JPH0864780A - Si基板誘電体薄膜構造 - Google Patents
Si基板誘電体薄膜構造Info
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- JPH0864780A JPH0864780A JP6195829A JP19582994A JPH0864780A JP H0864780 A JPH0864780 A JP H0864780A JP 6195829 A JP6195829 A JP 6195829A JP 19582994 A JP19582994 A JP 19582994A JP H0864780 A JPH0864780 A JP H0864780A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 Si基板上に誘電体薄膜を配設した構造であ
って、Si基板表面上には下部層もしくは中間層として
TiN層が介在されている。また、このTiN層がTi
O2 層に変化された構造。 【効果】 結晶性が良く、誘電率が向上する他、強誘電
体膜の作成も可能となる。DRAMのキャパシターの小
型化や強誘電体膜の電荷保持を利用したFRAM(不揮
発性メモリーの一種)の作製等に有用なものとなる。
って、Si基板表面上には下部層もしくは中間層として
TiN層が介在されている。また、このTiN層がTi
O2 層に変化された構造。 【効果】 結晶性が良く、誘電率が向上する他、強誘電
体膜の作成も可能となる。DRAMのキャパシターの小
型化や強誘電体膜の電荷保持を利用したFRAM(不揮
発性メモリーの一種)の作製等に有用なものとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Si基板誘電体薄膜
構造に関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、VLSIのDRAMおよびFRAM用のキャパシタ
ー(Capacitor)、あるいはMOSFET用の酸化物(Oxid
e) 等として有用な、Si基板を用いた高(強)誘電体
薄膜の積層構造に関するものである。
構造に関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、VLSIのDRAMおよびFRAM用のキャパシタ
ー(Capacitor)、あるいはMOSFET用の酸化物(Oxid
e) 等として有用な、Si基板を用いた高(強)誘電体
薄膜の積層構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年のマイクロエレクトロニ
クスの急速な発展にともなって、VLSIの高集積化は
顕著に進展しているが、メモリ素子としてのDRAMの
高集積化に従って、キャパシター(Capacitor) の単位面
積当りの充電容量の増加が必要となっている。
クスの急速な発展にともなって、VLSIの高集積化は
顕著に進展しているが、メモリ素子としてのDRAMの
高集積化に従って、キャパシター(Capacitor) の単位面
積当りの充電容量の増加が必要となっている。
【0003】従来、キャパシター材料としては、一般的
にSiO2 (SiO2 /Si3 N4)が用いられている
が、このものは誘電率が低いので(〜4)、高い容量を
得るために、キャパシター薄膜の厚さを薄くするか、Tr
ench形・ Stack形構造を採用し、キャパシター面積を増
加させていた。しかしながら、膜厚の減少は素子の信頼
性の確保の点において限界があり、Trench・ Stack形構
造も深刻なコスト負担増をもたらすという問題があっ
た。
にSiO2 (SiO2 /Si3 N4)が用いられている
が、このものは誘電率が低いので(〜4)、高い容量を
得るために、キャパシター薄膜の厚さを薄くするか、Tr
ench形・ Stack形構造を採用し、キャパシター面積を増
加させていた。しかしながら、膜厚の減少は素子の信頼
性の確保の点において限界があり、Trench・ Stack形構
造も深刻なコスト負担増をもたらすという問題があっ
た。
【0004】このような事情から、より誘電率の高い高
誘電率材料をSi基板上に薄膜成長させることは極めて
重要な課題となっていた。だが、高誘電体の薄膜化につ
いては、多くの研究がなされ、実用化も進められている
ものの、その実情は、ほとんど酸化物(セラミックス)
基板上への成膜であって、Si基板上への成膜について
の研究報告は極めて少ない。
誘電率材料をSi基板上に薄膜成長させることは極めて
重要な課題となっていた。だが、高誘電体の薄膜化につ
いては、多くの研究がなされ、実用化も進められている
ものの、その実情は、ほとんど酸化物(セラミックス)
