JPH0855180A - デジタル情報解読方法および記録方法 - Google Patents

デジタル情報解読方法および記録方法

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JPH0855180A
JPH0855180A JP6185858A JP18585894A JPH0855180A JP H0855180 A JPH0855180 A JP H0855180A JP 6185858 A JP6185858 A JP 6185858A JP 18585894 A JP18585894 A JP 18585894A JP H0855180 A JPH0855180 A JP H0855180A
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Atsushi Aoki
淳 青木
Toshiyuki Iwai
俊幸 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マトリクスコードによってデジタル情報が記
録された記録担体から上記デジタル情報を解読するデジ
タル情報解読方法であって、比較的に少ないデータ処理
量で、短時間に解読できるデジタル情報解読方法を提供
する。 【構成】 記録担体の記録面から上記デジタル情報を表
す2次元パターンを画像データとして読み取る。上記画
像データを、複数の枡目からなる矩形のブロック単位に
仮想的に区切る。上記画像データの各ブロック毎に、こ
のブロックを囲む矩形のウインドウを順次設定して、上
記ブロック内の枡目に付与されたマークを識別する。上
記マークが表す情報を復合化して元のデジタル情報を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷などによってデ
ジタル情報が記録された記録担体からデジタル情報を解
読するデジタル情報解読方法に関する。また、記録担体
の記録面に印刷などによってデジタル情報を記録するデ
ジタル情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】「0
・1」の2値で表わされるデジタル情報を符号化して、
2次元パターンとして記録担体に記録する技術が広く用
いられている。例えば、マトリクスコードは、2次元配
列された桝目を用い、各桝目に光学的に認識可能なマー
ク、典型的には明(白)と暗(黒)を付すことによって
データを符号化する手段である。
【0003】従来は、このような記録担体からデジタル
情報を解読する場合、記録面に表された2次元パターン
を画像として読み取り、読み取った画像データ全体を2
次元的に探索して複合化していた。
【0004】このため、読み取った画像データ全体を一
度にアクセスしなければならず、情報を高密度化、大容
量化した場合に、データ処理量が多くなり、処理に時間
がかかるという問題があった。また、2次元パターンを
読み取るときに記録面とイメージセンサとの間にズレが
生じて、画像データが局所的に歪んだ場合、それを補正
することが困難であった。なお、読み取りのズレを防止
するために、記録面のパターンの周囲にクロッキング情
報を付加する方式(特開平2−12579号公報)が知
られているが、この方式では画像データの中央部の歪み
を補正することはできない。
【0005】そこで、この発明の目的は、マトリクスコ
ードによってデジタル情報が記録された記録担体から上
記デジタル情報を解読するデジタル情報解読方法であっ
て、情報が高密度化、大容量化した場合であっても、比
較的少ないデータ処理量で、短時間に解読することがで
き、また、データの局所的な歪みを簡単に補正できるデ
ジタル情報解読方法を提供することにある。
【0006】また、本出願人は、先に、記録情報を高密
度化でき、クロッキング情報等の制御情報をデータ領域
の内部に含ませることができるデジタル情報記録方法を
提案した(特願平6−70911号)。その一つは、平
面上に、複数の枡目からなる正方形のブロックを仮想的
に設定し、上記各枡目にそれぞれ光学的に認識可能なマ
ークが付与されることにより上記ブロックが取り得るパ
ターン群のうち、同じ値を表すマークが連続する個数
が、行方向と列方向の少なくとも一方向でk個(ただ
し、kは1以上で、かつ上記ブロックの上記一方向の辺
を構成する枡目の数未満の整数とする。)以下である複
数のパターンを指定パターンとして採用する。そして、
記録すべきデジタル情報を構成する各データ値に、上記
ブロック単位の各指定パターンを対応させ、上記記録す
べきデジタル情報を、上記ブロック単位の指定パターン
を記録面に並べることにより2次元パターンとして表現
するものである。
【0007】この発明の目的は、先に提案したこの記録
方法を改良したデジタル情報記録方法を提供することに
ある。特に、読み取り時のブロックの識別精度を良くす
ることができるデジタル情報記録方法を提供する。
【0008】また、この発明のさらなる目的は、記録す
べきデジタル情報を上記指定パターンで表すのではな
く、上記ブロックに対応する単位で乱数処理によって符
号化して、明と暗とが略均一に分布したパターンで表す
場合に、読み取り時のブロックの識別精度を良くするこ
とができるデジタル情報記録方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のデジタル情報解読方法は、平面状
の記録面に、ビットに対応する行列状の枡目を仮想的に
設定し、上記各枡目に光学的に認識可能なマークをそれ
ぞれ付与して、上記マークからなる2次元パターンとし
てデジタル情報が記録されている記録担体から上記デジ
タル情報を解読するデジタル情報解読方法であって、上
記記録担体の記録面から上記デジタル情報を表す2次元
パターンを画像データとして読み取り、上記画像データ
を、複数の枡目からなる矩形のブロック単位に仮想的に
区切り、上記画像データの各ブロック毎に、このブロッ
クを囲む矩形のウインドウを順次設定して、上記ブロッ
ク内の枡目に付与されたマークを識別し、上記マークが
表す情報を復合化して元のデジタル情報を得ることを特
徴としている。
【0010】また、請求項2に記載のデジタル情報解読
方法は、請求項1に記載のデジタル情報解読方法におい
て、上記画像データの最初のブロックに上記ウインドウ
を設定するとき、上記最初のブロックの外側に、このブ
ロックの寸法よりも大きい寸法を持つウインドウを設定
し、続いて、上記ウインドウの辺を上記画像データを表
すイメージビット単位で内側に移動して、上記ウインド
ウの上記辺が横切るイメージビットの値の変化を検出
し、上記イメージビットの値が変化する境界位置に上記
ウインドウの上記辺を止めることを特徴としている。
【0011】また、請求項3に記載のデジタル情報解読
方法は、平面上に、複数の枡目からなる矩形のブロック
を仮想的に設定し、上記各枡目にそれぞれ光学的に認識
可能なマークが付与されることにより上記ブロックが取
り得るパターン群のうち、同じ値を表すマークが連続す
る個数が、行方向と列方向の少なくとも一方向でk個
(ただし、kは1以上で、かつ上記ブロックの上記一方
向の辺を構成する枡目の数未満の整数とする。)以下で
ある複数のパターンを指定パターンとして採用し、記録
すべきデジタル情報を構成する各データ値に、上記ブロ
ック単位の各指定パターンを対応させ、上記記録すべき
デジタル情報が、上記ブロック単位の指定パターンを記
録面に並べることにより2次元パターンとして表現され
ている記録担体から上記デジタル情報を解読するデジタ
ル情報解読方法であって、上記各枡目にそれぞれマーク
が付与されることにより上記ブロックが取り得るパター
ン群のうち、上記指定パターンに採用されていないパタ
ーンを無効パターンとして予め設定し、上記記録担体の
記録面から上記デジタル情報を表す2次元パターンを画
像データとして読み取り、上記画像データを、上記ブロ
ック単位に仮想的に区切り、上記画像データの各ブロッ
ク毎に、このブロックを囲む矩形のウインドウを順次設
定して、上記各ブロック内の枡目に付与されたマークを
識別して指定パターンか無効パターンかを判定し、上記
ブロックのパターンが指定パターンであるとき、上記マ
ークが表す情報を復合化して元のデジタル情報を得る一
方、上記ブロックのパターンが無効パターンであると
き、読み取り誤りを訂正する処理を行うことを特徴とし
ている。
【0012】また、請求項4に記載のデジタル情報記録
方法は、平面上に、複数の枡目からなる矩形のブロック
を仮想的に設定し、上記各枡目にそれぞれ光学的に認識
可能なマークが付与されることにより上記ブロックが取
り得るパターン群のうち、同じ値を表すマークが連続す
る個数が、行方向と列方向の少なくとも一方向でk個
(ただし、kは1以上で、かつ上記ブロックの上記一方
向の辺を構成する枡目の数未満の整数とする。)以下で
ある複数のパターンを指定パターンとして採用し、記録
すべきデジタル情報を構成する各データ値に、上記ブロ
ック単位の各指定パターンを対応させ、上記記録すべき
デジタル情報を、上記ブロック単位の指定パターンを記
録面に並べることにより2次元パターンとして表現する
デジタル情報記録方法において、上記ブロックが取り得
るパターン群のうち上記指定パターン以外の特定のパタ
ーンを、ブロックの境界を識別するための境界識別用パ
ターンとして採用し、上記ブロック単位の指定パターン
を上記記録面に並べるとき、既に配置したブロックと、
配置しようとするブロックとの境界が識別容易であるか
どうかをその境界を挟む枡目のパターンに基づいて判断
して、上記境界が識別容易であるとき上記ブロックをそ
のまま配置する一方、上記境界が識別容易でないとき上
記ブロックに代えて上記境界指定パターンを持つブロッ
クを配置することを特徴としている。
【0013】また、請求項5に記載のデジタル情報記録
方法は、平面上に、複数の枡目からなる矩形のブロック
を仮想的に設定し、記録すべきデジタル情報を上記ブロ
ックに対応する単位で乱数処理によって符号化して、上
記ブロックを構成する各枡目にそれぞれ光学的に認識可
能なマークを略均一な分布で付与した符号化パターンを
作成し、上記記録すべきデジタル情報を、上記ブロック
単位の符号化パターンを記録面に並べることにより2次
元パターンとして表現するデジタル情報記録方法におい
て、上記ブロックが取り得るパターン群のうち、互いに
異なる値を表す2種類のマークが交互に付与されたパタ
ーンを、ブロックの境界を識別するための境界識別用パ
ターンとして採用し、上記ブロック単位の符号化パター
ンを上記記録面に並べるとき、既に配置したブロック
と、配置しようとするブロックとの境界が識別容易であ
るかどうかをその境界を挟む枡目のパターンに基づいて
判断して、上記境界が識別容易であるとき上記ブロック
をそのまま配置する一方、上記境界が識別容易でないと
き上記ブロックに代えて上記境界指定パターンを持つブ
ロックを配置することを特徴としている。
【0014】また、請求項6に記載のデジタル情報記録
方法は、請求項5に記載のデジタル情報記録方法におい
