JPH0862163A - 熱流センサの校正方法及びその装置 - Google Patents
熱流センサの校正方法及びその装置Info
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- JPH0862163A JPH0862163A JP6194336A JP19433694A JPH0862163A JP H0862163 A JPH0862163 A JP H0862163A JP 6194336 A JP6194336 A JP 6194336A JP 19433694 A JP19433694 A JP 19433694A JP H0862163 A JPH0862163 A JP H0862163A
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- heat flow
- flow sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定対象を管体とする熱流センサの校正方法
およびその装置に関し、被測定管の側周面に近接配置
し、該被測定管と外部雰囲気との間で授受される熱流量
を測定する熱流センサの実測時の状態を再現し、より正
確な校正を行えるようにすることを目的とする。 【構成】 熱流センサSを、上記被測定管に等しい径の
管状基準熱源1に実測時と同じ状態で近接配置し、上記
管状基準熱源1を基準熱源制御手段31によって所定の
生成熱量で稼働させ、このときの熱流センサSを通過す
る熱流量を、上記生成熱量と雰囲気温度T∞及び熱流セ
ンサS上面の温度Ts2より演算手段41において算出
し、該算出結果に基づいて熱流センサSの出力レベルの
校正を行うようにし、これによって上記熱流センサSが
実測時と同一の曲率で湾曲されるとともに実測時と同じ
圧力を管状基準熱源1より加えられることになるので、
校正時及び実測時相互での感度特性を等しくしている。
およびその装置に関し、被測定管の側周面に近接配置
し、該被測定管と外部雰囲気との間で授受される熱流量
を測定する熱流センサの実測時の状態を再現し、より正
確な校正を行えるようにすることを目的とする。 【構成】 熱流センサSを、上記被測定管に等しい径の
管状基準熱源1に実測時と同じ状態で近接配置し、上記
管状基準熱源1を基準熱源制御手段31によって所定の
生成熱量で稼働させ、このときの熱流センサSを通過す
る熱流量を、上記生成熱量と雰囲気温度T∞及び熱流セ
ンサS上面の温度Ts2より演算手段41において算出
し、該算出結果に基づいて熱流センサSの出力レベルの
校正を行うようにし、これによって上記熱流センサSが
実測時と同一の曲率で湾曲されるとともに実測時と同じ
圧力を管状基準熱源1より加えられることになるので、
校正時及び実測時相互での感度特性を等しくしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱流センサの校正方法お
よびその装置に関し、特に測定対象を管体とする熱流セ
ンサの校正方法およびその装置に関するものである。
よびその装置に関し、特に測定対象を管体とする熱流セ
ンサの校正方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電所のボイラ等のような熱交換システ
ムにおいては、稼働時間が経るに従って、システム内に
配置された管体の内面にスケールやスライムが付着し、
これによって管体の熱抵抗が増大し、熱交換効率を低下
させるばかりか、管内圧力の異常上昇や冷却水の流通不
全に起因する過熱障害の原因となることがある。このた
め、上記管体内面の清浄作業(例えば洗浄液を管内に流
通させる化学的な処理や微細な固形物を流体とともに流
通させる物理的な処理)が定期的に実施されるととも
に、上記洗浄作業の実施時期を知る上で熱交換システム
で使用される管体の熱抵抗が定期的に測定される。
ムにおいては、稼働時間が経るに従って、システム内に
配置された管体の内面にスケールやスライムが付着し、
これによって管体の熱抵抗が増大し、熱交換効率を低下
させるばかりか、管内圧力の異常上昇や冷却水の流通不
全に起因する過熱障害の原因となることがある。このた
め、上記管体内面の清浄作業(例えば洗浄液を管内に流
通させる化学的な処理や微細な固形物を流体とともに流
通させる物理的な処理)が定期的に実施されるととも
に、上記洗浄作業の実施時期を知る上で熱交換システム
で使用される管体の熱抵抗が定期的に測定される。
【0003】図5は先に本出願人らによって特開平6-33
00号公報において開示された上記管体の熱抵抗測定装置
の外観斜視図である。図5に示す被測定管92には、セ
ンサユニット80が装着されるとともに、所定の温度・
流量に調整された流体を図示しない供給手段によって流
通させるようにしている。
00号公報において開示された上記管体の熱抵抗測定装置
の外観斜視図である。図5に示す被測定管92には、セ
ンサユニット80が装着されるとともに、所定の温度・
流量に調整された流体を図示しない供給手段によって流
通させるようにしている。
【0004】上記センサユニット80は、例えばアルミ
ニウムブロックで形成された一対の半裁管80a,80
bと、該半裁管80a,80bの内面側に積層配置され
た熱抵抗体81とを備え、双方の半裁管80a,80b
にわたって挿通されるボルト84とこれに螺合するナッ
ト85とによって固定される。
ニウムブロックで形成された一対の半裁管80a,80
bと、該半裁管80a,80bの内面側に積層配置され
た熱抵抗体81とを備え、双方の半裁管80a,80b
にわたって挿通されるボルト84とこれに螺合するナッ
ト85とによって固定される。
