JPH0865164A - D/aコンバータ - Google Patents

D/aコンバータ

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JPH0865164A
JPH0865164A JP19506794A JP19506794A JPH0865164A JP H0865164 A JPH0865164 A JP H0865164A JP 19506794 A JP19506794 A JP 19506794A JP 19506794 A JP19506794 A JP 19506794A JP H0865164 A JPH0865164 A JP H0865164A
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JP
Japan
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capacitor
potential
voltage
switch
converter
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JP19506794A
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Hiroyuki Isogai
博之 磯貝
Hiromi Enomoto
弘美 榎本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多階調表示のTFT液晶パネル用データドライ
バに用いて好適なキャパシタ・アレイ型のD/Aコンバ
ータを提供すること。 【構成】基準容量に対してそれぞれ20倍、21倍、…
…、2n-1倍の容量を持つ第1〜第nまでのn個のキャ
パシタの一端を共通に接続し、それぞれの他端を第1〜
第nまでの相補スイッチを介して第1の電位及び第2の
電位に接続するとともに、前記n個のキャパシタの一端
を第n+1のスイッチを介して基準容量の第n+1のキ
ャパシタと第n+2のスイッチの一端に接続し、かつ、
該第n+1のキャパシタの他端を前記第1の電位又は第
2の電位に接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、D/A(ディジタル/
アナログ)コンバータに関し、特に、多階調表示のTF
T(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)液晶パ
ネル用データドライバに用いて好適なキャパシタ・アレ
イ型のD/Aコンバータに関する。TFT液晶パネルに
代表されるフラットパネル・ディスプレイは薄型軽量、
省電力である特徴からワープロや可搬型のパソコン等の
表示装置に多用されているが、CRT型ディスプレイに
比べてコストが高い欠点があり、特に、64階調を越え
る多階調のものは、その価格が普及の妨げになってい
る。
【0002】
【従来の技術】図10はTFT液晶パネルの構造図であ
る。TFT液晶パネルは、多数本のデータ・バスライン
1及びスキャン・バスライン2を交差状に配列するとと
もに、各交差点にTFT3及び画素電極4を形成したT
FT基板5と、全面に一様の共通電極(図示略)を形成
し、前記TFT基板5に対向して配置された対向基板6
とを有し、これら2枚の基板5、6間に液晶を挟み込ん
で構成する。
【0003】スキャン・バスライン2を線順次に選択し
て所定のオン電圧を印加すると、選択されたスキャン・
バスライン2につながる1行分のTFT3がすべてオン
し、このオン状態のTFT3を介してその時点のデータ
・バスライン1上の電圧(表示電圧)が画素電極4に書
き込まれ、画素電極4と共通電極間の液晶の透過率が変
化して、書込み電圧(画素電極4と共通電極間の電位
差)に応じた表示階調が得られる。
【0004】ここで、N階調を実現する最も基本的な手
法は、N種類の基準電圧を用意し、表示データの階調に
応じてその中の1つを選択するというものである。しか
しながら、この手法では、階調数に比例して基準電圧発
生回路が大規模化するので、8ないしは16階調程度ま
でが限界である。図11は、16階調を越える従来の多
階調手法の原理図である。この従来例では、階段状の基
準電圧を利用して32階調表示を実現している。
【0005】7は表示データを格納するデータメモリ、
8は表示データをデコードするデコーダ、9はデコーダ