て、上記乱数処理によって上記境界識別用パターンと同
一の符号化パターンが発生した場合、上記ブロック単位
の符号化パターンを上記記録面に並べるとき、上記境界
識別用パターンと同一の符号化パターンを持つブロック
を複数連続して配置して、上記記録すべきデジタル情報
に対応する符号化パターンと、本来の境界識別用パター
ンとを区別するようにしたことを特徴としている。
【0015】また、請求項7に記載のデジタル情報記録
方法は、請求項4乃至6のいずれか一つに記載のデジタ
ル情報記録方法において、上記既に配置したブロック
と、配置しようとするブロックとの境界が識別容易であ
るかどうかの判断を、上記境界を挟んで隣接する枡目の
対のうち、値が異なる枡目の対がいくつ存在するかに基
づいて行うことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1のデジタル情報解読方法では、記録担
体から読み取った画像データを、複数の枡目からなる矩
形のブロック単位に仮想的に区切り、上記画像データの
各ブロック毎に、このブロックを囲む矩形のウインドウ
を順次設定して、上記ブロック内の枡目に付与されたマ
ークを識別しているので、明暗パターンの識別をブロッ
ク単位で行えば済み、画像データすべてに対してアクセ
スする場合に比して、識別処理が簡略化される。また、
画像データすべてにアクセスする必要がなくなるので、
データ処理量を少なくすることができ、処理時間が短縮
される。さらに、画像データの局所的な歪みに対する補
正も可能になり、データ認識率が向上する。
【0017】請求項2のデジタル情報解読方法では、上
記画像データの最初のブロックに上記ウインドウを設定
するとき、上記最初のブロックの外側に、このブロック
の寸法よりも大きい寸法を持つウインドウを設定し、続
いて、上記ウインドウの辺を上記画像データを表すイメ
ージビット単位で内側に移動して、上記ウインドウの上
記辺が横切るイメージビットの値の変化を検出し、上記
イメージビットの値が変化する境界位置に上記ウインド
ウの上記辺を止める。したがって、ブロックの境界が精
度良く検出される。2番目以降のブロックの境界は、上
記最初のブロックの境界位置を利用して検出される。
【0018】請求項3のデジタル情報解読方法では、各
枡目にそれぞれマークが付与されることによりブロック
が取り得るパターン群のうち、指定パターンに採用され
ていないパターンを無効パターンとして予め設定し、読
み取った画像データの各ブロック毎に、このブロックを
囲む矩形のウインドウを順次設定して、上記各ブロック
内の枡目に付与されたマークを識別して指定パターンか
無効パターンかを判定する。そして、上記ブロックのパ
ターンが指定パターンであるとき、上記マークが表す情
報を復合化して元のデジタル情報を得る一方、上記ブロ
ックのパターンが無効パターンであるとき、読み取り誤
りを訂正する処理を行う。このようにした場合、ブロッ
クを読み取った時点で読み取り誤りを訂正でき、ブロッ
ク内の明暗パターンを補正することにより、確実な読み
取りが可能になる。
【0019】請求項4のデジタル情報記録方法では、ブ
ロックが取り得るパターン群のうち指定パターン以外の
特定のパターンを、ブロックの境界を識別するための境
界識別用パターンとして採用し、上記ブロック単位の指
定パターンを上記記録面に並べるとき、既に配置したブ
ロックと、配置しようとするブロックとの境界が識別容
易であるかどうかをその境界を挟む枡目のパターンに基
づいて判断する。そして、上記境界が識別容易であると
き上記ブロックをそのまま配置する一方、上記境界が識
別容易でないとき上記ブロックに代えて上記境界指定パ
ターンを持つブロックを配置する。このようにした場
合、読み取り時にブロックの境界の識別が難しいような
配置を避けることができ、ブロックの識別精度が良くな
る。
【0020】請求項5のデジタル情報記録方法では、ブ
ロックが取り得るパターン群のうち、互いに異なる値を
表す2種類のマークが交互に付与されたパターンを、ブ
ロックの境界を識別するための境界識別用パターンとし
て採用し、上記ブロック単位の符号化パターンを上記記
録面に並べるとき、既に配置したブロックと、配置しよ
うとするブロックとの境界が識別容易であるかどうかを
その境界を挟む枡目のパターンに基づいて判断する。そ
して、上記境界が識別容易であるとき上記ブロックをそ
のまま配置する一方、上記境界が識別容易でないとき上
記ブロックに代えて上記境界指定パターンを持つブロッ
クを配置する。このようにした場合、読み取り時にブロ
ックの境界の識別が難しいような配置を避けることがで
き、ブロックの識別精度が良くなる。
【0021】請求項6のデジタル情報記録方法では、乱
数処理によって境界識別用パターンと同一の符号化パタ
ーンが発生した場合、上記ブロック単位の符号化パター
ンを上記記録面に並べるとき、上記境界識別用パターン
と同一の符号化パターンを持つブロックを複数連続して
配置する。したがって、本来の境界識別用パターンを複
数連続させて配置しないという制限を課しておくことに
よって、上記記録すべきデジタル情報に対応する符号化
パターンと、本来の境界識別用パターンとが区別され
る。
【0022】請求項7のデジタル情報記録方法では、既
に配置したブロックと、配置しようとするブロックとの
境界が識別容易であるかどうかの判断を、上記境界を挟
んで隣接する枡目の対のうち、値が異なる枡目の対がい
くつ存在するかに基づいて行うので、識別容易であるか
どうかが客観的に判断される。この結果、読み取り時に
ブロックの境界の識別が難しいような配置を確実に避け
ることができ、ブロックの識別精度がさらに良くなる。
【0023】
【実施例】以下、この発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0024】(第1実施例)まず、図1から図5を参照
して、光学式情報記録装置、記録担体および読取装置を
説明する。
【0025】図1は光学式情報記録装置10の全体構成
を示している。この光学式情報記録装置10は、ソース
データを符号化してマトリクスコードを表す画像を生成
し、この画像を紙などの記録媒体に記録するための装置
である。図1において、外部装置14は、外部に設けら
れた記録装置、あるいは通信インタフェースを介したソ
ースデータの作成装置などからなる。印刷装置15は、
熱転写プリンタ、レーザプリンタあるいは印刷用の版下
作成装置などからなる。
【0026】CPU(中央演算装置)11は、ROM
(リード・オンリ・メモリ)12に記録されたプログラ
ムにしたがって、この装置10全体の動作を制御する。
詳しくは、図2に示すように、CPU11は、外部装置
14から与えられるソースデータを、まずRAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)13に格納する(S21)。
次に、RAM13に格納されているソースデータに対し
て各種の処理を施し、さらにソースデータのビットを記
録される画像の桝目に1対1に対応するように配列して
符号化を行う(S22)。その後、符号化されたビット
の配列より、マトリクスコードを表す画像を生成する
(S23)。そして、適当な印刷装置15を制御して、
画像を記録媒体に記録させる(S24)。
【0027】図3は上記光学式情報記録装置10によっ
て、光学式情報記録担体をなす紙(記録面)31に記録
された画像30を例示している。この画像30は、マト
リクスコードを表し、仮想的な桝目を2次元配列して構
成されている。それぞれの桝目が符号化されたデータを
表現している。例えば、それぞれの桝目がビット(符号
化ビット)を表現し、暗の桝目がビット“1”、明の桝
目がビット“0”を表現している。
【0028】図4は光学式読取装置の全体構成を示して
いる。この光学式読取装置40は、上記記録面31から
画像30を読み取って復号化し、ソースデータとして利
用するための装置である。図4において、イメージセン
サ45は例えばCCD素子を用いたライン型のものであ
る。制御回路46は、紙送り用のモータによって、イメ
ージセンサ45に対して、記録面31を一定方向に定速
度で相対的に移動させることができる。制御回路46
は、紙送り用モータの制御と同時にイメージセンサ45
の制御を行う。イメージセンサ45が読み取ったイメー
ジは2値化されてCPU41へ送られる。外部装置47
は、外部に設けられた記録装置あるいは通信インタフェ
ースを介したソースデータの処理装置などからなる。
【0029】CPU41は、ROM43に記録されたプ
ログラムにしたがって、この装置40全体の動作を制御
する。詳しくは、図5に示すように、制御回路46を介
してイメージセンサ45から与えられる画像データを順
次イメージRAM44に格納していく(S51)。その
後、CPU41は、イメージRAM44に格納されてい
る画像データから桝目の明暗を読み取り(S52)、読
み取った情報から復号化を行う(S53)。復号化は、
基本的には光学式情報記録装置10が行った符号化処理
を逆方向に行うことで実現される。この復号化によって
得た結果をソースデータとしてRAM42に格納する。
格納したソースデータは適当な外部装置47に送られて
利用される(S54)。
【0030】なお、イメージセンサ45および制御回路
46は、記録担体の全画像が一度に読み取れるマシンビ
ジョンでもよい。また、桝目の読み取り処理はイメージ
RAMに全画像の一部が格納された時点で行ってもよ
く、この場合はイメージRAMの容量を減らすことがで
きる。
【0031】次に、図6から図11を参照して、この発
明のデジタル情報解読方法の一実施例としての桝目読み
取り処理について詳細に説明する。この枡目読み取り処
理は図5中のステップS52に相当する。なお、記録担
体の画像は、後述する第2実施例、第3実施例とは異な
り、ブロック単位で記録されている必要はない。
【0032】図6は、図3に示した画像30を横方向が
主走査方向、縦方向が副走査方向として、光学式情報読
取装置40によって読み取った画像データ60を示して
いる。画像データ60は、記録担体の画像30に応じ
て、36行×24列=864個の枡目で構成されてい
る。この画像データ60はイメージRAM44に格納さ
れている。
【0033】図7は、画像データ60を6行×8列の枡
目からなる長方形のブロックに区切った状態を示してい
る。横方向に並ぶブロックが作る行をブロック行、縦方
向に並ぶブロックが作る列をブロック列と呼ぶものとす
ると、画像データ60は6ブロック行×3ブロック列、
すなわち全部で18ブロックに区切られる。図8では、
画像データ60の各ブロックについてブロック行方向
(主走査方向)に順にアルファベットa,b,…,rを
付している。これは、このアルファベット順に各ブロッ
ク単位で読み取りを行い、各ブロック内で枡目の明暗を
識別することを示している。なお、ブロック列方向(副
走査方向)に各ブロック単位で読み取りを行っても良
い。その場合は、括弧内に示したアルファベットの順に
読むことになる。
【0034】画像データ60の1つの枡目が表現するビ
