JPH0854797A - 電子写真印刷機の定着装置 - Google Patents
電子写真印刷機の定着装置Info
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- JPH0854797A JPH0854797A JP6190476A JP19047694A JPH0854797A JP H0854797 A JPH0854797 A JP H0854797A JP 6190476 A JP6190476 A JP 6190476A JP 19047694 A JP19047694 A JP 19047694A JP H0854797 A JPH0854797 A JP H0854797A
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着操作時に発生する紙のカール量をある
範囲以下に抑えることができ、カール発生要因(紙中
水分、大気条件である温度・湿度・印刷条件)の変化に
対応でき、カール防止用ロールや画像の汚染を防止で
きる。 【構成】 定着用裏面ヒートロール1により乾燥した紙
面の反対側を、紙の冷却後、カール防止用ヒートロール
2により乾燥させて、両面の伸び縮みを同程度にするの
で、定着操作時に発生する紙のカール量がある範囲以下
に抑えられる。またカール量をモニタリングしながらカ
ール防止用ヒートロール2の設定温度を変更するので、
カール発生要因(紙中水分、大気条件である温度・湿度
・印刷条件)の変化に対応可能である。また定着用裏面
ヒートロール1からカール防止用ヒートロール2までの
滞留時間を考慮しており、トナーが紙に付着して完全に
固着してから、カール防止用ヒートロール2に接するの
で、このカール防止用ロールや画像の汚染が防止され
る。
範囲以下に抑えることができ、カール発生要因(紙中
水分、大気条件である温度・湿度・印刷条件)の変化に
対応でき、カール防止用ロールや画像の汚染を防止で
きる。 【構成】 定着用裏面ヒートロール1により乾燥した紙
面の反対側を、紙の冷却後、カール防止用ヒートロール
2により乾燥させて、両面の伸び縮みを同程度にするの
で、定着操作時に発生する紙のカール量がある範囲以下
に抑えられる。またカール量をモニタリングしながらカ
ール防止用ヒートロール2の設定温度を変更するので、
カール発生要因(紙中水分、大気条件である温度・湿度
・印刷条件)の変化に対応可能である。また定着用裏面
ヒートロール1からカール防止用ヒートロール2までの
滞留時間を考慮しており、トナーが紙に付着して完全に
固着してから、カール防止用ヒートロール2に接するの
で、このカール防止用ロールや画像の汚染が防止され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体現像剤を用いた複
写機・印刷機・プリンタープロッタ等の電子写真印刷機
の定着装置に関するものである。
写機・印刷機・プリンタープロッタ等の電子写真印刷機
の定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真印刷機には、トナーを付着面
に高温度のフラッシュランプ(例えば赤外線ランプ)な
どにより加熱定着させる定着装置、トナーを付着面に
熱ロールにより加熱定着させる定着装置、トナーを付
着面に加熱したフィルムにより加熱定着させる定着装置
等が使用されている。
に高温度のフラッシュランプ(例えば赤外線ランプ)な
どにより加熱定着させる定着装置、トナーを付着面に
熱ロールにより加熱定着させる定着装置、トナーを付
着面に加熱したフィルムにより加熱定着させる定着装置
等が使用されている。
【0003】上記の定着装置を使用した電子写真印刷
機の従来例を図6により説明すると、1が定着用裏面ヒ
ートロール、4がニップロール、5がカッター、7が
紙、8が供紙ロール、9が駆動ロール、10が送紙ロー
ル、11aが青色印刷ロール、11bが赤色印刷ロー
ル、11cが黄色印刷ロール、11dが墨色印刷ロー
ル、12a〜12dが上記各印刷ロール11a〜11d
に対応したニップロール、13が紙送りロールである。