基板上への成膜であって、Si基板上への成膜について
の研究報告は極めて少ない。
【0005】それと言うのも、Si基板上への高誘電体
薄膜の形成には、高誘電体酸化物とSiが反応し、アモ
ルファスのSiO2 が形成され、高結晶性の膜が得られ
ないという問題があったからである。誘電特性(特に誘
電率)は結晶性に大きく影響されることから、このこと
は重大な問題点であった。従来、Si基板上への誘電体
薄膜の形成については、(i)上部電極−誘電体−Si
のMIS diode 構造と、(ii)上部電極−誘電体−下
部電極−SiのMIM構造(特に、強誘電体薄膜形成時
に使用される)の2つのものが知られている。
薄膜の形成には、高誘電体酸化物とSiが反応し、アモ
ルファスのSiO2 が形成され、高結晶性の膜が得られ
ないという問題があったからである。誘電特性(特に誘
電率)は結晶性に大きく影響されることから、このこと
は重大な問題点であった。従来、Si基板上への誘電体
薄膜の形成については、(i)上部電極−誘電体−Si
のMIS diode 構造と、(ii)上部電極−誘電体−下
部電極−SiのMIM構造(特に、強誘電体薄膜形成時
に使用される)の2つのものが知られている。
【0006】この2つの構造については、現在までに次
のような状況として推移している。 (i)MIS構造 まずMIS構造については、H. Ishiwara 等(JJA
P,33(1994)1472)は、focused electron
beam evaporation 法を用い、Si(100),(11
1)基板上に、エピタキシャルSrTiO3 膜を得てい
る。この場合には、TiとSrの金属をまず蒸着し、こ
れらの酸化物のTiO2 、SrO2 を中間(バッファ
ー)層として作用させるようにしている。
のような状況として推移している。 (i)MIS構造 まずMIS構造については、H. Ishiwara 等(JJA
P,33(1994)1472)は、focused electron
beam evaporation 法を用い、Si(100),(11
1)基板上に、エピタキシャルSrTiO3 膜を得てい
る。この場合には、TiとSrの金属をまず蒸着し、こ
れらの酸化物のTiO2 、SrO2 を中間(バッファ
ー)層として作用させるようにしている。
【0007】しかしながら、バルク値(〜300)より
もはるかに低い誘電率(εr 〜77)しか得られていな
い。また、D. K. Fork等(Most. Res. Soc. Symp. Pro
c.,243(1992)475)は、Pulsed laser depo
sition 法において、GaAs(100)基板上のMg
Oを中間(バッファー)層として、強誘電体のBaTi
O2 薄膜をエピタキシャル成長させている。
もはるかに低い誘電率(εr 〜77)しか得られていな
い。また、D. K. Fork等(Most. Res. Soc. Symp. Pro
c.,243(1992)475)は、Pulsed laser depo
sition 法において、GaAs(100)基板上のMg
Oを中間(バッファー)層として、強誘電体のBaTi
O2 薄膜をエピタキシャル成長させている。
【0008】しかしながら、MgO層の減衰効果によ
り、残留分極0.6μc/cm2 ε r 〜40という、
バルク値より低い特性値しか得られていない。一方、こ
れまでに、MgAl2 O4 、YSZ、CeO2 、MgO
等がSi上にエピタキシャル成長することが知られてい
る。これらの膜を中間(バッファー)層として用いれば
誘電体薄膜のSi基板上へのエピタキシャル成長が可能
であろうことが予測される。実際にも、YSZはYBC
Oのバッファー層として使われ、良好な超伝導特性が得
られている。
り、残留分極0.6μc/cm2 ε r 〜40という、
バルク値より低い特性値しか得られていない。一方、こ
れまでに、MgAl2 O4 、YSZ、CeO2 、MgO
等がSi上にエピタキシャル成長することが知られてい
る。これらの膜を中間(バッファー)層として用いれば
誘電体薄膜のSi基板上へのエピタキシャル成長が可能
であろうことが予測される。実際にも、YSZはYBC
Oのバッファー層として使われ、良好な超伝導特性が得
られている。
【0009】しかしながら、これらの中間(バッファ
ー)層の低い誘電性のため、容量の直列連結による誘電
特性の劣化という問題がある。(ii)MIM構造 この構造では、下部電極として ・Al,Pt等の金属 ・YBCO等の酸化物高温超伝導体 ・RuO2 ,SrRuO3 等の導電性酸化物 を用いることが知られている。
ー)層の低い誘電性のため、容量の直列連結による誘電
特性の劣化という問題がある。(ii)MIM構造 この構造では、下部電極として ・Al,Pt等の金属 ・YBCO等の酸化物高温超伝導体 ・RuO2 ,SrRuO3 等の導電性酸化物 を用いることが知られている。
