JPH0857266A - 流体処理装置 - Google Patents
流体処理装置Info
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- JPH0857266A JPH0857266A JP19961794A JP19961794A JPH0857266A JP H0857266 A JPH0857266 A JP H0857266A JP 19961794 A JP19961794 A JP 19961794A JP 19961794 A JP19961794 A JP 19961794A JP H0857266 A JPH0857266 A JP H0857266A
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- Japan
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- fluid
- hollow fiber
- nozzle
- fluid treatment
- inner diameter
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2313/00—Details relating to membrane modules or apparatus
- B01D2313/21—Specific headers, end caps
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理流体の中空糸膜への分配を均等化し、
処理性能および操作性能を向上した中空糸型流体処理装
置を提供する。 【構成】 中空糸を多数集合させた中空糸束を筒状ケ
ース内に収納し、前記筒状ケースの両端部で、前記中空
糸束の端部に中空開口部を形成して、前記筒状ケースと
前記中空糸束とを接着固定すると共に、前記筒状ケース
の両端部に流体導出入ノズルを有するキャップ3を設け
た中空糸型流体処理装置において、前記流体導入ノズル
2a内壁の少なくとも一部に、導入口4a内径D1 と、
この流体導入ノズルの任意個所の内径DX が、DX <D
1 の関係を満たす小径部2cを形成したことを特徴とす
る。小径部の最小内径D2 と前記D1 は、1.0<D1
/D2 ≦2.5の関係にあることが望ましく、小径部は
オリフィス状および/または環状突起状に形成されるの
が望ましい。
処理性能および操作性能を向上した中空糸型流体処理装
置を提供する。 【構成】 中空糸を多数集合させた中空糸束を筒状ケ
ース内に収納し、前記筒状ケースの両端部で、前記中空
糸束の端部に中空開口部を形成して、前記筒状ケースと
前記中空糸束とを接着固定すると共に、前記筒状ケース
の両端部に流体導出入ノズルを有するキャップ3を設け
た中空糸型流体処理装置において、前記流体導入ノズル
2a内壁の少なくとも一部に、導入口4a内径D1 と、
この流体導入ノズルの任意個所の内径DX が、DX <D
1 の関係を満たす小径部2cを形成したことを特徴とす
る。小径部の最小内径D2 と前記D1 は、1.0<D1
/D2 ≦2.5の関係にあることが望ましく、小径部は
オリフィス状および/または環状突起状に形成されるの
が望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体処理装置、とくに
中空糸型流体処理装置の改良に関し、さらに詳しくは、
中空糸束を構成する個々の中空糸膜に対する処理流体の
導入分配を均等にすることにより、被処理液の処理性能
および操作性能を向上させた中空糸型流体処理装置に関
するものである。
中空糸型流体処理装置の改良に関し、さらに詳しくは、
中空糸束を構成する個々の中空糸膜に対する処理流体の
導入分配を均等にすることにより、被処理液の処理性能
および操作性能を向上させた中空糸型流体処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、分離膜や中空糸などの選択置換
性素材を用いた流体処理装置は、透析、濾過、濾過透
析、逆浸透、濃縮および分離などの流体処理に広く用い
られているが、選択置換性分離膜を用いた流体処理装置
は、分離膜の面積当りの被処理液の充填量が小さいこと
から、近年では、中空繊維状分離膜を多数集合させた中
空糸型流体処理装置が広く適用されるようになってい
る。
性素材を用いた流体処理装置は、透析、濾過、濾過透
析、逆浸透、濃縮および分離などの流体処理に広く用い
られているが、選択置換性分離膜を用いた流体処理装置
