JPH0854319A - 偏心検出制御装置および偏心修正制御装置 - Google Patents

偏心検出制御装置および偏心修正制御装置

Info

Publication number
JPH0854319A
JPH0854319A JP6188011A JP18801194A JPH0854319A JP H0854319 A JPH0854319 A JP H0854319A JP 6188011 A JP6188011 A JP 6188011A JP 18801194 A JP18801194 A JP 18801194A JP H0854319 A JPH0854319 A JP H0854319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentricity
strip
continuous body
speed
bending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6188011A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Shin
清 進
Norimitsu Takaishi
典光 高石
Fujie Tosa
藤栄 戸佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP6188011A priority Critical patent/JPH0854319A/ja
Publication of JPH0854319A publication Critical patent/JPH0854319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置構成を簡易化、小型化し、少ない屈曲数
で帯状連続体における芯体の偏心を検出できる偏心検出
制御装置を提供する。 【構成】 高い剛性を有する芯体としての光ファイバ素
線2を低い剛性の樹脂外被5aで被覆して製造される光
ファイバ、つまり、帯状連続体5の搬送段階において、
回転体10で1回屈曲させる。帯状連続体5の屈曲部位
における内面速度Visと、引取速度V、および、厚み
tを検出し、これらの検出値および帯状連続体5の屈曲
の曲率R、つまり、回転体10の半径を用いて、下記式
に基づいて、光ファイバ素線2の偏心αを算出する。 α=V・R/Vis−(R+t/2) 好適には、得られた偏心量を用いて、偏心αが修正され
るように、光ファイバ素線2と外被5aとの相対位置を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、光ファイバ
素線を樹脂被覆した光ファイバのように、高い剛性を有
する芯体を低い剛性を有する外被で被覆した帯状連続体
における芯体の偏心を、非破壊状態で、連続的に、イン
ラインで検出する偏心検出制御装置に関する。本発明は
さらに、検出した偏心を用いて芯体の偏心がなくなるよ
うに帯状連続体を製造する偏心修正制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帯状連続体として、光ファイバを例示す
る。複数の光ファイバ素線が一列または多列に配置さ
れ、これらの光ファイバ素線の外側に外被として樹脂製
のコート材が被覆されたリボン型光ファイバが知られて
いる。このようなリボン型光ファイバを製造する方法を
述べる。複数のサプライドラムから、それぞれコアとク
ラッドとからなる複数の光ファイバ素線を整列状態で引
き出し、これらの整列状態の光ファイバ素線をコートダ
イに導く。コートダイの内部のキャビティに溶融樹脂を
供給し、この溶融樹脂をコート材として整列状態の光フ
ァイバ素線の外側に被覆し、たとえば、紫外線硬化させ
て樹脂外被を形成する。
【0003】図6(a)、(b)はこのようにして形成
されたリボン型光ファイバの構成を示す断面図である。
図6(a)は光ファイバ素線が偏心していない断面図で
あり、図6(b)は光ファイバ素線が下方に偏心してい
る断面図である。光ファイバ素線2は高屈折率のコア2
aと、このコアの外周に設けられた低屈折率のクラッド
2bとで構成されている。この光ファイバ素線2の外側
が、外被5によって被覆され、光ファイバ素線2が、リ
ボン型光ファイバの厚さ方向の中心に位置するように製
造される。このリボン型光ファイバは、幅w及び厚さt
が所定の値を有すること、および、光ファイバ素線2の
中心位置とリボン型光ファイバの厚さ方向の中心位置と
の偏心量が所定の許容値内になければならない。このた
め、リボン型光ファイバの品質管理として、幅wおよび
厚さtの測定に加えて、その偏心量αを測定する必要が
ある。
【0004】従来、リボン型光ファイバの幅wおよび厚
さtの測定はレーザ外径測定器を使用して、リボン型光
ファイバの製造過程においてインラインで、連続的に行
っている。また、光ファイバ素線2の偏心量αの測定
は、従来、リボン型光ファイバを製造後、その端部を切
断し、その断面を顕微鏡で観察して行っている。つま
り、偏心量αの測定はオフライン測定である。その結
果、下記に述べる問題がある。 (1)リボン型光ファイバの両端部についての局部的な
破壊検査であるから、かりに両端の偏心量αが許容値内
にあっても、リボン型光ファイバのその他の部分におい
て、偏心量αが常に許容値内にあるとの保証はない。
逆、リボン型光ファイバの端部が偏心していてもリボン
型光ファイバの全てが偏心しているわけではない。 (2)すでに製造されたリボン型光ファイバについて単
なる品質検査として行う抜き取り偏心量測定であるが、
偏心量αが許容値内に入っていない場合には、ロット生
産されたリボン型光ファイバの全てが不良と判断して、
すでに製造されたリボン型光ファイバをロットごと廃棄
しなくてはならない場合もあった。 (3)顕微鏡を用いる手間のかかる測定である。
【0005】かかる問題を解決するため、本願の発明者
は、非破壊で、迅速に、インラインで、偏心量を測定可
能な方法および装置を提案した(たとえば、特願平5−
5811号を参照されたい。)その概要を下記に述べ
る。帯状連続体としてリボン型光ファイバを例示する。
この偏心寸法制御装置は、帯状連続体としての光ファイ
バを2回、屈曲させて、芯体としての光ファイバ素線の
偏心を測定する。つまり、光ファイバ素線に樹脂外被を
被覆して形成した光ファイバの巻取り時などの搬送過程
において、光ファイバの両面に2つの回転ローラを対接
させて光ファイバを異なる方向に所定の曲率で屈曲さ
せ、2つの回転ローラの回転速度を計測して間接的に光
