JPH0859957A - フェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物 - Google Patents

フェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物

Info

Publication number
JPH0859957A
JPH0859957A JP6222461A JP22246194A JPH0859957A JP H0859957 A JPH0859957 A JP H0859957A JP 6222461 A JP6222461 A JP 6222461A JP 22246194 A JP22246194 A JP 22246194A JP H0859957 A JPH0859957 A JP H0859957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenol
resin
resorcinol
reaction product
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6222461A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kitamura
清治 北村
Takuo Tajima
卓雄 田島
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP6222461A priority Critical patent/JPH0859957A/ja
Publication of JPH0859957A publication Critical patent/JPH0859957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、優れた断熱性能を有するフェノール
樹脂から得られる炭素系組成部物及びバインダー並びに
成形物の適用分野を拡大し優れた高耐火材を提供するこ
とを目的とする。 【構成】本発明は、(a)レゾルシノール類及び/又は
酸触媒存在下において該レゾルシノールとアルデヒド類
との反応生成物であるレゾルシノールノボラック樹脂を
含むレゾルシノール成分、及び(b)ホルムアルデヒド
及び/又はパラホルムアルデヒドとフェノールとの反応
生成物であるフェノールレゾール樹脂、との反応生成物
であり、反応はアルカリ触媒の存在下または不存在下で
行われ、かつ当該反応生成物のpHが5〜10であるこ
とを特徴とするフェノール樹脂から得られる炭素系組成
物及び耐火物用液状バインダー並びに成形物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改善されたフェノール
樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成
形物に関するもので、より詳しくは、高残炭率を有する
炭素系組成物、特にフェノール樹脂から得られる炭素系
組成物及びバインダー並びに成形物に関する。
【0002】本発明に係るフェノール樹脂から得られる
炭素系組成物及びバインダー並びに成形物は、主に摺動
部材、電動機ブラシ、耐蝕機器、ブレーキ・クラッチフ
ューシングの如き車輛、船、機部品、カーボン繊維の集
束材等の高残炭率が要求される種々の用途に適用され
る。
【0003】
【従来の技術】製鋼や製鉄の設備において使用される耐
火炉材としては、従来より1000〜1500℃程度の
高温で焼成して製造されたものが一般的に用いられてい
る。また、ブレーキ等の車両部品についても、高残炭率
の炭素系組成物が用いられている。
【0004】一方、これら炭素系組成物は焼成の際に膨
大なエネルギーを必要とするために省エネルギー上好ま
しくなく、そこで耐火骨材をフェノール樹脂バインダー
で結合した不焼成耐火物が脚光をあび、実用化されてい
る。この不焼成耐火物は耐火骨材とフェノール樹脂バイ
ンダーとの混合組成物をプレスして賦形し、これを例え
ば200℃程度の温度で加熱することにより硬化乾燥せ
しめ、この耐火物を実炉で使用する際に溶鋼の高温で焼
成がなされるようにしたものである。
【0005】他方、フェノール樹脂から成る又は含む粘
結剤は、従来から用いられたタール・ピッチに比べ高価