は、分離膜の面積当りの被処理液の充填量が小さいこと
から、近年では、中空繊維状分離膜を多数集合させた中
空糸型流体処理装置が広く適用されるようになってい
る。
【0003】かかる中空糸型流体処理装置は、分離手段
である選択透過性を有する中空糸膜を多数束ねた中空糸
束を、筒状のケースに収納し、これら中空糸膜の開口端
が得られるように、前記筒状ケースの両端部と前記中空
糸束の両端部を、ポッティングコンパウドと称される樹
脂組成物で接着固定し、さらに前記筒状ケースの両端
に、流体導出入ノズルを有するキャップを備えた構造か
らなっている。
である選択透過性を有する中空糸膜を多数束ねた中空糸
束を、筒状のケースに収納し、これら中空糸膜の開口端
が得られるように、前記筒状ケースの両端部と前記中空
糸束の両端部を、ポッティングコンパウドと称される樹
脂組成物で接着固定し、さらに前記筒状ケースの両端
に、流体導出入ノズルを有するキャップを備えた構造か
らなっている。
【0004】そして、上記中空糸型流体処理装置におい
ては、被処理液は流体導入ノズルから流入して、流体処
理部である中空糸膜へ分配導入され、透析、濾過、濾過
透析、逆浸透、濃縮および分離などの目的に応じた処理
が施される。
ては、被処理液は流体導入ノズルから流入して、流体処
理部である中空糸膜へ分配導入され、透析、濾過、濾過
透析、逆浸透、濃縮および分離などの目的に応じた処理
が施される。
【0005】このような中空糸型流体処理装置の処理性
能および処理効率を向上させるためには、中空糸膜自体
の性能向上はもとより、被処理液を各々の中空糸へ均等
に分配することが重要な因子であった。
能および処理効率を向上させるためには、中空糸膜自体
の性能向上はもとより、被処理液を各々の中空糸へ均等
に分配することが重要な因子であった。
【0006】また、流体処理装置においては、その使用
前/使用後に装置内のプライミング洗浄作業/返液作業
を行うことが一般的であり、これらの作業をより迅速に
行うためにも、流体の分配均等化技術が重要な因子とし
て取り上げられており、これについてはすでに多くの提
案がなされている。
前/使用後に装置内のプライミング洗浄作業/返液作業
を行うことが一般的であり、これらの作業をより迅速に
行うためにも、流体の分配均等化技術が重要な因子とし
て取り上げられており、これについてはすでに多くの提
案がなされている。
【0007】かかる流体の分配均等化に関する代表的な
従来技術としては、例えば、流体導入ノズルの高さを従
来型より実質長くしたもの(特開平4−135628号
公報)、キャップ部の内面に所定の溝を設けたもの(実
公昭61−9642号公報および特開昭61−1936
67号公報)および流体導入ノズルとキャップに所定の
内面処理をしたもの(特公平4−3983号公報)など
が挙げられるが、これらの従来技術では、流体の分配の
均等化がいまだに不十分であり、キャップ部に被処理液
の滞留、偏流を生じ易いという問題を依然として包含し
ていた。
従来技術としては、例えば、流体導入ノズルの高さを従
来型より実質長くしたもの(特開平4−135628号
公報)、キャップ部の内面に所定の溝を設けたもの(実
公昭61−9642号公報および特開昭61−1936
67号公報)および流体導入ノズルとキャップに所定の
内面処理をしたもの(特公平4−3983号公報)など
が挙げられるが、これらの従来技術では、流体の分配の
均等化がいまだに不十分であり、キャップ部に被処理液
の滞留、偏流を生じ易いという問題を依然として包含し
ていた。
【0008】すなわち、上記の従来技術においては、流
体処理装置の導入口に接続されるチューブなどの被処理
液の流入用配管内部に生じる偏流については全く考慮さ
れておらず、流入用配管内部の偏流に起因するキャップ
部における流体の滞留、偏流を十分に阻止することがで
きなかった。
体処理装置の導入口に接続されるチューブなどの被処理
液の流入用配管内部に生じる偏流については全く考慮さ
れておらず、流入用配管内部の偏流に起因するキャップ
部における流体の滞留、偏流を十分に阻止することがで
きなかった。
【0009】また、特開昭60−58162号公報で
は、入口ポート部の血液導入部内に、静的混練素子を組
み込むことが開示されているが、この手法では、流体処
理装置の構造が複雑化して、成型上あるいはコスト面に
問題があるため、実用化上満足されるべき技術ではなか
った。
は、入口ポート部の血液導入部内に、静的混練素子を組
み込むことが開示されているが、この手法では、流体処
理装置の構造が複雑化して、成型上あるいはコスト面に
問題があるため、実用化上満足されるべき技術ではなか
