JPH0864153A - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
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- JPH0864153A JPH0864153A JP21676494A JP21676494A JPH0864153A JP H0864153 A JPH0864153 A JP H0864153A JP 21676494 A JP21676494 A JP 21676494A JP 21676494 A JP21676494 A JP 21676494A JP H0864153 A JPH0864153 A JP H0864153A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- deflection coil
- core
- deflection
- heat
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】温度上昇を低減することができる偏向ヨークを
提案する。 【構成】本発明は、スペーサ10、11と偏向コイルH
及びコア2との間に形成される空隙に、熱伝導率の大き
い導熱性部材12を介挿し、導熱性部材12を介して偏
向コイルHで発生した熱を放散する。
提案する。 【構成】本発明は、スペーサ10、11と偏向コイルH
及びコア2との間に形成される空隙に、熱伝導率の大き
い導熱性部材12を介挿し、導熱性部材12を介して偏
向コイルHで発生した熱を放散する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏向ヨークに関し、偏
向角度の広い陰極線管装置に使用する偏向ヨーク、コン
ピュータディスプレイ装置に使用する偏向ヨーク等に適
用することができる。
向角度の広い陰極線管装置に使用する偏向ヨーク、コン
ピュータディスプレイ装置に使用する偏向ヨーク等に適
用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、偏向ヨークにおいては、コイルボ
ビンを形成するセパレータにより、水平偏向コイル、垂
直偏向コイル、コアを保持し、このセパレータの後端に
設けられたバンドにより陰極線管のネックに保持される
ようになされている。
ビンを形成するセパレータにより、水平偏向コイル、垂
直偏向コイル、コアを保持し、このセパレータの後端に
設けられたバンドにより陰極線管のネックに保持される
ようになされている。
【0003】すなわちトロイダルサドル型の偏向ヨーク
は、巻線工程において、例えば金型等を用いて1対の水
平偏向コイルが鞍型に巻線され、フェライト性のコアに
マグネットワイヤが巻線されて垂直偏向コイルが形成さ
れる。さらに偏向ヨークは、続く組立工程において、全
体形状が略漏斗状のセパレータに対して、このセパレー
タの内側に1対の水平偏向コイルが対向して配置され、
さらにこのセパレータの外側にそれぞれ垂直偏向コイル
を巻線した1対のコアが配置される。
は、巻線工程において、例えば金型等を用いて1対の水
平偏向コイルが鞍型に巻線され、フェライト性のコアに
マグネットワイヤが巻線されて垂直偏向コイルが形成さ
れる。さらに偏向ヨークは、続く組立工程において、全
体形状が略漏斗状のセパレータに対して、このセパレー
タの内側に1対の水平偏向コイルが対向して配置され、
さらにこのセパレータの外側にそれぞれ垂直偏向コイル
を巻線した1対のコアが配置される。
【0004】この組立の際、偏向ヨークは、水平偏向磁
界と垂直偏向磁界とが直交するように、水平偏向コイル
及び垂直偏向コイルが配置される。これにより陰極線管
装置は、この偏向ヨークを陰極線管のネックに配置し、
それぞれ水平偏向コイル及び垂直偏向コイルを駆動する
ことにより、偏向磁界を形成してラスタ画像を形成する
ようになされている。
界と垂直偏向磁界とが直交するように、水平偏向コイル
及び垂直偏向コイルが配置される。これにより陰極線管
装置は、この偏向ヨークを陰極線管のネックに配置し、
それぞれ水平偏向コイル及び垂直偏向コイルを駆動する
ことにより、偏向磁界を形成してラスタ画像を形成する
ようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで偏向ヨークで
は、大きな偏向電流により偏向コイルが駆動されること
により、偏向コイルの発熱が大きい特徴がある。またこ
の偏向電流が高調波成分を多く含む鋸歯状波電流でなる
ことにより、マグネットワイヤに表皮効果の影響が現
れ、これにより特に水平偏向コイルにおいて、発熱が著
しい特徴がある。
は、大きな偏向電流により偏向コイルが駆動されること
により、偏向コイルの発熱が大きい特徴がある。またこ
の偏向電流が高調波成分を多く含む鋸歯状波電流でなる
ことにより、マグネットワイヤに表皮効果の影響が現
れ、これにより特に水平偏向コイルにおいて、発熱が著
しい特徴がある。
【0006】このため従来の偏向ヨークでは、線径の大
きなマグネットワイヤを選定し、さらにそれでも発熱量
を充分に低減できない場合、リッツ線を用いて偏向コイ
ルを形成し、これにより発熱量を低減するようになされ
ている。
きなマグネットワイヤを選定し、さらにそれでも発熱量
を充分に低減できない場合、リッツ線を用いて偏向コイ
ルを形成し、これにより発熱量を低減するようになされ
ている。
【0007】ところがこのように線径の大きなマグネッ
トワイヤを用いる場合、さらにはリッツ線を用いる場合
でも、水平偏向周波数が100〔kHz〕程度になる
と、発熱量を充分に低減することが困難になり、結局、
セパレータ、線材、コア等において限界の温度を越える
部分が発生する。これでは偏向ヨークとして、さらには
陰極線管装置として充分な信頼性を保証することが困難
になる。
トワイヤを用いる場合、さらにはリッツ線を用いる場合
でも、水平偏向周波数が100〔kHz〕程度になる
と、発熱量を充分に低減することが困難になり、結局、
セパレータ、線材、コア等において限界の温度を越える
部分が発生する。これでは偏向ヨークとして、さらには
陰極線管装置として充分な信頼性を保証することが困難
