JPH085919B2 - 唾液―α―アミラーゼ活性阻害モノクローナル抗体およびそれを用いる膵臓―α―アミラーゼの分別定量法 - Google Patents

唾液―α―アミラーゼ活性阻害モノクローナル抗体およびそれを用いる膵臓―α―アミラーゼの分別定量法

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JPH085919B2
JPH085919B2 JP1292687A JP29268789A JPH085919B2 JP H085919 B2 JPH085919 B2 JP H085919B2 JP 1292687 A JP1292687 A JP 1292687A JP 29268789 A JP29268789 A JP 29268789A JP H085919 B2 JPH085919 B2 JP H085919B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、体液中の唾液−α−アミラーゼ活性のみを
阻害するモノクローナル抗体およびそれを用いる膵臓−
α−アミラーゼの分別定量法に関する。
(従来の技術) α−アミラーゼは、澱粉、ポリサッカライド、グリコ
ーゲン等のα−1,4−グリコシド結合をランダムに加水
分解する酵素である。体液中のα−アミラーゼは、様々
な疾患によりその含量が著しく変動するので、診断学上
重要であるが、血中や尿中のα−アミラーゼは、全く異
なった臓器である膵臓と唾液腺に由来するアイソザイム
として存在するため、総α−アミラーゼ活性を測定して
も確定的な診断は困難である。そこでα−アミラーゼの
由来を限定すること、つまり、α−アミラーゼアイソザ
イムの分別定量が必要であり、特に、膵臓α−アミラー
ゼは膵臓疾患のマーカーとしてきわめて重要である。
α−アミラーゼアイソザイムの分画法は従来、電気泳
動法、小麦由来インヒビター法が一般に行われている
が、前者は、操作が煩雑で時間がかかるという欠点を有
し、後者は、小麦インヒビターによるα−アミラーゼア
イソザイムに対する選択性が十分でない上に、その阻害
率がロット、添加量、反応時間により変化するという欠
点を有する。また、膵臓−α−アミラーゼに対するモノ
クローナル抗体を用いたエンザイムイムノアッセイ(EI
A)法による膵臓−α−アミラーゼ測定法が開発された
が、やはり結果を得るまでに長時間を要する。
一方、特開昭58-183098号には、1種類のモノクロー
ナル抗体を用いた免疫阻害法による可溶性澱粉を基質と
して用いる膵臓−α−アミラーゼの測定が実施例として
掲載されている。しかし、ここで用いられているモノク
ローナル抗体を産生するハイブリドーマの入手は困難で
あり、さらに、この抗体を用いた測定試薬も上市されて
いない。また、最近、2種類のモノクローナル抗体を用
いた免疫阻害法によるα−アミラーゼアイソザイム測定
法が開発された(特公昭63-2600号)。これは、唾液酵
素を97%よりも少なく特異的に阻害する第1モノクロー
ナル抗体を、この酵素を10%よりも少なく阻害する第2
モノクローナル抗−唾液−α−アミラーゼ−抗体と組み
合わせて使用することを特徴とする膵臓−α−アミラー
ゼの特異的測定法であり、この方法を利用した測定試薬
が現在市販されている。しかし、この方法の場合、唾液
−α−アミラーゼに対する阻害は97.5%以下である。
(発明が解決しようとする課題) 免疫阻害法によるα−アミラーゼアイソザイム分別定
量は現在、最も優れていると考えられるが、この方法の
場合でも、前記のごとく、唾液−α−アミラーゼに対す
る阻害が97.5%以下であり、唾液−α−アミラーゼの影
響を十分には回避できているとはいえず、残存する2.5
%以上の唾液−α−アミラーゼ活性が診断上しばしば混
乱を引き起こすことになる。
免疫阻害法によるα−アミラーゼアイソザイムの測定
において、用いる抗体が2種類以上のモノクローナル抗
体の組合せである場合、これまではそれらの抗体を唾液
−α−アミラーゼをそのままか、あるいは化学的に修飾
したものを動物に免疫することにより、各々、別個に作
製した部分的に唾液−α−アミラーゼ活性を阻害するモ
ノクローナル抗体のなかから選び出しているため、酵素
活性をほぼ完全に抑えることのできるような抗体の組合
せを捜し出すためには、多くの労力が必要であるうえ、
