JPH0854375A - 電磁誘導型検査装置 - Google Patents

電磁誘導型検査装置

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JPH0854375A
JPH0854375A JP18930694A JP18930694A JPH0854375A JP H0854375 A JPH0854375 A JP H0854375A JP 18930694 A JP18930694 A JP 18930694A JP 18930694 A JP18930694 A JP 18930694A JP H0854375 A JPH0854375 A JP H0854375A
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JP
Japan
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electromagnetic induction
magnetic field
amplitude
coil
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Application number
JP18930694A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kohama
博明 小濱
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Original Assignee
KAISEI ENJINIA KK
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    • G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G—PHYSICS
    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/90—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
    • G01N27/9046—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents by analysing electrical signals

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性の被検査物について欠陥、材質、寸法
の変化などを検査する場合、表面だけでなく内部につい
ても正確に、かつ、精度高く検査することができる電磁
誘導型検査装置を提供することを目的とする。 【構成】 交流磁場に導電性の被検査物を配置させて電
磁誘導による交流磁場の変化を測定する場合、センサ部
10は、交流電流により同等の磁力線をもつ対の交流磁
場を形成し、対の交流磁場の内の一方に導電性の被検査
物を配置させ、対の交流磁場間で電磁誘導により生じる
誘導電流の変化量を示す電気信号をセンシングし、信号
処理装置20は、センシングされた電気信号から透磁率
を示す電気信号と電気抵抗率を示す電気信号とを検出
し、これらを合成して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁誘導型検査装置に関
し、特に、交流電流の印加により形成された交流磁場に
導電性の被検査物を配置して電磁誘導による誘導電流の
変化を測定する電磁誘導型検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁誘導型検査装置にお
いて、電磁誘導を用いた非破壊試験では、測定対象であ
る導電性の被検査物に渦電流を発生させて、その渦電流
の変化を測定する方法が用いられている。この方法は、
探傷試験、材質試験、形状寸法試験等の電磁誘導試験に
適用されている。
【0003】そこで従来の電磁誘導型検査装置について
説明する。図9は従来の電磁誘導型検査装置の構成を示
すブロック図である。同図に示された電磁誘導型検査装
置90は、交流電流を発生する発振部91と、交流磁場
を形成する励磁コイルと交流磁場から誘導電流を検知す
る誘導コイルとを備えたセンサ92と、定常に対する誘
導電流の変化量を検出する平衡部93と、変化量を示す
信号の増幅を行う増幅部94と、特定の位相角の信号を
検出する同期検波部95と、励磁、誘導のコイル間の位
相差を調整する移相部96と、オシロスコープ、メータ
や記録計等の表示部97とを備えている。
【0004】次に動作について説明する。上記電磁誘導
型検査装置90では、発振部91により発振させた交流
がセンサ92の励磁コイルに流されて交流磁場が形成さ
れる。これにより交流磁場に位置する被検査物Sには渦
電流が流れる。この渦電流はセンサ92の誘導コイルに
より検知されると、平衡部93に出力されて、渦電流の
変化量(電気信号)が検出される。
【0005】さらに後段の増幅部94では、入力された
電気信号が増幅され、同期検波器95に出力される。こ
の同期検波部95では、移相部96により雑音を除去す
るようにして特定の位相角をもつ電気信号が検出され
