JPH0860411A - 保形用装身具 - Google Patents

保形用装身具

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JPH0860411A
JPH0860411A JP22551494A JP22551494A JPH0860411A JP H0860411 A JPH0860411 A JP H0860411A JP 22551494 A JP22551494 A JP 22551494A JP 22551494 A JP22551494 A JP 22551494A JP H0860411 A JPH0860411 A JP H0860411A
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JP
Japan
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shape
retaining
accessory
retaining frame
frame
Prior art date
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JP22551494A
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English (en)
Inventor
Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
Akira Takayama
明 高山
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Suzuki Sogyo Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Sogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保形用装身具に要求される機能性(保形性)
を維持した上で、更なる装着感の向上、製作コストの削
減、新たな加飾手段の提供を図る。 【構成】 本発明の保形用装身具1は装身具本体2の表
面または内部に熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂により
形成される保形フレーム3が密着形成されていることを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明の保形用装身具は身体に装
着することで身体の一部の外観を矯正し、見栄えを良く
し、あるいは身体の一部を固定し、骨折個所等の安静を
保つのに使用される身体保形用の衣類またはその付属具
等に関するものである。
【0002】
【発明の背景】例えば女性のバストラインを矯正し、見
栄えを良くする目的で整姿用ブラジャーが使用されてい
る。このものには例えば特開昭50−95050号公報
第4頁左上欄第5〜8行目に開示するように針金、プラ
スチック、骨等によりフレームを構成したもの、特開平
5−239701号公報において開示するように形状記
憶合金を用いたものがある。そしてこのようなフレーム
3′を図17に示すようにブラジャー10′の芯材とし
て使用した場合には、所望の保形性が得られ、理想的な
バストラインが達成される。
【0003】しかしながら上記フレーム3′として金属
製のものを使用した場合、このフレーム3′がブラジャ
ー10′の布地を介して肌に当たるため、違和感、不快
感が生ずると、かねてより使用者から指摘があった。ま
たこのようなフレーム3′をブラジャー10′の布地に
取り付けるにあたっては、その多くは縫製加工により行
われており、これに伴う手間もばかにならず、製品コス
トの上昇にもつながっていた。
【0004】一方、この種の整姿用ブラジャーにあって
も装飾性は大いに要求されるものであって、従来の装飾
手法としては通常のブラジャーと同様、ブラジャーの布
地の色を変えたり、この布地にリボン等を付けたり、レ
ースや刺繍により模様を形成するといった試みはなされ
ているものの、その範疇にとどまり、それ以上の加飾の
試みはなされていなかった。またこれらのうちレースや
刺繍により模様を形成するには非常に手間がかかり、製
品コストの上昇にもつながっていた。
【0005】
【解決を試みた技術的事項】本発明はこのような背景の
認識に立って案出されたものであって、整姿用ブラジャ
ーをはじめとするこの種の製品に要求される機能性(保
形性)を維持することを前提に更なる装着感の向上、製
作コストの削減及び新たな加飾手段の提供を図り、上記
課題の解決を試みた新規な保形用装身具を提案するもの
である。
【0006】
【発明の構成】
【目的達成の手段】すなわち請求項1記載の保形用装身
具は、装身具本体の表面または内部に熱硬化性樹脂また
は光硬化性樹脂により形成される保形フレームが密着形
成されていることを特徴として成るものである。
【0007】また請求項2記載の保形用装身具は、前記
要件に加え、前記保形フレームは非連続状態に配置され
る複数の保形フレーム要素により構成されていることを
特徴として成るものである。
【0008】更にまた請求項3記載の保形用装身具は、
前記要件に加え、前記保形フレームは少なくとも装着状
態において立体形状に構成されることを特徴として成る
ものである。
【0009】更にまた請求項4記載の保形用装身具は、
前記要件に加え、前記保形用装身具には、前記装身具本
体の少なくとも一部に取り付けられることにより前記保
形フレームを立体起伏化する起伏シートが設けられてい
ることを特徴として成るものである。
【0010】更にまた請求項5記載の保形用装身具は、
前記請求項4記載の要件に加え、前記起伏シートが設け
られる装身具本体の部位には、前記起伏シートより幾分
大きめの起伏用切込部が形成されていることを特徴とし
て成るものである。
【0011】更にまた請求項6記載の保形用装身具は、
前記要件に加え、前記装身具本体の表面または内部に
は、前記保形フレームと連続し、あるいは独立して熱硬
化性樹脂または光硬化性樹脂により形成される装飾凹凸
部が密着形成されていることを特徴として成るものであ
る。
【0012】更にまた請求項7記載の保形用装身具は、
前記要件に加え、前記保形フレームと装飾凹凸部とのい
ずれか一方、または双方はポリウレタンエラストマーに
より形成されることを特徴として成るものである。
【0013】更にまた請求項8記載の保形用装身具は、
前記要件に加え、前記保形用装身具は整姿用ブラジャー
であることを特徴として成るものである。そしてこれら
各請求項記載の発明の構成を手段として前記目的を達成
しようとするものである。
【0014】
【発明の作用】まず請求項1記載の保形用装身具は、装
身具本体に対し、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂によ
り形成される保形フレームを密着形成するという構成を
とる。これにより装身具本体に対する保形フレームの取
り付けが容易となり、これに伴う縫製加工も一切不要と
なる。また熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂を使用する
ことにより、金属製のフレームを使用した場合、問題と
なる装着時の違和感、不快感も生じない。
【0015】また請求項2記載の保形用装身具は、保形
フレームを非連続状態に配置される複数の保形フレーム
要素により構成している。これにより保形フレーム全体
の重量の軽量化に寄与できるほか、保形フレームの弾性
力の調整も可能となって、機能性の向上にも寄与し得る
ようになる。
【0016】更にまた請求項3記載の保形用装身具は、
保形フレームを少なくとも装着状態において立体形状に
なるよう構成している。これにより保形用装身具に要求
される装着時における所望の保形性が達成される。
【0017】更にまた請求項4記載の保形用装身具は、
装身具本体の少なくとも一部に起伏シートを設けるとい
う構成をとる。これにより平面形状の保形フレームは前
記起伏シートにより立体起伏化されて立体形状となり、
所望の保形性が達成されるようになる。
【0018】更にまた請求項5記載の保形用装身具は、
前記起伏シートが設けられる部位に、これより幾分大き
めの起伏用切込部を形成するという構成をとる。これに
より前記保形フレームの立体起伏化が容易となる。
【0019】更にまた請求項6記載の保形用装身具は、
装身具本体に対して保形フレームと連続し、あるいは独
立して熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂により形成され
る装飾凹凸部を密着形成するという構成をとる。これに
より装飾凹凸部それ自身により、あるいは装身具本体を
介して立体装飾模様が視認でき、従来にない新たな装飾
手法の構築を可能とする。また保形フレームと同一の材
料により装飾凹凸部を形成する場合には、保形フレーム
の形成と装飾凹凸部の形成とを同時に行うことが可能と
なる。
【0020】更にまた請求項7記載の保形用装身具は、
保形フレームと装飾凹凸部とのいずれか一方または双方
をポリウレタンエラストマーにより形成するという構成
をとる。これにより保形フレーム及び装飾凹凸部の成形
が容易となって装身具本体に対する密着性もより強固に
なる。
【0021】更にまた請求項8記載の保形用装身具は、
保形用装身具を整姿用ブラジャーとする構成をとる。こ
れにより整姿用ブラジャーに要求される機能性(保形
性)を維持ないしは向上させた状態で、更なる装着感の
向上、製作コストの削減を図り、加えて従来にない新た
な加飾手段を施した整姿用ブラジャーの提供が可能とな
る。
【0022】
【実施例】以下本発明の保形用装身具について図面に基
づいて具体的に説明する。なお説明にあたっては、本発
明の保形用装身具の一例として整姿用ブラジャーを例に
とり、まず図1、2に示す基本的実施例についてその構
成を説明し、次いで部分的構成を異ならせた他の実施例
についてその構成を説明し、その後、前記基本的実施例
を例にとり、本発明の保形用装身具が製造されるまでの
過程を段階を追って説明していく。
【0023】本発明の保形用装身具1は、装身具本体2
と、この装身具本体2の表面または内部に形成される保
形フレーム3とを少なくとも具えることにより構成され
る。そして図示の実施例にあっては、本発明の保形用装
身具1として整姿用ブラジャーを例にとり、その構成を
図示するものであって、まず図1、2に示す基本的実施
例について以下具体的に説明する。
【0024】図中、符号10に示すものが本発明の保形
用装身具1たる整姿用ブラジャーであって、このものは
カップ部21、連結部22、ベルト部23、ショルダス
トラップ24とを一例として具えて成るブラジャー本体
20(前記装身具本体2に該当するものである)と、こ
のブラジャー本体20におけるカップ部21に対して設
けられる保形フレーム3とを具えることにより構成され
る。
【0025】そして本発明の特徴的構成として前記保形
フレーム3はブラジャー本体20におけるカップ部21
に対して密着形成されるものであって、この密着形成を
可能にするため、保形フレーム3は熱硬化性樹脂または
光硬化性樹脂により形成される。このうち熱硬化性樹脂
としては、一例としてポリウレタンエラストマーが適用
でき、このポリウレタンエラストマーは、プレポリマー
とポリイソシアネートとの混合液から成り、これを加熱
することによって硬化するものであり、特にノズルから
吹き付けて供給するポリウレタンエラストマーとして好
適なものに、日本合成化学工業株式会社の無溶剤即硬ウ
レタン樹脂などがある。
【0026】このものはノズルによるスプレー混合前に
エラストマー液体原料Pを加熱しておくのが望ましく、
ゲルタイム20秒程度で硬化する。またこのものに対し
粘度、硬度調整のため、別途溶剤を添加することも可能
である。更にポリウレタンエラストマーとしては、プレ
ポリマーである日本ポリウレタン工業株式会社のニッポ
ラン(登録商標)に、ポリイソシアネートである大日本
インキ株式会社のパンデックス(登録商標)を混合した
ものや、その他三井東圧化学株式会社のSX−320A
&Bなどを用いることができる。また後述する孔版から
の流出を防止する必要がある場合も予想され、そこでこ
れら原料には、増粘剤を混入することが好ましい。
【0027】なお増粘剤の具体例として、日本アエロジ
ル株式会社製造販売のAEROSIL(登録商標)があ
る。このものは工業的に得られる最高純度のシリカ(S
iO2 99.8%)であり、7mμ〜50mμの超微粒
子から成り、高表面積、高分散性を有する無害の物質で
ある。このAEROSIL(登録商標)は、表面に有す
るシラノール基の水素架橋結合の働きにより、少量の添
加でポリエステルやエポキシ樹脂等の液状物質の加工に
必要なレオロジー特性を与えることができるため増粘剤
としての機能を有する。また前記AEROSILに限ら
ず、その他のフィラーを添加することももちろん可能で
ある。
【0028】また他のエラストマー液体原料Pとして光
硬化性樹脂を適用することもできる、ここでは光硬化性
樹脂のうち、紫外線の照射により短時間で硬化する紫外
線硬化樹脂を例にとって以下説明する。
【0029】紫外線硬化樹脂の選択にあたっては、紫外
線が孔部12aの深くまで届くように、硬化前及び硬化
後において透明ないし半透明のものを適用する。しかも
本発明では硬化したものが保形フレーム3として用いら
れるから適度な弾力を有し、引張強度、引き裂き強度、
耐摩耗性、硬度、その他の物性面での要求に応え得る紫
外線硬化樹脂を適用する。この場合、引き裂き強度を向
上させるため、硬化を阻害しない程度に短繊維等のフィ
ラーを紫外線硬化樹脂に混入しておいてもよい。
【0030】またこのような材料により形成される保形
フレーム3は、図1、2に示す実施例に示すように非連
続状態に配置される複数の保形フレーム要素3aにより
構成することも可能である。なおこのような配置態様が
とれるのもブラジャー本体20に対して保形フレーム3
を密着形成したことにほかならず、従来のように保形フ
レーム3をブラジャー本体20に対して縫製加工により
取り付けるのでは手間がかかり過ぎ、このような配置態
様をとる実用の可能性はほとんど皆無である。
【0031】更にこのような保形フレーム3は少なくと
も装着した状態において、カップ部21の形状に合わ
せ、立体形状となればよいのであって、例えば装着前の
状態にあっては、平面形状であってもよい。そしてこの
ような保形フレーム3は、カップ部21を構成する布地
の一部、例えば裏地25に対して密着形成されるもので
あって、このものに対して表地26、レース部品等によ
り構成される化粧布27、カップ部21の外側面に設け
られ、伸縮性の高い素材により構成されることにより側
面保持作用を有する起伏シート28を例えば縫製加工に
よって取り付けることによって本発明の保形用装身具1
たる整姿用ブラジャー10は構成される。
【0032】更に図1、2に示す実施例にあっては、カ
ップ部21を構成する布地の一部を切り欠き、ここに前
記起伏シート28より幾分大きめの起伏用切込部29を
形成している。これにより前記起伏シート28をこの起
伏用切込部29が形成された布地の周縁部に縫製加工に
より取り付ければ、前記布地の周縁部が縮められた状態
になって、前記起伏用切込部29近傍に存する保形フレ
ーム3は起伏用切込部29側に引き寄せられるようにな
って、この保形フレーム3を立ち上げ、立体形状のカッ
プ部21が形成されるのである。なお一旦、平面形状に
成形した保形フレーム3を例えばプレス加工等の二次加
工により立体形状に成形し、図3に示すように常時立体
形状を成す保形フレーム3を適用することも可能であ
る。
【0033】また保形フレーム3を構成する保形フレー
ム要素3aとしては、図4(a)に示すように前記図
1、2に示す実施例における保形フレーム要素3aより
も横断面積を小さくし、細長くしたものを複数本並設配
置するようにしたものであってもよいし、図4(b)に
示すように保形フレーム要素3aの肉厚を薄くして、薄
片状の保形フレーム要素3aとすることも可能である。
更に図4(c)に示すように保形フレーム3を一つの保
形フレーム要素3aを連続形成することにより構成する
ことも可能である。因みに図4(c)に示すように保形
フレーム3を連続して閉じた形状とした場合には、この
ものを縫製の過程で立体起伏化しようとしても、なかな
か困難な面もあって、それほど大きな起伏は期待できな
いが、保形用装身具1の種類によっては適用できる場合
もあり、また前述したプレス加工等による二次加工と併
用すれば更に大きな起伏を形成することも可能となる。
【0034】またこのようにして成る本発明の保形用装
身具1には、以下述べるような装飾凹凸部5を設けるよ
うにすることも可能である。具体的には前記保形フレー
ム3と同様、装身具本体2の表面または内部に装飾凹凸
部5を密着形成することにより成るものであって、装飾
凹凸部5を形成する材料としては、前記保形フレーム3
と同一の材料すなわちポリウレタンエラストマーをはじ
めとする熱硬化性樹脂や紫外線硬化樹脂等の光硬化性樹
脂が適用できる。
【0035】なおこの装飾凹凸部5と保形フレーム3と
を同一の材料により形成する場合には、両者を同時に形
成することが可能となり、装飾凹凸部5と保形フレーム
3とを連続した状態で装身具本体2に対して密着形成す
ることも可能となる。もちろん装飾凹凸部5と保形フレ
ーム3とは、それぞれ独立した状態で形成することも可
能であり、このような場合には、両者を別々の成分、配
色の材料により構成し、装飾凹凸部5と保形フレーム3
との硬さに差異を設けたり、その配色を加飾に利用する
ようにすることも可能となる。
【0036】以下整姿用ブラジャー10を例にとり、こ
のものに装飾凹凸部5を設けた実施例について簡単に説
明する。図5及び図6に示すものは、装飾凹凸部5を前
記保形フレーム3に対して連続形成した実施例を示すも
のであって、各々櫛歯状に形成された装飾凹凸部5を図
5に示す実施例にあっては、左右方向に、そして図6に
示す実施例にあっては、上下方向にそれぞれ配設したも
のである。
【0037】一方、図7に示すものは、装飾凹凸部5を
前記保形フレーム3と独立状態に設けるようにした実施
例を示すものであって、ごく小さな切片状の装飾凹凸部
5を多数、配設することにより、全体として立体装飾模
様を形成するようにしたものである。因みにこのような
装飾凹凸部5の形成は、本発明のように密着形成による
手法によってはじめて実現できるものであって、前記保
形フレーム3と同様、これを縫製加工により形成しよう
としても、その手間は計り知れず、その実現の可能性は
前記保形フレーム3以上に全く皆無のものである。また
このような装飾凹凸部5の主たる機能は、上述のように
装飾にあるわけであるが、更に装飾凹凸部5は付加的機
能として滑り止め、磨耗の低減等を図る機能をも有す
る。例えばサッカーのスネ当てに施用した場合には、上
記付加的機能が作用してソックスのズレ(滑り)防止が
図れる。
【0038】次にこのようにして成る本発明の保形用装
身具1が製造されるまでの過程を前記図1、2に示す実
施例を例にとって段階を追って説明していく。なお以下
の説明は孔版12を使用して基布15を後から載置する
という製造手法に基づくものである。
【0039】 (i)原料の注入(図8(a)(b)参照) まずベース板11を用意し、このベース板11上に保形
フレーム3あるいは装飾凹凸部5に対応して形成される
孔部12aを有する孔版12を載置する。そして図8
(a)に示すように原料の二液を混合したもの(図中は
この状態のものをエラストマー液体原料Pとして表示す
る)を前記孔版12における孔部12aに注入し、ある
いは図8(b)に示すように塗布ノズル13に供給され
る前記二液を塗布ノズル13内で混合しながら孔部12
aに吹き付けるようにする。
【0040】(ii) スキージ処理(図9参照) そして所定量のエラストマー液体原料Pを孔版12の孔
部12aに流し込んだら、図9に示すようにスキージ具
14を用いて、孔部12aの上面からはみ出て存在する
上記エラストマー液体原料Pを除去する。このとき各孔
部12a中のエラストマー液体原料Pのうち、孔部12
a上面直下付近に存在するものの一部を、これらエラス
トマー液体原料Pと孔版12の孔部12a並びにスキー
ジ具14の先端との表面張力、接触角、濡れなどの関係
から、スキージ具14先端で引きずるようにして一緒に
取り去るようにする。
【0041】(iii)基布の載置、加熱・プレス(図1
0、11参照) 次に図10に示すように上方からカップ部21を構成す
る布地の一部、例えば裏地25を基布15としてエラス
トマー液体原料Pの充填された孔版12の上に載置す
る。そしてその後、図11に示すように上下から加熱プ
レート16により挟持し、加熱しながら加圧し、エラス
トマー液体原料Pを硬化させる。
【0042】(iv) 脱版、裁断、縫製(図12、13、
14、15参照) そしてエラストマー液体原料Pが硬化し、基布15上に
保形フレーム3及び装飾凹凸部5が密着形成されたとこ
ろで図12に示すように基布15を孔版12から剥離し
ていき、脱版する。次に図13に示すように所定の形状
に基布15を裁断し、このものを図14に示すように表
地26、化粧布27、起伏シート28と共に縫製加工し
てカップ部21をブラジャー本体20を構成する他の要
素である連結部22、ベルト部23、ショルダストラッ
プ24等とこのカップ部21とを縫製加工すれば図15
に示すような整姿用ブラジャー10が完成する。
【0043】なお上記製造手法は、本発明の保形用装身
具1を製造する製造手法の一例を示すものであって、こ
の他、図16(a)に示すように先に基布15を載置
し、この基布15上に孔版12を載置し、爾後エラスト
マー液体原料Pを注入後、これを加熱硬化させるという
手法を採用することも可能であるし、図16(b)に示
すように複数枚の孔版12を使用することで保形フレー
ム3あるいは装飾凹凸部5の厚さに差を設けたり、図示
のように段差を形成するようにしてもよい。更に図16
(c)に示すように孔版12に代えて凹版17を使用し
て保形フレーム3及び装飾凹凸部5を形成するようにす
ることも可能である。
【0044】また上記各実施例にあっては、ショルダス
トラップ式の整姿用ブラジャー10について説明してい
るが、ショルダストラップのないタイプの整姿用ブラジ
ャー10についても同様に適用できるものであって、更
に本発明の保形用装身具1としては、ガードルやブラジ
ャー付きのコルセット、妊婦用コルセット等の腹部コル
セット、骨折等により首、肩、腰、腕、足等の固定用と
して使用される成形外科用コルセット、あるいはドレス
等の衣服も適用対象に含まれる。
【0045】
【発明の効果】本発明の保形用装身具1は以上述べたよ
うな構成を有することによって成るものであって、この
ような構成を有することによって以下のような効果が発
揮される。まず請求項1記載の保形用装身具は、装身具
本体2に対し、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂により
形成される保形フレーム3を密着形成するという構成を
とる。これにより装身具本体2に対する保形フレーム3
の取り付けが容易となり、これに伴う縫製加工も一切不
要となる。また熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂を使用
することにより、金属製のフレームを使用した場合、問
題となる装着時の違和感、不快感も生じない。
【0046】また請求項2記載の保形用装身具は、保形
フレーム3を非連続状態に配置される複数の保形フレー
ム要素3aにより構成している。これにより保形フレー
ム3全体の重量の軽量化に寄与できるほか、保形フレー
ム3の弾性力の調整も可能となって、機能性の向上にも
寄与し得るようになる。
【0047】更にまた請求項3記載の保形用装身具は、
保形フレーム3を少なくとも装着状態において立体形状
になるよう構成している。これにより保形用装身具1に
要求される装着時における所望の保形性が達成される。
【0048】更にまた請求項4記載の保形用装身具は、
保形フレーム3の少なくとも一部に起伏シート28を設
けるという構成をとる。これにより平面形状の保形フレ
ーム3は前記起伏シート28により立体起伏化されて立
体形状となり、所望の保形性が達成されるようになる。
【0049】更にまた請求項5記載の保形用装身具は、
前記起伏シート28が設けられる部位に、これより幾分
大きめの起伏用切込部29を形成するという構成をと
る。これにより前記保形フレーム3の立体起伏化が容易
となる。
【0050】更にまた請求項6記載の保形用装身具は、
装身具本体2に対して保形フレーム3と連続し、あるい
は独立して熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂により形成
される装飾凹凸部5を密着形成するという構成をとる。
これにより装飾凹凸部5それ自身により、あるいは装身
具本体2を介して立体装飾模様が視認でき、従来にない
新たな装飾手法の構築を可能とする。また保形フレーム
3と同一の材料により装飾凹凸部5を形成する場合に
は、保形フレーム3の形成と装飾凹凸部5の形成とを同
時に行うことが可能となる。
【0051】更にまた請求項7記載の保形用装身具は、
保形フレーム3と装飾凹凸部5とのいずれか一方または
双方をポリウレタンエラストマーにより形成するという
構成をとる。これにより保形フレーム3及び装飾凹凸部
5の成形が容易となって装身具本体2に対する密着性も
より強固になる。
【0052】更にまた請求項8記載の保形用装身具は、
保形用装身具1を整姿用ブラジャー10とする構成をと
る。これにより整姿用ブラジャー10に要求される機能
性(保形性)を維持ないしは向上させた状態で、更なる
装着感の向上、製作コストの削減を図り、加えて従来に
ない新たな加飾手段を施した整姿用ブラジャー10の提
供が可能となる。そしてこのような各請求項記載の構成
によりもたらされる効果が相乗的に作用することによっ
て機能性及び装着性に優れ、極めて安価で、しかも装飾
的にも優れた効果を発揮する極めて有用な保形用装身具
1を得ることが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保形用装身具の一例である整姿用ブラ
ジャーを一部破断して示す斜視図である。
【図2】同上カップ部を示す分解斜視図である。
【図3】保形フレームを常時立体形状にした実施例を示
す斜視図である。
【図4】保形フレームの形状及び構成を異ならせた種々
の実施例を示す説明図である。
【図5】装飾凹凸部を保形フレームに連続形成した実施
例を示す斜視図並びに装着前の保形フレーム及び装飾凹
凸部を示す斜視図である。
【図6】同上他の実施例を示す斜視図並びに装着前の保
形フレーム及び装飾凹凸部を示す斜視図である。
【図7】装飾凹凸部を保形フレームと独立形成した実施
例を示す斜視図並びに装着前の保形フレーム及び装飾凹
凸部を示す斜視図である。
【図8】本発明の保形用装身具の製造過程を段階的に示
す説明図であって、このうち原料の注入の過程の二種の
実施例を示す斜視図である。
【図9】同上スキージ処理の過程を示す斜視図である。
【図10】同上基布の載置の過程を示す縦断側面図であ
る。
【図11】同上加熱・プレスの過程を示す縦断側面図で
ある。
【図12】同上脱版の過程を示す斜視図である。
【図13】同上裁断の過程を示す斜視図である。
【図14】同上縫製の過程を示す斜視図である。
【図15】完成した整姿用ブラジャーを示す斜視図であ
る。
【図16】本発明の保形用装身具の他の種々の製造手法
を示す骨格的縦断側面図である。
【図17】従来の整姿用ブラジャーを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 保形用装身具 2 装身具本体 3 保形フレーム 3a 保形フレーム要素 5 装飾凹凸部 10 整姿用ブラジャー 11 ベース板 12 孔版 12a 孔部 13 塗布ノズル 14 スキージ具 15 基布 16 加圧プレート 17 凹版 20 ブラジャー本体 21 カップ部 22 連結部 23 ベルト部 24 ショルダストラップ 25 裏地 26 表地 27 化粧布 28 起伏シート 29 起伏用切込部 P エラストマー液体原料

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装身具本体の表面または内部に熱硬化性
    樹脂または光硬化性樹脂により形成される保形フレーム
    が密着形成されていることを特徴とする保形用装身具。
  2. 【請求項2】 前記保形フレームは非連続状態に配置さ
    れる複数の保形フレーム要素により構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の保形用装身具。
  3. 【請求項3】 前記保形フレームは少なくとも装着状態
    において立体形状に構成されることを特徴とする請求項
    1または2記載の保形用装身具。
  4. 【請求項4】 前記保形用装身具には、前記装身具本体
    の少なくとも一部に取り付けられることにより前記保形
    フレームを立体起伏化する起伏シートが設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の保形用装
    身具。
  5. 【請求項5】 前記起伏シートが設けられる装身具本体
    の部位には、前記起伏シートより幾分大きめの起伏用切
    込部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の
    保形用装身具。
  6. 【請求項6】 前記装身具本体の表面または内部には、
    前記保形フレームと連続し、あるいは独立して熱硬化性
    樹脂または光硬化性樹脂により形成される装飾凹凸部が
    密着形成されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5記載の保形用装身具。
  7. 【請求項7】 前記保形フレームと装飾凹凸部とのいず
    れか一方または双方はポリウレタンエラストマーにより
    形成されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    または6記載の保形用装身具。
  8. 【請求項8】 前記保形用装身具は整姿用ブラジャーで
    あることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6ま
    たは7記載の保形用装身具。
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