JPH086228B2 - 制電性織物 - Google Patents

制電性織物

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JPH086228B2
JPH086228B2 JP61163728A JP16372886A JPH086228B2 JP H086228 B2 JPH086228 B2 JP H086228B2 JP 61163728 A JP61163728 A JP 61163728A JP 16372886 A JP16372886 A JP 16372886A JP H086228 B2 JPH086228 B2 JP H086228B2
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conductive
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勝重 鰐部
俊夫 山奥
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Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は制電性織物に関する。更に詳しくは少なくと
も織物の片側に導電性糸条が露出しないようにした制電
性織物に関する。
〔従来技術〕
従来、例えばIC工場等、静電気を嫌う職場で作業する
作業者等が着用しているユニホームには導電性糸条が織
込まれているが、かかる導電性糸条には、例えば導電性
繊維(導電性モノフィラメント糸又は導電性マルチフィ
ラメント糸)の外側をポリアミド、ポリエステルなどの
熱可塑性マルチフィラメント糸によってカバリングした
ものなどが使用されている。
ところで、導電性繊維は芯鞘型あるいはバイメタル型
など多種多様の形状のものが知られているが、いずれも
黒色を呈するカーボンや茶褐色を呈する金属など導電性
を有する成分を含んでいるので、導電性繊維自体の外観
は導電性成分と同様に黒色や茶褐色を呈している。
従って、部分的にせよカバリングが不完全で導電性繊
維が露出した導電性糸条を織物に織り込んだ場合、露出
した導電性繊維が非常に目立つと言う問題があった。
〔発明の目的〕 本発明は、仮に部分的にせよカバリングに欠陥のある
導電性糸条が織物に織り込まれた場合でもカバリングの
欠陥部分が目立たない制電性織物を提供することを目的
とするものである。
〔発明の構成〕
すなわち、本発明の制電性織物は、導電性合成繊維の
外側を配向の進行していない熱可塑性マルチフィラメン
トからなる捲縮糸によって捲回した導電性複合加工糸を
構成糸の一部とする織物であって、該織物の少なくとも
片側表面上に露出する前記導電性複合加工糸の露出比率
が該織物全体に用いられる前記導電性複合加工糸の使用
重量比率より小さいことを特徴とする。
このように構成された織物は、導電性糸条の大部分が
織物の裏側に出るので、仮に部分的にせよカバリングに
欠陥部分がある導電性糸条を織物に織り込んだ場合で
も、その欠陥部分が目立たないようになる。
上記露出比率Eは、一完全組織内で該導電性糸条が表
タテ糸(表ヨコ糸)と交錯する組織交錯数をA、一完全
組織内で表タテ糸と表ヨコ糸が交錯する総組織交錯数を
Bとしたとき、 E=A/B …… (1) で表される。
また、使用重量比率Wは、同一面積の導電性糸条の使
用糸量をM、同一面積の総使用糸量をNとしたとき、 W=M/N …… (2) で表される。
一方、導電性糸条は、導電性成分を有する糸の外側を
マルチフィラメント糸で被覆し、導電性成分を有する糸
が外部に露出しないようにした多層構造の糸を言う。
また、導電性成分を有する糸とは、カーボンなど導電
性成分を含んだ芯鞘タイプやバイメタルタイプなど公知
の導電性合成繊維(導電性モノフィラメント糸及び導電
性マルチフィラメント糸)を言う。
上記導電性糸条は、カーボンなど導電性成分を有する
糸の外側を、配向の進行していない熱可塑性マルチフィ
ラメントからなる捲縮糸によって捲回した導電性複合加
工糸であることが望ましい。この導電性複合加工糸は、
少なくとも、導電性成分を有する糸と熱可塑性マルチフ
ィラメント末延伸糸または半延伸糸とを引揃えたあと、
仮撚加工を施することによって製造される。
更に具体的には、上記導電性複合加工糸は、導電性合
成繊維と、熱可塑性マルチフィラメント末延伸糸または
半延伸糸と、熱可塑性マルチフィラメント延伸糸の3糸
条を合糸したあと、混織、交絡用の空気噴射ノズルによ
って空気交絡処理し、次いで、仮撚加工域において仮撚
加工を行うことによって得られる。
仮撚加工域での仮撚ヒーターの温度は170℃〜200℃の
範囲が好ましい。200℃を超えると未延伸糸または半延
伸糸を構成する単繊維同志が融着し、均一な捲回が難し
くなる。
この場合、最終的に芯糸となる導電性を有する糸と最
終的に鞘糸となる熱可塑性マルチフィラメント糸を同時
に延伸仮撚するため、延伸倍率を大きく取れず最終段階
(複合加工糸)では鞘部を形成する熱可塑性マルチフィ
ラメント糸の配向は殆ど進行されていない。例えばポリ
エステル繊維の場合、その複屈折率は80〜140×10-3
範囲内にある。
また、所望により最終的に芯部となる導電性合成繊維
および最終的に鞘部となる熱可塑性マルチフィラメント
糸のほかに、延伸糸などの第3成分の糸を合糸させても
よい。第3成分の糸を合糸させると黒色や茶褐色をした
導電性合成繊維が第3成分の糸によっても被覆され、更
に見え難くなる。
更に、引揃えられた糸を仮撚加工する前に空気交絡処
理すると導電性合成繊維以外の糸がバラけるのでカバリ
ング性が向上するようになる。
更にまた、最終的に鞘部となる糸に艶消糸を使用する
と導電性合成繊維が見え難くなる。
また、熱可塑性マルチフィラメント未延伸糸または半
延伸糸の複屈折は22〜39×10-3の範囲が好ましい。8×
10-3未満では完全に非結晶性であるために200℃の仮撚
ヒーターの上で瞬間的に融着するし、反対に60×10-3
超えるとほぼ通常の延伸糸と同様の物理的挙動を示し、
カバリング性が悪化する。
また、導電性合成繊維は単独で使用してもよいが、2
本以上引揃えて使用してもよい。
以下、本発明の実施態様を図面によって説明する。
第1図は、本発明にかかる制電性織物の一実施態様を
示す拡大断面図であり、制電性織物Tは表の布1と裏の
布11からなる二重織の構造を成し、表の布1は多数の経
糸3と緯糸2a,2b,2c,……,から構成されている。ま
た、裏の布11は多数の経糸13と緯糸12a,12b,12c,……,
から構成されている。上記表の布1と裏の布11は接結糸
(経糸)としての導電性糸条20によって接結されてい
る。
すなわち、導電性糸条20は、表の布1の経糸3と緯糸
2a間、裏の布11の経糸13と緯糸12d間、表の布1の経糸
3と緯糸2e間、裏の布11の経糸13と緯糸12h間、表の布
1の経糸3と緯糸2i間、……、を通って千鳥状に配設さ
れており、布1、11の面には全く表れないのである。
この例の場合、導電性糸条20の露出比率は0%、該織
物Tに用いられている導電性糸条20の使用重量比率は、
糸の配列比率によって変わるが、もちろん0%よりは大
きくなる。導電性糸条20の露出比率は該織物Tに用いら
れている導電性糸条20の使用重量比率より小さい。
第2図は、本発明にかかる制電性織物の一実施態様を
示す拡大断面図であり、制電性織物T′は布1′と導電
性糸条20′から構成されている。
布1′は多数の経糸3′と緯糸2a′,2b′,2c′,…
…,からなり、導電性糸条20′は経糸3′と緯糸2h′と
の間に織込まれたあと、布1′の裏面に沿って配され
る。導電性糸条20′が布1′の裏側に織込まれるピッチ
は種々設計し得る。
この制電性織物T′の織組織は、表が2/2綾、裏が3
飛8枚緯朱子であり、導電性糸条20′は表側には全く表
れない。
〔発明の効果〕
上記のように、本発明は、導電性合成繊維の外側を配
向の進行していない熱可塑性マルチフィラメントからな
る捲縮糸によって捲回した導電性複合加工糸を構成糸の
一部とする織物であって、該織物の少なくとも片側表面
上に露出する前記導電性複合加工糸の露出比率が該織物
全体に用いられる前記導電性複合加工糸の使用重量比率
より小さいので、審美性及び風合いの優れた静電性織物
が得られ、仮に部分的にせよカバリングに欠陥のある導
電性糸条を織物に織り込んだとしてもカバリングの欠陥
部分が目立たない制電性織物が得られる。
〔実施例〕
実施例 経糸にポリエステル150/2−48(地部)と導電性糸条2
20デニール(筋糸)を27:1の割合で配列し、緯糸にポリ
エステル/綿45/2を67本/in×54本/inで織組織を地部は
平職、筋糸は1/3の変形マットで織成したところ、織物
表面からはカーボンブラックの見えない制電性織物を得
た。
ここで、芯部がカーボン、鞘部がポリエステルで構成
された芯鞘タイプの導電性繊維(20デニール(D)/3フ
ィラメント(F))と、ポリエステル延伸糸(75D/36
F)と高配向ポリエステル未延伸糸(75D/36F)の3糸条
を引揃えて空気交絡処理し、引き続き仮撚加工工程に供
して、全体で220Dの導電性繊維を得た。この導電性繊維
は、上記の導電性繊維糸とポリエステル延伸糸が芯部に
主として存在し、その周囲に配向の進行していないポリ
エステル糸(高配向未延伸糸)がS,Z交互に反転して捲
回してなる糸条であった。
なお、糸の加工条件は次の通りである。
(1) 空気噴射ノズルの空気圧:3kg/m2 (2) 延伸仮撚域の延伸倍率:1.04 (3) 加工速度:400m/min (4) 仮撚ヒーター温度:170℃ 評価 導電性糸条の露出比率は1.8%、該織物に用いられて
いる導電性糸条の使用重量比率2.7%であり、導電性糸
条の露出比率は該織物に用いられている導電性糸条の使
用重量比率より小さかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる制電性織物の一実施態様を示
す拡大断面図、第2図は、本発明にかかる制電性織物の
一実施態様を示す拡大断面図である。 20,20′……導電性糸条、T,T′……制電性織物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−239044(JP,A) 特開 昭50−76357(JP,A) 特開 昭57−29644(JP,A) 特開 昭60−45632(JP,A) 実開 昭62−101299(JP,U) 特公 昭53−4452(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性合成繊維の外側を配向の進行してい
    ない熱可塑性マルチフィラメントからなる捲縮糸によっ
    て捲回した導電性複合加工糸を構成糸の一部とする織物
    であって、該織物の少なくとも片側表面上に露出する前
    記導電性複合加工糸の露出比率が該織物全体に用いられ
    る前記導電性複合加工糸の使用重量比率より小さいこと
    を特徴とする制電性織物。
JP61163728A 1986-07-14 1986-07-14 制電性織物 Expired - Fee Related JPH086228B2 (ja)

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JP61163728A JPH086228B2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 制電性織物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297721A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Daiwa:Kk 複合糸、防音カーペット、及び繊維製品

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JP2007297721A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Daiwa:Kk 複合糸、防音カーペット、及び繊維製品

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