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0011】したがって、本発明の目的は、処理流体の
中空糸膜への分配を均等化し、処理性能および操作性能
を向上した流体処理装置を提供することにある。
中空糸膜への分配を均等化し、処理性能および操作性能
を向上した流体処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体処理装置は、流体導入ノズル内壁の少
なくとも一部に、導入口内径D1 と、この流体導入ノズ
ルの任意個所の内径DX が、DX <D1 の関係を満たす
小径部を形成したことを特徴とする。また、本発明は中
空糸を多数集合させた中空糸束を筒状ケース内に収納
し、前記筒状ケースの両端部で、前記中空糸束の端部に
中空開口部を形成して、前記筒状ケースと前記中空糸束
とを接着固定すると共に、前記筒状ケースの両端部に流
体導出入ノズルを有するキャップを設けた中空糸型流体
処理装置において、前記流体導入ノズル内壁の少なくと
も一部に、導入口内径D1 と、この流体導入ノズルの任
意個所の内径をDX が、DX <D1 の関係を満たす小径
部を形成したことを特徴とする。
に、本発明の流体処理装置は、流体導入ノズル内壁の少
なくとも一部に、導入口内径D1 と、この流体導入ノズ
ルの任意個所の内径DX が、DX <D1 の関係を満たす
小径部を形成したことを特徴とする。また、本発明は中
空糸を多数集合させた中空糸束を筒状ケース内に収納
し、前記筒状ケースの両端部で、前記中空糸束の端部に
中空開口部を形成して、前記筒状ケースと前記中空糸束
とを接着固定すると共に、前記筒状ケースの両端部に流
体導出入ノズルを有するキャップを設けた中空糸型流体
処理装置において、前記流体導入ノズル内壁の少なくと
も一部に、導入口内径D1 と、この流体導入ノズルの任
意個所の内径をDX が、DX <D1 の関係を満たす小径
部を形成したことを特徴とする。
【0013】以下、本発明の中空糸型流体処理装置の構
成について、図面を用いて詳細に説明する。
成について、図面を用いて詳細に説明する。
【0014】図1は中空糸型流体処理装置の一例(透析
装置)を示す断面図、図2は図1におけるキャップ部分
の拡大断面図、図3は本発明の他の態様を示すキャップ
部分の拡大断面図、図4はキャップの筒状ケースに対す
る他の取付け態様を示す断面図である。
装置)を示す断面図、図2は図1におけるキャップ部分
の拡大断面図、図3は本発明の他の態様を示すキャップ
部分の拡大断面図、図4はキャップの筒状ケースに対す
る他の取付け態様を示す断面図である。
【0015】図1において、1は筒状ケース、2aは流
体導入ノズル、2bは流体導出ノズル、3a,3bはキ
ャップ、4aは流体導入口,4bは流体導出口、5は中
空糸膜および中空糸束、7,8は中空糸束5と筒状ケー
ス1とを接着固定するポッティングコンパウンドを示
す。
体導入ノズル、2bは流体導出ノズル、3a,3bはキ
ャップ、4aは流体導入口,4bは流体導出口、5は中
空糸膜および中空糸束、7,8は中空糸束5と筒状ケー
ス1とを接着固定するポッティングコンパウンドを示
す。
【0016】中空糸膜5は、選択透過性を有する中空繊
維状の分離膜であり、中空状態であること以外では形
状,材質とも特に限定するものではない。
維状の分離膜であり、中空状態であること以外では形
状,材質とも特に限定するものではない。
【0017】ポッティングコンパウンド7,8のポッテ
ィング方法としては、例えば遠心下で注入固化する方法
などの周知の手法を用いることができ、図面の9,10
の面では中空糸膜5の中空開口部が得られいる。
ィング方法としては、例えば遠心下で注入固化する方法
などの周知の手法を用いることができ、図面の9,10
の面では中空糸膜5の中空開口部が得られいる。
【0018】この中空糸型流体処理装置においては、ま
ず被処理液を、図示していない流入用のチューブ状部
材、例えばシリコンチューブを用いて、流体導入口4a
へ接続する。被処理液は流体導入口4aより導入し流体
導入ノズル2a−キャップ3aを通り、中空開口面9の
多数の中空糸膜5へ分配され、処理部を通液した後、キ
ャップ3b−流体導出ノズル2b−流体導出口4bへ送
り出され、同じく図示していない流出用のチューブから
外部へと排出されるようになっている。
ず被処理液を、図示していない流入用のチューブ状部
材、例えばシリコンチューブを用いて、流体導入口4a
へ接続する。被処理液は流体導入口4aより導入し流体
導入ノズル2a−キャップ3aを通り、中空開口面9の