になる。
【0008】また表示画面の大型化に対応して偏向角の
大きな偏向磁界を形成する場合にも、その分偏向電流が
増大することにより、同様に偏向ヨークの温度上昇を避
け得なくなる問題がある。
大きな偏向磁界を形成する場合にも、その分偏向電流が
増大することにより、同様に偏向ヨークの温度上昇を避
け得なくなる問題がある。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、温度上昇を低減することができる偏向ヨークを提案
しようとするものである。
で、温度上昇を低減することができる偏向ヨークを提案
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、セパレータ10、11により偏向
コイルH、V及びコア2を保持し、偏向コイルH、Vで
形成される偏向磁界によって陰極線管の電子ビームを電
磁偏向する偏向ヨーク1において、偏向コイルH(1
1)とセパレータ10との間に形成される空隙、及び又
はセパレータ10とコア2との間に形成される空隙に熱
伝導率の大きい導熱性部材12を介挿し、導熱性部材1
2を介して偏向コイルHで発生した熱を伝導する。
め本発明においては、セパレータ10、11により偏向
コイルH、V及びコア2を保持し、偏向コイルH、Vで
形成される偏向磁界によって陰極線管の電子ビームを電
磁偏向する偏向ヨーク1において、偏向コイルH(1
1)とセパレータ10との間に形成される空隙、及び又
はセパレータ10とコア2との間に形成される空隙に熱
伝導率の大きい導熱性部材12を介挿し、導熱性部材1
2を介して偏向コイルHで発生した熱を伝導する。
【0011】さらに第2の発明において、セパレータ1
0、11は、偏向コイルHの保持部に、内側側面から外
側側面に貫通する貫通孔が形成され、貫通孔に、熱伝導
率の大きい導熱性部材12が配置され、貫通孔に配置さ
れた導熱性部材12を介して、偏向コイルH(11)と
セパレータ10との間に形成される空隙に介挿された導
熱性部材12と、セパレータ10とコア2との間に形成
される空隙に介挿された導熱性部材12とを熱的に結合
させる。
0、11は、偏向コイルHの保持部に、内側側面から外
側側面に貫通する貫通孔が形成され、貫通孔に、熱伝導
率の大きい導熱性部材12が配置され、貫通孔に配置さ
れた導熱性部材12を介して、偏向コイルH(11)と
セパレータ10との間に形成される空隙に介挿された導
熱性部材12と、セパレータ10とコア2との間に形成
される空隙に介挿された導熱性部材12とを熱的に結合
させる。
【0012】また第3の発明において、セパレータ1
0、11は、マグネットワイヤが巻線されて、巻線した
マグネットワイヤで形成される水平偏向コイルHを、内
側に保持した水平偏向コイル用のセパレータ11と、水
平偏向コイル用のセパレータ11の外側に配置され、マ
グネットワイヤが巻線されて、巻線したマグネットワイ
ヤで形成される垂直偏向コイルVを、内側に保持した垂
直偏向コイル用のセパレータ10とで形成され、コア2
は、垂直偏向コイル用のセパレータ10の外側に配置さ
れ、導熱性部材12は、水平偏向コイル用のセパレータ
11の外側側面と垂直偏向コイル用のセパレータ10の
内側側面との間に形成される空隙、及び又は垂直偏向コ
イル用のセパレータ10の外側側面とコア2の内側側面
との間に形成される空隙に介挿されることにより、偏向
コイルH(11)とセパレータ10との間の空隙、及び
又はセパレータ10とコア2との間に形成される空隙に
介挿される。
0、11は、マグネットワイヤが巻線されて、巻線した
マグネットワイヤで形成される水平偏向コイルHを、内
側に保持した水平偏向コイル用のセパレータ11と、水
平偏向コイル用のセパレータ11の外側に配置され、マ
グネットワイヤが巻線されて、巻線したマグネットワイ
ヤで形成される垂直偏向コイルVを、内側に保持した垂
直偏向コイル用のセパレータ10とで形成され、コア2
は、垂直偏向コイル用のセパレータ10の外側に配置さ
れ、導熱性部材12は、水平偏向コイル用のセパレータ
11の外側側面と垂直偏向コイル用のセパレータ10の
内側側面との間に形成される空隙、及び又は垂直偏向コ
イル用のセパレータ10の外側側面とコア2の内側側面
との間に形成される空隙に介挿されることにより、偏向
コイルH(11)とセパレータ10との間の空隙、及び
又はセパレータ10とコア2との間に形成される空隙に
介挿される。
【0013】さらに第4の発明において、導熱性部材1
2は、熱伝導率の大きい樹脂でなり、空隙及び又は貫通
孔に充填されて、空隙に介挿され及び又は貫通孔に配置
される。
2は、熱伝導率の大きい樹脂でなり、空隙及び又は貫通
孔に充填されて、空隙に介挿され及び又は貫通孔に配置
される。
【0014】さらに第5の発明において、コア2に、放
熱用の部材20A〜20Dを配置する。
熱用の部材20A〜20Dを配置する。
【0015】また第6の発明においては、偏向コイル
H、Vによって偏向磁界を形成すると共に、コア2によ
って偏向磁界の磁気回路を形成し、偏向磁界によって陰
極線陰極線管の電子ビームを電磁偏向する偏向ヨークに
おいて、コア2に放熱用の部材20A〜20Dを配置す
る。
H、Vによって偏向磁界を形成すると共に、コア2によ
って偏向磁界の磁気回路を形成し、偏向磁界によって陰
極線陰極線管の電子ビームを電磁偏向する偏向ヨークに
おいて、コア2に放熱用の部材20A〜20Dを配置す
る。
【0016】
【作用】偏向コイルH(11)とセパレータ10との間
に形成される空隙、及び又はセパレータ10とコア2と
の間に形成される空隙に熱伝導率の大きい導熱性部材1
2を介挿し、導熱性部材12を介して偏向コイルHで発
生した熱を伝導すれば、トロイダルサドル型、サドルサ
ドル型等の偏向ヨークにおいて、偏向コイルHの熱を効
率良く放熱することができ、その分温度上昇を低減する
ことができる。
に形成される空隙、及び又はセパレータ10とコア2と
の間に形成される空隙に熱伝導率の大きい導熱性部材1
2を介挿し、導熱性部材12を介して偏向コイルHで発
生した熱を伝導すれば、トロイダルサドル型、サドルサ
ドル型等の偏向ヨークにおいて、偏向コイルHの熱を効
