JPH0861455A - 電動装置 - Google Patents
電動装置Info
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- JPH0861455A JPH0861455A JP6193198A JP19319894A JPH0861455A JP H0861455 A JPH0861455 A JP H0861455A JP 6193198 A JP6193198 A JP 6193198A JP 19319894 A JP19319894 A JP 19319894A JP H0861455 A JPH0861455 A JP H0861455A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械式無段変速機を備えた電動装置におい
て、暴走防止を図りつつ、変速操作に連動して滑らかな
変速が行われるようにする。 【構成】 変速操作手段14で設定された変速上限値V
A、ならびに速度検出手段10と負荷検出手段12との
両検出出力VF、IFに基づいて機械式無段変速機2を変
速する変速手段8を制御する制御手段16を設け、正負
荷、逆負荷のいずれの場合も、機械式無段変速機2の出
力軸の回転速度が予め設定された変速上限値VAを越え
ることがないようにして暴走を防止する一方、正負荷状
態において、負荷が大きくなれば、その負荷の変化に応
じて出力軸の回転速度が変速上限値VAよりも連続的に
低下されて出力トルクが漸次増加するようにして、滑ら
かな変速が行われるようにした。
て、暴走防止を図りつつ、変速操作に連動して滑らかな
変速が行われるようにする。 【構成】 変速操作手段14で設定された変速上限値V
A、ならびに速度検出手段10と負荷検出手段12との
両検出出力VF、IFに基づいて機械式無段変速機2を変
速する変速手段8を制御する制御手段16を設け、正負
荷、逆負荷のいずれの場合も、機械式無段変速機2の出
力軸の回転速度が予め設定された変速上限値VAを越え
ることがないようにして暴走を防止する一方、正負荷状
態において、負荷が大きくなれば、その負荷の変化に応
じて出力軸の回転速度が変速上限値VAよりも連続的に
低下されて出力トルクが漸次増加するようにして、滑ら
かな変速が行われるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動台車や電動コンベ
ア等のような、機械式無段変速機を備えた電動装置に関
する。
ア等のような、機械式無段変速機を備えた電動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動台車等の電動装置では、機
械式無段変速機を備え、この機械式無段変速機の変速操
作によって速度制御を行うようにしたものがある。
械式無段変速機を備え、この機械式無段変速機の変速操
作によって速度制御を行うようにしたものがある。
【0003】このような、電動装置に使用される機械式
無段変速機としては、種々のものがあるが、たとえば、
特公昭57−13221号公報に記載されているもので
は、図4に示すような構成を備えている。
無段変速機としては、種々のものがあるが、たとえば、
特公昭57−13221号公報に記載されているもので
は、図4に示すような構成を備えている。
【0004】この機械式無段変速機は、入力軸aに一体
に結合された入力円板bと、この入力円板bの環状伝動面
に接して回転する複数の遊星コーンcと、これらの遊星
コーンcを回転自在に保持するコーンリテーナdと、遊星
コーンcの円錐面に内接する変速リングeと、遊星コーン
cの背面部に接触して回転する出力円板gと、この出力円
板gと調圧カムhを介して連動する出力軸iとを備えてい
る。
に結合された入力円板bと、この入力円板bの環状伝動面
に接して回転する複数の遊星コーンcと、これらの遊星
コーンcを回転自在に保持するコーンリテーナdと、遊星
コーンcの円錐面に内接する変速リングeと、遊星コーン
cの背面部に接触して回転する出力円板gと、この出力円
板gと調圧カムhを介して連動する出力軸iとを備えてい
る。
【0005】そして、入力軸aには図示しないDCモー
タ等の電動機が接続され、また、出力軸iには駆動歯車
等の負荷が接続される。また、変速リングeは、その軸
方向位置が、図示しないパイロットモータによって強制
的に変位されるようになっており、変速リングeが遊星
コーンcの円錐頂部の位置にあると、変速比が小で、出
力軸iは高速回転し、反対に変速リングcが遊星コーンc
の円錐底部に移動すると、変速比が増大し、出力軸iは
低速回転する。
タ等の電動機が接続され、また、出力軸iには駆動歯車
等の負荷が接続される。また、変速リングeは、その軸
方向位置が、図示しないパイロットモータによって強制
的に変位されるようになっており、変速リングeが遊星
コーンcの円錐頂部の位置にあると、変速比が小で、出
力軸iは高速回転し、反対に変速リングcが遊星コーンc
の円錐底部に移動すると、変速比が増大し、出力軸iは
低速回転する。
【0006】ここで、上記の機械式無段変速機におい
て、その出力軸iにおける回転数(以下、出力回転数とい
う)Nと出力軸iに発生するトルク(以下、出力トルクと
いう)Tとの間には、一般に、図5に示すような逆比例
的な相関関係があって、出力回転数Nが増加すると、出
力トルクTが減少し、出力回転数Nが減少すると、出力
トルクTが増大する傾向を示す。
て、その出力軸iにおける回転数(以下、出力回転数とい
う)Nと出力軸iに発生するトルク(以下、出力トルクと
いう)Tとの間には、一般に、図5に示すような逆比例
的な相関関係があって、出力回転数Nが増加すると、出
力トルクTが減少し、出力回転数Nが減少すると、出力
トルクTが増大する傾向を示す。
【0007】しかも、このような逆比例的な出力回転数
/トルクの特性は、電動機に加わる負荷の大きさ(以
下、電動機トルクtという)によっても変化する。
/トルクの特性は、電動機に加わる負荷の大きさ(以
下、電動機トルクtという)によっても変化する。
【0008】すなわち、出力回転数Nが同じときでも、
電動機トルクtが大きくなれば、出力トルクTも増加
し、逆に、電動機トルクtが小さくなれば、出力トルク
Tも減少する。したがって、電動機トルクtを変えるこ
とで、図5のs1、s2、s3、…の各曲線で示すように、任
意に出力回転数/トルクの特性を選択することができ
る。なお、図5のsTで示す曲線は、電動機の定格値の下
で、機械式無段変速機の入力軸aを回転させた場合の出
力回転数/トルク特性を示している。
電動機トルクtが大きくなれば、出力トルクTも増加
し、逆に、電動機トルクtが小さくなれば、出力トルク
Tも減少する。したがって、電動機トルクtを変えるこ
とで、図5のs1、s2、s3、…の各曲線で示すように、任
意に出力回転数/トルクの特性を選択することができ
る。なお、図5のsTで示す曲線は、電動機の定格値の下
で、機械式無段変速機の入力軸aを回転させた場合の出
