JPH0861088A - ジェットエンジンのコンプレッサケーシング - Google Patents
ジェットエンジンのコンプレッサケーシングInfo
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- JPH0861088A JPH0861088A JP19251694A JP19251694A JPH0861088A JP H0861088 A JPH0861088 A JP H0861088A JP 19251694 A JP19251694 A JP 19251694A JP 19251694 A JP19251694 A JP 19251694A JP H0861088 A JPH0861088 A JP H0861088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- compressor
- disk
- turbine
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要に応じて前後に分割した場合でも、支障
なく組付けできるようにする。 【構成】 前部ケーシング29を組付けた後、前部ケー
シング29のインローの受け側の凹部35にアダプトリ
ング39の対応する凸部37を嵌入し、更に、アダプト
リング39の他方の凸部38に対してその凹部36が外
嵌するように、後部ケーシング30を組付けられるよう
にする。
なく組付けできるようにする。 【構成】 前部ケーシング29を組付けた後、前部ケー
シング29のインローの受け側の凹部35にアダプトリ
ング39の対応する凸部37を嵌入し、更に、アダプト
リング39の他方の凸部38に対してその凹部36が外
嵌するように、後部ケーシング30を組付けられるよう
にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットエンジンのコ
ンプレッサケーシングに関するものである。
ンプレッサケーシングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は航空機に用いられているジェット
エンジン(ターボファンエンジン)の一例を示すもの
で、1は略円筒状の入口ディフューザ、2は入口ディフ
ューザ1の後端に接続された略円筒状のエンジン外筒で
ある。
エンジン(ターボファンエンジン)の一例を示すもの
で、1は略円筒状の入口ディフューザ、2は入口ディフ
ューザ1の後端に接続された略円筒状のエンジン外筒で
ある。
【0003】3は入口ディフューザ1内に回転自在に配
置されたファンディスク、4はファンディスク3の外側
部に複数列にわたって取り付けられたファン動翼、5は
前記入口ディフューザ1の内側部に各ファン動翼4の後
方に位置するように取り付けられたファン静翼であり、
入口ディフューザ1の内側部とファンディスク3とファ
ン動翼4とファン静翼5とによって低圧圧縮部6が構成
されている。
置されたファンディスク、4はファンディスク3の外側
部に複数列にわたって取り付けられたファン動翼、5は
前記入口ディフューザ1の内側部に各ファン動翼4の後
方に位置するように取り付けられたファン静翼であり、
入口ディフューザ1の内側部とファンディスク3とファ
ン動翼4とファン静翼5とによって低圧圧縮部6が構成
されている。
【0004】7は前記エンジン外筒2内のファンディス
ク3出側に回転自在に配置された圧縮機ディスク、8は
圧縮機ディスク7を周方向に取り囲むように前記エンジ
ン外筒2内に設けられた略円筒状のコンプレッサケーシ
ング本体、9は前記圧縮機ディスク7の外側部に複数列
にわたって取り付けられた圧縮機動翼、10は前記コン
プレッサケーシング本体8の内側部に各圧縮機動翼9の
後方に位置するように取り付けられた圧縮機静翼であ
り、コンプレッサケーシング本体8の内側部と圧縮機デ
ィスク7と圧縮機動翼9と圧縮機静翼10とによって高
圧圧縮部11が構成されている。
ク3出側に回転自在に配置された圧縮機ディスク、8は
圧縮機ディスク7を周方向に取り囲むように前記エンジ
ン外筒2内に設けられた略円筒状のコンプレッサケーシ
ング本体、9は前記圧縮機ディスク7の外側部に複数列
にわたって取り付けられた圧縮機動翼、10は前記コン
プレッサケーシング本体8の内側部に各圧縮機動翼9の
後方に位置するように取り付けられた圧縮機静翼であ
り、コンプレッサケーシング本体8の内側部と圧縮機デ
ィスク7と圧縮機動翼9と圧縮機静翼10とによって高
圧圧縮部11が構成されている。
【0005】12は前記エンジン外筒2内の高圧圧縮部
11出側に設けられた略環状の燃焼室である。
11出側に設けられた略環状の燃焼室である。
