JPH085768B2 - ウレタン系歯科用樹脂 - Google Patents
ウレタン系歯科用樹脂Info
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- JPH085768B2 JPH085768B2 JP1045163A JP4516389A JPH085768B2 JP H085768 B2 JPH085768 B2 JP H085768B2 JP 1045163 A JP1045163 A JP 1045163A JP 4516389 A JP4516389 A JP 4516389A JP H085768 B2 JPH085768 B2 JP H085768B2
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- resin
- dental
- polymer
- dental resin
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、重合物が衝撃吸収能に優れる歯科用樹脂及
びそれを重合して得られる歯科用重合物に関するもので
ある。
びそれを重合して得られる歯科用重合物に関するもので
ある。
歯科用樹脂(本明細書ではモノマーのこと)は、歯科
治療の分野で多用されているが、その使用状態には例え
ば次の態様がある。
治療の分野で多用されているが、その使用状態には例え
ば次の態様がある。
(1)充填・修復 ここでは、歯科用樹脂は、虫歯により空いた穴に充填
したり、虫歯当は事故により欠けた歯の一部を修復する
重合物(高分子材料)の主要原料として使用される。歯
科用樹脂は、その場(歯)で重合させる。
したり、虫歯当は事故により欠けた歯の一部を修復する
重合物(高分子材料)の主要原料として使用される。歯
科用樹脂は、その場(歯)で重合させる。
(2)接着 ここでは、歯科用樹脂は、金属やセラミックや合成樹
脂で作られた人工の歯冠と、天然歯とを接着するための
接着剤として使用される。歯科用樹脂は、その場(接着
面)で重合させ、重合により接着力が発現される。
脂で作られた人工の歯冠と、天然歯とを接着するための
接着剤として使用される。歯科用樹脂は、その場(接着
面)で重合させ、重合により接着力が発現される。
(3)歯冠 ここでは、歯科用樹脂は、前装冠などの人工歯冠を構
成する主要重合物(高分子材料)の主要原料として使用
される。歯科用樹脂は、成形と同時に又はその前に重合
させる。
成する主要重合物(高分子材料)の主要原料として使用
される。歯科用樹脂は、成形と同時に又はその前に重合
させる。
(4)義歯床 ここでは、歯科用樹脂は、義歯いわゆる総入歯の床を
構成する主要な重合物(高分子材料)の主要原料として
使用される。歯科用樹脂は、成形と同時に又はその前に
重合させる。
構成する主要な重合物(高分子材料)の主要原料として
使用される。歯科用樹脂は、成形と同時に又はその前に
重合させる。
(5)人工歯 ここでは、歯科用樹脂は、義歯いわゆる総入歯の人工
歯のテンポラリークラウン等を構成する主要な重合物
(高分子材料)の主要原料として使用される。歯科用樹
脂は、成形と同時に又はその前に重合させる。
歯のテンポラリークラウン等を構成する主要な重合物
(高分子材料)の主要原料として使用される。歯科用樹
脂は、成形と同時に又はその前に重合させる。
なお、使用態様により種々の補助材料を歯科用樹脂に
併用する必要がある。
併用する必要がある。
ところで、このような歯科用樹脂の具体例としては、
最初に下記構造式: を有する液状のメチルメタクリレートが提案され、いず
れの使用態様においても、ビニル重合させることにより
重合物(高分子材料)として利用されてきた。
最初に下記構造式: を有する液状のメチルメタクリレートが提案され、いず
れの使用態様においても、ビニル重合させることにより
重合物(高分子材料)として利用されてきた。
しかし、メチルメタクリレートの重合物は、耐摩耗
性、強度などの点で満足されない嫌いがあった。
性、強度などの点で満足されない嫌いがあった。
そこで、細菌、不飽和ウレタン系モノマーのUDMAが歯
科用樹脂として提案された。UDMAは、ヒドロキシ化合物
としての2−ヒドロキシエチメタクリレートとポリイソ
シアネートとしてのトリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネートとを、化学量論的に当量で反応させて得られる
生成物であり、ヒドロキシ基(OH)とイソシアネート基
(NCO)が付加反応して生成したウレタン結合(−NHCOO
−)を有する。
科用樹脂として提案された。UDMAは、ヒドロキシ化合物
としての2−ヒドロキシエチメタクリレートとポリイソ
シアネートとしてのトリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネートとを、化学量論的に当量で反応させて得られる
生成物であり、ヒドロキシ基(OH)とイソシアネート基
(NCO)が付加反応して生成したウレタン結合(−NHCOO
−)を有する。
UDMAは、もはや活性なNCO基を持たず安定な液体であ
るが、エチレン性不飽和2重結合を2個有するモノマー
の1種であり、これをビニル重合させて固体樹脂(重合
物)にすることができる。
るが、エチレン性不飽和2重結合を2個有するモノマー
の1種であり、これをビニル重合させて固体樹脂(重合
物)にすることができる。
