JPH085975Y2 - 自動板材集積装置 - Google Patents

自動板材集積装置

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JPH085975Y2
JPH085975Y2 JP9969791U JP9969791U JPH085975Y2 JP H085975 Y2 JPH085975 Y2 JP H085975Y2 JP 9969791 U JP9969791 U JP 9969791U JP 9969791 U JP9969791 U JP 9969791U JP H085975 Y2 JPH085975 Y2 JP H085975Y2
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芳彦 久世
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動板材集積装置に関す
る。さらに詳しくは、金属、プラスチックス、木材、厚
紙等の剪断可能な材料からなる板材を剪断し、集積する
自動板材集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属、プラスチックス、木材、厚紙等の
剪断可能な材料からなる板材を剪断した後、得られる被
剪断板材を自動的に集積する自動板材集積装置に関して
は、例えば実公昭49-12712号公報等に記載された装置が
公知である。上記公報に記載の装置は、剪断機からシュ
ートを介して供給される鋼板等を、鋼板通路の前方で一
旦支承し、この支承状態で鋼板の一方の側辺を基準面に
当接させて位置規制した後、落下して集積するよう構成
されているものである。
【0003】しかしながらこの装置では、次々と剪断さ
れる鋼板の各々に対して位置規制が行われるので、短時
間に多数枚の鋼板を集積処理することはできないもので
ある。また、鋼板を支承する支承板が、剪断された鋼板
の後端の左右端部とわずかに接触して支承するもので、
剪断長が長い鋼板に対しては支承が不安定なものとな
り、しかも支承板が鋼板面と接触しながら平行移動して
支承解除する構成であるので、鋼板が軽い場合にはせっ
かく位置規制しても摺動によって鋼板の位置がずれて落
下するという不都合があった。さらに上記の装置におけ
る鋼板の供給がシュートを介してのものであり、かなり
のスピードで供給されるものであるので、この鋼板の先
端辺がストッパーによって停止される際にこの先端辺に
歪みや傷が生じ易く、この点にも問題があるものであっ
た。
【0004】以上の諸点を改良するものとして、本願考
案の考案者は、被剪断板材を支承する支承板の作動を回
動作動とした回動フラップと、落下される被剪断板材を
その落下途中で落下姿勢を矯正する手段とを備えた自動
板材集積装置について、先に実願昭60-130286号として
出願している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上記出願
の自動板材集積装置に、さらに改良を加えることによ
り、各種剪断長さで剪断される被剪断板材のいずれに対
しても、自動的にエッジを揃えて整然と堆積し得る自動
板材集積装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして本願考案の『請
求項1』によれば、『一定の寸法に剪断された被剪断板
材(P)を剪断刃物の直前位置から順次該刃物と直交する
方向へ搬送するコンベア装置(2)と、搬送されて来た被
剪断板材(P)を検知するためのセンサ(3)と、上記コンベ
ア装置(2)の次段で被剪断板材(P)を落下可能に一時的に
支承しうる可動ホルダ部(4)と、上記可動ホルダ部(4)の
下方に位置して、可動ホルダ部(4)から落下する被剪断
板材(P)の周端部を揃えた後堆積しうる板材集積部(5)と
からなり、上記可動ホルダ部(4)が、搬送軸に沿って被
剪断板材(P)の幅に対応して1対で軸支され、前記セン
サ(3)からの信号に応じ保持解除位置から保持位置まで
回動した後、再び保持解除位置まで復帰すると共に、被
剪断板材(P)の剪断長に応じて腕長を搬送方向に伸縮可
能に調節できる板状腕部材(46)を有して構成されたこと
を特徴とする自動板材集積装置(1)』が提供される。
【0007】コンベア装置(2)は、一定の寸法に剪断
された被剪断板材(P)を、後述する可動ホルダ部
