JPH10148691A - 原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置 - Google Patents

原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置

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JPH10148691A
JPH10148691A JP8308154A JP30815496A JPH10148691A JP H10148691 A JPH10148691 A JP H10148691A JP 8308154 A JP8308154 A JP 8308154A JP 30815496 A JP30815496 A JP 30815496A JP H10148691 A JPH10148691 A JP H10148691A
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JP
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plug
nozzle
pressure vessel
reactor pressure
nozzle plug
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JP8308154A
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Kazuo Sakamaki
和雄 酒巻
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30—Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】圧力容器ノズル外部の配管類の補修および点検
を行う場合、ノズル内面部を閉塞し、炉水を抜かずに行
う。 【解決手段】原子炉圧力容器2の側部に水平方向に固定
されるノズル9a,9bにプラグ挿入装置13でノズル
プラグ30を挿入してノズル9a,9b内部を閉止す
る。プラグ挿入装置13は、吊りワイヤ14が係止され
る係止部材28と、ノズルプラグ30を着脱自在に固定
するプラグ固定具23と、ノズルプラグ30を固定した
プラグ固定具23をノズルプラグ30の挿入方向に移動
させるプラグ移動手段15とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉
(以下、BWRという。)の使用期間中、原子炉圧力容
器(以下、RPVという。)に設けられる圧力容器ノズ
ル内部を閉塞することで、ノズル外部の配管類の補修お
よび点検を可能とした原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BWRは、例えば図10に示すように構
成されたものがある。図10に示すように、原子炉1は
密閉された円筒状のRPV2がその長手方向に直立して
設置され、このRPV2内には上部から蒸気乾燥器3、
気水分離器4、燃料集合体5,5…、制御棒6,6…お
よび制御棒駆動機構(CRD)7,7…が配置されて構
成される。
【0003】燃料集合体5は、その内部に二酸化ウラン
が封入された柱状部材であり、これらがその長手方向に
互いに所定の間隔をおいて配列されている。燃料集合体
5の隙間には、その長手方向に移動自在の制御棒6,6
…が挿入され、これら制御棒6,6…はロッド7a,7
a…を介してRPV2の下部に設けられた制御棒駆動機
構7,7…により上下方向に移動できるように構成され
ている。
【0004】RPV2内には、燃料集合体5,5…の上
方までに水8が満たされており、この水8は原子炉1の
減速材および冷却材の機能を有している。また、RPV
2の側壁には、水8の水位を計装するための水位計装ノ
ズル9a,9bが設けられ、これらの水位計装ノズル9
a,9bは原子炉運転中の水位を常に監視し、原子炉の
安全な運転を維持している。
【0005】そして、燃料集合体5,5…の二酸化ウラ
ンの核分裂によって発生した熱は水8に伝達される。こ
の水8は沸騰し、気水分離器4で水蒸気と水に分離さ
れ、蒸気乾燥器3で乾燥された後、主蒸気出口ノズル2
aを経て図示しないタービンに送られる。
【0006】また、炉心に対し制御棒6を制御棒駆動機
構7により挿入、引抜きを行うことで、制御棒6は核分
