JPH0862704A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0862704A
JPH0862704A JP19820894A JP19820894A JPH0862704A JP H0862704 A JPH0862704 A JP H0862704A JP 19820894 A JP19820894 A JP 19820894A JP 19820894 A JP19820894 A JP 19820894A JP H0862704 A JPH0862704 A JP H0862704A
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JP
Japan
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film
imprinting
data
microcomputer
camera
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Withdrawn
Application number
JP19820894A
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English (en)
Inventor
Michi Toguchi
美知 戸口
Akira Watanabe
章 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カメラの設計範囲を拡大すること、及びフィル
ムの全長ばらつきを超えるフィルムの出現に対しても余
裕を持つことを可能とする。 【構成】撮影終了後にフィルムを巻き上げながらデータ
を写し込むカメラにおいて、DXコード読み取り装置5
はフィルム装填時に保証された撮影可能なコマ数を読み
出し、フィルム移動量検出素子2aは給送によるフィル
ム移動量を検出し、発光素子4aはフィルム上にデータ
を写し込み、空送り量記憶部6はフィルムエンド直前の
最終コマの露光後の巻き上げにおいてもデータ写し込み
を可能ならしめる1コマ分以下の巻き上げ量を確保する
ために、フィルム装填時の初期空送り量を撮影可能なコ
マ数毎に記憶し、フィルム給送部8は上記空送り量記憶
部6の初期空送り量に応じた初期空送りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ写し込みカメラ
に関し、特にフィルムの走行に同期して発光素子を発光
させて走行中のフィルム面上に日付等のデータを写し込
むデータ写し込みカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平6−95233号公
報では、発光素子である7セグメントを複数回発光させ
て巻上げ走行中のフィルム画面にデータを写し込むカメ
ラに関する技術が開示されている。かかるカメラでは、
最終撮影駒へのデータ写し込みの途中でフィルムが突っ
張ってしまい、上記最終撮影駒へのデータの写し込みが
完全に行われないまま自動的に巻戻し動作へと移行し、
その結果データの一部のみが写し込まれた非常に見苦し
い写真となってしまうといった問題を解決している。
尚、この解決策とは、フィルム全長のばらつきを考慮し
た従来の空送り量より少ない空送り量を設定することに
より最終撮影駒の巻上げ量を1駒分より少なく写し込み
完了以上とするものである。
【0003】一方、特開昭63−28452号公報に示
されるような、フィルム巻上げの最中にフィルム巻上げ
方向と直交する方向に一列に配置してある複数個のLE
Dを発光させデータを写し込むカメラにおいては、フィ
ルム規定駒数をフィルムパトローネのDXコードより読
み取り、フィルム規定駒数と撮影駒数をカウントする手
段のカウント内容とにより、規定最終撮影駒を検知し、
検知後のデータ写し込みは多くても上記規定最終撮影駒
1駒に制限する機能を有することにより、上記最終撮影
駒へのデータ写し込み途中でのフィルムエンドとなり見
苦しい写真となってしまう問題を解決している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−95233号公報により開示された技術では、
フィルム全長のばらつきを考慮した最終駒の写し込み完
了させる空送り量だが、フィルム全長のばらつきは4パ
ーフォレーションであるため、写し込み完了巻上量は必
然的に3パーフォレーション以下とならざるを得ない。
それは、写し込みデータの大きさや、発光素子からフィ
ルムアパーチャからデータ先端までの距離が多少でも増
加して、写し込み完了巻上量が3パーフォレーション以
上となることを許さない。また、今後、フィルム全長の
ばらつき4パーフォレーションを超えるフィルムが出現
した場合、最終駒の写し込み完了は保障されない。
【0005】一方、上記特開昭63−284532号公
報により開示された技術において、データ写し込みを多
くても規定最終撮影駒に制限する機能は、通常のフィル
ムは例えば36駒撮りフィルムであれば37駒というよ
うに規定の駒数より若干多目に撮影できることがある
が、従来技術では規定駒数以降は撮影、写し込みはなさ
れないため必要性がなかった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、データ写し込みを失敗す
ることなく、カメラの設計範囲を拡大することを可能と
し、また、フィルムの全長ばらつきを超えるフィルムの
出現に対しても余裕を持つことを可能とし、更にはカメ
ラの設計変更、新種フィルムにも適用可能とし、空送り
量をDXコード毎に変えて、規定駒数を越えても撮影、
写し込みが可能なデータ写し込みカメラを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるカメラは、撮影終了後に
フィルムを巻き上げながらデータを写し込むカメラにお
いて、フィルム装填時に、保証された撮影可能なコマ数
を読み出す読み出し手段と、給送によるフィルム移動量
を検出する移動量検出手段と、フィルム上にデータを写
し込む写し込み手段と、フィルムエンド直前の最終コマ
の露光後の巻き上げにおいてもデータ写し込みを可能な
らしめる1コマ分以下の巻き上げ量を確保するために、
フィルム装填時の初期空送り量を撮影可能なコマ数毎に
記憶した記憶手段と、上記記憶手段からの初期空送り量
に応じた初期空送りが可能な給送手段とを具備すること
を特徴とする。
【0008】そして、第2の態様によるカメラは、前記
写し込み手段は、複数の発光素子による光学的な写し込
みを行うことを特徴とする。さらに、第3の態様による
カメラは、露光終了後にフィルムを巻き上げると共に、
複数の発光手段によりフィルム上にデータを写し込むカ
メラにおいて、フィルム装填時に、公称撮影可能コマ数
を読み出す読み出し手段と、上記読み出された公称撮影
可能コマ数に応じて、最終コマ露光後の巻き上げにおけ