従って、UDMA単独で又は他のモノマー(エチレン性不
飽和2重結合を2個以上有する架橋性モノマーを含む)
と共に、場合により無機又は有機のフィラー(例えばシ
リカ粉末)の存在下で重合させることにより、耐摩耗
性、強度に優れた重合物が得られる。
飽和2重結合を2個以上有する架橋性モノマーを含む)
と共に、場合により無機又は有機のフィラー(例えばシ
リカ粉末)の存在下で重合させることにより、耐摩耗
性、強度に優れた重合物が得られる。
しかしながら、これらの樹脂は、いずれもジャケット
冠、前装冠、継続冠などに使用することを前提にしてお
り、従って、重合物の衝撃吸収能を考慮しておらず、衝
撃吸収能が低いという問題点があった。
冠、前装冠、継続冠などに使用することを前提にしてお
り、従って、重合物の衝撃吸収能を考慮しておらず、衝
撃吸収能が低いという問題点があった。
この問題点は、特に人工歯根を顎骨内に埋植し、その
上に歯冠を装着した場合には、天然歯の歯根膜に相当す
るものがなく、しかも歯冠が衝撃吸収能に劣るため、咬
合圧が直接に歯槽骨に伝わり、咀嚼時に不快感を覚える
ばかりでなく、歯槽骨に応力が集中することにより骨が
吸収現象を起こす恐れがあった。
上に歯冠を装着した場合には、天然歯の歯根膜に相当す
るものがなく、しかも歯冠が衝撃吸収能に劣るため、咬
合圧が直接に歯槽骨に伝わり、咀嚼時に不快感を覚える
ばかりでなく、歯槽骨に応力が集中することにより骨が
吸収現象を起こす恐れがあった。
従って、本発明の目的は、歯科用樹脂の重合物の衝撃
吸収能を高めることにある。
吸収能を高めることにある。
そこで、本発明は、第一に、 下記一般式I: 又は一般式II: で表される重合可能なウレタン系歯科用樹脂を提供す
る。
る。
但し、式中、 R1、R2、R5及びR6は、同一でも異なっていてもよい
が、CH2=CHOO−基 又はCH2=C(CH3)COO−基を表わ
し、 R3、R4、R7及びR8は、同一でも異なっていてもよい
が、H又はCH3を表わし、 X、X1及びX2は、同一でも異なっていてもよいが、ポ
リイソシアネート残基を表わし、 Y、Y1及びY2は、同一でも異なっていてもよいが、ポ
リエステルポリオール又はポリエステルポリオールの残
基を表わす。
が、CH2=CHOO−基 又はCH2=C(CH3)COO−基を表わ
し、 R3、R4、R7及びR8は、同一でも異なっていてもよい
が、H又はCH3を表わし、 X、X1及びX2は、同一でも異なっていてもよいが、ポ
リイソシアネート残基を表わし、 Y、Y1及びY2は、同一でも異なっていてもよいが、ポ
リエステルポリオール又はポリエステルポリオールの残
基を表わす。
前記Yが、一般式:Y3−R9−Y4からなるものでもよ
く、この場合、 R9は、ポリメチレン鎖:−(CH2)n−(n≧2)で
あり、 Y3及びY4は、同一でも異なっていてもよいが、ポリエ
ーテルポリオール又はポリエステルポリオールの残基を
表わす。
く、この場合、 R9は、ポリメチレン鎖:−(CH2)n−(n≧2)で
あり、 Y3及びY4は、同一でも異なっていてもよいが、ポリエ
ーテルポリオール又はポリエステルポリオールの残基を
表わす。
また、本発明は、第2に、前記一般式I〜IIの歯科用
樹脂を重合してなる歯科用重合物を提供する。
樹脂を重合してなる歯科用重合物を提供する。
一般式Iの歯科用樹脂は、例えば次のように合成され
る。
る。
先ず、(1)ポリウレタン樹脂技術で汎用されている
ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオール1
当量に同じくポリイソシアネート2当量を反応させるこ
とにより末端がイソシアネート(−NCO)基のオリゴマ
ーを合成し、(2)これを2当量のβ−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート又はβ−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレートとウレタン反応させる。
ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオール1
当量に同じくポリイソシアネート2当量を反応させるこ
とにより末端がイソシアネート(−NCO)基のオリゴマ
ーを合成し、(2)これを2当量のβ−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート又はβ−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレートとウレタン反応させる。
尚、本明細書において「(メタ)アクリ……」なる表
現は、「メタクリ……」又は「アクリ……」の一方又は
両方(混合物)を意味する。
現は、「メタクリ……」又は「アクリ……」の一方又は
両方(混合物)を意味する。
また、一般式IIの歯科用樹脂は、例えば次のように合
成される。
成される。
先ず、(1)ポリウレタン樹脂技術で汎用されている
出発原料:ポリエステルポリオール又はポリエーテルポ
リオール2当量に、同じくポリイソシアネート1当量を
反応させることにより、末端がヒドロキシル(−OH)基
又はカルボキシル基(−COOH)のオリゴマーを合成し、
次に(2)これを2当量のβ−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート又はβ−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレートとエーテル化又はエステル化反応させるこ
