JPH0857181A - ミシンの糸切断装置 - Google Patents
ミシンの糸切断装置Info
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- JPH0857181A JPH0857181A JP19539294A JP19539294A JPH0857181A JP H0857181 A JPH0857181 A JP H0857181A JP 19539294 A JP19539294 A JP 19539294A JP 19539294 A JP19539294 A JP 19539294A JP H0857181 A JPH0857181 A JP H0857181A
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 title claims abstract description 40
- 230000002079 cooperative effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 abstract description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動メスの復動の開始タイミング次第で糸切
断後の針側上糸の残り量を正確に調整し、かつこれまで
のピッカーを不要として針板下のスペースの有効な利用
ならびに構造の簡素化を図る。 【構成】 ミシンの駆動源によって昇降駆動される天秤
を備えているとともに、針板13の下方に固定メス20
と往復動可能な可動メス22とが設けられ、前記天秤の
上昇動作によって引き上げられる上糸を前記可動メス2
2の往動によって引っかけ、かつ復動時に前記固定メス
20との協同作用によって切断するように構成されたミ
シンの糸切断装置であって、前記可動メス22を往復動
させるためのメス駆動装置30が前記ミシンの駆動源と
は別個に設けられているとともに、前記天秤の昇降駆動
に対して前記メス駆動装置30による可動メス22の前
記復動の開始タイミングを変更可能に構成している。
断後の針側上糸の残り量を正確に調整し、かつこれまで
のピッカーを不要として針板下のスペースの有効な利用
ならびに構造の簡素化を図る。 【構成】 ミシンの駆動源によって昇降駆動される天秤
を備えているとともに、針板13の下方に固定メス20
と往復動可能な可動メス22とが設けられ、前記天秤の
上昇動作によって引き上げられる上糸を前記可動メス2
2の往動によって引っかけ、かつ復動時に前記固定メス
20との協同作用によって切断するように構成されたミ
シンの糸切断装置であって、前記可動メス22を往復動
させるためのメス駆動装置30が前記ミシンの駆動源と
は別個に設けられているとともに、前記天秤の昇降駆動
に対して前記メス駆動装置30による可動メス22の前
記復動の開始タイミングを変更可能に構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上糸の交換時あるいは
縫製完了時に糸を切断するための装置に関する。
縫製完了時に糸を切断するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の糸切断装置は、針板の下方に固
定メスと可動メスとが設けられ、糸切断信号に基づく可
動メスの往復動作(回動)により、この可動メスと前記
固定メスとの協同作用によって糸を切断する構成になっ
ている。従来、前記可動メスは、ミシン主軸に連動して
常に回転するカムとその連動機構とを前記の糸切断信号
に基づいて動力伝達可能に接続することによって往復回
動するようになっている。また針板の下方には、糸(上
糸)の切断後において縫い針に繋がっている上糸(針側
上糸)の残り量、すなわち縫い針に通されてたれ下がっ
ている部分の糸長を調整するためのピッカーが設けられ
ている。
定メスと可動メスとが設けられ、糸切断信号に基づく可
動メスの往復動作(回動)により、この可動メスと前記
固定メスとの協同作用によって糸を切断する構成になっ
ている。従来、前記可動メスは、ミシン主軸に連動して
常に回転するカムとその連動機構とを前記の糸切断信号
に基づいて動力伝達可能に接続することによって往復回
動するようになっている。また針板の下方には、糸(上
糸)の切断後において縫い針に繋がっている上糸(針側
上糸)の残り量、すなわち縫い針に通されてたれ下がっ
ている部分の糸長を調整するためのピッカーが設けられ
ている。
【0003】図7は従来の装置による糸切断の様子を表
した斜視図である。図7(A)で示すように可動メス2
2がその待機位置から往動を開始する直前において、ピ
ッカー70はすでに釜14の前面に接近して上糸52が