裂によって原子炉1の出力を制御している。制御棒駆動
機構7は、RPV2の下部から貫通して延びた円筒状の
ハウジング(圧力貫通ハウジング)7b内に設けられた
ロッド7aの液圧により上下移動される。
【0007】図11は図10の水位計装ノズルを示す拡
大断面図である。図11に示すように、RPV2の内面
にステンレス鋼肉盛(バタリング)10が溶接により形
成されている。各水位計装ノズル9a,9bは、RPV
2に対して通常、耐熱、耐食合金である溶接部材11で
溶接して取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水位計装ノ
ズル9a,9bなどのRPV2の壁面に設けられたノズ
ル外部の配管類に何等かの原因により不具合が発生した
場合、早期に補修および点検しないと、応力腐食割れが
進展して損傷する場合が想定される。この応力腐食割れ
が生じると、RPV2内の炉水がリークするおそれがあ
り、好ましくない問題点がある。
【0009】また、各水位計装ノズル9a,9bは、R
PV2における水面下の数十メートルの位置に設置され
ているため、点検および補修作業が極めて困難であっ
た。
【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、圧力容器ノズル外部の配管類の補修および点検
を行う場合、ノズル内面部を閉塞し、炉水を抜かずに行
うことのできる原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、原子炉圧力容器の側部に
水平方向に固定されるノズルにプラグ挿入装置でノズル
プラグを挿入して前記ノズル内部を閉止する原子炉圧力
容器ノズルプラグ取扱装置であって、前記プラグ挿入装
置は、吊りワイヤが係止される係止部材と、前記ノズル
プラグを着脱自在に固定するプラグ固定具と、前記ノズ
ルプラグを固定したプラグ固定具を前記ノズルプラグの
挿入方向に移動させるプラグ移動手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】請求項2は、原子炉圧力容器の側部に水平
方向に固定されるノズルがノズルプラグで閉止され、こ
のノズルプラグを引き抜くプラグ取外し装置を有する原
子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置であって、前記プラ
グ取外し装置は、吊りワイヤが係止される係止部材と、
前記ノズルプラグを着脱自在に固定するプラグ固定具
と、前記ノズルプラグを固定したプラグ固定具を前記ノ
ズルプラグの引抜き方向に移動させるプラグ移動手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3は、請求項1または2記載のプラ
グ移動手段がロッドレスシリンダであることを特徴とす
る。
【0014】請求項4は、請求項1または2記載のノズ
ルプラグがノズル挿入部の軸方向に沿って異なった複数
のシール部材が取り付けられたことを特徴とする。
【0015】請求項5は、請求項2または3記載の原子
炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置において、ノズルから
ノズルプラグを引き抜く際、ロッドレスシリンダを駆動
させてそのピストン部を原子炉圧力容器の内壁面に押し
付け、その反力にて前記ノズルプラグを引き抜くことを
特徴とする。
【0016】請求項6は、請求項3記載のロッドレスシ
リンダが水圧の供給で駆動することを特徴とする。
【0017】請求項7は、原子炉圧力容器の側部に水平
方向に固定されるノズルにプラグ挿入装置でノズルプラ
グを挿入して前記ノズル内部を閉止する原子炉圧力容器
ノズルプラグ取扱装置であって、前記原子炉圧力容器に
設置され炉心を収納したシュラウドの外壁面に、このシ
ュラウドの外径と同心円の円弧に形成された円弧板と、
この円弧板の底部に固定された底板とを備え、放射線量
を遮蔽する遮蔽板を設けたことを特徴とする。
【0018】請求項8は、請求項7記載の遮蔽板が円弧
板および底板で断面L字状に形成されたことを特徴とす
る。
【0019】請求項9は、請求項7または8記載の遮蔽
板の底板に、下方からの放射線量を遮蔽する開閉蓋が取
り付けられたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】図1は本発明に係る原子炉圧力容器ノズル
プラグ取扱装置の一実施形態におけるノズルプラグとプ