【0006】13は前記エンジン外筒2内の燃焼室12
出側に回転自在に配置された圧縮機駆動タービンディス
ク、14は圧縮機駆動タービンディスク13の出側に回
転自在に配置されたファン駆動タービンディスク、15
は圧縮機駆動タービンディスク13とファン駆動タービ
ンディスク14とを周方向に取り囲むように前記エンジ
ン外筒2内の略中央部に設けられた略円筒状のタービン
ケーシング本体である。
出側に回転自在に配置された圧縮機駆動タービンディス
ク、14は圧縮機駆動タービンディスク13の出側に回
転自在に配置されたファン駆動タービンディスク、15
は圧縮機駆動タービンディスク13とファン駆動タービ
ンディスク14とを周方向に取り囲むように前記エンジ
ン外筒2内の略中央部に設けられた略円筒状のタービン
ケーシング本体である。
【0007】尚、圧縮機駆動タービンディスク13は前
記圧縮機ディスク7と一体的に回転可能に機械的に連結
され、又、ファン駆動タービンディスク14は前記ファ
ンディスク3と一体的に回転可能に機械的に連結されて
いる。
記圧縮機ディスク7と一体的に回転可能に機械的に連結
され、又、ファン駆動タービンディスク14は前記ファ
ンディスク3と一体的に回転可能に機械的に連結されて
いる。
【0008】16は前記圧縮機駆動タービンディスク1
3の外側部に取り付けられた圧縮機駆動タービン動翼、
17は前記タービンケーシング本体15の内側部に各圧
縮機駆動タービン動翼16の前方に位置するように取り
付けられた圧縮機駆動タービン静翼であり、前記タービ
ンケーシング本体15の内側部と圧縮機駆動タービンデ
ィスク13と圧縮機駆動タービン動翼16と圧縮機駆動
タービン静翼17とによって高圧タービン部18が構成
されている。
3の外側部に取り付けられた圧縮機駆動タービン動翼、
17は前記タービンケーシング本体15の内側部に各圧
縮機駆動タービン動翼16の前方に位置するように取り
付けられた圧縮機駆動タービン静翼であり、前記タービ
ンケーシング本体15の内側部と圧縮機駆動タービンデ
ィスク13と圧縮機駆動タービン動翼16と圧縮機駆動
タービン静翼17とによって高圧タービン部18が構成
されている。
【0009】19は前記ファン駆動タービンディスク1
4の外側部に取り付けられたファン駆動タービン動翼、
20は前記タービンケーシング本体15の内側部に各フ
ァン駆動タービン動翼19の前方に位置するように取り
付けられたファン駆動タービン静翼であり、前記タービ
ンケーシング本体15の内側部とファン駆動タービンデ
ィスク14とファン駆動タービン動翼19とファン駆動
タービン静翼20とによって低圧タービン部21が構成
されている。
4の外側部に取り付けられたファン駆動タービン動翼、
20は前記タービンケーシング本体15の内側部に各フ
ァン駆動タービン動翼19の前方に位置するように取り
付けられたファン駆動タービン静翼であり、前記タービ
ンケーシング本体15の内側部とファン駆動タービンデ
ィスク14とファン駆動タービン動翼19とファン駆動
タービン静翼20とによって低圧タービン部21が構成
されている。
【0010】22は前記コンプレッサケーシング本体
8、燃焼室12、タービンケーシング本体15の各外側
面とエンジン外筒2の内側面とにより形成されるバイパ
ス流路である。
8、燃焼室12、タービンケーシング本体15の各外側
面とエンジン外筒2の内側面とにより形成されるバイパ
ス流路である。
【0011】尚、23は前記ファンディスク3の前端部
に取り付けられたインレットコーン、24は前記ファン
駆動タービンディスク14の後端部に取り付けられたテ
ールコーン、25は基端部が前記タービンケーシング本
体15の内側部に固着され且つ先端部がテールコーン2
4の外側部に固着されたストラットである。
に取り付けられたインレットコーン、24は前記ファン
駆動タービンディスク14の後端部に取り付けられたテ
ールコーン、25は基端部が前記タービンケーシング本
体15の内側部に固着され且つ先端部がテールコーン2
4の外側部に固着されたストラットである。
【0012】そして、前記コンプレッサケーシング本体
8は、図3に示すような2つの半割ケーシング26を圧
縮機ディスク7の外方からかぶせ、互いの合せ面に形成
されたフランジ27をボルト28で締結することにより
組付けられている。
8は、図3に示すような2つの半割ケーシング26を圧
縮機ディスク7の外方からかぶせ、互いの合せ面に形成
されたフランジ27をボルト28で締結することにより
組付けられている。
【0013】上述した構成を有するアフタバーナ付きタ
ーボファンエンジンを起動させる場合、先ず、図示しな
い起動用タービン(スタータ)を用いて圧縮機ディスク
7及びこれと機械的に連結された圧縮機駆動タービンデ
