JPH0860548A - 立毛布帛 - Google Patents
立毛布帛Info
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- JPH0860548A JPH0860548A JP6218229A JP21822994A JPH0860548A JP H0860548 A JPH0860548 A JP H0860548A JP 6218229 A JP6218229 A JP 6218229A JP 21822994 A JP21822994 A JP 21822994A JP H0860548 A JPH0860548 A JP H0860548A
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- JP
- Japan
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- deodorant
- fabric
- resin binder
- napped
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 起毛やカットパイル、ループパイルを有す
る立毛布帛の肌触り、風合いおよび外観等を損なうこと
なく、しかも消臭性、その持続性、洗濯耐久性に優れて
いる。 【構成】 基布または地組織の片面に編織または起毛
による立毛を備えた立毛布帛において、上記の基布また
は地組織に水不溶性消臭剤が樹脂バインダーで固着され
ており、上記消臭剤の付着量が2〜50g/m2 、上記
樹脂バインダーの使用量が消臭剤の2〜20倍である。
る立毛布帛の肌触り、風合いおよび外観等を損なうこと
なく、しかも消臭性、その持続性、洗濯耐久性に優れて
いる。 【構成】 基布または地組織の片面に編織または起毛
による立毛を備えた立毛布帛において、上記の基布また
は地組織に水不溶性消臭剤が樹脂バインダーで固着され
ており、上記消臭剤の付着量が2〜50g/m2 、上記
樹脂バインダーの使用量が消臭剤の2〜20倍である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基布または地組織の
片面に編織または起毛による立毛を備えた立毛布帛であ
って、消臭加工が施された立毛布帛に関するものであ
る。
片面に編織または起毛による立毛を備えた立毛布帛であ
って、消臭加工が施された立毛布帛に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】繊維製品に消臭機能を付与する方法とし
て、植物から抽出した消臭剤を直接付与する方法、接着
剤や樹脂バインダーと共に付与する方法、また化合繊の
製造工程で直接付与する方法等が知られているが、いず
れの場合も、繊維に付与した消臭剤が洗濯やドライクリ
ーニング等で脱落し易く、その消臭機能の持続性が低
く、耐久性に問題があった。
て、植物から抽出した消臭剤を直接付与する方法、接着
剤や樹脂バインダーと共に付与する方法、また化合繊の
製造工程で直接付与する方法等が知られているが、いず
れの場合も、繊維に付与した消臭剤が洗濯やドライクリ
ーニング等で脱落し易く、その消臭機能の持続性が低
く、耐久性に問題があった。
【0003】この問題を解決するため、種々の方法が提
案されている。例えば、遷移元素を中心とする金属およ
びその化合物を繊維に固着させる方法、繊維に活性炭を
付与したり、炭素繊維を用いたりする方法、グラフト重
合等により繊維表面に酸性基やアミノ基を合成する方
法、繊維に多孔性無機材料やマイクロカプセルを含浸接
着させる方法、多孔性粉体に消臭剤を担持させて繊維に
含浸付与する方法等が知られている。
案されている。例えば、遷移元素を中心とする金属およ
びその化合物を繊維に固着させる方法、繊維に活性炭を
付与したり、炭素繊維を用いたりする方法、グラフト重
合等により繊維表面に酸性基やアミノ基を合成する方
法、繊維に多孔性無機材料やマイクロカプセルを含浸接
着させる方法、多孔性粉体に消臭剤を担持させて繊維に
含浸付与する方法等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、消臭
