JPH0859963A - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents
半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置Info
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- JPH0859963A JPH0859963A JP22110194A JP22110194A JPH0859963A JP H0859963 A JPH0859963 A JP H0859963A JP 22110194 A JP22110194 A JP 22110194A JP 22110194 A JP22110194 A JP 22110194A JP H0859963 A JPH0859963 A JP H0859963A
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- JP
- Japan
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- epoxy resin
- resin composition
- inorganic filler
- semiconductor
- composition
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- Pending
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 エポキシ樹脂と硬化剤と無機質充填剤とを含
有してなるエポキシ樹脂組成物において、下記一般式
(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合物を組
成物全体の0.05〜0.3重量%配合するか、又は下
記一般式(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化
合物により表面処理された無機質充填剤を配合したこと
を特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。 【化1】 (Rは置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、nは1
又は2である。) 【効果】 本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物
は、成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐クラック性
に優れた硬化物を与えることができ、本発明の組成物の
硬化物で封止された半導体装置は信頼性の高いものであ
る。
有してなるエポキシ樹脂組成物において、下記一般式
(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合物を組
成物全体の0.05〜0.3重量%配合するか、又は下
記一般式(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化
合物により表面処理された無機質充填剤を配合したこと
を特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。 【化1】 (Rは置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、nは1
又は2である。) 【効果】 本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物
は、成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐クラック性
に優れた硬化物を与えることができ、本発明の組成物の
硬化物で封止された半導体装置は信頼性の高いものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形時の流動性に優
れ、表面実装時の耐クラック性に優れた硬化物を与える
半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び該組成物の硬化物
で封止された半導体装置に関する。
れ、表面実装時の耐クラック性に優れた硬化物を与える
半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び該組成物の硬化物
で封止された半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
半導体産業の中で樹脂封止型のダイオード、トランジス
タ、IC、LSI、超LSIが主流となっており、この
封止樹脂としてエポキシ樹脂は、一般に他の熱硬化性樹
脂に比べて成形性、接着性、電気特性、機械特性、耐湿
性等に優れているため、エポキシ樹脂組成物で半導体装
置を封止することが多く行われている。
半導体産業の中で樹脂封止型のダイオード、トランジス
タ、IC、LSI、超LSIが主流となっており、この
封止樹脂としてエポキシ樹脂は、一般に他の熱硬化性樹
脂に比べて成形性、接着性、電気特性、機械特性、耐湿
性等に優れているため、エポキシ樹脂組成物で半導体装
置を封止することが多く行われている。
【0003】最近においては、これらの半導体装置は集
積度が益々大きくなり、それに応じてチップ寸法も大き
くなりつつある。一方、これに対してパッケージ外形寸
法は電子機器の小型化、軽量化の要求にともない、小型
化、薄型化が進んでいる。更に、半導体部品を回路基板
へ取り付ける方法も、基板上の部品の高密度化や基板の
薄型化のため、半導体部品の表面実装化が幅広く行われ
るようになってきた。
積度が益々大きくなり、それに応じてチップ寸法も大き
くなりつつある。一方、これに対してパッケージ外形寸
