JPH0854486A - 高速炉用制御棒駆動装置 - Google Patents
高速炉用制御棒駆動装置Info
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- JPH0854486A JPH0854486A JP6190410A JP19041094A JPH0854486A JP H0854486 A JPH0854486 A JP H0854486A JP 6190410 A JP6190410 A JP 6190410A JP 19041094 A JP19041094 A JP 19041094A JP H0854486 A JPH0854486 A JP H0854486A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原子炉容器の構造を簡略化した場合に、高温
環境下で原子炉のナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の
上部機構とを隔離できるシール手段を備えた高速炉用制
御棒駆動装置を提供する。 【構成】 延長管11を貫通させる原子炉容器の内外連
通部分に、内周面が延長管11の外周面を取り囲む密封
用中空部材15を設け、この密封用中空部材15の中空
部に流体を供給する配管16を接続し、密封用中空部材
15の内周部を、配管16が供給する流体圧によって膨
出してその内側に配設したシール材24を延長管11の
外周面に圧着させる薄肉構造23とした。
環境下で原子炉のナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の
上部機構とを隔離できるシール手段を備えた高速炉用制
御棒駆動装置を提供する。 【構成】 延長管11を貫通させる原子炉容器の内外連
通部分に、内周面が延長管11の外周面を取り囲む密封
用中空部材15を設け、この密封用中空部材15の中空
部に流体を供給する配管16を接続し、密封用中空部材
15の内周部を、配管16が供給する流体圧によって膨
出してその内側に配設したシール材24を延長管11の
外周面に圧着させる薄肉構造23とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速炉用制御棒駆動装置
に係り、特に原子炉容器の断熱構造の簡略化による高温
雰囲気において、延長管を貫通させる原子炉容器の内外
連通部分のシールが可能な高速炉用制御棒駆動装置に関
する。
に係り、特に原子炉容器の断熱構造の簡略化による高温
雰囲気において、延長管を貫通させる原子炉容器の内外
連通部分のシールが可能な高速炉用制御棒駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】核連鎖反応に必要な核分裂性物質を、核
原料物質に高速中性子を吸収させることによって増殖さ
せる高速増殖炉(以下高速炉と略称する)においては、
中性子を吸収する材料からなる制御棒を炉心に挿入ある
いは抜出すことによって炉心の反応速度を制御してい
る。
原料物質に高速中性子を吸収させることによって増殖さ
せる高速増殖炉(以下高速炉と略称する)においては、
中性子を吸収する材料からなる制御棒を炉心に挿入ある
いは抜出すことによって炉心の反応速度を制御してい
る。
【0003】この制御棒はラッパ管内に植設した複数本
の吸収ピンの上下端部を格子板によって支持したもの
で、ラッパ管の上部には掴み部が形成されている。この
制御棒は原子炉容器の上部から吊り下げられた延長管の
下端部に把持され、炉心領域で挿入したり、引き抜いた
りして中性子の吸収量を変化させる。
の吸収ピンの上下端部を格子板によって支持したもの
で、ラッパ管の上部には掴み部が形成されている。この
制御棒は原子炉容器の上部から吊り下げられた延長管の
下端部に把持され、炉心領域で挿入したり、引き抜いた
りして中性子の吸収量を変化させる。
【0004】炉心で異常事態が発生した場合は、炉心内
に制御棒を急速に挿入して核反応を停止させる。この炉
心への制御棒の急速な挿入は、制御棒駆動装置の動作、
あるいは重力の作用により行う。制御棒駆動装置は、原
子炉の燃料交換時に安全のために制御棒を炉心領域に完
全に挿入し、その状態で制御棒を切り離して炉上部機構
を移動させられるように構成されなければならない。
に制御棒を急速に挿入して核反応を停止させる。この炉
