JPH0854052A - 差動機構の潤滑構造 - Google Patents
差動機構の潤滑構造Info
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- JPH0854052A JPH0854052A JP20605094A JP20605094A JPH0854052A JP H0854052 A JPH0854052 A JP H0854052A JP 20605094 A JP20605094 A JP 20605094A JP 20605094 A JP20605094 A JP 20605094A JP H0854052 A JPH0854052 A JP H0854052A
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- ring gear
- differential
- oil
- gear case
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0483—Axle or inter-axle differentials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0423—Lubricant guiding means mounted or supported on the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes or pipes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 差動機構の各部分に対して潤滑油を確実に導
くことにより潤滑油の総量を減らして撹拌損失を低減す
る。 【構成】 リングギヤ7の上方位置にリングギヤ7によ
って飛散させられた潤滑油を当接させる突起部12がハ
ウジング4と一体に形成されるとともに、その突起部1
2に当接して飛散した潤滑油を導き入れる油溜め部15
が、前記リングギヤ7に対して軸線方向に外れた位置で
かつ前記ディファレンシャルギヤケース5の上方位置に
形成され、さらにその油溜め部15のうち前記窓孔11
の上方位置に相当する部分に、油溜め部15から潤滑油
を滴下させる開口部16が形成されている。
くことにより潤滑油の総量を減らして撹拌損失を低減す
る。 【構成】 リングギヤ7の上方位置にリングギヤ7によ
って飛散させられた潤滑油を当接させる突起部12がハ
ウジング4と一体に形成されるとともに、その突起部1
2に当接して飛散した潤滑油を導き入れる油溜め部15
が、前記リングギヤ7に対して軸線方向に外れた位置で
かつ前記ディファレンシャルギヤケース5の上方位置に
形成され、さらにその油溜め部15のうち前記窓孔11
の上方位置に相当する部分に、油溜め部15から潤滑油
を滴下させる開口部16が形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の左右の車輪の
差動や前後輪の差動を行うための差動機構における潤滑
構造に関するものである。
差動や前後輪の差動を行うための差動機構における潤滑
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の最終減速機や駆動力を前後輪に分
配するセンターディファレンシャルギヤなどには、リン
グギヤと一体のディファレンシャルギヤケースの内部
に、ピニオンギヤをピニオンピンで自転自在に保持し、
さらにそのピニオンギヤに噛合した一対のサイドギヤを
ディファレンシャルギヤケースの内部に回転自在に保持
した構成の差動機構が用いられている。この種の差動機
構の潤滑方法としては、いわゆるはねかけ潤滑が採用さ
れており、ハウジングの底部に溜まっている潤滑油をリ
ングギヤではね上げて、歯面や軸受などに供給すること
としている。このようなはねかけ潤滑では、潤滑油の量
が少ない場合、あるいはリングギヤが高速回転している
場合には、ハウジングの底部に溜まる潤滑油の量が不足
して充分な潤滑を行えなくなる場合があり、また差動機
構の内部に設けられているピニオンギヤや軸受などへの
潤滑油の供給が不十分になる場合がある。
配するセンターディファレンシャルギヤなどには、リン
グギヤと一体のディファレンシャルギヤケースの内部
に、ピニオンギヤをピニオンピンで自転自在に保持し、
さらにそのピニオンギヤに噛合した一対のサイドギヤを
ディファレンシャルギヤケースの内部に回転自在に保持
した構成の差動機構が用いられている。この種の差動機
構の潤滑方法としては、いわゆるはねかけ潤滑が採用さ
れており、ハウジングの底部に溜まっている潤滑油をリ
ングギヤではね上げて、歯面や軸受などに供給すること
としている。このようなはねかけ潤滑では、潤滑油の量
が少ない場合、あるいはリングギヤが高速回転している
場合には、ハウジングの底部に溜まる潤滑油の量が不足