8のデコード結果に従って8種類の基準電圧V0〜V7
1つを選択するとともに、その選択された基準電圧の階
段の1つを選択するアナログスイッチ部である。なお、
ここでは、説明の簡略化のために、表示データの1画素
分(5ビット)だけを示してある。
【0006】8種類の基準電圧V0〜V7は、図12
(a)に示すように、それぞれ4段の階段を有する階段
状電圧である。このような構成において、表示データの
上位3ビットで基準電圧V0〜V7の1つを選択し、さら
に、選択された基準電圧の階段の1つを下位2ビットで
選択する。信号AP及びBPは階段の選択タイミング信
号である。この信号AP及びBPの立ち上がりタイミン
グと立ち下がりタイミングは、図12(b)に示すよう
に、4つの階段のそれぞれに一致しており、表示データ
の下位2ビットの組み合わせに応じていずれか1つのタ
イミングを指定する。
【0007】これによれば、基準電圧の種類に階段の段
数を乗じた数の階調、すなわち8種類×4段=32階調
を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
階段状の基準電圧を利用した手法で、たとえば、64階
調を実現しようとすると、階段を2倍の8段にするか、
又は、基準電圧を2倍の16種類にする必要があるが、
前者はタイミング的に無理(1水平期間の限られた時間
内では4段が限界)であり、また、後者は基準電圧発生
回路の規模増大を招くから、必然的に価格アップが避け
られないという問題点がある。
【0009】
【目的】そこで、本発明は、多階調表示のTFT液晶パ
ネル用データドライバに用いて好適なキャパシタ・アレ
イ型のD/Aコンバータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のD/Aコンバー
タは、基準容量に対してそれぞれ20倍、21倍、……、
n-1倍の容量を持つ第1〜第nまでのn個のキャパシ
タの一端を共通に接続し、それぞれの他端を第1〜第n
までの相補スイッチを介して第1の電位及び第2の電位
に接続するとともに、前記n個のキャパシタの一端を第
n+1のスイッチを介して基準容量の第n+1のキャパ
シタと第n+2のスイッチの一端に接続し、かつ、該第
n+1のキャパシタの他端を前記第1の電位又は第2の
電位に接続したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の液晶パネルのデータドライ
バは、画素単位の表示データの上位ビットに従って、階
段状の電圧波形を有する複数の基準電圧のうちの隣接す
る2つの基準電圧を選択する基準電圧選択手段と、該2
つの基準電圧を第1の電位と第2の電位とする請求項1
記載のD/Aコンバータと、該D/Aコンバータの第n
+1のスイッチをオンにした状態で、前記表示データの
中位ビットに従って、該D/Aコンバータのn個の相補
スイッチをオン/オフするオン/オフ手段と、該D/A
コンバータの第n+1のスイッチをオフにした状態で、
前記表示データの下位ビットに従って、前記第1の電位
又は第2の電位の階段電圧の1つを選択する階段電圧選
択手段とを備え、前記階段電圧選択手段によって選択さ
れた電圧を液晶パネルへの書込み電圧とすることを特徴
とする。
【0012】又は、基準電圧を一定電位にし、D/Aコ
ンバータの第n+1のキャパシタの他端の電位を所定の
階段電圧に応じて変化させるようにしたことを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明のD/Aコンバータでは、第n+1のス
イッチをオフにすると、相補スイッチのオン/オフの組
み合わせに応じた電圧が第n+1のキャパシタに保持さ
れる。そして、その状態のまま、該キャパシタの他端側
の電位(第1の電位又は第2の電位)を変化させると、
該キャパシタの一端側の電圧(出力電圧)がその変化に
応答して増減変化する。
【0014】したがって、該キャパシタの他端側の電位
(第1の電位又は第2の電位)を微小操作することによ
り、キャパシタ数を増やすことなく、出力電圧の分解能
の向上を図ることができる。また、本発明の液晶パネル
のデータドライバでは、たとえば、256階調を得る場
合、1画素分8ビットの表示データの上位3ビットに従
って、9種類の基準電圧の隣り合う組み合わせ(全部で
「8組」)のうちの1組を選択し、次いで、同表示デー
タの中位3ビットに従って、相補スイッチのオン/オフ
