JPH0864799A - 半導体チップおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体チップおよびそれを用いた半導体装置の製造方法Info
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- JPH0864799A JPH0864799A JP19401194A JP19401194A JPH0864799A JP H0864799 A JPH0864799 A JP H0864799A JP 19401194 A JP19401194 A JP 19401194A JP 19401194 A JP19401194 A JP 19401194A JP H0864799 A JPH0864799 A JP H0864799A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、接合強度が強くかつ接触抵抗が低
い裏面電極を有する半導体チップとそれを用いた半導体
装置を提供する。 【構成】 本発明の半導体チップは、n型のシリコン基
板11と、このシリコン基板11の1主面に形成された
バナジウムと第V族金属とからなる合金層17と、この
合金層17の上に形成されたニッケル層18と、このニ
ッケル層の上に形成された金層19とを有することを特
徴としている。この半導体チップをろう材を介して外囲
器部品のダイパッドに加熱融着させる。
い裏面電極を有する半導体チップとそれを用いた半導体
装置を提供する。 【構成】 本発明の半導体チップは、n型のシリコン基
板11と、このシリコン基板11の1主面に形成された
バナジウムと第V族金属とからなる合金層17と、この
合金層17の上に形成されたニッケル層18と、このニ
ッケル層の上に形成された金層19とを有することを特
徴としている。この半導体チップをろう材を介して外囲
器部品のダイパッドに加熱融着させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体チップおよびそれ
を用いた半導体装置の製造方法に関し、特に接着力に優
れ接触抵抗の低い裏面電極を有する半導体チップと、そ
れを用いた半導体装置の組立方法に関する。
を用いた半導体装置の製造方法に関し、特に接着力に優
れ接触抵抗の低い裏面電極を有する半導体チップと、そ
れを用いた半導体装置の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にトランジスタのようにチップ裏面
が電極の一つを構成する半導体チップは、リードフレー
ムやメタルパッケージ、回路基板等の外囲器部品のダイ
パッドに、導電性接合手段によってチップ裏面が接合さ
れる。小電流を扱う半導体チップの場合は、導電性接合
手段として導電性接着剤が使用される場合もあるが、比
較的大きい電流を扱う半導体チップの場合は、半田付
け、軟ろう等のろう付けが使用される。また比較的低い
接触抵抗が要求される場合は、チップ裏面金属とダイパ
ッド金属の間に共晶金属を形成する共晶法が使用される
場合もある。
が電極の一つを構成する半導体チップは、リードフレー
ムやメタルパッケージ、回路基板等の外囲器部品のダイ
パッドに、導電性接合手段によってチップ裏面が接合さ
れる。小電流を扱う半導体チップの場合は、導電性接合
手段として導電性接着剤が使用される場合もあるが、比
較的大きい電流を扱う半導体チップの場合は、半田付
け、軟ろう等のろう付けが使用される。また比較的低い
接触抵抗が要求される場合は、チップ裏面金属とダイパ
ッド金属の間に共晶金属を形成する共晶法が使用される
場合もある。
【0003】導電性接着剤やろう付けの接合手段を採る
場合は、チップ裏面とダイパッドとはオーミックコンタ
クトの接続がなされなければならない。そのため半導体
チップの裏面電極はオーミックコンタクト処理がなされ
ている。また半導体装置の動作、非動作に基づく冷熱サ
イクルや環境温度の急激な変化にさらされたとき、半導
体チップの熱膨張率とダイパッドが形成された外囲器部
品の熱膨張率との相違から生ずる熱ストレスにも耐え得
る強い接合力も必要とされる。
場合は、チップ裏面とダイパッドとはオーミックコンタ
クトの接続がなされなければならない。そのため半導体
チップの裏面電極はオーミックコンタクト処理がなされ
ている。また半導体装置の動作、非動作に基づく冷熱サ
