JPH0859633A - トリアゾール誘導体、その製法およびその合成中間体 - Google Patents

トリアゾール誘導体、その製法およびその合成中間体

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JPH0859633A
JPH0859633A JP19651694A JP19651694A JPH0859633A JP H0859633 A JPH0859633 A JP H0859633A JP 19651694 A JP19651694 A JP 19651694A JP 19651694 A JP19651694 A JP 19651694A JP H0859633 A JPH0859633 A JP H0859633A
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JP
Japan
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lower alkyl
compound
alkyl group
formula
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Application number
JP19651694A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsujihara
健二 辻原
Kuniyuki Oda
邦幸 小田
Keiji Morimoto
啓氏 森本
Katsuo Takeda
勝男 武田
Motoaki Ohashi
元明 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式〔I〕 【化21】 (式中、Arは1〜2個の置換基を有するフェニル基、
1 は低級アルキル基、R2 は低級アルキル基または低
級アルコキシ低級アルキル基、R3 は(1)水素原子、
低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、(2)アミ
ノ基、水酸基及びカルボキシル基からなる群より選ばれ
る1〜2個の置換基を有していてもよい低級アルカノイ
ル基、(3)低級アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、または(4)ピロリジニルカルボニル基を表
す。)で示されるトリアゾール誘導体又はその薬理的に
許容しうる塩。 【効果】 アスペルギルス属、カンジダ属、クリプト
コッカス属等の各種真菌類に対して優れた抗真菌活性を
有するトリアゾール誘導体を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた抗真菌活性を有
する新規トリアゾール誘導体、その製法およびその合成
中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カンジダ属、アスペルギルス属、
クリプトコッカス属等の真菌類の日和見感染による深在
性真菌症は増加する傾向にあるが、これらの深在性真菌
症の治療には古くからアムホテリシンBが用いられてい
るものの、この薬剤は副作用が強いという難点があっ
た。この点を改善するものとして、フルコナゾール、イ
トラコナゾール等のトリアゾール系抗真菌剤等の使用が
検討されているが、これら化合物は抗真菌スペクトルが
比較的狭く、或いは免疫低下患者での抗真菌作用が弱い
などの難点があった。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明は、優れた抗真菌活性
を有する新規トリアゾール誘導体を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
〔I〕で示される新規トリアゾール誘導体およびその塩
に関する。
【0005】一般式〔I〕
【0006】
【化13】
【0007】(式中、Arは1〜2個の置換基を有する
フェニル基、R1 は低級アルキル基、R2 は低級アルキ
ル基または低級アルコキシ低級アルキル基、R3
(1)水素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキ
ル基、(2)アミノ基、水酸基及びカルボキシル基から
なる群より選ばれる1〜2個の置換基を有していてもよ
い低級アルカノイル基、(3)低級アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基または(4)ピロリジニルカ
ルボニル基を表す。) 本発明のトリアゾール誘導体〔I〕の具体例としては、
例えば(A)Arが、ハロゲン原子(例えば、塩素原
子、フッ素原子等)およびトリハロゲノ低級アルキル基
(例えば、トリフルオロメチル基等)から選ばれる1〜
2個の置換基を有するフェニル基であり、R1 が低級ア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基等)であり、R
2 は低級アルキル基または低級アルコキシ低級アルキル
基(例えば、メトキシメチル基、メトキシエチル基等)
であり、R3 が水素原子である化合物、或いは(B)A
rが1〜2個のハロゲン原子で置換されたフェニル基で
あり、R1 が低級アルキル基であり、R2 が低級アルキ
ル基であり、R3 が(1)低級アルキル基もしくはフェ
ニル低級アルキル基、(2)アミノ基、水酸基及びカル
ボキシル基からなる群より選ばれる1〜2個の置換基を
有していてもよい低級アルカノイル基(例えば、アセチ
ル基、2−ヒドロキシアセチル基、2−アミノアセチル
基、4−カルボキシブタノイル基、3−アミノ−3−カ
