JPH0859525A - トランス−ジフルオロエチレン化合物の製造方法 - Google Patents

トランス−ジフルオロエチレン化合物の製造方法

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JPH0859525A
JPH0859525A JP6195692A JP19569294A JPH0859525A JP H0859525 A JPH0859525 A JP H0859525A JP 6195692 A JP6195692 A JP 6195692A JP 19569294 A JP19569294 A JP 19569294A JP H0859525 A JPH0859525 A JP H0859525A
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Seisaku Kumai
清作 熊井
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】液晶に好適な化合物を生産性良く製造する。 【構成】R1-(A1)m-Y1-A2-Xの化合物をリチオ化し、CF2=
CF2 と反応させ、次いでR2-(A4)n-Y2-A3-Xをリチオ化し
た化合物と反応させて、一般式R1-(A1)m-Y1-A2-CF=CF-A
3-Y2-(A4)n-R2 、例えば式5の化合物を得る。なお、A2
はトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基、X は塩
素、臭素、ヨウ素を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランス−ジフルオロ
エチレン化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのトランス−ジフルオロエチレ
ン化合物の製造法としては、本発明者らが特開平06-409
67号で記載しているように、クロロトリフルオロエチレ
ンを出発物質として目的のジフルオロエチレン化合物を
得る方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平06-40967号に記
載の方法は、クロロトリフルオロエチレンをn-ブチルリ
チウムにてリチオ化する際に、-100℃という低温が必要
であり、操作上に難点があった。また、CF2=CFClを用い
てCF2=CF-Si(CH3)3 を製造して用いるなど工程が長くな
る欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべく、新規な製造方法を提供する。即ち、一般式
(2) R1-(A1)m-Y1-A2-X (2) (式中、A2はトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基
であり、非置換であるかあるいは置換基として 1個もし
くは 2個以上のハロゲン原子、シアノ基を有していても
よく、A1はトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基、
1,4-ジ置換シクロヘキセニレン基または1,4-ジ置換フェ
ニレン基であり、非置換であるかあるいは置換基として
1個もしくは 2個以上のハロゲン原子、シアノ基を有し
ていてもよく、この基中に存在する 1個もしくは 2個以
上のCH基は窒素原子に置換されていてもよく、また、 1
個もしくは 2個以上のCH2 基は酸素原子または硫黄原子
に置換されていてもよく、Y1は-COO- 、-OCO- 、-C≡C
-、-CH2CH2-、-CH=CH- 、-OCH2-、-CH2O-または単結合
を示し、m は 0または 1を示し、R1は炭素数 1〜10のア
ルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、アルキル基
の場合には、炭素−炭素結合間あるいはこの基と環との
間の炭素−炭素結合間に酸素原子が挿入されてもよく、
また、その炭素−炭素結合の一部が二重結合または三重
結合にされていてもよく、また、その 1個のCH2 基がカ
ルボニル基に置換されていてもよく、また、その基中の
水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子で置換されて
いてもよく、X は塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子
である)で表されるハロゲン化シクロヘキサン化合物
を、リチウム金属と反応させて一般式(3) R1-(A1)m-Y1-A2-Li (3) のリチウム化合物とし、次いでテトラフルオロエチレン
と反応させて、一般式(4) R1-(A1)m-Y1-A2-CF=CF2 (4) で表されるトリフルオロエチレン化合物とし、次いで一
般式(6) R2-(A4)n-Y2-A3-Li (6) (式中、A3は1,4-ジ置換シクロヘキセニレン基または1,
4-ジ置換フェニレン基を示し、A4はトランス-1,4- ジ置
換シクロヘキシレン基、1,4-ジ置換シクロヘキセニレン
基または1,4-ジ置換フェニレン基であり、これらの基は
夫々非置換であるかあるいは置換基として 1個もしくは
2個以上のハロゲン原子、シアノ基を有していてもよ
く、これらの基中に存在する 1個もしくは 2個以上のCH
基は窒素原子に置換されていてもよく、また、 1個もし
くは 2個以上のCH2 基は酸素原子または硫黄原子に置換
されていてもよく、Y2は-COO- 、-OCO- 、-C≡C-、-CH2
CH2-、-CH=CH- 、-OCH2-、-CH2O-または単結合を示し、
n は 0または 1を示し、R2は炭素数 1〜10のアルキル
基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、アルキル基の場合
には、炭素−炭素結合間あるいはこの基と環との間の炭
素−炭素結合間に酸素原子が挿入されてもよく、また、
その炭素−炭素結合の一部が二重結合または三重結合に
されていてもよく、また、その 1個のCH2 基がカルボニ
ル基に置換されていてもよく、また、その基中の水素原
子の一部もしくは全てがフッ素原子で置換されていても
よい)で表されるリチウム化合物と反応させて、下記一
般式(1) R1-(A1)m-Y1-A2-CF=CF-A3-Y2-(A4)n-R2 (1) で表されるトランス−ジフルオロエチレン化合物を得る
ことを特徴とする、トランス−ジフルオロエチレン化合
物の製造方法を提供する。
【0005】また、そのハロゲン化シクロヘキサン化合
物を、リチウム金属と反応させる際に、電子移動剤を用
いることを特徴とする製造方法、および、その電子移動
剤が2環以上の芳香族炭化水素または縮合環を有する芳
香族炭化水素であることを特徴とする製造方法、およ
び、その電子移動剤がナフタレンまたはビフェニルまた
は2,6-ジ-t- ブチルナフタレンまたは2,7-ジ-t- ブチル
ナフタレンまたは4,4'-ジ-t- ブチルビフェニルまたは
アントラセンであることを特徴とする製造方法を提供す
る。
【0006】本発明では、以下のように反応が進む。
【0007】本発明では、A2がトランス-1,4- ジ置換シ
クロヘキシレン基であるので、A2が1,4-ジ置換フェニレ
ン基の場合と異なり、このCF2=CF2 との反応の際に、優
先的に一方への置換が起きる。これは、化合物(4) とCF
2=CF2 との反応性が異なるためで、CF2=CF2 の片側のみ
に目的の置換基が入った化合物がまず得られる。このた
め、非対称のジフルオロエチレン化合物が容易に得られ
る。
【0008】さらに、ジフルオロエチレン部分の反対側
のトランスの位置に置換基を入れるために、以下のよう
な反応を行う。
【0009】この化合物(6) のA3は1,4-ジ置換シクロヘ
キセニレン基または1,4-ジ置換フェニレン基であるの
で、リチオ化は容易である。この場合、電子移動剤は添
加してもしなくてもよい。
【0010】なお、上記式中、A2はトランス-1,4- ジ置
換シクロヘキシレン基であり、非置換であるかあるいは
置換基として 1個もしくは 2個以上のハロゲン原子、シ
アノ基を有していてもよい。A3は1,4-ジ置換シクロヘキ
セニレン基または1,4-ジ置換フェニレン基であり、A1
A4はトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基、1,4-ジ
置換シクロヘキセニレン基または1,4-ジ置換フェニレン
基であり、それらは非置換であるかあるいは置換基とし
て 1個もしくは 2個以上のハロゲン原子、シアノ基を有
していてもよく、この基中に存在する 1個もしくは 2個
以上のCH基は窒素原子に置換されていてもよく、また、
1個もしくは 2個以上のCH2 基は酸素原子または硫黄原
子に置換されていてもよい。
【0011】また、Y1、Y2は相互に独立して-COO- 、-O
CO- 、-C≡C-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-OCH2-、-CH2O-ま
たは単結合を示す。m 、n は 0または 1を示す。R1、R2
は相互に独立して炭素数 1〜10のアルキル基、ハロゲン
原子、シアノ基を示し、アルキル基の場合には、炭素−
炭素結合間あるいはこの基と環との間の炭素−炭素結合
間に酸素原子が挿入されてもよく、また、その炭素−炭
素結合の一部が二重結合または三重結合にされていても
よく、また、その 1個のCH2 基がカルボニル基に置換さ
れていてもよく、また、その基中の水素原子の一部もし
くは全てがフッ素原子で置換されていてもよい。X は塩
素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。
【0012】本発明の製造方法においては、第1ステッ
プとして一般式(2) で表されるハロゲン化シクロヘキサ
ン化合物を、リチウム金属と反応させて一般式(3) のリ
チウム化合物とする。この際に、電子移動剤の存在下で
反応させることにより、冷却温度が従来よりも高くで
き、しかも高い収率が得られるので、製造工程が容易に
なる。
【0013】この電子移動剤は芳香族炭化水素化合物で
あり、リチウム金属からの電子移動を通じて、有機ハロ
ゲン化合物のアニオン(有機リチオ化合物)を発生させ
るものが使用される。一般的には、芳香環が2個以上ま
たは縮合環となっている化合物が使用される。具体的に
はナフタレン、ビフェニル、2,6-ジ-t- ブチルナフタレ
ン、2,7-ジ-t- ブチルナフタレン、4,4'- ジ-t- ブチル
ビフェニル、アントラセン等があげられ、好ましくはナ
フタレン、ビフェニル、4,4'- ジ-t- ブチルビエニルで
ある。
【0014】電子移動剤の使用量は、ハロゲン化シクロ
ヘキサン化合物(2) に対して0.01倍モル〜 3倍モル、好
