JPH0853843A - 急峻壁に植生可能な覆工面部を形成する方法及びそのための保持器具 - Google Patents

急峻壁に植生可能な覆工面部を形成する方法及びそのための保持器具

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JPH0853843A
JPH0853843A JP7197763A JP19776395A JPH0853843A JP H0853843 A JPH0853843 A JP H0853843A JP 7197763 A JP7197763 A JP 7197763A JP 19776395 A JP19776395 A JP 19776395A JP H0853843 A JPH0853843 A JP H0853843A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急峻壁に対し完全な植生が可能であり且つ植
生可能な覆工面部の外観形状を長期間維持可能な保持器
具や施工方法を提供する。 【解決手段】 急峻壁4の壁面部3に設けられる覆工面
部2は、土留格子8にジオテキスタイル9を敷いて中詰
材料10を入れる保持器具1により形成した覆工層7を
積み重ねてなる。急峻壁に固着させた固定器具12に、
勾配線15に対し平行に伸張するガイド体13が固定さ
れ、このガイド体13に、土留格子8が止め具11を介
して連結する。止め具11は滑り要素14によりガイド
体13に摺動可能に連結している。施工方法は、まず壁
面部3にガイド体13を勾配線15に平行させて配置し
固定器具12に固定する。土留格子8を壁面部3に配置
して止め具11を接続し、該止め具11の滑り要素14
をガイド体13に連結する。ジオテキスタイル9を土留
格子8に敷いて中詰材料10を充填し、覆工層7を形成
する。全覆工層7が完成するまで以上を繰り返し、植生
可能な覆工面部2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、急峻壁の少なくと
も部分的な実質的平面状部分に植生可能な覆工面部を形
成する際に、植生用の中詰材料を保持しておくための保
持器具に関し、また、このような保持器具を、急峻壁に
定着させる植生可能な覆工面部を形成するための施工手
段として使用する手法に関するものである。
【0002】本発明はまた、覆工層を実質的に上下に積
み重ねてなる植生可能な覆工面部を急峻壁に形成する方
法、更に言えば、土木、特に道路及び鉄道線路の建設時
の法面、組積及び構造物の壁、特に土留構造物や防音壁
の壁面に覆工を施す場合への前記方法の適用に関するも
のである。
【0003】説明に際して本明細書中に用いる「急峻
壁」には、急峻(垂直も含む)な法面、岩壁等の覆工対
象となる正面や、例えばコンクリート、石からなる組積
及び構造物の壁、中でも特に土留構造物の覆工対象とな
る側面等が含まれる。
【0004】また、「シート状ジオコンパチブル製品」
には、ジオコンパチブル繊維製品及びそのジオコンパチ
ブル等価物、場合によっては、例えば格子、隔膜、ハニ
カム構造等の非繊維等価物が含まれる。これに関して
は、R. Veldhuizen van Zanten,A.A.Balkema 出版、ロ
ッテルダム/ボストン(1986)の「土木工学におけ
るジオテキスタイル及びジオメンブラン」を参照すると
詳しい。これには、「代表的ジオテキスタイル」として
特に織布、編布及び不織布があげられており、そして
「特殊なジオテキスタイル」として特にフェルト、メッ
シュ、格子、ハニカム構造、ストレッチ構造及びラップ
があげられている。このようなシート状ジオコンパチブ
ル製品がかなりの層厚を有することが可能なことは、例
えば論文「工事場」8/92の33〜36頁によって裏
付けられている。尚、これにはハニカム構造として「三
次元ジオテキスタイル」の表現が用いられている。
【0005】
【従来の技術】急峻壁の実質的平面状部分の植生可能な
覆工手法としては、例えばP. Steinerの論文「スイス建
築雑誌」85(1987年10月27日)や、スイス公
開特許公報第666510号に開示されたものがある。
この技術による植生可能な覆工面部は、覆工層を実質的
に上下に積み重ねてなり、各覆工層は、土留格子とシー
ト状繊維製品と、このなかに保持される中詰材料と、か
らなっている。
【0006】このような植生可能な覆工面部には一定の
厚みを(壁厚の意味で)有することが必要とされる。こ
れは、取付及び安定性をより向上させるためである。即
ち、厚みが小さいと材料充填や突固めを十分に行い難く
なり、個々の覆工層(補強層)の静的作用が十分には発
揮されなくなる。しかし一方で、特にボルト止めされた
