JPH0863793A - 光ディスクおよびその製造方法 - Google Patents
光ディスクおよびその製造方法Info
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- JPH0863793A JPH0863793A JP6225570A JP22557094A JPH0863793A JP H0863793 A JPH0863793 A JP H0863793A JP 6225570 A JP6225570 A JP 6225570A JP 22557094 A JP22557094 A JP 22557094A JP H0863793 A JPH0863793 A JP H0863793A
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- Japan
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- center
- substrate
- inner diameter
- signal track
- annular
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、それぞれ記録膜が片面に形成され
た2枚の基板を、それらの記録膜が形成されている側を
内側にして貼り合わせた構造を持つ光ディスクにおい
て、クランプ面側の信号トラック中心と非クランプ面側
の信号トラック中心とをできるだけ一致させた光ディス
ク、およびその製造方法を提供することを目的とするも
のである。 【構成】 本発明の光ディスクは、それぞれ記録膜を備
える第1の環状の基板と第2の環状の基板とを、それぞ
れの記録膜が形成されている側を内側にして貼り合わせ
て形成され、第1の環状の基板と第2の環状の基板の記
録膜に対して同時に情報の記録再生が行なわれる光ディ
スクにおいて、前記第1および第2の環状の基板は、互
いの内径中心が実質的に同心状態とされており、しかも
前記第1の環状の基板の内径中心から信号トラック中心
に延びる第1半直線と、前記第2の環状の基板の内径中
心から信号トラック中心に延びる第2半直線とがなす角
が、0〜90度の範囲に設定されていることを特徴とす
る。
た2枚の基板を、それらの記録膜が形成されている側を
内側にして貼り合わせた構造を持つ光ディスクにおい
て、クランプ面側の信号トラック中心と非クランプ面側
の信号トラック中心とをできるだけ一致させた光ディス
ク、およびその製造方法を提供することを目的とするも
のである。 【構成】 本発明の光ディスクは、それぞれ記録膜を備
える第1の環状の基板と第2の環状の基板とを、それぞ
れの記録膜が形成されている側を内側にして貼り合わせ
て形成され、第1の環状の基板と第2の環状の基板の記
録膜に対して同時に情報の記録再生が行なわれる光ディ
スクにおいて、前記第1および第2の環状の基板は、互
いの内径中心が実質的に同心状態とされており、しかも
前記第1の環状の基板の内径中心から信号トラック中心
に延びる第1半直線と、前記第2の環状の基板の内径中
心から信号トラック中心に延びる第2半直線とがなす角
が、0〜90度の範囲に設定されていることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクおよびその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクとしては、例えば図1
0の(a)のコンパクトディスクや図10の(b)の光
磁気ディスクが知られている。これらの光ディスクD
は、基板1、およびこ基板1の片面に形成された記録膜
7を備え、この記録膜7とは反対側がディスク回転用ス
ピンドル5にてクランプされ、基板側に配置された光ヘ
ッド25によりその記録再生が行なわれていた。なお、
図10の(a)、(b)において符号24はスピンドル
回転用のモータを示し、図10の(b)において符号4
は基板1に接着されたスピンドルクランプ用の円盤状部
材を示す。
0の(a)のコンパクトディスクや図10の(b)の光
磁気ディスクが知られている。これらの光ディスクD
は、基板1、およびこ基板1の片面に形成された記録膜
7を備え、この記録膜7とは反対側がディスク回転用ス
ピンドル5にてクランプされ、基板側に配置された光ヘ
ッド25によりその記録再生が行なわれていた。なお、
図10の(a)、(b)において符号24はスピンドル
回転用のモータを示し、図10の(b)において符号4
は基板1に接着されたスピンドルクランプ用の円盤状部
材を示す。
【0003】光ディスクにおいては、この記録再生の
際、その回転中心と信号トラック中心とができるだけ一
致していることが要求されている。この要求を満足する
ため、特公昭60−28041号においては、図10の
(b)と同様、スピンドルクランプ用の円盤状部材を用
い、この円盤状部材の中心を光ディスクの信号トラック
中心に位置合わせして接合している。
際、その回転中心と信号トラック中心とができるだけ一
致していることが要求されている。この要求を満足する
ため、特公昭60−28041号においては、図10の
(b)と同様、スピンドルクランプ用の円盤状部材を用
い、この円盤状部材の中心を光ディスクの信号トラック
中心に位置合わせして接合している。
【0004】ところで、記録容量を増大するため、光磁
気ディスクにおいては、図11に示されているように、
それぞれ記録膜7、7’が片面に形成された一対の基板
1、1’を記録膜7、7’を内側にして貼り合わされた
両面ディスクDが提案されている。このような両面ディ
スクでは、記録容量を2倍にすることができる。また、
このような両面ディスクにおいては、従来、図11に示
されているように、各基板に上記のようなスピンドルク
ランプ用の円盤状部材4、4’を貼り付けて、片面ずつ
記録再生が行なわれていた。さらに、このような両面デ
ィスクが提案されたこともあいまって、再生信号の転送
レート(単位時間当たりの信号転送量)を上げるため
に、ディスクの回転数を上げることが提案され、現在、
従来の2倍の回転数のものが実現化されている。
気ディスクにおいては、図11に示されているように、
それぞれ記録膜7、7’が片面に形成された一対の基板
1、1’を記録膜7、7’を内側にして貼り合わされた