を制御し(1組の基準電圧の電位差を「8分割」したう
ちの電圧の一つを選択し)、最後に、同表示データの下
位2ビットに従って、第1又は第2の電位の「4段」の
階段電圧の一つを選択することにより、8組×8分割×
4段=256階調が得られる。
【0015】したがって、基準電圧の段数を4段(32
階調と同じ)にできるばかりか、基準電圧の種類を9種
類(32階調に比べて高々1種類の増加)に抑えること
ができ、回路規模の大幅な増大を招くことなく、安価に
多階調化を図ることができる。又は、第n+1のキャパ
シタの他端の電圧を所定の階段電圧で変化させるように
すれば、基準電圧に階段電圧を重畳する必要がなくな
り、基準電圧源を簡素化できるから好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は請求項1記載の発明に係るD/Aコンバー
タの一実施例を示す図である。この図において、10は
nビットの入力データをアナログ電圧に変換するキャパ
シタ・アレイ型のD/Aコンバータである。なお、説明
の簡単化のために、n=3としているが、これに限定さ
れるものではない。
【0017】11〜14はそれぞれキャパシタであり、
キャパシタ11は第1のキャパシタに相当し、キャパシ
タ12は第2のキャパシタに相当し、キャパシタ13は
第3のキャパシタ(第nのキャパシタ)に相当し、キャ
パシタ14は第4のキャパシタ(第n+1のキャパシ
タ)に相当する。15〜17はそれぞれ第1〜第3(第
n)の相補スイッチであり、各相補スイッチ15〜17
は、一方がオンのときに他方がオフとなる一対のスイッ
チ(同一の符号にa、bを付けて識別する)を有してい
る。
【0018】18は第4のスイッチ(第n+1のスイッ
チ)、19は第5のスイッチ(第n+2のスイッチ)、
20はバッファ、21は出力スイッチである。ここで、
第1〜第4のキャパシタ11〜14の容量値は、第4の
キャパシタ14の容量値を1C(Cは任意の基準容量)
とすると、第1のキャパシタ11の容量値は1C、第2
のキャパシタ12の容量値は2C、第3のキャパシタ1
3の容量値は4Cである。すなわち、基準容量Cに対し
て、それぞれ20倍、21倍、2 2倍(2n-1倍)の容量値
を有している。
【0019】次に、各要素の接続関係を説明すると、第
1〜第3までの3個のキャパシタ11〜13の一端は共
通に接続され、これらのキャパシタ11〜13の各他端
は、それぞれ第1〜第3の相補スイッチ15〜17を介
して第1の電位Vref1と第2の電位Vref2に接続されて
いる。具体的には、第1のキャパシタ11の他端は、第
1の相補スイッチ15の一方のスイッチ15aを介して
第1の電位Vref1に接続されるとともに、他方のスイッ
チ15bを介して第2の電位Vref2に接続され、また、
第2のキャパシタ12の他端は、第2の相補スイッチ1
6の一方のスイッチ16aを介して第1の電位Vref1
接続されるとともに、他方のスイッチ16bを介して第
2の電位Vref2に接続され、さらに、第3のキャパシタ
13の他端は、第3の相補スイッチ17の一方のスイッ
チ17aを介して第1の電位Vre f1に接続されるととも
に、他方のスイッチ17bを介して第2の電位Vref2
接続されている。
【0020】前記3個のキャパシタ11〜13の一端
は、第4のスイッチ18を介して第4のキャパシタ14
と第5のスイッチ19の一端に接続され、これら第4の
キャパシタと第5のスイッチ19の他端は、第1の電位
ref1(又は第2の電位Vref2でもよい)に接続されて
いる。第4のキャパシタ14の一端側の電圧は、バッフ
ァ20及び出力スイッチ21を介し出力電圧VOUTと
して外部に取り出される。なお、OEはアウトプットイ
ネーブル信号であり、この信号OEがアクティブ(便宜
的にハイアクティブ)になったときに、第4のキャパシ
タ14の一端側の電圧がVOUTとして取り出される。
【0021】このような構成において、nビット(ここ
では3ビット)の入力データは、第1〜第3の相補スイ
ッチ15〜17のオン/オフに用いられる。具体的に
は、3ビットの入力データのうちの下位ビット(重み値
が20のビット)は第1の相補スイッチ15のオン/オ
フ用、同中位ビット(重み値が21のビット)は第2の
相補スイッチ16のオン/オフ用、同上位ビット(重み
値が22すなわち2n-1のビット)は第3の相補スイッチ
17のオン/オフ用である。