その組合せは偶然性に依存するものである。
ところで、エム・エム・ベンキランら(M.M.Benkiran
e et al.)、モレキュラー.イムノロジー(Mol.Immuno
l)、1987 24(12)p1309-1315は、ヒト−TSHと抗ヒト
−TSHモノクローナル抗体の免疫複合体を動物に免疫し
て、その免疫複合体に対するモノクローナル抗体を作製
し、ラジオイムノアッセイ (RIA)に用いている。
本発明者はこの方法を発展させることにより、より優
れた唾液−α−アミラーゼ活性に対する阻害度を有する
モノクローナル抗体が得られることを見出し、本発明を
完成するに至った。
(課題を解決するための手段) 本発明は膵臓−α−アミラーゼ活性を全く阻害せず、
唾液−α−アミラーゼ活性のみを部分的に阻害する第一
のモノクローナル抗体と唾液−α−アミラーゼとの免疫
複合体で動物を免疫して得ることができる第二のモノク
ローナル抗体であって、IgG1サブクラスに属し、50%飽
和硫酸アンモニウムで沈澱し、生理食塩水に対する透析
後、1.5Mグリシン−3.0M NaCL(pH9.0)溶液との等量混
合物とすることにより、プロテインAと結合し、プロテ
インAカラムクロマトグラフィーにおいて0.1Mクエン酸
(pH3.0)溶液で溶出し、単独では膵臓−α−アミラー
ゼ活性を全く阻害せず、唾液−α−アミラーゼ活性のみ
を85%以下しか阻害しないが、該第一のモノクローナル
抗体と組み合わせると、唾液−α−アミラーゼ活性のみ
を99%以上阻害する唾液−α−アミラーゼ活性阻害モノ
クローナル抗体を提供するものである。また、本発明は
ヒト−α−アミラーゼの唾液型(S)と膵臓型(P)の
アイソザイムを含む試料中の膵臓型アイソザイムを、唾
液型アイソザイムの活性を阻害して分別定量するに際
し、前記第一のモノクローナル抗体と本発明の第二のモ
ノクローナル抗体を組み合わせて用いることを特徴とす
る膵臓−α−アミラーゼの分別定量法も提供する。
該第一のモノクローナル抗体は膵臓−α−アミラーゼ
活性を全く阻害せず、唾液−α−アミラーゼ活性のみを
部分的に阻害するいずれのモノクローナル抗体でもよ
く、例えば、唾液−α−アミラーゼを抗原として動物に
免疫し、該動物の抗体産生細胞と動物のミエローマ細胞
とを常法に従い、融合させて得られる。ミエローマ細胞
としては、マウスのミエローマ細胞FOが好ましいが、そ
の他の細胞も用いることができる。細胞融合法として
は、ポリエチレングリコール法、HVJ法、電気融合法等
を挙げることができる。得られたハイブリドーマを、例
えば、適当な培地で培養し、その培養液中の抗体を唾液
−α−アミラーゼに作用させた後、残存するα−アミラ
ーゼ活性を測定して、適当なモノクローナル抗体を産生
するハイブリドーマを選択する。この様にして得られる
第一のモノクローナル抗体は、例えば、膵臓−α−アミ
ラーゼ活性を全く阻害せず、唾液−α−アミラーゼ活性
のみを10%以上阻害するものが好ましいが、単独ではア
イソザイムの測定には使用できないいずれのものでもよ
い。
本発明のモノクローナル抗体(第二のモノクローナル
抗体)は、該第一のモノクローナル抗体と唾液−α−ア
ミラーゼとの免疫複合体を免疫原として動物に投与し、
第一のモノクローナル抗体と同様にして作製した第二の
モノクローナル抗体産生のハイブリドーマから得られ
る。この免疫原に用いた免疫複合体の残存酵素活性に対
する阻害作用を調べることにより、第二のモノクローナ
ル抗体を選択することができる。これにより、従来の第
一および第二のモノクローナル抗体を個別に作製する方
法に比べて第一のモノクローナル抗体と組み合わせるべ
き第二のモノクローナル抗体をハイブリドーマ作製の段
階でより効果的に選抜することが可能となる。
得られたハイブリドーマを、例えば、適当な培地で培
養し、その培養上清から第二のモノクローナル抗体を分
離精製する。あるいは、該ハイブリドーマをこれを適合
性のある哺乳動物の腹腔内に投与し、増殖させ、その動
物の腹水より第二のモノクローナル抗体を分離精製す
る。前者の方法で用いる培地としては、ダルベッコ改変
イーグル培地、RPMI 1640培地、市販の無血清培地等が
挙げられる。分離精製は硫酸アンモニウム塩析、イオン
交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラ
フィー等で行える。
