JPH0858085A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
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- JPH0858085A JPH0858085A JP21818294A JP21818294A JPH0858085A JP H0858085 A JPH0858085 A JP H0858085A JP 21818294 A JP21818294 A JP 21818294A JP 21818294 A JP21818294 A JP 21818294A JP H0858085 A JPH0858085 A JP H0858085A
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- JP
- Japan
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- ink
- pressurizing chamber
- reservoir
- recording head
- ink pressurizing
- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクの供給を円滑にすると共に、インク吐
出時のインクの逆流を防止して吐出量を増加させる。 【構成】 インク溜7と、インク溜7に連通するインク
加圧室5と、インク加圧室5に連通するインクノズル2
と、インク加圧室5に対向して配置された振動板9と、
振動板9を介してインク加圧室5に対向する位置に配置
された圧電素子12とを備え、圧電素子12への通電に
より振動板9を変形させ、インク加圧室5内のインク圧
力を上昇させてインクノズルからインクを吐出させるイ
ンクジェット記録ヘッドに関する。インク溜7とインク
加圧室5との間の流路にインクの通過が可能な堰11を
設け、振動板9の変形時には堰11部分の流路の断面積
を小さくしてインク加圧室5からインク溜7に向かう流
体抵抗を大きくする。
出時のインクの逆流を防止して吐出量を増加させる。 【構成】 インク溜7と、インク溜7に連通するインク
加圧室5と、インク加圧室5に連通するインクノズル2
と、インク加圧室5に対向して配置された振動板9と、
振動板9を介してインク加圧室5に対向する位置に配置
された圧電素子12とを備え、圧電素子12への通電に
より振動板9を変形させ、インク加圧室5内のインク圧
力を上昇させてインクノズルからインクを吐出させるイ
ンクジェット記録ヘッドに関する。インク溜7とインク
加圧室5との間の流路にインクの通過が可能な堰11を
設け、振動板9の変形時には堰11部分の流路の断面積
を小さくしてインク加圧室5からインク溜7に向かう流
体抵抗を大きくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに使用される記録ヘッドに関し、詳しくはインク流路
の構造を改良したインクジェット記録ヘッドに関する。
タに使用される記録ヘッドに関し、詳しくはインク流路
の構造を改良したインクジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微細なノズル孔よりインクを吐出
させて紙などの記録媒体上にインクを付着させて記録を
行なう方法は、インクジェット記録方式として知られて
いる。そして、その原理の一つとしてオン・デマンド型
インクジェット記録ヘッドがある。
させて紙などの記録媒体上にインクを付着させて記録を
行なう方法は、インクジェット記録方式として知られて
いる。そして、その原理の一つとしてオン・デマンド型
インクジェット記録ヘッドがある。
【0003】この方式のインクジェット記録ヘッドは、
一般的には図11、図12に示すように構成されてい
る。すなわち、ガラス板、金属板、Siウェハ等にエッ
チングや機械加工などにより複数のインクノズル2、こ
れに連通する噴射流路3、インク加圧室5、インク供給
路6、インク溜7及びフィルター流路8を形成した基板
1と、振動板9とを積層、一体化した後、インク加圧室
5に対向する位置に電気・機械変換素子としての圧電素
子10が接着された構造になっている。なお、上記記録
ヘッドは、ノズル端面4からインクを吐出させるタイプ
であるため、エッジシュート形インクジェット記録ヘッ
ドと呼ばれている。
一般的には図11、図12に示すように構成されてい
る。すなわち、ガラス板、金属板、Siウェハ等にエッ
チングや機械加工などにより複数のインクノズル2、こ
れに連通する噴射流路3、インク加圧室5、インク供給
路6、インク溜7及びフィルター流路8を形成した基板
1と、振動板9とを積層、一体化した後、インク加圧室