であるものの、一般に残炭率が高く、昇温時には強度発
現前に溶融流出する部分が少ないため、高密度で、高強
度の耐火物を得るための粘結剤として適当である。かか
るフェノール樹脂粘結剤は、残炭率が高く、熱硬化性で
あるため低温から強度の発現が見られ、高密度で高強度
の耐火物を得るために適しており、使用時に有毒物質を
発生させることもなく衛生的である。しかもその高残炭
率は60%程度であり、更なる向上が求められていた。
また、アミン系硬化剤で硬化した硬化物を焼成処理した
場合にNOを生じるという欠点を有している(特開昭
61−183161号及び特公平1−48217号公報
等参照)。
【0006】また本発明により、アミン系触媒を使用せ
ずに、常温或いは加熱により硬化することができるた
め、従来の技術の問題点を解決することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のフェ
ノール樹脂の粘結剤が、持っている欠点を改善するため
に、鋭意研究を行なった結果、特定のフェノール樹脂を
用いることにより、高残炭率のフェノール樹脂から得ら
れる炭素系組成部物及びバインダー並びに成形物を得、
本発明を完成するに至ったものである。
【0008】本発明により、優れた断熱性能を有するフ
ェノール樹脂から得られる炭素系組成部物及びバインダ
ー並びに成形物の適用分野を拡大し優れた高耐火材を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
した。即ち、 (1)液状フェノール樹脂、その他添加剤を含むフェノ
ール樹脂を固相炭素化することによって得られる炭素系
組成物において、当該フェノール樹脂が (a)レゾルシノール類及び/又は酸触媒存在下におい
て該レゾルシノールとアルデヒド類との反応生成物であ
るレゾルシノールノボラック樹脂を含むレゾルシノール
成分 及び (b)ホルムアルデヒド及び/又はパラホルムアルデヒ
ドとフェノールとの反応生成物であるフェノールレゾー
ル樹脂 との反応生成物であり、反応はアルカリ触媒の存在下ま
たは不存在下で行われ、かつ当該反応生成物のpHが5
〜10であることを特徴とするフェノール樹脂から得ら
れる炭素系組成物,
【0010】(2)液状フェノール樹脂、その他添加剤
を含むフェノール樹脂から成る耐火物用液状バインダー
において、当該フェノール樹脂が (a)レゾルシノール類及び/又は酸触媒存在下におい
て該レゾルシノールとアルデヒド類との反応生成物であ
るレゾルシノールノボラック樹脂を含むレゾルシノール
成分 及び (b)ホルムアルデヒド及び/又はパラホルムアルデヒ
ドとフェノールとの反応生成物であるフェノールレゾー
ル樹脂 との反応生成物であり、反応はアルカリ触媒の存在下ま
たは不存在下で行われ、かつ当該反応生成物のpHが5
〜10であることを特徴とするフェノール樹脂から得ら
れる耐火物用液状バインダー,
【0011】(3)液状フェノール樹脂、その他添加剤
を含むフェノール樹脂を成型することによって得られる
成形体において、当該フェノール樹脂が (a)レゾルシノール類及び/又は酸触媒存在下におい
て該レゾルシノールとアルデヒド類との反応生成物であ
るレゾルシノールノボラック樹脂を含むレゾルシノール
成分 及び (b)ホルムアルデヒド及び/又はパラホルムアルデヒ
ドとフェノールとの反応生成物であるフェノールレゾー
ル樹脂 との反応生成物であり、反応はアルカリ触媒の存在下ま
たは不存在下で行われ、かつ当該反応生成物のpHが5
〜10であることを特徴とするフェノール樹脂から得ら
れる成形物,
【0012】(4)上記の(a)成分のレゾルシノール
成分は、30〜80重量部のレゾルシノールに対して5
〜15重量部のホルムアルデヒドを反応させて成ること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェノー
ル樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに
成形物,
【0013】(5)上記の(b)成分のフェノールレゾ
ール樹脂成分は、40〜75重量部のフェノールに対し
て20〜55重量部のパラホルムアルデヒドを反応させ
て成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
のフェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバイン
ダー並びに成形物,
【0014】(6)アルカリ触媒は、金属水酸化物、金
属酸化物、及びアミンより選ばれた少なくとも1種であ
る請求項1〜3のいずれかに記載のフェノール樹脂から
得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物,
【0015】(7)フィラーないし骨材を含有している
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のフェ
ノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並
びに成形物,であることを、各々特徴とする。
【0016】以下、本発明について説明する。本発明に
用いられる(a)成分のレゾルシノール成分と、(b)
成分のフェノールレゾール樹脂の反応は、アルカリ触媒
の存在中で行うことが望ましいが、必ずしもそのように
しなくてもよい。アルカリ触媒は、適当な触媒であれば
どんな触媒でもかまわない。適当な触媒として、金属水
酸化物、金属酸化物及びアミノ基を含むアミノ化合物か
らなる群から選択することができ、水酸化ナトリウム、
水酸化アンモニウム、及び水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化
カルシウム、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酢酸亜鉛
等及び後記アルカリ触媒が例示される。また、アミノシ
ラン系のアミノ化合物も適当である。酸性触媒のフェノ
ール樹脂と比べると、本発明のフェノール樹脂は、pH
5〜10であって、腐食性の問題を与えないし、かつ例
えばフィラーを併用する場合でも、アルカリ度が強くな
いため、フィラーや滑剤の選択巾が広い。
【0017】本発明のフェノール樹脂は、適当な範囲内
で、室温で硬化できる。例えば15〜160℃の温度
に、pH6〜10の範囲内、10分〜20時間で硬化で
きる。混合割合は、上記のpHが6〜10の範囲に調製
するように、適宜の混合比が選択されるが、好ましくは
(a)成分のレゾルシノール成分100重量部に対し、
50〜150重量部の(b)成分のフェノールレゾール
成分を混合することが好ましい。
【0018】(a)成分であるレゾルシノール成分は、
30〜80重量部のレゾルシノールに対して例えば5〜
15重量部のホルムアルデヒドを反応させて得ることが
でき、このとき、0.025〜0.3重量部(好ましく
は0.03〜0.1重量部)の有機酸溶液、例えば、p
−トルエンスルホン酸又はシュウ酸等の酸触媒の存在下
に反応させて得ることができるレゾルシノールノボラッ
ク樹脂、または当該レゾルシノール単独あるいは上記を
混合したものを適宜使用可能である。
【0019】(b)成分であるフェノールレゾール樹脂
は、40〜75重量部のフェノールに対して20〜55
重量部のパラホルムアルデヒドを反応させて得ることが
でき、該パラホルムアルデヒドは粉末で用いる必要がな
く、溶剤を用いなくとも、パラホルムアルデヒドを溶解
して反応させることができる。従って溶剤を用いない点
で製品の品質がよい。上記と同様のアルカリ触媒の存在
下に行うのが望ましいが、必ずしもそうでなくても可能
である。
【0020】本発明の(a)成分であるレゾルシノール
成分と、(b)成分であるフェノールレゾール樹脂との
反応は、反応時間が速いため、(b)成分で用いるパラ
ホルムアルデヒドは、フェノールと反応する前、少なく
とも一部は溶解して(a)成分で用いるホルムアルデヒ
ドと反応する。かかる(a)成分と(b)成分との反応
系は、用いる硬化剤が液状のときも使用が容易であり、
混合は少なくてよい。
【0021】本発明のフェノール樹脂に用いられるフェ
ノールとしては、下記一般式で示されるものが好まし
い。
【0022】
【化1】
【0023】(ここで、R、R’、R”、R”’はOH
または炭素数1〜6の飽和または不飽和結合を有する鎖
状または、環状の炭化水素基。) フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−ク
レゾール、チモール、p−ter−ブチルフェノール、
ter−ブチルカテコール、カテコール、イソオイゲノ
ール、o−メトキシフェノール、4,4’−ジヒドロキ
