JPH085575A - カラーフィルタの異物突起検出方法および検査装置 - Google Patents

カラーフィルタの異物突起検出方法および検査装置

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JPH085575A
JPH085575A JP16285394A JP16285394A JPH085575A JP H085575 A JPH085575 A JP H085575A JP 16285394 A JP16285394 A JP 16285394A JP 16285394 A JP16285394 A JP 16285394A JP H085575 A JPH085575 A JP H085575A
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JP16285394A
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Ryoji Matsunaga
良治 松永
Ryoji Nemoto
亮二 根本
Nobuhiko Suzuki
信彦 鈴木
Takahito Tabata
高仁 田畑
Mitsuyoshi Koizumi
光義 小泉
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーフィルタの異物突起Tを付着異物pと
区別して検出し、検出された異物突起Tのうちの、高さ
許容値を越えたものを選別できる検出方法と、その検査
装置を提供する。 【構成】 異物突起検査装置10は、カラーフィルタ11
を載置するXY移動ステージ2と、載置されたカラーフ
ィルタ111 に対して、波長λH の光束LTH)と波長λ
L の光束LTL)とを、それぞれ(40±5)°の高角
度および(15±5)°の低角度で同時に照射する高角
度照明系41Aおよび低角度照明系41Bと、突起Tまたは
付着異物pの散乱光LR を受光する受光系42よりなる検
出光学系4と、受光系42に対して順次に接続された信号
処理部5とデータ処理部6とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶パネル用のカラ
ーフィルタの埋没異物により生じた突起の検出方法と、
その検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶とその制御技術の進歩により、かな
りの大きさの画面にカラー映像を表示できる液晶パネル
が開発され、これにはカラーフィルタが使用されてい
る。図7はカラー用液晶パネルと、これに使用されるカ
ラーフィルタの一例を示し、その構成などを概説する。
図7(a) に示す液晶パネル1は、下板アセンブリ1Aと
上板アセンブリ1Bよりなり、下板アセンブリ1Aはガ
ラス板(A)の下面に偏光シート(A)を貼付け、上面
に薄膜トランジスタ層(TFT層)と、液晶分子の方向
を配向する配向膜(A)および液晶膜が順次に積層され
ている。これに対して上板アセンブリ1Bは、ガラス板
(B)の下面に3原色の各画素を植設してカラーフィル
タ11が形成され、その下に酸化インジュウム・チタン薄
膜膜(ITO)と、配向膜(B)が順次に積層され、ま
たガラス板(B)上面に偏光シート(B)を貼付け、上
下のアセンブリ1Bと1Aとを接着して構成され、下側
より投射されたバックライトをTFTにより制御して上
側に透過または遮断し、映像がカラー表示される。上記
の各層の厚さは、ガラス板(A),(B)を除き、いず
れも1〜数μm程度の極く薄いものである。図7(b)
は、カラーフィルタ11の断面と平面を示す。その製作工
程の一例を説明すると、ガラス板111 の表面にクローム
の薄膜112 を蒸着し、これをエッチング処理して方形孔
を多数穿溝し、各方形孔に対して3原色(RGB)の画
素113が交互に植設して製作される。各画素113 の大き
さは、例えば縦横が20〜40μm、厚さは数μm程度
である。次に、各画素113 を保護するために、カラーフ