【0022】第1〜第3の相補スイッチ15〜17は、
符号a、bを付した一対のスイッチで構成されており、
入力データのビットの値が0であれば一方のスイッチが
オンし、1であれば他方のスイッチがオフするようにな
っている。ここでは、ビットの値が0のときに符号aを
付したスイッチがオンし、ビットの値が1のときに符号
bを付したスイッチがオンするものとする。
【0023】すなわち、入力データが[000(2)]の
とき(以下)には、スイッチ15a、16a及び17
aがオンし、[001(2)]のとき(以下)には、ス
イッチ15b、16a及び17aがオンし、[010
(2)]のとき(以下)には、スイッチ15a、16b
及び17aがオンし、[011(2)]のとき(以下)
には、スイッチ15b、16b及び17aがオンし、
[100(2)]のとき(以下)には、スイッチ15
a、16a及び17bがオンし、[101(2)]のとき
(以下)には、スイッチ15b、16a及び17bが
オンし、[110(2)]のとき(以下)には、スイッ
チ15a、16b及び17bがオンし、[111(2)
のとき(以下)には、スイッチ15b、16b及び1
7bがオンする。
【0024】これらスイッチのオンの組み合わせのそれ
ぞれについて、第1〜第3のキャパシタ11〜13の他
端側の電位を見てみると、[000(2)]では、第1
〜第3のキャパシタ11〜13に第1の電位Vref1が加
えられ、[001(2)]では、第2のキャパシタ12
及び第3のキャパシタ13に第1の電位Vref1が加えら
れるとともに、第1のキャパシタ11に第2の電位V
ref2が加えられ、[010(2)]では、第1のキャパ
シタ11及び第3のキャパシタ13に第1の電位Vref1
が加えられるとともに、第2のキャパシタ12に第2の
電位Vref2が加えられ、[011(2)]では、第3の
キャパシタ13に第1の電位Vref1が加えられるととも
に、第1のキャパシタ11及び第2のキャパシタ12に
第2の電位Vref2が加えられ、[100(2)]では、
第1のキャパシタ11及び第2のキャパシタ12に第1
の電位Vref1が加えられるとともに、第3のキャパシタ
13に第2の電位Vref2が加えられ、[101(2)
では、第2のキャパシタ12に第1の電位Vref1が加え
られるとともに、第1のキャパシタ11及び第3のキャ
パシタ13に第2の電位Vref2が加えられ、[110
(2)]では、第1のキャパシタ11に第1の電位Vref1
が加えられるとともに、第2のキャパシタ12及び第3
のキャパシタ13に第2の電位Vref2が加えられ、
[111(2)]では、第1〜第3のキャパシタ11〜1
3に第1の電位Vref1が加えられる。
【0025】いま、第1〜第3の相補スイッチ15〜1
7のスイッチ15a、16a及び17aをオン(すなわ
ち入力データを[000(2)])にし、かつ、第4のス
イッチ18と第5のスイッチをオンにすると、すべての
キャパシタ(第1〜第4のキャパシタ11〜14)の両
端がショートされ、保持電荷が0にリセットされる。こ
のリセット動作の後に入力データを、たとえば、上記
の[001(2)]にすると、第1のキャパシタ11の他
端に第2の電位Vref2が加えられるとともに、他のキャ
パシタ(第2、第3及び第4のキャパシタ12、13、
14)の他端に第1の電位Vref1が加えられる。その結
果、Vref2→第1のキャパシタ11→第4のキャパシタ
14→Vref1といった閉回路が形成される。このとき、
第4のキャパシタ14には、第2及び第3のキャパシタ
12、13が並列に接続されるが、その並列合成容量
は、第2、第3及び第4のキャパシタ12、13、14
の容量値の合計であるから、第2のキャパシタ12の容
量値2C+第3のキャパシタ13の容量値4C+第4の
キャパシタ14の容量値1C=7Cになる。すなわち、
入力データを[001(2)]にしたときには、Vref1
ref2の電位差(以下「ΔVref」)が第1のキャパシ
タ11の容量値1Cと上記の合成容量値7Cとに配分さ
れることになる。
【0026】ここで、直列接続されたキャパシタに蓄え
られる電荷Qは互いに等しいから、第1のキャパシタ1
1の両端電圧をV1、第4のキャパシタ14の両端電圧
をV2とすると、V1=Q/1C,V2=Q/7Cとな
り、ΔVref=V1+V2であるから、ΔVref=Q/1C
+Q/7Cとなる。したがって、のとき([001
(2)])の第4のキャパシタ14には、ΔVrefの1/8
が配分されることになる。
【0027】と同様に、他の〜の組み合わせも考
えてみると、([010(2)])のときには、ΔVref
=Q/2C+Q/6Cとなり、第4のキャパシタ14に
はΔVrefの2/8が配分されることになる。([0
11(2)])のときには、ΔVref=Q/3C+Q/5C
となり、第4のキャパシタ14にはΔVrefの3/8が
配分されることになる。([100(2)])のときに
は、ΔVref=Q/4C+Q/4Cとなり、第4のキャ
パシタ14にはΔVrefの4/8が配分されることにな
る。([101(2)])のときには、ΔVref=Q/5
C+Q/3Cとなり、第4のキャパシタ14にはΔV
refの5/8が配分されることになる。([11
(2)])のときには、ΔVref=Q/6C+Q/2Cと
なり、第4のキャパシタ14にはΔVrefの6/8が配
分されることになる。([111(2)])のときに
は、ΔVref=Q/7C+Q/1Cとなり、第4のキャ
パシタ14にはΔVrefの7/8が配分されることにな
る。
【0028】以上をまとめると、第4のキャパシタ14
の両端電圧は、次式(1)で表すことができる。 ([data]/2n)ΔVref ……(1) ただし、[data]:入力データの値(10進数表
現) n:入力データのビット数 ここで、本実施例のD/Aコンバータ10の構成上のポ
イントは、第1〜第3のキャパシタ11〜13の一端側
と、第4のキャパシタ14の一端側との間に第4のスイ
ッチ18を設けたことにある。
【0029】これによれば、入力データに応じた電圧を
第4のキャパシタ14に配分した後、第4のスイッチ1
8をオフにすると、第4のキャパシタ14の両端電圧
(上式(1)参照)をそのまま保持させることができ
る。そしてこの状態で、第4のキャパシタ14の他端側
の電位(第1の電位Vref1)を増減操作すると、接地電
位に対する第4のキャパシタ14の一端側の電圧が、次
式(2)に従って変化するから、 Vref1+([data]/2n)ΔVref ……(2) 適当なタイミングで信号OEをアクティブにして出力ス
イッチ21をオンにすれば、そのときの第4のキャパシ
タ14の一端側の電圧(上式(2)参照)を、出力電圧
VOUTとして取り出すことができる。
【0030】以上のように、本実施例のD/Aコンバー
タ10によれば、第1〜第3のキャパシタ11〜13の
一端側と、第4のキャパシタ14の一端側との間に第4
のスイッチ18を設けたので、この第4のスイッチ18
をオフにすることにより、第4のキャパシタ14の両端
電圧(入力データに応じた電圧)を保持させることがで
き、その両端電圧と第4のキャパシタ14の他端側の電
位(第1の電位Vref1)とを加算して出力電圧VOUT
とすることができる。
【0031】したがって、本実施例のD/Aコンバータ
10の分解能は、入力データの最下位ビット(LSB)
だけでなく、第1の電位Vref1によっても決まるから、
この第1の電位Vref1を、入力データの最下位ビットの
値よりも微小な幅で変化させることにより、入力ビット
数を増やすことなく(言い換えればキャパシタ・アレイ
の構造を複雑化することなく)、容易に分解能向上を図
ることができる。
【0032】図2〜図4は請求項2記載の発明に係る液
晶パネルのデータドライバの一実施例を示す図である。
図2において、30はTFTカラー液晶パネルのデータ
ドライバIC(以下「データドライバ」と略す)であ
る。データドライバ30は、1個あたり192本のデー
タ・バスラインを担当するが、カラー液晶パネルの1画
素はR(赤)、G(緑)及びB(青)の3ドットで構成
され、ドットごとにデータ・バスラインが敷設されるか
ら、この場合、1個のデータドライバ30あたり1スキ
ャンラインの64画素分を担当することになる。
【0033】データドライバ30は、シフトレジスタ部
31、第1メモリ部32、第2メモリ部33、デコーダ
部34及び書込み電圧生成部35で構成される。シフト
レジスタ部31は、水平走査期間に1回発生するデータ
取り込み開始信号SPDを画素クロックCLKDに同期
させて時間軸方向に順次にシフトし、第1画素から第6
4画素までのそれぞれのデータ取り込みタイミング信号
1〜S6 4を出力するものである。なお、SOUTはカスケ
ード接続された他のデータドライバ(65画素以降を担
当するデータドライバ)へのシフト出力である。
【0034】第1メモリ部32は、シフトレジスタ31
からの信号S1〜S64に応答して、第1画素から第64
画素までの表示データ(RDATA、GDATA、BDATA)を順
次に取り込むものである。各データは8ビット長のシリ
アルデータで、全部で8×192(ビット)の記憶容量
を有している。第2メモリ部33は、カスケード接続さ
れた最後の第1メモリ部32へのデータ取り込みが完了
した時点、すなわち1スキャンライン分のデータ取り込
みの完了時点(又はその後の適当な時点)で入力するロ
ードパルス信号LPに応答して、第1メモリ部32のデ
ータを一斉に取り込むものである。
【0035】デコーダ部34は、第2のメモリ部34の
データをドット単位にデコードするもので、そのデコー
ド動作は、8ビットの上位3ビットのデコード(以下
「上位デコード」)、中位3ビットのデコード(以下
「中位デコード」)及び下位2ビットのデコード(以下
「下位デコード」)の3通りである。上位デコードの結
果は基準電圧の選択に用いられ、中位デコードの結果は
D/A変換に用いられ、下位デコードの結果は階段電圧
の選択に用いられる。
【0036】書込み電圧生成部35は、前記実施例に記
載のD/A10コンバータを含むもので、デコーダ部3
4の各デコード結果に従って、ドット単位の表示データ
に応じた階調の書込み電圧を発生し、それらの書込み電
圧をスキャン・バスラインD 1〜D192を介して図示を略
した液晶パネルの画素電極(図10の符号4参照)に書
き込む。
【0037】なお、信号AP及びBPは階段電圧の選択
タイミングを指定する信号、V0〜V8は4段の階段電圧
を有する9種類の基準電圧である。図3は図2の1ドッ
ト(8ビット)分の部分構成図である。書込み電圧生成
部35は、デコーダ34の上位デコード部34aのデコ
ード結果に応じて、9種類の基準電圧V0〜V8の隣り合
う8組の組み合わせのうちの1組を選択し、選択した1
組の基準電圧の低い方を第1の電位Vref1、高い方を第
2の電位Vref2として出力する電源選択部35aと、デ
コーダ34の中位デコード部34b及び下位デコード部
34cの各デコード結果並びに電源選択部35aからの
第1及び第2の電位Vref1、Vref2に応じて、1ドット
分の表示データに対応する大きさの書込み電圧を生成す
る前記実施例に記載のD/Aコンバータ10とを含んで
構成される。
【0038】ここで、電源選択部35aは、デコーダ3
4の上位デコード部34aと共に、発明の要旨に記載さ
れた基準電圧選択手段としての機能を有し、デコーダ3
4の中位デコード部34bは、発明の要旨に記載された
オン/オフ手段としての機能を有し、デコーダ34の下
位デコード部34cは、発明の要旨に記載された階段電
圧選択手段としての機能を有している。
【0039】図4は、基準電圧V0〜V8の波形図、及び
書込み電圧の出力タイミング図である。基準電圧V0
8は、それぞれ4段階に変化する階段状電圧波形を有
しており、隣り合う2つの基準電圧の電位差は、1つの
階段の電位差をVstepとすると4×Sstep分に相当す
る。これら9種類の基準電圧V0〜V8の隣り合う8組の
うちの1組が上位デコードの結果に従って選択され、そ
の1組の基準電圧のうち低い方を第1の電位Vref1、高
い方を第2の電位Vref2として、D/Aコンバータ10
によるD/A変換動作(中位デコードの結果に応じた変
換動作)を行う。このD/A変換動作は、前記実施例に
おける第1〜第3の相補スイッチ15〜17のオン/オ
フ操作であり、図4(b)のD/A変換期間で行なわれ
る。
【0040】図4(b)において、D/A変換を行なっ
た後の第4のキャパシタ14の一端側の電圧は、前式
(2)に示すように、中位デコードの結果に応じて変化
するとともに、第1の電位Vref1の階段波形に追随して
変化する。そして、信号AP、BPの4つの立ち上がり
/立ち下がりタイミング(イ〜ニ)の1つが下位デコー
ドの結果で指定され、その指定されたタイミングで信号
OEがアクティブになり、そのときの階段電圧が出力電
圧VOUT(液晶パネルへの書込み電圧)として取り出
される。
【0041】タイミングの「イ」が指定(下位2ビット
→00)されれば、1段目の階段電圧(ベース電圧)が
書込み電圧として取り出され、「ロ」が指定(下位2ビ
ット→01)されれば、2段目の階段電圧が取り出さ
れ、「ハ」が指定(下位2ビット→10)されれば、3
段目の階段電圧が取り出され、「ニ」が指定(下位2ビ