シフェニル−2,2−プロパン、サリチル酸イソアミ
ル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸メチル、2,6−
ジ−t−ブチル−p−クレゾール等から選ばれるもので
ある。より好ましくは、フェノール、4、4−ジヒドロ
キシフェニル−2、2−プロパン、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾールである。一方の原料としてのアル
デヒド類としては、ホルムアルデヒド、パラホルムアル
デヒド、ポリオキシメチレン、トリオキサン等が使用で
きる。このアルデヒド類とレゾルシノールを酸性触媒の
存在下に反応させ、レゾルシノールノボラック樹脂を得
る。
【0024】(b)成分であるフェノールレゾール樹脂
は、上記のアルカリ触媒の存在下又は不存在下にてフェ
ノール化合物とアルデヒド化合物であるホルムアルデヒ
ド及び/又はパラホルムアルデヒドとから得られる液状
フェノール樹脂である。フェノール化合物としては、フ
ェノールならびにクレゾール類、キシレノール類のよう
な同族体あるいはこれらの混合物であってもよいが、本
発明ではフェノールが用いられる。
【0025】尚、上記(a)成分のアルデヒド類として
は、例えは、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フ
ルフラール、及び他のアルデヒドならびにこれらの化合
物だけでなく、アルデヒドを生成する化合物を用いるこ
ともでき、例えば、パラホルムアルデヒド、ヘキサメチ
レンテトラミン、メチロール、トリオキサン、テトラオ
キシメタン及び、その他の分解してホルムアルデヒドを
発生させる化合物、ならびに、これらの混合物も使用す
ることができる。
【0026】(a)成分のフェノールレゾール樹脂を得
るための酸触媒としては、各種の酸を用いることができ
る。例えば、リン酸、塩酸、硫酸等の無機酸、フェノー
ルスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、メタンスルホン酸等の有機スルホン酸、トルエン樹
脂やキシレン樹脂、ナフタレン樹脂等をスルホン化した
有機高分子酸が用いられる。これらの酸は、そのまま単
独で使用してもよいし、2種以上併用してもよい。 さ
らに水溶液、その他の溶液として用いてもよい。酸触媒
の添加量は、液状フェノール樹脂100重量部に対し、
1〜50重量部であり、好ましくは10〜30重量部用
いられる。
【0027】本発明においては、シリカ、タルク、ワラ
ストナイト、カオリン、マイカ、ガラス繊維、アラミド
繊維、炭素繊維等の充填剤やその他必要において各種フ
ィラーを用いることができる。
【0028】添加剤としては公知の界面活性剤、難燃
剤、中和剤、充填剤、硬化剤、その他の添加物を添加す
ることができる。硬化剤としてはリン酸、亜リン酸、次
亜リン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ポリリン酸、
塩酸、硫酸等の無機酸、フェノールスルホン酸、トルエ
ンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸等のアリールスルホン酸やメタンスルホン酸等のアル
キルスルホン酸等の有機酸が用いられるがこれらに限定
されるものではない。又これらの硬化剤は単独でまたは
2種以上を併用することも可能であり、水溶液として使
用することも他の溶液として使用することも或いは非溶
液として使用することも可能である。 この硬化剤の使
用量は特に限定されるものではないが、液状フェノール
樹脂100重量部に対して1〜60重量部、好ましくは
5〜30重量部とするのがよい。
【0029】本発明において用いられるアルカリ触媒と
しては、例えばフェノールレゾール樹脂の製法において
用いられていたアルカリ触媒のいずれであってもよい。
具体例としては、NaOH、KOH、MgOH、Ca
(OH)、NHOH、NaO、KO、MgO、
CaO、ZnO、Zn(CH)等の強アルカリ、また
はこれらのアルカリ性の塩、例えば、酢酸亜鉛等も使用
可能である。
【0030】本発明では、以上に述べた原料を均一に混
合し、引き続きモールド等に散布又は注入し硬化させる
ことによりフェノール樹脂成形体が得られる。硬化工程