かくして得られた本発明の第二のモノクローナル抗体
はIgG1サブクラスに属し、50%飽和硫酸アンモニウムで
沈澱する。また、この沈澱を生理食塩水に溶解し、生理
食塩水に透析後、等量の1.5Mグリシン‐3.0M NaCL(pH
9.0)溶液と混合するとプロテインAと結合し、プロテ
インAのカラムクロマトグラフィーにおいて0.1Mクエン
酸溶液(pH3.0)で溶出されるようになる。該第二のモ
ノクローナル抗体は単独では膵臓−α−アミラーゼ活性
を全く阻害せず、唾液−α−アミラーゼ活性のみを85%
以下しか阻害しないが、該第一のモノクローナル抗体と
組み合わせると、唾液−α−アミラーゼ活性のみを99%
以上阻害する。
本発明の膵臓−α−アミラーゼ分別定量法は、公知の
免疫阻害法に従い、血液、尿等の被検試料と第一および
第二モノクローナル抗体を混合して試料中の唾液−α−
アミラーゼ活性を不活化するための第一段階と、その後
酵素活性を測定するための第二段階の2ステップ法で行
うことができる。また、第一段階の抗原抗体反応は、酵
素活性測定の条件(温度、pH、塩濃度等)で迅速に進む
ために、酵素活性測定の可能な従来の自動分析装置に、
容易に適用することができる。α−アミラーゼ活性を測
定するための系は、全ての公知の方法を使用することが
できる。例えば、合成基質であるパラントロフェンルマ
ルトペプタオシドを用いる市販のα−アミラーゼ測定試
薬(オートパックα−アミラーゼ、西独ベーリンガー・
マンハイム社製)のR1溶液に、精製モノクローナル抗体
を適当量添加することにより行う。この試薬は、自動分
析機、例えば、日立−705、日立−7150等に適用ができ
る。これらを用いて市販のα−アミラーゼアイソザイム
スタンダード(キャリブザイムAMY[P,S]、国際試薬、
製品番号7892)や唾液−α−アミラーゼ標品(米国シグ
マ社、製品番号A0521)を測定することにより、それぞ
れのアイソザイムに対する阻害を知ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げてさらに詳しく本発明を説明す
る。
実施例1 第一のモノクローナル抗体の作製 ヒト−唾液−α−アミラーゼ標品(米国シグマ社、製
品番号A0521)100μgをフロイント・コンプリート・ア
ジュバント(FCA)と共にオス8週令のマウスに背部皮
下投与し免疫を開始した。1ケ月後に、唾液−α−アミ
ラーゼ50μgをフロイント・インコンプリート・アジュ
バント(FIA)と共に背部皮下投与し追加免疫を行い、
さらに1ケ月後、50μg唾液−α−アミラーゼを腹腔内
に投与し最終免疫を行った。3日後、脾臓を摘出し、ポ
リエチレングリコール(PEG)4000を細胞融合促進剤と
して、常法によりマウスミエローマ細胞FOと融合させ
た。融合細胞はHAT選抜後、唾液−α−アミラーゼ活性
阻害モノクローナル抗体産生細胞を選択した。選択に
は、合成基質であるパラントロフェニルマルトペプタオ
シドを用いる市販のα−アミラーゼ測定試薬(ネスコー
トAMY-V2、日本商事(株)製)を利用した。まず、約50
0IU/lのアイソアミラーゼスタンダード溶液(P型およ
びS型α−アミラーゼ、西独ベーリンガー・マンハイム
社製、製品番号836176)に同量のハイブリドーマ培養上
清を加え約30分間反応させた。この反応後10μlにα−
アミラーゼ測定試薬のR1の溶液(α−D−グルコシダー
ゼ含有)300μlを添加し5分間インキュベート後、R2
溶液(p−ニトロフェニル−α−D−マルトヘプタオシ
ド含有)25μlを添加して主波長415nm、副波長480nmで
吸光度の変化を測定した。対照としてハイブリドーマ培
養上清の代わりにミエローマ培養上清を用いた。唾液−
α−アミラーゼ活性阻害モノクローナル抗体を産生する
ハイブリドーマを、限界希釈法によりクローニングし
た。得られたクローンから唾液−α−アミラーゼ活性の
みを部分的に阻害し、膵臓−α−アミラーゼ活性を全く
阻害しないモノクローナル抗体を産生するハイブリドー
マを選び、NHAMY-2と命名した。これをダルベッコ改変
イーグル培地で大量培養した。培養上清に硫酸アンモニ
ウムを50%飽和となるまで加えて塩析し、沈澱を遠心分
離した。これを生理食塩水に溶解後、生理食塩水を外液
とし、4℃で20時間透析した。得られた透析内液を等量
の1.5Mグリシン−3.0M-NaCl(pH9.0)溶液と混合し、プ