両面ディスクDが提案されている。このような両面ディ
スクでは、記録容量を2倍にすることができる。また、
このような両面ディスクにおいては、従来、図11に示
されているように、各基板に上記のようなスピンドルク
ランプ用の円盤状部材4、4’を貼り付けて、片面ずつ
記録再生が行なわれていた。さらに、このような両面デ
ィスクが提案されたこともあいまって、再生信号の転送
レート(単位時間当たりの信号転送量)を上げるため
に、ディスクの回転数を上げることが提案され、現在、
従来の2倍の回転数のものが実現化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
クの回転数を上げて、転送レートを上げるには、モータ
24を大きくして、高回転域まで安定して回転できるよ
うにしなければならず、装置が大型化する問題がある。
クの回転数を上げて、転送レートを上げるには、モータ
24を大きくして、高回転域まで安定して回転できるよ
うにしなければならず、装置が大型化する問題がある。
【0006】転送レートを上げるための上記の問題を解
消することのできる手段としては、例えば、一連の情報
を両面ディスクの各記録膜に振り分けて記録しておき、
再生の際、図12に示したように、両面ディスクの両側
に光ヘッド25を配置し、2つの記録膜から同時に信号
をピックアップし、それらを合成することにより転送レ
ートを2倍にする手段が考えられる。
消することのできる手段としては、例えば、一連の情報
を両面ディスクの各記録膜に振り分けて記録しておき、
再生の際、図12に示したように、両面ディスクの両側
に光ヘッド25を配置し、2つの記録膜から同時に信号
をピックアップし、それらを合成することにより転送レ
ートを2倍にする手段が考えられる。
【0007】しかしながら、このように2つの記録膜か
ら同時に信号をピックアップし、それらを合成して、転
送レートを上げる場合には、全く新しい問題が発生する
ことが考えられる。それは、このようなシステム下の光
ディスクでは、スピンドルクランプ面と反対側のディス
ク面(以下、非クランプ面と称することがある)からの
情報に関連性があるため、両面の間の信号トラック中心
の偏心精度が大きな問題となることである。ちなみに、
従来の両面ディスクにおいては、2つの記録膜に記録さ
れた情報は、片面ずつ再生されるので、両面の間の偏心
精度は全く問題にならなかった。スピンドルクランプ面
側は、例えば上記の特公昭60−28041号のよう
に、スピンドルクランプ用の円盤状部材を、その中心が
光ディスクの信号トラック中心に位置するようにして接
合すれば、ディスク回転時の信号トラック中心の偏心を
小さくすることができる。しかし、通常、非クランプ面
側の信号トラック中心は、クランプ面側の信号トラック
中心に一致していないので、クランプ面側を中心として
回転した場合、非クランプ面側の信号トラック中心のず
れ(偏心)が大きくなってしまうという問題がある。
ら同時に信号をピックアップし、それらを合成して、転
送レートを上げる場合には、全く新しい問題が発生する
ことが考えられる。それは、このようなシステム下の光
ディスクでは、スピンドルクランプ面と反対側のディス
ク面(以下、非クランプ面と称することがある)からの
情報に関連性があるため、両面の間の信号トラック中心
の偏心精度が大きな問題となることである。ちなみに、
従来の両面ディスクにおいては、2つの記録膜に記録さ
れた情報は、片面ずつ再生されるので、両面の間の偏心
精度は全く問題にならなかった。スピンドルクランプ面
側は、例えば上記の特公昭60−28041号のよう
に、スピンドルクランプ用の円盤状部材を、その中心が
光ディスクの信号トラック中心に位置するようにして接
合すれば、ディスク回転時の信号トラック中心の偏心を
小さくすることができる。しかし、通常、非クランプ面
側の信号トラック中心は、クランプ面側の信号トラック
中心に一致していないので、クランプ面側を中心として
回転した場合、非クランプ面側の信号トラック中心のず
れ(偏心)が大きくなってしまうという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、それぞれ記録膜が片面
に形成された2枚の基板を、それらの記録膜が形成され
ている側を内側にして貼り合わせた構造を持ち、2つの
記録膜に記録された情報が同時に再生される光ディスク
であって、クランプ面側の信号トラック中心と非クラン
プ面側の信号トラック中心とをできるだけ一致させた光
ディスク、およびその製造方法を提供することを目的と
するものである。
に形成された2枚の基板を、それらの記録膜が形成され
ている側を内側にして貼り合わせた構造を持ち、2つの
記録膜に記録された情報が同時に再生される光ディスク
であって、クランプ面側の信号トラック中心と非クラン
プ面側の信号トラック中心とをできるだけ一致させた光
ディスク、およびその製造方法を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。 (1)それぞれ記録膜を備える第1の環状の基板と第2
の環状の基板とを、それぞれの記録膜が形成されている
側を内側にして貼り合わせて形成され、第1の環状の基
板と第2の環状の基板の記録膜に対して同時に情報の記
録再生が行なわれる光ディスクにおいて、前記第1およ
び第2の環状の基板は、互いの内径中心が実質的に同心
状態とされており、しかも前記第1の環状の基板の内径
中心から信号トラック中心に延びる第1半直線と、前記
第2の環状の基板の内径中心から信号トラック中心に延
びる第2半直線とのなす角が、0〜90度の範囲に設定
されていることを特徴とする光ディスク。 (2)前記第1および第2の環状の基板の内径が、実質
的に同一内径ではあるが、ディスク回転用スピンドルの
直径より大きく設定されているとともに、この基板の内
径部分に、スピンドルクランプのための円形状中心開口
を備えた円盤状部材が接着されており、この円盤状部材
の中心開口の中心が、前記第1および第2の環状の基板
の信号トラック中心のいずれかに実質的に重なるか、前
記2つの信号トラック中心の間に位置する上記(1)の
光ディスク。 (3)それぞれ記録膜を備える第1の環状の基板と第2
の環状の基板に、それぞれ該基板の内径中心から信号ト
ラック中心に延びる半直線を示すマークを予め付してお