力回転数/トルク特性を示している。
【0009】ここで、機械式無段変速機の出力回転数/
トルク特性として、たとえば、ある一つの曲線s1で示さ
れる関係を得るには、この曲線s1に対応して電動機の入
力電流値を設定して、電動機によって駆動される入力軸
aの回転数(以下、入力回転数という)Qを一定に保ち、
出力軸iに加わる負荷の大きさに応じて、これに対応し
た出力回転数Nとなるように、変速リングeを変位させ
る。これにより、上記の曲線s1に沿って負荷の大きさに
応じた変速が自動的に行われることになる。
トルク特性として、たとえば、ある一つの曲線s1で示さ
れる関係を得るには、この曲線s1に対応して電動機の入
力電流値を設定して、電動機によって駆動される入力軸
aの回転数(以下、入力回転数という)Qを一定に保ち、
出力軸iに加わる負荷の大きさに応じて、これに対応し
た出力回転数Nとなるように、変速リングeを変位させ
る。これにより、上記の曲線s1に沿って負荷の大きさに
応じた変速が自動的に行われることになる。
【0010】ところで、機械式無段変速機を、図5に示
すような出力回転数/トルク特性の下で変速動作を行わ
せるには、上述したように、電動機の入力電流値を一定
(したがって、入力回転数Qを一定)にした状態で、負荷
の大きさに応じて出力回転数Nが変化されるが、その場
合、出力軸iに加わる負荷が小さくなると、これに応じ
て出力回転数Nが増加されるため、何らかの歯止めがな
いと、出力回転数Nが極めて大きくなって、電動装置が
暴走する危険性が生じる。
すような出力回転数/トルク特性の下で変速動作を行わ
せるには、上述したように、電動機の入力電流値を一定
(したがって、入力回転数Qを一定)にした状態で、負荷
の大きさに応じて出力回転数Nが変化されるが、その場
合、出力軸iに加わる負荷が小さくなると、これに応じ
て出力回転数Nが増加されるため、何らかの歯止めがな
いと、出力回転数Nが極めて大きくなって、電動装置が
暴走する危険性が生じる。
【0011】これを回避するには、手動操作される変速
操作部を設け、この変速操作部の操作に連動して、図6
に示すように、出力回転数Nの上限値をN1、N2、
N3、N4、…というように可変できるようにすることが
考えられる。
操作部を設け、この変速操作部の操作に連動して、図6
に示すように、出力回転数Nの上限値をN1、N2、
N3、N4、…というように可変できるようにすることが
考えられる。
【0012】すなわち、変速操作部によって、たとえ
ば、出力回転数の上限値がN1に設定された場合には、
電動機の入力電流値を一定に保つためのトルク制御は行
わずに、機械式無段変速機の出力回転数Nがこの上限値
N1以上にならないように変速リングeの位置のみを変化
させる。すると、負荷が上限値N1に対応する出力トル
クT1より小さくなっても、出力回転数Nは上限値N1に
保持されるため、暴走が回避される。
ば、出力回転数の上限値がN1に設定された場合には、
電動機の入力電流値を一定に保つためのトルク制御は行
わずに、機械式無段変速機の出力回転数Nがこの上限値
N1以上にならないように変速リングeの位置のみを変化
させる。すると、負荷が上限値N1に対応する出力トル
クT1より小さくなっても、出力回転数Nは上限値N1に
保持されるため、暴走が回避される。
【0013】一方、変速操作部の操作によって、出力回
転数Nの上限値が、たとえばN1からN2に変更された場
合には、これに応じて電動装置が加速される。
転数Nの上限値が、たとえばN1からN2に変更された場
合には、これに応じて電動装置が加速される。
【0014】このようにすれば、電動装置の暴走防止が
図られるとともに、変速操作部の操作と機械式無段変速
機の変速とが連動するので、一体的な加速感が得られ
る。
図られるとともに、変速操作部の操作と機械式無段変速
機の変速とが連動するので、一体的な加速感が得られ
る。
【0015】さらに、図7に示すように、変速操作部の
操作に連動して、出力回転数Nの上限値をN1、N2、N
3、N4、…というように可変にするとともに、電動機の
入力電流値もこれらに連係して可変として、出力回転数
/トルク特性も変更できるようにしたものも考えられて
いる。
操作に連動して、出力回転数Nの上限値をN1、N2、N
3、N4、…というように可変にするとともに、電動機の
入力電流値もこれらに連係して可変として、出力回転数
/トルク特性も変更できるようにしたものも考えられて
いる。
【0016】このようにすれば、変速操作部の操作に応
じて、出力回転数/トルク特性が変更されるために、電
動装置の駆動時のパワーが変化し、しかも、出力回転数
は変速操作に応じて設定された値以上にならないので、
暴走防止が図れるという利点が生じる。
じて、出力回転数/トルク特性が変更されるために、電
動装置の駆動時のパワーが変化し、しかも、出力回転数
は変速操作に応じて設定された値以上にならないので、
暴走防止が図れるという利点が生じる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6お
よび図7に示したいずれの従来例の場合も、次の問題点
がある。すなわち、 機械式無段変速機の出力回転数/トルク特性におけ
る出力回転数Nの上限値が、変速操作部の操作に連動し
てN1、N2、N3、N4、…というように制限されるの
で、特性曲線は、T1,T2,T3,…の各点で折れ線の
ようなる。そのため、変速操作部の操作に応じた滑らか
な変速を行えない。
よび図7に示したいずれの従来例の場合も、次の問題点
がある。すなわち、 機械式無段変速機の出力回転数/トルク特性におけ
る出力回転数Nの上限値が、変速操作部の操作に連動し
てN1、N2、N3、N4、…というように制限されるの
で、特性曲線は、T1,T2,T3,…の各点で折れ線の
ようなる。そのため、変速操作部の操作に応じた滑らか
な変速を行えない。
【0018】たとえば、電動台車等において、変速操作
部によって出力回転数Nの上限値がたとえばN3に設定
されていて、この回転速度N3の下で平地を定速走行し
ていたとする。このときは、トルク制御は行われておら
ず、出力回転数がN3となるような速度制御のみであ
る。
部によって出力回転数Nの上限値がたとえばN3に設定
されていて、この回転速度N3の下で平地を定速走行し
ていたとする。このときは、トルク制御は行われておら
ず、出力回転数がN3となるような速度制御のみであ
る。
【0019】そして、途中で坂道等に差しかかって出力
トルクがT3よりも増加すると、速度制御からトルク制
御に移行し、出力回転数Nが逆比例的な曲線に沿ってN
3の位置から急に低下し、このため、走行速度も急に落
ちてきてしまう。
トルクがT3よりも増加すると、速度制御からトルク制
御に移行し、出力回転数Nが逆比例的な曲線に沿ってN
3の位置から急に低下し、このため、走行速度も急に落
ちてきてしまう。
【0020】 また、電動台車等においては、段差な
どを乗り越えたい場合が生じるが、その際には、安全