多数の中空糸膜5へ分配され、処理部を通液した後、キ
ャップ3b−流体導出ノズル2b−流体導出口4bへ送
り出され、同じく図示していない流出用のチューブから
外部へと排出されるようになっている。
【0019】ここで、本発明の中空糸型流体処理装置に
おいては、流体導入ノズル2a内壁の少なくとも一部
に、導入口4aの内径D1 と、この流体導入ノズル2a
の前記導入口4aを除く内壁部分Xにおける任意の個所
の内径DX が、DX <D1 の関係を満たす小径部2cが
形成されていることが重要な要件である。
おいては、流体導入ノズル2a内壁の少なくとも一部
に、導入口4aの内径D1 と、この流体導入ノズル2a
の前記導入口4aを除く内壁部分Xにおける任意の個所
の内径DX が、DX <D1 の関係を満たす小径部2cが
形成されていることが重要な要件である。
【0020】すなわち、図2において、D1 は流体導入
口4aでの内径、DX はこの流体導入ノズル2aの前記
導入口4aを除く内壁部分Xにおける任意の個所の内径
であり、前記内壁部分Xは、その少なくとも一部に、D
X <D1 の関係を満たす小径部2cを有するオリフィス
状に形成されている。
口4aでの内径、DX はこの流体導入ノズル2aの前記
導入口4aを除く内壁部分Xにおける任意の個所の内径
であり、前記内壁部分Xは、その少なくとも一部に、D
X <D1 の関係を満たす小径部2cを有するオリフィス
状に形成されている。
【0021】なお、図2において、θは中空開口面9と
キャップ3aの内壁との傾斜角を示し、R1 は流体導入
ノズル2aとキャップ3aを連結する曲面部の曲率径を
示す。
キャップ3aの内壁との傾斜角を示し、R1 は流体導入
ノズル2aとキャップ3aを連結する曲面部の曲率径を
示す。
【0022】このθおよびR1 は、流体導入ノズル2a
より導入された被処理液を剥離させることなく、放射線
状にスムーズにキャップ部3aに送流するため設けてあ
るものであり、すでに公知の寸法範囲内でよく、3度≦
θ≦15度、5.0mm≦R1 ≦12.5mmの範囲に
設定することが、被処理液の剥離が少ないことから良好
である。
より導入された被処理液を剥離させることなく、放射線
状にスムーズにキャップ部3aに送流するため設けてあ
るものであり、すでに公知の寸法範囲内でよく、3度≦
θ≦15度、5.0mm≦R1 ≦12.5mmの範囲に
設定することが、被処理液の剥離が少ないことから良好
である。
【0023】また、流体導入ノズル2aとキャップ3a
は一体成型品でもよいし、組立て品であってもよく、こ
れらの材質についてもとくに限定するものではない。
は一体成型品でもよいし、組立て品であってもよく、こ
れらの材質についてもとくに限定するものではない。
【0024】ただし、流体導入ノズル2aの方向f、中
空糸束5の配列方向と実質同一方向であることが望まし
い。
空糸束5の配列方向と実質同一方向であることが望まし
い。
【0025】D1 の寸法は、被処理流体の流量や粘度お
よび装置内の内圧抵抗などにより定められるものである
が、一般的には内径3.0〜6.5mmのものが広く用
いられている。
よび装置内の内圧抵抗などにより定められるものである
が、一般的には内径3.0〜6.5mmのものが広く用
いられている。
【0026】図2において、D2 はオリフィス形状にお
ける最小内径を示し、このD2 と前記D1 と寸法比(D
1 /D2 )を、1.0<D1 /D2 ≦2.5、さらに好
ましくは1.2≦D1 /D2 ≦2.5とすることによ
り、被処理液の中空糸膜5への分配の均等化が効率的に
図られている。
ける最小内径を示し、このD2 と前記D1 と寸法比(D
1 /D2 )を、1.0<D1 /D2 ≦2.5、さらに好
ましくは1.2≦D1 /D2 ≦2.5とすることによ
り、被処理液の中空糸膜5への分配の均等化が効率的に
図られている。
【0027】D1 /D2 が1.0以下であることは、従
来技術と変わりのないことであるが、この従来条件で
は、流体処理装置の導入口4aに接続された被処理液の
流入用チューブがストレートでない場合に、このチュー
ブ内の流れは湾曲部(R径が大きい側)と、R径が小さ
い側では、R径が大きい側でより流速が速くなっている
ため、チューブ内に偏流が発生し、自ずと流体処理装置
の流入ノズル2aおよキャップ3a内でも偏流が発生
し、被処理液の中空糸膜5への分配均等化が不可能とな
る。
来技術と変わりのないことであるが、この従来条件で
は、流体処理装置の導入口4aに接続された被処理液の
流入用チューブがストレートでない場合に、このチュー
ブ内の流れは湾曲部(R径が大きい側)と、R径が小さ
い側では、R径が大きい側でより流速が速くなっている
ため、チューブ内に偏流が発生し、自ずと流体処理装置
の流入ノズル2aおよキャップ3a内でも偏流が発生
し、被処理液の中空糸膜5への分配均等化が不可能とな
る。
【0028】したがって、流入用チューブ内の偏流に起
因する流体導入ノズル2a内の偏流を軽減するために
は、流入用チューブをできる限り直線状にして、これを
流体導入ノズル2aに接続することが必要であるが、こ
れは設備上ほとんど不可能な技であった。
因する流体導入ノズル2a内の偏流を軽減するために
は、流入用チューブをできる限り直線状にして、これを
流体導入ノズル2aに接続することが必要であるが、こ
れは設備上ほとんど不可能な技であった。
【0029】また、D1 /D2 が2.5を越える場合
は、被処理液の流速が流体導入ノズル2aのD2 点で余
りに速くなって、圧力差が大きくなり、曲面部R1 にお
いて被処理液の剥離が発生し易くなり、中空糸膜5への
分配を均等にすることが難しくなるため好ましくない。
は、被処理液の流速が流体導入ノズル2aのD2 点で余
りに速くなって、圧力差が大きくなり、曲面部R1 にお
いて被処理液の剥離が発生し易くなり、中空糸膜5への
分配を均等にすることが難しくなるため好ましくない。
【0030】しかるに、流体導入ノズル2a内壁の少な
くとも一部に、導入口内径D1 と、この流体導入ノズル
の任意個所の内径をDX が、DX <D1 の関係を満たす
小径部2cを形成し、とくに小径部2cの最小内径D2
と前記D1 と寸法比(D1 /D2 )を、1.0<D1 /
D2 ≦2.5の範囲に形成した本発明の流体導入ノズル
2aによれば、流体処理装置に接続された被処理液の流
入用チューブ内の偏流を、流体導入ノズル2a内部で解
消し、中空糸型流体処理装置内に被処理液の均等な流れ
を形成することができる。さらに詳細には、上記流入用
チューブ内の偏流を、流体導入ノズル2a内に備えた小
径部3cにより層流に変換し、流体処理装置内に均等な
流れを形成することができ、被処理流体の処理効率を大
幅に向上させることができるのである。
くとも一部に、導入口内径D1 と、この流体導入ノズル
の任意個所の内径をDX が、DX <D1 の関係を満たす
小径部2cを形成し、とくに小径部2cの最小内径D2
と前記D1 と寸法比(D1 /D2 )を、1.0<D1 /
D2 ≦2.5の範囲に形成した本発明の流体導入ノズル
2aによれば、流体処理装置に接続された被処理液の流
入用チューブ内の偏流を、流体導入ノズル2a内部で解
消し、中空糸型流体処理装置内に被処理液の均等な流れ
を形成することができる。さらに詳細には、上記流入用
チューブ内の偏流を、流体導入ノズル2a内に備えた小
径部3cにより層流に変換し、流体処理装置内に均等な
流れを形成することができ、被処理流体の処理効率を大
幅に向上させることができるのである。
【0031】なお、図2においては、流体導入ノズル2
aの内壁をオリフィス状として、小径部2cを形成した
例を示したが、図3に示した他の態様においては、流体
導入ノズル2aの内壁の少なくとも一部に、最小内径D
2 を有する環状突起状の小径部2cを形成しており、こ
の態様によっても上記図2の態様と同様に、流体処理装
置内に均等な流れを形成して、被処理流体の処理効率を
大幅に向上させることができる。
aの内壁をオリフィス状として、小径部2cを形成した
例を示したが、図3に示した他の態様においては、流体
導入ノズル2aの内壁の少なくとも一部に、最小内径D
2 を有する環状突起状の小径部2cを形成しており、こ
の態様によっても上記図2の態様と同様に、流体処理装
置内に均等な流れを形成して、被処理流体の処理効率を
大幅に向上させることができる。
【0032】また、図4は、キャップ3aの筒状ケース
1に対する取付け態様の他の具体例を示し、このよう
に、キャップ3aはゴム弾性状O−リング11とスクリ
ューネジを備えた固定手段12を用いて、流体処理装置
の中間製品の両端部に取り付けることもできる。
1に対する取付け態様の他の具体例を示し、このよう
に、キャップ3aはゴム弾性状O−リング11とスクリ
ューネジを備えた固定手段12を用いて、流体処理装置
の中間製品の両端部に取り付けることもできる。
【0033】以上の構成からなる本発明の中空糸型流体
処理装置は、そのすぐれた処理性能を生かして、透析、
濾過、濾過透析、逆浸透、濃縮および分離などの流体処
理に広く用いることができるが、とくに血液処理用流体
処理装置として有用である。
処理装置は、そのすぐれた処理性能を生かして、透析、
濾過、濾過透析、逆浸透、濃縮および分離などの流体処
理に広く用いることができるが、とくに血液処理用流体
処理装置として有用である。
【0034】以下に、実施例によって、本発明の構成お
よび効果についてさらに詳細に説明する。
よび効果についてさらに詳細に説明する。
【0035】
【実施例】内径200μm,有効膜面積2.0m2 のポ
リメチルメタアクリレート系の中空糸束を、内径46.
5mmのポリスチレン系の筒状ケースに収納したのち、
ポリウレタン系樹脂を遠心下で注入ポッティングし、筒
状ケースと中空糸束の両端をそれぞれ接着固定すること
により、流体処理装置の中間製品を得た。
リメチルメタアクリレート系の中空糸束を、内径46.
5mmのポリスチレン系の筒状ケースに収納したのち、
ポリウレタン系樹脂を遠心下で注入ポッティングし、筒
状ケースと中空糸束の両端をそれぞれ接着固定すること
により、流体処理装置の中間製品を得た。
【0036】次に、図2に示したオリフィス状の流体導
入ノズルを有したキャップ、および図3に示した環状突
起物を備えた流体導入ノズルを有したキャップを、それ
ぞれ透明のアクリル系樹脂を表1に示した寸法D1 、D
2 に切削加工することにより形成して、これらのキャッ
プを、図4に示したように、ゴム弾性状O−リング11
とスクリューネジを備えた固定手段12を用いて、上記
の中間製品の両端部に取り付け、実験用の中空糸型流体
処理装置を得た。
入ノズルを有したキャップ、および図3に示した環状突
起物を備えた流体導入ノズルを有したキャップを、それ
ぞれ透明のアクリル系樹脂を表1に示した寸法D1 、D
2 に切削加工することにより形成して、これらのキャッ
プを、図4に示したように、ゴム弾性状O−リング11
とスクリューネジを備えた固定手段12を用いて、上記
の中間製品の両端部に取り付け、実験用の中空糸型流体
処理装置を得た。
【0037】すなわち、本実施例においては、図2に示
したオリフィス状の流体導入ノズルを有したキャツプを
4フラクション{D1 /D2 =1.2(サンプルA)、
1.6(サンプルB)、2.4(サンプルC)、3.0
(サンプルD)}、図3に示した環状突起状の流体導入
ノズルを有したキャツプを1フラクション{D1 /D2
=2.0(サンプルE)}それぞれ製作し、実験に使用
した。
したオリフィス状の流体導入ノズルを有したキャツプを
4フラクション{D1 /D2 =1.2(サンプルA)、
1.6(サンプルB)、2.4(サンプルC)、3.0
(サンプルD)}、図3に示した環状突起状の流体導入
ノズルを有したキャツプを1フラクション{D1 /D2
=2.0(サンプルE)}それぞれ製作し、実験に使用
した。
【0038】また、D1 が最小内径であるテーパー状ノ
ズルを有した従来型キャップ(サンプルF)を比較例と
し、同一の実験を実施した。
ズルを有した従来型キャップ(サンプルF)を比較例と
し、同一の実験を実施した。
【0039】ただし、流体導入ノズル以外の寸法は、全
て同一の条件とした。
て同一の条件とした。
【0040】上記各中空糸型流体処理装置の評価方法で
は、図5に示した実験回路を用いた。
は、図5に示した実験回路を用いた。
【0041】すなわち、図5において、30℃、55%
のグリセリン水溶液(粘度約5.5センチポイズ)を満
たした恒温槽15から、循環ポンプ14を用いて、流体
処理装置13へ、流速200ml/minで循環させ、
インク注入ポイント17からシリンジ16によりで水性
インク(5.5センチポイズ)を所定期間注入し、流体
処理装置のキャップ内における流入パターンを解析する
と同時に、キャップ内部が水性インクで完全に置換され
るまでの時間(秒)を測定した。
のグリセリン水溶液(粘度約5.5センチポイズ)を満
たした恒温槽15から、循環ポンプ14を用いて、流体
処理装置13へ、流速200ml/minで循環させ、
インク注入ポイント17からシリンジ16によりで水性
インク(5.5センチポイズ)を所定期間注入し、流体
処理装置のキャップ内における流入パターンを解析する
と同時に、キャップ内部が水性インクで完全に置換され
るまでの時間(秒)を測定した。
【0042】その結果、従来型キャップ(サンプルF)
ではキャップ内に、対角線状に2点で滞留が確認された
のに対し、サンプルA,B,C,Eには滞留は殆ど認め
られなかった。
ではキャップ内に、対角線状に2点で滞留が確認された
のに対し、サンプルA,B,C,Eには滞留は殆ど認め
られなかった。
【0043】また、サンプルDでは、ノズル直下での流
速は速いが、キャップ周辺部の流速は遅くなり、とくに
周辺部一体に滞留が発生した。