法は電子機器の小型化、軽量化の要求にともない、小型
化、薄型化が進んでいる。更に、半導体部品を回路基板
へ取り付ける方法も、基板上の部品の高密度化や基板の
薄型化のため、半導体部品の表面実装化が幅広く行われ
るようになってきた。
【0004】しかしながら、半導体装置を表面実装する
場合、半導体装置全体を半田槽に浸漬するか又は半田が
溶融する高温ゾーンを通過させる方法が一般的である
が、その際の熱衝撃により封止樹脂層にクラックが発生
したり、リードフレームやチップと封止樹脂との界面に
剥離が生じたりする。このようなクラックや剥離は、表
面実装時の熱衝撃以前に半導体装置の封止樹脂層が吸湿
していると更に顕著なものとなるが、実際の作業工程に
おいては、封止樹脂層の吸湿は避けられず、このため実
装後のエポキシ樹脂で封止した半導体装置の信頼性が大
きく損なわれる場合がある。
場合、半導体装置全体を半田槽に浸漬するか又は半田が
溶融する高温ゾーンを通過させる方法が一般的である
が、その際の熱衝撃により封止樹脂層にクラックが発生
したり、リードフレームやチップと封止樹脂との界面に
剥離が生じたりする。このようなクラックや剥離は、表
面実装時の熱衝撃以前に半導体装置の封止樹脂層が吸湿
していると更に顕著なものとなるが、実際の作業工程に
おいては、封止樹脂層の吸湿は避けられず、このため実
装後のエポキシ樹脂で封止した半導体装置の信頼性が大
きく損なわれる場合がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐クラック性に優
れた硬化物を与える半導体封止用エポキシ樹脂組成物及
び該組成物の硬化物で封止された半導体装置を提供する
ことを目的とする。
成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐クラック性に優
れた硬化物を与える半導体封止用エポキシ樹脂組成物及
び該組成物の硬化物で封止された半導体装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、エポキシ
樹脂、硬化剤及び無機質充填剤を必須成分とするエポキ
シ樹脂組成物に、下記一般式(1)で示されるシラノー
ル基含有有機珪素化合物を配合することにより、或いは
無機質充填剤を下記一般式(1)で示されるシラノール
基含有有機珪素化合物で表面処理したものを配合するこ
とにより、このエポキシ樹脂組成物の流動性を改善する
とともに、硬化物の吸水率を従来のものより低くできる
ことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、エポキシ
樹脂、硬化剤及び無機質充填剤を必須成分とするエポキ
シ樹脂組成物に、下記一般式(1)で示されるシラノー
ル基含有有機珪素化合物を配合することにより、或いは
無機質充填剤を下記一般式(1)で示されるシラノール
基含有有機珪素化合物で表面処理したものを配合するこ
とにより、このエポキシ樹脂組成物の流動性を改善する
とともに、硬化物の吸水率を従来のものより低くできる
ことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】
【化2】 (Rは置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、nは1
又は2である。)
又は2である。)
【0008】従って、本発明は、エポキシ樹脂と硬化剤
と無機質充填剤とを含有してなるエポキシ樹脂組成物に
おいて、上記一般式(1)で示されるシラノール基含有
有機珪素化合物を組成物全体の0.05〜0.3重量%
配合したことを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組
成物、及び、エポキシ樹脂と硬化剤と無機質充填剤とを
含有してなるエポキシ樹脂組成物において、上記一般式
(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合物によ
り表面処理された無機質充填剤を配合したことを特徴と
する半導体封止用エポキシ樹脂組成物、並びに、上記組
成物の硬化物で封止された半導体装置を提供する。
と無機質充填剤とを含有してなるエポキシ樹脂組成物に
おいて、上記一般式(1)で示されるシラノール基含有
有機珪素化合物を組成物全体の0.05〜0.3重量%
配合したことを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組
成物、及び、エポキシ樹脂と硬化剤と無機質充填剤とを
含有してなるエポキシ樹脂組成物において、上記一般式
(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合物によ
り表面処理された無機質充填剤を配合したことを特徴と
する半導体封止用エポキシ樹脂組成物、並びに、上記組
成物の硬化物で封止された半導体装置を提供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、上述したよう
にエポキシ樹脂、硬化剤及び無機質充填剤を主成分とし
て含有するものである。
明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、上述したよう
にエポキシ樹脂、硬化剤及び無機質充填剤を主成分とし
て含有するものである。
【0010】本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物
を構成するエポキシ樹脂としては、1分子中にエポキシ
基を少なくとも2個以上有するエポキシ樹脂であればい
ずれのものでもよく、具体的にはビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ト
リフェノールアルカン型エポキシ樹脂及びその重合物、
ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン−フ
