JPH0859981A - 透湿性ウレタン系エラストマーフイルム - Google Patents

透湿性ウレタン系エラストマーフイルム

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JPH0859981A
JPH0859981A JP21521094A JP21521094A JPH0859981A JP H0859981 A JPH0859981 A JP H0859981A JP 21521094 A JP21521094 A JP 21521094A JP 21521094 A JP21521094 A JP 21521094A JP H0859981 A JPH0859981 A JP H0859981A
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JP
Japan
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film
weight
moisture
polyurethane resin
polyether
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Pending
Application number
JP21521094A
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English (en)
Inventor
Hidenori Ishizuka
英紀 石塚
Hideaki Toda
英明 戸田
Kenji Miyasaka
健司 宮坂
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Tonen Chemical Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
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Publication date
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ソフトセグメントがポリエーテルからなる熱可
塑性ポリウレタン樹脂75〜95重量%、エチレンープ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム5〜25重量%からなる
ポリウレタン系樹脂組成物100重量部に対して充填剤
5〜40重量部を添加してなる熱可塑性エラストマー組
成物をフイルム成形してなる透湿性ウレタン系エラスト
マーフイルム。 【効果】溶融張力の向上、ブロッキングの改善等による
成形性が改良され、透湿性、防水性に富み、特に、おむ
つ分野において指標とされる透湿度2000g/m2
24hrs以上、耐水度1000mmH2O以上の水準
をクリアし、機械的強度に優れ、伸縮性に優れたポリエ
ーテル系の熱可塑性ポリウレタンを用いたウレタン系エ
ラストマーフイルムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタン系エラストマ
ーフイルムに関し、特に、オムツのギャザー、バックシ
ート等の衛生材料分野、コート等の衣料分野等におい
て、就中、透湿性、防水性の具備を必要とする分野にお
いて有効に使用できるウレタン系エラストマーフイルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の透湿性ウレタンフイルムの製造方
法としては、ポリエーテル系熱可塑性ポリウレタンを用
い、特開昭62−290714号公報に記載されている
ような連続コーティング装置を用いて、ポリウレタン重
合体の溶媒溶液を離型紙に塗布し、次いで、乾燥炉中を
通過させて溶媒を乾燥させた後、形成されたフイルムを
離型紙から剥離せずにあるいは剥離して巻取ロールに巻
き取る方法がある。しかし、当該ポリウレタン重合体の
溶媒溶液を離型紙に塗布し、溶媒を乾燥させてウレタン
フイルムを得る方法は、溶媒の回収、乾燥工程等が必要
で、コスト高につながり、生産性にも問題がある。
【0003】また、熱可塑性ポリウレタンエラストマー
は、粘着性が高く、ブロッキングし易く、溶融張力が低
いため、そのもの単独では、キャスト法やインフレーシ
ョン法等による製膜は、困難であるために、熱可塑性ポ
リウレタンに溶融張力が高く温度依存性の低い樹脂やブ
ロッキング性を改善する樹脂を混合することにより加工
性を改善することが提案されている。しかし、このよう
な樹脂の添加量の増加により得られたフイルムは、成形
