JPH0858406A - プロペラシャフトの支持構造 - Google Patents

プロペラシャフトの支持構造

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JPH0858406A
JPH0858406A JP21792694A JP21792694A JPH0858406A JP H0858406 A JPH0858406 A JP H0858406A JP 21792694 A JP21792694 A JP 21792694A JP 21792694 A JP21792694 A JP 21792694A JP H0858406 A JPH0858406 A JP H0858406A
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JP
Japan
Prior art keywords
propeller shaft
vehicle body
bracket
support structure
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP21792694A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mochizuki
啓史 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両衝突時にプロペラシャフトを突張らせる
ことなく車体から離脱させる支持構造を提供する。 【構成】 車体の前後方向に沿って配置したプロペラシ
ャフト11の中間部が、車体に対しブラケット13を介
して回転自在に支持され、かつそのブラケット13とプ
ロペラシャフト11との間に、プロペラシャフト11の
所定寸法以上の車体後方への移動によって相互に当接し
てブラケット13によるプロペラシャフト11の支持を
解除する脱落機構が設けられたプロペラシャフト11の
支持構造において、プロペラシャフト11のうちブラケ
ット13よりも車体後方側に、脱落機構における所定寸
法以上の軸線方向での収縮量を備えた収縮変形部28が
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に使用されてい
るプロペラシャフトの支持構造に関し、特に衝突荷重を
受けた場合に、プロペラシャフトの支持を外して衝撃を
軽減すように構成された支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにFR車(フロントエンジン
・リヤドライブ車)や4WD車(四輪駆動車)において
は、エンジン動力を車体の前後方向に配設したプロペラ
シャフトを介して後輪側のリヤディファレンシャルギヤ
に伝達している。このプロペラシャフトは、大きいトル
クを遠隔の部材に伝達するものであって、いわゆる長尺
ものであるから、高速回転した際の揺れを防止するため
に、その中間部分を車体に支持する必要がある。そこで
従来一般には、軸受を保持しているセンタサポートをプ
ロペラシャフトの全長のほぼ中間位置に相当する位置に
配置し、これをボルトによって車体に固定するととも
に、その軸受でプロペラシャフトを回転自在に支持して
いる。
【0003】ところでプロペラシャフトは、前述のよう
に剛性の高い長尺部材であるから、車両にその前方から
荷重が掛かる衝突が生じた場合には、プロペラシャフト
が突張ってしまい、そのため車体前方からの荷重を車体
全体で受けてしまうことになる。そこで従来、所定以上
の荷重が作用した場合には、センタサポートを車体から
離脱させて車体全体としての衝撃吸収能力を向上させる
ことが行われている。
【0004】その一例が例えば実開平4−46925号
公報に記載されており、これを図2を参照して簡単に説
明すると、プロペラシャフト1の中間部には、ラバーマ
ウント2によって保持した軸受3が嵌合しており、また
そのラバーマウント2はブラケット4の内周部に取り付
けられている。このラバーマウント2は、プロペラシャ
フト1の軸線方向および半径方向の移動を許容した状態
でプロペラシャフト1を支持するためのものであり、例
えば図2に示すように、ゴム製のスリーブを二つ折りし
た二重の環状部材として構成されている。そして、その
内周部には軸受3が取り付けられており、またその外周
部においてブラケット4に固定されている。したがって
ラバーマウント2の一部はプロペラシャフト1の軸線方
向に沿って車体の前方側に突出している。一方、プロペ
ラシャフト1には、そのラバーマウント2の外径以上の
外径ストッパープレート5が取り付けられている。さら
にブラケット4を車体に固定するためのボルト6を挿入
する取付孔7は、切欠き部8によって車体の前方側に開
いた孔として形成されている。
【0005】したがって上記従来の構造において、衝突
荷重がプロペラシャフト1に作用すると、ラバーマウン
ト2の変形によってプロペラシャフト1が車体の後方側
に移動する。それに伴ってストッパープレート5がラバ
ーマウント2に接触し、これを変形させつつ更に移動
し、ついにはストッパープレート5がブラケット4に接
触する。この時点でブラケット4にはプロペラシャフト
1から衝突に伴う荷重が作用し、その結果、前記取付孔
7が前記切欠き部8から開いてボルト6から外れ、プロ
ペラシャフト1が車体から離脱する。その結果、プロペ
ラシャフト1が二つ折り状態となって軸線方向の荷重を
吸収し、いわゆる突張りが回避される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の支
持構造では、車両衝突時に、ストッパープレート5がラ
バーマウント2側に向けて移動を開始した時点から、取
付孔7がボルト6によって破壊されるまでの間、依然と
してプロペラシャフト1は突張った状態にある。言い換
えると、上記従来の支持構造では、プロペラシャフト1
が車体から完全に離脱しきった後に初めてプロペラシャ
フト1の突張りが解消されるのであって、それまでの間
はプロペラシャフト1を介して衝突荷重が車体に伝達さ
れてしまい、衝突初期の大きい荷重が車体全体に加わっ
て衝撃力が大きくなり、あるいは車体の変形で吸収でき
る衝突エネルギーが少なくなるなどの不都合を招くおそ
れが多分にあった。そして従来では、衝突初期のプロペ
ラシャフトの突張りやそれによる影響に関して何等着目
されていなかった。
【0007】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたもので、車両衝突時にプロペラシャフトを突張らせ
ることなく車体から離脱させることのできる支持構造を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、車体の前後方向に沿って配置したプ
ロペラシャフトの中間部が、車体に対しブラケットを介
して回転自在に支持され、かつそのブラケットとプロペ
ラシャフトとの間に、プロペラシャフトの所定寸法以上
の車体後方への移動によって相互に当接してブラケット
によるプロペラシャフトの支持を解除する脱落機構が設
けられたプロペラシャフトの支持構造において、前記プ
ロペラシャフトのうち前記ブラケットよりも車体後方側
に、前記脱落機構における前記所定寸法以上の軸線方向
での収縮量を備えた収縮変形部が形成されていることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明の支持構造においても、プロペラシャ
フトの中間部は、ブラケットを介して回転自在に支持さ
れている。また車両の衝突時には、プロペラシャフトが
その軸線方向に後退し、かつその移動寸法が所定量に達
するとブラケットが車体から脱落する。その場合、プロ
ペラシャフトの後方移動に伴って収縮変形部が軸線方向
に収縮する。またその収縮変形部の収縮量は、プロペラ
シャフトが脱落するまでに移動する寸法以上に設定され
ているので、プロペラシャフトを突張らせことなく車体
から離脱させることができる。
【0010】
【実施例】つぎに、この発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。図1において、ここに示す例は、フロント
側の軸9とこれに連結された中間軸10とを有するプロ
ペラシャフト11のセンターサポート12の例である。
車体(図示せず)に固定されるブラケット13の内周部
には、円筒状をなすスリーブ14が溶接などの手段によ
って固定されており、このスリーブ14の内周側にゴム
などの弾性材料からなるラバーマウント15が保持され
ている。このラバーマウント15は、半径方向および軸
線方向の両方向への弾性的な変位を行ない得るように、
二重の環状に形成されており、その外周部に取り付けた
金属リング16をスリーブ14の内周面に固定すること
によりブラケット13に保持されている。また、ラバー
マウント15の内周部にはベアリングケース17が取り
付けられており、前記中間軸10の外周部に嵌合させた
軸受18がこのベアリングケース17の内周部に嵌合さ
せられて保持されている。
【0011】前記フロント側の軸9と中間軸10とは、
それぞれの端部に形成したフランジ19,20を対向さ
せ、かつそれらのフランジ19,20をボルト21およ
びナット22で締結して連結されている。そして前記ス
リーブ14のうちこれらのフランジ19,20側の端
部、すなわち車両の前方側(図1の左側)の端部には、
ストッパリング23が圧入などの手段によって取り付け
られている。このストッパリング23は、プロペラシャ
フト11が後退した場合にナット22と直接に当接する
部材であって、ある程度の軸線方向の長さを有してお
り、その図1での右側の端部に、ラバーマウント15の
フランジ部を挟んでスリーブ14の段部に当接し、図1
の右方向への移動を阻止した状態に固定されている。ま
たこのストッパリング23の車両前方側の端部は、前記
ラバーマウント15よりもプロペラシャフト11の軸線
方向に突出しており、かつこの端部の外径は、前記フラ
ンジ19,20を締結しているナット22の最外周部を
結んだ円の直径以下に設定されている。すなわちこの実
施例ではこれらのストッパリング23、フランジ19,
20およびナット22が脱落機構を形成している。そし
てこの脱落機構における間隔Aは、通常の走行中でのプ
ロペラシャフト11の前後動では、そのストッパリング
23とナット22もしくはフランジ20を干渉し合わな
い程度の寸法に設定されている。
【0012】前記ブラケット13には、左右方向(車体
の前後方向に対し左右方向)に突出したフランジ24が
一体的に形成されている。そしてこのフランジ24に
は、車体に固定するためのボルト25を挿入する取付孔
26が、切開き部27によって車体の前方側に開いた孔
として形成される。またボルト25の中心軸の位置から
フランジ24の車体前方側の縁部まで間隔Bは、車両衝
突時以外の不意な外力によってボルト25がフランジ2
4から脱落しない程度の寸法に設定されている。なお、
フランジ24に形成された取付孔26の形状は、ここに
示す例に限定されず、切開き部27を設けない楕円形や
円形などの適宜の形状としてもよい。
【0013】またこの実施例では、プロペラシャフトの
中間軸の一部に収縮変形部28が形成されている。この
収縮変形部28は、中間軸10のうち車体前方側に位置
するアウターチューブ29の内周側に、車体後方側に位
置するインナーシャフト30をスプライン嵌合して、そ
のインナーシャフト30側(軸線後方側)にアウターチ
ューブ29をスライド移動させ得る構成となっている。
また、収縮変形部28の軸線方向での全収縮寸法がプロ
ペラシャフト11の車体からの離脱までに必要とする移
動寸法に対して小さいと、衝突時にインナーシャフト3
0の先端部とアウターチューブ29の内壁部とが当接し
て、多少なりともプロペラシャフト11が突張ることに
なる。したがって、収縮変形部28の全収縮許容量L1
(またはL2 )は、間隔Aと間隔Bとの合計よりも大き
く設定されている。
【0014】つぎに、上記のように構成されたこの発明
の作用について説明する。通常の走行中にバンプやリバ
ウンド、あるいは急制動や急発進が生じた場合、プロペ
ラシャフト11はラバーマウント15の弾性的な変形に
より半径方向および軸線方向の動きが許容される。その
場合、前述のように脱落機構を成すナット22とストッ
パリング23の先端部との間に間隙Aが設けられている
から、ナット22がストッパリング23に当接すること
はない。
【0015】そこで、前方の障害物に衝突するなどして
車両の正面側に過大な衝撃を受けると、車体の変形に伴
って駆動装置(図示せず)からプロペラシャフト11に
その軸線方向に沿った荷重が作用する。するとプロペラ
シャフト11は車両後方に向けて移動し始めるととも
に、そのプロペラシャフト11の後退に伴ってナット2
2の端面がストッパリング23に当接する。この状態に
おいてプロペラシャフト11は間隔Aだけ移動するが、
当然、これと並行してアウターチューブ29がインナー
シャフト30側にスライドするので、すなわち収縮変形
部28が全体として収縮するので、プロペラシャフト1
1の突張りは生じない。前記ストッパリング23がナッ
ト22(プロペラシャフト11)に押されることによ
り、衝突荷重がそのストッパリング23からブラケット
13に作用する。その衝突荷重がボルト25による固定
力よりも大きくなると、ボルト25が切開き部27を押
し広げつつブラケット13全体がプロペラシャフト11
と共に車体後方へ変位し始める。そして、ブラケット1
3およびプロペラシャフト11が間隔Bの分だけ移動し