機の従来例を図6により説明すると、1が定着用裏面ヒ
ートロール、4がニップロール、5がカッター、7が
紙、8が供紙ロール、9が駆動ロール、10が送紙ロー
ル、11aが青色印刷ロール、11bが赤色印刷ロー
ル、11cが黄色印刷ロール、11dが墨色印刷ロー
ル、12a〜12dが上記各印刷ロール11a〜11d
に対応したニップロール、13が紙送りロールである。
【0004】上記図6に示す電子写真印刷機では、供紙
ロール8から送り出された紙7が駆動ロール9→送紙ロ
ール10を経て印刷ロール11a〜11dとニップロー
ル12a〜12dとの間を通過する。そしてこれら印刷
ロール11a〜11dとニップロール12a〜12dと
の間を通過して、印刷された印刷紙の印刷面が定着用裏
面ヒートロール1により定着され、カッター5を経て排
紙部16へ入る。
ロール8から送り出された紙7が駆動ロール9→送紙ロ
ール10を経て印刷ロール11a〜11dとニップロー
ル12a〜12dとの間を通過する。そしてこれら印刷
ロール11a〜11dとニップロール12a〜12dと
の間を通過して、印刷された印刷紙の印刷面が定着用裏
面ヒートロール1により定着され、カッター5を経て排
紙部16へ入る。
【0005】本件出願人は、上記図6に示す電子写真印
刷機に適用可能な後記(1)の熱ロール両面定着用液体
現像液、及び後記(2)の定着装置、即ち、 (1)高絶縁性低誘電率の炭化水素系溶媒中に主として
着色材とバインダー用樹脂とからなるトナー粒子を分散
した液体現像剤において、前記溶媒で湿潤された状態の
トナーの定着温度T1 が前記トナーの乾固物の加熱再溶
融温度T2 よりも低いことを特徴とする熱ロール両面定
着用液体現像剤。 (2)熱ロールに接触する紙面温度TR がT1 <TR <
T2 になるように熱ロール(ここで、T1 :トナー定着
温度、T2 :トナー乾固物の加熱再溶融温度)の発熱量
を制御して、定着面の裏面から熱ロールで加熱定着する
ことを特徴とする前記熱ロール両面定着用液体現像剤に
適した定着装置。を既に提案した。
刷機に適用可能な後記(1)の熱ロール両面定着用液体
現像液、及び後記(2)の定着装置、即ち、 (1)高絶縁性低誘電率の炭化水素系溶媒中に主として
着色材とバインダー用樹脂とからなるトナー粒子を分散
した液体現像剤において、前記溶媒で湿潤された状態の
トナーの定着温度T1 が前記トナーの乾固物の加熱再溶
融温度T2 よりも低いことを特徴とする熱ロール両面定
着用液体現像剤。 (2)熱ロールに接触する紙面温度TR がT1 <TR <
T2 になるように熱ロール(ここで、T1 :トナー定着
温度、T2 :トナー乾固物の加熱再溶融温度)の発熱量
を制御して、定着面の裏面から熱ロールで加熱定着する
ことを特徴とする前記熱ロール両面定着用液体現像剤に
適した定着装置。を既に提案した。
【0006】用紙を定着装置と逆方向から再び再加熱装
置を設けることは、特開昭59−117167や特願昭
62−155964の特許に見られる。しかし、いずれ
も、カールの検出手段がないし、最も大きな違いとし
て、一度定着したトナーが再溶融しないように滞留時間
すなわち固化時間に対する方策が全くない。いずれも、
再加熱装置はニップ形式となっており、トナー剥離の面
からは、圧力はかけない方がはるかに良い。
置を設けることは、特開昭59−117167や特願昭
62−155964の特許に見られる。しかし、いずれ
も、カールの検出手段がないし、最も大きな違いとし
て、一度定着したトナーが再溶融しないように滞留時間
すなわち固化時間に対する方策が全くない。いずれも、
再加熱装置はニップ形式となっており、トナー剥離の面
からは、圧力はかけない方がはるかに良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示す電子写
真印刷機には、次の問題があった。即ち、 (a)前記(1)の熱ロール両面定着用液体現像剤及び
前記(2)の定着装置を使用すれば、トナーを付着面に
充分に定着可能であるが、印刷定着後の紙をA4サイズ
に裁断するに当って、印刷紙が定着用裏面ヒートロール
