JPH0861181A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
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- JPH0861181A JPH0861181A JP6201085A JP20108594A JPH0861181A JP H0861181 A JPH0861181 A JP H0861181A JP 6201085 A JP6201085 A JP 6201085A JP 20108594 A JP20108594 A JP 20108594A JP H0861181 A JPH0861181 A JP H0861181A
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/0603—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using piezoelectric or magnetostrictive operating means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M47/00—Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
- F02M47/04—Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure using fluid, other than fuel, for injection-valve actuation
- F02M47/046—Fluid pressure acting on injection-valve in the period of injection to open it
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/20—Closing valves mechanically, e.g. arrangements of springs or weights or permanent magnets; Damping of valve lift
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
- F02M2200/70—Linkage between actuator and actuated element, e.g. between piezoelectric actuator and needle valve or pump plunger
- F02M2200/703—Linkage between actuator and actuated element, e.g. between piezoelectric actuator and needle valve or pump plunger hydraulic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、圧力伝達媒体として油圧制御用
油脂の使用を可能とし、動作環境によらず安定した弁の
開閉性能が得られる燃料噴射装置を得ることを目的とす
る。 【構成】 燃料噴射装置のハウジング40は、弁本体部
2とシリンダ本体部41とから構成され、燃料Gの流通
経路と圧力制御室10とが気密的に分離されている。シ
リンダ本体部41内には、圧力制御室10内の圧力伝達
媒体の液圧を変化させるピエゾ圧電素子8とピストン9
とが配設され、さらに流入出孔22を有するシリンダ1
8が設けられている。そして、先端側が弁本体部2のニ
ードルガイド穴3内に位置し、他端側がシリンダ18内
に位置するように、ニードル弁4がシリンダ本体部41
を貫通して取り付けられている。
油脂の使用を可能とし、動作環境によらず安定した弁の
開閉性能が得られる燃料噴射装置を得ることを目的とす
る。 【構成】 燃料噴射装置のハウジング40は、弁本体部
2とシリンダ本体部41とから構成され、燃料Gの流通
経路と圧力制御室10とが気密的に分離されている。シ
リンダ本体部41内には、圧力制御室10内の圧力伝達
媒体の液圧を変化させるピエゾ圧電素子8とピストン9
とが配設され、さらに流入出孔22を有するシリンダ1
8が設けられている。そして、先端側が弁本体部2のニ
ードルガイド穴3内に位置し、他端側がシリンダ18内
に位置するように、ニードル弁4がシリンダ本体部41
を貫通して取り付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば内燃機関の燃
料噴射装置に関するものである。
料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば特開平1−187363
号公報に示された従来の燃料噴射装置を示す縦断面図で
ある。図において、ノズル孔1が弁本体部2の先端に設
けられている。そして、このノズル孔1は弁本体部2の
軸心に形成されたニードルガイド穴3と連通している。
また、ニードル弁4が弁本体部2の軸方向に移動可能に
ニードルガイド穴3内に挿入されている。そしてこのニ
ードル弁4は、燃料Gがニードルガイド穴3内に存在し
ない状態では、圧縮バネ5の付勢力によりノズル孔1側
に押されて、その先端部がノズル孔1と係合してノズル
孔1を塞口して、閉弁状態となっている。さらに、ニー
ドルガイド穴3内に存在している燃料Gの開弁方向の圧
力を受圧する開側受圧部6がニードル弁4のノズル孔1
側の位置に設けられ、燃料Gの閉弁方向の圧力を受圧す
る閉側受圧部7がニードル弁4のノズル孔1と反対側の
位置に設けられている。そこで、燃料Gがニードルガイ
ド穴3内に存在している状態では、開側受圧部6と閉側
受圧部7とで受圧する燃料Gの圧力の差異により、ニー
ドル弁4はニードルガイド穴3内をノズル孔1側あるい
はノズル孔1と反対側に移動し、ニードル弁4の先端部
がノズル孔1を塞口あるいは開口して、閉弁あるいは開
弁する。ここで、開側受圧部6と閉側受圧部7との間に
おけるニードル弁4とニードルガイド穴3との間の間隙
11は、燃料Gが僅かに流れる程度に狭く形成されてい
る。シール15と弁本体部2とピストン9とで画定され
た圧力制御室10は孔2aを介してニードルガイド穴3
と連通している。そして、チャージ/ディスチャージす
るための駆動回路(図示せず)により伸縮制御されるピ
エゾ圧電素子8がピストン9の背面側に設けられてい
る。また、皿バネ12が、ピエゾ圧電素子8を圧縮する
方向にピストン9を付勢するように設けられている。さ
らに、ピストン9の背面側には、シール13、14によ
り画定された高圧燃料室16が設けられている。そし
て、燃料Gは、高圧燃料源(図示せず)からニードルガ
イド穴3および高圧燃料室16に導かれている。
号公報に示された従来の燃料噴射装置を示す縦断面図で
ある。図において、ノズル孔1が弁本体部2の先端に設
けられている。そして、このノズル孔1は弁本体部2の
軸心に形成されたニードルガイド穴3と連通している。
また、ニードル弁4が弁本体部2の軸方向に移動可能に
ニードルガイド穴3内に挿入されている。そしてこのニ
ードル弁4は、燃料Gがニードルガイド穴3内に存在し
ない状態では、圧縮バネ5の付勢力によりノズル孔1側
に押されて、その先端部がノズル孔1と係合してノズル
孔1を塞口して、閉弁状態となっている。さらに、ニー
ドルガイド穴3内に存在している燃料Gの開弁方向の圧
力を受圧する開側受圧部6がニードル弁4のノズル孔1
側の位置に設けられ、燃料Gの閉弁方向の圧力を受圧す
る閉側受圧部7がニードル弁4のノズル孔1と反対側の
位置に設けられている。そこで、燃料Gがニードルガイ
ド穴3内に存在している状態では、開側受圧部6と閉側
受圧部7とで受圧する燃料Gの圧力の差異により、ニー
ドル弁4はニードルガイド穴3内をノズル孔1側あるい
はノズル孔1と反対側に移動し、ニードル弁4の先端部
がノズル孔1を塞口あるいは開口して、閉弁あるいは開
弁する。ここで、開側受圧部6と閉側受圧部7との間に
おけるニードル弁4とニードルガイド穴3との間の間隙
11は、燃料Gが僅かに流れる程度に狭く形成されてい
る。シール15と弁本体部2とピストン9とで画定され
た圧力制御室10は孔2aを介してニードルガイド穴3
と連通している。そして、チャージ/ディスチャージす
るための駆動回路(図示せず)により伸縮制御されるピ
エゾ圧電素子8がピストン9の背面側に設けられてい
る。また、皿バネ12が、ピエゾ圧電素子8を圧縮する
方向にピストン9を付勢するように設けられている。さ
らに、ピストン9の背面側には、シール13、14によ
り画定された高圧燃料室16が設けられている。そし
て、燃料Gは、高圧燃料源(図示せず)からニードルガ
イド穴3および高圧燃料室16に導かれている。
【0003】つぎに、この従来の燃料噴射装置の動作に
ついて説明する。まず、燃料Gがニードルガイド穴3お
よび高圧燃料室16に導かれている。そして、駆動回路
によりピエゾ圧電素子8にチャージされた電荷がディス
チャージされると、ピエゾ圧電素子8は収縮する。する
と、ピストン9が皿バネ12の付勢力により押し上げら
れて、圧力制御室10の容積が大きくなる。その結果、
圧力制御室10内の燃料Gの圧力が低下し、低下した燃
料Gの圧力が孔2aを介してニードル弁4の閉側受圧部
7に作用する。一方、ニードル弁4の開側受圧部6に
は、高圧燃料源から高圧に保たれた燃料Gの圧力が作用
している。そこで、開側受圧部6に作用する圧力が閉側
受圧部7に作用する圧力より大きくなり、ニードル弁4
が圧縮バネ5の付勢力に打ち勝って上昇する。そして、
ノズル孔1が開口されてニードルガイド穴3と連通し、
ノズル孔1から燃料Gが噴射される。開弁している間に
燃料Gは、開側受圧部6側から、ニードル弁4とニード
ルガイド穴3との間の僅かな間隙11を通って、圧力制
御室10内へ徐々に流れ込み、圧力制御室10内の圧力
および閉側受圧部7に作用する圧力は、開側受圧部6に
作用する圧力に近付いていく。この時、燃料Gの噴射期
間にわたって、開弁状態が維持されるように、皿バネ1
2と圧縮バネ5の付勢力およびニードル弁4とニードル
ガイド穴3との間の間隙11の流路面積が管理されてい
る。ついで、駆動回路によりピエゾ圧電素子8に電荷が
チャージされると、ピエゾ圧電素子8は伸長する。この
ピエゾ圧電素子8の伸長動作により、ピストン9が皿バ
ネ12の付勢力に打ち勝って押し下げられ、圧力制御室
10の容積が小さくなる。その結果、圧力制御室10内
の燃料Gの圧力が上昇し、上昇した燃料Gの圧力と圧縮
バネ5の付勢力とがニードル弁4の閉側受圧部7に作用
する。一方、ニードル弁4の開側受圧部6には、高圧燃
料源から一定に保たれた燃料Gの圧力が作用している。
そこで、開側受圧部6に作用する圧力が閉側受圧部7に
作用する圧力より小さくなり、ニードル弁4が下降す
る。そして、ノズル孔1が塞口されて、ノズル孔1とニ
ードルガイド穴3との連通が遮断され、ノズル孔1から
の燃料Gの噴射が止まる。
ついて説明する。まず、燃料Gがニードルガイド穴3お
よび高圧燃料室16に導かれている。そして、駆動回路
によりピエゾ圧電素子8にチャージされた電荷がディス
チャージされると、ピエゾ圧電素子8は収縮する。する
と、ピストン9が皿バネ12の付勢力により押し上げら
れて、圧力制御室10の容積が大きくなる。その結果、
圧力制御室10内の燃料Gの圧力が低下し、低下した燃
料Gの圧力が孔2aを介してニードル弁4の閉側受圧部
7に作用する。一方、ニードル弁4の開側受圧部6に
は、高圧燃料源から高圧に保たれた燃料Gの圧力が作用
している。そこで、開側受圧部6に作用する圧力が閉側
受圧部7に作用する圧力より大きくなり、ニードル弁4
が圧縮バネ5の付勢力に打ち勝って上昇する。そして、
ノズル孔1が開口されてニードルガイド穴3と連通し、
ノズル孔1から燃料Gが噴射される。開弁している間に
燃料Gは、開側受圧部6側から、ニードル弁4とニード
ルガイド穴3との間の僅かな間隙11を通って、圧力制
御室10内へ徐々に流れ込み、圧力制御室10内の圧力
および閉側受圧部7に作用する圧力は、開側受圧部6に
作用する圧力に近付いていく。この時、燃料Gの噴射期
間にわたって、開弁状態が維持されるように、皿バネ1
2と圧縮バネ5の付勢力およびニードル弁4とニードル
ガイド穴3との間の間隙11の流路面積が管理されてい
る。ついで、駆動回路によりピエゾ圧電素子8に電荷が
チャージされると、ピエゾ圧電素子8は伸長する。この
ピエゾ圧電素子8の伸長動作により、ピストン9が皿バ
ネ12の付勢力に打ち勝って押し下げられ、圧力制御室
10の容積が小さくなる。その結果、圧力制御室10内
の燃料Gの圧力が上昇し、上昇した燃料Gの圧力と圧縮
バネ5の付勢力とがニードル弁4の閉側受圧部7に作用
する。一方、ニードル弁4の開側受圧部6には、高圧燃
料源から一定に保たれた燃料Gの圧力が作用している。
そこで、開側受圧部6に作用する圧力が閉側受圧部7に
作用する圧力より小さくなり、ニードル弁4が下降す
る。そして、ノズル孔1が塞口されて、ノズル孔1とニ
ードルガイド穴3との連通が遮断され、ノズル孔1から
の燃料Gの噴射が止まる。
【0004】上述の動作中において、圧力調整室10側
からピストン9に作用する高圧燃料源からの供給される
燃料Gの圧力は、高圧燃料室16側からピストン9に作
用する高圧燃料源から供給される燃料Gの圧力によりほ
ぼ相殺されている。
からピストン9に作用する高圧燃料源からの供給される
燃料Gの圧力は、高圧燃料室16側からピストン9に作
用する高圧燃料源から供給される燃料Gの圧力によりほ
ぼ相殺されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、内燃機関で
は、その運転中にわたり温度が変化する。例えば、自動
車の内燃機関の周囲温度は、寒冷地での始動時では、−
30℃以下にもなる一方で、連続運転時では、150〜
200℃にも達する。燃料Gは油圧制御用に製造された
油脂でなく、また給油の度に燃料Gの成分割合が変わる
場合もあり、広い温度範囲にわたり安定した圧力伝達特