5に対向する位置に電気・機械変換素子としての圧電素
子10が接着された構造になっている。なお、上記記録
ヘッドは、ノズル端面4からインクを吐出させるタイプ
であるため、エッジシュート形インクジェット記録ヘッ
ドと呼ばれている。
【0004】このような構造において、圧電素子10に
電気信号を印加すると、振動板9がインク加圧室5の内
側に変形してインク加圧室5の容積を急激に減少させ、
その際に発生した圧力により容積分に相当するインクが
インクノズル2から吐出される。そして、このインクが
インク滴となり、記録紙に点着して印字が行なわれる。
ここで、インク溜7からインク供給路6を経てインク加
圧室5に至るインク流路の流体抵抗について考察する
と、インク溜7からインク加圧室5方向への抵抗を小さ
くしてインクの供給を容易にし、インク吐出時には、逆
にインク加圧室5からインク溜7方向への抵抗を大きく
してインクノズル2からの吐出量を多くしてやる必要が
ある。
電気信号を印加すると、振動板9がインク加圧室5の内
側に変形してインク加圧室5の容積を急激に減少させ、
その際に発生した圧力により容積分に相当するインクが
インクノズル2から吐出される。そして、このインクが
インク滴となり、記録紙に点着して印字が行なわれる。
ここで、インク溜7からインク供給路6を経てインク加
圧室5に至るインク流路の流体抵抗について考察する
と、インク溜7からインク加圧室5方向への抵抗を小さ
くしてインクの供給を容易にし、インク吐出時には、逆
にインク加圧室5からインク溜7方向への抵抗を大きく
してインクノズル2からの吐出量を多くしてやる必要が
ある。
【0005】フィルター流路8は、このためにインク供
給路6に設けられている。このフィルター流路8は、イ
ンク溜7からインク加圧室5へのインクの流速が、イン
ク吐出時の逆方向のインクの流速よりも小さいことを利
用した絞り機構である。すなわち、フィルター流路8の
絞り部の流体抵抗はインクの流速に関係し、同じ絞り断
面積であっても流速が速いと流体抵抗が増加し、流速が
遅いと流体抵抗が減少することを利用している。つま
り、フィルター流路8の断面積をインクノズル2の断面
積に応じて最適に選ぶことにより、フィルター流路8に
前述した流体ダイオード作用を行わせている。
給路6に設けられている。このフィルター流路8は、イ
ンク溜7からインク加圧室5へのインクの流速が、イン
ク吐出時の逆方向のインクの流速よりも小さいことを利
用した絞り機構である。すなわち、フィルター流路8の
絞り部の流体抵抗はインクの流速に関係し、同じ絞り断
面積であっても流速が速いと流体抵抗が増加し、流速が
遅いと流体抵抗が減少することを利用している。つま
り、フィルター流路8の断面積をインクノズル2の断面
積に応じて最適に選ぶことにより、フィルター流路8に
前述した流体ダイオード作用を行わせている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のイン
クジェット記録ヘッドでは、フィルター流路8の断面積
が一定である。従って、仮りにフィルター流路8の断面
積の設定を誤ると、そのダイオード作用は有効に働か
ず、インク吐出時にインク加圧室5からインク溜7への
逆流が多くなったり、インク供給時にインク溜7からイ
ンク加圧室5へのインクの供給が妨げられたりして、イ
ンクノズル2からのインク吐出量が激減するという問題
が発生する。
クジェット記録ヘッドでは、フィルター流路8の断面積
が一定である。従って、仮りにフィルター流路8の断面
積の設定を誤ると、そのダイオード作用は有効に働か
ず、インク吐出時にインク加圧室5からインク溜7への
逆流が多くなったり、インク供給時にインク溜7からイ
ンク加圧室5へのインクの供給が妨げられたりして、イ
ンクノズル2からのインク吐出量が激減するという問題
が発生する。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、インク溜からイ
ンク加圧室方向へのインクの供給を容易にし、インク吐
出時におけるインク加圧室からインク溜方向へのインク
の逆流をできるだけ少なくしてインク吐出量を増加させ
るようにしたインクジェット記録ヘッドを提供すること
にある。
れたもので、その目的とするところは、インク溜からイ
ンク加圧室方向へのインクの供給を容易にし、インク吐
出時におけるインク加圧室からインク溜方向へのインク
の逆流をできるだけ少なくしてインク吐出量を増加させ
るようにしたインクジェット記録ヘッドを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の第1発明は、インク溜と、このイン
ク溜に連通するインク加圧室と、このインク加圧室に連
通するインクノズルと、インク加圧室に対向して配置さ