ファイバの屈曲部位における光ファイバの両面の速度を
測定すると同時に、光ファイバの厚さも測定し、屈曲曲
率を示す回転ローラの半径、光ファイバの厚さ、およ
び、回転ローラの回転速度から光ファイバ素線の偏心量
の計算する。そして、好適には、求めた偏心量を製造過
程に負帰還して、これから製造されるリボン型光ファイ
バにおける光ファイバ素線の位置の修正制御を行なう。
偏心量算出の原理を図7を参照して述べる。
【0006】速度Vで走行する平坦状の帯状連続体(光
ファイバ)Cの一方の面に接触する第1のローラAの回
転速度ωa と、帯状連続体Cの他方の面に接触する第2
のローラBの回転速度ωb とをインラインで計測する。
同時に、帯状連続体Cの厚さtをインラインで計測す
る。ローラAおよびローラBの半径は同じであり、その
半径値をRとする。これらローラは、帯状連続体を屈曲
させる屈曲手段、帯状連続体の屈曲部における速度検出
手段、および、帯状連続体の搬送補助手段として機能す
る。芯体としての光ファイバ素線は石英ガラスであるか
ら、樹脂の外被よりも剛性が高い。第1のローラおよび
第2のローラの間で帯状連続体Cを屈曲させながら搬送
させる場合の荷重中心が、樹脂外被より高い剛性を有す
る芯体(光ファイバ素線)の中心になることに留意され
たい。2つのローラA,Bの接触面での帯状連続体Cの
速度が等しいという条件から、偏心量αは下記式1で表
される。ただし、屈曲手段、つまり、ロールAおよびロ
ールBの接触面での帯状連続体Cの速度をロールA,B
の回転速度ωa 、ωbとして測定し、同時に帯状連続体
Cの厚さtを測定し、屈曲曲率をロールの半径Rに等し
いとする。
【0007】 α=(ωb −ωa )・(R+t/2)/(ωa +ωb ) ・・・(1)
【0008】上述した偏心寸法制御装置では、まず、式
1に基づいて偏心量αを演算する。さらに、好適には、
得られた偏心量に基づいて、たとえば、リボン型光ファ
イバの製造過程において、樹脂外被に対する光ファイバ
素線の位置の修正制御をインラインで行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した偏心寸法制御
装置においては、屈曲手段として2個のローラを使用し
ているから、装置構成が複雑化し、大型化する。さら
に、帯状連続体を隣接した2つのローラで小さな曲率で
強制的に2回屈曲させているから、硬いリボン型光ファ
イバなどの帯状連続体の品質低下が問題になる。これを
改善するため、屈曲曲率を大きくするにはロールの直径
を大きくするか、2つのローラの間隔を広げることにな
るから、装置が大型化する。本発明は上述した偏心寸法
制御装置を改善することを意図している。
【0010】本発明の目的は、装置構成を簡略化し、イ
ンラインで、連続的に、芯体の偏心を測定できる偏心検
出制御装置を提供することにある。また本発明の目的
は、大きな曲率で1回の屈曲のみで芯体の偏心が測定可
能な偏心検出制御装置を提供することにある。さらに本
発明の目的は、上記偏心検出制御装置において算出した
偏心を製造過程に負帰還して、偏心のない正常な帯状連
続体を製造可能な偏心修正制御装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、高い
剛性を有する芯体を低い剛性を有する外被で被覆した帯
状連続体における芯体の偏心を簡便に検出するには、上
記条件の帯状連続体を屈曲させるという基本原理を用い
つつ、下記条件が満足されれば、偏心を検出できること
を見出した。 (1)帯状連続体の搬送過程において、1回だけ、帯状
連続体を屈曲させる。 (2)偏心量を算出する信号として下記のいずれかの組
を用いる。 (a)帯状連続体の搬送速度 帯状連続体の屈曲内面側表面速度または屈曲外面側表面
速度 帯状連続体の厚さ 帯状連続体の内側の屈曲曲率半径 (b)帯状連続体の搬送速度 帯状連続体の屈曲内面側表面速度 帯状連続体の屈曲外面側表面速度 帯状連続体の内側の屈曲曲率半径 なお、偏心率を算出する場合は、帯状連続体の内側の屈
曲曲率半径は不要である。逆に、偏心率を算出して、そ
れに曲率を乗じて偏心量を算出することもできる。
【0012】したがって、本発明の第1の観点によれ
ば、帯状連続体を搬送させる手段と、帯状連続体の搬送
行程の所定の屈曲位置に設けられ、帯状連続体を1回、
所定の曲率で屈曲させる屈曲手段と、帯状連続体の搬送
速度を検出する第1の速度検出手段と、前記屈曲位置に
おける帯状連続体の屈曲内面側表面速度または屈曲外面
側表面速度を検出する第2の速度検出手段と、前記帯状
連続体の厚さを測定する厚さ測定手段と、前記第1の検
出速度信号、前記第2の検出速度信号、前記厚さ測定信
号を入力し、これら入力信号と前記所定の曲率を用いて
前記芯体の偏心を算出する演算制御手段とを有する偏心
検出制御装置が提供される。
【0013】好適には、演算制御手段は下記式に基づい
て偏心量αを算出する。 α=(V・R)/Vis−(R+t/2) ・・・(2) ただし、Vは第1の検出手段で検出した帯状連続体の搬
送速度信号であり、Rは帯状連続体の内側の屈曲曲率半
径であり、Visは第2の検出手段で検出した前記帯状連
続体の屈曲内面側表面速度信号であり、tは厚さ測定手
段で測定した帯状連続体の厚さ測定信号である。
【0014】特定的には、前記屈曲手段は、帯状連続体
を当接させて前記帯状連続体の搬送方向を偏向させるよ
うに配設された、前記屈曲曲率半径を規定する半径を有
する回転部材を具備する。また、第2の速度検出手段は
該回転部材の回転速度を検出する速度検出器を具備し、
速度検出器で検出した回転速度に回転部材の半径を乗じ
て前記帯状連続体の屈曲内面側表面速度を算出する。
【0015】また好適には、演算制御手段は下記式に基
づいて偏心量αを算出する。 α=V(R+t)/Vos−(R+t/2) ・・・(3) ただし、Vは第1の検出手段で検出した帯状連続体の搬
送速度信号であり、Rは帯状連続体の内側の屈曲曲率半
径であり、Vosは第2の検出手段で検出した前記帯状連
続体の屈曲外面側表面速度信号であり、tは厚さ測定手
段で測定した帯状連続体の厚さ測定信号である。
【0016】特定的には、前記屈曲手段は、帯状連続体
を当接させて前記帯状連続体の搬送方向を偏向させるよ
うに配設された、前記屈曲曲率を規定する半径を有する
回転部材を具備する。また、第2の速度検出手段は該回
転部材において屈曲された前記帯状連続体の屈曲外面側
表面速度を検出する速度検出器を具備する。
【0017】本発明の第2の観点によれば、帯状連続体
を搬送させる手段と、帯状連続体の搬送行程の所定の屈
曲位置に設けられ、帯状連続体を1回、所定の曲率で屈