性が保証されない。また、内燃機関の燃料として広範に
用いられるガソリンを例にとると、気化特性が良いため
に、特に高温時において、特に燃料噴射装置内のニード
ル弁4近傍の流速が早い部分で部分的に気化するおそれ
がある。
は、その運転中にわたり温度が変化する。例えば、自動
車の内燃機関の周囲温度は、寒冷地での始動時では、−
30℃以下にもなる一方で、連続運転時では、150〜
200℃にも達する。燃料Gは油圧制御用に製造された
油脂でなく、また給油の度に燃料Gの成分割合が変わる
場合もあり、広い温度範囲にわたり安定した圧力伝達特
性が保証されない。また、内燃機関の燃料として広範に
用いられるガソリンを例にとると、気化特性が良いため
に、特に高温時において、特に燃料噴射装置内のニード
ル弁4近傍の流速が早い部分で部分的に気化するおそれ
がある。
【0006】従来の燃料噴射装置は以上のように、圧力
制御室10とニードルガイド穴3のノズル孔1側とが連
通して構成されているので、圧力調整室10内に満たさ
れてピエゾ圧電素子8の駆動力をニードル弁4に伝達す
る圧力伝達媒体として燃料Gが用いられることになる。
その結果、上述のような燃料Gの温度特性により、圧力
伝達特性が変化して弁の開閉時間の温度依存性が大きく
なり、正確な燃料噴射制御ができなくなるという課題が
あった。また、燃料G内に発生した気泡が開側受圧部6
付近に移動し、開側受圧部6付近の圧力を一時的に低下
させ、開弁できなくなり、燃料計量精度が低下し、内燃
機関排出ガス中の有害成分が増加してしまうという課題
もあった。
制御室10とニードルガイド穴3のノズル孔1側とが連
通して構成されているので、圧力調整室10内に満たさ
れてピエゾ圧電素子8の駆動力をニードル弁4に伝達す
る圧力伝達媒体として燃料Gが用いられることになる。
その結果、上述のような燃料Gの温度特性により、圧力
伝達特性が変化して弁の開閉時間の温度依存性が大きく
なり、正確な燃料噴射制御ができなくなるという課題が
あった。また、燃料G内に発生した気泡が開側受圧部6
付近に移動し、開側受圧部6付近の圧力を一時的に低下
させ、開弁できなくなり、燃料計量精度が低下し、内燃
機関排出ガス中の有害成分が増加してしまうという課題
もあった。
【0007】また、燃料G等の液体を介さずに、ニード
ル弁を直接駆動する方式も考えられるが、この場合、ニ
ードル弁に加わる力をピエゾ圧電素子が直接受けること
になり、耐久性が低下するという課題があった。
ル弁を直接駆動する方式も考えられるが、この場合、ニ
ードル弁に加わる力をピエゾ圧電素子が直接受けること
になり、耐久性が低下するという課題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ピエゾ圧電素子の駆動力をニー
ドル弁に伝達する圧力伝達媒体に油圧制御用油脂の使用
を可能とし、内燃機関使用環境の温度変化の影響を最小
限にとどめ、さらには燃料内に発生する気泡による燃料
噴射動作への影響をなくして、正確な燃料噴射制御が可
能な燃料噴射装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、ピエゾ圧電素子の駆動力をニー
ドル弁に伝達する圧力伝達媒体に油圧制御用油脂の使用
を可能とし、内燃機関使用環境の温度変化の影響を最小
限にとどめ、さらには燃料内に発生する気泡による燃料
噴射動作への影響をなくして、正確な燃料噴射制御が可
能な燃料噴射装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明で
は、先端部をノズル孔とするニードルガイド穴が設けら
れた弁本体部と、圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧を
変化させるピストンと、このピストンを駆動させるピエ
ゾ圧電素子と、一端側がニードルガイド穴内に位置し、
他端側が圧力調整室内に位置して、ノズル孔を開閉する
方向に移動可能に取り付けられたニードル弁と、このニ
ードル弁の圧力調整室内に位置する部位に設けられて液
圧が作用する受圧部と、ノズル孔を閉じる方向にニード
ル弁を予圧する予圧手段とを備え、ピエゾ圧電素子によ
りピストンを駆動させて圧力調整室内の液圧を変化さ
せ、変化された液圧を受圧部に作用させ、ノズル孔を開
閉する方向にニードル弁を移動させて、ノズル孔からの
燃料の噴射および停止を行う燃料噴射装置において、燃
料の流通経路と圧力調整室とを気密的に独立させたもの
である。
は、先端部をノズル孔とするニードルガイド穴が設けら
れた弁本体部と、圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧を
変化させるピストンと、このピストンを駆動させるピエ
ゾ圧電素子と、一端側がニードルガイド穴内に位置し、
他端側が圧力調整室内に位置して、ノズル孔を開閉する
方向に移動可能に取り付けられたニードル弁と、このニ
ードル弁の圧力調整室内に位置する部位に設けられて液
圧が作用する受圧部と、ノズル孔を閉じる方向にニード
ル弁を予圧する予圧手段とを備え、ピエゾ圧電素子によ
りピストンを駆動させて圧力調整室内の液圧を変化さ
せ、変化された液圧を受圧部に作用させ、ノズル孔を開
閉する方向にニードル弁を移動させて、ノズル孔からの
燃料の噴射および停止を行う燃料噴射装置において、燃
料の流通経路と圧力調整室とを気密的に独立させたもの
である。
【0010】また、この発明の第2の発明では、上記第
1の発明において、圧力調整室内にニードル弁の他端側
を収容する収納室を設けるとともに、収納室のニードル
弁の受圧部側と圧力調整室とを連通する小孔を収納室に
設け、圧力調整室および収納室に満たされる圧力伝達媒
体を、燃料に比べて粘性係数が高く、かつ、温度による
特性変化の小さい液体としたものである。
1の発明において、圧力調整室内にニードル弁の他端側
を収容する収納室を設けるとともに、収納室のニードル
弁の受圧部側と圧力調整室とを連通する小孔を収納室に
設け、圧力調整室および収納室に満たされる圧力伝達媒
体を、燃料に比べて粘性係数が高く、かつ、温度による
特性変化の小さい液体としたものである。
【0011】また、この発明の第3の発明では、上記第
1の発明において、圧力調整室内のピストンと受圧部と
の間の圧力伝達経路中にオリフィスを設けたものであ
る。
1の発明において、圧力調整室内のピストンと受圧部と
の間の圧力伝達経路中にオリフィスを設けたものであ
る。
【0012】また、この発明の第4の発明では、上記第
1の発明において、予圧手段を、減衰特性の高い材料で
構成したものである。
1の発明において、予圧手段を、減衰特性の高い材料で
構成したものである。
【0013】また、この発明の第5の発明では、上記第
1の発明において、ピエゾ圧電素子に印加される駆動電
圧の時間に対する変化を、ニードル弁のリフト終了直前
で小さくするように駆動電圧を制御する電圧制御手段を
備えたものである。
1の発明において、ピエゾ圧電素子に印加される駆動電
圧の時間に対する変化を、ニードル弁のリフト終了直前
で小さくするように駆動電圧を制御する電圧制御手段を
備えたものである。
【0014】また、この発明の第6の発明では、上記第
1の発明において、圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧
を緩和させる圧力緩和手段を設け、圧力伝達媒体の液圧
の過度の上昇を防止するようにしたものである。
1の発明において、圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧
を緩和させる圧力緩和手段を設け、圧力伝達媒体の液圧
の過度の上昇を防止するようにしたものである。
【0015】
【作用】この発明の第1の発明においては、燃料の流通
経路と圧力調整室とが気密的に独立して構成されている
ので、圧力調整室内に満たされる圧力伝達媒体を任意に
選択することができる。そこで、燃料に比べて温度に対
する特性変化の小さい液体を選定すれば、広い温度範囲
にわたり安定した圧力伝達特性を得ることができ、温度
に拘わらず弁の開閉時間が一定となって、正確な燃料噴
射制御が可能となる。また、高温下でも飽和蒸気圧の低
い液体を選択すれば、圧力伝達媒体内での気泡の発生が
抑えられ、気泡による圧力伝達特性の低下も抑えられ
る。さらに、燃料噴射装置内で部分的に燃料が気化して
も、圧力伝達特性に何等影響を及ぼすことがなく、動作
環境によらず安定した弁の開閉性能を得ることができ
る。
経路と圧力調整室とが気密的に独立して構成されている
ので、圧力調整室内に満たされる圧力伝達媒体を任意に
選択することができる。そこで、燃料に比べて温度に対
する特性変化の小さい液体を選定すれば、広い温度範囲
にわたり安定した圧力伝達特性を得ることができ、温度
に拘わらず弁の開閉時間が一定となって、正確な燃料噴
射制御が可能となる。また、高温下でも飽和蒸気圧の低
い液体を選択すれば、圧力伝達媒体内での気泡の発生が
抑えられ、気泡による圧力伝達特性の低下も抑えられ
る。さらに、燃料噴射装置内で部分的に燃料が気化して
も、圧力伝達特性に何等影響を及ぼすことがなく、動作
環境によらず安定した弁の開閉性能を得ることができ
る。
【0016】また、この発明の第2の発明においては、
収納室のニードル弁の受圧部側と圧力調整室とを連通す
る小孔を設けているので、ピストンの駆動により圧力伝
達媒体が小孔を介して圧力調整室から収納室へ、あるい
は収納室から圧力調整室へ流入する。そして、圧力伝達
媒体として燃料に比べて粘性係数の高い液体を用いてい
るので、弁の開閉時にニードル弁が移動する際に、ニー
ドル弁の移動速度に比例した抵抗力が発生する。そこ
で、開弁時のニードル弁とストッパとの衝突力、閉弁時
のニードル弁先端部とノズル部との衝突力が小さくな
り、燃料噴射装置の寿命を長くすることができる。さら
に、衝突時の反発が小さくなり、衝突直後に閉弁を開始
するような設定開弁時間の場合でも、衝突時の反発にと
もなって該設定開弁時間より実際の開弁時間が短くな
る、いわゆる設定開弁時間と実際の開弁時間との関係の
非線形性の問題や、閉弁の衝突時の反発にともなう閉弁
後の燃料漏れの問題が回避される。また、圧力伝達媒体
として温度による特性変化の小さい液体を用いているの
で、広い温度範囲にわたり安定した圧力伝達特性を得る
ことができる。
収納室のニードル弁の受圧部側と圧力調整室とを連通す
る小孔を設けているので、ピストンの駆動により圧力伝
達媒体が小孔を介して圧力調整室から収納室へ、あるい
は収納室から圧力調整室へ流入する。そして、圧力伝達
媒体として燃料に比べて粘性係数の高い液体を用いてい
るので、弁の開閉時にニードル弁が移動する際に、ニー
ドル弁の移動速度に比例した抵抗力が発生する。そこ
で、開弁時のニードル弁とストッパとの衝突力、閉弁時
のニードル弁先端部とノズル部との衝突力が小さくな
り、燃料噴射装置の寿命を長くすることができる。さら
に、衝突時の反発が小さくなり、衝突直後に閉弁を開始
するような設定開弁時間の場合でも、衝突時の反発にと
もなって該設定開弁時間より実際の開弁時間が短くな
る、いわゆる設定開弁時間と実際の開弁時間との関係の
非線形性の問題や、閉弁の衝突時の反発にともなう閉弁
後の燃料漏れの問題が回避される。また、圧力伝達媒体
として温度による特性変化の小さい液体を用いているの
で、広い温度範囲にわたり安定した圧力伝達特性を得る
ことができる。
【0017】また、この発明の第3の発明においては、
圧力調整室内のピストンと受圧部との間の圧力伝達経路
中にオリフィスを設けているので、ピエゾ圧電素子によ
りピストンを駆動させて圧力伝達媒体の液圧を変化させ
ると、圧力伝達媒体はオリフィスにより流量を制限され
て圧力調整室側から収納室側へ、あるいは収納室側から
圧力調整室側へ流通する。そこで、ピエゾ圧電素子の駆
動力がニードル弁の受圧部に徐々に伝達されて、開弁、
閉弁時のニードル弁の移動速度が遅くなり、開弁時のニ
ードル弁とストッパとの衝突力、閉弁時のニードル弁先
端部とノズル部との衝突力が小さくなるとともに、衝突
時の反発も小さくなる。
圧力調整室内のピストンと受圧部との間の圧力伝達経路
中にオリフィスを設けているので、ピエゾ圧電素子によ
りピストンを駆動させて圧力伝達媒体の液圧を変化させ
ると、圧力伝達媒体はオリフィスにより流量を制限され
て圧力調整室側から収納室側へ、あるいは収納室側から
圧力調整室側へ流通する。そこで、ピエゾ圧電素子の駆
動力がニードル弁の受圧部に徐々に伝達されて、開弁、
閉弁時のニードル弁の移動速度が遅くなり、開弁時のニ
ードル弁とストッパとの衝突力、閉弁時のニードル弁先
端部とノズル部との衝突力が小さくなるとともに、衝突
時の反発も小さくなる。
【0018】また、この発明の第4の発明においては、
予圧手段を減衰特性の高い材料で構成しているので、予
圧手段が、開弁時のニードル弁とストッパとの衝突によ
る反発、閉弁時のニードル弁先端部とノズル部との衝突
による反発を抑える。
予圧手段を減衰特性の高い材料で構成しているので、予
圧手段が、開弁時のニードル弁とストッパとの衝突によ
る反発、閉弁時のニードル弁先端部とノズル部との衝突
による反発を抑える。
【0019】また、この発明の第5の発明においては、
ピエゾ圧電素子に印加される駆動電圧の時間に対する変
化が、電圧制御手段によりニードル弁のリフト終了直前
で小さくされる。そこで、ニードル弁のリフト終了直前
でのピエゾ圧電素子の伸縮速度が遅くなり、開弁時のニ
ードル弁とストッパとの衝突力、閉弁時のニードル弁先
端部とノズル部との衝突力が小さくなるとともに、衝突
時の反発も小さくなる。
ピエゾ圧電素子に印加される駆動電圧の時間に対する変
化が、電圧制御手段によりニードル弁のリフト終了直前
で小さくされる。そこで、ニードル弁のリフト終了直前
でのピエゾ圧電素子の伸縮速度が遅くなり、開弁時のニ
ードル弁とストッパとの衝突力、閉弁時のニードル弁先
端部とノズル部との衝突力が小さくなるとともに、衝突
時の反発も小さくなる。
【0020】また、この発明の第6の発明においては、
温度変化等により圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧が