ット(符号化ビット)は、イメージRAM44上では複
数のイメージビットで構成される。イメージセンサ45
の主走査方向の線分解能を8dot/mm、副走査方向
の線分解能も8dot/mmとし、記録担体には枡目が
0.625mm四方の正方形で記録されているものとす
ると、図11に示すように、1つの枡目は、イメージR
AM上の5×5のイメージビットで構成される。図11
では、イメージRAM44のイメージビット431には
“1”または“0”が与えられている。“1”は暗ビッ
ト、“0”は明ビットを表している。
【0035】枡目読み取り処理は図9に示すフローチャ
ートにしたがって行われる。イメージRAM44には画
像データ60が既に格納されているものとする。
【0036】まず、イメージRAM44の画像データ
を探索してデータの開始位置、傾きを測定する(S9
1)。図11に示すように、イメージRAM44上の各
イメージビット431は、主走査方向のビット位置Xと
副走査方向のビット位置Yの(X,Y)を添字とする2
次元配列としてアクセスされる。Y=0であるX軸上の
各点からY軸の正の方向にビットを探索し、最初に見つ
かった暗ビットの座標をそれぞれ記憶する。それぞれの
座標値のうちYの値が大きく離れている座標値を除外
し、直線近似を行うことにより、データ領域の上辺およ
びその傾きを得る。データ領域の左辺およびその傾きに
ついても同様の処理を行う。この2直線の交点を求める
ことによりデータの開始位置(ここでは、(5,4))
を得る。全画像データが格納されている場合は、データ
領域(例えば四角など)を測定してもよい。さらに、走
査時の傾き(既に求めた)を補正した上で、枡目の寸法
(記録時の枡目の大きさと、読取時の精度によって定め
られている)と、ブロックを構成する枡目の個数(ここ
では6×8)によって決まるブロックサイズとに基づい
て、ウインドウを作成する(S91)。ウインドウはイ
メージRAM44上の四角の座標値で表現することがで
きる仮想的な四辺形であり、初期値はブロックサイズよ
り、例えば1/2枡目サイズ分だけ上下左右に大きいも
のとする。
【0037】次に、データの開始位置を元に、最初の
ブロックaを含む位置にウインドウを設定する(S9
2)。例えば、図10に示すように、画像データ60の
ブロックa付近にウインドウ110を設定する。境界を
識別するのに使用される枡目は○と●で表わされてい
る。図11では、このウインドウ110は(2,1)、
(47,1)、(2,36)、(47,36)を頂点と
する長方形(図11中に破線で示す)として初期設定さ
れている。
【0038】次に、上記ウインドウ110に含まれる
ブロックaの境界を次の(i)〜(iii)の手順で検出する
(S93)。
【0039】(i)まず、ウインドウ110の各辺、例え
ば上辺から開始して、ブロックを構成する枡目数+1の
数で上辺を分割して、サンプリング点を求める。例え
ば、図11において点線で示したウインドウ110で
は、ブロックを構成する枡目数が8であるから、上辺を
9分割することにより8個のサンプリング点433,4
34,…,4310を得る。
【0040】(ii)上記各サンプリング点に位置するイメ
ージビットと、上辺よりも1単位内側(ここでは下側)
の各点に位置するイメージビットとをサンプリングす
る。この値をそれぞれ比較して値が異なるかどうかを調
べる。値が異なるまで、各サンプリング点について1単
位ずつ内側にずらしながらこの処理を繰り返す。そし
て、値が異なったとき、そこが境界位置であると判断す
る。
【0041】ただし、内側にずらすのは1枡目サイズ
(図11では5単位)までとし、値が異ならない場合
(すなわち、同値のビットが連続している場合)はその
サンプリング点に関する境界位置は他の点から推定す
る。例えば、図11においてはサンプリング点434で
は1枡目サイズまでサンプリング値を比較しても値は異
ならない。そこで、サンプリング点434に関する境界
位置は両側のサンプリング点433および435から推
定される。サンプリング点436,438に関する境界
位置も、それぞれ同様に、両側のサンプリング点から推
定される。
【0042】図11では、(2,4)、(47,4)を
両端とする点列がこのブロックの境界となり、ウインド
ウ110の上辺をこの境界に設定する。なお、境界が全
く検出できない場合はブロックサイズから推定すること
ができる。
【0043】(iii)上記(i),(ii)の処理をウインドウ1
10の他の3辺においても繰り返すことにより、ウイン
ドウ110の各辺をブロックaの境界と一致させること
ができる。
【0044】このようにして最初のブロックaの境界を
検出する。例えば、図11では、ブロック102の境界
4311を求めることができる。
【0045】このブロックの境界の検出方法は、ウイン
ドウの各辺をブロックを構成する枡目の数を使って分割
し、サンプリング点を各枡目毎に設定している。したが
って、ウインドウの各辺に位置する全てのイメージビッ
トをサンプリングする場合に比して、処理量を減少させ
ることができる。したがって、読み取りに要する時間を
短縮することができる。
【0046】なお、ブロックの境界の検出方法は各種の
変形が可能であり、例えば、ウインドウの各辺に位置す
る全てのイメージビットをサンプリングすれば、より精
度の高い境界を得ることができ、局所的な歪みにも正確
に対応できるようになる。
【0047】次に、検出したブロックaの境界位置を
RAM42に記憶させる(S94)。これは、上記ブロ
ックaに隣接するブロックの境界を検出する時に、初期
値として使用するためである。
【0048】次に、境界を検出したブロックaを6行
×8列に分割することにより、枡目をサンプリングする
位置を求める(S95)。
【0049】その位置のイメージビットをサンプリン
グすることにより、枡目の値を得る(S96)。そし
て、得た枡目の値をRAM42に記憶させる。なお、サ
ンプリング位置を中心として、その隣接点のイメージビ
ットの値を調べ、その結果から枡目の値を得てもよい。
【0050】次に、行方向の最終ブロックのサンプリ
ングが終了したかどうかを判断して(S97)、行方向
の最終ブロックでなければ、右隣のブロックを含む位置
に新たなウインドウを設定する(S98)。そして、ス
テップS93〜S96の処理を繰り返して、そのブロッ
クの境界を検出して枡目のサンプリングを行う。このよ
うにして、図8に示したブロックaの処理が終了した後
は、同一のブロック行に属するブロックb,cのサンプ
リングを行う。
【0051】ここで、同一のブロック行における新たな
ウインドウの設定は、現在処理しているブロックの境界
位置を使って行う。例えば、図10に示すブロックaの
上辺,下辺の境界位置101,102はブロック同一の
ブロック行については共通に用いることができる。ま
た、ブロックaの境界ブロックaの右辺はブロックbの
左辺と一致する。したがって、ブロックbに対するウイ
ンドウの設定は、ブロックaの上辺,下辺の境界位置1
01,102に加えて、ブロックaの右辺の境界位置1
04も利用することができる。
【0052】行方向の最終ブロックのサンプリングが
終了したときは、列方向の最終ブロックのサンプリング
が終了したかどうかを判断して(S99)、次にサンプ
リングすべきブロックを含む位置に新たなウインドウを
設定する(S910)。そして、ステップS93〜S9
6の処理を繰り返して、そのブロックの境界を検出して
枡目のサンプリングを行う。
【0053】ここで、図8に示したブロックd,e,f
が属する2番目のブロック行以降では、前のブロック行
の各ブロックの下辺の境界が既に判明しているので、こ
の境界位置も新たなウインドウの設定に利用する。現在
処理しているブロックが行方向の最後のブロックであ
り、かつ、列方向の最後のブロックでない場合、例えば
図8のブロックc,f,i,l,oである場合は、次に
検出すべきブロックは新しいブロック行の先頭ブロック
である。そこで、前のブロック行の先頭ブロックの境界
位置、例えば図10に示す境界位置103も利用するこ
とができる。
【0054】このようにして、最後のブロック(図8
ではrブロック)まで、ステップS93〜S96の処理
を繰り返して、全ての枡目の値を読み出し、全符号化ビ
ットを得る(S911)。
【0055】この枡目読み取り処理は種々の変形、変更
が可能である。例えば、上の例では各ブロックを枡目6
行×8列としたが、これに限られるものではない。画像
の縦横の枡目の数がブロックの縦横の枡目のそれぞれ整
数倍であればよい。このブロックの大きさは記録方法に
は依存せず自由に決めることができる。ブロックを構成
する枡目を大きくすると、ブロックの境界を識別しやす
くなり、また処理量を減らすことができる。しかし、あ
まり大きくなりすぎると局所的な歪みに対応しにくくな
る。
【0056】また、各ブロックの境界ではなく、枡目を
通る中心線を求めてもよい。
【0057】また、ウインドウの各辺を点列でなく直線
で表現してもよい。この場合は、各サンプリング点毎に
境界位置を決定するのではなく、各点における値が異な
る場合は1、同じ場合は0として全サンプリング点の合
計値を算出し、これを1枡目サンプリング分繰り返し、
この合計値が最大になるところをブロックの境界とす
る。これにより、処理が容易になる。
【0058】ところで、図14に示すように、実際のブ
ロックの境界142ブロックの境界の推定値141とに
は、局所的な歪みにより誤差が発生する可能性がある。
この傾向は大容量化、すなわち画像の面積を大きくした
場合あるいは記録密度を高くした場合により顕著にな
る。
【0059】そこで、次に上記枡目読み取り処理の変形
例について説明する。
【0060】図12は、記録担体としての記録面33上
の画像32を示している。この画像32は、図3に示し
た画像パターン30の四角にそれぞれデータ開始位置を
表すためのマーク121を設けるとともに、画像パター
ン30の周囲に所定ピッチでクロックマーク122を設
けたものである。
【0061】この画像32はイメージRAM44上で
は、図13に示すように格納される(画像データ全体を
符号62で示している。)。読み取り処理では、ブロッ
クの境界を、クロックマーク122の中心を通る位置に
設定する。また、クロックマーク122はウインドウを
設定するための基準点として使用する。各ブロックのサ
ンプリングは上の例と同様に行う。
【0062】このようにした場合、適当なブロックの大
きさを用い、また境界を点列で表現することにより、局
所的な歪みに追従して高精度でブロック内の枡目の値を
サンプリングすることができる。データ開始位置マーク
121やクロックマーク122によるブロックの境界の
推定値を全体的な傾きを知るためや局所的な歪みを検出
するための基準線として使用することにより、処理量を
減らし、ブロックの識別の精度を向上することができ
る。
【0063】(第2実施例)図15から図26を参照し
て、この発明の一実施例のデジタル情報記録方法および
読取方法について説明する。この第2実施例の欄は、ブ
ロック内でとりうるパターンのうち、明暗が連続する個
数が一定個数以下であるパターンのみを用いることで、
記録担体上で明と暗が均一にほぼ分布するようにした記
録方法を前提とする(このような技術は特願平6−70
911号に開示されている)。
【0064】詳しくは、ブロックとして縦p個×横p個
の桝目からなる正方形のブロックを用い、ブロック内に
おいては縦方向にも横方向にも同じ値の枡目が連続する
個数がk個(kは1以上、p未満の整数)以下であるこ
とを保証している。この場合に、使用可能なパターン
(指定パターン)の数を図15に示している。
【0065】図15から分かるように、例えば、4×4
の桝目からなる正方形をブロックとし、ブロック内では
縦方向および横方向に3個までの連続を許す(4個連続
することはない)とすると、指定パターン数は22,8
74通りとなる。14ビットの情報を表すために必要な
パターン数は16,348通りであるから、ブロック1
つで14ビットの情報が表すことができる。記録情報の
データ列を14ビット毎に区切って、それぞれ指定パタ
ーンにマッピングし、マッピングした指定パターンを記
録面に2次元的に並べていくことにより、元のデータを
記録することができる。
【0066】このようにして記録担体(記録面)に記録
されたデータも、当然ながら、先の例と同様にブロック
単位で読み取ることができる。図16は、その画像デー
タ160の一部を示している。画像データ160は、記
録時と同様に、枡目4×4からなるブロック161,1
62,…に区切られ、このブロック単位で読み取りが行
われる。
【0067】ここで、ブロック内の枡目の明暗を読み取
った時点で、図17に示すように、記録時の汚れやかす
れ、媒体のゴミの付着や歪みによる読み取りミスが起こ
る場合がある。ブロック161では「△」にハッチング
を施して表した汚れによって明の桝目を暗の桝目に読み
誤る可能性があり、ブロック162では「△」で表した
ゴミによって暗の桝目を明の桝目に読み誤る可能性があ
る。このとき、記録時のブロック単位と同じブロック単
位で読み取り、ブロックを読み取った時点で、ブロック
内では縦および横方向に最大3個までしか同一明度の連
続を許さないという記録方法から、ブロックの読み取り
誤りを検出できる。この読み取り誤り情報を記録してお
き、後の誤り訂正処理に役立てることができる。例え
ば、符号化時にブロックを単位として検査コードを付加
しておけば、ブロックを読み取った時点で、エラー発生
箇所は判明する。したがって、いわゆるイレージャー訂
正(誤りの位置が判明しているときのエラー訂正)が可
能になる。あるいは、サンプリング位置に補正を加えた
再読み取りを行ってもよい。
【0068】また、上述のように4×4の桝目からなる
正方形をブロックとし、ブロック内では縦方向および横
方向に3個までの同一明度の連続を許す(4個連続する
ことはない)とした場合、22,874通りの指定パタ
ーンのうち、14ビットの情報を表わすために必要なパ
ターン数は16,384通りであるから、残りの6,4
90通りのパターンを何らかの制御情報に用いることが
できる。ここで、制御情報にも用いられず、残ったパタ
ーンを無効パターンとし、これを集めた無効パターンテ
ーブル(もしくは14ビットの情報とブロックのパター
ンのマッピングテーブル)を作成しておく。このように
した場合、この無効パターンテーブルを検査することに
より、ブロックの読み取り誤りを検出できる。例えば、
図18は同図(a)に示すブロック163を読み誤った
結果、同図(b)に示すような無効パターン182が読
み取られた例を示している。本来のパターンは同図
(c)に示す有効パターン181である。無効パターン
テーブルを検査することにより、ブロック163から読
み取ったパターンが無効パターン182と一致するの
で、ブロック163を読み誤ったことが判明する。この
場合も、この情報を記録しておき、後の誤り訂正処理に
役立てることができる。例えば、符号化時にブロックを
単位として検査コードを付加しておけば、ブロックを読
み取った時点で、エラー発生箇所は判明する。したがっ
て、いわゆるイレージャー訂正(誤りの位置が判明して
いるときのエラー訂正)が可能になる。あるいは、サン
プリング位置に補正を加えた再読み取りを行ってもよ
い。
【0069】また、上述のように4×4の桝目からなる
正方形をブロックとし、ブロック内では縦方向および横
方向に3個までの同一明度の連続を許す(4個連続する
ことはない)とした場合、ブロック内では同一明度を持
つ枡目が4個以上連続しないことが保証されているが、
隣接するブロックにまたがって最大7個連続することが
ある。このように、ソースデータおよび符号化時の配置
によっては、必ずしもブロックの境界において同一明度
を持つ枡目が連続しないとは保証できない。例えば、図
19に示す画像データ190において、ブロック191
と、このブロックの四辺に隣接するブロック192,1
93,194,195との境界では、境界の両側に、同
じ明度の枡目が配置されている。このため、このままで
は、ブロック191の境界を判定することができない。
【0070】そこで、記録時に、先に配置したブロック
と、これに隣接して配置しようとするブロックとの境界
を調べる。そして、境界がはっきりしないことが予想さ
れるときは、例えば、図20に示すような境界識別用パ
ターン200を持つブロックを挿入する。図22は、図
19の画像190に境界識別用パターン200を持つブ
ロック221を挿入した状態を示している。ブロック1
91は1ブロック分だけ右にずれて右隣の位置に配置さ
れ、元のブロック191の位置には境界識別用パターン
200を持つブロック221が配置されている。
【0071】図20に示した境界識別用パターン200
は制御用パターンの1つであり、14ビットの情報を表
すパターンとしては用いられない。図20の境界識別用
パターン200は白と黒が交互に現れているので、それ
自体が識別しやすいという特長を有する。また、どの辺
でも白と黒が交互に現れているため、大抵の場合、境界
の識別が容易になる。
【0072】境界識別用パターンとしては、図21に示
すパターン210も、図20のパターン200と同様の
性質があり、境界識別用パターンとして適している。図
23は、図19の画像190に境界識別用パターン21
0を持つブロック231を挿入した状態を示している。
ブロック191は1ブロック分だけずれて右隣の位置に
配置され、元のブロック191の位置には境界識別用パ
ターン210を持つブロック231が配置されている。
【0073】上記境界識別用パターン200,210を
持つブロックについて、このブロックに隣接するブロッ
クとの境界で、境界を挟んで隣接する枡目(符号化ビッ
ト)の対の値の違いを、値が異なる場合を1、同じ場合
を0として算出することが可能である。例えば、図22
のブロック221では上左右の各辺の順に2+1+3=
6、図23のブロック231では上左右の各辺の順に2
+3+1=6となり、どちらのパターンでも違いはな
い。なお、境界識別用パターンとして図20のパターン
200と図21のパターン210との両方のパターンを
用意し、隣接するブロックのパターンに応じて使いわけ
ることが可能である。つまり、境界識別用パターン20
0または210を持つブロックと、このブロックの上左
右の3辺に隣接するブロックとの境界で、境界を挟んで
隣接する枡目(符号化ビット)の対の値の違いを算出し
て、算出値(境界識別値)が大きくなる方の境界識別用
パターンを採用する。これにより、境界の識別精度を良
くすることができる。
【0074】詳しくは、図24に示すフローしたがって
符号化処理を行う。ソースデータは既にRAM13(図
1)に格納されているものとする。
【0075】また、ブロックを2次元的に配置する際
に、行方向に配置していくものとする。例えば、1行当
たりに配置するブロックを8個とすると、1行8ブロッ
クで14ビット×8=112ビット=14バイトのソー
スデータを表現することができ、1行8ブロックは16
ビット×8=128ビット=16バイトのデータとな
る。RAM13上では、16ビットを格納できるメモリ
セルのM行×8列の2次元配列として、符号化ビットを
アクセスすることができる。なお、行数Mの値はソース
データのサイズ等に依存する。
【0076】まず、RAM13上でブロックの2次元
配列の添字(i,j)の値を初期化し、i=1,j=1
に設定する(S241)。
【0077】次に、RAM13よりソースデータのデ
ータ列を14ビット単位に区切って読み出す(S24
2)。そして、ROM12に格納されている14ビット
の情報と符号化ビット4×4で構成されるブロックのマ
ッピングテーブル(図26(b)に示す)を参照して、
読み出した14ビットの情報から16ビットの符号化ビ
ットを得る(S243)。ソースデータ(記録データ)
と符号化ビットとの対応は図26(a)に示すようなも
のとなる。この16ビットの符号化ビットを1ブロック
としてRAM13上の2次元配列(i,j)に格納する
(S244)。
【0078】(i,j)=(1,1)のときは、ステ
ップS245,S246を省略して、jの値に1を加え
る(S247)。まだ1行目が終わらず、j>8とはな
っていないから(S247)、未処理のソースデータが
ある限り(S249)、ステップS242に戻ってソー
スデータのデータ列を14ビット単位に区切って読み出
す。
【0079】そして、先程と同様に、読み出した14
ビットの情報から16ビットの符号化ビットを得て(S
243)、この16ビットの符号化ビットを1ブロック
としてRAM13上の2次元配列(i,j)に格納する
(S244)。
【0080】ステップS245で、ブロック(i,j
−1)と、その上左右に隣接するブロック(i−1,
j)、(i,j−2)、(i,j)との境界識別値αを
算出する。すなわち、境界を挟んで隣接する4対の枡目
の値の違いを、枡目の対の値が異なる場合は1、同じ場
合は0とし、各辺の値を合計して境界識別値αを算出す
る。なお、(i,j)=(1,2)のときは、ブロック
(1,1)と、この右に隣接するブロック(1,2)の
みが配置されている。このように、ブロック(i,j−
1)の上左右のいずれかにブロックが配置されていない
ときは、その配置されてない辺については、記録担体の
明度を基準として境界識別値αを算出する。
【0081】次に、境界識別値αが規定の閾値(例え
ば2)を超えているかどうかを判断する(S246)。
超えているときは、読み取り時の境界の識別が容易であ
るから、未処理のソースデータが有る限り(S24
9)、そのままステップS242に戻ってソースデータ
の読み出しを行う。
【0082】そして、ステップS242〜S249の
処理を繰り返す。ステップS247でjの値が8を超え
たときは、ブロックの1行分の配置が終了したわけであ
るから、iの値に1を加えるとともに、j=1に設定す
る(S248)。そして、未処理のソースデータがある
限り、ステップS242〜S249の処理を繰り返す。
【0083】さて、ステップS246で、境界識別値
αが規定の閾値以下であるときは、このままでは読み取
り時にブロック(i,j−1)の境界の識別が困難とな