性能や耐久性の面では、おおむね満足できる製品が得ら
れる。しかしながら、遷移元素や活性炭、炭素繊維を使
用する方法は、加工製品が着色されたり、変色したりす
るという問題がある。また、酸性基やアミノ基を合成す
る方法は、繊維の表面物性が変化するため、製品化の過
程で制約が多くなり、また臭気の種類によっては効果が
ないという問題がある。また、多孔性無機材料、マイク
ロカプセルや多孔性粉体を使用する方法は、粒状体を繊
維全体に付与するものであるため、製品の外観、風合い
および肌触り等が低下するという問題があった。
性能や耐久性の面では、おおむね満足できる製品が得ら
れる。しかしながら、遷移元素や活性炭、炭素繊維を使
用する方法は、加工製品が着色されたり、変色したりす
るという問題がある。また、酸性基やアミノ基を合成す
る方法は、繊維の表面物性が変化するため、製品化の過
程で制約が多くなり、また臭気の種類によっては効果が
ないという問題がある。また、多孔性無機材料、マイク
ロカプセルや多孔性粉体を使用する方法は、粒状体を繊
維全体に付与するものであるため、製品の外観、風合い
および肌触り等が低下するという問題があった。
【0005】そして、特にダブルラッセル毛布いわゆる
マイヤー毛布、ボア、ハイパイル等の起毛仕上げが行わ
れる繊維製品、外観が重要視されるマット類、カーペッ
ト類、椅子張り地等の起毛製品およびパイル製品を含む
立毛布帛にあっては、立毛繊維の肌触り、風合いおよび
外観を損なわずに消臭剤を付与することが著しく困難で
あった。
マイヤー毛布、ボア、ハイパイル等の起毛仕上げが行わ
れる繊維製品、外観が重要視されるマット類、カーペッ
ト類、椅子張り地等の起毛製品およびパイル製品を含む
立毛布帛にあっては、立毛繊維の肌触り、風合いおよび
外観を損なわずに消臭剤を付与することが著しく困難で
あった。
【0006】この発明は、上記の起毛(ループ起毛を含
む)やカットパイル、ループパイルを有する立毛布帛の
肌触り、風合いおよび外観等を損なうことなく、しかも
消臭性、その持続性、洗濯耐久性に優れた消臭加工製品
を提供するものである。
む)やカットパイル、ループパイルを有する立毛布帛の
肌触り、風合いおよび外観等を損なうことなく、しかも
消臭性、その持続性、洗濯耐久性に優れた消臭加工製品
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、基布または
地組織の片面に編織または起毛による立毛を備えた立毛
布帛において、上記の基布または地組織に水不溶性消臭
剤が樹脂バインダーで固着されており、上記消臭剤の付
着量が2〜50g/m2 、上記樹脂バインダーの使用量
が消臭剤の2〜20倍であることを特徴とする立毛布帛
である。
地組織の片面に編織または起毛による立毛を備えた立毛
布帛において、上記の基布または地組織に水不溶性消臭
剤が樹脂バインダーで固着されており、上記消臭剤の付
着量が2〜50g/m2 、上記樹脂バインダーの使用量
が消臭剤の2〜20倍であることを特徴とする立毛布帛
である。
【0008】この発明の対象となる立毛布帛は、織ボ
ア、ニットボア、マイヤー毛布(ダブルラッセル毛
布)、モケット、カットパイルカーペット、カットパイ
ルマット、ハイパイル等の起毛および/またはシャーリ
ング等の加工がなされる繊維製品およびループパイルフ
ック、マット類、ループパイルカーペット織、ニット椅
子張り地等のように基布または地組織の片面に起毛また
はパイルを有し、少なくとも裏面に基布または地組織が
露出するものであり、特に毛抜けやパイル抜けを防止す
る目的でバッキング処理を施すものが好ましい。なお、
織毛布、ニューマイヤー毛布およびタフト毛布等の表裏
両面が起毛される製品は、対象とならない。
ア、ニットボア、マイヤー毛布(ダブルラッセル毛
布)、モケット、カットパイルカーペット、カットパイ
ルマット、ハイパイル等の起毛および/またはシャーリ
ング等の加工がなされる繊維製品およびループパイルフ
ック、マット類、ループパイルカーペット織、ニット椅
子張り地等のように基布または地組織の片面に起毛また
はパイルを有し、少なくとも裏面に基布または地組織が
露出するものであり、特に毛抜けやパイル抜けを防止す
る目的でバッキング処理を施すものが好ましい。なお、