ラグ挿入装置を示す部分断面正面図、図2は図1の部分
断面平面図、図3は図1のノズルプラグを示す拡大断面
図である。なお、RPVの構成は図10に示すものと同
一であるので同一の符号を用いて説明する。
【0022】本実施形態の原子炉圧力容器ノズルプラグ
取扱装置は、概ね水位計装ノズル9aまたは9bにノズ
ルプラグ30を挿入するプラグ挿入装置13と、水位計
装ノズル9aまたは9bに挿入されたノズルプラグ30
を引き抜く図5に示すプラグ取外し装置50と、図4に
示す遮蔽装置70とを備えている。
【0023】図1に示すように、RPV2と、燃料集合
体5が装荷される炉心を収納したシュラウド12との間
には、プラグ挿入装置13にノズルプラグ30が固定さ
れた状態で、図示しない燃料交換機から吊りワイヤ14
により水位計装ノズル9aまたは9bの位置まで吊り下
ろされる。
【0024】プラグ挿入装置13は、図1および図2に
示すように、下方にプラグ移動手段としてのロッドレス
シリンダ15が2つ組み込まれ、これらのロッドレスシ
リンダ15にそれぞれ一対の水供給口16a,16bが
設けられるとともに、移動台17が固定されている。そ
れぞれのロッドレスシリンダ15の近傍には、ロッドレ
スシリンダ15と平行にリニアガイド18が配設されて
いる。
【0025】そして、水供給口16a,16bに水を供
給してロッドレスシリンダ15を駆動させることによ
り、ロッドレスシリンダ15のピストン部がそれぞれ移
動台17とともに、2本のリニアガイド18に沿って徐
々に水平移動する。
【0026】また、プラグ挿入装置13の中央には、1
つのシリンダ19が取り付けられ、このシリンダ19の
ピストンロッドの先端に四フッ化エチレン樹脂などから
成形された緩衝部材20が締付ボルト21により固定さ
れている。そして、シリンダ19には一対の水供給口2
2a,22bが設けられ、これらの水供給口22a,2
2bに水を供給してシリンダ19を駆動させることによ
り、そのピストンロッドがシュラウド12の外壁面に向
かって移動し、緩衝部材20がシュラウド12の外壁面
に押し付けられる。
【0027】さらに、シリンダ19の取付側と反対側の
プラグ挿入装置13の端部には、シリンダ19と同様
に、四フッ化エチレン樹脂などから成形され、RPV2
の内壁面に当接する2つの緩衝部材20が締付ボルト2
1により固定されている。
【0028】移動台17の上面にはプラグ固定具23が
固着され、このプラグ固定具23はシリンダ24を有
し、このシリンダ24のピストン棒25先端にストッパ
26が取り付けられ、このストッパ26の下面に係合ピ
ン27が設けられている。そして、シリンダ24の上部
には、吊りワイヤ14が掛止される係止部材28が固定
されている。
【0029】また、シリンダ24には一対の空気供給口
29a,29bが設けられ、これらの空気供給口29
a,29bに空気を供給してシリンダ24を駆動させる
ことにより、ピストン棒25およびストッパ26を介し
て係合ピン27を下方に移動させる。
【0030】一方、ノズルプラグ30は、図3に示すよ
うに縦断面略十字状に形成され、当接板31と、この当
接板31の前部に形成されたノズル挿入部32と、当接
板31の後部に形成された被係止部33とが一体に設け
られている。当接板31の上端には、空気供給ホース3
4から空気圧を供給するための管継手34aが取り付け
られるとともに、当接板31およびノズル挿入部32の
内部には、管継手34aと連通する貫通孔35がL字状
に連続して穿設されている。
【0031】ノズル挿入部32は、基部36から外周側
に、複数のOリング37を介して円筒状に形成されたス
ペーサ38,39、これらのスペーサ38,39の軸方
向にそれぞれ嵌着されたゴムなどからなるチューブシー
ル40,40、これらのチューブシール40,40の長
手方向両端にそれぞれ固定された金属製のリング41が
設けられている。そして、スペーサ38,39は、軸方
向端部において互いに係合可能に構成されている。チュ
ーブシール40,40間におけるスペーサ38とスペー
サ39との間にはリップシール42が嵌着され、これら
チューブシール40,40およびリップシール42を嵌
着したことにより、2種類の異なったシール部材でシー
ルする構造になっている。
【0032】また、基部36およびスペーサ38,39
には、貫通孔35と連通する連通孔43,43がそれぞ
れ穿設されており、空気供給ホース34から管継手34
aを通して空気を供給すると、貫通孔35、連通孔4