る。この電気信号は、検査目的に応じた情報(欠陥、材
質、形状寸法等)をもち、表示部97によって表示され
る。
【0006】上記電磁誘導型検査装置90では、渦電流
が交流であることから渦電流は被検査物Sの表面に多く
流れ、その内部に向かうに従い減少するという測定結果
が得られる。従って、センサ92では、表面から検出さ
れる誘導電流が最も強くなり、検査上、表面の欠陥や材
質、寸法の変化等の態様を検出する場合に適している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電磁誘導型検査装置90では、被検査物Sの内
部に向かって渦電流の強さが減少していくので、例えば
欠陥検査の場合、被検査物Sの欠陥が表面下の深いとこ
ろに位置すればするほど渦電流の微妙な変化を検出する
ことが困難となる。従って、被検査物の表面上の検査だ
けでは、被検査物全体の検査そのものが主観や経験に頼
るしかなく、正確性に欠けた、精度の低い検査結果しか
得られないという問題があった。
【0008】請求項1の発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、導電性の被検査物につ
いて欠陥、材質、寸法の変化などを検査する場合、表面
だけでなく内部についても正確に、かつ、精度高く検査
することができる電磁誘導型検査装置を提供することを
目的とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明に加
え、被検査物の材質、透磁率、表面の状態、物理的な大
きさや被検査物を検査する際の移動速度、距離に関係な
く、どの被検査物も同様の検査精度を得ることができる
電磁誘導型検査装置を提供することを目的とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明の目的
に加え、交流磁場の検出感度を向上させることができる
とともに外来ノイズを除去することができる電磁誘導型
検査装置を提供することを目的とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の発明の目的
に加え、位相から透磁率を取得し、振幅から電気抵抗率
を取得することができる電磁誘導型検査装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明の目的
に加え、位相と振幅を波形や数字等の任意の表示形式で
表示させることができる電磁誘導型検査装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1の発明の目的
に加え、被検査物から欠陥のある位置を容易に認識する
ことができる電磁誘導型検査装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
磁誘導型検査装置は、交流磁場に導電性の被検査物を配
置させて電磁誘導による交流磁場の変化を測定する電磁
誘導型検査装置であって、交流電流により同等の磁力線
をもつ対の交流磁場を形成し、該対の交流磁場の内の一
方に導電性の被検査物を配置させ、前記対の交流磁場間
で電磁誘導により生じる誘導電流の変化量を示す電気信
号をセンシングするセンシング手段と、前記センシング
手段によりセンシングされた電気信号から透磁率を示す
電気信号と電気抵抗率を示す電気信号とを検出する検出
手段と、前記検出手段により検出された2つの電気信号
を合成する合成手段とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項2の発明に係る電磁誘導型検査装置
は、前記センシング手段が、交流電流を印加させ励磁に
より交流磁場を形成する第1励磁コイルと、該第1励磁
コイルにより形成された交流磁場の大きさに応じた誘導
電流をセンシングする第1誘導コイルとを有する第1セ
ンサと、前記第1励磁コイルと同様の構成を有するとと
もに前記第1励磁コイルと同様の大きさの交流磁場を形
成する第2励磁コイルと、前記第1誘導コイルと同様の
構成を有するとともに前記第2励磁コイルにより形成さ
れた交流磁場の大きさに応じた誘導電流をセンシングす
る第2センサと、前記第1、第2センサ間を、前記第1
励磁コイルと前記第2励磁コイルとを同相に、前記第1
誘導コイルと前記第2誘導コイルとを逆相にして結線さ
せた信号線とを有することを特徴とする。
【0016】請求項3の発明に係る電磁誘導型検査装置
は、前記第1センサが前記第1励磁コイルと前記第1誘
導コイルとを同軸に設けた構成を有し、前記第2センサ
が前記第2励磁コイルと前記第2誘導コイルとを同軸に
設けた構成を有することを特徴とする。
【0017】請求項4の発明に係る電磁誘導型検査装置
は、前記透磁率を示す電気信号と前記電気抵抗率を示す
電気信号はそれぞれ位相と振幅のどちらか一方に対応
し、前記検出手段は、前記センシング手段によりセンシ
ングされた電気信号から位相信号を検出する位相検出手
段と、前記センシング手段によりセンシングされた電気
信号から振幅信号を検出する振幅検出手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0018】請求項5の発明に係る電磁誘導型検査装置