ィスク13を回転駆動する。
ーボファンエンジンを起動させる場合、先ず、図示しな
い起動用タービン(スタータ)を用いて圧縮機ディスク
7及びこれと機械的に連結された圧縮機駆動タービンデ
ィスク13を回転駆動する。
【0014】すると、圧縮機ディスク7により空気が圧
縮され、燃焼室12へ空気が流入される。
縮され、燃焼室12へ空気が流入される。
【0015】圧縮機駆動タービンディスク13などの回
転数が所定の回転数に達したならば、前記起動用タービ
ンを停止すると共に、高圧圧縮部11から燃焼室12へ
流入される空気中に燃料を噴霧して該燃料を燃焼させ
る。
転数が所定の回転数に達したならば、前記起動用タービ
ンを停止すると共に、高圧圧縮部11から燃焼室12へ
流入される空気中に燃料を噴霧して該燃料を燃焼させ
る。
【0016】すると、発生した燃焼ガスが燃焼室12か
ら後方へ向って噴出され、その噴出のエネルギーにより
高圧タービン部18と低圧タービン部21とが駆動され
る。
ら後方へ向って噴出され、その噴出のエネルギーにより
高圧タービン部18と低圧タービン部21とが駆動され
る。
【0017】こうして高圧タービン部18と低圧タービ
ン部21とが駆動されると、低圧タービン部21に連結
された低圧圧縮部6によりエンジン外部の空気が入口デ
ィフューザ1へ吸引されると共に圧縮されるようにな
り、圧縮された空気の一部がバイパス流路22側へ、
又、大半の空気が高圧タービン部18に連結された高圧
圧縮部11へと送られるようになり、高圧圧縮部11へ
送られた空気は更に圧縮された後、燃焼室12へ流入す
るようになる。
ン部21とが駆動されると、低圧タービン部21に連結
された低圧圧縮部6によりエンジン外部の空気が入口デ
ィフューザ1へ吸引されると共に圧縮されるようにな
り、圧縮された空気の一部がバイパス流路22側へ、
又、大半の空気が高圧タービン部18に連結された高圧
圧縮部11へと送られるようになり、高圧圧縮部11へ
送られた空気は更に圧縮された後、燃焼室12へ流入す
るようになる。
【0018】よって、燃焼室12内へ継続して燃料を噴
霧することにより、前述した燃焼ガスが連続的に発生す
るようになる。
霧することにより、前述した燃焼ガスが連続的に発生す
るようになる。
【0019】そして、低圧タービン部21を駆動した高
温の燃焼ガスと、バイパス流路22からの空気とがエン
ジン外部へ噴出され、推力を発生する。
温の燃焼ガスと、バイパス流路22からの空気とがエン
ジン外部へ噴出され、推力を発生する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ジ
ェットエンジンのコンプレッサケーシングには、以下の
ような問題があった。
ェットエンジンのコンプレッサケーシングには、以下の
ような問題があった。
【0021】即ち、上記コンプレッサケーシング本体8
は、例えば、前段と後段で温度差があるにもかかわら
ず、後段側の厳しい温度条件に合わせて、全体を、重い
が耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの材料で形成
していた。
は、例えば、前段と後段で温度差があるにもかかわら
ず、後段側の厳しい温度条件に合わせて、全体を、重い
が耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの材料で形成
していた。
【0022】そのため、上記コンプレッサケーシング本
体8を、図4に示すように、比較的温度の低い前部ケー
シング29と、温度条件の厳しい後部ケーシング30に
分割し、前部ケーシング29に、耐熱性は劣るが軽いチ
タニウム系合金などの材料を使用し、後部ケーシング3
0に、重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの
材料を使用することにより、全体としての軽量化を図る
ことなどが検討されている。
体8を、図4に示すように、比較的温度の低い前部ケー
シング29と、温度条件の厳しい後部ケーシング30に
分割し、前部ケーシング29に、耐熱性は劣るが軽いチ
タニウム系合金などの材料を使用し、後部ケーシング3
0に、重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの
材料を使用することにより、全体としての軽量化を図る
ことなどが検討されている。
【0023】ところが、前部ケーシング29に用いられ
るチタニウム系合金は、後部ケーシング30に用いられ
るニッケル系耐熱合金よりも熱膨張量が小さいので、両
者を単に突合せただけでは、熱膨張時に、両者の接続部
31(フランジによる突合せ部分)に半径方向34の段
差や段差による隙間が発生するおそれがあり、これを防