ェノールノボラック樹脂、フェノールアラルキル型エポ
キシ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環
型エポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹脂などを用いること
ができる。これらのエポキシ樹脂のなかでは、下記式で
示されるナフタレン環含有エポキシ樹脂やビフェニル型
エポキシ樹脂が低吸湿、高接着性を得る点で望ましい。
を構成するエポキシ樹脂としては、1分子中にエポキシ
基を少なくとも2個以上有するエポキシ樹脂であればい
ずれのものでもよく、具体的にはビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ト
リフェノールアルカン型エポキシ樹脂及びその重合物、
ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン−フ
ェノールノボラック樹脂、フェノールアラルキル型エポ
キシ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環
型エポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹脂などを用いること
ができる。これらのエポキシ樹脂のなかでは、下記式で
示されるナフタレン環含有エポキシ樹脂やビフェニル型
エポキシ樹脂が低吸湿、高接着性を得る点で望ましい。
【0011】
【化3】 (nは1以上の整数を示す。)
【0012】なお、これらのエポキシ樹脂は、その使用
に当たっては必ずしも1種類の使用に限定されるもので
はなく、2種類又はそれ以上を混合して配合してもよ
い。
に当たっては必ずしも1種類の使用に限定されるもので
はなく、2種類又はそれ以上を混合して配合してもよ
い。
【0013】また、硬化剤は特に制限されるものではな
く、使用するエポキシ樹脂に応じて適宜選定することが
でき、例えばアミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、フェ
ノールノボラック型硬化剤などが挙げられるが、中でも
フェノールノボラック型硬化剤が組成物の成形性、耐湿
性の面でより望ましく、好適に使用できる。なお、フェ
ノールノボラック型硬化剤としては、具体的にフェノー
ルノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などが例
示される。
く、使用するエポキシ樹脂に応じて適宜選定することが
でき、例えばアミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、フェ
ノールノボラック型硬化剤などが挙げられるが、中でも
フェノールノボラック型硬化剤が組成物の成形性、耐湿
性の面でより望ましく、好適に使用できる。なお、フェ
ノールノボラック型硬化剤としては、具体的にフェノー
ルノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などが例
示される。
【0014】上記硬化剤の配合量はエポキシ樹脂を硬化
させ得る量で、通常使用される量とすることができ、フ
ェノールノボラック型硬化剤を用いた場合、エポキシ樹
脂中のエポキシ基と硬化剤中のOH基との比がモル比で
1:0.5〜1:1.5となるように配合することが好
ましい。
させ得る量で、通常使用される量とすることができ、フ
ェノールノボラック型硬化剤を用いた場合、エポキシ樹
脂中のエポキシ基と硬化剤中のOH基との比がモル比で
1:0.5〜1:1.5となるように配合することが好
ましい。
【0015】無機質充填剤としては、従来公知の無機質
充填剤を配合することができ、これにより封止材の膨張
係数を小さくし、半導体素子に加わる応力を低下させる
ことができる。このような無機質充填剤としては、通常
エポキシ樹脂組成物に配合されるいずれのものをも使用
することができ、具体的には、破砕状や球状を有する溶
融シリカ、結晶性シリカが用いられ、この他にはアルミ
ナ、窒化ケイ素、窒化アルミなども使用可能である。
充填剤を配合することができ、これにより封止材の膨張
係数を小さくし、半導体素子に加わる応力を低下させる
ことができる。このような無機質充填剤としては、通常
エポキシ樹脂組成物に配合されるいずれのものをも使用
することができ、具体的には、破砕状や球状を有する溶
融シリカ、結晶性シリカが用いられ、この他にはアルミ
ナ、窒化ケイ素、窒化アルミなども使用可能である。
【0016】これらの無機質充填剤の平均粒径として
は、5〜40μmのものを用いることが好ましい。無機
質充填剤の充填量は、本発明のエポキシ樹脂組成物全体
に対し75〜94%(重量%、以下同様)とすることが
好ましく、より好ましくは80〜92%である。充填量
が75%未満では、得られた硬化物の膨張係数が大きく
なってしまうため応力特性が悪くなってしまう場合があ
り、94%を超えると成形時の溶融粘度が高くなりすぎ
るためにボイド、未充填などが発生する場合がある。
は、5〜40μmのものを用いることが好ましい。無機
質充填剤の充填量は、本発明のエポキシ樹脂組成物全体
に対し75〜94%(重量%、以下同様)とすることが
好ましく、より好ましくは80〜92%である。充填量
が75%未満では、得られた硬化物の膨張係数が大きく
なってしまうため応力特性が悪くなってしまう場合があ
り、94%を超えると成形時の溶融粘度が高くなりすぎ
るためにボイド、未充填などが発生する場合がある。
【0017】また、硬化物の低膨張化と成形性とを両立
させるためには、球状品と破砕品とのブレンド、或いは
球状品のみを用いることが推奨される。
させるためには、球状品と破砕品とのブレンド、或いは
球状品のみを用いることが推奨される。
【0018】なお、上記無機質充填剤は、予めシランカ
ップリング剤や、後述するように式(1)のシラノール
基含有有機珪素化合物で表面処理して用いることが好ま