は、さらに、前記検出手段により検出された位相信号と
振幅信号とを任意の表示形式で表示する表示手段を有す
ることを特徴とする。請求項6に発明に係る電磁誘導型
検査装置は、さらに、交流磁場を形成するための交流電
流の周波数を調整する調整手段を有することを特徴とす
る。
【0019】
【作用】請求項1の発明における電磁誘導型検査装置
は、センシング手段が交流電流により同等の磁力線をも
つ対の交流磁場を形成し、対の交流磁場の内の一方に導
電性の被検査物を配置させ、対の交流磁場間で電磁誘導
により生じる誘導電流の変化量を示す電気信号をセンシ
ングし、検出手段がセンシング手段によりセンシングさ
れた電気信号から透磁率を示す電気信号と電気抵抗率を
示す電気信号とを検出し、合成手段が検出手段により検
出された2つの電気信号を合成する。
【0020】また、請求項2の発明に係る電磁誘導型検
査装置は、センシング手段の第1センサにて、第1励磁
コイルの励磁により交流磁場を形成し、第1誘導コイル
により交流磁場の大きさに応じた誘導電流をセンシング
する。同様に、第2センサでも、第2励磁コイルにより
交流磁場を形成し、第2誘導コイルにより交流磁場の大
きさに応じた誘導電流をセンシングする。
【0021】そして、第1センサと第2センサとの間
は、信号線により、第1励磁コイルと第2励磁コイルと
を同相に、第1誘導コイルと第2誘導コイルとを逆相に
して結線させる構成なので、各センサにより形成される
交流磁場に被検査物を配置しない場合、各誘導コイルに
生じる誘導電流は逆相関係により打ち消し合ってバラン
スが保持される。また一方の交流磁場に被検査物を配置
した場合、上記のバランスが崩れて、各誘導コイルに生
じる誘導電流の間で差分が生じる。この差分が被検査物
を検査する際の透磁率、電気抵抗率を得るための情報と
して活用される。
【0022】さらに、請求項3の発明に係る電磁誘導型
検査装置は、第1センサの第1励磁コイルと第1誘導コ
イルとを同軸に設け、第2センサの第2励磁コイルと第
2誘導コイルとを同軸に設けた構成なので、各誘導コイ
ルでは対応する励磁コイルにより励起された磁束の全て
が鎖交して高い効率で相互インダクタンスが起こり、大
きい誘導電流が生じる。
【0023】そして、請求項4の発明に係る電磁誘導型
検査装置は、透磁率を示す電気信号と電気抵抗率を示す
電気信号をそれぞれ位相と振幅のどちらか一方に対応さ
せ、位相検出手段がセンシング手段によりセンシングさ
れた電気信号から位相信号を検出し、振幅検出手段がセ
ンシング手段によりセンシングされた電気信号から振幅
信号を検出する構成なので、合成手段により位相信号と
振幅信号とを合成した電気信号が得られる。
【0024】また、請求項5の発明に係る電磁誘導型検
査装置は、表示手段にて検出手段により検出された位相
信号と振幅信号とを任意の表示形式で表示する構成なの
で、波形、数値のいづれの表示形式でも表示が行われ
る。
【0025】さらに、請求項6に発明に係る電磁誘導型
検査装置は、調整手段にて交流磁場を形成するための交
流電流の周波数を調整する構成なので、被検査物の内部
に対して磁力線が到達する深さが調整される。
【0026】
【実施例】以下に、添付図面を参照して、本発明に係る
好適な一実施例を詳細に説明する。電磁誘導型検査にお
いて、渦電流方式では、検査による交流磁場の変化を振
幅、すなわち、電気抵抗でみており、位相についてはノ
イズ信号の除去に使用される。本発明に係る一実施例で
は、検査による交流磁場の変化を透磁率(位相)と電気
抵抗率(振幅)とでみる処理が行われる。なお、透磁率
が振幅で、電気抵抗率が位相に対応しても良い。マック
スウェルの電磁方程式では、導電性をもつ被検査物に交
流磁場を加えると、その被検査物の物性(電気抵抗率、
透磁率、誘電率)を示す3種類の電気信号を取得するこ
とができる。この3種類の電気信号のうち、特に、電気
抵抗率、透磁率を示す電気信号を導く方法として、周波
数、振幅、位相の3つの信号を処理する必要がある。
【0027】本実施例による電磁誘導型検査装置では、
静磁束、交流磁束が金属を透過する性質をもつことか
ら、交流磁場に導電性の被検査物を配置させて電磁誘導
による交流磁場の変化を測定する。そして交流磁束が周
波数に依存する性質に着目して、交流磁場を形成するた
めの交流電流の周波数が調整される。
【0028】そこで、本実施例による電磁誘導型検査装
置は、周波数を調整した交流電流により同等の磁力をも
つ対の交流磁場を形成して、この対の交流磁場の内の一
方に導電性の被検査物を配置させ、対の交流磁場間で電
磁誘導により生じる誘導電流(誘導起電圧でもよい)の
変化量を示す電気信号をセンシングする。そしてセンシ
ングされた電気信号から透磁率を示す電気信号と電気抵
抗率を示す電気信号とを検出して、波形等の出力形式に
置き換えて表示処理を行うようにする。
【0029】図1は本発明の一実施例による電磁誘導型
検査装置の構成を示すブロック図であり、図2は本実施
例によるセンサ間の結線関係を示す概略構成図である。
図1に示した電磁誘導型検査装置1は、電磁誘導型のセ
ンサ部10とこのセンサ部10で検出された検知信号を
処理して位相と振幅を取り出すとともに位相と振幅を合
成させた波形等の合成信号を得る信号処理装置20とを
