JPH0861449A - 変速装置 - Google Patents
変速装置Info
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- JPH0861449A JPH0861449A JP21323394A JP21323394A JPH0861449A JP H0861449 A JPH0861449 A JP H0861449A JP 21323394 A JP21323394 A JP 21323394A JP 21323394 A JP21323394 A JP 21323394A JP H0861449 A JPH0861449 A JP H0861449A
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- power transmission
- transmission means
- disk
- cam
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- Pending
Links
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Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 変速操作に必要とされる外部操作力を軽減す
ること。 【構成】 駆動側回転軸2の動力伝達手段Aにトルクセ
ンシティブカム10およびカムフォロワー20を設け、
ディスク3−4間に生じる負荷トルクを検知してディス
ク4をディスク3に押圧するように構成する。ディスク
3,4と動力伝達ベルトCとの間の動力伝達に必要とさ
れる押圧力、および、変速に際してディスク4をディス
ク3に接近させるための押圧力の大半を動力伝達手段A
により内部的に生成することができるので、外部から操
作ロッド43に与える力が少なくて済む。
ること。 【構成】 駆動側回転軸2の動力伝達手段Aにトルクセ
ンシティブカム10およびカムフォロワー20を設け、
ディスク3−4間に生じる負荷トルクを検知してディス
ク4をディスク3に押圧するように構成する。ディスク
3,4と動力伝達ベルトCとの間の動力伝達に必要とさ
れる押圧力、および、変速に際してディスク4をディス
ク3に接近させるための押圧力の大半を動力伝達手段A
により内部的に生成することができるので、外部から操
作ロッド43に与える力が少なくて済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速装置、特に、無段
階変速装置の改良に関する。
階変速装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】テーパ面を配した一対のディスクを駆動
側回転軸と被動側回転軸の各々に配備して動力伝達ベル
トを巻回し、駆動側回転軸におけるディスク間隔を制御
することによって動力伝達ベルトの回転半径を変化さ
せ、駆動側回転軸と被動側回転軸との間の減速比を調整
するようにした無段階変速装置が既に公知である。
側回転軸と被動側回転軸の各々に配備して動力伝達ベル
トを巻回し、駆動側回転軸におけるディスク間隔を制御
することによって動力伝達ベルトの回転半径を変化さ
せ、駆動側回転軸と被動側回転軸との間の減速比を調整
するようにした無段階変速装置が既に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の変速装置にお
いては、駆動側回転軸におけるディスク間隔を制御する
ことによって駆動側回転軸における動力伝達ベルトの回
転半径を変化させ、更に、駆動側回転軸における動力伝
達ベルトの回転半径の変化に従動させて被動側回転軸に
おける動力伝達ベルトの回転半径を反比例的に変化させ
ることで、より広い範囲で減速比を選択できるようにな
っている。
いては、駆動側回転軸におけるディスク間隔を制御する
ことによって駆動側回転軸における動力伝達ベルトの回
転半径を変化させ、更に、駆動側回転軸における動力伝
達ベルトの回転半径の変化に従動させて被動側回転軸に
おける動力伝達ベルトの回転半径を反比例的に変化させ
ることで、より広い範囲で減速比を選択できるようにな
っている。
【0004】このとき、減速比の選択は駆動側回転軸に
おけるディスク間隔をレバー等の操作手段によって制御
することによって行われるが、被動側のディスクには減
速比の選択状態に応じてディスク間隔を外的に制御する
といった格別の手段は設けられていない。このため、被
動側回転軸の動力伝達手段には動力伝達ベルトの回転半
径を拡径させる方向にディスク間隔を接近させるための
付勢手段を設け、動力伝達ベルト両側のディスクによ
り、少なくとも駆動側回転軸からの動力伝達が確保され
る程度の力で動力伝達ベルトを挾圧し、かつ、動力伝達
ベルトにテンションを与えた状態を定常的に保持してお
く必要がある。
おけるディスク間隔をレバー等の操作手段によって制御
することによって行われるが、被動側のディスクには減
速比の選択状態に応じてディスク間隔を外的に制御する
といった格別の手段は設けられていない。このため、被
動側回転軸の動力伝達手段には動力伝達ベルトの回転半
径を拡径させる方向にディスク間隔を接近させるための
付勢手段を設け、動力伝達ベルト両側のディスクによ
り、少なくとも駆動側回転軸からの動力伝達が確保され
る程度の力で動力伝達ベルトを挾圧し、かつ、動力伝達
ベルトにテンションを与えた状態を定常的に保持してお
く必要がある。
【0005】そして、低速の減速比から高速の減速比へ
と移行する場合には、レバー等の操作手段によって駆動
側回転軸におけるディスク間隔を強制的に接近させ、両
側のディスク面からの楔効果によって動力伝達ベルトを
ディスクの径方向内側から径方向外側へ押し出してその
回転半径を拡径させる必要があるが、この時に必要とさ
れる操作力は相当のものである。また、駆動側回転軸に
おける動力伝達ベルトの回転半径を拡径させるために
は、同時に被動側回転軸における動力伝達ベルトの回転
半径を縮径させなければならないが、この時、被動側回
転軸における動力伝達ベルトは、付勢されて接近状態に
ある被動側回転軸のディスクを離間させながら中心部に
割り込むようにして縮径側に移動しなければならない。
これらの動作に必要とされる力の出力源は、最終的に、
その全てが、駆動側回転軸におけるディスク間隔を制御
するレバー等の操作手段に依存している。
と移行する場合には、レバー等の操作手段によって駆動
側回転軸におけるディスク間隔を強制的に接近させ、両
側のディスク面からの楔効果によって動力伝達ベルトを
ディスクの径方向内側から径方向外側へ押し出してその
回転半径を拡径させる必要があるが、この時に必要とさ
れる操作力は相当のものである。また、駆動側回転軸に
おける動力伝達ベルトの回転半径を拡径させるために
は、同時に被動側回転軸における動力伝達ベルトの回転
半径を縮径させなければならないが、この時、被動側回
転軸における動力伝達ベルトは、付勢されて接近状態に
ある被動側回転軸のディスクを離間させながら中心部に
割り込むようにして縮径側に移動しなければならない。
これらの動作に必要とされる力の出力源は、最終的に、
その全てが、駆動側回転軸におけるディスク間隔を制御
するレバー等の操作手段に依存している。
【0006】例えば、4kW程度の力を伝達するために
利用される変速装置の場合においては、駆動側回転軸に
おけるディスク間隔を接近させて減速操作を行うために
要求される力は100kg以上にもなり、これを手動で
行うことは容易でなく、油圧装置等を用いた補助手段を
装着するとか、操作手段となるレバーのレバー比を大き
く設定するとかいった必要に迫られる。
利用される変速装置の場合においては、駆動側回転軸に
おけるディスク間隔を接近させて減速操作を行うために
要求される力は100kg以上にもなり、これを手動で
行うことは容易でなく、油圧装置等を用いた補助手段を
装着するとか、操作手段となるレバーのレバー比を大き
く設定するとかいった必要に迫られる。
【0007】この結果、全体としての製造コストが上っ
たり(油圧装置の併設)、変速時の操作性に支障が生じ
たり(レバーの引き代が大き過ぎる)といった問題があ
り、装置自体として見るとシンプル,高効率,安価であ
るにも関わらず、この種の変速装置の使用は大幅に制限
されていた。
たり(油圧装置の併設)、変速時の操作性に支障が生じ
たり(レバーの引き代が大き過ぎる)といった問題があ
り、装置自体として見るとシンプル,高効率,安価であ
るにも関わらず、この種の変速装置の使用は大幅に制限
されていた。
【0008】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
欠点を解消し、変速操作に必要とされる外部からの操作
力を大幅に軽減し、構造がコンパクトで汎用性に富んだ
変速装置を安価な価格にて提供することにある。
欠点を解消し、変速操作に必要とされる外部からの操作
力を大幅に軽減し、構造がコンパクトで汎用性に富んだ
変速装置を安価な価格にて提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の変速装置は、径
方向外側に向けて徐々に離間するテーパ面を各々の対向
面に有した一対のディスクを接離可能に軸架してなる動
力伝達手段を駆動側回転軸と被動側回転軸の各々に配備
すると共に、被動側回転軸の動力伝達手段にはディスク
間隔を接近させる付勢手段を設け、駆動側回転軸の動力
伝達手段におけるディスク間と被動側回転軸の動力伝達
手段におけるディスク間とに動力伝達ベルトを巻回し、
駆動側回転軸の動力伝達手段におけるディスクの間隔を
制御することによって駆動側回転軸および被動側回転軸
の各動力伝達手段における動力伝達ベルトの回転半径を
変化させて駆動側回転軸と被動側回転軸との間の減速比
を調整するようにした変速装置において、駆動側回転軸
の動力伝達手段を構成する一方のディスクを駆動側回転
軸に一体的に固着する一方、駆動側回転軸の動力伝達手
段を構成する他方のディスクを所定限度で回転可能に装
着し、該駆動側回転軸の動力伝達手段の各ディスク間
に、負荷トルクを検知して推力を与えかつ各ディスク間
の差動を検知して該ディスク間の間隔を接近させるトル
クセンシティブカムおよびカムフォロワーを配備したこ
とを特徴とする構成により前記目的を達成した。
方向外側に向けて徐々に離間するテーパ面を各々の対向
面に有した一対のディスクを接離可能に軸架してなる動
力伝達手段を駆動側回転軸と被動側回転軸の各々に配備
すると共に、被動側回転軸の動力伝達手段にはディスク
間隔を接近させる付勢手段を設け、駆動側回転軸の動力
伝達手段におけるディスク間と被動側回転軸の動力伝達
手段におけるディスク間とに動力伝達ベルトを巻回し、
駆動側回転軸の動力伝達手段におけるディスクの間隔を
制御することによって駆動側回転軸および被動側回転軸
の各動力伝達手段における動力伝達ベルトの回転半径を
変化させて駆動側回転軸と被動側回転軸との間の減速比
を調整するようにした変速装置において、駆動側回転軸
の動力伝達手段を構成する一方のディスクを駆動側回転
軸に一体的に固着する一方、駆動側回転軸の動力伝達手
段を構成する他方のディスクを所定限度で回転可能に装
着し、該駆動側回転軸の動力伝達手段の各ディスク間
に、負荷トルクを検知して推力を与えかつ各ディスク間
の差動を検知して該ディスク間の間隔を接近させるトル
クセンシティブカムおよびカムフォロワーを配備したこ
とを特徴とする構成により前記目的を達成した。
【0010】
【作用】動力伝達ベルトを介して駆動側回転軸のディス
クに負荷が作用すると、駆動側回転軸に一体的に固着さ
れた一方のディスクと回転可能に装着された他方のディ
スクとにより負荷トルクの変動が検出され、トルクセン
シティブカムおよびカムフォロワーが作動して駆動側回
転軸のディスクを接近させる。変速機内部で生じる負荷
によって駆動側回転軸のディスクを接近させることによ
り動力の伝達および高速側への変速に必要とされる駆動
側回転軸のディスクの挾圧力が確保されるので、動力の
伝達および変速に必要とされる外部からの操作力が軽減
される。また、ディスクを接近させる力はカムの斜面を
利用したものであるから、負荷に応じた軸方向分力によ
り動力の伝達および変速に必要とされる外部からの操作
力が軽減される。
クに負荷が作用すると、駆動側回転軸に一体的に固着さ
れた一方のディスクと回転可能に装着された他方のディ
スクとにより負荷トルクの変動が検出され、トルクセン