れた振動板と、この振動板を介してインク加圧室に対向
する位置に配置された電気・機械変換素子とを備え、こ
の電気・機械変換素子への通電により振動板を変形さ
せ、インク加圧室内のインク圧力を上昇させてインクノ
ズルからインクを吐出させるインクジェット記録ヘッド
において、インク溜とインク加圧室との間の流路にイン
クの通過が可能な堰を設け、振動板の変形時には堰部分
の流路の断面積を小さくしてインク加圧室からインク溜
に向かう流体抵抗を大きくするものである。
め、請求項1記載の第1発明は、インク溜と、このイン
ク溜に連通するインク加圧室と、このインク加圧室に連
通するインクノズルと、インク加圧室に対向して配置さ
れた振動板と、この振動板を介してインク加圧室に対向
する位置に配置された電気・機械変換素子とを備え、こ
の電気・機械変換素子への通電により振動板を変形さ
せ、インク加圧室内のインク圧力を上昇させてインクノ
ズルからインクを吐出させるインクジェット記録ヘッド
において、インク溜とインク加圧室との間の流路にイン
クの通過が可能な堰を設け、振動板の変形時には堰部分
の流路の断面積を小さくしてインク加圧室からインク溜
に向かう流体抵抗を大きくするものである。
【0009】なお、第1発明における電気・機械変換素
子としては、請求項2記載のように、複数のインク加圧
室に対向する複数の櫛歯部分とこれらの櫛歯部分を連結
する共通部分とからなる櫛状のユニモルフ圧電素子また
はバイモルフ圧電素子を使用することが好ましい。
子としては、請求項2記載のように、複数のインク加圧
室に対向する複数の櫛歯部分とこれらの櫛歯部分を連結
する共通部分とからなる櫛状のユニモルフ圧電素子また
はバイモルフ圧電素子を使用することが好ましい。
【0010】請求項3記載の第2発明は、第1発明にか
かるインクジェット記録ヘッドにおいて、インク溜の内
部にインク加圧室を形成し、インク溜からインク加圧室
に至る流路にほぼリング状の堰を設けたものである。
かるインクジェット記録ヘッドにおいて、インク溜の内
部にインク加圧室を形成し、インク溜からインク加圧室
に至る流路にほぼリング状の堰を設けたものである。
【0011】また、請求項4記載の第3発明は、第2発
明にかかるインクジェット記録ヘッドにおいて、ほぼリ
ング状の堰に、インク溜とインク加圧室とに連通するス
リットを設けたものである。
明にかかるインクジェット記録ヘッドにおいて、ほぼリ
ング状の堰に、インク溜とインク加圧室とに連通するス
リットを設けたものである。
【0012】
【作用】第1、第2または第3発明において、電気・機
械変換素子に通電されていない状態では、堰部分の流路
の段面積が相対的に大きいため、インク溜からインク加
圧室方向への流体抵抗は小さく、インクはインク加圧室
に円滑に供給される。電気・機械変換素子に通電される
と、振動板がインク加圧室側に変形して堰部分の流路の
段面積が相対的に小さくなり、インク加圧室からインク
溜方向への流体抵抗が大きくなる。このため、インク吐
出時にインク加圧室からインク溜へのインクの逆流が防
止され、その結果、インクノズルからの吐出量を増加さ
せることができる。
械変換素子に通電されていない状態では、堰部分の流路
の段面積が相対的に大きいため、インク溜からインク加
圧室方向への流体抵抗は小さく、インクはインク加圧室
に円滑に供給される。電気・機械変換素子に通電される
と、振動板がインク加圧室側に変形して堰部分の流路の
段面積が相対的に小さくなり、インク加圧室からインク
溜方向への流体抵抗が大きくなる。このため、インク吐
出時にインク加圧室からインク溜へのインクの逆流が防
止され、その結果、インクノズルからの吐出量を増加さ
せることができる。
【0013】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。まず、図1は第1発明の第1実施例の主要部の平面
図、図2は図1の中央縦断面図であり、図11、図12
の従来技術と同一機能を有する部分には同一番号を付し
てある。従来技術と異なるのは、インク溜7とインク加
圧室5との間に、流路の断面積を狭めるように配置され
た堰11が設けられている点であり、この堰11の高さ
は、インク加圧室5及びインク溜7の底面と振動板9の
内面(下面)との間の距離よりも若干低くなっている。
る。まず、図1は第1発明の第1実施例の主要部の平面
図、図2は図1の中央縦断面図であり、図11、図12
の従来技術と同一機能を有する部分には同一番号を付し
てある。従来技術と異なるのは、インク溜7とインク加
圧室5との間に、流路の断面積を狭めるように配置され
た堰11が設けられている点であり、この堰11の高さ
は、インク加圧室5及びインク溜7の底面と振動板9の
内面(下面)との間の距離よりも若干低くなっている。