備えている。この信号処理装置20には、導電性をもつ
被検査物の位相と振幅をそれぞれ表示する表示部30
と、位相や振幅に基づいてデータ処理を実行したり、そ
の処理結果を磁気テープ、磁気ディスク、光磁気ディス
ク等の記録媒体に保存したりする外部装置40が接続さ
れている。
【0030】上記センサ部10は、ダミー用のセンサを
ひとつ使用することから第1センサ11と第2センサ1
2との2つのセンサを備えている。図2に示した如く、
第1センサ11は、交流電流を印加させ励磁により交流
磁場を形成する励磁コイル111と、この励磁コイル1
11により形成された交流磁場の大きさに応じた誘導電
流をセンシングする誘導コイル112とを有し、第2セ
ンサ12は第1センサ11と同様の構成、機能をもつ励
磁コイル121と誘導コイル122とを有する。
【0031】受信コイル112、122間の結線は、図
2に示した如く、相互に逆相を形成するように、同一の
巻回方向にして、受信コイル112の巻き始め112a
と受信コイル122の巻き始め122aとを信号処理装
置20内を介して接続し、受信コイル112の巻き終わ
り112bと受信コイル122の巻き終わり122bと
を接続した構成である。なお、発信コイル111、12
1は、相互に同相で励磁可能に接続された構成である。
また受信コイル112、122を結線する信号線13は
信号処理装置20の増幅部22に接続される。
【0032】このように、発信コイル111、121間
は同相に、受信コイル112、122間は逆相となる結
線関係を構成することで、各センサの磁界中に被検査物
を入れない状態では、生成される誘導電流間のバランス
が保持され、相殺される誘導電流から生じる差分電流
(差分電圧も同様)は“0”となる。また一方のセンサ
による磁界中に被検査物を入れると、上記バランスは崩
れて、差分電流も有効な値を示すことになる。
【0033】各センサは、信号処理装置20の発振部2
1から交流電流が出力されているとき、発信コイルによ
って交流磁界を生成し、受信コイルによってこの交流磁
界の大きさに応じた誘導電流を生成するとともに、この
ようにして生じた誘導電流同士を逆相で加算し、相殺に
より差分電流を生成し、これを検知信号として信号線1
3を介して信号処理装置20に供給する。
【0034】信号処理装置20は、図1に示した如く、
交流電流を発生させこれをセンサ部10の各発信コイル
に流すとともに発振の周波数を可変に設定できる発振部
21と、センサ部10から信号線13を介して送られる
検知信号を増幅する増幅部22と、増幅された検知信号
から位相(位相信号)と振幅(振幅信号)とを検出する
とともに位相と振幅を合成させた波形等の情報(合成信
号)を得る位相・振幅検出/合成部23と、処理全体の
リセット、出力情報(位相、振幅、その両方、波形等の
情報)の出力切替えのセット、出力先の指示、発振部2
1により発生させる交流電流の周波数を所定の範囲内で
のセットを行うためのスイッチやツマミを具備したスイ
ッチ部24と、マイクロコンピュータを備えてスイッチ
部24からの指示に従って出力先とのインターフェース
をとるとともに出力される位相、振幅、波形等の情報の
各信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA
/D変換機能をもつ出力設定部25とを備えている。
【0035】また信号処理装置20は、主な信号線とし
て、発振部21で生成する交流電流に同期した同期信号
を位相・振幅検出/合成部23に伝える信号線26と、
スイッチ部24からの位相、振幅の出力切替信号を位相
・振幅検出/合成部23に伝える信号線27と、スイッ
チ部24から指示される出力先の指示信号を出力設定部
25に伝える信号線28と、スイッチ部24でセットさ
れる周波数のレベルを発振部22に指示する信号線29
とを接続している。
【0036】上記電磁誘導型検査装置1では、位相と振
幅を得ることで、被検査物の態様を知ることができる。
そのために被検査物について異常のない状態での周波
数、位相、振幅間の特性を予め既知とする。この特性に
基づいて、表示部30に表示される位相、振幅、波形等
の情報あるいは外部装置40で処理された結果を得て、
比較、分析を行うことで、被検査物の内部深くに生じた
欠陥やその種類、大きさ、位置を正確に認識することが
できる。
【0037】図3は図1に示した位相・振幅検出/合成
部の回路構成を示すブロック図である。位相・振幅検出
/合成部23は、図3に示した如く、増幅部22により
増幅された検知信号を取り込んでこれを発振部21から
の同期信号に基づいて同期整流して振幅信号を検出する
振幅検出回路51と、同様に上記検知信号から自動レベ
ル調整などをした後に位相信号を検出する位相検出回路
52と、振幅信号、位相信号をそれぞれ増幅する増幅回
路53,54と、増幅された位相信号と振幅信号とを加
算により合成して合成信号を得る合成回路55と、この
合成回路55から出力される合成信号、振幅信号、位相
信号、振幅信号と位相信号の両方をスイッチ部24から
の出力切替信号に従って切替え出力するセレクタ回路5
6とを備えている。
【0038】次に電磁誘導型検査装置1の動作について
説明する。発振部21は、交流電流を生成してセンサ部