シティブカムおよびカムフォロワーが作動して駆動側回
転軸のディスクを接近させる。変速機内部で生じる負荷
によって駆動側回転軸のディスクを接近させることによ
り動力の伝達および高速側への変速に必要とされる駆動
側回転軸のディスクの挾圧力が確保されるので、動力の
伝達および変速に必要とされる外部からの操作力が軽減
される。また、ディスクを接近させる力はカムの斜面を
利用したものであるから、負荷に応じた軸方向分力によ
り動力の伝達および変速に必要とされる外部からの操作
力が軽減される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した一実施例の変速装置1を
示す断面図である。
する。図1は本発明を適用した一実施例の変速装置1を
示す断面図である。
【0012】変速装置1は、駆動側回転軸の動力伝達手
段Aと被動側回転軸の動力伝達手段Bおよび動力伝達手
段A−B間に巻回された動力伝達ベルトCにより構成さ
れ、動力伝達手段Aは、駆動側回転軸を構成するモータ
軸2(内燃機関等の回転出力軸であっても良い)に対し
回転および軸方向移動不能に固着された第1のディスク
3(固定シーブ)とモータ軸2に対し所定限度の回転お
よび軸方向移動を許容された第2のディスク4(可動シ
ーブ)とを備え、第1のディスク3および第2のディス
ク4の対抗面には、各々径方向外側に向けて徐々に離間
する円錐台形のテーパ面が相互に形成されている。
段Aと被動側回転軸の動力伝達手段Bおよび動力伝達手
段A−B間に巻回された動力伝達ベルトCにより構成さ
れ、動力伝達手段Aは、駆動側回転軸を構成するモータ
軸2(内燃機関等の回転出力軸であっても良い)に対し
回転および軸方向移動不能に固着された第1のディスク
3(固定シーブ)とモータ軸2に対し所定限度の回転お
よび軸方向移動を許容された第2のディスク4(可動シ
ーブ)とを備え、第1のディスク3および第2のディス
ク4の対抗面には、各々径方向外側に向けて徐々に離間
する円錐台形のテーパ面が相互に形成されている。
【0013】より厳密にいえば、駆動側回転軸の動力伝
達手段Aにおける第1のディスク3は、キー5およびボ
ルト6でモータ軸2に対し回転および軸方向移動不能に
固着された段付きシャフト7の基部側小径部7aにキー
8を介して回転および軸方向移動不能に固着され、ま
た、第2のディスク4は、段付きシャフト7の中間大径
部7bの一端に形成されたセレーション7cにスプライ
ン嵌合を介して段付きシャフト7に対し回転不能に嵌合
され、かつ、段付きシャフト7の先端側小径部7dと中
間大径部7b(セレーション7cの形成部位を含む)と
の境界に形成された周溝に嵌合されたCリング等の抜け
止め手段9およびカラー68により段付きシャフト7に
対し軸方向移動不能に固着された駆動側トルクセンシテ
ィブカム10により、段付きシャフト7に対する回転の
自由度を所定限度に規制された状態で、段付きシャフト
7に対し限定された範囲で回転および軸方向移動可能に
装着されている。なお、段付きシャフト7に対する第2
のディスク4の回転および軸方向移動の動作の許容範囲
については後に述べる。段付きシャフト7に対する第2
のディスク4の回転および軸方向移動の動作の円滑さ
は、第2のディスク4と段付きシャフト7の中間大径部
7b(セレーション7cの形成部位を含まず)との間に
介装されて第2のディスク4の内周面側に固着されたブ
ッシュ11、ならびに、第2のディスク4の裏面にボル
ト12を介して固着された円筒フランジ型の中空ハウジ
ング13のボトム部13aに穿設された周壁付きの嵌合
孔14とシャフト7の先端側小径部7dとの間に介装さ
れて周壁付きの嵌合孔14の内周面側に固着されたブッ
シュ15により確保される。
達手段Aにおける第1のディスク3は、キー5およびボ
ルト6でモータ軸2に対し回転および軸方向移動不能に
固着された段付きシャフト7の基部側小径部7aにキー
8を介して回転および軸方向移動不能に固着され、ま
た、第2のディスク4は、段付きシャフト7の中間大径
部7bの一端に形成されたセレーション7cにスプライ
ン嵌合を介して段付きシャフト7に対し回転不能に嵌合
され、かつ、段付きシャフト7の先端側小径部7dと中
間大径部7b(セレーション7cの形成部位を含む)と
の境界に形成された周溝に嵌合されたCリング等の抜け
止め手段9およびカラー68により段付きシャフト7に
対し軸方向移動不能に固着された駆動側トルクセンシテ
ィブカム10により、段付きシャフト7に対する回転の
自由度を所定限度に規制された状態で、段付きシャフト
7に対し限定された範囲で回転および軸方向移動可能に
装着されている。なお、段付きシャフト7に対する第2
のディスク4の回転および軸方向移動の動作の許容範囲
については後に述べる。段付きシャフト7に対する第2
のディスク4の回転および軸方向移動の動作の円滑さ
は、第2のディスク4と段付きシャフト7の中間大径部
7b(セレーション7cの形成部位を含まず)との間に
介装されて第2のディスク4の内周面側に固着されたブ
ッシュ11、ならびに、第2のディスク4の裏面にボル
ト12を介して固着された円筒フランジ型の中空ハウジ
ング13のボトム部13aに穿設された周壁付きの嵌合
孔14とシャフト7の先端側小径部7dとの間に介装さ
れて周壁付きの嵌合孔14の内周面側に固着されたブッ
シュ15により確保される。
【0014】駆動側トルクセンシティブカム10と中空
ハウジング13のボトム部13aとの間には、段付きシ
ャフト7を取り巻くようにして圧縮コイルバネ16が介
装され、圧縮コイルバネ16は、中空ハウジング13の
ボトム部13aを駆動側トルクセンシティブカム10か
ら離間させる方向、即ち、第2のディスク4を第1のデ
ィスク3から離間させる方向に、常時、第2のディスク
4を付勢している。駆動側トルクセンシティブカム10
の裏面に形成された周溝17は、圧縮コイルバネ16の
位置ずれ防止手段、および、圧縮コイルバネ16の圧縮
時におけるバネ収容スペースとして機能する。
ハウジング13のボトム部13aとの間には、段付きシ
ャフト7を取り巻くようにして圧縮コイルバネ16が介
装され、圧縮コイルバネ16は、中空ハウジング13の
ボトム部13aを駆動側トルクセンシティブカム10か
ら離間させる方向、即ち、第2のディスク4を第1のデ
ィスク3から離間させる方向に、常時、第2のディスク
4を付勢している。駆動側トルクセンシティブカム10
の裏面に形成された周溝17は、圧縮コイルバネ16の
位置ずれ防止手段、および、圧縮コイルバネ16の圧縮
時におけるバネ収容スペースとして機能する。
【0015】第2のディスク4の裏面に対向する駆動側
トルクセンシティブカム10の外周部側の端面10aに
は図2(a)に展開して示すようなカム面18が全周に
亘って形成され、また、第2のディスク4の裏面には、
カム面18の谷部に対向して突起19が形成され、該突
起19の両側にはトルクセンシティブカム10のカム面
18に摺接するカムフォロワー20が固着されている。
カム面18上に配備された各モジュールおよび第2のデ
ィスク4の裏面に配備された突起19の各々は、第2の
ディスク4の半径方向に沿って放射線状に、例えていう
なら、冠歯車状に配備されたものである。
トルクセンシティブカム10の外周部側の端面10aに
は図2(a)に展開して示すようなカム面18が全周に
亘って形成され、また、第2のディスク4の裏面には、
カム面18の谷部に対向して突起19が形成され、該突
起19の両側にはトルクセンシティブカム10のカム面
18に摺接するカムフォロワー20が固着されている。
カム面18上に配備された各モジュールおよび第2のデ
ィスク4の裏面に配備された突起19の各々は、第2の
ディスク4の半径方向に沿って放射線状に、例えていう
なら、冠歯車状に配備されたものである。
【0016】トルクセンシティブカム10およびカムフ
ォロワー20ならびに圧縮コイルバネ16等の構成要素
の全ては、段付きシャフト7の外周面、および、摺動円
滑化の手段とダストシールを兼ねるブッシュ11,15
を備えた第2のディスク4,中空ハウジング13により
形成される閉鎖空間内に配備されるかたちとなり、ダス
トの侵入を原因としたトルクセンシティブカム10やカ
ムフォロワー20の摺接面のカジリの発生、および、水
の侵入によるサビの発生といった事故は未然に防止され
る。これらの構成は農業用運搬車や農業機械等の悪環境
下で使用される機械に十分適用され得るものであり、可
動シーブを構成する第2のディスク4は、該ディスク4
のブッシュ11およびこれと相当度に離間した中空ハウ
ジング13のブッシュ15により両端を支承されて段付
きシャフト7に保持されるので、動力伝達ベルトCに強
い負荷が作用している状態でも容易に軸方向移動するこ
とが可能である。
ォロワー20ならびに圧縮コイルバネ16等の構成要素
の全ては、段付きシャフト7の外周面、および、摺動円
滑化の手段とダストシールを兼ねるブッシュ11,15
を備えた第2のディスク4,中空ハウジング13により
形成される閉鎖空間内に配備されるかたちとなり、ダス
トの侵入を原因としたトルクセンシティブカム10やカ
ムフォロワー20の摺接面のカジリの発生、および、水
の侵入によるサビの発生といった事故は未然に防止され
る。これらの構成は農業用運搬車や農業機械等の悪環境
下で使用される機械に十分適用され得るものであり、可
動シーブを構成する第2のディスク4は、該ディスク4
のブッシュ11およびこれと相当度に離間した中空ハウ
ジング13のブッシュ15により両端を支承されて段付
きシャフト7に保持されるので、動力伝達ベルトCに強
い負荷が作用している状態でも容易に軸方向移動するこ
とが可能である。
【0017】図2(a)において実線で示す状態は第2
のディスク4側のカムフォロワー20がトルクセンシテ
ィブカム10のカム面18の谷部に対して最も深く嵌合
した状態、即ち、第2のディスク4が第1のディスク3
に対して最も離間した状態を示すものであり、この状態
は、他の外力が作用しない限り、圧縮コイルバネ16の
弾性力により保持される。また、第1のディスク3に対
する第2のディスク4の最大離間距離は、段付きシャフ
ト7の最先端部に形成された周溝に嵌合されたCリング
等の抜け止め手段21と中空ハウジング13のボトム部
13aとの係合関係により、図2(a)において実線で
示す位置、また、図1において段付きシャフト7のセン
ターラインよりも上側に示す断面図の位置に規制され
る。但し、第1のディスク3に対する第2のディスク4
の最大離間位置において、抜け止め手段21とボトム部
13aとの間に一定の間隙を残してカム面18とカムフ
ォロワー20とが図2(a)に示されるような状態で当
接したとしても何ら支承はなく、また、抜け止め手段2
1とボトム部13aとが密接した状態でカム面18とカ
ムフォロワー20との間に図2(a)に示されるような
噛み合い位置で僅かに間隙が生じるとしても実質的な支
障はない。
のディスク4側のカムフォロワー20がトルクセンシテ
ィブカム10のカム面18の谷部に対して最も深く嵌合
した状態、即ち、第2のディスク4が第1のディスク3
に対して最も離間した状態を示すものであり、この状態
は、他の外力が作用しない限り、圧縮コイルバネ16の
弾性力により保持される。また、第1のディスク3に対
する第2のディスク4の最大離間距離は、段付きシャフ
ト7の最先端部に形成された周溝に嵌合されたCリング
等の抜け止め手段21と中空ハウジング13のボトム部
13aとの係合関係により、図2(a)において実線で
示す位置、また、図1において段付きシャフト7のセン
ターラインよりも上側に示す断面図の位置に規制され
る。但し、第1のディスク3に対する第2のディスク4
の最大離間位置において、抜け止め手段21とボトム部
13aとの間に一定の間隙を残してカム面18とカムフ
ォロワー20とが図2(a)に示されるような状態で当
接したとしても何ら支承はなく、また、抜け止め手段2
1とボトム部13aとが密接した状態でカム面18とカ
ムフォロワー20との間に図2(a)に示されるような
噛み合い位置で僅かに間隙が生じるとしても実質的な支
障はない。
【0018】これに対し、図2(a)において二点鎖線
で示す突起19およびカムフォロワー20の状態は、該
突起19およびカムフォロワー20がトルクセンシティ
ブカム10のカム面18の谷部に対して最も浅く嵌合し
た状態、即ち、第2のディスク4が第1のディスク3に
対して最も接近した状態を示すものである。第1のディ
スク3に対する第2のディスク4の最接近距離は、抜け
止め手段9と中空ハウジング13のボトム部13aにお