とにより、一般式IIの歯科用樹脂が得られる。
出発原料:ポリエステルポリオール又はポリエーテルポ
リオール2当量に、同じくポリイソシアネート1当量を
反応させることにより、末端がヒドロキシル(−OH)基
又はカルボキシル基(−COOH)のオリゴマーを合成し、
次に(2)これを2当量のβ−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート又はβ−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレートとエーテル化又はエステル化反応させるこ
とにより、一般式IIの歯科用樹脂が得られる。
この場合、前記出発原料の1種となり得る一般式:Y3
−R9−Y4の有機基の前駆体は、例えば、ポリウレタン樹
脂技術で汎用されているポリメチレングリコール(一般
に炭素数2〜8)を開始剤として、これに環状エステル
又はオキシラン化合物を開環付加重合させて合成するこ
とができる。
−R9−Y4の有機基の前駆体は、例えば、ポリウレタン樹
脂技術で汎用されているポリメチレングリコール(一般
に炭素数2〜8)を開始剤として、これに環状エステル
又はオキシラン化合物を開環付加重合させて合成するこ
とができる。
以上の製法の原料としては、例えば、次のものが使用
される。
される。
(1)ポリイソシアネート: エチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネートなどの脂肪族イソシアネート、トランスシク
ロヘキサンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート(水添MDI)、メチレンビ
ス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシク
ロヘキサンジイソシアネート、ビシクロヘプタントリイ
ソシアネートトリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト(2,2,3−トリメチルや2,3,3−トリメチルがあり、両
者の混合物も使用される)等脂環式イソシアネート、ト
リレンジイソシアネート、トルイレンジイソシアネー
ト、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、ポリメチルポリフェニルポリ
イソシアネート、メチルベンゼンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネートなどの脂肪族又は芳香族のポ
リイソシアネート。
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネートなどの脂肪族イソシアネート、トランスシク
ロヘキサンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート(水添MDI)、メチレンビ
ス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシク
ロヘキサンジイソシアネート、ビシクロヘプタントリイ
ソシアネートトリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト(2,2,3−トリメチルや2,3,3−トリメチルがあり、両
者の混合物も使用される)等脂環式イソシアネート、ト
リレンジイソシアネート、トルイレンジイソシアネー
ト、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、ポリメチルポリフェニルポリ
イソシアネート、メチルベンゼンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネートなどの脂肪族又は芳香族のポ
リイソシアネート。
使用形態によっては、イソシアネート基がブロックさ
れ重合時の熱でブロックが解除されるブロック化ポリイ
ソシアネートを使用することも可能である。
れ重合時の熱でブロックが解除されるブロック化ポリイ
ソシアネートを使用することも可能である。
(2)ポリエーテルポリオール: 例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、グ
リセリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、スクロー
ス、ジブロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサメチレングリコール、デカメチレング
リコールなどの脂肪族又は脂環族多価アルコール、又は
例えばメチルジエタノールアミン、エチルジイソプロ
パノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、ビス(p−アミノシク
ロヘキシル)メタンなどの脂肪族又は脂環族ポリアミン
を開始剤として、これにエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイドなどの脂肪族オキサ
イドを1種または2種以上付加重合させて得られる分子
量100〜6000程度のもの。
プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、グ
リセリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、スクロー
ス、ジブロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサメチレングリコール、デカメチレング
リコールなどの脂肪族又は脂環族多価アルコール、又は
例えばメチルジエタノールアミン、エチルジイソプロ
パノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、ビス(p−アミノシク
ロヘキシル)メタンなどの脂肪族又は脂環族ポリアミン
を開始剤として、これにエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイドなどの脂肪族オキサ
イドを1種または2種以上付加重合させて得られる分子
量100〜6000程度のもの。
(3)ポリエステルポリオール: 前項の多価アルコールと脂肪族又は脂環族多価カル
ボン酸(例えば、マロン酸、マレイン酸、こはく酸、ア
ジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、しゅ
う酸、ヘキサヒドロフタル酸など)とを連続エステル化
させて得られる分子量100〜6000程度のもの。
ボン酸(例えば、マロン酸、マレイン酸、こはく酸、ア
ジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、しゅ
う酸、ヘキサヒドロフタル酸など)とを連続エステル化
させて得られる分子量100〜6000程度のもの。
或いは、プロピオラクトン、ブチロラクトン、カプロ
ラクトンなどの環状エステルを開環重合することによっ
て得られる分子量100〜6000程度のもの。
ラクトンなどの環状エステルを開環重合することによっ
て得られる分子量100〜6000程度のもの。
(4)環状エステル: プロピオラクトン、ブチロラクトン、カプロラクトン
等。
等。
(5)オキシラン化合物: エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド等。
ンオキサイド等。
尚、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させる
場合、場合により活性水素化合物を併用してもよい。こ
のような活性水素化合物としては、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール、グリセリン、ヘキサン
トリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトール、スクロース、ジプロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレ
ングリコール、デカメチレングリコール、1,2−ポリブ
タジエンポリオール、1,4−ポリブタジエンポリオー
ル、ポリクロロプレンポリオール、ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体ポリオール、ポリジメチルシロキサ
ンジカルビノールなどが挙げられる。
場合、場合により活性水素化合物を併用してもよい。こ
のような活性水素化合物としては、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール、グリセリン、ヘキサン
トリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトール、スクロース、ジプロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレ
ングリコール、デカメチレングリコール、1,2−ポリブ
タジエンポリオール、1,4−ポリブタジエンポリオー
ル、ポリクロロプレンポリオール、ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体ポリオール、ポリジメチルシロキサ
ンジカルビノールなどが挙げられる。
本発明の歯科用樹脂は、多くが液状であるが、固体
(粉末)のものは、液状の他の樹脂(モノマー)や使用
形態によっては溶剤に溶解又は分散させることにより液
状にして使用すること好ましい。
(粉末)のものは、液状の他の樹脂(モノマー)や使用
形態によっては溶剤に溶解又は分散させることにより液
状にして使用すること好ましい。
本発明の歯科用樹脂は、ビニル重合が可能であり、そ
れにより硬化することが特徴である。従って、本発明の
樹脂は、〔従来の技術〕の項で(1)〜(5)に説明し
たような種々の使い方ができる。その場合、固状のもの
に限らず、本発明の歯科用樹脂は、用途に応じて、他の
歯科用樹脂例えばメチルメタクリレート(MMA)やUDMA
と混合して使用することができる。
れにより硬化することが特徴である。従って、本発明の
樹脂は、〔従来の技術〕の項で(1)〜(5)に説明し
たような種々の使い方ができる。その場合、固状のもの
に限らず、本発明の歯科用樹脂は、用途に応じて、他の
歯科用樹脂例えばメチルメタクリレート(MMA)やUDMA
と混合して使用することができる。
本発明の樹脂又は他の樹脂(モノマー)との混合物を
重合硬化させる場合、さらに場合により有機又は無機の
フィラー例えばシリカ粉末、ガラス粉末、PMMA(ポリメ
チルメタクリレート)パール、架橋PMMA粉末、石英粉