は常温でも加熱雰囲気下でも行うことが可能である。こ
れらの原料の混合はバッチ混合する場合はディスパー等
の攪拌機が用いられ、連続的に混合する場合は公知の多
成分混合機等が用いられる。又混合された原料は例えば
モールド中で硬化され、そのまま脱型した形で製品とす
ることも、更に必要な形状に加工され製品とすることも
できる。又混合された原料は例えばクラフト紙、水酸化
アルミ紙、アスベスト紙、アスファルト紙、炭酸カルシ
ウム紙、アルミクラフト紙、鉄箔、ステンレス箔、プラ
スチックフィルム又はシート等の軟質面材や銅板、アル
ミ板、ステンレス板等の硬質面材の間に注入され、ボー
ド、パネル、サイディング材等の形で製品とすることも
できる。
【0031】
【実施例】本発明のフェノール樹脂を耐火物用バインダ
ーとして用いるには、特開昭61−183161号公報
記載の技術を採用でき、又、特公平1−48217号公
報記載の技術も好ましく用いられる。成形物を得るには
該特公平1−48217号公報の他、特開平5−170
566号公報記載の技術等も用い得る。
【0032】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明に
ついて詳しく説明する。 合成例(a)(レゾルシノール成分の合成) 445重量部のレゾルシノール、162重量部の37%
ホルマリン水溶液及び3重量部の20%p−トルエンス
ルホン酸水溶液をフラスコ内で100℃で2時間反応せ
しめ、反応生成物にさらに295重量部のレゾルシノー
ルを加えて混合し、50%水酸化ナトリウム水溶液で中
和し、アセトン及びメタノールで希釈して約1000重
量部の(a)成分としてのレゾルシノール成分を得た。 合成例(b)(フェノールレゾール成分) 630重量部の90%フェノール溶液、400重量部の
91%パラホルムアルデヒド及び5重量部の酢酸亜鉛水
和物をフラスコ内で混合し、85℃で1時間反応せし
め、反応生成物を減圧脱水してさらに275重量部のフ
ルフラールを添加し混合して約1000重量部の(b)
成分としてのフェノールレゾール成分を得た。
【0033】実施例1 上記の合成例(a)によるレゾルシノール成分、合成例
(b)によるフェノールレゾール成分を34:46の配
合量(重量部)アルカリ触媒を使用して反応試験を実施
した。得られた反応物をJIS K 2425に準じて
測定した。但し、前処理として、55℃×2時間+55
〜70℃×2時間+70℃×2時間+70〜90℃×2
時間+90℃×2時間+90〜110℃×2時間+11
0℃×4時間加熱硬化して、固形物を測定後、固定炭素
測定方法および灰分測定方法に準じて測定を定を行っ
た。その結果、固形分88.33%、固定炭素分57.
12%、灰分1.536%であった。
【0034】合成例(c)(レゾルシノール成分) 500重量部のレゾルシノール、180重量部の37%
ホルマリン水溶液及び3重量部の20%p−トルエンス
ルフォン酸水溶液をフラスコ内で100〜110℃で1
時間反応せしめ、反応生成物にさらに330重量部のレ
ゾルシノールヒドを加えて80〜100℃で0.5時間
混合した、50%水酸化ナトリウム水溶液で中和して約
1000重量部の(c)成分としてのレゾルシノール成
分を得た。
【0035】合成例(d)(フェノールレゾール成分) 660重量部の90%フェノール溶液、35重量部の9
1%パラホルムアルデヒド及び13重量部の45%水酸
化カリウム溶液をフラスコ内で混合し、80℃に加熱し
その温度に維持した。305重量部の91%パラホルム
アルデヒドを2時間添加した。添加は9回に分けて行っ
た。樹脂はガードナー−ホルト泡粘度が23℃で19.
3秒に達するまで80℃に維持した。次に77%トルエ
ン−キシレンスルホン酸溶液で中和し、2重量部の45
%水酸化カリウム溶液を添加してpHを調節して、約1
000重量部の(d)成分としてのフェノールレゾール
樹脂を得た。
【0036】実施例2 上記の合成例(c)によるレゾルシノール成分、合成例
(d)によるフェノールレゾール成分を25:75配合
量(重量部)でアルカリ触媒を使用して反応実験を実施
した。実施例1と同じく、JIS K 2425に準じ
て測定した。但し、前処理として、130℃×1時間加
熱硬化して、固形物を測定後、固定炭素測定方法および
灰分測定方法に準じて測定を定を行った。その結果、固
形分84.45%、固定炭素分62.98%、灰分0.
