JPH0856134A - オーバートーン発振用圧電振動子 - Google Patents
オーバートーン発振用圧電振動子Info
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- JPH0856134A JPH0856134A JP21040894A JP21040894A JPH0856134A JP H0856134 A JPH0856134 A JP H0856134A JP 21040894 A JP21040894 A JP 21040894A JP 21040894 A JP21040894 A JP 21040894A JP H0856134 A JPH0856134 A JP H0856134A
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- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 より安定した三次オーバートーン発振が得ら
れ、かつ、高周波化が行える信頼性の高いオーバートー
ン発振用圧電振動子を提供する。 【構成】 圧電板11の片面には、オーバートーン振動
の主振動を閉じ込める二つの主電極21a,22aと、
その周囲に前記振動エネルギ伝搬部を構成する電極不在
部31を介して前記振動エネルギ吸収部を構成する周辺
電極41aとが設けられており、圧電板11の他の片面
には少なくとも前記主電極と電極不在部、並びに周辺電
極の対向面に全面電極が形成されている。また、周辺電
極のうち少なくとも各主電極間に隣接する箇所の電極厚
みを前記主電極の厚みより厚くした。
れ、かつ、高周波化が行える信頼性の高いオーバートー
ン発振用圧電振動子を提供する。 【構成】 圧電板11の片面には、オーバートーン振動
の主振動を閉じ込める二つの主電極21a,22aと、
その周囲に前記振動エネルギ伝搬部を構成する電極不在
部31を介して前記振動エネルギ吸収部を構成する周辺
電極41aとが設けられており、圧電板11の他の片面
には少なくとも前記主電極と電極不在部、並びに周辺電
極の対向面に全面電極が形成されている。また、周辺電
極のうち少なくとも各主電極間に隣接する箇所の電極厚
みを前記主電極の厚みより厚くした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバートーン用共振
回路を必要とせずに所望のオーバートーン周波数での発
振を可能にするオーバートーン発振用圧電振動子に関す
る。
回路を必要とせずに所望のオーバートーン周波数での発
振を可能にするオーバートーン発振用圧電振動子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図9、図10とともに説明
する。図9は従来の圧電基板の平面図であり、図10は
図9の底面図である。圧電基板1は厚みすべり振動を行
うATカットの水晶板からなり、その圧電基板1の表面
中央部に主電極2及び圧電基板1の裏面中央部に電極5
を設けることにより主振動エネルギ閉じ込め部を設け、
その周囲に上記主振動エネルギ閉じ込め部の遮断周波数
fcよりも高い遮断周波数Fcをもつ振動エネルギ伝搬
部(電極不在部)3を設け、更にその外側に上記遮断周
波数Fcよりも低い遮断周波数を持つ振動エネルギ吸収
部(周辺部電極)4を設け、上記遮断周波数Fcが、所
望のオーバートーン振動の副振動周波数よりも低く、か
つ、このオーバートーン振動の主振動周波数f0より高
く設定されており、上記振動エネルギ吸収部が所望のオ
ーバートーン次数より低次の振動モード(基本波振動モ
ードを含む)のエネルギを吸収するとともに、上記主振
動よりも高い副振動を外部へ漏洩させるよう構成されて
いた。
する。図9は従来の圧電基板の平面図であり、図10は
図9の底面図である。圧電基板1は厚みすべり振動を行
うATカットの水晶板からなり、その圧電基板1の表面
中央部に主電極2及び圧電基板1の裏面中央部に電極5
を設けることにより主振動エネルギ閉じ込め部を設け、
その周囲に上記主振動エネルギ閉じ込め部の遮断周波数
fcよりも高い遮断周波数Fcをもつ振動エネルギ伝搬
部(電極不在部)3を設け、更にその外側に上記遮断周
波数Fcよりも低い遮断周波数を持つ振動エネルギ吸収
部(周辺部電極)4を設け、上記遮断周波数Fcが、所
望のオーバートーン振動の副振動周波数よりも低く、か
つ、このオーバートーン振動の主振動周波数f0より高
く設定されており、上記振動エネルギ吸収部が所望のオ
ーバートーン次数より低次の振動モード(基本波振動モ
ードを含む)のエネルギを吸収するとともに、上記主振
動よりも高い副振動を外部へ漏洩させるよう構成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、三次オーバー
トーン発振させた圧電振動子において、より高周波化を
行うために、主電極の直径を小さくしたり、圧電基板の
直径を小さくしていく等の設計手法があるが、主電極を