過度に上昇した場合に、圧力伝達媒体の液圧は圧力緩和
手段により緩和され、過度の上昇が抑えられる。そこ
で、ピエゾ圧電素子、ニードル弁の受圧部には過度の液
圧が作用せず、燃料噴射装置の寿命を長くすることがで
きる。
温度変化等により圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧が
過度に上昇した場合に、圧力伝達媒体の液圧は圧力緩和
手段により緩和され、過度の上昇が抑えられる。そこ
で、ピエゾ圧電素子、ニードル弁の受圧部には過度の液
圧が作用せず、燃料噴射装置の寿命を長くすることがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係る燃料噴射装
置を示す縦断面図であり、図において図16に示した従
来の燃料噴射装置同一または相当部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係る燃料噴射装
置を示す縦断面図であり、図において図16に示した従
来の燃料噴射装置同一または相当部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0022】図において、燃料噴射装置のハウジング4
0は、弁本体部2とシリンダ本体部41とから構成され
ている。弁本体部2には、その軸心にニードルガイド穴
3が形成されている。そして、ニードルガイド穴3は、
その先端が開口してノズル孔1を構成し、その後端側が
大径に形成されて燃料室3aを構成している。燃料G
は、高圧燃料源(図示せず)から燃料通路17を介して
燃料室3a内に導かれている。シリンダ本体部41内に
は、ピストン9が図中上下方向に摺動可能に配設され、
このピストン9により画定された圧力制御室10が形成
されている。この圧力制御室10内には、圧力伝達媒体
が満たされている。そして、ピストン9を駆動するピエ
ゾ圧電素子8がシリンダ本体部31内に配設されてい
る。ピストン9の外周部とシリンダ本体部31の内壁面
との間にはピエゾ側シール19が設けられ、圧力伝達媒
体が圧力制御室10からピエゾ圧電素子8側に流入しな
いようになっている。圧力制御室10内には、収納室と
してのシリンダ18が設けられている。そして、このシ
リンダ18の側壁には流入出孔22が形成されており、
圧力伝達媒体がこの流入出孔22を通ってシリンダ18
の内外を移動する。
0は、弁本体部2とシリンダ本体部41とから構成され
ている。弁本体部2には、その軸心にニードルガイド穴
3が形成されている。そして、ニードルガイド穴3は、
その先端が開口してノズル孔1を構成し、その後端側が
大径に形成されて燃料室3aを構成している。燃料G
は、高圧燃料源(図示せず)から燃料通路17を介して
燃料室3a内に導かれている。シリンダ本体部41内に
は、ピストン9が図中上下方向に摺動可能に配設され、
このピストン9により画定された圧力制御室10が形成
されている。この圧力制御室10内には、圧力伝達媒体
が満たされている。そして、ピストン9を駆動するピエ
ゾ圧電素子8がシリンダ本体部31内に配設されてい
る。ピストン9の外周部とシリンダ本体部31の内壁面
との間にはピエゾ側シール19が設けられ、圧力伝達媒
体が圧力制御室10からピエゾ圧電素子8側に流入しな
いようになっている。圧力制御室10内には、収納室と
してのシリンダ18が設けられている。そして、このシ
リンダ18の側壁には流入出孔22が形成されており、
圧力伝達媒体がこの流入出孔22を通ってシリンダ18
の内外を移動する。
【0023】ニードル弁4は、シリンダ本体部41の底
部を貫通して、その先端部がノズル孔1を開閉、すなわ
ち開口/塞口する方向に移動可能に取り付けられてい
る。この時、ニードル弁4は、その一端側がニードルガ
イド穴3内に位置し、他端側がシリンダ18内に位置し
ている。そして、ニードル弁4の他端側には受圧部とし
ての開側受圧部6が設けられている。また、予圧手段と
しての圧縮バネ5がシリンダ18とニードル弁4の他端
側の端面との間に縮設され、ニードル弁4をノズル孔1
を塞口する方向に付勢している。また、燃料室3a内に
位置するニードル弁4の部位には、ストッパ4aが設け
られ、ノズル孔1を開口する方向のニードル弁4の移動
の際に、ストッパ4aがシリンダ本体部41に当接し
て、ニードル弁4のストロークが規制されるように構成
されている。ニードル弁4の開側受圧部6の外周部とシ
リンダ18の内壁面との間には受圧部シール20が設け
られ、圧力伝達媒体が圧縮バネ5側に流入しないように
して、開側受圧部6の表裏の圧力差を保っている。そし
て、ニードル弁4のシリンダ本体部41の貫通部には、
燃料室シール21が配設され、圧力制御室10と燃料G
の流通経路とを気密的に分離している。
部を貫通して、その先端部がノズル孔1を開閉、すなわ
ち開口/塞口する方向に移動可能に取り付けられてい
る。この時、ニードル弁4は、その一端側がニードルガ
イド穴3内に位置し、他端側がシリンダ18内に位置し
ている。そして、ニードル弁4の他端側には受圧部とし
ての開側受圧部6が設けられている。また、予圧手段と
しての圧縮バネ5がシリンダ18とニードル弁4の他端
側の端面との間に縮設され、ニードル弁4をノズル孔1
を塞口する方向に付勢している。また、燃料室3a内に
位置するニードル弁4の部位には、ストッパ4aが設け
られ、ノズル孔1を開口する方向のニードル弁4の移動
の際に、ストッパ4aがシリンダ本体部41に当接し
て、ニードル弁4のストロークが規制されるように構成
されている。ニードル弁4の開側受圧部6の外周部とシ
リンダ18の内壁面との間には受圧部シール20が設け
られ、圧力伝達媒体が圧縮バネ5側に流入しないように
して、開側受圧部6の表裏の圧力差を保っている。そし
て、ニードル弁4のシリンダ本体部41の貫通部には、
燃料室シール21が配設され、圧力制御室10と燃料G
の流通経路とを気密的に分離している。
【0024】つぎに、この実施例1の動作について説明
する。駆動回路によりピエゾ圧電素子8に電圧が印加さ
れて電荷がチャージされると、ピエゾ圧電素子8が伸長
する。このピエゾ圧電素子8の伸長動作によりピストン
9が下方向に移動し、圧力制御室10内の容積が減少す
る、すなわち圧力伝達媒体の液圧が増大する。そして、
圧力制御室10内の圧力伝達媒体が流入出孔22を通っ
てシリンダ18内に流れ込み、開側受圧部6に作用する
液圧が上昇する。そして、開側受圧部6に作用する液圧
が圧縮バネ5の付勢力に打ち勝つと、ニードル弁4がノ
ズル孔1を開口する方向に移動し、ノズル孔1が開口さ
れる。そこで、高圧燃料源から燃料通路17を介して供
給される燃料Gが、燃料室3aとニードルガイド穴3と
を通ってノズル孔1から噴射される。このニードル弁4
は、ストッパ4aがシリンダ本体部41に当接してスト
ローク規制されるまで移動する。一方、ピエゾ圧電素子
8に印加される電圧を下げて電荷がディスチャージされ
ると、ピエゾ圧電素子8が収縮する。このピエゾ圧電素
子8の収縮動作によりピストン9が上方向に移動し、圧
力制御室10内の容積が増大する、すなわち圧力伝達媒
体の液圧が減少する。そして、シリンダ18内の圧力伝
達媒体が流入出孔22を通って圧力制御室10へ流れ出
て、開側受圧部6に作用する液圧が減少する。そして、
開側受圧部6に作用する液圧が圧縮バネ5の付勢力より
小さくなると、ニードル弁4がノズル孔1を塞口する方
向に移動し、その先端部がノズル部に当接してノズル孔
1を塞口し、燃料Gの噴射が停止される。
する。駆動回路によりピエゾ圧電素子8に電圧が印加さ
れて電荷がチャージされると、ピエゾ圧電素子8が伸長
する。このピエゾ圧電素子8の伸長動作によりピストン
9が下方向に移動し、圧力制御室10内の容積が減少す
る、すなわち圧力伝達媒体の液圧が増大する。そして、
圧力制御室10内の圧力伝達媒体が流入出孔22を通っ
てシリンダ18内に流れ込み、開側受圧部6に作用する
液圧が上昇する。そして、開側受圧部6に作用する液圧
が圧縮バネ5の付勢力に打ち勝つと、ニードル弁4がノ
ズル孔1を開口する方向に移動し、ノズル孔1が開口さ
れる。そこで、高圧燃料源から燃料通路17を介して供
給される燃料Gが、燃料室3aとニードルガイド穴3と
を通ってノズル孔1から噴射される。このニードル弁4
は、ストッパ4aがシリンダ本体部41に当接してスト
ローク規制されるまで移動する。一方、ピエゾ圧電素子
8に印加される電圧を下げて電荷がディスチャージされ
ると、ピエゾ圧電素子8が収縮する。このピエゾ圧電素
子8の収縮動作によりピストン9が上方向に移動し、圧
力制御室10内の容積が増大する、すなわち圧力伝達媒
体の液圧が減少する。そして、シリンダ18内の圧力伝
達媒体が流入出孔22を通って圧力制御室10へ流れ出
て、開側受圧部6に作用する液圧が減少する。そして、
開側受圧部6に作用する液圧が圧縮バネ5の付勢力より
小さくなると、ニードル弁4がノズル孔1を塞口する方
向に移動し、その先端部がノズル部に当接してノズル孔
1を塞口し、燃料Gの噴射が停止される。
【0025】この実施例1によれば、燃料室シール21
により圧力制御室10と燃料Gの流通経路とが気密的に
分離されている。したがって、圧力制御室10内に満た
される圧力伝達媒体と燃料Gとは混合されることがな
く、圧力伝達媒体を自由に選ぶことができる。そこで、
圧力伝達媒体として、燃料Gに比べて温度特性に優れた
液体を用いることにより、広い温度範囲にわたり安定し
た圧力伝達特性を得ることができるとともに、燃料噴射
装置内で部分的に燃料Gが気化しても、圧力伝達特性に
影響を及ぼすことがなく、動作環境によらず安定した開
弁、閉弁性能を得ることができる。
により圧力制御室10と燃料Gの流通経路とが気密的に
分離されている。したがって、圧力制御室10内に満た
される圧力伝達媒体と燃料Gとは混合されることがな
く、圧力伝達媒体を自由に選ぶことができる。そこで、
圧力伝達媒体として、燃料Gに比べて温度特性に優れた
液体を用いることにより、広い温度範囲にわたり安定し
た圧力伝達特性を得ることができるとともに、燃料噴射
装置内で部分的に燃料Gが気化しても、圧力伝達特性に
影響を及ぼすことがなく、動作環境によらず安定した開
弁、閉弁性能を得ることができる。
【0026】ここで、圧力伝達媒体には、気泡の発生を
抑える意味から高温下でも飽和蒸気圧が低いことが要求
され、さらには該媒体が圧力伝達と同時にニードル弁4
移動時の潤滑の機能を備えていることから、潤滑性、即
ち粘性係数の温度安定性が優れていることが要求され
る。そこで、圧力伝達媒体としては、内燃機関の使用温
度を考慮して、200℃、大気圧で飽和蒸気圧に達せ
ず、かつ、潤滑性に優れた液体が望ましく、例えばエン
ジン油、ギア油等の潤滑油、あるいは油圧回路用作動油
を用いることができる。そして、圧力伝達媒体としてエ
ンジン油、ギア油あるいは油圧回路用作動油を用いるこ
とにより、例えば、自動車の内燃機関において、連続運
転して周囲温度が150〜200℃に達しても、圧力制
御室10内に満たされている圧力伝達媒体内での気泡の
発生がなく、圧力伝達特性の低下を防止することができ
る。また、寒冷地での始動時に、周囲温度が−30℃以
下になっても、圧力伝達媒体の粘性係数の上昇が抑えら
れて潤滑性が維持され、ピストン9やニードル弁4がス
ムーズに動作できる。
抑える意味から高温下でも飽和蒸気圧が低いことが要求
され、さらには該媒体が圧力伝達と同時にニードル弁4
移動時の潤滑の機能を備えていることから、潤滑性、即
ち粘性係数の温度安定性が優れていることが要求され
る。そこで、圧力伝達媒体としては、内燃機関の使用温
度を考慮して、200℃、大気圧で飽和蒸気圧に達せ
ず、かつ、潤滑性に優れた液体が望ましく、例えばエン
ジン油、ギア油等の潤滑油、あるいは油圧回路用作動油
を用いることができる。そして、圧力伝達媒体としてエ
ンジン油、ギア油あるいは油圧回路用作動油を用いるこ
とにより、例えば、自動車の内燃機関において、連続運
転して周囲温度が150〜200℃に達しても、圧力制
御室10内に満たされている圧力伝達媒体内での気泡の
発生がなく、圧力伝達特性の低下を防止することができ
る。また、寒冷地での始動時に、周囲温度が−30℃以
下になっても、圧力伝達媒体の粘性係数の上昇が抑えら
れて潤滑性が維持され、ピストン9やニードル弁4がス
ムーズに動作できる。
【0027】実施例2.図2はこの発明の実施例2に係
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、ピ
エゾ圧電素子8はその中心に穴が設けられた円盤状、あ
るいは円柱状に構成されている。そして、このピエゾ圧
電素子8はシリンダ本体部41の底面側に配設され、ニ
ードル弁4がピエゾ圧電素子8の穴を貫通して配設され
ている。シリンダ本体部41内のピエゾ圧電素子8の上
部には、ピストン9が上下方向に摺動可能に配設されて
いる。そして、このピストン9はその中心に穴が設けら
れ、ニードル弁4がこの穴を貫通している。さらにピス
トン9の外周部および穴内周部にピエゾ側シール19が
それぞれ配設されて、圧力伝達媒体がピエゾ圧電素子8
側に流れ込まないようになっている。シリンダ本体部4
1内の上部側には、シリンダ18が設けられている。そ
して、このシリンダ18内にはニードル弁4の他端側が
位置している。また、圧縮バネ5がシリンダ18とニー
ドル弁4の他端側の端面との間に縮設され、ニードル弁
4をノズル孔1を塞口する方向に付勢している。そし
て、ニードル弁4の開側受圧部6の外周部には受圧部シ
ール20が配設され、圧力伝達媒体がニードル弁4の開
側受圧部6の裏面側に流れ込まないようになっている。
また、シリンダ18の圧縮バネ5が配設された開側受圧
部6の裏側は、大気開放孔23を通じて大気に開放され
ている。そして、圧力制御室10は、ピストン9とニー
ドル弁4の開側受圧部6とで画定されている。なお、他
の構成は上記実施例1と同様に構成されており、その動
作も上記実施例1と同様に動作する。
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、ピ
エゾ圧電素子8はその中心に穴が設けられた円盤状、あ
るいは円柱状に構成されている。そして、このピエゾ圧