急峻な法面、壁及び岩盤法面の覆工には、取付幅の小さ
い構造が求められる。そこで、この点を解決するため
に、アースカンカー、ロックアンカー、ボルト及び/又
はダウエルによって覆工層を法面に固定させる手法が提
案されている。このために急峻壁の中に固着させる固定
器具についても、上記論文に開示されている。
【0007】植生のための中詰材料を保持する保持器具
としては、例えば欧州公開特許公報第574233号又
はフランス特許公報第2303121号に開示されたも
のが知られている。この種の保持器具では、急峻壁中に
固着させた固定器具と覆工層の土留格子との間を高剛性
で連結してあるため、沈下やその他の相対的運動により
保持器具に大きな過負荷が発生する可能性がある。
【0008】要するに、それ自身に剛性の高い系には完
全な植生が可能でない一方、植生可能な系は表面変形及
び保持器具の過負荷によって外観形状が崩れる可能性が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
に着目して本発明では、急峻壁(垂直を含む)に対し、
より完全な植生が可能であり且つ沈下やその他の作用に
対して強く、植生可能な覆工面部の優れた外観形状をよ
り長期間維持可能な保持器具やその使用方法、覆工を施
す際の施工方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明によれば、上記のような保持器具において、請求
項1に記載された構成要素の組合せを特徴とした保持器
具が提供される。そして、この本発明による保持器具の
より有利な構成が請求項2〜9に記載されている。これ
ら本発明による保持器具の有益な使用方法について、請
求項10に記載されている。
【0011】実質的に上下に積み重ねられる覆工層から
なり、急峻壁に定着させる植生可能な覆工面部を形成す
る本発明による施工方法は、請求項11に記載された過
程の組合せを特徴としている。そして、この本発明によ
る施工方法のより有利な展開が請求項12〜14に記載
されている。これら本発明による施工方法の有益な適用
について、請求項15に記載されている。
【0012】即ち、本発明によれば、覆工層を重ねて得
られる植生可能な覆工面部を、少なくとも急峻壁の部分
的に実質的に平らな壁面部に形成するための保持器具で
あって、前記急峻壁中に固着させた固定器具に対して止
め具を介し土留格子を連結し、そして、この土留格子内
にシート状ジオコンパチブル製品を敷いてその中に中詰
材料を入れ保持することで覆工層を形成する保持器具に
おいて、前記固定器具の少なくとも1つに固定され、前
記急峻壁の壁面部における勾配線と平行に伸張して該壁
面部に配置されるガイド体が設けられ、前記止め具は、
前記土留格子から離間配設された滑り要素を有してこの
滑り要素により前記ガイド体と摺動可能に連結し、そし
て、該止め具により前記土留格子と前記ガイド体との間
の最大間隔が設定されることを特徴とした保持器具が提
供される。
【0013】また、本発明によれば、覆工層を重ねて得
られる植生可能な覆工面部を急峻壁に形成する施工方法
において、次の(a)〜(l)過程を実施することを特
徴とした施工方法が提供される。(a)急峻壁の少なく
とも部分的に実質的に平らな壁面部を用意する過程:
(b)固定器具を急峻壁中に固着させる過程:(c)前
記壁面部の勾配線に対し平行方向に伸張する少なくとも
1つのガイド体を、前記壁面部上に配置する過程:
(d)前記固定器具の少なくとも1つに前記ガイド体を
固定する過程:(e)1覆工層用の土留格子を前記壁面
部に対し配置する過程:(f)前記ガイド体に沿って摺
動可能な滑り要素を有する止め具を用いて前記土留格子
と前記ガイド体を連結し、そして、該止め具の長さによ
り前記土留格子と前記壁面部との間の最大間隔を設定す
る過程:(g)1覆工層をなす土留格子全部に対し
(f)過程を実施する過程:(h)シート状ジオコンパ
チブル製品を前記土留格子の中に敷く過程:(i)1覆
工層をなす土留格子全部に対し(h)過程を実施する過
程:(j)シート状ジオコンパチブル製品を敷いた前記
土留格子の中に中詰材料を充填する過程:(k)1覆工
層をなす土留格子全部に対し(j)過程を実施する過
程:(l)(e)〜(k)過程を、覆工面部をなす全覆
工層に対し実施する過程。
【0014】本発明による保持器具を用い、特に本発明
による施工方法に従えば、垂直に至るまでの急峻な法面
等への植生覆工を有効に行うことができる。積み重ねら
れる覆工層は、植樹し、場合によっては機械耕作可能
で、外観上平らな又は階段状の覆工面部が希望に応じて
得られるように、配置することができる。
【0015】本発明による保持器具では、土留格子は、
急峻壁の勾配線に対して平行方向(上下方向)へ移動可