【0005】さらに上記熱抵抗体81のほぼ中央部に
は、図6に示すように、上記装着状態で被測定管92側
に面するように熱流センサSが埋設されるとともに、該
熱流センサSと熱抵抗体81との間隔位置に温度センサ
TS が配置されている。
は、図6に示すように、上記装着状態で被測定管92側
に面するように熱流センサSが埋設されるとともに、該
熱流センサSと熱抵抗体81との間隔位置に温度センサ
TS が配置されている。
【0006】このような熱抵抗測定装置によれば、上記
被測定管92の温度T2 と上記温度センサTS で測温さ
れた熱抵抗体81内部の温度T1 との温度差ΔTと、熱
流センサSを通過する熱流量qとに基づいて下記数式
(A) に示すように被測定管92の熱抵抗値RT を求める
ことができ、さらに例えば同質・同径の未使用管の熱抵
抗値RT0を求め、上記熱抵抗値の差(=RT −RT0)に
基づいて被測定管92の内面に付着したスケールやスラ
イムの熱抵抗値を求めることができる。
被測定管92の温度T2 と上記温度センサTS で測温さ
れた熱抵抗体81内部の温度T1 との温度差ΔTと、熱
流センサSを通過する熱流量qとに基づいて下記数式
(A) に示すように被測定管92の熱抵抗値RT を求める
ことができ、さらに例えば同質・同径の未使用管の熱抵
抗値RT0を求め、上記熱抵抗値の差(=RT −RT0)に
基づいて被測定管92の内面に付着したスケールやスラ
イムの熱抵抗値を求めることができる。
【0007】
【数1】
【0008】また、上記構成では図7(a) に示すよう
に、上記熱流センサSが被測定管92の側周面に符合し
た曲率で湾曲するように密着支持されるので、検出すべ
き全ての熱流方向に対して熱流センサSの有効検出面が
直角となり、例えば図7(b) に示すような平板状に配置
させた熱流センサS′によるよりも検出対象となる熱流
の一次元性が保持され、より正確な測定が行われる。
に、上記熱流センサSが被測定管92の側周面に符合し
た曲率で湾曲するように密着支持されるので、検出すべ
き全ての熱流方向に対して熱流センサSの有効検出面が
直角となり、例えば図7(b) に示すような平板状に配置
させた熱流センサS′によるよりも検出対象となる熱流
の一次元性が保持され、より正確な測定が行われる。
【0009】また、特に上記熱抵抗体81を、例えばネ
オプレンゴムやシリコンゴムのような可撓性材料で構成
するとともに半裁管90a,90bに対して着脱可能と
することにより、例えば種々の管径の被測定管92に応
じて複数種類の半裁管を取り揃えておくだけで、上記熱
流センサSを備える熱抵抗体81を共通に使用できる利
点がある。
オプレンゴムやシリコンゴムのような可撓性材料で構成
するとともに半裁管90a,90bに対して着脱可能と
することにより、例えば種々の管径の被測定管92に応
じて複数種類の半裁管を取り揃えておくだけで、上記熱
流センサSを備える熱抵抗体81を共通に使用できる利
点がある。
【0010】ところで、上記熱流センサによる被測定管
の熱抵抗値の測定精度を高めるために、熱流センサの感
度、すなわち熱流センサを通過する熱流量とこれに対応
する測定出力との関係を求める校正作業が上記実測に先
立って行われる必要があり、実測時の測定精度は校正作
業の精度によって大きく左右される。
の熱抵抗値の測定精度を高めるために、熱流センサの感
度、すなわち熱流センサを通過する熱流量とこれに対応
する測定出力との関係を求める校正作業が上記実測に先
立って行われる必要があり、実測時の測定精度は校正作
業の精度によって大きく左右される。
【0011】特公昭55-36091号公報には上記熱流センサ
の校正方法に係る発明が記載されており、図8は上記校
正方法において使用される装置の概念図である。図8に
示すように、校正対象となる熱流センサSに、発熱量が
測定可能な第1の均熱加熱器71の一方の面を密着さ
せ、該均熱加熱器71の他方の発熱面に等温断熱用熱流
センサ72を密着させるとともに、さらに該等温断熱用
熱流センサ72の他方の面に第2の均熱加熱器73を配
置するようにしている。
の校正方法に係る発明が記載されており、図8は上記校
正方法において使用される装置の概念図である。図8に
示すように、校正対象となる熱流センサSに、発熱量が
測定可能な第1の均熱加熱器71の一方の面を密着さ
せ、該均熱加熱器71の他方の発熱面に等温断熱用熱流
センサ72を密着させるとともに、さらに該等温断熱用
熱流センサ72の他方の面に第2の均熱加熱器73を配
置するようにしている。
【0012】このような構成において熱流センサSの出
力を校正するには、上記第1の均熱加熱器71を所定発
熱量で発熱させるとともに、上記等温断熱用熱流センサ
72の測定出力が零となるように上記第2の均熱加熱器
73を発熱させた上で、上記第1の均熱加熱器71の発
熱量と上記熱流センサSの測定出力との関係に基づいて
該熱流センサSの校正を行うようにしている。
力を校正するには、上記第1の均熱加熱器71を所定発
熱量で発熱させるとともに、上記等温断熱用熱流センサ
72の測定出力が零となるように上記第2の均熱加熱器
73を発熱させた上で、上記第1の均熱加熱器71の発
熱量と上記熱流センサSの測定出力との関係に基づいて
該熱流センサSの校正を行うようにしている。
【0013】これによって、第1の均熱加熱器71の等
温断熱用熱流センサ72側では断熱状態が保持され、第
1の均熱加熱器71の全熱量が熱流センサS側に流入す
ることになる。従って、所要の演算処理によって、上記
熱流センサSを通過する熱流量が正確に算出され、厳密
な校正がなされることとなる。
温断熱用熱流センサ72側では断熱状態が保持され、第
1の均熱加熱器71の全熱量が熱流センサS側に流入す
ることになる。従って、所要の演算処理によって、上記
熱流センサSを通過する熱流量が正確に算出され、厳密
な校正がなされることとなる。
【0014】さらに、上記校正装置においてはより校正
精度を高めるために、上記積層配置された熱流センサS
や、均熱加熱器71,73、等温断熱用熱流センサ72
の両側端面fにも校正用熱流センサ74と均熱加熱器7
5とを配置するようにし、上記側端面fにおける熱損失
を無くすようにして、より厳密に熱流センサSを通過す
る熱流量を正確に求めることができるようにしている。
精度を高めるために、上記積層配置された熱流センサS
や、均熱加熱器71,73、等温断熱用熱流センサ72
の両側端面fにも校正用熱流センサ74と均熱加熱器7
5とを配置するようにし、上記側端面fにおける熱損失
を無くすようにして、より厳密に熱流センサSを通過す
る熱流量を正確に求めることができるようにしている。
【0015】従って、図5乃至図6に示すような熱抵抗
測定装置の校正作業を行う場合には、上記熱抵抗体81
に担持された状態で熱流センサSを第1の均熱加熱器7
1に密着させ、上記と同様の手順にて校正を行うように
している。
測定装置の校正作業を行う場合には、上記熱抵抗体81
に担持された状態で熱流センサSを第1の均熱加熱器7
1に密着させ、上記と同様の手順にて校正を行うように
している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の校正方法を図5乃至図6に示す熱抵抗測定装置に適
用した場合、熱流センサSは熱抵抗体81とともに平面
状に保持された状態で校正されるのに対し、実測時には
熱流センサSは半裁管90a,90bの内面(被測定管
2の側周面)に沿って湾曲された状態で保持されるとこ
ろから、該実測時には校正時において加えられない曲げ
応力や圧力が熱流センサSに対して加えられることとな
る。
来の校正方法を図5乃至図6に示す熱抵抗測定装置に適
用した場合、熱流センサSは熱抵抗体81とともに平面
状に保持された状態で校正されるのに対し、実測時には
熱流センサSは半裁管90a,90bの内面(被測定管
2の側周面)に沿って湾曲された状態で保持されるとこ
ろから、該実測時には校正時において加えられない曲げ
応力や圧力が熱流センサSに対して加えられることとな
る。
【0017】その結果、上記校正によって特定された熱
流センサSの感度特性が、実測時とは相違することにな
り、最終的に得られる被測定管の熱抵抗値に誤差が含ま
れることが指摘されている。
流センサSの感度特性が、実測時とは相違することにな
り、最終的に得られる被測定管の熱抵抗値に誤差が含ま
れることが指摘されている。
【0018】本発明は上記従来の事情に鑑みて提案され
たものであって、被測定管の側周面に近接配置し、該被
測定管と外部雰囲気との間で授受される熱流量を測定す
る熱流センサの実測時の状態を再現し、より正確な校正
を行えるようにした校正方法及びその装置を提供するこ
とを目的とするものである。
たものであって、被測定管の側周面に近接配置し、該被
測定管と外部雰囲気との間で授受される熱流量を測定す
る熱流センサの実測時の状態を再現し、より正確な校正
を行えるようにした校正方法及びその装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は以下の手段を採用する。すなわち、被測定
管の側周面に近接配置し、該被測定管と外部雰囲気との
間で授受される熱流量を測定する熱流センサの校正方法
において、図1、図2に示すように、上記熱流センサS
を、上記被測定管に等しい径の管状基準熱源1に実測時
と同じ状態で近接配置し、上記管状基準熱源1を基準熱
源制御手段31によって所定の生成熱量で稼働させ、こ
のときの熱流センサSを通過する熱流量を、上記生成熱
量と雰囲気温度T∞及び熱流センサS上面の温度Ts2よ
り演算手段41において算出し、該算出結果に基づいて
熱流センサSの出力レベルの校正を行うようにする。
めに本発明は以下の手段を採用する。すなわち、被測定
管の側周面に近接配置し、該被測定管と外部雰囲気との
間で授受される熱流量を測定する熱流センサの校正方法
において、図1、図2に示すように、上記熱流センサS
を、上記被測定管に等しい径の管状基準熱源1に実測時
と同じ状態で近接配置し、上記管状基準熱源1を基準熱
源制御手段31によって所定の生成熱量で稼働させ、こ
のときの熱流センサSを通過する熱流量を、上記生成熱
量と雰囲気温度T∞及び熱流センサS上面の温度Ts2よ
り演算手段41において算出し、該算出結果に基づいて
熱流センサSの出力レベルの校正を行うようにする。
【0020】さらに上記管状基準熱源1の両端面及び両
端面近傍の側周面に、それぞれ補助熱源21H 〜24H
によって熱量を供給し、上記両端面及び側周面に配置さ
れる等温断熱用熱流センサ21S 〜24S の出力レベル
が零となる断熱状態に保持することも望ましい。
端面近傍の側周面に、それぞれ補助熱源21H 〜24H
によって熱量を供給し、上記両端面及び側周面に配置さ
れる等温断熱用熱流センサ21S 〜24S の出力レベル
が零となる断熱状態に保持することも望ましい。
【0021】
【作用】上記の構成によれば、校正に付される熱流セン
サSは実測時と同一の曲率で湾曲されるとともに実測時
と同じ圧力を管状基準熱源1より加えられることになる
ので、校正時及び実測時相互での熱流センサSの感度特
性が等しくなる。
サSは実測時と同一の曲率で湾曲されるとともに実測時
と同じ圧力を管状基準熱源1より加えられることになる
ので、校正時及び実測時相互での熱流センサSの感度特
性が等しくなる。
【0022】また、上記のように校正作業中に稼働する
管状基準熱源1の両端面及び該両端面近傍の側周面を断
熱状態に保持することにより、校正対象である熱流セン