電素子8はシリンダ本体部41の底面側に配設され、ニ
ードル弁4がピエゾ圧電素子8の穴を貫通して配設され
ている。シリンダ本体部41内のピエゾ圧電素子8の上
部には、ピストン9が上下方向に摺動可能に配設されて
いる。そして、このピストン9はその中心に穴が設けら
れ、ニードル弁4がこの穴を貫通している。さらにピス
トン9の外周部および穴内周部にピエゾ側シール19が
それぞれ配設されて、圧力伝達媒体がピエゾ圧電素子8
側に流れ込まないようになっている。シリンダ本体部4
1内の上部側には、シリンダ18が設けられている。そ
して、このシリンダ18内にはニードル弁4の他端側が
位置している。また、圧縮バネ5がシリンダ18とニー
ドル弁4の他端側の端面との間に縮設され、ニードル弁
4をノズル孔1を塞口する方向に付勢している。そし
て、ニードル弁4の開側受圧部6の外周部には受圧部シ
ール20が配設され、圧力伝達媒体がニードル弁4の開
側受圧部6の裏面側に流れ込まないようになっている。
また、シリンダ18の圧縮バネ5が配設された開側受圧
部6の裏側は、大気開放孔23を通じて大気に開放され
ている。そして、圧力制御室10は、ピストン9とニー
ドル弁4の開側受圧部6とで画定されている。なお、他
の構成は上記実施例1と同様に構成されており、その動
作も上記実施例1と同様に動作する。
【0028】このように構成された実施例2によれば、
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、中心に穴
を有する円盤状、あるいは円柱状に構成されたピエゾ圧
電素子8をシリンダ本体部41内の下部側に配置し、ニ
ードル弁4をピエゾ圧電素子8の穴を貫通させているの
で、ハウジング40の長さ方向が縮小でき、燃料噴射装
置の小型化を図ることができる。また、圧縮バネ5が配
設された開側受圧部6の裏側を大気開放孔23を介して
大気に開放しているので、受圧部シール20から圧力伝
達媒体が漏れても、開側受圧部6の裏面側に作用する圧
力を一定に保つことができる。
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、中心に穴
を有する円盤状、あるいは円柱状に構成されたピエゾ圧
電素子8をシリンダ本体部41内の下部側に配置し、ニ
ードル弁4をピエゾ圧電素子8の穴を貫通させているの
で、ハウジング40の長さ方向が縮小でき、燃料噴射装
置の小型化を図ることができる。また、圧縮バネ5が配
設された開側受圧部6の裏側を大気開放孔23を介して
大気に開放しているので、受圧部シール20から圧力伝
達媒体が漏れても、開側受圧部6の裏面側に作用する圧
力を一定に保つことができる。
【0029】実施例3.図3はこの発明の実施例3に係
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、シ
リンダ18はシリンダ本体部41の上部内面に円筒状の
仕切りを取り付けて構成されている。そして、このシリ
ンダ18内にはニードル弁4の他端側が位置している。
また、中心に穴を有する円盤状あるいは円柱状に構成さ
れたピエゾ圧電素子8が該穴内にシリンダ18を収める
ようにシリンダ本体部41内の上部に配設されている。
さらに、中心に穴を有するピストン9がピエゾ圧電素子
8の下部に配設されている。ピストン9の外周部および
穴内周部にはピエゾ側シール19がそれぞれ配設されて
いる。また、ニードル弁4の開側受圧部6の外周部には
受圧部シール20が配設されている。また、シリンダ1
8の圧縮バネ5が配設された開側受圧部6の裏側は、大
気開放孔23を通じて大気に開放されている。そして、
圧力制御室10は、ピストン9とニードル弁4の開側受
圧部6とで画定されている。なお、他の構成は上記実施
例2と同様に構成されており、その動作も上記実施例2
と同様に動作する。
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、シ
リンダ18はシリンダ本体部41の上部内面に円筒状の
仕切りを取り付けて構成されている。そして、このシリ
ンダ18内にはニードル弁4の他端側が位置している。
また、中心に穴を有する円盤状あるいは円柱状に構成さ
れたピエゾ圧電素子8が該穴内にシリンダ18を収める
ようにシリンダ本体部41内の上部に配設されている。
さらに、中心に穴を有するピストン9がピエゾ圧電素子
8の下部に配設されている。ピストン9の外周部および
穴内周部にはピエゾ側シール19がそれぞれ配設されて
いる。また、ニードル弁4の開側受圧部6の外周部には
受圧部シール20が配設されている。また、シリンダ1
8の圧縮バネ5が配設された開側受圧部6の裏側は、大
気開放孔23を通じて大気に開放されている。そして、
圧力制御室10は、ピストン9とニードル弁4の開側受
圧部6とで画定されている。なお、他の構成は上記実施
例2と同様に構成されており、その動作も上記実施例2
と同様に動作する。
【0030】このように構成された実施例3によれば、
上記実施例2と同様の効果を奏するとともに、中心に穴
を有する円盤状、あるいは円柱状に構成されたピエゾ圧
電素子8をシリンダ本体部41内の上部側に配置し、ピ
エゾ圧電素子8の中心穴内にシリンダ18を収めている
ので、ハウジング40の長さ方向がより縮小でき、燃料
噴射装置の小型化を一層図ることができる。
上記実施例2と同様の効果を奏するとともに、中心に穴
を有する円盤状、あるいは円柱状に構成されたピエゾ圧
電素子8をシリンダ本体部41内の上部側に配置し、ピ
エゾ圧電素子8の中心穴内にシリンダ18を収めている
ので、ハウジング40の長さ方向がより縮小でき、燃料
噴射装置の小型化を一層図ることができる。
【0031】実施例4.図4はこの発明の実施例4に係
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、シ
リンダ本体部41は、第1のシリンダ本体部41aと第
2のシリンダ本体部41bとから構成されている。そし
て、第1のシリンダ本体部41a内にはピエゾ圧電素子
8およびピストン9が収納され、第2のシリンダ本体部
41b内にはニードル弁4の他端側が収納されている。
さらに、ピストン9により画定された第1の圧力制御室
10aとニードル弁4の開側受圧部6により画定された
第2の圧力制御室10bとは圧力伝達管24により連通
されている。また、第2のシリンダ本体部41bの圧縮
バネ5が配設された開側受圧部6の裏側は、大気開放孔
23を通じて大気に開放されている。なお、他の構成
は、上記実施例1と同様に構成されている。
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、シ
リンダ本体部41は、第1のシリンダ本体部41aと第
2のシリンダ本体部41bとから構成されている。そし
て、第1のシリンダ本体部41a内にはピエゾ圧電素子
8およびピストン9が収納され、第2のシリンダ本体部
41b内にはニードル弁4の他端側が収納されている。
さらに、ピストン9により画定された第1の圧力制御室
10aとニードル弁4の開側受圧部6により画定された
第2の圧力制御室10bとは圧力伝達管24により連通
されている。また、第2のシリンダ本体部41bの圧縮
バネ5が配設された開側受圧部6の裏側は、大気開放孔
23を通じて大気に開放されている。なお、他の構成
は、上記実施例1と同様に構成されている。
【0032】この実施例4では、ピエゾ圧電素子8によ
りピストン9が駆動されて、第1の圧力制御室10a内
の容積が変化する。そして、第1の圧力制御室10a内
の圧力伝達媒体の液圧の変化は、圧力伝達管24を介し
て第2の圧力制御室10b内に伝達され、ニードル弁4
の開側受圧部6に作用する。そこで、開側受圧部6に作
用する液圧の変化によりニードル弁4がノズル孔1を塞
口あるいは開口する方向に移動される。なお、他の動作
は、上記実施例1と同様に動作する。
りピストン9が駆動されて、第1の圧力制御室10a内
の容積が変化する。そして、第1の圧力制御室10a内
の圧力伝達媒体の液圧の変化は、圧力伝達管24を介し
て第2の圧力制御室10b内に伝達され、ニードル弁4
の開側受圧部6に作用する。そこで、開側受圧部6に作
用する液圧の変化によりニードル弁4がノズル孔1を塞
口あるいは開口する方向に移動される。なお、他の動作
は、上記実施例1と同様に動作する。
【0033】このように構成された実施例4によれば、
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、圧力制御
室10が第1および第2の圧力制御室10a、10bに
分割されているので、燃料噴射装置の配置の自由度を増
すことができる。
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、圧力制御
室10が第1および第2の圧力制御室10a、10bに
分割されているので、燃料噴射装置の配置の自由度を増
すことができる。
【0034】実施例5.図5はこの発明の実施例5に係
る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断面図で
ある。図において、例えばシリコンゴムからなるゴム体
25は、円盤状の鍔部25aと、この鍔部25aの中心
部に突設された円筒状の嵌合部25bとから構成されて
いる。このゴム体25は、嵌合部25bの中心穴にニー
ドル弁4の軸部を通し、接着剤25cにより固着されて
いる。そして、シリンダ本体部41の底部に設けられた
開口41a内に嵌合部25bが収められるようにゴム体
25を配置し、下面側からゴム体25に宛てがわれた押
え枠26をシリンダ本体部41の底部に締着固定してい
る。この時、ゴム体25の鍔部25aは、シリンダ本体
部41と押え枠26とにより加圧圧縮されて、圧力制御
室10と燃料Gの流通経路とが気密的に分離されてい
る。なお、他の構成は上記実施例1と同様に構成されて
いる。
る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断面図で
ある。図において、例えばシリコンゴムからなるゴム体
25は、円盤状の鍔部25aと、この鍔部25aの中心
部に突設された円筒状の嵌合部25bとから構成されて
いる。このゴム体25は、嵌合部25bの中心穴にニー
ドル弁4の軸部を通し、接着剤25cにより固着されて
いる。そして、シリンダ本体部41の底部に設けられた
開口41a内に嵌合部25bが収められるようにゴム体
25を配置し、下面側からゴム体25に宛てがわれた押
え枠26をシリンダ本体部41の底部に締着固定してい
る。この時、ゴム体25の鍔部25aは、シリンダ本体
部41と押え枠26とにより加圧圧縮されて、圧力制御
室10と燃料Gの流通経路とが気密的に分離されてい
る。なお、他の構成は上記実施例1と同様に構成されて
いる。
【0035】この実施例5では、上記実施例1と同様
に、ピエゾ圧電素子8によりピストン9が駆動される
と、ニードル弁4の開側受圧部6に作用する圧力伝達媒
体の液圧が変化する。そして、ニードル弁4がノズル孔
1を塞口あるいは開口する方向に移動する。ここで、ゴ
ム体25は、ニードル弁4を上下方向に移動させる駆動
力により、ニードル弁4の移動方向に弾性変形して、ニ
ードル弁4の開弁、閉弁動作を可能としている。この
時、ゴム体25の嵌合部25bとニードル弁4との間が
接着剤25cにより接着固定され、ゴム体25の鍔部2
5aがシリンダ本体部41と押え枠26とにより加圧圧
縮されているので、圧力伝達媒体が燃料室3a側に漏れ
出すことはない。なお、他の動作は上記実施例1と同様
に動作する。
に、ピエゾ圧電素子8によりピストン9が駆動される
と、ニードル弁4の開側受圧部6に作用する圧力伝達媒
体の液圧が変化する。そして、ニードル弁4がノズル孔
1を塞口あるいは開口する方向に移動する。ここで、ゴ
ム体25は、ニードル弁4を上下方向に移動させる駆動
力により、ニードル弁4の移動方向に弾性変形して、ニ
ードル弁4の開弁、閉弁動作を可能としている。この
時、ゴム体25の嵌合部25bとニードル弁4との間が
接着剤25cにより接着固定され、ゴム体25の鍔部2
5aがシリンダ本体部41と押え枠26とにより加圧圧
縮されているので、圧力伝達媒体が燃料室3a側に漏れ
出すことはない。なお、他の動作は上記実施例1と同様
に動作する。
【0036】このように構成された実施例5によれば、
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、圧力制御
室10と燃料室3aとが気密的に確実に分離されて、圧
力伝達媒体の燃料室3a側への液漏れがなくなる。そこ
で、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液量が維持され
て予圧を維持でき、バルブ動作を確実に行うことができ
る。
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、圧力制御
室10と燃料室3aとが気密的に確実に分離されて、圧
力伝達媒体の燃料室3a側への液漏れがなくなる。そこ
で、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液量が維持され
て予圧を維持でき、バルブ動作を確実に行うことができ
る。
【0037】なお、上記実施例5では、ゴム体25の鍔
部25aをシリンダ本体部41と押え枠26とにより加
圧圧縮するものとしているが、さらに鍔部25aとシリ
ンダ本体部41および押え枠26との間を接着固定して
もよい。この場合、圧力制御室10と燃料室3aとが気
密的により確実に分離されることになる。
部25aをシリンダ本体部41と押え枠26とにより加
圧圧縮するものとしているが、さらに鍔部25aとシリ
ンダ本体部41および押え枠26との間を接着固定して
もよい。この場合、圧力制御室10と燃料室3aとが気
密的により確実に分離されることになる。
【0038】実施例6.図6はこの発明の実施例6に係
る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断面図で