曲させる屈曲手段と、帯状連続体の搬送速度を検出する
第1の速度検出手段と、前記屈曲位置における帯状連続
体の屈曲内面側表面速度を検出する第2の速度検出手段
と、前記屈曲位置における帯状連続体の屈曲外面側表面
速度を検出する第3の速度検出手段と前記第1の検出速
度信号、前記第2の検出速度信号、前記第3の検出速度
信号を入力し、これら入力信号と前記曲率を用いて前記
芯体の偏心を算出する演算制御手段とを有する偏心検出
制御装置が提供される。
【0018】前記演算制御手段は下記演算式に基づいて
偏心量αを算出する。 α=(R/2)×(2V−Vos−Vis)/Vis ・・・(4) ただし、Vは第1の検出手段で検出した帯状連続体の搬
送速度信号であり、Rは帯状連続体の内側の屈曲曲率半
径であり、Visは第2の検出手段で検出した前記帯状連
続体の屈曲内面側表面速度信号であり、Vosは第3の検
出手段で検出した前記帯状連続体の屈曲外面側表面速度
信号である。
【0019】特定的には、前記屈曲手段は、帯状連続体
を当接させて帯状連続体の搬送方向を偏向させるように
配設された、屈曲曲率半径を規定する半径を有する回転
部材を具備する。前記第2の速度検出手段は該回転部材
の回転速度を検出する速度検出器を具備し、速度検出器
で検出した回転速度に回転部材の半径を乗じて帯状連続
体の屈曲内面側表面速度を算出する。前記第3の速度検
出手段は前記回転部材において屈曲された帯状連続体の
屈曲外面側表面速度を検出する速度検出器を具備する。
【0020】さらに本発明の第3の観点によれば、帯状
連続体を搬送させる手段と、帯状連続体の搬送行程の所
定の屈曲位置に設けられ、帯状連続体を1回、所定の曲
率で屈曲させる屈曲手段と、帯状連続体の搬送速度を検
出する第1の速度検出手段と、前記屈曲位置における帯
状連続体の屈曲内面側表面速度を検出する第2の速度検
出手段と、前記屈曲位置における帯状連続体の屈曲外面
側表面速度を検出する第3の速度検出手段と、前記第1
の検出速度信号、前記第2の検出速度信号、前記第3の
検出速度信号を入力し、これら入力信号を用いて前記芯
体の偏心率を算出する演算制御手段とを有する偏心検出
制御装置が提供される。
【0021】好適には、前記演算制御手段は下記演算式
に基づいて偏心率α/Rを算出する。 α/R=(1/2)×(2V−Vos−Vis)/Vis ・・・(5) ただし、Vは第1の検出手段で検出した帯状連続体の搬
送速度信号であり、Visは第2の検出手段で検出した帯
状連続体の屈曲内面側表面速度信号であり、Vosは第3
の検出手段で検出した帯状連続体の屈曲外面側表面速度
信号である。
【0022】さらに本発明によれば、上述した偏心検出
制御装置で算出した偏心量または偏心率を用いて、偏心
を制御する偏心修正制御装置が提供される。第1の形態
の偏心修正制御装置は、前記搬送手段の一方の端部に設
けられ、前記芯体を連続的に供給する芯体供給手段と、
該供給された前記芯体に前記外被を形成する外被形成手
段と、前記演算制御装置で算出された偏心の大きさに応
じて、該偏心が無くなるように、該外被形成手段の外被
形成条件を調整する第1の調整手段とを有する。なお、
前記厚さ測定手段は前記外被形成手段の後段に設けら
れ、前記屈曲手段は前記外被形成手段の後段に設けられ
ている。
【0023】好適には、前記測定された厚さが所定値か
ら逸脱しているとき、前記外被形成手段における外被形
成材料を調整する第2の調整手段を有する。
【0024】また好適には、前記外被が形成された前記
帯状連続体の幅を測定する幅測定手段と、前記検出され
た幅が所定値から逸脱しているとき、前記外被形成手段
における外被形成材料を調整する第3の調整手段を有す
る。
【0025】第2の形態の偏心修正制御装置は、前記搬
送手段の一方の端部に設けられ、前記芯体を連続的に供
給する芯体供給手段と、該供給された前記芯体に前記外
被を形成する外被形成手段と、前記演算制御装置で算出
された偏心の大きさに応じて、該偏心が無くなるよう
に、該外被形成手段の外被形成条件を調整する第1の調
整手段とを有する。なお、前記屈曲手段は前記外被形成
手段の後段に設けられている。
【0026】好適には、前記外被が形成された帯状連続
体の厚さを測定する手段と、前記測定された厚さが所定
値から逸脱しているとき、前記外被形成手段における外
被形成材料を調整する第2の調整手段とを有する。
【0027】また好適には、前記外被が形成された前記
帯状連続体の幅を測定する幅測定手段と、前記検出され
た幅が所定値から逸脱しているとき、前記外被形成手段
における外被形成材料を調整する第3の調整手段とを有
する。
【0028】
【作用】偏心検出制御装置において、1回だけ、帯状連
続体を屈曲させて、この屈曲における上述した状態量を
検出し、式2〜式5のいずれかに基づいて偏心量および
偏心率を算出する。
【0029】偏心修正制御装置は、算出された偏心量ま
たは偏心率を用いて、偏心の制御を行う。さらに好適に
は、厚さの制御、幅の制御を行う。
【0030】
【実施例】
第1実施例 本発明の偏心修正制御装置および偏心修正制御装置(以
下、偏心寸法制御装置と略す)の第1実施例を図1およ
び図2を参照して述べる。図1は本発明の偏心修正制御
装置の第1実施例の構成を示す図である。図2はその部
分拡大図である。
【0031】本実施例においては、帯状連続体として光
ファイバを例示する。1つのサプライドラム1から1本
の光ファイバ素線2が引き出される。サプライドラム1
は複数個が並設されており、これら複数のサプライドラ
ム1から複数の光ファイバ素線2が所定の間隔で1列に
配置された状態で引き出されて、コートダイ3のキャビ
ティに導かれる。コートダイ3のキャビティの内部に樹
脂供給器4から溶融樹脂材が供給され、複数の光ファイ
バ素線2が1列に配置されたその外側に溶融樹脂材が被
覆される。このようにして形成された帯状体5がコート
ダイ3から引取器6によって引き出され、巻取ドラム7
に巻き取られる。サプライドラム1とコートダイ3との
相対位置を微調整する調整器8がサプライドラム1とコ
ートダイ3とに結合されている。コートダイ3の出口に
は、コートダイ3から引き出される帯状連続体5の厚さ
tと幅wとをインライン測定する外径測定器9が配置し
てある。なお、この図解においては、外径測定器9は帯
状連続体5の厚さtと幅wとを同時に測定するように図
解されているが、もちろん、外径測定器9は、厚さtを
測定する装置と幅を測定する装置とを含んでいる。外径
測定器9と引取器6との間に帯状体5の屈曲手段として
回転体(ローラ)10が設けられている。外径測定器9
