を行なうのは、シアン
とマゼンタの充填されたノズル群だけなので、イエロー
の予備吐出を行なっていない分、全ノズルで予備吐出を
行う場合より高くかつ前記f1(kHz)より低い駆動
周波数f2(kHz)で、シアンとマゼンタの予備吐出
を行う。さらに、マゼンタの予備吐出がイエローに対し
て設定した予備吐出回数との差回数(Nm−Ny)終了し
たか否かを判定する(S44)。
【0112】マゼンタの吐出回数が前記差回数(Nm−
Ny)に達すると、イエローの予備的な吐出動作を開始
し、シアンおよびマゼンタならびにイエローの予備的な
吐出動作を同時に行う(S45)。このとき、吐出動作
を行なうのは、シアンおよびマゼンタならびにイエロー
の充填されたノズル群、つまり全てのノズルであるの
で、システムの構成から所定の駆動周波数f3(kH
z)で、シアンおよびマゼンタならびにイエローの予備
吐出を行う。このようにして、シアンおよびマゼンタな
らびにイエローの予備的な吐出動作を行いイエローの予
備吐出回数が設定回数Nyに達したか否かを判定する
(S46)。イエローの予備吐出回数が設定回数Nyに
達すると、シアンおよびマゼンタならびにイエローの予
備的な吐出動作を3色同時に終了する(S47)。
【0113】ここで、例えば全ノズルを3つに均等に分
割して、シアンおよびマゼンタならびにイエローをそれ
ぞれ割り当てた場合は、f1(kHz)=3×f3(kH
z)、f2(kHz)=3/2×f3(kHz)とするこ
とができる。
【0114】以上のようにして、複数色のインクの予備
的な吐出動作を、インクに応じた異なった吐出回数で行
わせるとともに、3色の吐出動作を同時に終了するよう
にしたので前記した3色のインクの混色を防ぐことがで
きるとともに、乾きにくいインクで必要以上の予備吐出
を行わずにノズルの目づまりを回復することが可能とな
る。
【0115】また、シアンの予備吐出、シアンおよびマ
ゼンタの予備吐出、シアンおよびマゼンタならびにイエ
ローの予備吐出とで、駆動周波数をそれぞれ変えること
によって、予備的な吐出動作を速く行うことができる。
【0116】
【発明の効果】実施例1において、さまざまなヘッド予
備吐出パターンデータを、予めプログラムROM6内に
記憶しておき、ヘッド状態に応じて最適なヘッド予備吐
出パターンを選択し、さらに、この選択されたデータを
イメージRAM11に転送して、通常の印字動作の如く
ヘッドの予備吐出が行える構成としたので、さらに他の
予備吐出パターンが必要となった場合でも、プログラム
ROM6の予備吐出パターンデータの変更のみですむの
で、あらゆる予備吐出パターンで、ヘッドを予備吐出さ
せることが可能になる。
【0117】ヘッド制御部内部に、ヘッド予備吐出デー
タを記憶する第1および第2の記憶手段を有することに
よって、CPU3での処理の負担を減らすことができ、
システムの高速化を図ることができる。
【0118】さらに、第1の記憶手段の記憶データを変
更することによって、あらゆるヘッド予備吐出パターン
の生成が可能となり、さらに、ヘッド状態に応じた最適
な予備吐出パターンで、効率良くヘッドの予備駆動を行
うことができる。第2の実施例によれば、ヘッドコント
ローラ内部に、第一および第二の選択手段ならびに最大
ノズル数に対応する予備吐出データ記憶制御部を有する
ことによって、前記吐出データ記憶制御部からの予備吐
出データによるヘッド予備駆動実行中でも印字データの
メモリへの記憶動作が行えるので、プリンタ−システム
のスループットを向上させることが可能となった。
【0119】さらに、印字動作中に印字データの記憶動
作を行い、非印字ノズルを検出して予備吐出動作時にそ
の非印字ノズルのみ駆動するモードを追加したので、予
備吐出動作に消費される無駄なインクを低減することが
可能となった。
【0120】実施例3によれば、1つのヘッドチップに
複数色のインクを充填したヘッドカートリッジのヘッド
を予備駆動するときに、複数色のインクそれぞれの予備
吐出回数を独立に設定可能となり、ヘッド予備駆動によ
るインクの無駄な消費を抑えることが可能となった。
【0121】さらに実施例4によれば、記録ヘッドを予
備駆動するときに、各インクごとの予備的な吐出動作の
回数を異ならせるとともに、各インクの予備的な吐出動
作を同時に終了させることによって、乾きにくいインク
の不必要な吐出を防ぎ、目づまり回復動作でのインクの
消費を最小にすることができる。さらに、複数色のイン
クの予備的な吐出動作において生じるインクの混色を防
ぐことができる。また、予備吐出を行うノズル群に応じ
て予備吐出の制御手段を異ならせることによって、予備
吐出を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェット記録装置の一実
施例を示すシステム構成図。
【図2】 本発明に係るインクジェット記録装置の一実
