JPH0864437A - 自動電圧調整器 - Google Patents

自動電圧調整器

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JPH0864437A
JPH0864437A JP20214294A JP20214294A JPH0864437A JP H0864437 A JPH0864437 A JP H0864437A JP 20214294 A JP20214294 A JP 20214294A JP 20214294 A JP20214294 A JP 20214294A JP H0864437 A JPH0864437 A JP H0864437A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転機構を必要としない簡易な自動電圧調整
器を得るものである。 【構成】 電源電圧の極性を切替可能にする極性切替手
段3a〜3dと、極性切替手段3a〜3dを介して電源
に一次側巻線が接続されるとともに、二次巻線の一端を
上記電源の一端に接続し、二次巻線を負荷の電圧の一部
として利用する変圧器2と、電源又は上記負荷の電圧を
検出する電圧検出手段4と、電圧検出手段4によって検
出した電圧値を予め定めた基準電圧値と比較する比較手
段とを備え、電圧検出手段の検出電圧が予め定めた第1
の基準電圧値よりも高い場合、上記変圧器の二次巻線の
電圧が電源電圧に対して減算されるように極性切替手段
3a〜3dによって変圧器2の一次巻線に電圧を印加さ
せ、電圧検出手段4の検出電圧が予め定めた第2の基準
電圧値よりも低い場合、変圧器2の二次電圧が電源電圧
に対して加算させるように極性切替手段3a〜3dによ
って変圧器2の一次巻線に電圧を印加させる制御手段と
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電源電圧を調整する
自動電圧調整器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷端の電圧を調整するのに誘導
形電圧調整器を自動制御する自動電圧調整器があった。
図5は、自動電圧調整器の全体の系統図を示すもので、
図5において、U、Vは入力端子、u2、v2は出力端
子、V1は入力電圧、V2は出力電圧、50は誘導形電圧
調整器で、この誘導形電圧調整器50は鉄心にスロット
を設けた回転子に一次巻線51aを巻いて、同様な固定
子に二次巻線51bを巻いて、両巻線間の結合関係を変
化させ、出力電圧を変化させている。誘導形電圧調整器
50の出力電圧V2はV2=V1+V21cosθで示され
る。ここに、V21cosθは電圧補償分の固定子巻線間
に発生する電圧、θは回転子の回転角度である。従っ
て、回転角度θを0〜πラジアンまで変化させることに
より、出力電圧V2は最大値V1+V21から最小値V1−
V21まで変化できるように構成されている。52は出力
電圧V2を検出する電圧検出部、53は制御部で、この
制御部53は電圧検出部52によって検出した電圧値と
予め定めた基準電圧と比較して偏差を演算し、更に、モ
ータの回転子と機械的に結合された回転角度検出器56
の出力値と比較して制御指令を出力するものである。5
4は制御部53によって出力された制御指令に基づきモ
ータ55を駆動制御するモータ制御部である。
【0003】上記のように構成された自動電圧調整器の
動作を図5を参照して説明する。今、入力電圧V1がU
−V端子間に印加されると、出力電圧V2を発生し、電
圧検出部52は出力電圧V2を検出し、制御部53によ
り予め定められた基準電圧と比較する。更に、制御部5
3では、基準電圧と出力電圧V2との偏差を求め、この
偏差に応じて回転角度θを演算する。該演算結果と回転
角度検出器56の出力と比較し、モータ制御部54にモ
ータ回転角度に応じた指令を与えてモータ55を駆動さ
せる。更に、回転角度検出器56によって回転角度θを
検出して制御部53に帰還制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したように
自動電圧調整器50の出力電圧V2の調整は、モータ5
5により回転子の回転角度θを0〜πラジアンまで変化