ルボキシプロピオニル基等)、(3)低級アルキルスル
ホニル基(メタンスルホニル基等)、アリールスルホニ
ル基(例えば、フェニルスルホニル基、p−トルエンス
ルホニル基の如き非置換もしくは低級アルキル置換フェ
ニルスルホニル基等)または(4)ピロリジニルカルボ
ニル基(例えば、2−ピロリジニルカルボニル基等)で
ある化合物があげられる。
【0008】上記化合物〔I〕のうち、好ましい化合物
〔I〕としては、例えば、Arが1〜2個のハロゲン原
子で置換されたフェニル基であり、R2 が低級アルキル
基または低級アルコキシ低級アルキル基であり、R3
水素原子である化合物があげられる。
【0009】また、他の好ましい化合物〔I〕として
は、例えば、Arが1〜2個のハロゲン原子で置換され
たフェニル基であり、R1 が低級アルキル基であり、R
2 が低級アルキル基であり、R3 がアミノ基及び水酸基
からなる群より選ばれる1〜2個の置換基を有していて
もよい低級アルカノイル基またはピロリジニルカルボニ
ル基である化合物があげられる。
【0010】より好ましい化合物〔I〕としては、例え
ば、Arがジハロゲノフェニル基であり、R1 が低級ア
ルキル基であり、R2 が低級アルキル基であり、R3
水素原子またはアミノ低級アルカノイル基である化合物
があげられる。
【0011】上記のうち、薬効上好ましい化合物〔I〕
としては、例えばArが2,4−ジハロゲノフェニル
基、R1 が低級アルキル基であり、R2 が低級アルキル
基であり、R3 が水素原子である化合物があげられる。
【0012】本発明の目的物には不斉炭素原子および不
斉硫黄原子に基づく光学異性体が存在しうるが、本発明
はこれら光学異性体及びその混合物(ジアステレオマー
混合物等)をいずれも含むものである。
【0013】本発明の目的物〔I〕は遊離の形でもまた
その薬理的に許容しうる塩の形でも医薬用途に用いるこ
とができる。薬理的に許容しうる塩としては、例えば、
塩酸塩、硫酸塩等の無機酸塩、またはp−トルエンスル
ホン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマー
ル酸塩等の有機酸塩、或いはナトリウム塩、カリウム塩
等の無機塩基との塩があげられる。
【0014】本発明の目的物〔I〕及びその薬理的に許
容しうる塩は、経口的にも非経口的にも投与することが
でき、これら投与経路に適した慣用の賦形剤と混合し、
医薬製剤として使用することができる。また医薬製剤
は、錠剤、カプセル剤、散剤の如き固形製剤であっても
よく、溶液、懸濁液、乳液の如き液体製剤であってもよ
い。更に、非経口投与の場合には、注射剤の形で用いる
ことができる。
【0015】本発明の目的物の投与量は、患者の年齢、
体重或いは疾患の程度により異なるが、通常1日あたり
の投与量は、経口投与の場合には、0.05〜20mg
/kg、とりわけ0.2〜5mg/kg、非経口投与の
場合には、0.05〜20mg/kg、とりわけ0.2
〜5mg/kgとするのが好ましい。
【0016】本発明によれば、目的物〔I〕は、(A−
1)一般式〔II〕
【0017】
【化14】
【0018】(式中、Arは1〜2個の置換基を有する
フェニル基、R1 は低級アルキル基、R2 は低級アルキ
ル基または低級アルコキシ低級アルキル基、R31は水素
原子、低級アルキルスルホニル基またはアリールスルホ
ニル基を表す。)で示される化合物を酸化して一般式
〔I−a〕
【0019】
【化15】
【0020】(式中、記号は前記と同一意味を表す。)
で示される化合物とするか、或いは(B−1)一般式
〔V〕
【0021】
【化16】
【0022】(式中、記号は前記と同一意味を表す。)
で示される化合物と該化合物〔V〕の硫黄原子上へ式=
NR31(式中、R31は前記と同一意味を有する。)で示
される基を付加し得るイミノ基(もしくは置換イミノ
基)供与化合物とを反応させて一般式〔I−a〕
【0023】
【化17】
【0024】(式中、記号は前記と同一意味を表す。)
で示される化合物とし、次いで、所望により(2)化合
物〔I−a〕の基R31が低級アルキルスルホニル基また
はアリールスルホニル基である場合には、当該基を除去
して一般式〔I−b〕
【0025】
【化18】
【0026】(式中、記号は前記と同一意味を表す。)
で示される化合物とした後、該化合物〔I−b〕と一般
式〔III〕 R32−X1 〔III〕 (式中、R32は低級アルキル基、フェニル低級アルキル
基、低級アルキルスルホニル基またはアリールスルホニ
ル基、X1 は反応性残基を表す。)で示される化合物ま
たは一般式〔IV〕 R33OH 〔IV〕 (式中、R33は保護されていてもよいアミノ基、保護さ
れていてもよい水酸基および保護されていてもよいカル
ボキシル基から選ばれる1〜2個の置換基を有していて
もよい低級アルカノイル基、またはピロリジニルカルボ
ニル基を表す。)で示される化合物もしくはその反応性
誘導体とを反応させた後、要すれば生成物の基R33上の
保護基を除去することにより製することができる。
【0027】化合物〔II〕の酸化は、当該化合物を不
活性溶媒中、適当な塩基の存在もしくは非存在下に慣用
の酸化剤で処理することにより実施することができる。
【0028】酸化剤としては、例えば過酸化水素、過酢
酸、過塩素酸アルカリ金属、m−クロロ過安息香酸また
は過ヨウ素酸アルカリ金属(触媒量の酸化ルテニウムも
しくは塩化ルテニウム存在下で使用)等があげられる。
酸化剤の使用量は、化合物〔II〕に対して1〜6当
量、とりわけ4〜5当量が好ましい。
【0029】溶媒としては、化合物〔II〕や塩基に対
して不活性な溶媒であればいずれも使用でき、このよう
な溶媒としてはアセトン、塩化メチレン、クロロホルム
等があげられる。