イクルや環境温度の急激な変化にさらされたとき、半導
体チップの熱膨張率とダイパッドが形成された外囲器部
品の熱膨張率との相違から生ずる熱ストレスにも耐え得
る強い接合力も必要とされる。
【0004】そこで比較的大電流を扱うパワートランジ
スタ等の裏面電極形成方法では、チップ裏面にシリコン
との接着強度の強いバナジウム(V)の薄膜を被着し、
この上にろう材との接合性の良いニッケル(Ni)層
を、さらにニッケル層の酸化防止として金(Au)層を
被着させる方法が多く使用されている。このように裏面
処理された半導体チップをダイパッドに半田付けあるい
は軟ろう付けで接合してパッケージされた半導体装置を
形成する。
スタ等の裏面電極形成方法では、チップ裏面にシリコン
との接着強度の強いバナジウム(V)の薄膜を被着し、
この上にろう材との接合性の良いニッケル(Ni)層
を、さらにニッケル層の酸化防止として金(Au)層を
被着させる方法が多く使用されている。このように裏面
処理された半導体チップをダイパッドに半田付けあるい
は軟ろう付けで接合してパッケージされた半導体装置を
形成する。
【0005】通常n型のシリコン半導体チップの裏面の
不純物濃度は、2×1018atoms/cm3 程度であり、裏面
不純物濃度がこの程度であると、第1層のバナジウムと
の間に電位差を生じ接触抵抗の増大を招く場合がある。
裏面不純物濃度の不足対策として第1層のバナジウムの
上に、金アンチモン(AuSb)の如く金と第V族の合
金を被着し、その上にニッケル層を、さらにその上に金
層を被着させ、半導体チップの裏面電極を形成する方法
もある。
不純物濃度は、2×1018atoms/cm3 程度であり、裏面
不純物濃度がこの程度であると、第1層のバナジウムと
の間に電位差を生じ接触抵抗の増大を招く場合がある。
裏面不純物濃度の不足対策として第1層のバナジウムの
上に、金アンチモン(AuSb)の如く金と第V族の合
金を被着し、その上にニッケル層を、さらにその上に金
層を被着させ、半導体チップの裏面電極を形成する方法
もある。
【0006】図6はこのような構成を採用したトランジ
スタの断面図である。n型のシリコン基板111はコレ
クタを構成しており、この表面領域にベース112、エ
ミッタ113が形成されている。前記シリコン基板11
1の表面は絶縁膜114で覆われているが、ベース11
2、エミッタ113の電極取出部で絶縁膜114は開口
され、夫々ベース電極115、エミッタ電極116が形
成されている。
スタの断面図である。n型のシリコン基板111はコレ
クタを構成しており、この表面領域にベース112、エ
ミッタ113が形成されている。前記シリコン基板11
1の表面は絶縁膜114で覆われているが、ベース11
2、エミッタ113の電極取出部で絶縁膜114は開口
され、夫々ベース電極115、エミッタ電極116が形
成されている。
【0007】一方シリコン基板111の裏面には、まず
第1層としてバナジウム(V)層117が膜厚10〜2
00nmで形成されている。さらに第2層として金アン
チモン(AuSb)の合金層118(Sbの含有量は1
0〜50%)が20〜200nmの膜厚で形成されてい
る。さらに第3層としてニッケル(Ni)層119が1
00〜1000nmの膜厚で形成され、さらにその上に
第4層として金(Au)層120が50〜300nmの
膜厚で形成されている。
第1層としてバナジウム(V)層117が膜厚10〜2
00nmで形成されている。さらに第2層として金アン
チモン(AuSb)の合金層118(Sbの含有量は1
0〜50%)が20〜200nmの膜厚で形成されてい
る。さらに第3層としてニッケル(Ni)層119が1
00〜1000nmの膜厚で形成され、さらにその上に
第4層として金(Au)層120が50〜300nmの
膜厚で形成されている。
【0008】この方法では第2層の金アンチモン合金の
アンチモンをバナジウム層を介してシリコン基板中に熱
拡散させ、裏面不純物濃度を局部的に補うものである。
しかしながらこの方法では第1層のバナジウムがバリア
となり、アンチモンがn型基板に拡散されない場合があ
るため、バナジウムの膜厚を薄くする必要があり、管理
が煩雑であった。またバナジウムの膜厚が薄くなると接
合強度が低くなるという欠点もあった。
アンチモンをバナジウム層を介してシリコン基板中に熱
拡散させ、裏面不純物濃度を局部的に補うものである。
しかしながらこの方法では第1層のバナジウムがバリア