1の曲率と同じ方向にカールするという問題が発生して
いる。 (b)このようにカールした印刷紙は、製本にすること
が難しくて、印刷機としては不適切である。 (c)カールを防止するために、定着用裏面ヒートロー
ル1の設定温度や抱き角及び紙の張力を変えて、テスト
した結果、定着とカールとは互いに相反する関係にあ
り、定着しやすい条件、即ち、テープ剥離性を小さくし
且つ紙中の溶剤含有量を少なくする程、カールは大きく
なり、それとは逆にカールをほとんど抑える条件では、
定着が不充分で、手でこすると、トナーが剥れる傾向に
あった。 (d)カールの程度は、定着用裏面ヒートロール1の設
定温度や印刷条件(何色刷りや単位面積当りの溶媒量)
により異なり、それぞれの条件によってカールをコント
ロールすることが必要である。
真印刷機には、次の問題があった。即ち、 (a)前記(1)の熱ロール両面定着用液体現像剤及び
前記(2)の定着装置を使用すれば、トナーを付着面に
充分に定着可能であるが、印刷定着後の紙をA4サイズ
に裁断するに当って、印刷紙が定着用裏面ヒートロール
1の曲率と同じ方向にカールするという問題が発生して
いる。 (b)このようにカールした印刷紙は、製本にすること
が難しくて、印刷機としては不適切である。 (c)カールを防止するために、定着用裏面ヒートロー
ル1の設定温度や抱き角及び紙の張力を変えて、テスト
した結果、定着とカールとは互いに相反する関係にあ
り、定着しやすい条件、即ち、テープ剥離性を小さくし
且つ紙中の溶剤含有量を少なくする程、カールは大きく
なり、それとは逆にカールをほとんど抑える条件では、
定着が不充分で、手でこすると、トナーが剥れる傾向に
あった。 (d)カールの程度は、定着用裏面ヒートロール1の設
定温度や印刷条件(何色刷りや単位面積当りの溶媒量)
により異なり、それぞれの条件によってカールをコント
ロールすることが必要である。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、定着操作時に発生する
紙のカール量をある範囲以下に抑えることができ、カ
ール発生要因(紙中水分、大気条件である温度・湿度・
印刷条件)の変化に対応でき、カール防止用ロールや
画像の汚染を防止できる電子写真印刷機の定着装置を提
供しようとする点にある。
であり、その目的とする処は、定着操作時に発生する
紙のカール量をある範囲以下に抑えることができ、カ
ール発生要因(紙中水分、大気条件である温度・湿度・
印刷条件)の変化に対応でき、カール防止用ロールや
画像の汚染を防止できる電子写真印刷機の定着装置を提
供しようとする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電子写真印刷機の定着装置は、転写後の
印刷紙を裏面から加熱する定着用裏面ヒートロールと、
同ヒートロールの後流側に配設し内部に加熱手段を設け
て印刷紙を前記裏面ヒートロールに対して反対方向に巻
回して搬送するカール防止用ヒートロールと、これら裏
面ヒートロールとカール防止用ヒートロールとの間に設
けた印刷紙の冷却区間または冷却手段とを具えている。
めに、本発明の電子写真印刷機の定着装置は、転写後の
印刷紙を裏面から加熱する定着用裏面ヒートロールと、
同ヒートロールの後流側に配設し内部に加熱手段を設け
て印刷紙を前記裏面ヒートロールに対して反対方向に巻
回して搬送するカール防止用ヒートロールと、これら裏
面ヒートロールとカール防止用ヒートロールとの間に設
けた印刷紙の冷却区間または冷却手段とを具えている。
【0010】前記電子写真印刷機の定着装置において、
印刷紙のカールを検出してカール量を演算する演算手段
と、同カール量と基準カール量とを比較してその結果に
基づきカール防止用ヒートロールの温度を演算して同ロ
ールの温度を制御する温度制御手段とを具えるようにし
てもよい。
印刷紙のカールを検出してカール量を演算する演算手段
と、同カール量と基準カール量とを比較してその結果に
基づきカール防止用ヒートロールの温度を演算して同ロ
ールの温度を制御する温度制御手段とを具えるようにし
てもよい。
【0011】
【作用】本発明の電子写真印刷機の定着装置は前記のよ
うに構成されており、次の作用が行われる。カールの起
こる理由は、図2に示すように膨張係数の違う2種の金
属を貼り合わせたバイメタルを熱したり冷したりすれ
ば、反り返る。紙も同様で、片面に湿気を与えたり、片
面を乾燥したりすると、カールが起こる。そのため、本
発明では、定着用裏面ヒートロールにより乾燥した紙面
の反対側をカール防止用ヒートロールにより乾燥させ
て、両面の伸び縮みを同程度にする。但しカール防止用
ヒートロールの設定温度を高く保持し過ぎると、最初の
定着用裏面ヒートロールで発生したカールとは反対方向
のカールが発生する。このカールは、紙中の水分、大気
条件、印刷条件等の影響を受ける。そのため、カールの
状況をセンサーにより検知して、カール防止用ヒートロ
ール温度を決定する必要がある。また定着用裏面ヒート
ロールとカール防止用ヒートロールとの間の滞留時間を
パラメータにしたときのトナー面の剥がれを印刷濃度
(光学式濃度計で測定)で表わしたのが図3で、同図3
は、印刷濃度が低い程、カール防止用ヒートロールでの
トナーの剥がれが大きいことを示している。滞留時間
は、2秒以上であり、好ましくは3.5秒以上、ベスト
は4秒以上である。以上は、定着後からカール防止ヒー
トロールまでの間を紙面を冷却させる手段として単に滞
留時間により説明したが、装置のコンパクト化、冷却の
安定性等を考慮して定着用裏面ヒートロールとカール防
止用ヒートロールとの間に冷却区間を設ける。またそこ
に例えば冷風吹付け手段あるいは内部に冷却手段をもつ
ロール等を設置しても同様の効果が得られる。
うに構成されており、次の作用が行われる。カールの起
こる理由は、図2に示すように膨張係数の違う2種の金
属を貼り合わせたバイメタルを熱したり冷したりすれ
ば、反り返る。紙も同様で、片面に湿気を与えたり、片
面を乾燥したりすると、カールが起こる。そのため、本
発明では、定着用裏面ヒートロールにより乾燥した紙面
の反対側をカール防止用ヒートロールにより乾燥させ
て、両面の伸び縮みを同程度にする。但しカール防止用
ヒートロールの設定温度を高く保持し過ぎると、最初の
定着用裏面ヒートロールで発生したカールとは反対方向
のカールが発生する。このカールは、紙中の水分、大気
条件、印刷条件等の影響を受ける。そのため、カールの
状況をセンサーにより検知して、カール防止用ヒートロ
ール温度を決定する必要がある。また定着用裏面ヒート
ロールとカール防止用ヒートロールとの間の滞留時間を
パラメータにしたときのトナー面の剥がれを印刷濃度
(光学式濃度計で測定)で表わしたのが図3で、同図3
は、印刷濃度が低い程、カール防止用ヒートロールでの
トナーの剥がれが大きいことを示している。滞留時間
は、2秒以上であり、好ましくは3.5秒以上、ベスト
は4秒以上である。以上は、定着後からカール防止ヒー
トロールまでの間を紙面を冷却させる手段として単に滞
留時間により説明したが、装置のコンパクト化、冷却の
安定性等を考慮して定着用裏面ヒートロールとカール防
止用ヒートロールとの間に冷却区間を設ける。またそこ
に例えば冷風吹付け手段あるいは内部に冷却手段をもつ
ロール等を設置しても同様の効果が得られる。
【0012】
【実施例】次に本発明の電子写真印刷機の定着装置を図
1〜図5に示す一実施例により説明すると、図1の1が
定着用裏面ヒートロール、2がカール防止用ヒートロー
ル、3a、3bが送紙ロール、4がニップロール、5が
カッター、6が2台のレーザ式変位センサー、7が紙、
14が排紙部、15が熱電対、16が温度制御装置(温
度制御手段: コンピュータ)である。 (1)カールを直すためには、紙7の表裏両面から水分
を蒸発させる必要があり、定着用裏面ヒートロール1の
後に紙の表面の水分を蒸発させるために、カール防止用
ヒートロール2を設置している。 (2)カールの程度は、印刷条件により左右される。こ
れは、定着用裏面ヒートロール1による溶媒の蒸発量に
差が生じて、裏面側の水分の蒸発量も影響を受けるため
である。このカールの程度は、カール防止用ヒートロー
