JPH0860319A - ドロスの除去方法 - Google Patents
ドロスの除去方法Info
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- JPH0860319A JPH0860319A JP19935194A JP19935194A JPH0860319A JP H0860319 A JPH0860319 A JP H0860319A JP 19935194 A JP19935194 A JP 19935194A JP 19935194 A JP19935194 A JP 19935194A JP H0860319 A JPH0860319 A JP H0860319A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 溶融金属めっき槽3内より、ドロスを含む溶
融金属めっき液を汲み出して系外の除去槽7に導き、除
去槽7でドロスを分離させた後その清浄液を元のめっき
槽3に戻すに際し、除去槽7内の前記ドロスを含んだ溶
融金属めっき液温度を溶融金属めっき槽3内のめっき液
温度より低温で、かつめっき金属の融点より高温に設定
してドロス欠陥を防止する。 【効果】 浮遊ドロスのみならず全てのドロスを効率よ
く除去できる。
融金属めっき液を汲み出して系外の除去槽7に導き、除
去槽7でドロスを分離させた後その清浄液を元のめっき
槽3に戻すに際し、除去槽7内の前記ドロスを含んだ溶
融金属めっき液温度を溶融金属めっき槽3内のめっき液
温度より低温で、かつめっき金属の融点より高温に設定
してドロス欠陥を防止する。 【効果】 浮遊ドロスのみならず全てのドロスを効率よ
く除去できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば溶融亜鉛めっき
鋼板の製造工程において、溶融亜鉛めっき浴槽内のドロ
スを除去する方法に関する。
鋼板の製造工程において、溶融亜鉛めっき浴槽内のドロ
スを除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】すでによく知られているように、現在、
北米やカナダでは、冬期の自動車スリップ事故防止のた
め、岩塩散布による道路の凍結防止がなされている。
北米やカナダでは、冬期の自動車スリップ事故防止のた
め、岩塩散布による道路の凍結防止がなされている。
【0003】ところが、かかる岩塩散布により腐食の面
からは自動車車体は過酷な腐食環境にさらされることに
なり、素材面では高耐食性の表面処理鋼板が使用されつ
つある。したがって、外装用の鋼板についても溶接性や
加工性が冷延鋼板並みの特性をもち、耐食性に優れた合
金化処理鋼板が注目されている。しかも、外装用のため
鮮映性が要求されるなど、ますます仕様の厳しい材料が
求められるようになっている。
からは自動車車体は過酷な腐食環境にさらされることに
なり、素材面では高耐食性の表面処理鋼板が使用されつ
つある。したがって、外装用の鋼板についても溶接性や
加工性が冷延鋼板並みの特性をもち、耐食性に優れた合
金化処理鋼板が注目されている。しかも、外装用のため
鮮映性が要求されるなど、ますます仕様の厳しい材料が
求められるようになっている。
【0004】ところで、溶融亜鉛めっき鋼板の製造にお
いて、めっきすべき溶融金属浴(以下、「めっき浴」と
いう)中にはドロスと呼ばれる固体粒子が存在してお
り、このめっき浴中に浮遊するドロスは、次第にめっき
槽底部に溜まり、ボトムドロスを形成する。
いて、めっきすべき溶融金属浴(以下、「めっき浴」と
いう)中にはドロスと呼ばれる固体粒子が存在してお
り、このめっき浴中に浮遊するドロスは、次第にめっき
槽底部に溜まり、ボトムドロスを形成する。
【0005】上記のようにめっき槽底部に堆積したボト
ムドロスはシンクロール下部付近で生じるストリップの
随伴流によってめっき浴中に巻き上げられてストリップ
の表面に付着する。このようなボトムドロスのストリッ
プへの付着が行われると、プレス時にプレスブツと称す
る表面不均一部分が生じ、鮮映性が害されるばかりでな
く、ドロスブツと称する不均一部分が形成される結果、
局部電池を形成し、耐食性を低下させる基となる表面欠
陥が生じ、めっき鋼板に品質欠陥を生じさせる。
ムドロスはシンクロール下部付近で生じるストリップの
随伴流によってめっき浴中に巻き上げられてストリップ
の表面に付着する。このようなボトムドロスのストリッ
プへの付着が行われると、プレス時にプレスブツと称す
る表面不均一部分が生じ、鮮映性が害されるばかりでな
く、ドロスブツと称する不均一部分が形成される結果、