係止可能に位置している。図7(B)で示すように前記
可動メス22が往動して回動位置に達した時点では、天
秤(図示外)の上昇動作に伴って上糸52が釜14から
抜け出る際に形成されるループ状の部分に前記ピッカー
70が係止した状態となる。そこで図7(C)に示され
ているように、前記可動メス22が回動位置から待機位
置に向けて復動を開始した直後に前記上糸52に対する
ピッカー70の係止を解除した場合は、可動メス22が
復動によって待機位置に達するまでに前記天秤の上昇動
作に伴って上糸52が充分に引き上げられる。そしてこ
の上糸52は可動メス22が待機位置に達したときに固
定メス20との協同作用によって切断されるのである
が、この糸切断後の針側上糸の残り量は最も少なくな
る。これに対して図7(D)で示すように糸切断が行わ
れるまで前記ピッカー70を上糸52に係止させたまま
にしたときには、糸切断後の針側上糸の残り量は最も多
くなる。
した斜視図である。図7(A)で示すように可動メス2
2がその待機位置から往動を開始する直前において、ピ
ッカー70はすでに釜14の前面に接近して上糸52が
係止可能に位置している。図7(B)で示すように前記
可動メス22が往動して回動位置に達した時点では、天
秤(図示外)の上昇動作に伴って上糸52が釜14から
抜け出る際に形成されるループ状の部分に前記ピッカー
70が係止した状態となる。そこで図7(C)に示され
ているように、前記可動メス22が回動位置から待機位
置に向けて復動を開始した直後に前記上糸52に対する
ピッカー70の係止を解除した場合は、可動メス22が
復動によって待機位置に達するまでに前記天秤の上昇動
作に伴って上糸52が充分に引き上げられる。そしてこ
の上糸52は可動メス22が待機位置に達したときに固
定メス20との協同作用によって切断されるのである
が、この糸切断後の針側上糸の残り量は最も少なくな
る。これに対して図7(D)で示すように糸切断が行わ
れるまで前記ピッカー70を上糸52に係止させたまま
にしたときには、糸切断後の針側上糸の残り量は最も多
くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術で
は、前記ピッカー70の上糸52に対する係止解除のタ
イミングを変えることにより、糸切断後の針側上糸の残
り量を多段階(通常は三段階)に調整できる。ところで
ピッカー70を前記の係止位置に移動させるのはソレノ
イドなどの作動力によるものであるが、係止解除は前記
ソレノイドなどの作動力を解除したときの復帰スプリン
グの力で行っているのが一般的である。このため前記ソ
レノイドなどのオン・オフ制御のタイミングは適正であ
っても、前記ピッカー70の係止解除のタイミングは、
このピッカー70と上糸52との摩擦抵抗の違いなどに
よって微妙なずれが生じる。したがって糸切断後の針側
上糸の残り量を正確に調整することは困難となる。また
糸切断後の針側上糸の残り量を調整するためには前記ピ
ッカー70は不可欠であり、しかもこのピッカー70は
針板の下方に配置する必要があるため、この箇所のスペ
ースが犠牲になっているとともに、構造も複雑となる。
は、前記ピッカー70の上糸52に対する係止解除のタ
イミングを変えることにより、糸切断後の針側上糸の残
り量を多段階(通常は三段階)に調整できる。ところで
ピッカー70を前記の係止位置に移動させるのはソレノ
イドなどの作動力によるものであるが、係止解除は前記
ソレノイドなどの作動力を解除したときの復帰スプリン
グの力で行っているのが一般的である。このため前記ソ
レノイドなどのオン・オフ制御のタイミングは適正であ
っても、前記ピッカー70の係止解除のタイミングは、
このピッカー70と上糸52との摩擦抵抗の違いなどに
よって微妙なずれが生じる。したがって糸切断後の針側
上糸の残り量を正確に調整することは困難となる。また
糸切断後の針側上糸の残り量を調整するためには前記ピ
ッカー70は不可欠であり、しかもこのピッカー70は
針板の下方に配置する必要があるため、この箇所のスペ
ースが犠牲になっているとともに、構造も複雑となる。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、天秤の
昇降駆動に対して可動メスの復動開始のタイミングを変
更可能とすることにより、この可動メスの復動の開始タ
イミング次第で糸切断後の針側上糸の残り量を正確に調
整し、かつこれまでのピッカーを不要として針板下のス
ペースの有効な利用ならびに構造の簡素化を図ることで
ある。
昇降駆動に対して可動メスの復動開始のタイミングを変
更可能とすることにより、この可動メスの復動の開始タ
イミング次第で糸切断後の針側上糸の残り量を正確に調
整し、かつこれまでのピッカーを不要として針板下のス