率良く放熱することができ、その分温度上昇を低減する
ことができる。
【0017】さらにこのときセパレータ10、11にお
いて、偏向コイルHの保持部に、内側側面から外側側面
に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に、熱伝導率の
大きい導熱性部材12を配置して偏向コイルH(11)
とセパレータ10との間に形成される空隙に介挿された
導熱性部材12と、セパレータ10とコア2との間に形
成される空隙に介挿された導熱性部材12とを熱的に結
合させれば、単にセパレータ10、11の壁面で熱的に
結合している場合に比して、効率良く熱を放散して温度
上昇を低減することができる。
いて、偏向コイルHの保持部に、内側側面から外側側面
に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に、熱伝導率の
大きい導熱性部材12を配置して偏向コイルH(11)
とセパレータ10との間に形成される空隙に介挿された
導熱性部材12と、セパレータ10とコア2との間に形
成される空隙に介挿された導熱性部材12とを熱的に結
合させれば、単にセパレータ10、11の壁面で熱的に
結合している場合に比して、効率良く熱を放散して温度
上昇を低減することができる。
【0018】特に、セパレータ10、11が、水平偏向
コイルHを内側に保持した水平偏向コイル用のセパレー
タ11と、垂直偏向コイルVを内側に保持した垂直偏向
コイル用のセパレータ10とで形成される場合に、水平
偏向コイル用のセパレータ11の外側側面と垂直偏向コ
イル用のセパレータ10の内側側面との間に形成される
空隙、及び又は垂直偏向コイル用のセパレータ10の外
側側面とコア2の内側側面との間に形成される空隙に導
熱性部材12を介挿すれば、水平偏向コイルHの熱を偏
向ヨーク1の最外周に配置したコア2に効率良く導いて
水平偏向コイルHの温度上昇を低減することができる。
コイルHを内側に保持した水平偏向コイル用のセパレー
タ11と、垂直偏向コイルVを内側に保持した垂直偏向
コイル用のセパレータ10とで形成される場合に、水平
偏向コイル用のセパレータ11の外側側面と垂直偏向コ
イル用のセパレータ10の内側側面との間に形成される
空隙、及び又は垂直偏向コイル用のセパレータ10の外
側側面とコア2の内側側面との間に形成される空隙に導
熱性部材12を介挿すれば、水平偏向コイルHの熱を偏
向ヨーク1の最外周に配置したコア2に効率良く導いて
水平偏向コイルHの温度上昇を低減することができる。
【0019】さらに導熱性部材12として、熱伝導率の
大きい樹脂を適用して、簡易に空隙に介挿することがで
き、また簡易に貫通孔に配置することができる。
大きい樹脂を適用して、簡易に空隙に介挿することがで
き、また簡易に貫通孔に配置することができる。
【0020】さらにこれらの構成に加えてコア2に放熱
用の部材20A〜20Dを配置して、さらに温度上昇を
低減することができる。
用の部材20A〜20Dを配置して、さらに温度上昇を
低減することができる。
【0021】また、これらの構成とは別に、コア2に放
熱用の部材20A〜20Dを配置して温度上昇を低減す
ることができる。
熱用の部材20A〜20Dを配置して温度上昇を低減す
ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。
述する。
【0023】(1)第1の実施例 図2において1は全体として偏向ヨークを示し、ここで
は水平偏向コイルアッセンブリ及び垂直偏向コイルアッ
センブリが組み立てられた後、コア2、前カバー3、裏
カバー4が取り付けられて作成される。
は水平偏向コイルアッセンブリ及び垂直偏向コイルアッ
センブリが組み立てられた後、コア2、前カバー3、裏
カバー4が取り付けられて作成される。
【0024】ここで前カバー3は、偏向ヨーク1の前面
を覆うリング板状の前面カバー部と、この前面カバー部
の周囲から壁状に立ち上がって、偏向ヨーク1の前面周
囲を囲む壁部とで形成され、これにより偏向ヨーク1の
前面を保護するようになされている。
を覆うリング板状の前面カバー部と、この前面カバー部
の周囲から壁状に立ち上がって、偏向ヨーク1の前面周
囲を囲む壁部とで形成され、これにより偏向ヨーク1の
前面を保護するようになされている。
【0025】裏カバー4は、予めピュリティ等の画質補
正用マグネット5が、バンド6、端子板7等と共に装着
され、これにより偏向ヨーク1では、予めアッセンブリ
した裏カバー4及び前カバー3を水平偏向コイルアッセ
ンブリ及び垂直偏向コイルアッセンブリと共に組み立て
るだけで、簡易に組み立てることができるようになされ
ている。
正用マグネット5が、バンド6、端子板7等と共に装着
され、これにより偏向ヨーク1では、予めアッセンブリ
した裏カバー4及び前カバー3を水平偏向コイルアッセ
ンブリ及び垂直偏向コイルアッセンブリと共に組み立て
るだけで、簡易に組み立てることができるようになされ
ている。
【0026】このため偏向ヨーク1では、始めに巻線工
程において、Hセパレータ及びVセパレータにそれぞれ
マグネットワイヤが巻線され、水平偏向コイルアッセン
ブリ及び垂直偏向コイルアッセンブリが作成される。
程において、Hセパレータ及びVセパレータにそれぞれ
マグネットワイヤが巻線され、水平偏向コイルアッセン
ブリ及び垂直偏向コイルアッセンブリが作成される。
【0027】ここでこのHセパレータは、ポリフェノル
オキサイドでなる樹脂材を射出成形して形成され、外形
形状が略漏斗状で、内側側面に複数の溝が形成され、さ
らに先端及び後端に複数の板状突起が形成されるように
なされている。このHセパレータに対して、この水平偏
向コイルの巻線工程は、マグネットワイヤとしてリッツ
線を用いて、このリッツ線が規定の溝に納まるように、
規定の突起にリッツ線を引っ掛けて巻線する。これによ
り偏向ヨーク1では、セクション巻でなる鞍型の水平偏
向コイルが形成され、この水平偏向コイルとHセパレー
タとで水平偏向コイルアッセンブリが形成されるように
なされている。
オキサイドでなる樹脂材を射出成形して形成され、外形
形状が略漏斗状で、内側側面に複数の溝が形成され、さ
らに先端及び後端に複数の板状突起が形成されるように