となり、アンチモンがn型基板に拡散されない場合があ
るため、バナジウムの膜厚を薄くする必要があり、管理
が煩雑であった。またバナジウムの膜厚が薄くなると接
合強度が低くなるという欠点もあった。
【0009】一方半導体基板がp型の場合は、不純物濃
度が通常5×1019atoms/cm3 程度とn型に比べ一桁以
上濃度が高く、バナジウムとの接触電位差の影響は無視
でき、かかる不具合は発生しない。
度が通常5×1019atoms/cm3 程度とn型に比べ一桁以
上濃度が高く、バナジウムとの接触電位差の影響は無視
でき、かかる不具合は発生しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにn型シリ
コン基板を用いた半導体チップの裏面処理が、接合層と
してバナジウムを用いたものでは、半導体チップの裏面
における接触抵抗が大きくなる場合があった。
コン基板を用いた半導体チップの裏面処理が、接合層と
してバナジウムを用いたものでは、半導体チップの裏面
における接触抵抗が大きくなる場合があった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、接合強度が強くかつ接触抵抗が低い裏面電極を有す
る半導体チップと、これを用いた半導体装置の製造方法
を提供しようとするものである。
で、接合強度が強くかつ接触抵抗が低い裏面電極を有す
る半導体チップと、これを用いた半導体装置の製造方法
を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の半導体チップでは、n型のシリコン基板と、
このシリコン基板の1主面に形成されたバナジウムと第
V族金属とからなる合金層と、この合金層の上に形成さ
れたニッケル層と、このニッケル層の上に形成された金
層とを有することを特徴としている。
に本発明の半導体チップでは、n型のシリコン基板と、
このシリコン基板の1主面に形成されたバナジウムと第
V族金属とからなる合金層と、この合金層の上に形成さ
れたニッケル層と、このニッケル層の上に形成された金
層とを有することを特徴としている。
【0013】前記ニッケル層と、前記金層との間に、さ
らにろう材として金ゲルマニウム合金層を具備させても
よい。また前記第V族の金属としてはアンチモンが望ま
しく、他にヒ素、燐等も使用できる。
らにろう材として金ゲルマニウム合金層を具備させても
よい。また前記第V族の金属としてはアンチモンが望ま
しく、他にヒ素、燐等も使用できる。
【0014】また本発明の半導体装置の製造方法は、n
型のシリコン基板と、このシリコン基板の1主面に形成
されたバナジウムと第V族金属とからなる合金層と、こ
の合金層の上に形成されたニッケル層と、このニッケル
層の上に形成された金層とからなる積層電極を具備する
半導体チップを形成する工程と、前記半導体チップの積
層電極をろう材を介して外囲器部品のダイパッドに加熱
融着させる工程とを具備することを特徴としている。
型のシリコン基板と、このシリコン基板の1主面に形成
されたバナジウムと第V族金属とからなる合金層と、こ
の合金層の上に形成されたニッケル層と、このニッケル
層の上に形成された金層とからなる積層電極を具備する
半導体チップを形成する工程と、前記半導体チップの積
層電極をろう材を介して外囲器部品のダイパッドに加熱
融着させる工程とを具備することを特徴としている。
【0015】また本発明の他の半導体装置の製造方法
は、n型のシリコン基板と、このシリコン基板の1主面
に形成されたバナジウムと第V族金属とからなる合金層
と、この合金層の上に形成されたニッケル層と、このニ
ッケル層の上に形成された金ゲルマニウム合金層と、こ
の金ゲルマニウム合金層の上に形成された金層とからな
る積層電極とを具備する半導体チップを形成する工程
と、前記半導体チップの積層電極を外囲器部品のダイパ
ッドに加熱融着させる工程とを具備することを特徴とし
ている。
は、n型のシリコン基板と、このシリコン基板の1主面
に形成されたバナジウムと第V族金属とからなる合金層
と、この合金層の上に形成されたニッケル層と、このニ
ッケル層の上に形成された金ゲルマニウム合金層と、こ
の金ゲルマニウム合金層の上に形成された金層とからな
る積層電極とを具備する半導体チップを形成する工程
と、前記半導体チップの積層電極を外囲器部品のダイパ
ッドに加熱融着させる工程とを具備することを特徴とし
ている。
【0016】