るデータ写し込みを可能ならしめるべく、フィルム装填
時の初期空送り量を設定する設定手段とを具備すること
を特徴とする。
【0009】
【作用】即ち、本発明の第1の態様によるカメラでは、
撮影終了後にフィルムを巻き上げながらデータを写し込
むカメラにおいて、読み出し手段はフィルム装填時に保
証された撮影可能なコマ数を読み出し、移動量検出手段
は給送によるフィルム移動量を検出し、写し込み手段は
フィルム上にデータを写し込み、記憶手段はフィルムエ
ンド直前の最終コマの露光後の巻き上げにおいてもデー
タ写し込みを可能ならしめる1コマ分以下の巻き上げ量
を確保するために、フィルム装填時の初期空送り量を撮
影可能なコマ数毎に記憶し、給送手段は上記記憶手段か
らの初期空送り量に応じた初期空送りを行う。
【0010】そして、第2の態様によるカメラは、前記
写し込み手段は、複数の発光素子による光学的な写し込
みを行う。さらに、第3の態様によるカメラは、露光終
了後にフィルムを巻き上げると共に、複数の発光手段に
よりフィルム上にデータを写し込むカメラにおいて、読
み出し手段はフィルム装填時に公称撮影可能コマ数を読
み出し、設定手段は、上記読み出された公称撮影可能コ
マ数に応じて、最終コマ露光後の巻き上げにおけるデー
タ写し込みを可能ならしめるべく、フィルム装填時の初
期空送り量を設定する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、この発明の第1の実施例で、デー
タ写し込みカメラの概念を示したブロック図である。同
図に於いて、このデータ写し込みカメラは、フィルム1
の移動量をフィルム短ハブ部の先端から検出するフィル
ム移動検出素子2aを有するフィルム移動検出部2と、
フィルム1が日付写し込み目的位置まで移動したか比較
するフィルム位置比較部3と、このフィルム位置比較部
3により写し込み命令を発光素子4aへ送り、フィルム
面に日付の写し込みを行う日付写し込み部4を有してい
る。
【0012】また、このデータ写し込みカメラは、フィ
ルム装填時に、フィルムパトローネ1aの側面に存在す
るDXコード5aを読み取る装置5を有している。DX
コード5aとは、フィルムの規定撮影駒数をコード化し
てあるものである。このDXコード5aから読み取りさ
れたフィルムの規定撮影駒数に応じたフィルム装填時の
空送り量を記憶している空送り量記憶部6と、この空送
り量記憶部6の記憶値とフィルム移動検出部2の出力に
基づいて空送り動作を実行する空送り制御部7と、この
空送り制御部7の制御によりフィルム1を給送するフィ
ルム給送部8と、このフィルム給送部8によってフィル
ム1を巻上げるべくフィルムパトローネ1a内の軸1を
駆動するフィルム駆動装置9とを有した構成となってい
る。
【0013】上記フィルム移動検出部2は、フィルム給
送部8によるフィルム1の移動量をフィルム移動検出素
子2aによりフィルム短ハブ部の先端から検出する。ま
た、日付写し込み部4は、フィルム位置比較部3によっ
て写し込み命令をフィルム1近傍の発光素子4aへ送
り、フィルム給送部8によるフィルム1の巻上中に走行
内のフィルム面に光学的に日付の写し込みを行うもので
ある。
【0014】フィルム装填時に、予めDXコード読み取
り装置5により、フィルム1の規定撮影駒数を、パトロ
ーネ1aに存在するDXコード5aから読み取る。読み
取った規定撮影駒数より空送り量記憶部6に記憶された
数種類のフィルム装填時の空送り量の値を選択する。更
に空送り制御部7は、空送り量記憶部6で決定されたフ
ィルム装填時の空送り量の値と、フィルム移動検出部2
の出力に基づいて、フィルム給送部とを制御して、空送
り動作を実行する。
【0015】次に図2及び図3を参照してフィルムの巻
上げ量について説明する。フィルム1のアパーチャ10
内に対して露光動作が実行された後、フィルム移動方向
に従ってフィルム1の一駒分の巻上げ動作が行われる。
このフィルム1の露光後の巻上げでは、露光されたフィ
ルム端から考えると、アパーチャ10位置が発光素子4
aの発光位置を通り越し、更に写し込み文字の終端が発
光素子4aの発光位置を通り越した時に、巻上中写し込
みが完全終了とみなされる。従って、アパーチャ10か
ら発光素子4aの発光位置までを5.0mm、フィルム
の端から文字端までを4.5mm、文字長さを5.07
mmとすると、巻上げ中の写し込みにおいては、当該巻
上げ量が最低でも14.57(=5.07+4.5+
5.0)mm、即ち3.07パーフォレーション分必要
となる。
【0016】次に図4及び図5を参照して写し込みタイ
ミングについて説明する。図4に示されるように、フィ
ルム1の給送に応じて、フィルム1に接している回転軸
61がフィルム移動に同期して回転する。この回転軸6
1の回転に同期して回転する60角の形をしたローラー
62は、1パーフォレーション分のフィルム移動で1回
転するようになっている。ローラー62の回転量を検出
する素子63はローラー62の1回転につき60パルス
の信号を出力する。
【0017】次に図5には1駒分のパーフォレーション
信号とローラー62の回転に基づいて素子63に入力さ
れる信号及び発光素子4aによる発光信号を示す。この
発光素子4aの発光タイミングはローラー62の信号に
同期している。上記写し込みタイミングでは、写し込み
に必要な巻上量(パーフォレーション)は、
【0018】
【数1】 となり、当該巻上量だけ巻上げた時に写し込み完了とな
る。フィルム最終駒の巻上量も同様に14.57mm
(=3.07パーフォレーション)あれば写し込み途中
でフィルムエンドとなることはない。ここでのフィルム
最終駒とは、フィルムの規定撮影駒数撮影後の残りの撮
影可能駒数の最後、即ちフィルムエンドとして巻上中、
突っ張ってしまう駒のことを言う。この最終駒の巻上げ
量は、 3.07パーフォレーション≦最終駒巻上げ量<8パー
フォレーション となる。尚、通常1駒は8パーフォレーションであるの
で、フィルムの全長は次式で示される。
【0019】フィルム全長=(フィルム規定駒数×8パ
ーフォレーション)+空送り量(最初に引き出した分
含)+余裕分 通常のフィルムは規定駒数より、1,2枚多く撮影する
ことができる。余裕分とは、その規定駒数撮影後の残り
の撮影可能駒数、即ち最終駒のことである。そして、空
送り量とは、フィルム装填時に初めにフィルム移動する
移動量であるが、フィルム装填時にはパトローネ1aか
らある程度のフィルム1を引き出して装填する。その引
き出し量は、その時々によりまちまちであると考える
が、初めのフィルム移動(空送り)でフィルム1の短ハ
ブ先端からフィルム移動量を検出することにより、空送
り量は一定と考えることができる。
【0020】一般に市販されている12枚、24枚、3
6枚撮りフィルムの余裕分のばらつきは表1に示される
ように、4パーフォレーションある。この表1は、実際
のフィルム種類の巻上げ量を示している。
【0021】
【表1】
【0022】写し込みが完全に終了する巻上げ量は3.