心への制御棒の急速な挿入は、制御棒駆動装置の動作、
あるいは重力の作用により行う。制御棒駆動装置は、原
子炉の燃料交換時に安全のために制御棒を炉心領域に完
全に挿入し、その状態で制御棒を切り離して炉上部機構
を移動させられるように構成されなければならない。
【0005】上記制御棒の挿入、引き抜き、切り離し等
を行う制御棒駆動装置としては、従来から種々の形式の
ものが提案されており、以下にその一例を説明する。
を行う制御棒駆動装置としては、従来から種々の形式の
ものが提案されており、以下にその一例を説明する。
【0006】図4は、従来の制御棒駆動装置を制御棒お
よび炉心を含めて示している。
よび炉心を含めて示している。
【0007】図4において、原子力圧力容器の上部開口
を閉塞する遮蔽プラグ31の貫通孔32には、円筒状の
上部案内管33が挿着されている。この上部案内管33
は、フランジ部33aで遮蔽プラグ31に固定されてい
る。上部案内管33の上部はハウジング34に接続さ
れ、ハウジング34の内部にはモータ35が取り付けら
れている。
を閉塞する遮蔽プラグ31の貫通孔32には、円筒状の
上部案内管33が挿着されている。この上部案内管33
は、フランジ部33aで遮蔽プラグ31に固定されてい
る。上部案内管33の上部はハウジング34に接続さ
れ、ハウジング34の内部にはモータ35が取り付けら
れている。
【0008】上部案内管33の下端部は、原子炉容器内
の液体ナトリウム36内に没入しており、その内部には
延長管37が挿入されている。延長管37の上端部は連
結・切離しを行う上部連結機構部38に連結され、この
上部連結機構部38の上部にはナット用連結部材39が
固定されている。ナット用連結部材39上には複数のナ
ット40が固定されており、各ナット40にはモータ3
5によって回転駆動されるスクリューネジ41がねじ込
まれている。
の液体ナトリウム36内に没入しており、その内部には
延長管37が挿入されている。延長管37の上端部は連
結・切離しを行う上部連結機構部38に連結され、この
上部連結機構部38の上部にはナット用連結部材39が
固定されている。ナット用連結部材39上には複数のナ
ット40が固定されており、各ナット40にはモータ3
5によって回転駆動されるスクリューネジ41がねじ込
まれている。
【0009】延長管37の下端部は下部結合機構部42
を介して炉心43内に植設された下部案内管44内の制
御棒45上部のハンドリングヘッド46と機械的に連結
されている。
を介して炉心43内に植設された下部案内管44内の制
御棒45上部のハンドリングヘッド46と機械的に連結
されている。
【0010】上記構成により、モータ35を回転する
と、スクリューネジ41が回転し、ナット40とナット
用連結部材39が上下に移動し、これに接続した延長管
37と制御棒45も一体となって上下に移動する。この
延長管37の上下動を許容し、かつ、原子炉容器用のナ
トリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離す
るために貫通孔32近傍の上部案内管33内にメカニカ
ルシール47が設けられている。メカニカルシール47
は、密封すべき隙間にフッ素ゴム等のシール材を圧縮し
た状態で挿入したものである。このメカニカルシール4
7の下段には、延長管37の表面に付着したナトリウム
がシール部へ進入するのを防止するスクレーパー48が
設けられている。
と、スクリューネジ41が回転し、ナット40とナット
用連結部材39が上下に移動し、これに接続した延長管
37と制御棒45も一体となって上下に移動する。この
延長管37の上下動を許容し、かつ、原子炉容器用のナ
トリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離す
るために貫通孔32近傍の上部案内管33内にメカニカ
ルシール47が設けられている。メカニカルシール47
は、密封すべき隙間にフッ素ゴム等のシール材を圧縮し
た状態で挿入したものである。このメカニカルシール4
7の下段には、延長管37の表面に付着したナトリウム
がシール部へ進入するのを防止するスクレーパー48が
設けられている。
【0011】また、図示しないが遮蔽プラグ31には、
炉心の熱がメカニカルシール47およびその上方の制御
棒駆動装置の上部機構等に伝わるのを防止する複雑な断
熱構造が備えられている。
炉心の熱がメカニカルシール47およびその上方の制御