して充分な潤滑を行えなくなる場合があり、また差動機
構の内部に設けられているピニオンギヤや軸受などへの
潤滑油の供給が不十分になる場合がある。
【0003】このような不都合を解消するために特開昭
59−69568号公報に記載された発明では、ハウジ
ングの上方に油溜りを設け、またこの油溜りに連通する
油路をケースや回転軸の内部に形成し、リングギヤによ
ってはね上げられた潤滑油を油溜りから前記油路を経て
軸受などの中心部分へ供給することとしている。
59−69568号公報に記載された発明では、ハウジ
ングの上方に油溜りを設け、またこの油溜りに連通する
油路をケースや回転軸の内部に形成し、リングギヤによ
ってはね上げられた潤滑油を油溜りから前記油路を経て
軸受などの中心部分へ供給することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】はねかけ潤滑では特別
な潤滑機構を設ける必要がない反面、潤滑油を撹拌する
ことになるから、動力の損失や油温の上昇などの不都合
を生じる。このような不都合は、リングギヤなどの回転
部材が油溜りに溜まっている潤滑油に接触していれば生
じるのであり、上記の公報に記載された発明において
も、リングギヤではね上げた潤滑油を溜める油溜りが、
リングギヤの上方でかつリングギヤに接近して設けられ
ているため、この油溜り内の潤滑油をリングギヤが撹拌
してしまい、その結果、動力損失が生じ、また油温の上
昇を招くなどの不都合がある。
な潤滑機構を設ける必要がない反面、潤滑油を撹拌する
ことになるから、動力の損失や油温の上昇などの不都合
を生じる。このような不都合は、リングギヤなどの回転
部材が油溜りに溜まっている潤滑油に接触していれば生
じるのであり、上記の公報に記載された発明において
も、リングギヤではね上げた潤滑油を溜める油溜りが、
リングギヤの上方でかつリングギヤに接近して設けられ
ているため、この油溜り内の潤滑油をリングギヤが撹拌
してしまい、その結果、動力損失が生じ、また油温の上
昇を招くなどの不都合がある。
【0005】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、撹拌損失を低減でき、しかもピニオンギヤな
どの中心部分への潤滑油の供給を充分に行うことができ
る差動機構の潤滑構造を提供することを目的とするもの
である。
たもので、撹拌損失を低減でき、しかもピニオンギヤな
どの中心部分への潤滑油の供給を充分に行うことができ
る差動機構の潤滑構造を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、リングギヤではね上げた潤滑油をそ
の外周側に設けた突起部で受けるとともに、その潤滑油
をリングギヤから離れた箇所の油溜め部に導き、さらに
ここからディファレンシャルギヤケースの窓孔を介して
差動機構の内部に供給するように構成したものである。
すなわちこの発明は、ハウジングの内部に、リングギヤ
と一体化されかつ窓孔が形成されたディファレンシャル
ギヤケースが回転自在に保持されるとともに、そのディ
ファレンシャルギヤケースの内部に、ディファレンシャ
ルギヤケースに取り付けたピニオンピンによってピニオ
ンギヤが自転自在に支持され、かつそのピニオンギヤに
噛合した一対のサイドギヤが前記ディファレンシャルギ
ヤケースの内部に回転自在に保持された差動機構の潤滑
構造において、前記リングギヤの上方位置にリングギヤ
によって飛散させられた潤滑油を当接させる突起部が配
置されるとともに、その突起部に当接して飛散した潤滑
油を導き入れる油溜め部が、前記リングギヤに対して軸
線方向に外れた位置でかつ前記ディファレンシャルギヤ
ケースの上方位置に形成され、さらにその油溜め部のう
ち前記窓孔の上方位置に相当する部分に、油溜め部から
潤滑油を滴下させる開口部が形成されていることを特徴
とするものである。
を達成するために、リングギヤではね上げた潤滑油をそ
の外周側に設けた突起部で受けるとともに、その潤滑油
をリングギヤから離れた箇所の油溜め部に導き、さらに
ここからディファレンシャルギヤケースの窓孔を介して
差動機構の内部に供給するように構成したものである。
すなわちこの発明は、ハウジングの内部に、リングギヤ
と一体化されかつ窓孔が形成されたディファレンシャル
ギヤケースが回転自在に保持されるとともに、そのディ
ファレンシャルギヤケースの内部に、ディファレンシャ
ルギヤケースに取り付けたピニオンピンによってピニオ
ンギヤが自転自在に支持され、かつそのピニオンギヤに
噛合した一対のサイドギヤが前記ディファレンシャルギ
ヤケースの内部に回転自在に保持された差動機構の潤滑
構造において、前記リングギヤの上方位置にリングギヤ
によって飛散させられた潤滑油を当接させる突起部が配
置されるとともに、その突起部に当接して飛散した潤滑
油を導き入れる油溜め部が、前記リングギヤに対して軸