ける嵌合孔14の周壁との係合関係により、図2(a)
において二点鎖線で示す位置、また、図1において段付
きシャフト7のセンターラインよりも下側に示す断面図
の位置に規制される。この状態は、後述するレバーDか
らの操作力により中空ハウジング13を介して第2のデ
ィスク4に与えられる押圧力と、動力伝達手段Aに作用
する負荷のために、実質的に第1のディスク3と一体に
構成されたトルクセンシティブカム10と第2のディス
ク4との間に生じる回転角度の差、つまり、カム面18
と突起19およびカムフォロワー20との間に生じる図
2(a)の二点鎖線で示すような噛み合い位置のずれに
伴ってカム面18の斜面がカムフォロワー20および突
起19を介して第2のディスク4に与えるスラスト方向
の押圧力によって維持される。トルクセンシティブカム
10と第2のディスク4との間に生じる回転のずれの向
きはモータ軸2の回転方向や動力伝達ベルトCを介して
動力伝達手段Aに作用する負荷の方向によって相違し、
回転のずれの向きにより、図2(a)において二点鎖線
で示すような状態でカムフォロワー20がカム面18に
当接する場合もあれば、また、図2(a)において二点
鎖線で示すようなカムフォロワー20の位置から該カム
フォロワー20が距離Rxだけ移動してカム面18の反
対側の斜面に当接する場合もある。
で示す突起19およびカムフォロワー20の状態は、該
突起19およびカムフォロワー20がトルクセンシティ
ブカム10のカム面18の谷部に対して最も浅く嵌合し
た状態、即ち、第2のディスク4が第1のディスク3に
対して最も接近した状態を示すものである。第1のディ
スク3に対する第2のディスク4の最接近距離は、抜け
止め手段9と中空ハウジング13のボトム部13aにお
ける嵌合孔14の周壁との係合関係により、図2(a)
において二点鎖線で示す位置、また、図1において段付
きシャフト7のセンターラインよりも下側に示す断面図
の位置に規制される。この状態は、後述するレバーDか
らの操作力により中空ハウジング13を介して第2のデ
ィスク4に与えられる押圧力と、動力伝達手段Aに作用
する負荷のために、実質的に第1のディスク3と一体に
構成されたトルクセンシティブカム10と第2のディス
ク4との間に生じる回転角度の差、つまり、カム面18
と突起19およびカムフォロワー20との間に生じる図
2(a)の二点鎖線で示すような噛み合い位置のずれに
伴ってカム面18の斜面がカムフォロワー20および突
起19を介して第2のディスク4に与えるスラスト方向
の押圧力によって維持される。トルクセンシティブカム
10と第2のディスク4との間に生じる回転のずれの向
きはモータ軸2の回転方向や動力伝達ベルトCを介して
動力伝達手段Aに作用する負荷の方向によって相違し、
回転のずれの向きにより、図2(a)において二点鎖線
で示すような状態でカムフォロワー20がカム面18に
当接する場合もあれば、また、図2(a)において二点
鎖線で示すようなカムフォロワー20の位置から該カム
フォロワー20が距離Rxだけ移動してカム面18の反
対側の斜面に当接する場合もある。
【0019】つまり、前述した段付きシャフト7に対す
る第2のディスク4の回転の許容範囲とは、図2(a)
の距離Rxに対応する第2のディスク4の回転量であ
り、また、第2のディスク4の軸方向移動動作の許容範
囲とは図2(a)の距離Axに対応する軸方向移動量で
ある。既に説明した通り、第1のディスク3に対する第
2のディスク4の最大離間距離と最接近距離は、抜け止
め手段21と中空ハウジング13のボトム部13aとの
係合関係、および、抜け止め手段9とボトム部13aに
おける嵌合孔14の周壁との係合関係によって決まり、
距離Axは最大離間距離と最接近距離との差に対応す
る。
る第2のディスク4の回転の許容範囲とは、図2(a)
の距離Rxに対応する第2のディスク4の回転量であ
り、また、第2のディスク4の軸方向移動動作の許容範
囲とは図2(a)の距離Axに対応する軸方向移動量で
ある。既に説明した通り、第1のディスク3に対する第
2のディスク4の最大離間距離と最接近距離は、抜け止
め手段21と中空ハウジング13のボトム部13aとの
係合関係、および、抜け止め手段9とボトム部13aに
おける嵌合孔14の周壁との係合関係によって決まり、
距離Axは最大離間距離と最接近距離との差に対応す
る。
【0020】中空ハウジング13のボトム部13aには
第2のディスク4と同心円上に周壁22が突設され、周
壁22の外周には、軸方向の力に耐え得るベアリング2
3を介して、レバーDに接続する舌片24を有する環状
の押圧部材25が環装されている。ベアリング23の内
輪は実質的に周壁22と一体、また、ベアリング23の
外輪は実質的に押圧部材25と一体である。
第2のディスク4と同心円上に周壁22が突設され、周
壁22の外周には、軸方向の力に耐え得るベアリング2
3を介して、レバーDに接続する舌片24を有する環状
の押圧部材25が環装されている。ベアリング23の内
輪は実質的に周壁22と一体、また、ベアリング23の
外輪は実質的に押圧部材25と一体である。
【0021】図3は変速操作手段を構成するレバーDと
動力伝達手段Aにおける押圧部材25との接続関係およ
びレバーDの構成の詳細を示す図で、レバーDおよびそ
の一部に関しては、左側面図(図中左側に描画されたレ
バーD)および正面図(図中右側に描画されたレバー
D)を同時に描画してある。
動力伝達手段Aにおける押圧部材25との接続関係およ
びレバーDの構成の詳細を示す図で、レバーDおよびそ
の一部に関しては、左側面図(図中左側に描画されたレ
バーD)および正面図(図中右側に描画されたレバー
D)を同時に描画してある。
【0022】図3に示すように、レバーDは概略におい
て、パイプ状の把持部26、把持部26を立設したL字
型の基部部材27、基部部材27を揺動自在に軸支した
枢支軸28、枢支軸28を固設した逆L字型のブラケッ
ト部材29、ならびに、把持部26および基部部材27
の揺動位置を任意位置に保持するための揺動位置保持機
構30により構成される。
て、パイプ状の把持部26、把持部26を立設したL字
型の基部部材27、基部部材27を揺動自在に軸支した
枢支軸28、枢支軸28を固設した逆L字型のブラケッ
ト部材29、ならびに、把持部26および基部部材27
の揺動位置を任意位置に保持するための揺動位置保持機
構30により構成される。
【0023】揺動位置保持機構30は、ラック状のモジ
ュールを表面に形成した保持部材31と梁状に形成され
たステー32とからなり、保持部材31は、ステー32
に直交するかたちで該ステー32の先端に固着されてい
る。縮径された枢支軸28の両端には各々に雄ネジ28
a,28bが形成され、一方の雄ネジ28aがステー3
2およびブラケット部材29の遊嵌穴を貫通してナット
33によりブラケット部材29とステー32を一体的に
締結している。また、枢支軸28の他方の縮径部には、
基部部材27を貫通して基部部材27の側に一体的に固
着されたブッシュ34が回転可能に軸支され、該縮径部
の先端に形成された雄ネジ28bに螺合するナット35
によりブッシュ34の抜け止めが構成される。基部部材
27の先端屈曲部には、パイプ状の把持部26の基部内
周面に刻設された雌ネジと螺合するボルト36により把
持部26が一体的に立設される。
ュールを表面に形成した保持部材31と梁状に形成され
たステー32とからなり、保持部材31は、ステー32
に直交するかたちで該ステー32の先端に固着されてい
る。縮径された枢支軸28の両端には各々に雄ネジ28
a,28bが形成され、一方の雄ネジ28aがステー3
2およびブラケット部材29の遊嵌穴を貫通してナット
33によりブラケット部材29とステー32を一体的に
締結している。また、枢支軸28の他方の縮径部には、
基部部材27を貫通して基部部材27の側に一体的に固
着されたブッシュ34が回転可能に軸支され、該縮径部
の先端に形成された雄ネジ28bに螺合するナット35
によりブッシュ34の抜け止めが構成される。基部部材
27の先端屈曲部には、パイプ状の把持部26の基部内
周面に刻設された雌ネジと螺合するボルト36により把
持部26が一体的に立設される。
【0024】先端に縮径部26aを形成した把持部26
の内側には、先端に突起37aを形成した杆体37が摺
動自在に嵌挿され、杆体37は、把持部26の基部に内
嵌された圧縮コイルバネ38により縮径部26aの側に
向けて常時付勢されている。パイプ状の把持部26に
は、揺動位置保持機構30における保持部材31の配設
位置に対応してボール孔39が穿設され、また、突起3
7aを押して杆体37を押し下げたときにボール孔39
の穿設位置に対応する杆体37上の位置には半円弧状の
断面を有する周溝40が形成されて、ボール孔39と周
溝40の一部で形成される空間に剛球41が遊嵌されて
いる。
の内側には、先端に突起37aを形成した杆体37が摺
動自在に嵌挿され、杆体37は、把持部26の基部に内
嵌された圧縮コイルバネ38により縮径部26aの側に
向けて常時付勢されている。パイプ状の把持部26に
は、揺動位置保持機構30における保持部材31の配設
位置に対応してボール孔39が穿設され、また、突起3
7aを押して杆体37を押し下げたときにボール孔39
の穿設位置に対応する杆体37上の位置には半円弧状の
断面を有する周溝40が形成されて、ボール孔39と周
溝40の一部で形成される空間に剛球41が遊嵌されて
いる。
【0025】従って、突起37aを押して杆体37を押
し下げた状態ではボール孔39と周溝40の位置とが一
致し、ボール孔39と周溝40の一部によって形成され
る空間に剛球41が退避することができ、把持部26は
枢支軸28に対して揺動自在な状態となる。なお、この
とき剛球41は周溝40に完全に埋没するのではなく、
その一部をボール孔39の空間に残しているので、剛球
41の位置はボール孔39により規制され、剛球41が
周溝40と把持部26の内周面に沿って勝手に周方向に
移動するといったことはない。また、突起37aを押さ
ず、圧縮コイルバネ38により杆体37が把持部26の
縮径部26aの側に向けて付勢された状態では、半円弧
状の断面を有する周溝40の円弧曲面によってもたらさ
れる楔効果により剛球41が把持部26の径方向外側に
押し出され、この剛球41が保持部材31のモジュール
間に突入するため、把持部26の揺動は不能となる。当
然、周溝40に代えて半球状の凹部を杆体37に形成す
ることによっても同様の効果を得られるが、この場合、
把持部26に対する杆体37の回転(捩じれ)を防止し
て半球状の凹部とボール孔39との対応関係を確保する
必要上、把持部26と杆体37とをスプライン嵌合させ
ることが望ましい。
し下げた状態ではボール孔39と周溝40の位置とが一
致し、ボール孔39と周溝40の一部によって形成され
る空間に剛球41が退避することができ、把持部26は
枢支軸28に対して揺動自在な状態となる。なお、この
とき剛球41は周溝40に完全に埋没するのではなく、
その一部をボール孔39の空間に残しているので、剛球
41の位置はボール孔39により規制され、剛球41が
周溝40と把持部26の内周面に沿って勝手に周方向に
移動するといったことはない。また、突起37aを押さ
ず、圧縮コイルバネ38により杆体37が把持部26の
縮径部26aの側に向けて付勢された状態では、半円弧
状の断面を有する周溝40の円弧曲面によってもたらさ
れる楔効果により剛球41が把持部26の径方向外側に
押し出され、この剛球41が保持部材31のモジュール
間に突入するため、把持部26の揺動は不能となる。当
然、周溝40に代えて半球状の凹部を杆体37に形成す
ることによっても同様の効果を得られるが、この場合、
把持部26に対する杆体37の回転(捩じれ)を防止し
て半球状の凹部とボール孔39との対応関係を確保する
必要上、把持部26と杆体37とをスプライン嵌合させ
ることが望ましい。
【0026】把持部26を立設した基部部材27の下端
部には枢着孔42が穿設され、該枢着孔42と動力伝達
手段Aにおける押圧部材25の舌片24とが操作ロッド
43により接続される。図3における把持部26を時計
方向CWに揺動させれば、動力伝達手段Aにおける第2
のディスク4が第1のディスク3から離間し、また、反
時計方向UCWに揺動させれば、第2のディスク4が第
1のディスク3に接近する。操作ロッド43としては高
剛性のロッド材に限らず中空ケーブルで経路を規制され
た比較的柔軟なワイヤ等を用いることもでき、レバーD
の配設位置およびその揺動方向に関しては格別の規制は
ない。ワイヤを用いる場合、中空ケーブルから露出する