ペースの有効な利用ならびに構造の簡素化を図ることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明におけるミシンの糸切断装置はつぎのように
構成されている。すなわちミシンの駆動源によって昇降
駆動される天秤を備えているとともに、針板の下方に固
定メスと往復動可能な可動メスとが設けられ、前記天秤
の上昇動作によって引き上げられる上糸を、前記可動メ
スの往動によって引っかけ、かつ復動時に前記固定メス
との協同作用によって切断するように構成されたミシン
の糸切断装置であって、前記可動メスを往復動させるた
めのメス駆動装置が前記ミシンの駆動源とは別個に設け
られているとともに、前記天秤の昇降駆動に対して前記
メス駆動装置による可動メスの前記復動の開始タイミン
グを変更可能に構成している。
に、本発明におけるミシンの糸切断装置はつぎのように
構成されている。すなわちミシンの駆動源によって昇降
駆動される天秤を備えているとともに、針板の下方に固
定メスと往復動可能な可動メスとが設けられ、前記天秤
の上昇動作によって引き上げられる上糸を、前記可動メ
スの往動によって引っかけ、かつ復動時に前記固定メス
との協同作用によって切断するように構成されたミシン
の糸切断装置であって、前記可動メスを往復動させるた
めのメス駆動装置が前記ミシンの駆動源とは別個に設け
られているとともに、前記天秤の昇降駆動に対して前記
メス駆動装置による可動メスの前記復動の開始タイミン
グを変更可能に構成している。
【0007】
【作用】この構成において前記可動メスはその往動時に
前記上糸を引っ張り、それによって作られる上糸の弛み
は可動メスの復動時における前記天秤の上昇動作によっ
て引き上げられる。そこで可動メスの復動の開始タイミ
ングを前記天秤の上昇動作に対して変えることにより、
糸切断後の針側上糸の残り量を調整できる。例えば前記
可動メスの復動の開始タイミングを天秤の上昇途中とす
るか、あるいは天秤が上死点に達した時点とするかによ
って糸切断後の針側上糸の残り量が大きく変わることと
なる。そしてこの可動メスの復動の開始タイミングは前
記メス駆動装置によるものであるから正確なタイミング
設定が可能となり、結果的に糸切断後の針側上糸の残り
量を正確に調整できる。
前記上糸を引っ張り、それによって作られる上糸の弛み
は可動メスの復動時における前記天秤の上昇動作によっ
て引き上げられる。そこで可動メスの復動の開始タイミ
ングを前記天秤の上昇動作に対して変えることにより、
糸切断後の針側上糸の残り量を調整できる。例えば前記
可動メスの復動の開始タイミングを天秤の上昇途中とす
るか、あるいは天秤が上死点に達した時点とするかによ
って糸切断後の針側上糸の残り量が大きく変わることと
なる。そしてこの可動メスの復動の開始タイミングは前
記メス駆動装置によるものであるから正確なタイミング
設定が可能となり、結果的に糸切断後の針側上糸の残り
量を正確に調整できる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1はミシンの糸切断装置を一部断面で表した
平面図、図2は同じく糸切断装置を一部断面で表した正
面図である。これらの図面で示すようにミシンフレーム
10に固定された釜土台12の上面には針板13が固定
されていて、この針板13の下方には釜14が配置され
ている。この釜14(外釜)は前記釜土台12に対して
回転自在に支持されており、かつ釜駆動軸16の回転に
連動して一方向へ回転駆動される構成となっている。な
お釜駆動軸16は前記釜土台12を貫通して設けられ、
図示しないミシンの駆動源(モーター)によってミシン
主軸と共に同期して回転駆動されるようになっている。
明する。図1はミシンの糸切断装置を一部断面で表した
平面図、図2は同じく糸切断装置を一部断面で表した正
面図である。これらの図面で示すようにミシンフレーム
10に固定された釜土台12の上面には針板13が固定
されていて、この針板13の下方には釜14が配置され
ている。この釜14(外釜)は前記釜土台12に対して
回転自在に支持されており、かつ釜駆動軸16の回転に
連動して一方向へ回転駆動される構成となっている。な
お釜駆動軸16は前記釜土台12を貫通して設けられ、
図示しないミシンの駆動源(モーター)によってミシン
主軸と共に同期して回転駆動されるようになっている。
【0009】前記針板13の下方、つまりこの針板13
と前記釜14との間には、固定メス20及び可動メス2
2がそれぞれ設けられている。この固定メス20は前記
釜土台12に固定されているとともに、可動メス22は
釜土台12に対して回転自在に支持されたメス軸24の
上端部に固定されている。このメス軸24の下端部はメ
ス駆動軸26の軸上に固定されたブロック27に対して
リンク機構28により連結されている。
