JPH0864330A - 超電導線の接続方法 - Google Patents

超電導線の接続方法

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JPH0864330A
JPH0864330A JP19927194A JP19927194A JPH0864330A JP H0864330 A JPH0864330 A JP H0864330A JP 19927194 A JP19927194 A JP 19927194A JP 19927194 A JP19927194 A JP 19927194A JP H0864330 A JPH0864330 A JP H0864330A
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JP
Japan
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superconducting
resistance
conducting metal
normal conducting
superconducting wires
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JP19927194A
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Inventor
Toshikazu Shibata
俊和 柴田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の超電導線を常電導金属と並列に接続す
る際、各超電導線を流れる電流を均一化することができ
る、超電導線の接続方法を提供する。 【構成】 2本の超電導線1a,1bを常電導金属2と
並列に接続する方法であって、常電導金属2と各超電導
線1a,1bとの間に、超電導線3a,3bを直列に接
続することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導線の接続方法に
関するものであり、特に、電流リード、超電導ケーブル
等において、大電流を流すために超電導線を並列接続す
る必要がある場合の超電導線の接続方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、銅等の常電導金属端子に、超電
導線を並列に複数本接続する際には、金属端子に直接超
電導線をハンダ付けして接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように超電導線
を接続した場合、超電導線自体の抵抗は0であるため、
並列線の抵抗は、各接続部の接触抵抗およびハンダの抵
抗が支配的になる。しかしながら、接触抵抗およびハン
ダの抵抗は、ハンダ付けの条件(接触面積、ハンダ厚み
等)によるものであり、すべての接続部の抵抗を同じに
するのは非常に困難である。この接続抵抗自体は小さい
が、各々の超電導線に流れる電流はこれらの抵抗の逆比
で分流する。そのため、接続部の抵抗が小さいほど、接
続抵抗の誤差が大きく分流値に影響を与える。以下、図
を用いて詳しく説明する。
【0004】図12は、簡単のため、従来の方法により
2本の超電導線を常電導金属に並列に接続した状態を示
す図である。
【0005】図12を参照して、2本の超電導線1a,
1bが、常電導金属2a,2bに直接ハンダ付けされて
いる。R1 ,R3 ,R4 およびR6 は、それぞれ接触抵
抗とハンダ抵抗との和であり、R2 およびR5 は超電導
体抵抗である。
【0006】ここで、前述のように、超電導体自体の抵
抗は0であるから、R2 =R5 =0となる。このときの
等価回路を、図13に示す。
【0007】図13において、超電導線1aおよび1b
を流れる電流i1 およびi2 は、それぞれ以下の式で表
わすことができる。
【0008】 i1 ={(R4 +R6 )/(R1 +R3 +R4 +R6 )}I …(1) i2 ={(R1 +R3 )/(R1 +R3 +R4 +R6 )}I …(2) ここで、接触抵抗とハンダ抵抗の和であるR1 ,R3
4 およびR6 は、十分に小さくすることができるが、
ハンダ付けの条件によってばらつきが生じる。
【0009】たとえば、R1 =R3 =R4 =1μΩ,R
6 =2μΩと仮定すると、i1 =(3/4)I,i2
(1/2)Iとなり、i1 はi2 の1.5倍となる。
【0010】以上説明したように、従来の方法により複
数の超電導線を常電導金属に並列接続した際には、各超
電導線を流れる電流に電流の大きさが不均一になるとい
う問題があった。また、その結果、均一に電流が分流し
ているときと比較して、磁場分布が異なるといった問題
があった。
【0011】この発明の目的は、上述の問題点を解決
し、複数の超電導線を常電導金属と並列に接続する際、
各超電導線を流れる電流を均一化することができる、超
電導線の接続方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による超
電導線の接続方法は、複数の超電導線を常電導金属と並
列に接続する方法であって、常電導金属と各超電導線と
の間に、常電導線を直列に接続することを特徴としてい
る。
【0013】請求項2の発明による超電導線の接続方法
は、複数の超電導線を常電導金属と並列に接続する方法
であって、常電導金属を複数の超電導線と同数の枝に分
岐させ、分岐された各枝と各超電導線とを接続すること
を特徴としている。
【0014】好ましくは、常電導金属の分岐された各枝
の長さは、該枝部分の抵抗値が超電導線との接続部分の
抵抗値よりも十分に大きくなるような長さであることを
特徴とするとよい。
【0015】
【作用】請求項1の発明によれば、複数の超電導線を常
電導金属に並列に接続する際、常電導金属と各超電導線
との間に、超電導線が直列に接続される。
【0016】また、請求項2の発明によれば、分岐され
た常電導金属の各枝と各超電導線とが接続される。
【0017】そのため、各並列部分の抵抗は、接続部分
の抵抗と、常電導線もしくは分岐された常電導金属の枝
の抵抗との和となる。ここで、接続部分の抵抗は、常電
導線もしくは分岐された常電導金属の枝の抵抗と比較す
ると、十分に小さいものである。その結果、各並列線の
抵抗値は、常電導線もしくは分岐された常電導金属の枝
の抵抗値を均一化することにより、容易に均一化され
る。
【0018】
【実施例】図1は、本発明により、2本の超電導線を常
電導金属に並列に接続した状態の一例を示す図である。
【0019】図1を参照して、2本の超電導線を常電導
金属と並列に接続する際、常電導金属2と各超電導線1
a,1bとの間に、常電導線3a,3bが直列にハンダ
付けにより接続されている。
【0020】図2は、本発明により2本の超電導線を常
電導金属に並列に接続した状態の他の例を示す図であ
る。
【0021】図2を参照して、常電導金属2を2つの枝
4a,4bに分岐させ、分岐された各枝4a,4bと各
超電導線1a,1bとがハンダ付けにより接続されてい
る。
【0022】図1もしくは図2に示す超電導線の接続状
態の等価回路を、図3に示す。図3において、R1 およ
びR4 は接続抵抗(接触抵抗+ハンダ抵抗)を示し、R
2 およびR5 は常電導抵抗(分岐された枝の常電導抵抗
もしくは常電導線抵抗)を示し、R3 およびR6 は超電
導体抵抗を示す。
【0023】このとき、超電導線1aおよび1bを流れ
る電流i1 およびi2 は、それぞれ以下の式で表わすこ
とができる。
【0024】 i1 ={(R1 +R2 +R3 )/(R1 +R2 +R3 +R4 +R5 +R6 )} I …(3) i2 ={(R4 +R5 +R6 )/(R1 +R2 +R3 +R4 +R5 +R6 )} I …(4) ここで、超電導体自体の抵抗は0である。また、接続抵
抗R1 ,R4 (接触抵抗+ハンダ抵抗)は、接触面積に
対するハンダの厚みが小さいため、抵抗値としては、常
電導抵抗R2 ,R5 と比較して十分小さいものである。
【0025】したがって、R3 =R6 =0,R1
2 ,R4 ≪R5 となり、上記の式(3),(4)は、
以下の式(5),(6)となる。
【0026】 i1 ≒{R5 /(R2 +R5 )}I …(5) i2 ≒{R2 /(R2 +R5 )}I …(6) ここで、R2 とR5 の値は、超電導線3a,3bの長さ
もしくは分岐された枝4a,4bの長さに依存するた
め、比較的容易にR2 =R5 とすることができる。その
結果、i1 =i2 とすることが可能となる。
【0027】特に、それぞれの長さを長くすることによ
り、各抵抗値R2 ,R5 に対する|R2 −R5 |の値を
小さくすることができ、i1 =i2 とすることがさらに
容易となる。
【0028】なお、図2に示すように、常電導金属を分
岐することによるジュール損失は、分岐させない場合と
同じである。以下、図を用いて説明する。
【0029】図4は、分岐させない場合の常電導金属の
ジュール損失を説明するための図である。
【0030】図4を参照して、抵抗R=ρ(L/S)よ
り、発熱Pは以下の式で表わすことができる。
【0031】 P=I2 R=I2 ×ρ(L/S) …(7) 一方、図5は、分岐させた場合の常電導金属のジュール
損失を説明するための図である。
【0032】図5を参照して、発熱P′は以下の式で表
わすことができる。 P′=(I/2)2 ×ρ{L/(S/2)}+(I/2)2 ×ρ{L/(S/ 2)} =(1/2)×I2 ×ρ(L/S)+(1/2)×I2 ×ρ(L/S) =I2 ×ρ(L/S) …(8) したがって、上記の式(7),(8)の結果より、P=
P′となることから、本発明により常電導金属を分岐さ
せた場合にも、発熱の増加はないことがわかる。
【0033】次に、さらに具体的な例を用いて、本発明
を以下説明する。まず、2本の超電導線を銅板に並列に
ハンダ付けし、各超電導線に合計40A(20A/本)
を流すことを考える。なお、各超電導線と銅板とのハン
ダ付けによる接触面積は、50mm2 とし、ハンダの厚
みは0.1mm〜0.2mmとする。また、各材料の7
7Kにおける抵抗率は以下のとおりとする。
【0034】銅:2.0×10-9Ωm ハンダ:3.0×10-8Ωm 超電導体:0 (A) 銅板(常電導端子)に分岐がない場合(従来
例) 図6は、分岐のない銅板に2本の超電導線を接続した状
態を示す図である。
【0035】図6を参照して、断面積40mm2 ,長さ
200mmの銅板2に、2本の超電導線1a,1bが、
ハンダ5により接続されている。
【0036】このときの等価回路を、図7に示す。図7
において、R1 およびR8 は銅板(Cu)の抵抗を示
し、R2 ,R4 ,R 5 およびR7 はハンダの抵抗を示
し、R3 およびR6 は超電導線(SC)の抵抗を示す。
【0037】ここで、たとえばR2 ,R4 およびR5
部分に相当するハンダの厚みを0.1mmとし、R7
部分に相当するハンダの厚みを0.2mmとし、R=ρ
(L/S)で考えると、各超電導線に流れる電流I1
2 は以下のようになる。
【0038】I1 ={(R5 +R6 +R7 )/(R2
3 +R4 +R5 +R6 +R7 )}×40A=24A I2 ={(R2 +R3 +R4 )/(R2 +R3 +R4
5 +R6 +R7 )}×40A=16A (B) 銅板(常電導端子)に分岐がある場合(本発明
例) 図8は、分岐のある銅板に2本の超電導線を接続した状
態を示す図である。なお、左右対称のため、右側半分の
図示は省略する。
【0039】図8を参照して、断面積40mm2 、長さ
200mmの銅板2は、190mmの長さの2本の枝4
a,4bに分岐され、各枝4a,4bと各超電導線1
a,1bとがそれぞれハンダ5により接続されている。
【0040】このときの等価回路を、図9に示す。図9
において、R1 ,R5 ,R6 およびR10は、分岐された
銅板(Cu)の各枝の抵抗を示し、R2 ,R4 ,R7
よびR9 はハンダの抵抗を示し、R3 およびR8 は超電
導線(SC)の抵抗を示す。
【0041】ここで、たとえばR2 ,R4 およびR7
部分に相当するハンダの厚みを0.1mmとし、R9
部分に相当するハンダの厚みを0.2mmとすると、各
超電導線に流れる電流I1 ,I2 は以下のようになる。
【0042】 I1 ={(R6 +R7 +R9 +R10)/(R1 +R2 +R4 +R5 +R6 +R 7 +R9 +R10)}×40A …(9) I2 ={(R1 +R2 +R4 +R5 )/(R1 +R2 +R4 +R5 +R6 +R 7 +R9 +R10)}×40A …(10) ここで、R=ρ(L/S)より、 R1 =R5 =R6 =R10=1.9×10-5(Ω) R2 =R4 =R7 =6×10-8(Ω) であるから、上記の式(9),(10)に代入して、 I1 =I2 ≒20.0Aとなる。
【0043】以上従来例(A)および本発明例(B)の
結果からも明らかなように、金属端子を分岐させること
により、分流が均一化されることがわかる。
【0044】図10は、本発明の超電導電流リードへの
応用例を示す斜視図である。図10を参照して、常電導
金属からなる通電端子2が2本の枝4a,4bに分岐さ
れ、この分岐された枝と各超電導線1a,1bとが接続
されている。なお、分岐された枝4a,4bの長さが長
いほど、各分岐部の抵抗が均一化し、その結果分流が均
等になる。
【0045】図11は、本発明の超電導ケーブルへの応
用例を示す斜視図である。図11を参照して、巻芯6の
周囲に配置された常電導金属からなる通電端子2は、枝
4a,4b,4c,…に分岐された分岐構造を有し、各
枝4a,4b,4c,…と各超電導線1a,1b,1
c,…とが接続されている。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数の超電導線を常電導金属に並列に接続する際、
並列部分に常電導金属を含むようにすることにより、各
並列線の抵抗値を均一化することができ、その結果とし
て各超電導線を流れる電流を均一化することができる。
【0047】そのため、本発明は、超電導電流リードお
よび超電導ケーブル等へ適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超電導線の接続方法の一例を示す
斜視図である。
【図2】本発明による超電導線の接続方法の他の例を示
す斜視図である。
【図3】図1または図2に示す状態の等価回路を示す図
である。
【図4】分岐させない場合の常電導金属のジュール損失
を説明するための図である。
【図5】分岐させた場合の常電導金属のジュール損失を
説明するための図である。
【図6】分岐のない銅板に2本の超電導線を接続した状
態を示す図である。
【図7】図6に示す状態の等価回路を示す図である。
【図8】分岐のある銅板に2本の超電導線を接続した状
態を示す図である。
【図9】図8に示す状態の等価回路を示す図である。
【図10】本発明の超電導電流リードへの応用例を示す
斜視図である。
【図11】本発明の超電導ケーブルへの応用例を示す斜
視図である。
【図12】従来の方法により2本の超電導線を常電導金
属に並列に接続した状態を示す図である。
【図13】図12に示す状態の等価回路を示す図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b,…,1e 超電導線 2 常電導金属 3a,3b 超電導線 4a,4b,…,4e 常電導金属の分岐された枝 5 ハンダ なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の超電導線を常電導金属と並列に接
    続する方法であって、 前記常電導金属と前記各超電導線との間に、常電導線を
    直列に接続することを特徴とする、超電導線の接続方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の超電導線を常電導金属と並列に接
    続する方法であって、 前記常電導金属を前記複数の超電導線と同数の枝に分岐
    させ、分岐された各枝と前記各超電導線とを接続するこ
    とを特徴とする、超電導線の接続方法。
  3. 【請求項3】 前記常電導金属の分岐された各枝の長さ
    は、該枝部分の抵抗値が前記超電導線との接続部分の抵
    抗値よりも十分に大きくなるような長さであることを特
    徴とする、請求項2記載の超電導線の接続方法。
JP19927194A 1994-08-24 1994-08-24 超電導線の接続方法 Withdrawn JPH0864330A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015211580A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 株式会社フジクラ 超電導ケーブルの端末構造

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Effective date: 20011106