能にして連結される。このことから、例えば覆工層に沈
下が発生したとしても、例えば亀裂が入って覆工面部全
体の外観形状が損なわれてしまうようなことは確実に防
止できる。勾配線との平行方向への覆工層の運動性、摺
動性は、特に、極めて急な壁に少ない厚み(壁厚の意味
で)で覆工を施すときに有利である。例えば、厚み約5
0cm、傾き60°での覆工面部形成の場合、中詰材料の
良好な突固めが難しく時間経過に伴う沈下を防ぎきれな
くなるが、本発明ではこの場合でも覆工面部の外見形状
を崩すことなく維持させられる。
【0016】加えて本発明による保持器具は、植生可能
な覆工面部と急峻壁面との間に最適な接触状態を提供で
き、これは、植生に際し、特に水の輸送・供給に関して
大変重要となる。
【0017】本発明による保持器具は、急峻壁の局所的
性状に関わりなく、覆工層の各土留格子を実質的に同じ
水平面におくことをも可能とする。これは、水平方向に
おけるの覆工層の整列を良好にする。急峻壁の壁面部で
勾配線と平行方向へ伸張するガイド体に沿って止め具の
滑り要素が摺動できるので、各覆工層の土留格子ごとに
ガイド体に沿って、急峻壁に対し最適な位置が設定され
る。即ち、保持器具と固定器具との間には、保持器具を
急峻壁に対し最適な位置に設置可能な交差箇所が常に設
定される状態が提供される。従って保持器具と固定器具
については、互いに独自に位置決めして寸法設計をする
ことができる。この点は、建設設計施工において非常に
好ましいフレキシビリティーを提供できるものであり、
本発明による格別の利点である。
【0018】また、本発明によれば、土留格子の充填を
簡単に行えるという利点もあり、これによれば、より好
適な油圧式充填を適用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。尚、共通の部分には同じ符号を付し
て説明する。
【0020】急峻壁4の壁面部3に対する植生可能な覆
工面部2のための保持器具1が図1〜図4に示してあ
る。この急峻壁4は、一例として、図1に示すような疎
密岩山の急峻な法面、図2に示すような岩盤法面、図3
に示すような擁壁(組積)、或いは、図4に示すような
構造物側壁をなすものである。保持器具1は、覆工面部
2を急峻壁4に定着させる施工手段として用いられてい
る(詳細は後述)。
【0021】急峻壁4に定着させた覆工面部2は、土木
関係の各種目的に使用される。例えば、道路や鉄道線路
の建設、拡幅に際して、特に、利用可能な敷地の拡幅に
制限があるため、法面の幅を犠牲にして即ち急峻壁4の
壁面部3の傾きをより急峻にすることによってのみ道路
や線路の拡幅を行える場合に、一つの使用例が得られ
る。この場合、急峻壁4によって限定される敷地切取り
部分の底部5に道路又は舗装路面6a(図1)、或いは
線路又はその砕石床6b(図2)が設けられる。また、
擁壁(図3)や構造物側壁(図4)に覆工を施す場合、
特に土留構造物、防音壁、貯水タンク等の外壁に覆工を
施す場合に、他の使用例が得られる。この場合、急峻壁
4によって限定される敷地切取り部分の底部5から見た
ときに、コンクリートや石等ではなく植生を目視できる
ことが覆工により期待される。
【0022】急峻壁4が例えば道路のカーブに関係して
全般的に平らではない場合、本発明によれば、その急峻
壁4のうちの実質的に平らな壁面部3となる範囲ごとに
施工可能である。この範囲は図1〜図4の概略断面図に
示したような範囲である。
【0023】植生可能な覆工面部2は、実質的に、上下
に積み重ねられた各覆工層7からなり、各覆工層7にお
ける土留格子8には、従来技術の説明で引用した文献等
にも記載されているような種類のものを使用可能で、そ
の内側に、シート状ジオコンパチブル製品9及び中詰材
料10を入れる。即ち、中詰材料10は土留格子8及び
製品9によって保持される。
【0024】具体例を説明するため図5に、覆工面部2
として重ねた2つの覆工層7a,7bの2つの土留格子
8a,8bを斜視図で概略図示してある。図5に特別に
図示した土留格子8a,8bの両方とも図1〜図4にお
ける土留格子8に相当するもので、また覆工層7a,7
bの両方とも図1〜図4における覆工層7に相当するも
のであることは、勿論である。
【0025】図1〜図5で示すように、土留格子8は止
め具11を備えており、これら止め具11は急峻壁4に
固着させた固定器具12と言わば間接的に連結してい
る。固定器具12は、例えば、図1及び図5の場合には
疎密岩山の急峻な法面を構成する急峻壁4に適切なアー
スボルト又は場合によってはプレストレスアースアンカ
ー、図2の場合には岩盤法面を構成する急峻壁4に適切
なロックボルト又は場合によってはプレストレスロック
アンカー、そして、図3及び図4の場合には擁壁又は構
造物側壁を構成する急峻壁4に適切なダウエルとなる。
【0026】シート状ジオコンパチブル製品9は前述の
ものを使用可能である。この実施形態では一例として、
摺動可能なメッシュと、数mm以下の有効孔幅(間隙率
及び孔径と同様に見て)、即ち浸透に利用可能な内法幅
を有するプラスチック繊維からなる薄い不織布からなる
上敷と、を有するプラスチック織布を使用する。
【0027】図1〜図5に示してあるように、壁面部3
(又は急峻壁4の平らな範囲)に、止め具11の滑り要
素14用のガイド体13を配置してある。
【0028】ガイド体13は、縦長で実質的に直線ない
しは直線状であり、壁面部3の勾配線15に対して実質
的に平行に設けられる。勾配線15は、定義によれば壁
面部3に立てた垂線の直角投影と一致する。ガイド体1
3は、急峻壁4中に固着させた固定器具12へ固定して
あり、これにより勾配線15に対して実質的に平行に一
定の間隔で支持される。ガイド体13と固定器具12と
の固定については後述する。
【0029】各滑り要素14は該当する止め具11の一
部をなす。滑り要素14はガイド体13に沿ってその長
手方向に、つまり勾配線15に対して平行方向へ摺動可
能である。従って、ガイド体13と滑り要素14によ
り、止め具11の一端部がガイド体13に摺動可能に連
結される。止め具11の滑り要素14から離れた方の他
端部は土留格子8の1つと接続されている。つまり各土
留格子8は、止め具11及びその滑り要素14を介する
ことで、止め具11の長さによって土留格子8とガイド
体13との間の最大間隔が設定されるようにしてガイド
体13と連結し、且つ土留格子8は勾配線15に対して
平行に移動可能になっている。
【0030】図1〜図5の例では簡素化のために、壁面
部3から僅かな間隔で設けられた管状或いは棒状構成の
ガイド体13と、このガイド体13の背後(土留格子8
側から見て反対側)から当接するU形湾曲体の滑り要素
14と、が示してあり、その滑り要素14であるU形湾
曲体から延びた両脚部の各遊端部が、接続具16で土留
格子8に接続されている。但しこれに限らず、前記遊端
部を曲げて鉤状とし、これを土留格子8に係止させる構
成とすること等もできる。このような滑り要素14及び
脚部を有する補強棒形状とした止め具11は、ガイド体
13と壁面部3との間隔によりガイド体13に沿って滑
り要素14が摺動することができる一方で、土留格子8
とガイド体13とに関する最大間隔を設定することがで
きる。
【0031】ガイド体13については、管状体(多角形
断面も含む)、棒状体(多角形断面も含む)、形材体、
緊張索状体、緊張線状体等で形成することができる。図
6にその断面形状の例を示している。図6aでは管状ガ
イド体13a、図6bでは棒状(又は方形状)ガイド体
13b、図6cではI形材ガイド体13c、図6dでは
C形とした貫通溝付き管状ガイド体13d、図6eでは
一辺部に貫通溝を形成した断面方形の管状ガイド体13
eがそれぞれ示されている。実質的には外側形状よりも
剛性の方が肝心なだけなので、図6a〜図6eに類似の
形状例も各種可能で、例えば図6aや図6bでは緊張索
状体及び緊張線状体、図6cではI形材(H形材)の形
材以外にもT形材等、図6dでは多角形、例えば六角形
状等でもよい。これら図6a〜図6eに示したガイド体
13a〜13eは、他の図面におけるガイド体13に相
当するのは勿論である。
【0032】図1〜図4の概略断面図では、それぞれ1
つのガイド体13のみ図示してあるが、当然のことなが
ら、壁面部3に沿って水平方向に(図1〜図4の図平面
に対して直角に)、必要に応じて(水平方向の覆工層7
の長さ即ち横方向寸法に応じて)、ガイド体13と同じ
ガイド体を多数、互いに平行に配置可能である。しかし
水平方向の(横方向の)覆工層7の長さが短い場合、1
つのガイド体13を設けるだけで間に合わすこともでき
る。
【0033】ガイド体13は、固着させた固定器具12
の少なくとも1つに固定して取り付けられる。急峻壁4
中に固着させた固定器具12に対しガイド体13を固定
する固定具17の各実施形態が、図7a〜図7dにそれ
ぞれ概略側面図で示してある。図7aには、固定器具1
2と図6a、図6dに示すようなガイド体13a,13
dとの固定のための把持式固定具17aが示されてい
る。この把持式固定具17aは、固定具17aとガイド
体13a,13dとの相対的寸法設計に応じて、両者間
に遊びをもたせたり遊びなしとすることができ、固定器
具12に対するガイド体13の不動固定又はガイド体1
3の滑動可能な固定を提供する。図6bのガイド体13
b、図6cのガイド体13c、又は図6eのガイド体1
3e用には、図7bに示した方形状の把持式固定具17
bが使用できる。この固定具17bについても固定具1
7aと同様の機能を有する。また、固定具17aによる
ガイド体13aやガイド体13d等と固定器具12との
滑動可能な固定は、例えば図7cのような鉤爪式固定具
17c又は図7dのようなほぼU形とした嵌合式固定具
17dでも実施可能である。緊張索状体、緊張線状体と
したガイド体13と固定器具12との固定に関しても同
様の構成で、索条体固定具、線状体固定具とすることが
可能である(図示略)。
【0034】ガイド体13は、図2〜図4に示す場合で
は、固着させた少なくとも2つの固定器具12と不動固
定しておくことができる。この固定方式は、管状体、棒
状体等としたそれ自体剛性の高いガイド体13にも、ま
た、緊張索状体、緊張線状体等とした十分な張力によっ
て実質的に直線状に保持されるガイド体13にも適して
いる。
【0035】これに対し図1に示す場合には、管状体、
棒状体等としたそれ自体剛性の高いガイド体13が、固
定器具12のうちの1つの固定器具12aと不動固定さ
れ、その他の固定器具12とは、不動ではなく滑動可能
に固定されている。
【0036】また、この他図示せぬ例では、管状体、棒
状体等としたそれ自体剛性の高いガイド体(13)を、
1個の固着させた固定器具(12)と、好適にはガイド
体(13)の上端近傍で不動固定しておき、ガイド体
(13)の下端側は、固定器具(12)を設けない或い
は固定器具(12)とガイド体(13)との固定具(1
7)を設けない構成とできる。このときのガイド体(1
3)は、全体的に中詰材料(10)の中に埋設すること
で水平方向所定の位置で保持されるようにし、加えてこ
の場合その下端部を、基礎又は中詰材料(10)の中に
コンクリート打設又は打込で封じ込めておくとよい。
【0037】図8に概略斜視図で示した例は、一例とし
て図6aのガイド体13a又は図6dのガイド体13d
と固定器具12とを固定する固定具17について、関節
動可能な把持式固定具17eとした構成例である。この
固定具17eは、固着させた固定器具12の露出部分に
螺合可能なナット82を設け、矢示83の方向に第1軸
線81の周りを回動可能にしたものである。そして、ナ
ット82から延設した支持部86に、ガイド体13を取
り囲んで把持する把持部87がボルト88でヒンジ接続
されて揺動可能に固定されている。従ってこの固定具1
7eはまた、矢示85の方向にガイド体13に対して第
2軸線84の周りにも回動可能である。この構成よれ
ば、固定器具12とガイド体13とを剛性的に固定した
場合に、地盤の沈下及びその他の運動の結果発生するよ
うな負荷を抑止可能である。その他形状の各種ガイド体
13にも同様の構成を適用することも勿論可能である。
【0038】図9a〜図9cには、止め具11の構成例
がその滑り要素14と共に概略斜視図で示してある。接
続具16によって各止め具11は土留格子8と接続され
ており、図9a〜図9cには離れた接続箇所用にそれぞ
れ設けた2個の接続具16が図示されているが、1つの
共通の接続箇所として1個の共通の接続具を設ける例も
可能である。
【0039】図9aの例の止め具11は、U形湾曲体の
滑り要素14aを含んだ補強棒(或いは線状材)11a
とされている。この止め具11では、そのU形湾曲体1
4aが管状体13aとしたガイド体13の背後から当接
して実質的に取り囲んでいる。即ち、この例における滑
り要素14は、補強棒11aの管状体13aを直接的に
取り囲む湾曲部分14aで形成される。
【0040】図9bの例の止め具11は、プラスチック
又はステンレス鋼の帯状材11bからなり、この帯状材
11bは、管状体13aとしたガイド体13の周囲で案
内されて半輪又は半ループ状(U形)になってガイド体
13の背後から当接し、実質的に取り囲む。帯状材11
bは、土留格子8によって加えられる力を受けて張力が
加えられる結果、実質的にU形に湾曲した形態となる。
この例の場合滑り要素14は、帯状材11bの管状材1
3aを直接的に取り囲む湾曲部分14bによって形成さ
れる。
【0041】図10に概略を示した例の止め具11は、
プラスチック製又はステンレス鋼製の単一の索状材(或
いは線状材、帯状材)で構成可能で、この止め具11
は、一端部が接続具16によって土留格子8に接続され
る一方、他端部にループ11dを備えており、このルー
プ11dが管状体13aとしたガイド体13の周りに案
内され、ガイド体13の背後から当接して取り囲む滑り
要素14を構成している。索状材(又は線状材、帯状
材)のループ11d、即ち滑り要素14は連続的に、例
えば添え継ぎによって索状材に形成しておくことがで
き、この場合、管状体13aがループ11d内に通され
る。或いは、図示せぬ別途の接続部品によってループ1
1d(滑り要素14)を開閉可能にしておくこともで
き、まず開いたループ11dを管状体13aの周囲に案
