JPH0862836A - 画像形成材料及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成材料及び画像形成方法

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JPH0862836A
JPH0862836A JP6202181A JP20218194A JPH0862836A JP H0862836 A JPH0862836 A JP H0862836A JP 6202181 A JP6202181 A JP 6202181A JP 20218194 A JP20218194 A JP 20218194A JP H0862836 A JPH0862836 A JP H0862836A
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JP
Japan
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image
dye
heat
resin
image forming
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JP6202181A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Takeyama
敏久 竹山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 解像度が良好で、転写形成された画像に画像
かぶりがない画像形成材料および画像形成方法の提供。 【構成】 1.支持体上に、熱拡散性色素を含有する色
材層を備えた画像形成材料において、熱拡散性色素が分
子内にエポキシ基を有する色素であり、さらに色材層中
に重合開始剤を含有することを特徴とする画像形成材
料。 2.前記記載の重合開始剤が、光により重合反応を行な
うことのできる光重合開始剤であることを特徴とする前
記1記載の画像形成材料。 3.前記記載の光重合開始剤が、光酸発生剤であること
を特徴とする前記2記載の画像形成材料。 4.前記記載の色材層中に、エポキシ基を有する化合物
をさらに含有することを特徴とする前記1、前記2又は
前記3記載の画像形成材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成材料にし、更に
詳しくは、解像度に優れた画像形成材料に関し、さらに
該画像形成材料を用いた好適な画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成方法としては、インクジ
ェット方式、電子写真方式、感熱転写方式、感熱発色方
式等による記録技術が検討されている。その中で感熱転
写方式において、色材として熱拡散性色素を用いること
により感熱ヘッドの熱的エネルギーの変化に応じて色素
の転写量を変化させて画像の階調をコントロールするこ
とができるので、フルカラー記録に有利である。しかし
ながら、感熱ヘッドの一画素の大きさから高解像度の画
像を得ることが困難であった。
【0003】前述の解像度を改善するために、ドイツ特
許2,083,726号、米国特許4,772,581号、特開昭60-25793
号、同60-34838号等では熱拡散性色素を熱転写させるた
めの熱源としてレーザー光を用いることが提案されてい
る。この画像形成方法によれば、光学系によりレーザー
光を絞り込むことによりより高解像度の画像形成が可能
となる。しかしながら、この方法によれば光を熱エネル
ギーに変換することにより色素を熱拡散する必要がある
ことから与えるエネルギーとして高エネルギーが必要と
なるばかりではなく、熱拡散性色素を有するインク層と
色素受容材料に設けられた色素受容層との密着性がばら
つきやすいことから、形成された画像にむらを生じやす
いという欠点を有していた。
【0004】そこで、特開昭62-174195号、同63-203382
号等では、光により重合可能な化合物を像様にラジカル
重合させることにより潜像を形成させて、熱拡散性色素
の熱転写性を制御する方法が提案されている。この方法
によれば、潜像形成時のエネルギーは前述の方法に比べ
低エネルギーで行なうことが可能で、また色素受容材料
上への熱拡散性色素の転写は、装置を工夫することによ
りむらのない画像が形成できるという利点を有してい
る。しかしながら色素の熱拡散が画像形成に関与するこ
とから、重合可能な化合物の重合度合いや重合効率、そ
れに起因する後工程の熱拡散性色素の転写時の熱拡散の
コントロールが十分確保出来ないため、高解像度の画像
を得ることが困難であった。
【0005】また欧州特許0,483,412号では、熱拡散性
色素として分子内の不飽和二重結合を有する色素を含有
する色素供与材料を用いて、光により像様に色素をラジ
カル重合させることにより潜像を形成した後、色素受像
材料に熱転写させ画像形成を行なう方法が提案されてい
る。この方法によれば、前述の方法同様光により潜像形
成が行なえると言う利点を有しているが、不飽和二重結
合の重合は、ラジカル重合で進行するために、製造時に
色材層中に取り込まれた酸素や、ある種のバインダー樹
脂により重合阻害があったり、色素のみで重合をコント
ロールすることから、露光部の重合が十分に進行せず熱
転写時に露光部まで転写(以後、この現象を画像かぶり
と称す場合がある)してしまい、十分な解像度を得るこ
とができない場合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の事情に
基づいてなされたものである。すなわち、本発明の目的
は、解像度が良好で、転写された画像に画像かぶりのな
い画像形成材料に関し、さらには本発明の画像形成材料
に好適な画像形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は以下
の構成により達成される。
【0008】1.支持体上に、熱拡散性色素を含有する
色材層を備えた画像形成材料において、熱拡散性色素が
分子内にエポキシ基を有する色素であり、さらに色材層
中に重合開始剤を含有することを特徴とする画像形成材
料。
【0009】2.前記重合開始剤が、光により重合反応
を行なうことのできる光重合開始剤であることを特徴と
する前記1記載の画像形成材料。
【0010】3.前記光重合開始剤が、光酸発生剤であ
ることを特徴とする前記2記載の画像形成材料。
【0011】4.前記色材層中に、エポキシ基を有する
化合物をさらに含有することを特徴とする前記1、前記
2又は前記3記載の画像形成材料。
【0012】5.支持体上に、エポキシ基を有する熱拡
散性色素と、光重合開始剤を含有する色材層を備えた画
像形成用材料を用いた画像形成方法において、該画像形
成用材料に画像露光を行うことによって、熱拡散性色素
を重合させて該色素の熱拡散性を変化させた後、該画像
形成用材料の色材層表面を熱拡散性色素を受容可能な材
料と密着させ、次いで加熱圧着させ未露光部の熱拡散可
能な色素を転写することを特徴とする画像形成方法。
【0013】以下、本発明の画像形成材料およびそれら
を用いた画像形成方法について、詳細に説明する。
【0014】(1)画像形成材料およびその製造方法 本発明の画像形成材料は、支持体上に、分子内にエポキ
シ基を有する熱拡散性色素と重合開始剤を含有する色材
層を備えたことを特徴としている。前記支持体として
は、紙、合成紙(たとえばポリプロピレンを主成分とす
る合成紙)、樹脂のフィルムあるいはシート、さらには
前記樹脂を2層以上積層してなる樹脂フィルムまたはシ
ート、あるいは木材パルプやセルロースパルプ、サルフ
ァイトパルプなどで抄造された紙等に、前記樹脂層を積
層したフィルムまたはシートなどを挙げることができ
る。
【0015】上記樹脂のフィルムあるいはシートを構成
する樹脂としては、例えばアクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル等のアクリル樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、ポリカーボネート、ポリアクリレート等
のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂、ナ
イロン、芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテル
スルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリパラ
バン酸、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、
フッ素樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。本発明
において、樹脂からなる支持体は、シートあるいはフィ
ルム状に延伸し、ヒートセットしたものが寸法安定性の
面から好ましく、支持体は、内部にミクロボイドがない
ものでも、あるいはミクロボイドのあるものでも、用途
に応じて適宜に選択することができる。
【0016】本発明における支持体の厚みは通常2〜50
0μm、好ましくは4.5〜200μmであり、このような範囲
の中から適宜に選定される。
【0017】本発明では、色材層中に含有される熱拡散
性色素として、分子内にエポキシ基を有する色素を含有
することを特徴としている。
【0018】本発明の分子内にエポキシ基を有する色素
の具体例としては例えば以下の化合物が挙げられるが本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0019】
【化1】
【0020】
【化2】
【0021】
【化3】
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】
【化11】
【0030】上記の色素以外に、特開昭60-260391号等
に記載された色素あるいは化合物等も挙げられる。本発
明の色素には、さらに公知の画像形成に用いられる熱拡
散性色素を目的に応じて併用してもよい。該色素として
は、従来から公知のナフトキノン系色素、アントラキノ
ン系色素、アゾメチン系色素、インドアニリン系色素な
どのシアン色素、アントラキノン系色素、アゾ色素、ア
ゾメチン系色素などのマゼンタ色素、メチン系色素、ア
ゾ系色素、キノフタロン系色素、アントライソチアゾー
ル系色素などのイエロー色素が挙げられる。前記熱拡散
性色素の添加量としては、色材層形成組成物中1〜80重
量%が好ましく、より好ましくは5〜70重量%である。
また、熱拡散性色素全体の中で本発明の分子内にエポキ
シ基を有する色素は、通常50重量%以上、より好ましく
は70重量%である。
【0031】本発明では、後述する画像形成方法で分子
内にエポキシ基を有する色素を重合させるために、重合
開始剤を含有する。
【0032】重合開始剤は、ある種のエネルギーを与え
ることによりエポキシ基を重合しうる化合物であれば特
に制限なく用いることができる。なお、ここで言う重合
開始剤とは、ある種のエネルギーを与えることにより活
性化された直後エポキシ基と反応する化合物、ある種の
エネルギーを与えることにより直接エポキシ基と反応す
る化合物が生成する化合物またはエポキシ基の重合反応
を起こさせる化合物を放出する化合物などを指す。
【0033】そのような重合開始剤としては、アミノ基
を含有する化合物(例えば芳香族アミンあるいはその変
性物、脂肪族アミンあるいはその変性物、アミノポリア
ミド樹脂あるいはその変性物等)、活性水素を含有する
化合物(例えばカルボキシル基含有化合物、スルホン酸
基含有化合物、メルカプト基含有化合物等)、イミダゾ
ール化合物、有機酸無水物、ジシアンジアミドなどが挙
げられるが、ある種のエネルギーを加えることにより直
接エポキシ基と反応する化合物が生成する化合物または
エポキシ基の重合反応を起こさせる化合物を放出する化
合物が好ましく、その中で光エネルギーにより短時間で
そのような化合物に変換される光重合開始剤がより好ま
しい。
【0034】光重合開始剤としては、アミン化合物(例
えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、フェニ
レンジアミン等)を配位子とするコバルト(III)錯体
と配位子交換剤(例えばスクシンイミド、フタルイミ
ド、ヒダントイン等)、光を受けて酸を発生する化合物
(以下光酸発生剤と称す)などが挙げられ、その中で連
鎖的にエポキシ基の重合反応を起こさせることが可能な
光酸発生剤がより好ましい。
【0035】このような光酸発生剤としては、トリハロ
メチル基に置換されたs-トリアジン化合物(例えば2,4,
6-トリス(トリクロロメチル)-s-トリアジン、2-(4-メト
キシフェニル)-4,6-ビス-(トリクロロメチル)-s-トリア
ジンおよび特開平2-306247号記載の化合物など)、鉄ア
レーン錯体(例えば(η6-イソプロピルベンゼン)(η5-
シクロペンタジエニル)鉄ヘキサフルオロホスフェート
など)、オニウム塩(例えばジフェニルヨードニウムヘ
キサフルオロホスフェート、ジフェニルヨードニウムヘ
キサフルオロアンチモネート、ジフェニルヨードニウム
トリフルオロメタンスルホネート、ジブチルフェナシル
スルホニウムテトラフルオロボレート、ジブチル(4-ヒ
ドロキシフェニル)スルホニウムテトラフルオロボレー
ト、トリフェニルスルホニウムトリフルオロアセテー
ト、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロボレー
ト、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェ
ート、トリス(4-チオメトキシフェニル)スルホニウムヘ
キサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルセレノニ
ウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルテル
ロニウムヘキサフルオロアンチモネート、米国特許4,25
8,128号、J.Polym.Sci.,Polym.Chem.Ed.(ジャーナル・
ポリマー・サイエンス・ポリマー・ケミカル・エディシ
ョン),17,977(1979)、同18,2677(1980)、同18,2697(198
0)、Advance in Polym.Sci.(アドバンス・イン・ポリマ
ー・サイエンス),62,1(1984)記載の化合物など)、アリ
ールジアゾニウム塩、ジアゾケトン、o-ニトロベンジル
エステル、スルホン酸エステル、シラノール-アルミニ
ウム錯体などが挙げられる。
【0036】なお、前述した光酸発生剤が加えられる光
エネルギーの波長で活性化されない場合には、光増感剤
を用いて波長増感することが好ましく、このような増感
剤としては、フェノチアゾール、フェノチアジン、アン
トラセン、ペリレン、チオキサントン、フルオレノン、
ナフトキノン、アントラキノン、フェナントレンキノン
などが挙げられ、さらにProgr.Org.Coatings.(プログレ
ス・オーガニック・コーティングッス),13,35(1985)な
どに記載された化合物も本発明において好適に用いるこ
とができる。また、可視光から近赤外まで波長増感させ
るには、ピリリウム化合物やスクワリリウム化合物など
が挙げられ、さらに欧州特許0,568,993号、米国特許4,5
08,811号、同5,227,227号などに記載された化合物も本
発明において好適に用いることかできる。
【0037】前記記載の光重合開始剤は、その一種を単
独で使用することもできるし、またその二種以上を併用
することもできる。前記光重合開始剤および増感剤の添
加量としては、色材層形成組成物中0.01〜20重量%が好
ましく、より好ましくは0.05〜10重量%である。本発明
では、前記重合開始剤以外に画像形成を阻害しない他の
成分を添加してもよい。本発明の色材層には、分子内に
エポキシ基を有する色素の重合を促進および/またはコ
ントロールする目的で、分子内にエポキシ基を有する化
合物を添加するのが好ましい。分子内にエポキシ基を有
する化合物としては架橋可能な公知のエポキシ基含有化
合物が特に制限なく使用することができる。
【0038】具体的化合物としては、ビスフェノールA
とエピクロルヒドリンとの重縮合物、水添ビスフェノー
ルAとエピクロルヒドリンとの重縮合物、臭素化ビスフ
ェノールAとエピクロルヒドリンとの重縮合物、ビスフ
ェノールFとエピクロルヒドリンとの重縮合物、グリシ
ジル変性フェノールノボラック、グリシジル変性o-クレ
ゾールノボラック、脂肪族ポリグリシジルエーテル、ポ
リグリコールグリシジルエーテル、モノグリシジルエー
テル、3級カルボン酸モノグリシジルエーテルなどが挙
げられ、さらには「11290の化学商品」化学工業日報
社、p.778〜p.787に記載の化合物なども本発明において
は好適に用いることができる。これらの中で、分子内に
2個以上のエポキシ基を有する化合物が本発明において
は好ましく、さらに分子量が10,000以下、より好ましく
は5,000以下のものが好ましい。また本発明ではこれら
のエポキシ基含有化合物は1種または2種以上を混合し
て用いることができる。さらにエポキシ基含有化合物
は、色材層形成組成物中通常0〜80重量%以上、より好
ましくは0〜70重量%以上にするのが好ましい。
【0039】本発明の色材層には、色材層の膜付きや該
層の保存性を良好にする目的で、バインダー樹脂を含有
させるのが好ましい。前記バインダー樹脂としては、セ
ルロース付加化合物、セルロースエステル、セルロース
エーテル等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセトアセター
ル、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール系
樹脂、ポリスチレンやスチレン-アクリロニトリル共重
合体等のスチレン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エス
テル、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸共
重合体等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニルや塩化ビニ
ル-酢酸ビニル共重合体等の塩ビ系樹脂、ポリビニルピ
ロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ゴム
系樹脂、アイオノマー樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ゼラチン、カゼイン等が挙げられ、さら
にこれらの樹脂にエポキシ基を導入したグリシジル変性
物等が挙げられる。前記各種のバインダー樹脂は、その
一種を単独で使用することもできるし、またその二種以
上を併用することもできる。前記バインダー樹脂は、色
材層形成組成物中、通常20〜99重量%、より好ましくは
30〜95重量%である。
【0040】その他に、更に、色材層には感度、画像形
成材料保存性や取り扱い性などを向上させるために、必
要に応じて剥離剤、可塑剤、熱熔融性化合物、酸化防止
剤、フィラー、顔料、帯電防止剤などを添加させてもよ
い。色材層には、後述の画像形成の際の加熱加圧処理時
の熱拡散性色素を受容可能なものとの融着を防止する意
味で、剥離剤を含有させてもよい。
【0041】このような剥離剤としては、(変性)シリ
コーンオイルや(変性)シリコーン樹脂、ポリエチレン
ワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の固型
ワックス類、弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤、シ
リカ、酸化チタンなどのフィラー等が挙げられる。
【0042】可塑剤としては、フタル酸エステル類、ト
リメリット酸エステル類、アジピン酸エステル類、その
他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、クエン酸
エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、
エポキシステアリン酸エポキシ類、正リン酸エステル
類、亜燐酸エステル類、グリコールエステル類等が挙げ
られる。熱溶融性化合物としては、常温で固体であり、
加熱時に可逆的に液体となる化合物が用いられる。
【0043】前記熱溶融性化合物としては、テルピネオ
ール、メントール、1,4-シクロヘキサンジオール、フェ
ノール等のアルコール類、アセトアミド、ベンズアミド
等のアミド類、クマリン、ケイ皮酸ベンジル等のエステ
ル類、ジフェニルエーテル、クラウンエーテル等のエー
テル類、カンファー、p-メチルアセトフェノン等のケト
ン類、バニリン、ジメトキシベンズアルデヒド等のアル
デヒド類、ノルボルネン、スチルベン等の炭化水素類、
マルガリン酸等の高級脂肪酸、エイコサノール等の高級
アルコール、パルミチン酸セチル等の高級脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ベヘニ
ルアミン等の高級アミンなどに代表される単分子化合
物、蜜ロウ、キャンデリラワックス、パラフィンワック
ス、エステルワックス、モンタンロウ、カルナウバワッ
クス、アミドワックス、ポリエチレンワックス、マイク
ロクリスタリンワックスなどのワックス類、エステルガ
ム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂等の
ロジン誘導体、フェノール樹脂、ケトン樹脂、エポキシ
樹脂、ジアリルフタレート樹脂、テルペン系炭化水素樹
脂、シクロペンタジエン樹脂、ポリオレフィン系樹脂、
ポリカプロラクトン系樹脂、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコールなどのポリオレフィンオキサ
イドなどに代表される高分子化合物等を挙げることがで
きる。本発明においては、上記記載の熱溶融性化合物の
融点あるいは軟化点が10〜150℃のものが好ましい。
【0044】前記酸化防止剤としては、クロマン系化合
物、クラマン系化合物、フェノール系化合物、ハイドロ
キノン誘導体、ヒンダードアミン誘導体、スピロインダ
ン系化合物、硫黄系化合物、リン系化合物などが挙げら
れ、特開昭59-182785号、同60-130735号、同61-159644
号、特開平1-127387号、「11290の化学商品」化学工業
日報社、p.862〜868等に記載の化合物、および写真その
他の画像記録材料に耐久性を改善するものとして公知の
化合物を挙げることができる。
【0045】顔料としては、カーボンブラック、酸化チ
タン、酸化鉄、フタロシアニン系色素、アゾ系色素、ア
ントラキノン系色素、アゾメチン系色素などが挙げら
れ、また、フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂粒
子を挙げることができる。
【0046】上記無機微粒子としてはシリカゲル、炭酸
カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タ
ルク、クレー、カオリン、酸性白土、活性白土、アルミ
ナ等を挙げることができ、上記有機微粒子としてはフッ
素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、
シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子、帯電防止剤としては、
カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオ
ン性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子など
のほか「11290の化学商品」化学工業日報社、p.875〜p.