【0010】このうちのAlは、Si基板上に(11
1)Al//(111)Si、(110)Al//(1
00)Siのようにエピタキシャル成長するが、酸化さ
れ易く、Siと反応し易いという欠点がある。また、P
tは、高温でも耐酸化性があるが、200℃でSiと反
応してPt2Siを形成するという問題がある。そし
て、Si基板上にはエピタキシャル膜が生成できない。
1)Al//(111)Si、(110)Al//(1
00)Siのようにエピタキシャル成長するが、酸化さ
れ易く、Siと反応し易いという欠点がある。また、P
tは、高温でも耐酸化性があるが、200℃でSiと反
応してPt2Siを形成するという問題がある。そし
て、Si基板上にはエピタキシャル膜が生成できない。
【0011】さらにまた、高温(450〜550℃以
上)ではSiと相互拡散を生じて反応するという問題が
ある(たとえばY. Miyasaka et al, Appl. Phys. Let
t., 57(23)(1990)2431)。すなわち、
金属薄膜上では、エピタキシャル誘電体膜が得られな
い。一方、J. Narayan等(Appl. Phys. Lett.,63
(1)(1993),30)は、Pulsed laser deposit
ion 法によって、Si(100)基板上のYBCOを中
間(バッファー)層兼下部電極として、PZT強誘電体
薄膜をC軸配向で成長させ、誘電率εr :800〜10
00、Ps〜37.8μc/cm2 、Pr:24.4μ
c/cm2 等の特性を得ている。また、YBCOとSi
の間に、YSZを中間(バッファー)層として用いても
いる。
上)ではSiと相互拡散を生じて反応するという問題が
ある(たとえばY. Miyasaka et al, Appl. Phys. Let
t., 57(23)(1990)2431)。すなわち、
金属薄膜上では、エピタキシャル誘電体膜が得られな
い。一方、J. Narayan等(Appl. Phys. Lett.,63
(1)(1993),30)は、Pulsed laser deposit
ion 法によって、Si(100)基板上のYBCOを中
間(バッファー)層兼下部電極として、PZT強誘電体
薄膜をC軸配向で成長させ、誘電率εr :800〜10
00、Ps〜37.8μc/cm2 、Pr:24.4μ
c/cm2 等の特性を得ている。また、YBCOとSi
の間に、YSZを中間(バッファー)層として用いても
いる。
【0012】R. Ramesh 等(Appl. Phys. Lett.,59
(14)(1991),1782)は、同じ方法によっ
て強誘電性のBi4 Ti3 O12のC軸配向膜を得てもい
る。さらにまた、C. B. Eom 等(Appl. Phys. Lett.,6
3(18)(1993),2570)は、sputtering法
によって、SrRuO3 を上部および下部の電極として
用い、PZT強誘電エピタキシャル膜を得ている。下部
電極SrRuO3 とSiの間には、YSZを中間(バッ
ファー)層として用いている。
(14)(1991),1782)は、同じ方法によっ
て強誘電性のBi4 Ti3 O12のC軸配向膜を得てもい
る。さらにまた、C. B. Eom 等(Appl. Phys. Lett.,6
3(18)(1993),2570)は、sputtering法
によって、SrRuO3 を上部および下部の電極として
用い、PZT強誘電エピタキシャル膜を得ている。下部
電極SrRuO3 とSiの間には、YSZを中間(バッ
ファー)層として用いている。
【0013】これにより、Pr:10.5μc/c
m2 、Ec:70KV/cmの特性を得ている。特にfa
tigue 特性の向上が確認されている。また、R. Ramesh
等(Appl. Phys. Lett.,63(26)(1993),3
592)は、pulsed laser deposition 法によって、L
a−Sr−Co−Oを上部および下部電極として用い、
Pb0.9 La0.1 Zr0.2 Ti0.8 O3 強誘電体薄膜を
Si(100)基板上にエピタキシャル成長させてい
る。下部電極とSiの間には、YSZが中間(バッファ
ー)層として使用されている。これによって、Δp=8
〜35μc/cm2 、Ec=25〜35KV/cmの特
性を得ている。特にfatigue 特性の向上が確認されてい
る。
m2 、Ec:70KV/cmの特性を得ている。特にfa
tigue 特性の向上が確認されている。また、R. Ramesh
等(Appl. Phys. Lett.,63(26)(1993),3
592)は、pulsed laser deposition 法によって、L