た時点で、車体からブラケット13が外れる。このよう
なフロペラシャフト11の後退に伴って、インナーシャ
フト30側にアウターチューブ29が間隔Bの分だけス
ライドする。すなわち収縮変形部28が全体として収縮
するから、プロペラシャフト11は終始突張らない状態
で車体から離脱する。
【0016】このように上記の支持構造では、プロペラ
シャフト11が支持から解除されるまでに移動する寸法
だけ収縮変形部28が収縮するから、プロペラシャフト
11が車体から脱落するまでにおけるその突張りが解消
される。そのため上記の構造では、従来一般のプロペラ
シャフトの支持構造と比較して、車体に作用する衝突を
より低減してショックを緩和し、あるいは車体全体の変
形による衝突エネルギーの吸収をより効果的に生じさせ
ることができる。
【0017】なお、上記の実施例では、中間軸とそれぞ
れ同軸状に接続するインナーシャフト30とアウターチ
ューブ29とをスプライン嵌合させることにより収縮変
形部28を構成したが、この発明は上記の実施例に限定
されるものではなく、この収縮変形部28は、要は、プ
ロペラシャフト11が車体から離脱し得る後退量以上に
軸線方向に収縮し、かつブラケット13よりも車体後方
側に形成されていればよく、したがって例えばスライド
式等速ジョイントのスライド量で収縮量を確保する構成
としてもよく、あるいはそのスライド式等速ジョイント
と収縮変形部とを組み合わせて収縮距離を確保する構成
としてもよい。またチューブの座屈により荷重を吸収す
る構造であってもよい。
【0018】また、プロペラシャフト11の後退移動に
よりブラケット13に荷重を加える脱落機構は、上記実
施例で示した以外に、ブラケット13の一部と軸線方向
で対向するプレートをプロペラシャフト11に取り付
け、そのプレートをブラケット13に当接させる構成、
あるいはそのプレートとブラケット13に一体の部材を
当接させる構成等、適宜の手段を採用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の支持構造
によれば、プロペラシャフトが車体から脱落し得る後退
寸法以上に、プロペラシャフトの軸線方向に収縮する変
形収縮部をブラケットよりも後方位置に形成したので、
衝突に伴ってプロペラシャフトに軸線方向への荷重が作
用した場合、収縮変形部の変形によってプロペラシャフ
トが収縮し、その後に脱落機構に形成してあるクリアラ
ンスが詰まってブラケットに衝突荷重が加わり、これが
車体から離れる。したがって、衝突初期においてもプロ
ペラシャフトを突っ張らせることなく車体から脱落させ
ることができ、その結果、衝突初期の衝撃力を効果的に
吸収し、ひいては車体全体の変形による衝突エネルギー
の吸収をより効果的に生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】従来のプロペラシャフトの支持構造の一例を示
す模式図である。
【符号の説明】
11 プロペラシャフト 13 ブラケット 28 収縮変形部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向に沿って配置したプロペ
    ラシャフトの中間部が、車体に対しブラケットを介して
    回転自在に支持され、かつそのブラケットとプロペラシ
    ャフトとの間に、プロペラシャフトの所定寸法以上の車
    体後方への移動によって相互に当接してブラケットによ
    るプロペラシャフトの支持を解除する脱落機構が設けら
    れたプロペラシャフトの支持構造において、 前記プロペラシャフトのうち前記ブラケットよりも車体
    後方側に、前記脱落機構における前記所定寸法以上の軸
    線方向での収縮量を備えた収縮変形部が形成されている
    ことを特徴とするプロペラシャフトの支持構造。
JP21792694A 1994-08-19 1994-08-19 プロペラシャフトの支持構造 Pending JPH0858406A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20130008735A1 (en) * 2010-03-30 2013-01-10 Mazda Motor Corporation Powertrain system for motor vehicle and motor vehicle lower structure having the same
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