ル2の温度を制御すれば、変わることが判った。そこで
カールの状態をレーザ式変位センサー6により検知し
て、カール防止用ヒートロール2の温度を制御する。 (3)定着用裏面ヒートロール1の直後にカール防止用
ヒートロール2を配設すると、定着したトナーが剥がれ
る傾向があり、定着後、固着するまでにある滞留時間を
設定する必要がある。そのために、経路延長用ロール系
やウエブ冷却手段を設ける。 (4)トナーには、次のものを使用した。攪拌機、温度
計、還流冷却器、真空脱気装置を具えた容器に脂肪族炭
化水素アイソバーG(エクソン社):216部、芳香族
炭化水素トルエン(片山化学):144部、脂肪族アル
コールエタノール(片山化学):90部、エチレン・酢
酸ビニル共重合体の変性体デュミランC−2280(武
田薬品):6部、着色材ブリリアントカーミン6B(大
日精化):1.2部を加え70℃で60分攪拌し、デュ
ミランを完全に溶解した後、液の温度を40℃に保ちな
がら(このとき、デュミランは溶解した状態)容器中を
真空脱気し、トルエン、エタノールを溶媒中から除去す
ることにより、体積基準の50%粒径が1.95μmの
紅トナー粒子分散液を得た。
1〜図5に示す一実施例により説明すると、図1の1が
定着用裏面ヒートロール、2がカール防止用ヒートロー
ル、3a、3bが送紙ロール、4がニップロール、5が
カッター、6が2台のレーザ式変位センサー、7が紙、
14が排紙部、15が熱電対、16が温度制御装置(温
度制御手段: コンピュータ)である。 (1)カールを直すためには、紙7の表裏両面から水分
を蒸発させる必要があり、定着用裏面ヒートロール1の
後に紙の表面の水分を蒸発させるために、カール防止用
ヒートロール2を設置している。 (2)カールの程度は、印刷条件により左右される。こ
れは、定着用裏面ヒートロール1による溶媒の蒸発量に
差が生じて、裏面側の水分の蒸発量も影響を受けるため
である。このカールの程度は、カール防止用ヒートロー
ル2の温度を制御すれば、変わることが判った。そこで
カールの状態をレーザ式変位センサー6により検知し
て、カール防止用ヒートロール2の温度を制御する。 (3)定着用裏面ヒートロール1の直後にカール防止用
ヒートロール2を配設すると、定着したトナーが剥がれ
る傾向があり、定着後、固着するまでにある滞留時間を
設定する必要がある。そのために、経路延長用ロール系
やウエブ冷却手段を設ける。 (4)トナーには、次のものを使用した。攪拌機、温度
計、還流冷却器、真空脱気装置を具えた容器に脂肪族炭
化水素アイソバーG(エクソン社):216部、芳香族
炭化水素トルエン(片山化学):144部、脂肪族アル
コールエタノール(片山化学):90部、エチレン・酢
酸ビニル共重合体の変性体デュミランC−2280(武
田薬品):6部、着色材ブリリアントカーミン6B(大
日精化):1.2部を加え70℃で60分攪拌し、デュ
ミランを完全に溶解した後、液の温度を40℃に保ちな
がら(このとき、デュミランは溶解した状態)容器中を
真空脱気し、トルエン、エタノールを溶媒中から除去す
ることにより、体積基準の50%粒径が1.95μmの
紅トナー粒子分散液を得た。
【0013】このトナー粒子分散液の混合溶媒をアイソ
バーGに置換して、帯電調整剤等の常用添加剤を加えて
電子写真用液体現像剤(固形分2%)とした。このトナ
ーの溶媒湿潤状態での定着温度は80℃、乾固物の加熱
再溶融温度は130℃であった。次に図1に示す電子写
真印刷機の定着装置の運転状態を説明する。
バーGに置換して、帯電調整剤等の常用添加剤を加えて
電子写真用液体現像剤(固形分2%)とした。このトナ
ーの溶媒湿潤状態での定着温度は80℃、乾固物の加熱
再溶融温度は130℃であった。次に図1に示す電子写
真印刷機の定着装置の運転状態を説明する。
【0014】(運転状態1)ウエブ速度を100mm/
secとし、紙巾1mで厚み80μの上質紙7を使用
し、溶媒の平均付着量を6.324kg/Hr、トナー
の付着量を0.812kg/Hrとした。また定着用裏
面ヒートロール1には、直径40mmφで、表面がフッ
素系のロールを使用した。