しい。
ップリング剤や、後述するように式(1)のシラノール
基含有有機珪素化合物で表面処理して用いることが好ま
しい。
【0019】本発明においては、上記成分に加え、下記
一般式(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合
物を配合するもので、これにより本発明の組成物より得
られた硬化物が成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐
クラック性に優れたものとなる。
一般式(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合
物を配合するもので、これにより本発明の組成物より得
られた硬化物が成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐
クラック性に優れたものとなる。
【0020】
【化4】 (Rは置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、nは1
又は2である。)
又は2である。)
【0021】なお、Rは炭素数1〜12、特に1〜6で
あることが好ましく、メチル基、エチル基等のアルキル
基、フェニル基等のアリール基やこれらのハロゲン置換
体が挙げられる。
あることが好ましく、メチル基、エチル基等のアルキル
基、フェニル基等のアリール基やこれらのハロゲン置換
体が挙げられる。
【0022】ここで、上記有機珪素化合物はシラノール
基を有するシロキサンであり、具体的には下記に示す化
合物が例示される。
基を有するシロキサンであり、具体的には下記に示す化
合物が例示される。
【0023】1,1,3,3−テトラメチル−1,3−
ジヒドロキシジシロキサン、1,3−ジメチル−1,3
−ジフェニル−1,3−ジヒドロキシジシロキサン、
1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ジヒ
ドロキシ−1,3,5−トリシロキサン。これらの中
で、特に1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジヒ
ドロキシジシロキサンの使用が好ましい。
ジヒドロキシジシロキサン、1,3−ジメチル−1,3
−ジフェニル−1,3−ジヒドロキシジシロキサン、
1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ジヒ
ドロキシ−1,3,5−トリシロキサン。これらの中
で、特に1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジヒ
ドロキシジシロキサンの使用が好ましい。
【0024】この有機珪素化合物は、組成物全体に対し
て0.05〜0.3%配合する。使用法としては組成物
製造時に単純に添加したり、予め無機質充填剤の表面処
理をしたりして用いることができる。配合量が0.05
%未満の場合には十分な流動性の改善ができなかった
り、吸水率低減効果が得られず、0.3%を超える場合
には強度低下を起こしたり、接着性が悪くなる。
て0.05〜0.3%配合する。使用法としては組成物
製造時に単純に添加したり、予め無機質充填剤の表面処
理をしたりして用いることができる。配合量が0.05
%未満の場合には十分な流動性の改善ができなかった
り、吸水率低減効果が得られず、0.3%を超える場合
には強度低下を起こしたり、接着性が悪くなる。
【0025】更に、本発明の組成物には、硬化促進剤を
添加することができる。この硬化促進剤としては、イミ
ダゾールもしくはその誘導体、ホスフィン誘導体、シク
ロアミジン誘導体などが挙げられる。その配合量はエポ
キシ樹脂100部(重量部、以下同様)に対して0.0
01〜10部、特に0.1〜5部とすることが好まし
く、配合量が0.001部未満では短時間で硬化させる
ことができず、10部を超えると硬化速度が速すぎて良
好な成形品が得られないことがある。
添加することができる。この硬化促進剤としては、イミ
ダゾールもしくはその誘導体、ホスフィン誘導体、シク
ロアミジン誘導体などが挙げられる。その配合量はエポ
キシ樹脂100部(重量部、以下同様)に対して0.0
01〜10部、特に0.1〜5部とすることが好まし
く、配合量が0.001部未満では短時間で硬化させる
ことができず、10部を超えると硬化速度が速すぎて良
好な成形品が得られないことがある。
【0026】また更に、本発明では硬化物の応力を低下
させる目的で組成物中にシリコーン系ポリマーを配合し
てもよい。シリコーン系ポリマーを配合すると、硬化物
の熱衝撃テストにおけるパッケージクラックの発生を著
しく少なくすることが可能である。このシリコーン系ポ
リマーとしては、例えばエポキシ基、アミノ基、カルボ
キシル酸、水酸基、ヒドロシリル基、ビニル基などを有
するシリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン
ゴム等やこれらシリコーンポリマーと有機重合体、例え
ば置換又は非置換のフェノールノボラック樹脂等との共
重合体を挙げることができる。
させる目的で組成物中にシリコーン系ポリマーを配合し
てもよい。シリコーン系ポリマーを配合すると、硬化物
の熱衝撃テストにおけるパッケージクラックの発生を著
しく少なくすることが可能である。このシリコーン系ポ
リマーとしては、例えばエポキシ基、アミノ基、カルボ
キシル酸、水酸基、ヒドロシリル基、ビニル基などを有
するシリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン
ゴム等やこれらシリコーンポリマーと有機重合体、例え
ば置換又は非置換のフェノールノボラック樹脂等との共
重合体を挙げることができる。
【0027】なお、シリコーン系ポリマーの添加量は特
に限定されないが、通常エポキシ樹脂と硬化剤との合計
量100部に対し1〜50部とすることが好ましい。
に限定されないが、通常エポキシ樹脂と硬化剤との合計
量100部に対し1〜50部とすることが好ましい。
【0028】本発明の組成物には、更に必要により各種
の添加剤を配合することができ、例えばカルナバワック
ス等のワックス類、ステアリン酸等の脂肪酸やその金属
塩等の離型剤(中でも接着性、離型性の面からカルナバ
ワックスが好適に用いられる)、有機ゴム系等の可撓性
付与剤、カーボンブラック、コバルトブルー、ベンガラ
等の顔料、酸化アンチモン、ハロゲン化合物等の難燃化
剤、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等の
表面処理剤、エポキシシラン、ホウ素化合物、アルキル
チタネート等のシランカップリング剤、老化防止剤、そ
の他の添加剤の1種又は2種以上を配合することができ
る。
の添加剤を配合することができ、例えばカルナバワック
ス等のワックス類、ステアリン酸等の脂肪酸やその金属
塩等の離型剤(中でも接着性、離型性の面からカルナバ
ワックスが好適に用いられる)、有機ゴム系等の可撓性
付与剤、カーボンブラック、コバルトブルー、ベンガラ
等の顔料、酸化アンチモン、ハロゲン化合物等の難燃化
剤、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等の
表面処理剤、エポキシシラン、ホウ素化合物、アルキル
チタネート等のシランカップリング剤、老化防止剤、そ
の他の添加剤の1種又は2種以上を配合することができ
る。
【0029】なお、本発明のエポキシ樹脂組成物は、そ
の製造に際し、上述した成分の所定量を均一に攪拌、混
合し、予め70〜95℃に加熱してあるニーダー、ロー
ル、エクストルーダー等で混練、冷却し、粉砕する等の
方法で得ることができるが、特にミキシングロール、押
出機を用いた溶融混合法が好適に採用される。ここで、
成分の配合順序に特に制限はない。
の製造に際し、上述した成分の所定量を均一に攪拌、混
合し、予め70〜95℃に加熱してあるニーダー、ロー
ル、エクストルーダー等で混練、冷却し、粉砕する等の
方法で得ることができるが、特にミキシングロール、押
出機を用いた溶融混合法が好適に採用される。ここで、
成分の配合順序に特に制限はない。
【0030】このようにして得られる本発明のエポキシ
樹脂組成物はDIP型、フラットパック型、PLCC
型、SO型等の半導体パッケージに有効であり、この場
合、従来より採用されている成形法、例えばトランスフ
ァー成形、インジェクション成形、注型法等により行う
ことができる。なお、本発明のエポキシ樹脂組成物の成
形温度は150〜180℃、ポストキュアーは150〜
180℃で2〜16時間行うことが好ましい。
樹脂組成物はDIP型、フラットパック型、PLCC
型、SO型等の半導体パッケージに有効であり、この場
合、従来より採用されている成形法、例えばトランスフ
ァー成形、インジェクション成形、注型法等により行う
ことができる。なお、本発明のエポキシ樹脂組成物の成
形温度は150〜180℃、ポストキュアーは150〜
180℃で2〜16時間行うことが好ましい。
【0031】
【発明の効果】本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成
物は、成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐クラック
性に優れた硬化物を与えることができ、本発明の組成物
の硬化物で封止された半導体装置は信頼性の高いもので
ある。
物は、成形時の流動性に優れ、表面実装時の耐クラック
性に優れた硬化物を与えることができ、本発明の組成物
の硬化物で封止された半導体装置は信頼性の高いもので
ある。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、以下の例において部はいずれも重
量部を示す。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、以下の例において部はいずれも重
量部を示す。
【0033】〔実施例1〜4、比較例1〜3〕エポキシ
当量198、軟化点60℃のエポキシ化クレゾールノボ
ラック樹脂51部、エポキシ当量280の臭素化エポキ
シ化フェノールノボラック樹脂6部、フェノール当量1
10、軟化点90℃のフェノールノボラック樹脂33
部、下記式(a)で示される化合物60部と下記式
(b)で示される化合物40部との反応生成物10部、
トリフェニルホスフィン0.65部、三酸化アンチモン
10部、カルナバワックス1.2部、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン1.0部、カーボン1部及
び下記に示すシリカA、シリカB、1,1,3,3−テ
トラメチル−1,3−ジヒドロキシジシロキサン(シロ
キサンA)、トリメチルシラノール、ジフェニルシラン
ジオールを表1に示す量で配合し、80℃のミキシング
ロールで5分間溶融混合した後、シート状にして取り出
し、これを冷却粉砕して組成物を得た。
当量198、軟化点60℃のエポキシ化クレゾールノボ
ラック樹脂51部、エポキシ当量280の臭素化エポキ
シ化フェノールノボラック樹脂6部、フェノール当量1
10、軟化点90℃のフェノールノボラック樹脂33
部、下記式(a)で示される化合物60部と下記式
(b)で示される化合物40部との反応生成物10部、
トリフェニルホスフィン0.65部、三酸化アンチモン
10部、カルナバワックス1.2部、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン1.0部、カーボン1部及
び下記に示すシリカA、シリカB、1,1,3,3−テ
トラメチル−1,3−ジヒドロキシジシロキサン(シロ
キサンA)、トリメチルシラノール、ジフェニルシラン
ジオールを表1に示す量で配合し、80℃のミキシング
ロールで5分間溶融混合した後、シート状にして取り出
し、これを冷却粉砕して組成物を得た。
【0034】
【化5】
【0035】シリカA:γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン0.6%で表面処理した平均粒径25μ
の球状シリカ シリカB:1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジ
ヒドロキシジシロキサン0.3%で表面処理した平均粒
径25μの球状シリカ
メトキシシラン0.6%で表面処理した平均粒径25μ
の球状シリカ シリカB:1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジ
ヒドロキシジシロキサン0.3%で表面処理した平均粒
径25μの球状シリカ
【0036】得られた組成物につき、以下に示す試験を
行った。結果を表1に示す。 (イ)スパイラルフロー EMMI規格に準じた金型を使用して175℃、70k
gf/cm2の条件で測定した。 (ロ)クラック発生率 175℃、70kgf/cm2、成形時間2分の条件で
14×20×2.7mmの100ピンQFPを封止し、
180℃で4時間ポストキュアーした。このパッケージ
を85℃/85%RHの雰囲気中に48時間放置して吸
湿処理を行った後、240℃の半田浴に10秒浸漬し
た。この時に発生するパッケージのクラック発生率調べ
た(n=20)。
行った。結果を表1に示す。 (イ)スパイラルフロー EMMI規格に準じた金型を使用して175℃、70k
gf/cm2の条件で測定した。 (ロ)クラック発生率 175℃、70kgf/cm2、成形時間2分の条件で
14×20×2.7mmの100ピンQFPを封止し、
180℃で4時間ポストキュアーした。このパッケージ
を85℃/85%RHの雰囲気中に48時間放置して吸
湿処理を行った後、240℃の半田浴に10秒浸漬し
た。この時に発生するパッケージのクラック発生率調べ
た(n=20)。
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果より、本発明のエポキシ樹脂組
成物を使用すると、流動性及び表面実装時の耐クラック
性に優れた硬化物を与えることができ、本発明の組成物
の硬化物で封止された半導体装置は信頼性の高いもので
あることが確認された。
成物を使用すると、流動性及び表面実装時の耐クラック
性に優れた硬化物を与えることができ、本発明の組成物
の硬化物で封止された半導体装置は信頼性の高いもので
あることが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸塚 賢一 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂と硬化剤と無機質充填剤と
を含有してなるエポキシ樹脂組成物において、下記一般
式(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合物を
組成物全体の0.05〜0.3重量%配合したことを特
徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。 【化1】 (Rは置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、nは1
又は2である。) - 【請求項2】 エポキシ樹脂と硬化剤と無機質充填剤と
を含有してなるエポキシ樹脂組成物において、上記一般
式(1)で示されるシラノール基含有有機珪素化合物に
より表面処理された無機質充填剤を配合したことを特徴
とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項3】 シラノール基含有有機珪素化合物が1,
1,3,3−テトラメチル−1,3−ジヒドロキシジシ
ロキサンである請求項1又は2記載の組成物。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の組成物の硬化
物で封止された半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22110194A JPH0859963A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22110194A JPH0859963A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0859963A true JPH0859963A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16761514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22110194A Pending JPH0859963A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0859963A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012057006A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、その製造方法、並びに、それを用いた半導体装置 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP22110194A patent/JPH0859963A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012057006A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、その製造方法、並びに、それを用いた半導体装置 |
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