ましくは 0.1倍モル〜 2倍モルである。リチウム金属の
使用量は、ハロゲン化シクロヘキサン化合物に対して 1
倍モル〜10倍モル、好ましくは 1倍モル〜 2倍モルであ
る。
【0015】反応溶媒としては、炭化水素系溶媒、エー
テル系溶媒が好ましく、特にn-ヘキサン、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフランおよびそれらの混合溶媒が好
ましい。溶媒の使用量は、ハロゲン化シクロヘキサン化
合物に対して 2倍重量〜50倍重量、好ましくは 5倍重量
〜30倍重量である。反応温度は、 -80℃〜25℃が好まし
く、特に -80℃〜 -50℃が好ましい。
【0016】次いで、第2ステップとして、上記反応で
得られたリチウム化合物(3) を単離精製することなく、
テトラフルオロエチレンと反応させて、一般式(4) で表
されるトリフルオロエチレン化合物とする。テトラフル
オロエチレンの使用量は、ハロゲン化シクロヘキサン化
合物に対して 1倍モル〜10倍モル、好ましくは 1倍モル
〜 2倍モルである。反応温度は、 -80℃〜25℃が好まし
く、特に -80℃〜 -50℃が好ましい。
【0017】本発明では、前述したように、リチウムが
置換された環A2がトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレ
ン基であるので、A2が1,4-ジ置換フェニレン基の場合と
異なり、CF2=CF2 との反応の際に、優先的にその一方の
側への置換が起きる。これは、化合物(4) とCF2=CF2
の反応性が違うためで、CF2=CF2 の片側のみに目的の置
換基が入った化合物がまず得られる。このため、非対称
のジフルオロエチレン化合物が容易に得られる。
【0018】次いで、トリフルオロエチレン化合物(4)
を、別途調製した一般式(6) で表されるリチウム化合物
と反応させて、一般式(1) で示されるジフルオロエチレ
ン化合物を得ることができる。
【0019】反応溶媒としては、炭化水素系溶媒、エー
テル系溶媒、アミン系溶媒およびそれらの混合溶媒が好
ましい。炭化水素系としては、石油エーテル、n-ペンタ
ン、n-ヘキサンが特に好ましい。エーテル系溶媒として
は、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキ
シエタンが特に好ましい。アミン系溶媒としては、トリ
エチルアミン、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミ
ン、ヘキサメチルホスホルアミドが特に好ましい。
【0020】溶媒の使用量は、トリフルオロエチレン化
合物(4) に対して 2倍重量〜50倍重量、好ましくは 5倍
重量〜10倍重量である。反応温度は、 -80℃〜40℃が好
ましく、特に -50℃〜30℃が好ましい。
【0021】したがって、本法では入手容易なハロゲン
化シクロヘキサン化合物より3ステップで目的化合物が
高収率で製造できる。また、第1ステップで得られるリ
チウム化合物はシス体よりトランス体の方が安定なた
め、出発原料のハロゲン化シクロヘキサン化合物はシス
体、トランス体どちらからでも第2ステップで得られる
トリフルオロ化合物は目的のトランス化合物が主生成物
となる。よって、原料は安価なシス体、トランス体の混
合物が使用できる。
【0022】本法にて製造される最終化合物の具体的構
造としては、以下のような化合物がある。その代表的化
合物として、環の数が 2個の化合物として以下のような
化合物がある。 R1-A2-CF=CF-A3-R2 (7)
【0023】一般式(7) の化合物としては、より具体的
には、以下のような化合物がある。なお、以下の説明に
おいては、一般式(7) の化合物に限らず、「-Ph-」は1,
4-ジ置換フェニレン基を表し、「-Cy-」はトランス-1,4
- ジ置換シクロヘキシレン基を表し、「-Ch-」は1,4-ジ
置換シクロヘキセニレン基、好ましくは 4- 置換シクロ
ヘキセン-1- イル基を表す。 R1-Cy-CF=CF-Ph-R2 (7A)
【0024】
【化1】
【0025】また、1,4-ジ置換フェニレン基を1,4-ジ置
換シクロヘキセニレン基に置換した化合物として以下の
ような化合物がある。 R1-Cy-CF=CF-Ch-R2 (7B)
【0026】
【化2】
【0027】また、その1,4-ジ置換フェニレン基を一部
の水素原子がフッ素原子に置換されたフェニレン基とし
た化合物として以下のような化合物がある。以下の化学
式で「-PhF- 」は1,4-ジ置換- フルオロフェニレン基を
表す。 R1-Cy-CF=CF-PhF-R2 (7C)
【0028】
【化3】
【0029】また、環の数が3個の化合物として、以下
のような化合物がある。 R1-A1-Cy-CF=CF-A3-R2 (8) R1-Cy-CF=CF-A3-A4-R2 (9)
【0030】一般式(8),(9) の化合物としては、より具
体的には以下のような化合物がある。 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-R2 (8A) R1-Cy-CF=CF-Ph-Ph-R2 (9A)
【0031】R1-Ph-Cy-CF=CF-Ch-R2 (8B) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-R2 (8C) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ch-R2 (8D) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-R2 (8E) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ch-R2 (8F) R1-PhF-Cy-CF=CF-Ph-R2 (8G) R1-PhF-Cy-CF=CF-Ch-R2 (8H) R1-Ph-Cy-CF=CF-PhF-R2 (8I) R1-Cy-Cy-CF=CF-PhF-R2 (8J) R1-Ch-Cy-CF=CF-PhF-R2 (8K) R1-Cy-CF=CF-Ph-Cy-R2 (9B) R1-Cy-CF=CF-Ph-Ch-R2 (9C) R1-Cy-CF=CF-Ch-Ph-R2 (9D) R1-Cy-CF=CF-Ch-Cy-R2 (9E) R1-Cy-CF=CF-Ch-Ch-R2 (9F) R1-Cy-CF=CF-PhF-Ph-R2 (9G) R1-Cy-CF=CF-PhF-Cy-R2 (9H) R1-Cy-CF=CF-PhF-Ch-R2 (9I)
【0032】このほか、 3環の化合物の場合、環と環と
の間のY1、Y2を単結合以外に変更した以下のような化合
物もある。
【0033】R1-Ph-C ≡C-Ph-CF=CF-Cy-R2 (10A) R1-Ph-CH2CH2-Ph-CF=CF-Cy-R2 (10B) R1-Ph-OCH2-Ph-CF=CF-Cy-R2 (10C) R1-Ph-CH2O-Ph-CF=CF-Cy-R2 (10D) R1-Ph-COO-Ph-CF=CF-Cy-R2 (10E) R1-Ph-OCO-Ph-CF=CF-Cy-R2 (10F) R1-Ph-C ≡C-Cy-CF=CF-Ph-R2 (10G) R1-Ph-CH2CH2-Cy-CF=CF-Ph-R2 (10H) R1-Ph-OCH2-Cy-CF=CF-Ph-R2 (10I) R1-Ph-CH2O-Cy-CF=CF-Ph-R2 (10J) R1-Ph-COO-Cy-CF=CF-Ph-R2 (10K) R1-Ph-OCO-Cy-CF=CF-Ph-R2 (10L) R1-Ph-C ≡C-Cy-CF=CF-Ch-R2 (10M) R1-Ph-CH2CH2-Cy-CF=CF-Ch-R2 (10N) R1-Ph-OCH2-Cy-CF=CF-Ch-R2 (10O) R1-Ph-CH2O-Cy-CF=CF-Ch-R2 (10P) R1-Ph-COO-Cy-CF=CF-Ch-R2 (10Q) R1-Ph-OCO-Cy-CF=CF-Ch-R2 (10R)
【0034】また、環の数が 4個の化合物として、以下
のような化合物がある。 R1-A1-Cy-CF=CF-A3-A4-R2 (11) 一般式(11)の化合物としては、より具体的には以下のよ
うな化合物がある。 R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ph-R2 (11A)
【0035】R1-Ph-Cy-CF=CF-Ch-Ch-R2 (11B) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Cy-R2 (11C) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-Ch-R2 (11D) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ch-Ph-R2 (11E) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ch-Cy-R2 (11F) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ch-Ch-R2 (11G) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Cy-R2 (11H) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-Ch-R2 (11I) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ch-Ph-R2 (11J) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ch-Cy-R2 (11K) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ch-Ch-R2 (11L) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-Cy-R2 (11M) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-Ch-R2 (11N) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ch-Ph-R2 (11O) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ch-Cy-R2 (11P) R1-Ph-Cy-CF=CF-PhF-Ph-R2 (11Q) R1-Ph-Cy-CF=CF-PhF-Cy-R2 (11R) R1-Ph-Cy-CF=CF-PhF-Ch-R2 (11S) R1-Cy-Cy-CF=CF-PhF-Ph-R2 (11T) R1-Cy-Cy-CF=CF-PhF-Cy-R2 (11U) R1-Cy-Cy-CF=CF-PhF-Ch-R2 (11V) R1-Ch-Cy-CF=CF-PhF-Ph-R2 (11W) R1-Ch-Cy-CF=CF-PhF-Cy-R2 (11X) R1-Ch-Cy-CF=CF-PhF-Ch-R2 (11Y)