施例におけるキャリッジ周辺の概略図。
【図3】 本発明に係るインクジェット記録装置のヘッ
ド制御部の一つの例を示す構成図。
【図4】 本発明に係るインクジェット記録装置のヘッ
ドの内部回路の一つの例を示す構成図。
【図5】 本発明に係るインクジェット記録装置のヘッ
ドにおける画像印字時のノズル群の駆動タイミング図。
【図6】 本発明に係るインクジェット記録装置のヘッ
ドにおける予備吐出時の吐出パターンの一例を示す図。
【図7】 本発明に係るインクジェット記録装置のヘッ
ドの予備吐出制御のフロー図。
【図8】 本発明のインクジェット記録装置のヘッド制
御部の第2の例を示す構成図。
【図9】 本発明のインクジェット記録装置のヘッドに
おける予備吐出時のノズル群の駆動タイミング図。
【図10】 本発明のインクジェット記録装置のヘッド
の予備駆動制御フロー図。
【図11】 本発明のインクジェット記録装置のヘッド
の画像印字時の制御フロー図(1/2)。
【図12】 本発明のインクジェット記録装置のヘッド
の画像印字時の制御フロー図(2/2)。
【図13】 本発明のインクジェット記録装置のヘッド
駆動ブロック構成図と、それぞれのブロック群の予備駆
動タイミング図。
【図14】 本発明の第4の実施例の予備的な吐出動作
のフローチャート。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置、 2 ホストコンピュー
タ、 3 CPU、4 ワークRAM、 5 フォント
ROM、 6 プログラムROM、 7 EEPRO
M、 8 インターフェース、 9 操作パネル、 1
0 メモリ制御部、 11 イメージRAM、 12
ヘッド制御部、 13 記録ヘッド、14 モーター制
御部、 15 モーター、 16 I/O制御部、 1
7 センサ、 18 共通バス、 21 記録ヘッドユ
ニット、 22 キャリッジ、23 記録媒体、 24
トランスポートローラー、 25 キャップ機構部、
31 隣接ノズル群印字周期記憶手段、 32 隣接
ノズル群印字周期設定カウンタ、 33 印字タイミン
グ制御部、 34 印字駆動パルス発生部、35 印字
ドット数カウンタ制御部、 36 印字駆動パルス幅設
定カウンタ、37 印字駆動パルス幅設定値記憶手段、
38 印字データ加工処理部、39 パラレル−シリ
アル変換器、 40 第二の選択手段、 41 予備吐
出データ記憶制御部、 42 第一の選択手段、 50
4ビットシフトレジスタ、 51 4ビットラッチ、
52 32ビットシフトレジスタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/04 104 F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と相対的に移動するキャリッジ
    上に複数のノズルを一列に配置したインクジェットヘッ
    ドを搭載し、前記ノズル群からインクを吐出させてノズ
    ル配列方向に1ラインの印字記録を行うインクジェット
    記録装置において、ヘッドを予備的に駆動するための複
    数の予備吐出データを記憶する第1の記憶手段と、前記
    複数の予備吐出データの内から選択された特定の予備吐
    出パターンデータを記憶する第2の記憶手段を有するこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 第2の記憶手段は、インクジェット記録
    装置がヘッドの予備駆動動作するときには予備吐出パタ
    ーンデータを記憶し、インクジェット記録装置が印字動
    作するときには印字データを記憶するものである請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体と相対的に移動するキャリッジ
    上に複数のノズルを一列に配置したインクジェットヘッ
    ドを搭載し、前記複数のノズルのそれぞれを数ノズル毎
    に分割して複数のノズル群を形成し、各ノズル群を順次
    所定の時間ずつ遅延させ分割同時駆動して前記ノズル群
    からインクを吐出させて、ノズル配列方向に1ラインの
    印字記録を行うインクジェット記録装置において、入力
    画像データに基づいてヘッドを予備的に駆動するための
    予備吐出データを生成し格納する予備吐出データ記憶制
    御手段と、画像記録のための印字データまたは前記予備
    吐出データ記憶制御手段からの予備吐出データを選択し
    て出力する第1の選択手段と、入力画像データまたはヘ
    ッドノズル吐出データパターンを選択して出力する第2
    の選択手段とを備え、インクジェットヘッドのノズルを
    駆動するための駆動データは、ヘッドを予備的に駆動す
    るための予備吐出データまたは画像記録のための印字デ