なされている。このHセパレータに対して、この水平偏
向コイルの巻線工程は、マグネットワイヤとしてリッツ
線を用いて、このリッツ線が規定の溝に納まるように、
規定の突起にリッツ線を引っ掛けて巻線する。これによ
り偏向ヨーク1では、セクション巻でなる鞍型の水平偏
向コイルが形成され、この水平偏向コイルとHセパレー
タとで水平偏向コイルアッセンブリが形成されるように
なされている。
【0028】これに対して偏向ヨーク1のネック側をA
−A断面で取って図1に示すように、Vセパレータ10
は、同様にポリフェノルオキサイドでなる樹脂材を射出
成形して、外形形状が略漏斗状に形成され、垂直偏向コ
イルVを巻線した状態で水平偏向コイルアッセンブリを
内側にすっぽり収納することができるように、Hセパレ
ータ11に比して大型に形成されるようになされてい
る。
−A断面で取って図1に示すように、Vセパレータ10
は、同様にポリフェノルオキサイドでなる樹脂材を射出
成形して、外形形状が略漏斗状に形成され、垂直偏向コ
イルVを巻線した状態で水平偏向コイルアッセンブリを
内側にすっぽり収納することができるように、Hセパレ
ータ11に比して大型に形成されるようになされてい
る。
【0029】さらにVセパレータ10は、Hセパレータ
10と同様に、内側側面に複数の溝が形成され、さらに
先端及び後端に複数の板状突起が形成され、これにより
この溝及び突起を用いてマグネットワイヤを巻線して、
セクション巻で形成された鞍型の垂直偏向コイルVを形
成し、この垂直偏向コイルVと一体に垂直偏向コイルア
ッセンブリを形成するようになされている。
10と同様に、内側側面に複数の溝が形成され、さらに
先端及び後端に複数の板状突起が形成され、これにより
この溝及び突起を用いてマグネットワイヤを巻線して、
セクション巻で形成された鞍型の垂直偏向コイルVを形
成し、この垂直偏向コイルVと一体に垂直偏向コイルア
ッセンブリを形成するようになされている。
【0030】かくしてこのようにして垂直偏向コイルア
ッセンブリ及び水平偏向コイルアッセンブリが形成され
ると、偏向ヨーク1は、組立工程に移り、ここで漏斗状
に広がる垂直偏向コイルアッセンブリの先端側から、水
平偏向コイルアッセンブリが装着される。
ッセンブリ及び水平偏向コイルアッセンブリが形成され
ると、偏向ヨーク1は、組立工程に移り、ここで漏斗状
に広がる垂直偏向コイルアッセンブリの先端側から、水
平偏向コイルアッセンブリが装着される。
【0031】このとき水平偏向コイルアッセンブリは、
Hセパレータ11の外側側面、内側に水平偏向コイルH
が巻線されている位置に、予めディスペンサーにより所
定の樹脂12が塗布された後、垂直偏向コイルアッセン
ブリに装着される。これにより偏向ヨーク1は、内側に
水平偏向コイルHが巻線されたHセパレータ11の外側
側面と、Vセパレータの内側側面との間で形成される空
隙を、この樹脂12で埋めるようになされている。
Hセパレータ11の外側側面、内側に水平偏向コイルH
が巻線されている位置に、予めディスペンサーにより所
定の樹脂12が塗布された後、垂直偏向コイルアッセン
ブリに装着される。これにより偏向ヨーク1は、内側に
水平偏向コイルHが巻線されたHセパレータ11の外側
側面と、Vセパレータの内側側面との間で形成される空
隙を、この樹脂12で埋めるようになされている。
【0032】ここでこの樹脂12は、空気に比して極め
て熱伝導率の高い熱伝導率が1、05〔W・m-1・
K-1〕でなる熱硬化性エポキシ材である。因みに、空気
の熱伝導率は、約0.03〔W・m-1・K-1〕である。
これにより偏向ヨーク1では、従来、熱伝導率の低い空
気によって満たされていた空隙を熱伝導率の高い樹脂1
2で満たすようになされ、水平偏向コイルHで発生した
熱を効率良くVセパレータ10に伝導するようになされ
ている。従って水平偏向コイルHにおいては、その分発
熱量に対して温度の上昇を低減することができる。
て熱伝導率の高い熱伝導率が1、05〔W・m-1・
K-1〕でなる熱硬化性エポキシ材である。因みに、空気
の熱伝導率は、約0.03〔W・m-1・K-1〕である。
これにより偏向ヨーク1では、従来、熱伝導率の低い空
気によって満たされていた空隙を熱伝導率の高い樹脂1
2で満たすようになされ、水平偏向コイルHで発生した
熱を効率良くVセパレータ10に伝導するようになされ
ている。従って水平偏向コイルHにおいては、その分発
熱量に対して温度の上昇を低減することができる。
【0033】さらにこの実施例において、偏向ヨーク1
は、このように水平偏向コイルアッセンブリと垂直偏向
コイルアッセンブリとを組み合わせると、続いてこの垂
直偏向コイルアッセンブリの外側にコア2を配置する。
ここでこのコア2は、略円錐筒形状で、先端側から垂直
偏向コイルアッセンブリを差し込んで配置される。
は、このように水平偏向コイルアッセンブリと垂直偏向
コイルアッセンブリとを組み合わせると、続いてこの垂
直偏向コイルアッセンブリの外側にコア2を配置する。
ここでこのコア2は、略円錐筒形状で、先端側から垂直
偏向コイルアッセンブリを差し込んで配置される。
【0034】このとき垂直偏向コイルアッセンブリは、
Vセパレータ10の外側側面全面に、予めディスペンサ
ーにより樹脂12が塗布された後、コア2が装着され、
これによりVセパレータ10の外側側面と、コア2の内
側側面との間で形成される空隙を、この樹脂12で埋め
るようになされている。
Vセパレータ10の外側側面全面に、予めディスペンサ
ーにより樹脂12が塗布された後、コア2が装着され、
これによりVセパレータ10の外側側面と、コア2の内
側側面との間で形成される空隙を、この樹脂12で埋め
るようになされている。
【0035】従って水平偏向コイルHで発生した熱は、
Hセパレータ11の壁面、樹脂12、Vセパレータ10
の壁面、樹脂12を順次通過してコア2に導かれ、この
コア2から外気に放熱されることになる。これに対して
従来の偏向ヨークにおいて、水平偏向コイルHの熱は、
Hセパレータ11の壁面、空隙、Vセパレータ10の壁
面、空隙を順次通過してコア2に導かれ、このコア2か
ら外気に放熱されることになり、この空隙の熱伝導率が
低いことにより、効率良く放熱できない特徴があった。