a−Sr−Co−Oを上部および下部電極として用い、
Pb0.9 La0.1 Zr0.2 Ti0.8 O3 強誘電体薄膜を
Si(100)基板上にエピタキシャル成長させてい
る。下部電極とSiの間には、YSZが中間(バッファ
ー)層として使用されている。これによって、Δp=8
〜35μc/cm2 、Ec=25〜35KV/cmの特
性を得ている。特にfatigue 特性の向上が確認されてい
る。
【0014】しかしながら、以上の最近の報告のよう
に、SrRuO3 、La0.5 Sr0.5CoO3 等の導電
性酸化物を上下部電極として用いる3層構造の提案にも
かかわらず、強誘電体のPZTだけが対象とされている
ため、技術としての基盤性に欠け、特性の向上を図ると
の観点では制約の大きなものであった。そこでこの発明
は、以上の通りの従来技術の諸問題を克服するために、
Si基板上に高い結晶性と良好な誘電特性を有する新し
いSi基板誘電体薄膜構造を提供することを目的として
いる。
に、SrRuO3 、La0.5 Sr0.5CoO3 等の導電
性酸化物を上下部電極として用いる3層構造の提案にも
かかわらず、強誘電体のPZTだけが対象とされている
ため、技術としての基盤性に欠け、特性の向上を図ると
の観点では制約の大きなものであった。そこでこの発明
は、以上の通りの従来技術の諸問題を克服するために、
Si基板上に高い結晶性と良好な誘電特性を有する新し
いSi基板誘電体薄膜構造を提供することを目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、Si基板上に誘電体薄膜を配設
した構造であって、Si基板表面上には下部層もしくは
中間層としてさらにTiN層が介在されていることを特
徴とするSi基板誘電体薄膜構造を提供する。また、こ
の発明は、上記の構造の誘電体薄膜の上に上部層として
さらにTiN層が配設されていることを特徴とするSi
基板誘電体薄膜構造も提供する。
を解決するものとして、Si基板上に誘電体薄膜を配設
した構造であって、Si基板表面上には下部層もしくは
中間層としてさらにTiN層が介在されていることを特
徴とするSi基板誘電体薄膜構造を提供する。また、こ
の発明は、上記の構造の誘電体薄膜の上に上部層として
さらにTiN層が配設されていることを特徴とするSi
基板誘電体薄膜構造も提供する。
【0016】さらにこの発明は、Si基板上に誘電体薄
膜を配設した構造であって、Si基板表面上には下部層
もしくは中間層としてTiO2 層が介在されていること
を特徴とするSi基板誘電体薄膜構造、特に、TiO2
層がTiN層の酸化されたもエピタキシャル層からなる
構造をも提供する。
膜を配設した構造であって、Si基板表面上には下部層
もしくは中間層としてTiO2 層が介在されていること
を特徴とするSi基板誘電体薄膜構造、特に、TiO2
層がTiN層の酸化されたもエピタキシャル層からなる
構造をも提供する。
【0017】
【作用】すなわち、この発明では、まず、導電性であ
り、化学的安定性や拡散防止特性に優れているTiN薄
膜をSi基板上に成長させ、TiN層を下部層(下部電
極)もしくは中間層(バッファー層)として、誘電体薄
膜を形成する。そしてまた、このTiN層よりTiO2
層を形成する。
り、化学的安定性や拡散防止特性に優れているTiN薄
膜をSi基板上に成長させ、TiN層を下部層(下部電
極)もしくは中間層(バッファー層)として、誘電体薄
膜を形成する。そしてまた、このTiN層よりTiO2
層を形成する。
【0018】このような構造として、この発明のSi基
板高誘電体薄膜構造はその結晶性とともに、誘電特性は
大きく向上することになる。以下、さらに詳しく説明す
ると、この発明の積層構造は各種の手段によって成膜形
成されるが、なかでも、エピタキシャル成長のために
は、レーザー蒸着の手段が好適に採用される。
板高誘電体薄膜構造はその結晶性とともに、誘電特性は
大きく向上することになる。以下、さらに詳しく説明す
ると、この発明の積層構造は各種の手段によって成膜形
成されるが、なかでも、エピタキシャル成長のために
は、レーザー蒸着の手段が好適に採用される。
【0019】たとえば添付した図面の図1は、この発明
に用いることのできるレーザー蒸着装置を例示したもの
である。この図1に例示した装置では、KrF(λ=2
48nm)エキシマレーザービームをfocusingして、セ
ラミックスターゲットの上に当てる。ターゲットは、成
膜中低速回転させ、全体面積にかけて均一にアブレーシ
ョンされるようにする。アブレーションされた粒子ら
は、ターゲットから2〜4cm程度離れて置いた基板上
に堆積される。基板はたとえば抵抗加熱により加熱でき
るようにする。薄膜の厚さは、レーザーエネルギー、パ