と引き取り器6とは回転体10を介して偏向している。
つまり、その偏向部分に回転体10が位置して、外径測
定器9から引き取り器6に向かう帯状連続体5を屈曲さ
せている。ここで、回転体10によって屈曲される帯状
連続体5が回転体10に接する面を内面と呼び、その対
向する面を外面と呼ぶ。本実施例においては、回転体1
0を1つ設けるだけでよいから、構成が簡単である。ま
た、本実施例では、帯状連続体5が1回だけ屈曲されて
いることに留意されたい。さらに、本実施例において
は、回転体10に当接する帯状連続体5の一部が回転体
10の半径Rに規定される曲率半径で部分的に屈曲され
るにすぎないことに留意されたい。つまり、本実施例で
は、屈曲の程度が、図7に図解したほど屈曲していない
ことに留意されたい。これらは、帯状連続体5の品質低
下を回避する上で利益がある。
【0032】回転体10の回転速度を検出するための検
出器11が回転体10に接続されている。この検出器1
1は直接的には回転体10の回転速度を検出するが、実
質的に、あるいは、間接的に、回転体10において偏向
させられる(屈曲させられる)帯状連続体5の内面速度
を検出することになるから、帯状連続体5の屈曲内面速
度検出器として機能する。回転体10の後段であって引
き取り器6の前に、帯状連続体5の引取速度(搬送速
度)を検出する引取速度検出器12が配置してある。引
き取り器6の後段に帯状体5を巻き取る巻取ドラム7が
設けられている。さらに演算制御手段13が設けられて
いる。この演算制御手段13は、外径測定器9、内面速
度検出器11、引取速度検出器12からの検出信号を入
力し、偏心量の演算を行う。さらに、演算制御手段13
は、演算された偏心量に基づいて、調整器8と樹脂供給
器4とに制御信号を供給して、偏心修正の制御と樹脂供
給量の制御とを行なう。なお、演算制御手段13には、
上記検出信号に加えて、偏心量の演算に必要な回転体1
0の半径Rのデータが入力されている。回転体10の半
径Rは回転体10を交換したときなど、その回転体10
の直径の大きさに応じて設定されるが、回転体10の半
径が固定の場合は、半径Rを入力するまでもなく、演算
制御装置13に固定の値として設定しておいてもよい。
【0033】第1実施例の偏心検出制御装置の動作を図
1および図2を参照して述べる。図2は図1に図解した
部分拡大図であり、光ファイバの樹脂被覆に対する偏心
量検出の原理を図解する図である。帯状連続体5、つま
り、光ファイバは、光ファイバ素線2と、その外被とし
ての樹脂被覆(外被)5aとを有する。図2において
は、帯状連続体5の側断面を示すが、回転体10に接す
る面は、図6に図解したように、平坦である。帯状連続
体5の平坦面が回転体10の部分で屈曲される。コート
ダイ3で光ファイバとして形成された帯状連続体5を巻
取ドラム7に張力Tで巻き取るものとする。光ファイバ
素線2のヤング率をEf、断面積をSf、歪をεfとす
ると下記式6が成立する。
【0034】 T=Sf・Ef・εf ・・・ (6)
【0035】同様にして、樹脂被覆5aのヤング率をE
c、断面積をSc、歪をεcとすると、下記式7が成立
する。
【0036】 T=Sc・Ec・εc ・・・ (7)
【0037】ここで、光ファイバ素線2のヤング率Ef
は21000Kg/cm2 程度であるが、樹脂被覆5a
のヤング率Ecは100Kg/cm2 程度に過ぎない。
つまり、樹脂被覆5aの断面積Scは光ファイバ素線2
の断面積をSfより大きいが、樹脂被覆5aの断面積S
cが光ファイバ素線2の断面積Sfより多少大きくて
も、ヤング率の大幅な相違から、(Sf・Ef)>(S
c・Ec)となる。たとえば、図6に示す形状の6本の
光ファイバ素線2を1列に配置した帯状体5について、
実際に計算すると、Sf・Ef=1030kgであり、
Sc・Ec=555Kgである。つまり、約2倍異な
る。従って、同一の張力Tで帯状連続体5を搬送する場
合、式6および式7から明らかなように、剛性の低い樹
脂被覆5aの歪εcは、剛性の高い光ファイバ素線2の
歪εfの2倍近くになる。このような状態で帯状連続体
5を屈曲させた場合の曲げ中心は、ほぼ光ファイバ素線
2の中心にあることは明らかである。
【0038】厳密には、荷重中心は、紫外線硬化樹脂被
覆5aを除いた裸の光ファイバ素線(ガラス成分のみ)
2の中心にある。従って、ヤング率は、裸の光ファイバ
と被覆とに分けて考えるのが正確である。たとえば、4
心テープの場合を例示する。ガラスのヤング率Eg=7
000Kg/mm2 、断面積Sg=(0.125/2)
2 π×4=0.049mm2 の場合、Eg・Sg=34
3Kgとなる。一方、被覆のヤング率Ec=80Kg/
mm2 、断面積Sc=0.357mm2 の場合、Ec・
Sc=29Kgとなる。この例では、Eg・SgとEc
・Scとは10倍以上違う。本発明においては、この大
きな違いを用いて、偏心を測定する。
【0039】図2に示すように、検出器11で検出した
回転体10の回転速度をωo 、検出器12で検出した引
取速度をV、帯状連続体5の回転体10に接する表面の
内面速度をVis、外面速度をVosとし、回転体10
の半径、つまり、帯状連続体5の内側の屈曲曲率半径を
R、帯状連続体5の厚さをtとし、芯体としての光ファ
イバ素線2の偏心量をαとすると、式8〜式10が成立
する。
【0040】 V=ωo (R+t/2+α) ・・・ (8) Vos=ωo (R+t) ・・・ (9) Vis=ωo R ・・・ (10)
【0041】式8、式10から回転速度ωo を消去して
整理すると、式11が得られる。
【0042】 Vis=V・R/(R+t/2+α) ・・・ (11)
【0043】式11から偏心量αを示す式12が得られ
る。 α=V・R/Vis−(R+t/2) ・・・ (12)
【0044】式12から明らかなように、帯状連続体5
の光ファイバ素線2の偏心量αは、帯状連続体5の引取
速度V、屈曲内面速度Vis、回転体10の半径Rおよ
び帯状連続体5の厚さtを用いて求めることができる。
【0045】演算制御手段13は、内面速度検出器11
で検出した回転体10の回転速度ωo を用いて式10に
よつて帯状連続体5の内面速度Visを算出し、引取速
度検出器12で検出した帯状連続体5の引取速度V、外
径測定器9で検出した帯状連続体5の厚さt、回転体1
0の半径Rのデータを用いて、式12の演算を行い帯状
連続体5の光ファイバ素線2の偏心量αを算出する。
【0046】このようにして得られた帯状連続体5の光
ファイバ素線2の偏心量αは、演算制御手段13の図示
せぬメモリに格納されている許容偏心量αo と比較さ