【作用】本発明ではシリコン基板裏面の第1層に設けら
れるシリコンと接合力の強いバナジウムの金属層に、ア
ンチモン等の第V族の原子を加えた合金層を使用してい
るので、ダイマウント時の加熱で前記アンチモン等がシ
リコン基板中に拡散し、シリコン基板裏面での不純物濃
度が1×1019atoms/cm3 以上となり、接触抵抗を下げ
ることができる。シリコン基板と直接接するバナジウム
の金属層にアンチモン等を含有させているので、アンチ
モン等を容易にシリコン基板中に拡散させることができ
る。
れるシリコンと接合力の強いバナジウムの金属層に、ア
ンチモン等の第V族の原子を加えた合金層を使用してい
るので、ダイマウント時の加熱で前記アンチモン等がシ
リコン基板中に拡散し、シリコン基板裏面での不純物濃
度が1×1019atoms/cm3 以上となり、接触抵抗を下げ
ることができる。シリコン基板と直接接するバナジウム
の金属層にアンチモン等を含有させているので、アンチ
モン等を容易にシリコン基板中に拡散させることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1には本発明の第1の実施例に係るnpnトラン
ジスタチップの断面図が示されている。n型のシリコン
基板11はコレクタを構成しており、この表面領域にベ
ース12、エミッタ13が形成されている。前記シリコ
ン基板11の表面は絶縁膜14で覆われているが、ベー
ス12、エミッタ13の電極取出部で絶縁膜14は開口
され、それぞれベース電極15、エミッタ電極16が形
成されている。
る。図1には本発明の第1の実施例に係るnpnトラン
ジスタチップの断面図が示されている。n型のシリコン
基板11はコレクタを構成しており、この表面領域にベ
ース12、エミッタ13が形成されている。前記シリコ
ン基板11の表面は絶縁膜14で覆われているが、ベー
ス12、エミッタ13の電極取出部で絶縁膜14は開口
され、それぞれベース電極15、エミッタ電極16が形
成されている。
【0018】一方シリコン基板11の裏面には、まず第
1層としてバナジウム(V)と第5族の金属であるアン
チモン(Sb)との合金であるバナジウムアンチモン
(VSb)層17が10〜200nmスパッタリング等
の方法で形成されている。この場合アンチモンの含有量
は許容される接触抵抗の上限によって決まり、通常1〜
30重量%であり、望ましくは5〜20%である。アン
チモンの含有量が30%を越えると融点が高くなり、シ
リコン中への拡散が起こりにくくなる。またバナジウム
アンチモン層17の膜厚は10μm以下ではアンチモン
の添加効果が少なく、200μm以上ではバナジウムア
ンチモン層17の直列抵抗が大きくなりすぎる。膜厚は
50〜100nmにするのが望ましい。
1層としてバナジウム(V)と第5族の金属であるアン
チモン(Sb)との合金であるバナジウムアンチモン
(VSb)層17が10〜200nmスパッタリング等
の方法で形成されている。この場合アンチモンの含有量
は許容される接触抵抗の上限によって決まり、通常1〜
30重量%であり、望ましくは5〜20%である。アン
チモンの含有量が30%を越えると融点が高くなり、シ
リコン中への拡散が起こりにくくなる。またバナジウム
アンチモン層17の膜厚は10μm以下ではアンチモン
の添加効果が少なく、200μm以上ではバナジウムア
ンチモン層17の直列抵抗が大きくなりすぎる。膜厚は
50〜100nmにするのが望ましい。
【0019】さらに第2層としてニッケル(Ni)層1
8が100〜1000nmの膜厚で蒸着されている。さ
らに第3層として金(Au)層19が50〜300nm
の膜厚で蒸着されている。
8が100〜1000nmの膜厚で蒸着されている。さ
らに第3層として金(Au)層19が50〜300nm
の膜厚で蒸着されている。
【0020】このように構成されたトランジスタチップ
は、特性検査後、個々のチップに切り離されリードフレ
ームやメタルパッケージ、回路基板等の外囲器部品のダ
イパッドに半田付け法でマウントされる。例えば400
℃の還元雰囲気中でダイパッドの上で溶融中の高温半田
(Pb,Sn.Cu,Pの合金で融点310℃)の上に
前記トランジスタチップをマウントし、約4〜5秒後に
冷却ゾーンに移載することによりマウントが行われる。
この間予熱、除冷工程を含めて350℃以上の温度にお
ける滞留時間は約7〜8秒である。
は、特性検査後、個々のチップに切り離されリードフレ
