JPH0855487A - メモリセルが消去された後にフラッシュメモリアレイにおけるメモリセルのしきい値電圧を収束する方法、およびその方法に従ってメモリセルのしきい値電圧を収束するためのゲート電圧およびドレイン電圧を印加するよう電力源が制御されるフラッシュメモリアレイ - Google Patents
メモリセルが消去された後にフラッシュメモリアレイにおけるメモリセルのしきい値電圧を収束する方法、およびその方法に従ってメモリセルのしきい値電圧を収束するためのゲート電圧およびドレイン電圧を印加するよう電力源が制御されるフラッシュメモリアレイInfo
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- JPH0855487A JPH0855487A JP16552695A JP16552695A JPH0855487A JP H0855487 A JPH0855487 A JP H0855487A JP 16552695 A JP16552695 A JP 16552695A JP 16552695 A JP16552695 A JP 16552695A JP H0855487 A JPH0855487 A JP H0855487A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/34—Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
- G11C16/3404—Convergence or correction of memory cell threshold voltages; Repair or recovery of overerased or overprogrammed cells
- G11C16/3409—Circuits or methods to recover overerased nonvolatile memory cells detected during erase verification, usually by means of a "soft" programming step
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メモリセルが消去された後、フラッシュEE
PROMアレイにおいてメモリセルのしきい値電圧を収
束する方法を提供する。 【構成】 方法は、ドレイン妨害電圧の印加中に段階的
により正の値へ増大される負の初期値を有するゲート電
圧を印加するステップを含む。負の初期値を有するゲー
ト電圧を印加することによって、収束中の漏洩電流が低
減されてアレイのビット線上のすべてのセルが並列して
収束されることを可能にする。
PROMアレイにおいてメモリセルのしきい値電圧を収
束する方法を提供する。 【構成】 方法は、ドレイン妨害電圧の印加中に段階的
により正の値へ増大される負の初期値を有するゲート電
圧を印加するステップを含む。負の初期値を有するゲー
ト電圧を印加することによって、収束中の漏洩電流が低
減されてアレイのビット線上のすべてのセルが並列して
収束されることを可能にする。
Description
【0001】
1.発明の分野 この発明はフラッシュメモリアレイに関する。より特定
的にはこの発明は、消去後のフラッシュメモリアレイに
おけるメモリセルのしきい値電圧分布を収束するための
方法に関する。
的にはこの発明は、消去後のフラッシュメモリアレイに
おけるメモリセルのしきい値電圧分布を収束するための
方法に関する。
【0002】2.関連技術の説明 消去後のメモリセルのしきい値電圧分布を収束する方法
は典型的には製造業者によってフラッシュメモリアレイ
において提供される。消去後にしきい値電圧を収束する
ことによって、過剰に消去されたセルからの漏洩電流が
読出誤りおよびプログラム誤りを生じさせるのを防ぐ。
しきい値収束方法の理解を容易にするために、フラッシ
ュメモリセルの構成要素とメモリセルをプログラミング
および消去するための手順とをまず説明する。
は典型的には製造業者によってフラッシュメモリアレイ
において提供される。消去後にしきい値電圧を収束する
ことによって、過剰に消去されたセルからの漏洩電流が
読出誤りおよびプログラム誤りを生じさせるのを防ぐ。
しきい値収束方法の理解を容易にするために、フラッシ
ュメモリセルの構成要素とメモリセルをプログラミング
および消去するための手順とをまず説明する。
【0003】図1は典型的なフラッシュEEPROMア
レイセル2の断面図を示す。セル2はソース6およびド
レイン8がその表面に隣接して設けられる基板4上に形
成される。基板4から酸化物層によって分離されている
のはフローティングゲート10であり、それはさらなる
酸化物層により制御ゲート12からさらに分離される。
レイセル2の断面図を示す。セル2はソース6およびド
レイン8がその表面に隣接して設けられる基板4上に形
成される。基板4から酸化物層によって分離されている
のはフローティングゲート10であり、それはさらなる
酸化物層により制御ゲート12からさらに分離される。
【0004】セル2をプログラムするためには、大きな
正の電圧が典型的には制御ゲート12とドレイン8との
間に確率される。たとえば、典型的な制御ゲート電圧V
G は13Vに設定される一方で、ドレイン電圧VD は6
Vに設定され、ソース電圧V S は接地される。この大き
な正のゲート対ドレイン電圧により、電子は基板4とフ
ローティングゲート10の下の酸化物との間に存在する
エネルギのバリアを克服することができて、電子がドレ
イン8からフローティングゲート10上へ注入される。
フローティングゲート10上にストアされる電子はセル
のしきい値電圧(セルがオンにされるまたは導通するの
に必要なゲート対ソース電圧)を増大させる。
正の電圧が典型的には制御ゲート12とドレイン8との
間に確率される。たとえば、典型的な制御ゲート電圧V
G は13Vに設定される一方で、ドレイン電圧VD は6
Vに設定され、ソース電圧V S は接地される。この大き
な正のゲート対ドレイン電圧により、電子は基板4とフ
ローティングゲート10の下の酸化物との間に存在する
エネルギのバリアを克服することができて、電子がドレ
イン8からフローティングゲート10上へ注入される。
フローティングゲート10上にストアされる電子はセル
のしきい値電圧(セルがオンにされるまたは導通するの
に必要なゲート対ソース電圧)を増大させる。
【0005】データビットを表わすために、フローティ
ングゲート10は電荷を上述のようにストアするようプ
ログラムされる。プログラムされた状態においては、セ
ルのしきい値電圧は典型的には6.5ボルトより大きく
設定され、一方消去された状態にあるセルのしきい値電
圧は典型的には0.5ボルトから3.0ボルトまでに制
限される。セルを読取るためには、3.0〜6.5ボル
トの範囲の間にある、典型的には5Vの制御ゲート電圧
が印加される。5Vがゲートに印加される状態だと、し
きい値が6.5Vより上であるプログラムされた状態で
は電流はドレインとソースとの間を通電しないが、しき
い値が3.0Vより下である消去された状態では電流は
通電する。
ングゲート10は電荷を上述のようにストアするようプ
ログラムされる。プログラムされた状態においては、セ
ルのしきい値電圧は典型的には6.5ボルトより大きく
設定され、一方消去された状態にあるセルのしきい値電
圧は典型的には0.5ボルトから3.0ボルトまでに制
限される。セルを読取るためには、3.0〜6.5ボル
トの範囲の間にある、典型的には5Vの制御ゲート電圧
が印加される。5Vがゲートに印加される状態だと、し
きい値が6.5Vより上であるプログラムされた状態で
は電流はドレインとソースとの間を通電しないが、しき
い値が3.0Vより下である消去された状態では電流は
通電する。
【0006】セル2を消去するためには、ソースからゲ
ートへの大きな正の電圧が確立される。たとえば、典型
的な制御ゲート電圧VG は−10Vに設定されてもよ
く、一方ソース電圧VS は+5Vに設定され、ドレイン
は浮動させられる。この大きな正のソース対ゲート電圧
により電子はフローティングゲート10からトンネリン
グすることが可能となってセルのしきい値電圧を減少さ
せる。
ートへの大きな正の電圧が確立される。たとえば、典型
的な制御ゲート電圧VG は−10Vに設定されてもよ
く、一方ソース電圧VS は+5Vに設定され、ドレイン
は浮動させられる。この大きな正のソース対ゲート電圧
により電子はフローティングゲート10からトンネリン
グすることが可能となってセルのしきい値電圧を減少さ
せる。
【0007】図2は、図1のメモリセルがアレイ200
においてどのように構成されるかを示す。1列のメモリ
セルのドレインはビット線BL0−BL2の1つに接続
される。1行のメモリセルのゲートはワード線WL0−
WL2の1つに接続される。メモリセルのブロックにあ
るすべてのメモリセルのソースは典型的には、ソース線
SLを形成するようにともに接続される。電力は電力供
給源202によって個々のワード線、ビット線、および
ソース線に与えられて、プログラミング、消去、および
読出動作を制御する。
においてどのように構成されるかを示す。1列のメモリ
セルのドレインはビット線BL0−BL2の1つに接続
される。1行のメモリセルのゲートはワード線WL0−
WL2の1つに接続される。メモリセルのブロックにあ
るすべてのメモリセルのソースは典型的には、ソース線
SLを形成するようにともに接続される。電力は電力供
給源202によって個々のワード線、ビット線、および
ソース線に与えられて、プログラミング、消去、および
読出動作を制御する。
【0008】フラッシュメモリアレイにおいてすべての
セルは典型的には同時に消去される。メモリセルの消去
は典型的には、ソース線およびワード線で各セルに印加
される、約10ミリ秒の上述の短いソース対ゲート消去
電圧を繰返し印加することによってなされる。消去電圧
の各印加後、典型的には3.2Vないし5.0Vの、読
出または検査のゲート対ソース電圧がメモリセルに印加
される。検査中は、上述のように消去されるセルに必要
な、3.0Vの制限より小さいしきい値をすべてのセル
が確実に有するよう電流は測定される。検査中セルのし
きい値が3.0Vの制限を超えることを示して、セルが
電流を通電しない場合には、すべてのセルが導通するま
で消去パルスがさらに与えられる。
セルは典型的には同時に消去される。メモリセルの消去
は典型的には、ソース線およびワード線で各セルに印加
される、約10ミリ秒の上述の短いソース対ゲート消去
電圧を繰返し印加することによってなされる。消去電圧
の各印加後、典型的には3.2Vないし5.0Vの、読
出または検査のゲート対ソース電圧がメモリセルに印加
される。検査中は、上述のように消去されるセルに必要
な、3.0Vの制限より小さいしきい値をすべてのセル
が確実に有するよう電流は測定される。検査中セルのし
きい値が3.0Vの制限を超えることを示して、セルが
電流を通電しない場合には、すべてのセルが導通するま
で消去パルスがさらに与えられる。
【0009】既に適当に消去されているセルに消去パル
スを与え続けることによって、過消去として知られる現
象が生ずる。過消去は、消去パルスの各印加によって、
既に適当に消去されているセルを含むメモリセルのフロ
ーティングゲートから電子が取除かれるために生ずる。
あまりに多くの電子が取除かれると、フローティングゲ
ートは正に荷電されて、過剰に消去される状態を引起こ
す。メモリセルが過剰に消去される状態では、そのしき
い値は0ボルトより小さくなる。
スを与え続けることによって、過消去として知られる現
象が生ずる。過消去は、消去パルスの各印加によって、
既に適当に消去されているセルを含むメモリセルのフロ
ーティングゲートから電子が取除かれるために生ずる。
あまりに多くの電子が取除かれると、フローティングゲ
ートは正に荷電されて、過剰に消去される状態を引起こ
す。メモリセルが過剰に消去される状態では、そのしき
い値は0ボルトより小さくなる。
【0010】過剰に消去されたセルによって起こる1つ
の問題は読取誤りである。図2におけるようなアレイの
所与のメモリセルを読むためには、正のビット線電圧が
セルの選択される列に印加され、正のワード線電圧は選
択されないワード線が接地される状態でセルの選択され
る行に印加される。ゲート電圧が0ボルトに接地されて
いて、0ボルトより下のしきい値を有する、選択される
ビット線上のメモリセルが過剰に消去された状態では、
セルは導通して誤った読出を引起こす。
の問題は読取誤りである。図2におけるようなアレイの
所与のメモリセルを読むためには、正のビット線電圧が
セルの選択される列に印加され、正のワード線電圧は選
択されないワード線が接地される状態でセルの選択され
る行に印加される。ゲート電圧が0ボルトに接地されて
いて、0ボルトより下のしきい値を有する、選択される
ビット線上のメモリセルが過剰に消去された状態では、
セルは導通して誤った読出を引起こす。
【0011】過剰に消去されたセルによって生ずる別の
問題はプログラミング中の漏洩電流である。読出の場合
のように、プログラミングでは、正のビット線電圧がセ
ルの選択される列に印加され、正のワード線電圧は選択
されないワード線が接地される状態でセルの選択される
行に印加される。過剰に消去されたセルが選択されるビ
ット線上にあると、そのゲート上の0ボルトによりそれ