内しておいてからその接続部品によってループ11dを
閉じる例も可能で、この方が組立がより容易である。ま
た、本例の場合、ループ11dについて、索状材を保護
するために及び管状体13aに対する滑り性をよくする
ために、プラスチック又はステンレス鋼の嵌め輪(図示
略)を装備することもできる。更に、図示せぬ1構成に
おいては、土留格子8への索状材(止め具11)の固定
を、ループ11d同様の開閉可能なループを利用して処
理することもできる。
【0042】図9cの例の止め具11は、プラスチック
又はステンレス鋼からなる1対の線状材又は索状材11
cを有し、ガイド体13はC形とした貫通溝付きの管状
体13dで構成されている。そして、管状体13dの内
部空洞90中に滑り要素14cが遊びをもって挿入され
ている。この滑り要素14cは実質的に円柱形(円筒
形)であり、従って管状体13dの長手方向へ空洞90
内を摺動することができる。つまり、この場合の滑り要
素14cは例えばカーテンでいう滑り子である。線状材
又は索状材11cは、一端部が接続具16によって土留
格子8に接続され、他端部91が滑り要素14cと接続
されている(滑り要素14cと線状材又は索状材11c
との接続は、図9c上部に分解図的に反復して示してあ
る)。線状材又は索状材11cは、土留格子8によって
加えられる力を受けて張力が発生し、実質的に直線状と
なる。線状材又は索状材11cから見て滑り要素14c
は、(例えばカーテンレール内のカーテン滑り子と同様
に)管状体13dの長手案内要素92の背後から当接し
て摺動する。この長手案内要素92は貫通溝93の両側
に貫通溝93のリップ部として形成される。
【0043】図9a〜図9cに示す3つのすべての構成
例において止め具11の滑り要素14は、ガイド体13
に不動連結されているのでなく、ガイド体13を摺動可
能である。即ち、滑り要素14はガイド体13の長手方
向に摺動可能にしてガイド体13に連結されている。図
9a及び図9bの構成例におけるように滑り要素14が
ガイド体13を取り囲む場合には、滑り要素14の運動
を可能とするために、ガイド体13と壁面部3との間に
小間隔が設けられる。また、図9cの構成例におけるよ
うに滑り要素14がガイド体13の空洞90内を摺動可
能である場合には、ガイド体13と壁面部3との間に間
隔は不要で、ガイド体13は壁面部3に直に配置してお
くこともできる。
【0044】ガイド体13の類似の例、特に図6a〜図
6eに示すガイド体例、或いはガイド体13のその他可
能な各種構成でも、上記と同様の実施形態が可能であ
る。このような止め具11とガイド体13との滑動可能
な連結によって、本発明による保持器具は、植生可能な
覆工面部2を築造する際及びその長期的挙動にとって非
常に好ましい既に触れたような柔軟性を得られることに
なる。
【0045】次に、植生可能な覆工面部2を急峻壁4に
形成する方法について、各図面を参考に説明する。
【0046】まず急峻壁4に、建設機械を利用して又は
手作業で、実質的に平らな壁面部3の範囲が用意され
る。これらの平らな各範囲に、植生可能な覆工面部2を
形成して定着させることができる。このような平坦範囲
の間の境界箇所の造形はまた別の事項であり、その解決
は、例えば植生可能な覆工面部の外側形状を丸く又は折
り曲げることで実現できる。
【0047】次に、設計したガイド体13の数及び位置
に応じて、アースボルト或いはプレストレスアースアン
カー、ロックボルト或いはプレストレスロックアンカ
ー、ダウエル等の固定器具12を急峻壁4の壁面部3に
挿入して固着させる。そして、例えば管状体13aとし
たガイド体13を壁面部3の勾配線15に対して平行に
所定の間隔で配置し、上述のような各形状を適宜選択し
た固定具17によって固定器具12に固定する。
【0048】次いで、壁面部3に、又はその前方に、各
1覆工層7(又は7a,7b)の土留格子8(又は8
a,8b)を配置する。更に、可能な各種形態のいずれ
かを選択した止め具11、例えばループ11dの滑り要
素14を備えたステンレス鋼からなる索状材とした止め
具11を、接続具16によって土留格子8と接続する。
止め具11の他端は滑り要素14として働くループ11
dを介してガイド体13と連結し、ループ11dをガイ
ド体13に沿って滑動可能とする。これにより、ガイド
体13上のループ11dと土留格子8の接続具16との
間に設定される止め具11の長さが、壁面部3と土留格
子8との間の最大間隔を決定する。
【0049】この手順は、同じ覆工層7(又は7a,7
b)をなすために横方向に隣接させる土留格子8につい
ても、当該覆工層7が希望の長さに達するだけの土留格
子8を設置するまで実施される。
【0050】その後、前述のようなシート状ジオコンパ