【0036】このほか、 4環の化合物の場合、環と環と
の間のY1、Y2を単結合以外に変更した以下のような化合
物もある。
【0037】R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-Ph-R2 (12A) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-CH2CH2-Ph-R2 (12B) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-CH2O-Ph-R2 (12C) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-OCH2-Ph-R2 (12D) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-OCO-Ph-R2 (12E) R1-Ph-Cy-CF=CF-Ph-COO-Ph-R2 (12F) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-Ph-R2 (12G) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-CH2CH2-Ph-R2 (12H) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-CH2O-Ph-R2 (12I) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-OCH2-Ph-R2 (12J) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-OCO-Ph-R2 (12K) R1-Cy-Cy-CF=CF-Ph-COO-Ph-R2 (12L) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-Ph-R2 (12M) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-CH2CH2-Ph-R2 (12N) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-CH2O-Ph-R2 (12O) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-OCH2-Ph-R2 (12P) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-OCO-Ph-R2 (12Q) R1-Ch-Cy-CF=CF-Ph-COO-Ph-R2 (12R)
【0038】また、A3の1,4-ジ置換フェニレン基、1,4-
ジ置換シクロヘキセニレン基、または、A1、A4の1,4-ジ
置換フェニレン基、トランス-1,4- ジ置換シクロヘキシ
レン基、1,4-ジ置換シクロヘキセニレン基の水素原子の
一部をハロゲン原子もしくはシアノ基に置換した基にし
たり、その一部のCH基を窒素原子に置換したり、その一
部のCH2 基を酸素原子または硫黄原子に置換してもよ
い。この例として以下のような化合物もある。
【0039】
【化4】
【0040】本法によって製造できる上記のような化合
物は、他の液晶材料または非液晶材料と混合して液晶組
成物にすることにより、その液晶組成物を低粘性とする
ことができ、液晶表示素子とした場合に高速応答が可能
になる。
【0041】また、一般式(1) の化合物のR1、R2にアシ
ル基を導入する方法は、R1、R2が水素原子である一般式
(1) の化合物とアシルハライドとのフリーデル・クラフ
ツ反応を用いればよい。また、シアノ基を導入する方法
は、R1、R2が臭素原子またはヨウ素原子である一般式
(1) の化合物をCuCNと反応させればよい。
【0042】また、一般式(1) の化合物のY1にビニリデ
ン基(-C=C-)を導入する方法は、R1、R2が塩素原子ま
たは臭素原子またはヨウ素原子である一般式(1) の化合
物とアルケニルグリニア化合物とのカップリング反応を
用いればよい。また、一般式(1) の化合物のY1にエチリ
ニデン基(-C≡C-)を導入する方法は、R1、R2が臭素原
子またはヨウ素原子である一般式(1) の化合物とアルキ
ニルリチウム化合物とのカップリング反応を用いればよ
い。
【0043】
【実施例】
実施例1 [第1ステップ] トランス-4-n- プロピルシクロヘキシルリチウムの調製 1000mlの四ツ口フラスコに4,4'- ジ-t- ブチルビフェニ
ル50g(0.188mol) およびテトラヒドロフラン(THF) を 6
00ml入れ、 0℃に冷却した。ここにアルゴンガス雰囲気
下、リチウム金属2.6g(0.37mol) および臭素0.1gを加
え、同温度で 3時間撹拌した。
【0044】次いで、反応液が濃青色であることを確認
後、 -70℃に冷却し、1-クロロ-4-n- プロピルシクロヘ
キサン(シス体/トランス体=2/1) 15.1g (0.094mol)を
THF50mlに溶解した溶液を、撹拌しながら -50℃以下に
て30分かけて滴下した。さらに-70 ℃で30分撹拌した。
【0045】[第2ステップ] 2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,1,2-ト
リフルオロエチレンの合成 第1ステップにて調製したトランス-4-n- プロピルシク
ロヘキシルリチウムのTHF 溶液に -50℃以下にてテトラ
フルオロエチレン18.8g(0.188mol) を15分かけて吹き込
んだ。さらに、 -78℃にて30分反応させた後、 -10℃ま
で昇温し、1N塩酸を 200ml加え、有機層を分離した。水
層をn-ヘキサンで抽出後、有機層と合わせて水洗、乾燥
後、常圧にて溶媒を留去し、さらに減圧にて低沸分を留
去した。得られた粗液を減圧蒸留にて精製して、2-( ト
ランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,1,2-トリフル
オロエチレンを11.6g (収率60%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF2
【0046】[第3ステップ]別途 300mlの四ツ口フラ
スコに4-クロロヨードベンゼン6.02g(25.2mmol) および
乾燥エーテルを30mlを仕込み、 -78℃に冷却した。次い
で、n-BuLiのn-ヘキサン溶液(1.63mol/l) を17ml(27.8m
mol)、15分かけて滴下した。さらに、-78 ℃にて1 時間
撹拌後、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン(TME
DA)3.8ml(25.5mmol)を加え、さらに第2ステップで得ら
れた2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,1,
2-トリフルオロエチレン1.3g(6.31mmmol) および乾燥エ
ーテル10mlの混合溶液を15分かけて滴下した。
【0047】さらに室温まで昇温し、 1時間反応後、1N
塩酸を100ml 加え、有機層を分離した。水層をn-ヘキサ
ンで抽出後、有機層と合わせて水洗、乾燥後、溶媒を留
去し、得られた粗液をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、さらに得られた固体をメタノールより
再結晶して、(E)-1-(4- クロロフェニル)-2-( トランス
-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチレ
ンを1.03g (収率55%)得た。 n−C−Cy−CF=CF−Ph−Cl
【0048】
【化5】
【0049】本化合物の分析結果を以下に示す。19 F NMR(CDCl3) δppm from CFCl3 -154.4ppm(d,d,JF-F=119.3Hz,JF-H=29.9Hz) -161.4ppm(d,d,JF-F=119.3Hz,JF-H=6.6Hz) MS m/e 298(M+)
【0050】実施例2 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに4-フルオロヨードベンゼンを5.59g(25.2
mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反応を行い、(E)-
1-(4- フルオロフェニル)-2-( トランス-4-n- プロピル
シクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチレンを0.80g (収
率45%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-F
【0051】
【化6】
【0052】実施例3 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-ブロモヨードベンゼンを7.13g(25.2
mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反応を行い、(E)-
1-(4- ブロモフェニル)-2-( トランス-4-n- プロピルシ
クロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチレンを0.88g (収率
41%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Br
【0053】
【化7】
【0054】実施例1〜3と同様にして、以下の化合物
を得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-Cl から得た
Li-Ph-Clと反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-Clを製造。C2
H5-Cy-Clからリチオ化してC2H5-Cy-Liを製造し、CF2=CF
2 と反応後、Li-Ph-Clと反応させて、C2H5-Cy-CF=CF-Ph
-Cl を製造。n-C4H9-Cy-Clからリチオ化してn-C4H9-Cy-
Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Clと反応させ
て、n-C4H9-Cy-CF=CF-Ph-Cl を製造。
【0055】CF3-Cy-Cl からリチオ化してCF3-Cy-Li を