ある。図において、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の
液量を調節する液量調節装置27がシリンダ本体部41
の下部側に設けられている。この液量調節装置27は、
シリンダ本体部41の下部側に設けられた液室27a
と、大気開放用の空気穴27dが設けられた液だめ27
bと、液室27aと液だめ27bとを連通する液体通路
27cとから構成され、その内部には圧力伝達媒体が満
たされている。また、ニードル弁4が貫通する液室27
aの部位には、液体シール27eが配設されている。な
お、他の構成は、上記実施例1と同様に構成されてい
る。
る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断面図で
ある。図において、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の
液量を調節する液量調節装置27がシリンダ本体部41
の下部側に設けられている。この液量調節装置27は、
シリンダ本体部41の下部側に設けられた液室27a
と、大気開放用の空気穴27dが設けられた液だめ27
bと、液室27aと液だめ27bとを連通する液体通路
27cとから構成され、その内部には圧力伝達媒体が満
たされている。また、ニードル弁4が貫通する液室27
aの部位には、液体シール27eが配設されている。な
お、他の構成は、上記実施例1と同様に構成されてい
る。
【0039】この実施例6では、ニードル弁4がノズル
孔1を開口するように動作する際に、ピエゾ圧電素子8
によりピストン9が駆動されて、圧力制御室10の容積
が減少して圧力伝達媒体の液圧が上昇する。この時、燃
料室シール21のシール不良があると、圧力伝達媒体が
燃料室シール21を通して漏れ出すことになる。その結
果、圧力伝達媒体の液量が減少し、圧力制御室10の圧
力伝達特性が変化してしまう不具合が発生する。燃料噴
射装置は、常に稼働しているわけではなく、例えば自動
車の場合、かなりの時間エンジンを停止している。そし
て、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液量が減少して
いれば、圧力制御室10内の液圧が低下し、液室27a
内の液圧より低くなる。そこで、エンジン停止中に、圧
力制御室10と液室27aとの液圧の差に基づいて、圧
力伝達媒体が液室27aから燃料室シール21を通って
圧力制御室10内に流れ込み、圧力制御室10内の圧力
伝達媒体の液量が所定量に調節される。
孔1を開口するように動作する際に、ピエゾ圧電素子8
によりピストン9が駆動されて、圧力制御室10の容積
が減少して圧力伝達媒体の液圧が上昇する。この時、燃
料室シール21のシール不良があると、圧力伝達媒体が
燃料室シール21を通して漏れ出すことになる。その結
果、圧力伝達媒体の液量が減少し、圧力制御室10の圧
力伝達特性が変化してしまう不具合が発生する。燃料噴
射装置は、常に稼働しているわけではなく、例えば自動
車の場合、かなりの時間エンジンを停止している。そし
て、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液量が減少して
いれば、圧力制御室10内の液圧が低下し、液室27a
内の液圧より低くなる。そこで、エンジン停止中に、圧
力制御室10と液室27aとの液圧の差に基づいて、圧
力伝達媒体が液室27aから燃料室シール21を通って
圧力制御室10内に流れ込み、圧力制御室10内の圧力
伝達媒体の液量が所定量に調節される。
【0040】このように構成された実施例6によれば、
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、圧力制御
室10内の圧力伝達媒体の液量が所定量に調節され、圧
力制御室10の圧力伝達特性が経時変化を起こさず、安
定した開弁、閉弁動作が得られる。
上記実施例1と同様の効果を奏するとともに、圧力制御
室10内の圧力伝達媒体の液量が所定量に調節され、圧
力制御室10の圧力伝達特性が経時変化を起こさず、安
定した開弁、閉弁動作が得られる。
【0041】実施例7.図7はこの発明の実施例7に係
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、シ
リンダ18内には、ニードル弁4の開側受圧部6側と流
入出孔22側とを仕切る仕切板28が設けられ、開側受
圧部6と仕切板28とで画定されたシリンダ副室29が
形成されている。そして、この仕切板28には小孔30
が形成されている。この時、小孔30の断面積≪流入出
孔22の断面積となるように、小孔30の断面積を設定
している。また、圧力伝達媒体として、燃料Gより粘性
が高く、かつ、温度による特性変化の小さい液体、例え
ばエンジン油を用いる。なお、他の構成は、上記実施例
1と同様に構成されている。
る燃料噴射装置を示す縦断面図である。図において、シ
リンダ18内には、ニードル弁4の開側受圧部6側と流
入出孔22側とを仕切る仕切板28が設けられ、開側受
圧部6と仕切板28とで画定されたシリンダ副室29が
形成されている。そして、この仕切板28には小孔30
が形成されている。この時、小孔30の断面積≪流入出
孔22の断面積となるように、小孔30の断面積を設定
している。また、圧力伝達媒体として、燃料Gより粘性
が高く、かつ、温度による特性変化の小さい液体、例え
ばエンジン油を用いる。なお、他の構成は、上記実施例
1と同様に構成されている。
【0042】この実施例7では、上記実施例1と同様
に、ピエゾ圧電素子8によりピストン9が駆動される
と、圧力制御室10の容積が変化して圧力伝達媒体の液
圧が変化する。そして、ニードル弁4の開側受圧部6に
作用する圧力伝達媒体の液圧が変化して、ニードル弁4
が開弁あるいは閉弁動作する。この動作において、圧力
伝達媒体は、小孔30を通ってシリンダ副室29に流れ
込み、あるいはシリンダ副室29から流れ出すことにな
る。この時、圧力伝達媒体の粘性が高いので、圧力伝達
媒体が小孔30を通過する際にニードル弁4の移動速度
に比例した抵抗力が発生する。その結果、開弁時におけ
るシリンダ本体部41に対するニードル弁4のストッパ
4aの衝突力、および、閉弁時におけるノズル部に対す
るニードル弁4の先端部の衝突力が減少する。そして、
この衝突力の減少により、シリンダ本体部41およびノ
ズル部からニードル弁4に作用する反発力も減少する。
に、ピエゾ圧電素子8によりピストン9が駆動される
と、圧力制御室10の容積が変化して圧力伝達媒体の液
圧が変化する。そして、ニードル弁4の開側受圧部6に
作用する圧力伝達媒体の液圧が変化して、ニードル弁4
が開弁あるいは閉弁動作する。この動作において、圧力
伝達媒体は、小孔30を通ってシリンダ副室29に流れ
込み、あるいはシリンダ副室29から流れ出すことにな
る。この時、圧力伝達媒体の粘性が高いので、圧力伝達
媒体が小孔30を通過する際にニードル弁4の移動速度
に比例した抵抗力が発生する。その結果、開弁時におけ
るシリンダ本体部41に対するニードル弁4のストッパ
4aの衝突力、および、閉弁時におけるノズル部に対す
るニードル弁4の先端部の衝突力が減少する。そして、
この衝突力の減少により、シリンダ本体部41およびノ
ズル部からニードル弁4に作用する反発力も減少する。
【0043】このように構成された実施例7によれば、
圧力伝達媒体が小孔30を通過する際にニードル弁4の
移動速度に比例した抵抗力が発生し、開弁時におけるシ
リンダ本体部41に対するニードル弁4のストッパ4a
の衝突力、および、閉弁時におけるノズル孔1に対する
ニードル弁4の先端部の衝突力が減少される。そこで、
衝突力の減少により、部品の損傷を防止でき、燃料噴射
装置の寿命を長くすることができる。また、衝突力の減
少により反発力も減少される。そこで、衝突直後に閉弁
を開始するような設定開弁時間の場合、衝突の反発に起
因して、衝突直前に閉弁を開始するような設定開弁時間
の場合より実際の開弁時間が短くなる、設定開弁時間と
実際の開弁時間との関係の非線形性の問題を回避するこ
とができる。また、閉弁の衝突時の反発に起因して発生
する閉弁後の燃料Gの漏れが抑えられ、燃料Gの噴射量
を高精度に制御することができる。さらに、温度による
圧力伝達媒体の特性変化、つまり粘性の変化が小さいの
で、温度変化に拘わらず該衝突力が減少され、上述の効
果が広い温度範囲にわたって得られる。
圧力伝達媒体が小孔30を通過する際にニードル弁4の
移動速度に比例した抵抗力が発生し、開弁時におけるシ
リンダ本体部41に対するニードル弁4のストッパ4a
の衝突力、および、閉弁時におけるノズル孔1に対する
ニードル弁4の先端部の衝突力が減少される。そこで、
衝突力の減少により、部品の損傷を防止でき、燃料噴射
装置の寿命を長くすることができる。また、衝突力の減
少により反発力も減少される。そこで、衝突直後に閉弁
を開始するような設定開弁時間の場合、衝突の反発に起
因して、衝突直前に閉弁を開始するような設定開弁時間
の場合より実際の開弁時間が短くなる、設定開弁時間と
実際の開弁時間との関係の非線形性の問題を回避するこ
とができる。また、閉弁の衝突時の反発に起因して発生
する閉弁後の燃料Gの漏れが抑えられ、燃料Gの噴射量
を高精度に制御することができる。さらに、温度による
圧力伝達媒体の特性変化、つまり粘性の変化が小さいの
で、温度変化に拘わらず該衝突力が減少され、上述の効
果が広い温度範囲にわたって得られる。
【0044】ここで、設定開弁時間と実際の開弁時間と
の関係の非線形性の問題および閉弁の衝突時の反発に起
因して発生する閉弁後の燃料Gの漏れの問題について、
図8を参照しつつ詳細に説明する。図8は、縦軸にニー
ドル弁4の変位を、横軸に時間をとって、弁の開閉動作
におけるニードル弁の変位を表している。そして、設定
開弁時間T1はノズル孔1を開口させるためにピエゾ圧
電素子8に電流を流す時間を示し、実開弁時間T2は実
際にノズル孔1が開口している時間を示す。さらに、S
はストッパ4aの位置を示している。
の関係の非線形性の問題および閉弁の衝突時の反発に起
因して発生する閉弁後の燃料Gの漏れの問題について、
図8を参照しつつ詳細に説明する。図8は、縦軸にニー
ドル弁4の変位を、横軸に時間をとって、弁の開閉動作
におけるニードル弁の変位を表している。そして、設定
開弁時間T1はノズル孔1を開口させるためにピエゾ圧
電素子8に電流を流す時間を示し、実開弁時間T2は実
際にノズル孔1が開口している時間を示す。さらに、S
はストッパ4aの位置を示している。
【0045】まず、設定開弁時間T1が十分長く設定さ
れている場合について、図8の(a)を参照して説明す
る。ノズル孔1を開口するために、ピエゾ圧電素子8に
時間t2まで電流を供給する。すると、ニードル弁4は
開弁方向に変位し、時間t1においてストッパ4aがシ
リンダ本体部41に衝突する。この時、シリンダ本体部
41からストッパ4aに反発力が作用し、ニードル弁4
は閉弁方向に変位する。しかし、ニードル弁4には開弁
方向の駆動力が作用しているため、ニードル弁4は再度
開弁方向に変位する。そして、シリンダ本体部41に対
するストッパ4aの衝突力が徐々に小さくなり、ニード
ル弁4のバウンド量が減衰して、ストッパ4aがシリン
ダ本体部41に当接した状態となる。時間t2におい
て、ピエゾ圧電素子8に供給する電流を停止する。する
と、ニードル弁4は閉弁方向に変位し、時間t3におい
てニードル弁4の先端部がノズル部に衝突する。この
時、ノズル部からニードル弁4に反発力が作用し、ニー
ドル弁4は開弁方向に変位する。しかし、ニードル弁4
には閉弁方向の駆動力が作用しているため、ニードル弁
4は再度閉弁方向に変位する。そして、ノズル部に対す
るストッパ4aの衝突力が徐々に小さくなり、ニードル
弁4のバウンド量が減衰して、ニードル弁4の先端部が
ノズル孔1を塞口した状態となる。そこで、燃料Gは実
開弁時間T2(=t3)の間ノズル孔1から噴射されるこ
とになる。
れている場合について、図8の(a)を参照して説明す
る。ノズル孔1を開口するために、ピエゾ圧電素子8に
時間t2まで電流を供給する。すると、ニードル弁4は
開弁方向に変位し、時間t1においてストッパ4aがシ
リンダ本体部41に衝突する。この時、シリンダ本体部
41からストッパ4aに反発力が作用し、ニードル弁4
は閉弁方向に変位する。しかし、ニードル弁4には開弁
方向の駆動力が作用しているため、ニードル弁4は再度
開弁方向に変位する。そして、シリンダ本体部41に対
するストッパ4aの衝突力が徐々に小さくなり、ニード
ル弁4のバウンド量が減衰して、ストッパ4aがシリン
ダ本体部41に当接した状態となる。時間t2におい
て、ピエゾ圧電素子8に供給する電流を停止する。する
と、ニードル弁4は閉弁方向に変位し、時間t3におい
てニードル弁4の先端部がノズル部に衝突する。この
時、ノズル部からニードル弁4に反発力が作用し、ニー
ドル弁4は開弁方向に変位する。しかし、ニードル弁4
には閉弁方向の駆動力が作用しているため、ニードル弁
4は再度閉弁方向に変位する。そして、ノズル部に対す
るストッパ4aの衝突力が徐々に小さくなり、ニードル
弁4のバウンド量が減衰して、ニードル弁4の先端部が
ノズル孔1を塞口した状態となる。そこで、燃料Gは実
開弁時間T2(=t3)の間ノズル孔1から噴射されるこ
とになる。
【0046】ついで、設定開弁時間T1がストッパ4a
とシリンダ本体部41との衝突直後に設定されている場
合について、図8の(b)を参照して説明する。ノズル
孔1を開口するために、ピエゾ圧電素子8に時間t4ま
で電流を供給する。すると、ニードル弁4は開弁方向に
変位し、時間t1においてストッパ4aがシリンダ本体
部41に衝突する。この時、シリンダ本体部41からス
トッパ4aに反発力が作用し、ニードル弁4は閉弁方向
に変位する。そして、時間t4において、ピエゾ圧電素
子8に供給する電流を停止する。すると、ニードル弁4
は閉弁方向に変位し、時間t5においてニードル弁4の
先端部がノズル部に衝突する。この時、ニードル弁4に
は閉弁方向に反発力による初速があるため、図8の
(a)に比べて、閉弁に至る時間が短くなる(t3−t2
>t5−t4)。そこで、燃料Gは実開弁時間T2(=
t5)の間ノズル孔1から噴射されることになる。な
お、ノズル孔1を塞口する際にも、図8の(a)の場合
と同様に、ニードル弁4のバウンドが発生している。
とシリンダ本体部41との衝突直後に設定されている場
合について、図8の(b)を参照して説明する。ノズル
孔1を開口するために、ピエゾ圧電素子8に時間t4ま
で電流を供給する。すると、ニードル弁4は開弁方向に
変位し、時間t1においてストッパ4aがシリンダ本体
部41に衝突する。この時、シリンダ本体部41からス
トッパ4aに反発力が作用し、ニードル弁4は閉弁方向
に変位する。そして、時間t4において、ピエゾ圧電素
子8に供給する電流を停止する。すると、ニードル弁4
は閉弁方向に変位し、時間t5においてニードル弁4の
先端部がノズル部に衝突する。この時、ニードル弁4に
は閉弁方向に反発力による初速があるため、図8の
(a)に比べて、閉弁に至る時間が短くなる(t3−t2
>t5−t4)。そこで、燃料Gは実開弁時間T2(=
t5)の間ノズル孔1から噴射されることになる。な
お、ノズル孔1を塞口する際にも、図8の(a)の場合
と同様に、ニードル弁4のバウンドが発生している。
【0047】ついで、設定開弁時間T1がストッパ4a
とシリンダ本体部41との衝突直前に設定されている場
合について、図8の(c)を参照して説明する。ノズル
孔1を開口するために、ピエゾ圧電素子8に時間t6ま
で電流を供給する。すると、ニードル弁4は開弁方向に
変位する。そして、時間t6において、ピエゾ圧電素子
8に供給する電流を停止する。すると、ニードル弁4は
閉弁方向に変位し、時間t7においてニードル弁4の先
端部がノズル部に衝突する。この時、ニードル弁4には
慣性により開弁方向に初速があるため、図8の(a)に
比べて、閉弁に至る時間が長くなる(t3−t2<t7−
t6)。そこで、燃料Gは実開弁時間T2(=t7)の間
ノズル孔1から噴射されることになる。なお、ノズル孔
1を塞口する際にも、図8の(a)の場合と同様に、ニ
ードル弁4のバウンドが発生している。
とシリンダ本体部41との衝突直前に設定されている場
合について、図8の(c)を参照して説明する。ノズル
孔1を開口するために、ピエゾ圧電素子8に時間t6ま
で電流を供給する。すると、ニードル弁4は開弁方向に
変位する。そして、時間t6において、ピエゾ圧電素子
8に供給する電流を停止する。すると、ニードル弁4は
閉弁方向に変位し、時間t7においてニードル弁4の先
端部がノズル部に衝突する。この時、ニードル弁4には
慣性により開弁方向に初速があるため、図8の(a)に
比べて、閉弁に至る時間が長くなる(t3−t2<t7−
t6)。そこで、燃料Gは実開弁時間T2(=t7)の間
ノズル孔1から噴射されることになる。なお、ノズル孔
1を塞口する際にも、図8の(a)の場合と同様に、ニ
ードル弁4のバウンドが発生している。
【0048】燃料噴射装置では、設定開弁時間T1の長
さにより実開弁時間T2を制御して燃料Gの噴射量を制
御している。つまり、燃料Gの噴射量を多くする場合に
は、設定開弁時間T1を長く設定することになる。しか
しながら、以上説明したように、設定開弁時間T1をス
トッパ4aとシリンダ本体部41との衝突直後に設定し
た場合の実開弁時間T2が、設定開弁時間T1をストッパ
4aとシリンダ本体部41との衝突直前に設定した場合
の実開弁時間T2より、短くなる現象が発生してしま
う。すなわち、設定開弁時間T1と実開弁時間T2との逆
転現象(両者の関係の非線形性)が起こる。また、ニー
ドル弁4の先端部がノズル部に衝突して発生する反発力
により、ニードル弁4がバウンドする。そこで、閉弁後
に、ニードル弁4のバウンドによりノズル孔1が開口し
てしまい、燃料Gの漏れが起きる。
さにより実開弁時間T2を制御して燃料Gの噴射量を制
御している。つまり、燃料Gの噴射量を多くする場合に
は、設定開弁時間T1を長く設定することになる。しか
しながら、以上説明したように、設定開弁時間T1をス
トッパ4aとシリンダ本体部41との衝突直後に設定し
た場合の実開弁時間T2が、設定開弁時間T1をストッパ
4aとシリンダ本体部41との衝突直前に設定した場合
の実開弁時間T2より、短くなる現象が発生してしま
う。すなわち、設定開弁時間T1と実開弁時間T2との逆
転現象(両者の関係の非線形性)が起こる。また、ニー
ドル弁4の先端部がノズル部に衝突して発生する反発力
により、ニードル弁4がバウンドする。そこで、閉弁後
に、ニードル弁4のバウンドによりノズル孔1が開口し
てしまい、燃料Gの漏れが起きる。
【0049】この実施例7によれば、開弁時におけるシ
リンダ本体部41に対するニードル弁4のストッパ4a
の衝突力が減少し、シリンダ本体部41からストッパ4
aに作用する衝突時の反発力が減少する。そこで、設定
開弁時間T1をストッパ4aとシリンダ本体部41との
衝突直後に設定した場合において、時間t4でピエゾ圧
電素子8に供給する電流を停止した際に、ニードル弁4
に作用する閉弁方向の反発力が小さくなり、閉弁に至る
時間が図8の(a)の場合に近付く(t3−t2≒t5−
t4)。その結果、上述の設定開弁時間T1と実開弁時間
T2との逆転現象の問題を回避することができる。ま
た、閉弁時におけるノズル孔1に対するニードル弁4の
先端部の衝突力が減少し、ノズル孔1からニードル弁4
に作用する衝突時の反発力が減少する。そこで、反発力
の減少にともないノズル孔1を塞口する際に発生するニ
ードル弁4のバウンドが少なくなり、閉弁後の燃料Gの
漏れの発生を抑制することができる。
リンダ本体部41に対するニードル弁4のストッパ4a
の衝突力が減少し、シリンダ本体部41からストッパ4
aに作用する衝突時の反発力が減少する。そこで、設定
開弁時間T1をストッパ4aとシリンダ本体部41との
衝突直後に設定した場合において、時間t4でピエゾ圧
電素子8に供給する電流を停止した際に、ニードル弁4
に作用する閉弁方向の反発力が小さくなり、閉弁に至る
時間が図8の(a)の場合に近付く(t3−t2≒t5−
t4)。その結果、上述の設定開弁時間T1と実開弁時間
T2との逆転現象の問題を回避することができる。ま
た、閉弁時におけるノズル孔1に対するニードル弁4の
先端部の衝突力が減少し、ノズル孔1からニードル弁4
に作用する衝突時の反発力が減少する。そこで、反発力
の減少にともないノズル孔1を塞口する際に発生するニ
ードル弁4のバウンドが少なくなり、閉弁後の燃料Gの
漏れの発生を抑制することができる。
【0050】実施例8.図9はこの発明の実施例8に係
る燃料噴射装置のシリンダ回りを示す縦断面図である。
この実施例8では、断面積が小さくオリフィスとして作
用する孔31がシリンダ18の側壁に設けられている。
なお、他の構成は上記実施例1と同様に構成されてい
る。
る燃料噴射装置のシリンダ回りを示す縦断面図である。
この実施例8では、断面積が小さくオリフィスとして作
用する孔31がシリンダ18の側壁に設けられている。
なお、他の構成は上記実施例1と同様に構成されてい
る。
【0051】この実施例8では、ピエゾ圧電素子8によ
りピストン9が駆動された際に、圧力伝達媒体が、圧力
制御室10から孔31を通ってシリンダ18内へ流れ込
む、あるいはシリンダ18から孔31を通って圧力制御
室10へ流れ出る。この時、孔31の断面積が小さいの
で、孔31がオリフィスとして作用し、孔31を通る圧
力伝達媒体の流量が制限される。そこで、圧力制御室1
0内の液圧の上昇(下降)に対してシリンダ18内の液
圧の上昇(下降)に遅れが発生し、ニードル弁4の移動
速度が抑制されることになる。したがって、この実施例
8においても、上記実施例7と同様の効果が得られる。
りピストン9が駆動された際に、圧力伝達媒体が、圧力
制御室10から孔31を通ってシリンダ18内へ流れ込
む、あるいはシリンダ18から孔31を通って圧力制御
室10へ流れ出る。この時、孔31の断面積が小さいの
で、孔31がオリフィスとして作用し、孔31を通る圧
力伝達媒体の流量が制限される。そこで、圧力制御室1
0内の液圧の上昇(下降)に対してシリンダ18内の液
圧の上昇(下降)に遅れが発生し、ニードル弁4の移動
速度が抑制されることになる。したがって、この実施例
8においても、上記実施例7と同様の効果が得られる。
【0052】実施例9.図10はこの発明の実施例9に
係る燃料噴射装置のシリンダ回りを示す縦断面図であ
る。この実施例9では、圧縮バネ5に代えて、シリンダ
18とニードル弁4の他端側の端面との間に低反発ゴム
32を配設している。この低反発ゴム32は、減衰特性
の良い材料(すなわち変形速度に対する抵抗力が大きい
材料)、例えばシリコンゴムが用いられ、反発弾性が5
0以下であることが望ましい。なお、他の構成は上記実
施例1と同様に構成されている。
係る燃料噴射装置のシリンダ回りを示す縦断面図であ
る。この実施例9では、圧縮バネ5に代えて、シリンダ
18とニードル弁4の他端側の端面との間に低反発ゴム
32を配設している。この低反発ゴム32は、減衰特性
の良い材料(すなわち変形速度に対する抵抗力が大きい
材料)、例えばシリコンゴムが用いられ、反発弾性が5
0以下であることが望ましい。なお、他の構成は上記実
施例1と同様に構成されている。
【0053】この実施例9によれば、低反発ゴム32に
よりニードル弁4に予圧がかけられている。そして、ニ
ードル弁4の開側受圧部6に作用する液圧が上昇する
と、ニードル弁4がノズル孔1を開口する方向に移動
し、低反発ゴム32が収縮する。この時、低反発ゴム3
2に大きな抵抗力が発生し、ニードル弁4の移動速度が
抑制される。したがって、この実施例9においても、上
記実施例7と同様の効果が得られる。ここで、この実施
例9では、低反発ゴム32をニードル弁4の他端側の端
面に接触した状態で配置していれば、受圧部シール20
を配設する必要はない。
よりニードル弁4に予圧がかけられている。そして、ニ
ードル弁4の開側受圧部6に作用する液圧が上昇する
と、ニードル弁4がノズル孔1を開口する方向に移動
し、低反発ゴム32が収縮する。この時、低反発ゴム3
2に大きな抵抗力が発生し、ニードル弁4の移動速度が
抑制される。したがって、この実施例9においても、上
記実施例7と同様の効果が得られる。ここで、この実施
例9では、低反発ゴム32をニードル弁4の他端側の端
面に接触した状態で配置していれば、受圧部シール20
を配設する必要はない。
【0054】実施例10.上記実施例9では、予圧手段
として低反発ゴム32を用いるものとしているが、この
実施例10では、図11に示すように、予圧手段として
空気やオイルを封入して変形量を大きくした風船状ゴム
33を用いるものとして、同様の効果を奏する。また、
上記実施例9では、低反発ゴム32の配置スペースとそ
の材質とによりバネ定数が決定されてしまうが、この実
施例10によれば、封入する空気やオイルの圧力により
バネ定数が調節でき、形状に対するバネ定数の自由度が
増える効果が得られる。
として低反発ゴム32を用いるものとしているが、この
実施例10では、図11に示すように、予圧手段として
空気やオイルを封入して変形量を大きくした風船状ゴム
33を用いるものとして、同様の効果を奏する。また、
上記実施例9では、低反発ゴム32の配置スペースとそ
の材質とによりバネ定数が決定されてしまうが、この実
施例10によれば、封入する空気やオイルの圧力により
バネ定数が調節でき、形状に対するバネ定数の自由度が
増える効果が得られる。
【0055】実施例11.上記実施例9では、予圧手段
として低反発ゴム32を用いるものとしているが、この
実施例11では、図12に示すように、予圧手段として
緩衝器34を用いるものとしている。この緩衝器34
は、例えばシリコンゴムで作製されて所定のバネ定数を
有し、シリンダ18に形成された大気開放孔35を空気
が通過する時の抵抗力により、所定の減衰特性が得られ
るように構成されている。そこで、この緩衝器34によ
りニードル弁4の移動速度が抑制され、この実施例11
においても、上記実施例7と同様の効果が得られる。な
お、該減衰特性は、大気開放孔35の断面積により調節
される。
として低反発ゴム32を用いるものとしているが、この
実施例11では、図12に示すように、予圧手段として
緩衝器34を用いるものとしている。この緩衝器34
は、例えばシリコンゴムで作製されて所定のバネ定数を
有し、シリンダ18に形成された大気開放孔35を空気
が通過する時の抵抗力により、所定の減衰特性が得られ
るように構成されている。そこで、この緩衝器34によ
りニードル弁4の移動速度が抑制され、この実施例11
においても、上記実施例7と同様の効果が得られる。な
お、該減衰特性は、大気開放孔35の断面積により調節
される。
【0056】実施例12.この実施例12では、電圧制
御手段により、ピエゾ圧電素子8に印加される駆動電圧
を、該駆動電圧の時間に対する変化をニードル弁4のリ
フト終了直前で小さくするようにしたものである。
御手段により、ピエゾ圧電素子8に印加される駆動電圧
を、該駆動電圧の時間に対する変化をニードル弁4のリ
フト終了直前で小さくするようにしたものである。
【0057】従来、開弁時におけるピエゾ圧電素子8の
駆動電圧波形は、図13の(a)に点線で示されるよう
に、0vから一定の昇圧速度で電圧E0v(時間t1)ま
で立ちあげ、その後電圧E0vを保つ電圧波形となって
いる。そして、閉弁時における駆動電圧波形は、電圧E
0v(時間t2)から一定の降圧速度で0vまで立ち下げ
る電圧波形となっている。ピエゾ圧電素子8をこのよう
に駆動することにより、ピエゾ圧電素子8は、図13の
(b)に点線で示されるように、駆動電圧に比例して伸
長し、時間t1で駆動電圧E0vに相当する変位Aだけ伸
長する。そして、時間t2から駆動電圧に比例して収縮
し、時間t3でもとの長さに戻る。
駆動電圧波形は、図13の(a)に点線で示されるよう
に、0vから一定の昇圧速度で電圧E0v(時間t1)ま
で立ちあげ、その後電圧E0vを保つ電圧波形となって
いる。そして、閉弁時における駆動電圧波形は、電圧E
0v(時間t2)から一定の降圧速度で0vまで立ち下げ
る電圧波形となっている。ピエゾ圧電素子8をこのよう
に駆動することにより、ピエゾ圧電素子8は、図13の
(b)に点線で示されるように、駆動電圧に比例して伸
長し、時間t1で駆動電圧E0vに相当する変位Aだけ伸
長する。そして、時間t2から駆動電圧に比例して収縮
し、時間t3でもとの長さに戻る。
【0058】一方、この実施例12では、電圧制御手段
に例えば開弁および閉弁終了直前の勾配が小さくなる時
間の関数を与え、電圧をコントロールすることにより、
ピエゾ圧電素子8の駆動電圧波形を、図13の(a)に
実線で示されるように、開弁終了直前で昇圧速度を遅く
し、かつ、閉弁終了直前で降圧速度を遅くしている。つ
まり、駆動電圧の時間に対する変化(勾配)をニードル
弁4のリフト終了直前で小さくしている(駆動電圧波形
を鈍らせている)。したがって、ピエゾ圧電素子8は、
図13の(b)に実線で示されるように、ニードル弁4
のリフト終了直前で変位の割合が小さくなる。そこで、
ニードル弁4のリフト終了直前における圧力伝達媒体の
液圧の変化が小さくなり、ニードル弁4の移動速度がリ
フト終了直前で遅くなる。その結果、開弁時におけるニ
ードル弁4のストッパ4aとシリンダ本体部41との衝
突力および閉弁時におけるニードル弁4の先端部とノズ
ル部との衝突力が小さくなる。
に例えば開弁および閉弁終了直前の勾配が小さくなる時
間の関数を与え、電圧をコントロールすることにより、
ピエゾ圧電素子8の駆動電圧波形を、図13の(a)に
実線で示されるように、開弁終了直前で昇圧速度を遅く
し、かつ、閉弁終了直前で降圧速度を遅くしている。つ
まり、駆動電圧の時間に対する変化(勾配)をニードル
弁4のリフト終了直前で小さくしている(駆動電圧波形
を鈍らせている)。したがって、ピエゾ圧電素子8は、
図13の(b)に実線で示されるように、ニードル弁4
のリフト終了直前で変位の割合が小さくなる。そこで、
ニードル弁4のリフト終了直前における圧力伝達媒体の
液圧の変化が小さくなり、ニードル弁4の移動速度がリ
フト終了直前で遅くなる。その結果、開弁時におけるニ
ードル弁4のストッパ4aとシリンダ本体部41との衝
突力および閉弁時におけるニードル弁4の先端部とノズ
ル部との衝突力が小さくなる。
【0059】この実施例12によれば、電圧制御手段で
ピエゾ圧電素子8の駆動電圧波形をニードル弁4のリフ
ト終了直前で鈍らせるようにすることにより、開弁時に
おけるニードル弁4のストッパ4aとシリンダ本体部4
1との衝突力および閉弁時におけるニードル弁4の先端
部とノズル部との衝突力を小さくすることができ、特別
な構造を採用することなく、上記実施例7と同様の効果
が得られる。
ピエゾ圧電素子8の駆動電圧波形をニードル弁4のリフ
ト終了直前で鈍らせるようにすることにより、開弁時に
おけるニードル弁4のストッパ4aとシリンダ本体部4
1との衝突力および閉弁時におけるニードル弁4の先端
部とノズル部との衝突力を小さくすることができ、特別
な構造を採用することなく、上記実施例7と同様の効果
が得られる。
【0060】実施例13.図14はこの発明の実施例1
3に係る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断
面図である。図において、ピエゾ圧電素子8の上部に押
え板36が配設されている。そして、押え板36とシリ
ンダ本体部41の上部内面との間にバネ37が縮設され
ている。さらに、押え板36の外周部と係合して押え板
36の下方向の移動を阻止するストッパ41cがシリン
ダ本体部41の側壁内面に突設されている。ここで、押
え板36、バネ37およびストッパ41cにより圧力緩
和手段を構成している。なお、他の構成は上記実施例1
と同様に構成されている。
3に係る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断
面図である。図において、ピエゾ圧電素子8の上部に押
え板36が配設されている。そして、押え板36とシリ
ンダ本体部41の上部内面との間にバネ37が縮設され
ている。さらに、押え板36の外周部と係合して押え板
36の下方向の移動を阻止するストッパ41cがシリン
ダ本体部41の側壁内面に突設されている。ここで、押
え板36、バネ37およびストッパ41cにより圧力緩
和手段を構成している。なお、他の構成は上記実施例1
と同様に構成されている。
【0061】つぎに、この実施例13の動作を説明す
る。まず、押え板36はバネ37の付勢力により下方向
に押圧されている。そして、押え板36の外周部がスト
ッパ41cに係合し、押え板36は下方向への移動が阻
止されている。この時、押え板36にはバネ37により
下方向の荷重Fkが作用している。そして、この荷重F
kは押え板36を介してストッパ41cに受けられてい
る。そこで、ノズル孔1を開口するためにピエゾ圧電素
子8を伸長動作させると、押え板36に上方向の駆動力
が作用する。しかしながら、押え板36に作用している
下方向の荷重Fkが、ピエゾ圧電素子8の発生する駆動
力より大きく設定されているので、押え板36の上方向
の移動が阻止される。その結果、ピエゾ圧電素子8の発
生する駆動力はピストン9に作用して、ニードル弁4に
よる開弁動作が行われる。ここで、何等かの原因により
圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液圧が過度に上昇す
ると、上昇した液圧がピストン9を押し上げる方向に作
用する。そして、ピストン9に作用した力が、ピエゾ圧
電素子8を介して押え板36に伝達される。そこで、ピ
ストン9に作用する力が荷重Fk以上となると、バネ3
7が収縮し、押え板36が上方向に移動する。そして、
圧力制御室10の容積が増加して圧力伝達媒体の液圧の
上昇が緩和される。
る。まず、押え板36はバネ37の付勢力により下方向
に押圧されている。そして、押え板36の外周部がスト
ッパ41cに係合し、押え板36は下方向への移動が阻
止されている。この時、押え板36にはバネ37により
下方向の荷重Fkが作用している。そして、この荷重F
kは押え板36を介してストッパ41cに受けられてい
る。そこで、ノズル孔1を開口するためにピエゾ圧電素
子8を伸長動作させると、押え板36に上方向の駆動力
が作用する。しかしながら、押え板36に作用している
下方向の荷重Fkが、ピエゾ圧電素子8の発生する駆動
力より大きく設定されているので、押え板36の上方向
の移動が阻止される。その結果、ピエゾ圧電素子8の発
生する駆動力はピストン9に作用して、ニードル弁4に
よる開弁動作が行われる。ここで、何等かの原因により
圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液圧が過度に上昇す
ると、上昇した液圧がピストン9を押し上げる方向に作
用する。そして、ピストン9に作用した力が、ピエゾ圧
電素子8を介して押え板36に伝達される。そこで、ピ
ストン9に作用する力が荷重Fk以上となると、バネ3
7が収縮し、押え板36が上方向に移動する。そして、
圧力制御室10の容積が増加して圧力伝達媒体の液圧の
上昇が緩和される。
【0062】このように構成された実施例13によれ
ば、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液圧の過度の上
昇が防止できる。そして、ピエゾ圧電素子8には、Fk
以上の荷重が加わることがない。そこで、ピエゾ圧電素
子8の耐圧を考慮してバネ37による荷重Fkを適宜設
定することにより、ピエゾ圧電素子8の破壊を防止する
ことができる。
ば、圧力制御室10内の圧力伝達媒体の液圧の過度の上
昇が防止できる。そして、ピエゾ圧電素子8には、Fk
以上の荷重が加わることがない。そこで、ピエゾ圧電素
子8の耐圧を考慮してバネ37による荷重Fkを適宜設
定することにより、ピエゾ圧電素子8の破壊を防止する
ことができる。
【0063】実施例14.図15はこの発明の実施例1
4に係る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断
面図である。図において、圧力緩和手段としてのシリン
ダ室38が液体通路39を介してシリンダ本体部41の
圧力制御室10に連通するように設けられている。この
シリンダ室38内には、荷重Fkに設定されたバネ38
aとピストン38bとが配置されている。そして、シリ
ンダ室38の内壁面に突設されたストッパ38cにより
ピストン38bの一方向の移動が阻止されている。さら
に、圧力伝達媒体がバネ38a側に流れ込まないよう
に、ピストン38bの外周端部にピストンシール38d
が配設されている。なお、他の構成は上記実施例1と同
様に構成されている。
4に係る燃料噴射装置のシリンダ本体部回りを示す縦断
面図である。図において、圧力緩和手段としてのシリン
ダ室38が液体通路39を介してシリンダ本体部41の
圧力制御室10に連通するように設けられている。この
シリンダ室38内には、荷重Fkに設定されたバネ38
aとピストン38bとが配置されている。そして、シリ
ンダ室38の内壁面に突設されたストッパ38cにより
ピストン38bの一方向の移動が阻止されている。さら
に、圧力伝達媒体がバネ38a側に流れ込まないよう
に、ピストン38bの外周端部にピストンシール38d
が配設されている。なお、他の構成は上記実施例1と同
様に構成されている。
【0064】この実施例14では、ピストン38bがバ
ネ38aの付勢力によりストッパ38cの方向に押圧さ
れている。そして、ピストン38bの外周部がストッパ
38cに係合し、ピストン38bはストッパ38cの方
向への移動が阻止されている。この時、ピストン38b
にはバネ38aによりストッパ38cの方向の荷重Fk
が作用している。そして、この荷重Fkはピストン38
bを介してストッパ38cに受けられている。ここで、
何等かの原因により圧力制御室10内の圧力伝達媒体の
液圧が過度に上昇すると、上昇した液圧が液体通路39
を介してピストン38bに作用する。そこで、ピストン
38bに作用する力が荷重Fk以上となると、バネ38
aが収縮し、ピストン38bがバネ38a側に移動す
る。そして、圧力制御室10の容積が増加して圧力伝達
媒体の液圧の上昇が緩和される。
ネ38aの付勢力によりストッパ38cの方向に押圧さ
れている。そして、ピストン38bの外周部がストッパ
38cに係合し、ピストン38bはストッパ38cの方
向への移動が阻止されている。この時、ピストン38b
にはバネ38aによりストッパ38cの方向の荷重Fk
が作用している。そして、この荷重Fkはピストン38
bを介してストッパ38cに受けられている。ここで、
何等かの原因により圧力制御室10内の圧力伝達媒体の
液圧が過度に上昇すると、上昇した液圧が液体通路39
を介してピストン38bに作用する。そこで、ピストン
38bに作用する力が荷重Fk以上となると、バネ38
aが収縮し、ピストン38bがバネ38a側に移動す
る。そして、圧力制御室10の容積が増加して圧力伝達
媒体の液圧の上昇が緩和される。
【0065】したがって、この実施例14によれば、上
記実施例13と同様の効果が得られる。
記実施例13と同様の効果が得られる。
【0066】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0067】この発明の第1の発明によれば、先端部を
ノズル孔とするニードルガイド穴が設けられた弁本体部
と、圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧を変化させるピ
ストンと、このピストンを駆動させるピエゾ圧電素子
と、一端側がニードルガイド穴内に位置し、他端側が圧
力調整室内に位置して、ノズル孔を開閉する方向に移動
可能に取り付けられたニードル弁と、このニードル弁の
圧力調整室内に位置する部位に設けられて液圧が作用す
る受圧部と、ノズル孔を閉じる方向にニードル弁を予圧
する予圧手段とを備え、ピエゾ圧電素子によりピストン
を駆動させて圧力調整室内の液圧を変化させ、変化され
た液圧を受圧部に作用させ、ノズル孔を開閉する方向に
ニードル弁を移動させて、ノズル孔からの燃料の噴射お
よび停止を行う燃料噴射装置において、燃料の流通経路
と圧力調整室とを気密的に独立させているので、圧力伝
達媒体を任意に選択することができる。そこで、燃料噴
射装置内で部分的に燃料が気化しても、圧力伝達媒体の
圧力伝達特性に何等影響を及ぼすことがない。また、圧
力伝達媒体として燃料に比べて温度に対する特性変化の
小さい液体を選択すれば、広い温度範囲にわたり安定し
た圧力伝達特性が得られる。また、圧力伝達媒体として
高温下でも飽和蒸気圧の低い液体を選択すれば、圧力伝
達媒体内での気泡の発生が抑えられ、気泡による圧力伝
達特性の低下も抑えられる。その結果、動作環境によら
ず、安定した弁の開閉性能を得ることができ、正確な燃
料噴射制御が可能となる。
ノズル孔とするニードルガイド穴が設けられた弁本体部
と、圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧を変化させるピ
ストンと、このピストンを駆動させるピエゾ圧電素子
と、一端側がニードルガイド穴内に位置し、他端側が圧
力調整室内に位置して、ノズル孔を開閉する方向に移動
可能に取り付けられたニードル弁と、このニードル弁の
圧力調整室内に位置する部位に設けられて液圧が作用す
る受圧部と、ノズル孔を閉じる方向にニードル弁を予圧
する予圧手段とを備え、ピエゾ圧電素子によりピストン
を駆動させて圧力調整室内の液圧を変化させ、変化され
た液圧を受圧部に作用させ、ノズル孔を開閉する方向に
ニードル弁を移動させて、ノズル孔からの燃料の噴射お
よび停止を行う燃料噴射装置において、燃料の流通経路
と圧力調整室とを気密的に独立させているので、圧力伝
達媒体を任意に選択することができる。そこで、燃料噴
射装置内で部分的に燃料が気化しても、圧力伝達媒体の
圧力伝達特性に何等影響を及ぼすことがない。また、圧
力伝達媒体として燃料に比べて温度に対する特性変化の
小さい液体を選択すれば、広い温度範囲にわたり安定し
た圧力伝達特性が得られる。また、圧力伝達媒体として
高温下でも飽和蒸気圧の低い液体を選択すれば、圧力伝
達媒体内での気泡の発生が抑えられ、気泡による圧力伝
達特性の低下も抑えられる。その結果、動作環境によら
ず、安定した弁の開閉性能を得ることができ、正確な燃
料噴射制御が可能となる。
【0068】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、圧力調整室内にニードル弁の他
端側を収容する収納室を設けるとともに、収納室のニー
ドル弁の受圧部側と圧力調整室とを連通する小孔を収納
室に設け、圧力調整室および収納室に満たされる圧力伝
達媒体を、燃料に比べて粘性係数が高く、かつ、温度に
よる特性変化の小さい液体としているので、上記第1の
発明の効果に加えて、開弁時および閉弁時の衝突力が小
さくなり、部品の損傷が抑えられ、燃料噴射装置の長寿
命化を図ることができる。また、衝突時の反発が小さく
なり、設定開弁時間と実開弁時間との関係の非線形性の
問題や、閉弁の衝突時の反発にともなう閉弁後の燃料漏
れの問題を回避することができる。
記第1の発明において、圧力調整室内にニードル弁の他
端側を収容する収納室を設けるとともに、収納室のニー
ドル弁の受圧部側と圧力調整室とを連通する小孔を収納
室に設け、圧力調整室および収納室に満たされる圧力伝
達媒体を、燃料に比べて粘性係数が高く、かつ、温度に
よる特性変化の小さい液体としているので、上記第1の
発明の効果に加えて、開弁時および閉弁時の衝突力が小
さくなり、部品の損傷が抑えられ、燃料噴射装置の長寿
命化を図ることができる。また、衝突時の反発が小さく
なり、設定開弁時間と実開弁時間との関係の非線形性の
問題や、閉弁の衝突時の反発にともなう閉弁後の燃料漏
れの問題を回避することができる。
【0069】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第1の発明において、圧力調整室内のピストンと受圧
部との間の圧力伝達経路中にオリフィスを設けているの
で、オリフィスにより圧力伝達媒体の流量が制限され
て、弁の開閉動作時のニードル弁の移動速度が遅くな
る。そこで、開弁時および閉弁時の衝突力が小さくな
り、上記第2の発明と同様の効果を奏する。
記第1の発明において、圧力調整室内のピストンと受圧
部との間の圧力伝達経路中にオリフィスを設けているの
で、オリフィスにより圧力伝達媒体の流量が制限され
て、弁の開閉動作時のニードル弁の移動速度が遅くな
る。そこで、開弁時および閉弁時の衝突力が小さくな
り、上記第2の発明と同様の効果を奏する。
【0070】また、この発明の第4の発明によれば、上
記第1の発明において、予圧手段を減衰特性の高い材料
で構成したので、予圧手段により開弁時および閉弁時の
衝突による反発が抑えられ、上記第2の発明と同様の効
果を奏する。
記第1の発明において、予圧手段を減衰特性の高い材料
で構成したので、予圧手段により開弁時および閉弁時の
衝突による反発が抑えられ、上記第2の発明と同様の効
果を奏する。
【0071】また、この発明の第5の発明によれば、上
記第1の発明において、ピエゾ圧電素子に印加される駆
動電圧の時間に対する変化を、ニードル弁のリフト終了
直前で小さくするように駆動電圧を制御する電圧制御手
段を備えているので、特別な装置構造を採ることなくニ
ードル弁のリフト終了直前でのニードル弁の移動速度を
遅くすることができ、上記第2の発明と同様の効果を奏
する。
記第1の発明において、ピエゾ圧電素子に印加される駆
動電圧の時間に対する変化を、ニードル弁のリフト終了
直前で小さくするように駆動電圧を制御する電圧制御手
段を備えているので、特別な装置構造を採ることなくニ
ードル弁のリフト終了直前でのニードル弁の移動速度を
遅くすることができ、上記第2の発明と同様の効果を奏
する。
【0072】また、この発明の第6の発明によれば、上
記第1の発明において、圧力調整室内の圧力伝達媒体の
液圧を緩和させる圧力緩和手段を設けているので、上記
第1の発明の効果に加えて、圧力伝達媒体の液圧の過度
の上昇が防止でき、燃料噴射装置の一層の長寿命化を図
ることができる。
記第1の発明において、圧力調整室内の圧力伝達媒体の
液圧を緩和させる圧力緩和手段を設けているので、上記
第1の発明の効果に加えて、圧力伝達媒体の液圧の過度
の上昇が防止でき、燃料噴射装置の一層の長寿命化を図
ることができる。
【図1】 この発明の実施例1に係る燃料噴射装置を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】 この発明の実施例2に係る燃料噴射装置を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図3】 この発明の実施例3に係る燃料噴射装置を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図4】 この発明の実施例4に係る燃料噴射装置を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図5】 この発明の実施例5に係る燃料噴射装置のシ
リンダ本体部回りを示す縦断面図である。
リンダ本体部回りを示す縦断面図である。
【図6】 この発明の実施例6に係る燃料噴射装置のシ
リンダ本体部回りを示す縦断面図である。
リンダ本体部回りを示す縦断面図である。
【図7】 この発明の実施例7に係る燃料噴射装置を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図8】 燃料噴射装置におけるニードル弁の開閉動作
を説明する動作図である。
を説明する動作図である。
【図9】 この発明の実施例8に係る燃料噴射装置のシ
リンダ回りを示す縦断面図である。
リンダ回りを示す縦断面図である。
【図10】 この発明の実施例9に係る燃料噴射装置の
シリンダ回りを示す縦断面図である。
シリンダ回りを示す縦断面図である。
【図11】 この発明の実施例10に係る燃料噴射装置
のシリンダ回りを示す縦断面図である。
のシリンダ回りを示す縦断面図である。
【図12】 この発明の実施例11に係る燃料噴射装置
のシリンダ回りを示す縦断面図である。
のシリンダ回りを示す縦断面図である。
【図13】 この発明の実施例12に係る燃料噴射装置
におけるピエゾ圧電素子の動作を説明する図である。
におけるピエゾ圧電素子の動作を説明する図である。
【図14】 この発明の実施例13に係る燃料噴射装置
のシリンダ本体部回りを示す縦断面図である。
のシリンダ本体部回りを示す縦断面図である。
【図15】 この発明の実施例14に係る燃料噴射装置
のシリンダ本体部回りを示す縦断面図である。
のシリンダ本体部回りを示す縦断面図である。
【図16】 従来の燃料噴射装置を示す縦断面図であ
る。
る。
1 ノズル孔、2 弁本体部、3 ニードルガイド穴、
4 ニードル弁、5圧縮バネ(予圧手段)、6 開側受
圧部(受圧部)、8 ピエゾ圧電素子、9ピストン、1
0 圧力制御室、18 シリンダ(収納室)、30 小
孔、31孔(オリフィス)、32 低反発ゴム(予圧手
段)、33 風船状ゴム(予圧手段)、34 緩衝器
(予圧手段)、36 押え板(圧力緩和手段)、37
バネ(圧力緩和手段)、38 シリンダ室(圧力緩和手
段)、41c ストッパ(圧力緩和手段)、G 燃料。
4 ニードル弁、5圧縮バネ(予圧手段)、6 開側受
圧部(受圧部)、8 ピエゾ圧電素子、9ピストン、1
0 圧力制御室、18 シリンダ(収納室)、30 小
孔、31孔(オリフィス)、32 低反発ゴム(予圧手
段)、33 風船状ゴム(予圧手段)、34 緩衝器
(予圧手段)、36 押え板(圧力緩和手段)、37
バネ(圧力緩和手段)、38 シリンダ室(圧力緩和手
段)、41c ストッパ(圧力緩和手段)、G 燃料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 通雄 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社生産技術センター内 (72)発明者 中出口 真治 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社生産技術センター内
Claims (6)
- 【請求項1】 先端部をノズル孔とするニードルガイド
穴が設けられた弁本体部と、圧力調整室内の圧力伝達媒
体の液圧を変化させるピストンと、このピストンを駆動
させるピエゾ圧電素子と、一端側が前記ニードルガイド
穴内に位置し、他端側が前記圧力調整室内に位置して、
前記ノズル孔を開閉する方向に移動可能に取り付けられ
たニードル弁と、このニードル弁の前記圧力調整室内に
位置する部位に設けられて前記液圧が作用する受圧部
と、前記ノズル孔を閉じる方向に前記ニードル弁を予圧
する予圧手段とを備え、前記ピエゾ圧電素子により前記
ピストンを駆動させて前記圧力調整室内の前記液圧を変
化させ、変化された前記液圧を前記受圧部に作用させ、
前記ノズル孔を開閉する方向に前記ニードル弁を移動さ
せて、前記ノズル孔からの燃料の噴射および停止を行う
燃料噴射装置において、前記燃料の流通経路と前記圧力
調整室とを気密的に独立させたことを特徴とする燃料噴
射装置。 - 【請求項2】 圧力調整室内にニードル弁の他端側を収
容する収納室を設けるとともに、前記収納室の前記ニー
ドル弁の受圧部側と前記圧力調整室とを連通する小孔を
前記収納室に設け、前記圧力調整室および前記収納室に
満たされる圧力伝達媒体を、燃料に比べて粘性係数が高
く、かつ、温度による特性変化の小さい液体としたこと
を特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。 - 【請求項3】 圧力調整室内のピストンと受圧部との間
の圧力伝達経路中にオリフィスを設けたことを特徴とす
る請求項1記載の燃料噴射装置。 - 【請求項4】 予圧手段を、減衰特性の高い材料で構成
したことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。 - 【請求項5】 ピエゾ圧電素子に印加される駆動電圧の
時間に対する変化を、ニードル弁のリフト終了直前で小
さくするように前記駆動電圧を制御する電圧制御手段を
備えたことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。 - 【請求項6】 圧力調整室内の圧力伝達媒体の液圧を緩
和させる圧力緩和手段を設け、前記圧力伝達媒体の液圧
の過度の上昇を防止するようにしたことを特徴とする請
求項1記載の燃料噴射装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6201085A JPH0861181A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 燃料噴射装置 |
| US08/427,830 US5630550A (en) | 1994-08-25 | 1995-04-26 | Fuel injection system |
| DE19519762A DE19519762C2 (de) | 1994-08-25 | 1995-05-30 | Kraftstoffeinspritzventil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6201085A JPH0861181A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861181A true JPH0861181A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16435149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6201085A Pending JPH0861181A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 燃料噴射装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5630550A (ja) |
| JP (1) | JPH0861181A (ja) |
| DE (1) | DE19519762C2 (ja) |
Cited By (4)
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| JP2003512555A (ja) * | 1999-10-15 | 2003-04-02 | ウエストポート リサーチ インコーポレーテツド | 直接駆動の噴射バルブ |
| JP2012126059A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Arburg Gmbh & Co Kg | 3次元物体を製造する装置 |
| CN110440046A (zh) * | 2019-09-06 | 2019-11-12 | 厦门赛尔特电子有限公司 | 一种液体传递行程放大式压电开关阀 |
| US10486172B2 (en) | 2009-12-08 | 2019-11-26 | Nordson Corporation | Force amplifying driver system, jetting dispenser, and method of dispensing fluid |
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1994
- 1994-08-25 JP JP6201085A patent/JPH0861181A/ja active Pending
-
1995
- 1995-04-26 US US08/427,830 patent/US5630550A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-30 DE DE19519762A patent/DE19519762C2/de not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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