ームやメタルパッケージ、回路基板等の外囲器部品のダ
イパッドに半田付け法でマウントされる。例えば400
℃の還元雰囲気中でダイパッドの上で溶融中の高温半田
(Pb,Sn.Cu,Pの合金で融点310℃)の上に
前記トランジスタチップをマウントし、約4〜5秒後に
冷却ゾーンに移載することによりマウントが行われる。
この間予熱、除冷工程を含めて350℃以上の温度にお
ける滞留時間は約7〜8秒である。
【0021】図2はこのマウント直前の状態を断面的に
表した模式図で、半導体チップ30の下面には、前述の
工程で作製された積層体の裏面電極31(図1の番号1
7、18、19に相当)が形成されている。図示しない
加熱ステージの上に載置された外囲器部品32のダイパ
ッド33の上には半田箔34が載置され、加熱ステージ
からの熱で溶融状態になっている。この半田箔34の上
に半導体チップ30の裏面電極31が位置合わせされて
圧着される。その後冷却ゾーンに移載されることにより
半田マウントが完了する。
表した模式図で、半導体チップ30の下面には、前述の
工程で作製された積層体の裏面電極31(図1の番号1
7、18、19に相当)が形成されている。図示しない
加熱ステージの上に載置された外囲器部品32のダイパ
ッド33の上には半田箔34が載置され、加熱ステージ
からの熱で溶融状態になっている。この半田箔34の上
に半導体チップ30の裏面電極31が位置合わせされて
圧着される。その後冷却ゾーンに移載されることにより
半田マウントが完了する。
【0022】上記のマウント工程での加熱で、バナジウ
ムアンチモン層17のアンチモンがシリコン基板11の
裏面に拡散される。これによりシリコン基板11の裏面
の不純物濃度が1×1019atoms/cm3 以上となり、シリ
コン基板11とバナジウムアンチモン層17との接触抵
抗を低く抑えることができる。
ムアンチモン層17のアンチモンがシリコン基板11の
裏面に拡散される。これによりシリコン基板11の裏面
の不純物濃度が1×1019atoms/cm3 以上となり、シリ
コン基板11とバナジウムアンチモン層17との接触抵
抗を低く抑えることができる。
【0023】なお上記実施例では半田として高温半田を
使用したが、本発明は高温半田に限定されるものではな
く、作業温度が250℃以上の半田(通常融点+20℃
以上の温度が作業温度に選ばれる)であればよい。
使用したが、本発明は高温半田に限定されるものではな
く、作業温度が250℃以上の半田(通常融点+20℃
以上の温度が作業温度に選ばれる)であればよい。
【0024】次に本発明の効果を従来技術と比較して、
トランジスタのコレクタ−ベース間順方向降下電圧(V
CBF )で示す。図3は3種類のサンプルに対し、1Aの
電流を流した時の、VCBF の分布を示したグラフであ
る。(a)は裏面処理の第1層にバナジウム、第2層に
ニッケル、第3層に金を形成した従来技術による第1の
比較例であり、(b)は同じく第1層にバナジウム、第
2層に金アンチモン、第3層にニッケル、第4層に金を
形成した4層構造の第2の比較例である。(c)は本実
施例のサンプルであり、以上3種のサンプルを各10個
づつVCBF を測定し、それぞれをx印で表して度数分布
としている。本実施例のサンプルは上記の実施例におい
て、アンチモンの含有量20%、バナジウムアンチモン
層17の膜厚を75μm、400℃ 4〜5秒の半田マ
ウント(350℃以上の温度における滞留時間は7〜8
秒)を行ったものである。この図から明かなように、比
較例に比べて本実施例の方法はVCBF で0.1〜0.4
V低くなり、加えてばらつきも少なくなっている。
トランジスタのコレクタ−ベース間順方向降下電圧(V
CBF )で示す。図3は3種類のサンプルに対し、1Aの
電流を流した時の、VCBF の分布を示したグラフであ
る。(a)は裏面処理の第1層にバナジウム、第2層に
ニッケル、第3層に金を形成した従来技術による第1の
比較例であり、(b)は同じく第1層にバナジウム、第
2層に金アンチモン、第3層にニッケル、第4層に金を
形成した4層構造の第2の比較例である。(c)は本実
施例のサンプルであり、以上3種のサンプルを各10個
づつVCBF を測定し、それぞれをx印で表して度数分布
としている。本実施例のサンプルは上記の実施例におい
て、アンチモンの含有量20%、バナジウムアンチモン
層17の膜厚を75μm、400℃ 4〜5秒の半田マ