製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Clと反応させて、CF
3-Cy-CF=CF-Ph-Clを製造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化
してn-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-P
h-Clと反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-Clを製造。CH
2=CHCH2-Cy-Cl からリチオ化してCH2=CHCH2-Cy-Li を製
造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Clと反応させて、CH2=
CHCH2-Cy-CF=CF-Ph-Clを製造。CH3C≡C-Cy-Cl からリチ
オ化してCH3C≡C-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、
Li-Ph-Clと反応させて、CH3C≡C-Cy-CF=CF-Ph-Clを製
造。n-C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-C3H7-Cy-Liを製造
し、CF2=CF2 と反応後、Li-PhF-Cl と反応させて、n-C3
H7-Cy-CF=CF-PhF-Clを製造。
【0056】
【化8】
【0057】CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy-Li を
製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-F と反応させて、CH
3-Cy-CF=CF-Ph-F を製造。CH3-Cy-Cl からリチオ化して
CH3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Brと反
応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-Brを製造。n-C3H7O-Cy-Cl
からリチオ化してn-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF2
反応後、Li-Ph-F と反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-
F を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-Cy
-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Brと反応させ
て、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-Brを製造。
【0058】実施例4 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに4-n-プロピルヨードベンゼンを6.20g(2
5.2mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反応を行い、
(E)-1-(4-n- プロピルフェニル)-2-( トランス-4-n- プ
ロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチレンを1.06
g (収率49%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C3H7(n)
【0059】
【化9】
【0060】実施例4と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy-L
i を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-C3H7(n)から得た
Li-Ph-C3H7(n) と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-C3H
7(n) を製造。C2H5-Cy-Clからリチオ化してC2H5-Cy-Li
を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-C3H7(n) と反応さ
せて、C2H5-Cy-CF=CF-Ph-C3H7(n)を製造。
【0061】n-C4H9-Cy-Clからリチオ化してn-C4H9-Cy-
Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-C3H7(n) と反応
させて、n-C4H9-Cy-CF=CF-Ph-C3H7(n)を製造。CF3-Cy-C
l からリチオ化してCF3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反
応後、Li-Ph-C3H7(n) と反応させて、CF3-Cy-CF=CF-Ph-
C3H7(n) を製造。
【0062】n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-C3H7(n) と
反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-C3H7(n) を製造。CH
2=CHCH2-Cy-Cl からリチオ化してCH2=CHCH2-Cy-Li を製
造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-C3H7(n) と反応させ
て、CH2=CHCH2-Cy-CF=CF-Ph-C3H7(n) を製造。
【0063】実施例5 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに4-エトキシブロモベンゼンを5.06g(25.2
mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反応を行い、(E)-
1-(4- エトキシフェニル)-2-( トランス-4-n- プロピル
シクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチレンを1.03g (収
率53%)得た。 n−C−Cy−CF=CF−Ph−OC
【0064】
【化10】
【0065】実施例6 実施例1の第3ステップにおいて、4−クロロヨードベ
ンゼンのかわりに4-トリフルオロメトキシブロモベンゼ
ンを6.07g(25.2mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反
応を行い、(E)-1-(4- トリフルオロメトキシフェニル)-
2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフ
ルオロエチレンを1.06g (収率49%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-OCF3
【0066】
【化11】
【0067】実施例5、6と同様にして、以下の化合物
を得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-OC2H5から得
たLi-Ph-OC2H5 と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-OC2H5
を製造。C2H5-Cy-Clからリチオ化してC2H5-Cy-Liを製造
し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-OC2H5 と反応させて、C2
H5-Cy-CF=CF-Ph-OC2H5を製造。CF3-Cy-Cl からリチオ化
してCF3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-OC
2H5 と反応させて、CF3-Cy-CF=CF-Ph-OC2H5 を製造。
【0068】n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-OC2H5 と反
応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-OC2H5 を製造。CH3-Cy
-Cl からリチオ化してCH3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2
反応後、Li-Ph-OCF3と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-OC
F3を製造。
【0069】実施例7 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに4-(2-メチル-1- プロペニル)ブロモベ
ンゼンを5.31g(25.2mmol) 用いる以外は実施例1と同様
に反応を行い、(E)-1-[4-(2-メチル-1- プロペニル) フ
ェニル]-2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-
1,2-ジフルオロエチレンを0.80g (収率40%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-CH=C(CH3)2
【0070】
【化12】
【0071】実施例8 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに1-メチル-2-(4-ブロモフェニル) アセチ
レンを4.91g(25.2mmol) 用いる以外は実施例1と同様に
反応を行い、(E)-1-[4-(プロピル-1- イン) フェニル]-
2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフ
ルオロエチレンを0.97g (収率51%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C≡CCH
【0072】
【化13】
【0073】実施例7、8と同様にして、以下の化合物
を得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-CH=C(CH3)2
から得たLi-Ph-CH=C(CH3)2と反応させて、CH3-Cy-CF=CF
-Ph-CH=C(CH3)2を製造。C2H5-Cy-Clからリチオ化してC2
H5-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-CH=C(C
H3)2と反応させて、C2H5-Cy-CF=CF-Ph-CH=C(CH3)2 を製
造。
【0074】n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-CH=C(CH3)2