ルスレートー(周波数)、基板−ターゲット間距離等に
よって決められる。
に用いることのできるレーザー蒸着装置を例示したもの
である。この図1に例示した装置では、KrF(λ=2
48nm)エキシマレーザービームをfocusingして、セ
ラミックスターゲットの上に当てる。ターゲットは、成
膜中低速回転させ、全体面積にかけて均一にアブレーシ
ョンされるようにする。アブレーションされた粒子ら
は、ターゲットから2〜4cm程度離れて置いた基板上
に堆積される。基板はたとえば抵抗加熱により加熱でき
るようにする。薄膜の厚さは、レーザーエネルギー、パ
ルスレートー(周波数)、基板−ターゲット間距離等に
よって決められる。
【0020】実際にTiN層を形成する場合には、たと
えばターゲットにはホットプレス成形もしくは焼結した
窒化物を用い、エネルギー密度5〜10J/cm2 、基
板温度700℃以下の条件を採用する。成膜雰囲気は、
真空中(〜10-7Torr)あるいは〜10mTorr
程度のN2 ガス中とする。また、誘電体酸化物薄膜は、
1〜3J/cm2 のエネルギー密度、500〜700℃
成膜温度、真空中あるいは50mTorr以下のO2 ガ
ス雰囲気中で成膜する。成膜後、そのまま冷却するか、
あるいは400℃まで温度を下げ、100〜700mT
orrのO2 ガス中30分〜2時間アニールし、結晶化
をさらに促進する。このようにして、Si基板上にTi
N層と誘電体薄膜とを配設することが可能となる。
えばターゲットにはホットプレス成形もしくは焼結した
窒化物を用い、エネルギー密度5〜10J/cm2 、基
板温度700℃以下の条件を採用する。成膜雰囲気は、
真空中(〜10-7Torr)あるいは〜10mTorr
程度のN2 ガス中とする。また、誘電体酸化物薄膜は、
1〜3J/cm2 のエネルギー密度、500〜700℃
成膜温度、真空中あるいは50mTorr以下のO2 ガ
ス雰囲気中で成膜する。成膜後、そのまま冷却するか、
あるいは400℃まで温度を下げ、100〜700mT
orrのO2 ガス中30分〜2時間アニールし、結晶化
をさらに促進する。このようにして、Si基板上にTi
N層と誘電体薄膜とを配設することが可能となる。
【0021】なお、冷却後金属マスクを用い、Si/T
iN/Oxide 上に、Al上部電極を蒸着・スパッタリン
グによって形成するか、あるいはレーザーアブレーショ
ン、スパッタリングによって、TiN上部電極を形成す
る。TiNをSi/TiN/Oxide の上に全面積にかけ
て成膜し、Photolithography及びエッチングによって、
上部電極を形成してもよい。
iN/Oxide 上に、Al上部電極を蒸着・スパッタリン
グによって形成するか、あるいはレーザーアブレーショ
ン、スパッタリングによって、TiN上部電極を形成す
る。TiNをSi/TiN/Oxide の上に全面積にかけ
て成膜し、Photolithography及びエッチングによって、
上部電極を形成してもよい。
【0022】たとえば以上のようにしてTiN層と誘電
体薄膜の形成が可能とされるが、TiN層については、
これを酸化してTiO2 層に変化させることができる。
エピタキシャルTiO2 膜が可能とされる。このもの
に、高誘電体薄膜をさらに成膜することが可能となる。
なお、この発明において、高誘電体としては特にその種
類に制限はない。BaTiO3 、SrTiO3 等の各種
のものが考慮される。
体薄膜の形成が可能とされるが、TiN層については、
これを酸化してTiO2 層に変化させることができる。
エピタキシャルTiO2 膜が可能とされる。このもの
に、高誘電体薄膜をさらに成膜することが可能となる。
なお、この発明において、高誘電体としては特にその種
類に制限はない。BaTiO3 、SrTiO3 等の各種
のものが考慮される。
【0023】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明について説明する。
明について説明する。
【0024】
【実施例】実施例1 図1の装置を用いて、Si(100)基板上にTiNを
650℃、真空中で、レーザーアブレーションにより成
膜し、1000Åの厚さのエピタキシャル膜を得た。次
いで、その上に、650℃、真空中でBaTiO3 を成
膜し、1400Åの厚さの(100)エピタキシャル膜
を得た。最上層がAl電極の場合には、εr =323、
2Vで<10-8A/cm2 のleakage 電流を確認した。
TiN電極の場合εr =580、2Vで10-8A/cm
2 のleakage 電流を確認した。
650℃、真空中で、レーザーアブレーションにより成
膜し、1000Åの厚さのエピタキシャル膜を得た。次
いで、その上に、650℃、真空中でBaTiO3 を成
膜し、1400Åの厚さの(100)エピタキシャル膜