織毛布、ニューマイヤー毛布およびタフト毛布等の表裏
両面が起毛される製品は、対象とならない。
【0009】この発明で使用する消臭剤は、持続性、洗
濯耐久性の点で水不溶性のものであれば任意の組成、構
造のものが使用可能であるが、水溶性および揮発性以外
のものが好ましく、特に多孔質セラミックス粉末等の粉
体状のものは、使用時および洗濯時の脱落が少ない点で
好ましい。また、その色調は、パイルや起毛表面への影
響が少ない淡い色調のものが好ましい。上記消臭剤の付
着量は、用途によって適宜変えられるが、2〜50g/
m2 の範囲が好ましい。該付着量が2g/m2未満で
は、一般の生活環境で発生する臭気を消すには能力が不
足し、反対に50g/m2 を超えると、過剰性能とな
り、不経済である。
濯耐久性の点で水不溶性のものであれば任意の組成、構
造のものが使用可能であるが、水溶性および揮発性以外
のものが好ましく、特に多孔質セラミックス粉末等の粉
体状のものは、使用時および洗濯時の脱落が少ない点で
好ましい。また、その色調は、パイルや起毛表面への影
響が少ない淡い色調のものが好ましい。上記消臭剤の付
着量は、用途によって適宜変えられるが、2〜50g/
m2 の範囲が好ましい。該付着量が2g/m2未満で
は、一般の生活環境で発生する臭気を消すには能力が不
足し、反対に50g/m2 を超えると、過剰性能とな
り、不経済である。
【0010】上記の消臭剤を固着するために必要な樹脂
バインダーは、繊維加工に一般的に用いられている公知
の樹脂を利用することができる。このような樹脂バイン
ダーとしては、酢酸ビニル系、アクリル系、ウレタン
系、シリコーン系およびゴム系のラテックスまたはエマ
ルジョンが挙げられるが、汎用の酢酸ビニル系エマルジ
ョンおよびアクリル系エマルジョン、その中でも特に低
温架橋性のものは、処方が簡便で、低コストである点で
好ましい。この樹脂バインダーの使用量は、消臭剤に対
して重量比で2〜20倍であり、2倍未満では均一加工
が得られず、消臭性の耐久性が不十分となり、20倍超
では樹脂層が厚くなり過ぎて消臭性能が発揮され難くな
る。
バインダーは、繊維加工に一般的に用いられている公知
の樹脂を利用することができる。このような樹脂バイン
ダーとしては、酢酸ビニル系、アクリル系、ウレタン
系、シリコーン系およびゴム系のラテックスまたはエマ
ルジョンが挙げられるが、汎用の酢酸ビニル系エマルジ
ョンおよびアクリル系エマルジョン、その中でも特に低
温架橋性のものは、処方が簡便で、低コストである点で
好ましい。この樹脂バインダーの使用量は、消臭剤に対
して重量比で2〜20倍であり、2倍未満では均一加工
が得られず、消臭性の耐久性が不十分となり、20倍超
では樹脂層が厚くなり過ぎて消臭性能が発揮され難くな
る。
【0011】上記の消臭剤は、樹脂バインダー中に混合
分散され、得られた消臭剤含有樹脂液が立毛布帛の基布
または地組織に塗工によって付与されるが、編織後の起
毛処理により、または編織時の組織によって立毛を形成
した後、基布または地組織の裏面に上記の消臭剤含有樹
脂液をプリント、コーティングまたはスプレイする方法
が好ましい。ただし、タフトパイルにあっては、タフテ
ィング前の基布にパディング、浸漬、プリント、コーテ
ィング、スプレイ等の任意の方法で上記消臭剤含有樹脂
液を付与し、しかるのちタフティングによってパイルを
形成することができる。しかし、立毛布帛にパディング
法や浸漬法で消臭剤含有樹脂液を付与した場合は、立毛
部分に接着や集束が発生し、外観や風合いが著しく変化
するので、また編織後の起毛やシャーリングの前に基布
や地組織の裏面に上記の消臭剤含有樹脂液をプリント、
コーティングまたはスプレイを行った場合は、起毛加工
やシャーリングの際に消臭剤が脱落するので、いずれも
好ましくない。
分散され、得られた消臭剤含有樹脂液が立毛布帛の基布
または地組織に塗工によって付与されるが、編織後の起
毛処理により、または編織時の組織によって立毛を形成
した後、基布または地組織の裏面に上記の消臭剤含有樹
脂液をプリント、コーティングまたはスプレイする方法
が好ましい。ただし、タフトパイルにあっては、タフテ
ィング前の基布にパディング、浸漬、プリント、コーテ
ィング、スプレイ等の任意の方法で上記消臭剤含有樹脂