は漏洩電流を通電させる。特にプログラミング中にVCC
を超えるビット線電圧を供給するためにチャージポンプ
が電力供給源202に必要な場合には、漏洩電流は選択
されるビット線上で利用可能な電力供給電流をオーバロ
ードするかもしれない。
問題はプログラミング中の漏洩電流である。読出の場合
のように、プログラミングでは、正のビット線電圧がセ
ルの選択される列に印加され、正のワード線電圧は選択
されないワード線が接地される状態でセルの選択される
行に印加される。過剰に消去されたセルが選択されるビ
ット線上にあると、そのゲート上の0ボルトによりそれ
は漏洩電流を通電させる。特にプログラミング中にVCC
を超えるビット線電圧を供給するためにチャージポンプ
が電力供給源202に必要な場合には、漏洩電流は選択
されるビット線上で利用可能な電力供給電流をオーバロ
ードするかもしれない。
【0012】プログラミング中のこのような読出誤りお
よび漏洩電流を防止するために、上で論じた0.5Vの
制限のような最小のしきい値の制限値がすべてのセルに
おかれる。消去されたセルに対して最小のしきい値電圧
制限値を与えるために、しきい値収束法が用いられなけ
ればならない。いくつかの異なる収束法が製造業者によ
って用いられる。
よび漏洩電流を防止するために、上で論じた0.5Vの
制限のような最小のしきい値の制限値がすべてのセルに
おかれる。消去されたセルに対して最小のしきい値電圧
制限値を与えるために、しきい値収束法が用いられなけ
ればならない。いくつかの異なる収束法が製造業者によ
って用いられる。
【0013】1つの収束法は、エス・ヤマダ(S.Yamad
a)らによる「単純なスタック化されたゲートフラッシ
ュEEPROMのための自己収束消去スキーム(A Self
-Convergence Erasing Scheme For A Simple Stacked G
ate Flash EEPROM)」と題される論文に記載される(IE
EE技術要覧(IEEE Tech. Dig. ) IEDM 1991、3
07−310頁)。ヤマダに開示されるように、自己収
束は、消去されたメモリセルに約6ボルトのソース電圧
を印加する一方でセルのゲートおよびドレインを接地す
ることによって行なわれる。ヤマダにおいて達成される
自己収束の結果は、ソースおよびドレインに同じ電圧を
印加する一方で(これ以降ドレイン妨害電圧と呼ぶ)ソ
ースを接地することによって達成されてもよい。
a)らによる「単純なスタック化されたゲートフラッシ
ュEEPROMのための自己収束消去スキーム(A Self
-Convergence Erasing Scheme For A Simple Stacked G
ate Flash EEPROM)」と題される論文に記載される(IE
EE技術要覧(IEEE Tech. Dig. ) IEDM 1991、3
07−310頁)。ヤマダに開示されるように、自己収
束は、消去されたメモリセルに約6ボルトのソース電圧
を印加する一方でセルのゲートおよびドレインを接地す
ることによって行なわれる。ヤマダにおいて達成される
自己収束の結果は、ソースおよびドレインに同じ電圧を
印加する一方で(これ以降ドレイン妨害電圧と呼ぶ)ソ
ースを接地することによって達成されてもよい。
【0014】自己収束を説明するために、図3は、フラ
ッシュメモリセルのためのしきい値電圧(Vt)を、各
印加に対して異なる開始しきい値電圧での、ドレイン妨
害電圧印加時間の関数としてグラフで表したものであ
る。x軸はドレイン妨害時間をミリ秒で表わし、y軸は
メモリセルのしきい値電圧を表わす。図3に示されるよ
うに、約2Vより上のしきい値電圧、つまり紫外線(U
V)光によって消去される場合に得られるしきい値はド
レイン妨害電圧の影響を受けない。ドレイン妨害電圧の
影響によって、UV消去によるしきい値より下で消去さ
れる場合に得られるしきい値電圧は約0Vの定常状態の
しきい値電圧300に収束する。
ッシュメモリセルのためのしきい値電圧(Vt)を、各
印加に対して異なる開始しきい値電圧での、ドレイン妨
害電圧印加時間の関数としてグラフで表したものであ
る。x軸はドレイン妨害時間をミリ秒で表わし、y軸は
メモリセルのしきい値電圧を表わす。図3に示されるよ
うに、約2Vより上のしきい値電圧、つまり紫外線(U
V)光によって消去される場合に得られるしきい値はド
レイン妨害電圧の影響を受けない。ドレイン妨害電圧の
影響によって、UV消去によるしきい値より下で消去さ
れる場合に得られるしきい値電圧は約0Vの定常状態の
しきい値電圧300に収束する。
【0015】ヤマダに記載される自己収束に伴う1つの
問題は、しきい値電圧を定常状態に収束するのに雪崩状
の熱い電子の注入と雪崩状の熱い正孔の注入との両方が
用いられるということである。ゲートへの雪崩状の熱い
正孔の注入は素子の劣化を引起こすことが知られてい
る。素子の劣化は素子の寿命および信頼性に影響する。
問題は、しきい値電圧を定常状態に収束するのに雪崩状
の熱い電子の注入と雪崩状の熱い正孔の注入との両方が
用いられるということである。ゲートへの雪崩状の熱い
正孔の注入は素子の劣化を引起こすことが知られてい
る。素子の劣化は素子の寿命および信頼性に影響する。
【0016】図4は、しきい値電圧の定常状態への収束
を示すグラフ402とともに消去しきい値分布400を
示すことによって、熱い電子注入と比較した熱い正孔注
入を示す。領域410は、線420によって示されるよ
うに、ドレイン妨害電圧が印加される場合に収束しな
い、UV消去しきい値より上のしきい値電圧を有するメ
モリセルを表わす。領域412は、メモリセルのしきい
値を定常状態のしきい値電圧422に減少させるために
ドレイン妨害電圧が印加される場合にフローティングゲ
ートに正孔が注入されるメモリセルを表わす。領域41
4は、メモリセルのしきい値電圧を定常状態のしきい値
電圧422に増大させるために電子が注入されるメモリ
セルを表わす。
を示すグラフ402とともに消去しきい値分布400を
示すことによって、熱い電子注入と比較した熱い正孔注
入を示す。領域410は、線420によって示されるよ
うに、ドレイン妨害電圧が印加される場合に収束しな
い、UV消去しきい値より上のしきい値電圧を有するメ
モリセルを表わす。領域412は、メモリセルのしきい
値を定常状態のしきい値電圧422に減少させるために
ドレイン妨害電圧が印加される場合にフローティングゲ
ートに正孔が注入されるメモリセルを表わす。領域41
4は、メモリセルのしきい値電圧を定常状態のしきい値
電圧422に増大させるために電子が注入されるメモリ
セルを表わす。
【0017】ヤマダによって記載される自己収束に関連
する別の問題は、収束後に、収束されたしきい値と収束
されずにUV消去しきい値の上に残るしきい値との間に
幅広いしきい値分布が存在するということである。
する別の問題は、収束後に、収束されたしきい値と収束
されずにUV消去しきい値の上に残るしきい値との間に
幅広いしきい値分布が存在するということである。
【0018】ヤマダの自己収束法を改善する収束法は、
平成6年11月30日出願のジェイ・チェン(J.Chen)
ら(チェン)による「フラッシュEPROMおよびそれ
を動作させる方法」と題される平成6年特許願第296
700号に開示される。チェンの収束法は、素子の劣化
を防ぐために熱い正孔注入を減少させ、収束後のしきい
値分布を少なくする。
平成6年11月30日出願のジェイ・チェン(J.Chen)
ら(チェン)による「フラッシュEPROMおよびそれ
を動作させる方法」と題される平成6年特許願第296
700号に開示される。チェンの収束法は、素子の劣化
を防ぐために熱い正孔注入を減少させ、収束後のしきい
値分布を少なくする。
【0019】チェンの収束法においては、ヤマダと同様
に、ソースを接地した状態でドレイン妨害電圧が印加さ
れる。しかしながら、ヤマダにあるようにゲートを接地
する代わりに、チェンはより正のゲート電圧を印加して
しきい値電圧をより高い、より正の値に収束させる。
に、ソースを接地した状態でドレイン妨害電圧が印加さ
れる。しかしながら、ヤマダにあるようにゲートを接地
する代わりに、チェンはより正のゲート電圧を印加して
しきい値電圧をより高い、より正の値に収束させる。
【0020】図5は、しきい値電圧をドレイン妨害時間
の関数および異なるゲート電圧の関数としてグラフで表
わすことによって、自己収束中のより正のゲート電圧の
印加の効果を示す。データの3つのセットが図5に表わ
される。6.5ボルトのドレイン妨害電圧Vdが3つの
データセットの各々に印加される。データトレース50
2は、ヤマダにあるようにメモリセルのゲートで0ボル
トを印加することによって引出される。データトレース
504は0.5ボルトのゲート電圧を印加することによ
って引出され、データトレース506はゲートで1.0
ボルトを印加することによって引出される。データは、
ゲート電圧VG と収束されるセルの定常状態のしきい値
電圧との間に直接的な関係が本質的に存在することを示
す。
の関数および異なるゲート電圧の関数としてグラフで表
わすことによって、自己収束中のより正のゲート電圧の
印加の効果を示す。データの3つのセットが図5に表わ
される。6.5ボルトのドレイン妨害電圧Vdが3つの
データセットの各々に印加される。データトレース50
2は、ヤマダにあるようにメモリセルのゲートで0ボル
トを印加することによって引出される。データトレース
504は0.5ボルトのゲート電圧を印加することによ
って引出され、データトレース506はゲートで1.0
ボルトを印加することによって引出される。データは、
ゲート電圧VG と収束されるセルの定常状態のしきい値
電圧との間に直接的な関係が本質的に存在することを示
す。
【0021】図6は図4と同様に、しきい値電圧の定常
状態への収束を示すグラフ602とともに消去しきい値
分布600を示すことによって、熱い正孔注入での自己
収束中のゲート電圧の印加の効果を示す。破線622は
しきい値分布600への0Vのゲート電圧の印加によっ
て得られる定常状態のしきい値の位置を示す。線620
はドレイン妨害電圧の印加中に1.0Vのゲート電圧が
印加される定常状態のしきい値の位置を示す。消去分布
600の領域614は、しきい値電圧を定常状態のしき
い値電圧に増加させるために、電子がフローティングゲ
ートに注入される領域を表わす。消去分布600の領域
612は、しきい値電圧を定常状態のしきい値電圧に減
少させるために、正孔がフローティングゲートに注入さ
れる領域を表わす。ゲートに注入される電子の数つまり
領域614は、ゲートに注入される正孔の数つまり領域
612よりもはるかに大きい。図6の領域612および
614を図4の領域412および414と比較すると、
自己収束中のより正のゲート電圧VG の印加は電子注入
を実質的に増大させ正孔注入を実質的に減少させたこと
が示される。
状態への収束を示すグラフ602とともに消去しきい値
分布600を示すことによって、熱い正孔注入での自己
収束中のゲート電圧の印加の効果を示す。破線622は
しきい値分布600への0Vのゲート電圧の印加によっ
て得られる定常状態のしきい値の位置を示す。線620
はドレイン妨害電圧の印加中に1.0Vのゲート電圧が
印加される定常状態のしきい値の位置を示す。消去分布
600の領域614は、しきい値電圧を定常状態のしき
い値電圧に増加させるために、電子がフローティングゲ
ートに注入される領域を表わす。消去分布600の領域
612は、しきい値電圧を定常状態のしきい値電圧に減
少させるために、正孔がフローティングゲートに注入さ
れる領域を表わす。ゲートに注入される電子の数つまり
領域614は、ゲートに注入される正孔の数つまり領域
612よりもはるかに大きい。図6の領域612および
614を図4の領域412および414と比較すると、
自己収束中のより正のゲート電圧VG の印加は電子注入
を実質的に増大させ正孔注入を実質的に減少させたこと
が示される。
【0022】図6において線622に対立するものとし
ての線620によって示されるように、自己収束中によ
り正のゲート電圧を印加することによって、定常状態の
しきい値電圧はUV消去しきい値より上のしきい値を有
するセルのしきい値に近づけられ得て、よりばらつきの
少ない消去後のしきい値電圧分布を与えることができ
る。
ての線620によって示されるように、自己収束中によ
り正のゲート電圧を印加することによって、定常状態の
しきい値電圧はUV消去しきい値より上のしきい値を有
するセルのしきい値に近づけられ得て、よりばらつきの
少ない消去後のしきい値電圧分布を与えることができ
る。
【0023】ヤマダおよびチェンの収束法に伴う問題
は、収束のためにかなりの電力が必要なことである。消
去後において、有意な数の過剰に消去されたセルが0ボ
ルトより小さいしきい値電圧を有する。ドレイン妨害電
圧が印加されると、0ボルトのゲート電圧では過剰に消
去されたセルは導通する。セルが導通する状態では、ド
レイン妨害電圧を維持するためにさらに電流が必要であ
る。チェンに開示されるようにゲート電圧を増大させる
ことによって、より多くのセルが導通し、したがってド
レイン妨害電圧に必要な電流をさらに増大させる。
は、収束のためにかなりの電力が必要なことである。消
去後において、有意な数の過剰に消去されたセルが0ボ
ルトより小さいしきい値電圧を有する。ドレイン妨害電
圧が印加されると、0ボルトのゲート電圧では過剰に消
去されたセルは導通する。セルが導通する状態では、ド
レイン妨害電圧を維持するためにさらに電流が必要であ
る。チェンに開示されるようにゲート電圧を増大させる
ことによって、より多くのセルが導通し、したがってド
レイン妨害電圧に必要な電流をさらに増大させる。
【0024】電力が問題なのであれば、アレイセルのよ
り大きな部分を一度に消去するよりもむしろバイト単位
で収束を行なうことによって必要な電力が削減されても
よい、とチェンは提案した。しかしながら、バイト単位
の収束のために特定のセルを選択するための回路を加え
ることは、複雑性が増すとともに回路のためにさらなる
空間を必要として望ましくない。さらに、メモリ全体を
一度に消去することに対立することとしての、一度にメ
モリのわずかな部分のみを収束することのためにさらに
時間を必要とすることは望ましくない。
り大きな部分を一度に消去するよりもむしろバイト単位
で収束を行なうことによって必要な電力が削減されても
よい、とチェンは提案した。しかしながら、バイト単位
の収束のために特定のセルを選択するための回路を加え
ることは、複雑性が増すとともに回路のためにさらなる
空間を必要として望ましくない。さらに、メモリ全体を
一度に消去することに対立することとしての、一度にメ
モリのわずかな部分のみを収束することのためにさらに
時間を必要とすることは望ましくない。
【0025】電力供給を増大させることはさらに望まし
くない。バッテリにより電力供給されるノートブック型
コンピュータとともに現在利用される3V素子のような
低電力素子としてフラッシュメモリを提供するために
は、202のような電力供給源にチャージポンプを要し
て、プログラムおよび消去中に3Vより上の電圧を与え
てもよい。収束中の漏洩電流を克服するためにチャージ
ポンプのサイズを大きくするよう要求することは好まし
くない。
くない。バッテリにより電力供給されるノートブック型
コンピュータとともに現在利用される3V素子のような
低電力素子としてフラッシュメモリを提供するために
は、202のような電力供給源にチャージポンプを要し
て、プログラムおよび消去中に3Vより上の電圧を与え
てもよい。収束中の漏洩電流を克服するためにチャージ
ポンプのサイズを大きくするよう要求することは好まし
くない。
【0026】
【発明の概要】この発明は、消去されたセルのしきい値
を、ヤマダおよびチェンと同様の、より大きい、より正
の値に収束するためにしきい値自己収束を利用する。
を、ヤマダおよびチェンと同様の、より大きい、より正
の値に収束するためにしきい値自己収束を利用する。
【0027】この発明はさらに、熱い正孔注入を減少さ
せ、ヤマダよりばらつきの少ない、チェンと同等のしき
い値分布を達成する。
せ、ヤマダよりばらつきの少ない、チェンと同等のしき
い値分布を達成する。
【0028】この発明はさらに、ビット線上のすべての
過剰に消去されたビットがチェンにおいて提案されるよ
うにバイト単位でよりもむしろ並列に修正され得るよ
う、ヤマダおよびチェンの両方と比較して、しきい値収
束に必要な全電流を減少させる。
過剰に消去されたビットがチェンにおいて提案されるよ
うにバイト単位でよりもむしろ並列に修正され得るよ
う、ヤマダおよびチェンの両方と比較して、しきい値収
束に必要な全電流を減少させる。
【0029】必要な全電流を減少させることにより、こ
の発明は3V素子のような低電力素子において収束を可
能にするためにチャージポンプのサイズを大きくする必
要性をさらになくす。
の発明は3V素子のような低電力素子において収束を可
能にするためにチャージポンプのサイズを大きくする必
要性をさらになくす。
【0030】この発明は消去後にメモリセルのしきい値
電圧分布を収束するための方法である。この発明の方法
においては、ヤマダおよびチェンと同様に、ドレイン妨
害電圧はメモリアレイの1つ以上のビット線に印加され
る。しかしながら、ヤマダにあるような0Vの単一のゲ
ート電圧を印加するかまたはチェンにあるようにより正
の値を与える代わりに、この発明は負のゲート電圧VG
で過消去の修正を開始して次いで所望される最小のしき
い値に達するまでゲート電圧VG を段階的に増大させ
る。各ゲート電圧のステップは、熱い正孔注入を防止す
るために、ほんの短い時間期間の間印加される。
電圧分布を収束するための方法である。この発明の方法
においては、ヤマダおよびチェンと同様に、ドレイン妨
害電圧はメモリアレイの1つ以上のビット線に印加され
る。しかしながら、ヤマダにあるような0Vの単一のゲ
ート電圧を印加するかまたはチェンにあるようにより正
の値を与える代わりに、この発明は負のゲート電圧VG
で過消去の修正を開始して次いで所望される最小のしき
い値に達するまでゲート電圧VG を段階的に増大させ
る。各ゲート電圧のステップは、熱い正孔注入を防止す
るために、ほんの短い時間期間の間印加される。
【0031】自己収束を利用することによって、ヤマダ
およびチェンにあるように、この発明は消去されたセル
のしきい値が、より大きい、より正の値に収束すること
を可能にする。さらに、0より大きくなる、自己収束中
に印加されるゲート電圧を利用することによって、この
発明はヤマダよりもばらつきの小さい、チェンと同様の
しきい値分布をさらに達成する。
およびチェンにあるように、この発明は消去されたセル
のしきい値が、より大きい、より正の値に収束すること
を可能にする。さらに、0より大きくなる、自己収束中
に印加されるゲート電圧を利用することによって、この
発明はヤマダよりもばらつきの小さい、チェンと同様の
しきい値分布をさらに達成する。
【0032】負の初期値を有するゲート電圧を印加する
ことによって、ゲート電圧よりも高いしきい値を有する
過剰に消去されたセルであっても導通せず、ヤマダおよ
びチェンの両方と比較して収束中の漏洩電流を減少させ
る。収束中の漏洩電流を減少させることによって、この
発明は電力供給が制限される際にチェンにあるようなバ
イト単位よりもむしろ並列して過剰に消去されたビット
が修正されることを可能にして、チェンと比較して全体
の収束時間を短縮する。漏洩電流を低減することによっ
て、より小型のチャージポンプが利用されるかもしれな
いためチャージポンプがVccを超えて電圧を増大させ
るよう要求される場合に、この発明は3V素子のような
低電力素子において有用である。
ことによって、ゲート電圧よりも高いしきい値を有する
過剰に消去されたセルであっても導通せず、ヤマダおよ
びチェンの両方と比較して収束中の漏洩電流を減少させ
る。収束中の漏洩電流を減少させることによって、この
発明は電力供給が制限される際にチェンにあるようなバ
イト単位よりもむしろ並列して過剰に消去されたビット
が修正されることを可能にして、チェンと比較して全体
の収束時間を短縮する。漏洩電流を低減することによっ
て、より小型のチャージポンプが利用されるかもしれな
いためチャージポンプがVccを超えて電圧を増大させ
るよう要求される場合に、この発明は3V素子のような
低電力素子において有用である。
【0033】この発明のさらなる詳細は、添付される図
面を参照して説明される。
面を参照して説明される。
【0034】
【詳細な説明】この発明は消去後のメモリセルのしきい
値電圧分布を収束するための方法である。この収束法
は、図1に示されるフラッシュEEPROMセルおよび
図2に示されるアレイにおいて構成されるセルを含むメ
モリ構造に適用可能である。この発明の収束法は、既に
説明されたように消去パルスを絶え間なく与えることに
よって作り出されるであろう過剰に消去されたセルのし
きい値電圧を上昇するために適用される。
値電圧分布を収束するための方法である。この収束法
は、図1に示されるフラッシュEEPROMセルおよび
図2に示されるアレイにおいて構成されるセルを含むメ
モリ構造に適用可能である。この発明の収束法は、既に
説明されたように消去パルスを絶え間なく与えることに
よって作り出されるであろう過剰に消去されたセルのし
きい値電圧を上昇するために適用される。
【0035】この発明の収束法においては、ヤマダおよ
びチェンと同様に、ドレイン妨害電圧VD はメモリアレ
イの1つ以上のビット線に印加される。しかしながら、
ヤマダにあるように0Vの単一のゲート電圧を印加する
かまたはチェンにあるように単一のより正の値を与える
代わりに、この発明は負のゲート電圧VG で過消去の修
正を開始して次いで所望される最小のしきい値に達する
までゲート電圧VG を段階的に増大させる。
びチェンと同様に、ドレイン妨害電圧VD はメモリアレ
イの1つ以上のビット線に印加される。しかしながら、
ヤマダにあるように0Vの単一のゲート電圧を印加する
かまたはチェンにあるように単一のより正の値を与える
代わりに、この発明は負のゲート電圧VG で過消去の修
正を開始して次いで所望される最小のしきい値に達する
までゲート電圧VG を段階的に増大させる。
【0036】自己収束を利用することによって、ヤマダ
およびチェンにあるように、この発明は消去されたセル
のしきい値を、ヤマダおよびチェンと同様の、より大き
い、より正の値に収束することを可能にする。さらに、
0より大きくなる、自己収束中に印加されるゲート電圧
を利用することによって、この発明はヤマダよりばらつ
きの小さい、チェンと同様のしきい値分布を達成する。
およびチェンにあるように、この発明は消去されたセル
のしきい値を、ヤマダおよびチェンと同様の、より大き
い、より正の値に収束することを可能にする。さらに、
0より大きくなる、自己収束中に印加されるゲート電圧
を利用することによって、この発明はヤマダよりばらつ
きの小さい、チェンと同様のしきい値分布を達成する。
【0037】このゲート電圧を印加することにおける1
つの問題は、チェンにおいて確認されるように、増加し
た熱い正孔注入が生じて素子の劣化を引起こすことであ
る。しかしながらこの発明は、各ゲート電圧を100ミ
リ秒のようなほんのわずかな時間期間の間印加すること
によって、そのような熱い正孔注入を防止する。
つの問題は、チェンにおいて確認されるように、増加し
た熱い正孔注入が生じて素子の劣化を引起こすことであ
る。しかしながらこの発明は、各ゲート電圧を100ミ
リ秒のようなほんのわずかな時間期間の間印加すること
によって、そのような熱い正孔注入を防止する。
【0038】図7は、短いステップのゲートパルスを与
えることによって、収束するのに熱い電子注入を要する
セルは定常状態のしきい値に収束するが、収束するのに
熱い正孔注入を要するセルは定常状態のしきい値に収束
しないことを示す。図7は、メモリセルのためのしきい
値電圧を、ドレイン妨害電圧時間の関数として、および
図5と同様ではあるが印加される負のゲート電圧がさら
に加わった異なるゲート電圧の関数としてグラフに示
す。図7に示されるように、VG =−1.0Vの場合、
Vt=−3.0Vで始まるしきい値を有するセルは10
msでVt=−2.0Vに達することが期待され、Vt
=−1.5Vのしきい値では100msで達することが
期待される。しかしながら、VG =−1.0Vの場合で
は、熱い正孔注入を要する、Vt=1.0Vで始まるセ
ルはVt=−1.5Vに達するのに1秒より長くかか
る。
えることによって、収束するのに熱い電子注入を要する
セルは定常状態のしきい値に収束するが、収束するのに
熱い正孔注入を要するセルは定常状態のしきい値に収束
しないことを示す。図7は、メモリセルのためのしきい
値電圧を、ドレイン妨害電圧時間の関数として、および
図5と同様ではあるが印加される負のゲート電圧がさら
に加わった異なるゲート電圧の関数としてグラフに示
す。図7に示されるように、VG =−1.0Vの場合、
Vt=−3.0Vで始まるしきい値を有するセルは10
msでVt=−2.0Vに達することが期待され、Vt
=−1.5Vのしきい値では100msで達することが
期待される。しかしながら、VG =−1.0Vの場合で
は、熱い正孔注入を要する、Vt=1.0Vで始まるセ
ルはVt=−1.5Vに達するのに1秒より長くかか
る。
【0039】図8はこの発明の収束法のためにメモリセ
ルのアレイのすべてのビット線に印加されるゲート電圧
の例を示す。この例においては、ソースが接地される状
態で6.0Vのドレイン妨害電圧が印加される間に、ス
テップ状のゲート電圧VG が印加される。最初のゲート
電圧VG =−1.0Vでは、図7に示される特性を有す
る、すべてのセルのゲート電圧は100ms後にVt≧
−1.5Vでしきい値を有する。ゲート電圧VG は次い
で−0.75Vに低減されて、最も負で消去されるしき
い値を100msでVt≧−1.0Vに再びシフトす
る。この手順は、ビット線上のセルのしきい値を予め定
められる値に徐々にシフトするために、V G レベルを徐
々に増加させる状態で繰返される。
ルのアレイのすべてのビット線に印加されるゲート電圧
の例を示す。この例においては、ソースが接地される状
態で6.0Vのドレイン妨害電圧が印加される間に、ス
テップ状のゲート電圧VG が印加される。最初のゲート
電圧VG =−1.0Vでは、図7に示される特性を有す
る、すべてのセルのゲート電圧は100ms後にVt≧
−1.5Vでしきい値を有する。ゲート電圧VG は次い
で−0.75Vに低減されて、最も負で消去されるしき
い値を100msでVt≧−1.0Vに再びシフトす
る。この手順は、ビット線上のセルのしきい値を予め定
められる値に徐々にシフトするために、V G レベルを徐
々に増加させる状態で繰返される。
【0040】図8は印加されてもよい1続きのゲート電
圧のほんの一例である。チェンにおいて説明され、ジェ
イ・チェンらによる「過消去修正収束点Vthの考察★
(Study of Over Erase Correction Convergence Point
Vth★)」と題される論文(AMD技術会議(AMD Tec
h.Conf.)1994、68頁)で説明されるように、セ
ルが収束する定常状態のしきい値Vth★は、各フラッ
シュEEPROMセルの熱い電子の発生効率を含む他の
ファクタとともに与えられるゲート電圧VG およびドレ
イン妨害電圧VD の関数である。熱い電子の発生効率
は、個々の素子に対してばらつきがあるフローティング
ゲートへの熱い電子注入が生じる場合のチャネルにおけ
る電界の関数である。ゆえに、この発明の収束法のため
に印加されるソースおよびドレイン電圧と同様、ゲート
電圧の範囲はアレイにおける最初のしきい値分布と、セ
ルの電気的特性と、所望される収束しきい値Vth★と
に依存する。この発明に従う収束を与えるために、図2
の202のような電力供給源は素子の個々のパラメータ
に従ってゲート電圧とドレイン電圧とソース電圧とを印
加するよう制御されてもよい。
圧のほんの一例である。チェンにおいて説明され、ジェ
イ・チェンらによる「過消去修正収束点Vthの考察★
(Study of Over Erase Correction Convergence Point
Vth★)」と題される論文(AMD技術会議(AMD Tec
h.Conf.)1994、68頁)で説明されるように、セ
ルが収束する定常状態のしきい値Vth★は、各フラッ
シュEEPROMセルの熱い電子の発生効率を含む他の
ファクタとともに与えられるゲート電圧VG およびドレ
イン妨害電圧VD の関数である。熱い電子の発生効率
は、個々の素子に対してばらつきがあるフローティング
ゲートへの熱い電子注入が生じる場合のチャネルにおけ
る電界の関数である。ゆえに、この発明の収束法のため
に印加されるソースおよびドレイン電圧と同様、ゲート
電圧の範囲はアレイにおける最初のしきい値分布と、セ
ルの電気的特性と、所望される収束しきい値Vth★と
に依存する。この発明に従う収束を与えるために、図2
の202のような電力供給源は素子の個々のパラメータ
に従ってゲート電圧とドレイン電圧とソース電圧とを印
加するよう制御されてもよい。
【0041】自己収束中に負のゲート電圧をまず印加す
ることによって、この発明は漏洩電流における有意な低
減を可能にする。負のゲート電圧なら、過剰に消去され
たセルのしきい値が負のゲート電圧より上である場合、
過剰に消去されたセルであっても導通しない。導通する
過剰に消去されたセルがより少なければ、ヤマダにある
ような0ボルトのゲート電圧またはチェンにあるような
より正のゲート電圧を印加する場合に比べて、収束に必
要とされる電流がより少ない。
ることによって、この発明は漏洩電流における有意な低
減を可能にする。負のゲート電圧なら、過剰に消去され
たセルのしきい値が負のゲート電圧より上である場合、
過剰に消去されたセルであっても導通しない。導通する
過剰に消去されたセルがより少なければ、ヤマダにある
ような0ボルトのゲート電圧またはチェンにあるような
より正のゲート電圧を印加する場合に比べて、収束に必
要とされる電流がより少ない。
【0042】収束中に必要とされる電流を低減すること
によって、この発明は電力供給が制限される際に、チェ
ンにあるようなバイト単位よりもむしろ並列して、ビッ
ト線上の過剰に消去されたビットを修正することを可能
にする。
によって、この発明は電力供給が制限される際に、チェ
ンにあるようなバイト単位よりもむしろ並列して、ビッ
ト線上の過剰に消去されたビットを修正することを可能
にする。
【0043】より小さい電流を利用することによって、
この発明は、3V素子のような低電力素子において必要
とされるであろうようにビット線の電圧がしきい値収束
中にチャージポンプによってチップVccを超えてポン
ピングされる必要がある場合に特に有益である。より小
さな電流が利用されるので、チャージポンプ回路のサイ
ズおよびしたがって全体のチップのダイのサイズが低減
され得る。
この発明は、3V素子のような低電力素子において必要
とされるであろうようにビット線の電圧がしきい値収束
中にチャージポンプによってチップVccを超えてポン
ピングされる必要がある場合に特に有益である。より小
さな電流が利用されるので、チャージポンプ回路のサイ
ズおよびしたがって全体のチップのダイのサイズが低減
され得る。
【0044】この発明は特定性を持って上述されたが、
これは単に当業者に対してこの発明をどのように実施す
るかを教示するためだけのものである。多くの修正が前
掲の特許請求の範囲によって定義されるこの発明の範囲
内に入る。
これは単に当業者に対してこの発明をどのように実施す
るかを教示するためだけのものである。多くの修正が前
掲の特許請求の範囲によって定義されるこの発明の範囲
内に入る。
【図1】典型的なフラッシュEEPROMアレイセル2
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1のメモリセルがアレイにおいてどのように
構成されるかを示す図である。
構成されるかを示す図である。
【図3】フラッシュメモリセルのためのしきい値電圧を
ドレイン妨害電圧印加時間の関数としてグラフで表わし
た図である。
ドレイン妨害電圧印加時間の関数としてグラフで表わし
た図である。
【図4】熱い電子注入と比較した場合の熱い正孔注入を
示すために、しきい値電圧の定常状態への収束を示すグ
ラフとともに消去しきい値分布を示す図である。
示すために、しきい値電圧の定常状態への収束を示すグ
ラフとともに消去しきい値分布を示す図である。
【図5】自己収束中に異なるゲート電圧を印加すること
の効果を示すために、しきい値電圧をドレイン妨害時間
の関数および異なるゲート電圧の関数としてグラフで示
した図である。
の効果を示すために、しきい値電圧をドレイン妨害時間
の関数および異なるゲート電圧の関数としてグラフで示
した図である。
【図6】熱い正孔注入でゲート電圧を印加することの効
果を示すために、しきい値電圧の定常状態への収束を示
すグラフとともに消去しきい値分布を示す図である。
果を示すために、しきい値電圧の定常状態への収束を示
すグラフとともに消去しきい値分布を示す図である。
【図7】図5と同様に、フラッシュメモリセルのための
しきい値電圧をドレイン妨害電圧時間の関数および異な
るゲート電圧の関数としてグラフで示して、この発明に
おいて短いゲートパルスを与えることが熱い正孔注入を
最小限にすることを示す図である。
しきい値電圧をドレイン妨害電圧時間の関数および異な
るゲート電圧の関数としてグラフで示して、この発明に
おいて短いゲートパルスを与えることが熱い正孔注入を
最小限にすることを示す図である。
【図8】この発明の収束法のための、メモリセルのアレ
イのすべてのビット線に印加されるゲート電圧の例を示
す図である。
イのすべてのビット線に印加されるゲート電圧の例を示
す図である。
2 フラッシュEEPROMアレイセル 4 基板 6 ソース 8 ドレイン 10 フローティングゲート 12 制御ゲート 200 メモリセルアレイ 202 電力供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナダー・ラジー アメリカ合衆国、94303 カリフォルニア 州、パロ・アルト、グリーア・ロード、 614 (72)発明者 リー・イー・クリーブランド アメリカ合衆国、95051 カリフォルニア 州、サンタ・クラーラ、セント・マリス・ プレイス、3428 (72)発明者 ジアン・チェン アメリカ合衆国、94129 カリフォルニア 州、サン・ホーゼイ、キャッスル・グレ ン・アベニュ、5476 (72)発明者 シェーン・ホルマー アメリカ合衆国、95129 カリフォルニア 州、サン・ホーゼイ、ブラックフォード・ アベニュ、4390 (54)【発明の名称】 メモリセルが消去された後にフラッシュメモリアレイにおけるメモリセルのしきい値電圧を収束 する方法、およびその方法に従ってメモリセルのしきい値電圧を収束するためのゲート電圧およ びドレイン電圧を印加するよう電力源が制御されるフラッシュメモリアレイ
Claims (13)
- 【請求項1】 メモリセルが消去された後でフラッシュ
メモリアレイにおいてメモリセルのしきい値電圧を収束
する方法であって、 ゲート電圧を初期値に設定するステップと、 メモリセルのゲートにゲート電圧を印加しながらある時
間メモリセルのドレインにドレイン電圧を印加するステ
ップと、 ゲート電圧を正の方向に増加させ、ゲート電圧が予め定
められる値よりも下である場合には前のステップを繰返
すステップとの連続するステップを含む、メモリセルが
消去された後でフラッシュメモリアレイにおいてメモリ
セルのしきい値電圧を収束する方法。 - 【請求項2】 ゲート電圧の初期値は負の値である、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 ドレイン電圧が印加される時間期間は、
熱い電子注入によってセルが定常状態のしきい値電圧に
収束するのに十分長く、かつ熱い正孔注入によってセル
が定常状態のしきい値電圧に収束するのを防ぐよう十分
短い、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 ドレイン電圧が印加される時間期間は、
熱い正孔注入を実質的に防止するほど十分短い、請求項
1に記載の方法。 - 【請求項5】 ドレイン電圧が印加される時間期間は、
実質的に100msである、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 ゲート電圧が予め定められる値に達する
ときメモリセルのしきい値電圧は0ボルトより上であ
る、請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 請求項1の方法に従ってメモリセルのし
きい値電圧を収束するためのゲート電圧およびドレイン
電圧を印加するよう電力源が制御されるフラッシュメモ
リアレイ。 - 【請求項8】 メモリセルが消去された後でフラッシュ
メモリアレイにおいてメモリセルのしきい値電圧を収束
する方法であって、 メモリセルのドレインにドレイン電圧を印加する一方
で、いくつかのメモリセルが定常状態の電圧に収束する
のを可能にするほど十分長くかつ定常状態の電圧に収束
するであろうすべてのセルが収束するのを防ぐほど十分
短い時間期間の間、第1のゲート電圧を印加するステッ
プと、 メモリセルのドレインにドレイン電圧を印加する一方
で、定常状態の電圧に収束するすべてのメモリセルが収
束することを可能にするほど十分長い時間期間の間、第
1のゲート電圧よりも正の値を有する第2のゲート電圧
を印加するステップとの連続するステップを含む方法。 - 【請求項9】 電力源はドレイン電圧を与えるためにチ
ャージポンプを利用し、チャージポンプは、ドレイン電
圧を供給するのに必要なサイズが、請求項8の第1のス
テップを用いることなく第2のステップを用いることに
よってしきい値を収束するのに利用されるチャージポン
プのために必要なサイズより小さい、請求項8に記載の
方法。 - 【請求項10】 ドレイン電圧を供給するのに必要な電
流は、請求項8の第1のステップを用いることなく第2
のステップを用いることによってしきい値を収束するの
に必要な電流よりも小さい、請求項8に記載の方法。 - 【請求項11】 メモリセルが消去された後でフラッシ
ュメモリアレイにおいてメモリセルのしきい値電圧を収
束する方法であって、 メモリセルのドレインにドレイン電圧を印加しながら複
数のゲート電圧パルスを与えるステップを含み、第1の
ゲート電圧パルス後の各ゲート電圧パルスは前のゲート
電圧パルスよりも正の値を有し、各ゲート電圧パルス
は、熱い電子注入によってセルが定常状態のしきい値電
圧に収束するのに十分長くかつ熱い正孔注入によってセ
ルが定常状態のしきい値電圧に収束するのを防ぐほど十
分短い時間期間の間印加される、方法。 - 【請求項12】 与えられる第1のゲート電圧パルスは
負の値を有する、請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 複数のゲート電圧パルスの最後のパル
スが与えられた後、メモリセルのしきい値電圧は0ボル
トより上である、請求項11に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/269,540 US5576991A (en) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | Multistepped threshold convergence for a flash memory array |
| US08/269540 | 1994-07-01 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0855487A true JPH0855487A (ja) | 1996-02-27 |
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|---|---|
| US (1) | US5576991A (ja) |
| EP (1) | EP0690451A3 (ja) |
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