を得た。最上層がAl電極の場合には、εr =323、
2Vで<10-8A/cm2 のleakage 電流を確認した。
TiN電極の場合εr =580、2Vで10-8A/cm
2 のleakage 電流を確認した。
【0025】図2は、以上のレーザーアブレーションに
よる蒸着で形成したSi基板上のTiN層のSEM写真
を示したものである。図2(a)は平面を、図2(b)
は断面を示している。この図2(a)(b)より明らか
なように、表面は平坦で、従来のYBCO等の酸化物薄
膜の場合に見られる粒子(particle)が少ないことがわか
る。
よる蒸着で形成したSi基板上のTiN層のSEM写真
を示したものである。図2(a)は平面を、図2(b)
は断面を示している。この図2(a)(b)より明らか
なように、表面は平坦で、従来のYBCO等の酸化物薄
膜の場合に見られる粒子(particle)が少ないことがわか
る。
【0026】平坦な表面は、レーザーアブレーションで
作製した薄膜の特徴であり、次の酸化物のエピタキシャ
ル成長のための重要な要件である。図3は、TiN/S
i上に650℃、〜10-6Torrの条件で、1350
Åの膜厚にエピタキシャル成長させたBaTiO3 /T
iN層のXRDパターンである。
作製した薄膜の特徴であり、次の酸化物のエピタキシャ
ル成長のための重要な要件である。図3は、TiN/S
i上に650℃、〜10-6Torrの条件で、1350
Åの膜厚にエピタキシャル成長させたBaTiO3 /T
iN層のXRDパターンである。
【0027】図4および図5は、Si/TiN上のBa
TiO3 (100)エピタキシャル膜の容量−電圧(C
−V)曲線である。図4は上部電極がAlの場合を、図
5は上部電極がTiNの場合を示している。これらから
誘電率εr が求められる。上部電極としてAlの代りに
TiNを用いた時、C−V曲線は比較的対称的になっ
た。
TiO3 (100)エピタキシャル膜の容量−電圧(C
−V)曲線である。図4は上部電極がAlの場合を、図
5は上部電極がTiNの場合を示している。これらから
誘電率εr が求められる。上部電極としてAlの代りに
TiNを用いた時、C−V曲線は比較的対称的になっ
た。
【0028】図6は、BaTiO3 の膜厚によるεr の
変化を示している(f=1MHz)。図7は、TiNを
上部電極として用いた時の周波数によるεr の変化を示
している(t=1350Å)。図8および図9は、Al
およびTiNを上部電極として用いた時の、I−V特性
を示している。実施例2 Si(100)基板上に650℃の温度で、真空中(〜
1×10-6Torr)で、実施例1のようにしてTiN
膜を成膜した。次いで形成したエピタキシャルTiN膜
を、50mTorrの酸素雰囲気中、780℃で30分
間加熱し、TiN膜を(110)TiO2 エピタキシャ
ル膜へ変態させた。
変化を示している(f=1MHz)。図7は、TiNを
上部電極として用いた時の周波数によるεr の変化を示
している(t=1350Å)。図8および図9は、Al
およびTiNを上部電極として用いた時の、I−V特性
を示している。実施例2 Si(100)基板上に650℃の温度で、真空中(〜
1×10-6Torr)で、実施例1のようにしてTiN
膜を成膜した。次いで形成したエピタキシャルTiN膜
を、50mTorrの酸素雰囲気中、780℃で30分
間加熱し、TiN膜を(110)TiO2 エピタキシャ
ル膜へ変態させた。
【0029】このエピタキシャルTiO2 膜は、f=1
MHzでεr =25、2.5Vで1.5×1010Ω・c
mの電気抵抗率、10-5A/cm2 以下のleakage 電流
を示した。図10(a)は、上記TiN膜の、また図1
0(b)はTiO2 膜のXRDパターンを示したもので
ある。
MHzでεr =25、2.5Vで1.5×1010Ω・c
mの電気抵抗率、10-5A/cm2 以下のleakage 電流
を示した。図10(a)は、上記TiN膜の、また図1
0(b)はTiO2 膜のXRDパターンを示したもので
ある。
【0030】図11は、TiO2 エピタキシャル膜のPo
le figueであって、TiO2 膜がSi基板上にtwo doma
in構造でエピタキシャル成長していることが示されてい
る。図12は、Al上部電極の場合(Al/TiO
2 (120nm)/Si)のTiO2 膜のI−V(J−
V)特性を示した図である。また、図13は、C−V特
性を示している。実施例3 実施例2のTiO2 /Si膜の上に、BaTiO3 膜
を、650℃、真空(〜1×10-6Torr)中でレー
ザー蒸着法によって形成した。Pole Figueによってこの
BaTiO3 膜はエピタキシャル成長していることが確
認された。X−ray rocking curve によるFWHM(半