876などに記載の化合物なども好適に用いることができ
る。これらの添加剤は、色材層形成組成物中0〜80重量
%が好ましく、より好ましくは0〜70重量%である。上
述の色材層の厚みは通常0.05〜20μmであり、好ましく
は0.1〜10μmである。
【0047】また、色材層は、単層としてしてもよく、
あるいは必要に応じて、組成等が同一の、あるいは相違
する2層以上の多層構造として設けてもよい。なお、画
像形成材料は、支持体と色材層とからなる二層構成に限
られず、その他の層が形成されていても良い。例えば、
熱拡散性色素を受容可能な物質との融着や色素の裏移り
(ブロッキング)を防止する目的で、特開昭59-48188
号、同60-224590号、同61-209195号、同63-102992号、
特開平1-281987号、同2-2073号、同2-2075号等に記載さ
れているように、色材層表面にオーバーコート層を設け
ても良い。
【0048】また支持体には色材層との接着性の改良
や、色素の支持体側への転写、染着を防止する目的で、
特開昭59-124890号、同60-232996号、同61-261090号、
同62-128792号、同62-196184号、同63-45089号、同63-1
35288号、同63-134281号等に記載されているような下引
層を有していてもよい。さらに支持体の裏面には、搬送
性、耐熱性、帯電防止などの目的で、特開昭60-82387
号、同60-94390号、同60-115486号、同60-184883号、同
60-219094号、同61-279595号、同62-251192号、同62-28
4784号、同63-212587号、同63-214483号、同64-1586
号、同64-11887号、同64-11888号、特開平1-214475号、
同2-239973号等に記載されているようなバッキング層を
設けてもよい。このオーバーコート層、下引層およびバ
ッキング層の厚みは通常、0.1〜1μmであり、酸素遮断
層の場合は、通常1〜50μmである。画像形成材料は、
前記色材層の形成成分を溶媒に分散あるいは溶解して塗
工液を調製し、この塗工液を積層させる面に塗布し乾燥
する塗工法や、剥離可能なシート上に前記記載の層を形
成した後、積層させる面上に加熱および/または加圧す
ることにより、色材層のみを転写させる転写法等によ
り、形成することができる。
【0049】上記塗工法に用いる溶媒としては、水、ア
ルコール類(例えばエタノール、プロパノール)、セロ
ソルブ類(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロルベ
ンゼン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケ
トン)、エステル系溶剤(例えば酢酸エチル、酢酸ブチ
ルなど)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジ
オキサン)、塩素系溶剤(例えばクロロホルム、トリク
ロルエチレン)、アミド系溶剤(例えばジメチルホルム
アミド、N-メチルピロリドン)、ジメチルスルホキシド
等が挙げられる。前記塗工には、従来から公知のグラビ
アロール塗布法、押し出し塗布法、ワイヤーバー塗布
法、ロール塗布法等を採用することができる。前記記載
の層は、積層させる面の表面全体に渡って形成されてい
ても良いし、必要に応じて、表面の一部に形成されてい
ても良い。また、その他の層も、同様の方法で設けるこ
とができる。なお本発明において、積層される層間の接
着強度が不十分な場合(たとえば積層する樹脂同士の、
ぬれ角度(接触角)の差が大きい場合、特に5deg以
上ある場合)は、積層しようとする層を設ける前に、積
層される表面を処理を施しておくことが好ましく、この
表面処理の方法としては、コロナ放電処理、火炎処理、
オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化
学薬品処理、低温プラズマ処理、グラフト化処理など公
知の樹脂表面改質技術をそのまま適用することができ
る。具体的には「高分子表面の基礎と応用(下)」化学
同人、2章及び/又は「高分子新素材便覧」丸善、8章
等に記載の方法を参照でき、それらを一種あるいは二種
以上を併用することもできる。
【0050】本発明での画像形成材料は、後述する画像
形成方法により、重合していない熱拡散性色素を受容可
能な材料へ熱拡散させる。この場合、上述した画像形成
材料そのものを画像として用いる場合には、熱拡散性色
素を十分受容可能な材料ならば特に制限はなく、そのよ
うな熱拡散性色素を受容可能な材料として、軟質塩化ビ
ニルシート等のように、それ自身染着性のあるシートを
用いてもよいし、基材上に熱拡散性色素を受容可能な受
像層が積層された色素受像材料を用いてもよい。前記記
載の色素受像材料の基材としては、たとえば紙、コート
紙、および合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレンもし
くは、それらを紙とはり合せた複合材料)等の各種紙
類、塩化ビニル系樹脂シート、ABS樹脂シート、ポリ
エチレンテレフタレートベースフィルム、ポリエチレン
テレフタレートベースフィルム、ポリエチレンナフタレ
ートベースフィルム、ポリイミドベースフィルム、ポリ
エーテルイミドベースフィルム、ポリカーボネートベー
スフィルム、ポリエーテルエーテルケトンベースフィル
ム、ポリアリレートベースフィルム、ポリスルホンベー
スフィルム、ポリエーテルスルホンベースフィルム等の
単層あるいはそれらを2層以上に積層した各種樹脂フィ
ルムないしシート、アルミやステンレスなど各種の金属
で形成されたフィルムないしシート等を挙げることがで
き、これらの具体的なものとして、特開昭59-85972号、
同60-245593号、同61-172795号、同61-197282号、同62-
87390号、同62-158095号、同62-198497号、同62-278087
号、同63-315293号、同64-44781号、特開平1-188392
号、同1-280586号、同2-16051号、同2-25392号、同2-11
0457号、同2-223484号、同2-225086号、同2-263689号、
同3-49990号、同3-51187号、同3-76687等に記載されて
いる基材も好適に用いることができる。さらに、特公昭
60-30930号、特開昭61-112693号、同62-148293号、同62
-152793号、同63-1595号、同63-231984号、同64-44781
号、同64-47536号、特開平1-168493号、同2-92592号等
に記載されているように、多孔質構造を有する基材も本
発明では好適に用いることができる。
【0051】また写真用レジンコート紙に代表される、
芯材の紙や前記記載のベースフィルムの受像層を積層す
る面あるいは両面に、ネックインが小さく、ドローダウ
ン性が良好な樹脂、例えば高密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリペンテン、ポリスチレン、エチレン-
酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、アイオ
ノマー樹脂、ナイロン、ポリウレタンなどを単独、ある
いは2種以上の樹脂をホットメルトエクストゥルージョ
ン・ラミネートした基材も本発明では好適に用いること
ができる。これらは、特開平1-263081号、同2-106397
号、同2-305688号、米国特許第4,774,224号、同4,999,3
35号等に記載されている方法で製造することができる。
【0052】基材は、OHPやマスク材料などの透過原
稿、ガラスなどに貼付けるシール用途のように透明性を
要求される場合においては、必要とする透明度を損なわ
ないものが好ましい。また反射画像の場合においては、
形成される画像の鮮明性を高めるために、白色顔料たと
えばチタンホワイト、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、硫
酸バリウム、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム
等が添加されているのが好ましい。基材の厚みは通常10
〜1000μm、好ましくは25〜800μmであり、このような
範囲の中から適宜に選定される。
【0053】受像層は、バインダー樹脂および必要に応
じた各種添加剤とから構成される。バインダー樹脂とし
ては、従来から感熱転写記録用受像シートの受像層に用
いられている公知の樹脂を使用でき、例えばポリエステ
ル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ウレタン系樹
脂、アミド系樹脂、セルロース系樹脂、オレフィン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹
脂、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリサルフォン、ポリカプロラクトン
樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、尿素樹脂、エポキシ
樹脂、フェノキシ樹脂などを挙げることができ、これら
の樹脂は、1種単独でもよいし、2種以上併用しても良
い。なお、前記記載のバインダー樹脂は、受像層形成組
成物中通常20〜99重量%で、50〜95重量%にするのがよ
り好ましい。
【0054】受像層には、剥離剤、酸化防止剤、UV吸
収剤、光安定剤、フィラー(無機微粒子、有機樹脂粒
子)、顔料、帯電防止剤を添加しても良い。また増感剤
として可塑剤、熱溶融性化合物などを添加しても良い。
【0055】後述の画像の形成の際に融着を防止する意
味で、剥離剤を含有するのが好ましく、そのような例と
しては、上述の画像形成材料に記載したものを適時選択
して用いることができ、通常、受像層形成組成物中0.01
〜20重量%であり、好ましくは0.1〜20重量%である。
【0056】前記酸化防止剤としては、クロマン系化合
物、クラマン系化合物、フェノール系化合物、ハイドロ
キノン誘導体、ヒンダードアミン誘導体、スピロインダ
ン系化合物、硫黄系化合物、リン系化合物などが挙げら
れ、特開昭59-182785号、同60-130735号、同61-159644
号、特開平1-127387号、「11290の化学商品」化学工業
日報社、p.862〜868等に記載の化合物、および写真その
他の画像記録材料における画像耐久性を改善するものと
して公知の化合物を挙げることができる。
【0057】UV吸収剤および光安定剤としては、特開
昭59-158287号、同63-74686号、同63-145089号、同59-1
96292号、同62-229594号、同63-122596号、同61-283595
号、特開平1-204788号、「11290の化学商品」化学工業
日報社、p.869〜875等などに記載の化合物。蛍光増白剤
としては、特開昭61-237693号、同63-122596号、同63-1
47166号等に記載の化合物、およびその他の画像記録材
料における画像耐久性を改善するものとして公知の化合
物を挙げることができる。
【0058】フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂
粒子を挙げることができる。この無機微粒子としてはシ
リカゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸性白土、活
性白土、アルミナ等を挙げることができ、有機微粒子と
してはフッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル
樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子などを挙げる
ことができる。
【0059】顔料としては、チタンホワイト、炭酸カル
シウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、タルク、ク
レー、カオリン、活性白土、酸性白土等を挙げることが
できる。帯電防止剤としては、カチオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、高分子
帯電防止剤、導電性微粒子などのほか「11290の化学商
品」化学工業日報社、p.875〜p.876等に記載の化合物な
ども好適に用いることができる。可塑剤としてはフタル
酸エステル類、トリメリット酸エステル類、アジピン酸
エステル類、その他飽和あるいは不飽和カルボン酸エス
テル類、クエン酸エステル類、エポキシ化大豆油やエポ
キシステアリン酸等のエポキシ類、正リン酸エステル
類、亜燐酸エステル類、グリコールエステル類などのほ
かに「11290の化学商品」化学工業日報社、p.843〜p.85
7などに記載の化合物等も好適に用いることができる。
また熱溶融性化合物としては、上述の画像形成材料に添
加される熱溶融性化合物を適時選択して用いることがで
きる。
【0060】本発明に用いられる添加剤全体の添加量
は、通常受像層形成組成物中0.1〜30重量%の範囲に選
定するのが好ましい。受像層の厚みは、通常、1〜30
m、好ましくは2〜20μmの範囲に選定するのが適当で
ある。また受像層は、単層としてしてもよく、あるいは
必要に応じて、組成等が同一の、あるいは相違する2層
以上の多層構造として設けてもよい。なお受像材料は、
基材と受像層とからなる二層構成に限られず、その他の
層が形成されていても良い。例えば受像層と基材との間
に断熱性、バリアー性、クッション性、接着性等の性質
を付与する目的で中間層(下引層)、受像層の表面に
は、色素供与画像形成材料との融着防止等を目的にし
て、オーバーコート層、受像層と反対の面に帯電防止、
複数枚給仕防止、滑り性付与、他の受像層との接着性防
止、カール防止、筆記性等を目的としてバッキング層を
設けてもよい。
【0061】上記の中間層、オーバーコート層およびバ
ッキング層を設ける場合、それぞれの厚みは、通常、0.
01〜30μmの範囲に選定するのが好適である。また上記
記載の各層は、単層としてしてもよく、あるいは必要に
応じて、組成等が同一の、あるいは相違する2層以上の
多層構造として設けて、機能分離させても良い。受像材
料は、上述の画像形成材料と同様の方法で製造すること
ができる。なお受像材料は、上述のようにして形成され
たものでもよいし、昇華型感熱転写記録用受像シートと
して市販されて入るものをそのまま用いてもよい。
【0062】(2)画像形成方法 本発明の画像形成方法は、ある種のエネルギーを加え、
重合開始剤によりエポキシ基を有する色素を重合させる
潜像形成工程、次いで未重合部のエポキシ基を有する熱
拡散性色素を受容可能な材料へ熱転写させる工程によっ
て行うことを特徴としており、この場合、用途に応じて
画像形成材料そのものを画像として用いても良いし、熱
拡散性色素転写によって形成された画像を用いても良
い。
【0063】なお、本発明の潜像形成工程特に画像形成
材料へ加えられる画像信号に応じたイメージワイズのエ
ネルギーは、重合開始剤を活性化させるのに十分なエネ
ルギーであれば特に制限はなく用いることができ、この
ようなエネルギーとしては電磁波、熱、電気、超音波な
どを挙げることができる。
【0064】この中で短時間でかつ高解像度の潜像を得
るためには、光重合開始剤を含有する画像形成材料へエ
ネルギー印加面積が絞り込める光エネルギー、特に波長
が1nm〜1mmの紫外線、可視光線、赤外線で潜像形成を
行うことが好ましく、このような光エネルギーを印加し
得る光源としては、例えば、レーザー、発光ダイオー
ド、キセノンフラッシュランプ、ハロゲンランプ、カー
ボンアーク燈、メタルハライドランプ、タングステンラ
ンプ、石英水銀ランプ、高圧水銀ランプ等を挙げること
ができる。この際加えられる光エネルギーは、画像形成
材料の種類のより、露光距離、時間、強度を調整するこ
とにより適時選択して用いることができる。
【0065】前記光エネルギーを一括露光する場合に
は、所望露光画像のネガパターンを遮光性材料で形成し
たマスク材料を重ね合わせ、露光すればよい。発光ダイ
オードアレイ等のアレイ型光源を使用する場合や、ハロ
ゲンランプ、メタルハライドランプ、タングステンラン
プ等の光源を、液晶、PLZT等の光学的シャッター材料で
露光制御する場合には、画像信号に応じたデジタル露光
をすることが可能である。
【0066】この場合はマスク材料を使用せず、直接書
き込みを行うことができる。レーザーの場合には、使用
する画像形成材料に含有される光重合開始剤または増感
剤の波長域に合わせて適宜選択することも可能であり、
また光をビーム状に絞り画像データに応じた走査露光が
可能であるため、マスク材料を使用せず、直接書き込み
を行うのに適している。またレーザーを光源として用い
る場合には、露光面積を微小サイズに絞ることが容易で
あり、高解像度の画像形成が可能となる。本発明で用い
られるレーザー光源は、一般によく知られている、ルビ
ーレーザー、YAGレーザー、ガラスレーザーなどの固体
レーザー、He−Neレーザー、Arイオンレーザー、Krイオ
ンレーザー、CO2レーザー、COレーザー、He−Cdレーザ
ー、N2レーザー、エキシマーレーザー等の気体レーザ
ー、InGaPレーザー、AlGaAsレーザー、GaAsPレーザー、
InGaAsレーザー、InAsPレーザー、CdSnP2レーザー、GaS
bレーザーなどの半導体レーザー、化学レーザー、色素
レーザー等を挙げることができる。
【0067】なお、光エネルギーの露光方向は、十分な
エネルギーであれば基材側からでも色材層側からでも良
いが、エネルギー効率を考えて、色材層までの与える光
エネルギーの波長に対して吸収の少ない方向から露光す
るのが好ましい。前述のようにして形成された潜像を、
画像形成材料の色材層面側と熱拡散性色素を受容可能な
材料とを対面させ、加熱加圧処理することにより熱拡散
性色素を転写させる。
【0068】前記加熱加圧処理手段としてはヒートロー
ル、ホットスタンプなどを適時選択して用いることがで
きる。また感熱転写記録方法に用いられる熱源、すなわ
ちサーマルヘッド、レーザー光、赤外線フラッシュ、熱
ペンなどと加圧手段とを併用して用いることもできる。
これらの熱源のうち、サーマルヘッドを用いる場合に
は、ヘッドの形状として画素ごとに分割された物でもよ
いし、発熱体が、画像全面あるいは数個に分割して全面
をカバーできる一体化されたものでもよい。前記加熱加
圧処理時の加熱温度、加熱時間および圧力は、熱源によ
って異なるが、ヒートロールを用いる場合の加熱温度
は、通常、40〜200℃、好ましくは60〜180℃の範囲であ
り、またその搬送速度は、通常0.01〜100mm/秒、好ま
しくは0.05〜50mm/秒である。また圧力は通常0.05〜10
Kg/cm2、好ましくは0.1〜5Kg/cm2である。また前記
熱処理にホットスタンプを用いる場合の加熱温度は、通
常、40〜200℃、好ましくは60〜150℃の範囲で、圧力と
しては、通常、0.05〜20Kg/cm2、好ましくは0.5〜5Kg
/cm2、また加熱時間は、通常0.1〜20秒、好ましくは0.
5〜10秒である。本発明では、複数の異なる色調の分子
内にエポキシ基を有する色素の潜像を形成後、異なる色
調の潜像を順次同一の受像層上に転写することで、複数
の色調を有する画像を受像層上に形成することができ
る。特にイエロー、マゼンダ、シアンあるいはイエロ
ー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色の単色の潜像を
順次同一の受像層上に転写することで、受像材料上にフ
ルカラー画像を形成することができる。
【0069】また潜像を中間転写媒体のようなものに一
度転写したのち、目的とする受像材料に転写させてもよ
い。なおこの場合は、異なる色調の潜像を順次中間転写
媒体上に形成した後、一括で受像材料に転写させてもよ
いし、各潜像ごとに転写させてもよい。
【0070】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。なお以下に
おいて「部」は、特に断りがない限り「有効成分として
の重量部」を表わす。
【0071】以下のようにして本発明実施例1〜39およ
び比較例1〜10を作成した。本発明および比較の画像形
成材料の構成は表1に示す。
【0072】〈画像形成材料〉 −支持体− a)100μm延伸透明ポリエチレンテレフタレートフィル
ム〔ダイアホイルヘキスト(株)製、T100〕 b)100μm延伸白色ポリエチレンテレフタレートフィル
ム〔ダイアホイルヘキスト(株)製、W410〕 −表面処理− a)表面をコロナ放電処理 b)表面を紫外線(低波長タイプ:189nm)を10分間照
射して、紫外線処理。
【0073】−下引き層− a)下記の組成の下引き層形成塗工液を、ワイヤーバー
コーティングにより支持体上に、塗布・乾燥し厚さ0.1
μmの下引き層を形成した。
【0074】 ポリエステル系樹脂 5.0部 〔ユニチカ(株)製、エリーテルUE3600〕 メチルエチルケトン 45部 トルエン 40部 b)下記の組成の下引き層形成塗工液を、ワイヤーバー
コーティングにより支持体上に塗布・乾燥した後、100
℃30分間で熱処理し厚さ0.1μmの下引き層を形成した。
【0075】 アクリル系樹脂 20部 〔三菱レイヨン(株)、ダイアナールLR1503〕 イソシアネート 5部 〔日本ポリウレタン(株)、コロネートHX〕 酢酸ブチル 30部 トルエン 34部 キシレン 11部 c)下記の組成の下引き層形成塗工液を、ワイヤーバー
コーティングにより支持体上に、塗布乾燥し厚さ0.2μm
の下引き層を形成した。
【0076】 ポリビニルアセトアセタール 10部 〔積水化学工業(株)製、エスレックKW−1〕 蒸留水 90部 −色材層− 1)本発明の色材層 a)下記の組成の色材層形成塗工液を、ワイヤーバーコ
ーティングにより支持体または下引き層上に、塗布乾燥
し厚さ0.5μmの色材層を形成した。
【0077】 ポリビニルアセタール系樹脂 8.0部 〔積水化学工業(株)製、エスレックKS−1〕 熱拡散性色素(D−16) 2.0部 シリコーン系樹脂 0.05部 〔大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP−2105〕 ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート 0.01部 アントラセン 0.02部 メチルエチルケトン 90部 b)熱拡散性色素(D−16)を(D−43)に変えた以外
はa)と同様にして色材層を形成した。
【0078】c)熱拡散性色素(D−16)を(D−65)
に変えた以外はa)と同様にして色材層を形成した。
【0079】d)下記の組成の色材層形成塗工液を、ワ
イヤーバーコーティングにより支持体または下引き層上
に、塗布乾燥し厚さ1.0μmの色材層を形成した。
【0080】 ポリビニルブチラール樹脂 6.0部 〔積水化学工業(株)製、エスレックBX−1〕 熱拡散性色素(D−13) 2.0部 脂環族エポキシ樹脂 2.0部 〔日本チバガイギー(株)製、アラルダイトCY−175〕 シリコーン系樹脂 0.05部 〔大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP−2105〕 トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート 0.01部 フェノチアジン 0.02部 メチルエチルケトン 90部 e)熱拡散性色素(D−13)を(D−46)に変えた以外
はd)と同様にして色材層を形成した。
【0081】f)熱拡散性色素(D−13)を(D−69)
に変えた以外はd)と同様にして色材層を形成した。
【0082】g)下記の組成の色材層形成塗工液を、ワ
イヤーバーコーティングにより支持体または下引き層上
に、塗布乾燥し厚さ1.0μmの色材層を形成した。
【0083】 エチルセルロース 6.0部 〔関東化学(株)製、10cps〕 熱拡散性色素(D−17) 2.0部 ヘテロサイクリックエポキシ樹脂 2.0部 〔日本チバガイギー(株)製、アラルダイトPT810〕 シリコーン系樹脂 0.05部 〔大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP−2105〕 トリフェニルテルロニウムヘキサフルオロアンチモネート 0.01部 ペリレン 0.02部 メチルエチルケトン 90部 h)熱拡散性色素(D−17)を(D−47)に変えた以外
はg)と同様にして色材層を形成した。
【0084】i)熱拡散性色素(D−17)を(Dー70)
に変えた以外はg)と同様にして色材層を形成した。
【0085】2)比較の色材層 j)下記の組成の色材層形成塗工液を、ワイヤーバーコ
ーティングにより支持体または下引き層上に、塗布乾燥
し厚さ1.0μmの色材層を形成した。
【0086】 ポリビニルアセタール系樹脂 8.0部 〔積水化学工業(株)製、エスレックKS−1〕 熱拡散性色素(D−71) 2.0部 シリコーン系樹脂 0.05部 〔大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP−2105〕 2,2'- ビス(o-クロロフェニル)-4,4',5,5'-テトラフェニル-1,2,-ビス イミダゾール 0.01部 ミヒラーズケトン 0.02部 メルカプトベンゾオキサゾール 0.01部 メチルエチルケトン 90部 k)熱拡散性色素(D−71)を(D−72)に変えた以外
はj)と同様にして色材層を形成した。
【0087】l)下記の組成の色材層形成塗工液を、ワ
イヤーバーコーティングにより支持体または下引き層上
に、塗布乾燥し厚さ1.0μmの色材層を形成した。
【0088】 エチルセルロース 6.0部 〔関東化学(株)製、10cps〕 熱拡散性色素(D−73) 2.0部 イソシアヌール酸EO変性トリアクリレート 2.0部 〔東亜合成(株)製、アロニクスM−315〕 シリコーン系樹脂 0.05部 〔大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP−2105〕 2,2'- ビス(o-クロロフェニル)-4,4',5,5'-テトラフェニル-1,2,-ビス イミダゾール 0.01部 ミヒラーズケトン 0.02部 メルカプトベンゾオキサゾール 0.01部 メチルエチルケトン 90部 m)熱拡散性色素(D−73)を(D−74)に変えた以外
はj)と同様にして色材を形成した。
【0089】
【表1】
【0090】比較熱拡散性色素(D−71)〜(D−74)
の構造式を以下に示す。
【0091】
【化12】
【0092】〈色素受像材料〉 a)三菱電機(株)製、昇華型フルカラープリンタS3600
−30型用のOHP用感熱転写記録用受像シート b)三菱電機(株)製、昇華型フルカラープリンタS3600
−30型用の感熱転写記録用受像シート c)厚さ60μm、ベック平滑度150秒の上質紙の両面に、
厚さ50μmの白色ポリエチレンテレフタレートフィルム
〔ダイアホイルヘキスト(株)製、W900J〕をウレタン
系接着剤を介してラミネートして基材を形成し、受像層
面側をコロナ放電処理し、ゼラチンに硬膜剤を5%添加
した、固形分10%の水溶液を、ワイヤーバーコーティン
グにより塗布乾燥し厚み0.1μmの中間層を形成。次いで
下記の組成の受像層形成塗工液を、中間層上に、塗布乾
燥し厚さ10.0μmの受像層を形成して受像材料を形成し
た。
【0093】 ポリビニルブチラール樹脂 8.0部 〔電気化学工業(株)製、デンカブチラール#6000−EP〕 ポリエーテルポリオール 1.5部 〔住友バイエルンウレタン(株)製、デスモフェン550U〕 変性シリコーン樹脂 0.5部 〔信越化学工業(株)製、X−24−8300〕 メチルエチルケトン 90部 〈画像形成方法〉 a)画像形成材料の色材層側に、ウェッジパターンを掛
けて、明室感材用プリンター〔大日本スクリーン(株)
製、P−627−HA〕で一括露光(露光エネルギー500mJ
/cm2)して潜像を形成し、色材層面を受像材料の受像
層面と対面させ、ヒートロールで加熱加圧処理〔温度、
155℃、圧力2.0Kg/cm2、送り速度;10mm/秒〕するこ
とにより受像層へ色素を転写させ画像を形成させた。色
素受像材料上に転写された色素画像の転写濃度、再現さ
れている解像度および露光部の画像かぶりを下記の基準
で評価した。評価した結果、および用いた色素供与材
料、色素受像材料を表2に示す。
【0094】転写濃度;色素受像材料上に転写された色
素画像濃度〔OD〕を濃度計〔X-rite社製、X-rite 31
0TR〕で測定 ◎………2.00≦OD ○………1.50≦OD<2.00 △………1.00≦OD<1.50 ×………OD<1.00 解像度;プレートコントロールウエッジ(UGRA社製)を
用い150線/インチの網点2〜98%の再現性を顕微鏡で
観察し再現されている網点領域〔Z〕を観察 ◎………2≦Z≦98 〔%〕 ○………5≦Z≦95 〔%〕 △………10≦Z≦90 〔%〕 ×………15≦Z≦85 〔%〕 画像かぶり;色素受像材料上に転写された露光部の色素
画像濃度を濃度計で測定 ◎………OD≦0.05 ○………0.05<OD≦0.10 △………0.10<OD≦0.20 ×………0.20<OD
【0095】
【表2】
【0096】表2から明らかなように本発明の実施例が
比較例に比して、解像度、画像かぶりの点で総合的にみ
て優れていることが分かる。
【0097】b)明室感材用プリンターの代わりに、キ
セノンフラッシュランプ〔理想科学(株)製、ゼノファク
スFX180を使用、露光時間は1m秒、露光エネルギー
は100mJ/cm2で露光回数が5回〕を用いた以外はa)と
同様に評価した。色素受像材料上に転写された色素画像
の転写濃度、再現されている解像度および露光部の画像
かぶりをa)と同じ基準で評価した。評価した結果、お
よび用いた色素供与材料、色素受像材料を表3に示す。
【0098】
【表3】
【0099】表3から明らかなように本発明の実施例が
比較例に比して、解像度、画像かぶりの点で総合的にみ
て優れていることが分かる。
【0100】c)アルゴンイオンレーザー〔アメリカン
レーザー社製、60C、出力30mW、波長514.5nm、ビーム
径0.65mm〕を用いて、径を20μmに絞り焦点を合わせた
後、走査露光〔走査ピッチ20μm〕して潜像を形成し、
色材層面を受像材料の受像層面と対面させ、ヒートロー
ルで加熱加圧処理〔温度、150℃、圧力4.0Kg/cm2、送
り速度;10mm/秒〕することにより受像層へ色素を転写
させ画像を形成させた。色素受像材料上に転写された色
素画像の再現されている解像度を下記の基準で、転写濃
度および露光部の画像かぶりをa)と同じ基準で評価し
た。評価した結果、および用いた色素供与材料、色素受
像材料を表4に示す。
【0101】解像度;必要最低の平均露光量で画像を形
成した際の1mm当りの解像可能な線の本数〔N〕 ◎………25=N 〔本〕 ○………23≦N<25 〔本〕 △………20≦N<23 〔本〕 ×………N<20 〔本〕
【0102】
【表4】
【0103】表4から明らかなように本発明の実施例が
比較例に比して、解像度、画像かぶりの点で総合的にみ
て優れていることが分かる。
【0104】
【発明の効果】本発明による画像形成材料および画像形
成方法は、解像度が良好で、転写形成された画像に画像
かぶりがない効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/26 521

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、熱拡散性色素を含有する色
    材層を備えた画像形成材料において、熱拡散性色素が分
    子内にエポキシ基を有する色素であり、さらに色材層中
    に重合開始剤を含有することを特徴とする画像形成材
    料。
  2. 【請求項2】 前記重合開始剤が、光により重合反応を
    行なうことのできる光重合開始剤であることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成材料。
  3. 【請求項3】 前記光重合開始剤が、光酸発生剤である
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成材料。
  4. 【請求項4】 前記色材層中に、エポキシ基を有する化
    合物をさらに含有することを特徴とする請求項1、請求
    項2又は請求項3記載の画像形成材料。
  5. 【請求項5】 支持体上に、エポキシ基を有する熱拡散
    性色素と、光重合開始剤を含有する色材層を備えた画像
    形成用材料を用いた画像形成方法において、該画像形成
    用材料に画像露光を行うことによって、熱拡散性色素を
    重合させて該色素の熱拡散性を変化させた後、該画像形
    成用材料の色材層表面を熱拡散性色素を受容可能な材料
    と密着させ、次いで加熱圧着させ未露光部の熱拡散可能
    な色素を転写することを特徴とする画像形成方法。
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