3,43を経てチューブシール40,40の内周側に送
り込まれ、供給された空気によりチューブシール40,
40が外周方向に膨出することで、ノズルプラグ30の
ノズル挿入部32が水位計装ノズル9aまたは9bに挿
入された際、その内側を確実にシールすることが可能と
なる。
【0033】そして、ノズル挿入部32を組み立てるに
は、チューブシール40,40、リップシール42が取
り付けられたスペーサ38,39をOリング37ととも
に、基部36に組み込んだ後、基部36の先端にヘッド
44を螺合することにより、各部材が一体化される。
【0034】一方、被係止部33には、プラグ固定具2
3の係合ピン27が挿入される係合孔45が穿設されて
おり、シリンダ24の水供給口29a,29bに水を供
給してシリンダ24を駆動させることにより、ピストン
棒25およびストッパ26を介して係合ピン27が下方
に移動して係合孔45に挿入されることで、プラグ挿入
装置13にノズルプラグ30が取り付けられる。
【0035】次に、プラグ挿入装置13およびノズルプ
ラグ30の作用を説明する。
【0036】プラグ挿入装置13にノズルプラグ30を
取り付けて一体とし、これを燃料交換機のホイストから
吊りワイヤ14により吊り下ろして水位計装ノズル9a
または9bの近傍に移動させる。この状態を図示しない
水中TVカメラで撮影し、その映像を炉上に設置された
モニタテレビで監視しながら、水位計装ノズル9aまた
は9b内にノズルプラグ30を徐々に挿入する。
【0037】すなわち、プラグ挿入装置13とノズルプ
ラグ30を一体化したものを水位計装ノズル9aまたは
9bの近傍に吊り下ろした後、シリンダ19の水供給口
22a,22bに水を供給してシリンダ19を駆動させ
る。このシリンダ19を駆動させると、そのピストンロ
ッドがシュラウド12の外壁面に向かって移動し、緩衝
部材20がシュラウド12の外壁面に当接した後、緩衝
部材20をシュラウド12の外壁面を押圧すると、シリ
ンダ19の取付側と反対側に固定された2つの緩衝部材
20がRPV2の内壁面に押し付けられる。これによ
り、プラグ挿入装置13がシュラウド12の外壁面とR
PV2の内壁面との間に支持される。
【0038】次いで、ロッドレスシリンダ15の水供給
口16a,16bに水を供給してロッドレスシリンダ1
5を駆動させることにより、そのピストン部がそれぞれ
移動台17とともに徐々に2本のリニアガイド18に沿
って水平移動する。
【0039】すると、プラグ固定具23を介して移動台
17に固定されているノズルプラグ30は、移動台17
とともに水平移動して水位計装ノズル9aまたは9b内
に徐々に挿入される。
【0040】そして、図4に示すようにRPV2の内壁
面にノズルプラグ30の当接板31が当接するまで挿入
されたら、空気供給ホース34から管継手34aを通し
て空気を供給し、この空気を貫通孔35、連通孔43,
43を経てチューブシール40,40の内周側に送り込
み、チューブシール40,40を外周方向に膨出させて
水位計装ノズル9aまたは9bとノズル挿入部32との
間をシールする。さらに、シリンダ24の空気供給口2
9a,29bに空気を供給してシリンダ24を駆動さ
せ、ピストン棒25およびストッパ26を介して係合ピ
ン27を上方に移動させる。これにより、ノズルプラグ
30の係合孔45に対する係合状態が解除され、プラグ
挿入装置13がノズルプラグ30と分離可能となり、プ
ラグ挿入装置13を炉上部に吊り上げる。
【0041】図5は本発明に係る原子炉圧力容器ノズル
プラグ取扱装置の一実施形態におけるノズルプラグとプ
ラグ取外し装置を示す部分断面正面図、図6は図5の部
分断面平面図である。
【0042】プラグ取外し装置50は、図5および図6
に示すように、下方にプラグ移動手段としてのロッドレ
スシリンダ51が2つ組み込まれ、これらのロッドレス
シリンダ51にそれぞれ一対の水供給口52a,52b
が設けられるとともに、取付台53が固定されている。
そして、水供給口52a,52bに水を供給してロッド
レスシリンダ51を駆動させることにより、そのピスト
ン部がそれぞれ水平移動する。
【0043】これらのロッドレスシリンダ51のピスト
ン部先端には、四フッ化エチレン樹脂などから成形され
た緩衝部材54がそれぞれ固定されている。また、取付
台53の上面にはプラグ固定具55が固着され、このプ
ラグ固定具55はシリンダ56を有し、このシリンダ5
6のピストン棒57先端にストッパ58が取り付けら
れ、このストッパ58の下面に係合ピン59が固定され
ている。
【0044】さらに、シリンダ56には一対の空気供給
口60a,60bが設けられ、これらの空気供給口60
a,60bに空気を供給してシリンダ56を駆動するこ
とにより、ピストン棒57およびストッパ58を介して
係合ピン59が下方に移動する。なお、取付台53上に
は、吊りワイヤ14によりプラグ取外し装置50を吊り
下げるための係止部材としてのアイボルト61が2つ取
り付けられている。
【0045】次に、プラグ取外し装置50の作用を説明
する。
【0046】プラグ取外し装置50を燃料交換機のホイ
ストから吊りワイヤにより吊り下ろしてノズルプラグ3
0の近傍に移動させる。そして、シリンダ56の空気供
給口60a,60bに空気を供給してシリンダ56を駆
動させると、ピストン棒57およびストッパ58を介し
て係合ピン59が下方に移動する。これにより、係合ピ
ン59がノズルプラグ30の係合孔45に嵌り込み、ノ
ズルプラグ30にプラグ取外し装置50が固定され、両
者が一体となる。
【0047】次いで、図3に示すノズルプラグ30のチ
ューブシール40,40の内周側に送り込まれた空気を
抜き去ってノズル挿入部32の径を通常の径に戻した
後、ロッドレスシリンダ51の水供給口52a,52b
に水を供給してロッドレスシリンダ51を駆動させるこ
とにより、ロッドレスシリンダ51のピストン部がそれ
ぞれRPV2の内壁面の方向に移動し、緩衝部材54が
RPV2の内壁面に押し付けられる。この押付力の反力
により、ノズルプラグ30は水位計装ノズル9aまたは
9bから徐々に引き抜かれて取り外すことができる。そ
の後、取り外されたノズルプラグ30と一体のプラグ取
外し装置50を炉上部に吊り上げる。
【0048】図7は本発明に係る原子炉圧力容器ノズル
プラグ取扱装置の一実施形態における遮蔽装置を示す部
分断面側面図、図8は図7の遮蔽装置を示す正面図、図
9は図7の遮蔽装置の取付状態を示す斜視図である。
【0049】図7に示すように、水位計装ノズル9aま
たは9b内にノズルプラグ30が挿入して取り付けられ
た後、シュラウド12の外壁面には遮蔽装置70が取り
付けられる。この遮蔽装置70は、断面L字状に形成さ
れ、シュラウド12の外径と同心円の円弧に形成された
円弧板71と、この円弧板71の底部に固定された底板
72と、この底板72に取り付けられ底板72とRPV
2の内壁面との隙間を遮蔽する開閉蓋73とを備えてい
る。
【0050】円弧板71および底板72は、周囲がステ
ンレス鋼の薄板で覆われ、内部に鉛が鋳込まれた厚い構
造材である。開閉蓋73は軸74を中心として回動可能
であり、先端近傍に吊りワイヤ14が係止されるアイボ
ルト75が取り付けられている。そして、開閉蓋73は
吊りワイヤを操作することにより軸74を中心として開
閉される。
【0051】また、遮蔽装置70は、図8および図9に
示すように上部に2本の連結棒76を介して吊り板77
が連結され、各締付ナット78を締め付けることにより
連結棒76に吊り板77が固定される。連結棒76の上
部には、シュラウド12上部に複数取り付けられたブラ
ケット12a間に嵌り込むための位置決めガイド79が
設けられている。さらに、遮蔽装置70と吊り板77と
は、連結部材80により連結されて強度の向上を図って
いる。図8および図9においては、開閉蓋73が省略さ
れており、図7において、81はジェットポンプであ
る。
【0052】次に、上記実施形態の原子炉圧力容器ノズ
ルプラグ取扱装置を用いてRPV2の外部配管類の補修
および改善を行う場合について説明する。
【0053】まず、原子炉1の停止後にRPV2の上蓋
を取り外す。その後、天井クレーンなどにより蒸気乾燥
器3およびシュラウドヘッドを機器貯蔵プールに移動さ
せる。次いで、燃料交換機のホイストから吊りワイヤ1
4によりプラグ挿入装置13にノズルプラグ30を取り
付けて一体としたものを吊り下ろして水位計装ノズル9
aまたは9bの近傍に移動させる。
【0054】この状態を図示しない水中TVカメラで撮
影し、その映像を炉上に設置されたモニタテレビで監視
しながら、水位計装ノズル9aまたは9b内にノズルプ
ラグ30を徐々に挿入する。さらに、遮蔽装置70を同
様に吊り下ろしてシュラウド12の外壁部に設置した
後、水位計装ノズル9aまたは9bの外部配管類の補修
および改善を行う。
【0055】このように上記実施形態によれば、プラグ
挿入装置13にノズルプラグ30を取り付けて一体と
し、これを燃料交換機のホイストから吊りワイヤ14に
より吊り下ろして水位計装ノズル9aまたは9bの近傍
に移動させ、ロッドレスシリンダ15およびシリンダ1
9を駆動させることにより、RPV2の水平方向に設け
られた水位計装ノズル9aまたは9bにノズルプラグ3
0を挿入するので、水中遠隔操作で水位計装ノズル9a
または9bを確実に且つ容易に閉塞することができる。
【0056】また、ノズル挿入部32の軸方向に沿って
異なった複数のシール部材としてチューブシール40,
40およびリップシール42を設けたことにより、2種
類の異なったシール部材でシールされ、RPV2内の炉
水を抜くことなく、外部配管類の補修および改善を行う
ことができる。
【0057】さらに、プラグ取外し装置50のロッドレ
スシリンダ51およびシリンダ56を駆動させることに
より、水位計装ノズル9aまたは9bからノズルプラグ
30を水中遠隔で確実に且つ容易に取り外すことができ
る。そして、ロッドレスシリンダ51のピストン部がR
PV2の内壁面の方向に移動し、緩衝部材54がRPV
2の内壁面に押し付けられ、この押付力の反力によりノ
ズルプラグ30を水位計装ノズル9aまたは9bから取
り外すので、狭隘部でのノズルプラグ30の取外しが可
能となる。
【0058】プラグ挿入装置13およびプラグ取外し装
置50には、ピストンロッドのないロッドレスシリンダ
15およびロッドレスシリンダ51が設けられているの
で、ストロークが短尺となり、狭隘部でのノズルプラグ
30の取付け、取外しが可能となる。そして、ロッドレ
スシリンダ15およびロッドレスシリンダ51の駆動源
として水圧を用いたことにより、ノズルプラグ30の挿
入および引抜き動作を徐々に行うことができる。
【0059】また、シュラウド12上部に複数取り付け
られたブラケット12a間に位置決めガイド79を嵌め
込んで、シュラウド12の外壁面に遮蔽装置70を取り
付けたので、シュラウド12の上部位置の高い放射線量
を遮蔽することができる。さらに、遮蔽装置70は断面
L字状に形成されているので、下方からの放射線量に対
しても遮蔽することができる。そして、遮蔽装置70
は、その底板72に開閉蓋73を取り付けたので、下方
からの放射線量に対して一段と高い遮蔽効果を得ること
ができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、原子炉圧力容器の側部に水平方向に固定され
るノズルにプラグ挿入装置でノズルプラグを挿入してノ
ズル内部を閉止する原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装
置であって、プラグ挿入装置は、吊りワイヤが係止され
る係止部材と、ノズルプラグを着脱自在に固定するプラ
グ固定具と、ノズルプラグを固定したプラグ固定具をノ
ズルプラグの挿入方向に移動させるプラグ移動手段とを
備えたことにより、炉水を満水状態で水中遠隔操作によ
りノズルを確実に且つ容易に閉塞することができる。そ
の結果、ノズルの外部配管類の補修および改善を簡単に
行うことができ、原子炉の稼動率を向上させることがで
きる。
【0061】請求項2によれば、原子炉圧力容器の側部
に水平方向に固定されるノズルがノズルプラグで閉止さ
れ、このノズルプラグを引き抜くプラグ取外し装置を有
する原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置であって、プ
ラグ取外し装置は、吊りワイヤが係止される係止部材
と、ノズルプラグを着脱自在に固定するプラグ固定具
と、ノズルプラグを固定したプラグ固定具をノズルプラ
グの引抜き方向に移動させるプラグ移動手段とを備えた
ことにより、ノズルプラグを水中遠隔操作で確実に且つ
容易に引き抜くことができる。
【0062】請求項3によれば、請求項1または2記載
のプラグ移動手段がロッドレスシリンダであることによ
り、ストロークが短尺となり、狭隘部でのノズルプラグ
の取付け、取外しが可能となる。
【0063】請求項4によれば、請求項1または2記載
のノズルプラグがノズル挿入部の軸方向に沿って異なっ
た複数のシール部材が取り付けられたことにより、シー
ル効果が高まり、原子炉圧力容器内の炉水を抜くことな
く、外部配管類の補修および改善を行うことができる。
【0064】請求項5によれば、請求項2または3記載
の原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置において、ノズ