末、ファインセラミックス粉末などを混合してもよい。
フィラーは、種類及び量により重合物の硬度や耐摩耗性
を上げたり、重合物の吸水率を低下させたりすることが
できる。
重合硬化させる場合、さらに場合により有機又は無機の
フィラー例えばシリカ粉末、ガラス粉末、PMMA(ポリメ
チルメタクリレート)パール、架橋PMMA粉末、石英粉
末、ファインセラミックス粉末などを混合してもよい。
フィラーは、種類及び量により重合物の硬度や耐摩耗性
を上げたり、重合物の吸水率を低下させたりすることが
できる。
本発明の樹脂又は他の樹脂(モノマー)との混合
物或いはそれらの樹脂に有機又は無機のフィラーを混
合したものを重合させて得られる重合物を慣用的な方法
で粉砕してフィラーとなし、これを本発明の樹脂又は他
の樹脂又は両者の混合物を歯科治療に使用してもよい。
物或いはそれらの樹脂に有機又は無機のフィラーを混
合したものを重合させて得られる重合物を慣用的な方法
で粉砕してフィラーとなし、これを本発明の樹脂又は他
の樹脂又は両者の混合物を歯科治療に使用してもよい。
使用態様によっては、本発明の樹脂又は他の樹脂(モ
ノマー)との混合物を室温で重合させる必要があり、そ
のため重合開始剤ないし重合促進剤としてトリ−n−ブ
チルボラン過酸化物、過酸化物−3級アミン系のレドッ
クス触媒などが使用される。
ノマー)との混合物を室温で重合させる必要があり、そ
のため重合開始剤ないし重合促進剤としてトリ−n−ブ
チルボラン過酸化物、過酸化物−3級アミン系のレドッ
クス触媒などが使用される。
重合は室温で開始されるので、使用に際して直前に混
合され、混合物は、歯の内部又は表面でその場で重合す
る。
合され、混合物は、歯の内部又は表面でその場で重合す
る。
これでは忙しくて作業性が悪いので、紫外線や最近で
は可視光線を照射して重合を行なうことも行われてお
り、この場合には、光で分解するタイプの重合開始剤例
えばd,1−カンファキノン、α−ジケトンなどが使用さ
れる。この場合には、本発明の樹脂を含む調合物を歯の
内部に充填し、あるいは歯の表面に盛りつけた後、光を
照射して重合硬化を(固化)させる。
は可視光線を照射して重合を行なうことも行われてお
り、この場合には、光で分解するタイプの重合開始剤例
えばd,1−カンファキノン、α−ジケトンなどが使用さ
れる。この場合には、本発明の樹脂を含む調合物を歯の
内部に充填し、あるいは歯の表面に盛りつけた後、光を
照射して重合硬化を(固化)させる。
本発明の樹脂は、重合物が衝撃吸収能に優れているの
で、特に埋植された歯科用インプラントに装着する歯冠
や人工歯、義歯床などに有用である。
で、特に埋植された歯科用インプラントに装着する歯冠
や人工歯、義歯床などに有用である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
発明はこれに限定されるものではない。
〔実施例1……請求項第1項の例〕 (1)アジピン酸とエチレングリコールとを約1:1.2当
量比でエステル反応させて、分子量約1500のポリエステ
ルポリオール(2官能)を合成した。
量比でエステル反応させて、分子量約1500のポリエステ
ルポリオール(2官能)を合成した。
(2)次に前記ポリオール1当量に、イソホロンジイソ
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
(3)前記オリゴマー(2官能)1当量に2当量のβ−
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
この樹脂は、液状で1分子当たり2個のC=C2重結合
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
〔実施例2……請求項第1項の例〕 (1)市販の分子量約1500のポリエチレンプロピレング
リコール(2官能でエチレンプロピレンのモル比は1:
1)を入手した。
リコール(2官能でエチレンプロピレンのモル比は1:
1)を入手した。
(2)次に前記ポリオール1当量に、イソホロンジイソ
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
(3)前記オリゴマー(2官能)1当量に2当量のβ−
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
この樹脂は、液状で1分子当たり2個のC=C2重結合
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
〔実施例3……請求項第2項の例〕 (1)トリメチレングリコールを開始剤として、これに
γ−ブチロラクトンを開環付加重合させて、分子量約10
00のポリエステルポリオール(2官能)を合成した。
γ−ブチロラクトンを開環付加重合させて、分子量約10
00のポリエステルポリオール(2官能)を合成した。
(2)次に前記ポリオール1当量に、イソホロンジイソ
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
(3)前記オリゴマー(2官能)1当量に2当量のβ−
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
この樹脂は、液状で1分子当たり2個のC=C2重結合
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