線方向に外れた位置でかつ前記ディファレンシャルギヤ
ケースの上方位置に形成され、さらにその油溜め部のう
ち前記窓孔の上方位置に相当する部分に、油溜め部から
潤滑油を滴下させる開口部が形成されていることを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】この発明の潤滑構造においては、ディファアレ
ンシャルギヤケースと一体のリングギヤが回転すると、
潤滑油がリングギヤによってはね上げられ、その一部
は、リングギヤの接戦方向に飛散させられる。リングギ
ヤ接線方向から飛散した潤滑油の一部は、リングギヤの
上方位置に配置されている突起部に当接して多方向に飛
散する。このようにして突起部にによって飛散させられ
た潤滑油の一部は、油溜め部に導き入れられ、ここに次
第に溜まる。この油溜め部は、リングギヤに対してその
軸線方向に外れた位置に設けられているから、その内部
の潤滑油がリングギヤによって撹拌されることはない。
ンシャルギヤケースと一体のリングギヤが回転すると、
潤滑油がリングギヤによってはね上げられ、その一部
は、リングギヤの接戦方向に飛散させられる。リングギ
ヤ接線方向から飛散した潤滑油の一部は、リングギヤの
上方位置に配置されている突起部に当接して多方向に飛
散する。このようにして突起部にによって飛散させられ
た潤滑油の一部は、油溜め部に導き入れられ、ここに次
第に溜まる。この油溜め部は、リングギヤに対してその
軸線方向に外れた位置に設けられているから、その内部
の潤滑油がリングギヤによって撹拌されることはない。
【0008】リングギヤが回転していることにより、油
溜め部には潤滑油が連続して導き入れられる一方、油溜
め部に形成してある開口部から潤滑油が滴下する。この
開口部は、ディファレンシャルギヤケースに形成してあ
る窓孔の上方位置に相当する部分に設けられているか
ら、開口部から滴下した潤滑油は、ディファレンシャル
ギヤケースがリングギヤと共に回転していることによ
り、窓孔からその内部に入り込む。その結果、ディファ
レンシャルギヤケースの内部に設けられているピニオン
ピンやピニオンギヤあるいはサイドギヤなどに対して潤
滑油が充分に供給される。
溜め部には潤滑油が連続して導き入れられる一方、油溜
め部に形成してある開口部から潤滑油が滴下する。この
開口部は、ディファレンシャルギヤケースに形成してあ
る窓孔の上方位置に相当する部分に設けられているか
ら、開口部から滴下した潤滑油は、ディファレンシャル
ギヤケースがリングギヤと共に回転していることによ
り、窓孔からその内部に入り込む。その結果、ディファ
レンシャルギヤケースの内部に設けられているピニオン
ピンやピニオンギヤあるいはサイドギヤなどに対して潤
滑油が充分に供給される。
【0009】
【実施例】つぎにこの発明を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図4に示す実施例は、FF
車(前置きエンジン前輪駆動車)のトランスアクスルに
内蔵された差動機構にこの発明を適用した例であって、
ここに示す差動機構1はクラッチケース2とミッション
ケース3とからなるハウジング4の内部に収容されてい
る。すなわちディファレンシャルギヤケース5がその両
端部に嵌合させた軸受6を介してハウジング4の内部に
回転自在に保持されており、このディファレンシャルギ
ヤケース5にリングギヤ7が一体的に取り付けられてい
る。またディファレンシャルギヤケース5の内部には、
中心軸線をディファレンシャルギヤケース5の中心軸線
と一致させた状態に左右一対のサイドギヤ8が回転自在
に収容されており、これらのサイドギヤ8に噛合するピ
ニオンギヤ9が、ピニオンピン10に回転自在に取り付
けられている。なお、このピニオンピン10はディファ
レンシャルギヤケース5をその回転中心軸線に直交する
方向に貫通してディファレンシャルギヤケース5に取り
付けられている。またディファレンシャルギヤケース5
には、半径方向で対向する2箇所に窓孔11が形成され
ている。
詳細に説明する。図1ないし図4に示す実施例は、FF
車(前置きエンジン前輪駆動車)のトランスアクスルに
内蔵された差動機構にこの発明を適用した例であって、
ここに示す差動機構1はクラッチケース2とミッション
ケース3とからなるハウジング4の内部に収容されてい
る。すなわちディファレンシャルギヤケース5がその両
端部に嵌合させた軸受6を介してハウジング4の内部に
回転自在に保持されており、このディファレンシャルギ
ヤケース5にリングギヤ7が一体的に取り付けられてい
る。またディファレンシャルギヤケース5の内部には、
中心軸線をディファレンシャルギヤケース5の中心軸線
と一致させた状態に左右一対のサイドギヤ8が回転自在
に収容されており、これらのサイドギヤ8に噛合するピ
ニオンギヤ9が、ピニオンピン10に回転自在に取り付
けられている。なお、このピニオンピン10はディファ