ルからノズルプラグを引き抜く際、ロッドレスシリンダ
を駆動させてそのピストン部を原子炉圧力容器の内壁面
に押し付け、その反力にてノズルプラグを引き抜くこと
により、狭隘部でのノズルプラグの引き抜き作業が可能
となる。
【0065】請求項6によれば、請求項3記載のロッド
レスシリンダが水圧の供給で駆動することにより、ノズ
ルプラグの挿入および引抜き動作を徐々に行うことがで
きる。
【0066】請求項7によれば、原子炉圧力容器の側部
に水平方向に固定されるノズルにプラグ挿入装置でノズ
ルプラグを挿入してノズル内部を閉止する原子炉圧力容
器ノズルプラグ取扱装置であって、原子炉圧力容器に設
置され炉心を収納したシュラウドの外壁面に、このシュ
ラウドの外径と同心円の円弧に形成された円弧板と、こ
の円弧板の底部に固定された底板とを備え、放射線量を
遮蔽する遮蔽板を設けたことにより、シュラウドからの
高い放射線量を遮蔽することができる。
【0067】請求項8によれば、請求項7記載の遮蔽板
が円弧板および底板で断面L字状に形成されたことによ
り、下方からの放射線量に対しても遮蔽することができ
る。
【0068】請求項9によれば、請求項7または8記載
の遮蔽板の底板に、下方からの放射線量を遮蔽する開閉
蓋が取り付けられたことにより、下方からの放射線量に
対して一段と高い遮蔽効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱
装置の一実施形態におけるノズルプラグとプラグ挿入装
置を示す部分断面正面図。
【図2】図1の部分断面平面図。
【図3】図1のノズルプラグを示す拡大断面図。
【図4】図1のノズルプラグの取付状態を示す部分断面
平面図。
【図5】本発明に係る原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱
装置の一実施形態におけるノズルプラグとプラグ取外し
装置を示す部分断面正面図。
【図6】図5の部分断面平面図。
【図7】本発明に係る原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱
装置の一実施形態における遮蔽装置を示す部分断面側面
図。
【図8】図7の遮蔽装置を示す正面図。
【図9】図7の遮蔽装置の取付状態を示す斜視図。
【図10】一般の沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器を示
す断面図。
【図11】図10の水位計装ノズルを示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 原子炉 2 原子炉圧力容器(RPV) 3 蒸気乾燥器 4 気水分離器 5 燃料集合体 6 制御棒 7 制御棒駆動機構 8 水 9a,9b 水位計装ノズル 10 ステンレス鋼肉盛 11 溶接部材 12 シュラウド 13 プラグ挿入装置 14 吊りワイヤ 15 ロッドレスシリンダ(プラグ移動手段) 16a,16b 水供給口 17 移動台 18 リニアガイド 19 シリンダ 20 緩衝部材 21 締付ボルト 22a,22b 水供給口 23 プラグ固定具 24 シリンダ 25 ピストン棒 26 ストッパ 27 係合ピン 28 係止部材 29a,29b 空気供給口 30 ノズルプラグ 31 当接板 32 ノズル挿入部 33 被係止部 34 空気供給ホース 34a 管継手 35 貫通孔 36 基部 37 Oリング 38 スペーサ 39 スペーサ 40 チューブシール 41 リング 42 リップシール 43 連通孔 44 ヘッド 45 係合孔 50 プラグ取外し装置 51 ロッドレスシリンダ(プラグ移動手段) 52a,52b 水供給口 53 取付台 54 緩衝部材 55 プラグ固定具 56 シリンダ 57 ピストン棒 58 ストッパ 59 係合ピン 60a,60b 空気供給口 61 アイボルト(係止部材) 70 遮蔽装置 71 円弧板 72 底板 73 開閉蓋 74 軸 75 アイボルト 76 連結棒 77 吊り板 78 締付ナット 79 位置決めガイド 80 連結部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器の側部に水平方向に固定
    されるノズルにプラグ挿入装置でノズルプラグを挿入し
    て前記ノズル内部を閉止する原子炉圧力容器ノズルプラ
    グ取扱装置であって、前記プラグ挿入装置は、吊りワイ
    ヤが係止される係止部材と、前記ノズルプラグを着脱自