小さくしすぎると三次オーバートーンのCI値も悪くな
る傾向にある。また主電極を大きくすると三次オーバー
トーンのCI値は良好となるが基本波と三次オーバート
ーンのCI比は2〜4倍になり、一般的に必要とされる
基本波を抑制するためのCI比3倍に対して歩留まりが
50%程度と悪い。また、主部電極の直径を小さくせず
に、圧電基板の直径のみを小さくして高周波化を計る方
法は、エネルギ吸収部である周辺部電極の寸法、形状が
制約されるため、所望の電気的特性が得られない等の問
題があった。そのため、より安定したオーバートーン発
振を困難なものとしていた。
トーン発振させた圧電振動子において、より高周波化を
行うために、主電極の直径を小さくしたり、圧電基板の
直径を小さくしていく等の設計手法があるが、主電極を
小さくしすぎると三次オーバートーンのCI値も悪くな
る傾向にある。また主電極を大きくすると三次オーバー
トーンのCI値は良好となるが基本波と三次オーバート
ーンのCI比は2〜4倍になり、一般的に必要とされる
基本波を抑制するためのCI比3倍に対して歩留まりが
50%程度と悪い。また、主部電極の直径を小さくせず
に、圧電基板の直径のみを小さくして高周波化を計る方
法は、エネルギ吸収部である周辺部電極の寸法、形状が
制約されるため、所望の電気的特性が得られない等の問
題があった。そのため、より安定したオーバートーン発
振を困難なものとしていた。
【0004】本発明の目的は、三次オーバートーンのC
I値を悪化させることなく、より安定した三次オーバー
トーン発振が得られ、かつ、高周波化が行える信頼性の
高いオーバートーン発振用圧電振動子を提供する。
I値を悪化させることなく、より安定した三次オーバー
トーン発振が得られ、かつ、高周波化が行える信頼性の
高いオーバートーン発振用圧電振動子を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、所望
次数にてオーバートーン発振する圧電振動子であって、
圧電板の片面には、前記所望次数のオーバートーン振動
の主振動を閉じ込める主振動エネルギ閉じ込め部を構成
する主電極と、その周囲に前記振動エネルギ伝搬部を構
成する電極不在部を介して前記振動エネルギ吸収部を構
成する周辺電極とが設けられており、前記圧電板の他の
片面には少なくとも前記主電極と電極不在部、並びに周
辺電極の対向面に全面電極が形成されているオーバート
ーン発振用圧電振動子において、前記主電極を二つに分
けた。
次数にてオーバートーン発振する圧電振動子であって、
圧電板の片面には、前記所望次数のオーバートーン振動
の主振動を閉じ込める主振動エネルギ閉じ込め部を構成
する主電極と、その周囲に前記振動エネルギ伝搬部を構
成する電極不在部を介して前記振動エネルギ吸収部を構
成する周辺電極とが設けられており、前記圧電板の他の
片面には少なくとも前記主電極と電極不在部、並びに周
辺電極の対向面に全面電極が形成されているオーバート
ーン発振用圧電振動子において、前記主電極を二つに分
けた。
【0006】また、周辺電極のうち少なくとも各主電極
間に隣接する箇所の電極厚みを前記主電極の厚みより厚
くした。
間に隣接する箇所の電極厚みを前記主電極の厚みより厚
くした。
【0007】
【作用】特許請求項1により、主電極径を小さくして
も、励振対向電極の面積が倍になるため、圧電振動子に
おける等価回路の並列容量C0が大きくなる。そして、
基本波のCI値を大きくし、三次オーバートーンのCI
値のみを小さくできるため、基本波と三次オーバートー
ンとのCI比を稼ぎ、基本波の抑制効果を向上させる。
また、オーバートン発振時における発振周波数の可変量
を大きくするため、高周波化が可能となる。
も、励振対向電極の面積が倍になるため、圧電振動子に
おける等価回路の並列容量C0が大きくなる。そして、
基本波のCI値を大きくし、三次オーバートーンのCI
値のみを小さくできるため、基本波と三次オーバートー
ンとのCI比を稼ぎ、基本波の抑制効果を向上させる。
また、オーバートン発振時における発振周波数の可変量
を大きくするため、高周波化が可能となる。
【0008】特許請求項2により、厚肉化された周辺電
極が基本波の振動エネルギーをより吸収し、基本波抑制
効果がより一層向上する。
極が基本波の振動エネルギーをより吸収し、基本波抑制
効果がより一層向上する。
【0009】前記作用の根拠となる実験データを以下に
示す。図8は、図1に示すような本発明による構成(形
状A、形状Bとする)の圧電振動子において、また、図
9に示すような従来の構成(形状Cとする)の圧電振動
子において、基本波と三次オーバートーンとのCI値の
比較統計データを示すグラフである。以下詳細を説明す
る。実験例の共通事項として、三次オーバートーン発振
で、周波数64MHzの水晶振動子において、水晶板の
直径を4mm、裏面電極の直径を3.6mmとし、いず
れの電極厚みも0.1μmで形成した。そして、形状
A,形状Bについては、電極不在部の寸法(G)を0.
2mm、各主電極(二つの主電極うちの一方の主電極)
の直径を1.2mmとし、形状Cについては、電極不在
部の寸法(G)を0.4mm、主電極の直径を1.75
mmとした。また、形状Aについては、周辺電極の厚み
のみを0.2μmとした。このグラフから、形状C(従
来)にくらべ形状B(特許請求項1に対応する構成)に
よる構成の方が基本波抑制効果が向上し、さらに形状B
より形状A(特許請求項2に対応する構成)と、より基
本波抑制効果向上しているのがわかる。
示す。図8は、図1に示すような本発明による構成(形
状A、形状Bとする)の圧電振動子において、また、図
9に示すような従来の構成(形状Cとする)の圧電振動
子において、基本波と三次オーバートーンとのCI値の
比較統計データを示すグラフである。以下詳細を説明す
る。実験例の共通事項として、三次オーバートーン発振
で、周波数64MHzの水晶振動子において、水晶板の
直径を4mm、裏面電極の直径を3.6mmとし、いず
れの電極厚みも0.1μmで形成した。そして、形状
A,形状Bについては、電極不在部の寸法(G)を0.
2mm、各主電極(二つの主電極うちの一方の主電極)
の直径を1.2mmとし、形状Cについては、電極不在
部の寸法(G)を0.4mm、主電極の直径を1.75
mmとした。また、形状Aについては、周辺電極の厚み
のみを0.2μmとした。このグラフから、形状C(従
来)にくらべ形状B(特許請求項1に対応する構成)に
よる構成の方が基本波抑制効果が向上し、さらに形状B
より形状A(特許請求項2に対応する構成)と、より基
本波抑制効果向上しているのがわかる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例について、図
1、図2を参照にして説明する。図1は本発明の第1の
実施例を示す圧電基板の平面図であり、図2は図1の底
面図である。圧電基板11は、厚みすべり振動を行う円
盤形状のATカット水晶板からなる。その圧電基板11
の表面には、保持方向と直行する方向(図の上下方向)
に並列して、主電極21a,22aが設け、さらに外側
に幅寸法Gの電極不在部31を介して、更にその周辺に
周辺電極41aが設けられている。また、圧電基板11
の裏面には前記表面電極群に対応して、圧電基板11の
ほぼ全面に電極51aが設けられている。このような構
造において、主部電極21a,22aとそれに対応する
裏面電極51aの一部分が主振動エネルギ閉じ込め部を
構成し、電極不在部31とそれに対応する裏面電極51
aの一部分が振動エネルギ伝搬部を構成し、周辺電極4
1aとそれに対応する裏面電極51aの一部分が振動エ
ネルギ吸収部を構成している。また、主部電極21a,
22aは、リード電極21bを介して共通接続されると
ともに、圧電基板11の一端部まで引き出されている。
周辺電極41a及び裏面電極51aは、圧電基板11の
反対側の端部までリード電極41b,51bを形成する
ことにより共通接続されている。そして、これらの電極
は真空蒸着法、あるいはスパッタリング法等により形成
される。尚、第1の実施例では、主電極21a,22a
の並列方向は特に軸方向指定しないで設けたが、圧電基
板X軸方向に向かって、主電極21a,22aを並列し
て設けることにより、振動変位のより大きい基本波が圧
電基板端部の影響を受けてCI値が高くなり、基本波と
三次オーバートーンとのCI比を稼ぐように作用する。
その結果、一層の基本波抑制効果が向上する。
1、図2を参照にして説明する。図1は本発明の第1の
実施例を示す圧電基板の平面図であり、図2は図1の底
面図である。圧電基板11は、厚みすべり振動を行う円
盤形状のATカット水晶板からなる。その圧電基板11
の表面には、保持方向と直行する方向(図の上下方向)
に並列して、主電極21a,22aが設け、さらに外側
に幅寸法Gの電極不在部31を介して、更にその周辺に
周辺電極41aが設けられている。また、圧電基板11
の裏面には前記表面電極群に対応して、圧電基板11の
ほぼ全面に電極51aが設けられている。このような構
造において、主部電極21a,22aとそれに対応する
裏面電極51aの一部分が主振動エネルギ閉じ込め部を
構成し、電極不在部31とそれに対応する裏面電極51
aの一部分が振動エネルギ伝搬部を構成し、周辺電極4
1aとそれに対応する裏面電極51aの一部分が振動エ
ネルギ吸収部を構成している。また、主部電極21a,
22aは、リード電極21bを介して共通接続されると
ともに、圧電基板11の一端部まで引き出されている。
周辺電極41a及び裏面電極51aは、圧電基板11の
反対側の端部までリード電極41b,51bを形成する
ことにより共通接続されている。そして、これらの電極
は真空蒸着法、あるいはスパッタリング法等により形成
される。尚、第1の実施例では、主電極21a,22a
の並列方向は特に軸方向指定しないで設けたが、圧電基
板X軸方向に向かって、主電極21a,22aを並列し
て設けることにより、振動変位のより大きい基本波が圧
電基板端部の影響を受けてCI値が高くなり、基本波と
三次オーバートーンとのCI比を稼ぐように作用する。
その結果、一層の基本波抑制効果が向上する。
【0011】次に、本発明の第2の実施例について、図
3、図4を参照にして説明する。図3は本発明の第2の
実施例を示す圧電基板の平面図である。図4は図3の底
面図である。尚、第1の実施例と同様の部分については
同番号を付した。圧電基板11は、厚みすべり振動を行
う円盤形状のATカット水晶板からなる。その圧電基板
11の表面には、保持方向(図の左右方向)に並列し
て、主電極23a,24aが設け、さらに外側に幅寸法
Gの電極不在部32を介して、更にその周辺に周辺電極
42aが設けられている。また、圧電基板11の裏面に
は前記表面電極群に対応して、圧電基板11のほぼ全面
に電極52aが設けられている。このような構造におい
て、主部電極23a,24aとそれに対応する裏面電極
52aの一部分が主振動エネルギ閉じ込め部を構成し、
電極不在部32とそれに対応する裏面電極52aの一部
分が振動エネルギ伝搬部を構成し、周辺電極42aとそ
れに対応する裏面電極52aの一部分が振動エネルギ吸
収部を構成している。また、主部電極21a,22a
は、共通電極23bにより共通接続されるとともに、リ
ード電極24bにより圧電基板11の一端部まで引き出
されいる。周辺電極42a及び裏面電極52aは、圧電
基板11の反対側の端部までリード電極42b,52b
を形成することにより共通接続されている。そして、こ
れらの電極は真空蒸着法、あるいはスパッタリング法等
により形成される。尚、第2の実施例では、主電極23
a,24aの並列方向は特に軸方向指定しないで設けた
が、圧電基板X軸方向に向かって、主電極23a,24
aを並列して設けることにより、振動変位のより大きい
基本波が圧電基板端部の影響を受けてCI値が高くな
り、基本波と三次オーバートーンとのCI比を稼ぐよう
に作用する。その結果、一層の基本波抑制効果が向上す
る。
3、図4を参照にして説明する。図3は本発明の第2の
実施例を示す圧電基板の平面図である。図4は図3の底
面図である。尚、第1の実施例と同様の部分については
同番号を付した。圧電基板11は、厚みすべり振動を行
う円盤形状のATカット水晶板からなる。その圧電基板
11の表面には、保持方向(図の左右方向)に並列し
て、主電極23a,24aが設け、さらに外側に幅寸法
Gの電極不在部32を介して、更にその周辺に周辺電極
42aが設けられている。また、圧電基板11の裏面に
は前記表面電極群に対応して、圧電基板11のほぼ全面
に電極52aが設けられている。このような構造におい
て、主部電極23a,24aとそれに対応する裏面電極
52aの一部分が主振動エネルギ閉じ込め部を構成し、
電極不在部32とそれに対応する裏面電極52aの一部
分が振動エネルギ伝搬部を構成し、周辺電極42aとそ
れに対応する裏面電極52aの一部分が振動エネルギ吸
収部を構成している。また、主部電極21a,22a
は、共通電極23bにより共通接続されるとともに、リ
ード電極24bにより圧電基板11の一端部まで引き出
されいる。周辺電極42a及び裏面電極52aは、圧電
基板11の反対側の端部までリード電極42b,52b
を形成することにより共通接続されている。そして、こ
れらの電極は真空蒸着法、あるいはスパッタリング法等
により形成される。尚、第2の実施例では、主電極23
a,24aの並列方向は特に軸方向指定しないで設けた
が、圧電基板X軸方向に向かって、主電極23a,24
aを並列して設けることにより、振動変位のより大きい
基本波が圧電基板端部の影響を受けてCI値が高くな
り、基本波と三次オーバートーンとのCI比を稼ぐよう
に作用する。その結果、一層の基本波抑制効果が向上す
る。
【0012】次に、本発明の第3の実施例について、図
5、図6、図7を参照にして説明する。図5は本発明の
第3の実施例を示す圧電基板の平面図であり、図6は図
5のA−A線に沿う断面図であり、図7は図5のB−B
線に沿う断面図である。圧電基板12は、厚みすべり振
動を行う方形状のATカット水晶板からなる。その圧電
基板12の表面には、保持方向と直行する方向(図の左
右方向)に並列して、主電極25a,26aが設け、さ
らに外側に幅寸法Gの電極不在部33を介して、更にそ
の周辺に周辺電極43aが設けられている。また、圧電
基板12の裏面には前記表面電極群に対応して、圧電基
板12のほぼ全面に裏面電極53a(断面図のみ図示)
が設けられている。このような構造において、主部電極
25a,26aとそれに対応する裏面電極53aの一部
分が主振動エネルギ閉じ込め部を構成し、電極不在部3
3とそれに対応する裏面電極53aの一部分が振動エネ
ルギ伝搬部を構成し、周辺電極43aとそれに対応する
裏面電極53aの一部分が振動エネルギ吸収部を構成し
ている。また、主部電極25a,26aは、リード電極
25bを介して共通接続されるとともに、圧電基板12
の一端部まで引き出されている。周辺電極43a及び裏
面電極53aは、圧電基板12の反対側の端部まで設け
ることにより共通接続されている。そして、これらの電
極は例えば真空蒸着により、厚み0.1μmで形成され
る。そして周辺電極43aの一部43cと主電極間に設
けられた周辺電極の凸部43dについては、前記電極群
が露出した蒸着マスクでさらにもう一度真空蒸着を施
す。これにより、上面電極43c,43dの厚みが0.
2μmとなる。このため振動エネルギを吸収する効果が
向上する。尚、第3の実施例では、周辺電極43aの一
部43cと主電極間に設けられた周辺電極の凸部43d
とについて、電極の厚みを厚くしたが、周辺電極43a
のすべての部分の電極の厚みを厚くしても特に問題はな
い。また、第3の実施例では、主電極25a,26aの
並列方向は特に軸方向指定しないで設けたが、圧電基板
X軸方向に向かって、主電極25a,26aを並列して
設けることにより、振動変位のより大きい基本波が圧電
基板端部の影響を受けてCI値が高くなり、基本波と三
次オーバートーンとのCI比を稼ぐように作用する。そ
の結果、一層の基本波抑制効果が向上する。
5、図6、図7を参照にして説明する。図5は本発明の
第3の実施例を示す圧電基板の平面図であり、図6は図
5のA−A線に沿う断面図であり、図7は図5のB−B
線に沿う断面図である。圧電基板12は、厚みすべり振
動を行う方形状のATカット水晶板からなる。その圧電
基板12の表面には、保持方向と直行する方向(図の左
右方向)に並列して、主電極25a,26aが設け、さ
らに外側に幅寸法Gの電極不在部33を介して、更にそ
の周辺に周辺電極43aが設けられている。また、圧電
基板12の裏面には前記表面電極群に対応して、圧電基
板12のほぼ全面に裏面電極53a(断面図のみ図示)
が設けられている。このような構造において、主部電極
25a,26aとそれに対応する裏面電極53aの一部
分が主振動エネルギ閉じ込め部を構成し、電極不在部3
3とそれに対応する裏面電極53aの一部分が振動エネ
ルギ伝搬部を構成し、周辺電極43aとそれに対応する
裏面電極53aの一部分が振動エネルギ吸収部を構成し
ている。また、主部電極25a,26aは、リード電極
25bを介して共通接続されるとともに、圧電基板12
の一端部まで引き出されている。周辺電極43a及び裏
面電極53aは、圧電基板12の反対側の端部まで設け
ることにより共通接続されている。そして、これらの電
極は例えば真空蒸着により、厚み0.1μmで形成され
る。そして周辺電極43aの一部43cと主電極間に設
けられた周辺電極の凸部43dについては、前記電極群
が露出した蒸着マスクでさらにもう一度真空蒸着を施
す。これにより、上面電極43c,43dの厚みが0.
2μmとなる。このため振動エネルギを吸収する効果が
向上する。尚、第3の実施例では、周辺電極43aの一
部43cと主電極間に設けられた周辺電極の凸部43d
とについて、電極の厚みを厚くしたが、周辺電極43a
のすべての部分の電極の厚みを厚くしても特に問題はな
い。また、第3の実施例では、主電極25a,26aの
並列方向は特に軸方向指定しないで設けたが、圧電基板
X軸方向に向かって、主電極25a,26aを並列して
設けることにより、振動変位のより大きい基本波が圧電
基板端部の影響を受けてCI値が高くなり、基本波と三
次オーバートーンとのCI比を稼ぐように作用する。そ
の結果、一層の基本波抑制効果が向上する。
【0013】
【発明の効果】特許請求項1により、三次オーバートー
ンのCI値を悪化させることなく、基本波の抑制効果を
向上させ、より安定したオーバートーン発振が得られ、
かつ高周波化が行える信頼性の高いオーバートーン発振
用圧電振動子を提供することができる。
ンのCI値を悪化させることなく、基本波の抑制効果を
向上させ、より安定したオーバートーン発振が得られ、
かつ高周波化が行える信頼性の高いオーバートーン発振
用圧電振動子を提供することができる。
【0014】特許請求項2により、基本波の振動エネル
ギーをより吸収し、基本波抑制効果が向上し、より安定
したオーバートーン発振が行える信頼性の高いオーバー
トーン発振用圧電振動子を提供することができる。
ギーをより吸収し、基本波抑制効果が向上し、より安定
したオーバートーン発振が行える信頼性の高いオーバー
トーン発振用圧電振動子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す圧電基板の平面図
である。
である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す圧電基板の平面図
である。
である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す圧電基板の平面図
である。
である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図8】基本波と三次オーバートーンとのCI値の比較
統計データを示すグラフである。
統計データを示すグラフである。
【図9】従来の実施例を示す圧電基板の平面図である。
【図10】図9の底面図である。
1,11,12・・・圧電基板 2,21a,22a,23a,24a,25a,26a
・・・主電極 3,31,32,33・・・電極不在部 4,41a,42a,43a・・・周辺電極 5,51a,52a,53a・・・裏面電極
・・・主電極 3,31,32,33・・・電極不在部 4,41a,42a,43a・・・周辺電極 5,51a,52a,53a・・・裏面電極
Claims (2)
- 【請求項1】 所望次数にてオーバートーン発振する圧
電振動子であって、圧電板の片面には、前記所望次数の
オーバートーン振動の主振動を閉じ込める主振動エネル
ギ閉じ込め部を構成する主電極と、その周囲に前記振動
エネルギ伝搬部を構成する電極不在部を介して前記振動
エネルギ吸収部を構成する周辺電極とが設けられてお
り、前記圧電板の他の片面には少なくとも前記主電極と
電極不在部、並びに周辺電極の対向面に全面電極が形成
されているオーバートーン発振用圧電振動子において、
前記主電極を二つに分けた事を特徴とするオーバートー
ン発振用圧電振動子。 - 【請求項2】 周辺電極のうち少なくとも各主電極間に
隣接する箇所の電極厚みを前記主電極の厚みより厚くし
た事を特徴とする特許請求項1項記載のオーバートーン
発振用圧電振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21040894A JPH0856134A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | オーバートーン発振用圧電振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21040894A JPH0856134A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | オーバートーン発振用圧電振動子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0856134A true JPH0856134A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16588827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21040894A Pending JPH0856134A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | オーバートーン発振用圧電振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0856134A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9503045B2 (en) | 2015-01-19 | 2016-11-22 | Seiko Epson Corporation | Resonator element, resonator, oscillator, electronic apparatus, and moving object |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP21040894A patent/JPH0856134A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9503045B2 (en) | 2015-01-19 | 2016-11-22 | Seiko Epson Corporation | Resonator element, resonator, oscillator, electronic apparatus, and moving object |
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