    ータのどちらかを選択する第一の選択手段を通過して前
    記インクジェットヘッドに供給されることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 予備吐出データ記憶制御手段は、任意に
    予備吐出データを設定可能なものである請求項3記載の
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 予備吐出データ記憶制御手段に記憶され
    る予備吐出データを、少なくともノズルの分割同時駆動
    数分有する請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 予備吐出データは、予め用意されてた予
    備吐出データまたは、画像記録のための印字データのど
    ちらかを選択して出力する第二の選択手段を通過後に、
    前記予備吐出データ記憶制御手段に記憶される請求項5
    記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 第二の選択手段は、通常印字動作中には
    画像記録のための印字データを選択し、印字開始前また
    は印字終了後には予備吐出データを選択するよう制御さ
    れる請求項6記載のインクジェット記録手段。
  8. 【請求項8】 第二の選択手段が画像記録のための印字
    データを選択して画像記録のための印字データを予備吐
    出データ記憶制御手段に記憶するときに、通常の印字動
    作中の所定期間内に連続して記憶動作を行なって、前記
    印字動作期間内に一度も印字されないノズルと一度でも
    印字されたノズルを検出し、印字されないノズル部のデ
    ータを印字するようなデータに変換するとともに、印字
    されたノズル部のデータを印字しないようなデータに変
    換して予備吐出データ記憶制御手段に記憶する請求項7
    記載のインクジェット記録手段。
  9. 【請求項9】 記録媒体と相対的に移動するキャリッジ
    上に複数のノズルを一列に配置したインクジェットヘッ
    ドを搭載し、前記ノズルからインクを吐出させてノズル
    配列方向に1ラインの印字記録を行うインクジェット記
    録装置において、全ノズルを複数のノズル群に分割し、
    分割されたノズル群毎にインクを予備的に吐出させるよ
    う制御する制御手段を有することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  10. 【請求項10】 分割された複数のノズル群は、ヘッド
    予備駆動によってノズルを駆動していく過程において、
    少なくとも1つ以上のノズル群が選択されて駆動される
    請求項9記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 インクジェット記録装置に搭載される
    インクジェットヘッドは、分割された複数のノズル群ご
    とにそれぞれ異なる複数色のインクが充填されているヘ
    ッドである請求項9記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 インクジェット記録装置に搭載される
    インクジェットヘッドの異なる複数色のインクは、少な
    くとも2種類以上である請求項11記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  13. 【請求項13】 インクジェット記録装置に搭載される
    インクジェットヘッドのヘッドチップは、単一に構成さ
    れている請求項11または請求項12記載のインクジェ
    ット記録装置。
  14. 【請求項14】 一列に配された全ノズルを複数のノズ
    ル群に分割するとともに分割されたそれぞれのノズル群
    に異なる色のインクが充填されている記録ヘッドを使用
    してカラー印字記録を行うインクジェット記録装置の予
    備吐出方法において、各インクごとに予備的な吐出動作
    の回数を異ならせて予備駆動を行うことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置の予備吐出方法。
  15. 【請求項15】 各インクの予備的な吐出動作が同時に
    終了するように順次開始させる請求項14記載のインク
    ジェット記録装置の予備吐出方法。
  16. 【請求項16】 前記予備吐出時の駆動周波数を吐出動
    作を行うノズル群の数に応じて決定する請求項15記載
    のインクジェット記録装置の予備吐出方法。
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