    在に固定するプラグ固定具と、前記ノズルプラグを固定
    したプラグ固定具を前記ノズルプラグの挿入方向に移動
    させるプラグ移動手段とを備えたことを特徴とする原子
    炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置。
  2. 【請求項2】 原子炉圧力容器の側部に水平方向に固定
    されるノズルがノズルプラグで閉止され、このノズルプ
    ラグを引き抜くプラグ取外し装置を有する原子炉圧力容
    器ノズルプラグ取扱装置であって、前記プラグ取外し装
    置は、吊りワイヤが係止される係止部材と、前記ノズル
    プラグを着脱自在に固定するプラグ固定具と、前記ノズ
    ルプラグを固定したプラグ固定具を前記ノズルプラグの
    引抜き方向に移動させるプラグ移動手段とを備えたこと
    を特徴とする原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置。
  3. 【請求項3】 プラグ移動手段は、ロッドレスシリンダ
    であることを特徴とする請求項1または2記載の原子炉
    圧力容器ノズルプラグ取扱装置。
  4. 【請求項4】 ノズルプラグは、ノズル挿入部の軸方向
    に沿って異なった複数のシール部材が取り付けられたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の原子炉圧力容器
    ノズルプラグ取扱装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または3記載の原子炉圧力容器
    ノズルプラグ取扱装置において、ノズルからノズルプラ
    グを引き抜く際、ロッドレスシリンダを駆動させてその
    ピストン部を原子炉圧力容器の内壁面に押し付け、その
    反力にて前記ノズルプラグを引き抜くことを特徴とする
    原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱装置。
  6. 【請求項6】 ロッドレスシリンダは、水圧の供給で駆
    動することを特徴とする請求項3記載の原子炉圧力容器
    ノズルプラグ取扱装置。
  7. 【請求項7】 原子炉圧力容器の側部に水平方向に固定
    されるノズルにプラグ挿入装置でノズルプラグを挿入し
    て前記ノズル内部を閉止する原子炉圧力容器ノズルプラ
    グ取扱装置であって、前記原子炉圧力容器に設置され炉
    心を収納したシュラウドの外壁面に、このシュラウドの
    外径と同心円の円弧に形成された円弧板と、この円弧板
    の底部に固定された底板とを備え、放射線量を遮蔽する
    遮蔽板を設けたことを特徴とする原子炉圧力容器ノズル
    プラグ取扱装置。
  8. 【請求項8】 遮蔽板は、円弧板および底板で断面L字
    状に形成されたことを特徴とする請求項7記載の原子炉
    圧力容器ノズルプラグ取扱装置。
  9. 【請求項9】 遮蔽板の底板には、下方からの放射線量
    を遮蔽する開閉蓋が取り付けられたことを特徴とする請
    求項7または8記載の原子炉圧力容器ノズルプラグ取扱
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009125028A1 (es) * 2008-04-09 2009-10-15 Iberdrola, S.A. Dispositivo de tapon para bombas de chorro instaladas en vasijas de centrales nucleares

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US8675803B2 (en) 2008-04-09 2014-03-18 Iberdrola, S.A Cover device for jet pumps installed in nuclear power plant vessels
EP2261930A4 (en) * 2008-04-09 2017-04-05 Iberdrola, S.a. Cover device for jet pumps installed in nuclear power plant vessels

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