ウント(350℃以上の温度における滞留時間は7〜8
秒)を行ったものである。この図から明かなように、比
較例に比べて本実施例の方法はVCBF で0.1〜0.4
V低くなり、加えてばらつきも少なくなっている。
【0025】次に本発明の第2の実施例を説明する。図
4には本発明の第2の実施例に係るnpnトランジスタ
チップの断面図が示されている。図1と同一部分には同
一番号を付して説明を省略する。シリコン基板11の裏
面には、まず第1層としてバナジウム(V)と第5族の
金属であるアンチモン(Sb)との合金であるバナジウ
ムアンチモン(VSb)層17が10〜200nmスパ
ッタリング等の方法で形成されている。さらに第2層と
してニッケル(Ni)層18が100〜1000nmの
膜厚で蒸着されている。さらにこの上に金ゲルマニウム
(AuGe)合金層20(Ge含有量5〜20%)がろ
う材として1〜2μm蒸着されている。さらにその上に
第4層として金(Au)層21が前記金ゲルマニウム層
20の酸化防止膜として約100nmの膜厚で蒸着され
ている。
4には本発明の第2の実施例に係るnpnトランジスタ
チップの断面図が示されている。図1と同一部分には同
一番号を付して説明を省略する。シリコン基板11の裏
面には、まず第1層としてバナジウム(V)と第5族の
金属であるアンチモン(Sb)との合金であるバナジウ
ムアンチモン(VSb)層17が10〜200nmスパ
ッタリング等の方法で形成されている。さらに第2層と
してニッケル(Ni)層18が100〜1000nmの
膜厚で蒸着されている。さらにこの上に金ゲルマニウム
(AuGe)合金層20(Ge含有量5〜20%)がろ
う材として1〜2μm蒸着されている。さらにその上に
第4層として金(Au)層21が前記金ゲルマニウム層
20の酸化防止膜として約100nmの膜厚で蒸着され
ている。
【0026】このように構成されたトランジスタチップ
は、特性検査後個々のチップに切断された後に、外囲器
部品のダイパッドにろう付け法でマウントされる。例え
ば380℃の還元雰囲気中で金めっきされたダイパッド
の上に前記トランジスタチップをマウントし、約1秒ス
クラブ後に低温ゾーンに移載することによりマウントが
行われる。このとき予熱、除冷工程を含めて350℃以
上の温度における滞留時間は約5〜6秒である。
は、特性検査後個々のチップに切断された後に、外囲器
部品のダイパッドにろう付け法でマウントされる。例え
ば380℃の還元雰囲気中で金めっきされたダイパッド
の上に前記トランジスタチップをマウントし、約1秒ス
クラブ後に低温ゾーンに移載することによりマウントが
行われる。このとき予熱、除冷工程を含めて350℃以
上の温度における滞留時間は約5〜6秒である。
【0027】図5はこのマウント直前の状態を断面的に
表した模式図で、半導体チップ40の下面には、前述の
工程で作製された積層体の裏面電極41(図4の番号1
7、18、20、21に相当)が形成されている。図示
しない加熱ステージの上に載置された外囲器部品42の
ダイパッド43は金めっきされており、このダイパッド
43の上に半導体チップ40の裏面電極41が位置合わ
せされて圧着揺動(スクラブ)される。このとき裏面電
極41に含まれる前述の金ゲルマニウム(図3の番号2
0)がダイパッド43の金めっきと融合しろう付けされ
る。その後冷却ゾーンに移載されることによりろう付け
マウントが完了する。
表した模式図で、半導体チップ40の下面には、前述の
工程で作製された積層体の裏面電極41(図4の番号1
7、18、20、21に相当)が形成されている。図示
しない加熱ステージの上に載置された外囲器部品42の
ダイパッド43は金めっきされており、このダイパッド
43の上に半導体チップ40の裏面電極41が位置合わ
せされて圧着揺動(スクラブ)される。このとき裏面電
極41に含まれる前述の金ゲルマニウム(図3の番号2
0)がダイパッド43の金めっきと融合しろう付けされ
る。その後冷却ゾーンに移載されることによりろう付け
マウントが完了する。
【0028】上記のマウント工程の加熱で、バナジウム
アンチモン層17のアンチモンがシリコン基板11の裏
面に拡散される。これによりシリコン基板11の裏面の
不純物濃度が1×1019atoms/cm3 以上となり、シリコ
ン基板11とバナジウムアンチモン層17との接触抵抗
を低く抑えることができる。
アンチモン層17のアンチモンがシリコン基板11の裏
