JPH0856661A - ヘキソキナーゼの安定化 - Google Patents

ヘキソキナーゼの安定化

Info

Publication number
JPH0856661A
JPH0856661A JP22602394A JP22602394A JPH0856661A JP H0856661 A JPH0856661 A JP H0856661A JP 22602394 A JP22602394 A JP 22602394A JP 22602394 A JP22602394 A JP 22602394A JP H0856661 A JPH0856661 A JP H0856661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hexokinase
meth
maleic anhydride
allyl ether
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22602394A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Koda
誠一 甲田
Setsuko Takahata
節子 高畑
Takeshi Fujita
剛 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Yeast Co Ltd
Original Assignee
Oriental Yeast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oriental Yeast Co Ltd filed Critical Oriental Yeast Co Ltd
Priority to JP22602394A priority Critical patent/JPH0856661A/ja
Publication of JPH0856661A publication Critical patent/JPH0856661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリオキシアルキレングリコールアルキル
(メタ)アリルエーテル・無水マレイン酸共重合体で化
学修飾することを特徴とするヘキソキナーゼ(HK)の
安定化。 【効果】 化学修飾されたHKは長期間に亘ってその活
性を保存維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘキソキナーゼ(以
下、HKということもある)の安定化方法及び安定化さ
れたHKに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘキソキナーゼは、動物、植物、多くの
微生物が有する普遍的な酵素であってI型〜IV型の4種
のアイソザイムが存在する。IV型アイソザイムはグルコ
キナーゼとも呼ばれるが、すべて下記の反応を触媒す
る。 Mg・ATP+D−ヘキソーズ→Mg・ADP+D−ヘ
キソーズ−6−リン酸
【0003】ヘキソキナーゼ(グルコキナーゼ)は、上
記反応を触媒するので、この反応を利用して、クレアチ
ンキナーゼ、グルコースの測定等各種のアッセイや生体
成分の分析、測定が行われている。
【0004】例えば、クレアチンキナーゼの測定につい
ては、IFCC及びJFCCによる下記表1に示す勧告
法が提案されており、現在、市販されている測定キット
のほとんどは、この勧告法にしたがっている。また、グ
ルコースもこの勧告法を利用して測定が行われている。
【0005】
【表1】
【0006】クレアチンキナーゼの測定は、心筋梗塞な
どの診断、治療に重要な知見を与えるものであり、医学
上はもとより社会的にも大きな意義を有するものであ
る。また、グルコースの測定は、血中、尿中の血糖値の
測定に用いられ、糖尿病などの疾病のモニタリングに重
要な意義を有していることはいうまでもない。
【0007】ヘキソキナーゼは、各種のアッセイに広く
利用され、特に上記2種の測定には不可欠の成分であっ
て、これらの測定キットにはHKは必らず包含されてい
る。しかしながら、HKは生体由来の酵素であるため、
特にその活性の安定性には常に不安がつきまとってい
る。
【0008】上記診断や測定に用いる試薬の安定性は、
診断結果の信頼性を高めるために常に大きな問題とされ
ている。したがって、HKの安定性の向上は、それを用
いた体外診断薬や測定試薬の保存安定性の向上にきわめ
て重要であり、更には、得られた診断結果や測定結果の
信頼性の向上にとっても非常に重要である。また、測定
キットの生産者からすれば、HKの安定性の向上は、保
存期間やシェルフライフの延長につながり、コストの大
幅低下が期待される。
【0009】本発明は、特定の共重合体を用いてHKを
化学的に修飾することにより該酵素を安定化させること
を基本的技術思想とするものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した技
術の現状に鑑み、HKの安定化技術の確立という当業界
における要望に応える目的でなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、各方面から検討した
けれどもHKには酵母などの微生物から抽出、精製した
もののほか、遺伝子工学によって調製されたもの等各種
の起源のものがあり、そのうえ、アイソザイムも存在し
ているため、これらすべてのHKに対して有効な安定化
方法を開発するには至らなかった。
【0012】そこで発想の転換を図る必要にせまられ、
従来からHKの安定化に用いられてる方法とは全く別の
方法について各種検討したところ、全く予期せざること
に、酵素の安定化とは全く関係のない免疫の分野におい
て、免疫反応の防止剤として知られているポリオキシア
ルキレングリコールアルキル(メタ)アリルエーテル・
無水マレイン酸共重合体を修飾剤として使用したとこ
ろ、HKの保存安定性が大幅に向上することを発見し
た。
【0013】本発明は、この新知見に基き、更に研究の
結果、遂に完成されたものである。以下、本発明につい
て詳しく説明する。
【0014】本発明にしたがってHKを化学的に修飾す
るには、修飾剤とHKとを反応させればよい。本発明に
おいて、修飾剤としては、ポリオキシアルキレングリコ
ールアルキル(メタ)アリルエーテル・無水マレイン酸
共重合体が使用される。本共重合体であればすべてのタ
イプのものが使用できるが、例えば、下記化2で示され
る一般式(I)を有する共重合体も有利に使用できる。
【0015】
【化2】
【0016】一般式(I)で示される共重合体であれ
ば、すべてのタイプのものが使用でき、非限定例として
は、Rが低級アルキル基、nが8〜20、平均分子量7
000〜10000の共重合体が例示される。
【0017】ポリオキシアルキレングリコールアルキル
(メタ)アリルエーテル・無水マレイン酸共重合体とヘ
キソキナーゼとを接触せしめることにより、共重合体
は、その無水マレイン酸残基が、HKのリシンのεアミ
ノ基もしくはN末端のαアミノ基及びシステインのSH
基や水酸基と反応して、HKと共有結合する。
【0018】そのため、共重合体とHKとの反応は、両
者を水系溶媒、緩衝液中で行えばよいが、その際、εア
ミノ基が非解離の状態になりやすい弱アルカリ性のpH
で反応を進めるのが好適である。弱アルカリ性pHとし
ては、8.0〜9.0が最適であるが、HKと共重合体
とが安定に結合しうる条件であれば上記範囲に限定され
ることなくいずれでも構わない。
【0019】HKと共重合体との反応に当り、グルコー
スを反応系に添加すれば、更に収率が増大し、化学修飾
が有効且つ効率的に行われる。グルコースの添加量は
0.01〜10mM程度となるように添加すればよい。
なお、HKと共重合体との反応比率は、HK1部に対し
て共重合体0.5〜20部が好適であるが、コストの面
を無視すればこの範囲に限定されるものではない。
【0020】このようにして化学修飾したHKは、きわ
めて高い保存安定性を示し、緩衝液中において、37℃
で35日間保存しても活性の低下はほとんど認められな
かった。以下、本発明の実施例について述べる。
【0021】
【実施例1:化学修飾HKの作製(1)】100mgの
酵母由来P−Iアイソザイムのヘキソキナーゼ(HK)
を、0.5Mホウ酸−NaOH緩衝液(pH8.5)に
平衡化し、更に1mMになるようにグルコースを添加し
た。その後、一般式(I)で示されるポリオキシアルキ
レングリコール(メタ)アリルエーテル・無水マレイン
酸共重合体(n=11、R=メチル、平均分子量=12
000)を600mg添加し、充分混合し、4℃で一夜
攪拌した。
【0022】反応終了後、Sephadex G−2S
カラムにて0.1Mトリス−塩酸緩衝液、pH8.0に
平衡化した。
【0023】
【実施例2:化学修飾HKの作製(2)】P−Iアイソ
ザイムにかえてP−IIアイソザイムのHKについて、実
施例1と同じ処理を行って、該共重合体で修飾したHK
を作製した。
【0024】
【実施例3:化学修飾HKの作製(3)】実施例1にお
いて、共重合体として一般式(I)においてn=45、
R=メチル、平均分子量=50000の共重合体を用い
たほかは実施例1と同様の処理を行って、化学修飾した
HKを作製した。
【0025】
【実施例4:化学修飾HKの安定性(1)】実施例2で
作製した化学修飾ヘキソキナーゼ(P−IIアイソザイ
ム)とその修飾前のヘキソキナーゼを、それぞれ1u/
mlになるように以下の試薬に添加した。
【0026】(試薬):100mMイミダゾール緩衝液
(pH6.7)、2mM ADP、6.3mM AM
P、20mM NAC、30μM APSA、10mM
MgCl2、2mM EDTA・2Na、20mMグ
ルコース
【0027】次いで、これらをそれぞれ37℃に35日
間加温保持した。その結果、修飾前のHKの活性は0.
42u/mlに減少したのに対し、修飾されたHKの活
性は0.65u/mlであることが確認された。
【0028】
【実施例5:化学修飾HKの安定性(2)】実施例1で
作製したP−Iアイソザイムの修飾HKと非修飾P−I
アイソザイムのHKを2種の市販品A及びBと比較し
て、安定性試験を行った。その方法は実施例4と同様で
あった。
【0029】37℃で35日間加温保持した結果を図1
に示した。図示した結果から明らかなように、本発明に
係る修飾HKは、非修飾HKはもとより、市販品A(酵
母P−IIアイソザイムのリコンビナント品を更に修飾し
た製品)及び市販品B(酵母P−Iアイソザイムのリコ
ンビナント品を更に修飾した製品)と比較しても、安定
性に卓越しており、ほとんど100%活性が保存されて
いた。
【0030】
【発明の効果】本発明により、共重合体で処理して化学
修飾することによって、HKの保存安定性を大幅に高め
ることがはじめて可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】化学修飾HK、非修飾HK、市販品A、Bの3
7℃での保存安定性を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオキシアルキレングリコールアルキ
    ル(メタ)アリルエーテル・無水マレイン酸共重合体で
    化学修飾することを特徴とするヘキソキナーゼの安定化
    方法。
  2. 【請求項2】 ポリオキシアルキレングリコールアルキ
    ル(メタ)アリルエーテル・無水マレイン酸共重合体
    が、下記化1に示される一般式(I)で表わされる共重
    合体であること、を特徴とする請求項1に記載の方法。 【化1】
  3. 【請求項3】 グルコースの存在下に化学修飾を行うこ
    と、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ヘキソキナーゼがI型〜IV型のアイソザ
    イムの少なくともひとつであること、を特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載の方法により化学修飾され安定化されたヘキソキナー
    ゼ。
JP22602394A 1994-08-29 1994-08-29 ヘキソキナーゼの安定化 Pending JPH0856661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22602394A JPH0856661A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ヘキソキナーゼの安定化

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22602394A JPH0856661A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ヘキソキナーゼの安定化

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0856661A true JPH0856661A (ja) 1996-03-05

Family

ID=16838580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22602394A Pending JPH0856661A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ヘキソキナーゼの安定化

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0856661A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113528499A (zh) * 2021-05-29 2021-10-22 北京华宇亿康生物工程技术有限公司 一种可以稳定保存己糖激酶(hk)的缓冲体系

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113528499A (zh) * 2021-05-29 2021-10-22 北京华宇亿康生物工程技术有限公司 一种可以稳定保存己糖激酶(hk)的缓冲体系

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101469344B (zh) 一种稳定的酶法测定唾液酸液体双试剂及其应用
EP0049475B1 (en) Soluble stabilized enzymes
IE49039B1 (en) A reagent for the determination of lipase
JP2539225B2 (ja) グルコ−ス定量用安定化液体酵素組成物、それを用いる試薬キット及び定量方法
US3791931A (en) Reagent and method for determination of lactate dehydrogenase
EP0043181B1 (en) Measuring composition containing enzymes
NL8200587A (nl) Werkwijze voor een immunochemische enzymbepaling.
JPH0670798A (ja) 尿酸測定用試薬組成物
JPH01108997A (ja) 血液又は血液から導出した試料中の血清のフルクトスアミン含量を特異的に測定する方法及び試薬、及び非特異的還元作用を有するか、又は/及び溷濁を惹起する試料成分を除去する方法
JP2711721B2 (ja) グルコースを含有する試料中の1,5―アンヒドログルシトールの定量法
JP3696267B2 (ja) 生理活性蛋白質の安定化方法
CN106093386A (zh) 一种测定肌酸激酶同工酶(ck‑mb)的试剂盒
EP0513914A1 (en) Stabilization of the enzyme urate oxidase in liquid form
JPH0391494A (ja) 分析対象濃度の酵素的測定方法
EP0104780B1 (en) Measurement of alpha-amylase activity
JPS6017347A (ja) 一種以上の酵素を利用する検定方法
JP2818696B2 (ja) Nadhキナーゼを用いる高感度定量法
EP0387697A2 (en) Determination of aminotranferases
JP4639757B2 (ja) 電解質測定用組成物
JPS58216700A (ja) レシチン:コレステロールアシルトランスフエラーゼを用いる全コレステロール分析
JPH0155880B2 (ja)
JP7446875B2 (ja) L-カルニチン測定方法及びl-カルニチン測定キット
JP3614962B2 (ja) アンモニウムイオンを消去する方法及び試料中の特定成分を測定する方法
JPS59159798A (ja) 生体体液成分の測定法
JPS59166084A (ja) 安定な酵素試薬の製造法