止するためには、図4に示すように、熱膨張量の小さい
前部ケーシング29にインローの受け側の凹部32を形
成し、熱膨張量の大きい後部ケーシング30にインロー
の嵌め込側の凸部33を形成して、熱膨張時に凸部33
で凹部32を押圧させるようにする必要がある。
るチタニウム系合金は、後部ケーシング30に用いられ
るニッケル系耐熱合金よりも熱膨張量が小さいので、両
者を単に突合せただけでは、熱膨張時に、両者の接続部
31(フランジによる突合せ部分)に半径方向34の段
差や段差による隙間が発生するおそれがあり、これを防
止するためには、図4に示すように、熱膨張量の小さい
前部ケーシング29にインローの受け側の凹部32を形
成し、熱膨張量の大きい後部ケーシング30にインロー
の嵌め込側の凸部33を形成して、熱膨張時に凸部33
で凹部32を押圧させるようにする必要がある。
【0024】しかるに、組付けの際には、構造上、前部
ケーシング29を先に組付け、後部ケーシング30は後
から組付ける必要があり、且つ、圧縮機動翼9と圧縮機
静翼10との干渉が生じる関係で、後部ケーシング30
に凸部33があると、組付ける際に後部ケーシング30
を軸方向へずらすことができないため、組付けができな
くなるという問題が、新たに生じてしまう。
ケーシング29を先に組付け、後部ケーシング30は後
から組付ける必要があり、且つ、圧縮機動翼9と圧縮機
静翼10との干渉が生じる関係で、後部ケーシング30
に凸部33があると、組付ける際に後部ケーシング30
を軸方向へずらすことができないため、組付けができな
くなるという問題が、新たに生じてしまう。
【0025】本発明は、上述の実情に鑑み、軽量化やそ
の他の必要に応じて前後に分割する場合に、支障なく組
付けができる構造としたジェットエンジンのコンプレッ
サケーシングを提供することを目的とするものである。
の他の必要に応じて前後に分割する場合に、支障なく組
付けができる構造としたジェットエンジンのコンプレッ
サケーシングを提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンプレッサ
ケーシング本体を前部ケーシングと後部ケーシングに分
割して異種材料で構成する場合に、前部ケーシングにイ
ンローの受け側の凹部を形成すると共に、後部ケーシン
グにインローの受け側の凹部を形成し、両者間に、イン
ローの嵌め込側の凸部を前後に有するアダプトリングを
設け、更に、アダプトリングとして、前部ケーシングと
後部ケーシングの両者を構成する材料よりも熱膨張量の
大きい材料を使用したことを特徴とするジェットエンジ
ンのコンプレッサケーシングにかかるものである。
ケーシング本体を前部ケーシングと後部ケーシングに分
割して異種材料で構成する場合に、前部ケーシングにイ
ンローの受け側の凹部を形成すると共に、後部ケーシン
グにインローの受け側の凹部を形成し、両者間に、イン
ローの嵌め込側の凸部を前後に有するアダプトリングを
設け、更に、アダプトリングとして、前部ケーシングと
後部ケーシングの両者を構成する材料よりも熱膨張量の
大きい材料を使用したことを特徴とするジェットエンジ
ンのコンプレッサケーシングにかかるものである。
【0027】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0028】コンプレッサケーシング本体を組付ける際
には、先ず、前部ケーシングを組付け、次に、前部ケー
シングのインローの受け側の凹部にアダプトリングの対
応する凸部を嵌入し、更に、アダプトリングの他方の凸
部に対してその凹部が外嵌するように、後部ケーシング
を組付ける。
には、先ず、前部ケーシングを組付け、次に、前部ケー
シングのインローの受け側の凹部にアダプトリングの対
応する凸部を嵌入し、更に、アダプトリングの他方の凸
部に対してその凹部が外嵌するように、後部ケーシング
を組付ける。
【0029】以上の手順により、支障なくコンプレッサ
ケーシング本体が組付けられる。
ケーシング本体が組付けられる。
【0030】そして、例えば、比較的温度の低い前部ケ
ーシングに、耐熱性は劣るが軽いチタニウム系合金など
の材料を使用し、温度条件の厳しい後部ケーシングに、
重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの材料を
使用すれば、全体としての軽量化が得られる。
ーシングに、耐熱性は劣るが軽いチタニウム系合金など
の材料を使用し、温度条件の厳しい後部ケーシングに、
重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの材料を
使用すれば、全体としての軽量化が得られる。
【0031】一方、前部ケーシングに用いられるチタニ