面に拡散される。これによりシリコン基板11の裏面の
不純物濃度が1×1019atoms/cm3 以上となり、シリコ
ン基板11とバナジウムアンチモン層17との接触抵抗
を低く抑えることができる。
【0029】以上本発明を実施例に基づき説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の
主旨を逸脱しない範囲で種々の変形を採り得ることはい
うまでもない。例えば第V族の金属として上記実施例で
述べたアンチモンの他に、ヒ素(As)や燐(P)等を
使用することもできる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の
主旨を逸脱しない範囲で種々の変形を採り得ることはい
うまでもない。例えば第V族の金属として上記実施例で
述べたアンチモンの他に、ヒ素(As)や燐(P)等を
使用することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体チ
ップの裏面電極はn型シリコン基板に対しバナジウムと
第V族の金属の合金を第1層として形成しているので、
形成後の加熱工程(ダイマウント工程)で第V族の金属
がn型シリコン基板中に拡散し、その接触界面の接触抵
抗を下げる。またバナジウムとシリコン基板は強固な接
着面を形成するので、機械的な強度が強く電気的にも接
触抵抗(コレクタ直列抵抗)の小さい半導体装置を得る
ことができる。
ップの裏面電極はn型シリコン基板に対しバナジウムと
第V族の金属の合金を第1層として形成しているので、
形成後の加熱工程(ダイマウント工程)で第V族の金属
がn型シリコン基板中に拡散し、その接触界面の接触抵
抗を下げる。またバナジウムとシリコン基板は強固な接
着面を形成するので、機械的な強度が強く電気的にも接
触抵抗(コレクタ直列抵抗)の小さい半導体装置を得る
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体チップの断
面図。
面図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る半導体チップのマ
ウント工程を断面的に表した模式図。
ウント工程を断面的に表した模式図。
【図3】本発明の第1の実施例に係る半導体装置のVCB
F(at 1A)分布を従来技術と比較したグラフで、(a)は
第1の比較例の分布、(b)は第2の比較例の分布、
(c)は第1の実施例の分布をそれぞれ表す。
F(at 1A)分布を従来技術と比較したグラフで、(a)は
第1の比較例の分布、(b)は第2の比較例の分布、
(c)は第1の実施例の分布をそれぞれ表す。
【図4】本発明の第2の実施例に係る半導体チップの断
面図。
面図。
【図5】本発明の第2の実施例に係る半導体チップのマ
ウント工程を断面的に表した模式図。
ウント工程を断面的に表した模式図。
【図6】従来技術の半導体チップの断面図。
【符号の説明】 11…シリコン基板(コレクタ)、12…ベース、13
…エミッタ、14…絶縁膜、15…ベース電極、16…
エミッタ電極、17…バナジウムアンチモン層、18…
ニッケル層、19…金層
…エミッタ、14…絶縁膜、15…ベース電極、16…
エミッタ電極、17…バナジウムアンチモン層、18…
ニッケル層、19…金層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/41 H01L 29/44 B
Claims (5)
- 【請求項1】 n型のシリコン基板と、 このシリコン基板の1主面に形成されたバナジウムと第
V族金属とからなる合金層と、 この合金層の上に形成されたニッケル層と、 このニッケル層の上に形成された金層と、を具備するこ
とを特徴とする半導体チップ。 - 【請求項2】 前記ニッケル層と、前記金層との間に、
さらに金ゲルマニウム合金層を具備することを特徴とす
る請求項1記載の半導体チップ。 - 【請求項3】 前記第V族金属がアンチモンであること
を特徴とする請求項1または2記載の半導体チップ。 - 【請求項4】 n型のシリコン基板と、このシリコン基
板の1主面に形成されたバナジウムと第V族金属とから
なる合金層と、この合金層の上に形成されたニッケル層
と、このニッケル層の上に形成された金層とからなる積
層電極とを具備する半導体チップを形成する工程と、 前記半導体チップの前記積層電極をろう材を介して外囲