液を付与し、しかるのちタフティングによってパイルを
形成することができる。しかし、立毛布帛にパディング
法や浸漬法で消臭剤含有樹脂液を付与した場合は、立毛
部分に接着や集束が発生し、外観や風合いが著しく変化
するので、また編織後の起毛やシャーリングの前に基布
や地組織の裏面に上記の消臭剤含有樹脂液をプリント、
コーティングまたはスプレイを行った場合は、起毛加工
やシャーリングの際に消臭剤が脱落するので、いずれも
好ましくない。
【0012】なお、織ボア、ニットボア、モケット、ハ
イパイル織りおよびニット椅子張り地等の製品化の過程
でバッキング処理を行うものは、バッキング用の樹脂液
中に消臭剤を混合して従来通りの条件でバッキング加工
を行い、これによっ消臭加工とすることができる。ただ
し、マット類、カーペット類のように多量のゴム系ラテ
ックスでバッキングされるものは、バッキング層が厚過
ぎて、消臭剤の働きが妨げられるので、バッキング処理
の前に上記の消臭剤含有樹脂液を基布または地組織の裏
面に塗工して消臭剤をマット、カーペット類の表面側に
分布させることが好ましい。
イパイル織りおよびニット椅子張り地等の製品化の過程
でバッキング処理を行うものは、バッキング用の樹脂液
中に消臭剤を混合して従来通りの条件でバッキング加工
を行い、これによっ消臭加工とすることができる。ただ
し、マット類、カーペット類のように多量のゴム系ラテ
ックスでバッキングされるものは、バッキング層が厚過
ぎて、消臭剤の働きが妨げられるので、バッキング処理
の前に上記の消臭剤含有樹脂液を基布または地組織の裏
面に塗工して消臭剤をマット、カーペット類の表面側に
分布させることが好ましい。
【0013】
【作用】立毛布帛の基布または地組織のみに消臭剤が樹
脂バインダーによって固定されているので、消臭機能を
発揮し、しかも起毛またはパイル等の立毛部分の肌触
り、風合いおよび外観等の低下がない。
脂バインダーによって固定されているので、消臭機能を
発揮し、しかも起毛またはパイル等の立毛部分の肌触
り、風合いおよび外観等の低下がない。
【0014】
試料番号1〜6 アクリル繊維(日本エクスラン工業株式会社製)からな
る梳毛紡績糸(メートル番手:36番双糸、熱水収縮
率:24.5%)を常法で綛染めし、ニットボア原反を
作成した。一方、消臭剤として多孔質セラミックス粉末
(日本化成社製、商品名「カセイライトNPF」、平均
粒度:4.5μ、真比重:2.1、PH:6.5)を、
また樹脂バインダーとして酢酸ビニル系エマルジョン
(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名「ボンコー
ト2835」、固型分50%)をそれぞれ使用し、これ
らを下記の表1に示す配合比で配合し、6種類の消臭剤
含有樹脂液を作成した。そして、これらの消臭剤含有樹
脂液を上記ニットボア原反の地組織裏面にスプレイ法で
塗工し、乾燥、ベーキング(80〜140℃×3分)を
施し、しかるのち起毛、ポリッシャーおよびシャーリン
グを行い、ニットボアの消臭加工製品を得た。この6種
類の消臭加工製品をそれぞれ面積1000cm2 に裁断し
て試料とし、各試料を20リットル容器に入れ、代表的
臭気であるアンモニア、硫化水素および酢酸をそれぞれ
初期濃度100p.p.m 、100p.p.m および50p.p.m
に調整して上記の容器に封入し、100分後の消臭率を
測定し、その結果を表1に併記した。
る梳毛紡績糸(メートル番手:36番双糸、熱水収縮
率:24.5%)を常法で綛染めし、ニットボア原反を
作成した。一方、消臭剤として多孔質セラミックス粉末
(日本化成社製、商品名「カセイライトNPF」、平均
粒度:4.5μ、真比重:2.1、PH:6.5)を、
また樹脂バインダーとして酢酸ビニル系エマルジョン
(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名「ボンコー
ト2835」、固型分50%)をそれぞれ使用し、これ
らを下記の表1に示す配合比で配合し、6種類の消臭剤
含有樹脂液を作成した。そして、これらの消臭剤含有樹
脂液を上記ニットボア原反の地組織裏面にスプレイ法で
塗工し、乾燥、ベーキング(80〜140℃×3分)を
施し、しかるのち起毛、ポリッシャーおよびシャーリン
グを行い、ニットボアの消臭加工製品を得た。この6種
類の消臭加工製品をそれぞれ面積1000cm2 に裁断し
て試料とし、各試料を20リットル容器に入れ、代表的
臭気であるアンモニア、硫化水素および酢酸をそれぞれ
初期濃度100p.p.m 、100p.p.m および50p.p.m
に調整して上記の容器に封入し、100分後の消臭率を
測定し、その結果を表1に併記した。
【0015】 表 1 試料番号 1 2 3 4 5 6 消臭剤付与量 (g/m2) 1.5 2 5 10 25 51 樹脂バインダー量 (g/m2) 30 30 30 30 50 110 100分後消臭率(%) アンモニア 48 70 92 97 98 98 硫化水素 44 62 75 88 93 95 酢酸 52 78 95 98 98 98
【0016】上記の表1から明らかなように、試料番号
2〜5は、いずれも消臭剤付与量および樹脂バインダー
量がこの発明の要件を満たすので、良好な消臭率を示し
た。これに対して試料番号1は、消臭剤付与量が不足し
ていたので、消臭率が不十分であった。また、試料番号
6は、消臭剤付与量が多いにもかかわらず、消臭率の向
上が認められず、過剰であることが認められた。
2〜5は、いずれも消臭剤付与量および樹脂バインダー
量がこの発明の要件を満たすので、良好な消臭率を示し
た。これに対して試料番号1は、消臭剤付与量が不足し
ていたので、消臭率が不十分であった。また、試料番号
6は、消臭剤付与量が多いにもかかわらず、消臭率の向
上が認められず、過剰であることが認められた。
【0017】試料番号7〜14 異形断面のアクリル繊維(日本エクスラン工業株式会社
製)からなる梳毛紡績糸(メートル番手:40番双糸、
熱水収縮率:28%)をパイル糸に、またポリエステル
マルチフィラメント糸(100デニール、24フィラメ
ント)をインレイ糸およびチェーン糸にそれぞれ使用
し、ダブルラッセル機(カールマイヤー社製、18ゲー
ジ、釜間距離:30mm、14コース/インチ)で編成
し、パイル糸をセンターカットした後、オートスクリー
ンプリント機で捺染し、柔軟仕上げを施した。
製)からなる梳毛紡績糸(メートル番手:40番双糸、
熱水収縮率:28%)をパイル糸に、またポリエステル
マルチフィラメント糸(100デニール、24フィラメ
ント)をインレイ糸およびチェーン糸にそれぞれ使用
し、ダブルラッセル機(カールマイヤー社製、18ゲー
ジ、釜間距離:30mm、14コース/インチ)で編成
し、パイル糸をセンターカットした後、オートスクリー
ンプリント機で捺染し、柔軟仕上げを施した。
【0018】一方、消臭剤として多孔質セラミックス粉
末(ライオン社製、商品名「ライオナイトPF」、平均
粒度:4μ、PH:7)を、また樹脂バインダーとして
アクリル系エマルジョン(大日本インキ化学工業株式会
社製、商品名「ボンコート3020」、固型分50%)
をそれぞれ使用し、これらを下記の表2に示す配合比で
配合し、7種類の消臭剤含有樹脂液を作成した。そし
て、これらの消臭剤含有樹脂液を上記の編地にスプレイ
法で付与し、乾燥、ベーキング(100〜150℃×2
分)を施し、しかるのちブラッシング、シャーリングお
よびポリッシング仕上げを行い、マイヤー毛布の消臭加
工製品を得た。ただし、試料番号7は消臭剤含有樹脂液
を付与しないもの、試料番号9〜13は裏面に塗工した
もの、また試料番号14はパイル面に塗工したものであ
る。そして、この8種類の消臭加工製品について消臭率
を前記同様に測定すると共に、洗濯5回後の消臭率、収
縮率および外観、風合を測定した。ただし、洗濯はJI
S−L−0217 103法に準じて実施し、収縮率を
1m角の毛布の縦横の長さ収縮率で示した。また、外観
・風合は、最も良好な試料番号7を5級とし、最も悪い
試料番号14を1級とし、5段階に判定した。その結果
を下記の表2に示す。
末(ライオン社製、商品名「ライオナイトPF」、平均
粒度:4μ、PH:7)を、また樹脂バインダーとして
アクリル系エマルジョン(大日本インキ化学工業株式会
社製、商品名「ボンコート3020」、固型分50%)
をそれぞれ使用し、これらを下記の表2に示す配合比で
配合し、7種類の消臭剤含有樹脂液を作成した。そし
て、これらの消臭剤含有樹脂液を上記の編地にスプレイ