【0030】塩基としては、例えば炭酸水素ナトリウム
等の炭酸水素アルカリ金属、炭酸ナトリウム等の炭酸ア
ルカリ金属等の無機の弱塩基があげられ、当該塩基の使
用量は化合物〔II〕に対して1〜6当量、とりわけ4
〜5当量が好ましい。
【0031】本反応は冷却ないし加温下、とりわけ室温
で実施するのがが好ましい。
【0032】化合物〔V〕と該化合物〔V〕の硫黄原子
上へ式=NR31(式中、R31は水素原子、低級アルキル
スルホニル基またはアリールスルホニル基を表す。)で
示される基を付加し得るイミノ基(もしくは置換イミノ
基)供与化合物との反応は適当な溶媒中で実施すること
ができる。
【0033】化合物〔V〕の硫黄原子上へ式=NR31
示される基を付加し得るイミノ基(もしくは置換イミノ
基)供与化合物としては、例えばN−クロロ−p−トル
エンスルホンアミド・ナトリウム塩(クロラミンT)等
のN−ハロゲノ−アリールスルホンアミドアルカリ金
属、メチルスルホニルアジド等の低級アルキルスルホニ
ルアジド、フェニルスルホニルアジド、p−トルエンス
ルホニルアジド、p−メトキシフェニルスルホニルアジ
ド、p−ニトロフェニルスルホニルアジド等のアリール
スルホニルアジド、メシチルスルホニルオキシアミン等
のアリールスルホニルオキシアミン、窒化水素等があげ
られる。
【0034】本反応においては、イミノ(もしくは置換
イミノ)基供与化合物としてN−ハロゲノ−アリールス
ルホンアミドアルカリ金属またはアリールスルホニルア
ジドを用いる場合には、化合物〔V〕の硫黄原子上には
アリールスルホニル基で置換されたイミノ基を付加する
ことができる。
【0035】一方、イミノ(もしくは置換イミノ)基供
与化合物として低級アルキルスルホニルアジドを用いる
場合には、化合物〔V〕の硫黄原子上には低級アルキル
スルホニル基で置換されたイミノ基が付加される。
【0036】上記本反応は、イミノ基(もしくは置換イ
ミノ基)供与化合物の種類に応じて銅粉等の触媒の存在
下で実施することもできる。
【0037】本反応で使用する溶媒としては、例えば塩
化メチレン、クロロホルム等があげられる。
【0038】本反応の温度は、使用するイミノ基(もし
くは置換イミノ基)供与化合物の種類に応じて適宜選択
すればよく、例えばイミノ基供与化合物としてN−ハロ
ゲノ−アリールスルホンアミドアルカリ金属を用いる場
合には、本反応は0〜100℃で実施でき、とりわけ室
温が好ましい。
【0039】化合物〔I−a〕のイミノ基上の置換基の
除去は、置換基の種類に応じて慣用の方法により実施す
ることができ、例えば当該置換基がトシル基である場合
には、化合物〔I−a〕を無溶媒または適当な溶媒(例
えば、塩化メチレン、クロロホルム等)中、脱トシル化
剤(例えば、濃硫酸等)で処理することにより実施でき
る。
【0040】本反応は冷却ないし加温下、とりわけ0℃
〜室温で実施するのが好ましい。
【0041】化合物〔I−b〕と化合物〔III〕との
反応は、例えば、化合物〔III〕として反応性残基X
1 がハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)
である化合物を用いて適当な溶媒中、塩基の存在下で実
施することができる。
【0042】化合物〔III〕の使用量は、化合物〔I
−b〕に対して1〜2当量、とりわけ1当量が好まし
い。
【0043】溶媒としては、例えばテトラヒドロフラ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、1,2−ジメトキ
シエタン、アセトン、塩化メチレン、クロロホルム、ア
セトニトリル等があげられる。
【0044】塩基としては、例えば水素化ナトリウム等
の水素化アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム等の炭酸水
素アルカリ金属または炭酸ナトリウム等の炭酸アルカリ
金属等の無機の強塩基または弱塩基があげられる。塩基
の使用量は、化合物〔I−b〕に対して1〜2当量、と
りわけ2当量が好ましい。
【0045】本反応は冷却ないし加温下、とりわけ0℃
〜室温で好適に実施することができる。
【0046】化合物〔I−b〕とカルボン酸〔IV〕と
の反応は、縮合剤の存在下適当な溶媒中で実施すること
ができる。
【0047】縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩等があげられる。
溶媒としては、縮合剤および化合物〔I−b〕に不活
性な溶媒であればよく、このような溶媒としては、例え
ばN,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、塩化メチレン、クロロホルム、アセトニトリル等が
あげられる。
【0048】本反応は冷却ないし加温下、とりわけ0℃
〜室温で好適に実施することができる。
【0049】化合物〔I−b〕とカルボン酸〔IV〕の
反応性誘導体との反応は、例えば、化合物〔IV〕の反
応性誘導体として酸無水物または酸塩化物を用いて適当
な溶媒中塩基の存在下で実施することができる。
【0050】溶媒としては、酸無水物または酸塩化物に
不活性な溶媒、例えば化合物〔I−b〕とカルボン酸
〔IV〕との反応に用いる溶媒をいずれも使用すること
ができる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチル
アミン等の有機塩基があげられる。塩基の使用量は、化
合物〔I−b〕に対して1〜2当量、とりわけ1当量が
好ましく、化合物〔IV〕の反応性誘導体として酸無水
物を用いる場合、塩基は過剰量用いてもよい。本反応は
冷却ないし加温下、とりわけ0℃〜室温で実施すること
ができる。
【0051】本発明の原料化合物〔II〕は新規化合物
であり、例えば次のようにして製することができる。
【0052】即ち、原料化合物〔II〕は、特開昭57
−165370記載の方法に準じて i)一般式〔VI〕
【0053】
【化19】
【0054】(式中、記号は前記と同一意味を表す。)
で示されるエポキシ化合物と一般式〔VIII〕 R21−SM 〔VIII〕 (式中、R21は低級アルキル基または水酸基で置換され
た低級アルキル基、Mはアルカリ金属原子を表す。)で
示されるチオレート化合物と反応させ、生成物の基R21
が水酸基で置換された低級アルキル基である場合には、
要すれば当該水酸基を適当なアルキル化剤(水素化アル
カリ金属、低級アルキルハライド等)でアルキル化して
一般式〔VII〕
【0055】
【化20】
【0056】(式中、記号は前記と同一意味を表す。)
で示される化合物とし、次いでii)アルドリキミカ・
アクタ(Aldrichimica Acta )、第18巻、第1号(1
985)、第3〜10頁記載の方法に準じて、当該化合
物と該化合物〔VII〕の硫黄原子上へ基=NR34(式
中、R34は低級アルキルスルホニル基またはアリールス
ルホニル基を表す。)を付加し得る置換イミノ基供与化
合物とを適当な溶媒(低級アルカノール等)中で反応さ
せた後、要すれば生成物を強酸(例えば、濃硫酸等)な
どで処理して基R34を除去することにより製することが
できる。基=NR34の付加反応に使用する置換イミノ基
供与化合物としては、例えばメチルスルホニルアジド等
の低級アルキルスルホニルアジド、p−トルエンスルホ
ニルアジド等のアリールスルホニルアジド、N−クロロ
−p−トルエンスルホンアミド・ナトリウム塩等のN−
ハロゲノ−低級アルキルフェニルスルホンアミドアルカ
リ金属等があげられ、とりわけN−ハロゲノ−低級アル
キルフェニルスルホンアミドアルカリ金属が好ましい。
本付加反応は、0〜60℃、とりわけ室温で好適に実施
することができる。
【0057】また、原料化合物〔V〕は、例えば上記化
合物〔VII〕を不活性溶媒中慣用の酸化剤(例えば、
過酸化水素、過酢酸、過塩素酸アルカリ金属、m−クロ
ロ過安息香酸等)で処理することにより製することがで
きる。
【0058】本発明において、低級アルキル基とは炭素
数1〜6のアルキル基、低級アルコキシ基とは炭素数1
〜6のアルコキシ基、低級アルカノイル基とは炭素数2
〜7のアルカノイル基を表す。
【0059】
【実施例】
実施例1 (1)S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−ジ
フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S
−メチル−N−((4−メチルフェニル)スルホニル)
スルフィルイミン11.42gのアセトン溶液350m
lに無水炭酸ナトリウム5.17g及びm−クロロ過安
息香酸10.51gを加え、室温で30時間かく拌する
〔かく拌開始7時間および23時間後に無水炭酸ナトリ
ウム(各5.17g及び2.59g)およびm−クロロ
過安息香酸(各10.51gおよび5.26g)を反応
液へ添加〕。反応液から溶媒を減圧留去し、残さに飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽
出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残さを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホ
ルム−酢酸エチル)にて精製することにより、(R)−
S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−ジフルオ
ロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S−メチル
−N−((4−メチルフェニル)スルホニル)スルホキ
シイミン11.53gを無色カラメル状物として得る。
【0060】1H−NMR(CDCl3 ):δ 1.3
6(3H,d,J=7.1Hz),2.40(3H,
s),3.40(3H,s),4.82(1H,dql
ike,J=1.1,7.0Hz),5.00(1H,
d,J=14.7Hz),5.40(1H,d,J=1
4.6Hz),5.75(1H,d,J=2.0H
z),6.71−6.84(2H,m),7.26(1
H,ddd,J=6.2,9.0,9.0Hz),7.
30(2H,dlike,J=7.7Hz),7.73
(1H,s),7.78(1H,s),7.89(2
H,dlike,J=8.4Hz) (2)本品1.05gに氷冷下濃硫酸4mlを加え、こ
の混合物を室温で15分間かく拌する。反応液を氷水5
0ml中に注ぎ、5%水酸化ナトリウム水溶液にて中和
後、塩化ナトリウムを加える。この混合物を酢酸エチル
で抽出し、抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸
エチル−メタノール)にて精製することにより、S−
〔2−((2R,3R)−3−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S−メチルスル
ホキシイミン450mgを無色結晶として得る。m.
p.185−186℃1 H−NMR(CDCl3 ):δ 1.34(3H,d
d,J=0.9,7.3Hz),1.67(1H,br
s),3.14(3H,s),3.57(1H,q,J
=7.2Hz),4.93(1H,dd,J=0.8,
14.4Hz),5.45(1H,d,J=14.4H
z),6.02(1H,s),6.72−6.82(2
H,m),7.36(1H,ddd,J=6.5,9.