(4)上に順次正確に搬送して穏やかに載置できる構成
のものであればいずれのものであってもよく、搬送路
(20)はベルトコンベア、ローラコンベア等当該分野
で公知のいずれの構成のものも採用することができる。
上記穏やかに載置できる構成としては、例えば、剪断後
の被剪断板材(P)の搬送速度コントロール又は減速で
きる構成が挙げられる。前者の例としては、ロー間に被
剪断板材(P)を挟持して搬送する方式が適しており、
後者の例としては、搬送路(20)を緩やかな上向き傾
斜にする構成が適している。しかしこれらに限定されな
い。
【0008】センサ(3)は、コンベア装置(2)の搬送路(2
0)を搬送される被剪断板材(P)を検知して、後述する可
動ホルダ部(4)を駆動する信号を出力できる構成のもの
であれば、いずれの構成であってもよく、例えば、電磁
式センサ、空気圧式センサ、光学式センサ等が挙げられ
るが、動作の確実性、汎用性及び簡便性の点から、光路
遮断型フォトセンサが好ましい。該センサ(3)は、コン
ベア装置(2)の搬送路(20)のなるべく可動ホルダ部(4)の
近傍に設けられることが好ましい。
【0009】可動ホルダ部(4)は、コンベア装置(2)によ
り搬送されてきた被剪断板材(P)を落下可能に一時的に
支承しうるよう該コンベア装置(2)の次段に設けられ
る。すなわち、搬送方向にみてコンベア装置(2)の前方
に位置することとなるが、この場合コンベア装置(2)と
連結して設けられてもよく、又コンベア装置(2)の近傍
に独立して設けられてもよい。
【0010】上記可動ホルダ部(4)は、搬送方向に沿っ
ての伸縮が可能な一対の板状腕部材(46)(46)と、各板状
腕部材(46)を回動可能に支持する一対の固定板(44)(44)
とから主として構成される。各板状腕部材(46)は、その
長手方向が搬送方向に沿って互いに対向して配置され、
それぞれ上記センサ(3)からの信号に応じ保持解除位置
から保持位置まで回動するよう長手方向を軸として軸支
される。上記保持位置とは、板状腕部材(46)の板状平面
が固定板(44)上面と同一平面になる位置を意味し、保持
解除位置とは、板状腕部材(46)が上記保持位置から少な
くとも90°回転した位置を意味する。そして一対の板状
腕部材(46)(46)において、各板状腕部材(46)の保持位置
から保持解除位置への回動が、搬送軸に対して互いに回
内作動となるように軸支される。
【0011】一対の板状腕部材(46)(46)が対向配置され
る間隔は、各板状腕部材(46)の保持位置においてこれら
の板状平面によって被剪断板材の両側下面を支承でき、
各板状腕部材(43)の保持解除位置において、もはや被剪
断板材を支承できない間隔となるように設定される。
【0012】また上記各板状腕部材(46)の、保持位置か
ら保持解除位置への復帰は、次の被剪断板材(P)が上記
センサ(3)により検知されるまでには既に行われている
ように、そのタイミングが設定される。上記復帰指令は
例えばタイマにより行われる構成を好ましいものとして
挙げることができるが、これに限定されず、後述するポ
スト(52)に被剪断板材(P)が当接したことを検知するリ
ミットスイッチを介して行われるものであっもよい。
【0013】上記可動ホルダ部(4)の回動作動機構の例
としては、対向配置される各板状腕部材(46)の外側長辺
が回動軸側となるようにヒンジ(45)を介して取付け、各
板状腕部材(46)をクランク機構(49)等を介してエアシリ
ンダ(48)に連結する構成を挙げることができる。具体的
には後述する実施例の記載が参照される。
【0014】上記各板状腕部材(46)は、搬送方向に
向かって伸縮自在に構成される。この板状腕部材(4
6)の伸縮作動は剪断に先立って手動でなされるもので
あってもよいが、被剪断板材(P)の剪断長に合わせて
自動的に伸縮される構造とすることが好ましい。このよ
うな構成例としては、例えば、板状腕部材(46)の外
殻を、アンテナ式に順次重ね収納できる偏平な筒状体
(46a)又はその類似物の組合せで構成し、この筒状
体(46a)等の内部に小形のエキスパンダ(46c)
を収納し、このエキスパンダ(46c)をモータ(46
g)等により駆動して伸縮度を変更できる構成とし、こ
のモータ(46g)の駆動を剪断長に応じて調節できる
構成とする等を挙げることができる。具体的には後述す
る実施例の記載が参照される。さらに、上記板状腕部材
(46)に対して、被剪断板材(P)の支承に対する強