き、前記第1および第2の基板の内径と実質的に同一の
外径を有し、該第1の環状の基板と第2の環状の基板が
嵌合するディスクセンター治具を準備し、まずこのディ
スクセンター治具に前記第1および第2の環状の基板を
それらの記録膜が互いの方を向くようにして嵌合配置
し、ついで前記マークを観察しながら、前記第1および
第2の環状の基板の少なくとも一方を周方向に相対的に
回転させ、前記第1の環状の基板の内径中心から信号ト
ラック中心に延びる第1半直線と、前記第2の環状の基
板の内径中心から信号トラック中心に延びる第2半直線
とでなす角を、0〜90度の範囲に設定し、この状態
で、前記第1および第2の環状の基板を、それらの間に
配置された接着剤層により接着することを特徴とする光
ディスクの製造方法。 (4)前記ディスクセンター治具が、中心を通る直線に
より複数個のセグメントに分割されているとともに、各
セグメントが半径方向外方に弾性により付勢されている
上記(3)の光ディスクの製造方法。 (5)先端が前記基板の内径より小さく、徐々に拡径さ
れて基部が前記基板の内径より大きく設定されたテーパ
部を有する回転可能なスピンドルを準備し、前記基板を
前記テーパ部に挿入し、止まった位置で固定し、この状
態で、前記スピンドルを回転することにより、前記基板
を回転し、この回転状態で、一本の信号トラックを観察
し、この信号トラックの最外位置となる位置にマークを
付けることにより、その基板の内径中心から信号トラッ
ク中心に延びる半直線を示すマークを付す上記(3)ま
たは(4)の光ディスクの製造方法。 (6)直交するX軸およびY軸を有する光学装置で、前
記X軸およびY軸が前記基板の内径および任意の一本の
信号トラックと交差するそれぞれ4つの座標を検出し、
これらの座標から前記基板の内径の中心と前記信号トラ
ック中心を算出して、その基板の内径中心から信号トラ
ック中心に延びる半直線を求め、基板に該半直線を示す
マークを付す上記(3)または(4)の光ディスクの製
造方法。
(1)〜(6)の本発明により達成される。 (1)それぞれ記録膜を備える第1の環状の基板と第2
の環状の基板とを、それぞれの記録膜が形成されている
側を内側にして貼り合わせて形成され、第1の環状の基
板と第2の環状の基板の記録膜に対して同時に情報の記
録再生が行なわれる光ディスクにおいて、前記第1およ
び第2の環状の基板は、互いの内径中心が実質的に同心
状態とされており、しかも前記第1の環状の基板の内径
中心から信号トラック中心に延びる第1半直線と、前記
第2の環状の基板の内径中心から信号トラック中心に延
びる第2半直線とのなす角が、0〜90度の範囲に設定
されていることを特徴とする光ディスク。 (2)前記第1および第2の環状の基板の内径が、実質
的に同一内径ではあるが、ディスク回転用スピンドルの
直径より大きく設定されているとともに、この基板の内
径部分に、スピンドルクランプのための円形状中心開口
を備えた円盤状部材が接着されており、この円盤状部材
の中心開口の中心が、前記第1および第2の環状の基板
の信号トラック中心のいずれかに実質的に重なるか、前
記2つの信号トラック中心の間に位置する上記(1)の
光ディスク。 (3)それぞれ記録膜を備える第1の環状の基板と第2
の環状の基板に、それぞれ該基板の内径中心から信号ト
ラック中心に延びる半直線を示すマークを予め付してお
き、前記第1および第2の基板の内径と実質的に同一の
外径を有し、該第1の環状の基板と第2の環状の基板が
嵌合するディスクセンター治具を準備し、まずこのディ
スクセンター治具に前記第1および第2の環状の基板を
それらの記録膜が互いの方を向くようにして嵌合配置
し、ついで前記マークを観察しながら、前記第1および
第2の環状の基板の少なくとも一方を周方向に相対的に
回転させ、前記第1の環状の基板の内径中心から信号ト
ラック中心に延びる第1半直線と、前記第2の環状の基
板の内径中心から信号トラック中心に延びる第2半直線
とでなす角を、0〜90度の範囲に設定し、この状態
で、前記第1および第2の環状の基板を、それらの間に
配置された接着剤層により接着することを特徴とする光
ディスクの製造方法。 (4)前記ディスクセンター治具が、中心を通る直線に
より複数個のセグメントに分割されているとともに、各
セグメントが半径方向外方に弾性により付勢されている
上記(3)の光ディスクの製造方法。 (5)先端が前記基板の内径より小さく、徐々に拡径さ
れて基部が前記基板の内径より大きく設定されたテーパ
部を有する回転可能なスピンドルを準備し、前記基板を
前記テーパ部に挿入し、止まった位置で固定し、この状
態で、前記スピンドルを回転することにより、前記基板
を回転し、この回転状態で、一本の信号トラックを観察
し、この信号トラックの最外位置となる位置にマークを
付けることにより、その基板の内径中心から信号トラッ
ク中心に延びる半直線を示すマークを付す上記(3)ま
たは(4)の光ディスクの製造方法。 (6)直交するX軸およびY軸を有する光学装置で、前
記X軸およびY軸が前記基板の内径および任意の一本の
信号トラックと交差するそれぞれ4つの座標を検出し、
これらの座標から前記基板の内径の中心と前記信号トラ
ック中心を算出して、その基板の内径中心から信号トラ
ック中心に延びる半直線を求め、基板に該半直線を示す
マークを付す上記(3)または(4)の光ディスクの製
造方法。
【0010】
【作用・効果】本発明の光ディスクにおいては、第1の
環状の基板(クランプ面側)の内径中心から信号トラッ
ク中心に延びる第1半直線と、第2の環状の基板(非ク
ランプ面側)の内径中心から信号トラック中心に延びる
第2半直線とのなす角を、0〜90度の範囲に設定する
ことにより、クランプ面側の信号トラック中心と非クラ
ンプ面側の信号トラック中心とを極力一致させているの
で、信号トラック中心の整合を容易に行なうことができ
るととともに、両面に同時に記録再生を行なうシステム
でも、両面に安定して情報を記録再生することができ
る。
環状の基板(クランプ面側)の内径中心から信号トラッ
ク中心に延びる第1半直線と、第2の環状の基板(非ク
ランプ面側)の内径中心から信号トラック中心に延びる
第2半直線とのなす角を、0〜90度の範囲に設定する
ことにより、クランプ面側の信号トラック中心と非クラ
ンプ面側の信号トラック中心とを極力一致させているの
で、信号トラック中心の整合を容易に行なうことができ
るととともに、両面に同時に記録再生を行なうシステム
でも、両面に安定して情報を記録再生することができ
る。
【0011】なお、2つの記録膜の信号トラック中心を
一致させる方法としては、本発明の方法の他、次のよう
な2つの方法が考えられるが、いずれも作業が煩雑であ
ったり、高価な装置を準備しなければならない等を欠点
を有している。上記の2つの方法のうちの1つの方法
は、両面ディスクを図11に示されているような構造と
し、それぞれの円盤状部材を、その内径中心を各基板上
の記録膜の信号トラック中心に一致させて、該基板に接
着し、その上で、2つの円盤状部材の内径中心を一致さ
せて、2枚の基板を接着する方法である。この方法は、
各基板に必ず円盤状部材を設けなければならず、しかも
各基板への円盤状部材の取り付け時、および基板同士の
接着時に誤差が発生するので、あまり精度がよくないと
いう問題がある。なお、記録再生時においては、円盤状
部材は、クランプ側のみに必要であり、上記の2枚の円
盤状部材のうち一方の円盤状部材は、両面ディスクの製
造後不要なものとなってしまう。この点、本発明におい
ては、円盤状部材を必要とする場合でも、1枚のみであ
り、また、誤差が生ずる機会が少ないので、精度も向上
する。上記2つの方法の他方の方法は、2枚の基板を間
隔を置いて平行に保持し、両基板の記録膜の信号トラッ
ク中心を、座標軸を持った顕微鏡やCCDカメラで観察
して一致させ、この状態で2枚の基板を接着し、その上
で、互いに一致させた信号トラック中心に内径中心を一
致させた状態でクランプ面側のみに円盤状部材を接着す
る方法である。この方法によれば、精度は向上するも、
装置が大がかりなものとなるとともに、作業が極めて面
倒である。この点、本発明は、この方法より多少精度は
劣ることが考えられるが、簡単な装置で容易に信号トラ
ック中心合わせを行なうことができる。
一致させる方法としては、本発明の方法の他、次のよう
な2つの方法が考えられるが、いずれも作業が煩雑であ
ったり、高価な装置を準備しなければならない等を欠点
を有している。上記の2つの方法のうちの1つの方法
は、両面ディスクを図11に示されているような構造と
し、それぞれの円盤状部材を、その内径中心を各基板上
の記録膜の信号トラック中心に一致させて、該基板に接
着し、その上で、2つの円盤状部材の内径中心を一致さ
せて、2枚の基板を接着する方法である。この方法は、
各基板に必ず円盤状部材を設けなければならず、しかも
各基板への円盤状部材の取り付け時、および基板同士の
接着時に誤差が発生するので、あまり精度がよくないと
いう問題がある。なお、記録再生時においては、円盤状
部材は、クランプ側のみに必要であり、上記の2枚の円
盤状部材のうち一方の円盤状部材は、両面ディスクの製
造後不要なものとなってしまう。この点、本発明におい
ては、円盤状部材を必要とする場合でも、1枚のみであ
り、また、誤差が生ずる機会が少ないので、精度も向上
する。上記2つの方法の他方の方法は、2枚の基板を間
隔を置いて平行に保持し、両基板の記録膜の信号トラッ
ク中心を、座標軸を持った顕微鏡やCCDカメラで観察
して一致させ、この状態で2枚の基板を接着し、その上
で、互いに一致させた信号トラック中心に内径中心を一
致させた状態でクランプ面側のみに円盤状部材を接着す
る方法である。この方法によれば、精度は向上するも、
装置が大がかりなものとなるとともに、作業が極めて面
倒である。この点、本発明は、この方法より多少精度は
劣ることが考えられるが、簡単な装置で容易に信号トラ
ック中心合わせを行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
をさらに詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施例による光ディスク
Dの垂直断面図である。この光ディスクDは、第1およ
び第2の一対の基板1および1’で形成されている。こ
れらの基板1および1’は、一般に、ガラス板やアクリ
ル板等を用い、スタンパから信号トラックを転写したも
のや、スタンパを組み込んだ金型を用い、ポリカーボネ
ート樹脂等を射出成形して信号トラックを転写して形成
したもので、例えば、共に内径10、10’が35mm、
外径11、11’が300mmの環状のディスクである。
基板1および1’は、また信号トラックのある面に光磁
気の記録膜7、7’が形成され、それぞれこの記録膜
7、7’が内側へ向くようにして、接着剤層2によって
接着されている。
Dの垂直断面図である。この光ディスクDは、第1およ
び第2の一対の基板1および1’で形成されている。こ
れらの基板1および1’は、一般に、ガラス板やアクリ
ル板等を用い、スタンパから信号トラックを転写したも
のや、スタンパを組み込んだ金型を用い、ポリカーボネ
ート樹脂等を射出成形して信号トラックを転写して形成
したもので、例えば、共に内径10、10’が35mm、
外径11、11’が300mmの環状のディスクである。
基板1および1’は、また信号トラックのある面に光磁
気の記録膜7、7’が形成され、それぞれこの記録膜
7、7’が内側へ向くようにして、接着剤層2によって
接着されている。
【0014】光ディスクDにおいては、この光ディスク
の平面図である図2に示したように、基板1、1’の内
径10、10’、外径11、11’および内径中心8、
8’が一致している。また、基板1、1’においては、
基板1の内径中心8から信号トラック6の中心9に延び
る第1半直線Aと、基板1’の内径中心8’から信号ト
ラック6’の中心9’に延びる第2半直線Bとがなす角
αが、0〜90度、好ましくは0〜45度、特に好まし
くは0〜30度範囲に設定されている。この角αは、2
つの信号トラック中心9および9’の間の間隔をできる
だけ小さくするためには、小さければ小さいほど望まし
いが、作業性も勘案すると、上記の範囲であることが好
ましい。
の平面図である図2に示したように、基板1、1’の内
径10、10’、外径11、11’および内径中心8、
8’が一致している。また、基板1、1’においては、
基板1の内径中心8から信号トラック6の中心9に延び
る第1半直線Aと、基板1’の内径中心8’から信号ト
ラック6’の中心9’に延びる第2半直線Bとがなす角
αが、0〜90度、好ましくは0〜45度、特に好まし
くは0〜30度範囲に設定されている。この角αは、2
つの信号トラック中心9および9’の間の間隔をできる
だけ小さくするためには、小さければ小さいほど望まし
いが、作業性も勘案すると、上記の範囲であることが好
ましい。
【0015】次に、図3以降を参照して、上記光ディス
クの製造方法について説明する。
クの製造方法について説明する。
【0016】光ディスクの内径中心と信号トラック中心
とのズレ量(偏心量)の測定方法、および半直線A、B
の決定方法について説明する。上記偏心量の測定と、半
直線A、Bの決定とは、一連の動作で行なうことがで
き、例えば、静的方法および動的方法の2種類の方法が
ある。
とのズレ量(偏心量)の測定方法、および半直線A、B
の決定方法について説明する。上記偏心量の測定と、半
直線A、Bの決定とは、一連の動作で行なうことがで
き、例えば、静的方法および動的方法の2種類の方法が
ある。
【0017】静的方法は、例えば、図7に示した装置で
行われる。まず、片面に記録膜が形成された基板1を水
平なテーブル30上に真空吸着や機械的固定方法で固定
する。この水平テーブル面と任意の距離を保ちながら、
水平テーブル30と平行な面内で2次元に移動できるX
Yステージ31にCCDカメラもしくは顕微鏡32をセ
ットする。そして、図8のように、基板内径10の中で、
例えば、X、Y軸との交点a,b,c,d の座標を検出し、そ
の座標から基板内径10の中心8の座標を計算する。ま
た、信号トラック6のX、Y軸との交点a',b',c',d' の
座標を検出し、その座標から信号トラックの中心9の座
標を計算する。この基板内径中心8と信号トラック中心
9の座標より、偏心量と基板内径中心8から信号トラッ
ク中心9へ延びる半直線A(B)の方向が分かる。な
お、後の作業で、半直線方向が確認できるように、半直
線方向に眼で見えるマークを付けておく。以上により、
静的に偏心量の測定と、半直線A、Bの決定を行なうこ
とができる。
行われる。まず、片面に記録膜が形成された基板1を水
平なテーブル30上に真空吸着や機械的固定方法で固定
する。この水平テーブル面と任意の距離を保ちながら、
水平テーブル30と平行な面内で2次元に移動できるX
Yステージ31にCCDカメラもしくは顕微鏡32をセ
ットする。そして、図8のように、基板内径10の中で、
例えば、X、Y軸との交点a,b,c,d の座標を検出し、そ
の座標から基板内径10の中心8の座標を計算する。ま
た、信号トラック6のX、Y軸との交点a',b',c',d' の
座標を検出し、その座標から信号トラックの中心9の座
標を計算する。この基板内径中心8と信号トラック中心
9の座標より、偏心量と基板内径中心8から信号トラッ
ク中心9へ延びる半直線A(B)の方向が分かる。な
お、後の作業で、半直線方向が確認できるように、半直
線方向に眼で見えるマークを付けておく。以上により、
静的に偏心量の測定と、半直線A、Bの決定を行なうこ
とができる。
【0018】一方、動的方法は、図9に示した回転可能
なスピンドル15を用いて行なわれる。スピンドル15
は、上部が基板内径10より少し小さいテーパ外径16で、
下部が基板内径10より少し大きいテーパ外径17となるよ
うに徐々に拡径されたテーパ部18を有する円錐状部材19
を備えている。この円錐状部材19のテーパ外径16・17
のおのおのの中心は、スピンドルの回転中心に対して1
μm 以下の中心ずれに精度良く調整されたもので、この
精度を保ちながら、スピンドル軸20方向に移動すること
ができる。光ディスクの基板内径10を円錐状部材19のテ
ーパ部18に挿入すると、いずれかの外径のところで止ま
るので、この状態で、この基板をクランプ部材22によ
り、ディスククランプ面21との間に挟み、スピンドル
中心部及びクランプ部材の中心部に設けられたネジによ
り、スピンドルに固定する。その時、円錐状部材19はス
ピンドル内部に設けられたスプリング23により上に押し
上げられており、クランプ部材21でディスクを固定する
際に、基板内径10とテーパ部18が密着するようにしてい
る。このようにして、スピンドルに固定された基板の内
径10は、スピンドルの回転中心と精度よく中心が一致し
ているテーパ部18に密着しているため、基板内径中心8
はスピンドル回転中心と一致している。次に、スピンド
ルを回転させ、基板1上の記録膜7の信号トラック6を
顕微鏡もしくはCCDカメラにて観測し、任意の一本の
信号トラックの半径方向の移動量を、倍率から換算す
る。回転中における任意の一本の信号トラックの最外位
置と最内位置の差の半分が偏心量となり、最外位置とな
る円周方向の位置が、基板内径中心8と信号トラック中
心9とのなす半直線Aの方向となる。上記の静的方法の
場合と同様、後の作業のため、半直線A(B)を示すマ
ークを基板上等に付けておく。
なスピンドル15を用いて行なわれる。スピンドル15
は、上部が基板内径10より少し小さいテーパ外径16で、
下部が基板内径10より少し大きいテーパ外径17となるよ
うに徐々に拡径されたテーパ部18を有する円錐状部材19
を備えている。この円錐状部材19のテーパ外径16・17
のおのおのの中心は、スピンドルの回転中心に対して1
μm 以下の中心ずれに精度良く調整されたもので、この
精度を保ちながら、スピンドル軸20方向に移動すること
ができる。光ディスクの基板内径10を円錐状部材19のテ
ーパ部18に挿入すると、いずれかの外径のところで止ま
るので、この状態で、この基板をクランプ部材22によ
り、ディスククランプ面21との間に挟み、スピンドル
中心部及びクランプ部材の中心部に設けられたネジによ
り、スピンドルに固定する。その時、円錐状部材19はス
ピンドル内部に設けられたスプリング23により上に押し
上げられており、クランプ部材21でディスクを固定する
際に、基板内径10とテーパ部18が密着するようにしてい
る。このようにして、スピンドルに固定された基板の内
径10は、スピンドルの回転中心と精度よく中心が一致し
ているテーパ部18に密着しているため、基板内径中心8
はスピンドル回転中心と一致している。次に、スピンド
ルを回転させ、基板1上の記録膜7の信号トラック6を
顕微鏡もしくはCCDカメラにて観測し、任意の一本の
信号トラックの半径方向の移動量を、倍率から換算す
る。回転中における任意の一本の信号トラックの最外位
置と最内位置の差の半分が偏心量となり、最外位置とな
る円周方向の位置が、基板内径中心8と信号トラック中
心9とのなす半直線Aの方向となる。上記の静的方法の
場合と同様、後の作業のため、半直線A(B)を示すマ
ークを基板上等に付けておく。
【0019】こうして、静的方法および動的方法のいず
れによっても、光ディスクDの偏心量と、基板内径中心
8から信号トラック中心9に延びる半直線の方向を検出
することができるが、用いる装置がシンプルでかつ安価
であり、作業も容易な動的方法を用いることが好まし
い。
れによっても、光ディスクDの偏心量と、基板内径中心
8から信号トラック中心9に延びる半直線の方向を検出
することができるが、用いる装置がシンプルでかつ安価
であり、作業も容易な動的方法を用いることが好まし
い。
【0020】次に、図3に示したような、ディスクセン
ター治具3を準備する。このディスクセンター治具3
は、円形の基部3a、およびこの基部3aの中心から上
方に延びる水平断面形状が円形の棒状位置合わせ部材1
2を備えている。棒状位置合わせ部材12は、その直径
が基板1、1’の内径と等しいか、該内径より僅かに小
さい直径を有している。棒状位置合わせ部材12の直径
は、具体的には、基板1、1’の内径より0〜30μm
程度小さくされていることが望ましい。基板1、1’の
位置合わせの精度を向上させるためである。
ター治具3を準備する。このディスクセンター治具3
は、円形の基部3a、およびこの基部3aの中心から上
方に延びる水平断面形状が円形の棒状位置合わせ部材1
2を備えている。棒状位置合わせ部材12は、その直径
が基板1、1’の内径と等しいか、該内径より僅かに小
さい直径を有している。棒状位置合わせ部材12の直径
は、具体的には、基板1、1’の内径より0〜30μm
程度小さくされていることが望ましい。基板1、1’の
位置合わせの精度を向上させるためである。
【0021】ついで、図3に示したように、上記ディス
クセンター治具3に、基板1をその記録膜7が上方を向
くようにして嵌合配置する。この後、基板1’を、その
記録膜7’が下方を向くようにディスクセンター治具3
に嵌合配置する。なお、基板1’の記録膜7’の表面上
には、予め接着剤層2を設けておく。この接着剤層2に
用いられる接着剤としては、両面接着シート、ホットメ
ルト等が望ましい。
クセンター治具3に、基板1をその記録膜7が上方を向
くようにして嵌合配置する。この後、基板1’を、その
記録膜7’が下方を向くようにディスクセンター治具3
に嵌合配置する。なお、基板1’の記録膜7’の表面上
には、予め接着剤層2を設けておく。この接着剤層2に
用いられる接着剤としては、両面接着シート、ホットメ
ルト等が望ましい。
【0022】接着に先立ち、基板1の内径中心8から信
号トラック中心9に延びる第1半直線A(上記基板等に
設けたマークによって確認できる)と、基板1’の内径
中心8’から信号トラック中心9’に延びる第2半直線
B(上記基板等に設けたマークによって確認できる)と
がなす角αを、0〜90度、好ましくは0〜45度、特
に好ましくは0〜30度範囲に設定するため、基板1’
をディスクセンター治具3の棒状位置合わせ部材12の
周りに回転させる。この後、基板1’を更に下げて両基
板1および1’を上記のように位置合わせした状態で接
着し、両面記録再生が可能な光ディスクDを製造する。
号トラック中心9に延びる第1半直線A(上記基板等に
設けたマークによって確認できる)と、基板1’の内径
中心8’から信号トラック中心9’に延びる第2半直線
B(上記基板等に設けたマークによって確認できる)と
がなす角αを、0〜90度、好ましくは0〜45度、特
に好ましくは0〜30度範囲に設定するため、基板1’
をディスクセンター治具3の棒状位置合わせ部材12の
周りに回転させる。この後、基板1’を更に下げて両基
板1および1’を上記のように位置合わせした状態で接
着し、両面記録再生が可能な光ディスクDを製造する。
【0023】こうして製造された光ディスクDを全面プ
レス機により加圧して接着を確実にしたのち、図4に示
すように、中心にクランプ用円形開口13が設けられた
円盤状部材4を基板1に接着する。このとき、クランプ
用円形開口13の中心が基板1の信号トラック中心9に
一致するように、円盤状部材4を基板1に対して正確に
位置決めして接着した。この接着は具体的には、例えば
次のような方法により行なうことができる。まず、スピ
ンドル5上に、紫外線硬化接着剤が塗布された円盤状部
材4を嵌合載置し、この上に光ディスクDを載置する。
この状態で、スピンドル5を回転させながら、基板1の
信号トラックを顕微鏡で観察しつつ、光ディスクを機械
的に動かし、上記信号トラックの径方向の移動量が極小
の位置を見つけ、その位置で接着剤を紫外線で硬化させ
て接着を完了する。なお、接着剤は、上記の紫外線硬化
型のものに限られない。
レス機により加圧して接着を確実にしたのち、図4に示
すように、中心にクランプ用円形開口13が設けられた
円盤状部材4を基板1に接着する。このとき、クランプ
用円形開口13の中心が基板1の信号トラック中心9に
一致するように、円盤状部材4を基板1に対して正確に
位置決めして接着した。この接着は具体的には、例えば
次のような方法により行なうことができる。まず、スピ
ンドル5上に、紫外線硬化接着剤が塗布された円盤状部
材4を嵌合載置し、この上に光ディスクDを載置する。
この状態で、スピンドル5を回転させながら、基板1の
信号トラックを顕微鏡で観察しつつ、光ディスクを機械
的に動かし、上記信号トラックの径方向の移動量が極小
の位置を見つけ、その位置で接着剤を紫外線で硬化させ
て接着を完了する。なお、接着剤は、上記の紫外線硬化
型のものに限られない。
【0024】以上の方法により、基板偏心(基板の内径
中心と信号トラック中心のずれ量)が7μm 、8μm と
小さい基板1、基板1’を用いたサンプル1、基板偏心
が38μm 、38μm と大きい基板1、基板1’を用い
たサンプル2、および基板偏心が21μm 、21μm と
中程度の基板1、基板1’を用いたサンプル3を用い、
表1に示した角αで、各光ディスクDを作製した。上記
サンプル1、2および3の光ディスクDにつき、図4に
示すように、円盤状部材4のクランプ用円形開口13が
スピンドル5の突起14に挿入されるようにして、基板
1の側をスピンドル5にクランプし、この状態でのスピ
ンドル5の回転中心と基板1の信号トラック中心9との
ずれ量であるクランプ面偏心と、スピンドル5の回転中
心と基板1’の信号トラック中心9’とのずれ量である
非クランプ面偏心をそれぞれ測定した。その結果を表1
に示した。
中心と信号トラック中心のずれ量)が7μm 、8μm と
小さい基板1、基板1’を用いたサンプル1、基板偏心
が38μm 、38μm と大きい基板1、基板1’を用い
たサンプル2、および基板偏心が21μm 、21μm と
中程度の基板1、基板1’を用いたサンプル3を用い、
表1に示した角αで、各光ディスクDを作製した。上記
サンプル1、2および3の光ディスクDにつき、図4に
示すように、円盤状部材4のクランプ用円形開口13が
スピンドル5の突起14に挿入されるようにして、基板
1の側をスピンドル5にクランプし、この状態でのスピ
ンドル5の回転中心と基板1の信号トラック中心9との
ずれ量であるクランプ面偏心と、スピンドル5の回転中
心と基板1’の信号トラック中心9’とのずれ量である
非クランプ面偏心をそれぞれ測定した。その結果を表1
に示した。
【0025】
【表1】
【0026】この表から分かるように、サンプル1のよ
うに、基板偏心が小さい2枚の基板を組合わせ、角αも
10度と小さくした場合、非クランプ面偏心が最も小さ
くなる。また、サンプル2のように、基板偏心が大きい
2枚の基板を組合わせても、角αを10度と小さくした
場合には、非クランプ面偏心が20μm と小さくするこ
とができる。一方、サンプル3のように、角αが180
度の場合には、2枚の基板の基板偏心が直接に非クラン
プ面偏心に効いて、40μm と大きなものとなってしま
う。
うに、基板偏心が小さい2枚の基板を組合わせ、角αも
10度と小さくした場合、非クランプ面偏心が最も小さ
くなる。また、サンプル2のように、基板偏心が大きい
2枚の基板を組合わせても、角αを10度と小さくした
場合には、非クランプ面偏心が20μm と小さくするこ
とができる。一方、サンプル3のように、角αが180
度の場合には、2枚の基板の基板偏心が直接に非クラン
プ面偏心に効いて、40μm と大きなものとなってしま
う。
【0027】ディスクセンター治具としては、複数のセ
グメントに垂直方向に分割されて形成され、各セグメン
トがバネ等により外方に向かって付勢されたディスクセ
ンター治具を用いることが望ましい。この構造のディス
クセンター治具の2例を図5および図6に示した。図5
に示したディスクセンター治具は、垂直方向に2分割さ
れ、2つのセグメントからなるものであり、一方、図6
に示したディスクセンター治具は、垂直方向に4分割さ
れ、4つのセグメントからなるものである。これらのデ
ィスクセンター治具は、各セグメントがバネにより外方
に向かって付勢され、突出部(図3のディスクセンター
治具3の棒状位置合わせ部材12に相当する)に基板を
嵌合したとき、該突出部の外径が基板の内径に正確に密
着し、突出部と基板の内径の間に遊びが無くなる。
グメントに垂直方向に分割されて形成され、各セグメン
トがバネ等により外方に向かって付勢されたディスクセ
ンター治具を用いることが望ましい。この構造のディス
クセンター治具の2例を図5および図6に示した。図5
に示したディスクセンター治具は、垂直方向に2分割さ
れ、2つのセグメントからなるものであり、一方、図6
に示したディスクセンター治具は、垂直方向に4分割さ
れ、4つのセグメントからなるものである。これらのデ
ィスクセンター治具は、各セグメントがバネにより外方
に向かって付勢され、突出部(図3のディスクセンター
治具3の棒状位置合わせ部材12に相当する)に基板を
嵌合したとき、該突出部の外径が基板の内径に正確に密
着し、突出部と基板の内径の間に遊びが無くなる。
【0028】次に、図5に示したディスクセンター治具
を用い、上記の実施例と同様にサンプル4および5の光
ディスクを製作し、非クランプ面偏心を測定した。用い
た基板のクランプ面偏心、角α、クランプ面偏心、およ
び非クランプ面偏心を表2に示した。
を用い、上記の実施例と同様にサンプル4および5の光
ディスクを製作し、非クランプ面偏心を測定した。用い
た基板のクランプ面偏心、角α、クランプ面偏心、およ
び非クランプ面偏心を表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】この表から分かるように、サンプル4にお
いては、ディスクセンター治具の突出部と基板の内径の
間に遊びが無いため、非クランプ面偏心を小さくするこ
とができる。一方、角αが180度のときは、上記の遊
びがないため、かえって非クランプ面偏心が大きくなっ
てしまう場合があることがわかる。
いては、ディスクセンター治具の突出部と基板の内径の
間に遊びが無いため、非クランプ面偏心を小さくするこ
とができる。一方、角αが180度のときは、上記の遊
びがないため、かえって非クランプ面偏心が大きくなっ
てしまう場合があることがわかる。
【0031】以上の説明においては、円盤状部材のクラ
ンプ用円形開口の中心を基板1の信号トラック中心に一
致させた場合について説明したが、円盤状部材のクラン
プ用円形開口の中心は、基板1’の信号トラック中心に
一致させてもよいし、基板1および1’の間に配置して
もよいことは勿論である。
ンプ用円形開口の中心を基板1の信号トラック中心に一
致させた場合について説明したが、円盤状部材のクラン
プ用円形開口の中心は、基板1’の信号トラック中心に
一致させてもよいし、基板1および1’の間に配置して
もよいことは勿論である。
【図1】本発明の実施例による光ディスクの構造を示す
垂直断面図である。
垂直断面図である。
【図2】上記光ディスクの平面図である。
【図3】上記光ディスクの製造工程を説明する図であ
る。
る。
【図4】上記光ディスクをスピンドルに装着した状態の
断面図である。
断面図である。
【図5】ディスクセンター治具の変形例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】ディスクセンター治具の他の変形例を示す斜視
図である。
図である。
【図7】半直線A、B等を静的に検出する際に用いられ
る装置の概略図である。
る装置の概略図である。
【図8】半直線A、B等を静的に検出する方法を説明す
るための説明図である。
るための説明図である。
【図9】半直線A、B等を動的に検出する際に用いられ
るスピンドルの概略図である。
るスピンドルの概略図である。
【図10】従来の光ディスクの記録再生時の状態を説明
する図であって、(a)はコンパクトディスクの場合、
(b)は光磁気ディスクの場合を示す。
する図であって、(a)はコンパクトディスクの場合、
(b)は光磁気ディスクの場合を示す。
【図11】従来の両面光ディスクの記録再生時の状態を
説明する図である。
説明する図である。
【図12】本発明の光ディスクが対象とされる記録再生
時の状態を説明する図である。
時の状態を説明する図である。
D 光ディスク A 半直線 B 半直線 1、1’ 基板 2 接着剤層 3 ディスクセンター治具 4 円盤状部材 5 スピンドル 6、6’ 信号トラック 7、7’ 記録膜 8、8’ 基板内径中心 9、9’ 信号トラック中心 10、10’ 基板内径 11、11’ 基板外径 12 棒状位置合わせ部材 13 クランプ用円形開口 14 スピンドルの突起
Claims (6)
- 【請求項1】 それぞれ記録膜を備える第1の環状の基
板と第2の環状の基板とを、それぞれの記録膜が形成さ
れている側を内側にして貼り合わせて形成され、第1の
環状の基板と第2の環状の基板の記録膜に対して同時に
情報の記録再生が行なわれる光ディスクにおいて、前記
第1および第2の環状の基板は、互いの内径中心が実質
的に同心状態とされており、しかも前記第1の環状の基
板の内径中心から信号トラック中心に延びる第1半直線
と、前記第2の環状の基板の内径中心から信号トラック
中心に延びる第2半直線とのなす角が、0〜90度の範
囲に設定されていることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項2】 前記第1および第2の環状の基板の内径
が、実質的に同一内径ではあるが、ディスク回転用スピ
ンドルの直径より大きく設定されているとともに、この
基板の内径部分に、スピンドルクランプのための円形状
中心開口を備えた円盤状部材が接着されており、この円
盤状部材の中心開口の中心が、前記第1および第2の環
状の基板の信号トラック中心のいずれかに実質的に重な
るか、前記2つの信号トラック中心の間に位置する請求
項1の光ディスク。 - 【請求項3】 それぞれ記録膜を備える第1の環状の基
板と第2の環状の基板に、それぞれ該基板の内径中心か
ら信号トラック中心に延びる半直線を示すマークを予め
付しておき、前記第1および第2の基板の内径と実質的
に同一の外径を有し、該第1の環状の基板と第2の環状
の基板が嵌合するディスクセンター治具を準備し、まず
このディスクセンター治具に前記第1および第2の環状
の基板をそれらの記録膜が互いの方を向くようにして嵌
合配置し、ついで前記マークを観察しながら、前記第1
および第2の環状の基板の少なくとも一方を周方向に相
対的に回転させ、前記第1の環状の基板の内径中心から
信号トラック中心に延びる第1半直線と、前記第2の環
状の基板の内径中心から信号トラック中心に延びる第2
半直線とでなす角を、0〜90度の範囲に設定し、この
状態で、前記第1および第2の環状の基板を、それらの
間に配置された接着剤層により接着することを特徴とす
る光ディスクの製造方法。 - 【請求項4】 前記ディスクセンター治具が、中心を通
る直線により複数個のセグメントに分割されているとと
もに、各セグメントが半径方向外方に弾性により付勢さ
れている請求項3の光ディスクの製造方法。 - 【請求項5】 先端が前記基板の内径より小さく、徐々
に拡径されて基部が前記基板の内径より大きく設定され
たテーパ部を有する回転可能なスピンドルを準備し、前
記基板を前記テーパ部に挿入し、止まった位置で固定
し、この状態で、前記スピンドルを回転することによ
り、前記基板を回転し、この回転状態で、一本の信号ト
ラックを観察し、この信号トラックの最外位置となる位
置にマークを付けることにより、その基板の内径中心か
ら信号トラック中心に延びる半直線を示すマークを付す
請求項3または4の光ディスクの製造方法。 - 【請求項6】 直交するX軸およびY軸を有する光学装
置で、前記X軸およびY軸が前記基板の内径および任意
の一本の信号トラックと交差するそれぞれ4つの座標を
検出し、これらの座標から前記基板の内径の中心と前記
信号トラック中心を算出して、その基板の内径中心から
信号トラック中心に延びる半直線を求め、基板に該半直
線を示すマークを付す請求項3または4の光ディスクの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6225570A JPH0863793A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 光ディスクおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6225570A JPH0863793A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 光ディスクおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0863793A true JPH0863793A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16831381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6225570A Pending JPH0863793A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 光ディスクおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0863793A (ja) |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP6225570A patent/JPH0863793A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021210 |