性が改良されるが、当該ウレタン樹脂の持つ本来の透湿
性を損ない、かつ、耐ブロッキング性には未だ改良の余
地を残している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の有する欠点を解消し、溶融張力の向上、ブロッキ
ングの改善等による成形性を改良したポリエーテル系の
熱可塑性ポリウレタンを用いた透湿性、防水性に富むウ
レタン系エラストマーフイルムであって、機械的強度に
も優れたウレタン系エラストマーフイルムを提供するこ
とを目的とし、特に、おむつ分野において指標とされる
透湿度2000g/m2・24hrs以上、耐水度10
00mmH2O以上の水準をクリアし、伸縮性に優れた
ウレタン系エラストマーフイルムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
み検討の結果、ポリエーテル系の熱可塑性ポリウレタン
樹脂に、溶融張力が高く温度依存性の低い樹脂と充填剤
とを特定量配合することにより本発明を完成したもので
ある。すなわち、(a)ソフトセグメントがポリエーテ
ルからなる熱可塑性ポリウレタン樹脂75〜95重量%
(b)エチレンープロピレン−ジエン共重合体ゴム5〜
25重量%からなるポリウレタン系樹脂組成物100重
量部に対して(c)充填剤5〜40重量部を添加してな
る熱可塑性エラストマー組成物をフイルム成形してなる
ことを特徴とする透湿性ウレタン系エラストマーフイル
ムに係るものである。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おける前記(a)熱可塑性ポリウレタン樹脂としては、
ソフトセグメントがポリエーテルからなるポリエーテル
系ポリウレタンエラストマーを使用する。熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂は、長鎖グリコール、短鎖グリコール、ジ
イソシアネートの付加重合物であるが、当該ソフトセグ
メントがポリエーテルからなる熱可塑性ポリウレタン樹
脂は、長鎖グリコールとして、ポリテトラメチレングリ
コール(PTMG)、ポリエチレングリコール(PE
G)、ポリプロピレングリコール(PPG)などのポリ
エーテル系化合物、短鎖グリコールとして、エチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,4−ヘキサン
ジオール、ジイソシアネートとしては、トリレンジイソ
シアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどを用い、付
加重合して得られる。
【0007】本発明において使用される(b)エチレン
ープロピレン−ジエン共重合体は、エチレン、プロピレ
ン及びジエン化合物を含む共重合体のことである。前記
ジエン化合物としては、エチリデンノルボルネン、1,
4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエンなどがある。
上記エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EP
DM)は、プロピレンの含有率が10〜80重量%のも
のが好ましい。より好ましくは、15〜70重量%であ
る。当該エチレン−プロピレン−ジエン共重合体の数平
均分子量は40万〜60万が好ましく、密度は0.87
g/cm3 以下が好ましい。さらに、メルトインデッ
クス(190℃,2.16kg荷重)としては、0.1
〜12.0g/10分の範囲内が好ましく、より好まし
くは0.1〜5.0g/10分である。
【0008】本発明において使用されるポリウレタン系
樹脂組成物における各成分の配合割合は、(a)ソフト
セグメントがポリエーテルからなる熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂が75〜95重量%、(b)エチレンープロピレ
ン−ジエン共重合体ゴムが5〜25重量%である。上記
(a)ソフトセグメントがポリエーテルからなる熱可塑
性ポリウレタン樹脂が75重量%未満では、ポリウレタ
ンエラストマーの特性が失われ、透湿度が悪くなり、ま
たポリウレタンの特性である耐摩耗性や機械的強度が低
下する。一方、95重量%を超えると、インフレーショ
ンチューブがブロッキングし易く、両耳スリット後2枚
に剥すことが難しくなる。また、ウレタン樹脂は溶融物
性への温度依存性が高いため、バブルが不安定で、イン
フレーション法による製膜が困難となる。(b)エチレ
ンープロピレン−ジエン共重合体ゴムが5重量%未満で
は、インフレーションチューブがブロッキングし易く、
両耳スリット後2枚に剥すことが難しくなり、フイルム
の製膜における安定性が不十分となる。一方、25重量
%を超えると、伸縮柔軟性は維持されるが、製品の透湿
度が著しく低下する。
【0009】上記ポリウレタン系樹脂組成物において
は、低密度ポリエチレン系樹脂を配合することにより、
より一層溶融張力の向上、ブロッキングの改善等による
成形性を改良できる。当該低密度ポリエチレン系樹脂と
しては、高圧法によるエチレンの単独重合体、線状低密
度ポリエチレンまたはエチレンを主成分とし20重量%
以下のビニル系化合物等との共重合体例えばエチレンー
酢酸ビニル共重合体、エチレンーアクリル酸エチル共重
合体等があげられる。当該低密度ポリエチレン系樹脂の
密度は、0.935g/cm3以下のものが好ましく、
またメルトインデックス(MI、190℃、荷重2,1
6kg)が0.05〜20g/10分のものが好まし
い。低密度ポリエチレン系樹脂を配合する場合、(b)
エチレンープロピレン−ジエン共重合体ゴムの40重量
%までとすることが好ましい。低密度ポリエチレン系樹
脂の配合比率が、40重量%以上では、製品の透湿度が
損なわれ、また、伸縮柔軟性が不足する。
【0010】本発明における熱可塑性エラストマー組成
物には、(c)充填剤が添加される。(c)充填剤とし
ては、タルク、炭酸カルシウム、セッコウ、カ−ボンブ
ラック、クレ−、カオリン、シリカ、ケイソウ土、炭酸
マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、アルミナ、
マイカ、シラスバル−ン、ゼオライト、珪酸白土、セメ
ント、シリカフュ−ム、雲母粉、ナイロンパウダー等の
ブロッキング防止効果のあるものを使用することができ
るが、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ等
が特に好ましい。これらの充填剤は、単独であるいは組
み合わせて使用することができる。また、充填剤は、表
面処理を施したものを用いてもよい。上記充填剤の添加
量は、上記ポリウレタン系樹脂組成物100重量部に対
して5〜40重量部である。充填剤の添加量が5重量部
未満では、フイルムのMD/TD方向の物性バランスは
良好であるが、耐ブロッキング性が改善されない。ま
た、40重量部を超えると、耐ブロッキング性は改善さ
れるが、強度が高くなり、柔軟性が損なわれる。
【0011】上記熱可塑性エラストマー組成物には、必
要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤等を適
宜配合することができる。
【0012】本発明では、上記熱可塑性エラストマー組
成物を、二軸押出機等を用いて溶融混練し、フイルムに
成形する。当該組成物からフイルムを製造する方法は、
通常ポリオレフインフイルムを成形する公知の方法であ
るTーダイ押出機によるフラットなフイルムとして成形
することができるが、インフレーシヨン法によるチユー
ブ状のフイルムとして成形する空冷インフレーシヨン法
が好ましい。空冷インフレーシヨン法において、薄膜化
と成形の高速化に必要なバブルを安定させ、熱可塑性ポ
リウレタン樹脂の特性を損うことなくブロッキング性を
低減できる。当該空冷法によるインフレーシヨン成形法
では、薄膜化と成形の高速化に必要なバブルを安定さ
せ、熱可塑性ポリウレタン樹脂の特性を損うことなくブ
ロッキング性を低減するためには、樹脂温度180〜2
20℃で、ブロー比を2.0〜5.0の範囲で行うのが
好ましい。このようなフイルムの製造方法等については
特開平3−128945号公報に開示の事項が適用でき
る。フイルムの厚さは、各種用途により適宜選択される
が、薄膜化と成形の高速化に必要なバブルを安定させ、
熱可塑性ポリウレタン樹脂の透湿度をはじめとする特性
を損うことなくブロッキング性を低減するためには、通
常、25〜40μm程度の範囲で成形することが好まし
い。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を示す。なお、実施例
及び比較例における試験方法は次の通りである。 (1)透湿度;JIS Z0208に準拠。 (2)耐水度;JIS L1092に準拠。 (3)破断時強度;JIS L1096に準拠。 (4)破断時伸度:JIS L1096に準拠。 (5)50%2サイクル歪;JIS L1096に準
拠。 (6)製膜性;◎・・・バブルが全く安定してブロッキ
ング全くなし、○・・・バブルが安定してブロッキング
なし、△・・・バブルが不安定でブロッキングあり、X
・・・製膜不可。