度の点で不安がある場合には、この板状腕部材(46)
の裏面に、この腕部材と共に伸縮可能なロッドアンテナ
のようなものを骨体として設けて補強することが好まし
い。
【0015】以上の可動ホルダ部(4)において、被剪断
板材(P)の幅に対応してその支承間隔を調節できるよ
う、少なくともいずれか一方の板状腕部材(46)が他方の
板状腕部材(46)に対して近接・離隔可能に構成されてい
るものであってもよい。
【0016】次に、板材集積部(5)は、上記可動ホルダ
部(4)の下方に位置して、可動ホルダ部(4)から落下する
被剪断板材(P)の周端部を揃えた後堆積しうる様に構成
される。この構成の好ましい例としては、『請求項2』
に示すように、『コンベア装置(2)に対して近接・離間
可能でかつ上下動可能な被剪断板材用載置台(51)と、該
載置台(51)の前方に立設され被剪断板材の前端辺を揃え
るためのポスト(52)と、載置台(51)上に落下する落下中
の被剪断板材の後端辺及び両側辺とそれぞれ接触する位
置に設けられるバネ性ガイド(53)(54)とを有した構成』
を挙げることができる。
【0017】上記“前方”並びに被剪断板材の“前端
辺”及び“後端辺”とは、いずれも搬送方向にみての前
方、前端及び後端を意味する。載置台(51)は、さらにリ
フター付のものが好ましい。
【0018】上記板材集積部(5)に設けられるバネ性ガ
イド(53)(54)は、被剪断板材(P)の後端辺及び両側辺を
揃えるいわゆる“耳揃え用ガイド”として設けられるも
のであり、落下中の各被剪断板材(P)の周端部を揃える
機能を有するように構成される。このものの具体的な構
成例としては、後述する実施例の記載が参照される。上
記ポスト(52)及びバネ性ガイド(53)(54)は、落下中の被
剪断板材の四辺にそれぞれ接触し得る位置に配置される
ことが好ましい。またバネ性ガイド(53)(54)は、被剪断
板材(P)の後端辺と接触するもの(54)はコンベア装置(2)
の前端部に、被剪断板材(P)の各側辺と接触するもの(5
3)は、可動ホルダ部(4)の構成部材の一部にそれぞれ取
付けられることが好ましいが、これに限定されない。
【0019】本願『請求項3』に係る考案として、上記
『請求項1』又は『請求項2』に係る考案の装置におい
て、さらに『可動ホルダ部(4)の板状腕部材(46)の被剪
断板材支承面側に設けられる搬送ローラ(46f)と、該板
状腕部材(46)の保持位置において搬送ローラ(46f)と対
向し、かつこの保持位置の板状腕部材(46)上に保持され
る被剪断板材(P)を押圧・挟持できる位置に設けられる
押さえローラ(61)とからなるローラ機構(6)を備えると
共に、該ローラ機構(6)が、搬送方向のみに共働して回
転しうるワンウエイローラ機構である』自動板材集積装
置を提供することができる。
【0020】すなわち、上記のようなローラ機構(6)を
備えることにより、コンベア装置(2)により搬送される
被剪断板材(P)が、可動ホルダ部(4)に移送され、その前
方に立設されるポスト(52)に当たって停止される際、こ
の衝突による跳ね返りを防止する機能を有するので、被
剪断板材(P)を上記ポスト(52)の立設位置で正確に停止
させることができるものである。
【0021】なお、前記板材集積部(5)には、一定枚数
の板材が堆積された時点で装置の運転を自動的に停止す
るための機構が設けられていてもよい。例えば前記セン
サ(3)にカウンタ回路を結合し、予定枚数の通過を検知
し、この検知信号に基づいて警報を発せたりまた装置を
停止させたりする構成を挙げることができる。
【0022】
【作用】本願請求項1に係る自動板材集積装置(1)によ
れば、まず予め被剪断板材の剪断長に対して所定の長さ
に可動ホルダ部(4)の各板状腕部材(46)の長さが調節さ
れた後、剪断作動が開始される。一定の寸法に剪断され
た被剪断板材(P)は、コンベア装置(2)によって剪断刃物
の直前位置から順次該刃物と直交する方向に搬送され
る。該コンベア装置(2)の次段に設けられている可動ホ
ルダ部(4)の手前の搬送路(20)においてセンサ(3)により
その被剪断板材(P)の通過が検知されると、このセンサ
(3)からの出力信号によって、可動ホルダ部(4)の一対の
板状腕部材(46)(46)が保持解除位置から保持位置に回動
される。所定の長さに調節されかつ保持位置に回動され
た板状腕部材(43)上に、コンベア装置(2)の搬送路(20)