速は速いが、キャップ周辺部の流速は遅くなり、とくに
周辺部一体に滞留が発生した。
【0044】インク置換のために要した時間は、サンプ
ルA:8.5秒,サンプルB:8.0秒,サンプルC:
10.0秒,サンプルD:13.0秒,サンプルE:
8.5秒,サンプルF(比較例):11.0秒であっ
た。
ルA:8.5秒,サンプルB:8.0秒,サンプルC:
10.0秒,サンプルD:13.0秒,サンプルE:
8.5秒,サンプルF(比較例):11.0秒であっ
た。
【0045】以上の結果を表1にまとめて示した。
【0046】
【表1】 D1 D2 D1/D2 R1 θ 流入パターン インク置換 サンプル [mm] [mm] [-] [mm] [度] [-] [ 秒] A 3.5 3.0 1.2 10.0 5.0 ○ 8.5 B 4.0 2.5 1.6 〃 〃 ○ 8.0 C 4.0 2.0 2.0 〃 〃 ○ 10.0 D 4.2 1.6 2.6 〃 〃 × 13.0 E 4.0 2.5 1.6 〃 〃 ○ 8.5 F(比較例)3.5 − <1.0 〃 〃 △ 11.0 ※流入パターン結果 ○:偏流が認められない。
【0047】△:偏流が認められる。
【0048】×:偏流が多い。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の中
空糸型流体処理装置によれば、被処理液の流入配管中に
偏流が存在していても、中空糸膜へ均一に被処理液を分
配することができ、流体処理装置の処理性能および操作
性能を大幅に向上させることが可能である。
空糸型流体処理装置によれば、被処理液の流入配管中に
偏流が存在していても、中空糸膜へ均一に被処理液を分
配することができ、流体処理装置の処理性能および操作
性能を大幅に向上させることが可能である。
【図1】図1は中空糸型流体処理装置の一例(透析装
置)を示す断面図である。
置)を示す断面図である。
【図2】図2は図1におけるキャップ部分の拡大断面図
である。
である。
【図3】図3は本発明の他の態様を示すキャップ部分の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図4】図4はキャップの筒状ケースに対する他の取付
け態様を示す断面図である。
け態様を示す断面図である。
【図5】図5は本発明の実施例で用いる評価用実験回路
の説明図である。
の説明図である。
1:筒状ケース, 2a:流体導入ノズル 2c:小径部 2b:流体導出ノズル 3a:キャップ 3b:キャップ 4a:流体導入口 4b:流体導出口 5:中空糸膜 7:ポッティングコンパウンド 8:ポッティングコンパウンド 9:中空糸開口面 10:中空糸開口面 11:O- リング 12:固定手段 13:中空糸型流体処理装置
Claims (6)
- 【請求項1】 流体導出入ノズルを有する流体処理装
置において、流体導入ノズル内壁の少なくとも一部に、
導入口内径D1 と、この流体導入ノズルの任意個所の内
径DX が、DX <D1 の関係を満たす小径部を形成した
ことを特徴とする流体処理装置。 - 【請求項2】 中空糸を多数集合させた中空糸束を筒
状ケース内に収納し、前記筒状ケースの両端部で、前記
中空糸束の端部に中空開口部を形成して、前記筒状ケー
スと前記中空糸束とを接着固定すると共に、前記筒状ケ
ースの両端部に流体導出入ノズルを有するキャップを設
けた中空糸型流体処理装置において、前記流体導入ノズ
ル内壁の少なくとも一部に、導入口内径D1 と、この流
体導入ノズルの任意個所の内径をDX が、DX <D1 の
関係を満たす小径部を形成したことを特徴とする流体処
理装置。 - 【請求項3】 流体導入ノズルの方向が、中空糸束の
配列方向と実質同一方向であることを特徴とする請求項
2に記載の流体処理装置。 - 【請求項4】 小径部が、オリフィス状および/また
は環状突起状に形成されていることを特徴とする請求項
2または3に記載の流体処理装置。 - 【請求項5】 流体導入ノズルの導入口内径D1 と、
この流体導入ノズル内壁における小径部の最小内径D2
が、1.0<D1 /D2 ≦2.5の関係にあることを特
徴とする請求項2、3または4に記載の流体処理装置。 - 【請求項6】 流体処理装置が、血液処理用の流体処
理装置であることを特徴とする請求項2、3、4または