サSを通過する熱流量がより正確に算出できるようにな
る。
管状基準熱源1の両端面及び該両端面近傍の側周面を断
熱状態に保持することにより、校正対象である熱流セン
サSを通過する熱流量がより正確に算出できるようにな
る。
【0023】
【実施例】図1は本発明に係る一実施例の構成を示す機
能ブロック図であり、図2はその要部構成図である。
能ブロック図であり、図2はその要部構成図である。
【0024】図1及び図2に示すように、実測に供され
る被測定管に等しい径で、内部にヒータ11を備える管
状基準熱源1に対して、既述のように半裁管90a,9
0bとその内面に積層配置される熱抵抗体81とを備え
るセンサユニット80(図5乃至図6参照)が実測時と
同じくボルト84によって取り付けられ、上記熱抵抗体
81のほぼ中央位置に配置された熱流センサSが上記管
状基準熱源1に近接配置される。
る被測定管に等しい径で、内部にヒータ11を備える管
状基準熱源1に対して、既述のように半裁管90a,9
0bとその内面に積層配置される熱抵抗体81とを備え
るセンサユニット80(図5乃至図6参照)が実測時と
同じくボルト84によって取り付けられ、上記熱抵抗体
81のほぼ中央位置に配置された熱流センサSが上記管
状基準熱源1に近接配置される。
【0025】上記管状基準熱源1の内部には、基準熱源
制御手段31によって所定の生成熱量Q0 で稼働される
メインヒータ11が設けられるとともに、その側周面全
体には熱放射率を高めるための艶消し黒色塗装が施され
ている。また、上記基準熱源制御手段31からメインヒ
ータ11への供給電力Wは後述するように校正に係る種
々の計算を行う演算手段41に入力されるようにしてい
る。
制御手段31によって所定の生成熱量Q0 で稼働される
メインヒータ11が設けられるとともに、その側周面全
体には熱放射率を高めるための艶消し黒色塗装が施され
ている。また、上記基準熱源制御手段31からメインヒ
ータ11への供給電力Wは後述するように校正に係る種
々の計算を行う演算手段41に入力されるようにしてい
る。
【0026】さらに熱流センサSの上面には温度センサ
TS2が配置されるとともに、上記管状基準熱源1及びセ
ンサユニット80を取り巻く外部雰囲気温度を測定する
温度センサTSaが配置され、各温度センサTS2,TSaの
測定出力Ts2及びT∞が演算手段41に入力されるよう
にしている。
TS2が配置されるとともに、上記管状基準熱源1及びセ
ンサユニット80を取り巻く外部雰囲気温度を測定する
温度センサTSaが配置され、各温度センサTS2,TSaの
測定出力Ts2及びT∞が演算手段41に入力されるよう
にしている。
【0027】尚、上記センサユニット80には上記温度
センサTS2の他に、例えば熱流センサSと管状基準熱源
1との間隔位置や半裁管90a,90bの外周面等にも
測温手段を配置することができるが、この実施例では後
述するような演算手段41における演算処理によって上
記2基の温度センサTS2,TSaだけで管状基準熱源1や
半裁管90a,90bの外周面の温度を求めるようにし
ている(後述の式B-11,13 参照)。
センサTS2の他に、例えば熱流センサSと管状基準熱源
1との間隔位置や半裁管90a,90bの外周面等にも
測温手段を配置することができるが、この実施例では後
述するような演算手段41における演算処理によって上
記2基の温度センサTS2,TSaだけで管状基準熱源1や
半裁管90a,90bの外周面の温度を求めるようにし
ている(後述の式B-11,13 参照)。
【0028】またこの管状基準熱源1の左右両端面には
等温断熱用熱流センサ21S ,22S が近接配置される
とともに、各等温断熱用熱流センサ21S ,22S の外
側位置には補助熱源21H ,22H が配置されている。
また、上記左右両端面近傍の側周面の全周にわたって第
2の等温断熱用熱流センサ23S ,24S と、その外周
位置の補助熱源23H ,24H とが相互に積層された状
態で近接配置されており、これら等温断熱用熱流センサ
22S 〜24S 及び補助熱源21H 〜24H は、各々が
配置された管状基準熱源1の左右両端面とその近傍の側
周面を熱平衡状態にするために設けられている。
等温断熱用熱流センサ21S ,22S が近接配置される
とともに、各等温断熱用熱流センサ21S ,22S の外
側位置には補助熱源21H ,22H が配置されている。
また、上記左右両端面近傍の側周面の全周にわたって第
2の等温断熱用熱流センサ23S ,24S と、その外周
位置の補助熱源23H ,24H とが相互に積層された状
態で近接配置されており、これら等温断熱用熱流センサ
22S 〜24S 及び補助熱源21H 〜24H は、各々が
配置された管状基準熱源1の左右両端面とその近傍の側
周面を熱平衡状態にするために設けられている。
【0029】すなわち、例えば等温断熱用熱流センサ2
1S の出力は増幅器21A を経てA/D変換器21C に
入力され、該等温断熱用熱流センサ21S に対応する補
助熱源制御手段21P に入力される。この補助熱源制御
手段21P は上記A/D変換器21C の出力レベルに基
づいて補助熱源21H を制御するものであり、例えば等
温断熱用熱流センサ21S が管状基準熱源1より外部雰
囲気に向かう熱流を検出した時には補助熱源21H の発
熱量を増加させる一方、逆に外部雰囲気より管状基準熱
源1に向かう熱流は検出されたときには補助熱源21H
の発熱量を減少させるように動作し、これによって管状
基準熱源1の端面が断熱状態に保持されることとなる。
もちろん、上記動作は他の補助熱源制御手段22P 〜2
4P においても同様である。
1S の出力は増幅器21A を経てA/D変換器21C に
入力され、該等温断熱用熱流センサ21S に対応する補
助熱源制御手段21P に入力される。この補助熱源制御
手段21P は上記A/D変換器21C の出力レベルに基
づいて補助熱源21H を制御するものであり、例えば等
温断熱用熱流センサ21S が管状基準熱源1より外部雰
囲気に向かう熱流を検出した時には補助熱源21H の発
熱量を増加させる一方、逆に外部雰囲気より管状基準熱
源1に向かう熱流は検出されたときには補助熱源21H
の発熱量を減少させるように動作し、これによって管状
基準熱源1の端面が断熱状態に保持されることとなる。
もちろん、上記動作は他の補助熱源制御手段22P 〜2
4P においても同様である。
【0030】従って、上記管状基準熱源1における生成
熱量Q0 は、図2に示す伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q
1 ,Q2 ,Q3 の和に等しく、この場合の熱収支は当然
ながら次式(B-1) で表される。
熱量Q0 は、図2に示す伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q
1 ,Q2 ,Q3 の和に等しく、この場合の熱収支は当然
ながら次式(B-1) で表される。
【0031】尚、上記伝熱面I は半裁管90a,90b
によって覆われない管状基準熱源1の側周面、伝熱面II
は半裁管90a,90bの側周面、伝熱面III は半裁管
90a,90bの左右両端面である。
によって覆われない管状基準熱源1の側周面、伝熱面II
は半裁管90a,90bの側周面、伝熱面III は半裁管
90a,90bの左右両端面である。
【0032】 Q0 =Q1 +Q2 +Q3 (B-1)ここで、上
記各伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q1 ,Q2 ,Q3 は外
部雰囲気への自由対流による放熱量qcnと熱放射量qrn
との和であり、それぞれ次式(B-2)で表される。
記各伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q1 ,Q2 ,Q3 は外
部雰囲気への自由対流による放熱量qcnと熱放射量qrn
との和であり、それぞれ次式(B-2)で表される。
【0033】 Qn =(qcn+qrn)An (B-2) 上記式(B-2) において、n は各伝熱面I,II,IIIに対応す
る添字(=1,2,3)であり、An は各伝熱面I,II,IIIの表面
積である。従って、上記管状基準熱源1の直径D1 、同
じく全長L1 、半裁管90a,90bの直径D2 、同じ
く全長L2 とすると、An は下記(B-3-1),(B-3-2),(B-3
-3) で表される。
る添字(=1,2,3)であり、An は各伝熱面I,II,IIIの表面
積である。従って、上記管状基準熱源1の直径D1 、同
じく全長L1 、半裁管90a,90bの直径D2 、同じ
く全長L2 とすると、An は下記(B-3-1),(B-3-2),(B-3
-3) で表される。
【0034】 A1 =πD1 (L1 −L2 ) (B-3-1) A2 =πD2 L2 (B-3-2) A3 =π/4・(D12−D22)×2 (B-3-3) 各伝熱面I,II,IIIよりの自由対流による放熱量qcnは次
式(B-4) で算出される。但し、下記数式中、αcnは熱伝
達係数であり、Twnは各伝熱面I,II,IIIの表面温度、T
∞は温度センサTSaによって得られる外部雰囲気温度で
ある。
式(B-4) で算出される。但し、下記数式中、αcnは熱伝
達係数であり、Twnは各伝熱面I,II,IIIの表面温度、T
∞は温度センサTSaによって得られる外部雰囲気温度で
ある。
【0035】 qcn=αcn(Twn−T∞) (B-4) 上記式(B-4) に示す熱伝達係数αcnは、次のヌセルト数
Nu で無次元表示される。
Nu で無次元表示される。
【0036】Nu =αcnDn /λ ここでλは空気の熱伝導率、Dn は上記各伝熱面の代表
長さであり、伝熱面I,IIに対しては上記直径D1,D2
を、伝熱面III に対しては(D2 −D1 )/2を用い
る。従って、以下に述べる演算によってヌセルト数Nu
の値が得られれば、αcn=Nu λ/Dn で算出できる。
長さであり、伝熱面I,IIに対しては上記直径D1,D2
を、伝熱面III に対しては(D2 −D1 )/2を用い
る。従って、以下に述べる演算によってヌセルト数Nu
の値が得られれば、αcn=Nu λ/Dn で算出できる。
【0037】上記伝熱面I,IIの熱伝達係数αc1, αc2に
対しては水平円管の自由対流伝熱に関する無次元式であ
る下記数式(B-5) を適用できる。
対しては水平円管の自由対流伝熱に関する無次元式であ
る下記数式(B-5) を適用できる。
【0038】
【数2】
【0039】但し上記式(B-5) において、 Nud :ヌセルト数 Rad :レーレー数 また、上記式(B-5) 中、Rad 、m、C1 は下記数式(B
-6),(B-7),(B-8) によって表される。
-6),(B-7),(B-8) によって表される。
【0040】
【数3】
【0041】尚、上記数式(B-6),(B-7),(B-8) に記載の
各パラメータは以下の通りである。 Gr:グラスホフ数 Pr:プラントル数 cp :空気の定圧比熱 μ :空気の粘度 λ :空気の熱伝導率 ν :空気の動粘度 温度によって変動する空気の物性値cp,λ,μ,νは外
部雰囲気温度T∞と各伝熱面の温度Twnとに基づいて、
Twn−0.38( Twn−T∞)で算出された値で評価するよ
うにした。
各パラメータは以下の通りである。 Gr:グラスホフ数 Pr:プラントル数 cp :空気の定圧比熱 μ :空気の粘度 λ :空気の熱伝導率 ν :空気の動粘度 温度によって変動する空気の物性値cp,λ,μ,νは外
部雰囲気温度T∞と各伝熱面の温度Twnとに基づいて、
Twn−0.38( Twn−T∞)で算出された値で評価するよ
うにした。
【0042】また、伝熱面III の熱伝達係数αc3に対し
ては、垂直平板の自由対流の式(B-9) を用いる。 Nu1 =0.515 Ra1 1/4 (B-9) 一方、各伝熱面I,II,IIIよりの熱放射による放熱量qrn
は次式で表される。
ては、垂直平板の自由対流の式(B-9) を用いる。 Nu1 =0.515 Ra1 1/4 (B-9) 一方、各伝熱面I,II,IIIよりの熱放射による放熱量qrn
は次式で表される。
【0043】 qrn=εn σ〔(Twn+273.15 )4 −(T∞+273.15 )4 〕 (B-10) 上記εn は各伝熱面I,II,IIIの熱放射率であり、例えば
伝熱面I では艶消し黒色塗装であるためε1 =0.9と
し、伝熱面II,IIIにおいてはアルマイト処理面のε2 =
ε3 =0.56を用いる。尚、上記σはステファン−ボ
ルツマン定数である。
伝熱面I では艶消し黒色塗装であるためε1 =0.9と
し、伝熱面II,IIIにおいてはアルマイト処理面のε2 =
ε3 =0.56を用いる。尚、上記σはステファン−ボ
ルツマン定数である。
【0044】演算手段41において、熱流センサS上面
に配置された温度センサTS2の測定出力Ts2と温度セン
サTSaの測定出力T∞(外部雰囲気の気温)とに基づい
て各伝熱面I,II,IIIに関する上式(B-2)〜(B-10)を数値
的に解くことにより各面からの放熱量Q1 ,Q2 ,Q3
を求める。その際に、伝熱面I の表面温度Tw1には上記
温度センサTS2の測定出力Ts2を与える。
に配置された温度センサTS2の測定出力Ts2と温度セン
サTSaの測定出力T∞(外部雰囲気の気温)とに基づい
て各伝熱面I,II,IIIに関する上式(B-2)〜(B-10)を数値
的に解くことにより各面からの放熱量Q1 ,Q2 ,Q3
を求める。その際に、伝熱面I の表面温度Tw1には上記
温度センサTS2の測定出力Ts2を与える。
【0045】また、伝熱面IIの表面温度Tw2は熱収支の
式(B-1) を数値的に解く過程で下記数式(B-11)に基づき
算出する。尚、下記数式(B-11)において、Ralは半裁管
90a,90bを構成するアルミニウムの熱抵抗であ
り、該熱抵抗Ralはアルミニウムの熱伝導率λalと半裁
管90a,90bの厚さδalとによって下記数式(B-12)
によって求められる。
式(B-1) を数値的に解く過程で下記数式(B-11)に基づき
算出する。尚、下記数式(B-11)において、Ralは半裁管
90a,90bを構成するアルミニウムの熱抵抗であ
り、該熱抵抗Ralはアルミニウムの熱伝導率λalと半裁
管90a,90bの厚さδalとによって下記数式(B-12)
によって求められる。
【0046】
【数4】
【0047】さらに伝熱面III の表面温度は、下記数式
(B-13)のように上記温度センサTS2の測定出力Ts2と伝
熱面IIの表面温度Tw2の出力の相加平均を採用する。 Tw3=(Ts2+Tw2)/A2 (B-13) 上記計算において伝熱面IIの温度Tw2に仮定値を与えて
計算を実行し、式(B-11)で算出されるTw2の値と比較を
行い、その差が10-6以内となるまで繰り返し計算を行
う。収束した時点で伝熱面IIの表面温度Tw2、各伝熱面
I,II,IIIからの熱放散量Q1 ,Q2 ,Q3 が決まるの
で、それらの和と上記生成熱量Q0 とを比較することに
より上記数値計算の妥当性を確認することができる。
(B-13)のように上記温度センサTS2の測定出力Ts2と伝
熱面IIの表面温度Tw2の出力の相加平均を採用する。 Tw3=(Ts2+Tw2)/A2 (B-13) 上記計算において伝熱面IIの温度Tw2に仮定値を与えて
計算を実行し、式(B-11)で算出されるTw2の値と比較を
行い、その差が10-6以内となるまで繰り返し計算を行
う。収束した時点で伝熱面IIの表面温度Tw2、各伝熱面
I,II,IIIからの熱放散量Q1 ,Q2 ,Q3 が決まるの
で、それらの和と上記生成熱量Q0 とを比較することに
より上記数値計算の妥当性を確認することができる。
【0048】上記全ての式の各パラメータは測定可能で
あり、例えば総生成熱量Q0 は基準熱源制御手段31か
らメインヒータ11への供給電力Wに基づき、演算手段
41において容易に算出されるとともに、上記温度セン
サTS2及びTSaの各出力であるTs2及びT∞は演算手段
41に入力され、各伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q1,
Q2 ,Q3 を算出することができる。
あり、例えば総生成熱量Q0 は基準熱源制御手段31か
らメインヒータ11への供給電力Wに基づき、演算手段
41において容易に算出されるとともに、上記温度セン
サTS2及びTSaの各出力であるTs2及びT∞は演算手段
41に入力され、各伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q1,
Q2 ,Q3 を算出することができる。
【0049】図3及び図4は本発明に係る校正方法によ
って得られた熱流センサの感度特性図であり、図3、図
4相互で半裁管90a.90b(アルミニウム製)の長
さL2 を共通とし、該半裁管90a.90bの外径D2
と内径D1 とを異ならせている。すなわち、図3に示す
例では、外径D2 =80mm、内径D1 =42mmであり、
図4に示す例では外径D2 =70mm、内径D1 =25.
4mmとしている。
って得られた熱流センサの感度特性図であり、図3、図
4相互で半裁管90a.90b(アルミニウム製)の長
さL2 を共通とし、該半裁管90a.90bの外径D2
と内径D1 とを異ならせている。すなわち、図3に示す
例では、外径D2 =80mm、内径D1 =42mmであり、
図4に示す例では外径D2 =70mm、内径D1 =25.
4mmとしている。
【0050】上記演算手段41における演算によって各
伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q1 ,Q2 ,Q3 が算出さ
れ、これら放熱量と下記の数式(C-1) より、熱流センサ
Sを通過する熱流量qcal を算出することができる。
伝熱面I,II,IIIからの放熱量Q1 ,Q2 ,Q3 が算出さ
れ、これら放熱量と下記の数式(C-1) より、熱流センサ
Sを通過する熱流量qcal を算出することができる。
【0051】 qcal =(Q2 +Q3 )/( πD1・L2) (C-1) 図3,図4には、3つの相異なる供給電力で上記メイン
ヒータ11を稼働したときの上記演算手段41によって
算出された熱流センサSの通過熱量qcal とこれに対応
する熱流センサSの測定出力Eとをグラフ上に○印でプ
ロットした。該3ヶ所の○印に対して最小自乗法による
回帰直線K1 を描くと、熱流センサSを通過する熱流量
qとこれに対応する熱流センサSの測定出力Eとの間に
は下記B式の関係が成り立つことが確認できた。
ヒータ11を稼働したときの上記演算手段41によって
算出された熱流センサSの通過熱量qcal とこれに対応
する熱流センサSの測定出力Eとをグラフ上に○印でプ
ロットした。該3ヶ所の○印に対して最小自乗法による
回帰直線K1 を描くと、熱流センサSを通過する熱流量
qとこれに対応する熱流センサSの測定出力Eとの間に
は下記B式の関係が成り立つことが確認できた。
【0052】q=311E (B) 尚、上記図3、図4中、●印は上記通過熱量qcal の信
頼性を確認するために、熱流センサS下面にも温度セン
サTS1を取り付け(図2中破線で示す)、この温度セン
サTS1の測定出力Ts1と上記温度センサTS2の測定出力
Ts2とより熱流センサSの上下の温度差と、熱流センサ
S自体の熱伝導率λs 及び厚さδs に基づいて算出され
る熱流量qdTを求め(但し、qdT=λs(Ts1−Ts2)/
δs)、該熱流量qdTに対応する熱流センサSの出力E
をプロットした。尚、図示の例では、δs =2mmであ
る。
頼性を確認するために、熱流センサS下面にも温度セン
サTS1を取り付け(図2中破線で示す)、この温度セン
サTS1の測定出力Ts1と上記温度センサTS2の測定出力
Ts2とより熱流センサSの上下の温度差と、熱流センサ
S自体の熱伝導率λs 及び厚さδs に基づいて算出され
る熱流量qdTを求め(但し、qdT=λs(Ts1−Ts2)/
δs)、該熱流量qdTに対応する熱流センサSの出力E
をプロットした。尚、図示の例では、δs =2mmであ
る。
【0053】図3、図4からも確認できるとおり、上記
熱流量qdTによる●印も上記回帰直線K1 上に沿って分
布するところから、○印のプロットのように2つの温度
センサTS2,TSaの測定出力Ts2, T∞だけに基づいて
算出された熱流量qcal によっても充分な信頼性を備え
る校正の基準としての回帰直線K1 が得られる。従っ
て、該回帰直線K1 に基づいて熱流センサを通過する熱
量qと測定出力Eとの関係式(B)を特定して校正を行
えばよいことがわかる。
熱流量qdTによる●印も上記回帰直線K1 上に沿って分
布するところから、○印のプロットのように2つの温度
センサTS2,TSaの測定出力Ts2, T∞だけに基づいて
算出された熱流量qcal によっても充分な信頼性を備え
る校正の基準としての回帰直線K1 が得られる。従っ
て、該回帰直線K1 に基づいて熱流センサを通過する熱
量qと測定出力Eとの関係式(B)を特定して校正を行
えばよいことがわかる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば特に管体
を対象とする熱抵抗測定装置を、被測定管と同径の管状
基準熱源に熱流センサを近接配置させて校正を行うこと
により、該熱流センサに実測時と同じ曲げ応力及び圧力
が加わり、精度の高い校正がなされることになる。
を対象とする熱抵抗測定装置を、被測定管と同径の管状
基準熱源に熱流センサを近接配置させて校正を行うこと
により、該熱流センサに実測時と同じ曲げ応力及び圧力
が加わり、精度の高い校正がなされることになる。
【0055】特に本発明において上記管状基準熱源の両
端面及び両端面近傍の側周面にそれぞれ熱量を供給し、
上記両端面及び側周面を断熱状態に保持することによ
り、上記校正の基準となる熱流センサの通過熱流量の算
出が正確となる。
端面及び両端面近傍の側周面にそれぞれ熱量を供給し、
上記両端面及び側周面を断熱状態に保持することによ
り、上記校正の基準となる熱流センサの通過熱流量の算
出が正確となる。
【図1】本発明に係る一実施例の機能ブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る一実施例の主要部の構成図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る一実施例によって求められた熱流
センサの感度特性図である。
センサの感度特性図である。
【図4】本発明に係る一実施例によって求められた熱流
センサの感度特性図である。
センサの感度特性図である。
【図5】本発明の適用対象となるセンサユニットの斜視
図である
図である
【図6】図5に示すセンサユニットに設けられた熱流セ
ンサの構成図である。
ンサの構成図である。
【図7】図5に示すセンサユニットの作用説明図であ
る。
る。
【図8】従来例の校正方法の概念図である。
1 管状基準熱源 31 基準熱量制御手段 41 演算手段 21S 〜24S 等温断熱用熱流センサ 21P 〜24P 補助熱源制御手段 92 被測定管 S 熱流センサ TS2, TSa 温度センサ Ts2 温度センサTS2の測定出力 T∞ 外部雰囲気温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 英作 福岡市南区塩原2丁目1番47号 九州電力 株式会社総合研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 被測定管の側周面に近接配置し、該被測
定管と外部雰囲気との間で授受される熱流量を測定する
熱流センサの校正方法において、 上記熱流センサを、上記被測定管に等しい径の管状基準
熱源に実測時と同じ状態で近接配置し、上記管状基準熱
源を所定の生成熱量で稼働させ、このときの熱流センサ
を通過する熱流量を、上記生成熱量より算出し、該算出
結果に基づいて熱流センサの出力レベルの校正を行うよ
うにした熱流センサの校正方法。 - 【請求項2】 上記管状基準熱源の稼働時に熱流センサ
を通過する熱流量を、外部雰囲気温度と熱流センサの少
なくとも一面で測温された温度に基づいて算出するよう
にした請求項1に記載の熱流センサの校正方法。 - 【請求項3】 上記管状基準熱源の両端面及び両端面近
傍の側周面に、それぞれ熱量を供給し、上記両端面及び
側周面を断熱状態に保持するようにした請求項1に記載
の熱流センサの校正方法。 - 【請求項4】 被測定管の側周面に近接配置し、該被測
定管と外部雰囲気との間で授受される熱流量を測定する
熱流センサの校正装置において、 上記被測定管に等しい径で、熱流センサが実測時と同じ
状態で近接配置される管状基準熱源と、該管状基準熱源
の生成熱量を制御する基準熱量制御手段と、上記生成熱
量に基づいて熱流センサを通過する熱流量を算出すると
ともに、該算出された熱流量と熱流センサの測定出力と
の関係を記憶する演算手段とを備える熱流センサの校正
装置。 - 【請求項5】 上記熱流センサの少なくとも一面に温度
センサを配置するとともに、外部雰囲気温度を測定する
温度センサを配置し、該各温度センサの測定出力を演算
手段に入力するようにした請求項4に記載の熱流センサ
の校正装置。 - 【請求項6】 上記管状基準熱源の両端面及び両端面近
傍の側周面に、それぞれ熱量を供給する補助熱源と、該
補助熱源と管状基準熱源との間隔位置に配置された等温
断熱用熱流センサと、該等温断熱用熱流センサの出力レ
ベルが零となるように上記補助熱源における生成熱量を
制御する補助制御手段とを備える請求項4に記載の熱流
センサの校正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19433694A JP3311159B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 熱流センサの校正方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19433694A JP3311159B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 熱流センサの校正方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0862163A true JPH0862163A (ja) | 1996-03-08 |
| JP3311159B2 JP3311159B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=16322900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19433694A Expired - Fee Related JP3311159B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 熱流センサの校正方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3311159B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10408690B2 (en) | 2015-05-11 | 2019-09-10 | Denso Corporation | Manufacturing method of heat flux sensor and heat flow generation device for use in the manufacturing method |
| CN111879817A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-03 | 江苏大学 | 一种基于帕尔贴效应测量表面对流传热系数的系统及方法 |
| CN111896081A (zh) * | 2020-09-04 | 2020-11-06 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 插入式热流计的标定装置及标定方法 |
| CN114624283A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-06-14 | 珠海市运泰利自动化设备有限公司 | 基于tmp117的高精度热流参数测量设备的校准方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536091B2 (ja) * | 1977-01-24 | 1980-09-18 | ||
| JPS5612837U (ja) * | 1979-07-09 | 1981-02-03 | ||
| JPH01312450A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-12-18 | General Electric Co <Ge> | 部品の熱的性能測定方法および装置 |
| JPH063300A (ja) * | 1992-06-24 | 1994-01-11 | Kyoto Electron Mfg Co Ltd | 管体の熱特性測定方法、センサーユニット及び装置 |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP19433694A patent/JP3311159B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN111879817A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-03 | 江苏大学 | 一种基于帕尔贴效应测量表面对流传热系数的系统及方法 |
| CN111879817B (zh) * | 2020-07-31 | 2023-08-18 | 江苏大学 | 一种基于帕尔贴效应测量表面对流传热系数的系统及方法 |
| CN111896081A (zh) * | 2020-09-04 | 2020-11-06 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 插入式热流计的标定装置及标定方法 |
| CN114624283A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-06-14 | 珠海市运泰利自动化设备有限公司 | 基于tmp117的高精度热流参数测量设备的校准方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3311159B2 (ja) | 2002-08-05 |
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