と前記釜14との間には、固定メス20及び可動メス2
2がそれぞれ設けられている。この固定メス20は前記
釜土台12に固定されているとともに、可動メス22は
釜土台12に対して回転自在に支持されたメス軸24の
上端部に固定されている。このメス軸24の下端部はメ
ス駆動軸26の軸上に固定されたブロック27に対して
リンク機構28により連結されている。
【0010】前記メス駆動軸26は、前記釜14の下方
において往復スライド可能に配置されている。そしてこ
のメス駆動軸26が所定のストロークで往復スライドす
ることにより、前記リンク機構28を通じて前記メス軸
24がその軸線回りに回動する。この結果、前記可動メ
ス22がメス軸24の軸線回りに一定の範囲で往復回動
することとなる。なお後で説明するように、前記可動メ
ス22はその往動時に前記針板13と釜14との間に位
置している上糸を引っかけ、かつ復動時に前記固定メス
20との協同作用によって上糸を切断可能である。
において往復スライド可能に配置されている。そしてこ
のメス駆動軸26が所定のストロークで往復スライドす
ることにより、前記リンク機構28を通じて前記メス軸
24がその軸線回りに回動する。この結果、前記可動メ
ス22がメス軸24の軸線回りに一定の範囲で往復回動
することとなる。なお後で説明するように、前記可動メ
ス22はその往動時に前記針板13と釜14との間に位
置している上糸を引っかけ、かつ復動時に前記固定メス
20との協同作用によって上糸を切断可能である。
【0011】つづいて前記メス駆動軸26にスライド動
作を与えて前記可動メス22を往復回動させるためのメ
ス駆動装置30について説明すると、前記ミシンフレー
ム10に固定されたメス駆動装置30のベース32には
駆動源としてのパルスモーター34が取付けられてい
る。またこのベース32には前記パルスモーター34の
出力軸36と平行に配置された連動軸40が回転自在に
支持されている。パルスモーター34の出力軸36には
駆動ギヤ37が固定されているとともに、前記連動軸4
0にはこの駆動ギヤ37と噛合った従動ギヤ41が固定
されている。この従動ギヤ41の前端面にはピン41a
が固定されている。前記連動軸40の軸端部には、回転
角検出器としてのポテンショメータ42が設けられてい
る。このポテンショメータ42は連動軸40、つまり前
記従動ギヤ41の回転角を検出可能で、その検出信号に
基づいて前記パルスモーター34の駆動制御を行うこと
が可能となっている。
作を与えて前記可動メス22を往復回動させるためのメ
ス駆動装置30について説明すると、前記ミシンフレー
ム10に固定されたメス駆動装置30のベース32には
駆動源としてのパルスモーター34が取付けられてい
る。またこのベース32には前記パルスモーター34の
出力軸36と平行に配置された連動軸40が回転自在に
支持されている。パルスモーター34の出力軸36には
駆動ギヤ37が固定されているとともに、前記連動軸4
0にはこの駆動ギヤ37と噛合った従動ギヤ41が固定
されている。この従動ギヤ41の前端面にはピン41a
が固定されている。前記連動軸40の軸端部には、回転
角検出器としてのポテンショメータ42が設けられてい
る。このポテンショメータ42は連動軸40、つまり前
記従動ギヤ41の回転角を検出可能で、その検出信号に
基づいて前記パルスモーター34の駆動制御を行うこと
が可能となっている。
【0012】前記従動ギヤ41の前面側で前記ベース3
2に対してスライド可能に支持されたスライド軸44
は、前記メス駆動軸26と同軸線上に配置され、かつこ
のメス駆動軸26に結合されている。このスライド軸4
4の軸上にはブロック46が固定されており、このブロ
ック46の前記従動ギヤ41と対向する側にはピン46
aが固定されている。このブロック46のピン46aと
前記従動ギヤ41のピン41aとは、リンク部材48に
よって連結されている。そこで前記従動ギヤ41が往復
回転すると、前記リンク部材48を通じてスライド軸4
4が前記メス駆動軸26と共に往復スライドすることと
なる。なお前記スライド軸44の軸上には、前記ブロッ
ク46と共にスライド軸44のスライド量を規制するカ
ラー49が固定されている。
2に対してスライド可能に支持されたスライド軸44
は、前記メス駆動軸26と同軸線上に配置され、かつこ
のメス駆動軸26に結合されている。このスライド軸4
4の軸上にはブロック46が固定されており、このブロ
ック46の前記従動ギヤ41と対向する側にはピン46
aが固定されている。このブロック46のピン46aと
前記従動ギヤ41のピン41aとは、リンク部材48に
よって連結されている。そこで前記従動ギヤ41が往復
回転すると、前記リンク部材48を通じてスライド軸4
4が前記メス駆動軸26と共に往復スライドすることと