棒駆動装置の上部機構等に伝わるのを防止する複雑な断
熱構造が備えられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の制御棒、駆
動装置を含む高速炉の構造では、回転プラグの構造が複
雑であり、その構造の複雑さと重量増加によって高速炉
全体の建設費が高騰せざるを得なかった。このため、回
転プラグそのものを省略し、原子炉容器の上部を鏡板と
し、制御棒駆動装置および燃料交換機を鏡板に貫設する
ことが試みられていた。
動装置を含む高速炉の構造では、回転プラグの構造が複
雑であり、その構造の複雑さと重量増加によって高速炉
全体の建設費が高騰せざるを得なかった。このため、回
転プラグそのものを省略し、原子炉容器の上部を鏡板と
し、制御棒駆動装置および燃料交換機を鏡板に貫設する
ことが試みられていた。
【0013】しかし、このように原子力圧力容器の鏡板
に原子炉制御用の主要機器を取り付けて高速炉の構造を
単純化すると、従来回転プラグに設けられていた断熱構
造が簡略化されるために、制御棒駆動装置の上部構造の
スクリューネジ、連結構造部、メカニカルシール等の機
器・部材は、高温環境にさらされることになる。この温
度上昇は従来の使用温度が150℃前後であったのに対
して約600℃の高温に達することが予想される。
に原子炉制御用の主要機器を取り付けて高速炉の構造を
単純化すると、従来回転プラグに設けられていた断熱構
造が簡略化されるために、制御棒駆動装置の上部構造の
スクリューネジ、連結構造部、メカニカルシール等の機
器・部材は、高温環境にさらされることになる。この温
度上昇は従来の使用温度が150℃前後であったのに対
して約600℃の高温に達することが予想される。
【0014】上記高温の雰囲気下では、従来の制御棒駆
動装置のままでは使用できないものもある。特に原子炉
容器内のナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構
とを隔離しているメカニカルシールは、従来はシール材
としてフッ素系ゴムを使用していたが、フッ素系ゴムの
最高使用温度は約200℃程度であるので、600℃近
傍の高温では、弾性あるいは耐圧性を失って、シール面
の面圧が低下し、あるいは膨張して延長管を過度に締め
付けてその上下動を妨げてしまう問題があった。
動装置のままでは使用できないものもある。特に原子炉
容器内のナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構
とを隔離しているメカニカルシールは、従来はシール材
としてフッ素系ゴムを使用していたが、フッ素系ゴムの
最高使用温度は約200℃程度であるので、600℃近
傍の高温では、弾性あるいは耐圧性を失って、シール面
の面圧が低下し、あるいは膨張して延長管を過度に締め
付けてその上下動を妨げてしまう問題があった。
【0015】そこで、本発明の目的は、上記従来の高速
炉用制御棒駆動装置の課題を解決し、原子炉容器の構造
を簡略化した場合に、高温環境下で原子炉のナトリウム
雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離できるシー
ル手段を備えた高速炉用制御棒駆動装置を提供すること
にある。
炉用制御棒駆動装置の課題を解決し、原子炉容器の構造
を簡略化した場合に、高温環境下で原子炉のナトリウム
雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離できるシー
ル手段を備えた高速炉用制御棒駆動装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1に係る高速炉用制御棒駆動装置は、上
端部が駆動手段に接続され、下端部が切り離し自在な結
合手段を介して制御棒に接続された延長管によって制御
棒を炉心に挿入あるいは抜出しする高速炉用制御棒駆動
装置において、前記延長管を貫通させる原子炉容器の内
外連通部分に、内周面が前記延長管の外周面を取り囲む
円環状の密封用中空部材を設け、この密封用中空部材の
中空部に流体を供給する配管を接続し、前記密封用中空
部材の内周部を、前記配管が供給する流体圧によって膨
出してその内側に配設したシール材を前記延長管の外周
面に圧着させる薄肉構造としたことを特徴とするもので
ある。
に、本願請求項1に係る高速炉用制御棒駆動装置は、上
端部が駆動手段に接続され、下端部が切り離し自在な結