3,9.3Hz),7.76(1H,s),7.88
(1H,s) 実施例2〜10 (1)対応原料化合物を実施例1−(1)と同様に処理
することにより下記第1〜4表記載の化合物を得る。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】(2)第1〜4表記載の各化合物を実施例
1−(2)と同様に処理することにより下記第5〜7表
記載の化合物を得る。
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【0068】
【表7】
【0069】実施例11 35%油状水素化カリウム146mgの1,2−ジメト
キシエタン3ml懸濁液に室温下(RS)−S−2−
((2RS,3RS)−3−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)ブチル)−S−メチルスルホキ
シイミン200mgを添加し、この混合物を20分間か
く拌する。反応液にセチルトリメチルアンモニウムブロ
ミド11mgおよびベンジルブロミド86μlを加えて
室温下21.5時間かく拌する。反応混合物に氷冷下飽
和食塩水30mlおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
20mlを加え、酢酸エチルで抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。
【0070】残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒;クロロホルム−酢酸エチル)にて精製するこ
とにより、(RS)−N−ベンジル−〔2−S−((2
RS,3RS)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)ブチル)〕−S−メチルスルホキシイ
ミン125mgを無色カラメル状物として得る。
【0071】1H−NMR(CDCl3 ):δ 1.2
9(3H,dd,J=1.3,7.2Hz),3.08
(3H,s),3.67(1H,q,J=7.2H
z),4.31(2H,s),4.83(1H,d,J
=14.0Hz),5.29(1H,d,J=14.3
Hz),6.67−6.82(3H,m),7.22−
7.41(6H,m),7.73(1H,s),7.8
9(1H,s) 実施例12 (RS)−S−〔2−((2RS,3RS)−3−
(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4
−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチ
ル)〕−S−メチルスルホキシイミン200mgに無水
酢酸0.5mlおよびピリジン0.5mlを加え、室温
下2時間かく拌する。反応混合物を酢酸エチルで抽出す
る。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去する。残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロ
ホルム−メタノール)で精製することにより、(RS)
−N−アセチル−S−〔2−((2RS,3RS)−3
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−
4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブ
チル)〕−S−メチルスルホキシイミン189mgを無
色結晶として得る。m.p.157−159℃ 実施例13 (RS)−S−〔2−((2RS,3RS)−3−
(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4
−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチ
ル)〕−S−メチルスルホキシイミンとヨウ化メチルと
を実施例11と同様に処理して(RS)−N−メチル−
S−〔2−((2RS,3RS)−3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S−メ
チルスルホキシイミンの無色油状物を得る。
【0072】1H−NMR(CDCl3 ):δ 1.2
9(3H,dd,J=1.3,7.3Hz),2.82
(3H,s),3.09(3H,s),3.74(1
H,q,J=7.2Hz),4.89(1H,dd,J
=1.3,14.2Hz),5.30(1H,d,J=
14.3Hz),6.65−6.80(1H,br),
6.73−6.82(2H,m),7.74(1H,
s),7.39(1H,ddd,J=6.5,8.4,
9.1Hz),7.93(1H,s) 本品の2p−トルエンスルホン酸塩:m.p.70−8
0℃ 実施例14 (R)−S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S
−メチルスルホキシイミンとメタンスルホンニルクロリ
ドとを実施例12と同様に処理して(R)−S−〔2−
((2R,3R)−3−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ブチル)〕−N−メチルスルホニ
ル−S−メチルスルホキシイミンの無色結晶を得る。
m.p.98−100℃1 H−NMR(CDCl3 ):δ 1.34(3H,
d,J=7.0Hz),3.16(3H,s),3.4
2(3H,s),4.88(1H,dq,J=1.5,
7.0Hz),5.00(1H,d,J=14.7H
z),5.48(1H,d,J=14.6Hz),5.
80(1H,d,J=2.2Hz),6.70−6.8
5(2H,m),7.27(1H,dddlike,J
=6.2,9.2,9.2Hz),7.74(1H,
s),7.80(1H,s) 実施例15 (1)N−ベンジルオキシカルボニル−L−プロリン1
81mgのN,N−ジメチルホルムアミド溶液4.5m
lに氷冷下N−ヒドロキシベンゾトリアゾール98mg
および1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩162mgを加え、30分間
かく拌する。この混合物に(R)−S−〔2−((2
R,3R)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)ブチル)〕−S−メチルスルホキシイミン
200mgを加え、徐々に室温まで温度を上げつつ5時
間かく拌する。反応混合物に氷水30mlおよび飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液30mlを加え、酢酸エチルで
抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロ
ロホルム−メタノール)にて精製することにより、
(R)−N−〔L−(N−ベンジルオキシカルボニル)
プロリル〕−S−〔2−((2R,3R)−3−(2,
4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕
−S−メチルスルホキシイミン363mgを無色結晶と
して得る。
【0073】m.p.73−78℃ (2)本品348mgのメタノール6ml溶液に酢酸1
滴及び10%パラジウム炭素0.16g。を加え、常圧
で接触還元する。反応混合物をろ過した後、ろ液から溶
媒を減圧留去する。残さをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒;クロロホルム−メタノール)にて精製
することにより、(R)−S−〔2−((2R,3R)
−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキ
シ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ブチル)〕−S−メチル−N−(L−プロリル)ス
ルホキシイミン162mgを無色結晶として得る。
【0074】m.p.127−134℃ 実施例16 (R)−S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S
−メチルスルホキシイミンと290mgN−ベンジルオ
キシカルボニルグリシン220mgとを実施例15−
(1)と同様に処理し、次いで生成物640mgを実施
例15−(2)と同様に処理することにより、(R)−
N−アミノアセチル−S−〔2−((2R,3R)−3
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−
4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブ
チル)〕−S−メチルスルホキシイミン340mgを無
色結晶として得る。m.p.154−160℃ 実施例17 (R)−S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S
−メチルスルホキシイミン100mgとグリコール酸2
8mgとを実施例15−(1)と同様に処理して(R)
−S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−ジフル
オロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−N−ヒ
ドロキシアセチル−S−メチルスルホキシイミン90m
gを無色結晶として得る。m.p.125−128℃ 実施例18 (R)−S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S
−メチルスルホキシイミン150mgとグルタール酸モ
ノベンジルエステル121mgとを実施例15−(1)
と同様に処理し、次いで生成物204mgを実施例15
−(2)と同様に処理することにより(R)−N−(4
−カルボキシブチリル)−S−〔2−((2R,3R)
−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキ
シ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ブチル)〕−S−メチルスルホキシイミン157m
gを無色結晶として得る。
【0075】m.p.39−49℃ 実施例19 (R)−S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S
−メチルスルホキシイミン200mgとN−ベンジルオ
キシカルボニル−L−アスパラギン酸ベンジルエステル
260mgとを実施例15−(1)と同様に処理し、次
いで生成物347mgを実施例15−(2)と同様に処
理することにより(R)−N−〔(S)−(3−アミノ
−3−カルボキシ)プロピオニル〕−S−〔2−((2
R,3R)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)ブチル)〕−S−メチルスルホキシイミン
200mgを無色結晶として得る。m.p.137−1
41℃(分解) 実施例20 S−〔2−((2RS,3RS)−3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S−メ
チルスルホキシド200mgの塩化メチレン3ml溶液
に室温下メシチルスルホニルオキシアミン370mgを
加え、この混合物を7時間かく拌する。
【0076】反応混合物に氷冷下10%水酸化ナトリウ
ム水溶液6mlを加え、塩化メチレン及び酢酸エチルで
抽出する。抽出液を合わせて洗浄、乾燥後、溶媒を減圧
留去する。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;酢酸エチル−メタノール)にて精製することに
より、(SR)−S−〔2−((2RS,3RS)−3
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−
4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブ
チル)〕−S−メチルスルホキシイミンの無色カラメル
状物100mgを得る。
【0077】1H−NMR(CDCl3 ):δ 1.3
5(3H,dd,J=0.9,7.0Hz),3.0−
3.3(1H,br),3.74(1H,q,J=7.
0Hz),5.03(1H,dd,J=1.6,14.
5Hz),5.47(1H,d,J=14.4Hz),
6.67(1H,brs),6.70−6.83(2
H,m),7.34(1H,ddd,J=6.5,9.
0,9.2Hz),7.66(1H,s),7.94
(1H,s) 参考例1 (2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メチル−2−〔(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル〕オキシラン7.00gのN,N
−ジメチルホルムアミド溶液20mlに15%メチルメ
ルカプタンナトリウム塩水溶液20mlを加え、75℃
で3時間かく拌する。反応液を冷却後、氷水を加えて酢
酸エチルで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を減
圧留去する。残さをジイソプロピルエーテルから結晶化
することにより、(2R,3R)−3−メチルチオ−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール
7.39gを無色結晶として得る。m.p.137−1
39℃ 参考例2 60%油性水素化ナトリウム0.54gのN,N−ジメ
チルホルムアミド5mlけん濁液に氷冷下ベンジルメル
カプタン1.59mlを滴下し、30分間かく拌する。
この混合物に氷冷下(2RS,3SR)−2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−3−メチル−2−〔(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル〕オキシ
ラン1.70gのN,N−ジメチルホルムアミド溶液9
mlを滴下後、室温で30分間かく拌する。反応液に氷
水及び飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出する。抽出
液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム−酢酸
エチル)で精製することにより、(2RS,3RS)−
3−ベンジルチオ−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2−ブタノール2.22gを無色油状物として得
る。
【0078】参考例3 N−クロロ−p−トルエンスルホンアミド・ナトリウム
塩9.01gのメタノール溶液50mlに(2R,3
R)−2−(2−,4−ジフルオロフェニル)−3−メ
チルチオ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)−2−ブタノール4.79gのメタノール溶液
100mlを室温で滴下後、2時間かく拌する。反応液
に氷冷下5%水酸化ナトリウム水溶液及び水を加え、ク
ロロホルムで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を
留去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;クロロホルム:メタノール)にて精製すること
により、S−〔2−((2R,3R)−3−(2,4−
ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブチル)〕−S
−メチル−N−((4−メチルフェニル)スルホニル)
スルフィルイミン5.91gを無色カラメル状物として
得る。
【0079】1H−NMR(CDCl3 ):δ 1.1
9(3H,d,J=7.1Hz),2.42(3H,
s),2.70(3H,s),3.81(1H,dd
q,J=0.7,0.7,7.0Hz),5.01(2
H,s),5.76(1H,d,J=2.2Hz),
6.70−6.83(2H,m),7.19(1H.d
dd,J=6.2,8.9,8.9Hz),7.28
(2H,dlike,J=8.4Hz),7.81(1
H,s),7.82(1H,s),7.83(2H,d
like,J=8.4Hz) 参考例4〜9 (1)対応化合物を参考例1または2と同様に処理して
下記第8表記載の化合物を得る。
【0080】
【表8】
【0081】(2)対応化合物を参考例3と同様に処理
して下記第9〜11表記載の化合物を得る。
【0082】
【表9】
【0083】
【表10】
【0084】
【表11】
【0085】参考例10 (1)(2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−3−メチル−2−〔(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)メチル〕オキシランと2−メルカ
プトエタノールとを参考例1と同様に処理して(2R,
3R)−2−(2、4−ジフルオロフェニル)−3−
(2−ヒドロキシエチル)チオ−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノールの無色
結晶を得る。
【0086】m.p.90−91℃ (2)本品7.74gのN,N−ジメチルホルムアミド
溶液40mlに冷却下60%油性水素化ナトリウム0.
94gを加え、30分間かく拌する。この混合物にヨウ
化メチル2.9mlを加え、氷冷下1時間かく拌する。
反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出す
る。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去する。残さ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロ
ホルム−メタノール)にて精製することにより、(2
R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−(2−メトキシエチル)チオ−1−(1H−,1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノールの
無色結晶6.27gを得る。
【0087】m.p.52−54℃ (3)本品を参考例3と同様に処理してS−〔2−
((2R,3R)−3−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−ヒドロキシ−4−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ブチル)〕−S−(2−メトキシ
エチル)−N−(p−トルエンスルホニル)スルフィル
イミン(α体)とその対応ジアステレオマー(β体)を
得る。
【0088】α体:m.p.129−131℃1 H−NMR(CDCl3 ):δ 1.19(3H,
d,J=7.1Hz),2.41(3H,s),2.9
3−3.01(1H,m),2.99(3H,s),
3.30−3.46(2H,m),3.54−3.60
(1H,m),3.83(1H,brq,J=7.3H
z),5.06(1H,d,J=14.3Hz),5.
12(1H,d,J=14.6Hz),5.77(1
H,d,J=2.2Hz),6.70−6.82(2
H,m),7.22(1H.ddd,J=6.4,8.
9,8.9Hz),7.29(2H,dlike,J=
8.1Hz),7.80(1H,s),7.84(1
H,s),7.86(2H,dlike,J=8.3H
z)。
【0089】β体:無色油状物1 H−NMR(CDCl3 ):δ 1.28(3H,d
d,J=0.7,7.0Hz),2.40(3H,
s),3.11(3H,s),3.16(1H,dd
d,J=3.1,3.1,12.9Hz),3.29
(1H,ddd,J=4.1,10.5,12.9H
z),3.48(1H,ddd,J=2.9,10.
1,10.1Hz),3.62(1H,ddd,J=
3.9,3.9,10.7Hz),3.81(1H,b
rq,J=7.0Hz),4.84(1H,d,J=1
4.3Hz),5.00(1H,d,J=14.2H
z),5.66(1H,s),6.73(1H,dd
d,J=2.6,8.4,12.3Hz),6.78−
6.86(1H,m),7.27(2H,dlike,
J=8.1Hz),7.52(1H,ddd,J=6.
5,9.1,9.1Hz),7.70(1H,s),
7.82(2H,dlike,J=8.3Hz),7.
87(1H,s) 参考例11〜13 対応化合物を参考例10と同様に処理して下記第12表
記載の化合物を得る。
【0090】
【表12】
【0091】参考例14 (2RS,3RS)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−メチルチオ−1−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)−2−ブタノール3.50gのク
ロロホルム20ml溶液に氷冷下m−クロロ過安息香酸
2.52gのクロロホルム溶液20mlを加え、40分
間かく拌する。反応混合物をクロロホルムで希釈し、洗
浄、乾燥後、溶媒を減圧留去する。残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム−メタノ
ール)で精製することにより、S−〔2−((2RS,
3RS)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−
ヒドロキシ−4−(1H−,1,2,4−トリアゾール
−1−イル)ブチル)〕−S−メチルスルホキシド(α
体、1.12g、m.p.161−164℃)及びその
ジアステレオマー(β体、1.67g、m.p.159
−161℃)の無色結晶を得る。
【0092】
【発明の効果】本発明の目的物であるトリアゾール誘導
体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、カンジダ
属、アスペルギルス属、クリプトコッカス属など広範囲
の真菌類に対して優れた抗菌活性を有する。このため、
これら真菌類の感染による真菌血症、肺真菌症、消化管
真菌症、尿路真菌症、真菌性髄膜炎等の疾患の予防・治
療剤として有用である。
【0093】また、本発明の目的物〔I〕は、マウス免
疫抑制モデルでも強い抗真菌活性を示す化合物を含むた
め、免疫低下患者の真菌症の予防・治療のための優れた
医薬化合物ともなり得るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 元明 東京都小金井市前原町4丁目9番2号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、Arは1〜2個の置換基を有するフェニル基、
    1 は低級アルキル基、R2 は低級アルキル基または低
    級アルコキシ低級アルキル基、R3 は(1)水素原子、
    低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、(2)アミ
    ノ基、水酸基及びカルボキシル基からなる群より選ばれ
    る1〜2個の置換基を有していてもよい低級アルカノイ
    ル基、(3)低級アルキルスルホニル基、アリールスル
    ホニル基、または(4)ピロリジニルカルボニル基を表
    す。)で示されるトリアゾール誘導体又はその薬理的に
    許容しうる塩。
  2. 【請求項2】 R3 が水素原子である請求項1記載の化
    合物。
  3. 【請求項3】 Arがハロゲン原子およびハロゲノ低級
    アルキル基から選ばれる1〜2個の置換基を有するフェ
    ニル基であり、R2 が低級アルキル基であり、R3
    (1)低級アルキル基またはフェニル低級アルキル基、
    (2)アミノ基、水酸基及びカルボキシル基からなる群
    より選ばれる1〜2個の置換基を有していてもよい低級
    アルカノイル基、(3)低級アルキルスルホニル基、非
    置換もしくは低級アルキル置換フェニルスルホニル基ま
    たは(4)ピロリジニルカルボニル基である請求項1記
    載の化合物。
  4. 【請求項4】 Arがジハロゲノフェニル基であり、R
    2 が低級アルキル基である請求項2記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R3 が、アミノ基、水酸基及びカルボキ
    シル基からなる群より選ばれる1〜2個の置換基を有し
    ていてもよい低級アルカノイル基、フェニル低級アルキ
    ル基、低級アルキルスルホニル基、非置換もしくは低級
    アルキル置換フェニルスルホニル基またはピロリジニル
    カルボニル基である請求項3記載の化合物。
  6. 【請求項6】 Arが2,4−ジハロゲノフェニル基、
    1 が低級アルキル基、R2 が低級アルキル基、R3
    水素原子である請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 (1)一般式〔II〕 【化2】 (式中、Arは1〜2個の置換基を有するフェニル基、
    1 は低級アルキル基、R2 は低級アルキル基または低
    級アルコキシ低級アルキル基、R31は水素原子、低級ア
    ルキルスルホニル基またはアリールスルホニル基を表
    す。)で示される化合物を酸化して一般式〔I−a〕 【化3】 (式中、記号は前記と同一意味を表す。)で示される化
    合物とし、次いで、所望により(2)化合物〔I−a〕
    の基R31が低級アルキルスルホニル基またはアリールス
    ルホニル基である場合には、当該基を除去して一般式
    〔I−b〕 【化4】 (式中、記号は前記と同一意味を表す。)で示される化
    合物とした後、該化合物〔I−b〕と一般式〔III〕 R32−X1 〔III〕 (式中、R32は低級アルキル基、フェニル低級アルキル
    基、低級アルキルスルホニル基またはアリールスルホニ
    ル基、X1 は反応性残基を表す。)で示される化合物ま
    たは一般式〔IV〕 R33OH 〔IV〕 (式中、R33は保護されていてもよいアミノ基、保護さ
    れていてもよい水酸基および保護されていてもよいカル
    ボキシル基からなる群より選ばれる1〜2個の置換基を
    有していてもよい低級アルカノイル基またはピロリジニ
    ルカルボニル基を表す。)で示される化合物もしくはそ
    の反応性誘導体とを反応させた後、要すれば生成物から
    保護基を除去することを特徴とする一般式〔I〕 【化5】 (式中、R3 は(1)水素原子、低級アルキル基、フェ
    ニル低級アルキル基、(2)アミノ基、水酸基およびカ
    ルボキシル基からなる群より選ばれる1〜2個の置換基
    を有していてもよい低級アルカノイル基、(3)低級ア
    ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基または
    (4)ピロリジニルカルボニル基を表し、他の記号は前
    記と同一意味を表す。)で示される化合物の製法。
  8. 【請求項8】 (1)一般式〔V〕 【化6】 (式中、Arは1〜2個の置換基を有するフェニル基、
    1 は低級アルキル基、R2 は低級アルキル基または低
    級アルコキシ低級アルキル基を表す。)で示される化合
    物と該化合物〔V〕の硫黄原子上へ式=NR31(式中、
    31は水素原子、低級アルキルスルホニル基またはアリ
    ールスルホニル基を表す。)で示される基を付加し得る
    イミノ基(もしくは置換イミノ基)供与化合物とを反応
    させて一般式〔I−a〕 【化7】 (式中、記号は前記と同一意味を表す。)で示される化
    合物とし、次いで、所望により(2)化合物〔I−a〕
    の基R31が低級アルキルスルホニル基またはアリールス
    ルホニル基である場合には、当該基を除去して一般式
    〔I−b〕 【化8】 (式中、記号は前記と同一意味を表す。)で示される化
    合物とした後、当該化合物〔I−b〕と一般式〔II
    I〕 R32−X1 〔III〕 (式中、R32は低級アルキル基、フェニル低級アルキル
    基、低級アルキルスルホニル基またはアリールスルホニ
    ル基、X1 は反応性残基を表す。)で示される化合物或
    いは一般式〔IV〕 R33OH 〔IV〕 (式中、R33は保護されていてもよいアミノ基、保護さ
    れていてもよい水酸基および保護されていてもよいカル
    ボキシル基からなる群より選ばれる1〜2個の置換基を
    有していてもよい低級アルカノイル基またはピロリジニ
    ルカルボニル基を表す。)で示される化合物もしくはそ
    の反応性誘導体とを反応させた後、要すれば生成物から
    保護基を除去することを特徴とする一般式〔I〕 【化9】 (式中、R3 は(1)水素原子、低級アルキル基、フェ
    ニル低級アルキル基、(2)アミノ基、水酸基およびカ
    ルボキシル基からなる群より選ばれる1〜2個の置換基
    を有していてもよい低級アルカノイル基、(3)低級ア
    ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基または
    (4)ピロリジニルカルボニル基を表し、他の記号は前
    記と同一意味を表す。)で示される化合物の製法。
  9. 【請求項9】 イミノ基(もしくは置換イミノ基)供与
    化合物が低級アルキルスルホニルアジド、アリールスル
    ホニルアジド、N−ハロゲノ−アリールスルホンアミド
    アルカリ金属、アリールスルホニルオキシアミンおよび
    窒化水素から選ばれる化合物である請求項8記載の製
    法。
  10. 【請求項10】 一般式〔II〕 【化10】 (式中、Arは1〜2個の置換基を有するフェニル基、
    1 は低級アルキル基、R2 は低級アルキル基または低
    級アルコキシ低級アルキル基、R31は水素原子、低級ア
    ルキルスルホニル基または非置換もしくは低級アルキル
    置換フェニルスルホニル基を表す。)で示されるトリア
    ゾール誘導体。
  11. 【請求項11】 一般式〔VII〕 【化11】 (式中、Arは1〜2個の置換基を有するフェニル基、
    1 低級アルキル、R2は低級アルキル基または低級ア
    ルコキシ低級アルキル基を表す。)で示される化合物と
    該化合物〔VII〕の硫黄原子上へ式=NR34(式中、
    34は低級アルキルスルホニル基またはアリールスルホ
    ニル基を表す。)で示される基を付加し得る置換イミノ
    基供与化合物とを反応させ、要すれば生成物の基を除去
    することを特徴とする一般式〔II〕 【化12】 (式中、R31は水素原子、低級アルキルスルホニル基ま
    たはアリールスルホニル基を表し、他の記号は前記と同
    一意味を表す。)で示されるトリアゾール誘導体の製
    法。
  12. 【請求項12】 置換イミノ基供与化合物が低級アルキ
    ルスルホニルアジド、アリールスルホニルアジドおよび
    N−ハロゲノ−アリールスルホンアミドアルカリ金属か
    ら選ばれる化合物である請求項11記載の製法。
  13. 【請求項13】 N−ハロゲノ−アリールスルホンアミ
    ドアルカリ金属がN−クロロ−p−トルエンスルホンア
    ミド・ナトリウム塩である請求項12記載の製法。
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