チブル製品9を覆工層7の土留格子8内に敷く。このと
き補助手段として、該製品9を敷くに当たり、土留格子
8の上縁53に仮設形材51を載置することができる。
これにより、製品9を敷いた際に、土留格子8からはみ
出した余り部分54を図10に示すように仮設形材51
を介して急峻壁4から離れる方向に折り返しておくこと
ができる。この場合、特別に割当てた仮設係留具52に
よって仮設形材51とガイド体13を仮に、即ち着脱可
能につないでおくこともできる。使用するシート状ジオ
コンパチブル製品9のサイズは自由であるが、好ましく
は、取扱が容易で簡単に配設することができるような寸
法としたものがよい。
【0051】この手順は、覆工層7(又は7a,7b)
全体のすべての土留格子8(又は8a,8b)に製品9
を敷くまで、別の土留格子8に対しても覆工層7全体に
わたって実施される。製品9を敷いたならば、続けて覆
工層7全体の土留格子8に中詰材料10が順次充填され
る。
【0052】その際、土留格子8の上縁53に仮設形材
51を補助手段として載置し、仮設係留具52によって
仮に、即ち着脱可能にガイド体13ととめておいて、覆
工層7全体の土留格子8に中詰材料10を順次充填す
る。充填後、仮設形材51とガイド体13との仮留めを
解除し、そして、土留格子8に充填された中詰材料10
より上に余った製品9の余り部分54を仮設形材51か
ら離して急峻壁4の方へ(中詰材料10上へ)折り返
す。その後、仮設形材51及び仮設係留具52を取り外
していく。
【0053】こうして、1つ又は該当する覆工層7(又
は7a,7b)が仕上げられる。1覆工層7の土留格子
8(又は8a,8b)の壁面部3への組立から中詰材料
10の順次充填までの上記過程は、上下に積み重ねられ
た覆工層7からなる覆工面部2が仕上がるまで繰り返さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による保持器具を用いて植生可能な覆工
面部を法面に形成した例を示す概略断面図。
【図2】本発明による保持器具を用いて植生可能な覆工
面部を岩盤法面に形成した例を示す概略断面図。
【図3】本発明による保持器具を用いて植生可能な覆工
面部を土留構造物に形成した例を示す概略断面図。
【図4】本発明による保持器具を用いて植生可能な覆工
面部をコンクリート組積に形成した例を示す概略断面
図。
【図5】本発明による保持器具における土留格子の取付
状態を示す概略斜視図。
【図6】分図a〜eはそれぞれ、本発明による保持器具
におけるガイド体の実施形態を示す概略断面図。
【図7】分図a〜dはそれぞれ、本発明による保持器具
におけるガイド体と固定器具との固定用の固定具の実施
形態を示す概略側面図。
【図8】本発明による保持器具におけるガイド体と固定
器具との固定用の関節動可能な固定具の実施形態を示す
概略斜視図。
【図9】分図a〜cはそれぞれ、本発明による保持器具
における止め具及び滑り要素の実施形態を示す概略斜視
図。
【図10】本発明による覆工面部の形成方法を説明する
覆工途中状態での概略斜視図。
【符号の説明】
1 保持器具 2 覆工面部 3 壁面部 4 急峻壁 7 覆工層 8 土留格子 9 シート状ジオコンパチブル製品 10 中詰材料 11 止め具 12 固定器具 13 ガイド体 14 滑り要素 15 勾配線 17 固定具

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 覆工層を重ねて得られる植生可能な覆工
    面部を、少なくとも急峻壁の部分的に平らな壁面部に形
    成するための保持器具であって、前記急峻壁中に固着さ
    せた固定器具に対して止め具を介し土留格子を連結し、
    そして、この土留格子内にシート状ジオコンパチブル製
    品を敷いてその中に中詰材料を入れ保持することで覆工
    層を形成する保持器具において、 前記固定器具の少なくとも1つに固定され、前記壁面部
    における勾配線に対し平行方向に伸張して該壁面部に配
    置されるガイド体が設けられ、前記止め具は、前記土留
    格子から離間配設された滑り要素を有してこの滑り要素
    により前記ガイド体と摺動可能に連結し、そして、該止
    め具により前記土留格子と前記ガイド体との間の最大間
    隔が設定されることを特徴とする保持器具。
  2. 【請求項2】 ガイド体が、管状体、棒状体、形材体、
    緊張索状体、又は緊張線状体からなる請求項1記載の保
    持器具。
  3. 【請求項3】 ガイド体は、該ガイド体の形状に相応し
    た把持式固定具、鉤爪式固定具、嵌合式固定具、索状体
    固定具、又は線状体固定具を介して固定器具に固定され
    る請求項2記載の保持器具。
  4. 【請求項4】 ガイド体は、少なくとも2つの固定器具
    に不動固定される請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    保持器具。
  5. 【請求項5】 ガイド体は、剛性の高いものとされてお
    り、1つの固定器具に不動固定され且つ他の固定器具に
    滑動可能に固定される請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の保持器具。
  6. 【請求項6】 止め具の滑り要素は、ガイド体の背後か
    ら当接するものである請求項1記載の保持器具。
  7. 【請求項7】 止め具の滑り要素はU形湾曲体である請
    求項6記載の保持器具。
  8. 【請求項8】 止め具の滑り要素は、線状材、索状材、
    又は帯状材のループである請求項6記載の保持器具。
  9. 【請求項9】 ガイド体が貫通溝付の管状体からなり、
    止め具の滑り要素は、そのガイド体内を摺動可能な滑り
    子である請求項1記載の保持器具。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    保持器具を、急峻壁に植生可能な覆工を施すための施工
    手段として使用する使用方法。
  11. 【請求項11】 覆工層を重ねて得られる植生可能な覆
    工面部を急峻壁に形成する施工方法において、以下の
    (a)〜(l)過程を実施することを特徴とする施工方
    法。 (a)急峻壁の少なくとも部分的に平らな壁面部を用意
    する過程 (b)固定器具を急峻壁中に固着させる過程 (c)前記壁面部の勾配線に対し平行方向に伸張する少
    なくとも1つのガイド体を、前記壁面部上に配置する過
    程 (d)前記固定器具の少なくとも1つに前記ガイド体を
    固定する過程 (e)1覆工層用の土留格子を前記壁面部に対し配置す
    る過程 (f)前記ガイド体に沿って摺動可能な滑り要素を有す
    る止め具を用いて前記土留格子と前記ガイド体を連結
    し、そして、該止め具の長さにより前記土留格子と前記
    壁面部との間の最大間隔を設定する過程 (g)1覆工層をなす土留格子全部に対し(f)過程を
    実施する過程 (h)シート状ジオコンパチブル製品を前記土留格子の
    中に敷く過程 (i)1覆工層をなす土留格子全部に対し(h)過程を
    実施する過程 (j)シート状ジオコンパチブル製品を敷いた前記土留
    格子の中に中詰材料を充填する過程 (k)1覆工層をなす土留格子全部に対し(j)過程を
    実施する過程 (l)(e)〜(k)過程を、覆工面部をなす全覆工層
    に対し実施する過程
  12. 【請求項12】 (d)過程におけるガイド体の固定
    に、把持式固定具、鉤爪式固定具、嵌合式固定具、索状
    体固定具、又は線状体固定具を用いる請求項11記載の
    施工方法。
  13. 【請求項13】 (b)過程の固定器具として、アース
    ボルト或いはプレストレスアースアンカー、ロックボル
    ト或いはプレストレスロックアンカー、又はダウエルを
    用いる請求項11記載の施工方法。
  14. 【請求項14】 以下の過程を更に実施する請求項11
    記載の施工方法。 (g1)(g)過程に次いで、土留格子の上縁に仮設形
    材を載置する過程 (g2)仮設係留具を使用して前記仮設形材をガイド体
    と着脱可能に連結する過程 (h1)(h)過程に次いで、シート状ジオコンパチブ
    ル製品を敷いた際に土留格子からはみ出した余り部分を
    前記仮設形材を介して急峻壁から離れる方向に折り返す
    過程 (i1)(i)過程に加えて、1覆工層をなす土留格子
    全部に対し(g1)(g2)(h1)過程を実施する過
    程 (k1)(k)過程に加えて、仮設形材とガイド体との
    連結を解除する過程 (k2)前記シート状ジオコンパチブル製品の余り部分
    を仮設形材から離して急峻壁の方へ折り返す過程 (k3)仮設形材及び仮設係留具を取り外す過程 (l1)(l)過程に加えて、(g1)(g2)(h
    1)(i1)(k1)(k2)(k3)過程を覆工面部
    をなす全覆工層に対し実施する過程
  15. 【請求項15】 土木、特に道路及び鉄道線路の建設時
    における法面、組積及び構造物の壁面、特に土留構造物
    及び防音壁の壁面への覆工を施す際に適用する請求項1
    1〜14のいずれか1項に記載の施工方法。
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