合手段を介して制御棒に接続された延長管によって制御
棒を炉心に挿入あるいは抜出しする高速炉用制御棒駆動
装置において、前記延長管を貫通させる原子炉容器の内
外連通部分に、内周面が前記延長管の外周面を取り囲む
円環状の密封用中空部材を設け、この密封用中空部材の
中空部に流体を供給する配管を接続し、前記密封用中空
部材の内周部を、前記配管が供給する流体圧によって膨
出してその内側に配設したシール材を前記延長管の外周
面に圧着させる薄肉構造としたことを特徴とするもので
ある。
【0017】本願請求項2に係る高速炉用制御棒駆動装
置は請求項1の制御棒駆動装置において、前記配管を外
部の流体供給源に接続し、その一部に前記密封用中空部
材の中空部の流体圧力を検出する圧力検出手段と、前記
流体圧力を調整する圧力調節用弁とを設け、前記圧力検
出手段が検出した圧力と前記圧力調節用弁の開閉とによ
って前記密封用中空部材の延長管への締付力を制御可能
に構成したことを特徴とするものである。
置は請求項1の制御棒駆動装置において、前記配管を外
部の流体供給源に接続し、その一部に前記密封用中空部
材の中空部の流体圧力を検出する圧力検出手段と、前記
流体圧力を調整する圧力調節用弁とを設け、前記圧力検
出手段が検出した圧力と前記圧力調節用弁の開閉とによ
って前記密封用中空部材の延長管への締付力を制御可能
に構成したことを特徴とするものである。
【0018】本願請求項3に係る高速炉用制御棒駆動装
置は、請求項1または請求項2の制御棒駆動装置におい
て、前記駆動手段はモータからなり、このモータと、該
モータによって回転駆動されるスクリューネジと、前記
スクリューネジに螺合され、前記延長管に直接的あるい
は間接的に固定されたナットとからなる駆動部を備えて
いることを特徴とするものである。
置は、請求項1または請求項2の制御棒駆動装置におい
て、前記駆動手段はモータからなり、このモータと、該
モータによって回転駆動されるスクリューネジと、前記
スクリューネジに螺合され、前記延長管に直接的あるい
は間接的に固定されたナットとからなる駆動部を備えて
いることを特徴とするものである。
【0019】
【作用】本願請求項1の高速炉用制御棒駆動装置は延長
管を貫通させるための原子炉容器の内外連通部分に、内
周面が延長管の外周面を取り囲む円環状の密封用中空部
材を備えており、この密封用中空部材は、内周部が流体
圧によって膨出する薄肉構造となっているので、高温環
境の使用時では中空部材内部の流体圧を調節ることによ
り、その内周面がシール材を介して延長管の外周面を圧
縮し、これによって高温環境下でシールのための十分な
面圧を得るとともに延長管の上下動を許容する最適な締
付力を得ることができる。
管を貫通させるための原子炉容器の内外連通部分に、内
周面が延長管の外周面を取り囲む円環状の密封用中空部
材を備えており、この密封用中空部材は、内周部が流体
圧によって膨出する薄肉構造となっているので、高温環
境の使用時では中空部材内部の流体圧を調節ることによ
り、その内周面がシール材を介して延長管の外周面を圧
縮し、これによって高温環境下でシールのための十分な
面圧を得るとともに延長管の上下動を許容する最適な締
付力を得ることができる。
【0020】本願請求項2の高速炉用制御棒駆動装置に
よれば、上記請求項1の高速炉用制御棒駆動装置の構成
の他に、密封用中空部材への流体の供給を調節する圧力
調節用弁と密封用中空部材の内部の流体圧力を検出する
圧力検出手段を備えているので、請求項1の制御棒駆動
装置の作用の他に、上記圧力検出手段によって流体圧力
を検出しながら圧力調節用弁を開閉制御することによ
り、密封用中空部材の延長管への締付力を調節すること
ができる。これにより、延長管の上下動時および停止時
にそれぞれ最適な面圧によって原子炉容器内のナトリウ
ム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離すること
ができる。
よれば、上記請求項1の高速炉用制御棒駆動装置の構成
の他に、密封用中空部材への流体の供給を調節する圧力
調節用弁と密封用中空部材の内部の流体圧力を検出する
圧力検出手段を備えているので、請求項1の制御棒駆動
装置の作用の他に、上記圧力検出手段によって流体圧力
を検出しながら圧力調節用弁を開閉制御することによ
り、密封用中空部材の延長管への締付力を調節すること
ができる。これにより、延長管の上下動時および停止時