ィルタ11の全面に対して、ポリイミドなどの透明剤によ
りコーテイング(オーバコート)がなされる。ただし、
オーバコートは透過光を幾分遮光して映像の明るさがそ
の分低下するので、省略される場合が多い。
【0003】さて、カラーフィルタ11に異物が存在し、
その高さが例えば数μm以上の場合は、異物はITO、
配向膜(B)、液晶膜、および配向膜(A)を連続的に
突き破ってTFT層を破損することがある。TFT層は
各画素113 に対応した個数のTFTが配列され、それぞ
れは独立せず多数個が相互に接続されているので、1個
のTFTの破損は、その1個のみにとどまらず、これに
接続された一連のTFTの動作不良を招く。この場合、
異物は高さが問題であって、平面積が大きくても高さが
ある程度以下であれば、各層を突き破ってTFTに達せ
ず、従って無害とされている。
【0004】カラーフィルタ11に存在する異物は、その
状態により付着異物と埋没異物とに区分され、これを図
8により説明する。なお図では、付着異物をp、埋没異
物をp’で表す。図8(a) は、オーバコート114 がコー
テイングされる前のカラーフィルタ11を示す。例えば、
異物p1 は画素113 の中間に付着し、異物p2 は画素11
3 の表面に付着している。また異物p3'は、画素113 に
埋没して画素113 は山形に膨れ上がって異物突起(以下
単に突起と略記)Tが生じている。図8(b) は、図(a)
のカラーフィルタ11がコーテイングされた場合を示し、
上記の各付着異物p1,p2 は、オーバコート114 に埋没
して埋没異物p1',p2'となり、それぞれによりオーバ
コート114 に突起Tが生ずる。また、オーバコート114
には新たに、例えば付着異物p4 が付着している。
【0005】図8においては、各異物p,p’を球形と
し、各突起Tを山形と仮定したが、実際には種々様々な
形状と大きさがあり、その数例を顕微鏡により実測した
データを図9に示す。図9において、サンプル突起T1
は図示のような細長い平面形状と、中央部付近が突出し
た断面形状をなし、XY寸法は19×50μm、高さH
は2.9μmである。これに対して、突起T3 はXY寸
法がより小さい(10×20μm)が、ほぼ同等のH:
3.1μmを有し、断面形状は山形に近い。他のサンプ
ルにもみられるように、各突起Tの断面形状と高さH
は、平面形状とその寸法には無関係であって、すなわち
種々様々なバリエーションを呈している。上記の付着異
物pと埋没異物p’の突起Tは、ある程度以上の高さが
あると、いずれも有害ではあるが、付着異物pは洗浄な
どにより除去することが可能であるので、最終的には、
ある程度以上の高さを有する突起Tが問題である。
【0006】上記のカラーフィルタ11は製造段階におい
て、目視検査により突起Tを検出し、その高さHが許容
限度を越えた場合は、カラーフィルタ11は不良として廃
棄などの適切な処置がなされている。しかしながら、目
視検査はもとより不能率であり、また個人差もあるの
で、これを光学式の方法により突起の高さの正確な検出
と、検査の効率化とが必要とされている。これに対する
光学式検査方法としては、従来から使用されている、半
導体ICの素材のウエハに対する異物検査装置を適用す
ることにより、突起Tを検出することが可能と考えられ
る。図10は、ウエハに対する異物検査装置の検出光学
系の基本構成を示す。ウエハの代わりに、被検査のカラ
ーフィルタ11をXY移動ステージ2に載置してXまたは
Y方向に移動する。これに対して、検出光学系3の光源
31よりの光束LT を、投光レンズ32によりスポットに集
束して照射し、突起Tの散乱光LR を集光レンズ33によ
り集光して受光器34に受光し、この出力信号を図示しな
い信号処理回路により処理して突起Tの大きさを検出す
ることができる。実際の異物検査装置は、上記の基本構
成における光束LT の照射角度と散乱光LR の受光角度
を適切に設定し、その他の各部を改良して異物の検出性
能が向上されてはいるが、しかしこれらの検査装置はい
ずれも、突起Tと付着異物pを区別し、さらに突起Tの