れ、α≧αo であると、演算制御手段13からは、許容
偏心量αo に対する偏心量αの偏差に応じて偏心を調整
する制御信号を調整器8に出力する。調整器8は演算制
御手段13からの制御信号に応じて、サプライドラム1
とコートダイ3との相互位置が、α<αo となるように
調整を行う。その結果、光ファイバ素線2の偏心量αが
許容偏心量αo 以内になる。その結果、偏心のない光フ
ァイバが製造できる。
【0047】また、演算制御手段13は、外径測定器9
からの帯状体5の厚さtと幅wのデータを、演算制御装
置13内のメモリに格納されている規格値と比較し、樹
脂量調整の必要ありと判定すると、樹脂供給器4に樹脂
量制御信号を印加する。そこで、樹脂供給器4では、演
算制御手段13からの樹脂量制御信号に基づいて、コー
トダイ3のキャビティに供給する樹脂量の調整を行な
う。その結果、厚さtと幅wが規定条件を満足する帯状
連続体5が製造される。なお、引取器6の速度を調整し
て厚さt、および/または、幅wを規定条件を満足する
ように制御することもできる。
【0048】このように本実施例によれば、屈曲手段と
して1個の回転体10を使用するだけであるから、装置
の構成が簡単になる。加えて、本実施例においては、偏
心量の計算に必要なセンシングデバイスとして、帯状連
続体5の引取速度Vを検出する検出器12、帯状連続体
5の内面速度Visを検出するための検出器11、およ
び、帯状連続体5の厚さtを測定する外径測定器9を設
けるだけでよく、測定系も簡単である。さらに、演算制
御手段13で演算する内容も、上述したように、簡単な
演算でよいから迅速に演算でき、偏心量をインライン
(リアルタイム)で測定することに適している。このよ
うにしてリアルタイムで算出した偏心量を製造ラインに
負帰還して実時間でサプライドラム1とコートダイ3の
相互位置を調整できる。その結果、無駄なく、高品質の
帯状連続体5を製造することが可能になる。また、上記
偏心制御に加えて、帯状体5の厚さt自体、および、幅
w自体の制御も可能である。
【0049】上述した実施例においては、帯状連続体5
の屈曲手段として、回転体10を用いる例を示したが、
本実施例においては、所定の屈曲曲率で偏心させ、その
時の帯状連続体5の屈曲内面速度Vis、帯状連続体5
の引取速度V、帯状連続体5の厚さtを測定すればよい
ことは上述した内容から明瞭である。つまり、屈曲手段
として、回転体10を用いずに、単なる棒状の部材など
の偏向部材を回転体10の設置部分に設けて、帯状連続
体5を所定の屈曲曲率で屈曲させることもできる。この
場合、その屈曲部位における帯状連続体5の内面速度V
isを測定する。もちろん、そのような偏向部材として
は、回転体10と同様に、帯状連続体5の外被を磨耗さ
せず、帯状連続体5の搬送の妨げにならないようにする
ものが望ましい。
【0050】第2の実施例 本発明の第2実施例を図3を参照して述べる。図3は本
実施例の偏心寸法制御装置および偏心修正制御装置の構
成図である。
【0051】第3実施例においては、図1を参照して述
べた第1実施例の帯状連続体の偏心修正制御装置に設け
られてある内面速度検出器11を取り除き、帯状連続体
5の屈曲部位の外面速度Vosを直接検出する外面速度
検出器14を設けている。本実施例のその他の部分の構
成は、図1を参照して述べた第1実施例と同一である。
【0052】第2実施例の装置の動作を述べる。上記式
8、式9から速度ωo を消去すると、式13が得られ
る。
【0053】 Vos=V(R+t)/(R+t/2+α) ・・・ (13)
【0054】式13式から偏心量αを示す式14が得ら
れる。
【0055】 α=V(R+t)/Vos−(R+t/2) ・・・ (14)
【0056】式14から明らかなように、帯状連続体5
における光ファイバ素線2の偏心量αは、帯状連続体5
の引取速度V、外面速度Vos、回転体10の半径Rお
よび帯状連続体5の厚さtを用いて演算できる。
【0057】第2実施例における演算制御手段13は、
式14に基づいて、帯状連続体5における光ファイバ素
線2の偏心量αを算出する。このようにして得られた帯
状連続体5における光ファイバ素線2の偏心量αは、第
1実施例において述べたように、演算制御手段13内の
メモリに格納されている許容偏心量αo と比較され、α
≧αo であると、演算制御手段13からは、許容偏心量
αo に対する偏心量αの偏差に応じた制御信号が調整器
8に出力されて、調整器8において偏心がないように調
整される。
【0058】また、第1実施例と同様に、第2実施例に
おいても、帯状連続体5の厚さtと幅wの調整も樹脂供
給器4を介して行なわれる。
【0059】第2実施例の装置は、第1実施例の装置に
おける回転体10の回転数を検出する検出器11に代え
て外面速度検出器14を設けたものであり、その効果は
実質的に第1実施例と同じである。第2実施例において
は、第1実施例のように、式10を用いて直接検出が困
難な内面速度を間接的に算出しないで、直接、外面速度
を検出しているので、原理的には、偏心の検出精度を高
くなる。また、式10の演算をしないですむので、第1
実施例に比較すると、演算は簡単である。その一方で、
第2実施例においては、回転体10における屈曲部にお
いて、帯状連続体5の外面速度を測定するため、帯状連
続体5の外面に測定に都合のよい印をつける必要があ
る。たとえば、外面速度検出器14として光学的な速度
検出器を用いた場合は、帯状連続体5の外面に等間隔に
光学的に視認可能なマークを付しておく。外面速度検出
器14として磁気的な速度検出器を用いた場合は、帯状
連続体5の外面に等間隔に磁気的なマークを付してお
く。もっとも、外面速度検出器14としてドップラー効
果を用いる速度検出器を用いる場合は、帯状連続体5に
特別のマークを付する必要はない。
【0060】第3実施例 本発明の第3実施例の偏心検出制御装置および偏心修正
制御装置を、図4を参照して述べる。図4は第3実施例
の装置構成を示す図である。
【0061】第3実施例の装置は、図1を参照して述べ
た第1実施例の装置構成に加えて、第2実施例で述べた
帯状連続体5の外面速度Vosを検出する外面速度検出
器14を設けている。一方、第3実施例においては、偏
心量の算出に、外径測定器9を設ける必要はない。ただ
し、コートダイ3の出口の近傍に樹脂供給量制御器16
を設け、樹脂供給量制御器16の出力端子を樹脂供給器
4に接続してある。第3実施例の偏心検出制御装置のそ
の他の部分の構成は、図1を参照して述べた第1実施例
と同一である。
【0062】第3実施例の装置の動作を述べる。式12
と式14から厚さtを消去すると、偏心量αを求める式