ワイヤ部分は直線状に延ばし、その露出部分の長さは、
ワイヤ自体の剛性により押圧部材25に必要とされる押
圧力を維持できる範囲に規制する必要がある。レバーD
は、ブラケット部材29を介し、溶接等の手段により必
要とされる適宜位置に配備するものとし、例えば電気自
動車のフロアパネル等に取り付けられる。
部には枢着孔42が穿設され、該枢着孔42と動力伝達
手段Aにおける押圧部材25の舌片24とが操作ロッド
43により接続される。図3における把持部26を時計
方向CWに揺動させれば、動力伝達手段Aにおける第2
のディスク4が第1のディスク3から離間し、また、反
時計方向UCWに揺動させれば、第2のディスク4が第
1のディスク3に接近する。操作ロッド43としては高
剛性のロッド材に限らず中空ケーブルで経路を規制され
た比較的柔軟なワイヤ等を用いることもでき、レバーD
の配設位置およびその揺動方向に関しては格別の規制は
ない。ワイヤを用いる場合、中空ケーブルから露出する
ワイヤ部分は直線状に延ばし、その露出部分の長さは、
ワイヤ自体の剛性により押圧部材25に必要とされる押
圧力を維持できる範囲に規制する必要がある。レバーD
は、ブラケット部材29を介し、溶接等の手段により必
要とされる適宜位置に配備するものとし、例えば電気自
動車のフロアパネル等に取り付けられる。
【0027】図4はレバーDの別の構成例を概略にて示
す概念図である。なお、揺動位置保持機構30および把
持部26の主要部に関する構成は図3に示すものと同一
であるので図示を省略し、また、図3に示すものと同様
の機能を有する部材に関しては同一の符号を付して説明
を省略している。図4において、符号44は基部部材2
7の側部に一体的に固着された操作用カムで、全体とし
て長楕円もしくはトラック形状に形成され、その一側の
上下に形成された舌片45,46の裏面には、ノーマリ
ーオープンのプッシュ式の正転用リミットスイッチLS
1および逆転用リミットスイッチLS2に係合可能なテ
ーパ面45a,46aが形成されている。符号47は、
2本の摺動用ガイドレール48により摺動方向を規制さ
れた矩形状のフレームで、フレーム47における摺動方
向の一側には前述の操作ロッド43が取り付けられると
共に、その他側には引張コイルバネ49が取り付けら
れ、フレーム47が図4に示されるような原位置に自動
復帰できる程度の力でフレーム47を図中左方向に付勢
している。このような構成を如何にして実現するかは単
に設計上の問題であるが、例えば、所定の厚みを有する
操作用カム44を基部部材27に固着して、図3の基部
部材27と天地および左右に幅を増したブラケット部材
29との間に配備すると共に、フレーム47をガイドす
る2本の摺動用ガイドレール48をブラケット部材29
の側に固着して設け、2つのリミットスイッチLS1,
LS2をブラケット部材29上に配備することにより容
易に実現可能である。引張コイルバネ49の一端はブラ
ケット部材29上に係止すればよい。
す概念図である。なお、揺動位置保持機構30および把
持部26の主要部に関する構成は図3に示すものと同一
であるので図示を省略し、また、図3に示すものと同様
の機能を有する部材に関しては同一の符号を付して説明
を省略している。図4において、符号44は基部部材2
7の側部に一体的に固着された操作用カムで、全体とし
て長楕円もしくはトラック形状に形成され、その一側の
上下に形成された舌片45,46の裏面には、ノーマリ
ーオープンのプッシュ式の正転用リミットスイッチLS
1および逆転用リミットスイッチLS2に係合可能なテ
ーパ面45a,46aが形成されている。符号47は、
2本の摺動用ガイドレール48により摺動方向を規制さ
れた矩形状のフレームで、フレーム47における摺動方
向の一側には前述の操作ロッド43が取り付けられると
共に、その他側には引張コイルバネ49が取り付けら
れ、フレーム47が図4に示されるような原位置に自動
復帰できる程度の力でフレーム47を図中左方向に付勢
している。このような構成を如何にして実現するかは単
に設計上の問題であるが、例えば、所定の厚みを有する
操作用カム44を基部部材27に固着して、図3の基部
部材27と天地および左右に幅を増したブラケット部材
29との間に配備すると共に、フレーム47をガイドす
る2本の摺動用ガイドレール48をブラケット部材29
の側に固着して設け、2つのリミットスイッチLS1,
LS2をブラケット部材29上に配備することにより容
易に実現可能である。引張コイルバネ49の一端はブラ
ケット部材29上に係止すればよい。
【0028】図4に実線で示す把持部26のニュートラ
ル位置は、図3における把持部26の時計方向CW側の
揺動限度に対応し、つまり、図4に実線で示す把持部2
6の位置では、動力伝達手段Aにおける第2のディスク
4が第1のディスク3から最大限度にまで離間した状態
にある。図4に実線で示す位置から把持部26を反時計
方向UCW側に揺動させると操作用カム44が反時計方
向UCW側に回転し、操作用カム44の下端がフレーム
47を図中右側に押圧して操作ロッド43を押し、動力
伝達手段Aにおける第2のディスク4が最大離間位置か
ら第1のディスク3に向けて徐々に接近して行く。操作
用カム44が反時計方向UCW側にある程度回転すると
舌片45のテーパ面45aが正転用リミットスイッチL
S1を押圧するので、モータ軸2は正転方向に回転す
る。また、図4に実線で示す位置から把持部26を時計
方向CW側に揺動させると操作用カム44が時計方向C
W側に回転し、操作用カム44の上端がフレーム47を
図中右側に押圧して操作ロッド43を押し、動力伝達手
段Aにおける第2のディスク4が最大離間位置から第1
のディスク3に向けて徐々に接近して行く。操作用カム
44が時計方向CW側にある程度回転すると舌片46の
テーパ面46aが逆転用リミットスイッチLS2を押圧
するので、モータ軸2は逆転方向に回転する。
ル位置は、図3における把持部26の時計方向CW側の
揺動限度に対応し、つまり、図4に実線で示す把持部2
6の位置では、動力伝達手段Aにおける第2のディスク
4が第1のディスク3から最大限度にまで離間した状態
にある。図4に実線で示す位置から把持部26を反時計
方向UCW側に揺動させると操作用カム44が反時計方
向UCW側に回転し、操作用カム44の下端がフレーム
47を図中右側に押圧して操作ロッド43を押し、動力
伝達手段Aにおける第2のディスク4が最大離間位置か
ら第1のディスク3に向けて徐々に接近して行く。操作
用カム44が反時計方向UCW側にある程度回転すると
舌片45のテーパ面45aが正転用リミットスイッチL
S1を押圧するので、モータ軸2は正転方向に回転す
る。また、図4に実線で示す位置から把持部26を時計
方向CW側に揺動させると操作用カム44が時計方向C
W側に回転し、操作用カム44の上端がフレーム47を
図中右側に押圧して操作ロッド43を押し、動力伝達手
段Aにおける第2のディスク4が最大離間位置から第1
のディスク3に向けて徐々に接近して行く。操作用カム
44が時計方向CW側にある程度回転すると舌片46の
テーパ面46aが逆転用リミットスイッチLS2を押圧
するので、モータ軸2は逆転方向に回転する。
【0029】つまり、レバーDを図4に示されるような
構成とすることにより、把持部26の揺動方向によりモ
ータ軸2の回転方向を選択し、正転時においても逆転時
においても、ニュートラル状態から低速,中速,高速へ
の変速操作が自由に行えるようになる。
構成とすることにより、把持部26の揺動方向によりモ
ータ軸2の回転方向を選択し、正転時においても逆転時
においても、ニュートラル状態から低速,中速,高速へ
の変速操作が自由に行えるようになる。
【0030】図4では、把持部26の揺動操作のみによ
ってモータ軸2の回転方向の選択と変速操作を行う場合
の構成の一例について説明したが、レバーDを枢支軸2
8の軸方向に沿って全体的にシフトさせて正転用リミッ
トスイッチと逆転用リミットスイッチを踏み換えること
によりモータ軸2の回転方向の選択操作を行うようにす
ることもできる。例えば、図3に示すような構成におい
て、ブラケット部材29、即ち、レバーD全体をフロア
パネルに対して枢支軸28の軸方向に摺動可能な構成と
し、フロアパネル上においてステー32の表裏の各面に
対向して正転用リミットスイッチLS1と逆転用リミッ
トスイッチLS2を配備し、ブラケット部材29の摺動
位置によりいずれか一方のリミットスイッチが押圧され
るようにし、その中間にいずれのリミットスイッチも作
動しないモータ停止の中立位置を設定すれば良い。更
に、把持部26が図3における時計方向CW側の揺動限
度位置にある場合にのみブラケット部材29の摺動を許
容するような動作規制片をフロアパネル側に装着すれ
ば、動力伝達手段Aがニュートラル状態にある場合にの
みモータの回転方向の切替えを行えるようにすることが
できる。この動作規制片は、例えば、把持部26の移動
経路を規制するコの字型の貫通孔を備えたカバー部材に
より実現される。
ってモータ軸2の回転方向の選択と変速操作を行う場合
の構成の一例について説明したが、レバーDを枢支軸2
8の軸方向に沿って全体的にシフトさせて正転用リミッ
トスイッチと逆転用リミットスイッチを踏み換えること
によりモータ軸2の回転方向の選択操作を行うようにす
ることもできる。例えば、図3に示すような構成におい
て、ブラケット部材29、即ち、レバーD全体をフロア
パネルに対して枢支軸28の軸方向に摺動可能な構成と
し、フロアパネル上においてステー32の表裏の各面に
対向して正転用リミットスイッチLS1と逆転用リミッ
トスイッチLS2を配備し、ブラケット部材29の摺動
位置によりいずれか一方のリミットスイッチが押圧され
るようにし、その中間にいずれのリミットスイッチも作
動しないモータ停止の中立位置を設定すれば良い。更
に、把持部26が図3における時計方向CW側の揺動限
度位置にある場合にのみブラケット部材29の摺動を許
容するような動作規制片をフロアパネル側に装着すれ
ば、動力伝達手段Aがニュートラル状態にある場合にの
みモータの回転方向の切替えを行えるようにすることが
できる。この動作規制片は、例えば、把持部26の移動
経路を規制するコの字型の貫通孔を備えたカバー部材に
より実現される。
【0031】図3の正面図に対応させ、カバー部材の一
例を図5の平面図に示す。図5における符号26は、モ
ータ停止の中立位置において時計方向CW側の揺動限度
位置にまで揺動させられた把持部の先端を示しており、
この状態で動力伝達手段Aはニュートラル状態を維持
し、正転用リミットスイッチLS1と逆転用リミットス
イッチLS2は共にOFFである。把持部26は、この
状態でカバー部材の長孔−の区間に沿って移動可能
である。ここで、把持部26をの位置にまでシフトさ
せると、ブラケット部材29は枢支軸28の軸方向に沿
ってフロアパネル上を把持部26と一体になって摺動
し、把持部26がの位置にまで到達した時点でブラケ
ット部材29が正転用リミットスイッチLS1を押圧
し、モータ軸2の正転が開始される。把持部26をの
位置からの向き、即ち、反時計方向UCW側に揺動さ
せれば、第2のディスク4が第1のディスク3に徐々に
接近し、正転方向に関する任意の変速状態を得られる。
この状態からモータ軸2の逆転を選択するためには、把
持部26を一旦の位置に戻し、動力伝達手段Aをニュ
ートラル状態にする必要がある。そして、把持部26を
の位置からの位置にまでシフトさせると、まず、把
持部26がの位置を離れた時点で正転用リミットスイ
ッチLS1がOFFとなり、把持部26がの位置にま
で到達した時点でブラケット部材29が逆転用リミット
スイッチLS2を押圧し、モータ軸2の逆転が開始され
る。把持部26をの位置からの向き、即ち、反時計
方向UCW側に揺動させれば、第2のディスク4が第1
のディスク3に徐々に接近し、逆転方向に関する任意の
変速状態を得られる。この状態からモータ軸2の正転を
選択するためには、把持部26を一旦の位置に戻し、
前記と同様に動力伝達手段Aをニュートラル状態にする
必要がある。
例を図5の平面図に示す。図5における符号26は、モ
ータ停止の中立位置において時計方向CW側の揺動限度
位置にまで揺動させられた把持部の先端を示しており、
この状態で動力伝達手段Aはニュートラル状態を維持
し、正転用リミットスイッチLS1と逆転用リミットス
イッチLS2は共にOFFである。把持部26は、この
状態でカバー部材の長孔−の区間に沿って移動可能
である。ここで、把持部26をの位置にまでシフトさ