から被剪断板材(P)が移送され、停止されて可動ホルダ
部(4)の一対の板状腕部材(46)(46)により支承される。
次いで可動ホルダ部(4)の各板状腕部材(46)が保持解除
位置に復帰されると、支承されていた被剪断板材(P)は
落下するが、この落下中において被剪断板材(P)の周端
部が揃えられた後、板状集積部(5)に整然と堆積される
こととなる。
【0023】本願請求項2に係る自動板材集積装置(1)
によれば、板材集積部(5)においては、まず、所定の長
さに調節されかつ保持位置に回動された板状腕部材(46)
上に、コンベア装置(2)の搬送路(20)から移送されてく
る被剪断板材(P)は、その前方の所定位置に立設される
ポスト(52)に当接してその移送が停止され、可動ホルダ
部(4)の一対の板状腕部材(46)(46)により支承される。
このとき被剪断板材(P)の搬送方向の前端辺はポスト(5
2)に当接しており、この下方においては、該被剪断板材
(P)の後端辺及び両側辺にあたる位置にバネ性ガイド(5
3)(54)が位置することとなる。次いで可動ホルダ部(4)
の各板状腕部材(46)が保持解除位置に復帰されると、支
承されていた被剪断板材(P)は落下するが、この落下中
において被剪断板材(P)の四辺はそれぞれポスト(52)及
びバネ性ガイド(53)(54)に当接して耳揃えされた後、板
状集積部(5)に整然と堆積されることとなる。
【0024】本願請求項3に係る自動板材集積装置(1)
によれば、可動ホルダ部(4)においては、所定の長さに
調節されかつ保持位置に回動された板状腕部材(46)上
に、コンベア装置(2)の搬送路(20)から搬送される被剪
断板材(P)は、各板状腕部材(46)に設けられた搬送ロー
ラ(46f)とこれに対向する位置に設けられた押さえロー
ラ(61)とによって押圧・挟持されて案内され、所定のと
ころで停止されるが、このとき上記搬送ローラ(46f)及
び押さえローラ(61)とによって構成されるローラ(6)機
構が、搬送方向のみに共働して回転するワンウエイロー
ラ機構であるため、停止のさいの衝撃による被剪断板材
(P)の跳ね返りが防止され、所定の位置に正確に停止さ
れることとなる。
【0025】
【実施例】以下、本考案を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本考案が限定されるものではない。 実施例1 図1は本願考案の自動板材集積装置の一例の斜視図、図
2は図1の要部拡大斜視図、図3は可動ホルダ部の動作
機構を説明するための要部拡大構成図である。自動板材
集積装置(1)は、鋼板を一定の寸法に剪断する剪断装置
(S)の次段に設けられるコンベア装置(2)と、該コンベア
装置(2)の搬送路(20)の終端近傍に設けられ、搬送され
て来た被剪断板材を検知するための左右一対のセンサ
(3)と、上記コンベア装置(2)の次段に設けられる可動ホ
ルダ部(4)と、該可動ホルダ部(4)の下方に設けられる板
材集積部(5)とから主として構成されている。
【0026】コンベア装置(2)は、剪断装置(S)の剪断刃
物(s1)の直前位置から該刃物と直交してその前方からや
や斜め上方への緩やかな傾斜を有する搬送路(20)を有し
て構成されている。上記搬送路(20)は、剪断装置(S)の
テーブル両端部の各前縁から膨出する1対のブラケット
(s2)(s2)間に軸支された駆動ロール(22)と、上記ブラケ
ット(s2)から前方に一対で張り出された架台(21)の先端
部に軸支された図示しないロールとの間に展張された2
組のゴム製コンベアベルト(23a)(23b)と、上記駆動ロー
ル(22)を駆動する図示しない駆動用モータとから構成さ
れている。なお、上記コンベア装置(2)により搬送され
る被剪断板材(P)の搬送方向を図中(→)で示す。
【0027】各センサ(3)は、搬送路(20)の終端近傍
で、該搬送路(20)を上下に挟むように対向して取付けら
れた光源及びフォトセンサとから設けられている。上記
センサ(3)は、後述する可動ホルダ部(4)のエアシリンダ
駆動用モータに信号を出力できるように構成されてい
る。またセンサ(3)を左右1対に設けることにより、被
剪断板材が搬送方向に対して左右に大きく傾いて搬送さ
れて来ても、いずれか一方のセンサ(3)でその通過開始
を検知して可動ホルダ部(4)に出力し、他方のセンサ(3)
で通過完了を確認できるようになっている。
【0028】可動ホルダ部(4)は、図1〜図3に示すよ