価幅)は、BaTiO3 (100)、(200)peakに
対し、各々、5.5°、5.7°であった。
le figueであって、TiO2 膜がSi基板上にtwo doma
in構造でエピタキシャル成長していることが示されてい
る。図12は、Al上部電極の場合(Al/TiO
2 (120nm)/Si)のTiO2 膜のI−V(J−
V)特性を示した図である。また、図13は、C−V特
性を示している。実施例3 実施例2のTiO2 /Si膜の上に、BaTiO3 膜
を、650℃、真空(〜1×10-6Torr)中でレー
ザー蒸着法によって形成した。Pole Figueによってこの
BaTiO3 膜はエピタキシャル成長していることが確
認された。X−ray rocking curve によるFWHM(半
価幅)は、BaTiO3 (100)、(200)peakに
対し、各々、5.5°、5.7°であった。
【0031】図10(c)は、このBaTiO3 膜のX
RDパターンを示したものである。 実施例4 実施例3のエピタキシャルBaTiO3 /TiO2 //
Si層は、One Step processによって形成可能である。
すなわち、TiN/Si上にBaTiO3 膜を780
℃、50mTorrO2 中でレーザー蒸着法によって形
成すると、下地のTiNの酸化とBaTiO3 膜の成長
が同時に起って、エピタキシャルBaTiO3 /TiO
2 2重層が形成される。
RDパターンを示したものである。 実施例4 実施例3のエピタキシャルBaTiO3 /TiO2 //
Si層は、One Step processによって形成可能である。
すなわち、TiN/Si上にBaTiO3 膜を780
℃、50mTorrO2 中でレーザー蒸着法によって形
成すると、下地のTiNの酸化とBaTiO3 膜の成長
が同時に起って、エピタキシャルBaTiO3 /TiO
2 2重層が形成される。
【0032】このBaTiO3 (400nm)/TiO
2 (90nm)//Si層は、1MHzでεr =10
0、10Vで5×10-8A/cm2 以下のleakage 電流
及び1013Ω・cmの電気抵抗率を示した。図14は、
BaTiO3 (400nm)/TiO2 (90nm)/
/Siエピタキシャル2重層誘電体膜のI−V(J−
V)特性を示したものである。また、図15はC−V特
性を示したものである。
2 (90nm)//Si層は、1MHzでεr =10
0、10Vで5×10-8A/cm2 以下のleakage 電流
及び1013Ω・cmの電気抵抗率を示した。図14は、
BaTiO3 (400nm)/TiO2 (90nm)/
/Siエピタキシャル2重層誘電体膜のI−V(J−
V)特性を示したものである。また、図15はC−V特
性を示したものである。
【0033】もちろん、この発明は、以上の例によって
限定されるものではない。その細部において様々な態様
が可能である。
限定されるものではない。その細部において様々な態様
が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、高誘電率の完全単結晶誘電体膜を形成することに
より、結晶性が良く、誘電率が向上する他、強誘電体膜
の作成も可能となる。DRAMのキャパシターの小型化
や強誘電体膜の電荷保持を利用したFRAM(不揮発性
メモリーの一種)の作製等に有用なものとなる。
って、高誘電率の完全単結晶誘電体膜を形成することに
より、結晶性が良く、誘電率が向上する他、強誘電体膜
の作成も可能となる。DRAMのキャパシターの小型化
や強誘電体膜の電荷保持を利用したFRAM(不揮発性
メモリーの一種)の作製等に有用なものとなる。
【図1】レーザー蒸着装置を例示した構成図である。
【図2】(a)(b)は、各々、Si基板上のTiN層
の結晶を平面および断面として示した図面に代わる顕微
鏡(SEM)写真である。
の結晶を平面および断面として示した図面に代わる顕微
鏡(SEM)写真である。
【図3】BaTiO3 /TiN/SiのXRDパターン
図である。
図である。
【図4】Al上部電極のBaTiO3 /TiN/Siの
C−V特性図である。
C−V特性図である。
【図5】TiN上部電極のBaTiO3 /TiN/Si
のC−V特性図である。
のC−V特性図である。
【図6】BaTiO3 の膜厚とεr との相関図である。
【図7】TiN上部電極の場合の周波数とεr の相関図
である。
である。
【図8】Al上部電極の場合のI−V特性図である。
【図9】TiN上部電極の場合のI−V特性図である。
【図10】Si基板上のTiN層並びにTiO2 層およ
びTiO2 層の上のBaTiO3層のXRDパターン図
である。
びTiO2 層の上のBaTiO3層のXRDパターン図
である。
【図11】TiO2 膜のPole figue図である。
【図12】Al上部電極の場合の、Al/TiO2 /S
iのTiO2 のI−V特性図である。
iのTiO2 のI−V特性図である。
【図13】図12に関連するC−V特性図である。
【図14】BaTiO3 /TiO2 /SiのI−V特性
図である。
図である。
【図15】図14に関連するC−V特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/28 301 R 21/283 C 21/8247 29/788 29/792 H01L 29/78 371
Claims (9)
- 【請求項1】 Si基板上に誘電体薄膜を配設した構造
であって、Si基板表面上には下部層もしくは中間層と
してTiN層が介在されていることを特徴とするSi基
板誘電体薄膜構造。 - 【請求項2】 請求項1の構造の誘電体薄膜の上に上部
層としてTiN層が配設されていることを特徴とするS
i基板誘電体薄膜構造。 - 【請求項3】 TiN層がエピタキシャル層である請求
項1または2の構造。 - 【請求項4】 TiN層がレーザー蒸着されている請求
項1ないし3のいずれかの構造。 - 【請求項5】 Si基板上に誘電体薄膜を配設した構造
であって、Si基板表面上には下部層もしくは中間層と
してTiO2 層が介在されていることを特徴とするSi
基板誘電体薄膜構造。 - 【請求項6】 TiO2 層は、TiN層が酸化されたも
のである請求項5の構造。 - 【請求項7】 TiO2 層は、レーザー蒸着により形成
されたTiN層が酸化されたものである請求項6の構
造。 - 【請求項8】 TiN層がエピタキシャル層である請求
項6または7の構造。 - 【請求項9】 TiO2 層がエピタキシャル層である請
求項5ないし8のいずれかの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6195829A JPH0864780A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | Si基板誘電体薄膜構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6195829A JPH0864780A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | Si基板誘電体薄膜構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0864780A true JPH0864780A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16347709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6195829A Pending JPH0864780A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | Si基板誘電体薄膜構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0864780A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002083811A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Murata Mfg Co Ltd | 薄膜積層体の製造方法および強誘電体薄膜素子の製造方法 |
| WO2007099617A1 (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-07 | Fujitsu Limited | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP6195829A patent/JPH0864780A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002083811A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Murata Mfg Co Ltd | 薄膜積層体の製造方法および強誘電体薄膜素子の製造方法 |
| WO2007099617A1 (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-07 | Fujitsu Limited | 半導体装置及びその製造方法 |
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