る。そこで、ステップS2410〜S2415の処理を
行って、図20と図21に示した境界識別用パターン2
00または210を挿入する。
【0084】すなわち、境界識別用パターン200,2
10をそれぞれ2次元配列(i,j−1)の位置に挿入
した場合の、挿入した境界識別用パターンを持つブロッ
クと、その上左右に隣接するブロック(i−1,j)、
(i,j−2)、(i,j−1)との境界について、境
界識別値βを算出する(S2410)。そして、境界識
別用パターン200,210のうち、境界識別値βが規
定の閾値よりも大きく(S2411)、かつ他方の境界
識別値βよりも大きい値を示すパターンを選び(S24
12)、選んだ方のパターン200または210を
(i,j−1)の位置に挿入する(S2413、S24
14)。続いて、元のブロック(i,j−1)を(i,
j)の位置に移動させ、元のブロック(i,j)を
(i,j+1)の位置に移動させる(S2415)。
【0085】この後、ステップS247に戻って処理を
継続する。
【0086】なお、上にも述べたが、2次元配列全体の
上左右を構成するブロック、すなわち1行目のブロッ
ク、1列目のブロックおよび8列目のブロックについて
は、それぞれ隣接するブロックが存在しない辺について
は記録担体の明度を基準として境界識別値α,βを算出
する。また、8列目に境界識別用パターンを挿入する場
合は、元のブロック(i−1,8)は(i,1)の位置
に移動させ、その次のブロック(i,1)は(i,2)
の位置に移動させる。また、7列目に境界識別用パター
ンを挿入する場合は、元のブロック(i,8)は次の行
の頭(i+1,1)の位置に移動させる。
【0087】このようにして、ブロックを2次元桝目状
に配置した場合、読み取り時にブロックの境界の識別が
難しいような配置を避けることができ、ブロックの識別
精度を良くすることができる。
【0088】この符号化処理は種々の変形、変更が可能
である。
【0089】例えば、境界識別用パターンを挿入して境
界識別値βを算出するとき(S2410)、上左右だけ
でなく上下左右の四辺の境界について境界識別値βを算
出してもよい。境界識別値βは、図22のブロック22
1では上下左右の各辺の順に2+0+1+3=6、図2
3のブロック231では上下左右の各辺の順に2+4+
3+1=10となる。したがって、この例では、図21
の境界識別用パターン210を挿入した方が、ブロック
の識別精度が向上させることができる。
【0090】また、走査方向による読み取り精度あるい
はサンプリング精度に違いがある場合には、境界識別用
パターンを挿入して境界識別値βを算出するとき(S2
410)、各辺に重みをつけてもよい。例えば、読み取
り時に主走査方向の方が副走査方向より精度が良い場合
は、精度のよい左右の辺は考慮せず、上下の辺の境界の
みについて境界識別値βを算出してもよい。そして、こ
の境界識別値βに基づいて、境界識別用パターンを挿入
するかどうか、または、どちらの境界識別用パターン
(200か210)を使用するかを判断してもよい。
【0091】次に、図25に示すフローチャートに沿っ
て桝目読み取り処理および復号化処理を説明する。
【0092】イメージRAM44(図4)には、画像デ
ータが既に格納されているものとする。
【0093】まず、イメージRAM44の画像データ
を探索してデータの開始位置、傾きを測定する(S25
1)。続いて、求めた傾きを補正した上で、枡目の個数
(ここでは4×4)によって決まるブロックサイズに基
づいてウインドウを設定し、さらに、データの開始位置
を元に、最初のブロックを含む位置にウインドウを設定
する(S251)。
【0094】次に、上記ブロックの境界を検出し、検
出したブロックの境界位置をRAM42に記憶させる
(S252)。これは、上記ブロックに隣接するブロッ
クの境界を検出する時に、初期値として使用するためで
ある。
【0095】次に、境界を検出したブロックを4行×
4列に分割することにより、枡目をサンプリングする位
置を求め、その位置のイメージビットをサンプリングす
ることにより、枡目の値を得る(S253)。そして、
得た枡目の値をRAM42に記憶させる。
【0096】次に、このブロック内で同じ値の枡目が
連続する個数が縦方向、横方向のいずれにも3個以下で
ある(4個連続していない)ことを検査する(S25
4)。4個連続した場合にはエラーと判断して、サンプ
リング位置に補正を加え(S2510)、S253へ戻
って再びサンプリングを行う。また、エラー発生したブ
ロックをRAMに記録して、誤り訂正に利用してもよ
い。
【0097】次に、上記ブロックのパターンが有効パ
ターンであるかどうかを検査する(S255)。有効パ
ターンでなければ、サンプリング位置に補正を加え(S
2510)、S253へ戻って再びサンプリングを行
う。また、エラー発生したブロックをRAMに記録し
て、誤り訂正に利用してもよい。
【0098】一方、ステップS255で、上記ブロック
のパターンが有効パターンであれば、さらに境界識別用
パターンかどうかを検査する(S256)。上記ブロッ
クのパターンが境界識別用パターンであるときは、次の
新たなウインドウを設定して(S2511)、ステップ
S252へ戻って次のブロックの検出を行う。また、ス
テップS256でブロックのパターンがデータ用パター
ンであるときは、ROM43に格納されているマッピン
グテーブルを参照して、その符号化ビット(16ビッ
ト)からソースデータの断片を得る(S257)。な
お、マッピングテーブルは、図26に示したものを逆引
きしても良いし、符号化ビットで整列した別テーブルを
参照しても良い。
【0099】次に、最後のブロックであるかどうかを
判断して(S258)、最後のブロックでなければ、次
の新たなウインドウを設定して(S2511)、ステッ
プS252へ戻って次のブロックの検出を行う。このよ
うにして、最後のブロックまで処理を繰り返すことによ
り、全ての枡目の値を読み出し、全ソースデータを得る
ことができる。
【0100】(第3実施例)次に、図27から図38を
参照して、この発明の一実施例のデジタル情報記録方法
および読取方法について説明する。この第3実施例の欄
は、記録担体にマトリクスコードで明と暗の枡目を配置
する際に、乱数処理を施して明と暗のバランスを取って
ほぼ均一に分布させる記録方法を前提とする。なお、乱
数処理を施した場合は制御情報として特別に確保される
パターンはないため、記録データを表すパターンとして
境界識別用パターンに適したパターンも発生する。
【0101】図27は、乱数処理を施して記録した光学
式情報記録担体を読み取った画像データ260の一部を
示している。この例では、画像データ260は、4×4
の枡目からなる正方形のブロックを2次元配列して構成
されている。
【0102】この例では、ブロック261と、このブロ
ックの四辺に隣接するブロック262,263,26
4,265との境界では、境界の両側に、同じ明度の枡
目が配置されている。このため、このままでは、ブロッ
ク261の境界を判定することができない。
【0103】そこで、記録時に、例えば、図28あるい
は図29に示すような境界識別用パターン270,28
0を持つブロックを挿入する。境界識別用パターン27
0,280は、4×4の枡目からなり、白と黒が交互に
現れているパターンである。これにより、ブロックの境
界を識別することが容易になる。なお、パターン270
では左上隅の枡目に黒、パターン280では左上隅の枡
目に白が与えられている。パターン270,280のそ
れぞれの右辺と左辺または上辺と下辺の明暗パターンは
逆である。
【0104】また、乱数処理によって境界識別用パター
ンと同じパターンが発生した場合には、そのパターンを
持つブロックを2個連続させる。これにより、記録デー
タを表すブロックと境界識別用パターンを表すブロック
とを区別することができる。このとき、連続した同じパ
ターン(境界識別用パターン)の境界で、境界の両側に
配置された枡目はそれぞれ異なる値を持つことから、ブ
ロックの境界の識別は容易である。なお、読み取り時に
区別できなくなるので、境界識別用パターン自体が2個
連続しないように符号化する必要がある。
【0105】図30は、図27の画像260に境界識別
用パターン270を持つブロック291を挿入した状態
を示している。ブロック261は1ブロック分だけ右に
ずれて右隣の位置に配置され、元のブロック261の位
置には境界識別用パターン270を持つブロック291
が配置されている。また、図31は、図27の画像26
0に境界識別用パターン280を持つブロック301を
挿入した状態を示している。ブロック261は1ブロッ
ク分だけ右にずれて右隣の位置に配置され、元のブロッ
ク261の位置には境界識別用パターン280を持つブ
ロック301が配置されている。このように、隣接する
ブロックとの境界の状態によって図28と図29の両方
のパターン270,280を選択的に使用することによ
り、ブロックの境界の識別がより容易になる。
【0106】図32に示すように、画像データ310が
5×5の枡目からなる正方形のブロックを2次元配列し
て構成される場合は、境界識別用パターンとして、図3
3あるいは図34に示すような、5×5の枡目からなり
白と黒が交互に現れているパターン320,330を使
用することが考えられる。パターン320では四隅の枡
目に黒、パターン330では四隅の枡目に白が与えられ
ている。
【0107】しかし、正方形のブロックの一辺が奇数個
の枡目からなる場合、境界識別用パターン320,33
0のそれぞれの右辺と左辺または上辺と下辺の明暗パタ
ーンは同じになる。このため、正方形のブロックの一辺
が偶数個の枡目からなる場合と同様に、乱数処理によっ
て境界識別用パターン320または330と同じパター
ンが発生した場合に、そのパターンを持つブロックを2
個連続させると、ブロック間の境界が識別しにくくな
る。
【0108】そこで、乱数処理によって境界識別用パタ
ーン320と同じパターンが発生した場合は、図35
(a)に示すように、そのパターン320と境界識別用パ
ターン330とを組み合わせて連続させる。また、乱数
処理によって境界識別用パターン330と同じパターン
が発生した場合は、図35(b)に示すように、そのパタ
ーン330と境界識別用パターン320とを組み合わせ
て連続させる。これにより、境界の識別を容易におこな
うことができる。
【0109】詳しくは、図36および図37に示すフロ
ーにしたがって符号化処理を行う。ソースデータは既に
RAM13(図1)に格納されているものとする。ま
た、ブロックは正方形であり、この正方形の一辺の枡目
の個数mが指定されているものとする。
【0110】また、ブロックを2次元的に配置する際
に、行方向に配置していくものとする。例えば、1行当
たりに配置するブロックを8個とすると、RAM13上
では、m2ビットを格納できるメモリセルのN行×8列
の2次元配列として、符号化ビットをアクセスすること
ができる。なお、行数Nの値はソースデータのサイズ等
に依存する。
【0111】まず、RAM13上でブロックの2次元