にそれぞれ最適な面圧によって原子炉容器内のナトリウ
ム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離すること
ができる。
【0021】本願請求項3の高速炉用制御棒駆動装置は
上記請求項1または請求項2の制御棒駆動装置におい
て、モータと、このモータによって回転駆動されるスク
リューネジと、スクリューネジと螺合され、延長管に固
定されたナットとからなる駆動部を有しているので、モ
ータの回転をスクリューネジとナットを介して延長管の
上下動作に変換することができる。
上記請求項1または請求項2の制御棒駆動装置におい
て、モータと、このモータによって回転駆動されるスク
リューネジと、スクリューネジと螺合され、延長管に固
定されたナットとからなる駆動部を有しているので、モ
ータの回転をスクリューネジとナットを介して延長管の
上下動作に変換することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明による高速炉用制御棒駆動装置
の一実施例について説明する。
の一実施例について説明する。
【0023】図1は、実施例の高速炉用制御棒駆動装置
の構成を炉心および制御棒を含めて示している。図1に
おいて、符号1は原子炉容器の上部鏡板を示しており、
この上部鏡板1には本実施例の制御棒駆動装置を貫設す
るための貫通孔2が設けられている。貫通孔2には、下
端部が原子炉容器の液体ナトリウム3に没入する円筒状
上部案内管4が固定されている。上部案内管4の上部の
ハウジング5の内部には、後述する制御棒駆動用のモー
タ6が設置されている。このモータ6の駆動軸はギヤ等
の動力伝達手段を介して複数本のスクリューネジ7に連
結されている。これらのスクリューネジ7は共通のナッ
ト用連結部材8上に固定されたナット9にそれぞれ螺入
されている。ナット用連結部材8の下端部は、連結ある
いは切離し動作を行う上部連結機構部10を介して延長
管11に接続されている。延長管11は、上部案内管4
の内部で上部連結機構10から吊り下げられ、その下端
部は切離し動作を行う下部結合機構部12を介して制御
棒13のハンドリングヘッド14に接続されている。
の構成を炉心および制御棒を含めて示している。図1に
おいて、符号1は原子炉容器の上部鏡板を示しており、
この上部鏡板1には本実施例の制御棒駆動装置を貫設す
るための貫通孔2が設けられている。貫通孔2には、下
端部が原子炉容器の液体ナトリウム3に没入する円筒状
上部案内管4が固定されている。上部案内管4の上部の
ハウジング5の内部には、後述する制御棒駆動用のモー
タ6が設置されている。このモータ6の駆動軸はギヤ等
の動力伝達手段を介して複数本のスクリューネジ7に連
結されている。これらのスクリューネジ7は共通のナッ
ト用連結部材8上に固定されたナット9にそれぞれ螺入
されている。ナット用連結部材8の下端部は、連結ある
いは切離し動作を行う上部連結機構部10を介して延長
管11に接続されている。延長管11は、上部案内管4
の内部で上部連結機構10から吊り下げられ、その下端
部は切離し動作を行う下部結合機構部12を介して制御
棒13のハンドリングヘッド14に接続されている。
【0024】延長管11の長さ方向の一点には、延長管
11と上部案内管4の間の空隙を封止して原子炉容器の
ナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離
する円環状の密封用中空部材15が設けられている。こ
の中空部材15の中空部は配管16を介して外部のガス
供給源17に連通されている。配管16には、中空部材
15の内部の流体圧を検出する圧力計18と圧力調節用
の弁19とが設けられている。
11と上部案内管4の間の空隙を封止して原子炉容器の
ナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構とを隔離
する円環状の密封用中空部材15が設けられている。こ
の中空部材15の中空部は配管16を介して外部のガス
供給源17に連通されている。配管16には、中空部材
15の内部の流体圧を検出する圧力計18と圧力調節用
の弁19とが設けられている。
【0025】密封用中空部材15の下方の延長管11に
付着したナトリウムベーパ等を取り除いて、中空部材1
1のシール部へナトリウムが進入するのを防止するスク
レーパ20が取り付けられている。