法で付与し、乾燥、ベーキング(100〜150℃×2
分)を施し、しかるのちブラッシング、シャーリングお
よびポリッシング仕上げを行い、マイヤー毛布の消臭加
工製品を得た。ただし、試料番号7は消臭剤含有樹脂液
を付与しないもの、試料番号9〜13は裏面に塗工した
もの、また試料番号14はパイル面に塗工したものであ
る。そして、この8種類の消臭加工製品について消臭率
を前記同様に測定すると共に、洗濯5回後の消臭率、収
縮率および外観、風合を測定した。ただし、洗濯はJI
S−L−0217 103法に準じて実施し、収縮率を
1m角の毛布の縦横の長さ収縮率で示した。また、外観
・風合は、最も良好な試料番号7を5級とし、最も悪い
試料番号14を1級とし、5段階に判定した。その結果
を下記の表2に示す。
【0019】 表 2 試料番号 7 8 9 10 11 12 13 14 消臭剤付与量 (g/m2) 0 10 10 10 10 10 10 10 樹脂バインダー量 (g/m2) 0 15 20 30 50 200 250 30 100分後消臭率(%) アンモニア 10 98 98 98 96 83 71 98 硫化水素 5 97 96 95 94 82 69 96 酢酸 15 98 98 98 97 83 72 98 5回洗濯後消臭率(%) アンモニア 12 70 82 84 84 80 72 28 硫化水素 4 68 81 82 83 80 68 17 酢酸 15 71 88 90 90 79 70 41 5回洗濯後収縮率(%) 縦 −1.5 −1.0 −0.5 0 0 0 0 −1.0 横 3.5 1.5 1.0 1.0 1.0 0.5 0.5 3.0 外観・風合(級) 5 5 5 5 5 4〜5 4 1
【0020】上記の表2から明らかなように、試料番号
9〜12は、いずれも消臭剤付与量および樹脂バインダ
ー量がこの発明の要件を満たすので、良好な消臭率を示
し、かつ5回洗濯後の消臭率、収縮率(寸法安定性)お
よび外観・風合も良好であった。これに対して消臭剤を
使用しない試料番号7は、消臭率が低く、横収縮率が劣
っていた。また、試料番号8は、樹脂バインダー量が少
ないため、5回洗濯後の消臭率が劣っていた。また、試
料番号13は、樹脂バインダー量が多いため、100分
後消臭率が劣り、また試料番号14は、パイル面に消臭
剤を付与したため、外観・風合が最低であった。
9〜12は、いずれも消臭剤付与量および樹脂バインダ
ー量がこの発明の要件を満たすので、良好な消臭率を示
し、かつ5回洗濯後の消臭率、収縮率(寸法安定性)お
よび外観・風合も良好であった。これに対して消臭剤を
使用しない試料番号7は、消臭率が低く、横収縮率が劣
っていた。また、試料番号8は、樹脂バインダー量が少
ないため、5回洗濯後の消臭率が劣っていた。また、試
料番号13は、樹脂バインダー量が多いため、100分
後消臭率が劣り、また試料番号14は、パイル面に消臭
剤を付与したため、外観・風合が最低であった。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、基布または
地組織の片面に編織または起毛による立毛を備えた立毛
布帛において、上記の基布または地組織に水不溶性消臭
剤が樹脂バインダーで固着されており、上記消臭剤の付
着量が2〜50g/m2 、上記樹脂バインダーの使用量
が消臭剤の2〜20倍であることを特徴とする立毛布帛
であるから、消臭性能の持続性および洗濯耐久性に優
れ、しかも立毛部分の外観・風合および肌触りが低下し
ない。そして、消臭剤を含有する樹脂バインダーが基布
または地組織、すなわちパイルや起毛等の立毛の根元付
近に付与されるので、毛抜けやパイル抜けが防止され、
洗濯時の寸法安定性にも有効である。
地組織の片面に編織または起毛による立毛を備えた立毛
布帛において、上記の基布または地組織に水不溶性消臭
剤が樹脂バインダーで固着されており、上記消臭剤の付
着量が2〜50g/m2 、上記樹脂バインダーの使用量
が消臭剤の2〜20倍であることを特徴とする立毛布帛
であるから、消臭性能の持続性および洗濯耐久性に優
れ、しかも立毛部分の外観・風合および肌触りが低下し
ない。そして、消臭剤を含有する樹脂バインダーが基布
または地組織、すなわちパイルや起毛等の立毛の根元付