15が得られる。
【0063】 α=(R/2)(2V−Vos−Vis)/Vis ・・(15)
【0064】式15から明らかなように、帯状連続体5
における光ファイバ素線2の偏心量αは、帯状連続体5
の引取速度V、内面速度Vis、外面速度Vos、及び
回転体10の半径Rを用いて演算できる。ここで、厚さ
tが含まれていないことに留意されたい。したがって、
第3実施例における偏心量の算出には、外径測定器9を
設ける必要がない。
【0065】演算制御手段13は、回転体10の回転速
度ωo を用いて式10によつて帯状連続体5の内面速度
Visを算出し、さらに式15の演算を行い帯状連続体
5における光ファイバ素線2の偏心量αを算出する。こ
のようにして得られた帯状連続体5の光ファイバ素線2
の偏心量αを用いて、調整器8を介した偏心制御は第1
実施例および第2実施例と同様である。
【0066】さらに、第3実施例において、樹脂供給量
制御器16が帯状連続体5の厚さtと幅wとを検出し、
これらの検出値が規格値と比較され、樹脂供給器4の制
御の必要性が判定され、樹脂供給器4の樹脂供給量が樹
脂供給制御器16によって、厚さの制御と、幅の制御が
上記偏心の制御とは独立に制御できる。
【0067】なお、第3実施例では、帯状体5の屈曲外
面速度Vosを検出する外面速度検出器14を使用する
場合を説明したが、これに限定されない。たとえば、内
面速度検出器11からの内面速度Visのデータに基づ
いて、式9および式10から、Vos=(Vis)(R
+t)/Rによつて外面速度Vosを算出すれば、外面
速度検出器14を設ける必要がない。これとは逆に、外
面速度検出器14を用いて、外面速度を用いて内面速度
を算出することもできるから、その場合は、内面速度検
出器11を削除できる。要するに、偏心の算出には、基
本的には、外面速度検出器14または内面速度検出器1
1のいずれかを設ければよい。
【0068】第4実施例 本発明の第4実施例の偏心検出制御装置および偏心修正
制御装置を図5を参照して述べる。図5は第4実施例の
装置構成図である。
【0069】光ファイバの外径寸法も、通常は一定であ
る。あるいは、少なくとも、あるロットでは一定であ
る。その場合、同じ回転体10を用いるから、その半径
Rを固定である。したがって、第4実施例は、演算制御
手段13への回転体10の半径Rのデータの入力がな
い。第4実施例の装置のその他の部分の構成は、図4を
参照して説明した第3実施例の装置構成と同一である。
【0070】第4本実施例の動作を述べる。式15か
ら、偏心量αの回転体10の半径Rに対する比、つま
り、偏心率=α/Rは式16で示される。
【0071】 α/R=(1/2)(2V−Vos−Vis)/Vis・・(16)
【0072】式16から明らかなように、帯状連続体5
における光ファイバ素線2の偏心量αの回転体10の半
径Rに対する比(偏心率)は、帯状連続体5の引取速度
V、帯状連続体5の内面速度Vis、及び帯状連続体5
の外面速度Vosを用いて演算できる。通常、回転体1
0は一定の半径Rのものが使用されるので、この偏心率
を把握することにより、帯状連続体5の光ファイバ素線
2の偏心量αは容易に演算することができる。
【0073】第4実施例における演算制御手段13は回
転体10の回転速度ωo を用いて式10によつて帯状連
続体5の内面速度Visを算出し、式16の演算を行
い、帯状連続体5における光ファイバ素線2の偏心量α
の回転体10の半径Rに対する比である偏心率α/Rを
得る。勿論、偏心率に半径Rを乗ずれば、偏心量αが容
易に算出できる。このようにして得られた帯状連続体5
の光ファイバ素線2の偏心率α/Rは、演算制御手段1
3内のメモリに格納されている許容偏心率(α/R)o
と比較され、α/R≧(α/R)o であると、演算制御
手段13からは、偏心率α/Rの許容偏心量(α/R)
o からの偏差に応じた制御信号が、調整器8に出力され
る。
【0074】調整器8は、サプライドラム1とコートダ
イ3との相互位置が、α/R<(α/R)o となるよう
に調整する。その結果、光ファイバ素線2の偏心率α/
Rが許容偏心率(α/R)o 以内の高品質の帯状連続体
5が製造される。また、第4実施例では、第3実施例と
同様に、樹脂供給量制御器16は、帯状連続体5の厚さ
tと幅wを検出し、これらの検出値が規格値と比較さ
れ、樹脂供給器4の制御の必要性が判定され、樹脂供給
器4の樹脂供給量が樹脂供給制御器16によって、厚さ
tおよび幅wの制御が、偏心制御とは独立に制御され
る。
【0075】なお、第4実施例では、帯状連続体5の外
面速度Vosを検出する外面速度検出器14を使用する
場合を説明したが、内面速度検出器11からの内面速度
Visに基づいて、式9および式10から、Vos=
(Vis)(R+t)/Rによつて外面速度Vosを算
出して、外面速度検出器14を省くことも可能である。
また、第3実施例において詳述したように、この逆も可
能である。
【0076】第1実施例〜第3実施例は、光ファイバ素
線の偏心量αを測定する場合について述べたが、第4実
施例と同様、偏心率を求めて、この偏心率から偏心量を
算出してもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、帯状連続体を屈曲させ
る屈曲部材が1つでよい。その結果として、帯状連続体
の偏心検出制御装置または帯状連続体の偏心修正制御装
置の装置構成が簡単になる。特に、本発明においては、
屈曲部材の大きさおよび屈曲部材の配置に依存しない
で、希望の曲率で屈曲させることができる。
【0078】また本発明によれば、帯状連続体を1回だ
け屈曲させればよいので、偏心を測定するために屈曲さ
せたことによる帯状連続体の品質低下が発生する確率が
低下する。
【0079】本発明によれば、偏心を算出するための検
出手段の数が少なくてよいから、装置構成を簡単にし、
価格を低下させることができる。
【0080】さらに本発明によれば、比較的簡単に検出
対象が検出できる。その結果として、装置価格が低減す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の装置構成を示す図であ
る。
【図2】図1における光ファイバの樹脂被覆に対する偏
心量検出の原理説明図である。
【図3】本発明の第2実施例の装置構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例の装置構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第4実施例の装置構成を示す図であ