ロテインAのカラムクロマトグラフィーに付し、同じ溶
液で洗浄した。ついで、0.1Mクエン酸(pH3.0)溶液で
溶出させ、溶出液を280nmの吸光度でモニターしながら
蛋白画分を分取し、IgG1サブクラスに属する精製した第
一のモノクローナル抗体を得た。α−アミラーゼ測定試
薬(オートパックα−アミラーゼ、西独ベーリンガー・
マンハイム社製)のR1溶液に、精製モノクローナル抗体
を60μg/mlの濃度で添加し、日立−7150自動分析装置を
用いて唾液−および膵臓−α−アミラーゼスタンダード
(キャリブザイムAMY[P,S]、国際試薬、製品番号789
2)の活性を測定した。同時に、対照として抗体無添加
の同測定試薬を用いて測定することにより、第一のモノ
クローナル抗体の唾液−および膵臓−α−アミラーゼに
対する阻害度を測定した。その結果を第1表に示す。
かくして得られたハイブリドーマNHAMY-2は1989年10
月25日付けで工業技術院微生物工業研究所に受託番号FE
RM P-11067として寄託してある。
実施例2 第二のモノクローナル抗体の作製 ハイブリドーマNHAMY-2の産生する第一のモノクロー
ナル抗体と唾液−α−アミラーゼとの抗原抗体複合体を
調製した。即ち、第一のモノクローナル抗体および唾液
−α−アミラーゼ標品を生理的リン酸緩衝液(PBS)中
でモル比1:2となるように混合し、抗原抗体反応により
複合体を生成せしめた。抗原抗体複合体はセファクリル
S-200カラムクロマトグラフィーにより精製した。精製
した複合体200μgをリビ アジュバント システム(R
AS)と共にオス8週令のマウスに腹腔内投与し免疫を開
始した。1ケ月後に、さらに50μgを腹腔内投与し追加
免疫を行い、さらに1ケ月後、50μgを腹腔内に投与し
最終免疫を行った。3日後、脾臓を摘出しPEG4000を細
胞融合促進剤として、常法によりマウスミエローマ細胞
FOと融合させた。融合細胞はHAT選抜後、NHAMY-2から得
られた第一のモノクローナル抗体・唾液−α−アミラー
ゼ複合体に対する活性阻害モノクローナル抗体産生ハイ
ブリドーマを選択し、NHAMY-3と命名した。得られたハ
イブリドーマをダルベッコ改変イーグル培地で大量培養
し、培養上清に硫酸アンモニウムを50%飽和となるまで
加えて塩析し、沈澱を遠心分離した。これを生理食塩水
に溶解後、生理食塩水を外液とし、4℃で20時間透析し
た。得られた透析内液を等量の1.5Mグリシン−3.0M-NaC
l(pH9.0)溶液と混合し、プロテインAのカラムクロマ
トグラフィーに付し、同じ溶液で洗浄した。ついで、0.
1Mクエン酸(pH3.0)溶液で溶出させ、溶出液を280nmの
吸光度でモニターしながら蛋白画分を分取し、IgG1に属
する精製した第二のモノクローナル抗体を得た。α−ア
ミラーゼ測定試薬(オートパックα−アミラーゼ、西独
ベーリンガー・マンハイム社製)のR1溶液に、精製した
第二のモノクローナル抗体を60μg/mlの濃度で添加した
ものおよびこれにさらに第一のモノクローナル抗体60μ
g/mlの濃度で添加したものを用いて、日立−7150自動分
析装置により唾液−および膵臓−α−アミラーゼスタン
ダード(キャリブザイムAMY[P,S]、国際試薬、製品番
号7892)の活性を測定した。同時に、対照として抗体無
添加の同測定試薬を用いてα−アミラーゼスタンダード
の活性を測定した。これらの測定値より各阻害度を算出
した。その結果を第2表に示す。
かくして得られたハイブリドーマNHAMY-3は1989年10
月25日付けで工業技術院微生物工業研究所に受託番号FE
RM P-11068で寄託してある。
実施例3 唾液−α−アミラーゼ、膵臓−α−アミラーゼスタン
ダード(キャリブザイムAMY[P,S]、国際試薬、製品番
号7892)を蒸留水で溶解し、それぞれ1431,1211 IU/Lの
標準液を調製した。さらに両標準液を所定の割合(5:
0、4:1、3:2、2:3、1:4および0:5)で混合しα−アミラ
ーゼアイソザイム含量既知の標準液を作製した。
次に、α−アミラーゼ測定試薬(ネスコートAMY-V2、
日本商事(株)製)のR1溶液にハイブリドーマNHAMY-2
およびNHAMY-3の生産するモノクローナル抗体をそれぞ
れ60μg/mlおよび100μg/mlの濃度で添加し膵臓−α−
アミラーゼ測定試薬を作製した。この測定試薬を用い