高さに対する検出性能を備えていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の実情に対して、
埋没異物p’による突起Tを付着異物pと区別して検出
し、さらに検出された突起Tのうちから、高さ許容値を
越えたものを選別できる検出方法と、その検査装置が要
請されている。この発明は、上記の要請に対してなされ
たもので、カラーフィルタの突起Tを付着異物pと区別
して検出し、検出された突起Tのうちから、高さ許容値
を越えたものを選別できる検出方法と、その検査装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成したカラーフィルタの異物突起の検出方法および
検査装置である。異物突起の検出方法は、カラーフィル
タの表面に対して、波長λH の光束LTH)と、波長λ
L の光束LTL)とを、それぞれ(40±5)°の高角
度と(15±5)°の低角度で同時に照射し、両光束L
TH),LTL)のそれぞれの散乱光LRH), LR
L)を、(55±5)°の受光角度で受光してダイクロイ
ックミラーにより波長分離し、それぞれを第1のCCD
ラインセンサと第2のCCDラインセンサに結像する。
第1のCCDラインセンサの出力信号を、カラーフィル
タに付着した付着異物の信号成分を除去する第1の閾値
H に比較して、異物突起の信号成分を検出して突起パ
ルスを作成する。また、第2のCCDラインセンサの出
力信号を積分して異物突起と付着異物のそれぞれの高さ
を示す積分データを作成し、この各積分データと突起パ
ルスとのアンド合成により、付着異物の積分データを除
去して異物突起の積分データを抽出し、この積分データ
を高さ許容値に対する第2の閾値VL に比較して、高さ
許容値を越えた異物突起を選別し、その高さデータを出
力するものである。
【0009】次に、異物突起検査装置は、カラーフィル
タを載置してX,Y方向に移動し、XY座標データを出
力する移動ステージと、載置されたカラーフィルタに対
して配設され、高角度照明系、低角度照明系、および異
物突起または付着異物の散乱光を受光する受光系よりな
る検出光学系と、受光系に対して順次に接続された信号
処理部とデータ処理部とにより構成される。検出光学系
の高角度照明系と低角度照明系は、カラーフィルタの表
面に対して、波長λH の光束LTH)を(40±5)°
の高角度で、波長λL の光束LTL)を(15±5)°
の低角度でそれぞれ照射し、受光系は、カラーフィルタ
の表面に対して(55±5)°の受光角度に設定され、
受光した異物突起または付着異物の散乱光LRH), L
RL)を波長分離するダイクロイックミラーと、波長分
離された両反射光LRH),LRL)が、それぞれ結像
する第1のCCDラインセンサおよび第2のCCDライ
ンセンサよりなる。信号処理部は、第1のCCDライン
センサの出力信号が入力し、カラーフィルタに付着した
付着異物の信号成分を除去し、異物突起に対する信号成
分を検出する第1の閾値VH が設定された第1の検出回
路と、検出された異物突起のタイミングを示す突起パル
スを発生する突起パルス発生回路と、第2のCCDライ
ンセンサの出力信号が入力し、異物突起と付着異物とを
ともに検出する第2の検出回路と、第2の検出回路の検
出信号を積分して積分データを出力する積分回路、およ
び積分データと突起パルスおよびXY座標データとをア
ンド合成して、異物突起の積分データとXY座標データ
とを出力するアンド回路よりなる。また、データ処理部
は、アンド回路の出力する異物突起の積分データとXY
座標データとを記憶するメモリと、異物突起の高さ許容
値に対する第2の閾値VLが設定され、メモリに記憶さ
れた積分データを第2の閾値VL に比較して、高さ許容
値を越えた異物突起を選別し、その高さデータとXY座
標データとを出力するタマイクロプロセッサよりなる。
【0010】
【作用】ここで、異物に対する照明光の照射角度などの
特徴について予め考察する。一般に、異物に対して照明
光を高角度で照射するときは、異物の平面的な映像が捉
え易く、また低角度で照射するときは、異物の高さの映
像が捉え易いことは、原理上明らかである。また、付着
異物と埋没異物とが同じ大きさであっても、突起は埋没
異物により画素が膨れ上がったものであるため、付着異
物よりかなり大きい。もちろん付着異物も埋没異物も、
さまざまな大きさではあるが、付着異物より突起の方が
概ね大きく、従ってその映像も大きい。この発明は、こ
のような照射角度による映像の特徴と、付着異物に対し
て突起が概ね大きいことに着眼したものである。上記の
異物突起の検出方法においては、カラーフィルタの表面
に対して、波長λH の光束LTH)が(40±5)°の
高角度で照射され、突起または付着異物の散乱光LR
H)を、(55±5)°の受光角度で受光すると、突起の
散乱光に比べて付着異物の散乱光がかなり弱く受光され
ることが実験により確認されており、これにより両者の
分離を可能とする。すなわち、これらの散乱光LRH)
は、ダイクロイックミラーにより波長選択されて第1の
CCDラインセンサに結像され、その出力信号は第1の
閾値VH に比較して異物突起の信号成分が検出され、突
起パルスが作成される。一方、波長λL の光束LTL)
の(15±5)°の低角度と、上記の受光角度とにより
突起の高さを示す信号がえられることが、やはり実験に
より確認されている。ただし、低角度照射の場合は、付
着異物と突起との散乱光が同じ程度に受光される。これ
らの散乱光LRL)はダイクロイックミラーにより波長
選択されて第2のCCDラインセンサに結像されるが、
突起と付着異物の散乱光は部分的にしか受光されず、高
さ情報をうるには、これらを総和(または積分)するこ
とが必要である。そこで、第2のCCDラインセンサの
出力信号を積分して突起と付着異物のそれぞれの高さを
示す積分データが作成される。えられた各積分データは
突起パルスとアンド合成されて付着異物の積分データが
除去され、突起の積分データが抽出され、抽出された積
分データは高さ許容値に対する第2の閾値VL に比較さ
れ、高さ許容値を越えた異物突起が選別されて、その高
さデータが出力される。なお、上記において両光束LT
の波長をλH とλL に区別した理由は、両光束の散乱光
R を分離するためであって、各波長λHL 自身には
格別な意味はなく、ダイクロイックミラーで分離できれ
ば任意のもので差し支えない。
【0011】次に、異物突起の検査装置は上記の検出方
法を具体化したものであって、カラーフィルタはXY移
動ステージに載置されてXまたはY方向に移動し、これ
に対して検出光学系の高角度照明系と低角度照明系とに
より、波長λH の光束LTH)が前記の高角度で、波長
λL の光束LTL)が前記の低角度でそれぞれ照射され
る。受光系においては、両散乱光LRH), LRL)が
ダイクロイックミラーにより波長分離されて第1と第2
のCCDラインセンサにそれぞれ結像する。信号処理部
においては、第1のCCDラインセンサの出力信号が第
1の検出回路に入力し、これに設定された第1の閾値V
H に比較され、付着異物の信号成分が除去されて異物突
起の信号成分のみが検出され、ついで突起パルス発生回
路が突起のタイミングを示す突起パルスを発生する。一
方、第2のCCDラインセンサの出力信号は第2の検出
回路に入力して、突起と付着異物とがともに検出され、
さらに積分回路により積分されてそれぞれの高さを示す
各積分データが出力され、これらと上記の突起パルスお
よびXY座標データとがアンド回路によりアンド合成さ
れ、突起の積分データとXY座標データとが出力され
る。この両データはデータ処理部に入力してメモリに一
旦記憶された後、マイクロプロセッサにより読出され、
これに設定された第2の閾値VL に比較されて高さ許容
値を越えた突起が選別され、その高さデータとXY座標
値とが出力される。
【0012】
【実施例】図1は、この発明の異物突起検査装置10の
一実施例におけるブロック構成図を示し、図2〜図4
は、異物突起検査装置10の各部の動作作用の説明図、
図5は異物突起検査装置10により検出されたサンプル
の付着異物または異物突起の検出信号の分布図、図6
は、各サンプルのXY寸法の実測データ表である。
【0013】図1において、異物突起検査装置10は、
制御回路2a を有し、被検査のカラーフィルタ11を載置
するXY移動ステージ2と、カラーフィルタ11に対応し
て配設された検出光学系4と、これに対して図示のよう
に接続された信号処理部5、およびデータ処理部6とに
より構成される。なお、XY移動ステージ2または制御
回路2a は、移動に従ってXY座標値を逐次に出力する
ものとする。検出光学系4は、波長λH のレーザ光源41
1 ,集束レンズ412 よりなる高角度照明系41Aと、波長
λL のレーザ光源413 ,集束レンズ414 よりなる低角度
照明系41B、および集光レンズ421 ,ダイクロイックミ
ラー422 ,第1のCCDラインセンサ423,および第2の
CCDラインセンサ424 よりなる受光系42とにより構成
され、各CCDラインセンサ423,424 は、複数の受光素
子sと幅Xa を有し、紙面に直角なY方向に配置され
る。高角度照明系41Aはカラーフィルタ11の表面に対し
て、光束LTH)を(40±5)°の高角度θH で、ま
た、低角度照明系41Bは光束LTL)を(15±5)°
の低角度θL でそれぞれ照射し、受光系42は(55±
5)°の受光角度θR に設定され、両光束LTH),L
TL)の散乱光LRH),LRL)を受光する信号処理
部5は、第1のCCDラインセンサ423 に順次に接続さ
れた第1の検出回路51および突起パルス発生回路52と、
第2のCCDラインセンサ424 に順次に接続された第2
の検出回路53,積分回路54, A/D変換器55、および突
起パルス発生回路52とA/D変換器55の両者に接続され
たAND回路56よりなり、第1の検出回路51には、付着
異物pの信号成分を除去する第1の閾値VH が設定さ
れ、第2の検出回路53には、表面の正反射光LR'などの
ノイズを除去する閾値VNが設定される。またデータ処
理部6は、メモリ(MEM)61,マイクロプロセッサ
(MPU)62よりなり、MPU62には突起Tの高さ許容
値に対する第2の閾値VL が設定される。
【0014】以下、図1に対して図2〜図6を併用し
て、上記の異物突起検査装置10における突起Tの検査
方法とその結果を説明する。図2は、高角度で照射され
た光束LTH)の散乱光LR の指向特性を説明するもの
で。(a) は突起Tが照射された場合で、その散乱光LRT
は、受光系42の受光角度θR の方向にかなり強く散乱す
る。これに対して、突起T以外の平滑な表面からは正反
射角θH'の方向に正反射光LR'が反射されるが、θH'<
θR であるため、正反射光LR'は受光方向の強度が弱く
て受光系42の受光量はLRT>LR'である。(b) は付着異
物pの場合で、この場合も受光量はLRP>LR'である
が、この散乱光LRPは、(a) に示した突起Tの散乱光L
RTに比べてかなり小さい場合が多いことなどが、実験に
より確認されている。(c) は、カラーフィルタ11の各画
素113 のエッジが照射された場合で、この場合も受光量
はLRE>LR'であることがやはり確認されている。以上
により、光束LTH)の散乱光LRH)は、集光レンズ
421 により集光され、ついでダイクロイックミラー422
を透過して第1のCCDラインセンサ423に結像され、
その出力信号は第1の検出回路51に入力し、これに設定
された第1の閾値VH により、付着異物pの信号成分は
除去されて突起Tの成分が検出され、その検出信号は突
起パルス発生回路52に入力して、突起Tが検出されたタ
イミングを示す突起パルスが発生し、これがAND回路
56に入力する。
【0015】次に図3は、低角度で照射された光束L
TL)の場合を示す。いま、2個の突起Ta,Tb の高さ
をHa,Hb とし、それぞれの散乱光の総量をΣLRa,Σ
Rbとすると、Ha >Hb の場合は、ΣLRa>ΣLRb
あることが実験によりほぼ確認されている。なお、図示
しないが、突起Tの散乱光LRTと付着異物pの散乱光L
RPは、受光系42にほぼ同程度に受光され、またこの場合
も、LRT,LRP>LR'である。上記の突起Tの散乱光L
RTと付着異物pの各散乱光LRPは、集光レンズ421 を経
てダイクロイックミラー422 により反射され、第2のC
CDラインセンサ424の各受光素子sに部分的に結像さ
れる。第2のCCDラインセンサ424 の走査により、逐
次に出力される出力信号は第2の検出回路53に入力し、
閾値VN によりノイズが除去された後、積分回路54によ
り順次に積分される。図4により、積分回路54における
積分方法とその意義を説明する。(a) において、XY移
動ステージ2によりカラーフィルタ11がX方向に移動す
ると、突起Tも移動してその散乱光LRTによる映像T’
は、第2のCCDラインセンサ424 を過って部分的に結
像され、その走査ごとに各受光素子sより受光量に相当
する強度の信号が逐次に出力されて積分回路54に入力す
る。(b) において、突起TT の映像T’が高さ方向に対
して図示の曲線をなすと仮定すると、第2のCCDライ
ンセンサ424 からは、その1走査、すなわちその幅Xa
ごとの散乱光LR1, LR2……LR5…に対する受光信号が
出力され、各散乱光LR は各幅Xa に対応した曲線の高
さh1,h2 ……h5 …にほぼ比例するものと考えて差し
支えない。そこで積分回路64により積分してΣLRiを算
出すると、これがΣhi 、すなわち求める突起Tの高さ
Hのデータがえられる。
【0016】積分回路54により積分された、突起Tと付
着異物pに対する両積分データは、A/D変換器55によ
りデジタル化された後、制御回路2a よりのXY座標デ
ータとともにAND回路56に入力する。これらは前記に
より入力する突起パルスとAND合成されて、突起Tの
積分データとXY座標データとが抽出され、データ処理
部6に入力してMEM61に一旦記憶される。記憶された
積分データはMPU62に読出されて第2の閾値VL に比
較され、許容値を越えた高さを有する突起Tが選別さ
れ、その高さデータとXY座標データとがMPU62から
出力される。
【0017】図5は、上記の異物突起検査装置10の性
能を確認するために、10個の付着異物pと17個の突
起Tをサンプルとし、各サンプルに対して積分回路54が
出力した積分値を横軸とし、第1のCCDラインセンサ
423 の出力信号のピーク値を縦軸とした、各サンプルの
比レベルの分布を示す。また付表は各突起Tの高さHを
顕微鏡により実測したデータを示す。なおこの場合の各
サンプルは、オーバコート114 がコーテイングされてい
ない。図6は、これらの各サンプルのXY寸法を顕微鏡
により実測したデータを示す。図5において、×印で示
す10個の付着異物pは、p1,p2 を例外としてこれ以
外は、第1の閾値VH より小さくて除去される。ただし
第1の閾値を点線のVH'に設定すれば、p1,p2 も除去
できるが、反面、次に述べる突起Tの検出範囲がその分
狭くなるので、これらを考慮して第1の閾値VH を適切
に定める。次に突起Tであるが、○印のS1 〜S7 は実
測の高さHが2〜3μmの範囲内にある突起Tで、これ
らはすべて第1の閾値VH により検出される。いま、高
さ許容値を3μmとして図示の位置に第2の閾値VL
設定すると、これによりS1 〜S6 は除去され、S7
例外として検出される。◎印のM1 〜M3 はHが3〜5
μmの突起Tで、M2 とM3 は第2の閾値VL により検
出され、M1 は検出されず検出ミスとなる。●印のL1
〜L3 は5〜6μm、△印のL4,L5 は6〜7μm、□
印のL6 は7〜15μm、■印のL7 は15μm以上の
Hを有する突起Tで、これらはすべて第2の閾値VL
より検出されている。ここで、図6に示すXY寸法と、
上記の各突起Tの高さHを比べると、各サンプルは平面
積の大きさと高さHは無関係であり、平面積の大きさか
かわらず、許容値を越えた高さHを有する突起Tは、ほ
とんどが検出されていることが認められる。以上により
異物突起検査装置10は、区別性能と許容値以上の突起
Tの検出性能がかなり良好であると結論することができ
る。なお、各サンプルはオーバコート114 はコーテイン
グされていないが、これがコーテイングされた場合に対
しても同様な性能を有するものである。高角度照明の波
長λH の光束及び低角度照明に波長λL の光束を用いた
が、これはレーザを用いても良い。
【0018】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明によるカ
ラーフィルタの異物突起の検出方法および検査装置にお
いては、従来困難視された付着異物と異物突起との区別
と、高さ許容値を越えた異物突起の検出とが、それぞれ
良好になされるもので、これらの各性能はサンプルに対
する実験により確認されて高い信頼性があり、液晶パル
ス用のカラーフィルタの検査技術に寄与する効果には、
大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の異物突起検査装置10の一
実施例におけるブロック構成図である。
【図2】図2は、照明系41Aによる散乱光LR の指向性
の説明図で、(a) は突起Tが照射された場合、(b) は付
着異物pが照射された場合、(c) は画素のエッジが照射
された場合をそれぞれ示す。
【図3】図3は、照明系41Bによる2個の突起Ta とT
b の両散乱光LR の強度の比較に対する説明図である。
【図4】図4は、積分回路54における積分方法とその意
義の説明図である。
【図5】図5は、異物突起検査装置10により検出され
たサンプルの付着異物または突起の検出信号の分布図で
ある。
【図6】図6は、図5の各サンプルのXY寸法の実測デ
ータ表である。
【図7】図7は、カラー用液晶パネルの構成の一例を説
明するもので、(a) は液晶パネル1の断面図、(b) はカ
ラーフィルタ11の断面および平面図である。
【図8】図8は、カラーフィルタ11に存在する付着異物
pと埋没異物p’による突起Tの説明図で、(a) はオー
バコートがない場合、(b) はオーバコートした場合を示
す。
【図9】図9は、サンプルの突起Tの形状と寸法の顕微
鏡による実測データ表である。
【図10】図10は、ウエハに対する異物検査装置の基
本構成図である。
【符号の説明】
1…カラー液晶パネル、11…カラーフィルタ、111 …ガ
ラス板、112 …クローム薄膜、113 …画素、114 …オー
バコート、2…XY移動ステージ、2a …制御回路、3
…ウエハ異物検査装置の検出光学系、4…この発明の検
出光学系、41A…高角度照明系、 41 B…低角度照明
系、411,413 …レーザ光源、412,414 …集束レンズ、42
…受光系、421 …集光レンズ、422 …ダイクロイックミ
ラー、423 …第1のCCDラインセンサ、424 …第2の
CCDラインセンサ、5…信号処理部、51…第1の検出
回路、52…突起パルス発生回路、53…第2の検出回路、
54…積分回路、55…A/D変換器、56…AND回路、6
…データ処理部、61…メモリ、62…マイクロプロセッサ
(MPU)、10…この発明の異物突起検査装置、R,
G,B…画素の3原色、p…付着異物、p’…埋没異
物、T…異物突起(単に突起)、LTH)…波長λH
光束、LTL)…波長λL の光束、θH …光束LTH)
の照射角、θL …光束LTL)の照射角、LRH),L
RL)…散乱光、ΣLR …散乱光の総和、LR'…正反射
光、θR …受光角度、θH'…正反射角、VH …第1の閾
値、VL …第2の閾値、VN …ノイズに対する閾値。
フロントページの続き (72)発明者 田畑 高仁 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小泉 光義 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立電子エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネル用のカラーフィルタの異物突起
    を検出対象とし、該カラーフィルタの表面に対して、波
    長λH の光束LTH)と、波長λL の光束LTL)と
    を、それぞれ(40±5)°の高角度と(15±5)°
    の低角度で同時に照射し、該両光束LTH),LTL)
    のそれぞれの散乱光LRH), LRL)を、(55±
    5)°の受光角度で受光してダイクロイックミラーによ
    り波長分離し、それぞれを第1のCCDラインセンサと
    第2のCCDラインセンサに結像し、該第1のCCDラ
    インセンサの出力信号を、前記カラーフィルタに付着し
    た付着異物の信号成分を除去する第1の閾値VH に比較
    して、前記異物突起の信号成分を検出して突起パルスを
    作成し、かつ、前記第2のCCDラインセンサの出力信
    号を積分して前記異物突起と付着異物のそれぞれの高さ
    を示す積分データを作成し、該各積分データと前記突起
    パルスとのアンド合成により、前記付着異物の積分デー
    タを除去して前記異物突起の積分データを抽出し、該抽
    出された積分データを高さ許容値に対する第2の閾値V
    L に比較して、該高さ許容値を越えた前記異物突起を選
    別し、その高さデータを出力することを特徴とする、カ
    ラーフィルタの異物突起検出方法。
  2. 【請求項2】液晶パネル用のカラーフィルタの異物突起
    を検査対象とし、該カラーフィルタを載置してX,Y方
    向に移動し、XY座標データを出力する移動ステージ
    と、該載置されたカラーフィルタに対して配設され、高
    角度照明系、低角度照明系、および前記異物突起または
    前記カラーフィルタに付着した付着異物の散乱光を受光
    する受光系よりなる検出光学系と、該受光系に対して順
    次に接続された信号処理部とデータ処理部とにより構成
    され、 前記検出光学系の高角度照明系と低角度照明系は、前記
    カラーフィルタの表面に対して、波長λH の光束LT
    H)を(40±5)°の高角度で、波長λL の光束LT
    L)を(15±5)°の低角度でそれぞれ照射し、受光系
    は、前記カラーフィルタの表面に対して(55±5)°
    の受光角度に設定され、受光した前記異物突起または前
    記カラーフィルタに付着した付着異物の散乱光L
    RH), LRL)を波長分離するダイクロイックミラー
    と、該波長分離された両反射光LRH),LRL)が、
    それぞれ結像する第1のCCDラインセンサおよび第2
    のCCDラインセンサよりなり、 前記信号処理部は、前記第1のCCDラインセンサの出
    力信号が入力し、前記カラーフィルタに付着した付着異
    物の信号成分を除去し、前記異物突起に対する信号成分
    を検出する第1の閾値VH が設定された第1の検出回路
    と、該検出された異物突起のタイミングを示す突起パル
    スを発生する突起パルス発生回路と、前記第2のCCD
    ラインセンサの出力信号が入力し、前記異物突起と付着
    異物とをともに検出する第2の検出回路と、該第2の検
    出回路の検出信号を積分して積分データを出力する積分
    回路、および該積分データと前記突起パルス、および前
    記XY座標データとをアンド合成して、前記異物突起の
    積分データと該XY座標データとを出力するアンド回路
    よりなり、 前記データ処理部は、前記アンド回路の出力する異物突
    起の積分データと前記XY座標データとを記憶するメモ
    リと、前記異物突起の高さ許容値に対する第2の閾値V
    L が設定され、該メモリに記憶された積分データを該第
    2の閾値VL に比較して、該高さ許容値を越えた異物突
    起を選別し、その高さデータとXY座標データとを出力
    するタマイクロプロセッサよりなることを特徴とする、
    カラーフィルタの異物突起検査装置。
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