る。
【図6】リボン型光ファイバリボンの構成を示す断面図
であって、図6(a)は偏心がない場合の断面図であ
り、図6(b)は偏心がある場合の断面図である。
【図7】先行技術としての帯状連続体の偏心修正制御装
置および偏心修正制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1 サプライドラム 2 光ファイバ素線 3 コートダイ 4 樹脂供給器 5 帯状体 6 引取器 8 調整器 9 外径測定器 10 回転体 11 内面速度検出器 12 引取速度検出器 13 演算制御手段 14 外面速度検出器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高い剛性を有する芯体を低い剛性を有する
    外被で被覆した帯状連続体における芯体の偏心を検出す
    る偏心検出制御装置であって、 前記帯状連続体を搬送させる手段と、 前記帯状連続体の搬送行程の所定の屈曲位置に設けら
    れ、前記帯状連続体を1回、所定の曲率で屈曲させる屈
    曲手段と、 前記帯状連続体の搬送速度を検出する第1の速度検出手
    段と、 前記屈曲位置における前記帯状連続体の屈曲内面側表面
    速度または屈曲外面側表面速度を検出する第2の速度検
    出手段と、 前記帯状連続体の厚さを測定する厚さ測定手段と、 前記第1の検出速度信号、前記第2の検出速度信号、前
    記厚さ測定信号を入力し、これら入力信号と前記所定の
    曲率を用いて前記芯体の偏心を算出する演算制御手段と
    を有する偏心検出制御装置。
  2. 【請求項2】前記演算制御手段は下記演算式に基づいて
    偏心量αを算出する α=(V・R)/Vis−(R+t/2) ただし、Vは前記第1の検出手段で検出した帯状連続体
    の搬送速度信号であり、 Rは前記帯状連続体の内側の屈曲曲率半径であり、 Visは前記第2の検出手段で検出した前記帯状連続体の
    屈曲内面側表面速度信号であり、 tは前記厚さ測定手段で測定した帯状連続体の厚さ測定
    信号である請求項1記載の偏心検出制御装置。
  3. 【請求項3】演算制御手段は下記演算式に基づいて偏心
    量αを算出する α=V(R+t)/Vos−(R+t/2) ただし、Vは前記第1の検出手段で検出した帯状連続体
    の搬送速度信号であり、 Rは前記帯状連続体の内側の屈曲曲率半径であり、 Vosは前記第2の検出手段で検出した前記帯状連続体の
    屈曲外面側表面速度信号であり、 tは前記厚さ測定手段で測定した帯状連続体の厚さ測定
    信号である請求項1記載の偏心検出制御装置。
  4. 【請求項4】高い剛性を有する芯体を低い剛性を有する
    外被で被覆した帯状連続体における芯体の偏心を検出す
    る偏心検出制御装置であって、 前記帯状連続体を搬送させる手段と、 前記帯状連続体の搬送行程の所定の屈曲位置に設けら
    れ、前記帯状連続体を1回、所定の曲率で屈曲させる屈
    曲手段と、 前記帯状連続体の搬送速度を検出する第1の速度検出手
    段と、 前記屈曲位置における前記帯状連続体の屈曲内面側表面
    速度を検出する第2の速度検出手段と、 前記屈曲位置における前記帯状連続体の屈曲外面側表面
    速度を検出する第3の速度検出手段と前記第1の検出速
    度信号、前記第2の検出速度信号、前記第3の検出速度
    信号を入力し、これら入力信号と前記曲率を用いて前記
    芯体の偏心を算出する演算制御手段とを有する偏心検出
    制御装置。
  5. 【請求項5】前記演算制御手段は下記演算式に基づいて
    偏心量αを算出する α=(R/2)×(2V−Vos−Vis)/Vis ただし、Vは前記第1の検出手段で検出した帯状連続体
    の搬送速度信号であり、 Rは前記帯状連続体の内側の屈曲曲率半径であり、 Visは前記第2の検出手段で検出した前記帯状連続体の
    屈曲内面側表面速度信号であり、 Vosは前記第3の検出手段で検出した前記帯状連続体の
    屈曲外面側表面速度信号である請求項4記載の偏心検出
    制御装置。
  6. 【請求項6】高い剛性を有する芯体を低い剛性を有する
    外被で被覆した帯状連続体における芯体の偏心を検出す
    る偏心検出制御装置であって、 前記帯状連続体を搬送させる手段と、 前記帯状連続体の搬送行程の所定の屈曲位置に設けら
    れ、前記帯状連続体を1回、所定の曲率で屈曲させる屈
    曲手段と、 前記帯状連続体の搬送速度を検出する第1の速度検出手
    段と、 前記屈曲位置における前記帯状連続体の屈曲内面側表面
    速度を検出する第2の速度検出手段と、 前記屈曲位置における前記帯状連続体の屈曲外面側表面
    速度を検出する第3の速度検出手段と前記第1の検出速
    度信号、前記第2の検出速度信号、前記第3の検出速度
    信号を入力し、これら入力信号を用いて前記芯体の偏心
    を算出する演算制御手段とを有する偏心検出制御装置。
  7. 【請求項7】前記演算制御手段は下記演算式に基づいて
    偏心率α/Rを算出する α/R=(1/2)×(2V−Vos−Vis)/Vis ただし、Vは前記第1の検出手段で検出した帯状連続体
    の搬送速度信号であり、 Visは前記第2の検出手段で検出した前記帯状連続体の
    屈曲内面側表面速度信号であり、 Vosは前記第3の検出手段で検出した前記帯状連続体の
    屈曲外面側表面速度信号である請求項6記載の偏心率検
    出制御装置。
  8. 【請求項8】前記搬送手段の一方の端部に設けられ、前
    記芯体を連続的に供給する芯体供給手段と、 該供給された前記芯体に前記外被を形成する外被形成手
    段と、 前記演算制御装置で算出された偏心の大きさに応じて、
    該偏心が無くなるように、該外被形成手段の外被形成条
    件を調整する第1の調整手段とを有し、 前記厚さ測定手段は前記外被形成手段の後段に設けら
    れ、 前記屈曲手段は前記外被形成手段の後段に設けられてい
    る請求項1〜7いずれか記載の偏心修正制御装置。
JP6188011A 1994-08-10 1994-08-10 偏心検出制御装置および偏心修正制御装置 Pending JPH0854319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6188011A JPH0854319A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 偏心検出制御装置および偏心修正制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6188011A JPH0854319A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 偏心検出制御装置および偏心修正制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0854319A true JPH0854319A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16216094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6188011A Pending JPH0854319A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 偏心検出制御装置および偏心修正制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0854319A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150183A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Fujikura Ltd 光ファイバテープ心線の製造装置及び製造方法
JP2011185992A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Fujikura Ltd 光ファイバ素線テープ心線の製造方法及び光ファイバ素線テープ心線の製造装置
CN110658430A (zh) * 2019-11-03 2020-01-07 西南交通大学 基于标准差选取pd幅值的xlpe电缆等效绝缘厚度估算方法
CN111189616A (zh) * 2020-01-15 2020-05-22 苏州众为光电有限公司 模拟光子晶体光纤受力状态下的测试方法及测试设备
CN114813041A (zh) * 2022-04-01 2022-07-29 江苏经贸职业技术学院 一种基于网络安全用光纤检测设备

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150183A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Fujikura Ltd 光ファイバテープ心線の製造装置及び製造方法
JP2011185992A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Fujikura Ltd 光ファイバ素線テープ心線の製造方法及び光ファイバ素線テープ心線の製造装置
CN110658430A (zh) * 2019-11-03 2020-01-07 西南交通大学 基于标准差选取pd幅值的xlpe电缆等效绝缘厚度估算方法
CN110658430B (zh) * 2019-11-03 2020-09-01 西南交通大学 基于标准差选取pd幅值的xlpe电缆等效绝缘厚度估算方法
CN111189616A (zh) * 2020-01-15 2020-05-22 苏州众为光电有限公司 模拟光子晶体光纤受力状态下的测试方法及测试设备
CN111189616B (zh) * 2020-01-15 2022-01-25 苏州众为光电有限公司 模拟光子晶体光纤受力状态下的测试方法及测试设备
CN114813041A (zh) * 2022-04-01 2022-07-29 江苏经贸职业技术学院 一种基于网络安全用光纤检测设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6837074B2 (en) Method of measuring the twist imparted to an optical fibre and procedure for processing an optical fibre using this method
JPS61239137A (ja) 単一モ−ド光フアイバの特性測定装置
US6054070A (en) Method of manufacturing a self-support optical cable
JPS61128134A (ja) 単一モ−ド光フアイバのカツトオフ波長測定装置
JPH0854319A (ja) 偏心検出制御装置および偏心修正制御装置
US20040008956A1 (en) Method of producing an optical cable
JPH06211546A (ja) 帯状体の偏心寸法測定方法と偏心寸法制御装置
US6066275A (en) Method and apparatus for determining and controlling excess length of a communications element in a conduit
GB2207529A (en) Manufacturing hollow tubular members
JP2000346635A (ja) 塗膜厚制御装置及び制御方法
JPH09126705A (ja) ロールラインのロール平行度測定装置
EP3502759B1 (en) Device and method for inspecting optical fiber unit
JP3305652B2 (ja) コイル材の巻き込み空気量測定方法及び測定装置
JP2001013382A (ja) 自己支持型ケーブルの製造方法
JP2001183129A (ja) 円周長情報自動測定方法及びその装置並びにシート状物巻取方法
JPS5944127B2 (ja) 金属ストリツプ圧延における板厚および形状制御方法
JP2829065B2 (ja) 圧延帯板の板厚測定方法
JP3603368B2 (ja) ガラス繊維のねじれ検出方法
EP0735343B1 (en) Diameter monitoring system
JP3279975B2 (ja) 架空タルミ付きケーブル製造方法及び製造装置
JP2594928B2 (ja) ストリツプコイルの層間スリツプ検出方法
JPH11326723A (ja) 光ファイバケーブルの製造装置および製造方法
JP2004021221A (ja) 光ファイバスペーサのスロット形状検出方法
JPH0979909A (ja) 高温溶融体の温度測定方法
JP2005043262A (ja) コードの張力測定装置とその方法