Hセパレータ11の壁面、樹脂12、Vセパレータ10
の壁面、樹脂12を順次通過してコア2に導かれ、この
コア2から外気に放熱されることになる。これに対して
従来の偏向ヨークにおいて、水平偏向コイルHの熱は、
Hセパレータ11の壁面、空隙、Vセパレータ10の壁
面、空隙を順次通過してコア2に導かれ、このコア2か
ら外気に放熱されることになり、この空隙の熱伝導率が
低いことにより、効率良く放熱できない特徴があった。
【0036】かくして偏向ヨーク1は、この空隙に樹脂
12を充填したことにより、水平偏向コイルHからコア
2に至るまでの熱勾配を低減することができ、水平偏向
コイルHの熱を効率良く放熱することができる。また垂
直偏向コイルVにおいても、この垂直偏向コイルVで発
生した熱がVセパレータ10の壁面、樹脂12を順次通
過してコア2に導かれ、これにより同様にして垂直偏向
コイルVの熱を効率良く放散することができる。
12を充填したことにより、水平偏向コイルHからコア
2に至るまでの熱勾配を低減することができ、水平偏向
コイルHの熱を効率良く放熱することができる。また垂
直偏向コイルVにおいても、この垂直偏向コイルVで発
生した熱がVセパレータ10の壁面、樹脂12を順次通
過してコア2に導かれ、これにより同様にして垂直偏向
コイルVの熱を効率良く放散することができる。
【0037】実際上、この種の偏向ヨークにおいては、
水平偏向コイルHの発熱が最も大きい特徴がある。また
この水平偏向コイルHは、鞍型に巻線されて形成される
ことにより、マグネットワイヤがネック側で密に配置さ
れる特徴がある。これにより従来の偏向ヨークは、水平
偏向コイルHのネック側で温度上昇が最も大きくなる特
徴があり、水平周波数が100〔kHz〕にもなると、
セット実装状態で、この部分の温度が110度近傍にま
で上昇する。ところがこの実施例のように熱伝導率の高
い樹脂12を充填して実測した結果によれば、この水平
偏向コイルHのネック側温度を5〜8度低下させること
ができた。
水平偏向コイルHの発熱が最も大きい特徴がある。また
この水平偏向コイルHは、鞍型に巻線されて形成される
ことにより、マグネットワイヤがネック側で密に配置さ
れる特徴がある。これにより従来の偏向ヨークは、水平
偏向コイルHのネック側で温度上昇が最も大きくなる特
徴があり、水平周波数が100〔kHz〕にもなると、
セット実装状態で、この部分の温度が110度近傍にま
で上昇する。ところがこの実施例のように熱伝導率の高
い樹脂12を充填して実測した結果によれば、この水平
偏向コイルHのネック側温度を5〜8度低下させること
ができた。
【0038】かくしてこのようにしてコア2が配置され
ると、偏向ヨーク1は、樹脂12を熱硬化させた後、前
カバー3、裏カバー4が取り付けられるようになされ、
このときコア2、水平偏向コイルアッセンブリ、垂直偏
向コイルアッセンブリにおいては、熱硬化した樹脂12
によって固着されることになる。これによりこの実施例
において、偏向ヨーク1は、樹脂12により、温度上昇
を低減すると共に、併せてコア2、水平偏向コイルアッ
センブリ、垂直偏向コイルアッセンブリを規定の位置に
固定するようになされている。
ると、偏向ヨーク1は、樹脂12を熱硬化させた後、前
カバー3、裏カバー4が取り付けられるようになされ、
このときコア2、水平偏向コイルアッセンブリ、垂直偏
向コイルアッセンブリにおいては、熱硬化した樹脂12
によって固着されることになる。これによりこの実施例
において、偏向ヨーク1は、樹脂12により、温度上昇
を低減すると共に、併せてコア2、水平偏向コイルアッ
センブリ、垂直偏向コイルアッセンブリを規定の位置に
固定するようになされている。
【0039】以上の構成において、偏向ヨーク1は、巻
線工程において、それぞれHセパレータ11及びVセパ
レータ10にリッツ線が巻線され、セクション巻による
水平偏向コイル及び垂直偏向コイルをそれぞれHセパレ
ータ11及びVセパレータ10に形成してなる水平偏向
コイルアッセンブリ及び垂直偏向コイルアッセンブリが
形成される。
線工程において、それぞれHセパレータ11及びVセパ
レータ10にリッツ線が巻線され、セクション巻による
水平偏向コイル及び垂直偏向コイルをそれぞれHセパレ
ータ11及びVセパレータ10に形成してなる水平偏向
コイルアッセンブリ及び垂直偏向コイルアッセンブリが
形成される。
【0040】さらに偏向ヨーク1は、熱伝導率の高い樹
脂12を介挿して、順次水平偏向コイルアッセンブリ、
垂直偏向コイルアッセンブリ、コア2が組み合わされた
後、この樹脂12を熱硬化し、前カバー3及び裏カバー
4が取り付けられて組立られる。
脂12を介挿して、順次水平偏向コイルアッセンブリ、
垂直偏向コイルアッセンブリ、コア2が組み合わされた
後、この樹脂12を熱硬化し、前カバー3及び裏カバー
4が取り付けられて組立られる。
【0041】これによりセットに実装して水平偏向コイ
ルHで発生する熱は、Hセパレータ11、樹脂12、V
セパレータ10、樹脂12を介してコア2に伝導され、
主にこのコア2からセット内部の空間に放出される。こ
のとき従来空気が満たされていたHセパレータ11とV
セパレータ10との空隙、Vセパレータ10とコア2と
の空隙に樹脂12が充填されたことにより、偏向ヨーク
1は、水平偏向コイルHからコア2に至るまで効率良く
熱伝導することができ、水平偏向コイルHからコア2に
至るまでの熱勾配を低減して水平偏向コイルHの温度上
昇を低減することができる。
ルHで発生する熱は、Hセパレータ11、樹脂12、V
セパレータ10、樹脂12を介してコア2に伝導され、
主にこのコア2からセット内部の空間に放出される。こ
のとき従来空気が満たされていたHセパレータ11とV
セパレータ10との空隙、Vセパレータ10とコア2と
の空隙に樹脂12が充填されたことにより、偏向ヨーク
1は、水平偏向コイルHからコア2に至るまで効率良く
熱伝導することができ、水平偏向コイルHからコア2に
至るまでの熱勾配を低減して水平偏向コイルHの温度上
昇を低減することができる。
【0042】同様にして垂直偏向コイルVについても、
Vセパレータ10、樹脂12を介してコア2に熱が伝導
され、温度上昇を低減することができる。