局部電池を形成し、耐食性を低下させる基となる表面欠
陥が生じ、めっき鋼板に品質欠陥を生じさせる。
【0006】近年は溶融亜鉛めっき鋼板以上に耐食性に
優れた溶融Al めっき鋼板、溶融Al −Zn 鋼板の生産
量が増大しており、これらの鋼板の製造におけるめっき
浴中に存在するドロスは、互いに結合し塊状化するとい
う特徴を有しており、この塊状化したドロスは非常に強
固で、めっき槽の底部や壁面に固着するとドロスの除去
は困難である。
優れた溶融Al めっき鋼板、溶融Al −Zn 鋼板の生産
量が増大しており、これらの鋼板の製造におけるめっき
浴中に存在するドロスは、互いに結合し塊状化するとい
う特徴を有しており、この塊状化したドロスは非常に強
固で、めっき槽の底部や壁面に固着するとドロスの除去
は困難である。
【0007】そのため、溶融Al めっき鋼板、溶融Al
−Zn 鋼板の製造を続けるとめっき浴中に前記塊状化し
たドロスが増加し、塊状化したドロスがシンクロールや
鋼帯に接するようになり、すり疵等の製品欠陥が生じ、
前記した溶融亜鉛めっきの浮遊ドロスによる欠陥以外に
塊状化したドロスによる欠陥が生じる。
−Zn 鋼板の製造を続けるとめっき浴中に前記塊状化し
たドロスが増加し、塊状化したドロスがシンクロールや
鋼帯に接するようになり、すり疵等の製品欠陥が生じ、
前記した溶融亜鉛めっきの浮遊ドロスによる欠陥以外に
塊状化したドロスによる欠陥が生じる。
【0008】そして、従来よりドロスによる欠陥を防止
するためにドロスを除去する方法として、スコップや
バケットを用いて人力あるいは機械的に除去する方法、
めっき浴中にAl を添加し、ドロスを浮上させて除去
する方法、特開平3−271353号公報、特開平4
−221049号公報、特開平4−221050号公報
等で提案されているめっき槽の他に系外の槽を設け、系
外の槽を利用する方法がある。
するためにドロスを除去する方法として、スコップや
バケットを用いて人力あるいは機械的に除去する方法、
めっき浴中にAl を添加し、ドロスを浮上させて除去
する方法、特開平3−271353号公報、特開平4
−221049号公報、特開平4−221050号公報
等で提案されているめっき槽の他に系外の槽を設け、系
外の槽を利用する方法がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、の方法で
はめっき液を多量に含んだドロスをめっき浴から汲み出
すので、450℃を超える高温のめっき液が飛散するな
どして危険である。また、めっき槽底部の角隅に堆積し
たドロスを完全には除去できない。これに対して、の
方法は、Al 含有量が0.2wt%以下の亜鉛めっき浴の
みに効果的であり、それ以外の成分組成のめっき浴で形
成されるドロスは亜鉛めっき浴で形成されるドロスとは
異なり、めっき浴よりもドロスの比重が重いためにドロ
スがめっき浴中に沈降し、採用できない。
はめっき液を多量に含んだドロスをめっき浴から汲み出
すので、450℃を超える高温のめっき液が飛散するな
どして危険である。また、めっき槽底部の角隅に堆積し
たドロスを完全には除去できない。これに対して、の
方法は、Al 含有量が0.2wt%以下の亜鉛めっき浴の
みに効果的であり、それ以外の成分組成のめっき浴で形
成されるドロスは亜鉛めっき浴で形成されるドロスとは
異なり、めっき浴よりもドロスの比重が重いためにドロ
スがめっき浴中に沈降し、採用できない。
【0010】また、の方法は浮遊ドロスをめっき槽外
に除去したり、微細化して障害のないようにする方法で
あり、鋼板に浮遊ドロスが付着して生じる製品欠陥を防
止するのに効果的である。しかし、浮遊ドロスを対象と
しており、除去されるドロスは非常に径の小さな粒子で
ある浮遊ドロスのみであって、めっき槽底部に堆積した
ボトムドロス等の大部分のドロスは除去されない。その
ため、大部分のドロスはの方法によって除去しなけれ
ばならないという問題を有している。
に除去したり、微細化して障害のないようにする方法で
あり、鋼板に浮遊ドロスが付着して生じる製品欠陥を防
止するのに効果的である。しかし、浮遊ドロスを対象と
しており、除去されるドロスは非常に径の小さな粒子で
ある浮遊ドロスのみであって、めっき槽底部に堆積した
ボトムドロス等の大部分のドロスは除去されない。その
ため、大部分のドロスはの方法によって除去しなけれ
ばならないという問題を有している。
【0011】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、浮遊ドロスのみならず全てのドロスを除去
できるドロスの除去方法を提供することを目的としてい
る。
ものであり、浮遊ドロスのみならず全てのドロスを除去
できるドロスの除去方法を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明者達は、浴成分がZn 、Al のいずれか
一方または両方が混合されており、Si が15wt%未満
添加されためっき浴中でのドロスの発生挙動を調べた。
その結果、ドロスは被めっき鋼板から溶出したFe が浴
成分であるZn 、Al 、Si と化合した金属間化合物で
あることが判明した。
ために、本発明者達は、浴成分がZn 、Al のいずれか
一方または両方が混合されており、Si が15wt%未満
添加されためっき浴中でのドロスの発生挙動を調べた。
その結果、ドロスは被めっき鋼板から溶出したFe が浴
成分であるZn 、Al 、Si と化合した金属間化合物で
あることが判明した。
【0013】また、めっき浴中のFe 飽和溶解度につい
て調べた結果、図2に示すように、Fe 飽和溶解度はめ
っき浴温度が上昇するにつれて増大することが判明し
た。さらに、めっき浴の温度を変化させた時のドロスの
挙動を調べた結果、以下のことが判明した。めっき浴温
度を降下させた場合にはめっき浴中で過飽和となったF
e はドロスとして晶出し、めっき浴温度を上昇させた場
合にはめっき浴中で未飽和状態にあるFe は、めっき浴
中にドロスが存在する条件下では、ドロスをめっき浴に
溶解して飽和状態を保とうとする。
て調べた結果、図2に示すように、Fe 飽和溶解度はめ
っき浴温度が上昇するにつれて増大することが判明し
た。さらに、めっき浴の温度を変化させた時のドロスの
挙動を調べた結果、以下のことが判明した。めっき浴温
度を降下させた場合にはめっき浴中で過飽和となったF
e はドロスとして晶出し、めっき浴温度を上昇させた場
合にはめっき浴中で未飽和状態にあるFe は、めっき浴
中にドロスが存在する条件下では、ドロスをめっき浴に
溶解して飽和状態を保とうとする。
【0014】本発明は、上記した知見に基づいて成され
たものであり、溶融金属めっき槽内より、ドロスを含む
溶融金属めっき液を汲み出して系外の除去槽に導き、当
該除去槽でドロスを分離させた後その清浄液を元のめっ
き槽に戻すドロスの除去方法において、除去槽内の前記
ドロスを含んだ溶融金属めっき液温度を溶融金属めっき
槽内のめっき液温度より低温で、かつめっき金属の融点
より高温に設定したのである。
たものであり、溶融金属めっき槽内より、ドロスを含む
溶融金属めっき液を汲み出して系外の除去槽に導き、当
該除去槽でドロスを分離させた後その清浄液を元のめっ
き槽に戻すドロスの除去方法において、除去槽内の前記
ドロスを含んだ溶融金属めっき液温度を溶融金属めっき
槽内のめっき液温度より低温で、かつめっき金属の融点
より高温に設定したのである。
【0015】本発明において、除去槽内のドロスを含ん
だ溶融金属めっき液の温度をめっき金属の融点より高く
したのは、融点以下の温度ではめっき液全体が凝固若し
くはめっき液中に凝固相を含む半溶融状態となり、除去
すべきドロスとの分離が困難であるからである。なお、
本発明が適用されるめっき液の融点は溶融金属の組成に
よって異なり、例えば0〜10wt%Al −Zn めっき液
の融点は約420℃、0〜15wt%Si −Al めっき液
の融点は約660℃、55wt%Al −43.4wt%Zn
−1.6wt%Si めっき液の融点は約570℃である。
だ溶融金属めっき液の温度をめっき金属の融点より高く
したのは、融点以下の温度ではめっき液全体が凝固若し
くはめっき液中に凝固相を含む半溶融状態となり、除去
すべきドロスとの分離が困難であるからである。なお、
本発明が適用されるめっき液の融点は溶融金属の組成に
よって異なり、例えば0〜10wt%Al −Zn めっき液
の融点は約420℃、0〜15wt%Si −Al めっき液
の融点は約660℃、55wt%Al −43.4wt%Zn
−1.6wt%Si めっき液の融点は約570℃である。
【0016】
【作用】本発明は、溶融金属めっき槽内より、ドロスを
含む溶融金属めっき液を汲み出して系外の除去槽に導
き、当該除去槽でドロスを分離させた後その清浄液を元
のめっき槽に戻すドロスの除去方法において、除去槽内
の前記ドロスを含んだ溶融金属めっき液温度を溶融金属
めっき槽内のめっき液温度より低温で、かつめっき金属
の融点より高温に設定したので、除去槽内で過飽和状態
となった溶融金属めっき液からFe をドロスとして晶出
する。
含む溶融金属めっき液を汲み出して系外の除去槽に導
き、当該除去槽でドロスを分離させた後その清浄液を元
のめっき槽に戻すドロスの除去方法において、除去槽内
の前記ドロスを含んだ溶融金属めっき液温度を溶融金属
めっき槽内のめっき液温度より低温で、かつめっき金属
の融点より高温に設定したので、除去槽内で過飽和状態
となった溶融金属めっき液からFe をドロスとして晶出
する。
【0017】図1において、3はめっき液を入れためっ
き槽であり、スナウト2を経てめっき浴内に送られてき
たストリップ1は、シンクロール4を周回して案内ロー
ル5を経てめっき浴から取り出される間にめっきされ、
めっき終了後は図示しないワイピングノズルでめっき厚
さを均一となされる。
き槽であり、スナウト2を経てめっき浴内に送られてき
たストリップ1は、シンクロール4を周回して案内ロー
ル5を経てめっき浴から取り出される間にめっきされ、
めっき終了後は図示しないワイピングノズルでめっき厚
さを均一となされる。
【0018】また、6はめっき槽3内のドロスを含むめ
っき液を除去槽7内に汲み出すポンプであり、このポン
プ6によって汲み出されためっき液は、除去槽7内で温
度降下し、過飽和のFe を晶出せしめられる。そして、
除去槽7内で静置沈降処理を施した後の清浄液をポンプ
8によってめっき槽3に戻す。なお、9と10はめっき
槽3及び除去槽7それぞれの底部に堆積したボトムドロ
スである。
っき液を除去槽7内に汲み出すポンプであり、このポン
プ6によって汲み出されためっき液は、除去槽7内で温
度降下し、過飽和のFe を晶出せしめられる。そして、
除去槽7内で静置沈降処理を施した後の清浄液をポンプ
8によってめっき槽3に戻す。なお、9と10はめっき
槽3及び除去槽7それぞれの底部に堆積したボトムドロ
スである。
【0019】本発明方法は例えば上記したように実施す
るのであるが、めっき槽3内のめっき液はドロスを含ん
でいるので、その温度T1 におけるめっき浴中のFe は
飽和状態の溶解度C1 にある。そして、温度T2 におけ
るめっき液の飽和状態の溶解度をC2 として、総重量W
1 であるこのめっき液から重量W2 だけめっき槽3内の
めっき液より除去槽7に汲み出し、温度T2 まで降下さ
せると、除去槽7内のめっき液中のFe は溶解度の差C
1 −C2 だけ過飽和状態となる。
るのであるが、めっき槽3内のめっき液はドロスを含ん
でいるので、その温度T1 におけるめっき浴中のFe は
飽和状態の溶解度C1 にある。そして、温度T2 におけ
るめっき液の飽和状態の溶解度をC2 として、総重量W
1 であるこのめっき液から重量W2 だけめっき槽3内の
めっき液より除去槽7に汲み出し、温度T2 まで降下さ
せると、除去槽7内のめっき液中のFe は溶解度の差C
1 −C2 だけ過飽和状態となる。
【0020】この過飽和状態となった除去槽7内のめっ
き液では、Fe がめっき液内のZnやAl と化合して金
属間化合物すなわちドロスとして晶出する。そして、除
去槽7においてドロスを分離除去して得られる清浄液を
めっき槽3に戻すと、この清浄液はめっき槽3内のめっ
き液の温度T1 と等しくなって溶解度の差C1 −C2だ
けFe が飽和していない状態となる。そこで、飽和状態
を保とうとしてめっき液内のドロスが溶解され、(C1
−C2 )×W2 のFe 量が補給されてめっき槽3内のめ
っき液のFe 量は再び飽和状態となる。
き液では、Fe がめっき液内のZnやAl と化合して金
属間化合物すなわちドロスとして晶出する。そして、除
去槽7においてドロスを分離除去して得られる清浄液を
めっき槽3に戻すと、この清浄液はめっき槽3内のめっ
き液の温度T1 と等しくなって溶解度の差C1 −C2だ
けFe が飽和していない状態となる。そこで、飽和状態
を保とうとしてめっき液内のドロスが溶解され、(C1
−C2 )×W2 のFe 量が補給されてめっき槽3内のめ
っき液のFe 量は再び飽和状態となる。
【0021】以上より(C1 −C2 )×W2 のFe 量が
1回当たりめっき槽3内のめっき液から除去され、この
工程を繰り返すことによってめっき槽3内のめっき液中
に存在する全てのドロスを除去することが可能である。
また上記工程は、1回当たり重量W2 のめっき液をめっ
き槽3から汲み出して行うバッチ式処理方法と、めっき
槽3から連続してめっき液を汲み出して行う方法のいず
れを用いても可能である。
1回当たりめっき槽3内のめっき液から除去され、この
工程を繰り返すことによってめっき槽3内のめっき液中
に存在する全てのドロスを除去することが可能である。
また上記工程は、1回当たり重量W2 のめっき液をめっ
き槽3から汲み出して行うバッチ式処理方法と、めっき
槽3から連続してめっき液を汲み出して行う方法のいず
れを用いても可能である。
【0022】ところで、めっき槽3内のめっき液の温度
T1 がめっき金属の融点Tm より200℃以上の高温と
なると、鋼帯をめっき処理しながら本発明方法を用いる
場合には、めっき液と鋼帯が激しく反応してめっき特性
に悪影響を及ぼす場合がある。また、蒸気圧の高いZn
等の元素を多く含む組成のめっき液の場合には、めっき
槽3内のめっき液の温度T1 がめっき金属の融点Tm よ
り200℃以上の高温となると、Zn 蒸気の発生が激し
くなって操業が困難となる。但し、めっき特性や環境悪
化に対して対策を施せば、めっき槽3内のめっき液の温
度T1 をめっき金属の融点Tm より200℃以上の高温
となるように加熱することも可能である。
T1 がめっき金属の融点Tm より200℃以上の高温と
なると、鋼帯をめっき処理しながら本発明方法を用いる
場合には、めっき液と鋼帯が激しく反応してめっき特性
に悪影響を及ぼす場合がある。また、蒸気圧の高いZn
等の元素を多く含む組成のめっき液の場合には、めっき
槽3内のめっき液の温度T1 がめっき金属の融点Tm よ
り200℃以上の高温となると、Zn 蒸気の発生が激し
くなって操業が困難となる。但し、めっき特性や環境悪
化に対して対策を施せば、めっき槽3内のめっき液の温
度T1 をめっき金属の融点Tm より200℃以上の高温
となるように加熱することも可能である。
【0023】上記した理由により、本発明方法における
めっき槽3内のめっき液の温度T1と除去槽7内のめっ
き液の温度T2 の具体的な関係は、以下の数式1で表さ
れる。
めっき槽3内のめっき液の温度T1と除去槽7内のめっ
き液の温度T2 の具体的な関係は、以下の数式1で表さ
れる。
【0024】
【数1】Tm +200℃>T1 >T2 >Tm Tm :めっき金属の融点
【0025】上記の範囲内で、めっき槽3内のめっき液
の温度T1 を高温とし、除去槽7内のめっき液の温度T
2 を低温とすることが望ましい。めっき槽3と除去槽7
のめっき液の温度差T1 −T2 が大きいほどFe 溶解度
の差C1 −C2 が大きくなり、ドロスの除去効率が大き
くなるからである。
の温度T1 を高温とし、除去槽7内のめっき液の温度T
2 を低温とすることが望ましい。めっき槽3と除去槽7
のめっき液の温度差T1 −T2 が大きいほどFe 溶解度
の差C1 −C2 が大きくなり、ドロスの除去効率が大き
くなるからである。
【0026】なお、除去槽7で晶出したドロスとめっき
液を分離する方法は、静置させてドロスを沈降させる方
法以外に、フィルター等によってドロスを濾過する方
法、めっき液中に不活性ガスを吹き込んで気泡にドロス
を吸着させて浮上させる方法等がある。
液を分離する方法は、静置させてドロスを沈降させる方
法以外に、フィルター等によってドロスを濾過する方
法、めっき液中に不活性ガスを吹き込んで気泡にドロス
を吸着させて浮上させる方法等がある。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図1に
示した装置によって、表1に示す組成のめっき液をめっ
き槽3内に20m3 作成し、このめっき液に5tの低炭
素鋼板を浸漬溶解してめっき槽3内のめっき液の温度T
1 と2m3 の除去槽7内のめっき液の温度T2 を変えて
ドロス除去処理を1日行った。除去処理後の除去槽7内
に沈殿したドロス中に含まれるFe 量を調べた結果をめ
っき液毎に表2〜4に示す。なお、めっき槽3よりめっ
き液を汲み出すポンプ6及び8の汲み出し量は0.2m
3 /minである。
示した装置によって、表1に示す組成のめっき液をめっ
き槽3内に20m3 作成し、このめっき液に5tの低炭
素鋼板を浸漬溶解してめっき槽3内のめっき液の温度T
1 と2m3 の除去槽7内のめっき液の温度T2 を変えて
ドロス除去処理を1日行った。除去処理後の除去槽7内
に沈殿したドロス中に含まれるFe 量を調べた結果をめ
っき液毎に表2〜4に示す。なお、めっき槽3よりめっ
き液を汲み出すポンプ6及び8の汲み出し量は0.2m
3 /minである。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】以上の結果より、本発明方法によれば効率
よくドロスを除去でき、特にめっき槽内のめっき液と除
去槽内のめっき液の温度差T1 −T2 が大きいと効果的
であることが明らかである。
よくドロスを除去でき、特にめっき槽内のめっき液と除
去槽内のめっき液の温度差T1 −T2 が大きいと効果的
であることが明らかである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
浮遊ドロスのみならず、底部に堆積したドロスを効率よ
く除去でき、外観品質に優れた溶融めっき鋼板の製造が
可能である。さらに、めっき槽内のめっき液と除去槽内
のめっき液の温度差を大きくすると効果的である。
浮遊ドロスのみならず、底部に堆積したドロスを効率よ
く除去でき、外観品質に優れた溶融めっき鋼板の製造が
可能である。さらに、めっき槽内のめっき液と除去槽内
のめっき液の温度差を大きくすると効果的である。
【図1】本発明方法を実施する設備の概要を示す図であ
る。
る。
【図2】めっき浴の温度とめっき浴中に溶解されるFe
飽和溶解度との関係を示した図である。
飽和溶解度との関係を示した図である。
1 ストリップ 3 めっき槽 6 ポンプ 7 除去槽 8 ポンプ 9 ボトムドロス 10 ボトムドロス
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融金属めっき槽内より、ドロスを含む
溶融金属めっき液を汲み出して系外の除去槽に導き、当
該除去槽でドロスを分離させた後その清浄液を元のめっ
き槽に戻すドロスの除去方法において、除去槽内の前記
ドロスを含んだ溶融金属めっき液温度を溶融金属めっき
槽内のめっき液温度より低温で、かつめっき金属の融点
より高温に設定したことを特徴とするドロスの除去方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19935194A JPH0860319A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ドロスの除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19935194A JPH0860319A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ドロスの除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0860319A true JPH0860319A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16406322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19935194A Pending JPH0860319A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ドロスの除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0860319A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100356687B1 (ko) * | 1998-10-02 | 2002-12-18 | 주식회사 포스코 | 합금화 용융아연 도금욕의 불순물 제거 방법 |
| DE102011001236B4 (de) * | 2011-03-11 | 2015-07-02 | Seho Systemtechnik Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Verzinnen von Werkstücken |
| CN113088854A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-07-09 | 浙江航峰铁塔有限公司 | 一种热镀锌生产中锌锅净化方法 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19935194A patent/JPH0860319A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100356687B1 (ko) * | 1998-10-02 | 2002-12-18 | 주식회사 포스코 | 합금화 용융아연 도금욕의 불순물 제거 방법 |
| DE102011001236B4 (de) * | 2011-03-11 | 2015-07-02 | Seho Systemtechnik Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Verzinnen von Werkstücken |
| CN113088854A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-07-09 | 浙江航峰铁塔有限公司 | 一种热镀锌生产中锌锅净化方法 |
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