上、低速度で、かつ、段差を乗り越えるだけの大きなパ
ワーが必要となる。
どを乗り越えたい場合が生じるが、その際には、安全
上、低速度で、かつ、段差を乗り越えるだけの大きなパ
ワーが必要となる。
【0021】ところが、従来のものでは、電動機の定格
値以下でしか機械式無段変速機の入力軸aを回転させる
ことができないために、特に、低速域では定格値以上の
出力トルクを得ることができず、結果的に段差等を乗り
越えられないという不都合を生じる。
値以下でしか機械式無段変速機の入力軸aを回転させる
ことができないために、特に、低速域では定格値以上の
出力トルクを得ることができず、結果的に段差等を乗り
越えられないという不都合を生じる。
【0022】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、暴走防止を図りつつ、変速操作に連動
して滑らかな変速が行われるようにするとともに、特に
低速時には、従来よりも大きなトルクが発生できるよう
にすることを課題とする。
なされたもので、暴走防止を図りつつ、変速操作に連動
して滑らかな変速が行われるようにするとともに、特に
低速時には、従来よりも大きなトルクが発生できるよう
にすることを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、次の構成を採る。
解決するため、次の構成を採る。
【0024】すなわち、本発明の請求項1記載に係る電
動装置は、機械式無段変速機の入力軸を駆動する電動機
と、機械式無段変速機の出力軸の回転速度を変速する変
速手段と、機械式無段変速機の出力軸の回転速度を検出
する速度検出手段と、機械式無段変速機の出力軸に加わ
る負荷の正負および電動機に加わる負荷の大きさを検出
する負荷検出手段と、機械式無段変速機の出力軸の回転
速度の変速上限値を設定する変速操作手段と、この変速
操作手段で設定された変速上限値、ならびに速度検出手
段と負荷検出手段との両検出出力に基づいて前記変速手
段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、正負
荷状態において変速手段を制御する正負荷側制御部と、
逆負荷状態において変速手段を制御する逆負荷側制御部
とを有し、正負荷側制御部は、負荷検出手段の検出出力
が大きくなるのに従って、速度検出手段の検出出力が変
速操作手段で設定された変速上限値から漸次小さくなる
ように前記変速手段を制御する減速手段を含む一方、逆
負荷側制御部は、逆負荷状態において、速度検出手段の
検出出力が変速操作手段で設定された変速上限値に一致
するように前記変速手段を制御するものである。
動装置は、機械式無段変速機の入力軸を駆動する電動機
と、機械式無段変速機の出力軸の回転速度を変速する変
速手段と、機械式無段変速機の出力軸の回転速度を検出
する速度検出手段と、機械式無段変速機の出力軸に加わ
る負荷の正負および電動機に加わる負荷の大きさを検出
する負荷検出手段と、機械式無段変速機の出力軸の回転
速度の変速上限値を設定する変速操作手段と、この変速
操作手段で設定された変速上限値、ならびに速度検出手
段と負荷検出手段との両検出出力に基づいて前記変速手
段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、正負
荷状態において変速手段を制御する正負荷側制御部と、
逆負荷状態において変速手段を制御する逆負荷側制御部
とを有し、正負荷側制御部は、負荷検出手段の検出出力
が大きくなるのに従って、速度検出手段の検出出力が変
速操作手段で設定された変速上限値から漸次小さくなる
ように前記変速手段を制御する減速手段を含む一方、逆
負荷側制御部は、逆負荷状態において、速度検出手段の
検出出力が変速操作手段で設定された変速上限値に一致
するように前記変速手段を制御するものである。
【0025】本発明の請求項2記載に係る電動装置は、
正負荷側制御部は、負荷検出手段の検出出力が電動機の
定格値を越えている場合には、速度検出手段の検出出力
が減少するのに応じて、負荷検出手段の検出出力が定格
値を基準として漸次増加するように、変速手段を制御す
る過負荷許容手段を含んでいる。
正負荷側制御部は、負荷検出手段の検出出力が電動機の
定格値を越えている場合には、速度検出手段の検出出力
が減少するのに応じて、負荷検出手段の検出出力が定格
値を基準として漸次増加するように、変速手段を制御す
る過負荷許容手段を含んでいる。
【0026】なお、請求項1、2の構成において、負荷
検出手段としては、電動機に供給される電流を検出する
電流検出手段や、電動機のスリップ率を検出するスリッ
プ率検出手段を用いることができ、また、速度検出手段
に代えて、機械式無段変速機の変速比を検出する変速比
検出手段を用いることができる。
検出手段としては、電動機に供給される電流を検出する
電流検出手段や、電動機のスリップ率を検出するスリッ
プ率検出手段を用いることができ、また、速度検出手段
に代えて、機械式無段変速機の変速比を検出する変速比
検出手段を用いることができる。
【0027】
【作用】請求項1記載に係る構成の電動装置では、正負
荷側制御部の減速手段は、正負荷状態において、負荷検
出手段の検出出力が大きくなるのに従って、速度検出手
段の検出出力が変速操作手段で設定された変速上限値か
ら漸次に小さくなるように変速手段を制御する。
荷側制御部の減速手段は、正負荷状態において、負荷検
出手段の検出出力が大きくなるのに従って、速度検出手
段の検出出力が変速操作手段で設定された変速上限値か
ら漸次に小さくなるように変速手段を制御する。
【0028】つまり、負荷が小さくなっても、出力軸の
回転速度はその変速上限値を越えることがない一方、負
荷が大きくなれば、これに応じて出力軸の回転速度が変
速上限値よりも低下されてトルクが漸次増加される。こ
のため、滑らかな変速が行われる。
回転速度はその変速上限値を越えることがない一方、負
荷が大きくなれば、これに応じて出力軸の回転速度が変
速上限値よりも低下されてトルクが漸次増加される。こ
のため、滑らかな変速が行われる。
【0029】一方、逆負荷側制御部は、逆負荷状態にお
いて、速度検出手段の検出出力が変速操作手段で設定さ
れた変速上限値と一致するように変速手段を制御するの
で、逆負荷の場合にも装置が勝手に暴走するのが防止さ
れる。
いて、速度検出手段の検出出力が変速操作手段で設定さ
れた変速上限値と一致するように変速手段を制御するの
で、逆負荷の場合にも装置が勝手に暴走するのが防止さ
れる。
【0030】さらに、請求項2記載に係る構成の電動装
置では、正負荷側制御部の過負荷許容手段は、正負荷状
態において、負荷検出手段の検出出力が電動機の定格値
を越えている場合には、速度検出手段の検出出力が減少
するのに応じて、負荷検出手段の検出出力が定格値を基
準として漸次増加するように、変速手段を制御する。つ
まり、負荷が大きくなって、負荷検出手段の検出出力が
電動機の定格値を越える場合でも、出力軸の回転速度が