うに、上記コンベア装置(2)の前縁に、上端面が搬送路
(20)面よりも低い位置で取付けられたC型鋼によるフレ
ーム(41)と、該フレーム(41)に取付けられ、このフレー
ムから搬送方向に沿うように1対で設けられた支持部材
(42)(42)と、各支持部材(42)の上方にそれぞれ数本の支
柱(43)により支持された1対の固定板(44)(44) と、各
固定板(44)にヒンジ(45)を介して取付けられた1対の伸
縮フラップ(46)(46)とから主として構成されている。
なお、この例の場合、上記1対の支持部材(42)(42)のう
ち少なくとも一方は、フレーム(41)のC型溝に沿って移
動できるように構成されている。この構成は、支持部材
(42)(42)間の間隔を所定の間隔に調整することができる
点で好ましいものである。上記各伸縮フラップ(46)は、
各固定板(44)に対してヒンジ(45)を介して回動できると
共に、そのフラップ長を搬送方向に沿って伸縮自在に構
成されているものである。
【0029】まず、伸縮フラップ(46)の回動作動に寄与
する構成について、図2〜4を参照して説明する。まず
図4において、上記各伸縮フラップ(46)には、それぞれ
固定板(44)下に吊着され互いに対向する方向にプランジ
ャ(47)が突出・没入するエアシリンダ(48)が、それぞれ
クランク機構(49)を介して接続されている。ここで、1
対のエアシリンダ(48)(48)は各プランジャ(47)が同期し
て出没作動されるものである。このような構成におい
て、各エアシリンダ(48)が作動されない状態では、プラ
ンジャ(47)はエアシリンダ(48)内に没入した状態にあっ
て、各伸縮フラップ(46)はその上面を各固定板(44)の上
面と約90°で交差する位置(いわゆる保持解除位置:図
3参照)に保持され、各エアシリンダ(48)が作動される
とプランジャ(47)はエアシリンダ(48)から突出して各伸
縮フラップ(46)を、その上面が各固定板(44)の上面と
略同一面を形成する位置(いわゆる保持位置:図2参
照)にヒンジ(45)を介して擺動させることとなる。な
お、ヒンジ(45)は、上記プランジャ没入時に伸縮フラッ
プ(46)がいち早く保持解除位置に戻るようにバネ付勢さ
れていてもよい。
【0030】また、上記可動ホルダ部(4)における各伸
縮フラップ(46)の擺動制御は、前記センサ(3)からの出
力信号に応じて各エアシリンダ駆動用の高圧空気ボンベ
(図示せず)を制御する電磁弁(図示せず)と、該電磁
弁の励磁状態を所定時間後に解除するためのタイマスイ
ッチ(図示せず)により行われるよう構成されている。
【0031】次に、伸縮フラップ(46)の伸縮自在な構成
について、図5〜図7を参照して説明する。各伸縮フラ
ップ(46)は、図5に示すように、アンテナのように重ね
収納ができる偏平な筒状体(46a)を組合せて外殻が構成
されており、この筒状体(46a)内には、その一側に案内
溝(46b)が設けられており、内部には小型のエキスパン
ダ(46c)がその一側を上記案内溝(46b)から突出するよう
に内蔵され、この案内溝(46b)に沿って摺動できるよう
に構成されている。上記エキスパンダ(46c)は、図6に
示すように、端部にはエキスパンダ(46c)を伸縮させる
ためのネジ部材(46d)が取付けられており、このネジ部
材(46d)の一端には、カップリング部(46e)が設けられて
いる。上記エキスパンダ(46b)の、筒状体(46a)から突出
された各突出端には、被剪断板材(P)を送るための搬送
ローラ(46f)が取付けられている。上記エキスパンダ(46
c)は、図7に示すように、上記ネジ部材(46d)のカップ
リング部(46e)が偏平な筒状体(46a)の外部に突出してお
り、固定板(44)の上面に取付けた小型モータ(46g)の回
転軸に取付けたギア(46h)とは、伸縮フラップ(46)の保
持位置において噛合し、保持解除位置においては噛合が
解除できるように構成されている。また、上記搬送モー
タ(46g)には、エンコーダ(46i)が取付けられており、こ
れを例えば、剪断装置(S)のバックゲージ位置決めと連
動させることにより、剪断長に応じて自動的にモータを
作動して所定の長さに伸縮度を調節することができる。
なおこの例では、バックゲージのゲージ長の約2/3程
度の長さに伸縮フラップのフラップ長を調節するよう
に、ゲージ長とエンコーダ(46i)での回転数とが対応し
ている。またさらに、上記保持位置において搬送モータ
(46g)を駆動する回路が閉成されるように構成されてい
る。なお、同図には図示しないが、上記筒状体(46a)は
その伸縮に伴って同様に伸縮する複数のロッドアンテナ
を骨体として備えており、これらにより強度が補強され
ている。
【0032】また可動ホルダ部(4)には、図3及び図4
に示すように、さらにローラ機構(6)が設けられてい
る。このローラ機構(6)は、可動ホルダ部(4)における各
伸縮フラップ(46)の一側に設けられている搬送ローラ(4
6f)と、伸縮フラップ(46)の保持位置におけるこの搬送
ローラ(46f)と対向する位置に設けられた1対の押さえ
ローラ(61)(61)と、1対の補助押さえローラ(61a)(61a)
から構成されている。各押さえローラ(61)は、固定板(4
4)に立設された支柱(62)に軸支されたアングル(63)を介
して取付けられ、上下の高さ及び角度が調節できるよう
に構成されている。そして上記搬送ローラ(46f))及び押
さえローラ(61)は、被剪断板材を挟持・押圧できる間隔
で設けられており、さらに、これらのローラ(46f)(61)
(61a)の回転方向は搬送方向にのみ動くように規制され
ている。
【0033】板材集積部(5)は、図1に示すように、コ
ンベア装置(2)の前端下方に位置できかつ搬送可能な載
置台(51)と、この載置台の搬送方向前方に立設されるポ
スト(52)(52)と、上記1対の支持部材(42)(42)にそれぞ
れ設けられるバネ性ガイド(53)(53)、及びフレーム(41)
に取付けられたバネ性ガイド(54)(54)とから構成されて
いる。なお、上記支持部材(42)に取付けられるバネ性ガ
イド(53)は、保持解除位置にある伸縮フラップ(46)と接
触しないように設けられている。
【0034】バネ性ガイド(53)及び(54)はいずれも図8
に示すような構成のものである。すなわち、基板(50a)
と、該基板に対して上端が固着され下端が自由端とされ
た半弓状ガイド板(50b)と、基板(50a)とガイド板(50b)
との間に内蔵される板バネ(50c)とから構成されてい
る。上記バネ性ガイド(53)(54)の好ましい取付け構造と
しては、同図に示すように、小型エアシリンダ(50d)
を、そのプランジャ(50e)が取付け対象のフレーム(41や
支持部材(42)の内部から外部に突出・没入するように取
付け、このプランジャ(50e)の先端を上記バネ性ガイド
(53)(54)の基板(50a)の裏面に連結し、さらに必要に応
じて、摺動案内棒(50f)を設ける構成を挙げることがで
きる。このように取付けると、バネ性ガイド(53)(54)の
設定位置を小型エアシリンダ(50d)の駆動により微調節
することが可能となる。
【0035】以上のように構成された自動板材集積装置
(1)の作動について説明する。 [ア] まず剪断装置(S)の運転に先立って、予定する剪
断長に基づいて、該剪断装置(S)のバックゲージ位置決
めを行う。すると可動ホルダ部(4)のエンコーダ(46i)で
は、そのゲージ長と対応する回転数が設定される。この
ときセンサ(3)を何らかの遮蔽により作動させると、こ
のセンサ(3)からの信号により、可動ホルダ部(4)では電
磁弁が作動し、これによりエアシリンダ(48)が駆動され
て1対の伸縮フラップ(46)(46)は回外方向に擺動され、
各伸縮フラップ(46)の上面が固定板(44)面と同一平面を
構成する保持位置(図2に示す位置)に配置される。こ
の状態では、各伸縮フラップ(46)の外殻を構成する偏平
な筒状体(46a)端部から突出しているネジ部材(46d)端部
のカップリング部(46e)と、固定板(44)に取付けられて
いる小型モータ(46g)の回転軸先端のギア(46h)とが噛合
すると同時に、小型モータ(46g)駆動用の回路が閉成さ
れる。次いで、小型モータ(46g)は、上記エンコーダ(46
i)に設定された回転数で駆動されて停止する。これによ
って、伸縮フラップ(46)に内蔵されているエキスパンダ
(46c)がネジ部材(46d)を介して操作されて伸長され、前
記バックゲージ位置決め作動によって定められたゲージ
長の約 2/3程度の長さに伸縮フラップ(46)の腕長が設定
されることとなる。次いでセンサ(3)での遮蔽を取り除
くと、その所定の短時間経過後、タイマスイッチの作用
で上記各伸縮フラップ(46)がエアシリンダ(48)を介して
回内方向に擺動されて保持解除位置(図3に示す位置)
に戻される。一方、板材集積部(5)における載置用車台
(51)を、その先端辺に設けられたポスト(52)とコンベア
装置(2)の前縁に設けられたフレーム(41)に取付けられ
たバネ性ガイド(54)のガイド板面との間隔を、上記剪断
長に略等しくなるように配置する。また、いずれか一方
の支持部材(42)をフレーム(41)に沿って移動させて、こ
けら一対の支持部材(42)(42)のそれぞれに取付けられて
いる一対のバネ性ガイド(53)(53)の各ガイド板面間の距
離を被剪断板材の幅と略同等にする。
【0036】[イ] そこで、剪断装置(S)を運転し、長
尺の対象板材を設定された寸法で定寸ずつ剪断すると、
剪断された各被剪断板材(P)は、順次、コンベア装置(2)
の緩やかな上り傾斜の搬送路(20)上を順次搬送される。
【0037】[ウ] 搬送路(20)を搬送される被剪断板材
(P)は、該搬送路(20)の終端近傍でセンサ(3)により通過
が検知される。このとき、該センサ(3)からの検知信号
は可動ホルダ部(4)に出力される。
【0038】[エ] 可動ホルダ部(4)では、センサ(3)か
らの出力信号により電磁弁が作動し、これによりエアシ
リンダ(48)が駆動されて1対の伸縮フラップ(46)(46)は
回外方向に擺動され、各伸縮フラップ(46)の上面が固定
板(44)面と同一平面となり、保持位置に配置される。
【0039】[オ] 1対の伸縮フラップ(46)(46)が保持
位置に配置されている可動ホルダ部(4)に、上記コンベ
ア装置(2)から被剪断板材(P)が搬送されてくるが、各伸
縮フラップ(46)の板状平面に露呈している搬送ローラ(4
6f)とその上部に対向して設けられている押さえローラ
(61)とによるローラ機構(6)間に挟持・押圧されなが
ら、1対の伸縮フラップ(46)(46)上を滑走する。そし
て、搬送方向前方の所定位置に立設されているポスト(5
2)に、被剪断板材(P)の前端辺が衝突するが、このとき
該被剪断板材(P)を挟持・押圧しているローラ機構(6)は
搬送方向への回転のみが許容されている構成であるの
で、衝突に伴うショックを吸収し、被剪断板材(P)はそ
の前端辺をポスト(52)に当接させた状態で停止される。
【0040】[カ] そして次の瞬間、タイマスイッチの
作用で上記各伸縮フラップ(46)が回内方向に擺動されて
保持解除位置に配置されると同時に、1対の伸縮フラッ
プ(46)(46)上に支承されていた被剪断板材(P)は落下さ
れる。
【0041】[キ] 落下される被剪断板材(P)は、その
搬送方向の前端辺はポスト(52)に接触し、また同じく後
端辺はバネ性ガイド(54)のガイド板と接触し、さらにそ
の両側端はそれぞれ各バネ性ガイド(53)の各ガイド板に
接触して位置決め・修正されながら落下し、載置用車台
(51)上にその前端辺をポスト(52)に当接させて載置され
る。以後上記[ウ]〜[キ]の作動が繰返されて、各被剪断板
材が耳揃えされて整然と車台(53)に堆積されることとな
る。
【0042】次に、剪断作業の途中で剪断長を例えば短
く変更する場合の作動について説明する。まず、剪断装
置(S)の運転を停止し、バックゲージ位置決めの更新を
行う。これによってゲージ長の変更分に基づく回転数が
エンコーダ(46i)に更新・設定される。またこのとき載
置用車台(51)を動かせて、そのポスト(52)とフレーム(4
1)に取付けられたバネ性ガイド(54)のガイド板面との間
隔を、上記剪断長に略等しくなるように配置しておく。
【0043】そして剪断装置(S)の運転を再開する。変
更された寸法で剪断された被剪断板材(P)が、コンベア
装置(2)の搬送路(20)を搬送されて来ると、上記と同様
にセンサ(3)はこれを検知して、可動ホルダ部(4)に出力
する。可動ホルダ部(4)では、上記信号を受けて各伸縮
フラップ(46)がエアシリンダ(48)によって回外方向に擺
動されて、それぞれ各固定板(44)と同一平面を構成す
る。このとき、上記[ア]と同様な操作の下に、各伸縮フ
ラップ(46)は保持位置に配置されると共に、上記エンコ
ーダ(46i)に更新・設定された回転数に基づいて各腕長
が縮められる。このように腕長が変更された1対の伸縮
フラップ(46)(46)に、被剪断板材(P)が搬送されて来
て、上記[オ]〜[キ]の作動が行われた後、さらに上記[ウ]
〜[キ]の作動が繰返されて、剪断長の短い各被剪断板材
が耳揃えされて整然と載置用車台(51)に堆積されること
となる。その後集積された被剪断板材は、載置用車台(5
1)に堆積されたまま所定の場所へ搬出される。
【0044】
【考案の効果】本考案によれば、被剪断板材を一時的に
支承する板状腕部材の腕長を、剪断寸法の異なる各種の
被剪断板材に応じて、適切な長さに調節できるので、ど
のような剪断長の板材に対しても常に耳揃えをして整然
と堆積する事ができる。またこれを自動的に行うことが
できる。ことに剪断長の短いものに対しては、搬送方向
に複数に並列して堆積することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の自動板材集積装置の一例の全体斜視
【図2】可動ホルダ部の構成を説明する要部斜視図
【図3】保持解除位置における伸縮フラップの構成を説
明する要部斜視図
【図4】可動ホルダの駆動を説明する要部正面概略図
【図5】伸縮フラップの構成を説明する部分概略斜視図
【図6】伸縮フラップに用いるエキスパンダの一例の要
部概略平面図
【図7】固定板と伸縮フラップとの取付けを説明する要
部概略斜視図
【図8】バネ性ガイド板の断面概略図
【符号の説明】
(1)…自動板材集積装置 (2)…コン
ベア装置 (3)…センサ (4)…可動
ホルダ部 (5)…板材集積部 (6)…ロー
ラ機構 (20)…搬送路 (21)…架台 (41)…C型鋼フレーム (42)…支持
部材 (43)…支柱 (44)…固定
板 (45)…ヒンジ (46)…伸縮
フラップ (47)…プランジャ (48)…エア
シリンダ (49)…クランク機構 (46a)…筒
状体 (46b)…案内溝 (46c)…エ
キスパンダ (46d)…ネジ部材 (46e)…カ
ップリング部 (46f)…搬送ローラ (40g)…小
型モータ (40h)…ギア (40i)…エ
ンコーダ (51)…載置用車台 (52)…ポス
ト (53),(54)…バネ性ガイド (61)…押さ
えローラ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の寸法に剪断された被剪断板
    材を剪断刃物の直前位置から順次該刃物と直交する方向
    へ搬送するコンベア装置と、搬送されて来た被剪断板材
    を検知するためのセンサと、上記コンベア装置の次段で
    被剪断板材を落下可能に一時的に支承しうる可動ホルダ
    部と、上記可動ホルダ部の下方に位置して、可動ホルダ
    部から落下する被剪断板材の周端部を揃えた後堆積しう
    る板材集積部とからなり、 上記可動ホルダ部が、搬送軸に沿って被剪断板材の幅に
    対応して1対で軸支され、前記センサからの信号に応じ
    保持解除位置から保持位置まで回動した後、再び保持解
    除位置まで復帰すると共に、被剪断板材の剪断長に応じ
    て腕長を搬送方向に伸縮可能に調節できる板状腕部材を
    有して構成されたことを特徴とする自動板材集積装置。
  2. 【請求項2】 板材集積部が、コンベア装置に対
    して近接・離間可能でかつ上下動可能な被剪断板材用載
    置台と、該載置台の前方に立設され被剪断板材の前端辺
    を揃えるためのポストと、載置台上に落下する落下中の
    被剪断板材の後端辺及び両側辺とそれぞれ接触する位置
    に設けられるバネ性ガイドとから構成されてなる請求項
    1記載の自動板材集積装置。
  3. 【請求項3】 可動ホルダ部の板状腕部材に設け
    られ被剪断板材を誘導・支承する下部ローラと、該板状
    腕部材の保持位置においてこの板状腕部材上に誘導・支
    承される被剪断板材を下部ローラとで押圧・挟持できる
    位置に設けられる上部ローラとからなるローラ機構を備
    えると共に、該ローラ機構が、搬送方向のみに共働して
    回転しうるワンウエイローラ機構である請求項1又は2
    記載の自動板材集積装置。
JP9969791U 1991-11-06 1991-11-06 自動板材集積装置 Expired - Lifetime JPH085975Y2 (ja)

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JPH0542257U JPH0542257U (ja) 1993-06-08
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