ット→11)されれば、4段目の階段電圧が取り出され
る。
【0042】図5は、(a)D/Aコンバータ10の各
スイッチのオン/オフ動作タイミングチャート、(b)
表示データの上位3ビットに応じて選択された隣り合う
1組の基準電圧(第1の電位Vref1、第2の電位
ref2)波形図、及び、(c)D/Aコンバータ10の
第4のキャパシタ14の一端側の電圧波形図である。第
5のスイッチ20のオン期間では、第1〜第3の相補ス
イッチ15〜17の符号aを付したスイッチもすべてオ
ンになる。したがって、この期間では、第1〜第4のキ
ャパシタ11〜14がすべて両端ショートされるから、
これらのキャパシタ11〜14の電荷が0にリセットさ
れる。リセット期間を終えると、まず、第1〜第3の相
補スイッチ15〜17が入力データ(表示データの中位
3ビット)に応じてオンオフし、表示データの上位3ビ
ットに応じて選択された1組の基準電圧(Vref1、V
ref2)の間の電圧を選択する。選択対象の電圧は、前式
(2)より、「ΔVref×1/8」から「ΔVref×7/
8」までの7種類(正確にはVref1を入れて8種類)の
電圧であり、この8種類の電圧の一つが第4のキャパシ
タ14の電圧になる。次いで、Vref1の階段電圧の始ま
る手前で第4のスイッチ18がオフし、第4のキャパシ
タ14の電圧の保持期間が始まる。そして、この保持期
間において、Vref1の階段状の電位変化に追随して第4
のキャパシタ14の一端側の電圧が変化し、その階段電
圧の1つが表示データの下位2ビットに応じて選択さ
れ、液晶パネルへの書込み電圧として出力される。
【0043】したがって、本実施例のデータドライバ3
0によれば、表示データの上位3ビットのデコード結果
に基づいて9種類の基準電圧の隣り合う組み合わせ(全
部で8組)のうちの1組を選択し、その1組の基準電圧
間の電位差(ΔVref)を8分割して、その分割電圧を
元に表示データの中位3ビットをD/A変換し、かつ、
そのD/A変換結果を第1の電位Vref1の階段電圧で変
化させ、表示データの下位の2ビットのデコード結果で
階段電圧の1つを選択しているので、階段数を増やすこ
となく、しかも、基準電圧の数を高々1種類増やす程度
で、8組×8分割×4段=256階調を得ることができ
る。
【0044】図6、図7は請求項1記載の発明に係るD
/Aコンバータの他の実施例を示す図である。なお、上
記実施例(図1)と共通する構成要素には同一の符号を
付すとともにその説明を省略する。図6において、40
は第6のスイッチ、41は第5のキャパシタである。第
6のスイッチ40は、第4のキャパシタ14の他端側と
第1の電位Vref1との間に位置し、同他端側への同電位
の印加をオン/オフするものである。また、第5のキャ
パシタ41は、その一端側が第4のキャパシタ14の他
端側に接続され、他端側が所定の階段電圧VRにされて
おり、第4のキャパシタ14の他端側の電位を階段電圧
VRによって変化させるものである。
【0045】このように構成すると、第1の電位Vref1
及び第2の電位Vref2に階段電圧を使用する必要がなく
なる。したがって、すべての基準電圧V0〜V8を一定電
位にでき、基準電圧源を簡素化することができる。図7
は、本実施例に特有の部分だけを示すタイミングチャー
トである。なお、他の部分については、図5(a)及び
(c)を参照のこと。第6のスイッチ40のオン期間
は、リセット期間とD/A変換期間とを含む期間であ
り、このオン期間の終了時点における第4のキャパシタ
14の電圧は、表示データの上位3ビットと中位3ビッ
トに対応したものである。
【0046】第6のスイッチ40のオフ開始から若干遅
れて階段電圧VRが変化し始めると、この変化に追随し
て、第4のキャパシタ14の一端側の電圧が変化する。
この変化は、第1の電位Vref1と第2の電位Vref2に階
段電圧を用いた場合(すなわち図1の実施例)とまった
く同じである。したがって、図1の実施例と同様に、表
示データの下位2ビットに応じて出力スイッチ21をオ
ンにすれば、第4のキャパシタ14の一端側に現れる階
段電圧の1つを書込み電圧として取り出すことができ
る。
【0047】なお、図8及び図9は、本実施例のD/A
コンバータ10′を用いたデータドライバ30′の構成
図であり、それぞれ上記実施例の図2及び図3に対応す
るものである。上記実施例のデータドライバ30との相
違は、すべての基準電圧V0〜V8を一定電位にしている
点、及び、階段電圧VRを用いている点にある。
【0048】
【発明の効果】本発明のD/Aコンバータによれば、第
n+1のキャパシタの他端側の電位(第1の電位又は第
2の電位)を微小操作することにより、キャパシタ数を
増やすことなく、出力電圧の分解能の向上を図ることが
できる。本発明のD/Aコンバータを用いた液晶パネル
のデータドライバによれば、たとえば256階調を実現
する場合に、基準電圧の段数を4段(32階調と同じ)
にできるばかりか、基準電圧の種類を9種類(32階調
に比べて高々1種類の増加)に抑えることができ、回路
規模の大幅な増大を招くことなく、安価に多階調化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のD/Aコンバータの構成図である。
【図2】図1のD/Aコンバータを用いた液晶パネルの
データドライバのブロック図である。
【図3】図2の部分的な構成図である。
【図4】図1のD/Aコンバータを用いた液晶パネルの
データドライバのタイミングチャートである。
【図5】液晶パネルのデータドライバに適用した場合の
図1のD/Aコンバータのタイミングチャートである。
【図6】本発明のD/Aコンバータの他の構成図であ
る。
【図7】図6の要部のタイミングチャートである。
【図8】図6のD/Aコンバータを用いた液晶パネルの
データドライバのブロック図である。
【図9】図8の部分的な構成図である。
【図10】液晶パネルの構造図である。
【図11】液晶パネルのデータドライバの従来構成図で
ある。
【図12】図11のタイミングチャートである。
【符号の説明】
ref1:第1の電位 Vref2:第2の電位 V0〜V8:基準電圧 VOUT:出力電圧(書込み電圧) 11:第1のキャパシタ 12:第2のキャパシタ 13:第3のキャパシタ(第nのキャパシタ) 14:第4のキャパシタ(第n+1のキャパシタ) 15:第1の相補スイッチ 16:第2の相補スイッチ 17:第3の相補スイッチ(第nの相補スイッチ) 18:第4のスイッチ(第n+1のスイッチ) 19:第5のスイッチ(第n+2のスイッチ) 34a:上位デコード部(基準電圧選択手段) 34b:中位デコード部(オン/オフ手段) 34c:下位デコード部(階段電圧選択手段) 35a:電源選択部(基準電圧選択手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準容量に対してそれぞれ20倍、21倍、
    ……、2n-1倍の容量を持つ第1〜第nまでのn個のキ
    ャパシタの一端を共通に接続し、 それぞれの他端を第1〜第nまでの相補スイッチを介し
    て第1の電位及び第2の電位に接続するとともに、 前記n個のキャパシタの一端を第n+1のスイッチを介
    して基準容量の第n+1のキャパシタと第n+2のスイ
    ッチの一端に接続し、かつ、 該第n+1のキャパシタの他端を前記第1の電位又は第
    2の電位に接続したことを特徴とするD/Aコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】画素単位の表示データの上位ビットに従っ
    て、階段状の電圧波形を有する複数の基準電圧のうちの
    隣接する2つの基準電圧を選択する基準電圧選択手段
    と、 該2つの基準電圧を第1の電位と第2の電位とする請求
    項1記載のD/Aコンバータと、 該D/Aコンバータの第n+1のスイッチをオンにした
    状態で、前記表示データの中位ビットに従って、該D/
    Aコンバータのn個の相補スイッチをオン/オフするオ
    ン/オフ手段と、 該D/Aコンバータの第n+1のスイッチをオフにした
    状態で、前記表示データの下位ビットに従って、前記第
    1の電位又は第2の電位の階段電圧の1つを選択する階
    段電圧選択手段とを備え、 前記階段電圧選択手段によって選択された電圧を液晶パ
    ネルへの書込み電圧とすることを特徴とする液晶パネル
    のデータドライバ。
  3. 【請求項3】基準電圧を一定電位にし、D/Aコンバー
    タの第n+1のキャパシタの他端の電位を所定の階段電
    圧に応じて変化させるようにしたことを特徴とする請求
    項2記載の液晶パネルのデータドライバ。
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