JPH08533B2 - 車両の換気方法およびその装置 - Google Patents

車両の換気方法およびその装置

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JPH08533B2
JPH08533B2 JP4019792A JP1979292A JPH08533B2 JP H08533 B2 JPH08533 B2 JP H08533B2 JP 4019792 A JP4019792 A JP 4019792A JP 1979292 A JP1979292 A JP 1979292A JP H08533 B2 JPH08533 B2 JP H08533B2
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治生 平川
紳一郎 石川
博 檜垣
雅一 松本
篤 壱岐尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の換気方法および
その換気装置に係り、特に高速列車に好適な換気方法お
よびその換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両は一般的に、車外の新鮮空気を
車内に取り入れる給気ファンと、車内の汚染空気を車外
に排出する排気ファンと、給気ファン及び排気ファンが
備えられた給気および排気用のダクトによって換気され
ている。車両がトンネルを走行する場合においては、車
外圧力が大きく変動し、その大きさは列車とトンネルの
断面積が同一であればほぼ列車速度の二乗に比例して変
動し、かつ、トンネル内で車両がすれ違う場合におい
て、最も大きく変動する。よって、近年の、在来軌道を
使用した250km/hを超える速度での運行、300
km/hを超える高速新幹線等の高速列車の開発におい
ては、上述の圧力変動に関連した、以下の問題が生じ
る。
【0003】つまり、換気系統で使用される送風機のト
ップ圧力を超える車外圧力の変動に対しては、換気の排
気用ダクトを通っての空気の強制逆流或いは、給気用ダ
クトを通じて大量の空気の吸い込みが生じ、その結果、
車内において圧力の急激な変化が起こり、乗客に気圧変
動による耳への不快感(以下、耳つんと呼ぶ)を与える
ことになる。よって、乗客の耳つんを防止するために
は、走行中に作用する最大車外圧力変動以上の圧力特性
を有する送風機をもちいるか、車外圧力の車内への伝播
を抑制する圧力緩和機構を換気系統に設ける必要があ
る。しかし、前者の方法では換気装置の大型化を招くこ
とになるため、後者の方法により対策がなされるのが一
般的である。
【0004】従来、高速で走行する鉄道車両に用いられ
る圧力緩和機構付換気装置としては、特開昭62−22
7850号に記載されているように、車内の圧力を圧力
センサ−により検知して、検知結果に応じて給気と排気
用の両ダクト内に設けられた絞り弁を制御するもの、あ
るいは、特開平1−119470号に記載されているよ
うに、ダクトを横切り相対するような二枚のたわみ板を
突き出させ、差圧による二枚のたわみ板の変形により、
該板間の流路面積を絞り、車内圧力を緩和する方法が知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、前者は圧力センサーと圧力検知結果に応じて絞り弁
を制御するため、中央処理装置等を有した制御器を必要
とし、制御系の簡略化、信頼性に十分な配慮がなされて
いない。また、後者のたわみ板を使用した構造は機構的
に簡単であるが、板の自由な運動を利用しているために
大きな空間が必要であり、かつ、自由な運動を行なわせ
るために設けられた隙間によって完全に流路の締切りが
行なえないなど省スペ−スおよび圧力変動の増大に伴う
能力の点で十分ではない。
【0006】本発明の第1の目的は、車外の圧力変動の
車内への伝播の抑制を容易に行うと共に、適宜な換気を
行えるようにすることにある。
【0007】本発明の第2の目的は、車外の圧力の変動
に応じて車内の圧力変動を簡単に抑制できるようにする
と共に、適宜な換気が行えるようにすることにある。
【0008】本発明の第3の目的は、車外の圧力の変動
を容易に検出できるようにすることにある。
【0009】本発明の第4の目的は、小型の換気装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的は、 車両
の内部から外部へ送風している排気ダクトを、トンネル