レンシャルギヤケース5をその回転中心軸線に直交する
方向に貫通してディファレンシャルギヤケース5に取り
付けられている。またディファレンシャルギヤケース5
には、半径方向で対向する2箇所に窓孔11が形成され
ている。
【0010】図1および図3の上下方向が車載状態での
上下方向であって、この状態でのリングギヤ7の上方位
置に突起12が設けられている。この突起12はハウジ
ング4の内壁面、より具体的にはクラッチケース2の内
壁面に形成されたリブ13の一部をリングギヤ7の上方
に突出させたものである。この突起12の形状は、図に
示す例では、矩形の板状をなしており、リングギヤ7の
側部から延びてその外周側の一部にオーバーラップする
位置へ突出している。
上下方向であって、この状態でのリングギヤ7の上方位
置に突起12が設けられている。この突起12はハウジ
ング4の内壁面、より具体的にはクラッチケース2の内
壁面に形成されたリブ13の一部をリングギヤ7の上方
に突出させたものである。この突起12の形状は、図に
示す例では、矩形の板状をなしており、リングギヤ7の
側部から延びてその外周側の一部にオーバーラップする
位置へ突出している。
【0011】この突起12と一体のリブ13は、ディフ
ァレンシャルギヤケース5の上側に位置しており、この
リブ13と平行に他のリブ14が形成されている。すな
わちこれらのリブ13,14によって油溜め15が形成
されており、したがってこの油溜め15は、リングギヤ
5の外周側から外れてディファレンシャルギヤケース5
の外周側、すなわちディファレンシャルギヤケース5の
上方位置に設けられている。そして前記リブ13,14
の間の下端部は、所定長さに亘って切り欠かれて開口部
16となっており、この開口部16は、ディファレンシ
ャルギヤケース5に形成してある窓孔11の上方に位置
している。
ァレンシャルギヤケース5の上側に位置しており、この
リブ13と平行に他のリブ14が形成されている。すな
わちこれらのリブ13,14によって油溜め15が形成
されており、したがってこの油溜め15は、リングギヤ
5の外周側から外れてディファレンシャルギヤケース5
の外周側、すなわちディファレンシャルギヤケース5の
上方位置に設けられている。そして前記リブ13,14
の間の下端部は、所定長さに亘って切り欠かれて開口部
16となっており、この開口部16は、ディファレンシ
ャルギヤケース5に形成してある窓孔11の上方に位置
している。
【0012】上述したハウジング4の内部には、リング
ギヤ7の下端部が浸る程度の潤滑油が収容されており、
リングギヤ7が図3および図4に矢印で示す方向に回転
すると、その潤滑油をリングギヤ7がはね上げる。リン
グギヤ7に付着した潤滑油の一部は、遠心力によって接
線方向に飛散し、その一部は前記突起12に当接する。
突起12に当接して飛散させられた潤滑油は、その運動
エネルギによって図3および図4に矢印で示すように油
溜め15の内部に入り込み、ここに次第に溜まることに
なる。
ギヤ7の下端部が浸る程度の潤滑油が収容されており、
リングギヤ7が図3および図4に矢印で示す方向に回転
すると、その潤滑油をリングギヤ7がはね上げる。リン
グギヤ7に付着した潤滑油の一部は、遠心力によって接
線方向に飛散し、その一部は前記突起12に当接する。
突起12に当接して飛散させられた潤滑油は、その運動
エネルギによって図3および図4に矢印で示すように油
溜め15の内部に入り込み、ここに次第に溜まることに
なる。
【0013】油溜め15の内部の潤滑油は、重力によっ
て開口部16から次第に滴下するが、開口部16がディ
ファレンシャルギヤケース5に形成された窓孔11の上
方に位置しているために、開口部16から滴下した潤滑
油は窓孔11からディファレンシャルギヤケース5の内
部に入り込む。このようにしてディファレンシャルギヤ
ケース5の内部に供給された潤滑油は、ピニオンピン1
0やピニオンギヤ9あるいはサイドギヤ8の軸受箇所あ
るいは歯面に供給され、これらの部分の潤滑の用に供さ
れる。こうして潤滑箇所に送られた潤滑油は、ハウジン
グ4の内壁面に沿って流れ落ち、あるいはディファレン
シャルギヤケース5の振り切られてハウジング4の底部
に流れ落ちる。そしてここからリングギヤ7によって再
度、はね上げられて潤滑するべき箇所に送られる。
て開口部16から次第に滴下するが、開口部16がディ
ファレンシャルギヤケース5に形成された窓孔11の上
方に位置しているために、開口部16から滴下した潤滑
油は窓孔11からディファレンシャルギヤケース5の内
部に入り込む。このようにしてディファレンシャルギヤ
ケース5の内部に供給された潤滑油は、ピニオンピン1
0やピニオンギヤ9あるいはサイドギヤ8の軸受箇所あ
るいは歯面に供給され、これらの部分の潤滑の用に供さ
れる。こうして潤滑箇所に送られた潤滑油は、ハウジン
グ4の内壁面に沿って流れ落ち、あるいはディファレン
シャルギヤケース5の振り切られてハウジング4の底部