配列の添字(i,j)の値を初期化し、i=1,j=1
に設定する(S351)。
【0112】次に、RAM13よりソースデータのデ
ータ列をm×mビット単位に区切って読み出す(S35
2)。そして、読み出したm×mビットの情報に対し
て、疑似乱数処理を行って、m×mビットの符号化ビッ
トを得る(S353)。このm×mビットの符号化ビッ
トを1ブロックとしてRAM13上の2次元配列(i,
j)に格納する(S354)。
【0113】次に、(i,j)に格納したブロックの
パターンが境界識別用パターンと同じであるかどうかを
検査する(S355)。上記ブロックのパターンが境界
識別用パターンと同じである場合は、処理S3517〜
S3519を行う。すなわち、mが偶数であるか奇数で
あるかを判断して(S3517)、mが偶数であると
き、上記境界識別用パターンと同じ境界識別用パターン
を持つブロックを(i,j+1)に設定する(S351
8)。mが奇数であるとき、上記境界識別用パターンと
は別の境界識別用パターンを持つブロックを(i,j+
1)に設定する(S3519)。なお、j=8、すなわ
ちブロックが既に8列目まで配置されている場合は、次
の行の頭(i+1,1)に設定する。
【0114】一方、ステップS355でブロックのパタ
ーンが境界識別用パターンと異なるときは、そのままス
テップS356へ進む。
【0115】(i,j)=(1,1)のときは、ステ
ップS356,S357を省略して、jの値に1を加え
る(S358)。まだ1行目が終わらず、j>8とはな
っていないから(S358)、未処理のソースデータが
ある限り(S3510)、ステップS352に戻ってソ
ースデータのデータ列をm×mビット単位に区切って読
み出す。
【0116】そして、先程と同様に、読み出したm×
mビットの情報からm×mビットの符号化ビットを得て
(S353)、このm×mビットの符号化ビットを1ブ
ロックとしてRAM13上の2次元配列(i,j)に格
納する(S354)。
【0117】ステップS356で、ブロック(i,j
−1)と、その上左右に隣接するブロック(i−1,
j)、(i,j−2)、(i,j)との境界識別値αを
算出する。すなわち、境界を挟んで隣接するm対の枡目
の値の違いを、枡目の対の値が異なる場合は1、同じ場
合は0とし、各辺の値を合計して境界識別値αを算出す
る。なお、(i,j)=(1,2)のときは、ブロック
(1,1)と、この右に隣接するブロック(1,2)の
みが配置されている。このように、ブロック(i,j−
1)の上左右のいずれかにブロックが配置されていない
ときは、その配置されてない辺については、記録担体の
明度を基準として境界識別値αを算出する。
【0118】次に、境界識別値αが規定の閾値(例え
ばm/2)を超えているかどうかを判断する(S35
7)。超えているときは、読み取り時の境界の識別が容
易であるから、未処理のソースデータが有る限り(S3
510)、そのままステップS352に戻ってソースデ
ータの読み出しを行う。
【0119】そして、ステップS352〜S3510
の処理を繰り返す。ステップS358でjの値が8を超
えたときは、ブロックの1行分の配置が終了したわけで
あるから、iの値に1を加えるとともに、j=1に設定
する(S359)。そして、未処理のソースデータがあ
る限り、ステップS352〜S3510の処理を繰り返
す。
【0120】さて、ステップS357で、境界識別値
αが規定の閾値以下であるときは、このままでは読み取
り時にブロック(i,j−1)の境界の識別が困難とな
る。そこで、ステップS3511〜S3516の処理を
行って、例えばm=4のときは図28と図29に示した
境界識別用パターン270または280を挿入する。
【0121】すなわち、境界識別用パターン270,2
80をそれぞれ2次元配列(i,j−1)の位置に挿入
した場合の、挿入した境界識別用パターンを持つブロッ
クと、その上左右に隣接するブロック(i−1,j)、
(i,j−2)、(i,j−1)との境界について、境
界識別値βを算出する(S3511)。そして、境界識
別用パターン270,280のうち、境界識別値βが規
定の閾値よりも大きく(S3512)、かつ他方の境界
識別値βよりも大きい値を示すパターンを選び(S35
13)、選んだ方のパターン270または280を
(i,j−1)の位置に挿入する(S3514、S35
15)。続いて、元のブロック(i,j−1)を(i,
j)の位置に移動させ、元のブロック(i,j)を
(i,j+1)の位置に移動させる(S3516)。
【0122】この後、ステップS358に戻って処理を
継続する。
【0123】なお、上にも述べたが、2次元配列全体の
上左右を構成するブロック、すなわち1行目のブロッ
ク、1列目のブロックおよび8列目のブロックについて
は、それぞれ隣接するブロックが存在しない辺について
は記録担体の明度を基準として境界識別値α,βを算出
する。また、8列目に境界識別用パターンを挿入する場
合は、元のブロック(i−1,8)は(i,1)の位置
に移動させ、その次のブロック(i,1)は(i,2)
の位置に移動させる。また、7列目に境界識別用パター
ンを挿入する場合は、元のブロック(i,8)は次の行
の頭(i+1,1)の位置に移動させる。
【0124】また、m=5のときは図33と図34に示
した境界識別用パターン320または330を使用すれ
ばよい。
【0125】このようにして、ブロックを2次元桝目状
に配置した場合、読み取り時にブロックの境界の識別が
難しいような配置を避けることができ、ブロックの識別
精度を良くすることができる。
【0126】次に、図38に示すフローチャートに沿っ
て桝目読み取り処理および復号化処理をより詳細に説明
する。
【0127】イメージRAM44(図4)には、画像デ
ータが既に格納されているものとする。
【0128】まず、イメージRAM44の画像データ
を探索してデータの開始位置、傾きを測定する(S36
1)。続いて、求めた傾きを補正した上で、一辺の枡目
の個数mによって決まるブロックサイズに基づいてウイ
ンドウを設定し、さらに、データの開始位置を元に、最
初のブロックを含む位置にウインドウを設定する(S3
61)。
【0129】次に、上記ブロックの境界を検出し、検
出したブロックの境界位置をRAM42に記憶させる
(S362)。これは、上記ブロックに隣接するブロッ
クの境界を検出する時に、初期値として使用するためで
ある。
【0130】次に、境界を検出したブロックをm行×
m列に分割することにより、枡目をサンプリングする位
置を求め、その位置のイメージビットをサンプリングす
ることにより、枡目の値を得る(S363)。そして、
得た枡目の値をRAM42に記憶させる。
【0131】次に、上記ブロックのパターンが境界識
別用パターンかどうかを検査する(S364)。上記ブ
ロックのパターンがデータ用パターンであるときは、そ
のままステップS365へ進む。
【0132】一方、上記ブロックのパターンが境界識別
用パターンであるときは、直前のブロックのパターンを
検出して、境界識別用パターンが2個連続しているかど
うかを判断する(S365)。境界識別用パターンが2
個連続していないときは、本来の境界識別用パターンで
あるから、次の新たなウインドウを設定して(S36
8)、ステップS362へ戻って次のブロックの検出を
行う。一方、ステップS369で境界識別用パターンが
2個連続したときは、それはデータ用のパターンである
ことを意味する。mが偶数であるときは、その境界識別
用パターンをそのままデータ用パターンとして使用す
る。mが奇数であるときは、直前のブロックのパターン
をデータ用パターンとして使用する。そして、ステップ
S365へ進む。
【0133】ステップS365では、疑似乱数処理を
行って、m×mビットのソースデータの断片を得る。得
たソースデータの断片をRAM42に記憶させる。
【0134】次に、最後のブロックであるかどうかを
判断して(S366)、最後のブロックでなければ、次
の新たなウインドウを設定して(S368)、ステップ
S362へ戻って次のブロックの検出を行う。このよう
にして、最後のブロックまで処理を繰り返すことによ
り、全ての枡目の値を読み出し、全ソースデータを得る
ことができる(S367)。
【0135】この第3実施例は種々の変形、変更が可能
である。例えば、ブロック単位に符号化しているが、符
号化時と復号化時の順序さえ一致していれば、枡目の行
方向あるいは列方向などに符号化し、復号化時にそれぞ
れの断片を結合してもよい。
【0136】なお、上記第1実施例〜第3実施例では、
説明を簡単にするために桝目の値を白と黒によって表現
したが、これに限られるものではなく、他の表現形式を
とることもできる。例えば、枡目を異なる色彩や濃淡で
塗り分けても良く、網目などの特有の光学的情報で区別
できるようにしてもよい。また、色彩や濃淡や網目パタ
ーンなどを用いて1つの桝目の表現する情報を2値では
なく多値にすることも可能である。桝目の形状も長方形
でもよい。
【0137】さらに、読取装置(例えばラインセンサを
用いる場合)の特性によっては、走査方向によって読み
取り精度が異なるため、各桝目の形状を長方形にした方
が高密度化に有利な場合もある。
【0138】(第4実施例)次に、図39〜図44を参
照して、記録担体について説明する。
【0139】印刷により不可視データを記録するための
インクとして、赤外線もしくは紫外線を吸収し、反射
し、または赤外線もしくは紫外線によって励起されて蛍
光を発する(以下「赤外線または紫外線と作用する」と
いう。)ものが知られている。
【0140】例えば、図39(a)に示す「10100」
なる記録情報を表す指定パターンが、同図(b)に示す記
録担体90の記録面上に、印刷により、「1」に対応す
るインクI1と、「0」に対応するインクI2とで表され
ている。インクI1は、可視光領域で特定の色を示し、
かつ赤外線または紫外線と作用するインクとする。例え
ば、赤外線を吸収する性質を持つインクとする。一方、
インクI2は、可視光領域でインクI1と同じ色を示し、
かつ赤外線を吸収しない性質を持つインクとする。この
ようにした場合、可視光領域ではインクI1とI2とが同
色であるから、肉眼ではどのような情報が記録されてい
るかを判別することができず、赤外線を検知する読取装
置を用いることによって初めて、記録情報を読み取るこ
とができる。したがって、記録情報に秘密性を持たせる
ことができる。
【0141】また、インクI1は、可視光領域で特定の
色を示し、かつ紫外線を吸収する性質を持つインクとす
る一方、インクI2は、可視光領域でインクI1と同じ色
を示し、かつ紫外線を吸収しない性質を持つインクとし
ても良い。同様に、インクI1は、可視光領域で特定の
色を示し、かつ赤外線または紫外線によって励起されて
蛍光を発するものとする一方、インクI2は、可視光領
域でインクI1と同じ色を示し、かつインクI1と反対
に、赤外線または紫外線によって励起されないものとし
ても良い。このようにした場合も、同様に、記録情報に
秘密性を持たせることができる。
【0142】また、図40(a)に示す「10100」な
る記録情報を、同図(b)に示すように、記録担体90の
記録面上に、印刷により、「1」に対応するインクI3
と、「0」に対応するインク無し部分とで表しても良
い。インクI3は、可視光領域で透明であり、かつ赤外
線または紫外線と作用するものとする。このようにした
場合、インクI3が可視光領域で透明であるから、肉眼
ではどのような情報が記録されているかを判別すること
ができず、赤外線または紫外線を検知する読取装置を用
いることによって初めて記録情報を読み取ることができ
る。したがって、記録情報に秘密性を持たせることがで
きる。
【0143】また、図41(a)に示す「10100」な
る記録情報を、同図(b)に示すように、記録担体90の
記録面上に、印刷により、「1」に対応するインクI4
と、「0」に対応するインク無し部分とで表し、その上
を、可視光を遮断し、かつ赤外線あるいは紫外線を透過
する白色インク層I5で覆っても良い。インクI4は、赤
外線または紫外線と作用するものとする。このようにし
た場合、白色インク層I5のお陰で肉眼ではどのような
情報が記録されているかを判別することができず、赤外
線または紫外線を検知する読取装置を用いることによっ
て初めて記録情報を読み取ることができる。したがっ
て、記録情報に秘密性を持たせることができる。なお、
インクI4は可視光領域で特定の色を示しても良く、透
明であっても良い。
【0144】また、図42に示すように、本来の記録情
報を不可視データD1として印刷し、その上に、兎の絵
などを表した可視データD2を重ねて印刷しても良い。
不可視データD1は、可視光領域で透明で、かつ赤外線
または紫外線と作用するものとし、可視データD2は、
可視光領域で特定の色を示し、かつ赤外線または紫外線
を透過するタイプのインクI7で印刷するものとする。
このようにした場合、記録情報D1に秘密性を持たせる
ことができる上、限られた記録面に情報D1,D2を多重
に記録でき、単位面積当たりの記録容量を増加させるこ
とができる。可視データとしては、図42に示したよう
に不可視データD1と異なるフォーマットを持つ全く無
関係な情報D2を印刷しても良いし、図43に示すよう
に、不可視データD3に使用したフォーマットと同じフ
ォーマットを使用した情報D4を印刷しても良い。
【0145】図44は、上述のような多重印刷により記
録された記録情報を読み取るための読取装置99の要部
を示している。この読取装置99は、それぞれ可視光,
赤外光を記録担体90の記録面へ向けて照射する第1の
発光素子91,第2の発光素子92と、記録面によって
反射された可視光,赤外光をそれぞれ検出する第1の受
光素子93,第2の受光素子94を備えている。受光素
子93には赤外光に反応しないようにフイルタが設けら
れている。記録担体90の記録面には、図42に示した
状態で、不可視データD1と、可視データD2とが重ねて
印刷されているものとする。さらに、上記不可視データ
1を表しているインクI6は、可視光領域で透明であ
り、かつ赤外線よって励起されて別の赤外波長を持つ蛍
光を発するタイプのものとする。
【0146】可視データD2に関しては、発光素子91
が可視光を記録面に照射し、記録面によって反射された
可視光を受光素子が検出することにより、読み取りが行
われる。また、不可視データD1に関しては、発光素子
92が赤外光を記録面に照射し、不可視インクが発する
蛍光(赤外光)を受光素子94が検出することにより、
読み取りが行われる。このように、可視データD2と不
可視データD1とを互いに独立して読み取ることができ
る。
【0147】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1のデ
ジタル情報解読方法では、記録担体から読み取った画像
データを、複数の枡目からなる矩形のブロック単位に仮
想的に区切り、上記画像データの各ブロック毎に、この
ブロックを囲む矩形のウインドウを順次設定して、上記
ブロック内の枡目に付与されたマークを識別しているの
で、明暗パターンの識別をブロック単位で行えば済み、
画像データすべてに対してアクセスする場合に比して、
識別処理を簡略化できる。また、画像データすべてにア
クセスする必要がなくなるので、データ処理量を少なく
することができ、処理時間を短縮できる。さらに、画像
データの局所的な歪みに対する補正も可能になり、デー
タ認識率を向上させることができる。
【0148】請求項2のデジタル情報解読方法では、上
記画像データの最初のブロックに上記ウインドウを設定
するとき、上記最初のブロックの外側に、このブロック
の寸法よりも大きい寸法を持つウインドウを設定し、続
いて、上記ウインドウの辺を上記画像データを表すイメ
ージビット単位で内側に移動して、上記ウインドウの上
記辺が横切るイメージビットの値の変化を検出し、上記
イメージビットの値が変化する境界位置に上記ウインド
ウの上記辺を止める。したがって、ブロックの境界を精
度良く検出できる。2番目以降のブロックの境界は、上
記最初のブロックの境界位置を利用して検出することが
できる。
【0149】請求項3のデジタル情報解読方法では、各
枡目にそれぞれマークが付与されることによりブロック
が取り得るパターン群のうち、指定パターンに採用され
ていないパターンを無効パターンとして予め設定し、読
み取った画像データの各ブロック毎に、このブロックを
囲む矩形のウインドウを順次設定して、上記各ブロック
内の枡目に付与されたマークを識別して指定パターンか
無効パターンかを判定する。そして、上記ブロックのパ
ターンが指定パターンであるとき、上記マークが表す情
報を復合化して元のデジタル情報を得る一方、上記ブロ
ックのパターンが無効パターンであるとき、読み取り誤
りを訂正する処理を行う。このようにした場合、ブロッ
クを読み取った時点で読み取り誤りを訂正でき、ブロッ
ク内の明暗パターンを補正することにより、確実な読み
取りを行うことができる。
【0150】請求項4のデジタル情報記録方法では、ブ
ロックが取り得るパターン群のうち指定パターン以外の
特定のパターンを、ブロックの境界を識別するための境
界識別用パターンとして採用し、上記ブロック単位の指
定パターンを上記記録面に並べるとき、既に配置したブ
ロックと、配置しようとするブロックとの境界が識別容
易であるかどうかをその境界を挟む枡目のパターンに基
づいて判断する。そして、上記境界が識別容易であると
き上記ブロックをそのまま配置する一方、上記境界が識
別容易でないとき上記ブロックに代えて上記境界指定パ
ターンを持つブロックを配置する。このようにした場
合、読み取り時にブロックの境界の識別が難しいような
配置を避けることができ、ブロックの識別精度を良くす
ることができる。
【0151】請求項5のデジタル情報記録方法では、ブ
ロックが取り得るパターン群のうち、互いに異なる値を
表す2種類のマークが交互に付与されたパターンを、ブ
ロックの境界を識別するための境界識別用パターンとし
て採用し、上記ブロック単位の符号化パターンを上記記
録面に並べるとき、既に配置したブロックと、配置しよ
うとするブロックとの境界が識別容易であるかどうかを
その境界を挟む枡目のパターンに基づいて判断する。そ
して、上記境界が識別容易であるとき上記ブロックをそ
のまま配置する一方、上記境界が識別容易でないとき上
記ブロックに代えて上記境界指定パターンを持つブロッ
クを配置する。このようにした場合、読み取り時にブロ
ックの境界の識別が難しいような配置を避けることがで
き、ブロックの識別精度を良くすることができる。
【0152】請求項6のデジタル情報記録方法では、乱
数処理によって境界識別用パターンと同一の符号化パタ
ーンが発生した場合、上記ブロック単位の符号化パター
ンを上記記録面に並べるとき、上記境界識別用パターン
と同一の符号化パターンを持つブロックを複数連続して
配置する。したがって、本来の境界識別用パターンを複
数連続させて配置しないという制限を課しておくことに
よって、上記記録すべきデジタル情報に対応する符号化
パターンと、本来の境界識別用パターンとを区別するこ
とができる。
【0153】請求項7のデジタル情報記録方法では、既
に配置したブロックと、配置しようとするブロックとの
境界が識別容易であるかどうかの判断を、上記境界を挟
んで隣接する枡目の対のうち、値が異なる枡目の対がい
くつ存在するかに基づいて行うので、識別容易であるか
どうかを客観的に判断することができる。この結果、読
み取り時にブロックの境界の識別が難しいような配置を
確実に避けることができ、ブロックの識別精度をさらに
良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を実施するのに用いる光学式情報記
録装置の全体構成を示す図である。
【図2】 図1の光学式情報記録装置の全体的な動作フ
ローを示す図である。
【図3】 読み取り対象である光学式情報記録担体に2
次元の桝目配置で記録されたデジタル情報を例示する図
である。
【図4】 この発明を実施するのに用いる光学式情報読
取装置の全体構成を示す図である。
【図5】 図4の光学式情報読取装置の全体的な動作フ
ローを示す図である。
【図6】 図3の画像を読み取って得られる画像データ
を示す図である。
【図7】 図6の画像データを複数のブロックに区切っ
た例を示す図である。
【図8】 図7の複数のブロックを読み取る順番を説明
する図である。
【図9】 この発明の一実施例の桝目読み取り処理のフ
ローを示す図である。
【図10】 最初のブロックにウインドウを設定した状
態を示す図である。
【図11】 イメージRAMに画像データを格納した例
を模式的に説明する図である。
【図12】 クロックマークを付加した画像を読み取っ
て得られる画像データを例示する図である。
【図13】 図12の画像データをクロックマークを基
準として複数のブロックに区切った例を示す図である。
【図14】 クロックマークによるブロックの境界の推
定値と実際のブロックの境界とのずれを説明する図であ
る。
【図15】 ブロックを正方形に構成した場合に、ブロ
ックの一辺を構成する桝目の数と、ブロック内で縦方向
および横方向に同じ値が連続することが許される最大個
数と、指定パターン数との関係を表した図である。
【図16】 ブロックを正方形に構成してデジタル情報
を記録した光学式記録担体から読み取った画像データの
一部を、記録時と同じブロック単位で区切った例を示す
図である。
【図17】 図16のブロックのうちの一部を読み誤っ
た例を示す図である。
【図18】 図16のブロックのうちの一部を読み誤っ
た例を示す図である。
【図19】 隣接するブロックの間に境界を判定するた
めの情報がない例を示す図である。
【図20】 境界識別に用いられるパターンの一つの例
を示す図である。
【図21】 境界識別に用いられるパターンで別の例を
示す図である。
【図22】 図19の画像に図20に示した境界識別パ
ターンを挿入した状態を示す図である。
【図23】 図19の画像に図21に示した境界識別パ
ターンを挿入した状態を示す図である。
【図24】 この発明の一実施例の符号化処理のフロー
を示す図である。
【図25】 上記符号化処理によって記録されたデジタ
ル情報を読み取る桝目読み取り・復号化処理のフローを
示す図である。
【図26】 記録データ(14ビット)と符号化ビット
(16ビット)とのマッピングテーブルを示す図であ
る。
【図27】 乱数処理を施してデジタル情報を記録した
光学式記録担体から読み取った画像データの一部を、4
×4の正方形のブロックで区切った状態を示す図であ
る。
【図28】 境界識別に用いられるパターンの一つの例
を示す図である。
【図29】 境界識別に用いられるパターンの別の例を
示す図である。
【図30】 図27の画像に図28に示した境界識別パ
ターンを挿入した状態を示す図である。
【図31】 図27の画像に図29に示した境界識別パ
ターンを挿入した状態を示す図である。
【図32】 乱数処理を施してデジタル情報を記録した
光学式記録担体から読み取った画像データの一部を、奇
数個の枡目で構成される5×5の正方形のブロックで区
切った例を示す図である。
【図33】 境界識別に用いられるパターンの一つの例
を示す図である。
【図34】 境界識別に用いられるパターンの別の例を
示す図である。
【図35】 乱数処理によって境界識別用パターンと同
じパターンを発生した場合の符号化処理を説明する図で
ある。
【図36】 この発明の一実施例の符号化処理のフロー
を示す図である。
【図37】 この発明の一実施例の符号化処理のフロー
を示す図である。
【図38】 上記符号化処理によって記録されたデジタ
ル情報を読み取る桝目読み取り・復号化処理のフローを
示す図である。
【図39】 記録すべきデータと、このデータを、赤外
線あるいは紫外線に対して作用するインクと、このイン
クと可視光領域下で同じ色を示すインクとによって記録
した記録担体を示す図である。
【図40】 記録すべきデータと、このデータを、赤外
線あるいは紫外線に対して作用する透明インクによって
記録した記録担体を示す図である。
【図41】 記録すべきデータと、このデータを、赤外
線あるいは紫外線に対して作用するインクで記録し、赤
外線あるいは紫外線を透過し可視光を遮断する白色隠蔽
層で覆った状態の記録担体を示す図である。
【図42】 肉眼では見えず赤外線または紫外線を照射
することによって認識できる不可視データと、この不可
視データと異なるフォーマットを持ち肉眼で見える可視
データとを重ねて印刷する例を示す図である。
【図43】 肉眼では見えず赤外線または紫外線を照射
することによって認識できる不可視データと、この不可
視データと同じフォーマットを持ち肉眼で見える可視デ
ータとを重ねて印刷する例を示す図である。
【図44】 図39〜図43の記録担体を読み取るのに
適した読取装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
10 光学式情報記録装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 外部装置 15 印刷装置 30 光学式情報記録担体上の画像 40 光学式情報記録読取装置 41 CPU 42 RAM 43 ROM 44 イメージRAM 45 イメージセンサ 46 制御回路 47 外部装置 110 ウインドウ 121 画像データ開始位置マーク 122 クロックマーク 200,210,270,280,320,330 境
界識別用パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/409

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状の記録面に、ビットに対応する行
    列状の枡目を仮想的に設定し、上記各枡目に光学的に認
    識可能なマークをそれぞれ付与して、上記マークからな
    る2次元パターンとしてデジタル情報が記録されている
    記録担体から上記デジタル情報を解読するデジタル情報
    解読方法であって、 上記記録担体の記録面から上記デジタル情報を表す2次
    元パターンを画像データとして読み取り、 上記画像データを、複数の枡目からなる矩形のブロック
    単位に仮想的に区切り、 上記画像データの各ブロック毎に、このブロックを囲む
    矩形のウインドウを順次設定して、上記ブロック内の枡
    目に付与されたマークを識別し、 上記マークが表す情報を復合化して元のデジタル情報を
    得ることを特徴とするデジタル情報解読方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル情報解読方法
    において、 上記画像データの最初のブロックに上記ウインドウを設
    定するとき、上記最初のブロックの外側に、このブロッ
    クの寸法よりも大きい寸法を持つウインドウを設定し、
    続いて、上記ウインドウの辺を上記画像データを表すイ
    メージビット単位で内側に移動して、上記ウインドウの
    上記辺が横切るイメージビットの値の変化を検出し、上
    記イメージビットの値が変化する境界位置に上記ウイン
    ドウの上記辺を止めることを特徴とするデジタル情報解
    読方法。
  3. 【請求項3】 平面上に、複数の枡目からなる矩形のブ
    ロックを仮想的に設定し、 上記各枡目にそれぞれ光学的に認識可能なマークが付与
    されることにより上記ブロックが取り得るパターン群の
    うち、同じ値を表すマークが連続する個数が、行方向と
    列方向の少なくとも一方向でk個(ただし、kは1以上
    で、かつ上記ブロックの上記一方向の辺を構成する枡目
    の数未満の整数とする。)以下である複数のパターンを
    指定パターンとして採用し、 記録すべきデジタル情報を構成する各データ値に、上記
    ブロック単位の各指定パターンを対応させ、 上記記録すべきデジタル情報が、上記ブロック単位の指
    定パターンを記録面に並べることにより2次元パターン
    として表現されている記録担体から上記デジタル情報を
    解読するデジタル情報解読方法であって、 上記各枡目にそれぞれマークが付与されることにより上
    記ブロックが取り得るパターン群のうち、上記指定パタ
    ーンに採用されていないパターンを無効パターンとして
    予め設定し、 上記記録担体の記録面から上記デジタル情報を表す2次
    元パターンを画像データとして読み取り、 上記画像データを、上記ブロック単位に仮想的に区切
    り、 上記画像データの各ブロック毎に、このブロックを囲む
    矩形のウインドウを順次設定して、上記各ブロック内の
    枡目に付与されたマークを識別して指定パターンか無効
    パターンかを判定し、 上記ブロックのパターンが指定パターンであるとき、上
    記マークが表す情報を復合化して元のデジタル情報を得
    る一方、上記ブロックのパターンが無効パターンである
    とき、読み取り誤りを訂正する処理を行うことを特徴と
    するデジタル情報解読方法。
  4. 【請求項4】 平面上に、複数の枡目からなる矩形のブ
    ロックを仮想的に設定し、 上記各枡目にそれぞれ光学的に認識可能なマークが付与
    されることにより上記ブロックが取り得るパターン群の
    うち、同じ値を表すマークが連続する個数が、行方向と
    列方向の少なくとも一方向でk個(ただし、kは1以上
    で、かつ上記ブロックの上記一方向の辺を構成する枡目
    の数未満の整数とする。)以下である複数のパターンを
    指定パターンとして採用し、 記録すべきデジタル情報を構成する各データ値に、上記
    ブロック単位の各指定パターンを対応させ、 上記記録すべきデジタル情報を、上記ブロック単位の指
    定パターンを記録面に並べることにより2次元パターン
    として表現するデジタル情報記録方法において、 上記ブロックが取り得るパターン群のうち上記指定パタ
    ーン以外の特定のパターンを、ブロックの境界を識別す
    るための境界識別用パターンとして採用し、 上記ブロック単位の指定パターンを上記記録面に並べる
    とき、既に配置したブロックと、配置しようとするブロ
    ックとの境界が識別容易であるかどうかをその境界を挟
    む枡目のパターンに基づいて判断して、上記境界が識別
    容易であるとき上記ブロックをそのまま配置する一方、
    上記境界が識別容易でないとき上記ブロックに代えて上
    記境界指定パターンを持つブロックを配置することを特
    徴とするデジタル情報記録方法。
  5. 【請求項5】 平面上に、複数の枡目からなる矩形のブ
    ロックを仮想的に設定し、 記録すべきデジタル情報を上記ブロックに対応する単位
    で乱数処理によって符号化して、上記ブロックを構成す
    る各枡目にそれぞれ光学的に認識可能なマークを略均一
    な分布で付与した符号化パターンを作成し、 上記記録すべきデジタル情報を、上記ブロック単位の符
    号化パターンを記録面に並べることにより2次元パター
    ンとして表現するデジタル情報記録方法において、 上記ブロックが取り得るパターン群のうち、互いに異な
    る値を表す2種類のマークが交互に付与されたパターン
    を、ブロックの境界を識別するための境界識別用パター
    ンとして採用し、 上記ブロック単位の符号化パターンを上記記録面に並べ
    るとき、既に配置したブロックと、配置しようとするブ
    ロックとの境界が識別容易であるかどうかをその境界を
    挟む枡目のパターンに基づいて判断して、上記境界が識
    別容易であるとき上記ブロックをそのまま配置する一
    方、上記境界が識別容易でないとき上記ブロックに代え
    て上記境界指定パターンを持つブロックを配置すること
    を特徴とするデジタル情報記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデジタル情報記録方法
    において、 上記乱数処理によって上記境界識別用パターンと同一の
    符号化パターンが発生した場合、上記ブロック単位の符
    号化パターンを上記記録面に並べるとき、上記境界識別
    用パターンと同一の符号化パターンを持つブロックを複
    数連続して配置して、 上記記録すべきデジタル情報に対応する符号化パターン
    と、本来の境界識別用パターンとを区別するようにした
    ことを特徴とするデジタル情報記録方法。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか一つに記載の
    デジタル情報記録方法において、 上記既に配置したブロックと、配置しようとするブロッ
    クとの境界が識別容易であるかどうかの判断を、上記境
    界を挟んで隣接する枡目の対のうち、値が異なる枡目の
    対がいくつ存在するかに基づいて行うことを特徴とする
    デジタル情報記録方法。
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