内において閉じ、閉じてから所定時間後に開き、 前記所
定時間の閉じ、その後の開放を1サイクルとしてこれを
1つのトンネル内において複数回繰り返すこと、 によっ
て達成できる。
【0011】前記第2の目的は、 車両の内部から外部へ
送風している排気ダクトと、該排気ダクトを閉じる排気
用締切装置と、車両の外部から内部へ送風している給気
ダクトと、該給気ダクトを閉じる給気用締切装置と、か
らなり、 車両の外部の圧力が所定以上の正圧の期間にお
いて、前記給気用締切装置を閉じ、閉じてから所定時間
後に開き、 車両の外部の圧力が所定以上の負圧の期間に
おいて、前記排気用締切装置を閉じ、閉じてから所定時
間後に開き、そして前記閉じ−前記所定時間後の前記開
きを1サイクルとしてこれを1つのトンネル内の前記負
圧期間において複数回繰り返させること、 によって達成
できる。
【0012】前記第3の目的は、 排気ダクトを開閉する
締切装置と、 前記排気ダクト内を横切るように設置した
板と、 前記排気ダクト内の空気流の下流側に前記板の先
端側が移動することによって動作する検知器と、 前記検
知器の動作によって前記締切装置を閉動作させる駆動手
段と、 前記検知器の動作から所定時間後に前記締切装置
を開動作させる計時手段と、 該計時手段の前記所定時間
は、1つのトンネル内の負圧の期間において、前記検知
器によって前記締切装置を閉じ、閉じてから所定時間後
に開き、これを1サイクルとしてこれを1つのトンネル
内の前記負圧の期間において複数回繰り返すことが可能
な時間であること、によって達成できる。
【0013】前記第4の目的は、換気ダクト内に設置す
る締切装置を、複数の穴を有する板状の固定式締切板
と、該固定式締切板の面に平行に直線移動するものであ
って、複数の穴を有する板状の可動式締切板とから構成
し、可動式締切板を直線移動させること、によって達成
できる。
【0014】
【作用】前記第1の目的に対する手段によれば、ダクト
の閉鎖と開放が繰り返されるので、車両の内部の圧力を
問題の無い値にすることができると共に適宜な換気を行
うことができるものである。
【0015】前記第2の目的に対する手段によれば、給
気と排気を行っている状態で、車両の外部の圧力が所定
以上の正圧の期間において、給気用締切装置を閉じ、閉
じてから所定時間後に開き、一方、車両の外部の圧力が
所定以上の負圧の期間において、排気用締切装置を閉
じ、閉じてから所定時間後に開く。このため、正圧の場
合は排気ダクトにおいて連続して換気が行われ、所定時
間後には給気ダクトにお いても換気が行われる。このた
め、車内の圧力変動の抑制と換気を行うことができるも
のである。負圧の場合は逆に動作する。負圧の場合は負
圧の期間が長いが、閉鎖と開放が繰り返されるので、車
内の圧力を問題の無い値にできると共に換気を行うこと
ができるものである。
【0016】前記第3の目的に対する手段によれば、換
気ダクト内の板と検知器とによって圧力変動を検出して
いるので、構成を簡単にできるものである。この装置を
給気ダクトと排気ダクトにそれぞれ設ければ、ダクトに
作用する車外の圧力の方向(正圧か負圧か)と空気量を
検出でき、締切りの必要な給気ダクト、または排気ダク
トを締切ることができるものである。
【0017】前記第4の目的に対する手段によれば、固
定式締切板の面に平行に可動式締切板を直線移動させて
締切るので、例えば可動式締切板を空気の流れ方向に移
動させるものに比べて、その体積を小さくできるもので
ある。また、移動が直線であるので、その駆動を簡単に
できるものである。
【0018】直線動作型ソレノイド5はブラケット5b
を介して固定式締切板7へ固定することによりダクト内
に固定される。ソレノイド5の可動軸5aは、ソレノイ
ド5が作動した時、可動式締切板6を閉じた状態へ駆動
するよう可動式締切板6の突き出した一端部分へ固定さ
れる。また、ダクトの反対側と可動式締切板6の他端部
分との間に戻しばね8が設けられており、これはソレノ
イド5が作動しない時に可動式締切板6を開いた状態へ
戻すためのものである。
【0019】図3に圧力緩和装置1の基本的な作動条件
の概略を示す。送風機50、52のモータへ供給される
中圧のAC電力は変圧器9によってソレノイド5の所定
電圧まで下げられ、制御盤10を介してリミットスイッ
チ4に送られる。板ばね2は換気ダクトを通って流れる
空気の流量の大きさに応じてたわみ、図3に示すよう
に、予め設定された程度のたわみの後で、板ばね2の後
部表面がリニアソレノイド5を動作させるリミットスイ
ッチ4を作動させる。可動式締切板6は締切り装置を閉
じるべくその後直ちに駆動される。非常にわずかなスト
ロークSが要求されるだけであるから、操作は極めて速
い。
【0020】図7の曲線Pは板ばね2の換気ダクトを通
って流れる空気の流量に対する変位特性を示したもので
ある。Qは換気系統の定格流量を表わし、Rは“耳つ
ん”現象を引き起こす車内での圧力変化を避けるために
換気送風機が締切られるべき過剰流量を表わしている。
Rは経験的に検討して定めることができる。図8は非常
に大きな圧力変化か又は非常に速い圧力変化のいずれか
がどのように耳つん感を引き起こし得るかを示したもの
である。Xの領域は耐えられる領域であり、Yの領域は
不快の領域であるが、その間のラインは耳つん感の始ま
りを表わしている。このように、図7から締切空気量の
値Rに相当する板ばねの変位を定めることができ、それ
に応じてリミットスイッチ4の位置を設定できる。無
論、リミットスイッチを固定させて、代わりに板ばね2
のばね特性を選択することも可能である。
【0021】図9は換気制御のより詳細な電気系統図で
ある。給気送風機と排気送風機を制御するための両回路
は同じである。電気は、真空回路遮断器21を介してパ
ンタグラフ20を使用してAC25kVにて架線ケーブ
ルから集電される。主変圧器22はAC440Vまで電
圧を下げ、給気と排気の両送風機用のモータ26,31
はこれから電気をとっている。このモータには回路遮断
器23(配線用)と、また過電流保護装置としての役目
を果たす電磁接触器24及び熱動継電器25が接続され
ている。三相モータの始動用としてはコンデンサ27が
設けられている。
【0022】リニアソレノイド5の電力は電磁接触器2
4の出力側から取っている。ソレノイド5には故障を検
知する目的で更にもう一つの熱動継電器29が設けられ
ており、該熱動継電器29は故障が検知された際に主電
磁接触器24を開放するように設置されている。すなわ
ち、熱動継電器29は熱動継電器25、電磁接触器24
に直列に設置されている。これにより、ソレノイド5に
故障が生じると、ソレノイド5及び同一系統に配置され
た電動送風機50または52への電力の供給は断ち切ら
れ、したがって送風機50または52は作動しないので
故障を容易に認識でき、ソレノイド5の損傷を最小限に
食い止めることができる。さらに、ソレノイド5の故障
をモニタ−するモニタ−装置を車上に設けることにより
故障に対する早期の対策を講じることが可能である。更
にまた、各送風機の系には板ばね2とリミットスイッチ
4とソレノイド5とを有していることから、これらに問
題があると、その問題を一つの換気装置だけに封じ込め
ることが可能であり、他の客車内の他の制御装置類に影
響を与えることがない。
【0023】図9にリミットスイッチ4と、ソレノイ
ド5を作動させたり停止させたりする電磁接触器28と
の関係をしている。これらの回路にはリミットスイッ
チ4が一旦動作した後に接触しなくなっても予め設定さ
れた時間ほどソレノイド5の通電を保ってくれるタイマ
30が更に含まれている。このタイマ30の設定時間T
1は通常少くとも5秒はあるとよいが、好適なものとし
ては10秒から25秒、最もあり得るものとしては15
秒から20秒である。
【0024】ここで換気装置1の動作例について説明す
る。まず、客車外部の圧力が内部のそれよりかなり高い
圧力(正圧)のところまで上がった場合においては、
気用の送風機50を通る空気の流量は上昇し、排気用の
送風機52を通る空気の流量は減少する。ここで、急速
に上昇する給気部を通る空気流はリミットスイッチ4に
向けて板ばね2を曲げて、直ちに締切板6を閉める。そ
の後、給気流量はゼロまで落ち、板ばね2はリミットス
イッチ4を開きながらその休止状態まで戻る。しかしな
がら、給気系のタイマ30は設定時間T1の間は締切装
置を閉じた状態に保っている。この時間は比較的短い。
したがって、この間の換気の休止は換気量不足を引き起
こすほど長く続くことはない。ここで、給気流路を即時
に締切ることにより、高い圧力変動が車内へ伝播するの
を防ぐことになり、よって乗客への耳つんを防ぐことに
なる。このとき、給気は前記のごとく小量ながら行わ
れ、また排気は少量ながら連続して行われているので、
換気を継続して行うことができるものである。
【0025】一方、客車外部の圧力が内部のそれよりか