に流れ落ちる。そしてここからリングギヤ7によって再
度、はね上げられて潤滑するべき箇所に送られる。
【0014】したがって上述した潤滑構造においては、
リングギヤ7がはね上げた潤滑油を溜める油溜め15
が、リングギヤ7からその軸線方向へ外れた箇所に設け
られているから、リングギヤ7がはね上げた潤滑油をリ
ングギヤ7が更に撹拌することがなく、したがって撹拌
損失を低減することができる。また油溜め15に一旦溜
められた潤滑油は、その開口部16からディファレンシ
ャルギヤケース5の窓孔11に向けて滴下されるから、
差動機構1の内部の潤滑を必要十分に行うことができ
る。そしてピニオンギヤ9やサイドギヤ8などの内部機
構を含めて必要箇所に潤滑油を充分かつ確実に供給する
ことができるので、潤滑油の量を必要最小限に抑えるこ
とができる。換言すれば、ハウジング4内の潤滑油の総
量を従来に比較して少なくすることができ、したがって
この点でも潤滑油を撹拌することによる動力損失を抑制
することができる。
リングギヤ7がはね上げた潤滑油を溜める油溜め15
が、リングギヤ7からその軸線方向へ外れた箇所に設け
られているから、リングギヤ7がはね上げた潤滑油をリ
ングギヤ7が更に撹拌することがなく、したがって撹拌
損失を低減することができる。また油溜め15に一旦溜
められた潤滑油は、その開口部16からディファレンシ
ャルギヤケース5の窓孔11に向けて滴下されるから、
差動機構1の内部の潤滑を必要十分に行うことができ
る。そしてピニオンギヤ9やサイドギヤ8などの内部機
構を含めて必要箇所に潤滑油を充分かつ確実に供給する
ことができるので、潤滑油の量を必要最小限に抑えるこ
とができる。換言すれば、ハウジング4内の潤滑油の総
量を従来に比較して少なくすることができ、したがって
この点でも潤滑油を撹拌することによる動力損失を抑制
することができる。
【0015】なお、上述した実施例では、突起の形状を
矩形の板状としたが、この発明における突起部の形状
は、必要に応じて任意の形状を採用することができ、ま
たその面積は、油溜めに導き入れるべき潤滑油の量や他
の箇所にはねかけ潤滑するべき潤滑油の量などを勘案し
て適宜に設定することができる。またこの発明は上述し
た実施例で示したフロントアクスルに内蔵された最終減
速機に限定されず、他の差動機構の潤滑に適用すること
ができる。
矩形の板状としたが、この発明における突起部の形状
は、必要に応じて任意の形状を採用することができ、ま
たその面積は、油溜めに導き入れるべき潤滑油の量や他
の箇所にはねかけ潤滑するべき潤滑油の量などを勘案し
て適宜に設定することができる。またこの発明は上述し
た実施例で示したフロントアクスルに内蔵された最終減
速機に限定されず、他の差動機構の潤滑に適用すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の潤滑構造
によれば、リングギヤから飛散した潤滑油を突起部によ
って捕捉して、油溜め部に導き入れ、しかもその油溜め
部をリングギヤからその軸線方向へ外れた位置に形成
し、かつここからディファレンシャルギヤケースの窓孔
に潤滑油を滴下させるよう構成してあるから、リングギ
ヤが潤滑油を撹拌する度合いが少なくなって潤滑油を撹
拌することによる動力損失を抑制することができ、さら
にディファレンシャルギヤケースの内部に対する潤滑油
の供給を確実に行うことができ、その結果、少量の潤滑
油で必要十分な潤滑が可能になることにより、潤滑油の
総量を減らして撹拌損失を更に低減することができる。
によれば、リングギヤから飛散した潤滑油を突起部によ
って捕捉して、油溜め部に導き入れ、しかもその油溜め
部をリングギヤからその軸線方向へ外れた位置に形成
し、かつここからディファレンシャルギヤケースの窓孔
に潤滑油を滴下させるよう構成してあるから、リングギ
ヤが潤滑油を撹拌する度合いが少なくなって潤滑油を撹
拌することによる動力損失を抑制することができ、さら
にディファレンシャルギヤケースの内部に対する潤滑油
の供給を確実に行うことができ、その結果、少量の潤滑
油で必要十分な潤滑が可能になることにより、潤滑油の
総量を減らして撹拌損失を更に低減することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】その差動機構の構造を説明するための断面図で
ある。
ある。
【図3】突起および油溜めの位置および形状を説明する
ためのクラッチケースの正面図である。
ためのクラッチケースの正面図である。
【図4】突起および油溜めの形状を説明するための概略
的な斜視図である。
的な斜視図である。
1 差動機構 4 ハウジング 5 ディファレンシャルギヤケース 7 リングギヤ 8 サイドギヤ 9 ピニオンギヤ 11 窓孔 12 突起 15 油溜め部 16 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 剛 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングの内部に、リングギヤと一体