付着したナトリウムベーパ等を取り除いて、中空部材1
1のシール部へナトリウムが進入するのを防止するスク
レーパ20が取り付けられている。
【0026】制御棒13はハンドリングヘッド14で下
部結合機構部12に結合され、炉心21内に植設された
下部案内管22の内部を上下に移動可能に吊り下げられ
ている。
部結合機構部12に結合され、炉心21内に植設された
下部案内管22の内部を上下に移動可能に吊り下げられ
ている。
【0027】上記構成の制御棒駆動装置において、駆動
部のモータ6を回転させると、スクリューネジ7が回転
してこれに螺合したナット9とナット用連結部材8を上
下に移動させる。ナット9とナット用連結部材8が上下
動することにより、これに連結された延長管11と制御
棒13が一体となって上下に移動する。炉心21の反応
度を抑制するときは、制御棒13を炉心21に挿入し、
反対に炉心21の反応度を増大させるときは、炉心21
から制御棒13を抜き出す方向にモータ6の回転を制御
することにより、原子炉の出力を制御することができ
る。
部のモータ6を回転させると、スクリューネジ7が回転
してこれに螺合したナット9とナット用連結部材8を上
下に移動させる。ナット9とナット用連結部材8が上下
動することにより、これに連結された延長管11と制御
棒13が一体となって上下に移動する。炉心21の反応
度を抑制するときは、制御棒13を炉心21に挿入し、
反対に炉心21の反応度を増大させるときは、炉心21
から制御棒13を抜き出す方向にモータ6の回転を制御
することにより、原子炉の出力を制御することができ
る。
【0028】また、緊急に炉の停止を行う場合には、下
部結合機構部12を切り離し、重力の作用によって制御
棒13を炉心21に挿入する。このような制御棒13の
運転操作において、密封用中空部材15は、高温環境下
で所定のシール面圧を保って原子炉のナトリウム雰囲気
と制御棒駆動装置の上部機構あるいは原子炉容器の外側
領域とを隔離しなければならない。以下に密封用中空部
材15の構成とその作用について詳しく説明する。
部結合機構部12を切り離し、重力の作用によって制御
棒13を炉心21に挿入する。このような制御棒13の
運転操作において、密封用中空部材15は、高温環境下
で所定のシール面圧を保って原子炉のナトリウム雰囲気
と制御棒駆動装置の上部機構あるいは原子炉容器の外側
領域とを隔離しなければならない。以下に密封用中空部
材15の構成とその作用について詳しく説明する。
【0029】図2は、密封用中空部材15の縦断面を拡
大して示している。図に示すように、密封用中空部材1
5は全体としてリング形状に形成され、円環部内側は中
空構造をなし、リング中央の穴には延長管11が貫通し
ている。リング中央の延長管11に面している部分は薄
肉構造23を有しており、その薄肉構造23と延長管1
1の間の空間部には、高温雰囲気で使用可能な膨張黒鉛
などを材料とするシール材24が挿入されている。この
シール材24は延長管11が上下動しても抜け出さない
ようにねじ25と押え治具26によって固定されてい
る。また、先に説明したように中空部材15の中空部
は、配管16を介して図示しない外部のガス供給源17
に連通され、配管16を通してガスを圧入可能に構成さ
れている。
大して示している。図に示すように、密封用中空部材1
5は全体としてリング形状に形成され、円環部内側は中
空構造をなし、リング中央の穴には延長管11が貫通し
ている。リング中央の延長管11に面している部分は薄
肉構造23を有しており、その薄肉構造23と延長管1
1の間の空間部には、高温雰囲気で使用可能な膨張黒鉛
などを材料とするシール材24が挿入されている。この
シール材24は延長管11が上下動しても抜け出さない
ようにねじ25と押え治具26によって固定されてい
る。また、先に説明したように中空部材15の中空部
は、配管16を介して図示しない外部のガス供給源17
に連通され、配管16を通してガスを圧入可能に構成さ
れている。
【0030】上記密封用中空部材15の中空部に配管1
6からガスを圧入すると、中空部材15の薄肉構造23
は図3に示したように内側に膨出する。この変形によ
り、シール材24は延長管11の外周面に押し付けら
れ、この面圧によって延長管11と上部案内管4の間の
空隙を密封する。
6からガスを圧入すると、中空部材15の薄肉構造23
は図3に示したように内側に膨出する。この変形によ
り、シール材24は延長管11の外周面に押し付けら