低下されて大きなトルクを発生させることができる。
置では、正負荷側制御部の過負荷許容手段は、正負荷状
態において、負荷検出手段の検出出力が電動機の定格値
を越えている場合には、速度検出手段の検出出力が減少
するのに応じて、負荷検出手段の検出出力が定格値を基
準として漸次増加するように、変速手段を制御する。つ
まり、負荷が大きくなって、負荷検出手段の検出出力が
電動機の定格値を越える場合でも、出力軸の回転速度が
低下されて大きなトルクを発生させることができる。
【0031】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る電動装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【0032】図1において、参照符号1は電動装置の全
体を示し、2は図4に示した構成を有する機械式無段変
速機、4は機械式無段変速機2の入力軸を駆動する電動
機であって、本例ではDCモータが使用されるが、AC
モータを適用することも可能である。
体を示し、2は図4に示した構成を有する機械式無段変
速機、4は機械式無段変速機2の入力軸を駆動する電動
機であって、本例ではDCモータが使用されるが、AC
モータを適用することも可能である。
【0033】また、8は機械式無段変速機2の回転速度
を変速する変速手段であり、この変速手段は、本例で
は、機械式無段変速機2の変速リングを変位させるパイ
ロットモータおよびこのパイロットモータを駆動する駆
動回路(いずれも図示省略)で構成される。
を変速する変速手段であり、この変速手段は、本例で
は、機械式無段変速機2の変速リングを変位させるパイ
ロットモータおよびこのパイロットモータを駆動する駆
動回路(いずれも図示省略)で構成される。
【0034】10は機械式無段変速機2の出力軸の回転
速度を検出する速度検出手段で、本例では、回転速度に
応じた周波数信号を出力するマグネチックセンサと、こ
のマグネチックセンサの周波数信号をこれに対応した電
圧レベルを有する信号に変換するF/V変換器(いずれ
も図示省略)等を含む。
速度を検出する速度検出手段で、本例では、回転速度に
応じた周波数信号を出力するマグネチックセンサと、こ
のマグネチックセンサの周波数信号をこれに対応した電
圧レベルを有する信号に変換するF/V変換器(いずれ
も図示省略)等を含む。
【0035】また、12は機械式無段変速機2の出力軸
に加わる負荷の正負および電動機に加わる負荷の大きさ
をそれぞれ検出する負荷検出手段であって、本例では、
電動機4に供給される電流を検出する電流検出器で構成
されている。
に加わる負荷の正負および電動機に加わる負荷の大きさ
をそれぞれ検出する負荷検出手段であって、本例では、
電動機4に供給される電流を検出する電流検出器で構成
されている。
【0036】14は機械式無段変速機2の出力軸の回転
速度の変速上限値VAを設定する変速操作手段であっ
て、たとえば、図示しない変速レバーの操作量に応じ
て、これに対応する大きさの変速上限値VAの信号を出
力するようになっている。
速度の変速上限値VAを設定する変速操作手段であっ
て、たとえば、図示しない変速レバーの操作量に応じ
て、これに対応する大きさの変速上限値VAの信号を出
力するようになっている。
【0037】16は変速操作手段14で設定された変速
上限値VA、ならびに速度検出手段10と電流検出器1
2との両検出出力VF、IFに基づいて変速手段8を制御
する制御手段である。
上限値VA、ならびに速度検出手段10と電流検出器1
2との両検出出力VF、IFに基づいて変速手段8を制御
する制御手段である。
【0038】この制御手段16は、たとえば、マイクロ
コンピュータで構成されるもので、正負荷状態での変速
制御を行う正負荷側制御部18、逆負荷状態での変速制
御を行う逆負荷側制御部20、および変速操作手段14
による変速動作を制限する変速規制手段22を備える。
コンピュータで構成されるもので、正負荷状態での変速
制御を行う正負荷側制御部18、逆負荷状態での変速制
御を行う逆負荷側制御部20、および変速操作手段14
による変速動作を制限する変速規制手段22を備える。
【0039】そして、正負荷側制御部18は、減速手段
18aと過負荷許容手段18bを含む。
18aと過負荷許容手段18bを含む。
【0040】ここで、電動機4の入力電流が定格値IT
を越える場合でも、その通電期間が短時間内であれば、
電動機4が焼損等を生じるおそれは少なく、特に、電動
装置1が低速になるほど、電動機4への入力電流が増加
する傾向をもたせるようにすれば、一時的に大きなトル
クを必要とする場合の要求に応えることができて都合が
よい。
を越える場合でも、その通電期間が短時間内であれば、
電動機4が焼損等を生じるおそれは少なく、特に、電動
装置1が低速になるほど、電動機4への入力電流が増加
する傾向をもたせるようにすれば、一時的に大きなトル
クを必要とする場合の要求に応えることができて都合が
よい。
【0041】したがって、電動機4が焼損等を生じない
ように許容できる入力電流の最大値IMAXは、予め設定
された電動機4の定格値ITを基準として、次式によっ
て与えることができる。
ように許容できる入力電流の最大値IMAXは、予め設定
された電動機4の定格値ITを基準として、次式によっ
て与えることができる。
【0042】 IMAX=IT+k1・(VMAX−VF) (ただし、k1は比例定数) (1) ここに、VMAXは変速操作手段14によって変速可能な
出力回転数の最大値として予め設定された変速最大値、
VFは速度検出手段10の検出出力である。
出力回転数の最大値として予め設定された変速最大値、
VFは速度検出手段10の検出出力である。
【0043】減速手段18aは、正負荷状態において、
電流検出器12の検出出力IFが上記(1)式で与えられ
る最大値IMAX未満の場合(IF<IMAX)に、負荷が漸次
増大して電流検出器12の検出出力IFが大きくなるの
に従って、速度検出手段10の検出出力VFが変速操作
手段14で設定された変速上限値VAから直線的に減少
するように、変速手段8を制御するものである。
電流検出器12の検出出力IFが上記(1)式で与えられ
る最大値IMAX未満の場合(IF<IMAX)に、負荷が漸次
増大して電流検出器12の検出出力IFが大きくなるの
に従って、速度検出手段10の検出出力VFが変速操作
手段14で設定された変速上限値VAから直線的に減少
するように、変速手段8を制御するものである。
【0044】すなわち、この減速手段18aは、電流検
出器12の検出出力IFが最大値IMAX未満(IF<IMAX)
の場合において、電流検出器12の検出出力IFが変化
した場合には、速度検出手段10の検出出力VFが、 VF=VA−k2・IF (ただし、k2は比例定数) (2) の関係を満たすように、変速手段8を制御することで、
トルク制御を実行するようになっている。
出器12の検出出力IFが最大値IMAX未満(IF<IMAX)
の場合において、電流検出器12の検出出力IFが変化
した場合には、速度検出手段10の検出出力VFが、 VF=VA−k2・IF (ただし、k2は比例定数) (2) の関係を満たすように、変速手段8を制御することで、
トルク制御を実行するようになっている。
【0045】過負荷許容手段18bは、正負荷状態にお
いて、電流検出器12の検出出力IFが、前述の(1)
式で与えられる制限値ILIMIT以上の場合(IF≧IMAX)
に、検出出力IFが最大値IMAXに一致するように、すな
わち、 IF=IMAX (3) の関係を満たすように、変速手段8を制御するものであ
る。
いて、電流検出器12の検出出力IFが、前述の(1)
式で与えられる制限値ILIMIT以上の場合(IF≧IMAX)
に、検出出力IFが最大値IMAXに一致するように、すな
わち、 IF=IMAX (3) の関係を満たすように、変速手段8を制御するものであ
る。
【0046】(1)式、(3)式の関係から、 IF=IT+k1・(VMAX−VF) (4) よって、過負荷許容手段18bは、電流検出器12の検
出出力IFが最大値IMAXを越えている場合に、速度検出
手段10の検出出力VFが減少するのに応じて、電流検
出器12の検出出力IFが、定格値ITを基準として比例
的に増加するように、変速手段8を制御していると言う
ことができる。
出出力IFが最大値IMAXを越えている場合に、速度検出
手段10の検出出力VFが減少するのに応じて、電流検
出器12の検出出力IFが、定格値ITを基準として比例
的に増加するように、変速手段8を制御していると言う
ことができる。
【0047】一方、逆負荷側制御部20は、逆負荷状態
において、速度検出手段10の検出出力VFが変速操作
手段14で設定された変速上限値VAに一致するよう
に、すなわち、 VF=VA (5) の関係を満たすように、変速手段8を制御する。
において、速度検出手段10の検出出力VFが変速操作
手段14で設定された変速上限値VAに一致するよう
に、すなわち、 VF=VA (5) の関係を満たすように、変速手段8を制御する。
【0048】変速規制手段22は、変速操作手段14で
設定される変速上限値VAが予め決められた変速最大値
VMAXを超過した場合(VA>VMAX)には、変速上限値VA
が変速最大値VMAX以下になるように、変速上限値VAを
制限するものである。すなわち、 VA≦VMAX (6) の関係を満たすように、変速上限値VAを制限する。
設定される変速上限値VAが予め決められた変速最大値
VMAXを超過した場合(VA>VMAX)には、変速上限値VA
が変速最大値VMAX以下になるように、変速上限値VAを
制限するものである。すなわち、 VA≦VMAX (6) の関係を満たすように、変速上限値VAを制限する。
【0049】変速操作手段14で設定される変速上限値
VAが、変速最大値VMAX以下であれば、変速規制手段2
2は、省略することも可能である。
VAが、変速最大値VMAX以下であれば、変速規制手段2
2は、省略することも可能である。
【0050】次に、上記構成の電動装置1の変速制御動
作について、図2に示すフローチャト、および図3に示
す機械式無段変速機4の出力回転数/トルク特性図を参
照して説明する。
作について、図2に示すフローチャト、および図3に示
す機械式無段変速機4の出力回転数/トルク特性図を参
照して説明する。
【0051】電動機4が起動された後、変速操作手段1
4の図示しない変速レバーを操作すると、変速操作手段
14からは、その操作量に応じた大きさの変速上限値V
Aの信号が出力され、この変速上限値VAのデータが制御
手段16に取り込まれる(ステップ1)。
4の図示しない変速レバーを操作すると、変速操作手段
14からは、その操作量に応じた大きさの変速上限値V
Aの信号が出力され、この変速上限値VAのデータが制御
手段16に取り込まれる(ステップ1)。
【0052】また、電動機4の起動によって、機械式無
段変速機2も動作されるので、速度検出手段10および
電流検出器12からは、それぞれ検出信号VF、IFが出
力される。そして、両検出信号VF、IFが同じく制御手
段16に取り込まれる(ステップ2、3)。
段変速機2も動作されるので、速度検出手段10および
電流検出器12からは、それぞれ検出信号VF、IFが出
力される。そして、両検出信号VF、IFが同じく制御手
段16に取り込まれる(ステップ2、3)。
【0053】制御手段16は、これらの変速上限値
VA、検出信号VF、IFの各データに基づいて次の制御
を行う。
VA、検出信号VF、IFの各データに基づいて次の制御
を行う。
【0054】まず、変速操作手段14で設定される変速
上限値VAが予め決められた変速最大値VMAX以下か否か
を判断する(ステップ4)。
上限値VAが予め決められた変速最大値VMAX以下か否か
を判断する(ステップ4)。
【0055】変速上限値VAが変速最大値VMAXを超過し
ている(VA>VMAX)の場合には、変速規制手段22は、
変速上限値VAが変速最大値VMAX以下になるように、す
なわち、前述の(6)式の関係を満たすように、変速上限
値VAを制限する(ステップ5)。
ている(VA>VMAX)の場合には、変速規制手段22は、
変速上限値VAが変速最大値VMAX以下になるように、す
なわち、前述の(6)式の関係を満たすように、変速上限
値VAを制限する(ステップ5)。
【0056】このため、変速操作手段14で変速上限値
VAをさらに増加させて電動装置1を加速しようとして
も、この変速規制手段22によって機械式無段変速機2
の出力軸の出力回転数Nが、変速最大値VMAXに対応し
た最大回転数NMAXに制限される。
VAをさらに増加させて電動装置1を加速しようとして
も、この変速規制手段22によって機械式無段変速機2
の出力軸の出力回転数Nが、変速最大値VMAXに対応し
た最大回転数NMAXに制限される。
【0057】一方、ステップ4において、変速操作手段
14で設定される変速上限値VAが変速最大値VMAX以下
(VA≦VMAX)と判断された場合には、制御手段16は、
電流検出器12の検出出力IFが予め設定した出力回転
数/トルクを決める入力電流値よりも小さいか否かによ
って、機械式無段変速機2の出力軸に加わるのが正負荷
か逆負荷かを判断する(ステップ6)。
14で設定される変速上限値VAが変速最大値VMAX以下
(VA≦VMAX)と判断された場合には、制御手段16は、
電流検出器12の検出出力IFが予め設定した出力回転
数/トルクを決める入力電流値よりも小さいか否かによ
って、機械式無段変速機2の出力軸に加わるのが正負荷
か逆負荷かを判断する(ステップ6)。
【0058】すなわち、正負荷の場合には、電動機4の
検出出力IFは、予め設定された出力回転数/トルクを
決める入力電流値よりも大きくなるが、逆負荷の場合に
は、電動機4での電力消費が抑えられたり、電動機4が
発電状態となるので、その入力電流値よりも小さくな
る。
検出出力IFは、予め設定された出力回転数/トルクを
決める入力電流値よりも大きくなるが、逆負荷の場合に
は、電動機4での電力消費が抑えられたり、電動機4が
発電状態となるので、その入力電流値よりも小さくな
る。
【0059】逆負荷と判断された場合には、逆負荷側制
御部20は、電流検出器12からの検出出力IFは無視
し、速度検出手段10の検出出力VFに基づき、この検
出出力VFが変速操作手段14で設定された変速上限値
VAに一致するように、すなわち、前述の(5)式の関係
を満たすように、変速手段8を制御する(ステップ7)。
御部20は、電流検出器12からの検出出力IFは無視
し、速度検出手段10の検出出力VFに基づき、この検
出出力VFが変速操作手段14で設定された変速上限値
VAに一致するように、すなわち、前述の(5)式の関係
を満たすように、変速手段8を制御する(ステップ7)。
【0060】したがって、変速操作手段14で設定され
た変速上限値VAが、機械式無段変速機2の出力軸の回
転数として、たとえばN1、N2、N3、NMAXの内の一つ
に対応しておれば、その回転数N1、N2、N3、NMAXが
維持される。つまり、図3において、変速上限値VAで
決まる出力回転数がN1のときには、符号a1で示す直線
に沿って、N2のときには、符号a2で示す直線に沿っ
て、N3のときには符号a3で示す直線に沿って、さら
に、NMAXのときには符号aMAXで示す直線に沿って、そ
れぞれ出力回転数/トルク特性が変化する。
た変速上限値VAが、機械式無段変速機2の出力軸の回
転数として、たとえばN1、N2、N3、NMAXの内の一つ
に対応しておれば、その回転数N1、N2、N3、NMAXが
維持される。つまり、図3において、変速上限値VAで
決まる出力回転数がN1のときには、符号a1で示す直線
に沿って、N2のときには、符号a2で示す直線に沿っ
て、N3のときには符号a3で示す直線に沿って、さら
に、NMAXのときには符号aMAXで示す直線に沿って、そ
れぞれ出力回転数/トルク特性が変化する。
【0061】一方、ステップ6において、正負荷と判断
された場合には、さらに、前述の(1)式に基づいて入力
電流の最大値IMAXを算出し(ステップ8)、電流検出器
12の検出出力IFがこの入力電流の最大値IMAX未満か
否かを判断する(ステップ9)。
された場合には、さらに、前述の(1)式に基づいて入力
電流の最大値IMAXを算出し(ステップ8)、電流検出器
12の検出出力IFがこの入力電流の最大値IMAX未満か
否かを判断する(ステップ9)。
【0062】そして、電流検出器12の検出出力IFが
IMAX未満(IF<IMAX)であると判断された場合には、
減速手段18aは、速度検出手段10および電流検出器
12からの両検出出力VF、IFに基づき、電流検出器1
2の検出出力IFが大きくなるのに従って、速度検出手
段10の検出出力VFが変速上限値VAから漸次直線的に
小さくなるように、すなわち、前述の(2)式の関係を満
たすように、変速手段8を制御する(ステップ10)。
IMAX未満(IF<IMAX)であると判断された場合には、
減速手段18aは、速度検出手段10および電流検出器
12からの両検出出力VF、IFに基づき、電流検出器1
2の検出出力IFが大きくなるのに従って、速度検出手
段10の検出出力VFが変速上限値VAから漸次直線的に
小さくなるように、すなわち、前述の(2)式の関係を満
たすように、変速手段8を制御する(ステップ10)。
【0063】したがって、変速操作手段14で設定され
た変速上限値VAが、機械式無段変速機2の出力軸の回
転数として、たとえばN1、N2、N3、NMAXの内の一つ
に対応しておれば、負荷が大きくなるのに伴って、出力
軸の回転数NがN1、N2、N3、NMAXの内の一つの値か
ら次第に小さくなる。つまり、図3において、変速上限
値VAで決まる出力回転数がN1のときには、符号b1で示
す直線に沿って、N2のときには、符号b2で示す直線に
沿って、N3のときには符号b3で示す直線に沿って、さ
らに、NMAXのときには、符号bMAXで示す直線に沿っ
て、それぞれ出力回転数/トルク特性が変化する。
た変速上限値VAが、機械式無段変速機2の出力軸の回
転数として、たとえばN1、N2、N3、NMAXの内の一つ
に対応しておれば、負荷が大きくなるのに伴って、出力
軸の回転数NがN1、N2、N3、NMAXの内の一つの値か
ら次第に小さくなる。つまり、図3において、変速上限
値VAで決まる出力回転数がN1のときには、符号b1で示
す直線に沿って、N2のときには、符号b2で示す直線に
沿って、N3のときには符号b3で示す直線に沿って、さ
らに、NMAXのときには、符号bMAXで示す直線に沿っ
て、それぞれ出力回転数/トルク特性が変化する。
【0064】一方、ステップ9において、電流検出器1
2の検出出力IFが最大値IMAX以上(IF≧IMAX)である
と判断された場合には、過負荷許容手段18bは、速度
検出手段10および電流検出器12からの両検出出力V
F、IFに基づき、速度検出手段10の検出出力VFが減
少するのに従って、電流検出手段12の検出出力IFが
定格値ITから漸次直線的に増加するように、すなわ
ち、前述の(3)式の関係を満たすように、変速手段8を
制御する(ステップ11)。
2の検出出力IFが最大値IMAX以上(IF≧IMAX)である
と判断された場合には、過負荷許容手段18bは、速度
検出手段10および電流検出器12からの両検出出力V
F、IFに基づき、速度検出手段10の検出出力VFが減
少するのに従って、電流検出手段12の検出出力IFが
定格値ITから漸次直線的に増加するように、すなわ
ち、前述の(3)式の関係を満たすように、変速手段8を
制御する(ステップ11)。
【0065】これは、見方を変えると、次の制御を行っ
ているとも言える。
ているとも言える。
【0066】いま、前述の(4)式を、速度検出手段10
の検出出力VFとして表す式に変形すると、 VF=VMAX−(1/k1)・(IF−IT) (7) となる。
の検出出力VFとして表す式に変形すると、 VF=VMAX−(1/k1)・(IF−IT) (7) となる。
【0067】したがって、(7)式の関係から、変速操
作手段14で設定された変速上限値VAとは無関係に、
負荷の増大に伴い電流検出器12の検出出力IFが大き
くなるのに従って、速度検出手段10の検出出力VFが
変速最大値VMAXから次第に小さくなるように、つま
り、図3の符号cで示す直線に沿って出力回転数/トル
ク特性が変化される。
作手段14で設定された変速上限値VAとは無関係に、
負荷の増大に伴い電流検出器12の検出出力IFが大き
くなるのに従って、速度検出手段10の検出出力VFが
変速最大値VMAXから次第に小さくなるように、つま
り、図3の符号cで示す直線に沿って出力回転数/トル
ク特性が変化される。
【0068】このため、特に低速側において定格値を越
えて大きなトルクを発生させることができ、電動台車等
に適用した場合においては、段差などを乗り越えること
ができる。
えて大きなトルクを発生させることができ、電動台車等
に適用した場合においては、段差などを乗り越えること
ができる。
【0069】なお、本例のように過負荷許容手段18b
を設けることは、電動機4の定格値を越えて大きなトル
クを一時的に発生できる利点があるので好ましいが、過
負荷許容手段18bを省略し、電流検出器12の検出出
力IFが定格値を越えないような制御を行うことも可能
である。
を設けることは、電動機4の定格値を越えて大きなトル
クを一時的に発生できる利点があるので好ましいが、過
負荷許容手段18bを省略し、電流検出器12の検出出
力IFが定格値を越えないような制御を行うことも可能
である。
【0070】この場合には、図3において、減速手段1
8aが、負荷の増大に伴い、前述の(2)式の関係を満た
すように変速手段8を制御して、たとえば、符号b1、
b2、b3、bMAXの一つの直線に沿って出力回転数/トルク
が変化した後、図3の一点鎖線で示す曲線dと交わる位
置に到達したとき、さらに負荷が増大すると、この一点
鎖線の曲線dに沿って出力回転数/トルクが変化する。
8aが、負荷の増大に伴い、前述の(2)式の関係を満た
すように変速手段8を制御して、たとえば、符号b1、
b2、b3、bMAXの一つの直線に沿って出力回転数/トルク
が変化した後、図3の一点鎖線で示す曲線dと交わる位
置に到達したとき、さらに負荷が増大すると、この一点
鎖線の曲線dに沿って出力回転数/トルクが変化する。
【0071】上記の実施例では、負荷検出手段12とし
て電流検出器で構成したが、電動機4の出力軸にマグネ
チックセンサ等の回転検出器を設けて電動機4のスリッ
プ率を検出するスリップ率検出手段で構成することもで
きる。
て電流検出器で構成したが、電動機4の出力軸にマグネ
チックセンサ等の回転検出器を設けて電動機4のスリッ
プ率を検出するスリップ率検出手段で構成することもで
きる。
【0072】電動機4が小容量のモータでは、抵抗器等
の電流検出器を設ければ容易に負荷の検出が可能である
が、大容量のモータでは適用が困難であるため、電流検
出器に代えてスリップ率検出手段で負荷を検出すること
ができる。
の電流検出器を設ければ容易に負荷の検出が可能である
が、大容量のモータでは適用が困難であるため、電流検
出器に代えてスリップ率検出手段で負荷を検出すること
ができる。
【0073】また、上記の実施例では、速度検出手段1
0を設けているが、これに代えて、機械式無段変速機2
の変速比を検出する変速比検出手段を用いることもでき
る。この変速比検出手段としては、たとえば、機械式無
段変速機2の変速リングの位置を検出することで実現で
きる。
0を設けているが、これに代えて、機械式無段変速機2
の変速比を検出する変速比検出手段を用いることもでき
る。この変速比検出手段としては、たとえば、機械式無
段変速機2の変速リングの位置を検出することで実現で
きる。
【0074】この変速比を検出すれば、速度を直接検出
する場合に比べると、次の利点がある。
する場合に比べると、次の利点がある。
【0075】機械式無段変速機2の変速比が一定であっ
ても、機械式無段変速機2の出力回転数が、電動機4の
特性により変化するので、速度を直接検出する場合は、
図3の出力回転数/トルク特性が変化するが、変速比を
検出する場合は、図3の出力回転数/トルク特性が、電
動機4の特性に左右されなくなる。
ても、機械式無段変速機2の出力回転数が、電動機4の
特性により変化するので、速度を直接検出する場合は、
図3の出力回転数/トルク特性が変化するが、変速比を
検出する場合は、図3の出力回転数/トルク特性が、電
動機4の特性に左右されなくなる。
【0076】(1)、(4)、(7)式でのk1は、比例定数と
されているが、図3の破線で示す曲線c'のように、機械
式無段変速機2のほぼ低速回転時のみ、曲線dに比較し
てトルクが大きくなるように、速度検出手段10の検出
出力に基づいてk1を変化させれば、電動機4の定格値を
超過する範囲を狭くすることができる。
されているが、図3の破線で示す曲線c'のように、機械
式無段変速機2のほぼ低速回転時のみ、曲線dに比較し
てトルクが大きくなるように、速度検出手段10の検出
出力に基づいてk1を変化させれば、電動機4の定格値を
超過する範囲を狭くすることができる。
【0077】また、(2)式では、k2も比例定数とされて
いるが、図3のe1、e2、e3、eMAXの各点、およびf2、
f3、fMAXの各点で出力回転数/トルク特性が折れないよ
うに、負荷検出手段12の検出出力に基づいてk2を変化
させれば、より滑らかな変速を行うことができる。
いるが、図3のe1、e2、e3、eMAXの各点、およびf2、
f3、fMAXの各点で出力回転数/トルク特性が折れないよ
うに、負荷検出手段12の検出出力に基づいてk2を変化
させれば、より滑らかな変速を行うことができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0079】(1) 請求項1記載に係る電動装置では、
正負荷状態において、負荷が小さくなっても、出力軸の
回転速度は予め設定された変速上限値を越えることがな
い一方、負荷が大きくなれば、これに応じて出力軸の回
転速度が変速上限値よりも低下されてトルクが漸次増加
される。つまり、トルク制御が連続的に実行されるた
め、滑らかな変速が行われる。しかも、逆負荷状態にお
いても予め設定された変速上限値を越えることがないの
で、装置が勝手に暴走するのが防止される。
正負荷状態において、負荷が小さくなっても、出力軸の
回転速度は予め設定された変速上限値を越えることがな
い一方、負荷が大きくなれば、これに応じて出力軸の回
転速度が変速上限値よりも低下されてトルクが漸次増加
される。つまり、トルク制御が連続的に実行されるた
め、滑らかな変速が行われる。しかも、逆負荷状態にお
いても予め設定された変速上限値を越えることがないの
で、装置が勝手に暴走するのが防止される。
【0080】(2) 請求項2記載に係る構成の電動装置
では、正負荷状態において、負荷が大きくなって、電動
機の定格値を越える場合でも、電動機が焼損等を生じな
い程度の許容範囲内でトルク制御が行われるため大きな
トルクを発生させることができる。
では、正負荷状態において、負荷が大きくなって、電動
機の定格値を越える場合でも、電動機が焼損等を生じな
い程度の許容範囲内でトルク制御が行われるため大きな
トルクを発生させることができる。
【0081】(3) 請求項3記載に係る電動装置では、
電動機に小容量のモータを使用する場合に、簡単な回路
構成で負荷の大きさを検出することができる。
電動機に小容量のモータを使用する場合に、簡単な回路
構成で負荷の大きさを検出することができる。
【0082】(4) 請求項4記載に係る電動装置では、
電動機に大容量のモータを使用する場合に、簡単な回路
構成で負荷の大きさを検出することができる。
電動機に大容量のモータを使用する場合に、簡単な回路
構成で負荷の大きさを検出することができる。
【0083】(5) 請求項5記載に係る電動装置では、
機械式無段変速機の出力回転数/トルク特性が、電動機
の特性に左右されなくなる。
機械式無段変速機の出力回転数/トルク特性が、電動機
の特性に左右されなくなる。
【図1】本発明の実施例に係る電動装置のブロック図で
ある。
ある。
【図2】図1の電動装置の変速制御の動作説明に供する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】本発明の電動装置の変速制御における機械式無
段変速機の出力回転数/トルク特性を示す説明図であ
る。
段変速機の出力回転数/トルク特性を示す説明図であ
る。
【図4】電動装置に適用される機械式無段変速機の構成
図である。
図である。
【図5】図4の機械式無段変速機の出力回転数/トルク
特性を示す説明図である。
特性を示す説明図である。
【図6】従来の電動装置における変速制御に伴う機械式
無段変速機の出力回転数/トルク特性の説明図である。
無段変速機の出力回転数/トルク特性の説明図である。
【図7】従来の電動装置における他の変速制御に伴う機
械式無段変速機の出力回転数/トルク特性の説明図であ
る。
械式無段変速機の出力回転数/トルク特性の説明図であ
る。
1…電動装置、2…機械式無段変速機、4…電動機、8
…変速手段、10…速度検出手段、12…負荷検出手段
(電流検出器)、14…変速操作手段、16…制御手段、
18…正負荷側制御部、18a…減速手段、18b…過負
荷許容手段、20…逆負荷側制御部、22…変速規制手
段。
…変速手段、10…速度検出手段、12…負荷検出手段
(電流検出器)、14…変速操作手段、16…制御手段、
18…正負荷側制御部、18a…減速手段、18b…過負
荷許容手段、20…逆負荷側制御部、22…変速規制手
段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:68
Claims (5)
- 【請求項1】 機械式無段変速機の入力軸を駆動する電
動機と、機械式無段変速機の出力軸の回転速度を変速す
る変速手段と、機械式無段変速機の出力軸の回転速度を
検出する速度検出手段と、機械式無段変速機の出力軸に
加わる負荷の正負および電動機に加わる負荷の大きさを
検出する負荷検出手段と、機械式無段変速機の出力軸の
回転速度の変速上限値を設定する変速操作手段と、この
変速操作手段で設定された変速上限値、ならびに速度検
出手段と負荷検出手段との両検出出力に基づいて前記変
速手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、正負荷状態において変速手段を制御す
る正負荷側制御部と、逆負荷状態において変速手段を制
御する逆負荷側制御部とを有し、 正負荷側制御部は、負荷検出手段の検出出力が大きくな
るのに従って、速度検出手段の検出出力が変速操作手段
で設定された変速上限値から漸次小さくなるように前記
変速手段を制御する減速手段を含む一方、 逆負荷側制御部は、逆負荷状態において、速度検出手段
の検出出力が変速操作手段で設定された変速上限値に一
致するように前記変速手段を制御するものであることを
特徴とする電動装置。 - 【請求項2】 前記正負荷側制御部は、負荷検出手段の
検出出力が電動機の定格値を越えている場合には、速度
検出手段の検出出力が減少するのに応じて、負荷検出手
段の検出出力が定格値を基準として漸次増加するよう
に、変速手段を制御する過負荷許容手段を含むことを特
徴とする請求項1記載の電動装置。 - 【請求項3】 前記負荷検出手段は、電動機に供給され
る電流を検出する電流検出手段である請求項1または請
求項2に記載の電動装置。 - 【請求項4】 前記負荷検出手段は、電動機のスリップ
率を検出するスリップ率検出手段である請求項1または
請求項2に記載の電動装置。 - 【請求項5】 速度検出手段に代えて、機械式無段変速
機の変速比を検出する変速比検出手段を用いることを特
徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電
動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193198A JPH0861455A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 電動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193198A JPH0861455A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 電動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861455A true JPH0861455A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16303939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6193198A Pending JPH0861455A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 電動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0861455A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100228451A1 (en) * | 2009-03-09 | 2010-09-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Hydraulic pressure controlling apparatus |
| JP2011073573A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Jatco Ltd | 電動駆動ユニット |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP6193198A patent/JPH0861455A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100228451A1 (en) * | 2009-03-09 | 2010-09-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Hydraulic pressure controlling apparatus |
| JP2011073573A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Jatco Ltd | 電動駆動ユニット |
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