【0014】なお、この実施例の圧電素子は、いわゆる
ユニモルフ圧電素子12と呼ばれているもので、図1で
は流路形状を分かりやすくするために破線で描いてあ
る。その具体的な構造としては、単一の板状の圧電素子
が、複数のインク加圧室5に対向する複数の櫛歯部分1
2aとこれらの櫛歯部分12aを連結する共通部分とに
よって櫛状に形成されており、上記共通部分は流路の下
流側に配置されている。
ユニモルフ圧電素子12と呼ばれているもので、図1で
は流路形状を分かりやすくするために破線で描いてあ
る。その具体的な構造としては、単一の板状の圧電素子
が、複数のインク加圧室5に対向する複数の櫛歯部分1
2aとこれらの櫛歯部分12aを連結する共通部分とに
よって櫛状に形成されており、上記共通部分は流路の下
流側に配置されている。
【0015】この実施例の動作を、図3を参照しつつ以
下に説明する。いま、圧電素子12に所定の電圧を加え
ると、圧電素子12の櫛歯部分12aが長手方向に収縮
し、一方、振動板9は元の長さを維持しようとするた
め、圧電素子12と振動板9との間にバイメタル効果が
働く。更に、圧電素子12は櫛歯構造をしており、それ
ぞれの櫛歯部分12aは片持ち構造になっているため、
電圧印加時には圧電素子12と振動板9とが図3のよう
に変形する。
下に説明する。いま、圧電素子12に所定の電圧を加え
ると、圧電素子12の櫛歯部分12aが長手方向に収縮
し、一方、振動板9は元の長さを維持しようとするた
め、圧電素子12と振動板9との間にバイメタル効果が
働く。更に、圧電素子12は櫛歯構造をしており、それ
ぞれの櫛歯部分12aは片持ち構造になっているため、
電圧印加時には圧電素子12と振動板9とが図3のよう
に変形する。
【0016】すなわち、圧電素子12に電圧が印加され
ていない状態でインク溜7からインク加圧室5にインク
が供給される図2の場合には、堰11と振動板9とによ
り形成される流路の断面積は広い。しかるに、圧電素子
12に電圧が印加されてインクが吐出される図3の場合
には、圧電素子12がインク加圧室5の圧力を上昇させ
ると共に、上記流路の断面積を狭めるかまたはゼロにす
るため、インク溜7方向へのインクの逆流が防止され
る。その結果、インク溜7からインクノズル2までのイ
ンクの流れが速やかに行なわれるようになり、インク吐
出量が増加することとなる。
ていない状態でインク溜7からインク加圧室5にインク
が供給される図2の場合には、堰11と振動板9とによ
り形成される流路の断面積は広い。しかるに、圧電素子
12に電圧が印加されてインクが吐出される図3の場合
には、圧電素子12がインク加圧室5の圧力を上昇させ
ると共に、上記流路の断面積を狭めるかまたはゼロにす
るため、インク溜7方向へのインクの逆流が防止され
る。その結果、インク溜7からインクノズル2までのイ
ンクの流れが速やかに行なわれるようになり、インク吐
出量が増加することとなる。
【0017】次に、図4は第1発明の第2実施例を示し
ている。この実施例では、圧電素子を、電圧を印加した
時に長手方向に伸びる膨張板14と、電圧印加時に長手
方向に収縮する収縮板15とを張り合わせたバイモルフ
圧電素子13により構成している。なお、13aは櫛歯
部分である。このようなバイモルフ圧電素子13を使用
すれば圧電素子ひいては振動板9の変形量をより大きく
することが可能になり、インク加圧室5内の圧力を一層
高めてインク吐出量を更に増加させることができる。
ている。この実施例では、圧電素子を、電圧を印加した
時に長手方向に伸びる膨張板14と、電圧印加時に長手
方向に収縮する収縮板15とを張り合わせたバイモルフ
圧電素子13により構成している。なお、13aは櫛歯
部分である。このようなバイモルフ圧電素子13を使用
すれば圧電素子ひいては振動板9の変形量をより大きく
することが可能になり、インク加圧室5内の圧力を一層
高めてインク吐出量を更に増加させることができる。
【0018】また、図5は第1発明の第3実施例を示し
ている。この実施例は、これまで説明してきたエッジシ
ュート形インクジェット記録ヘッドではなく、インク加
圧室5から基板1をその厚さ方向に貫通する噴射流路3
を通り、ノズル板16に形成されたインクノズル2から
インクを吐出される、いわゆるサイドシュート形インク
ジェット記録ヘッドに第1発明を適用したものである。
なお、この第3実施例において、第2実施例のようにバ
イモルフ圧電素子13を使用しても良いのはいうまでも
ない。
ている。この実施例は、これまで説明してきたエッジシ
ュート形インクジェット記録ヘッドではなく、インク加
圧室5から基板1をその厚さ方向に貫通する噴射流路3
を通り、ノズル板16に形成されたインクノズル2から
インクを吐出される、いわゆるサイドシュート形インク