281%であった。但し、実施例1、2ともに下記触媒
を用いた。
【0037】触媒:酸化マグネシウム(協和化学
(株)、キョーワマグ20) 以上の結果からいずれも高残炭率のフェノール樹脂から
得られる炭素系組成物(及びバインダー並びに成形物)
が得られた。
【0038】比較例1〜6 従来型のレゾール樹脂として、郡栄化学(株)製の商品
名XPL−4852Bを使用して実施例1と同様にし
て、試験を実施した。試験結果は、固定炭素分60%止
まりであった。
【0039】
【発明の効果】本発明により、優れた断熱性能を有する
フェノール樹脂から得られる炭素系組成部物及びバイン
ダー並びに成形物の適用分野を拡大し優れた高耐火材を
提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 61:06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状フェノール樹脂、その他添加剤を含む
    フェノール樹脂を固相炭素化することによって得られる
    炭素系組成物において、当該フェノール樹脂が(a)レ
    ゾルシノール類及び/又は酸触媒存在下において該レゾ
    ルシノールとアルデヒド類との反応生成物であるレゾル
    シノールノボラック樹脂を含むレゾルシノール成分 及
    び(b)ホルムアルデヒド及び/又はパラホルムアルデ
    ヒドとフェノールとの反応生成物であるフェノールレゾ
    ール樹脂との反応生成物であり、反応はアルカリ触媒の
    存在下または不存在下で行われ、かつ当該反応生成物の
    pHが5〜10であることを特徴とするフェノール樹脂
    から得られる炭素系組成物。
  2. 【請求項2】液状フェノール樹脂、その他添加剤を含む
    フェノール樹脂から成る耐火物用液状バインダーにおい
    て、当該フェノール樹脂が(a)レゾルシノール類及び
    /又は酸触媒存在下において該レゾルシノールとアルデ
    ヒド類との反応生成物であるレゾルシノールノボラック
    樹脂を含むレゾルシノール成分 及び(b)ホルムアル
    デヒド及び/又はパラホルムアルデヒドとフェノールと
    の反応生成物であるフェノールレゾール樹脂との反応生
    成物であり、反応はアルカリ触媒の存在下または不存在
    下で行われ、かつ当該反応生成物のpHが5〜10であ
    ることを特徴とするフェノール樹脂から得られる耐火物
    用液状バインダー。
  3. 【請求項3】液状フェノール樹脂、その他添加剤を含む
    フェノール樹脂を成型することによって得られる成形体
    において、当該フェノール樹脂が(a)レゾルシノール
    類及び/又は酸触媒存在下において該レゾルシノールと
    アルデヒド類との反応生成物であるレゾルシノールノボ
    ラック樹脂を含むレゾルシノール成分 及び(b)ホル
    ムアルデヒド及び/又はパラホルムアルデヒドとフェノ
    ールとの反応生成物であるフェノールレゾール樹脂との
    反応生成物であり、反応はアルカリ触媒の存在下または
    不存在下で行われ、かつ当該反応生成物のpHが5〜1
    0であることを特徴とするフェノール樹脂から得られる
    成形物。
  4. 【請求項4】上記の(a)成分のレゾルシノール成分
    は、30〜80重量部のレゾルシノールに対して5〜1
    5重量部のホルムアルデヒドを反応させて成ることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェノール樹
    脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形
    物。
  5. 【請求項5】上記の(b)成分のフェノールレゾール樹
    脂成分は、40〜75重量部のフェノールに対して20
    〜55重量部のパラホルムアルデヒドを反応させて成る
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェ
    ノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並
    びに成形物。
  6. 【請求項6】アルカリ触媒は、金属水酸化物、金属酸化
    物、及びアミンより選ばれた少なくとも1種である請求
    項1〜3のいずれかに記載のフェノール樹脂から得られ
    る炭素系組成物及びバインダー並びに成形物。
  7. 【請求項7】フィラーないし骨材を含有していることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のフェノール
    樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成
    形物。
JP6222461A 1994-08-24 1994-08-24 フェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物 Pending JPH0859957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222461A JPH0859957A (ja) 1994-08-24 1994-08-24 フェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222461A JPH0859957A (ja) 1994-08-24 1994-08-24 フェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0859957A true JPH0859957A (ja) 1996-03-05