07パーフォレーションであった為、全てのフィルムの
余裕分を3.07パーフォレーション以上にすれば良
い。即ち、 余裕分=フィルム全長−(フィルム規定駒数×8パーフ
ォレーション)+空送り量 より、フィルム規定駒数は固定値のため、空送り量を微
調節して、余裕分を満足させる。一例として、表2を参
照して空送り量について説明する。
【0023】
【表2】
【0024】空送り量を全フィルム共通にすると最終駒
の巻上げ量は成り立たなくなる。例えば空送り量3コマ
+1パーフォレーションとすると、12枚撮りの最大最
終駒巻上げ量のフィルムは1駒分巻上げてしまう。そし
て、空送り量を3コマ+2パーフォレーションにする
と、36枚撮りの最少最終駒巻上げ量のフィルムは、わ
ずかに写し込み完了出来ずフィルムエンドとなってしま
う。さらに、フィルム規定枚数毎に空送り量を調整する
と、12枚撮りフィルムの空送り量は3コマ+2パーフ
ォレーション、24枚撮りフィルムの空送り量は3コマ
+1パーフォレーションである。また、36枚撮りフィ
ルムは、空送りを1パーフォレーションごとに調節して
も最終駒の写し込み完了以上1駒より少ない巻上げ量は
成立しないことになる。そして、36枚撮りのフィルム
は37枚目の露光動作後、巻戻す。この36枚撮りは、
空送り量を3コマ+1パーフォレーションとすると、最
大最終駒巻上げ量のフィルムは、次の駒まで巻上げてし
まうことを防止する為、37駒目は写し込みせず、巻戻
し動作へ進む。上記の例はフィルム全長のばらつきは4
パーフォレーションで成り立っている。尚、このばらつ
きは絶対的ではなく、今後、新種のフィルムが出現し、
ばらつき4パーフォレーションを超えることもある。上
記した例のそれぞれのフィルムの最終駒巻上げ量は、写
し込み完了及び1駒巻げ量に対して前後共余裕が十分あ
ることになる。
【0025】上記した例により、12枚撮りフィルムの
最終駒巻上量は5〜7パーフォレーションであるが、写
し込み完了巻上げ3.07パーフォレーション≦最終駒
巻上量<8パーフォレーションから、(5−3.07)
パーフォレーション=約2パーフォレーション分の短い
フィルム出現に対応できる。また、(8−7)パーフォ
レーション=1パーフォレーションより、1パーフォレ
ーション分の長いフィルム出現にも対応できることにな
る。逆に12枚撮りフィルムの最終駒巻上量5〜7パー
フォレーションにより、写し込み完了巻上げ量3.07
パーフォレーションとの余裕は(5−3.07)パーフ
ォレーション=約2パーフォレーション分となる。よっ
て、図2に示されるアパーチャ10から発光素子4aま
での5.0mm、フィルム端から文字端までの4.5m
m、文字の長さの5.07mmを、カメラ全体の設計の
都合に応じて約2パーフォレーション=約9.5mm分
増やすことが可能となる。減らすことは現状の最終駒巻
上げ量について何ら問題は生じないことは勿論である。
以上によりカメラの設計範囲が拡大される。
【0026】次に、図6は本発明のデータ写し込みカメ
ラが適用された35mmカメラの概略的なブロック構成
図である。メインマイクロコンピュータ(以下Mマイコ
ンと略記する)10は、カメラシステム全体のシーケン
ス制御や各種の演算を行うものである。このMマイコン
11には、表示回路12、レリーズスイッチ13、設定
スイッチ14、フィルム感度読取り回路15、測光処理
回路16、記憶回路17、日付表示回路18、測距回路
19、露出回路20、フィルム制御回路21及びレンズ
制御回路22が、バスを介して結合されている。また、
Mマイコン11には、更にMマイコン11の動作クロッ
クを発生する発振子23、日付用マイクロコンピュータ
(以下Dマイコンと略記する)24及びフィルム移動検
出部25が結合されている。
【0027】上記表示回路12は、カメラの動作モー
ド、露出データ、撮影フィルム駒数の表示を行う。ま
た、レリーズスイッチ13は、2段ストロークのスイッ
チであり、1段目のスイッチのオンで測距が実行され、
2段目のスイッチのオンで露出動作が行われるようにな
っている。上記設定スイッチ14は、カメラの動作モー
ド設定に使用される。更に、フィルム感度読取り回路1
5は、フィルムのDXコードを読取り、SV値号をMマ
イコン11へ送出するためのものである。
【0028】記憶回路17は、フィルムの駒数やカメラ
の動作モード等、電源がオフしていても記憶しておく必
要があるデータを記憶するための不揮発性メモリであ
る。日付表示回路18は、Dマイコン24からのデータ
に基づいて日付データの表示を行うものである。
【0029】測距回路19は、被写体までの距離測定に
必要なデータをMマイコン11へ送出するもので、露出
回路20はMマインコ11の制御信号に基づいて、絞り
とシャッタの機能を持つレンズシャッタ26を制御する
ものである。
【0030】フィルム制御回路27は、Mマイコン11
の制御信号に基づいて、フィルム27の自動巻上げ、巻
戻し等を行う。レンズ制御回路22は、Mマイコン17
の制御信号に基づいて、撮影レンズ28を駆動する。そ
して、被写体像をフィルム27上に結像する。
【0031】フィルム移動検出部25は、フィルム27
の移動量に応じたパルス信号を、Mマイコン11とDマ
イコン24へ送出するものである。Mマイコン11は、
このパルス信号に基づいて自動巻上げ、巻戻しの制御を
行う。
【0032】Dマイコン24は、日付データをフィルム
へ写し込むためのマイクロコンピュータである。このD
マイコン24は、Mマイコン11の制御信号に基づい
て、日付データを7セグメントLED29と写し込み用
レンズ30を用いてフィルム上へ写し込む。写し込み
は、フィルム移動検出部25からのパルス信号に同期し
て行われる。
【0033】また、発振子31はDマイコン24の動作
クロックを発生する。このクロックをカウントすること
により、Dマイコン24は“年”、“月”、“日”、
“時”、“分”の写し込み用のデータを作成する。スイ
ッチ32、33及び34は、それぞれモード(MOD)
スイッチ、セレクタ(SEL)スイッチ、アジャスト
(ADJ)スイッチである。これら3つのスイッチを操
作することで撮影者は写し込みモードの選択と写し込み
データの修正を実行することができる。写し込みモード
の選択状態と修正状態は、日付表示回路18に表示され
るので、撮影者はこの表示を確認しながら3つのスイッ
チ32、33及び34を操作すればよい。
【0034】Dマイコン24の動作は、4本の制御信号
ラインCLK、CEN、SCLK、SDATAにより、
制御される。CLKラインはMマイコン11からDマイ
コン24へクロックを送出するために使用される。
【0035】Dマイコン24は、Mマイコン11の動作
停止中は、時計のカウント動作のみを行っていればよ
い。したがって、発振子31の動作クロックを用いて、
必要最低限の動作を必要最低速度で実行する。このこと
により、システムの消費電流を必要最小限に抑えること
ができる。しかしながら、Mマイコン11の動作中は、
時計のカウント動作以外に、フィルム27への日付写し
込み制御、撮影者のスイッチ操作に基づく制御等を行う
必要がある。それ故、発振子31の動作クロックでは処
理速度が遅い。
【0036】そこで、Dマイコン24は、Mマイコン1
1から供給される動作クロックを用いて動作しなければ
ならない。上記CENラインは、Mマイコン11がDマ
イコン24へ通信要求信号を送出するために使用され
る。更に、SCLKラインとSDATAラインは、シリ
アルデータを送出するために使用される相互行信号ライ
ンである。
【0037】次に図7は、図6のフィルム移動検出部2
5の構成を示したものである。同図に於いて、赤外発光
ダイオード35とホトトランジスタ36より構成される
ホトインタラプタは、フィルム27を両側から挟み込ん
で配置され、パーフォレーションが移動することによ
り、フィルム27の移動に応じた信号を出力する。この
信号は、波形整形回路37によりパルス信号に波形整形
され、更に逓倍回路38により2倍のパルス信号に変換
される。このパルス信号をカウントすることで、Mマイ
コン11とDマイコン24は、フィルムの移動量を検出
することができる。
【0038】次に図8は、カメラにフィルムを装着した
状態をカメラの後方より見た概略図である。尚、同図に
於いては、説明のため、カメラ本体の裏蓋は示していな
い。このカメラの左側には、フィルム27はパトローネ
27aが収納される。そして、フィルム27は、カメラ
のアパーチャ39に沿って走行し、更にフィルム移動検
出部40、写し込み装置41上を通ってスプール42に
巻取られる。上記フィルム移動検出部40は、カメラの
フィルム交換時、フィルム27にかからない場所で、ス
プール近傍に存在する。
【0039】即ち、図8に示されるように、フィルム交
換時、フィルム短ハブ部の先端がフィルム移動検出部4
0まで達していない。したがって、フィルム移動検出部
40は、フィルム短ハブ部の1パーフォレーション目か
ら正確に検出することができる。フィルム移動検出部4
0がこの位置ではなく、フィルム装着状態にフィルム移
動検出部40がフィルム27に覆いかぶさった位置にあ
ると、フィルム移動検出部40はフィルム短ハブ部の先
端、1パーフォレーション目から検出をすることは不可
能である。また、図8に於ける写し込み装置41は、ア
パーチャ39の外側に位置しているが、アパーチャ39
の内側に位置する場合は、図9に示されるようになる。
【0040】次に図9はカメラにフィルムを装着した状
態の他の例を示した概略図である。同図に於いて、フィ
ルム27の移動量をフィルム短ハブ部の先端から検出す
るために、フィルム移動検出部40の位置は、図8に示
された場所と同様でなくてはいけない。これに対し、写
し込み装置41は、フィルム27上に日付等を写し込む
ことが目的であるため、アパーチャ39の外側に限ら
ず、走行するフィルム27上に日付等を写し込むことが
可能な位置に存在すれば良い。
【0041】次に図10は図9のカメラを側面から見た
図である。上記写し込み装置41は、データを発光する
発光部41aと、該データをフィルム27上に結像する
写し込み用のレンズ41bにより構成される。このよう
に、写し込み装置41は、発光部41a及び写し込み用
レンズ41bを用いてフィルム27上に文字を写し込
む。尚、写し込み装置41の位置は、フィルム移動検出
部40のように固定されているものではなく、フィルム
27上に写し込みができる位置であれば良い。
【0042】次に図9(a)、(b)及び(c)のタイ
ムチャートに基づいて、Mマイコン17とDマイコン2
4の通信方法について説明する。尚、図上に於けるデー
タの通信方向は、便宜上、斜線で示される部分がDマイ
コン24からMマイコン11への通信であり、他はMマ
イコン11からDマイコン24への通信であるものとす
る。通信は、Mマイコン11がCENラインをハイレベ
ル(Hi)からローレベル(Lo)へ設定することで開
始される。通信要求は、Mマイコン11からのみ発生す
るので、Mマイコン11とDマイコン24の関係は、マ
スタとスレーブの関係が保たれている。
【0043】CENラインをLoに設定した後、所定の
時間待機してから、Mマイコン11はSCLKの信号に
同期して、SDATA上に制御コマンドを出力する。待
機時間は、Dマイコン24の処理速度を考慮して決定さ
れる。制御コマンドは、Dマイコン24が通信モードの
識別をするために使用される。したがって、どの通信モ
ードに於いても、制御コマンドは通信データの先頭に位
置する。
【0044】次に図9(a)を参照して、通信モードA
について説明する。Mマイコン11は、1番目のデータ
として、通信モードAに対応するコードを制御コマンド
として出力する。次に、カメラの状態を示すコードを含
むデータを出力する。このカメラ状態データにより、D
マイコン24はMマイコン11が通常動作であるか、或
いはスタンバイモードに入ろうとしているかを判定する
ことができる。
【0045】Mマイコン11が2つのデータ出力を完了
すると、Dマイコン24は、日付表示回路18上に表示
するために必要な6つのデータを、Mマイコン11へ出
力する。このデータ出力後、チェックコードを出力して
データ出力は終了する。Mマイコン11は、上記チェッ
クコードを入力することで通信動作は終了したものと判
断し、CENラインをLoからHiへ設定する。どの通
信モードも、チェックコードをMマイコン11が入力す
ることで終了する構成となっている。
【0046】次に6つのデータについて説明する。表示
制御データは、日付表示回路18上の表示方法を示すデ
ータである。表示制御データに続いて、“年”、
“月”、“日”、“時”、“分”の示すデータが出力さ
れる。5つのデータは、Dマイコン24内部で発生する
時計用基準クロックをカウントする時計カウンタの内容
を示している。Mマイコン11は、5つのデータのうち
何れを表示回路18上に表示すべきか(表示モード)
は、表示制御データの上位4ビットで示されている。表
3は、上記データと表示モードの対応を示したものであ
る。
【0047】
【表3】
【0048】このデータは、Dマイコン24がフィルム
27上へ日付データを写し込むときの写し込みモードも
示している。この表示モードは、Dマイコン24に接続
されたMODスイッチ32をオンする毎に“1”→
“2”→…→“5”→“1”のように変更される。
【0049】次に、下位4ビットのデータについて説明
する。日付表示回路18上の6桁の表示のうちで、Mマ
イコン11が何れの桁を点滅すべきか(点滅モード)
を、この4ビットデータは示している。表4は、上記デ
ータと点滅モードの対応を示したものである。
【0050】
【表4】
【0051】この表4に於いて、斜線部で示される桁が
点滅するものとする。この点滅モードは、Dマイコン2
4に接続されたSELスイッチ33をオンする毎に、
“1”→“2”→“3”→“4”→“1”のように変更
される。
【0052】撮影者は、SELスイッチ33を操作し
て、所望の桁を点滅状態にする。そして、同じくDマイ
コン24に接続されたADJスイッチ34を操作する。
すると、Dマイコン24は、点滅する桁に相当する時計
カウンタの内容を変更すると共に、Mマイコン17には
変更したデータを出力する。したがって、撮影者は、日
付表示回路18で確認しながら日付データの変更が可能
となる。
【0053】次に、図9(b)を参照して、通信モード
Bについて説明する。Mマイコン11は、1番目のデー
タとして通信モードBに対応するコードを制御コマンド
として出力する。次いで、Dマイコン24が、フィルム
27上に日付データを写し込むときに必要な制御パラメ
ータを、4バイト出力する。制御パラメータのデータ内
容を表5に示す。
【0054】
【表5】
【0055】日付データの1桁分の写し込み時間(即
ち、7セグメントLED29の発光時間)は、制御パラ
メータ1の写し込み基準時間と制御パラメータ2の、上
位ニブルのフィルム感度係数により決定する。STDT
N×FSK=発光時間となる。
【0056】制御パラメータ2の下位ニブルの計測開始
タイミングは、フィルム27の移動速度を測定開始する
位置を示す。Mマイコン11がフィルム27のオートロ
ードを開始すると、フィルム移動検出部40がパルス信
号を出力する。Dマイコン24は、最初のパルス信号を
検出してからSTRTMで示される数のパルス信号が入
力された時点から、フィルム移動速度の計測を開始す
る。STRTMパルス分、移動速度の検出を禁止する理
由は、オードロード動作の初期状態に於けるフィルム2
7の移動速度が安定していないからである。
【0057】Dマイコン24は、パルス信号の間隔をタ
イマで計測することで、フィルム27の移動速度を検知
する。このタイマの値をTFVとする。Dマイコン24
は、フィルム移動速度の検出後、制御パラメータ3の写
し込みデイレー時間待機してから、写し込みを開始す
る。
【0058】したがって、STRTMとTMDLYとで
設定されるデータにより、フィルム27上のどこから写
し込みデータが写し込まれるかが定まる。そして、写し
込まれる数値の間隔は、制御パラメータ4の上位ニブル
の写し込み間隔係数とTFVで決定される。すなわち、
TFV×ITVKで決定された時間間隔で、日付データ
を1桁ずつ写し込む。制御パラメータの写し込みフォー
マットは、日付データを下位桁より写し込みを開始する
か、或いは上位桁より写し込みを開始するか選択するた
めに使用される。これは、7セグメントLED29の位
置と、フィルム27の移動方向によって決定されるデー
タである。
【0059】次に図9(c)を参照して、通信モードC
について説明する。このCモードでは、通信モードCに
対応するコードを制御コードして、Mマイコン11が出
力するだけの通信モードである。
【0060】通信モードCは、Mマイコン11がフィル
ムの巻上げをする直前に実施されるモードなので、Dマ
イコン24は、この通信を受信することで巻上げのタイ
ミングを検知することができる。
【0061】次に図10のフローチャートを参照して、
Mマイコン11の動作を説明する。先ずステップS1で
は、Mマイコン11が電源オンでリセットされた後、初
期化動作を行う。ステップS2では、Dマイコン24が
高速動作するために必要な動作クロックの出力を開始す
る。次いで、ステップS3では、2つのタイマの設定を
行うと共に、タイマのカウントを開始する。
【0062】上記2つのタイマのうち、1つは表示タイ
マである。このタイマは、撮影者がカメラのスイッチを
操作する毎に初期化される。そして所定時間(例えば3
0秒)の間、スイッチの操作がなくてタイマカウンタが
オーバーフローすると、Mマイコン11は電力消費を減
らすために、スタンバイモードに設定される。もう1つ
のタイマは100msecタイマであり、周期的にDマ
イコン24から日付データを入力するための同期信号と
して使用される。
【0063】次いで、ステップS4では、裏蓋開から閉
に変化したかを判断する。ここで、変化していた場合は
ステップS5で空送り処理を行い、変化のない場合はス
テップS5の処理は飛ばす。
【0064】ステップS6では、上記表示タイマがオー
バフローしていないかを判断する。オーバーフローして
表示タイマが終了したならば、ステップS7へ移行す
る。このステップS7では、通信モードAの通信を行
う。そして、ここではカメラの状態データで、Mマイコ
ン11はスタンバイモードに入ることを表す。
【0065】次いで、ステップS8では、Dマイコン2
4の動作用のクロック出力を停止する。そして、ステッ
プS9では、スタンバイモードであることを撮影者に告
知するため、全ての表示を消灯する。ステップS10で
は、割込みの許可を行った後、Mマイコン11はスタン
バイモードになり、動作を停止する。動作の開始は、撮
影者がスイッチを操作して割込み信号を発生させればよ
い。割込み信号が発生すると、スタンバイモードは解除
され、Mマイコン11は、再びステップS2から動作を
開始する。
【0066】上記ステップS6に於いて、表示タイマが
オーバーフローしていない場合は、ステップS6からス
テップS11へ進む。ステップS11では、100ms
ecタイマがオーバーフローしていないかを判断する。
ここで、オーバーフローして終了しているときは、ステ
ップS12へ進み、終了していないときは後述するステ
ップS15へ進む。
【0067】ステップS12では、通信モードAの通信
を行って、日付表示に必要なデータを、Dマイコン24
より入力する。そして、ステップS13では、入力され
たデータを基に日付表示回路18上に表示を行う。ま
た、表示回路18上には、カメラの動作モードに対応す
る表示を行う。次いで、ステップS14で100mse
cタイマを初期化してカウントを開始させる。
【0068】以上のステップS11〜S14の動作によ
り、Mマイコン11の動作と、Dマイコン24の動作に
対応して、日付表示回路18と表示回路12の表示が更
新されてゆく。
【0069】次のステップS15では、設定スイッチ1
3の状態を入力し、スイッチの作動状態に応じたカメラ
の動作モードを、ステップS16で決定する。ステップ
S17では、測光処理回路16より被写体の輝度である
Bv値を入力する。また、フィルム感度読み取り回路1
5より、フィルム感度であるSv値を入力する。次い
で、ステップS18では、Bv値とSv値に基づいて、
フィルム露出時間を演算する。
【0070】そして、ステップS19に於いて、レリー
ズスイッチ13の1段目のスイッチ(1RSW)の状態
を判定する。1RSWがオンしているときはステップS
20へ、オフしているときはステップS6ヘ、それぞれ
移行する。ステップS20では、スタンバイモードに入
らないようにするため、表示タイマを初期化して、カウ
ントを開始させる。次いで、ステップS21では測距回
路19からのデータに基づいて、被写体までの距離を算
出する。
【0071】更に、ステップS22に於いて、レリーズ
スイッチ13の2段目のスイッチ(2RSW)の状態を
判定する。2RSWがオンしているときはステップS2
3へ、一方オフしているときはステップS6へ、それぞ
れ移行する。上記ステップS23では、通信モードBの
通信を行う。ここで、日付写し込みの条件決定に必要な
データをDマイコン24へ送る理由は、Dマイコン24
はMマイコン11の露出動作中に、写し込みに必要な準
備ができるからである。
【0072】その後、ステップS24では、被写体距離
に応じてレンズ制御回路22を用いて、撮影レンズ26
を駆動する。次いで、ステップS25では、露出時間に
応じて露出回路20を用いてレンズシャッタ26を駆動
する。そして、露出が終了すると、ステップS26に於
いて、フィルムの巻上げに先立って通信モードCの通信
を行う。こうして、ステップS27で、フィルム制御回
路21により1駒分のフィルムが巻き上げられると、撮
影は終了する。
【0073】次に図11のフローチャートを参照して空
送り処理の動作を説明する。ステップS31で装填され
たフィルムのDXコードから、そのフィルムの撮影駒数
を読み込む。次いで、ステップS32ではステップS3
1で読み込んだ撮影駒数からこのフィルムの空送り量を
決定する。空送り量の具体例を表6に示す。
【0074】
【表6】
【0075】ステップS33で空送り失敗検出のための
リミックのタイマをスタートさせる。ステップS34で
はパーフォレーションカウント値“P”を初期化(0値
化)する。ステップS35ではフィルムを巻上げるフィ
ルム制御回路27を駆動開始させ、巻上げを行う。
【0076】そしてステップS36に於いて、空送り失
敗検出のためのリミッタのタイマエンドの判断を行う。
ここでタイマが終了していれば空送り異常終了となる。
一方、終了していなければステップS37へ進み、1パ
ーフォレーション分フィルムが移動したことを検出され
ていればステップS38へ進み、検出されていなけれ
ば、ステップS35へ戻り、移動するまでフィルム駆動
を続ける。ステップS38では、フィルム27のパーフ
ォレーションの計数値を1つカウントアップする。その
後、ステップS39で誤カウント値を図示されないCP
U内のROMに記憶されている値(A)と比較し、Aパ
ーフォレーション移動したかを判断する。この“A”と
は表2に示される空送り量である。このAパーフォレー
ション分移動していなければステップS35に戻り、移
動するまでフィルム駆動を続ける。フィルム移動後は、
ステップS40に進んでフィルム制御回路21の駆動を
停止する。
【0077】次に図12のフローチャートを参照して、
Dマイコン24の動作を説明する。ステップS41で
は、Dマイコン24が電源オンでリセットされた後、初
期化動作を行う。この初期化では、写し込みデータとし
て使用される時計カウンタへ所定のデータを入力する。
次いで、ステップS42では、Dマイコン24が停止モ
ードに設定される。停止モード中は、発振子のクロック
をカウントする時計タイマと割込み機能のみが、動作可
能である。時計タイマは、1秒間隔でオーバーフローす
る。このオーバーフローは、割込み信号の1つである。
【0078】従って、この割込み信号を基準クロックと
して5つの時計カウンタ(分、時、日、月、年)をカウ
ントアップすることで、日付データが作成される。故
に、時計タイマによる割込みが発生すると、ステップS
43及びS44の処理により、時計カウンタは更新され
る。カウンタの更新が終了すると、ステップS42へ移
行して停止モードに設定される。
【0079】Mマイコン11は、動作状態になると定期
的にDマイコン24へ通信を行う。すなわち、CENラ
インをHiからLoへ設定する。このCENラインの変
化によって通信割込みが発生し、ステップS45及びS
46の処理へ移行する。ステッブS46では、各通信モ
ードに対応した処理を行う。そして、ステップS47で
は、動作クロックとして、Mマイコン11から供給され
るクロックを使用する。即ち、Dマイコン24の処理速
度は向上する。
【0080】ステップS48、S49及びS50の処理
では、Dマイコン24に接続された3つのスイッチ(M
OD、SEL、ADJ)32、33及び34の状態の判
断を行う。何れかのスイッチが操作されている場合は、
ステップS51へ移行する。そして、各スイッチに対応
する処理を行う。MODスイッチ32が操作された場合
は、写し込みモードの変更及びMマイコン11へ送出す
る表示制御データの変更を行う。また、SELスイッチ
32が操作された場合は、日付データの修正状態へモー
ドを設定すると共に、修正する桁の選択をする。そし
て、選択された桁を点滅させるために表示制御データの
変更をする。更に、ADJスイッチ34が操作された場