と反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-CH=C(CH3)2を製
造。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy-Li を製造し、
CF2=CF2 と反応後、I-Ph-C≡C-CH3 から得たLi-Ph-C ≡
C-CH3 と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-CH3を製
造。
【0075】CF3-Cy-Cl からリチオ化してCF3-Cy-Li を
製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-C ≡C-CH3 と反応さ
せて、CF3-Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-CH3 を製造。n-C3H7O-Cy
-Cl からリチオ化してn-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF
2 と反応後、Li-Ph-C ≡C-CH3 と反応させて、n-C3H7O-
Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-CH3 を製造。
【0076】実施例9 冷却管付きの 300mlの三ツ口フラスコに、CuCN 0.10g
(1.1mmol) および無水ジメチルスルホキシド(DMSO) 50m
l を入れ、90℃に加熱し溶解させた。次いで、撹拌下、
実施例3にて得られた(E)-1-(4- ブロモフェニル)-2-(
トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオ
ロエチレン0.40g のDMSO溶液を滴下する。その後さらに
150℃にて 1時間撹拌後、室温まで冷却した。
【0077】水 200mlを注ぎ、塩化メチレンで抽出し、
有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、濾過後、溶媒を留
去し、得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製して、(E)-1-(4- シアノフェニル)-2-( ト
ランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロ
エチレンを0.29g (収率85%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-CN
【0078】
【化14】
【0079】実施例9と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy-L
i を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Brと反応させ
て、CH3-Cy-CF=CF-Ph-Brを製造し、CuCNと反応させて、
CH3-Cy-CF=CF-Ph-CNを製造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ
化してn-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li
-Ph-Brと反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-Brを製造
し、CuCNと反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-CNを製
造。CH2=CHCH2-Cy-Cl からリチオ化してCH2=CHCH2-Cy-L
i を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Brと反応させ
て、CH2=CHCH2-Cy-CF=CF-Ph-Brを製造し、CuCNと反応さ
せて、CH2=CHCH2-Cy-CF=CF-Ph-CNを製造。
【0080】実施例10 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-(2,2- ジフルオロビニル) ブロモベ
ンゼンを5.52g(25.2mmol) 用いて実施例1と同様に反応
を行い、(E)-1-[4-(2,2-ジフルオロビニル) フェニル]-
2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフ
ルオロエチレンを0.95g (収率46%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-CH=CF2
【0081】
【化15】
【0082】実施例11 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-[(E)-1,2- ジフルオロ-2- トリフル
オロメチルビニル)]ブロモベンゼンを7.23g(25.2mmol)
用いて実施例1と同様に反応を行い、(E)-1-[4-[(E)-1,
2-ジフルオロ-2- トリフルオロメチルビニル)]フェニ
ル]-2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-
ジフルオロエチレンを1.12g (収率45%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-CF=CFCF3
【0083】
【化16】
【0084】実施例12 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-(2,2- ジフルオロビニルオキシ) ブ
ロモベンゼンを6.0g(25.2mmol) 用いて実施例1と同様
に反応を行い、(E)-1-[4-(2,2-ジフルオロビニルオキ
シ) フェニル]-2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキ
シル)-1,2-ジフルオロエチレンを0.88g (収率41%)得
た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-OCH=CF2
【0085】
【化17】
【0086】実施例10〜12と同様にして、以下の化
合物を得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化して
CH3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-CH=CF2
から得たLi-Ph-CH=CF2と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-
CH=CF2を製造。C2H5-Cy-Clからリチオ化してC2H5-Cy-Li
を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-CH=CF2と反応させ
て、C2H5-Cy-CF=CF-Ph-CH=CF2 を製造。n-C3H7O-Cy-Cl
からリチオ化してn-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF2
反応後、Li-Ph-CH=CF2と反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF
-Ph-CH=CF2を製造。
【0087】CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy-Li を
製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-CF=CFCF3 から得たLi
-Ph-CF=CFCF3と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-CF=CFCF3
を製造。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy-Li を製造
し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-OCH=CF2から得たLi-Ph-OC
H=CF2 と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-OCH=CF2 を製
造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-Cy-Li を
製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-CF=CFCF3と反応させ
て、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-CF=CFCF3を製造。
【0088】実施例13 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-(トランス-4-n- プロピルシクロヘキシ
ル) ヨードベンゼンを7.08g(25.2mmol) 用いて反応を行
い、実施例1と同様に反応を行い、(E)-1-[4-(トランス
-4-n- プロピルシクロヘキシル) フェニル]-2-( トラン
ス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチ
レンを1.22g (収率50%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C3H7(n)
【0089】
【化18】
【0090】実施例13と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy
-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-Cy-C3H7(n) か
ら得たLi-Ph-Cy-C3H7(n)と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-P
h-Cy-C3H7(n)を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化して
n-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Cy
-C3H7(n)と反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C3H
7(n)を製造。
【0091】F-Cy-Cl からリチオ化してF-Cy-Li を製造
し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Cy-C3H7(n)と反応させ
て、F-Cy-CF=CF-Ph-Cy-C3H7(n)を製造。n-C3H7-Cy-Clか
らリチオ化してn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応
後、Li-Ph-Cy-C2H5 と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph
-Cy-C2H5を製造。
【0092】実施例14 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-ブロモ-4'-n-プロピルビフェニルを
6.93g(25.2mmol) 用いて反応を行い、実施例1と同様に
反応を行い、(E)-1-(4-n- プロピルビフェニル)-2-( ト
ランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロ
エチレンを1.25g (収率52%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C3H7(n)
【0093】
【化19】
【0094】実施例14と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy
-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ph-Ph-C3H7(n) か
ら得たLi-Ph-Ph-C3H7(n)と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-P
h-Ph-C3H7(n)を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化して
n-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Ph
-C3H7(n)と反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C3H
7(n)を製造。
【0095】F-Cy-Cl からリチオ化してF-Cy-Li を製造
し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Ph-C3H7(n)と反応させ
て、F-Cy-CF=CF-Ph-Ph-C3H7(n)を製造。n-C3H7-Cy-Clか
らリチオ化してn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応
後、Li-Ph-Ph-C2H5 と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph
-Ph-C2H5を製造。n-C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-C3H7
-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-Ph-Fと反応
させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Ph-F を製造。
【0096】実施例15 アルゴン雰囲気下、還流管付きの 100ml三ツ口フラスコ
にマグネシウム0.015g(0.6mmol) および乾燥THF 10mlを
入れた。次いで、1-ブロモプロパンを1滴加え、さらに
4-メチルフェネチルブロミド0.12g(0.6mmol)をTHF 5ml
に溶解した溶液を滴下した。滴下終了後、さらに 1時間
還流を続けた後、室温まで放冷した。
【0097】別途、アルゴン雰囲気下、還流管付きの 1
00ml三ツ口フラスコ中に、実施例3にて得られた(E)-1-
(4- ブロモフェニル)-2-( トランス-4-n- プロピルシク
ロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチレン0.2g(0.58mmol)お
よび1,3-ビス( ジフェニルホスフィノ) プロパンジクロ
ロニッケル [NiCl2(dppp)]0.01g を含む乾燥THF 溶液5m
lを入れ、この中に上記溶液を滴下漏斗を用いて滴下し
た。
【0098】滴下後さらに室温にて24時間撹拌した後、
水20mlを加えた。さらに20%塩酸20mlを加えて有機層を
分離し、水洗、乾燥後、溶媒を留去した。得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し
て、(E)-1-[4-(4-メチルフェネチル) フェニル]-2-( ト
ランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロ
エチレンを0.14g (収率61%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-CH2CH2-Ph-CH3
【0099】
【化20】
【0100】実施例16 実施例15において、4-メチルフェネチルブロミドのか
わりに、1-ブロモ-2-(4-メチルフェニル) エテンを0.12
g(0.6mmol)用いる以外は、実施例15と同様に反応を行
い、(E)-1-[4-(2-p-メチルフェニルエテニル) フェニ
ル]-2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-
ジフルオロエチレンを0.12g (収率55%)得た。 n−C−Cy−CF=CF−Ph−CH=CH−
Ph−CH
【0101】
【化21】
【0102】実施例15、16と同様にして、以下の化
合物を得ることができる。CH−Cy−Cl からリ
チオ化してCH3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li
-Ph-Brと反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-Brを製造し、Br
-CH2CH2-Ph-CH3と反応させてCH3-Cy-CF=CF-Ph-CH2CH2-P
h-CH3 を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からn-C3H7O-Cy-CF=CF-P
h-Brを製造し、Br-CH2CH2-Ph-CH3と反応させてn-C3H7O-
Cy-CF=CF-Ph-CH2CH2-Ph-CH3 を製造。n-C3H7-Cy-Clから
n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Br を製造し、Br-CH2CH2-Ph-OC3H7
(n)と反応させてn-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-CH2CH2-Ph-OC3H
7(n) を製造。
【0103】CH3-Cy-Cl からCH3-Cy-CF=CF-Ph-Brを製造
し、Br-CH=CH-Ph-CH3 と反応させてCH3-Cy-CF=CF-Ph-CH
=CH-Ph-CH3を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からn-C3H7O-Cy-CF=
CF-Ph-Brを製造し、Br-CH=CH-Ph-CH3 と反応させてn-C3
H7O-Cy-CF=CF-Ph-CH=CH-Ph-CH3を製造。n-C3H7-Cy-Clか
らn-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-Br を製造し、Br-CH=CH-Ph-OC3H
7(n)と反応させてn-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-CH=CH-Ph-OC3H
7(n)を製造。
【0104】実施例17 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-ブロモ-4'-メチルトランを6.83g(2
5.2mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反応を行い、
(E)-1-[4-(2-p-トルイルエチニル) フェニル]-2-( トラ
ンス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエ
チレンを1.10g (収率46%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-C≡C−Ph−CH
【0105】
【化22】
【0106】実施例17と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。CH−Cy−Cl からリチオ化
してCH3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-C
≡C-Ph-CH3と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-Ph-C
H3を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からn-C3H7O-Cy-Li を製造
し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ph-C ≡C-Ph-CH3と反応させ
て、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-C ≡C-Ph-CH3を製造。n-C3H7
-Cy-Clからn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、
Li-Ph-C ≡C-Ph-OC2H5と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-
Ph-C≡C-Ph-OC2H5を製造。
【0107】実施例18 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、4-ヨードフェニルテトラヒドロピラニ
ルエーテルを7.66g(25.2mmol) 用いる以外は実施例1と
同様に反応を行い、最後に酸で処理することによって、
(E)-1-(4- ヒドロキシフェニル)-2-( トランス-4-n- プ
ロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチレンを0.72
g (収率41%)得た。
【0108】次いで、得られた(E)-1-(4- ヒドロキシフ
ェニル)-2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-
1,2-ジフルオロエチレンを0.30g(1.07mmol) 、炭酸カリ
ウム0.15g およびアセトンを10ml加え、さらに室温下で
α- ブロモ-p- キシレンを0.20g 加えた。 4時間還流さ
せた後、冷却し、濾過後、溶媒を留去し、得られた粗結
晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し
て、(E)-1-[4-(4-メチルベンジルオキシ) フェニル]-2-
( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフル
オロエチレンを0.40g (収率90%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-OCH2-Ph-CH3
【0109】
【化23】
【0110】実施例19 実施例18で得られた(E)-1-(4- ヒドロキシフェニル)-
2-( トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフ
ルオロエチレンを0.30g(1.07mmol) を10mlの塩化メチレ
ンに溶解し、 室温下ピリジンを0.09g 加え、 0℃に冷却
後、さらにp-トルイル酸クロリドを0.17g を加えた。
【0111】室温下にて 1時間撹拌し、冷却後、希塩酸
を加え、濾過後、溶媒を留去して得られた粗結晶をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製して、(E)-1-
[4-(4-メチルベンゾイルオキシ) フェニル]-2-( トラン
ス-4-n- プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオロエチ
レンを0.34g (収率80%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-OCO-Ph-CH3
【0112】
【化24】
【0113】実施例18、19と同様にして、以下の化
合物を得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化して
CH3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、CH3-CyCF=CF-
Ph-OH にし、Br-CH2-Ph-CH3 と反応させて、CH3-Cy-CF=
CF-Ph-OCH2-Ph-CH 3 を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ
化してn-C3H7O-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、n-
C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-OHにし、Br-CH2-Ph-CH3 と反応させ
て、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ph-OCH2-Ph-CH3 を製造。
【0114】n-C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-C3H7-Cy-
Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、n-C3H7-Cy-CF=CF-Ph-O
H にし、Br-CH2-Ph-OCH3と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=C
F-Ph-OCH2-Ph-OCH3 を製造。n-C3H7-Cy-Clからリチオ化
してn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、n-C3H7
-Cy-CF=CF-Ph-OH にし、Br-CH2-Ph-F と反応させて、n-
C3H7-Cy-CF=CF-Ph-OCH2-Ph-Fを製造。
【0115】CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy-Li を
製造し、CF2=CF2 と反応後、CH3-CyCF=CF-Ph-OH にし、
ClCO-Ph-CH3 と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ph-OCO-Ph-C
H3を製造。n-C3H7O-Cy-Cl から得たn-C3H7O-Cy-CF=CF-P
h-OHを、ClCO-Ph-CH3 と反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF
-Ph-OCO-Ph-CH3を製造。
【0116】n-C3H7-Cy-Clから得たn-C3H7-Cy-CF=CF-Ph
-OH を、ClCO-Ph-OCH3と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-
Ph-OCO-Ph-OCH3を製造。n-C3H7-Cy-Clから得たn-C3H7-C
y-CF=CF-Ph-OH を、ClCO-Ph-F と反応させて、n-C3H7-C
y-CF=CF-Ph-OCO-Ph-F を製造。
【0117】実施例20 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、1-ヨード-4-n- プロピル-1- シクロヘ
キセンを6.3g(25.2mmol)用いる以外は実施例1と同様に
反応を行い、(E)-1-(4-n- プロピル-1- シクロヘキセン
-1- イル)-2-(トランス-4-n- プロピルシクロヘキシル)
-1,2-ジフルオロエチレンを0.98g (収率50%)得た。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Ch-C3H7(n)
【0118】
【化25】
【0119】実施例20と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy
-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Ch-C3H7(n)から得
たLi-Ch-C3H7(n) と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Ch-C3H7
(n) を製造。C2H5-Cy-Clからリチオ化してC2H5-Cy-Liを
製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ch-C3H7(n) と反応させ
て、C2H5-Cy-CF=CF-Ch-C3H7(n)を製造。CF3-Cy-Cl から
リチオ化してCF3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、
Li-Ch-C3H7(n) と反応させて、CF3-Cy-CF=CF-Ch-C3H
7(n) を製造。
【0120】n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ch-C3H7(n) と
反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Ch-C3H7(n) を製造。n-
C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF
2=CF2 と反応後、Li-Ch-CH3 と反応させて、n-C3H7-Cy-
CF=CF-Ch-CH3を製造。n-C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-
C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Ch-C4H
9(n) と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-Ch-C4H9(n)を製
造。
【0121】実施例21 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、2-ヨード-5-n- プロピルピリミジンを
6.25g(25.2mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反応を
行い、(E)-1-(5-n- プロピルピリミジン-2- イル)-2-(
トランス-4-n-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオ
ロエチレンを0.87g (収率45%)得た。なお、以下の化
学式で「-Py-」はピリミジン-2,5- ジイル基を表す。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Py-C3H7(n)
【0122】
【化26】
【0123】実施例21と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy
-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Py-C3H7(n)から得
たLi-Py-C3H7(n) と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Py-C3H7
(n) を製造。C2H5-Cy-Clからリチオ化してC2H5-Cy-Liを
製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Py-C3H7(n) と反応させ
て、C2H5-Cy-CF=CF-Py-C3H7(n)を製造。CF3-Cy-Cl から
リチオ化してCF3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、
Li-Py-C3H7(n) と反応させて、CF3-Cy-CF=CF-Py-C3H
7(n) を製造。
【0124】n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Py-C3H7(n) と
反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Py-C3H7(n) を製造。n-
C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF
2=CF2 と反応後、Li-Py-CH3 と反応させて、n-C3H7-Cy-
CF=CF-Py-CH3を製造。n-C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-
C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Py-C4H
9(n) と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-Py-C4H9(n)を製
造。
【0125】以下の化学式で「-Pi-」はピリジン-2,5-
ジイル基を表す。なお、同様にして、n-C3H7-Cy-Clから
リチオ化してn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応
後、4-クロロヨードベンゼンのかわりに、2-ヨード-5-n
- プロピルピリジンを用いて、I-Pi-C3H7(n)から得たLi
-Pi-C3H7(n) と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-Pi-C3H
7(n)を製造。n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Pi-C3H7(n) と
反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Pi-C3H7(n) を製造。
【0126】実施例22 実施例1の第3ステップにおいて、4-クロロヨードベン
ゼンのかわりに、2-ヨード-5-n- プロピルジオキサンを
6.45g(25.2mmol) 用いる以外は実施例1と同様に反応を
行い、(E)-1-(5-n- プロピルジオキサン-2- イル)-2-(
トランス-4-n-プロピルシクロヘキシル)-1,2-ジフルオ
ロエチレンを0.82g (収率41%)得た。なお、以下の化
学式で「-Do-」はジオキサン-2,5- ジイル基を表す。 n-C3H7-Cy-CF=CF-Do-C3H7(n)
【0127】
【化27】
【0128】実施例22と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。CH3-Cy-Cl からリチオ化してCH3-Cy
-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、I-Do-C3H7(n)から得
たLi-Do-C3H7(n) と反応させて、CH3-Cy-CF=CF-Do-C3H7
(n) を製造。C2H5-Cy-Clからリチオ化してC2H5-Cy-Liを
製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Do-C3H7(n) と反応させ
て、C2H5-Cy-CF=CF-Do-C3H7(n)を製造。CF3-Cy-Cl から
リチオ化してCF3-Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、
Li-Do-C3H7(n) と反応させて、CF3-Cy-CF=CF-Do-C3H
7(n) を製造。
【0129】n-C3H7O-Cy-Cl からリチオ化してn-C3H7O-
Cy-Li を製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Do-C3H7(n) と
反応させて、n-C3H7O-Cy-CF=CF-Do-C3H7(n) を製造。n-
C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-C3H7-Cy-Liを製造し、CF
2=CF2 と反応後、Li-Do-CH3 と反応させて、n-C3H7-Cy-
CF=CF-Do-CH3を製造。n-C3H7-Cy-Clからリチオ化してn-
C3H7-Cy-Liを製造し、CF2=CF2 と反応後、Li-Do-C4H
9(n) と反応させて、n-C3H7-Cy-CF=CF-Do-C4H9(n)を製
造。
【0130】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、以下のよう
に反応が行われる。 (A1〜A4、R1、R2、Y1、Y2、m 、n については前記の意
味を持つ)
【0131】このような反応により製造できるので、入
手容易なハロゲン化シクロヘキサン化合物より3ステッ
プで、目的化合物が安価に高収率で製造できる。この第
2ステップの反応は、優先的にその一方の側への置換が
起きる。これは、生成した化合物とCF2=CF2 との反応性
が後者の方がはるかに高いためである。
【0132】すなわち、本発明ではリチウムが置換され
た環A2がトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基であ
るので、A2が1,4-ジ置換フェニレン基の場合と異なり、
CF2=CF2 との反応の際に、優先的にその一方の側への置
換が起きる。このため、この反応後にトリフルオロエチ
レン化合物(4) を2分子置換した化合物と分離、精製す
る必要がないので、極めて生産性が良い。このため、非
対称性化合物の製造が容易となる。
【0133】また、リチウム/電子移動剤の系で得られ
るリチウム化合物は、シス体よりトランス体の方が安定
なため、出発原料のハロゲン化シクロヘキサン化合物が
シス体、トランス体のどちらであっても、得られるジフ
ルオロエチレン化合物のシクロヘキサン環はトランス体
が主生成物となる。よって、原料は安価なシス体、トラ
ンス体の混合物が使用できる。
【0134】本発明は、本発明の効果を損しない範囲内
で種々の応用ができる。また、本発明の製造方法によ
り、製造された化合物をさらに他の反応により、他の化
合物の製造にも利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 41/30 43/192 43/225 C 7419−4H 67/343 69/773 253/14 255/46 255/50 255/54 255/55 255/57 C07D 239/26 319/06 C09K 19/30 9279−4H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(2) R1-(A1)m-Y1-A2-X (2) (式中、A2はトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基
    であり、非置換であるかあるいは置換基として 1個もし
    くは 2個以上のハロゲン原子、シアノ基を有していても
    よく、A1はトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基、
    1,4-ジ置換シクロヘキセニレン基または1,4-ジ置換フェ
    ニレン基であり、非置換であるかあるいは置換基として
    1個もしくは 2個以上のハロゲン原子、シアノ基を有し
    ていてもよく、この基中に存在する 1個もしくは 2個以
    上のCH基は窒素原子に置換されていてもよく、また、 1
    個もしくは 2個以上のCH2 基は酸素原子または硫黄原子
    に置換されていてもよく、Y1は-COO- 、-OCO- 、-C≡C
    -、-CH2CH2-、-CH=CH- 、-OCH2-、-CH2O-または単結合
    を示し、m は 0または 1を示し、R1は炭素数 1〜10のア
    ルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、アルキル基
    の場合には、炭素−炭素結合間あるいはこの基と環との
    間の炭素−炭素結合間に酸素原子が挿入されてもよく、
    また、その炭素−炭素結合の一部が二重結合または三重
    結合にされていてもよく、また、その 1個のCH2 基がカ
    ルボニル基に置換されていてもよく、また、その基中の
    水素原子の一部もしくは全てがフッ素原子で置換されて
    いてもよく、X は塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子
    である)で表されるハロゲン化シクロヘキサン化合物
    を、リチウム金属と反応させて一般式(3) R1-(A1)m-Y1-A2-Li (3) のリチウム化合物とし、次いでテトラフルオロエチレン
    と反応させて、一般式(4) R1-(A1)m-Y1-A2-CF=CF2 (4) で表されるトリフルオロエチレン化合物とし、次いで一
    般式(6) R2-(A4)n-Y2-A3-Li (6) (式中、Aは1,4-ジ置換シクロヘキセニレン基または
    1,4-ジ置換フェニレン基を示し、A4はトランス-1,4- ジ
    置換シクロヘキシレン基、1,4-ジ置換シクロヘキセニレ
    ン基または1,4-ジ置換フェニレン基であり、これらの基
    は夫々非置換であるかあるいは置換基として 1個もしく
    は 2個以上のハロゲン原子、シアノ基を有していてもよ
    く、これらの基中に存在する 1個もしくは 2個以上のCH
    基は窒素原子に置換されていてもよく、また、 1個もし
    くは 2個以上のCH2 基は酸素原子または硫黄原子に置換
    されていてもよく、Y2は-COO- 、-OCO- 、-C≡C-、-CH2
    CH2-、-CH=CH- 、-OCH2-、-CH2O-または単結合を示し、
    n は 0または 1を示し、R2は炭素数 1〜10のアルキル
    基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、アルキル基の場合
    には、炭素−炭素結合間あるいはこの基と環との間の炭
    素−炭素結合間に酸素原子が挿入されてもよく、また、
    その炭素−炭素結合の一部が二重結合または三重結合に
    されていてもよく、また、その 1個のCH2 基がカルボニ
    ル基に置換されていてもよく、また、その基中の水素原
    子の一部もしくは全てがフッ素原子で置換されていても
    よい)で表されるリチウム化合物と反応させて、下記一
    般式(1) R1-(A1)m-Y1-A2-CF=CF-A3-Y2-(A4)n-R2 (1) で表されるトランス−ジフルオロエチレン化合物を得る
    ことを特徴とする、トランス−ジフルオロエチレン化合
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】ハロゲン化シクロヘキサン化合物をリチウ
    ム金属と反応させる際に、電子移動剤を用いることを特
    徴とする請求項1記載のトランス−ジフルオロエチレン
    化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】電子移動剤が2環以上の芳香族炭化水素ま
    たは縮合環を有する芳香族炭化水素であることを特徴と
    する請求項2記載のトランス−ジフルオロエチレン化合
    物の製造方法。
  4. 【請求項4】電子移動剤がナフタレン、ビフェニル、2,
    6-ジ-t- ブチルナフタレン、2,7-ジ-t- ブチルナフタレ
    ン、4,4'- ジ-t- ブチルビフェニルまたはアントラセン
    であることを特徴とする請求項3記載のトランス−ジフ
    ルオロエチレン化合物の製造方法。
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