ジェット記録ヘッドに第1発明を適用したものである。
なお、この第3実施例において、第2実施例のようにバ
イモルフ圧電素子13を使用しても良いのはいうまでも
ない。
【0019】図6は第2発明の一実施例の主要部の平面
図を示しており、ここでは圧電素子及び振動板の図示を
省略してある。図7はこの実施例における1個のインク
流路の断面図であり、これらの図において、第1発明の
各実施例と同一の機能を有する部分には同一番号が付し
てある。なお、この第2発明及び後述の第3発明の各実
施例は、何れも第1発明の実施例でもあり得る。
図を示しており、ここでは圧電素子及び振動板の図示を
省略してある。図7はこの実施例における1個のインク
流路の断面図であり、これらの図において、第1発明の
各実施例と同一の機能を有する部分には同一番号が付し
てある。なお、この第2発明及び後述の第3発明の各実
施例は、何れも第1発明の実施例でもあり得る。
【0020】図6、図7の実施例は、インクノズル2が
ノズル板16に形成されてなるサイドシュート形インク
ジェット記録ヘッドであり、図6、図7に示すように、
インク加圧室5は基板1を貫通して丸孔状に形成されて
いる。また、インク溜7とインク加圧室5との間にはリ
ング状の堰11が形成されている。言い換えれば、基板
1と振動板9との間に形成されたインク溜7の内部にイ
ンク加圧室5が形成され、その上部周囲にリング状の堰
11が形成されている。この堰11の高さは、インク溜
7の底面と振動板9の内面(下面)との間の距離よりも
若干低くなっている。
ノズル板16に形成されてなるサイドシュート形インク
ジェット記録ヘッドであり、図6、図7に示すように、
インク加圧室5は基板1を貫通して丸孔状に形成されて
いる。また、インク溜7とインク加圧室5との間にはリ
ング状の堰11が形成されている。言い換えれば、基板
1と振動板9との間に形成されたインク溜7の内部にイ
ンク加圧室5が形成され、その上部周囲にリング状の堰
11が形成されている。この堰11の高さは、インク溜
7の底面と振動板9の内面(下面)との間の距離よりも
若干低くなっている。
【0021】なお、図7において、圧電素子は積層形圧
電素子17として示されているが、これは電気信号を機
械信号に変換する任意のアクチュエータであればよく、
要は各種の電気・機械変換素子であれば良い。
電素子17として示されているが、これは電気信号を機
械信号に変換する任意のアクチュエータであればよく、
要は各種の電気・機械変換素子であれば良い。
【0022】このような構成において、インク吐出時に
圧電素子17に電圧を印加すれば、圧電素子17がイン
ク加圧室5方向に振動板9を変形させるため、図8の状
態になる。すなわち、図7の状態でインク溜7からイン
ク加圧室5へインクを供給していた場合に比べ、振動板
9の作用により堰11部分の流路断面積が小さくなるか
ゼロになるため、インク溜7方向へのインクの逆流が防
止され、インクはインクノズル2から速やかに吐出して
その吐出量が増加する。
圧電素子17に電圧を印加すれば、圧電素子17がイン
ク加圧室5方向に振動板9を変形させるため、図8の状
態になる。すなわち、図7の状態でインク溜7からイン
ク加圧室5へインクを供給していた場合に比べ、振動板
9の作用により堰11部分の流路断面積が小さくなるか
ゼロになるため、インク溜7方向へのインクの逆流が防
止され、インクはインクノズル2から速やかに吐出して
その吐出量が増加する。
【0023】次に、図9、図10は第3発明の一実施例
を示している。この実施例では、インク溜7とインク加
圧室5との間のリング状の堰11に、ほぼ180°隔て
て一対のスリット18が各々設けられている。このスリ
ット18の数はそれぞれ2個に限られるものではなく、
任意の数でよい。また、図9、図10は第3発明を図6
ないし図8に示した第2発明の実施例に適用したもので
あるが、インク溜及びインク加圧室に連通するスリット
を堰に設けることを要旨とする第3発明は、図1ないし
図5の第1発明の各実施例にも適用できることは言うま
でもない。
を示している。この実施例では、インク溜7とインク加
圧室5との間のリング状の堰11に、ほぼ180°隔て
て一対のスリット18が各々設けられている。このスリ
ット18の数はそれぞれ2個に限られるものではなく、
任意の数でよい。また、図9、図10は第3発明を図6
ないし図8に示した第2発明の実施例に適用したもので
あるが、インク溜及びインク加圧室に連通するスリット
を堰に設けることを要旨とする第3発明は、図1ないし
図5の第1発明の各実施例にも適用できることは言うま
でもない。
【0024】図9、図10の実施例において、堰11に
スリット18を設けたことにより、従来技術のように流
速によって流体抵抗が変化するという流体ダイオード作