Family

ID=16782785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6222461A Pending JPH0859957A (ja) 1994-08-24 1994-08-24 フェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0859957A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004031254A1 (ja) * 2002-10-04 2004-04-15 E-Tec Co., Ltd. 非加熱硬化型バインダー及びそれを用いた成形体の製造方法
JP2010235671A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd フェノール樹脂組成物
JP2013023633A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Gun Ei Chem Ind Co Ltd 固形レゾール型バイオマスフェノール樹脂およびゴム組成物
CN107011624A (zh) * 2017-02-15 2017-08-04 南昌航空大学 一种低碳含碳耐火材料用酚醛树脂基微纳米石墨薄片混合料的制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004031254A1 (ja) * 2002-10-04 2004-04-15 E-Tec Co., Ltd. 非加熱硬化型バインダー及びそれを用いた成形体の製造方法
CN100379779C (zh) * 2002-10-04 2008-04-09 E&E技术株式会社 非加热固化型粘合剂及使用该粘合剂的成形体的制造方法
JP2010235671A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd フェノール樹脂組成物
JP2013023633A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Gun Ei Chem Ind Co Ltd 固形レゾール型バイオマスフェノール樹脂およびゴム組成物
CN107011624A (zh) * 2017-02-15 2017-08-04 南昌航空大学 一种低碳含碳耐火材料用酚醛树脂基微纳米石墨薄片混合料的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4939188A (en) Lithium-containing resole composition for making a shaped refractory article and other hardened articles
US4794051A (en) Low shrinkage phenolic molding compositions
US5032642A (en) Phenolic resin compositions
EP0384077B1 (en) Process for the preparation of reinforced plastics based on a resorcinol-modified phenolic resin
US5304225A (en) Binder mixture
CA1335679C (en) Binder compositions comprising low molecular weight poly (orthomethylolated) phenolic compound and novolac resin
US4427800A (en) Phenolic resin for refractory uses
JPH0859957A (ja) フェノール樹脂から得られる炭素系組成物及びバインダー並びに成形物
EP0869980B1 (en) Reactive diluents for acid curable phenolic compositions
JPH081804A (ja) 繊維強化フェノール樹脂の引抜成形方法
US3862089A (en) Process for the preparation of thermosetting phenolic synthetic resin
JP4337431B2 (ja) 不定形耐火物用結合剤組成物
JP2009242472A (ja) 熱硬化性樹脂組成物および熱硬化性樹脂成形材料
JPH04318053A (ja) フェノール樹脂成形材料の製造法
JP3521060B2 (ja) 不定形耐火物用結合剤組成物
JP2006089545A (ja) 不定形耐火物用結合剤組成物
JP3545800B2 (ja) フェノール樹脂組成物の製造方法
JPH05148409A (ja) フエノール樹脂成形材料
JPH0725990B2 (ja) フエノ−ル系樹脂結合剤の製造方法
JP3972712B2 (ja) 酸硬化型レゾール樹脂組成物
JPH06322234A (ja) フェノール系樹脂組成物
JPH0760928A (ja) フェノールfrp成形物及びその製造方法
JPH0570668A (ja) フエノール系樹脂組成物
JPH03277649A (ja) フェノール樹脂複合成形体の製造方法
JPH05156134A (ja) フェノール系樹脂組成物