secとし、紙巾1mで厚み80μの上質紙7を使用
し、溶媒の平均付着量を6.324kg/Hr、トナー
の付着量を0.812kg/Hrとした。また定着用裏
面ヒートロール1には、直径40mmφで、表面がフッ
素系のロールを使用した。
【0015】紙の入口温度が25℃、テンション2kg
f/mのとき、定着用裏面ヒートロール1の温度を22
5℃に設定した。そしてカッター5を通過して排紙部1
4に達した紙7の末端部と中央部とをレーザ変位式セン
サー6により測定したところ(カール量を測定したとこ
ろ)、h=5mmであった。そこでカール防止用ヒート
ロール2の設定温度を110℃に設定したところ、カー
ル量が0.5mm以下になり、実用上、何ら支障がなく
なった。
f/mのとき、定着用裏面ヒートロール1の温度を22
5℃に設定した。そしてカッター5を通過して排紙部1
4に達した紙7の末端部と中央部とをレーザ変位式セン
サー6により測定したところ(カール量を測定したとこ
ろ)、h=5mmであった。そこでカール防止用ヒート
ロール2の設定温度を110℃に設定したところ、カー
ル量が0.5mm以下になり、実用上、何ら支障がなく
なった。
【0016】なおカール防止用ヒートロール2の材質
は、定着用裏面ヒートロール1と全く同一であり、大き
さも同じである。また定着用裏面ヒートロール1を通過
して、ニップロール4と送りロール3aとを経てカール
防止用ヒートロール2までの紙の滞留時間を4.5秒と
した。 (運転状態2)テンションを5kgf/mにして、カッ
ター5を通過して排紙部14に達した紙7のカール量を
測定したところ、約9mmであった。そこでカール防止
用ヒートロール2の設定温度を125℃に設定したとこ
ろ、カール量が0.5mm以下になった。
は、定着用裏面ヒートロール1と全く同一であり、大き
さも同じである。また定着用裏面ヒートロール1を通過
して、ニップロール4と送りロール3aとを経てカール
防止用ヒートロール2までの紙の滞留時間を4.5秒と
した。 (運転状態2)テンションを5kgf/mにして、カッ
ター5を通過して排紙部14に達した紙7のカール量を
測定したところ、約9mmであった。そこでカール防止
用ヒートロール2の設定温度を125℃に設定したとこ
ろ、カール量が0.5mm以下になった。
【0017】なお図1の温度制御装置(コンピュータ)
16は、2台のレーザ変位式センサー6の値を取込み、
カール防止用ヒートロール2の設定温度を変える。また
熱電対15は、同時にこのカール防止用ヒートロール2
の表面温度をモニタリングして、温度制御装置16へ入
力する。図4は、上記温度制御装置16のブロック図で
ある。
16は、2台のレーザ変位式センサー6の値を取込み、
カール防止用ヒートロール2の設定温度を変える。また
熱電対15は、同時にこのカール防止用ヒートロール2
の表面温度をモニタリングして、温度制御装置16へ入
力する。図4は、上記温度制御装置16のブロック図で
ある。
【0018】センサー部によりhAn、hBnの値を測定
し、カール量演算部によりカール量を計算する。このカ
ール量の絶対値を1つのカール量の基準とカール量比較
部で比較し、ヒートロールの温度制御をするか否かを判
断する。n=1、2の時には、基準データ記憶部からΔ
hとTの標準データを呼び出して、ヒートロールの温度
を修正するための温度演算を行い、ヒートロールの温度
制御を行う。このときのカール量及びヒートロールの温
度は記憶部に記憶させる。
し、カール量演算部によりカール量を計算する。このカ
ール量の絶対値を1つのカール量の基準とカール量比較
部で比較し、ヒートロールの温度制御をするか否かを判
断する。n=1、2の時には、基準データ記憶部からΔ
hとTの標準データを呼び出して、ヒートロールの温度
を修正するための温度演算を行い、ヒートロールの温度
制御を行う。このときのカール量及びヒートロールの温
度は記憶部に記憶させる。
【0019】n≧3では、カール量とヒートロールの温
度の前回値(例えばn=2)及び前前回値(例えばn=
1)を記憶部から呼び出してヒートロールの修正温度を
演算し、ヒートロールの温度制御を行う。このときのカ
ール量及びヒートロールの温度も記憶部に記憶させる。
図5は、上記温度制御装置16の制御フローをもう少し
詳しく示している。センサーの入力hA,n 、hB,n を取
り込む。nは、n回目のデータであることを示してい
る。カール量を計算して、Δhn =hB,n −hA,n の絶
対値が0.5mm以上であれば、カール防止用ヒートロ
ール2の温度を変更し、0.5mm以下であれば、変更
しない。
度の前回値(例えばn=2)及び前前回値(例えばn=
1)を記憶部から呼び出してヒートロールの修正温度を
演算し、ヒートロールの温度制御を行う。このときのカ
ール量及びヒートロールの温度も記憶部に記憶させる。
図5は、上記温度制御装置16の制御フローをもう少し
詳しく示している。センサーの入力hA,n 、hB,n を取
り込む。nは、n回目のデータであることを示してい
る。カール量を計算して、Δhn =hB,n −hA,n の絶
対値が0.5mm以上であれば、カール防止用ヒートロ
ール2の温度を変更し、0.5mm以下であれば、変更
しない。
【0020】n=1、2回目の場合は、予め決められて
いるカール量ohとカール防止用ロール2の表面温度の
基準カーブとを使って、カール防止用ロール2の温度を
調節する。一方、n≧3以上の場合は、次の式を使って
補正する。
いるカール量ohとカール防止用ロール2の表面温度の
基準カーブとを使って、カール防止用ロール2の温度を
調節する。一方、n≧3以上の場合は、次の式を使って
補正する。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、記号は下記の通りである。 Tn :今回補正するカール防止用ヒートロール温度 Tn-1 :前回のカール防止用ヒートロール温度 Tn-2 :前々回のカール防止用ヒートロール温度 Δhn-1 :前回のカール量 Δhn-2 :前々回のカール量 M:重み係数(通常0.5)
【0023】
【発明の効果】本発明の電子写真印刷機の定着装置は前
記のように定着用裏面ヒートロールにより乾燥した紙面
の反対側を、紙の冷却後、カール防止用ヒートロールに
より乾燥させて、両面の伸び縮みを同程度にするので、
定着操作時に発生する紙のカール量をある範囲以下に抑
えることができる。
記のように定着用裏面ヒートロールにより乾燥した紙面
の反対側を、紙の冷却後、カール防止用ヒートロールに
より乾燥させて、両面の伸び縮みを同程度にするので、
定着操作時に発生する紙のカール量をある範囲以下に抑
えることができる。
【0024】またカール量をモニタリングしながらカー
ル防止用ヒートロールの設定温度を変更できるので、カ
ール発生要因(紙中水分、大気条件である温度・湿度・
印刷条件)の変化に対応できる。また定着用裏面ヒート
ロールからカール防止用ヒートロールまでの滞留時間を
考慮しており、トナーが紙に付着して完全に固着してか
ら、カール防止用ヒートロールに接するので、このカー
ル防止用ロールや画像の汚染を防止できる。
ル防止用ヒートロールの設定温度を変更できるので、カ
ール発生要因(紙中水分、大気条件である温度・湿度・
印刷条件)の変化に対応できる。また定着用裏面ヒート
ロールからカール防止用ヒートロールまでの滞留時間を
考慮しており、トナーが紙に付着して完全に固着してか
ら、カール防止用ヒートロールに接するので、このカー
ル防止用ロールや画像の汚染を防止できる。
【図1】本発明の電子写真印刷機の定着装置の一実施例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】カール現象の発生メカニズムを示す説明図であ
る。
る。
【図3】裏面ヒートロールからカール防止用ヒートロー
ルまでの滞留時間とドットゲインとの関係を示す説明図
である。
ルまでの滞留時間とドットゲインとの関係を示す説明図
である。
【図4】上記定着装置の温度制御手段の制御ブロック図
である。
である。
【図5】上記定着装置の温度制御手段の制御フロー図で
ある。
ある。
【図6】従来の電子写真印刷機を示す側面図である。