化されかつ窓孔が形成されたディファレンシャルギヤケ
ースが回転自在に保持されるとともに、そのディファレ
ンシャルギヤケースの内部に、ディファレンシャルギヤ
ケースに取り付けたピニオンピンによってピニオンギヤ
が自転自在に支持され、かつそのピニオンギヤに噛合し
た一対のサイドギヤが前記ディファレンシャルギヤケー
スの内部に回転自在に保持された差動機構の潤滑構造に
おいて、 前記リングギヤの上方位置にリングギヤによって飛散さ
せられた潤滑油を当接させる突起部が配置されるととも
に、その突起部に当接して飛散した潤滑油を導き入れる
油溜め部が、前記リングギヤに対して軸線方向に外れた
位置でかつ前記ディファレンシャルギヤケースの上方位
置に形成され、さらにその油溜め部のうち前記窓孔の上
方位置に相当する部分に、油溜め部から潤滑油を滴下さ
せる開口部が形成されていることを特徴とする差動機構
の潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20605094A JPH0854052A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 差動機構の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20605094A JPH0854052A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 差動機構の潤滑構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0854052A true JPH0854052A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16517052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20605094A Pending JPH0854052A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 差動機構の潤滑構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0854052A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100456834B1 (ko) * | 1996-07-16 | 2005-06-17 | 아이신에이더블류 가부시키가이샤 | 자동변속기 |
| JP2011021656A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | デファレンシャル装置の潤滑構造 |
| GB2535816A (en) * | 2015-06-19 | 2016-08-31 | Daimler Ag | Housing element for a differential gear of a vehicle |
| JP2017089727A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | スズキ株式会社 | 車両用動力伝達装置 |
| CN110725929A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-01-24 | 爱驰汽车(上海)有限公司 | 一种减速器 |
| JP2021017944A (ja) * | 2019-07-22 | 2021-02-15 | スズキ株式会社 | 変速機の潤滑構造 |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP20605094A patent/JPH0854052A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100456834B1 (ko) * | 1996-07-16 | 2005-06-17 | 아이신에이더블류 가부시키가이샤 | 자동변속기 |
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| CN110725929A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-01-24 | 爱驰汽车(上海)有限公司 | 一种减速器 |
| CN110725929B (zh) * | 2019-10-10 | 2021-04-27 | 爱驰汽车(上海)有限公司 | 一种减速器 |
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