せると、ブラケット部材29は枢支軸28の軸方向に沿
ってフロアパネル上を把持部26と一体になって摺動
し、把持部26がの位置にまで到達した時点でブラケ
ット部材29が正転用リミットスイッチLS1を押圧
し、モータ軸2の正転が開始される。把持部26をの
位置からの向き、即ち、反時計方向UCW側に揺動さ
せれば、第2のディスク4が第1のディスク3に徐々に
接近し、正転方向に関する任意の変速状態を得られる。
この状態からモータ軸2の逆転を選択するためには、把
持部26を一旦の位置に戻し、動力伝達手段Aをニュ
ートラル状態にする必要がある。そして、把持部26を
の位置からの位置にまでシフトさせると、まず、把
持部26がの位置を離れた時点で正転用リミットスイ
ッチLS1がOFFとなり、把持部26がの位置にま
で到達した時点でブラケット部材29が逆転用リミット
スイッチLS2を押圧し、モータ軸2の逆転が開始され
る。把持部26をの位置からの向き、即ち、反時計
方向UCW側に揺動させれば、第2のディスク4が第1
のディスク3に徐々に接近し、逆転方向に関する任意の
変速状態を得られる。この状態からモータ軸2の正転を
選択するためには、把持部26を一旦の位置に戻し、
前記と同様に動力伝達手段Aをニュートラル状態にする
必要がある。
【0032】つまり、レバーD全体をシフトさせてリミ
ットスイッチの踏み換えを行わせて正逆の回転を選択す
るように構成することにより、操作ロッド43の操作量
のストロークを縮めることなく、図4に示す構成例とほ
ぼ同様な効果を得ることができる。
ットスイッチの踏み換えを行わせて正逆の回転を選択す
るように構成することにより、操作ロッド43の操作量
のストロークを縮めることなく、図4に示す構成例とほ
ぼ同様な効果を得ることができる。
【0033】これらの例に共通するのは、動力伝達手段
Aをニュートラル状態にしてモータを停止させ、モータ
軸2の正転もしくは逆転を任意に選択してモータの駆動
を開始した後、動力伝達手段Aを低速の変速状態から高
速の変速状態へと徐々に移行させて行くという技術思
想、および、高速の変速状態下におけるモータ軸2の反
転動作を禁止するという技術思想である。
Aをニュートラル状態にしてモータを停止させ、モータ
軸2の正転もしくは逆転を任意に選択してモータの駆動
を開始した後、動力伝達手段Aを低速の変速状態から高
速の変速状態へと徐々に移行させて行くという技術思
想、および、高速の変速状態下におけるモータ軸2の反
転動作を禁止するという技術思想である。
【0034】レバーDの操作と動力伝達手段A,動力伝
達ベルトC,動力伝達手段Bとの係動関係、および、ニ
ュートラル状態を含む減速比の選択操作等に関する詳し
い説明は後に譲るものとし、ここでは説明しない。
達ベルトC,動力伝達手段Bとの係動関係、および、ニ
ュートラル状態を含む減速比の選択操作等に関する詳し
い説明は後に譲るものとし、ここでは説明しない。
【0035】また、被動側回転軸の動力伝達手段Bは、
被動側回転軸52(電気自動車のドライブシャフト,ア
クスル等)に対し回転および軸方向移動不能に固着され
たディスク50(固定シーブ)、および、被動側回転軸
52に対し所定限度の回転および軸方向移動を許容され
たディスク51(可動シーブ)を備える。動力伝達手段
Bにおけるディスク50および51も、動力伝達手段A
におけるディスク3および4と同じく、その対抗面に
は、各々径方向外側に向けて徐々に離間する円錐台形の
テーパ面が相互に形成されている。
被動側回転軸52(電気自動車のドライブシャフト,ア
クスル等)に対し回転および軸方向移動不能に固着され
たディスク50(固定シーブ)、および、被動側回転軸
52に対し所定限度の回転および軸方向移動を許容され
たディスク51(可動シーブ)を備える。動力伝達手段
Bにおけるディスク50および51も、動力伝達手段A
におけるディスク3および4と同じく、その対抗面に
は、各々径方向外側に向けて徐々に離間する円錐台形の
テーパ面が相互に形成されている。
【0036】つまり、ディスク50は、キー53および
ボルト54で被動側回転軸52に対し回転および軸方向
移動不能に固着された段付きシャフト55の先端側小径
部55aにキー56を介して回転および軸方向移動不能
に固着され、また、ディスク51は、段付きシャフト5
5の中間大径部55bの一端に形成されたセレーション
55cにスプライン嵌合を介して段付きシャフト55に
対し回転不能に嵌合され、かつ、段付きシャフト55の
基部側小径部55dと中間大径部55b(セレーション
55cの形成部位を含む)との境界に形成された周溝に
嵌合されたCリング等の抜け止め手段57により段付き
シャフト55に対し軸方向移動不能に固着された被動側
トルクセンシティブカム58により、段付きシャフト5
5に対する回転の自由度を所定限度に規制された状態
で、段付きシャフト55に対し限定された範囲で回転お
よ軸方向移動可能に装着されている。駆動側回転軸の動
力伝達手段Aの場合と同様、段付きシャフト55に対す
るディスク51の回転および軸方向移動の動作の円滑さ
は、ディスク51と段付きシャフト55の中間大径部5
5b(セレーション55cの形成部位を含まず)との間
に介装されてディスク51の内周面側に固着されたブッ
シュ59、ならびに、ディスク51の裏面にボルト60
を介して固着された円筒フランジ型の中空ハウジング6
1のボトム部61aに穿設された周壁付きの嵌合孔62
とシャフト55の基部側小径部55dとの間に介装され
て周壁付きの嵌合孔62の内周面側に固着されたブッシ
ュ63により確保される。
ボルト54で被動側回転軸52に対し回転および軸方向
移動不能に固着された段付きシャフト55の先端側小径
部55aにキー56を介して回転および軸方向移動不能
に固着され、また、ディスク51は、段付きシャフト5
5の中間大径部55bの一端に形成されたセレーション
55cにスプライン嵌合を介して段付きシャフト55に
対し回転不能に嵌合され、かつ、段付きシャフト55の
基部側小径部55dと中間大径部55b(セレーション
55cの形成部位を含む)との境界に形成された周溝に
嵌合されたCリング等の抜け止め手段57により段付き
シャフト55に対し軸方向移動不能に固着された被動側
トルクセンシティブカム58により、段付きシャフト5
5に対する回転の自由度を所定限度に規制された状態
で、段付きシャフト55に対し限定された範囲で回転お
よ軸方向移動可能に装着されている。駆動側回転軸の動
力伝達手段Aの場合と同様、段付きシャフト55に対す
るディスク51の回転および軸方向移動の動作の円滑さ
は、ディスク51と段付きシャフト55の中間大径部5
5b(セレーション55cの形成部位を含まず)との間
に介装されてディスク51の内周面側に固着されたブッ
シュ59、ならびに、ディスク51の裏面にボルト60
を介して固着された円筒フランジ型の中空ハウジング6
1のボトム部61aに穿設された周壁付きの嵌合孔62
とシャフト55の基部側小径部55dとの間に介装され
て周壁付きの嵌合孔62の内周面側に固着されたブッシ
ュ63により確保される。
【0037】被動側トルクセンシティブカム58とディ
スク51との間には、段付きシャフト55を取り巻くよ
うにして圧縮コイルバネ64が介装され、圧縮コイルバ
ネ64は、ディスク51をディスク50に接近させる方
向に常時ディスク51を付勢しており、その付勢方向は
前述した駆動側回転軸の動力伝達手段Aの場合と比べる
と逆に当たる。
スク51との間には、段付きシャフト55を取り巻くよ
うにして圧縮コイルバネ64が介装され、圧縮コイルバ
ネ64は、ディスク51をディスク50に接近させる方
向に常時ディスク51を付勢しており、その付勢方向は
前述した駆動側回転軸の動力伝達手段Aの場合と比べる
と逆に当たる。
【0038】ディスク51の裏面に対向する被動側トル
クセンシティブカム58の外周部側の端面58aには図
2(b)に展開して示すようなカム面65が全周に亘っ
て形成され、また、ディスク51の裏面には、カム面6
5の谷部に対向して突起66が形成され、該突起66の
両側にはトルクセンシティブカム58のカム面65に摺
接するカムフォロワー67が固着されている。
クセンシティブカム58の外周部側の端面58aには図
2(b)に展開して示すようなカム面65が全周に亘っ
て形成され、また、ディスク51の裏面には、カム面6
5の谷部に対向して突起66が形成され、該突起66の
両側にはトルクセンシティブカム58のカム面65に摺
接するカムフォロワー67が固着されている。
【0039】図2(b)において実線で示す状態はディ
スク51側のカムフォロワー67がトルクセンシティブ
カム58のカム面65の谷部に対して最も浅く嵌合した
状態、即ち、ディスク51がディスク50に対して最も
接近した状態を示すものであり、この状態は、図1にお
いて段付きシャフト55のセンターラインよりも下側に
示す断面図の位置に対応する。この状態は、他の外力が
作用しない限り、圧縮コイルバネ64の弾性力により保
持される。これに対し、図2(b)において二点鎖線で
示す突起66およびカムフォロワー67の状態は、該突
起66およびカムフォロワー67がトルクセンシティブ
カム58のカム面65の谷部に対して最も深く嵌合した
状態、即ち、ディスク51がディスク50に対して最も
離間した状態を示すものであり、図1において段付きシ
ャフト55のセンターラインよりも上側に示す断面図の
位置に対応する。
スク51側のカムフォロワー67がトルクセンシティブ
カム58のカム面65の谷部に対して最も浅く嵌合した
状態、即ち、ディスク51がディスク50に対して最も
接近した状態を示すものであり、この状態は、図1にお
いて段付きシャフト55のセンターラインよりも下側に
示す断面図の位置に対応する。この状態は、他の外力が
作用しない限り、圧縮コイルバネ64の弾性力により保
持される。これに対し、図2(b)において二点鎖線で
示す突起66およびカムフォロワー67の状態は、該突
起66およびカムフォロワー67がトルクセンシティブ
カム58のカム面65の谷部に対して最も深く嵌合した
状態、即ち、ディスク51がディスク50に対して最も
離間した状態を示すものであり、図1において段付きシ
ャフト55のセンターラインよりも上側に示す断面図の
位置に対応する。
【0040】動力伝達手段Bにおいては、ディスク50
−ディスク51間の距離を外部からの要請で軸方向に移
動するための格別の操作手段は設けられておらず、ディ
スク51の軸方向位置は、あくまで、動力伝達手段Aの
動作状態に応じて変化する動力伝達手段B側の動力伝達
ベルトCの回転半径によって決まる。つまり、動力伝達
手段Aにおける第1のディスク3と第2のディスク4と
の離間距離が大きく動力伝達手段Aにおける動力伝達ベ
ルトCの回転半径が小さければ、圧縮コイルバネ64の
弾性力、および、動力伝達手段Bに作用する負荷のため
にトルクセンシティブカム58のカム面65とディスク
51の突起66およびカムフォロワー67との噛み合い
位置のずれにより、カム面65の斜面がカムフォロワー
67および突起66を介してディスク51に与える軸方
向の押圧力で動力伝達手段Bのディスク51がディスク
50に接近し、動力伝達ベルトCが径方向外側に押し出
されて、動力伝達手段Bにおける動力伝達ベルトCの回
転半径が増大し、また、動力伝達手段Aにおける第1の
ディスク3と第2のディスク4との離間距離が小さく動
力伝達手段Aにおける動力伝達ベルトCの回転半径が大
きくなれば、圧縮コイルバネ64の弾性力に抗して動力
伝達ベルトCが楔効果によりディスク51をディスク5
0から離間させて径方向内側に侵入し、動力伝達手段B
における動力伝達ベルトCの回転半径が減少する。
−ディスク51間の距離を外部からの要請で軸方向に移
動するための格別の操作手段は設けられておらず、ディ
スク51の軸方向位置は、あくまで、動力伝達手段Aの
動作状態に応じて変化する動力伝達手段B側の動力伝達
ベルトCの回転半径によって決まる。つまり、動力伝達
手段Aにおける第1のディスク3と第2のディスク4と
の離間距離が大きく動力伝達手段Aにおける動力伝達ベ
ルトCの回転半径が小さければ、圧縮コイルバネ64の
弾性力、および、動力伝達手段Bに作用する負荷のため
にトルクセンシティブカム58のカム面65とディスク
51の突起66およびカムフォロワー67との噛み合い
位置のずれにより、カム面65の斜面がカムフォロワー
67および突起66を介してディスク51に与える軸方
向の押圧力で動力伝達手段Bのディスク51がディスク
50に接近し、動力伝達ベルトCが径方向外側に押し出
されて、動力伝達手段Bにおける動力伝達ベルトCの回
転半径が増大し、また、動力伝達手段Aにおける第1の
ディスク3と第2のディスク4との離間距離が小さく動
力伝達手段Aにおける動力伝達ベルトCの回転半径が大
きくなれば、圧縮コイルバネ64の弾性力に抗して動力
伝達ベルトCが楔効果によりディスク51をディスク5
0から離間させて径方向内側に侵入し、動力伝達手段B
における動力伝達ベルトCの回転半径が減少する。
【0041】動力伝達手段Aの場合と同様、トルクセン
シティブカム58とディスク51との間に生じる回転位
置のずれの向きは、動力伝達ベルトCを介して動力伝達
手段Bに作用する相対的な負荷の方向によって相違し、
回転位置のずれの向きにより、図2(b)において実線
で示すような状態でカムフォロワー67がカム面65に
当接する場合もあれば、また、これとは逆に、カムフォ
ロワー67がカム面65の反対側の斜面に当接する場合
もある。
シティブカム58とディスク51との間に生じる回転位
置のずれの向きは、動力伝達ベルトCを介して動力伝達
手段Bに作用する相対的な負荷の方向によって相違し、
回転位置のずれの向きにより、図2(b)において実線
で示すような状態でカムフォロワー67がカム面65に
当接する場合もあれば、また、これとは逆に、カムフォ
ロワー67がカム面65の反対側の斜面に当接する場合
もある。
【0042】動力伝達手段Bにおいて、圧縮コイルバネ
64による軸方向推力をPs2、カム面65による軸方向
推力をPc2とすれば、全推力の総和Σp2(シーブ推力)
は、Σp2=Ps2+Pc2となり、動力検出手段Bの如何な
る減速比位置においても最大トルクを伝達するに十分な
力となるようにカム面65の斜面の角度θ2を決める。
64による軸方向推力をPs2、カム面65による軸方向
推力をPc2とすれば、全推力の総和Σp2(シーブ推力)
は、Σp2=Ps2+Pc2となり、動力検出手段Bの如何な
る減速比位置においても最大トルクを伝達するに十分な
力となるようにカム面65の斜面の角度θ2を決める。
【0043】一方、動力伝達手段Aにおいては、負荷ト
ルクによる動力伝達手段Bからの張力が動力伝達ベルト
Cと第2のディスク4との間の摩擦トルクとして駆動側
トルクセンシティブカム10のカム面18とカムフォロ
ワー20に作用し、カム面18の斜面の角度θ1に応じ
た軸方向推力Pc1が生じる。ここで、圧縮コイルバネ1
6による逆方向推力をPs1とすれば総合推力は−Ps1+
Pc1となる。必要とされる総合推力に対する推力の不足
分をΔP1 、変速操作のために必要とされる力をΔP1m
とすれば、動力伝達に必要とされる全推力の総和Σ
p1(シーブ推力)は、Σp1=−Ps1+Pc1+(ΔP1 +
ΔP1m)で与えられる。ここで、(−Ps1+Pc1)が動
力伝達に必要とされるΣp1の値であれば(ΔP1 +ΔP
1m)=0、即ち、外部から加えるべき力は不要となる。
ΔP1 はある一定の減速比値において必要となる値であ
り、カム面18の斜面の角度θ1を小さくすればΔP1
の値は小さくなる。ΔP1mは変速操作のために必要とさ
れる付加的な操作力である。
ルクによる動力伝達手段Bからの張力が動力伝達ベルト
Cと第2のディスク4との間の摩擦トルクとして駆動側
トルクセンシティブカム10のカム面18とカムフォロ
ワー20に作用し、カム面18の斜面の角度θ1に応じ
た軸方向推力Pc1が生じる。ここで、圧縮コイルバネ1
6による逆方向推力をPs1とすれば総合推力は−Ps1+
Pc1となる。必要とされる総合推力に対する推力の不足
分をΔP1 、変速操作のために必要とされる力をΔP1m
とすれば、動力伝達に必要とされる全推力の総和Σ
p1(シーブ推力)は、Σp1=−Ps1+Pc1+(ΔP1 +
ΔP1m)で与えられる。ここで、(−Ps1+Pc1)が動
力伝達に必要とされるΣp1の値であれば(ΔP1 +ΔP
1m)=0、即ち、外部から加えるべき力は不要となる。
ΔP1 はある一定の減速比値において必要となる値であ
り、カム面18の斜面の角度θ1を小さくすればΔP1
の値は小さくなる。ΔP1mは変速操作のために必要とさ
れる付加的な操作力である。
【0044】なお、動力伝達手段Bにおけるトルクセン
シティブカム58とカムフォロワー67、および、動力
伝達手段Aにおけるトルクセンシティブカム10とカム
フォロワー20とを寸法を含めて同一の形状とすれば、
相互に互換性が生じ、量産時のコストダウンにも効果が
ある。当然、必要に応じて別の形状や寸法としてもよ
い。トルクセンシティブカム58およびトルクセンシテ
ィブカム10に関しては鋳造(ダイカスト製造)が可能
である。また、動力伝達手段Aの場合と同様、トルクセ
ンシティブカム58およびカムフォロワー67ならびに
圧縮コイルバネ64が段付きシャフト55の外周面とデ
ィスク51および中空ハウジング61により形成される
閉鎖空間内に配備されているため、ダストの侵入や水の
侵入による内部機構のカジリやサビの発生といった事故
は未然に防止され、悪環境下に良く耐える。また、トル
クセンシティブカム10のカム面18とカムフォロワー
20、および、トルクセンシティブカム58のカム面6
5とカムフォロワー67との関係を、図2(a)および
図2(b)に示すようにディスク4と3、および、ディ
スク51と50の各々の最接近位置で完全に当接する構
成とする。
シティブカム58とカムフォロワー67、および、動力
伝達手段Aにおけるトルクセンシティブカム10とカム
フォロワー20とを寸法を含めて同一の形状とすれば、
相互に互換性が生じ、量産時のコストダウンにも効果が
ある。当然、必要に応じて別の形状や寸法としてもよ
い。トルクセンシティブカム58およびトルクセンシテ
ィブカム10に関しては鋳造(ダイカスト製造)が可能
である。また、動力伝達手段Aの場合と同様、トルクセ
ンシティブカム58およびカムフォロワー67ならびに
圧縮コイルバネ64が段付きシャフト55の外周面とデ
ィスク51および中空ハウジング61により形成される
閉鎖空間内に配備されているため、ダストの侵入や水の
侵入による内部機構のカジリやサビの発生といった事故
は未然に防止され、悪環境下に良く耐える。また、トル
クセンシティブカム10のカム面18とカムフォロワー
20、および、トルクセンシティブカム58のカム面6
5とカムフォロワー67との関係を、図2(a)および
図2(b)に示すようにディスク4と3、および、ディ
スク51と50の各々の最接近位置で完全に当接する構
成とする。
【0045】以下、前述の構成に基き、本実施例におけ
る変速装置1の操作と全体的な動作について説明する。
る変速装置1の操作と全体的な動作について説明する。
【0046】まず、レバーDの把持部26を図3におけ
る時計方向CW側の揺動限度まで揺動させた状態では、
動力伝達手段Aにおける第2のディスク4が第1のディ
スク3から最大離間距離まで離間する。この状態で、動
力伝達ベルトCは図1で示すC′の位置に位置し、ディ
スク3,4からの挾圧を受けず、また、段付きシャフト
7からも一定のクリアランスをもって離間している。こ
のとき、動力伝達手段Bにおいては、圧縮コイルバネ6
4の弾性力により付勢されたディスク51がディスク5
0に対して最も接近した位置にあり、動力伝達ベルトC
は、圧縮コイルバネ64の弾性力によりディスク50−
51間で生じる楔効果によりディスク50,51の最外
周部にまで押し出されている。つまり、動力伝達手段A
における動力伝達ベルトCの回転半径が最小となり、動
力伝達手段Bにおける動力伝達ベルトCの回転半径が最
大となった状態である。
る時計方向CW側の揺動限度まで揺動させた状態では、
動力伝達手段Aにおける第2のディスク4が第1のディ
スク3から最大離間距離まで離間する。この状態で、動
力伝達ベルトCは図1で示すC′の位置に位置し、ディ
スク3,4からの挾圧を受けず、また、段付きシャフト
7からも一定のクリアランスをもって離間している。こ
のとき、動力伝達手段Bにおいては、圧縮コイルバネ6
4の弾性力により付勢されたディスク51がディスク5
0に対して最も接近した位置にあり、動力伝達ベルトC
は、圧縮コイルバネ64の弾性力によりディスク50−
51間で生じる楔効果によりディスク50,51の最外
周部にまで押し出されている。つまり、動力伝達手段A
における動力伝達ベルトCの回転半径が最小となり、動
力伝達手段Bにおける動力伝達ベルトCの回転半径が最
大となった状態である。
【0047】この状態ではディスク3,4の回転は動力
伝達ベルトCに伝達されず、モータ軸2を正逆に回転さ
せたとしてもディスク3,4が空転するだけである。こ
れが動力伝達手段Aのニュートラル状態であり、モータ
の空転テスト、および、本変速装置1を電気自動車等に
適用した場合の被牽引作業モード等として用いることが
できる。
伝達ベルトCに伝達されず、モータ軸2を正逆に回転さ
せたとしてもディスク3,4が空転するだけである。こ
れが動力伝達手段Aのニュートラル状態であり、モータ
の空転テスト、および、本変速装置1を電気自動車等に
適用した場合の被牽引作業モード等として用いることが
できる。
【0048】また、前述した通り、モータ軸2の回転方
向を切替える場合には、図4および図5のいずれの構成
例を適用した場合であっても、一旦このニュートラル状
態を経てから回転方向の正逆の切替えが行われる。図4
に示される構成例ではレバーDの把持部26が図4で実
線で示す直立位置にあるときにニュートラル状態となる
が、動力伝達手段Aの動作は操作ロッド43の繰出し状
態に依存するものであって、レバーDの構成自体とは直
接の関わりがないので、以下、最も構成が単純な図3の
構成例に基いて説明を行う。
向を切替える場合には、図4および図5のいずれの構成
例を適用した場合であっても、一旦このニュートラル状
態を経てから回転方向の正逆の切替えが行われる。図4
に示される構成例ではレバーDの把持部26が図4で実
線で示す直立位置にあるときにニュートラル状態となる
が、動力伝達手段Aの動作は操作ロッド43の繰出し状
態に依存するものであって、レバーDの構成自体とは直
接の関わりがないので、以下、最も構成が単純な図3の
構成例に基いて説明を行う。
【0049】そこで、モータ軸2の回転方向を決めてモ
ータを駆動させた後、操作部26に配備された突起27
aを押圧して該操作部26を揺動可能とし、操作部26
を図3における反時計方向UCW側に徐々に倒して行く
と、動力伝達手段Aにおける第2のディスク4が圧縮コ
イルバネ16の付勢力に抗して第1のディスク3に徐々
に接近し、やがて、回転半径が最小の状態に位置する動
力伝達ベルトCがディスク3,4により挾圧される。
ータを駆動させた後、操作部26に配備された突起27
aを押圧して該操作部26を揺動可能とし、操作部26
を図3における反時計方向UCW側に徐々に倒して行く
と、動力伝達手段Aにおける第2のディスク4が圧縮コ
イルバネ16の付勢力に抗して第1のディスク3に徐々
に接近し、やがて、回転半径が最小の状態に位置する動
力伝達ベルトCがディスク3,4により挾圧される。
【0050】ここで、動力伝達ベルトCを挟むディスク
3,4の挾圧力により動力伝達ベルトCとディスク3,
4との間で生じる保持摩擦力が動力伝達ベルトCを回転
させるに足る負荷に打ち勝てなければ、ディスク3自体
は段付きシャフト7を介してモータ軸2により強制的に
回転されて動力伝達ベルトCとの間に滑りを生じながら
回転するが、ディスク4は動力伝達ベルトCとの間の摩
擦力により静止保持されて回転しないといった現象が生
じる。
3,4の挾圧力により動力伝達ベルトCとディスク3,
4との間で生じる保持摩擦力が動力伝達ベルトCを回転
させるに足る負荷に打ち勝てなければ、ディスク3自体
は段付きシャフト7を介してモータ軸2により強制的に
回転されて動力伝達ベルトCとの間に滑りを生じながら
回転するが、ディスク4は動力伝達ベルトCとの間の摩
擦力により静止保持されて回転しないといった現象が生
じる。
【0051】この結果、実質的にディスク3と一体の駆
動側トルクセンシティブカム10のカム面18とディス
ク4側のカムフォロワー20との回転位置に差が生じ、
カム面18とカムフォロワー20との係合が図2(a)
に実線で示されるような状態から図2(a)に二点鎖線
で示すような状態へと変化し、噛み合い位置のずれに伴
ってカム面18の斜面がカムフォロワー20および突起
19を介してディスク4をディスク3に向けて押圧す
る。なお、前述した通り、トルクセンシティブカム10
とディスク4との間に生じる回転位置のずれの向きはモ
ータ軸2の回転方向によって相違し、ずれの向きによ
り、図2(a)において二点鎖線で示すような状態でカ
ムフォロワー20がカム面18に当接する場合もあれ
ば、また、図2(a)において二点鎖線で示すようなカ
ムフォロワー20の位置から該カムフォロワー20が移
動してカム面18の反対側の斜面に当接する場合もある
が、いずれの場合もカム面18とカムフォロワー20と
の関係によりディスク4がディスク3に向けて押圧され
る点では同じである。
動側トルクセンシティブカム10のカム面18とディス
ク4側のカムフォロワー20との回転位置に差が生じ、
カム面18とカムフォロワー20との係合が図2(a)
に実線で示されるような状態から図2(a)に二点鎖線
で示すような状態へと変化し、噛み合い位置のずれに伴
ってカム面18の斜面がカムフォロワー20および突起
19を介してディスク4をディスク3に向けて押圧す
る。なお、前述した通り、トルクセンシティブカム10
とディスク4との間に生じる回転位置のずれの向きはモ
ータ軸2の回転方向によって相違し、ずれの向きによ
り、図2(a)において二点鎖線で示すような状態でカ
ムフォロワー20がカム面18に当接する場合もあれ
ば、また、図2(a)において二点鎖線で示すようなカ
ムフォロワー20の位置から該カムフォロワー20が移
動してカム面18の反対側の斜面に当接する場合もある
が、いずれの場合もカム面18とカムフォロワー20と
の関係によりディスク4がディスク3に向けて押圧され
る点では同じである。
【0052】また、ある減速比状態では、カム面18と
カムフォロワー20の位置は変わらずにその斜面に相当
する軸方向力が発生し、ディスク4に与えられることに
なる。なお、カム面18は、例えば、モータの正転駆動
時の作動面が図2(a)における(ロ)の面であれば、
モータ逆転時は(イ)の面、更に、正転時のモータブレ
ーキ時は(イ)の面が、更に、逆転時のモータブレーキ
時には(ロ)の面が作用するので、全ての考えられる駆
動時およびモータ(エンジン)ブレーキ時に夫々のトル
ク値に応じ、Pc1値が発生するので、如何なる状態でも
(ΔP1 +ΔP1m)即ち外部から加えるべき又は保持す
べき値は小さくなる。また、上述の如く、Pc1値が発生
するので、正逆駆動、正逆ブレーキ時の動力伝達が可能
となる。
カムフォロワー20の位置は変わらずにその斜面に相当
する軸方向力が発生し、ディスク4に与えられることに
なる。なお、カム面18は、例えば、モータの正転駆動
時の作動面が図2(a)における(ロ)の面であれば、
モータ逆転時は(イ)の面、更に、正転時のモータブレ
ーキ時は(イ)の面が、更に、逆転時のモータブレーキ
時には(ロ)の面が作用するので、全ての考えられる駆
動時およびモータ(エンジン)ブレーキ時に夫々のトル
ク値に応じ、Pc1値が発生するので、如何なる状態でも
(ΔP1 +ΔP1m)即ち外部から加えるべき又は保持す
べき値は小さくなる。また、上述の如く、Pc1値が発生
するので、正逆駆動、正逆ブレーキ時の動力伝達が可能
となる。
【0053】そして、操作ロッド43の操作力により外
部からディスク4に与えられる押圧力とカム面18およ
びカムフォロワー20との係合状態の変化によって内部
的に生成された押圧力との合力で動力伝達ベルトCを挟
みつけるディスク4およびディスク3の挾圧力によりデ
ィスク3,4と動力伝達ベルトCとの間で生じる摩擦力
が動力伝達ベルトCを回転させるに足る負荷に打ち勝つ
と、ディスク3およびディスク4と共に動力伝達ベルト
Cが回転し始める。
部からディスク4に与えられる押圧力とカム面18およ
びカムフォロワー20との係合状態の変化によって内部
的に生成された押圧力との合力で動力伝達ベルトCを挟
みつけるディスク4およびディスク3の挾圧力によりデ
ィスク3,4と動力伝達ベルトCとの間で生じる摩擦力
が動力伝達ベルトCを回転させるに足る負荷に打ち勝つ
と、ディスク3およびディスク4と共に動力伝達ベルト
Cが回転し始める。
【0054】従来のこの種の変速装置においては、ディ
スク4(可動シーブ)をディスク3(固定シーブ)に押
し付けて動力伝達ベルトCを回転させるための力の全て
を操作ロッド43により与えていたため、変速操作に必
要とされるレバー操作の力、即ち、レバーDの把持部2
6を揺動させるための力は極めて強大であったが、この
実施例では、ディスク4をディスク3に押し付けて動力
伝達ベルトCを回転させるための力の主要部がカム面1
8とカムフォロワー20との係合状態の変化により内部
的に生成されるため、レバー操作に要求される力は大幅
に軽減される。カム面18とカムフォロワー20との係
合状態の変化により内部的に生成される押圧力は図2
(a)におけるカム面18の傾斜角度θ1によって決ま
るが、この角度は変速装置1の用途や必要とされる特性
に応じて任意に決めるものとする。傾斜角度θ1を小さ
くすれば生成される押圧力は増大するが、傾斜角度θ1
を小さくすれば、押圧力の内部的生成が有効なディスク
4の軸方向移動のストロークは減少する。生成される押
圧力を増大させ、かつ、軸方向移動のストロークを減少
させたくないといった場合には、モジュールの数を減ら
して谷の深さを増すことにより対処することができる。
スク4(可動シーブ)をディスク3(固定シーブ)に押
し付けて動力伝達ベルトCを回転させるための力の全て
を操作ロッド43により与えていたため、変速操作に必
要とされるレバー操作の力、即ち、レバーDの把持部2
6を揺動させるための力は極めて強大であったが、この
実施例では、ディスク4をディスク3に押し付けて動力
伝達ベルトCを回転させるための力の主要部がカム面1
8とカムフォロワー20との係合状態の変化により内部
的に生成されるため、レバー操作に要求される力は大幅
に軽減される。カム面18とカムフォロワー20との係
合状態の変化により内部的に生成される押圧力は図2
(a)におけるカム面18の傾斜角度θ1によって決ま
るが、この角度は変速装置1の用途や必要とされる特性
に応じて任意に決めるものとする。傾斜角度θ1を小さ
くすれば生成される押圧力は増大するが、傾斜角度θ1
を小さくすれば、押圧力の内部的生成が有効なディスク
4の軸方向移動のストロークは減少する。生成される押
圧力を増大させ、かつ、軸方向移動のストロークを減少
させたくないといった場合には、モジュールの数を減ら
して谷の深さを増すことにより対処することができる。
【0055】一方、動力伝達手段Bの側では、既に述べ
た通り全推力の総和Σp2が動力検出手段Bの如何なる減
速比位置においても最大トルクを伝達するに十分な力と
なるようにカム面65の斜面の角度θ2が決められてお
り、ベルト駆動手段Cの滑りは一切生じない。
た通り全推力の総和Σp2が動力検出手段Bの如何なる減
速比位置においても最大トルクを伝達するに十分な力と
なるようにカム面65の斜面の角度θ2が決められてお
り、ベルト駆動手段Cの滑りは一切生じない。
【0056】従って、圧縮コイルバネ64に要求される
弾性力は、圧縮コイルバネのみによってディスク50−
51間の挾圧力を保持する従来の変速装置に比べ、遥か
に僅かなもので良い。動力伝達手段Aの場合と同様、動
力伝達手段Bにおけるカム面65とカムフォロワー67
との係合状態の変化により内部的に生成される押圧力は
図2(b)におけるカム面65の傾斜角度θ2によって
決まり、この角度は変速装置1の用途や必要とされる特
性に応じ、前記と同様、任意に決めるものとする。ま
た、駆動側トルクセンシティブカム10と被動側トルク
センシティブカム58の規格を同一化することにより動
力伝達手段A,Bで共通部品を使用することも可能であ
る。
弾性力は、圧縮コイルバネのみによってディスク50−
51間の挾圧力を保持する従来の変速装置に比べ、遥か
に僅かなもので良い。動力伝達手段Aの場合と同様、動
力伝達手段Bにおけるカム面65とカムフォロワー67
との係合状態の変化により内部的に生成される押圧力は
図2(b)におけるカム面65の傾斜角度θ2によって
決まり、この角度は変速装置1の用途や必要とされる特
性に応じ、前記と同様、任意に決めるものとする。ま
た、駆動側トルクセンシティブカム10と被動側トルク
センシティブカム58の規格を同一化することにより動
力伝達手段A,Bで共通部品を使用することも可能であ
る。
【0057】図1に示す動力伝達ベルトC′の位置は、
基本的に、動力伝達手段Aのニュートラル状態を示すも
のであるが、ディスク4をC′の位置の動力伝達ベルト
Cに圧接させれば、前述の最低速の減速状態を示す図と
なる。
基本的に、動力伝達手段Aのニュートラル状態を示すも
のであるが、ディスク4をC′の位置の動力伝達ベルト
Cに圧接させれば、前述の最低速の減速状態を示す図と
なる。
【0058】最低速の減速比を保持する場合には、この
まま操作部26の突起27aを放し、操作部26の現在
位置を揺動位置保持機構30により維持する。
まま操作部26の突起27aを放し、操作部26の現在
位置を揺動位置保持機構30により維持する。
【0059】また、減速比を高速側に移行させる場合に
は、操作部26を図3における反時計方向UCW側に更
に揺動させる。この結果、操作ロッド43による押圧力
およびカム面18とカムフォロワー20との係合状態の
変化により生成された押圧力の合力で、動力伝達手段A
におけるディスク4がディスク3に向けて強く押圧さ
れ、ディスク4がディスク3に更に接近する。すると、
動力伝達手段A側に巻回されている動力伝達ベルトCは
ディスク3−4間の楔効果により径方向外側に押し出さ
れて回転半径を増し、これに伴って動力伝達手段B側に
おける動力伝達ベルトCの回転半径が減少する。
は、操作部26を図3における反時計方向UCW側に更
に揺動させる。この結果、操作ロッド43による押圧力
およびカム面18とカムフォロワー20との係合状態の
変化により生成された押圧力の合力で、動力伝達手段A
におけるディスク4がディスク3に向けて強く押圧さ
れ、ディスク4がディスク3に更に接近する。すると、
動力伝達手段A側に巻回されている動力伝達ベルトCは
ディスク3−4間の楔効果により径方向外側に押し出さ
れて回転半径を増し、これに伴って動力伝達手段B側に
おける動力伝達ベルトCの回転半径が減少する。
【0060】このとき、動力伝達手段B側に巻回されて
いる動力伝達ベルトCは、圧縮コイルバネ64で付勢さ
れたディスク51をバネの力に抗して軸方向移動させて
ディスク50,51の径方向内側に侵入しなければなら
ないが、操作ロッド43による押圧力と内部的に生成さ
れた押圧力との合力により動力伝達手段Aのディスク4
がディスク3に強く押し付けられてディスク3,4と動
力伝達ベルトCとの間に強力な楔効果が作用して動力伝
達ベルトCを径方向外側に押し出すこと、および、動力
伝達手段Aにおける動力伝達ベルトCの回転半径の拡径
に連動して動力伝達手段Bの側で回転半径を縮径させる
動力伝達ベルトCが圧縮コイルバネ64の僅かな付勢力
に抗してディスク51をスラストさせてディスク50,
51の径方向内側に侵入できることとにより、従来の変
速装置に比べ、変速操作に際して操作部26に与えるべ
き揺動力、および、操作部26の揺動位置を保持するた
めの制止力は相当度に少なくて済む。
いる動力伝達ベルトCは、圧縮コイルバネ64で付勢さ
れたディスク51をバネの力に抗して軸方向移動させて
ディスク50,51の径方向内側に侵入しなければなら
ないが、操作ロッド43による押圧力と内部的に生成さ
れた押圧力との合力により動力伝達手段Aのディスク4
がディスク3に強く押し付けられてディスク3,4と動
力伝達ベルトCとの間に強力な楔効果が作用して動力伝
達ベルトCを径方向外側に押し出すこと、および、動力
伝達手段Aにおける動力伝達ベルトCの回転半径の拡径
に連動して動力伝達手段Bの側で回転半径を縮径させる
動力伝達ベルトCが圧縮コイルバネ64の僅かな付勢力
に抗してディスク51をスラストさせてディスク50,
51の径方向内側に侵入できることとにより、従来の変
速装置に比べ、変速操作に際して操作部26に与えるべ
き揺動力、および、操作部26の揺動位置を保持するた
めの制止力は相当度に少なくて済む。
【0061】そして、適当な減速比が選択されたなら、
操作部26の突起27aを放し、操作部26の現在位置
を揺動位置保持機構30により維持させる。
操作部26の突起27aを放し、操作部26の現在位置
を揺動位置保持機構30により維持させる。
【0062】一例として、最高速側の減速比が選択され
た場合の動力伝達ベルトCの回転半径を図1において
C″の位置に示すが、C″の位置に関しては動力伝達手
段AおよびBの側ともセンターラインを中心に180°
回転させた状態で示しているので、C″の表示位置自体
は実情と異なる。
た場合の動力伝達ベルトCの回転半径を図1において
C″の位置に示すが、C″の位置に関しては動力伝達手
段AおよびBの側ともセンターラインを中心に180°
回転させた状態で示しているので、C″の表示位置自体
は実情と異なる。
【0063】また、減速操作の場合においては、操作部
26を図3における時計方向CW側に揺動させ、操作ロ
ッド43の引張力および圧縮コイルバネ16の弾性力に
より動力伝達手段Aのディスク4をディスク3から離間
させて動力伝達手段Aにおける動力伝達ベルトCの回転
半径を減少させる。この結果、動力伝達手段Bにおける
動力伝達ベルトCは、動力伝達手段Aにおける動力伝達
ベルトCの回転半径の減少に伴い、圧縮コイルバネ64
の付勢力により生じるディスク50−51間の楔効果に
より自動的にディスク50,51の径方向外側に押し出
され、所定位置に安定する。
26を図3における時計方向CW側に揺動させ、操作ロ
ッド43の引張力および圧縮コイルバネ16の弾性力に
より動力伝達手段Aのディスク4をディスク3から離間
させて動力伝達手段Aにおける動力伝達ベルトCの回転
半径を減少させる。この結果、動力伝達手段Bにおける
動力伝達ベルトCは、動力伝達手段Aにおける動力伝達
ベルトCの回転半径の減少に伴い、圧縮コイルバネ64
の付勢力により生じるディスク50−51間の楔効果に
より自動的にディスク50,51の径方向外側に押し出
され、所定位置に安定する。
【0064】そして、動力伝達手段AおよびBがどのよ
うな変速状態にあろうとも、また、低速から高速への変
速過程または高速から低速への変速過程にあろうとも、
最終出力軸となる被動側回転軸52に対する負荷変動等
によりディスク3,4もしくはディスク50,51と動
力伝達ベルトCとの間にカムの斜面に対応する押圧力が
生じ、これらのディスクにより動力伝達ベルトCが強力
に挾圧されてその滑りが防止される。
うな変速状態にあろうとも、また、低速から高速への変
速過程または高速から低速への変速過程にあろうとも、
最終出力軸となる被動側回転軸52に対する負荷変動等
によりディスク3,4もしくはディスク50,51と動
力伝達ベルトCとの間にカムの斜面に対応する押圧力が
生じ、これらのディスクにより動力伝達ベルトCが強力
に挾圧されてその滑りが防止される。
【0065】つまり、この実施例の変速装置1はモータ
軸2(内燃機関等の回転出力軸であっても良い)の正逆
の回転方向および負荷トルクの変動方向の如何に関わり
なく負荷感応式の動力伝達機構を構成するものであっ
て、特に、電気自動車等の車両に適用した場合では、登
坂時のみならず降坂時においてもモータ軸2の駆動トル
クや制止トルク(負の駆動トルク)を被動側回転軸52
に適確に伝達することができ、エネルギーの有効利用お
よびモータのブレーキ作用による摩擦ブレーキの長寿命
化を計ることができる。また、降坂時に低速側への変速
操作を行えば、操縦者の意図により強力なブレーキング
作用を得ることができる。
軸2(内燃機関等の回転出力軸であっても良い)の正逆
の回転方向および負荷トルクの変動方向の如何に関わり
なく負荷感応式の動力伝達機構を構成するものであっ
て、特に、電気自動車等の車両に適用した場合では、登
坂時のみならず降坂時においてもモータ軸2の駆動トル
クや制止トルク(負の駆動トルク)を被動側回転軸52
に適確に伝達することができ、エネルギーの有効利用お
よびモータのブレーキ作用による摩擦ブレーキの長寿命
化を計ることができる。また、降坂時に低速側への変速
操作を行えば、操縦者の意図により強力なブレーキング
作用を得ることができる。
【0066】以上の実施例では、トルクセンシティブカ
ムとカムフォローとの組み合せによってディスクに押圧
力を付与するものについて説明したが、更に、重錘の遠
心力を押圧力に変換する機構を組み合せてトルク&スピ
ードセンシティブ型の自動変速装置としてもよい。
ムとカムフォローとの組み合せによってディスクに押圧
力を付与するものについて説明したが、更に、重錘の遠
心力を押圧力に変換する機構を組み合せてトルク&スピ
ードセンシティブ型の自動変速装置としてもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明の変速装置は、駆動側回転軸の動
力伝達手段に設けたトルクセンシティブカムおよびカム
フォロワーにより装置内部で押圧力を発生して動力伝達
ベルトを挾圧することによって動力の伝達維持および変
速操作を行うようにしたので、動力の伝達維持および変
速操作に必要とされる外的な操作力を大幅に軽減するこ
とができる。更に、この結果、油圧装置等の補助手段や
大掛かりな変速レバー等が不要となり、動力伝達ベルト
の回転半径を変化させて減速比を調整する変速装置を各
種の産業分野、例えば、電気自動車等の分野に適宜に利
用することが可能となる。また、モータの正逆回転いず
れの場合でもモータドライブやモータブレーキが確実に
作動し、変速操作力および一定の減速比への保持力を軽
減することができる。
力伝達手段に設けたトルクセンシティブカムおよびカム
フォロワーにより装置内部で押圧力を発生して動力伝達
ベルトを挾圧することによって動力の伝達維持および変
速操作を行うようにしたので、動力の伝達維持および変
速操作に必要とされる外的な操作力を大幅に軽減するこ
とができる。更に、この結果、油圧装置等の補助手段や
大掛かりな変速レバー等が不要となり、動力伝達ベルト
の回転半径を変化させて減速比を調整する変速装置を各
種の産業分野、例えば、電気自動車等の分野に適宜に利
用することが可能となる。また、モータの正逆回転いず
れの場合でもモータドライブやモータブレーキが確実に
作動し、変速操作力および一定の減速比への保持力を軽
減することができる。
【図1】本発明を適用した一実施例の変速装置を示す断
面図である。
面図である。
【図2】同実施例において駆動側動力伝達手段および被
動側動力伝達手段におけるトルクセンシティブカムとカ
ムフォロワーとの係合状態を例示する展開図である。
動側動力伝達手段におけるトルクセンシティブカムとカ
ムフォロワーとの係合状態を例示する展開図である。
【図3】同実施例の変速操作手段を構成するレバーと駆
動側動力伝達手段との接続関係を示す図である。
動側動力伝達手段との接続関係を示す図である。
【図4】変速操作手段の別の実施例を示す概念図であ
る。
る。
【図5】変速操作手段の更に別の実施例を示す概念図で
ある。
ある。
A 駆動側回転軸の動力伝達手段 B 被動側回転軸の動力伝達手段 C 動力伝達ベルト D レバー 1 変速装置 2 モータ軸 3 第1のディスク 4 第2のディスク 5 キー 6 ボルト 7 段付きシャフト 7a 基部側小径部 7b 中間大径部 7c セレーション 7d 先端側小径部 8 キー 9 抜け止め手段 10 駆動側トルクセンシティブカム 10a 端面 11 ブッシュ 12 ボルト 13 中空ハウジング 13a ボトム部 14 嵌合孔 15 ブッシュ 16 圧縮コイルバネ 17 周溝 18 カム面 19 突起 20 カムフォロワー 21 抜け止め手段 22 周壁 23 ベアリング 24 舌片 25 押圧部材 26 把持部 27 基部部材 28 枢支軸 29 ブラケット部材 30 揺動位置保持機構 31 保持部材 32 ステー 33 ナット 34 ブッシュ 35 ナット 36 ボルト 37 杆体 37a 突起 38 圧縮コイルバネ 39 ボール孔 40 周溝 41 剛球 42 枢着孔 43 操作ロッド 44 操作用カム 45 舌片 46 舌片 47 フレーム 48 摺動用ガイドレール 49 引張コイルバネ 50 ディスク 51 ディスク 52 被動側回転軸 53 キー 54 ボルト 55 段付きシャフト 55a 先端側小径部 55b 中間大径部 55c セレーション 55d 基部側小径部 56 キー 57 抜け止め手段 58 被動側トルクセンシティブカム 58a 端面 59 ブッシュ 60 ボルト 61 中空ハウジング 61a ボトム部 62 嵌合孔 63 ブッシュ 64 圧縮コイルバネ 65 カム面 66 突起 67 カムフォロワー 68 カラー
Claims (1)
- 【請求項1】 径方向外側に向けて徐々に離間するテー
パ面を各々の対向面に有した一対のディスクを接離可能
に軸架してなる動力伝達手段を駆動側回転軸と被動側回
転軸の各々に配備すると共に、被動側回転軸の動力伝達
手段にはディスク間隔を接近させる付勢手段を設け、駆
動側回転軸の動力伝達手段におけるディスク間と被動側
回転軸の動力伝達手段におけるディスク間とに動力伝達
ベルトを巻回し、駆動側回転軸の動力伝達手段における
ディスクの間隔を制御することによって駆動側回転軸お
よび被動側回転軸の各動力伝達手段における動力伝達ベ
ルトの回転半径を変化させて駆動側回転軸と被動側回転
軸との間の減速比を調整するようにした変速装置におい
て、駆動側回転軸の動力伝達手段を構成する一方のディ
スクを駆動側回転軸に一体的に固着する一方、駆動側回
転軸の動力伝達手段を構成する他方のディスクを所定限
度で回転可能に装着し、該駆動側回転軸の動力伝達手段
の各ディスク間に、負荷トルクを検知して推力を与えか
つ各ディスク間の差動を検知して該ディスク間の間隔を
接近させるトルクセンシティブカムおよびカムフォロワ
ーを配備したことを特徴とする変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21323394A JPH0861449A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21323394A JPH0861449A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861449A true JPH0861449A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16635738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21323394A Pending JPH0861449A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0861449A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0914371A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-14 | Bando Chem Ind Ltd | プーリ式変速機 |
| FR2784157A1 (fr) * | 1998-10-02 | 2000-04-07 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Mecanisme a organe de transmission sans fin reglable en continu |
| JP2006064121A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Honda Motor Co Ltd | 可変プーリを備える伝動装置 |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP21323394A patent/JPH0861449A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0914371A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-14 | Bando Chem Ind Ltd | プーリ式変速機 |
| FR2784157A1 (fr) * | 1998-10-02 | 2000-04-07 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Mecanisme a organe de transmission sans fin reglable en continu |
| JP2006064121A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Honda Motor Co Ltd | 可変プーリを備える伝動装置 |
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