ウム系合金は、後部ケーシングに用いられるニッケル系
耐熱合金よりも熱膨張量が小さいこととなるが、両者の
接続部に、チタニウム系合金とニッケル系耐熱合金の両
者よりも熱膨張量の大きい、例えばステンレス系などの
材料からなるアダプトリングを用いることにより、熱膨
張時に、各凸部によって対応する凹部を半径方向外方へ
向けて押圧させることができるようになるので、前部ケ
ーシングとアダプトリング、及び、アダプトリングと後
部ケーシングとの接続部に半径方向の段差や段差による
間隙が形成されるのが防止される。
ウム系合金は、後部ケーシングに用いられるニッケル系
耐熱合金よりも熱膨張量が小さいこととなるが、両者の
接続部に、チタニウム系合金とニッケル系耐熱合金の両
者よりも熱膨張量の大きい、例えばステンレス系などの
材料からなるアダプトリングを用いることにより、熱膨
張時に、各凸部によって対応する凹部を半径方向外方へ
向けて押圧させることができるようになるので、前部ケ
ーシングとアダプトリング、及び、アダプトリングと後
部ケーシングとの接続部に半径方向の段差や段差による
間隙が形成されるのが防止される。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【0033】図1は、本発明の一実施例である。
【0034】尚、ジェットエンジン自体の構造は図2の
ものと同じなので、必要に応じて図2などを参照する。
ものと同じなので、必要に応じて図2などを参照する。
【0035】図中、7は圧縮機ディスク、8はコンプレ
ッサケーシング本体、9は圧縮機動翼、10は圧縮機静
翼、29はコンプレッサケーシング本体8を前後に分割
した場合の前部ケーシング、30は後部ケーシング、3
1は前部ケーシング29と後部ケーシング30との接続
部、34はジェットエンジンの半径方向である。
ッサケーシング本体、9は圧縮機動翼、10は圧縮機静
翼、29はコンプレッサケーシング本体8を前後に分割
した場合の前部ケーシング、30は後部ケーシング、3
1は前部ケーシング29と後部ケーシング30との接続
部、34はジェットエンジンの半径方向である。
【0036】尚、前部ケーシング29と後部ケーシング
30は、必要に応じてそれぞれ周方向に2つ割り或いは
3つ割りなどに複数分割されており、圧縮機ディスク7
に対し、前部ケーシング29を先に、後部ケーシング3
0を後から組付けるようになっている。
30は、必要に応じてそれぞれ周方向に2つ割り或いは
3つ割りなどに複数分割されており、圧縮機ディスク7
に対し、前部ケーシング29を先に、後部ケーシング3
0を後から組付けるようになっている。
【0037】そこで、本発明では、前部ケーシング29
にインローの受け側の凹部35を形成すると共に、後部
ケーシング30にインローの受け側の凹部36を形成
し、両者間に、インローの嵌め込側の凸部37,38を
前後に有するアダプトリング39を設ける。
にインローの受け側の凹部35を形成すると共に、後部
ケーシング30にインローの受け側の凹部36を形成
し、両者間に、インローの嵌め込側の凸部37,38を
前後に有するアダプトリング39を設ける。
【0038】更に、アダプトリング39に、前記接続部
31のフランジ40,41間に挾着されるフランジ42
を形成する。
31のフランジ40,41間に挾着されるフランジ42
を形成する。
【0039】そして、アダプトリング39として、前部
ケーシング29と後部ケーシング30の両者を構成する
材料よりも熱膨張量の大きい材料を使用する。
ケーシング29と後部ケーシング30の両者を構成する
材料よりも熱膨張量の大きい材料を使用する。
【0040】例えば、前部ケーシング29を、耐熱性は
劣るが軽いチタニウム系合金などの材料(熱膨張係数
0.7×10-5 1/℃)とし、後部ケーシング30
を、重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの材
料(熱膨張係数 1.3×10- 5 1/℃)とした場合
には、アダプトリング39には両者よりも熱膨張量の大
きい、例えばステンレス系の材料(熱膨張係数 1.7
×10-5 1/℃)を用いる。
劣るが軽いチタニウム系合金などの材料(熱膨張係数
0.7×10-5 1/℃)とし、後部ケーシング30
を、重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金などの材
料(熱膨張係数 1.3×10- 5 1/℃)とした場合
には、アダプトリング39には両者よりも熱膨張量の大
きい、例えばステンレス系の材料(熱膨張係数 1.7
×10-5 1/℃)を用いる。
【0041】尚、アダプトリング39は必要に応じて、
周方向に対し2つ割り或いは3つ割りなどに複数分割す
る。
周方向に対し2つ割り或いは3つ割りなどに複数分割す
る。
【0042】又、図中、43はフランジ40,41,4
2間を締結するボルト、44は前記凸部37と凹部35
の間、及び、凸部38と凹部36との間に予め形成され
たジェットエンジンの軸方向への熱膨張を許容するため
の間隙部である。
2間を締結するボルト、44は前記凸部37と凹部35
の間、及び、凸部38と凹部36との間に予め形成され
たジェットエンジンの軸方向への熱膨張を許容するため
の間隙部である。
【0043】次に、作動について説明する。
【0044】ジェットエンジンの作動については図2と
同様なので説明を省略する。
同様なので説明を省略する。
【0045】本発明では、コンプレッサケーシング本体
8を組付ける際には、先ず、圧縮機ディスク7の外周に
対し、前部ケーシング29を組付け、次に、前部ケーシ
ング29のインローの受け側の凹部35にアダプトリン
グ39の凸部37を嵌入し、フランジ40,42をボル
ト43で仮止めしておく。
8を組付ける際には、先ず、圧縮機ディスク7の外周に
対し、前部ケーシング29を組付け、次に、前部ケーシ
ング29のインローの受け側の凹部35にアダプトリン
グ39の凸部37を嵌入し、フランジ40,42をボル
ト43で仮止めしておく。
【0046】そして、アダプトリング39の凸部38に
対して凹部36が外嵌するように、周方向に複数分割さ
れた後部ケーシング30を組付け、フランジ40,4
2,41をボルト43で締結する。
対して凹部36が外嵌するように、周方向に複数分割さ
れた後部ケーシング30を組付け、フランジ40,4
2,41をボルト43で締結する。
【0047】以上の手順により、支障なくコンプレッサ
ケーシング本体8の組付けを行うことが可能となる。
ケーシング本体8の組付けを行うことが可能となる。
【0048】そして、例えば、比較的温度の低い前部ケ
ーシング29に、耐熱性は劣るが軽いチタニウム系合金
などの材料を使用し、温度条件の厳しい後部ケーシング
30に、重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金など
の材料を使用すれば、全体としての軽量化が得られる。
ーシング29に、耐熱性は劣るが軽いチタニウム系合金
などの材料を使用し、温度条件の厳しい後部ケーシング
30に、重いが耐熱性に優れたニッケル系耐熱合金など
の材料を使用すれば、全体としての軽量化が得られる。
【0049】一方、前部ケーシング29に用いられるチ
タニウム系合金は、後部ケーシング30に用いられるニ
ッケル系耐熱合金よりも熱膨張量が小さいこととなる
が、両者の接続部31に、チタニウム系合金とニッケル
系耐熱合金よりも熱膨張量の大きい、例えば、ステンレ
ス系などの材料からなるアダプトリング39を用いるこ
とにより、熱膨張時に凸部37で凹部35を、又、凸部
38で凹部36を半径方向34外方へ向けて押圧させる
ことができるようになるので、前部ケーシング29とア
ダプトリング39、及び、アダプトリング39と後部ケ
ーシング30との接続部31に半径方向34の段差や段
差による間隙が形成されるのが防止される。
タニウム系合金は、後部ケーシング30に用いられるニ
ッケル系耐熱合金よりも熱膨張量が小さいこととなる
が、両者の接続部31に、チタニウム系合金とニッケル
系耐熱合金よりも熱膨張量の大きい、例えば、ステンレ
ス系などの材料からなるアダプトリング39を用いるこ
とにより、熱膨張時に凸部37で凹部35を、又、凸部
38で凹部36を半径方向34外方へ向けて押圧させる
ことができるようになるので、前部ケーシング29とア
ダプトリング39、及び、アダプトリング39と後部ケ
ーシング30との接続部31に半径方向34の段差や段
差による間隙が形成されるのが防止される。
【0050】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、前部ケーシングや後部ケーシングや
アダプトリングの材料は、チタニウム系合金やニッケル
系耐熱合金やステンレス系の材料に限られずジェットエ
ンジンに通常使用されている材料の範囲内で適宜選択し
得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
れるものではなく、前部ケーシングや後部ケーシングや
アダプトリングの材料は、チタニウム系合金やニッケル
系耐熱合金やステンレス系の材料に限られずジェットエ
ンジンに通常使用されている材料の範囲内で適宜選択し
得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジェット
エンジンのコンプレッサケーシングによれば、必要に応
じて前後に分割した場合でも、支障なく組付けることが
できるという優れた効果を奏し得る。
エンジンのコンプレッサケーシングによれば、必要に応
じて前後に分割した場合でも、支障なく組付けることが
できるという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の一実施例の部分拡大側断面図である。
【図2】一般的なジェットエンジンの拡大概略側断面図
である。
である。
【図3】コンプレッサケーシング本体の概略正面図であ
る。
る。
【図4】コンプレッサケーシング本体を前部ケーシング
と後部ケーシングに分割した状態を示す部分拡大側断面
図である。
と後部ケーシングに分割した状態を示す部分拡大側断面
図である。
8 コンプレッサケーシング本体 29 前部ケーシング 30 後部ケーシング 35,36 凹部 37,38 凸部 39 アダプトリング
Claims (1)
- 【請求項1】 コンプレッサケーシング本体を前部ケー
シングと後部ケーシングに分割して異種材料で構成する
場合に、前部ケーシングにインローの受け側の凹部を形
成すると共に、後部ケーシングにインローの受け側の凹
部を形成し、両者間に、インローの嵌め込側の凸部を前
後に有するアダプトリングを設け、更に、アダプトリン
グとして、前部ケーシングと後部ケーシングの両者を構
成する材料よりも熱膨張量の大きい材料を使用したこと
を特徴とするジェットエンジンのコンプレッサケーシン
グ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19251694A JPH0861088A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | ジェットエンジンのコンプレッサケーシング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19251694A JPH0861088A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | ジェットエンジンのコンプレッサケーシング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861088A true JPH0861088A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16292591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19251694A Pending JPH0861088A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | ジェットエンジンのコンプレッサケーシング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0861088A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008180362A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-08-07 | Nsk Ltd | 充填剤による固定構造を有する転がり軸受装置 |
| JP7774176B1 (ja) * | 2025-05-19 | 2025-11-20 | 三菱重工業株式会社 | タービン静翼、タービン、及びガスタービン |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP19251694A patent/JPH0861088A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008180362A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-08-07 | Nsk Ltd | 充填剤による固定構造を有する転がり軸受装置 |
| JP2012082970A (ja) * | 2006-12-29 | 2012-04-26 | Nsk Ltd | 転がり軸受装置及びそれを備えたダイレクトドライブモータ |
| JP2012132567A (ja) * | 2006-12-29 | 2012-07-12 | Nsk Ltd | 転がり軸受装置及びそれを備えたダイレクトドライブモータ |
| JP7774176B1 (ja) * | 2025-05-19 | 2025-11-20 | 三菱重工業株式会社 | タービン静翼、タービン、及びガスタービン |
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