させて所定の電圧に制御していた。しかし、出力電圧V
2を制御するのにモータ55等の回転機構を要するため
複雑な構造となっており、高価であった。また、従来の
自動電圧調整器の一種として特開昭60−206013
号公報に開示された半導体式タップ切換装置もある。し
かし、タップ切換時の橋絡渡り電流を小さくするために
サイリスタの制御角を大きくしなければならない等の制
限があるためタップ切換時の制御が複雑であった。
【0005】この発明の目的は、回転機構を必要としな
い簡易な自動電圧調整器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る自動電
圧調整器は、電源電圧の極性を切替可能にする極性切替
手段と、上記極性切替手段を介して上記電源に一次側巻
線が接続されるとともに、二次巻線の一端を上記電源の
一端に接続し、上記二次巻線を負荷電圧の一部として利
用する変圧器と、上記電源又は上記負荷の電圧を検出す
る電圧検出手段と、上記電圧検出手段によって検出した
電圧値を予め定めた基準電圧値と比較する比較手段とを
備え、上記電圧検出手段の検出電圧が予め定めた第1の
基準電圧値よりも高い場合、上記変圧器の二次巻線の電
圧が上記電源電圧に対して減算されるように上記極性切
替手段によって上記変圧器の一次巻線に電圧を印加さ
せ、上記電圧検出手段の検出電圧が予め定めた第2の基
準電圧値よりも低い場合、上記変圧器の二次電圧が上記
電源電圧に対して加算させるように上記極性切替手段に
よって上記変圧器の一次巻線に電圧を印加させる制御手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】第2の発明に係る自動電圧調整器は、電源
電圧の極性を切替可能にする極性切替手段と、上記極性
切替手段を介して上記電源に一次側巻線が接続されると
ともに、二次巻線の一端を上記電源の一端に接続し、上
記二次巻線を負荷電圧の一部として利用する変圧器と、
上記電源又は上記負荷の電圧を検出する電圧検出手段
と、上記電圧検出手段によって検出した電圧値を予め定
めた基準電圧値と比較する比較手段とを備え、上記電圧
検出手段の検出電圧が予め定めた基準電圧値よりも高い
場合、上記変圧器の二次巻線の電圧が上記電源電圧に対
して減算されるように上記極性切替手段によって上記変
圧器の一次巻線に電圧を印加させ、上記電圧検出手段の
検出電圧が予め定めた基準電圧値よりも低い場合、上記
変圧器の二次電圧が上記電源電圧に対して加算させるよ
うに上記極性切替手段によって上記変圧器の一次巻線に
電圧を印加させる制御手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0008】第3の発明に係る自動電圧調整器は、電圧
検出手段の検出電圧が予め定めた範囲内の場合、変圧器
の一次側巻線間を開放から閉成させる開閉手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0009】第4の発明に係る自動電圧調整器は、変圧
器が二次巻線を二つ備え、電源の一端に上記第1の二次
巻線の一端が接続され、電源の他端に上記第2の二次巻
線の一端が接続され、上記第1の二次巻線及び上記第2
の二次巻線を負荷の電圧の一部として利用することを特
徴とするものである。
【0010】第5の発明に係る自動電圧調整器は、極性
切替手段が電源電圧の極性を切替可能にすると共に、上
記電源の電圧を位相制御することを特徴とするものであ
る。
【0011】第6の発明に係る自動電圧調整器は、極性
切替手段が電源電圧の極性を切替可能にすると共に、上
記電源の電圧を可変制御するインバータからなること特
徴とするものである。
【0012】第7の発明に係る自動電圧調整器は、順変
換部と逆変換部とを含むインバータからなり、順変換部
は平滑コンデンサを有しない全波ブリッジからなること
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】第1の発明に係る自動電圧調整器によれば、極
性切替手段は電源の電圧位相を切替可能にし、電圧検出
手段は電源又は負荷の電圧を検出し、比較手段は上記検
出した電圧値を予め定めた基準電圧値と比較し、制御手
段は上記検出電圧が予め定めた第1の基準電圧値よりも
高い場合、変圧器の二次巻線の電圧が電源電圧に対して
減算されるように極性切替によって上記変圧器の一次巻
線に電圧を印加させ、上記検出電圧が予め定めた第2の
基準電圧値よりも低い場合、上記変圧器の二次電圧が上
記電源電圧に対して加算させるように極性切替によって
上記変圧器の一次巻線に電圧を印加させるものである。
【0014】第2の発明に係る自動電圧調整器によれ
ば、極性切替手段は電源の電圧位相を切替可能にし、電
圧検出手段は電源又は負荷の電圧を検出し、比較手段は
上記検出した電圧値を予め定めた基準電圧値と比較し、
制御手段は上記検出電圧が予め定めた基準電圧値よりも
高い場合、変圧器の二次巻線の電圧が電源電圧に対して
減算されるように極性切替によって上記変圧器の一次巻
線に電圧を印加させ、上記検出電圧が予め定めた基準電
圧値よりも低い場合、上記変圧器の二次電圧が上記電源
電圧に対して加算させるように極性切替によって上記変
圧器の一次巻線に電圧を印加させるものである。
【0015】第3の発明に係る自動電圧調整器によれ
ば、開閉手段は電源電圧が予め定めた範囲内の場合、変
圧器の一次巻線間を閉成するものである。
【0016】第4の発明に係る自動電圧調整器によれ
ば、変圧器の第1の二次巻線及び第2の二次巻線をそれ
ぞれの負荷の電圧の一部として利用して各負荷を独立し
て電圧補償する。
【0017】第5の発明に係る自動電圧調整器によれ
ば、電源の電圧位相を切替可能にするとともに、上記電
源の電圧を位相制御して連続的に変圧器の一次巻線に印
加される電圧を調整する。
【0018】第6の発明に係る自動電圧調整器によれ
ば、インバータによって電源電圧の極性を切替可能にす
ると共に、電源電圧を可変制御する。
【0019】第7の発明に係る自動電圧調整器によれ
ば、インバータの順変換部は脈流電圧を発生し、インバ
ータの逆変換部は該脈流電圧を利用して交流電圧を発生
する。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の自動電圧調整器を示す全体
結線図、図1において、1は電源電圧を発生する主変圧
器で、この主変圧器1は一次端子U、Vと二次端子u、
vとを備えている。1a、1b、1cは電線で、電線1
a、1bは端子u−u1間、端子v−v1間をそれぞれ接
続し、電線1cは主変圧器1の二次側巻線の中央から端
子Nに接続されている。2は補償変圧器で、補償変圧器
2の二つの二次側巻線はそれぞれ端子u1−u2間、v1
−v2間に接続されている。補償変圧器2の極性は主変
圧器1の出力電圧すなわち電源電圧と同一位相の電圧を
印加すると二次側にも同一位相の電圧が発生する極性と
なっており、補償変圧器2の二次側定格電圧はeVであ
る。3a〜3dは位相切替手段で、位相切替手段3a〜
3dは指令信号に基づき電気的にオン、オフする双方向
制御整流素子からなり、双方向制御整流素子3a、3c
と双方向制御整流素子3b、3dがそれぞれ1組づつ直
列に接続されている。更に、双方向制御整流素子3a、
3bの一端が端子u1に接続され、双方向制御整流素子
3c、3dの一端が端子v1に接続されている。
【0021】直列にされた1組の双方向制御整流素子3
a、3cと双方向制御整流素子3b、3dとのそれぞれ
の中央点から補償変圧器2の一次巻線の一端と他端に接
続している。従って、双方向制御整流素子3a、3dが
オンすることにより補償変圧器2の一次巻線に主変圧器
1の出力電圧と同一の極性の電圧が印加される。なお、
双方向制御整流素子3b、3cはオフしている。又、双
方向制御整流素子3b、3cがオンすることにより、補
償変圧器2の一次巻線に主変圧器1の出力電圧電源と位
相が180゜異なる電圧が印加される。なお、双方向制
御整流素子3a、3dはオフしている。3eは開閉手段
で、この開閉手段3eは指令信号に基づき電気的にオ
ン、オフする双方向制御整流素子からなり、双方向制御
整流素子3eの両端が補償変圧器2の一次巻線間に接続
されている。4はオン・オフ制御部で、このオン・オフ
制御部4は端子u1−v1間に接続され、該端子間の電圧
を検出して双方向制御整流素子3a〜3eをオン、オフ
制御するものである。なお、図示していない第1の負荷
は、端子u2−v2間に接続され、又、図示していない第
2の負荷、第3の負荷は端子u2−N間、端子v2−N間に
それぞれ接続されている。従って、第2の負荷、第3の
負荷には第1の負荷に印加される電圧のほぼ1/2が印
加される。
【0022】次に、オン・オフ制御部の構成を図2によ
って説明する。図2において、11は絶縁用の変圧器
で、この変圧器11は一次巻線が端子u1、v1間に接続
され、二次巻線が全波整流回路12の入力に接続されて
いる。全波整流回路12の出力にコンデンサ13が接続
されるとともに、直列に接続された抵抗14と抵抗15
のそれぞれの一端に接続され、抵抗15の他端が接地さ
れている。従って、端子u1−v1間の電圧を変成し、抵
抗15の両端に検出電圧Vpが生じる。抵抗14と抵抗
15の直列接続の中央部から抵抗16a、16bを介し
てそれぞれコンパレータ17a、17bの入力の一方に
接続されている。又、抵抗18aと抵抗19aは直列に
接続されるとともに、該接続部がコンパレータ17aの
入力の他方に接続されている。抵抗19aは一端が接地
され、抵抗18aの一端がプラス電源に接続されてい
る。従って、抵抗19aの両端には基準電圧Vr1を得て
いる。該基準電圧Vr1は線路端子u1−v1間の電圧が上
昇した場合、双方向制御整流素子3b、3cをオン動作
させるための基準となる第1の基準電圧Vr1である。抵
抗18bと抵抗19bは直列に接続されるとともに、該
接続部がコンパレータ17bの入力の他方に接続されて
いる。抵抗19bは一端が接地され、抵抗18bの一端
がプラス電源に接続されている。従って、抵抗19bの
両端に基準電圧Vr2を得ている。該基準電圧Vr2は端子
u1−v1間の電圧が下降した場合、双方向制御整流素子
3a、3dをオン動作させるための基準となる第2の基
準電圧Vr2である。ここで、第1の基準電圧Vr1と第2
の基準電圧Vr2との間にはVr1>Vr2の関係がある。
【0023】コンパレータ17aの出力は抵抗25aを
介してフォトカプラ31bの入力に供給される。フォト
カプラ31bとフォトカプラ31cの入力側は直列接続
され、フォトカプラ31cの入力の一端は接地され、フ
ォトカプラ31b、31cの出力はそれぞれ双方向制御
整流素子3b、3cを内臓した制御整流ユニット33
b、33cの入力に接続されている。コンパレータ17
bの出力はノットゲート22bと抵抗25bを介してト
ランジスタ28のベースに供給される。又、トランジス
タ28のコレクタはフォトカプラ31dの入力の一端に
接続され、フォトカプラ31a、31dの入力側が直列
接続されて抵抗29を介し、プラス電源に接続されてい
る。フォトカプラ31a、31dの出力はそれぞれ双方
向制御整流素子3a、3dを内臓した制御整流ユニット
33a、33dの入力に接続されている。更に、コンパ
レータ17bの出力は論理和を求めるアンドゲート26
の入力の一方に供給され、コンパレータ17aの出力は
ノットゲート22aを介してアンドゲート26の入力の
他方に供給される。アンドゲート26の出力は抵抗27
を介してフォトカプラ31eの入力に供給される。又、
フォトカプラ31eの入力の一端は接地され、フォトカ
プラ31eの出力は双方向制御整流素子3eを内臓した
制御整流ユニット33eの入力に接続されている。
【0024】なお、4aは端子u1−v1間の電圧を検出
する電圧検出回路であり、以下の3種類の信号を各出力
から供給する。即ち、Vr1<VPの場合はコンパレータ
17aの出力、Vr2>VPの場合はノットゲート22b
の出力、Vr2≦Vp≦Vr1の場合はアンドゲート26の
出力、からそれぞれ出力電圧「H」を供給する。
【0025】次に、上記のように構成された自動電圧調
整器の動作を図1、図2を参照して説明する。端子u1
−v1間の電圧が何等かの原因によって上昇した場合、
即ち、Vr1<VPの場合、まず該端子u1−v1間の電圧
を所定の電圧比で変圧器11によって変成させ、全波整
流回路12によって整流し、コンデンサ13によって電
圧を平滑させ、抵抗14、15によって分圧された電圧
VPが生じる。該電圧VPと基準電圧Vr1とを比較する。
まず、Vr1<VPのためコンパレータ17aが出力電圧
「H」を発生し、抵抗25aを通じてフォトカプラ31
b、31cのダイオードに電流を流してフォトカプラ3
1b、31cをオンさせ、制御整流ユニット33b、3
3cの入力に電流を流す。従って、図1に示すように主
変圧器1によって発生した二次電圧は、以下のような回
路により、補償変圧器2の一次巻線に印加される。即
ち、主変圧器1の二次電圧は、端子u、電線1a、端子
u1を介し、双方向制御整流素子3bがオンして補償変
圧器2の一次巻線を通じ、双方向制御整流素子3cがオ
ンし、端子v1、電線1a、端子vの回路を循環する。
従って、補償変圧器2の一次巻線に端子u1−v1間の電
圧が印加される。補償変圧器2の二次巻線である端子u
1−u2間、v1−v2間にはそれぞれほぼeVの電圧が発
生する。該eVの電圧は主変圧器1の二次電圧と極性が
異なるので、端子u2−v2間の電圧は端子u1−v1間の
電圧をほぼ2eV低下させて、電圧の上昇を抑制する。
【0026】一方、ノットゲート22aの出力電圧は
「L」となるので、アンドゲート26の出力電圧は
「L」となり、フォトカプラ31eのダイオードに電流
が流れず、フォトカプラ31eはオフしている。従っ
て、双方向制御整流素子3eもオフする。なお、Vr1>
Vr2であるからVP>Vr2となり、コンパレータ17の
出力電圧は「H」となる。ノットゲート22bの出力電
圧は「L」となるので、抵抗25bに電流が流れない。
従って、トランジスタ28はオフとなり、フォトカプラ
31a、31dのダイオードに電流が流れず、フォトカ
プラ31a、31dはオフしているので、双方向制御整
流素子3a、3dはオフしている。
【0027】次に、端子u1−v1間の電圧が何等かの原
因によって下降した場合、上昇と同様に、電圧VPが抵
抗15の両端に生じる。該電圧Vpと基準電圧Vr2とを
比較し、Vr2>VPのためコンパレータ17bの出力電
圧は「L」となり、ノットゲート22bの出力電圧が
「H」となり、抵抗25bを通じてトランジスタ28を
オンさせる。従って、フォトカプラ31a、31dをオ
ンさせ、制御整流ユニット33a、33dのそれぞれの
入力に電流を流す。従って、図1に示すように主変圧器
1によって発生した二次電圧は、以下のような回路によ
り、補償変圧器2の一次巻線に印加される。即ち、主変
圧器1の二次電圧は、端子u、電線1a、端子u1を介
し、双方向制御整流素子3aがオンし、補償変圧器2の
一次巻線を通じ、双方向制御整流素子3dがオンし、端
子v1、電線1a、端子vの回路を循環する。従って、
補償変圧器2の端子u1−u2間、v1−v2間にはそれぞ
れほぼeV程度の電圧が発生し、該eVの電圧が主変圧
器1の出力電圧と極性が同一であるので、主変圧器1の
二次側電圧をほぼ2eV上昇させて、電圧が低くなるこ
とを補償する。なお、主変圧器1の二次側巻線の中央を
接地し、補償変圧器2の二つの各二次巻線をそれぞれ端
子u1−u2間、端子v1−v2間に接続したので、二次側
巻線の端子u2−v2の両端から全電圧を第1の負荷に供
給し、端子u2−N間と端子v2−N間にそれぞれ第2の負
荷、第3の負荷を接続して、同時に、第2の負荷、第3
の負荷に該全電圧の1/2電圧を供給する場合、第2の
負荷、第3の負荷同士の電圧不平衡を少なくできる。
【0028】更に、端子u1−v1間の電圧が正常な範囲
内にある場合、即ち、Vr2≦Vp≦Vr1の場合、Vp≦V
r1のためコンパレター17aの出力電圧は「L」とな
り、ノットゲート22aの出力電圧は「H」となる。一
方、Vr2≦Vpのためコンパレター17bの出力電圧は
「H」であるからアンドゲート26の出力電圧は「H」
となり、フォトカプラ31eを介して双方向制御整流素
子3eをオンさせる。なお、コンパレータ17aの出力
電圧は「L」であるので、上記と同様の動作により双方
向制御整流素子3b、3cはオフしており、コンパレタ
ー17bの出力電圧は「H」であるので、上記と同様の
動作により双方向制御整流素子3a、3dをオフであ
る。従って、双方向制御整流素子3a、3b、3c、3
dがオフするので、補償変圧器2の一次側には電圧が印
加されない。一方、双方向制御整流素子3eがオンする
ので、該オンによって補償変圧器2の一次巻線を短絡さ
せ、補償変圧器2の二次側から見たインピーダンスが低
くなり、補償用変圧器2による著しい電圧降下を生じな
い。
【0029】実施例2.この発明の他の実施例を図3に
よって説明する。図3において、41は順変換部、この
順変換部41は端子u1−V1の交流電圧を整流する全波
ブリッジからなる。42は整流された電圧を交流の可変
電圧にする逆変換部、ここで、順変換部41と逆変換部
42によってインバータを構成する。逆変換部42はト
ランジスタT1〜T4と帰還用のダイオードD1〜D4によ
って構成されている。4aは図2に示す電圧検出回路、
43は逆変換部42を制御する公知のインバータ制御回
路、44はインバータ制御回路43の出力を増幅するベ
ースアンプである。
【0030】この実施例の動作を図3及び図4を参照し
て説明する。まず、端子u1−v1間の電圧を電圧検出回
路4aによって検出し(ステップ100)、端子u1−v1
間の電圧が何等かの原因によって下降した場合、即ち、
Vr2>VPの場合、電圧検出回路4aの図2に示すコン
パレータ17aの出力電圧「H」がインバータ制御回路4
3に供給され、該電圧「H」によりインバータ制御回路4
3が逆変換部42の動作信号を生成し、該動作信号をベ
ースアンプ44に供給し、逆変換部42のトランジスタ
T1〜T4を電源電圧を加算する極性に動作させる(ステ
ップ101)。従って、実施例1と同様に、端子u2−v
2間の電圧の下降を抑制する。次に、端子u1−v1間の
電圧が正常な範囲内にある場合、即ち、Vr2≦Vp≦Vr
1の場合、電圧検出回路4aの図2に示すアンドゲート
26の出力電圧「H」がインバータ制御回路43に供給さ
れ、インバータ制御回路43が逆変換部42の動作信号
を生成し、該動作信号をベースアンプ44に供給し、ト
ランジスタT1、T2又はトランジスタT3、T4をオンさ
せて補償変圧器2の一次側を短絡する(ステップ10
2)。従って、実施例1と同様に、補償用変圧器2自体
による著しい電圧降下を防止する。なお、Vr2≦Vp≦
Vr1の場合、インバータを用いずに実施例1と同様に、
図1の双方向制御整流素子3eを接続した構成として、
双方向制御整流素子3eをオンしても良い。かかる場
合、逆変換部42の制御がやや簡単になる。更に、端子
u1−v1間の電圧が何等かの原因によって上昇した場
合、即ち、Vr1<VPの場合、電圧検出回路4aの図2
に示すコンパレータ17aの出力電圧「H」がインバータ
制御回路43に供給され、該電圧「H」によりインバータ
制御回路43が逆変換部42の動作信号を生成し、該動
作信号をベースアンプ44に供給し、逆変換部42のト
ランジスタT1〜T4を動作させて電源電圧を減算する極
性に動作させる(ステップ103)。従って、実施例1と
同様に、端子u2−v2間の電圧の上昇を抑制する。
【0031】なお、端子u1−v1間の電圧に応じてイン
バータを制御し、出力電圧を無段階とすることにより補
償変圧器2の2次電圧を無段階に発生させて端子u2−
v2間の電圧を補償することもできる。又、端子u1−v
1間の電圧と同一周波数により逆変換部42を駆動でき
るため順変換部41に平滑用コンデンサを設ける必要が
なく、装置の小型化、長寿命化が図れる。
【0032】又、以上述べたのは、この発明の一実施例
であり、この発明は以下のような変更が加えられても良
い。例えば、極性切替手段及び該開閉手段は双方向制御
整流素子で説明したが、トランジスタ等の制御整流素子
を逆並列にして構成しても良く、電磁接触器の接点を用
いても良い。又、補償変圧器2の二次巻線数を2つにて
説明したが、一つの巻線でも良い。又、基準電圧はVr1
とVr2の2種類で説明したが、1種類でも良い。基準電
圧が1種類の場合以下の動作とする。即ち、補償変圧器
2の一次側検出電圧が基準電圧よりも高い場合、補償変
圧器2の二次巻線の電圧が減算されるように双方向制御
整流素子3b、3cをオンさせ、一方、補償変圧器2の
一次側検出電圧が基準電圧よりも低い場合、補償変圧器
2の二次巻線の電圧が加算されるように双方向制御整流
素子3a、3dをオンさせも良い。更に、オン・オフ制
御部4による電圧検出は、補償変圧器2の一次側を検出
したが、補償変圧器2の二次側でも良く、主変圧器1の
電源側や二次側でも良い。
【0033】更に、極性切替手段に用いた双方向制御整
流素子3a〜3dの制御は、単にオンオフ制御で説明し
たが、位相制御して連続的に補償用変圧器2の二次電圧
を変化させても良い。即ち、双方向制御整流素子3a、
3d又は双方向制御整流素子3b、3cをオンする代わ
りに、該双方向制御整流素子を位相制御させながら動作
させて補償用変圧器2の一次側に電圧を印加させ、補償
用変圧器2の二次電圧を連続的に変化させても良い。
【0034】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、電源
電圧の極性を切替可能にする極性切替手段と、上記極性
切替手段を介して上記電源に一次側巻線が接続されると
共に、二次巻線の一端を上記電源の一端に接続し、上記
二次巻線を負荷の電圧の一部として利用する変圧器と、
上記電源又は上記負荷の電圧を検出する電圧検出手段
と、上記電圧検出手段によって検出した電圧値を予め定
めた基準電圧値と比較する比較手段とを備え、上記電圧
検出手段の検出電圧が予め定めた第1の基準電圧値より
も高い場合、上記変圧器の二次巻線の電圧が上記電源電
圧に対して減算されるように上記極性切替手段によって
上記変圧器の一次巻線に電圧を印加させ、上記電圧検出
手段の検出電圧が予め定めた第2の基準電圧値よりも低
い場合、上記変圧器の二次電圧が上記電源電圧に対して
加算させるように上記極性切替手段によって上記変圧器
の一次巻線に電圧を印加させる制御手段とを備えたの
で、簡易に電圧を自動調整できる効果がある。
【0035】第2の発明によれば、電源電圧の極性を切
替可能にする極性切替手段と、上記極性切替手段を介し
て上記電源に一次側巻線が接続されるとともに、二次巻
線の一端を上記電源の一端に接続し、上記二次巻線を負
荷電圧の一部として利用する変圧器と、上記電源又は上
記負荷の電圧を検出する電圧検出手段と、上記電圧検出
手段によって検出した電圧値を予め定めた基準電圧値と
比較する比較手段とを備え、上記電圧検出手段の検出電
圧が予め定めた基準電圧値よりも高い場合、上記変圧器
の二次巻線の電圧が上記電源電圧に対して減算されるよ
うに上記極性切替手段によって上記変圧器の一次巻線に
電圧を印加させ、上記電圧検出手段の検出電圧が予め定
めた基準電圧値よりも低い場合、上記変圧器の二次電圧
が上記電源電圧に対して加算させるように上記極性切替
手段によって上記変圧器の一次巻線に電圧を印加させる
制御手段とを備えたので、簡易に電圧を自動調整でき、
且つ、制御手段が簡易になる効果がある。
【0036】第3の発明によれば、電圧検出手段の検出
電圧が予め定めた範囲内の場合、変圧器の一次側巻線間
を開放から閉成させる開閉手段を備えたので、変圧器自
体の二次側の巻線電圧降下を抑制できる効果がある。
【0037】第4の発明によれば、変圧器は二次巻線を
二つ備え、電源の一端に上記第1の二次巻線の一端が接
続され、電源の他端に上記第2の二次巻線の一端が接続
され、上記第1の二次巻線及び上記第2の二次巻線を負
荷の電圧の一部として利用したので、負荷の電圧不平衡
を少なくできる効果がある。
【0038】第5の発明によれば、極性切替手段は電源
の極性を切替可能にするとともに、上記電源の電圧を位
相制御するので、簡易に、電圧を連続的に自動調整でき
る効果がある。
【0039】第6の発明によれば、極性切替手段は電源
電圧の極性を切替可能にすると共に、上記電源の電圧を
可変制御するインバータにしたので、高調波の発生を抑
制しながら簡易に、電圧を連続的に自動調整できる効果
がある。
【0040】第7の発明によれば、極性切替手段は順変
換部と逆変換部とを含むインバータからなり、順変換部
は平滑コンデンサを有しない全波ブリッジからなるの
で、平滑用コンデンサを設ける必要がなく、自動電圧調
整器の小型化、長寿命化が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による電圧自動調整器の
全体結線図を示す。
【図2】 この発明のオン・オフ制御部の結線図を示
す。
【図3】 この発明の他の実施例を示す全体結線図を示
す。
【図4】 この発明の他の実施例を示すフローチャート
を示す。
【図5】 従来の電圧自動調整器を示す全体図を示す。
【符号の説明】
1・・・主変圧器、2・・・補償用変圧器、 3a〜3d・・・双方向制御整流素子(極性切替手段) 3e・・・双方向制御整流素子(開閉手段) 4・・・オン・オフ制御部(電圧検出手段、比較手段、
制御手段) 41・・・順変換部、42・・・逆変換部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の極性を切替可能にする極性切
    替手段と、上記極性切替手段を介して上記電源に一次側
    巻線が接続されるとともに、二次巻線の一端を上記電源
    の一端に接続し、上記二次巻線を負荷の電圧の一部とし
    て利用する変圧器と、上記電源又は上記負荷の電圧を検
    出する電圧検出手段と、上記電圧検出手段によって検出
    した電圧値を予め定めた基準電圧値と比較する比較手段
    とを備え、 上記電圧検出手段の検出電圧が予め定めた第1の基準電
    圧値よりも高い場合、上記変圧器の二次巻線の電圧が上
    記電源電圧に対して減算されるように上記極性切替手段
    によって上記変圧器の一次巻線に電圧を印加させ、 上記電圧検出手段の検出電圧が予め定めた第2の基準電
    圧値よりも低い場合、上記変圧器の二次電圧が上記電源
    電圧に対して加算させるように上記極性切替手段によっ
    て上記変圧器の一次巻線に電圧を印加させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする自動電圧調整器。
  2. 【請求項2】 電源電圧の極性を切替可能にする極性切
    替手段と、上記極性切替手段を介して上記電源に一次側
    巻線が接続されるとともに、二次巻線の一端を上記電源
    の一端に接続し、上記二次巻線を負荷の電圧の一部とし
    て利用する変圧器と、上記電源又は上記負荷の電圧を検
    出する電圧検出手段と、上記電圧検出手段によって検出
    した電圧値を予め定めた基準電圧値と比較する比較手段
    とを備え、 上記電圧検出手段の検出電圧が予め定めた基準電圧値よ
    りも高い場合、上記変圧器の二次巻線の電圧が上記電源
    電圧に対して減算されるように上記極性切替手段によっ
    て上記変圧器の一次巻線に電圧を印加させ、 上記電圧検出手段の検出電圧が予め定めた基準電圧値よ
    りも低い場合、上記変圧器の二次電圧が上記電源電圧に
    対して加算させるように上記極性切替手段によって上記
    変圧器の一次巻線に電圧を印加させる制御手段とを備え
    たことを特徴とする自動電圧調整器。
  3. 【請求項3】 電圧検出手段の検出電圧が予め定めた範
    囲内の場合、変圧器の一次側巻線間を開放から閉成させ
    る開閉手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    自動電圧調整器。
  4. 【請求項4】 変圧器は二次巻線を二つ備え、電源の一
    端に上記第1の二次巻線の一端が接続され、電源の他端
    に上記第2の二次巻線の一端が接続され、上記第1の二
    次巻線及び上記第2の二次巻線を負荷の電圧の一部とし
    て利用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    つに記載の自動電圧調整器。
  5. 【請求項5】 極性切替手段は電源電圧の極性を切替可
    能にすると共に、上記電源の電圧を位相制御することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動電
    圧調整器。
  6. 【請求項6】 極性切替手段は電源電圧の極性を切替可
    能にすると共に、上記電源の電圧を可変制御するインバ
    ータからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    一つに記載の自動電圧調整器。
  7. 【請求項7】 極性切替手段は順変換部と逆変換部とを
    含むインバータからなり、順変換部は平滑コンデンサを
    有しない全波ブリッジからなることを特徴とする請求項
    6記載の自動電圧調整器。
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