器部品のダイパッドに加熱融着させる工程と、を具備す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 n型のシリコン基板と、このシリコン基
板の1主面に形成されたバナジウムと第V族金属とから
なる合金層と、この合金層の上に形成されたニッケル層
と、このニッケル層の上に形成された金ゲルマニウム合
金層と、この金ゲルマニウム合金層の上に形成された金
層とからなる積層電極を具備する半導体チップを形成す
る工程と、 前記半導体チップの前記積層電極を外囲器部品のダイパ
ッドに加熱融着させる工程と、を具備することを特徴と
する半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19401194A JPH0864799A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 半導体チップおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19401194A JPH0864799A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 半導体チップおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0864799A true JPH0864799A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16317481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19401194A Pending JPH0864799A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 半導体チップおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0864799A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003179000A (ja) * | 2001-12-12 | 2003-06-27 | Sony Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2015204301A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
| CN111354784A (zh) * | 2018-12-21 | 2020-06-30 | 瑞萨电子株式会社 | 半导体器件及其制造方法 |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP19401194A patent/JPH0864799A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003179000A (ja) * | 2001-12-12 | 2003-06-27 | Sony Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2015204301A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
| CN111354784A (zh) * | 2018-12-21 | 2020-06-30 | 瑞萨电子株式会社 | 半导体器件及其制造方法 |
| JP2020102547A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
| US11217670B2 (en) * | 2018-12-21 | 2022-01-04 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device having a back electrode including Au-Sb alloy layer and method of manufacturing the same |
| CN111354784B (zh) * | 2018-12-21 | 2024-12-31 | 瑞萨电子株式会社 | 半导体器件及其制造方法 |
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