1 定着用裏面ヒートロール 2 カール防止用ヒートロール 3a、b 送紙ロール 4 ニップロール 5 カッター 6 レーザ式変位センサー 7 紙 8 供給ロール 9 駆動ロール 10 送紙ロール 11a〜d 印刷ロール 12a〜d ニップロール 13 送紙ロール 14 排紙部 15 熱電対 16 温度制御手段(コンピュータ)
Claims (2)
- 【請求項1】 転写後の印刷紙を裏面から加熱する定着
用裏面ヒートロールと、同ヒートロールの後流側に配設
し内部に加熱手段を設けて印刷紙を前記裏面ヒートロー
ルに対して反対方向に巻回して搬送するカール防止用ヒ
ートロールと、これら裏面ヒートロールとカール防止用
ヒートロールとの間に設けた印刷紙の冷却区間または冷
却手段とを具えていることを特徴とした電子写真印刷機
の定着装置。 - 【請求項2】 印刷紙のカールを検出してカール量を演
算する演算手段と、同カール量と基準カール量とを比較
してその結果に基づきカール防止用ヒートロールの温度
を演算して同ロールの温度を制御する温度制御手段とを
具えている請求項1記載の電子写真印刷機の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190476A JPH0854797A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 電子写真印刷機の定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190476A JPH0854797A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 電子写真印刷機の定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0854797A true JPH0854797A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16258747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6190476A Withdrawn JPH0854797A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 電子写真印刷機の定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0854797A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100419582C (zh) * | 2002-10-29 | 2008-09-17 | 富士胶片株式会社 | 图像形成方法,图像形成仪器和电子照相印刷品 |
| US7953333B2 (en) * | 2004-05-24 | 2011-05-31 | Xerox Corporation | System for measuring print sheet moisture and controlling a decurler in a xerographic printer |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6190476A patent/JPH0854797A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100419582C (zh) * | 2002-10-29 | 2008-09-17 | 富士胶片株式会社 | 图像形成方法,图像形成仪器和电子照相印刷品 |
| US7953333B2 (en) * | 2004-05-24 | 2011-05-31 | Xerox Corporation | System for measuring print sheet moisture and controlling a decurler in a xerographic printer |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |