JPH0863795A - 光記録媒体の製造方法 - Google Patents

光記録媒体の製造方法

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JPH0863795A
JPH0863795A JP19420294A JP19420294A JPH0863795A JP H0863795 A JPH0863795 A JP H0863795A JP 19420294 A JP19420294 A JP 19420294A JP 19420294 A JP19420294 A JP 19420294A JP H0863795 A JPH0863795 A JP H0863795A
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JP
Japan
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substrate
recording medium
recording layer
optical recording
substrates
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JP19420294A
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English (en)
Inventor
Mitsuteru Ogaki
光輝 大垣
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貼合せ型の光ディスクであって、変形が少な
く高品質のものを収率良く製造する方法を提供する。 【構成】 基板に記録層を形成した後、基板中の水分濃
度を0.14wt%以上となるように調節して貼合せる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度かつ高速で情報
の記録再生ができる文章や画像ファイルに適したライト
ワンス型の光記録媒体の製造するのに適した方法に関
し、詳しくは、基板上に形成した記録層にレーザービー
ムを照射して局部的に加熱し、その加熱部に穴もしくは
凹部又は凸部を形成することによって記憶するライトワ
ンス型の光記録媒体を高品質、且つ高収率で製造するの
に適した方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に形成された薄膜にレーザービー
ムを照射して穴(ピット)や凹凸を形成するようにした
光学的記録用媒体として、従来より低融点かつ低熱伝導
率であるために低記録パワーで穴あけ可能なTe薄膜が
知られている。(Appl.Phys.Lett.,3
4(1979)、835ページ)さらに、経時安定性を
増すためにTeにSe,Sb,Cuなどを添加した合金
薄膜やこれら金属を含有し、さらに炭素、窒素、弗素、
酸素等を含むプラズマ重合膜、反応性スパッタ膜等が用
いられている(特開昭53−31104公報、特開昭5
8−54338公報、特開昭57−98394公報、特
開昭62−252543公報、特開昭63−16002
7公報、特開昭63−95983公報等)。
【0003】これらの穴あけ型もしくは凹凸形成型(以
下穴あけ型と言う)ライトワンス記録媒体は、穴あけや
凹凸形成という物理的に安定な記録状態を用いているた
めエラーレートが増加しにくく、書換不能であるが故に
改ざん不能な記録媒体として高い信頼を得ている。既
に、文書ファイル、画像ファイルとして実用化されてい
る。
【0004】この穴あけ型ライトワンス媒体は、物理的
に記録層に穴や凹凸を形成する方式であるため穴あけや
凹凸の形成を阻害するような、記録層上面に直接接触し
た保護層を設けることが困難である。この種のライトワ
ンス媒体は、上記の理由から、記録層の上面に空間を形
成した構造が採られる。このため、基板の表面に記録層
を形成した後、基板の外周部及び内周部にリング状のス
ペーサーを介在させて、2枚の基板の間に間隙を形成し
て貼り合せ、記録層の上部に空間部を形成している。
【0005】基板は通常ポリカーボネート等の合成樹脂
が用いられているが、基板を射出成形した時点では、加
熱成形されるため乾燥状態にある基板も、成形後吸水し
て変形したり、特に、記録層を形成した後、室内で保管
しておくと、記録層が設けられた側からは吸水しない
が、記録層の設けられていない側から吸水するので反り
返るような変形を起すことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】基板に記録層を設けた
後、すぐに記録層面を内側にして2枚の基板を張り合わ
せた場合には、張り合せ後に吸水により基板が変形して
記録媒体に歪みを生ずる。また記録層を基板に形成後、
基板が吸水して変形を生じている時点で貼り合せを行な
っても、同様に記録媒体に歪みを生ずることとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
に鑑み、基板の変形に基づく記録媒体の歪みを改善すべ
く鋭意検討を重ねた結果、基板に金属記録層を設けた
後、該基板中の水分が特定濃度に達した時点以降で、記
録層面を内側にして2枚の基板を張り合わせた場合に
は、上記問題が解決でき、且つ、光記録媒体を高品質
で、且つ高収率で製造出来ることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の要旨は、少なくとも一
方が記録層を有する2枚のポリカーボネート樹脂基板
を、記録層を内側にし、基板間に間隔を形成して貼り合
わせた光記録媒体を製造するにあたり、基板上に記録層
を成膜した後、基板中の水分濃度を0.14wt%以上
として貼り合わせることを特徴とする光記録媒体の製造
方法に存する。
【0009】本発明の光記録媒体はその記録層の特性上
エアーサンドイッチ構造、すなわち、2枚の基板を対向
させて、基板の外周及び内周にリング状のスペーサーを
介在させて貼り合せた構造とされる。本発明の光学的情
報記録媒体を構成するに用いる基板は、ポリカーボネー
ト、ポリメチルメタクリレート等のプラスチックが用い
られる。基板を通して集束したレーザー光を記録層に照
射し、穴あけや凹凸により記録し、光の反射の相違によ
り再生を行う。
【0010】基板には、アドレス情報等の特定の順に配
列された穴(ピット)を追跡(トラッキング)するため
の、溝や凹凸(ピット)を設けるのが普通である。この
ために、スタンパーを備えた金型を用いた射出成形でプ
ラスチック基板を形成するのが好ましい。記録層は金属
合金薄膜であり、ここでレーザー光や、電子ビーム等の
エネルギービームを吸収し、溶融・蒸発がおこって穴が
形成される。記録層の膜厚としては100〜1000Å
であることが望ましい。100Å未満では、酸化等の影
響が容易に膜全体に及び保存安定性に問題がある。ま
た、反射率が低くなりドライブでの再生が困難となる。
【0011】一方、1000Åより厚い場合には、穴あ
けに要するエネルギーが大きく成りすぎ、安価な半導体
レーザーを用いることができず実用的ではない。金属合
金薄膜記録層に含まれる元素としてはTe等の低融点金
属にその経時安定性を向上させたり、ピット形状を改善
したり、記録感度を向上させたりすることを目的として
Se,Pb,Bi,Sb,Sn,Ge,Si,In,A
s,Cu,Ag,Au,Ti,O,S,N,C,F,H
あるいはAr等の不活性ガス等から1種または2種以上
の元素を選び、同時真空蒸着、イオンプレーティング、
合金を用いた真空蒸着、スパッタ、反応性スパッタ等の
手段により基板上に形成される。
【0012】なかでも、TeSeF合金薄膜記録層はT
eまたはTeSe合金ターゲットを弗化セレンガスと不
活性ガスの混合ガス中で反応性スパッタすること、ある
いは、TeまたはTeSe合金を蒸発させ弗化セレンガ
スと不活性ガスの混合ガス中でイオンプレーティングす
ることで容易に形成され、高感度、高信号品質、長寿命
の記録媒体が得られる(特開昭61−146594、特
開昭62−252543)。
【0013】なお、本発明においては、6フッ化プロピ
レンプラズマ重合膜等のフッ素系樹脂膜等の下引き層
を、記録層と基板の間に設け、記録感度、ピット形状の
改善をはかることも可能である(特開昭63−1600
31、特開昭63−155443)。上記フッ素系樹脂
膜の原料となるモノマーガスとしては、4弗化エチレ
ン、6弗化プロピレン等があげられる。若干の水素、酸
素、窒素を含むような分子であってもかまわない。
【0014】本発明においては、基板を恒温状態に保持
し、ポリカーボネート樹脂基板の吸湿により、該基板の
水分濃度が0.14wt%以上、好ましくは0.15w
t%以上、さらに好ましくは0.15wt%以上〜飽和
状態になるまで基板中の水分濃度調節を行なう。この
後、2枚の基板の記録層を内側にして(一枚は記録層の
ないものでも可)スペーサーを介して接着剤で張り合わ
せて光記録媒体とする。上記恒温状態としては、温度1
5〜25℃、湿度(RH)40〜70%の範囲の状態が
好ましい。基板の水分濃度が下限未満では、基板に反り
や変形を生じ、保存安定性の点で問題である。また、基
板を恒温状態に保持する時間が10日間を過ぎた場合に
は、記録層が酸化されて経時変化を起こし、C/N比及
び反射率が大幅に低下する等、別の弊害を招くので好ま
しくない。
【0015】なお、上記水分濃度調節を行なうに先だ
ち、アニーリング処理して記録層成膜に起因した基板の
内部歪みを緩和させるのが望ましい。アニーリング処理
は、通常50〜130℃、望ましくは70〜90℃の温
度範囲で行うのが良い。基板の貼り合わせは、上記紫外
線硬化型樹脂の塗料、例えば重合性オリゴマー、モノマ
ー、光重合開始剤及び増感剤、所望により溶媒を含有す
る塗料を基板の張り合わせ面に塗布した後、リング状の
スペーサーを介して位置決めした後、基板上から紫外線
照射して重合反応させて硬化樹脂を形成させる。上記硬
化樹脂の塗布は、基板表面にスピンコート、ディッピン
グ、スプレーコート、グラビア塗布等の公知の方法が採
用できる。
【0016】紫外線硬化型樹脂としてはアクリル系、エ