近に付与されるので、毛抜けやパイル抜けが防止され、
洗濯時の寸法安定性にも有効である。
【0022】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した発明において、消臭剤として多孔質セラミックス
粉末を使用したものであるから、洗濯その他の使用時に
おける消臭剤の脱落が少なく、耐久性が一層向上する。
載した発明において、消臭剤として多孔質セラミックス
粉末を使用したものであるから、洗濯その他の使用時に
おける消臭剤の脱落が少なく、耐久性が一層向上する。
【0023】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2に記載した発明において、その樹脂バインダーとし
て酢酸ビニル系エマルジョンまたはアクリル系エマルジ
ョンを使用するものであるから、処方が簡便で、コスト
低下に有効である。
は2に記載した発明において、その樹脂バインダーとし
て酢酸ビニル系エマルジョンまたはアクリル系エマルジ
ョンを使用するものであるから、処方が簡便で、コスト
低下に有効である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基布または地組織の片面に編織または起
毛による立毛を備えた立毛布帛において、上記の基布ま
たは地組織に水不溶性消臭剤が樹脂バインダーで固着さ
れており、上記消臭剤の付着量が2〜50g/m2 、上
記樹脂バインダーの使用量が消臭剤の2〜20倍である
ことを特徴とする立毛布帛。 - 【請求項2】 消臭剤が多孔質セラミックス粉末からな
る請求項1に記載の立毛布帛。 - 【請求項3】 樹脂バインダーが酢酸ビニル系エマルジ
ョンまたはアクリル系エマルジョンである請求項1また
は2に記載の立毛布帛。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6218229A JPH0860548A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 立毛布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6218229A JPH0860548A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 立毛布帛 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0860548A true JPH0860548A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16716638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6218229A Pending JPH0860548A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 立毛布帛 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0860548A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115434147A (zh) * | 2021-05-12 | 2022-12-06 | 菏泽市源林川服饰有限公司 | 一种防掉毛珊瑚绒面料及其制备方法 |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP6218229A patent/JPH0860548A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115434147A (zh) * | 2021-05-12 | 2022-12-06 | 菏泽市源林川服饰有限公司 | 一种防掉毛珊瑚绒面料及其制备方法 |
| CN115434147B (zh) * | 2021-05-12 | 2024-02-13 | 菏泽市源林川服饰有限公司 | 一种防掉毛珊瑚绒面料及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |