JPH0853438A - トリオキサンを製造するための方法 - Google Patents

トリオキサンを製造するための方法

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JPH0853438A
JPH0853438A JP7170965A JP17096595A JPH0853438A JP H0853438 A JPH0853438 A JP H0853438A JP 7170965 A JP7170965 A JP 7170965A JP 17096595 A JP17096595 A JP 17096595A JP H0853438 A JPH0853438 A JP H0853438A
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catalyst
formaldehyde
trioxane
acid
reactor
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JP7170965A
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Michael Dr Hoffmockel
ミヒャエル・ホフモッケル
Guenter Sextro
ギュンター・ゼクストロ
Gerhard Emig
ゲルハルト・エミグ
Frank Kern
フランク・ケルン
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D323/00Heterocyclic compounds containing more than two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D323/04Six-membered rings
    • C07D323/06Trioxane

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高選択率とそれと同時に熱力学的に可能な転
化率に近い転化率とをもたらす触媒によって、ホルムア
ルデヒドからのトリオキサンの改良製造法を提供する。 【解決手段】 本方法は、触媒としての、組成H3PWn
Mom40・xH2O(式中、n=4〜8、m=12−
n;x=0〜32)を有するタングストモリブドリン酸
の存在下、気相で、ホルムアルデヒドからトリオキサン
を製造するための方法として役割を果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組成H3PWnMom
40・xH2O(式中、n=4〜8、m=12−n、x=
0〜32)を有するタングストモリブドリン酸を触媒と
して使用して、不均一接触反応により気相でトリオキサ
ンを連続的に製造するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トリオキサンは、酸触媒を用いて、ホル
ムアルデヒド水溶液から製造することができる。これら
の方法の特徴は、出発物質流によって、プロセス中に導
入される水を蒸発させるために大量のエネルギーを消費
することである。
【0003】ホルムアルデヒドの気相三量化によってト
リオキサンを製造するためには、種々の提案があるが、
多くの場合、水含量の異なるホルムアルデヒド流が使用
されている。水含有ホルムアルデヒドを使用する時、触
媒表面にポリオキシメチレンが付着するので、問題が発
生する。
【0004】酸イオン交換樹脂によってトリオキサンを
製造するための方法は、公知である(DE-C-1 593 99
0)。同様に、SiO2担体上のリン酸または硫酸の形態
で気相三量化するための触媒も公知である(AT-B- 252
913)。また、ホルムアルデヒドの気相三量化において
は、種々のヘテロポリ酸が、触媒として、使用されてき
た(JP-A- 59-25387)。これらの方法において、収率は、
満足なものではない。
【0005】いわゆる無水ホルムアルデヒド、すなわ
ち、水含量≦1%のホルムアルデヒドの使用によって、
進歩が達成された。このようにして、ポリオキシメチレ
ンの触媒表面への付着は、低減もしくは防止することが
でき、収率も向上させることができる。
【0006】バナジルハイドロジェンホスフェート(EP
93 120 599)およびヘテロポリ酸1−バナド−11−モ
リブドリン酸(H4PVMo1140)(1−V酸)(EP 9
4100010)の形態の三量化触媒が公知である。しかし、
これらの触媒は、高添加率およびそれと同時に高選択率
の点でまだなお満足するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
欠点をなくすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、高選択率と
それと同時に熱力学的に可能な転化率に近い転化率とを
もたらす触媒によって、公知の方法とは異なる方法によ
って達成することができる。
【0009】本発明は、式H3PWnMom40・xH2
(式中、n=4〜8、m=12−n、x=0〜32)で
表される触媒(以降、MoW酸と称す)の存在中、気相
で、ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するため
の方法を提供する。
【0010】触媒として機能するこれらのヘテロポリ酸
は、WU[J. Biol. Chem. 43(1920) 189]の方法によ
って製造することができる。
【0011】触媒は、そのまままたはプレス助剤ととも
に使用することができる。非担持触媒は、篩にかけたM
oW酸(例えば、粒子寸法150μm)を所望量のプレ
ス助剤と混合し、続いて、所望の寸法のペレットにプレ
スすることにより製造することができる。使用されるプ
レス助剤は、反応に不活性な物質、例えば、微細に粉砕
したシリカ(SiO2)、酸化アルミニウムまたは水酸
化アルミニウムである。担持物質に担持された触媒の使
用が有効である。使用することのできる担持物質は、不
活性物質、例えば、シリコンカーバイド、二酸化ケイ素
または酸化アルミニウムのペレットである。
【0012】本方法で使用されるホルムアルデヒドは、
水含量が少なく、すなわち、1重量%以下の水を含有す
るものである。残留水含量50ppm以下を有するホルム
アルデヒドが好ましく、これは、一般に、無水ホルムア
ルデヒドと呼ばれるものである。ガス流が水を全く含有
しない場合には、触媒は、反応条件下、無水の形態また
は6水和物として存在する。
【0013】反応のための温度範囲は、通常、80〜1
50℃であり、好ましくは、100〜120℃の範囲で
ある。
【0014】僅かな副生物しか生成しない(<4%)よ
うな接触時間は、1〜30秒であり、好ましくは1〜1
0秒である。これよりも長い反応時間も可能であるが、
副生物の形成が多くなる危険性がある。
【0015】反応は、ホルムアルデヒドの分圧によって
影響を受ける。本触媒は、広範な圧力範囲にわたって、
トリオキサン形成のための高選択率を有する。ホルムア
ルデヒドの導入口分圧は、一般に、0.5〜5バールで
あり、好ましくは、0.5〜2バールである。
【0016】トリオキサンを製造するための触媒は、図
1に概略的に示したような装置内で試験した。この装置
は、三つの部分: −計量部分(1) −形成反応器(2) −分析および評価部分(3) を含む。
【0017】試験用に、ホルムアルデヒド(FA)をこ
の装置に導入し、所望とあらば、キャリヤーガス(C
G)と混合する。使用することのできるキャリヤーガス
は、水素、希ガス、例えば、ヘリウム、アルゴン、クリ
プトンまたはキセノンであり、窒素を使用するのが好ま
しい。
【0018】キャリヤーガスは、熱物質流量制御器
(M)によって、ホルムアルデヒド導入口流に加えるこ
とができる。ホルムアルデヒド導入口流を希釈するため
に可変量のキャリヤーガスを使用すると、ホルムアルデ
ヒドの所望される分圧を簡単に設定することができる。
【0019】ホルムアルデヒドガス流は、触媒を入れた
反応器(R)へと入った。反応器内の温度は、サーモス
タットによって制御され、触媒床に沿って三つの異なる
点(半径方向)で測定した。熱伝達媒体として、シリコ
ーン油を使用した。その他の熱伝達媒体、例えば、鉱油
も、同様に使用することができる。温度は、記録され、
実験中の反応器の安定した運転状態についての情報を与
える。
【0020】反応器を離れ、形成された反応生成物を含
有する導出口流は、水を用いて、吸収(A)により収集
した。形成されたトリオキサンは、公知の方法で、それ
より、抽出によって単離することができる。
【0021】転化率を決定するために、反応器の導入口
流および導出口流のガス組成をオンラインで決定した。
この際、試料は、空気圧ボール弁(PV)を介して、運
転中自動的に採取し、ガスクロマトグラフ(GC)で分
析した。サンプリングは、規則正しい間隔で、例えば、
10分毎に行い、コンピュータによって制御した。
【0022】平衡転化率(Ceq)は、有効な分圧と、バ
スフィールドおよびメリゴールド[(Busfield and Mer
igold) “The Gas-Phase Equilibrium between Trioxan
e and Formaldehyde", J. Am. Chem. Soc. (A), 1969,
p.2975]の平衡定数とから計算される。実験的に決定し
た転化率Cexp対平衡転化率の比は、相対転化率Crel
与える。
【0023】 相対転化率Crel=100・(Cexp/Ceq) 本発明の方法のための装置の配列と寸法とは、それぞれ
の条件に合致させることが可能である。
【0024】本発明の方法では、以下の利点が、特に強
調するに値する。
【0025】1. 高い空間−時間収率(space-time yi
eld)(STY)[kg/m3・h]が達成されること、 2. 副生物がないこと、 3. 合成反応器内であまり高温ではない中程度の熱が
発生すること。
【0026】
【実施例】記載する全ての実施例で、キャリヤーガスお
よび分析のための対照ガス(reference gas)として、窒
素を使用した。ホルムアルデヒド導入口流の水含量は、
50ppm以下であった。
【0027】触媒として機能するMoW酸は、WU(lo
c. cit.)法によって製造した。
【0028】含浸触媒を製造するために、担体に浸透ま
たは含浸させるべく、水に溶解したMoW酸を使用す
る。このため、触媒担体は、溶液で覆い、含浸容器内の
圧力を低下させることによって、担体の気孔中に存在す
る空気を抜き取り、上澄み溶液を捨て、含浸した担体を
空気中373Kで乾燥する。担体が浸透されるのみであ
れば、排気は省くことができる。
【0029】以下の実施例では、SiC担体に含浸した
MoW酸を使用した。
【0030】形成反応器は、長さ150mmと内径16mm
とを有するステンレススチールのチューブ反応器によっ
て構成した。
【0031】以下の実験の結果は、表1に記載する。
【0032】(1) SiCペレット(径3mm、高さ3
mm)18.12g上の触媒H3PW4Mo8400.56g
を反応器内で使用した。ホルムアルデヒドの導入口分圧
は、790ミリバールであった。触媒床の体積は、20
cm3であった。接触時間は、6.2秒であった。
【0033】(2) SiCペレット(径3mm、高さ3
mm)18.14g上の触媒H3PW6Mo6400.62g
を反応器内で使用した。ホルムアルデヒドの導入口分圧
は、780ミリバールであった。触媒床の体積は、20
cm3であった。接触時間は、6.5秒であった。
【0034】(3) SiCペレット(径3mm、高さ3
mm)18.02g上の触媒H3PW8Mo4400.53g
を反応器内で使用した。ホルムアルデヒドの導入口分圧
は、802ミリバールであった。触媒床の体積は、20
cm3であった。接触時間は、6.0秒であった。
【0035】以下は、比較実施例である。
【0036】(4) SiCペレット(径3mm、高さ3
mm)18.15g上の触媒H3PW2Mo10400.64
5gを反応器内で使用した。ホルムアルデヒドの導入口
分圧は、818ミリバールであった。触媒床の体積は、
20cm3であった。接触時間は、6.25秒であった。
【0037】(5) SiCペレット(径3mm、高さ3
mm)18.27g上の触媒H3PW10Mo2400.53
5gを反応器内で使用した。メチルホルメートおよび少
量のトリメチルオルトホルメートが副生物として形成さ
れた。ホルムアルデヒドの導入口分圧は、780ミリバ
ールであった。触媒床の体積は、20cm3であった。接
触時間は、6.4秒であった。
【0038】(6) 円筒状のSiCペレット(径6m
m、高さ6mm)16.7g上の触媒1−V酸0.563g
を反応器内で使用した。ホルムアルデヒドの導入口分圧
は、1,150ミリバールであり、触媒床の体積は、1
6.6cm3であった。滞留時間は、5.1秒であった。
【0039】(7) 円筒状のSiCペレット(径6m
m、高さ6mm)26.65g上の触媒1−V酸0.9gを
反応器内で使用した。ホルムアルデヒドの導入口分圧
は、950ミリバールであり、触媒床の体積は、26.
7cm3であった。滞留時間は、5.1秒であった。
【0040】
【表1】 本発明の触媒は、試験期間300時間で、失活を示さな
い。
【0041】実施例1〜3によって示されているよう
に、本発明のMoW酸は、高い空間時間収率(space-tim
e yields)とともに、トリオキサン形成のための高い選
択率と平衡転化率に近い高い転化率の両方を有する。
【0042】比較実施例4および5においては、本発明
のMoW酸とは異なる組成を有するMoW酸を使用して
いる。これらは、低い相対転化率で高い選択率を与えた
り(実施例4)、低い選択率で高い転化率を与えたり
(実施例5)する。これらの実施例は、触媒としての全
てのMoW酸が高い選択率で高い転化率をもたらすもの
ではないことを明瞭に示している。
【0043】比較実施例6および7は、もう一つの触媒
システム、すなわち、1−バナド−11−モリブドリン
酸との比較としての役割を果たす。この触媒システム
は、高い選択率を与えるものの、中程度の相対転化率を
与えるに過ぎない。
【0044】比較実施例7において、これは、ホルムア
ルデヒドの導入口分圧950ミリバールで、実施例1〜
3(約800ミリバール)におおよそ匹敵するが、相対
転化率および空間時間収率とも有意な程低い。また、導
入口分圧を1,150ミリバールに高めると、改良が達
成される(実施例6)。しかし、圧力がより高くなる
と、必ずや、ポリオキシメチレンの付着物の形成の危険
性が伴う。
【図面の簡単な説明】
【図1】触媒としてMoW酸を用いてトリオキサンを製
造するための装置の概略図である。
【符号の説明】
1 計量部分 CG キャリヤーガス FA ホルムアルデヒド M 物質流量制御器 2 形成反応器 R 反応器 T 温度センサ A 吸収(水) PV 空気圧ボール弁 TIC 温度制御器 3 分析および評価部分 GC ガスクロマトグラフ C データ処理(コンピュータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト・エミグ ドイツ連邦共和国デー−91058 エルラン ゲン,フォーゲルヘルト 157 (72)発明者 フランク・ケルン ドイツ連邦共和国デー−76870 カンデル, ユスト−シュトラーセ 79

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルムアルデヒドから気相でトリオキサ
    ンを製造するための方法であって、組成H3PWnMom
    40・xH2O(式中、n=4〜8、m=4〜8、n+
    m=12、x=0〜32)を有するタングストモリブド
    リン酸を触媒として使用することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 触媒が不活性担体物質に施されている請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 シリコンカーバイドを担体物質として使
    用する請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 1重量%未満の低い水含量、特に50pp
    m未満の水含量を有するホルムアルデヒドを使用する請
    求項1〜3の一以上に記載の方法。
  5. 【請求項5】 反応を80〜150℃、好ましくは、1
    00〜120℃で行う請求項1〜4の一以上に記載の方
    法、
  6. 【請求項6】 接触時間が1〜30秒、好ましくは1〜
    10秒である請求項1〜5の一以上に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ホルムアルデヒドの導入口分圧が0.5
    〜5バール、好ましくは0.5〜2バールである請求項
    1〜6の一以上に記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応をキャリヤーガスの存在下または不
    在下で行う請求項1〜7の一以上に記載の方法。
  9. 【請求項9】 窒素をキャリヤーガスとして使用する請
    求項1〜8の一以上に記載の方法。
JP7170965A 1994-07-06 1995-07-06 トリオキサンを製造するための方法 Pending JPH0853438A (ja)

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