10に送り、第1センサ11の発信コイル111および
第2センサ12の発信コイル121を各々同相で励磁さ
せるとともに、交流電流に同期した同期信号を生成し
て、これを信号線26を介して位相・振幅検出/合成部
23に供給する。
【0039】第1センサ11と第2センサ12のいずれ
か一方の交流磁場内に被検査物が配置されたると、誘導
コイル112,122間で検出される誘導電流のバラン
スが崩れて、差分電流が有効値となる。この差分電流
は、検知信号として、信号線13を介して信号処理装置
20に出力される。なお、本実施例では、電流をもとに
説明するが、電圧や電力をもとにして検査結果を得るよ
うにしても良い。
【0040】信号処理装置20では、入力された検知信
号は増幅部22により前置増幅される。次の位相・振幅
検出/合成部23では、振幅検出部51、位相検出部5
2のいずれにおいても、増幅部22より増幅された検知
信号が発振部21から入力される同期信号に従い同期整
流され、その検知信号から振幅信号または位相信号が検
出される。ここで検出される振幅信号、位相信号の各感
度は、発振部20で調整された周波数に依存しており、
スイッチ部24で周波数が変更されると、検出される位
相も変化する。
【0041】この発振される周波数は、低くなるに従っ
て被検査物の内部深くに磁力線を到達させるものであ
り、周波数を変動させる場合には、どの位置に欠陥があ
るのかを検査する場合に適している。
【0042】ここで、発振される周波数、透磁率、電気
抵抗率との関係について原理を説明する。発振部21か
らセンサ部10の励磁コイル111,121に流す電流
をiとし、励磁コイル111と誘導コイル112との
間、励磁コイル121と誘導コイル122との間の各相
互インダクタンスをMとする。また欠陥の無い被検査物
を標準試料、欠陥のある被検査物を検査試料とすると、
各々の複素帯磁率をそれぞれ(x1 +jx2 )、
(X1 ’+jx2 ’)とする。
【0043】このとき、誘導コイル112,122にそ
れぞれ発生する誘導起電圧(ここでは電圧により説明を
行う)をv,v’とすると、誘導起電圧v,v’は次の
ようになる。すなわち、 v=jωiM(x1 ’+jx2 ’)=jωiMx1 ’−
ωiMx2 ’ v’=jωiM(x1 +jx2 )=jωiMx1 −ωi
Mx2 となる。なお、ω=2πf(f:周波数)とする。誘導
起電圧v,v’は、互いに打ち消し合うように誘導コイ
ル112,122を直列に接続してあると、差分電圧を
v0 として、この差分電圧v0 は、 v0 =v’−v=jωiM(x1 −x1 ’)−ωiM
(x2 −x2 ’) となる。
【0044】ここで、v0 は励磁コイル側の電流iに対
して位相が90°ずれた成分ωiM(x1 −x1 ’)と
同位相の成分ωiM(x2 −x2 ’)との2つよりな
り、これら2つの成分は、図3に示した振幅検出回路5
1と位相検出回路52により別々に取り出される。すな
わち、振幅検出回路51では振幅が取り出され、位相検
出回路52では位相が取り出される。そして、x1 とx
1 ’は試料の磁気特性、すなわち、透磁率を示し、x2
とx 2 ’は電気特性、すなわち、電気抵抗率を示す。こ
のようにして求めた透磁率、電気抵抗率をもとに標準試
料と検査試料との比較を行うことができる。
【0045】再び説明に戻り、図3に示した振幅検出回
路51、位相検出回路52にそれぞれ検出された振幅信
号、位相信号はそれぞれ増幅回路53、54で増幅され
る。このようにして増幅された振幅信号、位相信号はど
ちらも合成回路55とセレクタ回路56とに出力され
る。合成回路55では、入力された振幅信号と位相信号
とを加算して合成し、これを合成信号としてセレクタ回
路56に出力する処理が行われる。セレクタ回路54の
出力は、スイッチ部24からの出力切替信号に従って切
り換えられる。出力切替信号が位相か振幅を指示する信
号であれば、セレクタ回路56から位相信号か振幅が出
力され、出力I/F25に送られる。
【0046】また、出力切替信号が振幅と位相の両方を
指示する信号であれば、セレクタ回路56から振幅信号
と位相信号との両方が出力され、出力I/F25に送ら
れる。さらに出力切替信号が位相、振幅を合成した波形
等の情報を指示する信号であれば、セレクタ回路56か
ら波形信号が出力され、出力I/F25に送られる。
【0047】出力I/F25では、適宜スイッチ部24
から出力先を指示する指示信号を受け付けており、指示
信号が表示部30を指示している場合には、表示部30
に、位相、振幅、あるいは、波形等の情報が表示され
る。また指示信号が外部装置40を指示している場合に
は、外部装置40に、位相、振幅、その両方、あるい
は、波形等の情報が送出され、外部装置40により各種
の処理が施される。
【0048】ここで、被検査物の欠陥を検査する一実験
例について説明する。図4は本実施例による一実験例に
おいて周波数変動に対する振幅と位相の特性グラフを示
す図である。この実験はスポット溶接のナゲット部の検
査の一例である。実験により求めた印加される周波数お
よび検出される位相、振幅の関係については、下表を参
照する。なお、印加される電圧は5Vであり、表中の振
幅の単位はVである。
【0049】
【表1】
【0050】まず、被検査物を交流磁場中に配置してい
ない場合には、第1センサ11と第2センサ12がそれ
ぞれ検出する誘導電流はお互いに等しい値をとってバラ
ンスが保持される。
【0051】そこで、第1センサ11と第2センサ12
の何れか一方の交流磁場に欠陥の無い標準試料(正常な
被検査物)を配置させた場合には、上記表および図4に
示した如く、周波数の変動(一例として5kHz毎)に
応じて、振幅が変動する。この振幅によって電気的特性
である電気抵抗率が得られる。従って、被検査物の材質
等の条件により相違するものである。なお、標準試料の
位相については、欠陥を有する検査試料(異常な被検査
物)との比較を容易にするために、ゼロ調整されてい
る。標準試料からは等しい位相が得られ、この位相によ
って磁気的特性である透磁率を得ることができる。
【0052】そして、第1センサ11と第2センサ12
のいずれか一方の交流磁場に検査試料を配置させた場合
には、上記表および図4に示した如く、周波数毎に位相
が乱れ、振幅も標準試料とは異なる値をとる。すなわ
ち、標準試料と検査試料との間で、検出された差分電流
(検知信号)に判別可能な差が生じたことを確認するこ
とができる。ここでは周波数が高くなるにつれて被検査
物の表面の態様に近づくことを示している。
【0053】次に、他の実験例について説明する。図
5、図6、図7は本実施例による他の実験例による位相
と振幅を示す波形図である。この実験では、発振部20
により発振される周波数を20kHzとし、印加される
電圧を5Vとする。
【0054】図5には、形成されている交流磁場に被検
査物を配置していない場合の基準波形が示されている。
この基準波形では、位相が0°となり、振幅が280m
Vとなっている。図6には、第1の被検査物(アルミニ
ウム,厚さ2mm)を交流磁場に配置させた場合の波形
が示されている。この波形によれば、位相が20°ず
れ、振幅が0.32Vに変動する。そして、図7には、
第2の被検査物(鋼板:SPCC,厚さ2mm)を交流
磁場に配置させた場合の波形が示されている。この波形
によれば、位相が50°ずれ、振幅が0.72Vに変動
する。以上の3つの波形は、図3に示したセレクタ回路
56により合成信号が選択された場合に表示部30で得
られる出力である。
【0055】この検査結果から被検査物の態様を認識す
る方法について説明する。図8は図6に示した波形をも
つ被検査物に欠陥が存在した場合の位相と振幅を示す波
形図である。図8には、前述の第1の被検査物と同種、
同サイズの被検査物による波形が示されており、この波
形はCで示した部位に欠陥があることを示す。図5に示
した基準波形が何も被検査物を配置していない状態、す
なわち、被検査物にクラックやホールが存在した箇所の
波形に対応することから、図8に示した波形は、図6に
示した波形に図5に示した基準波形が加味された形とみ
なすことができる。
【0056】例えば、外部装置40等の解析装置でディ
ジタル処理を施し、数値表示させることで、具体的に欠
陥の正体(大きさ、位置、種類など)を知ることができ
る。このように、上記の2つの実験において、周波数の
変動に応じて得られる位相と振幅の特性が被検査物の物
性および構造的な条件によって異なるパターンを呈する
ことを利用して、導電性をもつ被検査物について、位相
と振幅の大きさや位置を溶接部のクラックやピンホール
等の大きさや位置、種類に置き換えて欠陥(内部異常)
を検査したり、炭素含有量の相違や材質を位相と振幅に
置き換えて被検査物の種類を判別したりすることができ
る。そこで、本実施例による電磁誘導型検査装置1によ
り得ることのできる合成信号には、磁気特性と電気特性
とを備えた信号のため、その値を被検査物の密度として
利用しても良い。
【0057】この電磁誘導型検査は、自動車のエンジン
ブロックの検査等のように、分解できない被破壊の検査
に対して高精度の検査を可能とし、上記の特性をパター
ン化しておくことで、あらゆる導電性の被検査物に適用
可能である。
【0058】以上説明したように、本実施例によれば、
センサ部10により対の交流磁場を形成して、一方の交
流磁場に被検査物を配置させて、誘導電流の変化量をセ
ンシングし、信号処理装置20により変化量から透磁率
と電気抵抗率とを検出して合成し波形等の情報を得るよ
うにした構成なので、被検査物の磁気的な特性と電気的
な特性とが電気信号として取得されるとともにこれらは
ひとつの波形等の情報として得られる。従って、導電性
の被検査物について欠陥、材質、寸法の変化などを検査
する場合、磁気的な特性と電気的な特性を含む波形等の
情報により表面だけでなく内部についても正確に、か
つ、精度高く検査することができる。
【0059】また、第1センサ11と第2センサ12と
の間は、信号線により、励磁コイル111と励磁コイル
121とを同相に、誘導コイル112と誘導コイル12
2とを逆相にして結線される構成なので、物を配置しな
い場合、各誘導コイルに生じる誘導電流は逆相関係によ
り打ち消し合ってバランスが保持される。また一方の交
流磁場に被検査物を配置した場合、上記のバランスが崩
れて、各誘導コイルに生じる誘導電流の間で差分が生じ
る。この差分が被検査物を検査する際の透磁率、電気抵
抗率を得るための情報として活用される。従って、被検
査物の材質、透磁率、表面の状態、物理的な大きさや被
検査物を検査する際の移動速度、距離に関係なく、どの
被検査物も同様の検査精度を得ることができる。
【0060】そして、センサ部10について、各センサ
の励磁コイルと誘導コイルとを同軸に設けても良く、こ
の場合、各誘導コイルでは対応する励磁コイルにより励
起された磁束の全てが鎖交して高い効率で相互インダク
タンスが起こり、大きい誘導電流が生じる。従って、交
流磁場の検出感度を向上させることができるとともに外
来ノイズを除去することができる。
【0061】さらに、透磁率を示す電気信号と電気抵抗
率を示す電気信号をそれぞれ位相と振幅のどちらか一方
に対応させ、検出された誘導電流の変化量から位相と振
幅とを検出する構成なので、波形等の情報には位相と振
幅との合成による特性が付加される。従って、位相から
透磁率を取得し、振幅から電気抵抗率を取得することが
できるとともに位相と振幅の各変化量を含む波形等の情
報から被検査物の態様を目視することができる。
【0062】そして、位相と振幅を任意の表示形式で自
由に表示させる構成なので、位相と振幅は視覚的に表現
される。従って、位相と振幅を波形や数字等の任意の表
示形式で表示させることができる。
【0063】また、交流磁場を形成するための交流電流
の周波数を調整する構成なので、被検査物の内部に対し
て磁力線が到達する深さが調整される。従って、被検査
物から欠陥のある位置を容易に認識することができる。
さらに、周波数が磁力線が到達する深さを調整できるこ
とで、センサ部10と被検査物との距離に依存されずに
検査を実施できる。これは、被検査物の形状、サイズあ
るいは検査位置等がどのような条件下であっても検査が
可能であることを示す。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、対の交流磁場を形成して、一方の交流磁場に被検
査物を配置させて、誘導電流の変化量をセンシングし、
この変化量から透磁率と電気抵抗率とを検出する構成な
ので、被検査物の磁気的な特性と電気的な特性とが電気
信号として取得されるとともにこれらはひとつの波形等
の情報として得られる。従って、導電性の被検査物につ
いて欠陥、材質、寸法の変化などを検査する場合、磁気
的な特性と電気的な特性を含む波形等の情報により表面
だけでなく内部についても正確に、かつ、精度高く検査
することができる電磁誘導型検査装置を得られる効果が
ある。
【0065】請求項2の発明によれば、第1センサに
て、第1励磁コイルの励磁により交流磁場を形成し、第
1誘導コイルにより交流磁場の大きさに応じた誘導電流
をセンシングする。同様に、第2センサでも、第2励磁
コイルにより交流磁場を形成し、第2誘導コイルにより
交流磁場の大きさに応じた誘導電流をセンシングする。
【0066】そして、第1センサと第2センサとの間
は、信号線により、第1励磁コイルと第2励磁コイルと
を同相に、第1誘導コイルと第2誘導コイルとを逆相に
して結線させる構成なので、各センサにより形成される
交流磁場に被検査物を配置しない場合、各誘導コイルに
生じる誘導電流は逆相関係により打ち消し合ってバラン
スが保持される。また一方の交流磁場に被検査物を配置
した場合、上記のバランスが崩れて、各誘導コイルに生
じる誘導電流の間で差分が生じる。この差分が被検査物
を検査する際の透磁率、電気抵抗率を得るための情報と
して活用される。
【0067】従って、請求項1の効果に加え、被検査物
の材質、透磁率、表面の状態、物理的な大きさや被検査
物を検査する際の移動速度、距離に関係なく、どの被検
査物も同様の検査精度を得ることができる電磁誘導型検
査装置を得られる効果がある。
【0068】請求項3の発明によれば、第1センサの第
1励磁コイルと第1誘導コイルとを同軸に設け、第2セ
ンサの第2励磁コイルと第2誘導コイルとを同軸に設け
た構成なので、各誘導コイルでは対応する励磁コイルに
より励起された磁束の全てが鎖交して高い効率で相互イ
ンダクタンスが起こり、大きい誘導電流が生じる。従っ
て、請求項2の発明の効果に加え、交流磁場の検出感度
を向上させることができるとともに外来ノイズを除去す
ることができる電磁誘導型検査装置を得られる効果があ
る。
【0069】請求項4の発明によれば、透磁率を示す電
気信号と電気抵抗率を示す電気信号をそれぞれ位相と振
幅のどちらか一方に対応させ、検出された誘導電流の変
化量から位相と振幅とを検出する構成なので、波形等の
情報には位相と振幅との合成による特性が付加される。
従って、請求項1の発明の効果に加え、位相から透磁率
を取得し、振幅から電気抵抗率を取得することができる
とともに位相と振幅の各変化量を含む波形等の情報から
被検査物の態様を目視することができる電磁誘導型検査
装置を得られる効果がある。
【0070】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
の効果に加え、位相と振幅を任意の表示形式で表示させ
る構成なので、位相と振幅は視覚的に表現される。従っ
て、位相と振幅を波形や数字等の任意の表示形式で表示
させることができる電磁誘導型検査装置を得られる効果
がある。
【0071】請求項6に発明によれば、交流磁場を形成
するための交流電流の周波数を調整する構成なので、被
検査物の内部に対して磁力線が到達する深さが調整され
る。従って、被検査物から欠陥のある位置を容易に認識
することができる電磁誘導型検査装置を得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電磁誘導型検査装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例によるセンサ間の結線関係を示す概略
構成図である。
【図3】図1に示した位相・振幅検出/合成部の回路構
成を示すブロック図である。
【図4】本実施例による一実験例において周波数変動に
対する振幅と位相の特性グラフを示す図である。
【図5】本実施例による他の実験例による位相と振幅を
示す波形図である。
【図6】本実施例による他の実験例による位相と振幅を
示す波形図である。
【図7】本実施例による他の実験例による位相と振幅を
示す波形図である。
【図8】図6に示した波形をもつ被検査物に欠陥が存在
した場合の位相と振幅を示す波形図である。
【図9】従来の電磁誘導型検査装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 電磁誘導型検査装置 10 センサ部(センシング手段) 11 第1センサ 12 第2センサ 20 信号処理装置 21 発振部(調整手段) 22 増幅部 23 位相・振幅検出/合成部(検知手段,合成手段) 24 スイッチ部(調整手段) 25 出力I/F 30 表示部(表示手段) 51 振幅検出回路(振幅検出手段) 52 位相検出回路(位相検出回路) 55 合成回路(合成手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流磁場に導電性の被検査物を配置させ
    て電磁誘導による交流磁場の変化を測定する電磁誘導型
    検査装置であって、 交流電流により同等の磁力線をもつ対の交流磁場を形成
    し、該対の交流磁場の内の一方に導電性の被検査物を配
    置させ、前記対の交流磁場間で電磁誘導により生じる誘
    導電流の変化量を示す電気信号をセンシングするセンシ
    ング手段と、 前記センシング手段によりセンシングされた電気信号か
    ら透磁率を示す電気信号と電気抵抗率を示す電気信号と
    を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された2つの電気信号を合成す
    る合成手段とを備えることを特徴とする電磁誘導型検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記センシング手段は、交流電流を印加
    させ励磁により交流磁場を形成する第1励磁コイルと、
    該第1励磁コイルにより形成された交流磁場の大きさに
    応じた誘導電流をセンシングする第1誘導コイルとを有
    する第1センサと、前記第1励磁コイルと同様の構成を
    有するとともに前記第1励磁コイルと同様の大きさの交
    流磁場を形成する第2励磁コイルと、前記第1誘導コイ
    ルと同様の構成を有するとともに前記第2励磁コイルに
    より形成された交流磁場の大きさに応じた誘導電流をセ
    ンシングする第2センサと、前記第1、第2センサ間
    を、前記第1励磁コイルと前記第2励磁コイルとを同相
    に、前記第1誘導コイルと前記第2誘導コイルとを逆相
    にして結線させた信号線とを有することを特徴とする請
    求項1記載の電磁誘導型検査装置。
  3. 【請求項3】 前記第1センサは前記第1励磁コイルと
    前記第1誘導コイルとを同軸に設けた構成を有し、前記
    第2センサは前記第2励磁コイルと前記第2誘導コイル
    とを同軸に設けた構成を有することを特徴とする請求項
    2記載の電磁誘導型検査装置。
  4. 【請求項4】 前記透磁率を示す電気信号と前記電気抵
    抗率を示す電気信号はそれぞれ位相と振幅のどちらか一
    方に対応し、前記検出手段は、前記センシング手段によ
    りセンシングされた電気信号から位相信号を検出する位
    相検出手段と、前記センシング手段によりセンシングさ
    れた電気信号から振幅信号を検出する振幅検出手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載の電磁誘導型検査
    装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記検出手段により検出された
    位相信号と振幅信号とを任意の表示形式で表示する表示
    手段を有することを特徴とする請求項4記載の電磁誘導
    型検査装置。
  6. 【請求項6】 さらに、交流磁場を形成するための交流
    電流の周波数を調整する調整手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の電磁誘導型検査装置。
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