Vセパレータ10、樹脂12を介してコア2に熱が伝導
され、温度上昇を低減することができる。
【0043】以上の構成によれば、従来空気が保持され
ていたHセパレータ11とVセパレータ10との空隙、
Vセパレータ10とコア2との空隙に熱伝導率の高い樹
脂12を充填することにより、水平偏向コイルH及び垂
直偏向コイルVの熱を効率良くコア2に導いて放熱する
ことができ、これにより温度上昇を低減することができ
る。
ていたHセパレータ11とVセパレータ10との空隙、
Vセパレータ10とコア2との空隙に熱伝導率の高い樹
脂12を充填することにより、水平偏向コイルH及び垂
直偏向コイルVの熱を効率良くコア2に導いて放熱する
ことができ、これにより温度上昇を低減することができ
る。
【0044】(2)第2の実施例 ところでこの種の偏向ヨークのセパレータ10、11に
適用される樹脂は、熱伝導率が小さい特徴がある。この
ため第1の実施例においては、セパレータ10、11を
間に挟んで内側と外側とで熱勾配が大きい特徴があり、
この熱勾配を小さくすることができれば、発生した熱を
さらに効率良くコア2に導くことができることにより、
温度上昇をさらに低減できると考えられる。因みに、第
1の実施例にてセパレータ10、11を形成するポリフ
ェノルオキサイドにあっては、熱伝導率は、約0.1
〔W・m-1・K-1〕であり、樹脂12に比して極めて小
さい特徴がある。
適用される樹脂は、熱伝導率が小さい特徴がある。この
ため第1の実施例においては、セパレータ10、11を
間に挟んで内側と外側とで熱勾配が大きい特徴があり、
この熱勾配を小さくすることができれば、発生した熱を
さらに効率良くコア2に導くことができることにより、
温度上昇をさらに低減できると考えられる。因みに、第
1の実施例にてセパレータ10、11を形成するポリフ
ェノルオキサイドにあっては、熱伝導率は、約0.1
〔W・m-1・K-1〕であり、樹脂12に比して極めて小
さい特徴がある。
【0045】このため図3に示すように、この実施例に
おいては、このセパレータ10、11の内側側壁及び外
側側壁間に貫通孔を形成し、この貫通孔に樹脂12を充
填する。すなわちこの実施例において、セパレータ1
0、11は、偏向ヨーク1の中心軸に沿って延長するよ
うに、内側側壁及び外側側壁間に細長いスリットSが形
成され、第1の実施例と同様の組立工程によって、この
スリットSに樹脂12が充填、硬化されるようになされ
ている。
おいては、このセパレータ10、11の内側側壁及び外
側側壁間に貫通孔を形成し、この貫通孔に樹脂12を充
填する。すなわちこの実施例において、セパレータ1
0、11は、偏向ヨーク1の中心軸に沿って延長するよ
うに、内側側壁及び外側側壁間に細長いスリットSが形
成され、第1の実施例と同様の組立工程によって、この
スリットSに樹脂12が充填、硬化されるようになされ
ている。
【0046】これにより水平偏向コイルHは、樹脂12
が直接接触し、またセパレータ10の内外に充填された
樹脂12も直接熱的に結合し、さらに効率良く温度上昇
を低減することができる。
が直接接触し、またセパレータ10の内外に充填された
樹脂12も直接熱的に結合し、さらに効率良く温度上昇
を低減することができる。
【0047】さらにこのとき第1の実施例においては、
水平偏向コイルHにおいて、複数のマグネットワイヤを
撚って形成されたリッツ線の一部、セパレータ11との
接触部(この場合リッツ線においては、結局連続する点
によってセパレータ11の内側側面に接触することにな
る)を介して、発生した熱がセパレータ11に伝導され
る。これに対してこの実施例の場合、リッツ線を形成す
る複数のマグネットワイヤの隙間にまでも樹脂12が進
入することにより、水平偏向コイルHに対する熱伝導体
の接触面積を格段的に増大することができ、この効果に
よっても、水平偏向コイルHの熱を効率良く放熱するこ
とができる。
水平偏向コイルHにおいて、複数のマグネットワイヤを
撚って形成されたリッツ線の一部、セパレータ11との
接触部(この場合リッツ線においては、結局連続する点
によってセパレータ11の内側側面に接触することにな
る)を介して、発生した熱がセパレータ11に伝導され
る。これに対してこの実施例の場合、リッツ線を形成す
る複数のマグネットワイヤの隙間にまでも樹脂12が進
入することにより、水平偏向コイルHに対する熱伝導体
の接触面積を格段的に増大することができ、この効果に
よっても、水平偏向コイルHの熱を効率良く放熱するこ
とができる。
【0048】さらにこのスリットSを形成するにつき、
セパレータ10及び11は、水平偏向コイルH側からコ
ア2の方向を見たとき、互いのスリットSが重なり合う
ように、スリットSが形成されるようになされている。
これによっても偏向ヨークは、水平偏向コイルHで発生
した熱を効率良くコア2に伝導することができるように
なされている。
セパレータ10及び11は、水平偏向コイルH側からコ
ア2の方向を見たとき、互いのスリットSが重なり合う
ように、スリットSが形成されるようになされている。
これによっても偏向ヨークは、水平偏向コイルHで発生
した熱を効率良くコア2に伝導することができるように
なされている。
【0049】さらにセパレータ10及び11は、内側に
水平偏向コイルHのマグネットワイヤが走る水平偏向コ
イル形成部分に、スリットSを形成するようになされ、
これにより実用上充分な範囲でスリットを形成し、強度
劣化を有効に回避するようになされている。
水平偏向コイルHのマグネットワイヤが走る水平偏向コ
イル形成部分に、スリットSを形成するようになされ、
これにより実用上充分な範囲でスリットを形成し、強度
劣化を有効に回避するようになされている。
【0050】かくして第1の実施例と同様の条件で実測
した結果によれば、第1の実施例に比してさらに3〜5
度、水平偏向コイルHのネック側温度を低減することが
でき、さらに一段と温度上昇を低減できることを確認す
ることができた。
した結果によれば、第1の実施例に比してさらに3〜5
度、水平偏向コイルHのネック側温度を低減することが
でき、さらに一段と温度上昇を低減できることを確認す
ることができた。
【0051】図3に示す構成によれば、セパレータ1