用を堰11に持たせることができる。すなわち、図6な
いし図8の実施例に関して説明したごとく、変形する振
動板9と堰11とによる流路断面積の可変効果と、上記
流体ダイオード作用を併せ持たせ、スリット18の幅や
深さ、数を最適に調整することにより、インクノズル2
からのインク吐出量を一層増大させることができる。
スリット18を設けたことにより、従来技術のように流
速によって流体抵抗が変化するという流体ダイオード作
用を堰11に持たせることができる。すなわち、図6な
いし図8の実施例に関して説明したごとく、変形する振
動板9と堰11とによる流路断面積の可変効果と、上記
流体ダイオード作用を併せ持たせ、スリット18の幅や
深さ、数を最適に調整することにより、インクノズル2
からのインク吐出量を一層増大させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、第1、第2または第3の
発明によれば、電気・機械変換素子に通電されていない
状態では、堰部分の流路の段面積が相対的に大きいた
め、インク溜からインク加圧室方向への流体抵抗は小さ
い。従って、インクをインク溜からインク加圧室へ円滑
に供給することができる。また、電気・機械変換素子へ
の通電により、振動板がインク加圧室側に変形して堰部
分の流路の段面積が相対的に小さくなり、インク加圧室
からインク溜方向への流体抵抗が大きくなる。このた
め、インク吐出時にインク加圧室からインク溜へのイン
クの逆流が防止され、その結果、インクノズルからの吐
出量を増加させることができる。
発明によれば、電気・機械変換素子に通電されていない
状態では、堰部分の流路の段面積が相対的に大きいた
め、インク溜からインク加圧室方向への流体抵抗は小さ
い。従って、インクをインク溜からインク加圧室へ円滑
に供給することができる。また、電気・機械変換素子へ
の通電により、振動板がインク加圧室側に変形して堰部
分の流路の段面積が相対的に小さくなり、インク加圧室
からインク溜方向への流体抵抗が大きくなる。このた
め、インク吐出時にインク加圧室からインク溜へのイン
クの逆流が防止され、その結果、インクノズルからの吐
出量を増加させることができる。
【0026】第2の発明では、インク溜の内部にインク
加圧室が形成されたサイドシュート形のインクジェット
記録ヘッドにおいても、第1の発明と同様にインクの逆
流を防止してインク吐出量を増加させることができる。
更に、第3の発明では、堰に流体ダイオード作用を併せ
持たせることで、インクの円滑な供給及び逆流防止を一
層効果的に行わせることができる。
加圧室が形成されたサイドシュート形のインクジェット
記録ヘッドにおいても、第1の発明と同様にインクの逆
流を防止してインク吐出量を増加させることができる。
更に、第3の発明では、堰に流体ダイオード作用を併せ
持たせることで、インクの円滑な供給及び逆流防止を一
層効果的に行わせることができる。
【図1】第1発明の第1実施例の主要部を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】図1の中央縦断面図である。
【図3】図1の中央縦断面図である。
【図4】第1発明の第2実施例を示す中央縦断面図であ
る。
る。
【図5】第1発明の第3実施例を示す中央縦断面図であ
る。
る。
【図6】第2発明の一実施例の主要部を示す平面図であ
る。
る。
【図7】図6の主要部の断面図である。
【図8】図6の主要部の断面図である。
【図9】第3発明の一実施例の主要部を示す平面図であ
る。
る。
【図10】図9の主要部の断面図である。
【図11】従来のインクジェット記録ヘッドの主要部の
平面図である。
平面図である。
【図12】図11の中央縦断面図である。
1 基板 2 インクノズル 3 噴射流路 4 ノズル端面 5 インク加圧室 7 インク溜 9 振動板 11 堰 12 ユニモルフ圧電素子 12a,13a 櫛歯部分 13 バイモルフ圧電素子 14 膨張板 15 収縮板 16 ノズル板 17 積層形圧電素子 18 スリット
Claims (4)
- 【請求項1】 インク溜と、このインク溜に連通するイ
ンク加圧室と、このインク加圧室に連通するインクノズ
ルと、インク加圧室に対向して配置された振動板と、こ
の振動板を介してインク加圧室に対向する位置に配置さ
れた電気・機械変換素子とを備え、この電気・機械変換
素子への通電により振動板を変形させ、インク加圧室内
のインク圧力を上昇させてインクノズルからインクを吐
出させるインクジェット記録ヘッドにおいて、 インク溜とインク加圧室との間の流路にインクの通過が
可能な堰を設け、振動板の変形時には堰部分の流路の断
面積を小さくしてインク加圧室からインク溜に向かう流
体抵抗を大きくすることを特徴とするインクジェット記
録ヘッド。 - 【請求項2】 電気・機械変換素子が、複数のインク加
圧室に対向する複数の櫛歯部分とこれらの櫛歯部分を連
結する共通部分とからなる櫛状のユニモルフ圧電素子ま
たはバイモルフ圧電素子である請求項1記載のインクジ
ェット記録ヘッド。 - 【請求項3】 請求項1記載のインクジェット記録ヘッ
ドにおいて、 インク溜の内部にインク加圧室を形成し、インク溜から
インク加圧室に至る流路にほぼリング状の堰を設けたこ
とを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項4】 請求項3記載のインクジェット記録ヘッ
ドにおいて、 堰に、インク溜とインク加圧室とに連通するスリットを
設けたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21818294A JPH0858085A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | インクジェット記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21818294A JPH0858085A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | インクジェット記録ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858085A true JPH0858085A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16715905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21818294A Withdrawn JPH0858085A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0858085A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0838339A3 (en) * | 1996-10-24 | 1998-12-02 | Hewlett-Packard Company | Printing device and method |
| US5988802A (en) * | 1996-08-30 | 1999-11-23 | Hewlett-Packard Company | Off-axis ink supply with pressurized ink tube for preventing air ingestion |
| US7524039B2 (en) | 2005-05-18 | 2009-04-28 | Fujifilm Corp. | Liquid ejection head and image forming apparatus |
| US20110169897A1 (en) * | 2010-01-09 | 2011-07-14 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus |
| JP2013067026A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Toshiba Tec Corp | インクジェットへッド |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP21818294A patent/JPH0858085A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5988802A (en) * | 1996-08-30 | 1999-11-23 | Hewlett-Packard Company | Off-axis ink supply with pressurized ink tube for preventing air ingestion |
| USRE37874E1 (en) * | 1996-08-30 | 2002-10-15 | Hewlett-Packard Company | Off-axis ink with supply with pressurized ink tube for preventing air ingestion |
| EP0838339A3 (en) * | 1996-10-24 | 1998-12-02 | Hewlett-Packard Company | Printing device and method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |