JPH0860540A - セルロース系繊維布帛の加工方法 - Google Patents

セルロース系繊維布帛の加工方法

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JPH0860540A
JPH0860540A JP19680794A JP19680794A JPH0860540A JP H0860540 A JPH0860540 A JP H0860540A JP 19680794 A JP19680794 A JP 19680794A JP 19680794 A JP19680794 A JP 19680794A JP H0860540 A JPH0860540 A JP H0860540A
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JP
Japan
Prior art keywords
processing
fabric
textile fabric
cellulosic textile
humectant
Prior art date
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Pending
Application number
JP19680794A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Ota
泰史 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0860540A publication Critical patent/JPH0860540A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルロース系繊維布帛にバラツキのない均一
なイージーケアー性能を付与することができるホルムア
ルデヒドによる気相加工方法を提供する。 【構成】 セルロース系繊維布帛に保湿剤を付与し,乾
燥した後,ホルムアルデヒドガスを吸着させ,熱処理し
て架橋反応せしめるホルムアルデヒドガスによる気相加
工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ホルムアルデヒドガス
を用いて行うセルロース系繊維布帛の気相加工方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】セルロース系繊維布帛にホルムアルデヒ
ドガスを用いて気相加工を施し,ホルムアルデヒドを繊
維のセルロース分子間に架橋することによりセルロース
系繊維布帛を改質し,イージーケアー性(ウォッシュ・
アンド・ウェアー性)を付与することは,従来から公知
であり,広く一般に行われている。
【0003】しかしながら,この方法による問題点は,
加工に際し,布帛の水分率を均一に調節しておかない
と,改質にバラツキが生じることである。そのため,ホ
ルムアルデヒドガスを用いて気相加工を行う前に,布帛
を恒温恒湿室に数時間放置し,調湿しなければならなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
現状に鑑みて行われたもので,気相加工を行う前に調湿
しなくても均一に改質を行うことができるセルロース系
繊維布帛のイージーケアー(ウォッシュ・アンド・ウェ
アー)加工方法を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,セルロース系繊維布帛に保湿剤を付与,
乾燥した後,ホルムアルデヒドガスを吸着させ,熱処理
して架橋反応せしめるホルムアルデヒドによる気相加工
を施すことを特徴とするセルロース系繊維布帛の加工方
法を要旨とするものである。
【0006】以下,本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明でいうセルロース系繊維布帛とは,
木綿,麻等の天然繊維,レーヨン,ポリノジック等の再
生セルロース繊維を含有する織物,編物,不織布等をい
い,その他の繊維としてポリエステル,ナイロン等の合
成繊維が混紡,混繊,交織等の形で混用されていてもよ
い。もちろん,セルロース系繊維100%よりなる布帛
であってもよい。
【0008】本発明方法では,まず,上述のセルロース
系繊維布帛に保湿剤を付与する。ここで用いる保湿剤と
しては,ヒアルロン酸ナトリウム,ヒアルロン酸,コラ
ーゲン,スクワラン,スクワレン,ピロリドンカルボン
酸ナトリウム,キトサン,グリチルリチン酸,ラノリ
ン,尿素,蜜ろう,グリセリン,アルギン酸ソーダ,ポ
リエチレンオキサイド等を挙げることができ,これらの
うちの1種または2種以上を用いてセルロース系繊維布
帛に付与する。
【0009】この保湿剤をセルロース系繊維布帛に付与
するには,まず,水に保湿剤を溶解し,その水溶液を通
常の方法で布帛に含浸し,乾燥させる方法によって行う
ことができる。実用的には,パッダー等で付着量をコン
トロールして付与することがより一層好ましい。縫製品
の場合には,上述の水溶液に浸漬後,均一に遠心脱水す
るか,またはスプレーにより均一に吹きつけて乾燥機で
乾燥する方法をとる。乾燥は,90〜200℃にて0.5
〜2分間行う。
【0010】次に,本発明では,上述の布帛にホルムア
ルデヒドガスを吸着させ,熱処理して架橋せしめるホル
ムアルデヒドによる気相加工を施す。
【0011】気相加工に際しては,密閉系の反応室を有
し,その内部へホルムアルデヒドガス等を送り込む吹き
込み装置,反応のための加熱装置,被加工体を固定する
装置を有してなる気相加工装置を用いることができ,具
体的気相加工装置としては,ATP社( American Text
ile Processing Co.) 製の気相加工装置(特開平5−1
17958号)を用いることができる。
【0012】この気相加工装置内でのホルムアルデヒド
ガス濃度は,1〜20%の範囲が望ましく,1%以下で
あると,架橋反応が不十分となり,また,20%以上に
なっても,効果はそれ以上あがらなくなる。
【0013】架橋反応をさせる際に用いる触媒は,予め
布帛に触媒溶液をパディングした後に気相処理を行って
もよいし,触媒溶液もしくは液化している触媒を気化さ
せて布帛に吸着させてもよい。
【0014】触媒の種類に関しては,予め触媒をパディ
ングする場合は,従来の樹脂加工と同じ触媒,例えば,
硝酸亜鉛のような酸の金属塩,ルイス酸,フレンステッ
ド酸等を用いることができる。また,気化させる場合
は,塩化水素のような揮発性の沸点の低い酸が望まし
い。
【0015】触媒濃度に関しては,ガスで処理する場合
は0.1〜3.0%の範囲が望ましい。ガス濃度が0.1%以
下であると,架橋反応が不十分となり,また,3.0%以
上になっても,それ以上効果があがらなくなる。触媒を
水溶液でパディングしてつける場合の触媒濃度は,5〜
100g/リットルの範囲が望ましい。濃度が5g/リ
ットル以下になると,架橋反応が不十分となり,100
g/リットル以上になっても,それ以上効果はあがらな
くなる。
【0016】ホルムアルデヒドガスを吸着させた後,布
帛を熱処理して架橋反応を行うが,この熱処理は,10
0〜180℃の範囲の温度で,0.5〜10分間の処理を
行うことにより架橋反応を完結することができる。
【0017】本発明は,以上の構成よりなるものであ
る。
【0018】
【作用】本発明のごとく,セルロース系繊維布帛に保湿
剤を付与,乾燥後,ホルムアルデヒドによる気相加工を
施すと,保湿剤の作用によって布帛の吸湿性が均一化さ
れるので,外気の湿度に影響されず,布帛の全体にわた
って水分率を均一に保つことができるため,均一な改質
加工を行うことができるようになる。
【0019】
【実施例】次に,本発明を実施例によってさらに具体的
に説明するが,実施例における布帛の性能の測定,評価
は,それぞれ10点ずつランダムに採取した試料につい
て下記の方法で行った。
【0020】(1)イージーケアー性 洗濯後のしわ AATCC−124 パッカリング性 AATCC−88−1964T プリーツ性 AATCC−88C−1964
【0021】実施例1 木綿50%,ポリエステル50%よりなる混紡糸50番
手単糸を用いた平織物(経糸155本/吋,緯糸80本
/吋)に,通常の糊抜,精練,漂白,シルケットを行っ
た後,これをマングルにて下記処方1の保湿剤処理液に
浸漬し,ピックアップ60%でパディング後,100℃
にて1.5分間の乾燥を行った。 処方1 ヒアルロン酸ナトリウム(1%液) 500g/リ
ットル
【0022】この布帛を用いてドレスシャツ10点を縫
製後,ATP社(American TextileProcessing Co.)製
の気相加工装置(ステンレス製の幅6フィート,長さ1
0フィート,高さ7フィートの常圧密閉型反応室)を使
用して,この加工装置に上記ドレスシャツを入れ,密閉
し,17psi 及び約220°Fのスチームで,インジェ
クタおよびスチーム導管を介して,フォルムアルデヒド
水溶液を1.5分間室内に供給し,2400gのフォルム
アルデヒド水溶液を注入した。次いで亜硫酸ガス15lb
s を注入し, 2分間浸漬後,シャツに保持されなかった
遊離のフォルムアルデヒドおよび亜硫酸ガスを排気し,
室内温度を260°Fに上昇させた後,60psi のスチ
ームを5分間注入して残存フォルムアルデヒドを除き,
冷却してシャツを取り出した。
【0023】本発明との比較のため,本実施例において
処方1の保湿剤処理を省くほかは,本実施例と全く同一
の方法により比較用のドレスシャツ(比較例1)を得
た。また,参考までに,本実施例において保湿剤処理直
前の未加工布帛を用いてドレスシャツ10点(比較例
2)を縫製し,比較用に供した。
【0024】本発明および比較用のドレスシャツの性能
を測定,評価し,その結果を合わせて表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】表1より明らかなごとく,本発明方法によ
るドレスシャツは,イージーケアー性能のバラツキがな
く,優れたイージーケアー性を有していることが分か
る。
【0027】
【発明の効果】本発明方法によれば,性能にバラツキの
ない均一なイージーケアー性能に優れたホルムアルデヒ
ドによる気相加工を行うことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系繊維布帛に保湿剤を付与,
    乾燥した後,ホルムアルデヒドガスを吸着させ,熱処理
    して架橋せしめるホルムアルデヒドによる気相加工を施
    すことを特徴とするセルロース系繊維布帛の加工方法。
  2. 【請求項2】 保湿剤が,ヒアルロン酸ナトリウム,コ
    ラーゲン,スクワラン,スクワレン,ピロリドンカルボ
    ン酸ナトリウム,キトサン,グリチルリチン酸,ラノリ
    ン,尿素,密ロウ,グリセリン,アルギン酸ソーダ,ポ
    リエチレンオキサイドからなる群より選ばれた少なくと
    も1種であることを特徴とする請求項1記載のセルロー
    ス系繊維布帛の加工方法。
JP19680794A 1994-08-22 1994-08-22 セルロース系繊維布帛の加工方法 Pending JPH0860540A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932120B2 (en) 2001-09-27 2005-08-23 Berger Seiba-Technotex Verwaltungs Gmbh & Co. Method for producing airbags
JP2007270416A (ja) * 2006-03-06 2007-10-18 Shikibo Ltd セルロース繊維又はセルロース繊維製品及びそれらの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6932120B2 (en) 2001-09-27 2005-08-23 Berger Seiba-Technotex Verwaltungs Gmbh & Co. Method for producing airbags
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