なり低い圧力(この場合は、負圧)のところまで下がっ
た場合においては、給気用の送風機50を通る空気の流
量は減少し、排気用の送風機52を通る空気の流量は上
昇する。このため、排気部を給気部を通る空気流はリミ
ットスイッチ4に向けて板ばね2を曲げて、直ちに締切
板6を閉める。その後、給気流量はゼロまで落ち、板ば
ね2はリミットスイッチ4を開きながらその休止状態ま
で戻る。しかしながら、排気系のタイマ30は設定時間
1 の間は締切装置を閉じた状態に保っている。この時
間は比較的短い。したがって、この間の換気の休止は換
気量不足を引き起こすほど長く続くことはない。ここ
で、給気流路を即時に締切ることにより、高い圧力変動
が車内へ伝播するのを防ぐことになり、よって乗客への
耳つんを防ぐことになる。このとき、排気は前記のごと
く小量ながら行われ、また給気は少量ながら連続して行
われているので、換気を継続して行うことができるもの
である。
【0026】このように、給気ダクト、排気ダクトのう
ち過大な流量となるダクトのみを検出し、このダクトの
みを締切っているので、車内の圧力変動の抑制と換気を
行うことができるものである。
【0027】このような換気装置は例えば給気部の一基
だけの場合でも効果が得られるが、給気と排気の両方に
そのような装置をもつことにより、さらに大きな効果が
得られる。
【0028】締切板6,7の下流側に板ばね2がある場
合は、板ばね6は締切板6,7の穴16,17を通過し
た空気の乱れの影響を受け、板ばね2が振動しやすくな
り、検出の信頼性が低下する。しかし、この実施例では
板ばね2は締切板6,7の上流側にあるので、前記のこ
とが無く、正確に過大な流量を検出できるものである。
【0029】板ばね2の動作を検出するリミットスイッ
チ4、およびソレノイド5をダクト 内に設置しているの
で、ダクトの外部に出るのはその電線のみであり、ダク
トの密閉を容易にできるものである。
【0030】締切板6,7の孔16,17は長穴であ
る。丸穴に比べて長穴の方が、同じ寸法内では大きに開
口面積を取ることができ、通風抵抗を小さくできるもの
である。
【0031】次に、本発明の車内圧力緩和効果の一例と
して、車外圧力変化時の車内圧力変化を図10により説
明する。示したものは非常に高速度、例えば300km
/hでトンネルを通過する列車の先頭車に起こる典型的
な車外圧力変化である。図10の上段は車外圧力変化
と、シミュレーションにより算定した本発明の換気装置
を有する車両の車内圧力の変化を示している。外部にお
ける圧力はトンネルへの突入の開始と共に上昇を開始
し、15秒をいくらか上回る程度の時間の中におよそ
300mmH2Oの高い値まで上昇し、次に、−500
mmH 2 Oの高い値まで急激に下降する。それ以後は、
徐々に通常のレベルまで戻る。図10の中段と下段はそ
れぞれ給気ファン風量、排気ファン風量の応答を図解し
たものである。初期の外部の圧力上昇が起こるにつれ、
給気流量は急速に上昇し、数秒内で35m3/minの
しきい値(所定値)に達する。これによって給気系の板
ばね2が下流側に曲がり、リミットスイッチ4の接点を
閉じ、給気の可動式締切板6は速やかに給気ダクトを閉
る。この段階では、正圧であるので排気ダクトは閉じ
い。正圧であるので、排気系の送風機52の流量が低
下することによって車内の過剰な圧力低下が防止でき
る。外部圧力に拘らず、給気装置のタイマ30はこのと
き給気ダクトを時間T1(この場合およそ15秒に設定
される)ほど締切ったままにしている。その後、ソレノ
イド5が解除されて、戻しばね8が締切板6を動作させ
締切装置を開くので、給気は再開される。この時には、
外部圧力はさほど極端ではなく、したがって結果的に給
流量は定格流量RFよりも若干上にあるもののしきい
値Tよりは低くなる。したがって、給気ダクトおよび排
ダクトは開いたままである。その後、外部圧力は急激
に負圧に落ちる。このため、給気流量の低下を引き起こ
し、給気の板ばね2が締切板6を作動させることはな
い。
【0032】一方、このように外部圧力が負圧になるこ
とによって、排気流量はしきい値Tまで急速に上昇し
、前記のようにして時間T1ほど排気ダクトの締切板
6を閉じる。この場合の排気の締切板6の閉じ時間T1
給気の閉じ時間T 1 同じ程度でよい。15秒経過
後、ソレノイド5は停止して排気ダクトは再び開く。し
かし、外部圧力はなお非常に低く、結果的に排気部を通
る全流量はまだしきい値より上である。極めて素早く、
板ばね2はもう一度リミットスイッチ4を打ち、排気ダ
クトは短い時間T2、例えば板ばね2が作動するのにか
かる時間に相当する2秒から5秒の後、再び閉じる。更
にもう15秒経過後、再び締切板6は開放される。この
ように排気流量がしきい値Tよりも低い状態になるま
で、「締切板6の15秒間の閉じ動作−開放」が繰り返
される。そして、締切板6を開放した時点で空気流量が
しきい値Tよりも低ければ締切板6は再び閉じることは
無く、換気は通常通り行われることになる。
【0033】この結果、図10の上段に示すように、外
部で発生している圧力が非常に高く急激な変動にも拘ら
ず、車内の圧力変動を比較的低く保つことになるのかが
わかる。車内の圧力状態は図8の領域“X”内に保た
れ、乗客は不快を感ずることはない。
【0034】かかる構成によれば、板ばね2とリミット
スイッチ4と締切装置6、7とタイマ30の組合せによ
り、従来技術における圧力センサ及び連続的に読み取り
をモニタするための回路の演算処理やその読み値を基準
しきい値と比較する等の制御装置を省略することができ
る。また、従来技術では、センサと制御装置を動かすた
めには特殊な低電圧のDC電源が必要とされていた。そ
の代わりとして、リミットスイッチ4と板ばね2とを組
み合わせて用いているので、板ばね2は基準値なるもの
を持った連続センサとしての役目を果たしている。この
ため、構成を簡単にできるものである。板ばね2は丈夫
で、公知の感知回路と違って、電気騒音や類似のものか
らの干渉を受け難いという利点を有する。
【0035】次に、本発明による第2実施例を図11に
よって説明する。同図において第1実施例と同一符号は
同一部材を示すものである。本実施例の前記第1実施例
との相違点はダクト側に取付けたピボット61に剛性の板
2xが取付けられており、これは該板2xの上流側ダク
トへ固定された支え62へ接続された引張ばね60の復
元力に逆らうように動く。定格流量時に板2xをばね力
に対し直角に保つために上流側には特別なストッパ部材
3xが必要になっている。
【0036】このような構成によれば、引っ張りばね6
0の性能あるいは板2xの大きさを変更するだけで容易
に締切装置の特性を変えられる。このことにより、最適
条件で換気が行なえる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
の高速走行時における車外圧力変動の車内への伝播
を抑制できると共に、換気を適宜行うことができるもの
である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による換気装置の一実施例を示す破断斜
視図である。
【図2】本発明による換気装置の第1実施例の換気系統
を示した車両の概略側面図である。
【図3】図1のA−A視断面図である。
【図4】図1のB−B視断面図である。
【図5】図1のC−C視断面図である。
【図6】締切板の取付状態を示した図4の中間部下方の
断面図である。
【図7】板ばねの変位と装置を通る流量との関係を示す
グラフである。
【図8】耳つんの許容限界図である。
【図9】本発明による換気装置の一実施例における制御
系の回路図である。
【図10】本発明による換気装置の一実施例を備えた列
車の先頭車についてトンネル通過時の典型的な圧力変動
と換気のパラメータを示したグラフである。
【図11】本発明による換気装置の第2実施例を示した
図3に相当する断面図である。
【符号の説明】
2…板ばね、4…リミットスイッチ、5…直線動作型ソ
レノイド、6…可動式締切板、7…固定式締切板、8…
戻しばね、30…タイマ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 雅一 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 壱岐尾 篤 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社 日立製作所 笠戸工場内 (56)参考文献 特開 昭62−227852(JP,A) 特開 平1−119470(JP,A) 実開 平1−142365(JP,U)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の内部から外部へ送風している排気ダ
    クトを、トンネル内において閉じ、閉じてから所定時間
    後に開き、 前記所定時間の閉じ、その後の開放を1サイクルとして
    これを1つのトンネル内において複数回繰り返すこと、 を特徴とする車両の換気方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両の換気方法におい
    て、前記換気ダクト内の流量が所定値以上になることに
    よって、前記閉じ動作を行うこと、を特徴とする車両の
    換気方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の車両の換気方法におい
    て、前記所定時間後に開いて次に閉じるまでの時間は前
    記所定時間はよりも短いこと、を特徴とする車両の換気
    方法。
  4. 【請求項4】車両の内部から外部へ送風している排気ダ
    クトと、該排気ダクトを閉じる排気用締切装置と、車両
    の外部から内部へ送風している給気ダクトと、該給気ダ
    クトを閉じる給気用締切装置と、からなり、 車両の外部の圧力が所定以上の正圧の期間において、前
    記給気用締切装置を閉じ、閉じてから所定時間後に開
    き、 車両の外部の圧力が所定以上の負圧の期間において、前
    記排気用締切装置を閉じ、閉じてから所定時間後に開
    き、そして前記閉じ−前記所定時間後の前記開きを1サ
    イクルとしてこれを1つのトンネル内の前記負圧期間に
    おいて複数回繰り返すこと、 を特徴とする車両の換気方法。
  5. 【請求項5】排気ダクトを開閉する締切装置と、 前記排気ダクト内を横切るように設置した板と、 前記排気ダクト内の空気流の下流側に前記板の先端側が
    移動することによって動作する検知器と、 前記検知器の動作によって前記締切装置を閉動作させる
    駆動手段と、 前記検知器の動作から所定時間後に前記締切装置を開動
    作させる計時手段と、 該計時手段の前記所定時間は、1つのトンネル内の負圧
    の期間において、前記検知器によって前記締切装置を閉
    じ、閉じてから所定時間後に開き、これを1サイクルと
    してこれを1つのトンネル内の前記負圧の期間において
    複数回繰り返すことが可能な時間であること、 を特徴とする車両用換気装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の車両用換気装置におい
    て、前記所定時間は一つの前記サイクルと次の前記サイ
    クルとの間の前記開いている時間よりも長く設けている
    こと、を特徴とする車両用換気装置。
  7. 【請求項7】給気または排気の換気ダクト内に設置さ
    れ、該換気ダクトを開閉するものであって、複数の穴を
    有する板状の固定式締切板と、該固定式締切板の面に平
    行に直線移動するものであって、複数の穴を有する板状
    の可動式締切板と、からなる締切装置と、 前記換気ダクト内の空気流量を検知する検知手段と、 前記検知手段の動作によって前記可動式締切板を直線移
    動させて前記締切装置を閉動作させる駆動手段と、 前記検知手段の動作から所定時間後に前記締切装置を開
    動作させる計時手段と、 とからなる車両用換気装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の車両用換気装置におい
    て、前記駆動手段は前記換気ダクト内に設置しているこ
    と、を特徴とする車両用換気装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の車両用換気装置におい
    て、前記駆動手段は、前記可動式締切板を一方に移動さ
    せるリニアソレノイドと、他方に移動させる戻しばねと
    からなること、を特徴とする車両用換気装置。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の車両用換気装置におい
    て、前記固定式締切板および前記可動式締切板のそれぞ
    れの穴は、前記可動式締切板の移動方向に対して直角方
    向に長い長穴であること、を特徴とする車両用換気装
    置。
  11. 【請求項11】請求項7に記載の車両用換気装置におい
    て、前記検知手段は、前記排気ダクト内を横切るように
    設置した板と、前記排気ダクト内の空気流の下流側に前
    記板の先端側が移動することによって動作する検知器
    と、からなること、を特徴とする車両用換気装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の車両用換気装置にお
    いて、前記板は前記締切装置よりも上流側に設置してい
    ること、を特徴とする車両用換気装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の車両用換気装置にお
    いて、前記検知器は前記排気ダクト内に設置しているこ
    と、を特徴とする車両用換気装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の車両用換気装置にお
    いて、前記板は板ばねであること、を特徴とする車両用
    換気装置。
  15. 【請求項15】請求項11に記載の車両用換気装置にお
    いて、前記検知器はリミットスイッチであり、該リミッ
    トスイッチは前記板の下流側に設置してあり、前記板の
    移動によって前記リミットスイッチが作動した後、該板
    に接触するストッパを設置していること、を特徴とする
    車両用換気装置。
  16. 【請求項16】請求項11に記載の車両用換気装置にお
    いて、前記板は前記排気ダクト内に前記空気流の方向に
    回動自在に設置されており、前記板を前記空気流の流れ
    方向の上流側に付勢するばねを有すること、を特徴とす
    る車両用換気装置。
  17. 【請求項17】給気または排気の換気ダクト内に設けら
    れ、複数の穴を有する板状の固定式締切板と、 前記換気ダクト内に設けられ、該固定式締切板の面に平
    行に直線移動するものであって、複数の穴を有する板状
    の可動式締切板と、 前記換気ダクト内に設置され、前記可動式締切板を直線
    状に一方に移動させるリニアソレノイドと、 他方に移動させる戻しばねと、 からなる車両用換気装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の車両用換気装置にお
    いて、前記固定式締切板および前記可動式締切板のそれ
    ぞれの穴は、前記可動式締切板の移動方向に対して直角
    方向に長い長穴であること、を特徴とする車両用換気装
    置。
  19. 【請求項19】車両の外部から内部へ空気を導くための
    給気ダクトと、該給気ダクトに送風するための給気用送
    風機と、前記給気ダクト内に設置され、複数の穴を有す
    る板状の給気用固定式締切板と、該給気用固定式締切板
    の面に平行に直線移動するものであって、複数の穴を有
    する板状の給気用可動式締切板と、前記給気ダクトを流
    れる空気流量が所定値以上の場合にそれを検出する給気
    用検知手段と、該給気用検知手段による検出によって前
    記給気用可動式締切板を閉動作させ、所定時間後に前記
    給気用可動式締切板を開動作させる給気用駆動手段と、 車両の内部から外部へ空気を排出するための排気ダクト
    と、該排気ダクトに送風するための排気用送風機と、前
    記排気ダクト内に設置され、複数の穴を有する板状の排
    気用固定式締切板と、該排気用固定式締切板の面に平行
    に直線移動するものであって、複数の穴を有する板状の
    排気用可動式締切板と、前記排気ダクトを流れる空気流
    量が所定値以上の場合にそれを検出する排気用検知手段
    と、該排気用検知手段による検出によって前記排気用可
    動式締切板を閉動作させ、所定時間後に前記排気用可動
    式締切板を開動作させる排気用駆動手段と、 を有する車両。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の車両において、前記
    のそれぞれの駆動手段は前記それぞれの可動式締切板を
    閉動作させてから所定時間の後、前記開動作をさせる計
    時手段を有すること、を特徴とする車両。
  21. 【請求項21】請求項19項に記載の車両において、前
    記それぞれの駆動手段はリニアソレノイドであり、該リ
    ニアソレノイドの故障を検出する熱動継電器と前記送風
    機の故障を検出する熱動継電器とを備え、前記それぞれ
    の熱動継電器を前記送風機の電源を投入する電磁接触器
    に直列に設けたこと、を特徴とする車両。
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