【0014】実施例1〜3.ソフトセグメントがポリエ
ーテルからなる熱可塑性ポリウレタン樹脂(大日精化工
業(株)製商品名レザミンPー210)とエチレンープ
ロピレンージエン共重合体(数平均分子量45万、密度
0.87g/cm、MI=0.1g/10分、プロピ
レン含有量27wt%)および、高圧法低密度ポリエチ
レン(密度0.935g/cm、MI=0.8g/1
0分)とからなる表1に示す配合比の組成物100重量
部に対して、ステアリン酸処理炭酸カルシウム(平均粒
径2μm)30重量部を添加してなる組成物を、180
℃にて二軸混練機により溶融混練し、空冷インフレ−シ
ョン法により下記の条件で30μm厚、40μm厚およ
び30μm厚のフイルムを製膜して、それぞれ実施例
1、2、3とした。 ダイ径・・・150mm、 ブロ−比・・・3.5, 押出機のシリンダ温度・・・190℃ ダイ出口の樹脂温度・・・・195℃、 ダイ出口の樹脂圧力・・・・200kg/cm2、 押出し量・・・35〜45kg/hr、 引取速度・・10m/分、
【0015】得られたエラストマーフィルムについて、
透湿度、耐水度、破断時強度、破断時伸度、および50
%2サイクル歪を測定した。その結果を表1に示す。
【0016】比較例1.実施例1〜3で使用のソフトセ
グメントがポリエーテルからなる熱可塑性ポリウレタン
樹脂50wt%、エチレンープロピレンージエン共重合
体30wt%および高圧法低密度ポリエチレン20wt
%とからなる組成物を、実施例1と同様にして、180
℃にて二軸混練機により溶融混練し、空冷インフレ−シ
ョン法によりフイルムを製膜した。成膜性、機械的物性
は良好であるが、熱可塑性ポリウレタン樹脂の量が少な
いため、透湿性が阻害されてしまった。
【0017】比較例2.実施例1において、ステアリン
酸処理炭酸カルシウムを配合しなかったことおよび膜厚
を60μmとした以外は同様にしてフイルムを製膜し
た。製膜時、空冷インフレ−ション法で膨らませた後に
ニップロールで押圧し、チューブを折畳んだ後に両耳を
トリミングして2枚に分けようとしたが、ブロッキング
して剥れなかった。尚、表1における透湿度および耐水
度の測定値は、二枚重ねのものについての値である。ま
た、製膜終了後に巻取機(ワインダー)からフイルムを
繰り出すのも困難な個所も見られた。その他の機械物性
については測定できなかった。
【0018】比較例3.実施例1において、エチレンー
プロピレンージエン共重合体を配合しなかった以外は同
様にしてフイルムを製膜しようとしたが、溶融張力が低
く、製膜が不可能であった。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】以上本発明によれば、溶融張力の向上、
ブロッキングの改善等による成形性を改良し、低コスト
で生産性のよいインフレーション法によるポリエーテル
系の熱可塑性ポリウレタンを用いた透湿性、防水性に富
み、機械的強度にも優れたウレタン系エラストマーフイ
ルムを提供することができる。特に、おむつ分野におい
て指標とされる透湿度2000g/m2・24hrs以
上、耐水度1000mmH2O以上の水準をクリアし、
伸縮性に優れたウレタン系エラストマーフイルムを提供
することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 75:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ソフトセグメントがポリエーテルか
    らなる熱可塑性ポリウレタン樹脂75〜95重量%
    (b)エチレンープロピレン−ジエン共重合体ゴム5〜
    25重量%からなるポリウレタン系樹脂組成物100重
    量部に対して(c)充填剤5〜40重量部を添加してな
    る熱可塑性エラストマー組成物をフイルム成形してなる
    ことを特徴とする透湿性ウレタン系エラストマーフイル
    ム。
  2. 【請求項2】ポリウレタン系樹脂組成物が、低密度ポリ
    エチレン系樹脂を含有してなることを特徴とする、請求
    項1に記載の透湿性ウレタン系エラストマーフイルム。
  3. 【請求項3】フイルム成形が、インフレーション法によ
    り行われることを特徴とする、請求項1または2に記載
    の透湿性ウレタン系エラストマーフイルム。
JP21521094A 1994-08-18 1994-08-18 透湿性ウレタン系エラストマーフイルム Pending JPH0859981A (ja)

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