JPH0852918A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0852918A
JPH0852918A JP17144794A JP17144794A JPH0852918A JP H0852918 A JPH0852918 A JP H0852918A JP 17144794 A JP17144794 A JP 17144794A JP 17144794 A JP17144794 A JP 17144794A JP H0852918 A JPH0852918 A JP H0852918A
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JP
Japan
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recording
slit
gear
light
sensitivity
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JP17144794A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamada
隆 山田
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Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Original Assignee
Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトセンサの感度劣化による記録品位の劣
化を阻止する。 【構成】 感度補正信号を現在の“ハイ”から“ロー”
に変更することにより、トランジスタ1607をオンさ
せ、抵抗1608と抵抗1606の双方からの電流をL
ED1601に供給することによりLED1601の輝
度を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドの位置をス
リット板とフォトセンサで検知する記録装置、特にフォ
トセンサの感度補正を行う記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図30は、従来の記録装置のスリット板
とフォトセンサの関係を示す構成図である。図31〜図
32は記録装置の信号処理回路である。図30〜図32
においてフォトセンサ3001は発光ダイオード(以
下、「LED」という)3101とフォトトランジスタ
3102から構成され、受光窓3002を通して光が通
過するか遮断するかを検知する。図30のスリット板3
003には遮光部3004と通光部3005が同じ幅d
でもって連続配置している。受光窓3002のスリット
板に対する幅も同じくdである。
【0003】遮光部3004に受光窓3002が完全に
重なる場合には図31においてフォトトランジスタ31
02はLED3101の光が届かないのでオフした状態
である。このため、トランジスタ3103のベース電流
は流れ出ないのでトランジスタ3103もオフし、出力
3105は抵抗3104を通してマイナス側電源と同電
圧になり、2値化回路における“ロー”となる。
【0004】通光部3005に受光窓3002が完全に
重なる場合には図31においてフォトトランジスタ31
02はLED3101の光を受ける。これによりフォト
トランジスタ3120はオンしコレクタ−エミッタ間が
導通しトランジスタ3103のベースに電流が流れ出
す。トランジスタ3103もオンし、出力3105はプ
ラス側電源と同電圧となり、2値化回路における“ハ
イ”となる。
【0005】いま、図30(a)に示すようにフォトセ
ンサ3001が矢印Aの方向へスリット板3003を走
査すると、図30(b)に示すようにフォトトランジス
タ3102のコレクタ波形3006、出力3105の出
力波形3007を得る。この場合、スリット板3003
の遮光部3004と通光部3005の位置に対応して出
力波形3007が出力されていることがわかる。
【0006】ここで、フォトセンサ3001を別の物に
変更した場合、同じ規格内部品であってもセンサ感度は
個々の個体差があるので図30(c)のような波形が得
られたとする。フォトトランジスタ3102のコレクタ
波形3008は(b)のコレクタ波形3006に比べ、
通光部での電圧がプラス電源側に近付いている。これは
フォトトランジスタ3102のベース電流が少ないこと
を示す。その原因としてはフォトトランジスタ3102
の受光感度が小さい、またはLED3101の発光量が
少ない等というフォトセンサ3001の感度が低い現象
であり、出力波形3009は“ハイ”と“ロー”の比が
1対1でなくなりスリット板3003の遮光部3004
と通光部3005のスリット情報を正しく出力している
とはいえない。
【0007】出力3105の立ち上がりと立ち下がりを
記録信号とする記録装置においてはスリット情報が正し
く出力されなければ、例えば印字ムラとして記録結果に
表れる。そこで図31の半固定抵抗3106を調整する
ことにより図30(c)の出力波形3009を(b)の
出力波形3007のように補正する。また、図32に示
すように抵抗3201,3202,3203といった数
種類の抵抗を予め装着し、適当な定数になるよう切断調
整することにより補正する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、1台づつ個別にフォトセンサの感度を補正す
る必要があり記録装置を大量生産する場合においては非
常な手間が必要となり、製造コストが高くなってしま
う。
【0009】また、製品出荷時に補正してもユーザが長
時間使用するとフォトセンサ感度の経時劣化により記録
品位が低下し、最悪の場合故障してしまうという欠点が
ある。
【0010】そこで、本発明の目的は、製造に好適で記
録品位を劣化させることのない記録装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、被記録媒体に記録を行う
ための記録手段を搭載して移動する移動手段と、遮光部
と通光部からなるスリット板と、前記移動手段に取り付
けられ前記スリット板を走査する発光部と受光部からな
るフォトセンサと、前記フォトセンサにより前記スリッ
ト板のスリット情報を2値化する信号処理手段と、前記
フォトセンサの感度を補正する補正手段とを具え、前記
補正手段は既知の前記スリット情報と前記信号処理手段
による2値化信号とを比較することにより前記フォトセ
ンサの感度を補正することを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、前記補正手段は前記発
光部の光量を変化させることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、前記補正手段は前記受
光部の受光感度を変化させることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、前記スリット板は、前
記遮光部と前記通光部の比率が1対1で連続しているこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、前記スリット板は、前
記遮光部から前記通光部に無段階に変化していることを
特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、フォトセンサにより
スリット板のスリット情報を2値化する信号処理手段
と、既知のスリット情報と信号処理手段による2値化信
号とを比較しフォトセンサの感度を補正する補正手段を
設けることにより、生産時に個別調整を行う必要がな
く、ユーザが使用する毎に補正を行うので常に最適な状
態で機能するため、低価格かつ信頼性の高い製品を提供
することが可能になる。
【0017】請求項2の発明では、補正手段が発光部の
光量を変化させることでフォトセンサの感度補正を行
う。
【0018】請求項3の発明では、補正手段が受光部の
受光感度を変化させることでフォトセンサの感光補正を
行う。
【0019】請求項4の発明では、スリット板には遮光
部と通光部の比率を1対1で連続しているものを使用す
る。
【0020】請求項5の発明では、スリット板には遮光
部から通光部に無段階に変化しているものを使用する。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】〈実施例1〉 (機構説明)本発明を適用した記録装置を説明する。図
1は本発明に関わる記録装置の機構説明平面図、図2は
図1の右側面図(A矢視図)、図3は同左側面図(B矢
視図)、図4は同背面図(C矢視図)、図5は同正面図
(D矢視図)、図6は同E−E断面図を示す。
【0023】図1において、1は装置全体を形成するベ
ースフレームであり、このフレーム1に対して記録手段
を構成する記録ヘッド2を搭載したキャリッジ3が矢印
P,Q方向に移動可能に取り付けられている。記録ヘッ
ド2は、記録信号に応じてエネルギーを印加することに
より、インク吐出口からインクを吐出するインクジェッ
ト記録方式を用いており、そのなかでもインクを吐出さ
せるために利用するエネルギーとして熱エネルギーを発
生する手段として例えば電気熱変換体やレーザ光等を備
え、この熱エネルギーによってインクの状態変化を生起
させるものを用いている。この方式によれば、記録の高
密度化、高精細化を達成し得るからである。
【0024】4は、キャリッジ3に穿設された穴を中心
に回転自在に取り付けられたセットレバーであり、これ
は記録ヘッド2を不図示の駆動回路基板に接続するため
のフレキシブルケーブル6に圧接固定するための部材で
ある。
【0025】また、キャリッジ3は、ベースフレーム1
に固定された摺動軸5(図2,3参照)とフレーム1の
キャリッジ支え部1c(図5,6参照)によって支持さ
れ、図1の矢印P,Q方向に摺動自在に構成されてい
る。そして、キャリッジ3には後述する回転体であるス
クリュー13に形成された一条のリード溝部13b(図
5および後述図7参照)に入り込み、スクリュー13の
回転運動を図1の矢印P,Q方向の直線運動に変換する
ための突出ピン3a(図6参照)がキャリッジ3と一体
に形成されている。
【0026】7はプラテンであり、被記録媒体である記
録シートのガイドとしての機能を有している。記録シー
トを搬送するための送りローラ8は、ベースフレーム1
と右側板10により回転可能に軸支されており、所定位
置にギヤ部8aが形成されている。送りローラ8の中央
部にはゴムリング9が取り付けられており、ゴムリング
9の下方にはピンチローラ23が対向して配設され、ば
ね弾性を有する不図示の軸によりピンチローラ23を介
してゴムリング9に圧力を与えている。記録シートはゴ
ムリング9とピンチローラ23間に挿通され、送りロー
ラ8の回転量に応じて搬送される。
【0027】15は駆動源としてのDCモータである。
50a,50bはそれぞれフレキシブルケーブル6を固
定するためのクリップであり、記録ヘッド2と圧接固定
されたフレキシブルケーブル6をクリップ50aでキャ
リッジ3に挟み込むことにより固定し、一定のたるみを
持たせた後、クリップ50bでベースフレーム1に固
定、記録装置の前方から導き出している。51は吐出位
置検出信号を発生させるためのスリット板を保持するた
めのスリット板ホルダである(詳細は後述)。
【0028】図2は、前述した右側板10を取り除いた
図1の右側面図(A矢視図)を示している。図2におい
て、11は第1回転部材であるメインギヤであり、これ
はメインギヤ11と一体の軸11aと他端の軸11b
(後述図7)をそれぞれ右側板10とベースフレーム1
の穴とで受けて回転可能に支持されている。14は第2
の回転部材である反転ギヤであり、ベースフレーム1か
ら突出した軸により回転可能に支持されている。13は
スクリューでその右端部には第3回転部材であるギヤ部
材13aが一体的に形成されている。
【0029】反転ギヤ14とスクリューギヤ13aとは
常時噛合状態にあるが、メインギヤ11と反転ギヤ14
またはスクリューギヤ13aとは後述する機構により間
欠的に動力伝達を行うように構成されている。1bは、
ベースフレーム1に穿設された穴であり、キャリッジ3
が右端部に移動したときのフレキシブルケーブル6のた
わみを、ベースフレーム1に当接するのをこの穴1bに
逃がすことにより防止している。
【0030】図3は図1の正面図(B矢視図)であり、
図4は図1の背面図(C矢視図)である。図4において
は三角画法表示のため、図の上方向に画かれているのが
記録装置の下部であり、下方向に画かれているのが記録
装置の上部である。駆動源モータ15のモータ軸には第
1のウォームギヤ21が圧入固定されている。この第1
のウォームギヤ21には、その先端部に円盤状のエンコ
ーダスリット21aが一体的に形成されており、モータ
停止信号発生器である透過形フォトセンサ55の凹溝に
入り込んでいる。53は、モータフォトセンサ55をは
んだ付けするための基板であり、小ねじ止めでベースフ
レーム1に固定されている。54は、基板53と図示し
ない回路基板とを接続するためのリード線である。
【0031】56aは、第1のホイールギヤであり、第
1のウォームギヤ21と常時噛合状態にあり、その回転
軸は、第1のウォームギヤ21の回転軸と直交(紙面に
対して垂直)している。16は金属板製のモータ取付板
であり、小ねじでベースフレーム1に固定されると共
に、L字状に折り曲げられて、DCモータ15を小ねじ
止めにより固定している。またさらに、モータ取付板1
6により第1のホイールギヤ56の軸56cを回転可能
に保持する役目をも有している。20は、不図示の回転
基板とDCモータ15とを接続するためのリード線で、
これによりDCモータ15へ電力を供給する。
【0032】図5は図1の正面図(D矢視図)であり、
52は厚さ0.1〜0.2mm程度のステンレス等の金
属板で、エッチングやプレスなどによる格子状のスリッ
トを備えたスリット板である。また、スリット板52は
樹脂フィルムに遮光塗料を印刷した物でも構わない。5
1はスリット板52を小ねじ等で保持するためのスリッ
ト板ホルダであり、ベースフレーム1のボス1aに小ね
じ止めで、スリット板52と共に固定される。そして後
述するスリットフォトセンサ59によりこのスリット板
52によって吐出位置検出信号を検出する。
【0033】図6は、図1におけるE−E断面図であ
る。56aは前述した第1のホイールギヤであり、第1
のウォームギヤ21を噛み合っている。また、56bは
第2のウォームギヤであり、それぞれの回転軸である5
6c,56d及び第1のホイールギヤ56aと共に一体
に形成されている。そして、回転軸56cは軸受57を
介してモータ取付板16の穴16aに嵌込むことにより
支持され、一方の回転軸56dは、ベースフレーム1と
一体に形成された軸受部1dの穴に通すことにより支持
され、第1のホイールギヤ56a,第2のウォームギヤ
56bは回転可能となる。
【0034】11bは、メインギヤ11と一体に形成さ
れた第2のホイールギヤであり、一端は右側板10、他
端を不図示のベースフレーム1と一体に形成された穴に
通すことにより回転可能となる。そして、第2のホイー
ルギヤ11bは、第2のウォームギヤ56bと噛み合っ
ている。よってDCモータ15の駆動力は、DCモータ
12→第1のウォームギヤ21→第1のホイールギヤ5
6a→第2のウォームギヤ56b→第2のホイールギヤ
11b→メインギヤ11の経路を示す矢印のように伝達
されることになる。
【0035】3aは、キャリッジ3と一体に形成された
突出ピンであり、スクリュー13に形成された一条にリ
ード溝部13b(図7参照)に入り込み、スクリュー1
3の回転運動を図1の矢印P,Q方向の直線運動に変換
することができる。また、3cは、キャリッジ3と一体
のフック部であり、ベースフレーム1と一体のキャリッ
ジ支え部1cと係合している。そして、キャリッジ3は
他端を摺動軸5によって支持されているため、図6にお
いて図面の垂直方向(図1矢印P,Q方向)に移動可能
となっている。
【0036】また、58はプリント回路基板(PCB)
であり、スリットフォトセンサ59がはんだ付けされて
おり、PCB58は小ねじ止めによってキャリッジ3の
ボス3cに固定されることにより、スリットフォトセン
サ59はキャリッジ3に固定されている。そして、キャ
リッジ3の移動状態を検出するのは、キャリッジ3に固
定されたスリットフォトセンサ59がベースフレーム1
に固定されたスリット板ホルダ51のスリット板52の
スリットを検出することにより行う。スリットフォトセ
ンサ59によって検出された吐出位置検出信号は、PC
B58にはんだ付け接続されたフレキシブルケーブル6
より分岐した6aよりフレキシブルケーブル6を通っ
て、不図示の駆動回路基板に送られ、制御される。
【0037】次にキャリッジ3を往復運動するための動
力伝達系について説明する。図7はキャリッジ3の往復
運動に係る動力伝達系を簡略的に示した斜視図であり、
DCモータ15は通電により常時一方向に回転する。こ
れにより、図7においても、図6で説明したようにDC
モータ15→第1のウォームギヤ21→第1のホイール
ギヤ56a→第2のウォームギヤ56b(第1のホイー
ルギヤ56aと一体構造)→第2のホイールギヤ11b
→メインギヤ11(第2のホイールギヤ11bと一体)
という経路で動力が伝達される。そして、メインギヤ1
1を矢印J方向に常時回転させる方向にDCモータ15
は回転方向を決定されている。
【0038】さて、前記の如く常時図7の矢印J方向に
回転駆動されるメインギヤ11の動力は、後述する機構
により、直線メインギヤ11からスクリューギヤ13a
の動力が伝達される時は、スクリュー13は図7の矢印
K方向に回転し、この時キャリッジ3は矢印P方向に移
動する。
【0039】一方、メインギヤ11から反転ギヤ14に
動力が伝達される時は、前記の如く反転ギヤ14とスク
リューギヤ13aとは常時噛合のために、反転ギヤ14
が図7の矢印L方向に回転して結果的にスクリュー13
は矢印M方向に回転し、このときキャリッジ3は矢印Q
方向に移動する。
【0040】次に図8ないし図10を参照して、メイン
ギヤ11,反転ギヤ14,スクリューギヤ13aの形状
を具体的に説明する。図8はメインギヤ11のそれぞれ
正面部(a)および側面部(b)を示す説明図で、メイ
ンギヤ11は反転ギヤ14との対向部、スクリューギヤ
13aとの対向部、送りローラギヤ8aとの対向部のそ
れぞれ3つの対向部位に分けられる。
【0041】先ずスクリューギヤ13aとの対向部は、
ギヤ部31及びその両端にカム部30及び32から成
る。ギヤ部31の歯数は本実施例では18歯に設定して
あるが、この値は反転ギヤ14及びスクリューギヤ13
aの歯数により、またスクリュー13を何度回転駆動す
るかによって決定される。
【0042】次に反転ギヤ14との対向部は、同様にギ
ヤ部34及びその両端にカム部33及び35から成り、
前記スクリューギヤ13aとの対向部と同形状に設定さ
れており、相違としてはカム33,35が各々の端部に
設けられていること、即ち後述する反転ギヤ14ないし
スクリューギヤ13aの欠歯部(図9及び図10の40
または42)の対向位置に設けられていることである。
なお、送りローラギヤ8aとの対向部については後述す
る。
【0043】図9は反転ギヤ14のそれぞれ側面部
(a)及び正面部(b)を示す説明図で、全周歯を有す
る全周歯部38と一部欠歯部(3歯)40を有する有歯
部39より構成される。前述のごとく欠歯部40はメイ
ンギヤ11のカム部33及び35と対向位置にある。ま
た、全周歯部38と有歯部39との歯は互いに回転方向
に半歯α分位相がずれて設定されている。
【0044】図10はスクリューギヤ13aの説明図で
ある。なお、(a)はその側面部、(b)は側面部
(a)のA−A断面部である。前記反転ギヤ14と同様
に一部欠歯部(3歯)42を有する有歯部41より構成
されている。前記欠歯部42はメインギヤ11のカム部
32,31と対向した位置に配述されている。
【0045】次にメインギヤ11の具体的な動作を図1
1を参照して説明する。図11の符号(a)〜(d)は
動作を理解し易くするために、メインギヤ11の反転ギ
ヤ対向部と、反転ギヤ14の動きを限定した説明図で、
状態(a)は、メインギヤ11のカム部35が反転ギヤ
14の欠歯部40に入り込んだ状態を示し、このときま
だ反転ギヤ14には回転力は伝達されず、メインギヤ1
1が矢印J方向回転しても、反転ギヤ14は停止してい
る。次にメインギヤ11がさらに矢印J方向に回転する
と、状態(b)に示すようにメインギヤ11に設けられ
た歯部34aは反転ギヤ14の歯部14aと噛合し、反
転ギヤ14は図の矢印L方向に回転駆動される。
【0046】状態(c)では、まだ反転ギヤ14は矢印
L方向に回転駆動されている。そして前述した通りメイ
ンギヤ11の歯の設定により歯部34bの噛合が過ぎる
と、(d)図に示す如く、反転ギヤ14が一回転後、カ
ム部33が欠歯部40に入り込み、反転ギヤ14の回転
を停止させ、かつロックさせる。これと同様な動作がメ
インギヤ11のスクリューギヤ対向部とスクリューギヤ
13aの相互伝達動作でも行われる。
【0047】また反転ギヤ14の有歯部38(図9参
照)とスクリューギヤ13aとは常時噛合状態にあるた
め、反転ギヤ14の一回転の動作はスクリューギヤ13
aに伝達され、スクリュー13は一回転する。
【0048】ここで前記メインギヤ11における反転ギ
ヤ14との対向部と、スクリューギヤ13aとの対向部
は図8に示すように実質的に位相を180°ずらした状
態に設定されており(実際には180°に対して図12
に噛合関係図を示すように反転ギヤ14とスクリューギ
ヤ13aとの位置のメインギヤ11の中心までの角度θ
分だけさらに位相がずれている)、図10の(b)部の
状態においてはスクリューギヤの対向部とスクリューギ
ヤ13aとの位置関係は図11の(a)の状態にある。
【0049】しかるに、前記図7において、(1)メイ
ンギヤ11が0°〜180°回転すると、反転ギヤ14
が矢印L方向へ一回転し、この反転ギヤ14を介してス
クリューギヤ13aが矢印M方向へ一回転する。また、
(2)メインギヤ11が180°〜360°回転する
と、スクリューギヤ13aが矢印K方向へ一回転し、こ
のスクリューギヤ13aを介して反転ギヤ14は矢印N
方向へ一回転する。
【0050】前記(1)→(2)、(2)→(1)に状
態が切換わる際に、各カム部32,35が正確に各反転
ギヤ14,スクリューギヤ13aの各欠歯部に挿入さ
れ、カム部30及び33がそれぞれ欠歯部に入り込んで
各ギヤを固定するものである。
【0051】(記録シート搬送伝達系)次に記録シート
の搬送伝達系について説明する。記録シート搬送動作は
図8におけるメインギヤ11に一体的に形成された歯部
36,37がメインギヤ11の回転動作に伴い、送りロ
ーラ8のギヤ部8aを間欠的に回転駆動することで行わ
れる。歯部36,37は互いに180°位相がずれてお
り、かつ前記スクリュー13によりキャリッジ3が両側
部に位置する近傍で、かつ記録ヘッド2の記録動作に影
響の領域でなされるように設定されている。
【0052】次に本実施例における記録動作について説
明する。なお、図13は本実施例における記録装置の周
辺部の構成を示すブロック図であり、CPU60,キー
ボード61,表示器62,電源ユニット63,モータ駆
動回路64,記録ヘッド駆動回路65,記録装置66,
吐出位置検出信号処理回路67、により構成されてい
る。記録装置66よりCPU60に入力する信号として
は、前記吐出位置検出信号用のスリットフォトセンサ5
9から出力される吐出位置検出信号と、モータ停止信号
検出用のモータフォトセンサ55から出力されるモータ
停止信号の2種類であり、吐出位置検出信号処理回路6
7にはCPU60から感度補正信号が出力される。DC
モータ15に電圧を印加して起動するとウォームギヤ2
1に一体的に形成されたエンコーダスリット円盤21a
によりモータ停止信号が発生する。
【0053】次に、メインギヤ11を反転ギヤ14及び
スクリューギヤ13aの相互動作によりキャリッジ3は
例えば図1の右端から矢印P方向に移動を開始する。キ
ャリッジ3が移動を始め、キャリッジ3に固定したスリ
ットフォトセンサ59がスリット板52のスリット52
aを通過し始めると、スリット52aに対応した吐出位
置検出信号が発生する。この信号はドットマトリクスに
おける各ドット列に対して所定の記録動作に対応するよ
うに設定されている。
【0054】CPU60は前記吐出位置検出信号を受
け、これに同期して記録信号を選択的に出力することに
より、図1の矢印P方向への記録がなされる。そして前
記P方向への記録が終了すると、CPU60はモータ停
止信号のパルス数を計数し、Nパルス後に、DCモータ
15への通電をオフする。この時、前述したごとく、既
に記録シート搬送動作も終了しており、キャリッジ3は
図1の左端部にて停止する。以上の矢印P方向記録シー
ケンスのタイミングチャートを図14に示す。
【0055】次に、再度モータ15を起動すると、前述
したスクリュー13の反転機構によりスクリュー13は
逆回転してキャリッジ3が図1の左端から矢印Q方向に
移動を開始する。また、前記モータ15の起動と同時に
モータ停止信号も発生する。さらにスリットフォトセン
サ59がスリット板52のスリット52aを通過するこ
とにより吐出位置検出信号が発生し、これと同期してC
PU60から記録信号を選択的に出力することにより、
矢印Q方向への記録がなされる。
【0056】前記のごとくして矢印Q方向への記録が終
了すると、CPU60はモータ停止信号のパルス数を計
数し、Mパルス後にモータ15の通電をオフする。この
とき前述したように、記録シート搬送動作も終了してお
り、キャリッジ3は図1の右端部に停止する。以上の矢
印Q方向記録動作シーケンスタイミングチャートを図1
5に示す。
【0057】以上のような動作を繰り返すことにより、
記録シート上への記録が行われる。また、CPU60は
キャリッジ3が図1の左、右端部のいずれに位置するか
を事前に判別する必要があるが、その方法としては、例
えばシステムに電源が投入されたとき、または例えばオ
ールクリアー等の特定キーが押下された時等に、DCモ
ータ15の通電を行うようにする。そしてスリットフォ
トセンサ59がスリット板52の壁部52bを通過する
時は一定時間、吐出位置検出信号が“ロー”の状態Xが
続き、次にスリットを通過したことを基準にして、キャ
リッジ3が図1の右端から矢印P方向へ向かっていると
判断する。また、スリットフォトセンサ59がスリット
板52の穴部52cを通過する時は一定時間、吐出位置
検出信号が“ハイ”の状態Yが続き、次にスリットを通
過することを基準左端から矢印Q方向へ向かっていると
判断する。
【0058】穴部52c,壁部52b,スリット52a
の判断はそれぞれ一定時間以上“ハイ”,“ロー”の状
態が続くか、あるいは一定時間以内に“ハイ”,“ロ
ー”が切り換わるか否かで行う。矢印P方向またはQ方
向への方向を判断した後は、スリット通過後、それぞれ
N,M発、モータ停止信号のパルス数を計数してモータ
15の通電をオフすれば、イニシャル動作を終了するこ
とができる。
【0059】また、前記矢印P方向,Q方向で記録が終
了してからDCモータ15の駆動停止までのパルス数を
それぞれN,Mとしているが、このパルス数は基本的に
は同じ値に設定する。しかし、負荷の相違等により差を
つけても差し支えない。
【0060】(本実施例での感度補正動作)図16は本
発明の特徴を最もよく表す図面であり、図13における
吐出位置検出信号処理回路67の回路構成を示す同図に
おいて59はスリット板52のスリット情報を検出する
スリットフォトセンサ、1601はスリットフォトセン
サ59の発光部であるLED、1602はスリットフォ
トセンサ59の受光部であるフォトトランジスタ、16
03は出力トランジスタでフォトトランジスタ1602
がオンしたときにベース電流が流れ出しオンとなり出力
1605をプラス側電源とほぼ同電圧(2値化回路にお
ける“ハイ”)に保つ働きがある。抵抗1604は出力
トランジスタ1603がオフのとき出力1605をマイ
ナス側電源とほぼ同電圧(2値化回路における“ロ
ー”)に保つ働きがある。1606はLED1601の
電流制限抵抗、1607はLED1601の輝度補正用
PNP形トランジスタ、1608はLED1601の輝
度補正用抵抗であり、トランジスタ1607はCPU6
0の出力信号である感度補正信号により制御され、感度
補正信号が“ハイ”の時はオフ、“ロー”の時はオンに
なる。出力1605は吐出位置検出信号としてCPU6
0に入力される。
【0061】いま、図16において感度補正信号を“ハ
イ”に設定し、トランジスタ1607をオフし、LED
1601には抵抗1606のみにより制限される電流を
流し、モータ15を起動する。キャリッジ3は矢印P方
向の記録終了状態であるものとし、モータ15の起動に
より矢印Q方向に移動するものとする。このときのタイ
ミングチャートは図15で説明した通りであり、吐出位
置検出信号の詳細は図17のようになる。図17におい
て1701は図16のフォトトランジスタ1602のコ
レクタ電圧波形であり、1702は出力1605の波形
すなわち吐出位置検出信号波形である。1703はトラ
ンジスタ1603がオン/オフに切り換わる時のフォト
トランジスタ1602のコレクタ電圧、すなわちスレッ
ショルド電圧である。この電圧1703よりコレクタ電
圧1701が高いときは出力波形1702は“ロー”、
反対にコレクタ電圧1701が低い場合は出力波形17
02は“ハイ”となる。
【0062】また、出力波形1702の立ち上がり、立
ち下がりに同期して記録信号が記録装置66に送られた
場合の記録結果を示したものが1704である。スリッ
ト52aの通光部の幅SHと遮光部の幅SLは同じ長さ
であるので、本来記録結果1704の全てのドット幅は
同じでなくてはならないが、図17ではドット幅DH1
とドット幅DL1は異なっている。これはフォトトラン
ジスタ1602のコレクタ電圧がスリット52aの通光
部でわずかしかスレッショルド電圧1703に掛かって
いないのが原因である。
【0063】正しくドット幅DH1とドット幅DL1を
同じ幅にする場合、感度補正信号を現在の“ハイ”から
“ロー”に変更することにより、トランジスタ1607
をオンさせ、抵抗1608と抵抗1606の双方からの
電流をLED1601に供給することによりLED16
01の輝度を上げる。すると図18に示すようにコレク
タ電圧1801の振幅が大きくなり、出力波形1802
の“ハイ”と“ロー”の時間幅はTH2,TL2の通り
同じ幅、すなわちドット幅DH2,DL2も同じ幅で記
録されることになりスリット52aのスリット幅SH,
SLに正しく同期した記録がなされることになる。
【0064】ドット幅DH1,DL1のそれぞれの幅の
違いを検出して感度補正信号を出力する処理を図19に
て説明する。図19はCPU60でソフトウエアにより
実現した処理手順であり、記録装置66のモータ15が
起動されキャリッジ3の速度が安定したところ、すなわ
ちP方向記録におけるスリット穴部52cの直前、Q方
向記録ではスリット壁部52bの直前で実行されるもの
である。なお、この処理は記録装置66のイニシャル動
作時にのみ行うことにより、記録動作時のCPU60の
処理負担を軽減することができる。
【0065】図19において、処理1901で感度補正
信号を“ハイ”に初期化し、処理1902で吐出位置検
出信号の立ち上がりを検出する。吐出位置検出信号が立
ち上がると処理1903で“ハイ”の時間幅を検出する
ためCPU60内部のタイマ等で計時THをスタートす
る。処理1904で吐出位置検出信号の立ち下がりを検
出した後、処理1905で計時THをストップし、“ハ
イ”の時間幅とする。
【0066】その後すぐ処理1906で計時TLをスタ
ートし処理1907で吐出位置検出信号の立ち上がりを
待つ。吐出位置検出信号が立ち上がれば処理1908で
計時TLをストップし、“ロー”の時間幅とする。処理
1909で計時結果THと計時結果TLを比較し、TH
すなわち“ハイ”の時間の方がTLすなわち“ロー”の
時間より短くなった場合、図17で示した状況であるの
で処理1910により感度補正信号を“ロー”にして終
了する。その結果、図18に示した波形となり補正が完
了したことになる。逆に“ハイ”の時間が“ロー”の時
間と等しいか長くなったときには処理1910を通らず
処理を終了する。このように本実施例は、吐出位置検出
信号の“ハイ”の部分が短くなった場合の補正手段を示
したものである。これはスリットフォトセンサ59の経
時劣化による感度低下を補正するためには特に有効な手
段である。
【0067】〈実施例2〉図20は本発明における第2
の実施例であり、前記第1の実施例の吐出位置検出信号
処理回路67の回路図である。同図において2001は
感度調整用トランジスタ、抵抗2002はトランジスタ
2001がオン−オフすることにより抵抗2003と共
にトランジスタ1603のエミッタ−ベース間の電流を
調整している。いま、感度補正信号が“ハイ”とする
と、トランジスタ2001はオフとなり抵抗2002に
電流は流れず、トランジスタ1603のエミッタ−ベー
ス間には抵抗2003のみが有効となる。また、逆に感
度補正信号を“ロー”にするとトランジスタ2001は
オンとなり、トランジスタ1603のエミッタ−ベース
間には抵抗2003と抵抗2002が並列に接続された
状態となる。
【0068】トランジスタ1603がオンするための条
件は、感度補正信号が“ロー”の場合、抵抗2003と
抵抗2002に流れる電流とトランジスタ1603のベ
ース電流を加算した電流をフォトトランジスタ1602
のコレクタに流すだけの光がフォトトランジスタ160
2のベースに必要になる。一方、感度補正信号が“ハ
イ”の場合は、抵抗2003のみに流れる電流とトラン
ジスタ1603のベース電流を加算した電流をフォトト
ランジスタ1602のコレクタに流すだけの光がフォト
トランジスタ1602のベースに必要になる。よって、
フォトトランジスタ1602においては、感度補正信号
を“ハイ”に設定することにより、“ロー”に設定する
よりも少ない光量でトランジスタ1603をオンするこ
とが可能になり、すなわち、感度補正信号を“ハイ”に
設定することにより吐出位置検出信号処理回路67の感
度を高めることが可能となる。
【0069】いま、図20において感度補正信号を“ロ
ー”に設定し、トランジスタ2001をオンし、モータ
15を起動する。キャリッジ3は矢印P方向の記録終了
状態であるものとし、モータ15の起動により矢印Q方
向に移動する。このときのタイミングチャートは図15
で説明した通りであり、吐出位置検出信号の詳細は図2
1のようになる。図21において2101は図20のフ
ォトトランジスタ1602のコレクタ電圧波形であり、
2102は出力1605の波形すなわち吐出位置検出信
号波形である。2103はトランジスタ1603がオン
/オフに切り換わる時のフォトトランジスタ1602の
コレクタ電圧、すなわちスレッショルド電圧である。こ
の電圧2103よりコレクタ電圧2101が高いときは
出力波形1702は“ロー”、反対にコレクタ電圧17
01が低い場合は出力波形2102は“ハイ”となる。
【0070】また、出力波形2102の立ち上がり、立
ち下がりに同期して記録信号が記録装置66に送られた
場合の記録結果を示したものが2104である。スリッ
ト52aの通光部の幅SHと遮光部の幅SLは同じ長さ
であるので、本来記録結果2104の全てのドット幅は
同じでなくてはならないが、図21ではドット幅DH1
とドット幅DL1は異なっている。これはフォトトラン
ジスタ1602のコレクタ電圧がスリット52aの通光
部でわずかしかスレッショルド電圧2103に掛かって
いないのが原因である。正しくドット幅DH1とドット
幅DL1を同じ幅にする場合、感度補正信号を現在の
“ロー”から“ハイ”に変更することにより、トランジ
スタ2001をオフさせ、吐出位置検出信号処理回路6
7の感度を上げる。するとスレッショルド電圧2103
が、図22のスレッショルド電圧2201まで上昇する
ことになり出力波形2202の“ハイ”と“ロー”の時
間幅はTH2,TL2の通り同じ幅、すなわちドット幅
DH2,DL2も同じ幅で記録されることになりスリッ
ト52aのスリット幅SH,SLに正しく同期した記録
がなされることになる。
【0071】ドット幅DH1,DL1のそれぞれの幅の
違いを検出して感度補正信号を出力する処理を図23に
て説明する。図23はCPU60でソフトウエアにより
実現した処理手順であり、記録装置66のモータ15が
起動されキャリッジ3の速度が安定したところ、すなわ
ちP方向記録におけるスリット穴部52cの直前、Q方
向記録ではスリット壁部52bの直前で実行されるもの
である。なお、この処理は記録装置66のイニシャル動
作時にのみ行うことにより、記録動作時のCPU60の
処理負担を軽減することができる。
【0072】図23において、処理2301で感度補正
信号を“ロー”に初期化し、処理1902で吐出位置検
出信号の立ち上がりを検出する。吐出位置検出信号が立
ち上がると処理1903で“ハイ”の時間幅を検出する
ためCPU60内部のタイマ等で計時THをスタートす
る。処理1904で吐出位置検出信号の立ち下がりを検
出した後、処理1905で計時THをストップし、“ハ
イ”の時間幅とする。
【0073】その後すぐ処理1906で計時THをスタ
ートし処理1907で吐出位置検出信号の立ち上がりを
待つ。吐出位置検出信号が立ち上がれば処理1908で
計時THをストップし、“ロー”の時間幅とする。処理
1909で計時結果THと計時結果TLを比較し、TH
すなわち“ハイ”の時間の方がTLすなわち“ロー”の
時間より短くなった場合、図21で示した状況であるの
で処理2302により感度補正信号を“ハイ”にして終
了する。その結果、図22に示した波形となり補正が完
了したことになる。逆に“ハイ”の時間が“ロー”の時
間と等しいか長くなったときには処理2302を通らず
処理を終了する。このように本実施例は、吐出位置検出
信号の“ハイ”の部分が短くなった場合の補正手段を示
したものである。
【0074】〈実施例3〉図24ないし図25は本発明
における第3の実施例であり、吐出位置検出信号処理回
路67は図16、感度補正信号の制御処理手順は図25
のとおりである。本実施例はキャリッジ3が図1の右、
左端部のいずれに位置するかを判断するための壁部52
bに三角形の穴部52dを設けたものであり、この三角
穴部52dによりスリットフォトセンサ59においては
遮光部から通光部へ無段階に変化するようになる。
【0075】いま、キャリッジ3が矢印Q方向に移動
し、イニシャル動作もしくは記録動作を終了する直前、
モータ15を停止させるためにモータ停止信号を計数す
るとき、図25に示す処理を行う。同図において処理2
501であらかじめ吐出位置検出信号処理回路67の感
度補正信号を“ロー”に初期化する。処理2502およ
び処理2503でスリット52aが終了したことを検知
し、処理2504と処理2505でモータ停止信号のパ
ルス数を計数する。これは図24の(a)部の吐出位置
検出信号波形2401がスリット52aを検知したあと
“ロー”が続く部分で、フォトトランジスタ1602の
コレクタ電圧波形2402がなだらかな電圧の変化をお
こしているところであり、計数するパルス数はモータ停
止信号2405の範囲MP1で示される部分となる。こ
れは、三角穴部52dによりLED1601の光量を無
段階に変化させているのあって、スレッショルド電圧2
403が一定という条件で、スリットフォトセンサ59
の感度をモータ停止信号のパルス数に変換する手段であ
る。こうして得られた計測パルス数は処理2506で判
断される。モータ停止信号の最適パルス数とは、図24
の(b)部に示すように、吐出位置検出信号2406の
スリット52aに値する部分の“ハイ”/“ロー”比率
が1対1である場合の三角穴部52d検知パルス数(範
囲MP2におけるモータ停止信号2408のパルス数)
である。処理2506で計測パルス数が最適パルス数よ
り多いと判断された場合、処理2507で感度補正信号
を“ロー”にし、LED1601の輝度を上げ、図24
の(b)部のような正常な波形になるように設定する。
【0076】〈実施例4〉図26は本発明における第4
の実施例であり、第3の実施例においてスリット板52
を透明樹脂板に印刷を施し、遮光、通光のスリット52
aを設けたものである。52eは壁部52bに連続して
設けられた、遮光部から通光部へ無段階に変化するよう
に印刷を施したぼかし部である。ぼかし部52eを通過
するスリットフォトセンサ59の吐出位置検出信号は図
24の三角穴部52dを通過する場合と同様となり、図
25の処理により感度補正を行うことができる。
【0077】スリット板を金属板から樹脂板に変更する
ことにより、エッチングなど複雑な行程が不要となり、
印刷で製造できるため低コストで大量生産が可能とな
る。
【0078】〈実施例5〉図27は本発明における第5
の実施例であり、第1の実施例における吐出位置検出信
号処理回路67をしめしたものである。同図において2
701はコンパレータ、2702は“UP”,“DOW
N”信号を入力することにより数値をカウントアップ,
カウントダウンするアップダウンカウンタ、2703は
アップダウンカウンタからの数値に対応したアナログ電
圧を出力するD/Aコンバータである。感度補正信号は
“UP”と“DOWN”の2信号からなり、感度補正信
号“UP”に信号がくるとアップダウンカウンタ270
2がカウントアップし、D/Aコンバータ2703の出
力電圧は上昇する。反対に感度補正信号“DOWN”に
信号がくるとD/Aコンバータ2703の出力電圧は下
降する。また、コンパレータ2701はプラス入力とマ
イナス入力を比較し、プラス入力の電圧が高ければ出力
1605は“ハイ”、マイナス入力の電圧が高ければ出
力1605は“ロー”となる。コンパレータ2701の
マイナス入力にはスリットフォトセンサ59の出力信号
が接続されており、プラス入力にはD/Aコンバータの
出力が接続されスリットフォトセンサ59の出力振幅を
出力1605に2値化変換する際のスレッショルド電圧
となっている。
【0079】次に図28を用いて感度補正の手順を説明
する。あらかじめアップダウンカウンタのカウントを適
当に設定しておく。次に感度補正処理に移り、処理19
02から処理1908で吐出位置検出信号の“ハイ”と
“ロー”の時間を計測した後、処理1909で計時TH
と計時TLを比較し、計時TLの方が長ければ処理28
01で感度補正信号“UP”を出力し、D/Aコンバー
タの出力電圧すなわちスレッショルド電圧を上昇させ
る。反対に計時THの方が長いか等しければ処理280
2で感度補正信号“DOWN”を出力しスレッショルド
電圧を降下させる。計時THと計時TLが等しい場合は
感度補正は不要なのでそのまま終了する。このときの波
形を図29に示す。同図において波形2901はフォト
トランジスタ1602のコレクタ電圧、波形2902は
初期のスレッショルド電圧、波形2903は初期のスレ
ッショルド電圧2902における吐出位置検出信号波形
であり、このとき“ハイ”の時間TH1と“ロー”の時
間TL1を比較すると時間TL1の方が長いため、図2
8の処理2801が実行され感度補正信号“UP”が出
力される。すると、スレッショルド電圧が上昇し波形2
904の通りとなり、電圧上昇後の吐出位置検出信号は
波形2905に変化する。変化後においては“ハイ”の
時間TH3、“ロー”の時間TL3でわかるように等し
くなり、感度補正が完了したことになる。
【0080】本実施例においては、きめ細かい感度補正
が実現できるので、高精度の記録を行うことができる。
【0081】また、前述した各実施例では記録手段とし
てインクジェット記録方式の事例について説明したが記
録信号に応じて電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換
体による膜沸騰を越える加熱によって生ずる気泡の成長
により、インクを吐出口より吐出して記録を行うように
構成すると更に好ましい。
【0082】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第4723129号明細書、同第47407
96号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行
うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コ
ンティニュアス型の何れにも適用可能であるが、特にオ
ンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されて
いるシートや液路に対応して配置されている電気熱変換
体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急激な温
度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加するこ
とによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せし
め、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果
的にこの駆動信号に一対一で対応した液体内の気泡を形
成出来るので有効である、この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体を吐出させて、少なくとも1つ
の滴を形成するこの駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液
体の吐出が達成でき、より好ましい。
【0083】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。
【0084】なお、前記、熱作用面の温度上昇率に関す
る発明の米国特許第4313124号明細書に記載され
ている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこと
が出来る。
【0085】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第4558333号明細書、同第445960
0号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものであ
る。
【0086】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基づいた構成とし
ても本発明の効果は有効である。即ち、記録ヘッドの形
態がどのようなものであっても、本発明によれば記録を
確実に効率良く行うことが出来るようになるからであ
る。
【0087】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、あるいはキャ
リッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いても良い。
【0088】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定出来るので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或いは吸引手段、電気熱変換タイプあるいはこれとは別
の加熱素子あるいはこれらの組合せによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
【0089】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であっても良い。即ち、例えば記録装置の記録モードと
しては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成する複数個の組合せによるいずれか
でも良いが、異なる色の複色カラー、または混色にフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得る。
【0090】さらに加えて、前述した実施例に於てはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を3
0℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインク
の粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが
一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギ
ーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態
変化のエネルギーとして使用せしめることで防止する
か、またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固
化するインクを用いるかして、いずれにしても熱エネル
ギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出させるものや、記録シートに到達する
時点ではすでに固化し始めるもの等のような熱エネルギ
ーによって初めて液化する性質のインクを使用する場合
も適用可能である。
【0091】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報或いは特開昭60−71260号公報
に記載されるような多孔質シート凹部又は貫通孔に液状
又は固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としても良い。上述した各イン
クに対して最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実
用するものである。
【0092】さらに、前述したインクジェット記録装置
の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像
出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合
わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を取るもの等である。
【0093】また、記録手段は必ずしも前述したインク
ジェット記録方式に限定する必要はなく、ワイヤードッ
ト記録方式や感熱記録方式等、種々の記録方式を用いる
ことも可能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、フォトセンサの感
度を補正する手段を設けることによりフォトセンサ個別
の感度のばらつきや、経時劣化による感度低下があった
場合においても、生産時に調整出荷を行うことなく、ま
た、消費者が使用している間は常に高品位の記録状態を
保つことができるようになり、低コスト化、高品質化が
同時に実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の記録装置の機構を示す平面図で
ある。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】図1のC矢視図である。
【図5】図1のD矢視図である。
【図6】図1のE−E断面図である。
【図7】キャリッジ駆動系の斜視図である。
【図8】メインギヤの構造図である。
【図9】反転ギヤの構造図である。
【図10】スクリューギヤの構造図である。
【図11】メインギヤの動作説明図である。
【図12】メインギヤ,スクリューギヤ,反転ギヤ噛合
関係を示す説明図である。
【図13】記録装置周辺部の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】一方向記録動作を示すシーケンスタイミング
チャートである。
【図15】他方向記録動作を示すシーケンスタイミング
チャートである。
【図16】実施例1の吐出位置検出信号処理回路の構成
を示す回路図である。
【図17】実施例1のスリット板および補正前波形を示
す波形図である。
【図18】実施例1のスリット板および補正後波形を示
す波形図である。
【図19】実施例1の補正処理手順を示すフローチャー
トである。
【図20】実施例2の吐出位置検出信号処理回路の構成
を示す回路図である。
【図21】実施例2のスリット板および補正前波形を示
す波形図である。
【図22】実施例2のスリット板および補正後波形を示
す波形図である。
【図23】実施例2の補正処理手順を示すフローチャー
トである。
【図24】実施例3のスリット板および波形を示す説明
図である。
【図25】実施例3の補正処理手順を示すフローチャー
トである。
【図26】実施例4のスリット板を示す模式構造図であ
る。
【図27】実施例5の吐出位置検出信号処理回路の構成
を示す回路図である。
【図28】実施例5の補正処理手順を示すフローチャー
トである。
【図29】実施例5のスリット板および波形を示す説明
図である。
【図30】従来例のスリット板および波形を示す説明図
である。
【図31】従来例の波形整形回路の構成を示す回路図で
ある。
【図32】従来例の波形整形回路の構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 記録ヘッド 3 キャリッジ 5 摺動軸 6 フレキシブルケーブル 7 プラテン 8 送りローラ 11 メインギヤ 11b 第2のホイールギヤ 13 スクリュー 13a スクリューギヤ 14 反転ギヤ 15 DCモータ 21 ウォームギヤ 21a エンコーダスリット円盤 52 スリット板 52a スリット 52b 壁部 52c 穴部 52d 三角穴部 52e ぼかし部 55 モータフォトセンサ 59 スリットフォトセンサ 60 CPU 64 モータ駆動回路 65 記録ヘッド駆動回路 66 記録装置 67 吐出位置検出信号処理回路 1601 LED 1602 フォトトランジスタ 1603 出力トランジスタ 1605 出力(吐出位置検出信号) 1606 LED電流制限抵抗 1701 フォトトランジスタのコレクタ電圧 1702 吐出位置検出信号波形 1703 スレッショルド電圧 1704 記録ドット 2001 感度調整トランジスタ 2002 感度調整抵抗 2405 モータ停止信号波形 2701 コンパレータ 2702 アップダウンカウンタ 2703 D/Aコンバータ 3001 フォトセンサ 3002 受光窓 3003 スリット板 3004 遮光部 3005 通光部 3006 フォトトランジスタのコレクタ波形 3007 出力波形 3101 LED 3102 フォトトランジスタ 3103 トランジスタ 3105 出力 3106 半固定抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体に記録を行うための記録手段
    を搭載して移動する移動手段と、 遮光部と通光部からなるスリット板と、 前記移動手段に取り付けられ前記スリット板を走査する
    発光部と受光部からなるフォトセンサと、 前記フォトセンサにより前記スリット板のスリット情報
    を2値化する信号処理手段と、 前記フォトセンサの感度を補正する補正手段とを具え、
    前記補正手段は既知の前記スリット情報と前記信号処理
    手段による2値化信号とを比較することにより前記フォ
    トセンサの感度を補正することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は前記発光部の光量を変化
    させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は前記受光部の受光感度を
    変化させることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スリット板は、前記遮光部と前記通
    光部の比率が1対1で連続していることを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記スリット板は、前記遮光部から前記
    通光部に無段階に変化していることを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
JP17144794A 1994-07-22 1994-07-22 記録装置 Pending JPH0852918A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004077483A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Stegmann Gmbh & Co Kg マルチターン・角度測定器
US10770817B2 (en) 2017-01-18 2020-09-08 Autonetworks Technologies, Ltd. Terminal module

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004077483A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Stegmann Gmbh & Co Kg マルチターン・角度測定器
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