5に記載の流体処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19961794A JPH0857266A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 流体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19961794A JPH0857266A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 流体処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0857266A true JPH0857266A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16410838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19961794A Pending JPH0857266A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 流体処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0857266A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000012154A1 (en) * | 1998-08-27 | 2000-03-09 | Toray Industries, Inc. | Blood processing device |
| WO2010020384A1 (en) | 2008-08-22 | 2010-02-25 | Gambro Lundia Ab | Diffusion and/or filtration device |
| JP2013006018A (ja) * | 2011-05-23 | 2013-01-10 | Asahi Kasei Medical Co Ltd | 中空糸膜型医療用具 |
| JP2016533258A (ja) * | 2013-09-30 | 2016-10-27 | コーロン インダストリーズ インク | 流体交換膜モジュール |
| CN115261139A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-11-01 | 托拔克生物科技(衡阳)有限公司 | 一种用于香精香料制备的提取设备 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19961794A patent/JPH0857266A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000012154A1 (en) * | 1998-08-27 | 2000-03-09 | Toray Industries, Inc. | Blood processing device |
| US6409024B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-06-25 | Toray Industries, Inc. | Blood processing device |
| WO2010020384A1 (en) | 2008-08-22 | 2010-02-25 | Gambro Lundia Ab | Diffusion and/or filtration device |
| JP2013006018A (ja) * | 2011-05-23 | 2013-01-10 | Asahi Kasei Medical Co Ltd | 中空糸膜型医療用具 |
| JP2016533258A (ja) * | 2013-09-30 | 2016-10-27 | コーロン インダストリーズ インク | 流体交換膜モジュール |
| US10158129B2 (en) | 2013-09-30 | 2018-12-18 | Kolon Industries, Inc. | Fluid exchange membrane module |
| EP3054515B1 (en) * | 2013-09-30 | 2021-03-31 | Kolon Industries, Inc. | Moisture exchange membrane module |
| CN115261139A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-11-01 | 托拔克生物科技(衡阳)有限公司 | 一种用于香精香料制备的提取设备 |
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