れ、この面圧によって延長管11と上部案内管4の間の
空隙を密封する。
【0031】この場合、中空部材15内部のガス圧力が
大きすぎると延長管11に対する締付力が大きくなりす
ぎて延長管11が上下動作できなくなることがある。こ
のような不具合を防止するために、中空部材15へのガ
スの負荷圧力を圧力計18によって計測し、目標設定圧
に達すると圧力調節用弁19を自動的に閉じるように制
御を行うことにより、延長管11の上下動作時のシール
に発生する摺動抵抗とリーク量を最適に制御することが
できる。さらに、ガス供給源17が圧力低下したときに
圧力調節用弁19が直ちに閉じるように制御することに
より、ガス供給源17が故障等した場合でも、中空部材
15内のガス圧が保持され、密封のためのシール面圧を
維持することができる。
大きすぎると延長管11に対する締付力が大きくなりす
ぎて延長管11が上下動作できなくなることがある。こ
のような不具合を防止するために、中空部材15へのガ
スの負荷圧力を圧力計18によって計測し、目標設定圧
に達すると圧力調節用弁19を自動的に閉じるように制
御を行うことにより、延長管11の上下動作時のシール
に発生する摺動抵抗とリーク量を最適に制御することが
できる。さらに、ガス供給源17が圧力低下したときに
圧力調節用弁19が直ちに閉じるように制御することに
より、ガス供給源17が故障等した場合でも、中空部材
15内のガス圧が保持され、密封のためのシール面圧を
維持することができる。
【0032】上記中空部材の中空部に供給する流体とし
ては、アルゴンや窒素等の不活性ガスの他、耐熱油や液
体金属等の液体を用いることができる。液体を使用する
場合、ガス供給源17の代わりに、液体を貯蔵して一定
の圧力の流体を供給する流体貯蔵設備を用いることがで
きる。このような流体貯蔵設備を使用すれば、中空部材
15に供給する流体の圧力が常に一定に保持され、機械
の故障によって低下することがない。
ては、アルゴンや窒素等の不活性ガスの他、耐熱油や液
体金属等の液体を用いることができる。液体を使用する
場合、ガス供給源17の代わりに、液体を貯蔵して一定
の圧力の流体を供給する流体貯蔵設備を用いることがで
きる。このような流体貯蔵設備を使用すれば、中空部材
15に供給する流体の圧力が常に一定に保持され、機械
の故障によって低下することがない。
【0033】なお、上記中空部材15の構造部材とし
て、耐高温性にすぐれたインコネル718等のニッケル
合金を用いることができる。また、上記圧力計18は、
アナログ式の圧力計の他デジタル式の圧力検出センサー
を用いてよいことは説明するまでもない。
て、耐高温性にすぐれたインコネル718等のニッケル
合金を用いることができる。また、上記圧力計18は、
アナログ式の圧力計の他デジタル式の圧力検出センサー
を用いてよいことは説明するまでもない。
【0034】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よる高速炉用制御棒駆動装置は、内部に供給された流体
の圧力によって内周面が膨出してシール材を延長管の表
面に押し付ける密封用中空部材を用いて原子炉容器内の
ナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構あるいは
原子炉容器の外部領域とを隔離しているので、原子炉容
器の構造を簡略してシール部を高温環境下で使用しなけ
ればならない場合でも、中空部材内の流体圧力を調節す
ることにより、シール部の摺動抵抗とリーク量を最適な
状態になるように外部から容易に調整することができ
る。
よる高速炉用制御棒駆動装置は、内部に供給された流体
の圧力によって内周面が膨出してシール材を延長管の表
面に押し付ける密封用中空部材を用いて原子炉容器内の
ナトリウム雰囲気と制御棒駆動装置の上部機構あるいは
原子炉容器の外部領域とを隔離しているので、原子炉容
器の構造を簡略してシール部を高温環境下で使用しなけ
ればならない場合でも、中空部材内の流体圧力を調節す
ることにより、シール部の摺動抵抗とリーク量を最適な
状態になるように外部から容易に調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高速炉用制御棒駆動装置の全体構成を
示した縦断面図。
示した縦断面図。
【図2】本発明の高速炉用制御棒駆動装置の密封用中空
部材を拡大して示した縦断面図。