合は、選択された桁に対応する時計カウンタの内容を修
正する。
【0081】ステップS52では、時計タイマがオーバ
ーフローしていないかを判断する。オーバーフローして
いるときは、時計カウンタを更新するために、ステップ
S53の処理が実行される。そして、ステップS54で
は、CENラインの状態より通信要求されているか判断
する。CENラインがHiならばステップS48へ、L
oならばS55へそれぞれ移行する。
【0082】このステップS55では、各通信モードに
対応した処理を行う。そして、ステップS56では、カ
メラの状態を示すコードからMマイコン11の動作状態
を判定する。ここで、Mマイコン11がスタンバイモー
ドへ入ろうとしているときは、ステップS57へ移行し
てMマイコン11から供給されるクロックの使用を停止
する。この場合、発振子31を動作クロックとし、処理
速度を低下させて消費電力を減少させる。一方、ステッ
プS56にてスタンバイモードでないときは、ステップ
S58へ移行する。そして、通信モードBにより制御パ
ラメータが入力されたときは、ステップS59へ移行す
る。
【0083】このステップS59では、制御パラメータ
に含まれるSTDTMとFSKの積を、7セグメントL
ED29の発光時間制御のために算出する。この値をT
オンとする。次に、写し込みモードに応じて、時計カウ
ンタより写し込む日付データに対応するカウンタの値を
読出す。この値を7セグメントLED29点灯用のデー
タへ変換する。このデータは、数字以外のデータも含ん
だ8バイトのデータ(DATA1〜DATA8)であ
る。数字以外のデータの例を図13に示す。90年9月
15日を図示の如く写し込むとき、図中“s”で示され
た部位もLED点灯用のデータとして扱われる。
【0084】そして、ステップS60では、通信モード
Cにより、Mマイコン11が写し込み要求をしているか
を判断する。要求がある場合は、ステップS61のサブ
ルーチン“写し込み”が実行される。
【0085】次に図14を参照して、サブルーチン“写
し込み”について説明する。ステップS71では、写し
込み禁止モードであるかを判断する。禁止モードの場合
はリターンする。Mマイコン11がフィルム27の巻上
げを開始すると、フィルム移動検出部40により、パル
ス信号が出力される。ステップS72では、フィルム速
度の検出に先立って、所定数(STRTM)分、パルス
信号を読み飛ばす。そして、ステップS73では、フィ
ルム移動速度を検出するために、タイマカウンタを初期
化した後、カウントアップを開始する。こうして、次に
パルス信号が出力されるまで、ステップS74にて待機
する。
【0086】ステップS74に於いてパルス信号を検知
すると、ステップS75に進んで、タイマカウンタの値
をTFVとして取込む。TFVは、フィルム27の移動
速度に対応した時間データとなる。次いで、ステップS
76では、このTFVに係数(ITVK)を掛けて、T
INTとする。TINTは、写し込む数値(または記
号)の間隔を決定する。
【0087】次にLEDの点灯に先立って待機時間を設
定する。ステップS77及びS78の処理により、所定
時間(TMDLY)の間、写し込みが遅延される。ステ
ップS79では、7セグメントLED29の点灯用のデ
ータを、Dマイコン24の出力ポートより出力する。こ
のことで、数字1つ分の写し込みが開始される。
【0088】ステップS80では、タイマカウンタを初
期化した後、カウンタアップ開始する。そして写し込み
時間(Tオン)の間、ステップS81で待機する。そし
て、ステップS82でLED29を消灯して、数字1つ
分の写し込みは終了する。
【0089】次にステップS83にて、タイマカウンタ
=TINTになるまで待機することで、次の数字までの
間隔が形成される。(正確にはタイマカウンタ=TIN
T−Tオンであるが、TINT>>Tオンなので問題な
い)。次いで、ステップS84では8バイト分のデータ
の写し込みが終了したかを判定する。
【0090】以上のステップS79〜S84の処理によ
り、DATA1からDATA8までのデータが順番に写
し込まれる。次に図15のフローチャートを参照して最
終駒処理の動作を説明する。
【0091】ステップS91のフィルムへの露出動作
後、ステップS92では、現在の駒数の値が37駒目で
あると、このフィルムは、36枚撮りであるので、最終
駒のデータ写し込みはせずにステップS99の巻戻しへ
進む。37駒目以外では、ステップS93へ進みフィル
ム制御回路駆動開始し、巻上げをする。
【0092】ステップS94では巻上げ中写し込み開始
位置へフィルムが到達したか判断し、未到達であれば、
ステップS93へ戻り引き続き巻上げ動作をする。到達
していれば、ステップS95の写し込みを実行する。ス
テップS96では写し込み完了でなければステップS9
5の写し込みを引き続き行ない、完了後はフィルムエン
ドとなる。ステップS97でフィルムエンドで検出後、
ステップS98でフィルム巻上げ用に駆動していたフィ
ルム制御回路を停止させてステップS99に進み巻戻し
を実行する。
【0093】以上詳述したように、この発明によれば、
フィルム移動検出部が巻取りスプール近傍にあることに
より、フィルム短ハブ部の先端1パーフォレーション目
からの検出が可能となり、フィルムパトローネのDXコ
ードを読み取ることによりDXコード毎の空送り量を設
定し、その結果フィルム規定駒数以降のフィルム撮影可
能駒数まで撮影出来、最後の駒の写し込みが完了後、フ
ィルムエンドとなる。
【0094】また、DXコード別に空送り量が設定され
ることにより、巻上げ量に余裕が出来、カメラの設計範
囲を拡大し、又、新種フィルムの出現に対応することが
可能となる。
【0095】尚、本発明の上記実施態様によれば、以下
のごとき構成が得られる。 (1)巻き上げ途中のフィルムにデータを写し込むこと
が可能なデータ写し込み装置を備えたカメラにおいて、
フィルムカートリッジから規定撮影コマ数を読み取る読
み取り手段と、最終コマの写し込みを完了するに必要な
フィルム巻き上げ量を確保するための初期フィルム空送
り量を上記規定撮影コマ数毎に記憶した空送り量記憶手
段と、上記記憶された空送り量に応じてフィルムの初期
空送りを行う空送り手段とを具備してなることを特徴と
するカメラ。 (2)巻き上げ途中のフィルムに光学的手段によりデー
タを写し込むことが可能なカメラにおいて、フィルムカ
ートリッジから規定撮影コマ数を読み取る読み取り手段
と、最終コマの写し込みを完了するに必要な、1コマ分
以下のフィルム巻き上げ量を確保するため初期フィルム
空送り量を上記規定撮影コマ数毎に記憶した空送り量記
憶手段と、上記記憶された空送り量に応じてフィルムの
初期空送りを行う空送り手段とを具備してなることを特
徴とするカメラ。 (3)データ写し込み装置を備えたカメラにおいて、フ
ィルムのパーフォレーションを計数してフィルムの移動
量を検出するための巻取スプール近傍であってフィルム
装填時にフィルム先端の短ハブ側で覆われない位置に配
された検出手段と、フィルム装填時にフィルムカートリ
ッジから規定の撮影枚数を読み取る読み取り手段と、フ
ィルム給送途中に7つのセグメントを有した発光素子を
複数回発光させフィルム上に複数個のデータを写し込む
写し込み手段と、フィルム最終コマ露光後の巻き上げ量
が1コマ分以下で上記写し込み手段による写し込みに必
要な量を上記規定撮影コマ数毎に記憶した記憶手段と、
フィルム装填時に上記記憶手段に記憶された量に応じて
空送りする空送り手段と、上記撮影枚数に対応した空送
り量を選択する選択手段とを具備し、 空送り量=フィルム全長−{(撮影枚数×8パーフォレ
ーション)+最終コマ後の巻き上げ量} であることを特徴とするカメラ。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、データ写し込みを失敗
することなく、カメラの設計範囲を拡大することを可能
とし、また、フィルムの全長ばらつきを超えるフィルム
の出現に対しても余裕を持つことを可能とし、更にはカ
メラの設計変更、新種フィルムにも適用可能とし、空送
り量をDXコード毎に変えて、規定駒数を越えても撮
影、写し込みが可能なデータ写し込みカメラを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例で、データ写し込みカ
メラの概念を示したブロック図である。
【図2】パトローネ1aから引き出されたフィルム1上
のアパーチャ10の様子を示す図である。
【図3】フィルム1駒分において、日付が写込まれる位
置を示す図である。
【図4】フィルム1の給送に応じて、フィルム1に接し
ている回転軸61がフィルム移動に同期して回転する様
子を示す図である。
【図5】1駒分のパーフォレーション信号とローラー6
2の回転に基づいて素子63に入力される信号及び発光
素子4aによる発光信号を示す図である。
【図6】この発明のデータ写し込みカメラが適用された
35mmカメラの概略的なブロック構成図である。
【図7】図6のフィルム移動検出部の構成を示した図で
ある。
【図8】カメラにフィルムを装着した状態を該カメラの
後方より見た概略図である。
【図9】カメラにフィルムを装着した状態の他の例を示
した概略図である。
【図10】図9のカメラを側面から見た図である。
【図11】メインマイクロコンピュータと日付用マイク
ロコンピュータの通信方法について説明するタイムチャ
ートである。
【図12】メインマイクロコンピュータの動作を説明す
るフローチャートである。
【図13】空送り処理の動作を説明するフローチャート
である。
【図14】日付用マイクロコンピュータの動作を説明す
るフローチャートである。
【図15】7セグメントLEDに点灯されるもので、数
字以外のデータの例を示した図である。
【図16】写し込みの動作を説明するサブルーチンであ
る。
【図17】最終駒の巻上げ中写し込み動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1,27…フィルム、1a…フィルムパトローネ、2,
25…フィルム移動検出部、2a…フィルム移動検出素
子、3…フィルム位置比較部、4…日付写し込み部、4
a…発光素子、15…DXコード読み取り装置、6…空
送り量記憶部、7…空送り制御部、8…フィルム給送
部、9…フィルム駆動装置、10…アパーチャ、11…
メインマイクロコンピュータ(Mマイコン)、12…表
示回路、13…レリーズスイッチ、14…設定スイッ
チ、15…フィルム感度読取り回路、16…測光処理回
路、17…記憶回路、18…日付表示回路、19…測距
回路、20…露出回路、21…フィルム制御回路、22
…レンズ制御回路、23…発振子、24…日付用マイク
ロコンピュータ(Dマイコン)、26…レンズシャッ
タ、28…撮影レンズ、29…7セグメントLED、3
0…写し込み用レンズ、31…発振子、32…モード
(MOD)スイッチ、33…セレクタ(SEL)スイッ
チ、34…アジャスト(ADJ)スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影終了後にフィルムを巻き上げながら
    データを写し込むカメラにおいて、 フィルム装填時に、保証された撮影可能なコマ数を読み
    出す読み出し手段と、 給送によるフィルム移動量を検出する移動量検出手段
    と、 フィルム上にデータを写し込む写し込み手段と、 フィルムエンド直前の最終コマの露光後の巻き上げにお
    いてもデータ写し込みを可能ならしめる1コマ分以下の
    巻き上げ量を確保するために、フィルム装填時の初期空
    送り量を撮影可能なコマ数毎に記憶した記憶手段と、 上記記憶手段からの初期空送り量に応じた初期空送りが
    可能な給送手段と、を具備することを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記写し込み手段は、複数の発光素子に
    よる光学的な写し込みを行うことを特徴とする請求項1
    に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 露光終了後にフィルムを巻き上げると共
    に、複数の発光手段によりフィルム上にデータを写し込
    むカメラにおいて、 フィルム装填時に、公称撮影可能コマ数を読み出す読み
    出し手段と、 上記読み出された公称撮影可能コマ数に応じて、最終コ
    マ露光後の巻き上げにおけるデータ写し込みを可能なら
    しめるべく、フィルム装填時の初期空送り量を設定する
    設定手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
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