ポキシ系、ウレタン系等が挙げられ、特にアクリル系紫
外線硬化型樹脂が好適に使用される。該アクリル系紫外
線硬化型樹脂には重合性オリゴマー、モノマ、光重合性
開始剤及び増感剤を含有してもよい。該重合性オリゴマ
ーとしてはアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
の二重結合、アクリロイル基、メタクリロイル基の官能
基を含んだオリゴマーが使用され、ベースオリゴマーの
主鎖構造としてはポリエステル系、ポリエーテル系、ウ
レタン系、エポキシ系、アクリル系、ポリチオール系、
ポリイミド系等挙げられる。具体的にはポリエステルア
クリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリウレタン
アクリレート、エポキシアクリレート、ポリブタジェン
アクリレート等の重合性オリゴマーが好適に用いられ
る。光重合開始剤としてはベンゾインエーテル類、ベン
ゾフェノン類、アセトフェノン類等があげられる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はその要旨を
越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例、比較例における物性の測定は以下の方法
によった。
【0018】・C/N比測定法 レーザー波長 780nm ディスク回転数 2400rpm 測定半径 30.0mm 記録周波数 4.9MHZ(矩形波) 記録パルス幅 65nsec 記録パワー 6.0mW でピットを記録する。しかる後に、再生パワー0.6m
Wのレーザーで記録部を再生し、(再生信号比)−(雑
音信号比)をC/N比として測定した値26点の平均
値。
【0019】・反射率測定法 レーザー波長さ 780nm ディスク回転数 2400rpm 再生パワー 0.6mWにて 半径位置30.0mm、60.0mmのODF部の反射
光量を測定した後、(反射光量÷入射光量)×100と
する。
【0020】・反射率合格率 半径位置30.0mmでの反射率が39.2%以下で、
半径位置60.0mmでの反射率が30.8%以上を合
格ディスクとして、(合格ディスク枚数÷全測定枚数)
×100とする。
【0021】実施例1〜2 ポリカーボネート樹脂基板上に6弗化プロピレンをAr
の10mTorr雰囲気中で高周波電力200Wを印加
してプラズマ重合を行い、厚さ15nmのプラズマ重合
膜を形成した。次いで記録層として、Te(85)Se(15)
(数値は成分割合)合金ターゲットを用い、5mTor
rのSeF6 /Ar混合ガス中で反応性スパッタして膜
厚30nmのTeSeF膜を形成した。
【0022】なお、成膜後大気中にて80℃、1時間の
アニールを行った。これは記録層を結晶化して安定化す
るとともに、記録層と下引き層の界面を安定化する効果
もある。次いで、上記で得られた基板を20℃、45%
RH条件下に5日間又は3日間恒温条件下に保持し、表
1の水分濃度に調節した後、該基板の貼り合わせ面にU
V硬化型樹脂(アクリレート系UV硬化型樹脂)をスピ
ンコーターを用いて塗布し、スペーサを介して2枚の基
板を位置決めして合わせた後、基板外側から紫外線を照
射して硬化させて貼り合わせた。得られた光記録媒体に
つき、C/N比、反射率を測定した。その結果を表1に
示す。
【0023】比較例1〜3 実施例1において、恒温状態の保持時間を表1のように
変えて表1の水分濃度にして行なったこと以外は同様に
して行なった。その結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明の方法によれば基板の歪の少ない
エアーサンドイッチ構造の光記録媒体を高収率で製造す
ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が記録層を有する2枚の
    ポリカーボネート樹脂基板を、記録層を内側にし、基板
    間に間隔を形成して貼り合わせた光記録媒体を製造する
    にあたり、基板上に記録層を成膜した後、基板中の水分
    濃度を0.14wt%以上として貼り合わせることを特
    徴とする光記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上に記録層を成膜した後、基板を1
    5〜25℃、40〜70%RHの恒温状態に保存して基
    板中の水分濃度を0.14wt%以上に調整した後貼り
    合わせることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上に記録層を成膜した後、50〜1
    30℃の温度でアニーリング処理することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の光記録媒体の製造方法。
JP19420294A 1994-08-18 1994-08-18 光記録媒体の製造方法 Pending JPH0863795A (ja)

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