部材を拡大して示した縦断面図。
【図3】密封用中空部材の内周部が内部圧力によって膨
出してシール材を延長管外周面に圧着した状態を示した
縦断面図。
出してシール材を延長管外周面に圧着した状態を示した
縦断面図。
【図4】従来の高速炉用制御棒駆動装置の全体構成を示
した縦断面図。
した縦断面図。
4 上部案内管 6 モータ 7 スクリューネジ 8 ナット用連結部材 9 ナット 10 上部連結機構部 11 延長管 12 下部結合機構部 13 制御棒 15 密封用中空部材 16 配管 17 ガス供給源 18 圧力計 19 圧力調節用弁 21 炉心 23 薄肉構造 24 シール材
Claims (3)
- 【請求項1】上端部が駆動手段に接続され、下端部が切
り離し自在な結合手段を介して制御棒に接続された延長
管によって制御棒を炉心に挿入あるいは抜出しする高速
炉用制御棒駆動装置において、 前記延長管を貫通させる原子炉容器の内外連通部分に、
内周面が前記延長管の外周面を取り囲む円環状の密封用
中空部材を設け、この密封用中空部材の中空部に流体を
供給する配管を接続し、前記密封用中空部材の内周部
を、前記配管が供給する流体圧によって膨出してその内
側に配設したシール材を前記延長管の外周面に圧着させ
る薄肉構造としたことを特徴とする高速炉用制御棒駆動
装置。 - 【請求項2】前記配管を外部の流体供給源に接続し、そ
の一部に前記密封用中空部材の中空部の流体圧力を検出
する圧力検出手段と、前記流体圧力を調整する圧力調節
用弁とを設け、前記圧力検出手段が検出した圧力と前記
圧力調節用弁の開閉とによって前記密封用中空部材の延
長管への締付力を制御可能に構成したことを特徴とする
請求項1記載の高速炉用制御棒駆動装置。 - 【請求項3】前記駆動手段はモータからなり、このモー
タと、該モータによって回転駆動されるスクリューネジ
と、前記スクリューネジに螺合され、前記延長管に直接
的あるいは間接的に固定されたナットとからなる駆動部
を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の高速炉用制御棒駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190410A JPH0854486A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 高速炉用制御棒駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190410A JPH0854486A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 高速炉用制御棒駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0854486A true JPH0854486A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16257684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6190410A Pending JPH0854486A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 高速炉用制御棒駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0854486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120913903A (zh) * | 2025-07-23 | 2025-11-07 | 北京质信捷机电设备有限公司 | 一种高温堆控制棒动力结构用实验检测装置 |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6190410A patent/JPH0854486A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120913903A (zh) * | 2025-07-23 | 2025-11-07 | 北京质信捷机电设备有限公司 | 一种高温堆控制棒动力结构用实验检测装置 |
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