0、11にスリットSを形成し、このスリットSに樹脂
12を充填することより、水平偏向コイルHの熱をさら
に一段と効率良く放熱することができ、その分温度上昇
を低減することができる。
0、11にスリットSを形成し、このスリットSに樹脂
12を充填することより、水平偏向コイルHの熱をさら
に一段と効率良く放熱することができ、その分温度上昇
を低減することができる。
【0052】(3)第3の実施例 ところでこのようにして水平偏向コイルHからコア2に
至るまでの温度勾配を小さくすると、コア2において
は、従来に比して温度が上昇するようになる。このため
この実施例では、上述の第2の実施例のコア2に、図4
及び図5に示すように、放熱用フィン20A〜20Dを
配置する。
至るまでの温度勾配を小さくすると、コア2において
は、従来に比して温度が上昇するようになる。このため
この実施例では、上述の第2の実施例のコア2に、図4
及び図5に示すように、放熱用フィン20A〜20Dを
配置する。
【0053】ここでこれら放熱用フィン20A〜20D
は、コア2の外形に添って延長するベース部材から複数
の羽根が広がるように形成され、上述の樹脂12を用い
てコア2に接着されて保持されるようになされている。
これによりこの実施例では、コア2の放熱面積を拡大す
るようになされ、その分コア2の熱を効率良く放出して
偏向ヨーク全体の温度を低減するようになされている。
は、コア2の外形に添って延長するベース部材から複数
の羽根が広がるように形成され、上述の樹脂12を用い
てコア2に接着されて保持されるようになされている。
これによりこの実施例では、コア2の放熱面積を拡大す
るようになされ、その分コア2の熱を効率良く放出して
偏向ヨーク全体の温度を低減するようになされている。
【0054】さらにこれらの放熱用フィン20A〜20
Dは、全体が黒色に塗装して形成され、これにより効率
良く熱を発散することができるようになされている。さ
らに放熱用フィン20A〜20Bは、アルミニウム材を
加工して形成され、これによりこれら放熱用フィン20
A〜20Dを装着した偏向ヨークにおいては、陰極線管
のネックに装着した際に、ネックに加わる重量の増大を
低減するようになされている。
Dは、全体が黒色に塗装して形成され、これにより効率
良く熱を発散することができるようになされている。さ
らに放熱用フィン20A〜20Bは、アルミニウム材を
加工して形成され、これによりこれら放熱用フィン20
A〜20Dを装着した偏向ヨークにおいては、陰極線管
のネックに装着した際に、ネックに加わる重量の増大を
低減するようになされている。
【0055】かくしてこの場合も上述の実施例と同一の
条件で実測した結果によれば、放熱用フィン20A〜2
0Dを取り付けることにより、コア2の温度で8度、水
平偏向コイルのネック側温度で3〜5度、温度を低減す
ることができた。
条件で実測した結果によれば、放熱用フィン20A〜2
0Dを取り付けることにより、コア2の温度で8度、水
平偏向コイルのネック側温度で3〜5度、温度を低減す
ることができた。
【0056】図4及び図5に示す構成によれば、第2の
実施例の構成に加えて、コア2に放熱用フィン20A〜
20Dを取り付けることにより、コア2の放熱面積を拡
大して、コア2の熱を効率良く放出することができ、そ
の分偏向ヨーク全体の温度を低減することができる。
実施例の構成に加えて、コア2に放熱用フィン20A〜
20Dを取り付けることにより、コア2の放熱面積を拡
大して、コア2の熱を効率良く放出することができ、そ
の分偏向ヨーク全体の温度を低減することができる。
【0057】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、熱伝導材としてエポキシ
系の樹脂を用いる場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、熱伝導率の大きいシリコン系等の樹脂を用い
る場合、さらには熱伝導率の大きいシート材、スペーサ
等を介挿する場合等に広く適用することができる。
系の樹脂を用いる場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、熱伝導率の大きいシリコン系等の樹脂を用い
る場合、さらには熱伝導率の大きいシート材、スペーサ
等を介挿する場合等に広く適用することができる。
【0058】さらに上述の第2の実施例においては、セ
パレータにおいて、水平偏向コイルの配置部分にスリッ
トを形成する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、実用上充分な強度が得られる場合は、さらに多く
のスリットを形成してもよく、またこれとは逆にスリッ
トの長さを短くしてネック側だけに形成してもよい。ま
たこの種のセクション巻においては、セパレータの内側
に溝が形成されていることにより、この溝を形成する底
面を除去して溝の両側壁面だけ残すように、大きな窓状
の貫通孔を形成してもよい。
パレータにおいて、水平偏向コイルの配置部分にスリッ
トを形成する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、実用上充分な強度が得られる場合は、さらに多く
のスリットを形成してもよく、またこれとは逆にスリッ
トの長さを短くしてネック側だけに形成してもよい。ま
たこの種のセクション巻においては、セパレータの内側
に溝が形成されていることにより、この溝を形成する底
面を除去して溝の両側壁面だけ残すように、大きな窓状
の貫通孔を形成してもよい。
【0059】さらに上述の第3の実施例においては、樹
脂で空隙を埋めると共に、コアに放熱用フィンを取り付
ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、単
にコアに放熱用フィンを取り付けるだけでも、偏向ヨー
クの温度上昇を低減することができる。
脂で空隙を埋めると共に、コアに放熱用フィンを取り付
ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、単
にコアに放熱用フィンを取り付けるだけでも、偏向ヨー
クの温度上昇を低減することができる。
【0060】さらに上述の実施例においては、サドルサ
ドル型の偏向ヨークに本発明を適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば高品位テレビジ
ョン装置等に用いられる広偏向角でなるトロイダルサド
ル型の偏向ヨーク等に広く適用することができる。
ドル型の偏向ヨークに本発明を適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば高品位テレビジ
ョン装置等に用いられる広偏向角でなるトロイダルサド
ル型の偏向ヨーク等に広く適用することができる。
【0061】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、スペーサ
と偏向コイル及びコアとの間に形成される空隙に導熱性
部材を介挿することにより、偏向コイルで発生した熱を
効率良くコアに伝導して放熱することができ、その分偏
向ヨークの温度上昇を低減することができる。
と偏向コイル及びコアとの間に形成される空隙に導熱性
部材を介挿することにより、偏向コイルで発生した熱を
効率良くコアに伝導して放熱することができ、その分偏
向ヨークの温度上昇を低減することができる。
【図1】本発明の一実施例による偏向ヨークのネック側
断面を示す断面図である。
断面を示す断面図である。
【図2】図1の偏向ヨークの全体構成を示す側面図であ
る。
る。
【図3】図1に対応して示す第2の実施例に係る偏向ヨ
ークの断面図である。
ークの断面図である。
【図4】第3の実施例に適用するコアを示す平面図であ
る。
る。
【図5】図4の側面図である。
1 偏向ヨーク 2 コア 10、11 セパレータ 12 樹脂 20A〜20D 放熱用フィン H 水平偏向コイル S スリット V 垂直偏向コイル
Claims (6)
- 【請求項1】セパレータにより偏向コイル及びコアを保
持し、前記偏向コイルで形成される偏向磁界によって陰
極線管の電子ビームを電磁偏向する偏向ヨークにおい
て、 前記偏向コイルと前記セパレータとの間に形成される空
隙、及び又は前記セパレータと前記コアとの間に形成さ
れる空隙に熱伝導率の大きい導熱性部材を介挿し、 前記導熱性部材を介して前記偏向コイルで発生した熱を
伝導するようにしたことを特徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項2】前記セパレータは、 前記偏向コイルの保持部に、内側側面から外側側面に貫
通する貫通孔が形成され、 前記貫通孔に、熱伝導率の大きい導熱性部材が配置さ
れ、 前記貫通孔に配置された導熱性部材を介して、前記偏向
コイルと前記セパレータとの間に形成される空隙に介挿
された前記導熱性部材と、前記セパレータと前記コアと
の間に形成される空隙に介挿された前記導熱性部材とを
熱的に結合させたことを特徴とする請求項1に記載の偏
向ヨーク。 - 【請求項3】前記セパレータは、 マグネットワイヤが巻線されて、前記巻線したマグネッ
トワイヤで形成される水平偏向コイルを、内側に保持し
た水平偏向コイル用のセパレータと、 前記水平偏向コイル用のセパレータの外側に配置され、
マグネットワイヤが巻線されて、前記巻線したマグネッ
トワイヤで形成される垂直偏向コイルを、内側に保持し
た垂直偏向コイル用のセパレータとで形成され、 前記コアは、 前記垂直偏向コイル用のセパレータの外側に配置され、 前記導熱性部材は、 前記水平偏向コイル用のセパレータの外側側面と前記垂
直偏向コイル用のセパレータの内側側面との間に形成さ
れる空隙、及び又は前記垂直偏向コイル用のセパレータ
の外側側面と前記コアの内側側面との間に形成される空
隙に介挿されることにより、前記偏向コイルと前記セパ
レータとの間の空隙、及び又は前記セパレータと前記コ
アとの間に形成される空隙に介挿されることを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載の偏向ヨーク。 - 【請求項4】前記導熱性部材は、 熱伝導率の大きい樹脂でなり、前記空隙及び又は前記貫
通孔に充填されて、前記空隙に介挿され及び又は前記貫
通孔に配置されることを特徴とする請求項1、請求項2
又は請求項3に記載の偏向ヨーク。 - 【請求項5】前記コアに放熱用の部材を配置したことを
特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4
に記載の偏向ヨーク。 - 【請求項6】偏向コイルによって偏向磁界を形成すると
共に、コアによって前記偏向磁界の磁気回路を形成し、
前記偏向磁界によって陰極線管の電子ビームを電磁偏向
する偏向ヨークにおいて、 前記コアに放熱用の部材を配置したことを特徴とする偏
向ヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21676494A JPH0864153A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21676494A JPH0864153A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 偏向ヨーク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0864153A true JPH0864153A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16693546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21676494A Pending JPH0864153A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0864153A (ja) |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP21676494A patent/JPH0864153A/ja active Pending
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