て、前記標準液中の膵臓−α−アミラーゼ活性を日立−
7150自動分析装置で測定した。第1図に示すごとく、抗
体を添加した膵臓−α−アミラーゼ測定試薬を用いるこ
とにより、混在する唾液−α−アミラーゼの影響を受け
ずに膵臓−α−アミラーゼを測定することができた。
実施例4 市販のアミラーゼ測定試薬(ネスコートAMY-V2、日本
商事(株)製)のR1溶液にハイブリドーマNHAMY-2およ
びNHAMY-3の生産するモノクローナル抗体をそれぞれ60
μg/mlの濃度で添加し膵臓−α−アミラーゼ測定試薬を
作製した。この測定試薬と,合成基質であるパラントロ
フェニルマルトペプタオシドを用いる市販のα−アミラ
ーゼアイソザイム測定試薬(アイソアミラーゼ測定用試
薬PNP、ベーリンガー・マンハイム社製 製品番号97975
9)を用いてヒト血清中の膵臓−α−アミラーゼを日立
−7150で測定し、その測定値を比較した(第2図参
照)。
(発明の効果) 本発明によれば、免疫阻害法により、高い精度で膵臓
−α−アミラーゼを分別定量することができ、膵臓疾患
の診断の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、濃度既知のα−アミラーゼアイソザイム混合
標準液を本発明法による膵臓−α−アミラーゼ測定試薬
で活性を測定した結果を示すグラフであり、横軸は標準
液中の膵臓(P)型と唾液(S)型α−アミラーゼの含
有および混合比を、縦軸は各測定試薬の実測値を示す。
第2図は、本発明法による膵臓−α−アミラーゼ測定試
薬で得られたヒト血清中の膵臓−α−アミラーゼ活性測
定値と市販アイソアミラーゼ測定試薬で得られた同測定
値の相関関係を表すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/08 9358−4B (C12P 21/08 C12R 1:91) (56)参考文献 特開 昭61−164161(JP,A) 特開 昭62−22600(JP,A) 特開 昭60−155134(JP,A) 特開 昭58−183098(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膵臓−α−アミラーゼ活性を全く阻害せ
    ず、唾液−α−アミラーゼ活性のみを部分的に阻害する
    第一のモノクローナル抗体と唾液−α−アミラーゼとの
    免疫複合体で動物を免疫して得ることができる第二のモ
    ノクローナル抗体であって、 IgG1サブクラスに属し、 50%飽和硫酸アンモニウムで沈澱し、 生理食塩水に対する透析後、1.5Mグリシン−3.0M NaCl
    (pH9.0)溶液との等量混合物とすることにより、プロ
    テインAと結合し、 プロテインAカラムクロマトグラフィーにおいて0.1Mク
    エン酸(pH3.0)溶液で溶出し、 単独では膵臓−α−アミラーゼ活性を全く阻害せず、唾
    液−α−アミラーゼ活性のみを85%以下しか阻害しない
    が、該第一のモノクローナル抗体と組み合わせると、唾
    液−α−アミラーゼ活性のみを99%以上阻害することを
    特徴とする唾液−α−アミラーゼ活性阻害モノクローナ
    ル抗体。
  2. 【請求項2】該第一のモノクローナル抗体がNHAMY-2(F
    ERM P-11067)のハイブリドーマから産生されるもので
    あり、該第二のモノクローナル抗体がNHAMY-3(FERM P-
    11068)のハイブリドーマから産生されるものである請
    求項(1)記載のモノクローナル抗体。
  3. 【請求項3】ヒト−α−アミラーゼの唾液型と膵臓型の
    アイソザイムを含む試料中の膵臓型アイソザイムを、唾
    液型アイソザイムの活性を阻害して分別定量するに際
    し、請求項(1)または(2)記載の第一のモノクロー
    ナル抗体と、第二のモノクローナル抗体とを組み合わせ
    て用いることを特徴とする分別定量法。
JP1292687A 1989-11-10 1989-11-10 唾液―α―アミラーゼ活性阻害モノクローナル抗体およびそれを用いる膵臓―α―アミラーゼの分別定量法 Expired - Fee Related JPH085919B2 (ja)

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