なる。なお前記スライド軸44の軸上には、前記ブロッ
ク46と共にスライド軸44のスライド量を規制するカ
ラー49が固定されている。
【0013】つぎに前記のように構成された糸切断装置
の作用を説明する。上糸の交換時あるいは縫製完了時に
おける糸切断信号に基づいて前記パルスモーター34が
駆動し、前記駆動ギヤ37の回転に連動して前記従動ギ
ヤ41が図2の回転位置から図3の回転位置まで回転す
る。これによって前記のようにスライド軸44がメス駆
動軸26と共にスライドし、前記リンク機構28及びメ
ス軸24を通じて前記可動メス22が図4の実線で示す
待機位置から仮想線A1で示す回動位置へ往動する。こ
のように前記従動ギヤ41が図3の状態に回転したと
き、つまり可動メス22がその回動位置に達したときに
前記ポテンショメータ42から発信される検出信号に基
づいて前記パルスモーター34の駆動を停止させる。
の作用を説明する。上糸の交換時あるいは縫製完了時に
おける糸切断信号に基づいて前記パルスモーター34が
駆動し、前記駆動ギヤ37の回転に連動して前記従動ギ
ヤ41が図2の回転位置から図3の回転位置まで回転す
る。これによって前記のようにスライド軸44がメス駆
動軸26と共にスライドし、前記リンク機構28及びメ
ス軸24を通じて前記可動メス22が図4の実線で示す
待機位置から仮想線A1で示す回動位置へ往動する。こ
のように前記従動ギヤ41が図3の状態に回転したと
き、つまり可動メス22がその回動位置に達したときに
前記ポテンショメータ42から発信される検出信号に基
づいて前記パルスモーター34の駆動を停止させる。
【0014】この後、例えば前記ミシン主軸(図示外)
の回転角を基準として任意の調整タイミングで発信され
る信号に基づき、前記パルスモーター34を逆回転させ
る。これによって前記従動ギヤ41が図3の回転位置か
ら図2の回転位置に戻され、これに伴う前記スライド軸
44及びメス駆動軸26のスライドに連動して前記可動
メス22が図4の仮想線A1で示す回動位置から実線で
示す待機位置へ復動する。そしてこの場合にも前記従動
ギヤ41が図2の状態に回転したとき、つまり可動メス
22が待機位置に戻ったときに前記ポテンショメータ4
2から発信される検出信号に基づいて前記パルスモータ
ー34の駆動を停止させる。
の回転角を基準として任意の調整タイミングで発信され
る信号に基づき、前記パルスモーター34を逆回転させ
る。これによって前記従動ギヤ41が図3の回転位置か
ら図2の回転位置に戻され、これに伴う前記スライド軸
44及びメス駆動軸26のスライドに連動して前記可動
メス22が図4の仮想線A1で示す回動位置から実線で
示す待機位置へ復動する。そしてこの場合にも前記従動
ギヤ41が図2の状態に回転したとき、つまり可動メス
22が待機位置に戻ったときに前記ポテンショメータ4
2から発信される検出信号に基づいて前記パルスモータ
ー34の駆動を停止させる。
【0015】なお何らかのトラブルによって前記パルス
モーター34の駆動が停止しなかった場合でも、前記ス
ライド軸44のブロック46あるいはカラー49が前記
ベース32にそれぞれ当たり、このスライド軸44のス
ライド量が規制される。この結果、前記可動メス22及
びその関連部材にまで影響が及ぶことはない。またすで
に説明したように前記可動メス22はその往動時に上糸
を引っかけ、かつ復動時において図4の仮想線A2で示
す糸切断位置で前記固定メス20との協同作用によって
上糸が切断される。
モーター34の駆動が停止しなかった場合でも、前記ス
ライド軸44のブロック46あるいはカラー49が前記
ベース32にそれぞれ当たり、このスライド軸44のス
ライド量が規制される。この結果、前記可動メス22及
びその関連部材にまで影響が及ぶことはない。またすで
に説明したように前記可動メス22はその往動時に上糸
を引っかけ、かつ復動時において図4の仮想線A2で示
す糸切断位置で前記固定メス20との協同作用によって
上糸が切断される。
【0016】図5は糸切断時の工程を表した斜視図、図
6は可動メス22の往復駆動のタイミングを前記ミシン
主軸の回転角との関係で表したタイミングチャートであ
る。なお図6においてXはミシン主軸の回転によって昇
降駆動される天秤(図示外)の作動モードを示し、Yは
同じくミシン主軸の回転によって昇降駆動される針棒
(図示外)の作動モードを示し、Zは前記釜14におけ
る外釜剣先の作動モードを示している。図5(A)で示
すように上糸52が、前記釜14(外釜)の回転によっ
て縫い針50に繋がっている側(針側上糸)と被縫製布
に繋がっている側とに分けられた時点、つまり図6でミ
シン主軸の回転角270°付近で前記可動メス22はそ
の待機位置から回動位置への往動を開始する。これによ
り図5(B)で示すように可動メス22は上糸52を引