〔実施例4……請求項第2項の例〕 (1)エチレングリコールを開始剤として、これにプロ
ピレンオキサイドを開環付加重合させて、分子量約800
のポリエーテルポリオール(2官能)を合成した。
ピレンオキサイドを開環付加重合させて、分子量約800
のポリエーテルポリオール(2官能)を合成した。
(2)次に前記ポリオール1当量に、イソホロンジイソ
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
シアネート2当量を反応させることにより末端がイソシ
アネート(−NCO)基のオリゴマー(プレポリマー)を
合成した。
(3)前記オリゴマー(2官能)1当量に2当量のβ−
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
ヒドロキシエチルメタクリレートとウレタン反応を行わ
せて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
この樹脂は、液状で1分子当たり2個のC=C2重結合
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
〔実施例5……請求項第3項の例〕 (1)実施例1の(1)で合成したポリエステルポリオ
ール2当量に、イソホロンジイソシアネート1当量を反
応させることにより末端がヒドロキシル(−OH)基のオ
リゴマー(プレポリマー)を合成した。
ール2当量に、イソホロンジイソシアネート1当量を反
応させることにより末端がヒドロキシル(−OH)基のオ
リゴマー(プレポリマー)を合成した。
(2)前記オリゴマー(2官能)1当量に2当量のβ−
ヒドロキシエチルメタクリレートとエーテル化反応を行
わせて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
ヒドロキシエチルメタクリレートとエーテル化反応を行
わせて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
この樹脂は、液状で1分子当たり2個のC=C2重結合
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
〔実施例6……請求項第3項の例〕 (1)実施例2の(1)で入手したポリエーテルポリオ
ール2当量に、イソホロンジイソシアネート1当量を反
応させることにより末端がヒドロキシル(−OH)基のオ
リゴマー(プレポリマー)を合成した。
ール2当量に、イソホロンジイソシアネート1当量を反
応させることにより末端がヒドロキシル(−OH)基のオ
リゴマー(プレポリマー)を合成した。
(2)前記オリゴマー(2官能)1当量に2当量のβ−
ヒドロキシエチルメタクリレートとエーテル化反応を行
わせて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
ヒドロキシエチルメタクリレートとエーテル化反応を行
わせて、本実施例の歯科用樹脂を合成した。
この樹脂は、液状で1分子当たり2個のC=C2重結合
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
を含んでおり、ビニル重合が可能であった。
〔実施例7……重合物の例〕 実施例1〜6の樹脂を100重量部用意し、これに重合
開始剤としてベンゾイルパーオキサイド1重量部を加え
て均一に混合し、この混合物を120℃で15分間加熱して
重合させた。
開始剤としてベンゾイルパーオキサイド1重量部を加え
て均一に混合し、この混合物を120℃で15分間加熱して
重合させた。
得られた重合物の物性値を下記第1表に示す。
尚、第1表中、比較例は樹脂として市販のUDMAをその
まま使用したものである。
まま使用したものである。
〔実施例8……重合物の例〕 実施例1〜6の樹脂100重量部用意し、これに無機フ
ィラーとしてSiO2微粉末(平均粒子径1〜50μm)を50
重量部、更に重合開始剤としてベンゾイルパーオキサイ
ド1重量部を加えて均一に混合し、この混合物を120℃
で15分間加熱して重合させた。
ィラーとしてSiO2微粉末(平均粒子径1〜50μm)を50
重量部、更に重合開始剤としてベンゾイルパーオキサイ
ド1重量部を加えて均一に混合し、この混合物を120℃
で15分間加熱して重合させた。
得られた重合物の物性値を下記第2表に示す。
尚、第2表中、比較例は樹脂として市販のUDMAをその
まま使用したものである。
まま使用したものである。
〔実施例9……重合物の例〕 実施例7〜8で得られた重合物を粉砕して平均粒子径
10〜50μmのフィラーとなし、このフィラー80重量部を
UDMA100重量部と更に重合開始剤としてベンゾイルパー
オキサイド1重量部を加えて均一に混合し、この混合物
を120℃で15分間加熱して重合させた。
10〜50μmのフィラーとなし、このフィラー80重量部を
UDMA100重量部と更に重合開始剤としてベンゾイルパー
オキサイド1重量部を加えて均一に混合し、この混合物
を120℃で15分間加熱して重合させた。
得られた重合物の物性値を下記第3表に示す。
尚、第3表中、比較例は樹脂として市販のUDMAをその
まま使用したものである。
まま使用したものである。
〔発明の効果〕 以上の通り、本発明の樹脂は、重合すると、曲げ弾性
率の高い、つまり衝撃吸収能に優れた重合物を提供す
る。従って、本発明の樹脂及び重合物は、特に人工歯根
に装着する歯冠、人工歯、義歯床等の主要材料として有
用である。
率の高い、つまり衝撃吸収能に優れた重合物を提供す
る。従って、本発明の樹脂及び重合物は、特に人工歯根
に装着する歯冠、人工歯、義歯床等の主要材料として有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 直井 正俊 埼玉県大宮市吉野町1―406―1 信越ポ リマー株式会社内 (72)発明者 西田 秀樹 東京都中央区日本橋本町4―10―1 三谷 ビル 三谷産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−170348(JP,A) 特開 昭63−150207(JP,A) 特開 昭61−95019(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】下記一般式I: で表される重合可能なウレタン系歯科用樹脂。 但し、式中、 R1及びR2は、同一でも異なっていてもよいが、 CH2=CHOO−基又は CH2=C(CH3)COO−基を表わし、 R3及びR4は、同一でも異なっていてもよいが、 H又はR3を表わし、 X1及びX2は、同一でも異なっていてもよいが、 ポリイソシアネート残基を表わし、 Yは、ポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオ
ールの残基を表わす。 - 【請求項2】請求項第1項記載の重合可能なウレタン系
歯科用樹脂において、 前記Yが、一般式:Y3−R9−Y4からなることを特徴とす
る樹脂。 但し、式中、 R9は、ポリメチレン鎖であり、 Y3及びY4は、同一でも異なっていてもよいが、 ポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオールの
残基を表わす。 - 【請求項3】下記一般式II: で表される重合可能なウレタン系歯科用樹脂。 但し、式中、 R5及びR6は、同一でも異なっていてもよいが、 CH2=CHOO−基又は CH2=C(CH3)COO−基を表わし、 R7及びR8は、同一でも異なっていてもよいが、 H又はCH3を表わし、 Xは、ポリイソシアネート残基を表わし、 Y1及びY2は、同一でも異なっていてもよいが、 ポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオールの
残基を表わす。 - 【請求項4】請求項第1〜3項記載の歯科用樹脂を重合
してなる歯科用重合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1045163A JPH085768B2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | ウレタン系歯科用樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1045163A JPH085768B2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | ウレタン系歯科用樹脂 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02225407A JPH02225407A (ja) | 1990-09-07 |
| JPH085768B2 true JPH085768B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=12711596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1045163A Expired - Lifetime JPH085768B2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | ウレタン系歯科用樹脂 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085768B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| MY144221A (en) * | 2004-03-03 | 2011-08-15 | Polynovo Biomaterials Pty Ltd | Biocompatible polymer compositions for dual or multistaged curing. |
| EP1801140A1 (en) * | 2005-12-22 | 2007-06-27 | Mnemoscience GmbH | Macro-diacrylate |
| WO2025192235A1 (ja) * | 2024-03-14 | 2025-09-18 | 三井化学株式会社 | (メタ)アクリレート化合物、モノマー組成物、硬化性組成物、歯科材料、及び(メタ)アクリレート化合物の製造方法 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1045163A patent/JPH085768B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02225407A (ja) | 1990-09-07 |
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