っかけ、その回動位置に達するまで上糸52(針側上
糸)を引っ張って弛みを作る。
6は可動メス22の往復駆動のタイミングを前記ミシン
主軸の回転角との関係で表したタイミングチャートであ
る。なお図6においてXはミシン主軸の回転によって昇
降駆動される天秤(図示外)の作動モードを示し、Yは
同じくミシン主軸の回転によって昇降駆動される針棒
(図示外)の作動モードを示し、Zは前記釜14におけ
る外釜剣先の作動モードを示している。図5(A)で示
すように上糸52が、前記釜14(外釜)の回転によっ
て縫い針50に繋がっている側(針側上糸)と被縫製布
に繋がっている側とに分けられた時点、つまり図6でミ
シン主軸の回転角270°付近で前記可動メス22はそ
の待機位置から回動位置への往動を開始する。これによ
り図5(B)で示すように可動メス22は上糸52を引
っかけ、その回動位置に達するまで上糸52(針側上
糸)を引っ張って弛みを作る。
【0017】さて前記可動メス22の復動の開始タイミ
ングを、図6の実線で示すようにミシン主軸の回転角1
0°付近としたとき、天秤の作動モードXは上昇中であ
るため可動メス22の復動に連れて上糸52が天秤によ
って引き上げられる。この結果、図5(C)で示すよう
に可動メス22が前記の糸切断位置に達したときには上
糸52の前記弛みはほとんど無くなっている。したがっ
てこのときの糸切断後における針側上糸の残り量は僅か
となる。
ングを、図6の実線で示すようにミシン主軸の回転角1
0°付近としたとき、天秤の作動モードXは上昇中であ
るため可動メス22の復動に連れて上糸52が天秤によ
って引き上げられる。この結果、図5(C)で示すよう
に可動メス22が前記の糸切断位置に達したときには上
糸52の前記弛みはほとんど無くなっている。したがっ
てこのときの糸切断後における針側上糸の残り量は僅か
となる。
【0018】一方、前記可動メス22の復動の開始タイ
ミングを、図6の仮想線で示すようにミシン主軸の回転
角70°付近としたときには、前記天秤の作動モードX
から明らかなように天秤は上死点に位置している。この
ため可動メス22の復動によっても上糸52が天秤で引
き上げられることはなく、図5(D)で示すように可動
メス22が糸切断位置に達したときの上糸52の弛み量
は、この可動メス22の往動時に作られた量と同じであ
る。したがって糸切断後における針側上糸の残り量は多
くなる。このように被縫製布の生地の性状や上糸52の
種類などに応じて可動メス22の復動の開始タイミング
を、図6の実線と仮想線との間において任意に変更する
ことにより、糸切断後における針側上糸の残り量を調整
できる。
ミングを、図6の仮想線で示すようにミシン主軸の回転
角70°付近としたときには、前記天秤の作動モードX
から明らかなように天秤は上死点に位置している。この
ため可動メス22の復動によっても上糸52が天秤で引
き上げられることはなく、図5(D)で示すように可動
メス22が糸切断位置に達したときの上糸52の弛み量
は、この可動メス22の往動時に作られた量と同じであ
る。したがって糸切断後における針側上糸の残り量は多
くなる。このように被縫製布の生地の性状や上糸52の
種類などに応じて可動メス22の復動の開始タイミング
を、図6の実線と仮想線との間において任意に変更する
ことにより、糸切断後における針側上糸の残り量を調整
できる。
【0019】以上の実施例において、前記可動メス22
の往復動作は回動に限るものではなく、ミシンの形式に
よってはスライド動作によるものもある。また前記メス
駆動装置30の駆動源である前記パルスモーター34は
ソレノイドやエアシリンダなどのアクチュエータに代え
ることも可能である。さらにミシンの形式については、
複数のミシンヘッドとそれに対応する数の釜土台とを備
えた多頭式ミシン、あるいは一つのミシンヘッド及び一
つの釜土台のみを備えた単頭式ミシンいずれでもよい。
なお多頭式ミシンの場合において前記メス駆動装置30
を釜土台毎に設けるか、あるいは全ての釜土台に対して
一つのメス駆動装置で共用するかも任意である。
の往復動作は回動に限るものではなく、ミシンの形式に
よってはスライド動作によるものもある。また前記メス
駆動装置30の駆動源である前記パルスモーター34は
ソレノイドやエアシリンダなどのアクチュエータに代え
ることも可能である。さらにミシンの形式については、
複数のミシンヘッドとそれに対応する数の釜土台とを備
えた多頭式ミシン、あるいは一つのミシンヘッド及び一
つの釜土台のみを備えた単頭式ミシンいずれでもよい。
なお多頭式ミシンの場合において前記メス駆動装置30
を釜土台毎に設けるか、あるいは全ての釜土台に対して
一つのメス駆動装置で共用するかも任意である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、可動メスの復動の開始タイミ
ングを任意に設定することで糸切断後の針側上糸の残り
量を正確に調整でき、しかも針板の下方からピッカーを
排除することができ、この針板下のスペースの有効な利
用ならびに構造の簡素化を図ることができる。
ングを任意に設定することで糸切断後の針側上糸の残り
量を正確に調整でき、しかも針板の下方からピッカーを
排除することができ、この針板下のスペースの有効な利
用ならびに構造の簡素化を図ることができる。
【図1】ミシンの糸切断装置を一部断面で表した平面図
である。
である。
【図2】同じく糸切断装置を一部断面で表した正面図で
ある。
ある。
【図3】メス駆動装置の作動状態を図2の一部と対応さ
せて表した正面図である。
せて表した正面図である。
【図4】可動メスの作動を表した拡大平面図である。
【図5】糸切断時の工程を表した斜視図である。
【図6】可動メスの往復作動をミシン主軸の回転角及び
他の部材の作動モードとの関係で表したタイミングチャ
ートである。
他の部材の作動モードとの関係で表したタイミングチャ
ートである。
【図7】従来技術における糸切断時の工程を表した斜視
図である。
図である。
13 針板 20 固定メス 22 可動メス 30 メス駆動装置 52 上糸
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシンの駆動源によって昇降駆動される
天秤を備えているとともに、針板の下方に固定メスと往
復動可能な可動メスとが設けられ、前記天秤の上昇動作
によって引き上げられる上糸を、前記可動メスの往動に
よって引っかけ、かつ復動時に前記固定メスとの協同作
用によって切断するように構成されたミシンの糸切断装
置であって、 前記可動メスを往復動させるためのメス駆動装置が前記
ミシンの駆動源とは別個に設けられているとともに、前
記天秤の昇降駆動に対して前記メス駆動装置による可動
メスの前記復動の開始タイミングを変更可能に構成した
ことを特徴とするミシンの糸切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19539294A JPH0857181A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ミシンの糸切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19539294A JPH0857181A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ミシンの糸切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0857181A true JPH0857181A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16340390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19539294A Pending JPH0857181A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ミシンの糸切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0857181A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7905190B2 (en) | 2006-02-16 | 2011-03-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sewing machine |
| CN104233655A (zh) * | 2013-06-13 | 2014-12-24 | Candart股份公司 | 线切断装置和缝纫机 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP19539294A patent/JPH0857181A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7905190B2 (en) | 2006-02-16 | 2011-03-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sewing machine |
| CN104233655A (zh) * | 2013-06-13 | 2014-12-24 | Candart股份公司 | 线切断装置和缝纫机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |